JP3875505B2 - 撮像装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、撮像装置、特に内視鏡の挿入部先端部に内蔵される撮像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、内視鏡は、工業用又は医療用広く用いられている。上記工業用の内視鏡は、細長の挿入部をボイラ、エンジン、化学プラントなどの管内、或いは機械内に挿入し、対象物の観察及び検査などに用いられている。また、上記医療用の内視鏡は、細長の挿入部を体腔内に挿入することによって体腔内の患部等を観察したり、必要に応じて処置具を鉗子チャンネル内に挿通して治療処置を行うことができる。
このような内視鏡は、挿入部の先端側に対物光学系から取り込んだ被写体像を撮像するCCD等の固体撮像素子を有する撮像装置を内蔵した電子内視鏡がある。
【0003】
上記電子内視鏡に用いられる撮像装置は、例えば、特許第2665441号公報に記載されているように固体撮像素子の裏面に電子部品が実装された回路基板を設け、この回路基板に信号線と上記固体撮像素子から延出した外部リードとを接続しているものが提案されている。
このような撮像装置は、用いられる固体撮像素子の電気特性が温度依存するので、固体撮像素子が駆動する際に発生する熱を放熱する手段が必要である。
【0004】
上記撮像装置は、上記固体撮像素子、回路基板、信号線の先端部外周を金属製のシールド枠で覆い、このシールド枠の内部を熱伝導性の高い樹脂にて封止されると共に、上記シールド枠の外周に熱伝導性の良い薄肉の熱収縮チューブで被覆されて構成されている。上記撮像装置は、上記固体撮像素子で発生する熱を、この固体撮像素子の側面に近接したシールド枠、樹脂、熱収縮チューブで経由し、内視鏡の挿入部先端部の先端構成部材へ放熱している。そして、挿入部先端部の先端構成部材へ伝達された熱は、この挿入部先端部の先端構成部材から湾曲部の湾曲駒、可撓管部のブレード等を介して内視鏡手元側へ伝達され、内視鏡外へ放熱されるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記特許第2665441号公報に記載の撮像装置は、小型の固体撮像素子を用いた場合、この固体撮像素子側面の面積が減少して、この固体撮像素子で発生する熱を上記放熱構造で効率良く放熱することができなかった。
【0006】
本発明は、これらの事情に鑑みてなされたものであり、効率良く固体撮像素子を放熱させ、この固体撮像素子の電気特性を向上可能な小型の撮像装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明による撮像装置は、固体撮像素子と、周囲をチューブ部材に覆われた前記撮像素子を駆動するための基板部と、熱伝導性の材料で形成され、前記固体撮像素子の裏面側に対設された放熱部材と、熱伝導性の材料で形成され前記撮像素子を保持すると共に、前記チューブ部材内の前記撮像素子もしくは前記撮像素子に寄与する能動素子の近傍に前記放熱部材を保持する枠体とを有することを特徴とする。
また、本発明による撮像装置は、固体撮像素子と、周囲をチューブ部材に覆われた前記撮像素子を駆動するための基板部と、熱伝導性の材料で形成され、前記固体撮像素子の裏面側に対設された放熱部材と、熱伝導性の材料で形成された前記撮像素子を保持する枠体と、前記枠体に設けられ、前記基板部側に延出して前記チューブ部材内の前記撮像素子もしくは前記撮像素子に寄与する能動素子の近傍に前記放熱部材を保持する延出部とを有することを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態について説明する。
(第1の実施の形態)
図1ないし図10は本発明の第1の実施の形態に係わり、図1は本発明の第1の実施の形態の撮像装置を備えた内視鏡装置の全体構成を示す説明図、図2は図1の内視鏡の挿入部先端部を示す断面図、図3は本発明の第1の実施の形態の撮像装置を示す縦断面図、図4は図3の対物レンズユニットを示す断面拡大図、図5は図3の撮像装置のA矢視方向横断面図、図6は図3のC−C断面図、図7は図3の延出部及び放熱部材の外観斜視図、図8は図3のD−D断面図、図9は図3の撮像装置のB矢視方向横断面図、図10は図3のE矢視方向断面図である。
【0009】
図1に示すように本実施の形態を備えた内視鏡装置1は、撮像装置として後述のCCD等の固体撮像素子を有する電子内視鏡(単に内視鏡)2と、この内視鏡2へ照明光を供給する光源装置3と、前記内視鏡2の制御及び内視鏡2で得た画像信号に対して信号処理を行うビデオプロセッサ4と、このビデオプロセッサ4から出力される映像信号を受けて内視鏡画像を表示するモニタ5とで主に構成されている。
【0010】
前記内視鏡2は、細長な挿入部11及びこの挿入部11の基端側に操作部12を備え、この操作部12の側部より図示しない照明光伝達手段などを内挿したユニバーサルコード13を延出して構成されている。前記内視鏡2は、このユニバーサルコード13の端部に設けたライトガイドコネクタ13aを介して前記光源装置3と着脱自在に接続されるようになっており、このライトガイドコネクタ13aの側部より延出する信号ケーブル14の端部に設けた電気コネクタ14aを介して前記ビデオプロセッサ4と着脱自在に接続されるようになっている。尚、前記ビデオプロセッサ4は、図示しないVTRデッキ、ビデオプリンタ、ビデオディスク等の周辺機器が接続可能である。
【0011】
前記挿入部11は、先端に設けられた先端硬性部15と、この先端硬性部15の基端側に設けられ、複数の湾曲駒にて構成した湾曲自在の湾曲部16と、この湾曲部16の基端側に設けられた長尺で可撓性を有する可撓管部17とから構成されている。前記操作部12は、この後方側に図示しない湾曲操作レバーが設けられており、この湾曲操作レバーを回動操作することにより前記湾曲部16を湾曲することができるようになっている。また、前記操作部12は、この前端付近に生検鉗子やレーザープローブ等の処置具を挿入する処置具挿入口18が設けられており、処置具を挿入することで、その内部に配設された図示しない処置具挿通用チャンネルを経て処置具の先端側を突出させることができ、患部組織を採取する生検等を行うことができる。
【0012】
図2に示すように前記先端硬性部15には、先端部材21が設けられている。この先端部材21の挿入部後方側には、前記湾曲部16が配設されている。また、前記先端部材21の挿入部先端側には、電気絶縁性の先端カバー22が嵌合している。前記湾曲部16の外周には、弾性のある湾曲ゴム23を配設している。この湾曲ゴム23の挿入部先端側は伸縮性の少ない糸24で前記先端部材21に対して糸巻き固定し、更に、接着剤で固定することで、内視鏡挿入部の水密確保を行っている。
【0013】
前記先端部材21には、撮像装置25を配設する透孔26が形成されている。前記撮像装置25と前記透孔26との隙間には、熱伝導性の良い接着剤27が充填され前記撮像装置25を固定している。
また、前記先端部材21には、透孔28が形成されており、この透孔28には前記挿入部11内に挿通されているライトガイド29の先端側が固定され、このライトガイド29で伝達された前記光源装置3からの照明光を出射する照明光学系30が配設されている。
【0014】
