JP5412601B2 - 電子内視鏡 - Google Patents

電子内視鏡 Download PDF

Info

Publication number
JP5412601B2
JP5412601B2 JP2013525026A JP2013525026A JP5412601B2 JP 5412601 B2 JP5412601 B2 JP 5412601B2 JP 2013525026 A JP2013525026 A JP 2013525026A JP 2013525026 A JP2013525026 A JP 2013525026A JP 5412601 B2 JP5412601 B2 JP 5412601B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frame
holding frame
fogging
metal frame
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013525026A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2013084547A1 (ja
Inventor
博信 一村
朋久 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Medical Systems Corp
Original Assignee
Olympus Medical Systems Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Medical Systems Corp filed Critical Olympus Medical Systems Corp
Priority to JP2013525026A priority Critical patent/JP5412601B2/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5412601B2 publication Critical patent/JP5412601B2/ja
Publication of JPWO2013084547A1 publication Critical patent/JPWO2013084547A1/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B1/00Instruments for performing medical examinations of the interior of cavities or tubes of the body by visual or photographical inspection, e.g. endoscopes; Illuminating arrangements therefor
    • A61B1/00064Constructional details of the endoscope body
    • A61B1/00071Insertion part of the endoscope body
    • A61B1/0008Insertion part of the endoscope body characterised by distal tip features
    • A61B1/00096Optical elements
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B1/00Instruments for performing medical examinations of the interior of cavities or tubes of the body by visual or photographical inspection, e.g. endoscopes; Illuminating arrangements therefor
    • A61B1/04Instruments for performing medical examinations of the interior of cavities or tubes of the body by visual or photographical inspection, e.g. endoscopes; Illuminating arrangements therefor combined with photographic or television appliances
