JPH10178571A - 撮像装置 - Google Patents
撮像装置Info
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- JPH10178571A JPH10178571A JP8340024A JP34002496A JPH10178571A JP H10178571 A JPH10178571 A JP H10178571A JP 8340024 A JP8340024 A JP 8340024A JP 34002496 A JP34002496 A JP 34002496A JP H10178571 A JPH10178571 A JP H10178571A
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Links
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Landscapes
- Cooling Or The Like Of Electrical Apparatus (AREA)
- Endoscopes (AREA)
- Transforming Light Signals Into Electric Signals (AREA)
- Closed-Circuit Television Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】基板上の電子部品から発生する熱によって、固
体撮像素子の温度が上昇することを防止する撮像装置を
提供すること。 【解決手段】回路基板43上にはセラミック製で板状の
放熱用固定部材60が熱伝導性の低い接着剤で固定され
ている。この放熱用固定部材60には封止樹脂64によ
り封止される電子部品であるIC65が電気的に接続配
線される実装部61と、同軸線46の外部導体46dを
折り返して依り束ねた導体部66が配設される開口部6
2を備えた信号線固定部63とが一体的に設けられてい
る。信号線固定部63より延出している芯線46cは、
実装部61に設けられている導体接地ランド61aに内
部導体46aを半田等で電気的に接続され、信号線固定
部63の開口部62の内側面に設けられている導体接地
部67に前記同軸線46の縒り束ねた導体部66を半田
68で固定されている。
体撮像素子の温度が上昇することを防止する撮像装置を
提供すること。 【解決手段】回路基板43上にはセラミック製で板状の
放熱用固定部材60が熱伝導性の低い接着剤で固定され
ている。この放熱用固定部材60には封止樹脂64によ
り封止される電子部品であるIC65が電気的に接続配
線される実装部61と、同軸線46の外部導体46dを
折り返して依り束ねた導体部66が配設される開口部6
2を備えた信号線固定部63とが一体的に設けられてい
る。信号線固定部63より延出している芯線46cは、
実装部61に設けられている導体接地ランド61aに内
部導体46aを半田等で電気的に接続され、信号線固定
部63の開口部62の内側面に設けられている導体接地
部67に前記同軸線46の縒り束ねた導体部66を半田
68で固定されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回路基板に接続さ
れている固体撮像素子の温度が動作温度範囲を超えて上
昇するのを防止する撮像装置に関する。
れている固体撮像素子の温度が動作温度範囲を超えて上
昇するのを防止する撮像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、細長の挿入部を体腔内に挿入する
ことにより、体腔内の臓器などを観察したり、必要に応
じて処置具チャンネル内に挿通した処置具を用いて各種
治療処置のできる内視鏡が広く利用されている。また、
これらの内視鏡は、医療用のみならず工業用においても
ボイラ,エンジン,化学プラントなどの管内、或いは、
機械内の対象物の観察及び検査などに用いられている。
ことにより、体腔内の臓器などを観察したり、必要に応
じて処置具チャンネル内に挿通した処置具を用いて各種
治療処置のできる内視鏡が広く利用されている。また、
これらの内視鏡は、医療用のみならず工業用においても
ボイラ,エンジン,化学プラントなどの管内、或いは、
機械内の対象物の観察及び検査などに用いられている。
【0003】上述した内視鏡には、特開昭63−272
180号公報に示されるように挿入部の先端部に電化結
合素子(CCD)などの固体撮像素子を撮像手段に用い
た電子内視鏡がある。前記固体撮像素子は、信号処理回
路を形成した回路基板に接続されており、この回路基板
上には固体撮像素子駆動用ICなどの電子部品が実装さ
れていた。
180号公報に示されるように挿入部の先端部に電化結
合素子(CCD)などの固体撮像素子を撮像手段に用い
た電子内視鏡がある。前記固体撮像素子は、信号処理回
路を形成した回路基板に接続されており、この回路基板
上には固体撮像素子駆動用ICなどの電子部品が実装さ
れていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記固
体撮像素子は、高温状況下での使用において良好な画像
を得ることが困難であり、前記回路基板上の電子部品が
駆動して発生する熱が、この回路基板に接続されている
固体撮像素子に伝導されて、固体撮像素子の温度が上昇
して、固体撮像素子の動作温度範囲を越えて良好な画像
が得られなくなったり、固体撮像素子の耐久性を劣化さ
せるという問題があった。
体撮像素子は、高温状況下での使用において良好な画像
を得ることが困難であり、前記回路基板上の電子部品が
駆動して発生する熱が、この回路基板に接続されている
固体撮像素子に伝導されて、固体撮像素子の温度が上昇
して、固体撮像素子の動作温度範囲を越えて良好な画像
が得られなくなったり、固体撮像素子の耐久性を劣化さ
せるという問題があった。
【0005】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、回路基板上の電子部品が駆動した際に発生する熱
によって、固体撮像素子の温度が上昇することを防止し
て、画像の不具合や、固体撮像素子の耐久性が劣化する
ことを防止する撮像装置を提供することを目的にしてい
る。
あり、回路基板上の電子部品が駆動した際に発生する熱
によって、固体撮像素子の温度が上昇することを防止し
て、画像の不具合や、固体撮像素子の耐久性が劣化する
ことを防止する撮像装置を提供することを目的にしてい
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の撮像装置は、固
体撮像素子と、この固体撮像素子が接続される回路基板
と、この回路基板上に配設される電子部品と、前記固体
撮像素子または前記回路基板の少なくとも一方に電気的
に接続される複数の信号線からなる信号ケーブルとを具
備する撮像装置であって、前記回路基板上に、前記電子
部品を搭載すると共に前記信号ケーブルを固定した放熱
用固定部材を接続している。
体撮像素子と、この固体撮像素子が接続される回路基板
と、この回路基板上に配設される電子部品と、前記固体
撮像素子または前記回路基板の少なくとも一方に電気的
に接続される複数の信号線からなる信号ケーブルとを具
備する撮像装置であって、前記回路基板上に、前記電子
部品を搭載すると共に前記信号ケーブルを固定した放熱
用固定部材を接続している。
【0007】この構成によれば、回路基板上に放熱用固
定部材を介して配設されている電子部品が駆動したとき
発生する熱は、まず電子部品が配設されている放熱用固
定部材を伝導していく。次に、この放熱用固定部材に伝
導された熱は、前記放熱用固定部材に固定接続されてい
る信号ケーブルに伝導して放熱される。すなわち、電子
部品から発生した熱は、、放熱用固定部材から回路基板
に伝導されて固体撮像素子に伝導されることなく、ほと
んど放熱用固定部材及び信号ケーブルを介して放熱され
るので、固体撮像素子の温度の上昇が抑制される。
定部材を介して配設されている電子部品が駆動したとき
発生する熱は、まず電子部品が配設されている放熱用固
定部材を伝導していく。次に、この放熱用固定部材に伝
導された熱は、前記放熱用固定部材に固定接続されてい
る信号ケーブルに伝導して放熱される。すなわち、電子
部品から発生した熱は、、放熱用固定部材から回路基板
に伝導されて固体撮像素子に伝導されることなく、ほと
んど放熱用固定部材及び信号ケーブルを介して放熱され
るので、固体撮像素子の温度の上昇が抑制される。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1ないし図6は本発明の第1実
施例に係り、図1は本発明の撮像装置を配設した電子内
視鏡を備えた内視鏡システムの概略構成を示す説明図、
図2は電子内視鏡先端部の構成を示す断面図、図3は図
2をA方向からみたときの回路基板及び放熱用固定部材
を示す説明図、図4は信号ケーブルの断面図、図5は図
4の信号ケーブルを構成する信号線の構成例を示す図、
図6は図4の信号ケーブルを構成する信号線の他の構成
例を示す図である。
施の形態を説明する。図1ないし図6は本発明の第1実
施例に係り、図1は本発明の撮像装置を配設した電子内
視鏡を備えた内視鏡システムの概略構成を示す説明図、
図2は電子内視鏡先端部の構成を示す断面図、図3は図
2をA方向からみたときの回路基板及び放熱用固定部材
を示す説明図、図4は信号ケーブルの断面図、図5は図
4の信号ケーブルを構成する信号線の構成例を示す図、
図6は図4の信号ケーブルを構成する信号線の他の構成
例を示す図である。
【0009】図1に示すように本発明の撮像装置を配設
した電子内視鏡1を備えた内視鏡システム10は、外部
装置である光源装置2や映像信号処理回路及び駆動回路
を内蔵するビデオプロセッサ3と、このビデオプロセッ
サ3に接続されたモニタ4、VTRデッキ5、ビデオプ
リンタ6、ビデオディスク7などで構成されている。
した電子内視鏡1を備えた内視鏡システム10は、外部
装置である光源装置2や映像信号処理回路及び駆動回路
を内蔵するビデオプロセッサ3と、このビデオプロセッ
サ3に接続されたモニタ4、VTRデッキ5、ビデオプ
リンタ6、ビデオディスク7などで構成されている。
【0010】前記電子内視鏡1は例えば、体腔内に挿入
することが可能な細長で可撓性を有する挿入部11と、
この挿入部11の基端側に連設した操作部15とを有し
ている。前記挿入部11は、先端側から順に先端部1
2、複数の湾曲駒を連接して構成された湾曲部13、可
撓性を有する柔軟な可撓管部14を連設して構成されて
いる。そして、前記操作部15に配設されている図示し
ない湾曲操作ノブを操作することによって、前記湾曲部
13を所望の方向に湾曲させて前記先端部12を被観察
部位に対向させることができるようになっている。
することが可能な細長で可撓性を有する挿入部11と、
この挿入部11の基端側に連設した操作部15とを有し
ている。前記挿入部11は、先端側から順に先端部1
2、複数の湾曲駒を連接して構成された湾曲部13、可
撓性を有する柔軟な可撓管部14を連設して構成されて
いる。そして、前記操作部15に配設されている図示し
ない湾曲操作ノブを操作することによって、前記湾曲部
13を所望の方向に湾曲させて前記先端部12を被観察
部位に対向させることができるようになっている。
【0011】また、前記操作部15の側部からは先端に
接続コネクタ16aを有するユニバーサルコード16が
延出しており、前記接続コネクタ16aが前記光源装置
2のコネクタ受け2aに着脱自在に接続される構成にな
っている。そして、前記接続コネクタ16aをコネクタ