前記光源装置3内に設けられている図示しないランプより供給された照明光は、ライトガイドコネクタ13a、ユニバーサルコード13及び内視鏡2の操作部12及び挿入部11内を挿通する前記ライトガイド29を介して先端硬質部15まで導かれ、伝送した照明光を先端面から照明光学系30を経て被写体を照明する。前記照明光で照明されて得られる被写体像は、前記先端硬質部15に設けた前記撮像装置25で撮像され電気信号に変換された後、この電気信号を前記ビデオプロセッサ4に伝達される。このビデオプロセッサ4は、伝達された電気信号からビデオ信号に信号処理した後、このビデオ信号を前記モニタ5に伝達して、モニタ画面上に観察画像を表示するようになっている。
【0015】
次に、前記内視鏡2に内蔵される前記撮像装置25の詳細構成を説明する。
図3に示すように前記撮像装置25は、複数のレンズ群31(31a〜31d)を対物レンズ枠32aの所定位置に配設した対物レンズユニット32と、この対物レンズユニット32で結像した光学像を光電変換するための固体撮像素子33を有する撮像素子ユニット34とで構成されている。対物レンズユニット32は、被写体像が前記固体撮像素子33の受光部33aに結像するように設定されている。
【0016】
前記撮像素子ユニット34は、前記固体撮像素子33と、ガラスリッド35と、カバーガラス36及び遮光マスク37を撮像素子枠38に一括保持されて構成される。
前記ガラスリッド35は、前記固体撮像素子33の受光部33a表面にガラスリッド35が張り合わせられる。そして、これら固体撮像素子33及びガラスリッド35は、このガラスリッド35の先端側に前記カバーガラス36を位置合わせた後、紫外線硬化型の接着剤等の封止樹脂35aで接着固定されるようになっている。前記カバーガラス36は、前記遮光マスク37が配設された状態で、前記撮像素子枠38に一括保持される。そして、前記撮像素子枠38は、この先端側に前記対物レンズ枠32aの基端側外周を嵌合するようになっている。
【0017】
前記対物レンズユニット32は、図4に示すように前記レンズ群31(31a〜31d)の他に、赤外線を吸収する平板の赤外線吸収フィルタ(赤外フィルタ)41、遮光マスク42、明るさ絞り43、前記レンズ群31のレンズ31bとレンズ31dとのレンズ面間を調整するスペーサ44a、44bが前記対物レンズ枠32aに収納されている。
【0018】
前記固体撮像素子33は、赤外光に対しても高い感度を有するため、内視鏡検査で不必要な赤外光を前記赤外フィルタ41によって吸収している。先端レンズ31aは挿入部先端硬性部15の外表面に露出するため傷などが付き易く、この部分が内視鏡検査の妨げとなることがある。このため、従来では、前記先端レンズ31aを交換する場合、傷の付いた先端レンズ31aを割り新しいレンズと交換していた。このとき、先端レンズ31aの破片が前記対物レンズユニット32の内部へ侵入する虞れがあるので、先端レンズ31aの裏面には光学的に無関係な平板のガラスを1枚多く設ける必要があった。本実施の形態では、前記対物レンズユニット32の光路長を短縮するために、前記先端レンズ31aの裏面に光学特性上必要な前記赤外フィルタ41を設け、レンズ枚数を減らす構成となっている。
【0019】
前記固体撮像素子33の後方側には、コンデンサ51a、51bやベアチップであるバッファIC( Integrated Circuit )52等の電気回路部品が実装される可撓性基板53が設けられている。前記可撓性基板53は、ポリイミド、ガラスエポキシ、ポリエステル等の有機素材のベースフィルムに電気パターンを両面に形成している。尚、前記バッファIC52は、フリップチップ接続方式にて前記可撓性基板53に固定されており、前記固体撮像素子33から得られた微弱の電気信号を増幅するものである。
【0020】
また、前記固体撮像素子33やバッファIC52は、能動素子であるので、駆動時に発熱する。従って、本実施の形態では、これら固体撮像素子33やバッファIC52のお互いの熱の影響を無くすため、熱容量の大きい前記コンデンサ51bを前記固体撮像素子33と前記バッファIC52との間に配置している。
【0021】
前記可撓性基板53は、この一端から延出したインナーリード54を前記固体撮像素子33の受光部33aと同一面上に設けた図示しない電極に電気的に接続されている。また、前記可撓性基板53は、信号線55を介して前記ビデオプロセッサ4に電気接続されている。このことにより、前記固体撮像素子33は、前記可撓性基板53を介して前記ビデオプロセッサ4に電気的に接続され、前記ビデオプロセッサ4からの駆動信号は前記固体撮像素子33へ伝達されると共に、前記固体撮像素子33からの電気信号は前記バッファIC52で増幅されて前記ビデオプロセッサ4へ伝達されるようになっている。尚、前記バッファIC52と前記可撓性基板53との接合部周辺には、この可撓性基板53との固定強度を向上させるため、図示しないアンダーフィル材が充填されている。
【0022】
前記固体撮像素子33及び前記信号線55の先端部周辺部は、熱伝導性の良い樹脂が塗布され、その外表面には熱収縮性チューブ56aが配設されている。前記熱収縮性チューブ56aは、前記撮像装置25の外形に大きく寄与するため、薄肉のものが使用されている。一般的に、薄肉の熱収縮性チューブ56aは、熱収縮率が悪く端部では前記撮像装置25の外側へ反りかえる傾向がある。このため、本実施の形態では、前記熱収縮性チューブ56aの先端部をG面で斜めカットすることで、前記撮像素子枠38に対して前記熱収縮性チューブ56aの接触面積を少なくでき、この熱収縮性チューブ56aを前記撮像素子枠38に密着固定することが可能となっている。
【0023】
また、内視鏡2は、挿入部径が細い方が有効であるため、必然的に前記挿入部11に内蔵される信号線55も細径化が図られるようになっている。このため、従来では、細い信号線55に対して、収縮率の悪い熱収縮性チューブ56aでケーブル先端部を収縮させると、前記熱収縮性チューブ56aと前記信号線55の間に隙間が開いてしまう。本実施の形態では、前記信号線55と前記熱収縮性チューブ56aとの間に短長の熱収縮チューブ56bを設け密着固定を行っている。これにより、前記固体撮像素子33の外表面は、前記熱収縮性チューブ56aを使って確実に封止することができ、撮像装置内への湿気の浸入を低減でき、信頼性を向上させることができる。
【0024】
本実施の形態では、前記固体撮像素子33の近傍に、熱伝導性の高い放熱部材を設けると共に、この放熱部材を前記撮像素子枠38に固定するように構成する。
図5及び図6に示すように前記固体撮像素子33を保持するための前記撮像素子枠38は、この左右に前記信号線55の方向へ延出する延出部38aを設けており、この延出部38aは前記固体撮像素子33裏面より長く延出している。このため、前記ガラスリッド35と前記固体撮像素子33の剥離を起こすような応力を受けた場合でも、前記延出部38aによって接着界面部の応力を低減でき、前記ガラスリッド35の剥離防止が可能となっている。
【0025】
前記撮像素子枠38の前記延出部38aの先端部分は、図7及び図8に示すような形状となっており、前記撮像素子ユニット34の略中心軸より下側部分が更に後端側へ延出し保持部38bを形成している。
前記固体撮像素子33の裏面近傍には、熱伝導性の高い金属性の放熱部材57を配設しており、前記固体撮像素子33と前記放熱部材57との間には熱伝導性の高い樹脂を充填している。前記放熱部材57は、前記延出部38aのF面に突き当てられ、嵌合部57aで前記撮像素子枠38の嵌合部38cに面接触して固定されるようになっている。
【0026】