    • A61B1/05Instruments for performing medical examinations of the interior of cavities or tubes of the body by visual or photographical inspection, e.g. endoscopes; Illuminating arrangements therefor combined with photographic or television appliances characterised by the image sensor, e.g. camera, being in the distal end portion
    • A61B1/051Details of CCD assembly
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B1/00Instruments for performing medical examinations of the interior of cavities or tubes of the body by visual or photographical inspection, e.g. endoscopes; Illuminating arrangements therefor
    • A61B1/12Instruments for performing medical examinations of the interior of cavities or tubes of the body by visual or photographical inspection, e.g. endoscopes; Illuminating arrangements therefor with cooling or rinsing arrangements
    • A61B1/127Instruments for performing medical examinations of the interior of cavities or tubes of the body by visual or photographical inspection, e.g. endoscopes; Illuminating arrangements therefor with cooling or rinsing arrangements with means for preventing fogging
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B1/00Instruments for performing medical examinations of the interior of cavities or tubes of the body by visual or photographical inspection, e.g. endoscopes; Illuminating arrangements therefor
    • A61B1/12Instruments for performing medical examinations of the interior of cavities or tubes of the body by visual or photographical inspection, e.g. endoscopes; Illuminating arrangements therefor with cooling or rinsing arrangements
    • A61B1/128Instruments for performing medical examinations of the interior of cavities or tubes of the body by visual or photographical inspection, e.g. endoscopes; Illuminating arrangements therefor with cooling or rinsing arrangements provided with means for regulating temperature
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B23/00Telescopes, e.g. binoculars; Periscopes; Instruments for viewing the inside of hollow bodies; Viewfinders; Optical aiming or sighting devices