受け2aに接続することにより、光源装置2に設けられ
ている光源ランプ2bにて発生した照明光がユニバーサ
ルコード16内に配設されている図示しないライトガイ
ドを通って電子内視鏡1の先端部12へ導かれていく。
なお、符号15aは処置具挿入口であり、符号15bは
送気・送水スイッチ・吸引スイッチ及びビデオプロセッ
サ3を操作する操作スイッチである。
接続コネクタ16aを有するユニバーサルコード16が
延出しており、前記接続コネクタ16aが前記光源装置
2のコネクタ受け2aに着脱自在に接続される構成にな
っている。そして、前記接続コネクタ16aをコネクタ
受け2aに接続することにより、光源装置2に設けられ
ている光源ランプ2bにて発生した照明光がユニバーサ
ルコード16内に配設されている図示しないライトガイ
ドを通って電子内視鏡1の先端部12へ導かれていく。
なお、符号15aは処置具挿入口であり、符号15bは
送気・送水スイッチ・吸引スイッチ及びビデオプロセッ
サ3を操作する操作スイッチである。
【0012】図2に示すように先端部12は、略円柱状
の先端構成部材21を備えており、この先端構成部材2
1の先端側部には先端カバー22が被嵌され接着剤によ
って固定されている。
の先端構成部材21を備えており、この先端構成部材2
1の先端側部には先端カバー22が被嵌され接着剤によ
って固定されている。
【0013】前記先端構成部材21には照明用透孔23
が形成されており、この照明用透孔23には複数のレン
ズ23aを配設した配光レンズ枠23bが挿入固定され
ている。なお、前記配光レンズ枠23bの後端部に配設
されているレンズ23aの後端面には照明光を伝送する
ライトガイド24の先端面が臨まれている。
が形成されており、この照明用透孔23には複数のレン
ズ23aを配設した配光レンズ枠23bが挿入固定され
ている。なお、前記配光レンズ枠23bの後端部に配設
されているレンズ23aの後端面には照明光を伝送する
ライトガイド24の先端面が臨まれている。
【0014】また、前記先端構成部材21には処置具挿
通用透孔25が形成されている。この処置具挿通用透孔
25には処置具挿通用パイプ26が挿入固定されてお
り、この処置具挿通用パイプ26の後端部に前記挿入部
11内を挿通する処置具用チャンネルを形成する処置具
用チューブ27aが連結固定されている。この処置具用
チューブ27aは、前記操作部15に形成されている処
置具挿入口15aに連通しており、この処置具挿入口1
5aを介して挿入された把持鉗子などの処置具が前記処
置具用チャンネル27、処置具挿通用パイプ26を通っ
て先端部12開口部より突出するようになっている。
通用透孔25が形成されている。この処置具挿通用透孔
25には処置具挿通用パイプ26が挿入固定されてお
り、この処置具挿通用パイプ26の後端部に前記挿入部
11内を挿通する処置具用チャンネルを形成する処置具
用チューブ27aが連結固定されている。この処置具用
チューブ27aは、前記操作部15に形成されている処
置具挿入口15aに連通しており、この処置具挿入口1
5aを介して挿入された把持鉗子などの処置具が前記処
置具用チャンネル27、処置具挿通用パイプ26を通っ
て先端部12開口部より突出するようになっている。
【0015】さらに、前記先端構成部材21には観察用
透孔28が形成されている。この観察用透孔28には先
端部にカバーレンズ29を介装した被観察部位の観察を
行うための対物レンズ系30を構成する第1観察レンズ
枠31が挿入固定されている。なお、この先端部12に
は前記カバーレンズ29に指向する送気・送水用のノズ
ル(不図示)が設けられており、前記操作部15に設け
られているスイッチ15bのうち送気・送水スイッチを
適宜操作することによって、前記ノズルからカバーレン
ズ29に向かって送気、或いは送水を行って、前記カバ
ーレンズ29の表面に付着した汚れやレンズの曇り等を
除去するようになっている。
透孔28が形成されている。この観察用透孔28には先
端部にカバーレンズ29を介装した被観察部位の観察を
行うための対物レンズ系30を構成する第1観察レンズ
枠31が挿入固定されている。なお、この先端部12に
は前記カバーレンズ29に指向する送気・送水用のノズ
ル(不図示)が設けられており、前記操作部15に設け
られているスイッチ15bのうち送気・送水スイッチを
適宜操作することによって、前記ノズルからカバーレン
ズ29に向かって送気、或いは送水を行って、前記カバ
ーレンズ29の表面に付着した汚れやレンズの曇り等を
除去するようになっている。
【0016】前記第1観察レンズ枠31は、図示しない
固定ネジによって先端構成部材21に形成されている観
察用透孔28に固定されると共に、この観察用透孔28
と第1観察レンズ枠31との間にOリング33を介装し
て、観察用透孔28内の水密状態を保持するようになっ
ている。
固定ネジによって先端構成部材21に形成されている観
察用透孔28に固定されると共に、この観察用透孔28
と第1観察レンズ枠31との間にOリング33を介装し
て、観察用透孔28内の水密状態を保持するようになっ
ている。
【0017】また、前記第1観察レンズ枠31のカバー
レンズ29とは反対側に、絶縁枠34を介して第2観察
レンズ枠32を固定している。この第1観察レンズ枠3
1内及び第2観察レンズ枠32内には、第1レンズ群3
1aと第2レンズ群32aとがそれぞれ接着剤で固定さ
れており、これらレンズ群31a,32aを前記観察用
透孔28の中心軸及びカバーレンズ29の光軸に対して
一致させて対物レンズ系30を構成している。そして、
前記第2観察レンズ枠32の第1観察レンズ枠31とは
反対側の外周に固体撮像素子枠35を接着剤により嵌着
固定している。
レンズ29とは反対側に、絶縁枠34を介して第2観察
レンズ枠32を固定している。この第1観察レンズ枠3
1内及び第2観察レンズ枠32内には、第1レンズ群3
1aと第2レンズ群32aとがそれぞれ接着剤で固定さ
れており、これらレンズ群31a,32aを前記観察用
透孔28の中心軸及びカバーレンズ29の光軸に対して
一致させて対物レンズ系30を構成している。そして、
前記第2観察レンズ枠32の第1観察レンズ枠31とは
反対側の外周に固体撮像素子枠35を接着剤により嵌着
固定している。
【0018】前記固体撮像素子枠35は、前記第2観察
レンズ枠32よりも後方に延出しており、この延出して
いる部位の内部空間に固体撮像素子36が前記対物レン
ズ系30の光軸に直交するように接着剤37によって封
止固定されている。
レンズ枠32よりも後方に延出しており、この延出して
いる部位の内部空間に固体撮像素子36が前記対物レン
ズ系30の光軸に直交するように接着剤37によって封
止固定されている。
【0019】なお、前記第2観察レンズ枠32と、この
第2観察レンズ枠32の外周面に外嵌する固体撮像素子
枠35との位置関係を調整してピント出しを行った後、
接着剤を用いて嵌合接合して撮像装置となる撮像ユニッ
ト40を構成している。
第2観察レンズ枠32の外周面に外嵌する固体撮像素子
枠35との位置関係を調整してピント出しを行った後、
接着剤を用いて嵌合接合して撮像装置となる撮像ユニッ
ト40を構成している。
【0020】前記固体撮像素子36は、前記対物レンズ
系30側に配設したカバーガラス36aと、このカバー
ガラス36aの対物レンズ系30とは反対側に設けた素
子基板36bの内部配線を介して複数の外部リード36
cに導通する素子チップ36dとで構成されている。
系30側に配設したカバーガラス36aと、このカバー
ガラス36aの対物レンズ系30とは反対側に設けた素
子基板36bの内部配線を介して複数の外部リード36
cに導通する素子チップ36dとで構成されている。
【0021】前記固体撮像素子枠35の基端側外周には
筒状に形成されて外周を絶縁カバー41が覆うシールド
枠42の先端部が固定されている。このシールド枠42
の基端側は、後方へ延出しており、この延出した部位内
の空間部に例えばセラミック製の回路基板43が前記対
物レンズ系30の光軸に対して略平行な状態で固体撮像
素子36の外部リード36cに保持固定されている。
筒状に形成されて外周を絶縁カバー41が覆うシールド
枠42の先端部が固定されている。このシールド枠42
の基端側は、後方へ延出しており、この延出した部位内
の空間部に例えばセラミック製の回路基板43が前記対
物レンズ系30の光軸に対して略平行な状態で固体撮像
素子36の外部リード36cに保持固定されている。
【0022】前記回路基板43と前記固体撮像素子36
の外部リード36cとは半田等で電気的に接続されてお
り、この回路基板43の先端側には図3に示すように固
体撮像素子36の外部リード36cを電気的に接続する
ための外部リード用ランド43aが形成されている。一
方、回路基板43の基端側には後述する信号ケーブル4
5の同軸線46の内部導体46aや単純線47の導体部
47aが接続される信号線接地用ランド43bが形成さ
れている。なお、前記回路基板43の図に示す一平面は
実装面であり、例えばコンデンサ等の電子部品51が半
田により電気的に接続されて実装されている。
の外部リード36cとは半田等で電気的に接続されてお
り、この回路基板43の先端側には図3に示すように固
体撮像素子36の外部リード36cを電気的に接続する
ための外部リード用ランド43aが形成されている。一
方、回路基板43の基端側には後述する信号ケーブル4
5の同軸線46の内部導体46aや単純線47の導体部
47aが接続される信号線接地用ランド43bが形成さ
れている。なお、前記回路基板43の図に示す一平面は
実装面であり、例えばコンデンサ等の電子部品51が半
田により電気的に接続されて実装されている。
【0023】前記撮像ユニット40内には複数の同軸線
46及び単純線47などにより構成されている信号ケー
ブル45が挿通している。図4に示すように信号ケーブ
ル45は、複数の同軸線46及び単純線47を絶縁テー
プ48内に束ね総合シールド49、総合絶縁被覆50で
覆って構成されている。
46及び単純線47などにより構成されている信号ケー
ブル45が挿通している。図4に示すように信号ケーブ
ル45は、複数の同軸線46及び単純線47を絶縁テー
プ48内に束ね総合シールド49、総合絶縁被覆50で
覆って構成されている。
【0024】図5に示すように信号ケーブル45の同軸
線46は、内部導体46aと、この内部導体46aを覆
う内部絶縁被覆46bから構成される芯線46cと、こ
の芯線46cを覆うように配設されている外部導体46
dと、この外部導体46dを覆う外部絶縁被覆46eと
で構成されている。一方、図6に示すように単純線47
は、導体部47aと、この導体部47aを覆う絶縁被覆
47bとで構成されている。
線46は、内部導体46aと、この内部導体46aを覆
う内部絶縁被覆46bから構成される芯線46cと、こ
の芯線46cを覆うように配設されている外部導体46
dと、この外部導体46dを覆う外部絶縁被覆46eと
で構成されている。一方、図6に示すように単純線47
は、導体部47aと、この導体部47aを覆う絶縁被覆
47bとで構成されている。
【0025】図2に示すように前記信号ケーブル45
は、分岐部45aで回路基板43の実装面側と、この実
装面とは反対側の二方向に分岐している。前記実装面と
は反対側に分岐した単純線47は、固体撮像素子36の
外部リード36cに直接半田などで接続されて、例えば
固体撮像素子36へ駆動信号を伝達するようになってい
る。また、前記信号ケーブル45の一部の同軸線46及
び単純線47は、回路基板43上に設けられている信号
線接地用ランド43bに接続されている。
は、分岐部45aで回路基板43の実装面側と、この実