このことにより、前記放熱部材57を介して、前記固体撮像素子33の駆動熱を速やかに前記撮像素子枠38へ逃がし、更に、この撮像素子枠38と嵌合している前記対物レンズ枠32aへ駆動熱を放熱することができるようになっている。即ち、前記固体撮像素子33の駆動熱は、熱伝導の良い金属部材の面接触経路を介し、効率よく挿入部先端硬質部15の先端部材21へ放熱することができる。そして、挿入部先端硬質部15の先端部材21へ伝達された熱は、湾曲部16の湾曲駒、可撓管部17のブレード等を介して内視鏡手元側へ伝達され、内視鏡外へ放熱されるようになっている。
【0027】
更に、上述した図5に示すように前記コンデンサ51bの一方の電極には、単純線61が電気接続され、一方の電極には同軸線62(62a〜62d)に構成されているシールド部を束ねたシールド束63が電気接続することで、前記固体撮像素子33及び前記バッファIC52の駆動熱を信号線55へ積極的に放熱するように構成している。
【0028】
また、前記単純線61とバッファIC52との間には、少なくとも絶縁テープ64が設けられている。前記バッファIC52は、上述したようにベアチップであるため、四隅がエッジ状に形成されている。本実施の形態では、前記絶縁テープ64を設けることにより、前記バッファIC52の四隅部が直接前記単純線61に接触することが無くなるため、ストレスに起因する断線を低減することができるようになっている。
【0029】
同軸線62(62a〜62d)は、図9に示すように、前記可撓性基板53の電子部品が実装されている反対側の面に設けたケーブルランド65(65a〜65d)に電気接続されている。
同軸線62(62a〜62d)をケーブルランド65(65a〜65d)にそれぞれ接続する場合、先ず始めに同軸線62b及び同軸線62cを作業者手前側に引き出した後、撮像装置25の中心軸側に配置される同軸線62aと同軸線62dをケーブルランド65a、65dに接続する。尚、撮像装置25に対する信号線55の位置決めバラツキを少なくするため、1番始めに半田接続する同軸線62a及び同軸線62dに対応したケーブルランド65a、65dは、信号線55に近接した方が良いので、前記可撓性基板53の後端側へ設けられている。同軸線62aは、ケーブルランド65aへ、同軸線62dはケーブルランド65dへ各々電気接続される。次に、同軸線62bと同軸線62cは、前記可撓性基板53の先端側にあるケーブルランド65bとケーブルランド65cに各々電気接続される。
【0030】
尚、同軸線62dは、前記バッファIC52からの出力信号線で、同軸線62bは固体撮像素子33を駆動させる駆動信号線である。これら信号線を伝達する信号の中で、駆動信号の周波数が一番速い。従って、駆動信号と出力信号とのクロストークを低減させるため、図10に示すように前記信号線55のケーブルの配列は、これら同軸線62bと同軸線62dとは隣接しない配置となっている。
【0031】
前記信号線55は、単純線61、同軸線62(62a〜62d)及び中心介在66が捩られて構成されており、その外周を高分子テープ67、外部シールド68、高分子樹脂69の順で覆われている。前記中心介在66は、表面の滑り性が高いアラミド繊維で形成されている。このため、前記信号線55に屈曲等のストレスを加えた場合、単純線61や同軸線62(62a〜62d)が互いに干渉しづらく、信号線の耐久性が向上している。
【0032】
このように構成された本実施の形態の撮像装置25は、小型で、効率良く固体撮像素子33を放熱させ、この固体撮像素子33が電気特性を向上させることができる。
【0033】
(第2の実施の形態)
図11ないし図16は本発明の第2の実施の形態に係わり、図11は本発明の第2の実施の形態の撮像装置を示す横断面図、図12は図11の固体撮像素子の駆動概念図、図13は図11のH−H断面図、図14は図11のI−I断面図、図15は図11の撮像装置のK矢視方向縦断面図、図16は図11のJ−J断面図である。
【0034】
本第2の実施の形態では、前記固体撮像素子33の出力部分に当たる封止樹脂35a周辺の熱を放熱するように構成する。それ以外の構成は上記第1の実施の形態と同様なので説明を省略し、同じ構成には同じ符号を付して説明する。
【0035】
図11に示すように本第2の実施の形態を備えた撮像装置の撮像素子ユニット70は、上記第1の実施の形態で説明したように前記可撓性基板53の一端から延出したインナーリード54が前記固体撮像素子33の受光部33aと同一面上に設けた図示しない電極と電気接続している。
【0036】
前記固体撮像素子33は、図12に示すように有る一定時に貯えられた電荷を、垂直転送パルスによって1ライン毎に水平転送部に送信している。更に、水辺転送部に送られた1ライン分の微弱な信号電荷は、水平転送パルスによって順次出力アンプ71に送られ増幅後出力されるようになっている。このため、固体撮像素子33の全消費電流の中で順次出力アンプ71近傍の消費電流の比率が高く、出力部分に当たる封止樹脂35aの周辺は固体撮像素子33の他のどの部分よりも発熱している。
【0037】
そこで、本実施の形態では、図11〜図14に示すように前記撮像素子枠72の左右方向に上述した第1の実施の形態で説明したのと同様な延出部72aを設ける上に、更に前記封止樹脂35aの周辺に相対する撮像装置下側に延出部72bを設けている。
【0038】
この構造により、前記封止樹脂35a周辺の熱も前記延出部72bに伝わり、撮像素子枠72から放熱されるため、上記第1の実施の形態よりも更に固体撮像素子33の駆動熱を内視鏡先端部材へ放熱することができる。
【0039】
尚、前記固体撮像素子33の外周は、図11〜14に示すように薄い金属性の板を祈り曲げ加工した補強枠73を設けており、この補強枠73と前記撮像素子枠72とは嵌合して構成されている。
【0040】
前記固体撮像素子33から延出した前記可撓性基板53の角度ばらつきにより、この可撓性基板53上に実装された電子部品と、前記補強枠73の電気接触を避けるため、この補強枠73の内面には絶縁性収縮チューブ74を設けている。
【0041】
この絶縁性収縮チューブ74は、収縮する際、前記固体撮像素子33側の端部が前記信号線55側へ縮む特性がある。このため、本実施の形態では、前記信号線55のストリップ部55aと前記補強枠73との接触を防ぐため、図13及び図14に示すようにこの補強枠73に切欠部73aを形成している。
そして、前記補強枠73の外周には、熱収縮性チューブ56cを設けており、撮像素子ユニット70内への湿気等の浸入を防ぎ、信頼性向上を図っている。
【0042】
また、図15に示すように、前記同軸線62の前記シールド束63と前記コンデンサ51bとの電気接続は、ジャンパー線75を介して接続している。これにより、太いシールド束63部分をコンデンサ51bまで引き伸ばす必要がなくなるため、前記補強枠73と干渉がなくなり撮像素子ユニット70を小型化できる。
【0043】
前記ジャンパー線75と前記シールド束63との絡げ部75aは、図16に示すように前記補強枠73の略対角方向に配置することにより、前記ジャンパー線75の絡げ部75aと前記補強枠73との干渉を避け、撮像素子ユニット70の小型化を図っている。その他の構成は、上記第1の実施の形態と同様である。
【0044】
このように構成された撮像素子ユニット70を有する本第2の実施の形態の撮像装置は、上記第1の実施の形態と比べ、放熱部材57を介して固体撮像素子33による駆動熱を撮像素子枠38や補強枠73にも伝達して挿入部先端硬質部15の先端部材21へ放熱することができる。また、本第2の実施の形態の撮像装置は、補強枠73の表面積が広く、内視鏡先端部材21との熱伝導経路が増ずため、上記第1の実施の形態よりも更に放熱効果に優れている。