    • G02B23/24Instruments or systems for viewing the inside of hollow bodies, e.g. fibrescopes
    • G02B23/2476Non-optical details, e.g. housings, mountings, supports

Description

本発明は、観察窓のくもり防止ユニットを備えた電子内視鏡に関する。
周知の如く、内視鏡は、生体の体内(体腔内)の観察、処置など、または工業用のプラント設備内の検査、修理等のため広く用いられている。近年、内視鏡は、CCDなどが配された撮像装置を備えた電子内視鏡が主流となっている。このような電子内視鏡は、外気温度と被検対象物の雰囲気温度との温度差、被検対象物内の雰囲気湿度などにより、対物光学系に結露によるくもりが発生する場合がある。そのため、内視鏡は、対物光学系の透明カバー部材の外表面のくもり、結露などの発生を防止するための種々の技術が提案されている。例えば、JP特開2009−261830号公報には、電子内視鏡の先端部に配置されたカバーガラスの保持枠に、このカバーガラスに成膜された薄膜を加熱するくもり防止デバイスが設けられた対物光学系の防曇技術が開示されている。
しかしながら、JP特開2009−261830号公報の電子内視鏡は、くもり防止デバイスの熱が保持枠を介して固体撮像素子ユニットに伝熱されて高温となり、ノイズが画像として出力され、クリアな画像が取得できない場合があった。また、JP特開2009−261830号公報の電子内視鏡は、くもり防止デバイスの熱が保持枠を介して後方に伝熱されるため、くもり防止デバイスによる対物光学系への加熱効率が低下し、その結果、対物光学系に対する曇り防止の効率が低下するという課題があった。
そこで、本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、くもり防止ユニットからの固体撮像素子ユニットへの熱的影響を抑制して、ノイズを低減させてクリアな画像を取得できると共に、くもり防止ユニットによる対物光学系への曇り防止の効率が向上する電子内視鏡を提供することを目的とする。
本発明における一態様の電子内視鏡は、撮像ユニットが内蔵された挿入部の先端部と、前記撮像ユニットの前方に設けられる観察窓を保持する第1の金属枠と、前記撮像ユニットの対物光学系を保持する第2の金属枠と、前記第2の金属枠の後方に嵌合されて前記撮像ユニットの電子部品を保持する第3の金属枠と、前記観察窓のくもりを防止するくもり防止ユニットと、前記くもり防止ユニットと前記第2の金属枠とを断熱して、前記第3の金属枠への前記くもり防止ユニットで発生した熱の伝達を抑制するとともに、外周面が前記第1の金属枠の内周面と嵌合し、内周面が前記第2の金属枠の外周面と嵌合する非金属製の断熱部材と、を具備し、前記断熱部材は、外周部に前記くもり防止ユニットのフレキシブルプリント基板を配置する溝部が形成され、前記フレキシブルプリント基板が前記溝部に防湿用の接着剤により固着されている
本発明によれば、くもり防止ユニットからの固体撮像素子ユニットへの熱的影響を抑制して、ノイズを低減させてクリアな画像を取得できると共に、くもり防止ユニットによる対物光学系への曇り防止の効率が向上する電子内視鏡を提供できる。
内視鏡装置の全体構成を示す斜視図 挿入部の先端部分の構成を示す断面図 撮像ユニットの前端部分の構成を示す断面図 図3のIV−IV線断面図 図3のV−V線断面図 図3のVI−VI線断面図 図3のVII−VII線断面図 図3のVIII−VIII線断面図 くもり防止ユニットの構成を示す分解平面図 くもり防止ユニットの構成を示す正面図 くもり防止ユニットが絶縁用および断熱用の絶縁部材に固着された構成を示す平面図 図11のXII−XII線断面図 導電板が絶縁用および断熱用の絶縁部材に固着された構成を示す平面図 撮像ユニットの後方一部分の構成を示す縦断面図 図14のXV−XV線断面図 補強枠に接続された3つの放熱ケーブルの配置を示す断面図 図17は3つの信号ケーブルおよび3つの放熱ケーブルが熱収縮チューブで被覆された部分を示す断面図 絶縁用および断熱用の絶縁部材の変形例1を示す断面図 絶縁用および断熱用の絶縁部材の変形例2を示す断面図 くもり防止ユニットの変形例1を示す断面図 避静電気部材の変形例1を示す平面図 避静電気部材の変形例2を示す平面図 避静電気部材の変形例3を示す平面図 避静電気部材の変形例4を示す断面図 避静電気部材の変形例5を示す断面図 避静電気部材の変形例6を示す断面図 図26のXVI−XVI線断面図 挿入部が体腔内に挿入された状態を示す図 くもり防止ユニットの駆動電圧、時間および温度変化を示すグラフ 絶縁用および断熱用の絶縁部材の作用を説明するための挿入部の先端部分を示す断面図 電子内視鏡のGND系統を示す図 避静電気部材の作用を説明するための挿入部の先端部分を示す断面図 参考例1の挿入部の先端部分の断面図 同、図33のXXXIV−XXXIV線断面図 同、ユニット保持枠に外嵌する導電性部材の構成を示す斜視図 同、ユニット保持枠に外嵌する導電性部材の構成を示す側面図 同、図36のXXXVII矢視図 同、変形例の挿入部の先端部分の断面図 同、参考例2の挿入部の先端部分の断面図 参考例3の挿入部の先端部分の平面図 同、図40のXXXXI−XXXXI線断面図