装面とは反対側の二方向に分岐している。前記実装面と
は反対側に分岐した単純線47は、固体撮像素子36の
外部リード36cに直接半田などで接続されて、例えば
固体撮像素子36へ駆動信号を伝達するようになってい
る。また、前記信号ケーブル45の一部の同軸線46及
び単純線47は、回路基板43上に設けられている信号
線接地用ランド43bに接続されている。
【0026】図2、3に示すように前記回路基板43上
には例えばセラミック製で板状の放熱用固定部材60が
熱伝導性の低い接着剤で固定されている。この放熱用固
定部材60には芯線46cの内部導体46aが電気接続
される導体接地ランド61aが設けられ、封止樹脂64
により封止される電子部品であるIC65が電気的に接
続配線される実装部61と、前記同軸線46の外部導体
46dを折り返して縒り束ねた導体部66が配設される
開口部62を備えた略コの字形状の信号線固定部63と
が一体的に設けられている。なお、前記放熱用固定部材
60には、前記回路基板43と電気的に接続するための
接点パターン(不図示)が設けられており、この接点パ
ターンによって放熱用固定部材60と回路基板43とが
電気的に接続されている。
には例えばセラミック製で板状の放熱用固定部材60が
熱伝導性の低い接着剤で固定されている。この放熱用固
定部材60には芯線46cの内部導体46aが電気接続
される導体接地ランド61aが設けられ、封止樹脂64
により封止される電子部品であるIC65が電気的に接
続配線される実装部61と、前記同軸線46の外部導体
46dを折り返して縒り束ねた導体部66が配設される
開口部62を備えた略コの字形状の信号線固定部63と
が一体的に設けられている。なお、前記放熱用固定部材
60には、前記回路基板43と電気的に接続するための
接点パターン(不図示)が設けられており、この接点パ
ターンによって放熱用固定部材60と回路基板43とが
電気的に接続されている。
【0027】即ち、前記信号線固定部63より延出して
いる芯線46cは、封止樹脂64により封止されている
IC65を通過した付近で折り返され、前記実装部61
に設けられている導体接地ランド61aに内部導体46
aを半田等で電気的に接続し、前記信号線固定部63の
開口部62の内側面に設けられている導体接地部67に
前記同軸線46の依り束ねた導体部66を半田68など
で固定している。
いる芯線46cは、封止樹脂64により封止されている
IC65を通過した付近で折り返され、前記実装部61
に設けられている導体接地ランド61aに内部導体46
aを半田等で電気的に接続し、前記信号線固定部63の
開口部62の内側面に設けられている導体接地部67に
前記同軸線46の依り束ねた導体部66を半田68など
で固定している。
【0028】そして、固体撮像素子36、回路基板4
3、放熱用固定部材60の実装部61、信号ケーブル4
5とで信号処理回路を形成しており、この固体撮像素子
36への入出力信号である固体撮像素子駆動信号や固体
撮像素子出力信号及び固体撮像素子駆動電源は、全て前
記回路基板43上を経由していく。
3、放熱用固定部材60の実装部61、信号ケーブル4
5とで信号処理回路を形成しており、この固体撮像素子
36への入出力信号である固体撮像素子駆動信号や固体
撮像素子出力信号及び固体撮像素子駆動電源は、全て前
記回路基板43上を経由していく。
【0029】なお、前記シールド枠42の内部には例え
ば非導電性接着剤44を充填して、固体撮像素子36、
回路基板43、放熱用固定部材60、信号ケーブル45
を封止している。また、前記シールド枠42より突出す
るように形成した絶縁カバー41の後端部は、前記信号
ケーブル45の外皮を覆うケーブル保護部材45bに保
持・固定されている。このケーブル保護部材45bは、
内視鏡の挿入部内に配設される他の内蔵物から受けるダ
メージや他の内蔵物に与えるダメージを軽減する緩衝剤
の役目をかねるものである。
ば非導電性接着剤44を充填して、固体撮像素子36、
回路基板43、放熱用固定部材60、信号ケーブル45
を封止している。また、前記シールド枠42より突出す
るように形成した絶縁カバー41の後端部は、前記信号
ケーブル45の外皮を覆うケーブル保護部材45bに保
持・固定されている。このケーブル保護部材45bは、
内視鏡の挿入部内に配設される他の内蔵物から受けるダ
メージや他の内蔵物に与えるダメージを軽減する緩衝剤
の役目をかねるものである。
【0030】上述のように構成した放熱用固定部材60
を備えた撮像装置の作用を説明する。前記電子内視鏡1
の挿入部11を体腔内に挿入して被観察部位の観察を行
う。このとき、固体撮像素子36には多くの信号が入力
されると共に、多くの信号が出力されていくため、放熱
用固定部材60の実装部61に搭載されているIC65
が発熱する。このIC65で発生した熱の多くは、回路
基板43と放熱用固定部材60とが熱伝導性の低い接着
剤を介して固定されていることから放熱用固定部材60
の実装部61を介して信号線固定部63に伝導されてい
く。そして、この信号線固定部63に伝導された熱は、
前記信号線固定部63の開口部62内の半田68で固定
された導体部66に伝導されて同軸線46へ伝導されて
いく。そして、この同軸線46から信号ケーブル45へ
伝導されて放熱されていく。
を備えた撮像装置の作用を説明する。前記電子内視鏡1
の挿入部11を体腔内に挿入して被観察部位の観察を行
う。このとき、固体撮像素子36には多くの信号が入力
されると共に、多くの信号が出力されていくため、放熱
用固定部材60の実装部61に搭載されているIC65
が発熱する。このIC65で発生した熱の多くは、回路
基板43と放熱用固定部材60とが熱伝導性の低い接着
剤を介して固定されていることから放熱用固定部材60
の実装部61を介して信号線固定部63に伝導されてい
く。そして、この信号線固定部63に伝導された熱は、
前記信号線固定部63の開口部62内の半田68で固定
された導体部66に伝導されて同軸線46へ伝導されて
いく。そして、この同軸線46から信号ケーブル45へ
伝導されて放熱されていく。
【0031】このように、撮像ユニットを構成する回路
基板に、実装部と信号線固定部とを備えた放熱用固定部
材を熱伝導性の低い接着剤を介して電気的に接続し、前
記実装部に発熱量の多いICを配設し、前記信号線固定
部に信号線の導体部を固定することによって、放熱用固
定部材の実装部に配設されているICで発生した熱は、
実装部、信号線固定部、この信号線固定部の開口部内に
半田で固定された導体部、同軸線及び信号ケーブルに伝
導されて放熱されていくので、固体撮像素子に伝導され
る熱量が低減して固体撮像素子の温度上昇を防止するこ
とができる。
基板に、実装部と信号線固定部とを備えた放熱用固定部
材を熱伝導性の低い接着剤を介して電気的に接続し、前
記実装部に発熱量の多いICを配設し、前記信号線固定
部に信号線の導体部を固定することによって、放熱用固
定部材の実装部に配設されているICで発生した熱は、
実装部、信号線固定部、この信号線固定部の開口部内に
半田で固定された導体部、同軸線及び信号ケーブルに伝
導されて放熱されていくので、固体撮像素子に伝導され
る熱量が低減して固体撮像素子の温度上昇を防止するこ
とができる。
【0032】このことにより、ICで発生した熱が、積
極的に固体撮像素子の後方部側に配設された信号ケーブ
ルに伝導されることにより、固体撮像子側にはわずかの
熱だけしか伝導されないので、固体撮像素子の温度上昇
を防止して、固体撮像素子が動作温度範囲より高温域で
駆動することによって発生する画像の不具合や固体撮像
素子の耐久性劣化が防止される。
極的に固体撮像素子の後方部側に配設された信号ケーブ
ルに伝導されることにより、固体撮像子側にはわずかの
熱だけしか伝導されないので、固体撮像素子の温度上昇
を防止して、固体撮像素子が動作温度範囲より高温域で
駆動することによって発生する画像の不具合や固体撮像
素子の耐久性劣化が防止される。
【0033】図7は本発明の第2実施形態にかかる放熱
用固定部材の他の構成を示す説明図である。図に示すよ
うに本実施形態においては放熱用固定部材60Aを、セ
ラミック製の板状の実装部材61Aと、コの字状で開口
部62を形成した信号線固定部材63Aとの2部材で形
成している。そして、前記実装部材61Aと信号線固定
部材63Aとを熱伝導性の高い接着剤などの固定手段を
介して一体的に固定している。また、前記実装部材61
AにはIC65で発生した熱をできるだけ速やかに信号
線固定部材63Aへ伝導させるため、前記IC65及び
信号線固定部材63Aが配置される範囲内及びその周辺
部に熱伝導性の高い例えばアルミや銅製の薄板状の熱伝
導板69を設けている。
用固定部材の他の構成を示す説明図である。図に示すよ
うに本実施形態においては放熱用固定部材60Aを、セ
ラミック製の板状の実装部材61Aと、コの字状で開口
部62を形成した信号線固定部材63Aとの2部材で形
成している。そして、前記実装部材61Aと信号線固定
部材63Aとを熱伝導性の高い接着剤などの固定手段を
介して一体的に固定している。また、前記実装部材61
AにはIC65で発生した熱をできるだけ速やかに信号
線固定部材63Aへ伝導させるため、前記IC65及び
信号線固定部材63Aが配置される範囲内及びその周辺
部に熱伝導性の高い例えばアルミや銅製の薄板状の熱伝
導板69を設けている。
【0034】なお、この熱伝導板69は、前記信号線固
定部材63Aと同素材または、前記信号線固定部材63
Aより熱伝導率の高い素材で形成してある。その他の構
成は前記第1実施形態と同様であり同部材には同符号を
付して説明を省略する。
定部材63Aと同素材または、前記信号線固定部材63
Aより熱伝導率の高い素材で形成してある。その他の構
成は前記第1実施形態と同様であり同部材には同符号を
付して説明を省略する。
【0035】上述のように構成した放熱用固定部材60
Aを備えた撮像装置の作用を説明する。前記電子内視鏡
1の挿入部11を体腔内に挿入して被観察部位の観察を
行う。このとき、固体撮像素子36には多くの信号が入
出力するため、放熱用固定部材60Aの実装部材61A
に搭載されているIC65が発熱する。このIC65で
発生した熱の多くは、このIC65及び信号線固定部材
63Aの周辺に配設されている熱伝導性の高い熱伝導板
69によって信号線固定部材63Aに伝導されていく。
そして、この信号線固定部材63Aの開口部62内に半
田68で固定された導体部66に伝導されて同軸線46
に伝導され、この同軸線46から信号ケーブル45へ伝
導されて放熱されていく。
Aを備えた撮像装置の作用を説明する。前記電子内視鏡
1の挿入部11を体腔内に挿入して被観察部位の観察を
行う。このとき、固体撮像素子36には多くの信号が入
出力するため、放熱用固定部材60Aの実装部材61A
に搭載されているIC65が発熱する。このIC65で
発生した熱の多くは、このIC65及び信号線固定部材
63Aの周辺に配設されている熱伝導性の高い熱伝導板
69によって信号線固定部材63Aに伝導されていく。
そして、この信号線固定部材63Aの開口部62内に半
田68で固定された導体部66に伝導されて同軸線46
に伝導され、この同軸線46から信号ケーブル45へ伝
導されて放熱されていく。
【0036】このように、熱伝導板を実装部材のIC及
び信号線固定部材が配置される範囲内及びその周辺部に
設けることにより、ICで発生した熱は速やかに信号線
固定部材へ伝導されていき、この信号線固定部材に固定
された同軸線から信号ケーブルに伝導されて固体撮像素
子の温度上昇を防止することができる。
び信号線固定部材が配置される範囲内及びその周辺部に
設けることにより、ICで発生した熱は速やかに信号線