【0045】
(第3の実施の形態)
図17及び図18は本発明の第3の実施の形態に係わり、図17は本発明の第3の実施の形態の撮像装置を示す部分断面図、図18は図17のコの字型放熱部材を示す外観斜視図である。
【0046】
上記第1、第2の実施の形態では、前記固体撮像素子33を保持する撮像素子枠に設けた放熱部材57を介して前記固体撮像素子33の駆動熱を挿入部先端硬質部15の先端部材21へ放熱するように構成しているが、本第3の実施の形態では、能動素子である前記バッファIC34の熱を挿入部先端硬質部15の先端部材21へ放熱するように構成する。それ以外の構成は上記第1の実施の形態と同様なので説明を省略し、同じ構成には同じ符号を付して説明する。
【0047】
図17に示すように本第3の実施の形態を備えた撮像装置80は、上記第1の実施の形態で説明したように前記可撓性基板53の一端から延出したインナーリード54が前記固体撮像素子33の受光部33aと同一面上に設けた図示しない電極と電気接続している。
【0048】
前記固体撮像素子33及び前記バッファIC52は、能動素子であり、前記可撓性基板53を境に表裏関係の位置となるように構成されている。即ち、前記固体撮像素子33は領域Iに、前記バッファIC52は領域IIに配置されている。
このことにより、可撓性基板53を境に固体撮像素子33とバッファIC52を別領域に配置することで、発熱体であるバッファIC52から固体撮像素子33への熱流動を防ぐことができる。
【0049】
前記バッファIC52の近傍には、図18に示すように熱伝導の良いコの字型放熱部材81が設けられ、バッファIC52側面とコの字型放熱部材81のH面とが面接触するような寸法となっている。尚、コンデンサ51cには、前記信号線55を構成している前記単純線61が電気接続される。
【0050】
前記コの字型放熱部材81は、撮偉素子ユニット80外周を覆う熱収縮チューブ56dに近接しているため、能動素子であるバッファIC52の駆動熱を積極的に内視鏡先端部材へ放熱することができる。その他の構成は、上記第1の実施の形態と同様である。
【0051】
このように構成された撮像装置80は、上記第1の実施の形態と比べ、発熱体であるバッファIC52から固体撮像素子33への熱流動を防ぐことができる。
【0052】
(第4の実施の形態)
図19は本発明の第4の実施の形態に係る撮像装置を示す部分断面図である。
上記第1〜第3の実施の形態では、前記可撓性基板53から延出するインナーリード54が前記固体撮像素子33の受光部33a面端部の一辺に電気接続している構成の撮像装置に本発明を適用しているが、本第4の実施の形態では、前記可撓性基板53から延出するインナーリード54が前記固体撮像素子33の受光部33a面端部の2辺に電気接続している構成の撮像装置に本発明を適用する。それ以外の構成は上記第1の実施の形態と同様なので説明を省略し、同じ構成には同じ符号を付して説明する。
【0053】
図19に示すように本第4の実施の形態を備えた撮像装置90は、前記可撓性基板53の一端より延出する数本のインナーリード54aが前記固体撮像素子33の受光部33a面端部に設けられた2箇所以上の図示しない電極に電気接続している。また、前記可撓性基板53の他端より延出しているインナーリード54bは、コンデンサ51aやバッファIC52が実装された硬性基板91と電気接続している。この硬性基板91には、単純線61等が電気接続している。
【0054】
前記カバーガラス36を保持している撮像素子枠92は、この端面より前記単純線61側へ延出する延出部92aを設けている。前記固体撮像素子33の後端側近傍に設けた放熱部材93は、上記第1の実施の形態で説明したように前記撮像素子枠92の前記延出部92aに固定されるようになっている。
【0055】
この放熱部材93は、略L字上の柱形状に形成され、直方体の絶縁部材94がH面で接着固定される。この絶縁部材94と前記バッファIC52とは、I部で面接触し、前記固体撮像素子33に対する前記硬性基板91の位置決めを容易にしている。尚、前記絶縁部材94を設けることで、金属部材である前記放熱部材93と前記バッファIC52とは絶縁性を確保している。その他の構成は、上記第1の実施の形態と同様である。
【0056】
このように構成された撮像装置90は、固体撮像素子33の2辺以上に電気接続するインナーリードを有する撮像装置においても、上記第1の実施の形態と同様、固体撮像素子33の裏面側近傍に放熱部材93を設けることができ、この放熱部材93を介して固体撮像素子33の駆動熱を挿入部先端硬質部15の先端部材21に放熱することができる。また、本第4の実施の形態の撮像装置は、前記可撓性基板53から延出したインナーリード54a,54bを片側に設けた硬性基板91に接続できるため、撮像素子ユニット90の小型化が図れると共に、より大きな放熱部材を固体撮像素子33裏面に設けることができる。尚、前記固体撮像素子33に対する前記硬性基板91の位置決めは、前記放熱部材93と一体化した絶縁部材94に突き当てて行えるため組立性が良い。
【0057】
(第5の実施の形態)
図20は本発明の第5の実施の形態に係る撮像装置を示す部分断面図である。
上記第4の実施の形態では、前記可撓性基板53から延出するインナーリード54が前記固体撮像素子33の受光部33a面端部の2辺に電気接続している構成の撮像装置に本発明を適用しているが、本第5の実施の形態では、前記固体撮像素子33がパッケージを構成している撮像装置に本発明を適用する。それ以外の構成は上記第1の実施の形態と同様なので説明を省略し、同じ構成には同じ符号を付して説明する。
【0058】
図20に示すように撮像装置90Bは、前記固体撮像素子33の裏面側にセラミックで略コの字状に形成されたベース95が設けられている。前記固体撮像素子33の図示しない電極とリード96とは電気的に接続され、固体撮像素子パッケージ97を構成している。
前記コンデンサ51aやバッファIC52が実装された前記硬性基板91は、前記リード96と電気接続すると共に、単純線61等が電気接続している。
【0059】
前記撮像素子枠98は、この端面より前記単純線61側へ延出する延出部98aを設けている。前記固体撮像素子33の後端側近傍には放熱部材99が設けられており、上記第1の実施の形態で説明したように前記撮像素子枠98の前記延出部98aに固定されるようになっている。この放熱部材99は、略L字上の柱形状に形成されている。その他の構成は、上記第1の実施の形態と同様である。
【0060】
このように構成された撮像装置90Bは、リード96を有する固体撮像素子パッケージにおいても、上記第1の実施の形態と同様、固体撮像素子パッケージ73の裏面側近傍に放熱部材99を設けることができ、この放熱部材99を介して固体撮像素子33の駆動熱を挿入部先端硬質部15の先端部材21に放熱することができる。
【0061】
(第6の実施の形態)
図21ないし図27は、本発明の第6の実施の形態に係わり、図21は本発明の第6の実施の形態の撮像装置の縦断面図、図22は図21のフレキシブル基板を示す説明図であり、図22(a)はフレキシブル基板の表面図、図22(b)は同図(a)の裏面図、図23は図21の積層基板部を示す説明図、図24は図21の撮像素子ユニットの下側断面図、図25は図21のA−A断面図、図26は図21のケーブル断面図、図27は図26の同軸線の断面図である。