以下、図を用いて本発明の一実施の形態について説明する。
図1から図32は、本発明の一実施の形態に係り、図1は内視鏡装置の全体構成を示す斜視図、図2は挿入部の先端部分の構成を示す断面図、図3は撮像ユニットの前端部分の構成を示す断面図、図4は図3のIV−IV線断面図、図5は図3のV−V線断面図、図6は図3のVI−VI線断面図、図7は図3のVII−VII線断面図、図8は図3のVIII−VIII線断面図、図9はくもり防止ユニットの構成を示す分解平面図、図10はくもり防止ユニットの構成を示す正面図、図11はくもり防止ユニットが絶縁用および断熱用の絶縁部材に固着された構成を示す平面図、図12は図11のXII−XII線断面図、図13は導電板が絶縁用および断熱用の絶縁部材に固着された構成を示す平面図、図14は撮像ユニットの後方一部分の構成を示す縦断面図、図15は図14のXV−XV線断面図、図16は補強枠に接続された3つの放熱ケーブルの配置を示す断面図、図17は3つの信号ケーブルおよび3つの放熱ケーブルが熱収縮チューブで被覆された部分を示す断面図、図18は絶縁用および断熱用の絶縁部材の変形例1を示す断面図、図19は絶縁用および断熱用の絶縁部材の変形例2を示す断面図、図20はくもり防止ユニットの変形例1を示す断面図、図21は避静電気部材の変形例1を示す平面図、図22は避静電気部材の変形例2を示す平面図、図23は避静電気部材の変形例3を示す平面図、図24は避静電気部材の変形例4を示す断面図、図25は避静電気部材の変形例5を示す断面図、図26は避静電気部材の変形例6を示す断面図、図27は図26のXVI−XVI線断面図、図28は挿入部が体腔内に挿入された状態を示す図、図29はくもり防止ユニットの駆動電圧、時間および温度変化を示すグラフ、図30は絶縁用および断熱用の絶縁部材の作用を説明するための挿入部の先端部分を示す断面図、図31は電子内視鏡のGND系統を示す図、図32は避静電気部材の作用を説明するための挿入部の先端部分を示す断面図である。
図1に示すように、電子内視鏡1は、長尺な挿入部2と、この挿入部2の基端と連設された操作部3と、図示しない光源装置に接続するライトガイドコネクタ4と、図示しないビデオシステムセンター(カメラコントロールユニット:CCUともいう)に接続するビデオコネクタ5と、を有して主に構成されている。なお、電子内視鏡1は、操作部3とライトガイドコネクタ4とが軟性のケーブル(以下、ユニバーサルコードと称す)6を介して接続されており、このライトガイドコネクタ4とビデオコネクタ5とが軟性の通信ケーブル7を介して接続されている。
挿入部2には、主にステンレスなど金属性部材から形成された先端部11、湾曲部12およびステンレスなど金属管の硬性管13が先端側から順に連設されている。この挿入部2は、体内に挿入する部分となっており、内部に後述するケーブル、不図示のライトガイドバンドルなどが組み込まれている。
操作部3には、湾曲部12を遠隔操作するアングルレバー14および光源装置、ビデオシステムセンターなど(いずれも不図示)を操作するための各種スイッチ16が備えられている。アングルレバー14は、挿入部2の湾曲部12を、ここでは上下の2方向に操作可能な湾曲操作手段である。なお、湾曲部12は、上下の2方向に限定されることなく、アングルレバーをもう一つ設けて上下左右の4方向に湾曲操作自在な構成としても良い。さらに、ここでの電子内視鏡1は、湾曲部12以外の大部分の挿入部2が硬質な硬性内視鏡を例示しいているが、これに限定されることなく挿入部2が可撓性を備えた軟性内視鏡でも良い。
ここで、図2に基づいて、電子内視鏡1の挿入部2の先端内部構成について詳しく説明する。
図2に示すように、挿入部2の先端部11は、金属製の先端硬質部23を有している。この先端硬質部23は、撮像ユニット30が貫挿固定されている。先端硬質部23は、金属製の外装管24に内嵌しており、外装管24が、例えば、固定ピン(不図示)によって固定されている。