固定部材へ伝導されていき、この信号線固定部材に固定
された同軸線から信号ケーブルに伝導されて固体撮像素
子の温度上昇を防止することができる。
【0037】また、熱伝導板を信号線固定部材と同素材
またはこの信号線固定部材より熱伝導率の高い素材で形
成することにより、ICで発生した熱がより効率良く信
号線固定部材に伝導させることができる。
またはこの信号線固定部材より熱伝導率の高い素材で形
成することにより、ICで発生した熱がより効率良く信
号線固定部材に伝導させることができる。
【0038】さらに、放熱用固定部材を実装部材と信号
線固定部材との2部材で構成したことにより、信号ケー
ブルの導体部を信号線固定部材に半田などで固定した後
に、この信号線固定部材を実装部材に固定することによ
り組立作業性を大幅に向上させることができる。その他
の作用及び効果は前記第1実施形態と同様である。
線固定部材との2部材で構成したことにより、信号ケー
ブルの導体部を信号線固定部材に半田などで固定した後
に、この信号線固定部材を実装部材に固定することによ
り組立作業性を大幅に向上させることができる。その他
の作用及び効果は前記第1実施形態と同様である。
【0039】図8は本発明の第3実施形態に係る信号線
固定部材の別の構成を示す説明図である。図に示すよう
に前記実施形態で別部材でコの字形状に形成されていた
信号線固定部材63Aを本実施形態においては角形の貫
通孔71を有する直方体形状の信号線固定部材63Bと
している。そして、この信号線固定部材63Bの貫通孔
71に信号ケーブル45の芯線46cを挿通させ、導体
部66をこの貫通孔71内に配置させ、信号線固定部材
63Bの筐体に形成した注入孔72から伝導性を有する
例えば半田68などの固定部材を注入して一体的に固定
している。なお、前記注入孔72は信号線固定部材63
Bの上面側、すなわち実装部材61aに密着する側とは
反対側の面に形成してある。
固定部材の別の構成を示す説明図である。図に示すよう
に前記実施形態で別部材でコの字形状に形成されていた
信号線固定部材63Aを本実施形態においては角形の貫
通孔71を有する直方体形状の信号線固定部材63Bと
している。そして、この信号線固定部材63Bの貫通孔
71に信号ケーブル45の芯線46cを挿通させ、導体
部66をこの貫通孔71内に配置させ、信号線固定部材
63Bの筐体に形成した注入孔72から伝導性を有する
例えば半田68などの固定部材を注入して一体的に固定
している。なお、前記注入孔72は信号線固定部材63
Bの上面側、すなわち実装部材61aに密着する側とは
反対側の面に形成してある。
【0040】このように、信号線固定部材を角形の貫通
孔を有する直方体形状に形成したことにより、開口部を
無くして信号線固定部材の単体の強度向上及び信号線固
定部材内に配設される信号ケーブルの導体部の固定強度
を向上させることができる。このことにより、信号ケー
ブルの導体部が信号線固定部材に確実に固定される。
孔を有する直方体形状に形成したことにより、開口部を
無くして信号線固定部材の単体の強度向上及び信号線固
定部材内に配設される信号ケーブルの導体部の固定強度
を向上させることができる。このことにより、信号ケー
ブルの導体部が信号線固定部材に確実に固定される。
【0041】ところで、特公平6−44902号公報に
は可視光以外の波長域の光成分を除去するためのフィル
タが固体撮像素子に隣接するように配設された撮像装置
が示されている。この撮像装置では可視光以外の波長域
の光成分を、このフィルタで吸収、反射して除去した
際、フィルタ内に熱エネルギが蓄えられ、その熱が隣接
する固体撮像素子に伝導して、固体撮像素子の温度を上
昇させて画像に不具合を生じさせたり、耐久性を劣化さ
せる要因になっていた。このため、内視鏡先端部に内蔵
されている固体撮像素子が隣接するフィルタに蓄えられ
た熱によって温度上昇することを防止した撮像装置が望
まれていた。
は可視光以外の波長域の光成分を除去するためのフィル
タが固体撮像素子に隣接するように配設された撮像装置
が示されている。この撮像装置では可視光以外の波長域
の光成分を、このフィルタで吸収、反射して除去した
際、フィルタ内に熱エネルギが蓄えられ、その熱が隣接
する固体撮像素子に伝導して、固体撮像素子の温度を上
昇させて画像に不具合を生じさせたり、耐久性を劣化さ
せる要因になっていた。このため、内視鏡先端部に内蔵
されている固体撮像素子が隣接するフィルタに蓄えられ
た熱によって温度上昇することを防止した撮像装置が望
まれていた。
【0042】図9は撮像装置となる撮像ユニットの構成
例の1例を示す説明図である。図に示すように電子内視
鏡の先端部には複数のレンズを配設して被観察部位の観
察を行う対物光学系101と、この対物光学系101の
結像位置に配置されて、撮像面に結像した光学像を電気
信号に光電変換する撮像部102とで構成される撮像ユ
ニット103が配設されている。
例の1例を示す説明図である。図に示すように電子内視
鏡の先端部には複数のレンズを配設して被観察部位の観
察を行う対物光学系101と、この対物光学系101の
結像位置に配置されて、撮像面に結像した光学像を電気
信号に光電変換する撮像部102とで構成される撮像ユ
ニット103が配設されている。
【0043】前記対物光学系101は、第1レンズ枠1
04に収納された第1観察レンズ群105と、第2レン
ズ枠106に収納された第2観察レンズ群107と、こ
の第2レンズ枠106の外周に外嵌し、前記第1レンズ
枠104に内嵌する絶縁枠108とで構成されている。
04に収納された第1観察レンズ群105と、第2レン
ズ枠106に収納された第2観察レンズ群107と、こ
の第2レンズ枠106の外周に外嵌し、前記第1レンズ
枠104に内嵌する絶縁枠108とで構成されている。
【0044】なお、前記第1観察レンズ群105及び第
2観察レンズ群107は、それぞれ前記第1レンズ枠1
04及び第2レンズ枠106に接着剤によって接着固定
されている。また、前記第1レンズ枠104と第2レン
ズ枠106とは、前記絶縁枠108を介して接着剤で接
着固定されている。さらに、前記第2観察レンズ群10
7のレンズとレンズとの間にはレンズ間の距離を適切な
値に調整するための間隔管109が配置されている。
2観察レンズ群107は、それぞれ前記第1レンズ枠1
04及び第2レンズ枠106に接着剤によって接着固定
されている。また、前記第1レンズ枠104と第2レン
ズ枠106とは、前記絶縁枠108を介して接着剤で接
着固定されている。さらに、前記第2観察レンズ群10
7のレンズとレンズとの間にはレンズ間の距離を適切な
値に調整するための間隔管109が配置されている。
【0045】前記撮像部102は、前記第2レンズ枠1
06の外周部に先端部を嵌合して接着剤によって接着固
定した固体撮像素子枠110と、この固体撮像素子枠1
10の対物光学系101側に配設した保護レンズ11
1、この保護レンズ111に接着固定されるカバーガラ
ス112a及びこのカバーガラス112aの前記対物光
学系101とは反対側に設けられた素子基板112bの
内部配線を介して複数の外部リード112cに導通した
素子チップ112dを配設した固体撮像素子112と、
信号処理回路を形成した回路基板113とで構成されて
いる。
06の外周部に先端部を嵌合して接着剤によって接着固
定した固体撮像素子枠110と、この固体撮像素子枠1
10の対物光学系101側に配設した保護レンズ11
1、この保護レンズ111に接着固定されるカバーガラ
ス112a及びこのカバーガラス112aの前記対物光
学系101とは反対側に設けられた素子基板112bの
内部配線を介して複数の外部リード112cに導通した
素子チップ112dを配設した固体撮像素子112と、
信号処理回路を形成した回路基板113とで構成されて
いる。
【0046】前記第2観察レンズ群107には特定の波
長領域の光を吸収及び反射するフィルタ115が設けて
ある。本実施形態では前記フィルタ115として例え
ば、可視光以外の波長域の光成分を除去するための赤外
線吸収フィルタ115a,YAGカットフィルタ115
b,赤外線吸収フィルタ115aを順に配設している。
そして、このフィルタ115aの後方側と固体撮像素子
112との間には複数の対物レンズとして例えば接合レ
ンズ116を配設している。
長領域の光を吸収及び反射するフィルタ115が設けて
ある。本実施形態では前記フィルタ115として例え
ば、可視光以外の波長域の光成分を除去するための赤外
線吸収フィルタ115a,YAGカットフィルタ115
b,赤外線吸収フィルタ115aを順に配設している。
そして、このフィルタ115aの後方側と固体撮像素子
112との間には複数の対物レンズとして例えば接合レ
ンズ116を配設している。
【0047】なお、前記第2レンズ枠106と固体撮像
素子枠110とは対物光学系101と固体撮像素子11
2とのピント出し調整を行った後、接着剤114によっ
て一体的に接着固定されている。また、前記固体撮像素
子112の外部リード112cは、回路基板113に設
けられているリード用ランド(不図示)に半田などによ
って電気的に接続されている。
素子枠110とは対物光学系101と固体撮像素子11
2とのピント出し調整を行った後、接着剤114によっ
て一体的に接着固定されている。また、前記固体撮像素
子112の外部リード112cは、回路基板113に設
けられているリード用ランド(不図示)に半田などによ
って電気的に接続されている。
【0048】このように、本実施形態の撮像装置では、
対物光学系を構成する第2観察レンズ群に設けた特定の
波長領域の光を除くフィルタと固体撮像素子との間に少
なくとも1つ以上の対物レンズを配置しているので、フ
ィルタで吸収または反射した際に吸収された熱エネルギ
を固体撮像素子へ伝導させる距離が長くなると共に、熱
容量が大きくなることによって、固体撮像素子へ伝導さ
れる熱量を減少させることができる。このことによっ
て、固体撮像素子の温度が動作温度範囲より高温域に上
昇して起こる画像の不具合及び固体撮像素子の耐久性の
劣化が防止される。
対物光学系を構成する第2観察レンズ群に設けた特定の
波長領域の光を除くフィルタと固体撮像素子との間に少
なくとも1つ以上の対物レンズを配置しているので、フ
ィルタで吸収または反射した際に吸収された熱エネルギ
を固体撮像素子へ伝導させる距離が長くなると共に、熱
容量が大きくなることによって、固体撮像素子へ伝導さ
れる熱量を減少させることができる。このことによっ
て、固体撮像素子の温度が動作温度範囲より高温域に上
昇して起こる画像の不具合及び固体撮像素子の耐久性の
劣化が防止される。
【0049】ところで、電子内視鏡では挿入部の先端部
に内蔵されている撮像装置を構成する電子部品が発熱体
になっていた。このため、固体撮像素子近傍の環境温度
は電子部品の発熱によって体腔内温度より高くなること
がある。また、前記先端部にはライトガイドなどの発熱
体が配置されていたので、このライトガイドからの熱の
影響を受けて固体撮像素子の温度がさらに上昇して、固
体撮像素子の動作温度範囲を越えて画像に不具合が生じ
たり、固体撮像素子の耐久性が劣化するおそれがあっ
た。このため、固体撮像素子が動作温度範囲を越えない
ように構成した内視鏡が望まれていた。
に内蔵されている撮像装置を構成する電子部品が発熱体
になっていた。このため、固体撮像素子近傍の環境温度
は電子部品の発熱によって体腔内温度より高くなること
がある。また、前記先端部にはライトガイドなどの発熱
体が配置されていたので、このライトガイドからの熱の
影響を受けて固体撮像素子の温度がさらに上昇して、固
体撮像素子の動作温度範囲を越えて画像に不具合が生じ