【0062】
本第6の実施の形態では、撮像素子枠の後方側外周に嵌合する補強枠を設け、この補強枠に嵌合し、且つ撮像素子枠の一部に接触する放熱部材を設けて、撮像部の放熱を行う放熱部材を設けるように構成する。
【0063】
図21に示すように撮像装置100は、撮像素子ユニット101と対物レンズユニット102とで構成されている。
前記撮像素子ユニット101は、撮像部103を有している。前記撮像部103は、表面に所定面積の受光部104及び駆動及び出力信号や駆動電源を伝送する接続部105が形成された固体撮像素子チップ106と、この固体撮像素子チップ106上に接着剤107で接合されたカバーガラス108を有して構成される。更に、このカバーガラス108の前面には、対物光学系部品109が接合されている。尚、前記対物光学系部品109は、平行平板でもパワーを有するレンズでも良い。
【0064】
前記撮像部103は、前記固体撮像素子チップ106上の接続部105にフレキシブル基板110が接続される。このフレキシブル基板110は、図22(a)、(b)に示すようにフレキシブル基板110の表裏面の各信号線(特に出力信号線)を伝送する配線パターン111間及び配線パターンの無い領域にできるだけ多くの領域にGNDパターン面112を設けている。
このことにより、撮像装置100は、周波数の高い駆動波形の高周波成分のノイズをカットすることができ、撮像部103の出力信号に容量結合し、出力にノイズが乗ることを防止することができる。
【0065】
前記フレキシブル基板110の開口部に露出したインナーリード部は、積層基板部113のランド部と半田で接続されるようになっている。
前記積層基板部113には、パルス信号のノイズを除去するための電子部品114や撮像部103の出力信号を増幅するためのバッファIC115が実装されている。
【0066】
前記電子部品114の中で一番大きなサイズの電子部品116は、図23に示すように積層基板部113に形成した切欠部117に配置されている。一番大きなサイズの電子部品116の配置の仕方で、前記撮像部103の長手方向のサイズが決定されるため、一番大きなサイズの電子部品116を積層基板部113内に納めることで、撮像部103の長手方向のサイズを小型化することができ、撮像装置100を小型化することができる。
【0067】
前記電子部品114と前記バッファIC115の周辺及び前記フレキシブル基板110の周辺は、封止樹脂118で封止されている。また、前記積層基板部113の基端部側には、ケーブル122の各信号線を接続する接続端子119が接続されている。
【0068】
図24に示すようにGND用の接続端子120は、他の信号線の接続端子119よりも大きく或いは長いものが接続されている。また、図25に示すように各接続端子119、120間は、接着剤121で埋設されている。これら各接続端子119、120間を接着剤121で埋めることで、撮像装置100は前記ケーブル122の各信号線を各接続端子119、120に半田で接続する際、半田が各接続端子119、120間に流れ込み、各信号がショートすることを防ぐことができ、半田接続作業性を向上することができる。
【0069】
図26に示すように前記ケーブル122は、中心介在として高強度アラミド繊維123が形成され、この高強度アラミド繊維123の外周に複数の同軸線124と複数の単純線125とが巻かれた状態で配置されている。更に、その外周には、高分子テープ126が巻かれ、鈴めっき銅合金の外部シールド線127が横巻きに巻かれ、最外周は高分子樹脂128で覆われている。
【0070】
前記ケーブル122は、ケーブルの中心に高強度アラミド繊維123を介在させることで、介在物自身の強度が増し、ケーブル全体の引っ張り及び捻り方向の耐性を向上することができる。また、前記ケーブル122は、各同軸線124及び単純線125を中心介在物の外周に配置させることにより、各同軸線124及び単純線125が絡み合って負荷を架けることがないため、各同軸線124及び単純線125の断線を防止することができる。
【0071】
また、図27に示すように前記同軸線124は、銀めっき銅合金の同軸信号線129とその外周に配置される鈴めっき銅合金の同軸シールド線130で構成されている。前記同軸線124は、前記同軸信号線129に銀めっき銅合金を使用することで、鈴めっき銅合金よりも素線径を細径化することができ、かつ導体抵抗を小さくすることができる。これにより、前記同軸線124は、この外径の細径化を図ることができ、従って、前記ケーブル122の外径を細くすることができる。
【0072】
各同軸線信号線129及び各単純線125は、前記撮像部103の接続端子119に半田で接続され、同軸シールド線130を一括した束線は、撮像部103のGND接続端子120に半田で接続される。前記撮像部103の駆動信号は、図示しないプロセッサから同軸信号線124より伝送される。また、前記同軸信号線124により、前記バッファIC115で増幅された撮像部103からの出力信号は、図示しないプロセッサへ伝送される。また、前記単純線125により、撮像部103を駆動する駆動電源は、図示しないプロセッサから伝送される。
【0073】
同軸シールド線130は、撮像部103のGNDへ接続されている。また、外部シールド線127は、前記ケーブル122内に配設された前記高分子樹脂128の端部131でカットされると共に、前記外部シールド線127の周辺は前記ケーブル122のほぐし部132から前記高分子樹脂127まで被覆部材133にて覆われている。前記ケーブル122は、前記外部シールド線127の周辺を被覆部材133で覆うことで、外部シールド線127と周辺金属部材が接触することが無くなり、確実に絶縁を行なうことができる。
【0074】
前記撮像部103の接続端子119、120から前記ケーブル122の周辺は、例えばエポキシ系の接着剤134で固定されている。
前記撮像部103は、前記カバーガラス108の前面に接合された対物光学系部品109が熱伝導率の良い例えば真鍮の撮像素子枠135に内嵌固定されることで、この撮像素子枠135に固定されている。前記撮像素子枠135の上側は、撮像部103に内蔵されているバッファIC115付近まで舌状延出部136が設けられている。この構成により、固体撮像素子チップ106の熱だけでなく、バッファIC115付近の熱も撮像素子枠135の舌状延出部136に放熱することができ、撮像部103の熱を低減され、温度に依存する白傷が改善される。
【0075】
前記撮像素子枠135の後方側には、この撮像素子枠135外周に嵌合するように補強枠137が固定されている。更に、前記撮像部103の後方側には、熱伝導率の良い例えば真鍮の放熱部材138が前記撮像素子枠135の一部に接触し、且つ前記補強枠137に嵌合するように固定されている。この構成により、撮像装置100は、前記撮像部103の熱を先端側の前記撮像素子枠135だけでなく、後方側の前記放熱部材138にも放熱することができるため、前記撮像部103の熱を低減することができ、温度に依存する白傷が改善される。
【0076】
前記ケーブル122の外周には、ケーブル保護部材139が挿入されている。このケーブル保護部材139は、前記放熱部材138の突当部140に突き当てることで位置出しがされるようになっている。撮像装置100は、前記放熱部材138の突当部140にケーブル保護部材139を突き当てるだけでケーブル保護部材139の位置出しを行なうことができるため、作業性が向上する。
【0077】