この外装管24の基端には、湾曲部12内に配設される湾曲駒26と連結されている。湾曲駒26は、湾曲部12内に複数配設されている。これら湾曲駒26は、隣接するもの同士が枢軸リベット27によって回動自在に連結されている。これら湾曲駒26は、ここでは上下に配設された2本の湾曲操作ワイヤ26aがアングルレバー14の操作により牽引弛緩されることで、枢軸リベット27回りに回動する。これにより、湾曲部12がここでは上下の2方向に湾曲操作される。なお、湾曲部12は、複数の湾曲駒26の外周を一体的に覆うように、フッ素ゴムなどから形成された軟性チューブ28を有している。この軟性チューブ28は、先端外周部が糸巻接着部29によって、外装管24の基端に接続されている。なお、先端硬質部23には、金属性の放熱線57が内部に係入されて固着された放熱ケーブル58が接続されている。この放熱ケーブル58は、後方へ延設しており、先端硬質部23の熱を後方に逃がすものである。
撮像ユニット30の先端に設けられた観察窓となる光学部材(対物光学系)の透明カバー部材22は、略円環状に形成された金属製の観察窓保持枠20に嵌合保持されている。この観察窓保持枠20は、ここでの第1の金属枠を構成し、先端硬質部23に嵌挿固定されている。そして、観察窓保持枠20には、透明カバー部材22の後方外周側において、撮像ユニット30を内嵌固定するために、観察窓保持枠20に外嵌するリング状のスペーサ31が設けられている。なお、スペーサ31は、撮像ユニット30の駆動熱を内視鏡の先端(部材)に伝えないことを目的としてプラスチック樹脂やセラミックスなどから形成された非金属製の略円環状の部材を採用している。
本実施の形態の撮像ユニット30は、周知の構成を備え、対物光学系である第1の対物レンズ群32を保持する金属製の第1のレンズ保持枠33と、対物光学系である第2の対物レンズ群34を保持する金属製の第2のレンズ保持枠35と、イメージセンサなどを保持する金属製のユニット保持枠36と、を有している。なお、第1のレンズ保持枠33と観察窓保持枠20との間には、金属よりも熱伝導率の低い材料で形成した絶縁部材である絶縁枠56が設けられている。第1のレンズ保持枠33は、第2のレンズ保持枠35に内嵌固定されている。そして、第2のレンズ保持枠35は、ユニット保持枠36に内嵌固定されている。なお、第1のレンズ保持枠33と第2のレンズ保持枠35とが、ここでの第2の金属枠を構成し、金属製のユニット保持枠36が、ここでの第3の金属枠を構成している。
本実施の形態のユニット保持枠36が保持するイメージセンサなどは、各対物レンズ群32,34によって集光され、2つのプリズム37,38で分光された撮影光を検出するCCD、CMOSなどの2つの固体撮像素子(以下、単に撮像素子という)42,45を備えた構成となっている。なお、各プリズム37,38、各撮像素子42,45および各撮像駆動回路43,46を覆うように、ユニット保持枠36の後方には、放熱板およびアース部材(患者側GNDへの接続部材)を兼ねた金属製の補強枠48がユニット保持枠36と電気的に導通するよう接合されている。なお、この補強枠48にも、後述する3本の放熱ケーブル58が接続されて固体撮像素子の駆動熱が後方へ逃がされるようになっている。また、金属製の第1のレンズ保持枠33、第2のレンズ保持枠35、ユニット保持枠36および補強枠48は、それぞれ互いに嵌合された部分に接着剤によって固着さている。
第1の撮像素子42は、後方に位置するプリズム37の一面にカバーガラス41を介して接合されている。また、第2の撮像素子45は、前方に位置するプリズム38の一面にカバーガラス44を介して接合されている。本実施の形態の2つのプリズム37,38は、互いの面が貼り合わされ、例えば、可視光における所定の波長帯域のみを反射するように反射面が形成されている。その一例として、2つのプリズム37,38は、反射面で屈折させる光をG(Green)光のみとし、第1の撮像素子42に、B(Blue)光、及びR(Red)光が導光し、第2の撮像素子45に、G(Green)光が導光するように設定されている。
また、各撮像素子42,45は、ここでは個々に画像処理が行われる構成とし、電子撮像回路の一部を構成する2つの撮像駆動回路43,46とFPC42a,45a(図14参照)を介して電気的に接続されている。これら撮像駆動回路43,46は、挿入部2、操作部3およびライトガイドコネクタ4に挿通してビデオコネクタ5まで延設された信号ケーブル50と個々に接続されている。2つの撮像駆動回路43,46の間には、例えば、半田接続ができる銅製ブロックの2つのヒートシンク49が介装されている。これら2つのヒートシンク49は、後に詳しく説明するが、それぞれがジャンパー線49aによって、信号ケーブル50の総合シールド部材50aと電気的に接続されている。