たり、固体撮像素子の耐久性が劣化するおそれがあっ
た。このため、固体撮像素子が動作温度範囲を越えない
ように構成した内視鏡が望まれていた。
【0050】図10は内視鏡先端部の構成の1例を示す
説明図であり、本実施形態の電子内視鏡では固体撮像素
子が動作温度範囲を越えることを防止するため、図に示
すように電子内視鏡の先端部を構成する先端構成部材1
20に配設される発熱体である例えばライトガイド12
2と撮像ユニット121との間に熱伝導性の低い材質で
ある例えば、ゴム製の熱非干渉剤を断熱部材123とし
て配設している。
説明図であり、本実施形態の電子内視鏡では固体撮像素
子が動作温度範囲を越えることを防止するため、図に示
すように電子内視鏡の先端部を構成する先端構成部材1
20に配設される発熱体である例えばライトガイド12
2と撮像ユニット121との間に熱伝導性の低い材質で
ある例えば、ゴム製の熱非干渉剤を断熱部材123とし
て配設している。
【0051】このように、先端部に配設されている発熱
体であるライトガイドと撮像ユニットの間に熱伝導性の
低い材質で形成した断熱部材を配設したことによって、
ライトガイドで発生した熱が撮像ユニットに伝導され
て、撮像ユニットを更に加熱することを防止することが
できる。このことにより、固体撮像素子の近傍に配設さ
れている発熱体からの熱が断熱部材によって遮断され
て、固体撮像素子の温度が動作温度範囲を超えて発生す
る画像の不具合及び固体撮像素子の耐久性の劣化が防止
される。
体であるライトガイドと撮像ユニットの間に熱伝導性の
低い材質で形成した断熱部材を配設したことによって、
ライトガイドで発生した熱が撮像ユニットに伝導され
て、撮像ユニットを更に加熱することを防止することが
できる。このことにより、固体撮像素子の近傍に配設さ
れている発熱体からの熱が断熱部材によって遮断され
て、固体撮像素子の温度が動作温度範囲を超えて発生す
る画像の不具合及び固体撮像素子の耐久性の劣化が防止
される。
【0052】なお、図10に示したように前記断熱部材
123をライトガイド122と撮像ユニット121との
間全体に配設する代わりに、図11に示すように断熱部
材123をライトガイド122と撮像ユニット121と
が対向する外周面部に設けることによって、上述と同様
の作用及び効果を得ることができる。
123をライトガイド122と撮像ユニット121との
間全体に配設する代わりに、図11に示すように断熱部
材123をライトガイド122と撮像ユニット121と
が対向する外周面部に設けることによって、上述と同様
の作用及び効果を得ることができる。
【0053】また、前記断熱部材123をライトガイド
122の外周面全体に配設するようにしてもライトガイ
ドで発生した熱が撮像ユニットに伝導されてこの撮像ユ
ニットを更に加温することが防止される。
122の外周面全体に配設するようにしてもライトガイ
ドで発生した熱が撮像ユニットに伝導されてこの撮像ユ
ニットを更に加温することが防止される。
【0054】ところで、電子内視鏡では挿入部の先端部
に内蔵されている撮像装置を構成する電子部品が発熱体
になっていた。また、前記先端部にはライトガイドなど
の発熱体が配置されていた。特に、固体撮像素子近傍の
環境温度は電子部品の発熱によって体腔内温度より高く
なるおそれがあり、ライトガイドからの熱の影響を受け
て固体撮像素子の温度がさらに上昇して、固体撮像素子
の動作温度範囲を越えると画像に不具合が生じたり、固
体撮像素子の耐久性が劣化するおそれがあった。このた
め、固体撮像素子が熱による影響を受けにくい内視鏡が
望まれていた。
に内蔵されている撮像装置を構成する電子部品が発熱体
になっていた。また、前記先端部にはライトガイドなど
の発熱体が配置されていた。特に、固体撮像素子近傍の
環境温度は電子部品の発熱によって体腔内温度より高く
なるおそれがあり、ライトガイドからの熱の影響を受け
て固体撮像素子の温度がさらに上昇して、固体撮像素子
の動作温度範囲を越えると画像に不具合が生じたり、固
体撮像素子の耐久性が劣化するおそれがあった。このた
め、固体撮像素子が熱による影響を受けにくい内視鏡が
望まれていた。
【0055】図12は内視鏡先端部の構成の別の例を示
す説明図であり、本実施形態の電子内視鏡では固体撮像
素子が動作温度範囲を越えることを防止するため、図に
示すように電子内視鏡1の先端部12を構成する先端構
成部材130に配設される対物レンズ系131を構成す
るレンズ枠132を熱伝導率の高いアルミや銅などの金
属部材で形成している。また、この対物レンズ枠132
内に接着固定される複数のレンズ133を、熱伝導率の
高いプラスチック材で形成している。さらに、前記レン
ズ枠132の後方に配設される撮像ユニット134を構
成する固体撮像素子135を保持する固体撮像素子枠1
36を、前記レンズ枠132と同様に熱伝導率の高いア
ルミや銅などの金属部材で形成している。そして、レン
ズ枠132の先端部を先端構成部材130に嵌合固定
し、後端部を固体撮像素子枠136に接着剤により嵌合
固定している。
す説明図であり、本実施形態の電子内視鏡では固体撮像
素子が動作温度範囲を越えることを防止するため、図に
示すように電子内視鏡1の先端部12を構成する先端構
成部材130に配設される対物レンズ系131を構成す
るレンズ枠132を熱伝導率の高いアルミや銅などの金
属部材で形成している。また、この対物レンズ枠132
内に接着固定される複数のレンズ133を、熱伝導率の
高いプラスチック材で形成している。さらに、前記レン
ズ枠132の後方に配設される撮像ユニット134を構
成する固体撮像素子135を保持する固体撮像素子枠1
36を、前記レンズ枠132と同様に熱伝導率の高いア
ルミや銅などの金属部材で形成している。そして、レン
ズ枠132の先端部を先端構成部材130に嵌合固定
し、後端部を固体撮像素子枠136に接着剤により嵌合
固定している。
【0056】上述のように構成した電子内視鏡の作用を
説明する。挿入部を体腔内に挿入して検査を開始する
と、撮像ユニット134の回路基板137上に実装され
ているIC138から熱が発生し、固体撮像素子135
近傍の環境温度が体腔内温度より高くなると共に、先端
部12に内蔵されているライトガイド139からの熱が
伝導されてくる。しかし、レンズ枠132,このレンズ
枠132内の複数のレンズ133及び固体撮像素子枠1
36が熱伝導率の高い材質で形成されていることによ
り、前記固体撮像素子135近傍の熱は、前記レンズ枠
132,複数のレンズ133及び固体撮像素子枠136
を伝導して、この固体撮像素子135近傍の温度よりも
低い体腔側へ伝導されていく。また、ライトガイド13
9で発生した熱も前記レンズ枠132及び固体撮像素子
枠136を伝導して温度差のある体腔側へ伝導されてい
くので、固体撮像素子136の動作環境温度が体腔内温
度と略々等しくなる。
説明する。挿入部を体腔内に挿入して検査を開始する
と、撮像ユニット134の回路基板137上に実装され
ているIC138から熱が発生し、固体撮像素子135
近傍の環境温度が体腔内温度より高くなると共に、先端
部12に内蔵されているライトガイド139からの熱が
伝導されてくる。しかし、レンズ枠132,このレンズ
枠132内の複数のレンズ133及び固体撮像素子枠1
36が熱伝導率の高い材質で形成されていることによ
り、前記固体撮像素子135近傍の熱は、前記レンズ枠
132,複数のレンズ133及び固体撮像素子枠136
を伝導して、この固体撮像素子135近傍の温度よりも
低い体腔側へ伝導されていく。また、ライトガイド13
9で発生した熱も前記レンズ枠132及び固体撮像素子
枠136を伝導して温度差のある体腔側へ伝導されてい
くので、固体撮像素子136の動作環境温度が体腔内温
度と略々等しくなる。
【0057】このように、対物レンズ系を構成するレン
ズ枠及び複数のレンズを熱伝導率の高い部材で形成する
と共に、撮像ユニットを構成する撮像素子枠を熱伝導率
の高い部材で形成することによって、たとえ固体撮像素
子近傍の環境温度が体腔内温度より高い温度になった場
合でも、固体撮像素子近傍の熱は熱伝導率の高い部材で
あるレンズ枠,複数のレンズ及び固体撮像素子枠を介し
て、この固体撮像素子近傍の温度よりも低い体腔側へ伝
導されて、固体撮像素子近傍の環境温度が動作温度範囲
を越え上昇することを防止することができる。このこと
により、固体撮像素子が高温にさらされることを防止し
て、固体撮像素子の温度が上昇して発生する画像の不具
合及び固体撮像素子の耐久性の劣化が防止される。
ズ枠及び複数のレンズを熱伝導率の高い部材で形成する
と共に、撮像ユニットを構成する撮像素子枠を熱伝導率
の高い部材で形成することによって、たとえ固体撮像素
子近傍の環境温度が体腔内温度より高い温度になった場
合でも、固体撮像素子近傍の熱は熱伝導率の高い部材で
あるレンズ枠,複数のレンズ及び固体撮像素子枠を介し
て、この固体撮像素子近傍の温度よりも低い体腔側へ伝
導されて、固体撮像素子近傍の環境温度が動作温度範囲
を越え上昇することを防止することができる。このこと
により、固体撮像素子が高温にさらされることを防止し
て、固体撮像素子の温度が上昇して発生する画像の不具
合及び固体撮像素子の耐久性の劣化が防止される。
【0058】ところで、電子内視鏡先端部にはライトガ
イドや撮像ユニットなどの発熱体が配設されているの
で、先端部の温度が上昇するという問題があった。しか
し、一般的な電子内視鏡には対物レンズ系の先端部に設
けられているカバーレンズの表面に付着した汚れやレン
ズの曇りなどを除去するために送気、或いは送水を行う
ための送気・送水管路が設けられていた。したがって、
この送気・送水管路に水や空気を送ることによって先端
部を冷却することは可能であったが、常時水や空気を供
給することは診断上不可能であった。このため、先端部
の発熱を防止する冷却機構を備えた電子内視鏡が望まれ
ていた。
イドや撮像ユニットなどの発熱体が配設されているの
で、先端部の温度が上昇するという問題があった。しか
し、一般的な電子内視鏡には対物レンズ系の先端部に設
けられているカバーレンズの表面に付着した汚れやレン
ズの曇りなどを除去するために送気、或いは送水を行う
ための送気・送水管路が設けられていた。したがって、
この送気・送水管路に水や空気を送ることによって先端
部を冷却することは可能であったが、常時水や空気を供
給することは診断上不可能であった。このため、先端部
の発熱を防止する冷却機構を備えた電子内視鏡が望まれ
ていた。
【0059】図13は内視鏡先端部に設けられている処
置具用チャンネルの構成例を示す説明図であり、本実施
形態の電子内視鏡では内視鏡先端部の温度上昇を防止す
るため、図に示すように電子内視鏡の先端部12を構成
する処置具用チャンネル141に吸引のみを可能にする
た逆止弁142を開口部141aを塞ぐように設けてい
る。
置具用チャンネルの構成例を示す説明図であり、本実施
形態の電子内視鏡では内視鏡先端部の温度上昇を防止す
るため、図に示すように電子内視鏡の先端部12を構成
する処置具用チャンネル141に吸引のみを可能にする
た逆止弁142を開口部141aを塞ぐように設けてい
る。
【0060】前記逆止弁142は、先端カバー143に
対して固定ピン144によって回動自在に軸止されてお
り、この固定ピン144を中心に逆止弁142が矢印に
示すように回動するように一端部には円状の回転部14
2aが設けてあり、この回転部142aに対応するよう
に前記先端カバー143にも前記回転部142aが回転
するように配置する略円弧状の弁回転部143aが設け
てある。
対して固定ピン144によって回動自在に軸止されてお
り、この固定ピン144を中心に逆止弁142が矢印に