前記放熱部材138は、前記ケーブル保護部材139の突当部140よりも後方側に切欠部141が形成されている。
この切欠部141の位置でケーブル保護部材139の外周を糸142で縛り、ケーブル保護部材139を固定する。前記放熱部材138の切欠部141で糸142縛り固定しているため、ケーブル122にケーブル保護部材139を直接縛り固定することができ、更に、この糸142縛り部分が前記放熱部材138よりも内側にあるため、ケーブル保護部材139のぬけを防止することができる。前記撮像素子枠135から前記放熱部材138の後端側までの全周は、被覆部材143で覆われている。
【0078】
また、前記撮像装置100は、上述した図21で説明したように対物レンズユニット102を有している。
前記対物レンズユニット102は、レンズ枠144と複数のスペーサ145と複数の対物光学系部品146で構成されている。前記スペーサ145及び対物光学系部品146は、前記レンズ枠144に内嵌固定されている。
【0079】
内視鏡において高温、高湿の環境下で長時間使用すると、第1レンズ147の球欠部に曇りが発生し、視野を遮ることがある。この視野曇りを防止するために、レンズ枠144と第1レンズ147の接着面積(A)149と第1レンズ147と第2レンズ148の間の容積(V)150の比A/Vの値が6以上になるようにレンズ枠144、第1レンズ147、第2レンズ148が配置されている。
【0080】
視野曇りの発生要因は、先端側、第1レンズ147側からの湿気浸入である。第1レンズ147と第2レンズ148の間に湿気が浸入しないようにするためには、レンズ枠144と第1レンズ147の接着面積(A)149をできるだけ大きくし、第1レンズ147と第2レンズ148との間の容積(V)150をできるだけ小さくしなければならない。その指数としてA/Vを用い、基準としてA/V≧6であれば、視野曇り耐性的に優位な構造となる。
【0081】
前記撮像素子ユニット101及び前記対物レンズユニット102は、前記撮像素子ユニット101の撮像素子枠135の内周面と、前記対物レンズユニット102を構成するレンズ枠144の外周面とが嵌合され、撮像素子ユニット101と対物レンズユニット102との光軸方向の位置決めがされた状態でピント出しが行われ、固定される。
【0082】
本第6の実施の形態の撮像装置100は、前記撮像部103の熱を先端側の前記撮像素子枠135だけでなく、後方側の前記放熱部材138にも放熱することができるため、前記撮像部103の熱を低減することができ、温度に依存する白傷が改善される。
【0083】
(第7の実施の形態)
図28ないし図40は、本発明の第7の実施の形態に係わり、図28は本発明の第7の実施の形態の撮像装置の縦断面図、図29は図28の遮光マスクを示す説明図、図30は図28のA−A断面図、図31は図28の電子部品付近の拡大断面図、図32は図31のC−C断面図、図33は図31の回路基板の横断面図、図34は図28の接続端子付近を示す説明図、図35は図28のB−B断面図、図36は図35の接続端子を示す拡大図、図37は図28の撮像素子ユニットの下側断面図、図38は図28の撮像素子ユニットの変形例、図39は図28の撮像部の変形例、図40は図28の撮像部の他の変形例である。
【0084】
本第7の実施の形態では、撮像素子枠の後方側外周に嵌合する補強枠を上側及び下側の2つに分けて設け、撮像部の後方側面に撮像部の放熱を行う放熱部材を設けるように構成する。
【0085】
図28に示すように、撮像装置201は、対物レンズユニット202と撮像素子ユニット203により構成されている。
前記対物レンズユニット202は、レンズ枠204内に複数の対物レンズ205と、これら対物レンズ205間の距離を保つためのスペーサ206、遮光マスク207、208及び明るさ絞り209を配置することで構成されている。
【0086】
対物レンズ210、211は特定波長域の光線をカットするためのカットフィルタである。これら対物レンズ210、211は厚みと外径が同一である。このため、対物レンズ210の1面をDカットすることで双方の識別を可能とし、誤組されることを防止している。尚、カットフィルタである対物レンズ210、211は、白板レンズ上に所望特性を有するカット膜を蒸着することにより形成されている。このため、通常は蒸着面の一部が剥がれたり、ゴミや傷が生じた場合は、このレンズは不良となってしまう。しかしながら、このカットフィルタを最も絞り径が小さく、光束が太くなる前記明るさ絞り209の後方に配置することで、光線が遮光されるレンズの周辺部分に不良が生じたレンズでも問題なく使用することが可能となる。よって、レンズの歩留まりを上げることができ、安価な対物レンズユニット202の提供が可能となる。
【0087】
図29に示すように前記遮光マスク207の外周は、4面がDカットされて形成されたDカット面213を有している。そして、前記レンズ枠204の遮光マスク207が当接する部分には、前記Dカット面213幅と略同幅の溝状の接着剤だまり212が形成されている。第1対物レンズ213及び遮光マスク207は、前記レンズ枠204内に嵌装された後、このレンズ枠204よりも突出する撮像装置枠215外周部に接着剤214が塗布され固定されている。
【0088】
尚、この接着剤214は粘性が低いために第1対物レンズ213、遮光マスク207の側面を介して、接着剤だまり212まで浸入するが、遮光マスク207にDカット面213を形成することにより、接着剤214をより確実に接着剤だまり212へ充填することが可能となる。これにより、対物レンズ枠204内に湿気が浸入することを防止することができ、視野曇りの発生を防止できる。
【0089】
次に、前記撮像素子ユニット203を説明する。
前記撮像素子ユニット203は、撮像部216を有している。前記撮像部216は、この撮像部216前面に紫外線硬化型接着剤にて対物レンズ217が接合された後、この対物レンズ217の外形と同形状の遮光マスク218と共に、前記撮像装置枠215内に嵌装され、接着剤にて固定される。そして、この撮像部216の後方側面には、図30に示すように放熱部材219が接着剤にて固定されている。
【0090】
前記撮像部216は、固体撮像素子220と、この固体撮像素子220の受光部を覆うように紫外線硬化型接着剤にて固体撮像素子220の一側面と同−面にて位置出しされた状態にて接合されたカバーガラス221と、受光部下側に形成されたボンディングパットに接続される可撓性基板222と、電子部品223及び接続端子224を有する回路基板225とが、前記固体撮像儀子220後方に接着剤にて固定されている。
【0091】
また、前記撮像部216は、回路基板225下面に形成された図示しない電極と可撓性基板222とが半田等で電気的に接続され、前記電子部品223と、前記固体撮像素子220と可撓性基板222との接続部、及び可撓性基板222と回路基板225との接続部が封止剤226にて覆われることにより構成されている。
【0092】
前記回路基板225は積層セラミック基板であり、この回路基板225内には前記固体撮像素子220を動作するための固体撮像素子電源ラインと、駆動信号ラインと、出力信号ラインと、回路基板225上に実装された電子部品223を動作するための電子部品電源ラインとが配線されている。
【0093】