なお、ユニット保持枠36に保持された各プリズム37,38、各撮像素子42,45および各撮像駆動回路43,46は、非導電性の接着剤、充填剤などで覆われ、補強枠48の周囲が熱収縮チューブ47に被覆されている。この熱収縮チューブ47は、観察窓保持枠20の基端外周部分から信号ケーブル50、放熱ケーブル58などの先端外周部分までを一体的に被覆している。このように、透明カバー部材22を保持して先端側が閉塞する観察窓保持枠20とスペーサ31とが嵌合している。観察窓保持枠20の基端外周部から信号ケーブル50および放熱ケーブル58などの先端外周までを熱収縮チューブ47により被覆しているため、撮像ユニット30が先端部11内において気密保持された状態となる。
絶縁枠56は、図3および図4に示すように、浸透する湿気による対物レンズ内部のくもりを防止するために、例えば、スーパエンジニアリングプラスチックの1つである低吸水性のPEEK(polyetheretherketone)樹脂または焼結部材であるセラミックスにより形成されており、前方側に内径方向へ向かって形成されたリブ56aを有した絶縁用および断熱用の略円筒状部材である。この絶縁枠56は、観察窓保持枠20と第1のレンズ保持枠33および第2のレンズ保持枠35とを所定の距離だけ離間させるように、観察窓保持枠20に内嵌し、第1のレンズ保持枠33および第2のレンズ保持枠35に外嵌するように配置されている。なお、絶縁枠56は、観察窓保持枠20内への湿気の混入およびエアパスを防ぐように、外周面および内周面に接着剤が塗布されて観察窓保持枠20、第1のレンズ保持枠33および第2のレンズ保持枠35と嵌合して面接触した状態で固定される。
具体的には、絶縁枠56は、リブ56aが設けられた前方側の小径の内周面が第1のレンズ保持枠33の前方外周面と面接触して接着され、後方側の大径の内周面が第1のレンズ保持枠33の後方部分と嵌合された第2のレンズ保持枠35の外周面と面接触して接着された状態として、第1のレンズ保持枠33および第2のレンズ保持枠35に外嵌される。そして、絶縁枠56は、外周面が観察窓保持枠20の内周面と面接触して接着されて配置される。これにより、観察窓保持枠20内への湿気の混入およびエアパスが防止された状態として、絶縁枠56が観察窓保持枠20、第1のレンズ保持枠33および第2のレンズ保持枠35に嵌合される。
こうして、観察窓保持枠20と第1のレンズ保持枠33および第2のレンズ保持枠35は、絶縁枠56を介して非接触に所定の距離だけ離間されて配置される。なお、絶縁枠56は、観察窓保持枠20と第1のレンズ保持枠33および第2のレンズ保持枠35との軸合わせのための部材も構成している。
絶縁枠56には、図3から図12に示すように、観察窓である透明カバー部材22、第1の対物レンズ群32、特に最先端のレンズ表面などのくもり、結露などを防止するくもり防止ユニット51が設けられている。このくもり防止ユニット51は、電子部材であるくもり防止デバイス52と、絶縁枠56に固着されたFPC53と、このFPC53に設けられた温度検知用のサーミスタ54と、くもり防止デバイス52および透明カバー部材22の間に介装され、観察窓保持枠20とくもり防止デバイス52とを絶縁する絶縁体のデバイス絶縁枠55と、を有して構成されている。
くもり防止デバイス52は、略円環状をしており、FPC53の前方側となるリング部53aの一面に接着されると共に、FPC53の一面に形成された2つの接点ランド52aに半田付などの溶着された状態で配置される。つまり、くもり防止デバイス52は、2つの接点ランド52aと接触した状態となり電気的に接続されている。リング部53aに設けられたくもり防止デバイス52は、前方側から耐熱性樹脂、例えばサルホン系樹脂から形成された円環状のデバイス絶縁枠55に覆われる(図9参照)。このデバイス絶縁枠55は、くもり防止デバイス52を金属製の観察窓保持枠20に接触しないようにして絶縁を確保し、且つ観察窓保持枠20を介して印加する静電気がくもり防止デバイス52へ落ちるのを防止するために、くもり防止デバイス52の外側面と前方端面を覆うように設けられている。さらに、デバイス絶縁枠55は、観察窓である透明カバー部材22の背面に接触するように設置され、透明カバー部材22へくもり防止デバイス52の熱を伝達する。
FPC53は、リング部53aの内方から前方へ折り曲げられた突出片にサーミスタ54が実装されている(図5、図9および図10参照)。このサーミスタ54は、観察窓である透明カバー部材22の背面に接触するよう配置されている。また、FPC53は、リング部53aの外周一部から後方へ折り曲げられて延設する細長に形成された配線フィルム部53bと、この配線フィルム部53bの後方端部に一体形成された矩形状の配線接続部53cと、を有して構成されている(図9および図10参照)。