示すように回動するように一端部には円状の回転部14
2aが設けてあり、この回転部142aに対応するよう
に前記先端カバー143にも前記回転部142aが回転
するように配置する略円弧状の弁回転部143aが設け
てある。
【0061】また、前記逆止弁142が先端カバー14
3の外部方向に突出して回転することが無いようにこの
先端カバー143に係止部143bを形成し、この係止
部143bに当接するように前記逆止弁142の他端部
に当接面142bを形成している。
3の外部方向に突出して回転することが無いようにこの
先端カバー143に係止部143bを形成し、この係止
部143bに当接するように前記逆止弁142の他端部
に当接面142bを形成している。
【0062】上述のように構成した処置具用チャンネル
の作用を説明する。例えば前記処置具用チャンネル14
1に連通する操作部(不図示)に設けてある処置具挿入
口を介してシリンジもしくはポンプ等によって送水を行
う。すると、図14(a)に示すように逆止弁142は
係止部143bで係止されるので、水は処置具用チャン
ネル141内の先端部12まで充満される。そして、操
作部に設けた操作スイッチ15bの中から吸引操作スイ
ッチを操作することにより、図14(b)に示すように
処置具用チャンネル141内に充満していた水が吸引さ
れて水が無くなった状態になる。
の作用を説明する。例えば前記処置具用チャンネル14
1に連通する操作部(不図示)に設けてある処置具挿入
口を介してシリンジもしくはポンプ等によって送水を行
う。すると、図14(a)に示すように逆止弁142は
係止部143bで係止されるので、水は処置具用チャン
ネル141内の先端部12まで充満される。そして、操
作部に設けた操作スイッチ15bの中から吸引操作スイ
ッチを操作することにより、図14(b)に示すように
処置具用チャンネル141内に充満していた水が吸引さ
れて水が無くなった状態になる。
【0063】この送水操作及び吸引操作を繰り返し行う
ことにより、撮像ユニットやライトガイドから発生した
熱によって上昇した先端部12の温度が下がっていく。
ことにより、撮像ユニットやライトガイドから発生した
熱によって上昇した先端部12の温度が下がっていく。
【0064】このように、電子内視鏡の処置具用チャン
ネルの開口部を塞ぐ逆止弁を設け、この逆止弁で前記処
置具用チャンネルの開口部を塞ぎ、この処置具用チャン
ネル内に水を充満させる送水操作と、処置具用チャンネ
ル内に充満している水を吸い取る吸引操作とを繰返し行
うことによって、先端部を冷却して温度上昇を防止する
ことができる。
ネルの開口部を塞ぐ逆止弁を設け、この逆止弁で前記処
置具用チャンネルの開口部を塞ぎ、この処置具用チャン
ネル内に水を充満させる送水操作と、処置具用チャンネ
ル内に充満している水を吸い取る吸引操作とを繰返し行
うことによって、先端部を冷却して温度上昇を防止する
ことができる。
【0065】ところで、電子内視鏡では挿入部の先端部
に内蔵されている撮像装置を構成する電子部品、特に信
号増幅用ICが発熱体になっていた。そして、この信号
増幅用ICで発生した熱が固体撮像素子に伝導されて、
固体撮像素子の温度が動作温度範囲を越えると画像に不
具合が生じたり、固体撮像素子の耐久性が劣化するおそ
れがあった。このため、固体撮像素子が熱による影響を
受けにくい内視鏡が望まれていた。
に内蔵されている撮像装置を構成する電子部品、特に信
号増幅用ICが発熱体になっていた。そして、この信号
増幅用ICで発生した熱が固体撮像素子に伝導されて、
固体撮像素子の温度が動作温度範囲を越えると画像に不
具合が生じたり、固体撮像素子の耐久性が劣化するおそ
れがあった。このため、固体撮像素子が熱による影響を
受けにくい内視鏡が望まれていた。
【0066】図15は撮像ユニット内の回路基板の構成
例を示す説明図であり、本実施形態の電子内視鏡では信
号増幅用ICが発熱することによって固体撮像素子の温
度が上昇することを防止するため、図に示すように固体
撮像素子151の外部リード152に接続されている回
路基板153上に、少なくとも2つ以上の信号増幅用I
C154a,154bを設けると共に、この信号増幅用
IC154a,154bのぞれぞれに前記信号増幅用I
C154a,154bで発生した熱を伝導する温度伝達
線155を接続している。この温度伝達線155は、切
換え操作スイッチ部156に接続されており、前記温度
伝達線155を介してこの切換え操作スイッチ部156
に伝達された信号増幅用IC154a,154bの温度
を検知している。そして、この切換え操作スイッチ部1
56では前記検知結果を基に温度の低い信号増幅用IC
154aまたは信号増幅用IC154bを適宜切換え駆
動している。
例を示す説明図であり、本実施形態の電子内視鏡では信
号増幅用ICが発熱することによって固体撮像素子の温
度が上昇することを防止するため、図に示すように固体
撮像素子151の外部リード152に接続されている回
路基板153上に、少なくとも2つ以上の信号増幅用I
C154a,154bを設けると共に、この信号増幅用
IC154a,154bのぞれぞれに前記信号増幅用I
C154a,154bで発生した熱を伝導する温度伝達
線155を接続している。この温度伝達線155は、切
換え操作スイッチ部156に接続されており、前記温度
伝達線155を介してこの切換え操作スイッチ部156
に伝達された信号増幅用IC154a,154bの温度
を検知している。そして、この切換え操作スイッチ部1
56では前記検知結果を基に温度の低い信号増幅用IC
154aまたは信号増幅用IC154bを適宜切換え駆
動している。
【0067】即ち、図16に示すようにこの切換え操作
スイッチ部156では前記信号増幅用IC154aが所
定の温度T(例えば40°C)に達するとそれ以上の温
度に信号増幅用IC154aの温度が上昇しないよう
に、信号増幅用IC154aから信号増幅用IC154
bに駆動を切換える。そして、前記信号増幅用IC15
4bが所定の温度Tに達すると今度はこの信号増幅用I
C154bの温度がそれ以上の温度に上昇することがな
いようにこの信号増幅用IC154bから前記信号増幅
用IC154aに駆動を切換える。以後、信号増幅用I
C154a、信号増幅用IC154bが所定の温度Tを
越えないように切換え操作スイッチ部156で適宜切換
え制御を行って、信号増幅用IC154aと信号増幅用
IC154bとを交互に駆動させる。なお、符号157
は信号回路を形成する電気パターンであり、符号158
は信号線である。
スイッチ部156では前記信号増幅用IC154aが所
定の温度T(例えば40°C)に達するとそれ以上の温
度に信号増幅用IC154aの温度が上昇しないよう
に、信号増幅用IC154aから信号増幅用IC154
bに駆動を切換える。そして、前記信号増幅用IC15
4bが所定の温度Tに達すると今度はこの信号増幅用I
C154bの温度がそれ以上の温度に上昇することがな
いようにこの信号増幅用IC154bから前記信号増幅
用IC154aに駆動を切換える。以後、信号増幅用I
C154a、信号増幅用IC154bが所定の温度Tを
越えないように切換え操作スイッチ部156で適宜切換
え制御を行って、信号増幅用IC154aと信号増幅用
IC154bとを交互に駆動させる。なお、符号157
は信号回路を形成する電気パターンであり、符号158
は信号線である。
【0068】このように、撮像ユニットを構成する回路
基板に信号増幅用ICを複数個配設し、各信号増幅用I
Cが所定の温度を超えないように切換え操作スイッチで
切換え制御して複数の信号増幅用ICを順次駆動させる
ことによって、信号増幅用ICが所定の温度より高くな
ることを制御して固体撮像素子の温度上昇を防止するこ
とができる。このことによって、固体撮像素子が高温に
なる原因であった信号増幅用ICの温度上昇を制御し
て、固体撮像素子の温度が上昇して発生する画像の不具
合及び固体撮像素子の耐久性の劣化が防止される。
基板に信号増幅用ICを複数個配設し、各信号増幅用I
Cが所定の温度を超えないように切換え操作スイッチで
切換え制御して複数の信号増幅用ICを順次駆動させる
ことによって、信号増幅用ICが所定の温度より高くな
ることを制御して固体撮像素子の温度上昇を防止するこ
とができる。このことによって、固体撮像素子が高温に
なる原因であった信号増幅用ICの温度上昇を制御し
て、固体撮像素子の温度が上昇して発生する画像の不具
合及び固体撮像素子の耐久性の劣化が防止される。
【0069】ところで、一般的な電子内視鏡には対物レ
ンズ系の先端部に設けられているカバーレンズの表面に
付着した汚れやレンズの曇りなどを除去するため、送
気、或いは送水を行うための送気・送水管路及び電磁弁
が設けられていた。また、電子内視鏡先端部にはライト
ガイドや撮像ユニットなどの発熱体が配設されているの
で、先端部の温度が上昇するという問題があった。この
ため、前記送気・送水管路及び電磁弁を用いて先端部の
熱を下げる冷却機構が望まれていた。
ンズ系の先端部に設けられているカバーレンズの表面に
付着した汚れやレンズの曇りなどを除去するため、送
気、或いは送水を行うための送気・送水管路及び電磁弁
が設けられていた。また、電子内視鏡先端部にはライト
ガイドや撮像ユニットなどの発熱体が配設されているの
で、先端部の温度が上昇するという問題があった。この
ため、前記送気・送水管路及び電磁弁を用いて先端部の
熱を下げる冷却機構が望まれていた。
【0070】図17は内視鏡先端部に設けられている送
気・送水チャンネルの構成例を示す説明図、図18は送
気・送水機構部の構成を示す説明図であり、図17に示
すように電子内視鏡1の先端部12に設けられている洗
浄ノズル161が先端カバー162に接着剤にて嵌合固
定されている。また、先端構成部材160には前記洗浄
ノズル161に連通する分岐管路163の一端部が連結
されている。この分岐管路163の他端部は送気パイプ
164になっており、この送気パイプ164の略中央部
で管路が分岐して送水パイプ171になっている。
気・送水チャンネルの構成例を示す説明図、図18は送
気・送水機構部の構成を示す説明図であり、図17に示
すように電子内視鏡1の先端部12に設けられている洗
浄ノズル161が先端カバー162に接着剤にて嵌合固
定されている。また、先端構成部材160には前記洗浄
ノズル161に連通する分岐管路163の一端部が連結
されている。この分岐管路163の他端部は送気パイプ
164になっており、この送気パイプ164の略中央部
で管路が分岐して送水パイプ171になっている。
【0071】図17及び図18に示すように前記送気パ
イプ164には送気用チューブ165が連通しており、
この送気用チューブ165の後端部には送気ポンプ16
8からの送気量を調整する第1の電磁弁166が接続さ
れている。この第1の電磁弁166と送気ポンプ168
とは送気管路167によって接続されている。一方、前
記送気パイプ164の中央部付近で分岐した送水パイプ
171には送水用チューブ172が連通しており、この
送水用チューブ172の後端部には吸引ポンプ176か
らの吸引と、送水タンク177からの送水を切替制御す
る第2の電磁弁173が接続されている。この第2の電
磁弁173と吸引ポンプ176とは吸引管路174によ
って接続され、前記第2の電磁弁173と送水タンク1
77とは送水管路175によって接続されている。
イプ164には送気用チューブ165が連通しており、
この送気用チューブ165の後端部には送気ポンプ16
8からの送気量を調整する第1の電磁弁166が接続さ
れている。この第1の電磁弁166と送気ポンプ168
とは送気管路167によって接続されている。一方、前