また、前記回路基板225は、これら各信号ラインの内、大きな電流が流れる固体撮像素子電源ラインと、電子部品電源ラインとを回路基板225内で分離配線することでそれぞれの信号ラインに流れる電流を低く抑えることが可能となっている。これにより、撮像部216の発熱を抑えることができるので、前記撮像部216の性能劣化を防止することができる。このとき、両者の電源ラインを回路基板225の表層に配線することで放熱性が向上し、更に、撮像部216の発熱を抑えることができる。尚、この回路基板225側面には真鍮製の放熱部材219が取り付けられる。このため、回路基板225内の配線と導通する導体部は一切設けておらず、配線めっき用の導体部は全て回路基板225基端部端面に形成されている。
【0094】
図31に示すように前記電子部品223は、コンデンサ227やバッファIC228より構成される。前記バッファIC228は中継基板229にフリップチップボンディングした後、回路基板225上に半田接続されている。このとき、回路基板225と中継基板229との間には前記バッファIC228の発熱が回路基板225へと伝導しないように断熱層230を介在させている。この断熱層230は空気層でも良い。これにより、前記バッファIC228の発熱が回路基板225へと伝導することを防止することができ、前記回路基板225上に実装された他の電子部品の劣化及び前記固体撮像素子220の劣化を防止することができる。加えて、このバッファIC228を前記回路基板225の最も基端側へ配置して前記固体撮像素子220との距離を大きくすることで、前記バッファIC228の発熱が前記回路基板225を介して前記固体撮像素子220へ伝導する熱量を減少させることができる。
【0095】
尚、図32に示すように前記可撓性基板222上には電子部品231が実装されている。このため、前記回路基板225には前記電子部品231を避けるように、図33に示すような凹部232が形成されている。これにより、限られたスペースに高密度実装が可能となり撮像部216を小型化することができる。
【0096】
前記回路基板225後端側には段差部233が形成されており、この段差部233内に収まるように接続端子224が配置されている。これにより、前記接続端子224に前記信号線234を接続する高さを低く抑えることができる。
【0097】
前記信号線234は、前記回路基板225にロー付け等で接続される。前記接続端子224は、前記回路基板225基端部に沿うようにL字型の形状とすることで、接合面積が増し、接続強度が大きくなるので破損しづらい撮像部216を構成することができる。
【0098】
そして、この接続端子224は、図34に示すように接続される信号線234の太さに応じてサイズを大きくしている。これにより、前記信号線234を接続端子224へ接続することが容易となる。また、太い信号線を回路基板225の一番外側に配置される接続端子224に接続することにより、信号線同士のショートを防止することができる。尚、この構成は接続端子224のサイズが全て同じであっても同様な効果を得ることができる。
【0099】
また、図35に示すように絶縁部材263が接続端子224間に配置されることにより、前記信号線234が前記接続端子224に半田接続されたときに生じる半田だれによる接続端子間のショートを防止することができる。この絶縁部材263は接着剤でも良い。尚、この信号線234は、前記信号線235内に配置された複数の同軸線や単純線である。この信号線235の外側には、内視鏡内の他の内蔵物との干渉による破損を防止するための保護チューブ236が被覆されており、この保護チューブ236の先端部がナイロン等の糸237にて縛られ、固定されている。
【0100】
そして、前記撮像部216及び信号線235は、前記撮像装置枠215の後方側に嵌合するように取付けられる上側補強枠238及び下側補強枠239にて覆われている。そして、前記保護チューブ236が基端側へ抜けないように上側保護押さえ240及び下側保護押さえ241が保護チューブ236を挟み、締め付けるように上側補強枠238及び下側補強枠239後端部と嵌合し、接着剤にて取付けられている。尚、上側保護押さえ240は、前記保護チューブ236の糸237縛り部を係止するための係止溝242が形成されており、前記保護チューブ236の抜けを防止している。そして、上側補強枠238、下側補強枠239、上側保護押さえ240、下側保護押さえ241内には接着剤が充填されると共に、全休が熱収縮チューブ243にて被覆されることにより、外部からの湿気の浸入を防止し、撮像素子ユニット203の破損を防止している。尚、補強粋が上側と下側とに分割されているため、補強枠内に接着剤を隙間なく充填することができる。
【0101】
また、図36に示すように接続される信号線246の太さに応じて、前記接続端子247間のピッチを広くすることで、信号線同士のショートを防止することができる。尚、接続端子224は熱伝導性の高いCu系の材質にて形成されているので、撮像部216の熱を信号線234へと放熱することができ、撮像部216の性能劣化を防止することができる。そして、大きな電流が流れる接続端子224を他の接続端子よりも大きくすることで、より放熱性が高くなる。
【0102】
図37に示すように前記撮像装置枠215は、前記固体撮像素子220内でもアンプが配置されることで最も高温となる側面部を覆うように延出部244が形成されている。これにより、前記固体撮像素子220の発熱を撮像装置枠215を介して、対物レンズユニット201及び対物レンズユニット201を嵌装する内視鏡先端部へと放熱することができる。また、熱容量を大きくするために前記撮像装置枠215の先端側にはフランジ部245が形成されている。これにより、撮像部216の発熱レベルを抑制することができる。
【0103】
本第7の実施の形態の撮像装置201は、前記撮像部216の回路基板225側面に配置された放熱部材219により、前記撮像部216の発熱を前記上側補強枠238及び前記下側補強枠239へと放熱させることができるので、固体撮像素子220の性能劣化を防止することができる。
【0104】
また、撮像素子ユニット203Bは、図38に示すように構成しても良い。
図38に示すように撮像素子ユニット203Bは、撮像部251と、対物レンズ252aと、カバーガラス252b及び遮光マスク253を撮像装置枠250に嵌合し、接着剤にて固定して構成される。前記撮像装置枠250には、撮像部251内の固体撮像素子254まで延出する延出部255が形成されている。そして、前記放熱部材256が前記回路基板257上に実装されるバッファIC258を覆うように配置されている。前記放熱部材256の後端部分には、前記信号線235内の鈴めっき銅合金線製の外部シールド259が半田接続されている。
【0105】
これにより、固体撮像素子254の熱は撮像装置枠250を介して前方へ放熱され、バッファIC258の熱は放熱部材256、外部シールド259を介して後方側へ放熱することができるので、各々が干渉し他者を発熱させることを防止することができる。よって、撮像部251の性能劣化を防止することができる。
【0106】
また、撮像部216Bは、図39に示すように構成しても良い。
図39に示すように撮像部216Bは、前記固体撮像素子220と前記回路基板225との間に放熱部材271を介在させて構成する。このことにより、前記撮像部216Bは、固体撮像素子220の熱を回路基板225、放熱部材271を介して放熱することができるので、固体撮像素子220の発熱を抑制することができる。
【0107】
また、撮像部216Cは、図40に示すように構成しても良い。
図40に示すように撮像部216Cは、前記固体撮像素子254と回路基根257間に断熱材272を介在させて構成する。このことにより、前記撮像部216Bは、前記固体撮像素子254と前記バッファIC258とを前記断熱材272で断熱することができる。