配線フィルム部53bには、くもり防止デバイス52およびサーミスタ54へ電気的に接続される複数の配線(不図示)が絶縁された状態でプリント形成されている。この配線フィルム部53bは、絶縁枠56の外周部に前後方向に形成された凹部状のFPC設置溝56bに配置され(図7および図8参照)、観察窓保持枠20内部への湿気の混入およびエアパスを防ぐために接着剤59aがFPC設置溝56bとの隙間に付着されて絶縁枠56に固着される(図7、図8、図11および図12参照)。なお、ここでの絶縁枠56は、外周部にFPC設置溝56bが形成されているため、FPC53の組付け時の配線フィルム部53bのFPC設置溝56bへの接着剤59aによる固定が容易な構成となっている。つまり、配線フィルム部53bが設置されたFPC設置溝56bへの固定時に、絶縁枠56と観察窓保持枠20との嵌合における観察窓保持枠20内部への湿気の混入およびエアパスを防ぐための接着剤59aの充填を容易に行えるようになる。また、FPC53は、リング部53aの後方の面が絶縁枠56のリブ56aの前方端面と、例えば、ポリイミドテープの両面粘着材53eによって接着されている。
配線接続部53cには、くもり防止デバイス52およびサーミスタ54と電気的な接続を行うための複数の接続ランドが設けられた電気接点部53dが設けられている。この電気接点部53dの複数の接続ランドには、4つの配線71の素線が個々に半田付される(図11および図12参照)。なお、4つの配線71が接続された電気接点部53d上には、絶縁樹脂59bが付着される(図11および図12参照)。
また、絶縁枠56には、配線フィルム部53bが設置されるFPC設置溝56bと反対側の外周部先端部分に、外周一部が観察窓保持枠20の外周面と非接触となるように凹部状の切り欠き部56cが形成されている(図4および図12参照)。つまり、絶縁枠56は、観察窓保持枠20に内嵌した状態において、先端外周部の一部分に切り欠き部56cによって観察窓保持枠20との間に空間が形成される(図4参照)。そして、絶縁枠56は、切り欠き部56cから後方に向けて内周面側に凹部状の避静電気部材となる導電板60が設置される避静電気部材設置溝56dが形成されている。この避静電気部材設置溝56dは、絶縁枠56のリブ56aを貫通して切り欠き部56cと連通している(図4、図12および図13参照)。
避静電気部材設置溝56dに配置される導電板60は、図13に示すように、少なくとも前方側に尖端状の2つの角部(尖形エッジ部)を有する板面略長方形の金属平板であって、絶縁枠56のリブ56aに貫挿されており、前方部分が切り欠き部56cに位置するように配置されている。この導電板60も、観察窓保持枠20内への湿気の混入およびエアパスを防ぐために接着剤59cが避静電気部材設置溝56dとの隙間に付着されて絶縁枠56に固着される(図8および図12参照)。なお、導電板60は、後端部分が金属製のユニット保持枠36の先端外周部と半田60aを用いた接続により接合され、ユニット保持枠36と電気的に接続された状態となっている(図4参照)。この導電板60は、絶縁枠56の切り欠き部56cにおいて、その表面が観察窓保持枠20の内周面とおよそ0.2mmのクリアランスを有するように接着固定されている。これにより、内視鏡先端と前記導電板60との間で絶縁を確保でき、電気メス使用時の漏れ電流は流れないが、静電気のような高電圧の差異だけ導電板60側に電流が流れる。これにより電子部品側へ電流が流れることなく、不具合の発生を防ぐことが可能となる。
なお、絶縁枠56は、内周部に凹部状の避静電気部材設置溝56dを設けることで、導電板60が内周面から突出しないように設置される。これにより、絶縁枠56に内嵌する第2のレンズ保持枠35は、絶縁枠56内で前後方向の中心軸回りに自由に回転できるようになり、各対物レンズ群33,34の偏角回転調整を容易に行えることができる。
各撮像駆動回路43,46の間に配設される上述のブロック状の2つのヒートシンク49には、図14および図15に示すように、それぞれが接合された面の反対側の側面後方にジャンパー線49aの芯線49cが半田接続される凹部49bが形成されている。この凹部49bを形成することで、2つのヒートシンク49とジャンパー線49aとの接続部の外形が膨らまないようにすることができる。なお、これら凹部49bの表面は、半田接続用の表面処理が施されている。また、2つのヒートシンク49は、絶縁テープなどの絶縁部材49dを介して接合されて、電気的な絶縁が保たれている。絶縁部材49dは、2つのヒートシンク49が個々にジャンパー線49aと接続されるために電気的なループアンテナ状態とならず、固体撮像素子から出るノイズを低減することができる。