記送気パイプ164の中央部付近で分岐した送水パイプ
171には送水用チューブ172が連通しており、この
送水用チューブ172の後端部には吸引ポンプ176か
らの吸引と、送水タンク177からの送水を切替制御す
る第2の電磁弁173が接続されている。この第2の電
磁弁173と吸引ポンプ176とは吸引管路174によ
って接続され、前記第2の電磁弁173と送水タンク1
77とは送水管路175によって接続されている。
【0072】前記第1の電磁弁166及び第2の電磁弁
173は、操作部に設けられている操作スイッチの送気
操作ボタン及び送水操作ボタンによって操作されるよう
になっている。
173は、操作部に設けられている操作スイッチの送気
操作ボタン及び送水操作ボタンによって操作されるよう
になっている。
【0073】上述のように構成した送気・送水チャンネ
ルの作用を説明する。まず、操作部に設けられている送
気操作ボタン及び送水操作ボタンを操作していない場合
について説明する。このとき、前記第1の電磁弁166
は半開状態になり、第2の電磁弁173は吸引ポンプ1
76側に開いた状態になっている。このため、送気ポン
プ168から送り出される空気は、送気管路167及び
第1の電磁弁166を通って送気用チューブ165へ送
気されて分岐管路163に到達する。そして、前記第2
の電磁弁173が吸引ポンプ176側に開いた状態にな
っているため、前記分岐管路163に到達した空気は、
吸引ポンプ176にて吸引されていることから、送気さ
れた空気のほとんどが送気パイプ164から送水パイプ
171側に流れ、送水用チューブ172,第2の電磁弁
173及び吸引管路174を通って吸引ポンプ176に
吸引されて循環する。
ルの作用を説明する。まず、操作部に設けられている送
気操作ボタン及び送水操作ボタンを操作していない場合
について説明する。このとき、前記第1の電磁弁166
は半開状態になり、第2の電磁弁173は吸引ポンプ1
76側に開いた状態になっている。このため、送気ポン
プ168から送り出される空気は、送気管路167及び
第1の電磁弁166を通って送気用チューブ165へ送
気されて分岐管路163に到達する。そして、前記第2
の電磁弁173が吸引ポンプ176側に開いた状態にな
っているため、前記分岐管路163に到達した空気は、
吸引ポンプ176にて吸引されていることから、送気さ
れた空気のほとんどが送気パイプ164から送水パイプ
171側に流れ、送水用チューブ172,第2の電磁弁
173及び吸引管路174を通って吸引ポンプ176に
吸引されて循環する。
【0074】次に、操作部に設けられている送気操作ボ
タンを操作した場合について説明する。このことによ
り、前記第1の電磁弁166は完全に開いた状態になる
が、前記第2の電磁弁173は吸引ポンプ176側に開
いた状態のままになっている。このため、送気ポンプ1
68から送り出された空気は、送気管路167及び第1
の電磁弁166を通って送気用チューブ165へ送気さ
れ分岐管路163に到達する。このとき、前記第2の電
磁弁173が吸引ポンプ176側に開いた状態になって
いるため、前記分岐管路163に到達した空気のうち約
半分が洗浄ノズル161側に流れ、残りの約半分の空気
もしくは一部の空気が送水パイプ171側に流れ、送水
用チューブ172,第2の電磁弁173及び吸引管路1
74を通って吸引ポンプ176に吸引されて循環する。
タンを操作した場合について説明する。このことによ
り、前記第1の電磁弁166は完全に開いた状態になる
が、前記第2の電磁弁173は吸引ポンプ176側に開
いた状態のままになっている。このため、送気ポンプ1
68から送り出された空気は、送気管路167及び第1
の電磁弁166を通って送気用チューブ165へ送気さ
れ分岐管路163に到達する。このとき、前記第2の電
磁弁173が吸引ポンプ176側に開いた状態になって
いるため、前記分岐管路163に到達した空気のうち約
半分が洗浄ノズル161側に流れ、残りの約半分の空気
もしくは一部の空気が送水パイプ171側に流れ、送水
用チューブ172,第2の電磁弁173及び吸引管路1
74を通って吸引ポンプ176に吸引されて循環する。
【0075】次いで、操作部に設けられている送水操作
ボタンを操作した場合について説明する。このことによ
り、前記第1の電磁弁166は閉じた状態になる一方、
前記第2の電磁弁173は送水タンク177側に開いた
状態になる。このため、送水タンク177から送り出さ
れた水は送水管路175,第2の電磁弁173,送水用
チューブ172,送水パイプ171,分岐管路163及
び洗浄ノズル161を通って内視鏡先端部へ噴出され
る。
ボタンを操作した場合について説明する。このことによ
り、前記第1の電磁弁166は閉じた状態になる一方、
前記第2の電磁弁173は送水タンク177側に開いた
状態になる。このため、送水タンク177から送り出さ
れた水は送水管路175,第2の電磁弁173,送水用
チューブ172,送水パイプ171,分岐管路163及
び洗浄ノズル161を通って内視鏡先端部へ噴出され
る。
【0076】このように、送気・送水を行わない状態で
あっても、または送気状態であっても常時、送気チュー
ブと送水チューブとの間を空気が循環していることによ
り、この循環する空気によって内視鏡先端部の冷却を行
うことができる。なお、送水状態のときには先端部を通
過する水によって内視鏡先端部が冷却される。このこと
により、内視鏡先端部の温度上昇が無くなる。
あっても、または送気状態であっても常時、送気チュー
ブと送水チューブとの間を空気が循環していることによ
り、この循環する空気によって内視鏡先端部の冷却を行
うことができる。なお、送水状態のときには先端部を通
過する水によって内視鏡先端部が冷却される。このこと
により、内視鏡先端部の温度上昇が無くなる。
【0077】ところで、電子内視鏡先端部にはライトガ
イドや撮像ユニットなどの発熱体が配設されているの
で、先端部の温度が上昇するという問題があった。この
ため、前記先端部の熱を効率良く放熱することが望まれ
ていた。
イドや撮像ユニットなどの発熱体が配設されているの
で、先端部の温度が上昇するという問題があった。この
ため、前記先端部の熱を効率良く放熱することが望まれ
ていた。
【0078】図19は電子内視鏡の放熱手段の1例を示
す説明図であり、本実施形態の電子内視鏡1では内視鏡
先端部12の温度上昇を防止する放熱手段として、図に
示すように電子内視鏡1の操作部181内に、図示しな
い送水ポンプから送られた冷却水が流れ込む冷却用導水
管182を設けている。この冷却用導水管182は、前
記送水ポンプから延出しており基端側に位置するコネク
タ部183aからユニバーサルコード183を介して操
作部181に導かれ、この操作部181内ではコイル形
状部182aを配置している。そして、この冷却用導水
管182は、再びユニバーサルコード183を介してコ
ネクタ部183aから図示しない送水ポンプに延出して
いる。
す説明図であり、本実施形態の電子内視鏡1では内視鏡
先端部12の温度上昇を防止する放熱手段として、図に
示すように電子内視鏡1の操作部181内に、図示しな
い送水ポンプから送られた冷却水が流れ込む冷却用導水
管182を設けている。この冷却用導水管182は、前
記送水ポンプから延出しており基端側に位置するコネク
タ部183aからユニバーサルコード183を介して操
作部181に導かれ、この操作部181内ではコイル形
状部182aを配置している。そして、この冷却用導水
管182は、再びユニバーサルコード183を介してコ
ネクタ部183aから図示しない送水ポンプに延出して
いる。
【0079】このように、操作部内に設けた冷却用導水
管に冷却水を流して操作部内の温度を先端部の温度に比
べて低温にすることによって、電子内視鏡内部に先端部
方向から操作部方向に向かって流れる熱対流が起こるの
で、先端部の暖められた空気を挿入部内を通して操作部
側に移動させることができる。このことによって、先端
部の温度上昇が防止される。
管に冷却水を流して操作部内の温度を先端部の温度に比
べて低温にすることによって、電子内視鏡内部に先端部
方向から操作部方向に向かって流れる熱対流が起こるの
で、先端部の暖められた空気を挿入部内を通して操作部
側に移動させることができる。このことによって、先端
部の温度上昇が防止される。
【0080】なお、前記冷却用導水管182の代わり
に、図20に示すように操作部181に例えばペルチェ
素子を用いた冷却装置185を設けることによって、操
作部内の温度を先端部の温度に比べて低温にして同様の
作用及び効果を得ることができる。このとき、前記冷却
装置185動作用の電源ケーブル185aは、操作部1
81からユニバーサルコード183、コネクター部18
3aを介して光源装置に電気的に接続されている。
に、図20に示すように操作部181に例えばペルチェ
素子を用いた冷却装置185を設けることによって、操
作部内の温度を先端部の温度に比べて低温にして同様の
作用及び効果を得ることができる。このとき、前記冷却
装置185動作用の電源ケーブル185aは、操作部1
81からユニバーサルコード183、コネクター部18
3aを介して光源装置に電気的に接続されている。
【0081】ところで、電子内視鏡では挿入部の先端部
に内蔵されている撮像装置を構成する電子部品、特に信
号増幅用ICが発熱体になっていた。そして、この信号
増幅用ICで発生した熱が固体撮像素子に伝導されて、
固体撮像素子のの温度が動作温度範囲を越えると画像に
不具合が生じたり、固体撮像素子の耐久性が劣化するお
それがあった。このため、固体撮像素子が配設されてい
る先端部の熱を放熱する内視鏡が望まれていた。
に内蔵されている撮像装置を構成する電子部品、特に信
号増幅用ICが発熱体になっていた。そして、この信号
増幅用ICで発生した熱が固体撮像素子に伝導されて、
固体撮像素子のの温度が動作温度範囲を越えると画像に
不具合が生じたり、固体撮像素子の耐久性が劣化するお
それがあった。このため、固体撮像素子が配設されてい
る先端部の熱を放熱する内視鏡が望まれていた。
【0082】図21は先端部に配設されている撮像ユニ
ット内の構成例を示す説明図であり、本実施形態の撮像
ユニット190では固体撮像素子191の外部リード1
91aに回路基板192が半田で固定されている。この
回路基板192上には固体撮像素子191を動作させる
電子素子である例えば信号増幅用IC193を電気的に
接続するための電気接続部(不図示)が設けてある。こ
の電気接続部に前記信号増幅用IC193を取り付けた
後、前記電気接続部及び信号増幅用IC193の一部を
信号ケーブル194の総合シールド194aで覆う一
方、この総合シールド194aが接触している接触部1
95以外の部分を絶縁封止樹脂196で覆っている。符
号197はシールド枠198内の空間部に充填された非
導電性接着剤である。
ット内の構成例を示す説明図であり、本実施形態の撮像
ユニット190では固体撮像素子191の外部リード1
91aに回路基板192が半田で固定されている。この
回路基板192上には固体撮像素子191を動作させる
電子素子である例えば信号増幅用IC193を電気的に
接続するための電気接続部(不図示)が設けてある。こ
の電気接続部に前記信号増幅用IC193を取り付けた
後、前記電気接続部及び信号増幅用IC193の一部を
信号ケーブル194の総合シールド194aで覆う一
方、この総合シールド194aが接触している接触部1
95以外の部分を絶縁封止樹脂196で覆っている。符
号197はシールド枠198内の空間部に充填された非
導電性接着剤である。
【0083】このように、信号ケーブルの総合シールド
を回路基板上の電気接続部に配設されている電子素子に