【0108】
尚、本発明は、以上述べた実施形態のみに限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施可能である。
【0109】
[付記]
(付記項1) 固体撮像素子及びこの固体撮像素子を保持するための撮像素子枠を有する撮像装置において、
前記固体撮像素子の近傍又は、この固体撮像素子に寄与する固体撮像素子以外の能動素子の近傍に、熱伝導性の高い放熱部材を設けると共に、この放熱部材を前記撮像素子枠に固定することを特徴とする撮像装置。
【0110】
(付記項2) 固体撮像素子及びこの固体撮像素子を保持するための撮像素子枠を有する撮像装置において、
前記固体撮像素子の近傍、熱伝導性の高い放熱部材を設けると共に、この放熱部材を前記撮像素子枠に固定することを特徴とする撮像装置。
【0111】
(付記項3) 固体撮像素子と、この固体撮像素子を保持するための撮像素子枠と、前記固体撮像素子に寄与する固体撮像素子以外の能動素子とを有する撮像装置において、
前記固体撮像素子の近傍又は、この固体撮像素子以外の前記能動素子の近傍に、熱伝導性の高い放熱部材を設けると共に、この放熱部材を前記撮像素子枠に固定することを特徴とする撮像装置。
【0112】
(付記項4) 前記放熱部材は、前記固体撮像素子の裏面に配設することを特徴とする付記項1〜3に記載の撮像装置。
【0113】
(付記項5) 前記撮像素子枠は、前記放熱部材側へ複数の延出部を設け、これら延出部に前記放熱部材を嵌合固定することを特徴とする付記項1〜4に記載の撮像装置。
【0114】
(付記項6) 前記延出部は、前記固体撮像素子に設けたアンプ部近傍に配設したことを特徴とする付記項1〜5に記載の撮像装置。
【0115】
(付記項7) 前記放熱部材は、前記固体撮像素子の近傍に設けた第1の放熱部材と、前記能動素子の近傍に設けた第2の放熱部材とから構成され、少なくとも前記第1の放熱部材を前記撮像素子枠に嵌合固定したことを特徴とする付記項1又は3に記載の撮像装置。
【0116】
(付記項8) 前記第2の放熱部材を前記撮像素子枠から離間した接触しない位置に設けたことを特徴とする付記項7に記載の撮像装置。
【0117】
(付記項9) 前記固体撮像素子以外の前記能動素子は、前記固体撮像素子と同一の回路基板に実装されることを特徴とする付記項1又は付記項3〜8に記載の撮像装置。
【0118】
(付記項10) 前記固体撮像素子と同一の回路基板に実装される前記能動素子は、前記固体撮像素子の遠位端に配置したことを特徴とする付記項9に記載の撮像装置。
【0119】
(付記項11) 前記放熱部材は、前記固体撮像素子及び前記撮像素子枠の両方を前記固体撮像素子の後方側へ投影した投影面積内に設けたことを特徴とする付記項1又は付記項3〜10に記載の撮像装置。
【0120】
(付記項12) 前記固体撮像素子と前記回路基板とで挟まれた空間に断面部材又は断熱用空間を設けたことを特徴とする付記項9に記載の撮像装置。
【0121】
(付記項13) 前記固体撮像素子用の電源電力と、前記固体撮像素子以外の前記能動素子用の電源電力とを別々に供給することを特徴とする付記項1又は付記項3〜13に記載の撮像装置。
【0122】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、効率良く固体撮像素子を放熱させ、この固体撮像素子の電気特性を向上可能な小型の撮像装置を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の撮像装置を備えた内視鏡装置の全体構成を示す説明図
【図2】図1の内視鏡の挿入部先端部を示す断面図
【図3】本発明の第1の実施の形態の撮像装置を示す縦断面図
【図4】図3の対物レンズユニットを示す断面拡大図
【図5】図3の撮像装置のA矢視方向横断面図
【図6】図3のC−C断面図
【図7】図3の延出部及び放熱部材の外観斜視図
【図8】図3のD−D断面図
【図9】図3の撮像装置のB矢視方向横断面図
【図10】図3のE矢視方向断面図
【図11】本発明の第2の実施の形態の撮像装置を示す横断面図
【図12】図11の固体撮像素子の駆動概念図
【図13】図11のH−H断面図
【図14】図11のI−I断面図
【図15】図11の撮像装置のK矢視方向縦断面図
【図16】図11のJ−J断面図で
【図17】本発明の第3の実施の形態の撮像装置を示す部分断面図
【図18】図17のコの字型放熱部材を示す外観斜視図
【図19】本発明の第4の実施の形態に係る撮像装置を示す部分断面図
【図20】本発明の第5の実施の形態に係る撮像装置を示す部分断面図
【図21】本発明の第6の実施の形態の撮像装置の縦断面図
【図22】図21のフレキシブル基板を示す説明図
【図23】図21の積層基板部を示す説明図
【図24】図21の撮像素子ユニットの下側断面図
【図25】図21のA−A断面図
【図26】図21のケーブル断面図
【図27】図26の同軸線の断面図
【図28】本発明の第7の実施の形態の撮像装置の縦断面図
【図29】図28の遮光マスクを示す説明図
【図30】図28のA−A断面図
【図31】図28の電子部品付近の拡大断面図
【図32】図31のC−C断面図
【図33】図31の回路基板の横断面図
【図34】図28の接続端子付近を示す説明図
【図35】図28のB−B断面図
【図36】図35の接続端子を示す拡大図
【図37】図28の撮像素子ユニットの下側断面図
【図38】図28の撮像素子ユニットの変形例
【図39】図28の撮像部の変形例
【図40】図28の撮像部の他の変形例
【符号の説明】
1 …内視鏡装置
2 …内視鏡(電子内視鏡)
11 …挿入部
15 …先端硬性部
25 …撮像装置
32 …対物レンズユニット
32a …対物レンズ枠
33 …固体撮像素子
34 …撮像素子ユニット
38 …撮像素子枠
38a …延出部
38b …保持部
52 …バッファIC(能動素子)
53 …可撓性基板
54 …インナーリード
55 …信号線
56a …熱収縮性チューブ
57 …放熱部材
Claims (4)
- 固体撮像素子と、
周囲をチューブ部材に覆われた前記撮像素子を駆動するための基板部と、
熱伝導性の材料で形成され、前記固体撮像素子の裏面側に配設される放熱部材と、
熱伝導性の材料で形成され前記撮像素子を保持すると共に、前記チューブ部材内の前記撮像素子もしくは前記撮像素子に寄与する能動素子の近傍に前記放熱部材を保持する枠体と、
を有することを特徴とする撮像装置。 - 前記枠体と前記放熱部材とは面接触している
ことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。 - 固体撮像素子と、
周囲をチューブ部材に覆われた前記撮像素子を駆動するための基板部と、
熱伝導性の材料で形成され、前記固体撮像素子の裏面側に配設された放熱部材と、
熱伝導性の材料で形成された前記撮像素子を保持する枠体と、
前記枠体に設けられ、前記基板部側に延出して前記チューブ部材内の前記撮像素子もしくは前記撮像素子に寄与する能動素子の近傍に前記放熱部材を保持する延出部と、
を有することを特徴とする撮像装置。 - 前記延出部と前記放熱部材とは面接触している
ことを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。
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