接触させて覆うことによって、回路基板上の電子素子か
ら発生する熱を信号ケーブルの総合シールドを通して挿
入部の基端側方向へ伝導させて放熱することができる。
このことにより、内視鏡先端部の温度上昇が抑制され
る。
を回路基板上の電気接続部に配設されている電子素子に
接触させて覆うことによって、回路基板上の電子素子か
ら発生する熱を信号ケーブルの総合シールドを通して挿
入部の基端側方向へ伝導させて放熱することができる。
このことにより、内視鏡先端部の温度上昇が抑制され
る。
【0084】なお、図22に示すように総合シールド1
94aを1つに寄り束ね、この総合シールド194aと
芯線199の内部導体199aとが電気接触しない位置
関係となるように配置して、前記寄り束ねた総合シール
ド194aをIC193に接触させて接触部195を設
けるようにしても良い。このことにより、電子素子から
発生する熱を寄り束ねた総合シールドを通して挿入部の
基端側方向へ伝導させて放熱することができる。また、
総合シールドを1つに寄り束ねることにより、芯線の内
部導体との電気的干渉が確実に防げるので、電子素子を
固体撮像素子側に近寄らせて配置することができること
により、先端硬質長が短縮される。
94aを1つに寄り束ね、この総合シールド194aと
芯線199の内部導体199aとが電気接触しない位置
関係となるように配置して、前記寄り束ねた総合シール
ド194aをIC193に接触させて接触部195を設
けるようにしても良い。このことにより、電子素子から
発生する熱を寄り束ねた総合シールドを通して挿入部の
基端側方向へ伝導させて放熱することができる。また、
総合シールドを1つに寄り束ねることにより、芯線の内
部導体との電気的干渉が確実に防げるので、電子素子を
固体撮像素子側に近寄らせて配置することができること
により、先端硬質長が短縮される。
【0085】また、図23に示すように総合シールド1
94aをシールド枠198に接触させて接触部195を
設けることによって、電子素子で発生した熱を、絶縁封
止樹脂196,非導電性接着剤197及びシールド枠1
98を介して寄り束ねた総合シールド194aを通して
挿入部の基端側方向へ伝導させて放熱することができ
る。
94aをシールド枠198に接触させて接触部195を
設けることによって、電子素子で発生した熱を、絶縁封
止樹脂196,非導電性接着剤197及びシールド枠1
98を介して寄り束ねた総合シールド194aを通して
挿入部の基端側方向へ伝導させて放熱することができ
る。
【0086】なお、本発明は、以上述べた実施形態のみ
に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範
囲で種々変形実施可能である。
に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範
囲で種々変形実施可能である。
【0087】[付記]以上詳述したような本発明の上記
実施形態によれば、以下の如き構成を得ることができ
る。
実施形態によれば、以下の如き構成を得ることができ
る。
【0088】(1)固体撮像素子と、この固体撮像素子
が接続される回路基板と、この回路基板上に配設される
電子部品と、前記固体撮像素子または前記回路基板の少
なくとも一方に電気的に接続される複数の信号線からな
る信号ケーブルとを具備する撮像装置において、前記回
路基板上に、前記電子部品を搭載すると共に前記信号ケ
ーブルを固定した放熱用固定部材を接続した撮像装置。
が接続される回路基板と、この回路基板上に配設される
電子部品と、前記固体撮像素子または前記回路基板の少
なくとも一方に電気的に接続される複数の信号線からな
る信号ケーブルとを具備する撮像装置において、前記回
路基板上に、前記電子部品を搭載すると共に前記信号ケ
ーブルを固定した放熱用固定部材を接続した撮像装置。
【0089】(2)固体撮像素子と、この固体撮像素子
が接続される回路基板と、この回路基板上に配設される
電子部品と、前記固体撮像素子または前記回路基板の少
なくとも一方に電気的に接続される複数の信号線からな
る信号ケーブルとを具備する撮像装置において、前記回
路基板上に前記電子部品を電気接続する実装部と、前記
信号ケーブルの信号線または前記信号線のシールド部の
少なくとも一方を固定する信号線固定部とを備えた放熱
用固定部材を設けた撮像装置。
が接続される回路基板と、この回路基板上に配設される
電子部品と、前記固体撮像素子または前記回路基板の少
なくとも一方に電気的に接続される複数の信号線からな
る信号ケーブルとを具備する撮像装置において、前記回
路基板上に前記電子部品を電気接続する実装部と、前記
信号ケーブルの信号線または前記信号線のシールド部の
少なくとも一方を固定する信号線固定部とを備えた放熱
用固定部材を設けた撮像装置。
【0090】(3)前記放熱用固定部材を、電子部品と
電気接続する実装部材と、信号ケーブルの信号線または
前記信号線のシールド部を固定する信号線固定部とで構
成した付記1または付記2記載の撮像装置。
電気接続する実装部材と、信号ケーブルの信号線または
前記信号線のシールド部を固定する信号線固定部とで構
成した付記1または付記2記載の撮像装置。
【0091】(4)前記信号ケーブルの複数の信号線が
複数の単純線及び同軸線である付記1または付記2記載
の撮像装置。
複数の単純線及び同軸線である付記1または付記2記載
の撮像装置。
【0092】(5)前記信号線固定部に信号ケーブルの
同軸線及び前記同軸線のシールド部を固定した付記2ま
たは付記3記載の撮像装置。
同軸線及び前記同軸線のシールド部を固定した付記2ま
たは付記3記載の撮像装置。
【0093】(6)内視鏡先端部に、観察部位を撮像す
るための対物光学系と、この対物光学系の結像位置に配
置した固体撮像素子とを有する撮像装置において、前記
対物光学系に設けた可視光以外の波長域の光成分を除去
するフィルタと、固体撮像素子との間に少なくとも1つ
以上の光学部材を設けた撮像装置。
るための対物光学系と、この対物光学系の結像位置に配
置した固体撮像素子とを有する撮像装置において、前記
対物光学系に設けた可視光以外の波長域の光成分を除去
するフィルタと、固体撮像素子との間に少なくとも1つ
以上の光学部材を設けた撮像装置。
【0094】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、回
路基板上の電子部品が駆動した際に発生する熱によっ
て、固体撮像素子の温度が上昇することを防止して、画
像の不具合や、固体撮像素子の耐久性が劣化することを
防止する撮像装置を提供することができる。
路基板上の電子部品が駆動した際に発生する熱によっ
て、固体撮像素子の温度が上昇することを防止して、画
像の不具合や、固体撮像素子の耐久性が劣化することを
防止する撮像装置を提供することができる。
【図1】図1ないし図6は本発明の第1実施例に係り、
図1は本発明の撮像装置を配設した電子内視鏡を備えた
内視鏡システムの概略構成を示す説明図
図1は本発明の撮像装置を配設した電子内視鏡を備えた
内視鏡システムの概略構成を示す説明図
【図2】電子内視鏡先端部の構成を示す断面図
【図3】図2をA方向からみたときの回路基板及び放熱
用固定部材を示す説明図
用固定部材を示す説明図
【図4】信号ケーブルの断面図
【図5】図4の信号ケーブルを構成する信号線の構成例
を示す図
を示す図
【図6】図4の信号ケーブルを構成する信号線の他の構
成例を示す図
成例を示す図
【図7】本発明の第2実施形態にかかる放熱用固定部材
の他の構成を示す説明図
の他の構成を示す説明図
【図8】本発明の第3実施形態に係る信号線固定部材の
別の構成を示す説明図
別の構成を示す説明図
【図9】撮像装置となる撮像ユニットの構成例の1例を
示す説明図
示す説明図
【図10】内視鏡先端部の構成の1例を示す説明図
【図11】内視鏡先端部の構成の他の例を示す説明図
【図12】内視鏡先端部の構成の別の例を示す説明図
【図13】内視鏡先端部に設けられている処置具用チャ
ンネルの構成例を示す説明図
ンネルの構成例を示す説明図
【図14】処置具用チャンネルの冷却作用を示す説明図
【図15】撮像ユニット内の回路基板の構成例を示す説
明図
明図
【図16】2つの信号増幅用ICの温度の変化を示すグ
ラフ
ラフ
【図17】内視鏡先端部に設けられている送気・送水チ
ャンネルの構成例を示す説明図
ャンネルの構成例を示す説明図
【図18】送気・送水機構部の構成を示す説明図
【図19】電子内視鏡の放熱手段の1例を示す説明図
【図20】電子内視鏡の放熱手段の他の例を示す説明図
【図21】先端部に配設されている撮像ユニット内の構
成例を示す説明図
成例を示す説明図
【図22】先端部に配設されている撮像ユニット内の他
の構成例を示す説明図
の構成例を示す説明図
【図23】先端部に配設されている撮像ユニット内の別
の構成例を示す説明図
の構成例を示す説明図
43…回路基板 60…放熱用固定部材 61…実装部 63…信号線固定部
Claims (1)
- 【請求項1】 固体撮像素子と、この固体撮像素子が接
続される回路基板と、この回路基板上に配設される電子
部品と、前記固体撮像素子または前記回路基板の少なく
とも一方に電気的に接続される複数の信号線からなる信
号ケーブルとを具備する撮像装置において、 前記回路基板上に、前記電子部品を搭載すると共に前記
信号ケーブルを固定した放熱用固定部材を接続したこと
を特徴とする撮像装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8340024A JPH10178571A (ja) | 1996-12-19 | 1996-12-19 | 撮像装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8340024A JPH10178571A (ja) | 1996-12-19 | 1996-12-19 | 撮像装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10178571A true JPH10178571A (ja) | 1998-06-30 |
Family
ID=18333022
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8340024A Withdrawn JPH10178571A (ja) | 1996-12-19 | 1996-12-19 | 撮像装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10178571A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007029430A (ja) * | 2005-07-27 | 2007-02-08 | Olympus Corp | 内視鏡装置 |
JP2007195798A (ja) * | 2006-01-27 | 2007-08-09 | Olympus Corp | 内視鏡装置 |
JP2008237914A (ja) * | 2008-04-07 | 2008-10-09 | Olympus Corp | 撮像装置 |
JP2009240755A (ja) * | 2008-03-13 | 2009-10-22 | Fujifilm Corp | 超音波内視鏡 |
JP2010011918A (ja) * | 2008-07-01 | 2010-01-21 | Fujinon Corp | 内視鏡 |
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