なお、2つのヒートシンク49は、CCD(CMOS)ドライバである各撮像駆動回路43,46を保持する保持部材を兼ねると共に、これら発熱量が大きな各撮像駆動回路43,46の熱を吸熱する。2つのヒートシンク49の熱は、ジャンパー線49aを介して、信号ケーブル50の総合シールド部材50aに伝熱されて後方へ逃がされる。
また、放熱板およびアース部材を兼ねた補強枠48は、図16に示すように、一面に2本の放熱ケーブル58の丸型の放熱線57が半田接続され、これら放熱線57が接続された一面から遠方の角部に形成された一方の斜面部に1本の放熱ケーブル58の平型の放熱線57が半田接続されている。なお、これら3つの放熱ケーブル58の少なくとも1つは、アース部材(GNDケーブル)を兼ねて、患者グランド(GND)に接続されている。また、これら3つの放熱ケーブル58は、補強枠48よりも後方において2本と1本に離れた状態となるように、3つの信号ケーブル50と共に熱収縮チューブ47内に配置されている。このように、3つの放熱ケーブル58が補強枠48から後方の熱収縮チューブ47内で2本と1本に離された状態に配置されるため、補強枠48で吸収した熱が集中せず効率良く3つの放熱ケーブル58で放熱されて、撮像ユニット30の高温化が防止される。なお、図16の3つの信号ケーブル50は、2つが撮像系と接続され、残りの1つがくもり防止ユニットと接続されて各種信号の授受および電力供給のためのものである。
さらに、これら3本の放熱ケーブル58は、補強枠48における発熱量の大きな各撮像駆動回路43,46の近傍に各放熱線57が半田接続される。これにより最も高温となる各撮像駆動回路43,46の周囲の熱を効率よく吸熱して放熱することでノイズを低減した撮像ユニットが提供できる。
(絶縁部材の変形例1)
絶縁用および断熱用の絶縁枠56は、図18に示すように、前方側に配置される円環状の絶縁環72aと、後方側に配置される管状の絶縁管72bの外径が同一な2つの部材を組み合わせた構成としてよい。
具体的には、絶縁枠56は、第1のレンズ保持枠33の前方フランジ33aと面接触して接着される絶縁環72aと、第2のレンズ保持枠35の外周面と面接触して接着される絶縁管72bと、を有し、これら絶縁環72aの後方端面および絶縁管72bの前方端面が面接触して接着剤により接着固定される。つまり、絶縁枠56は、前後に接触して連設された2つの管(環)状部材から形成されている。そして、絶縁枠56を構成する絶縁環72aおよび絶縁管72bの外周面は、観察窓保持枠20の内周面に面接触して接着剤により接着固定される。このように、絶縁枠56は、絶縁環72aおよび絶縁管72bの2つの部材とすることで、低吸水性部材であって複雑な形状の加工成型が困難な焼結部材であるセラミックスを用いても容易に成型することができる。なお、ここでの絶縁枠56も、勿論、低吸水性樹脂部材で形成しても良いし、絶縁環72aと絶縁管72bとを異なる材料、例えば、セラミックスと低吸水性樹脂を組み合わせて成型しても良い。
(絶縁部材の変形例2)
絶縁用および断熱用の絶縁枠56は、図19に示すように、低吸水性樹脂を用いて、くもり防止ユニット51のサーミスタ54およびくもり防止デバイス52への信号授受および電力供給のための複数の電極73をインサート成型しても良い。これにより、絶縁枠56は、複数の電極73を設けた部分からの湿気の混入およびエアパスを低減することができる。
(くもり防止ユニットの変形例1)
くもり防止ユニット51は、図20に示すように、デバイス絶縁枠55を設けなくとも、くもり防止デバイス52を金属製の観察窓保持枠20に接触しないようにして絶縁を確保し、且つ観察窓保持枠20を介して印加される静電気がくもり防止デバイス52へ落ちるのを防止するために、くもり防止デバイス52の表面に絶縁体被膜、例えば、蒸着によりパリレンの絶縁コーティング55aを成型しても良い。
(避静電気部材の変形例1)
ここでの避静電気部材を構成する導電板60は、前方側に尖端状の角部があれば良く、図21に示すように、先細りの導電部60bを有した形状としても良い。
(避静電気部材の変形例2)
ここでの導電板60は、図22に示すように、前方がT字形状とし、先端両脇に導電部60cを有した形状としても良い。また、導電板60は、絶縁枠56へ設置固定するときに、絶縁枠56の切り欠き部56cにT字形状の後方端部60dを当接させて容易に位置決めすることができる。
(避静電気部材の変形例3)
ここでの導電板60は、図23に示すように、前方がT字形状とし、先端側に複数の導電部60eを有した形状としても良い。ここでの導電板60も、絶縁枠56へ設置固定するときに、絶縁枠56の切り欠き部56cにT字形状の後方端部60fを当接させて容易に位置決めすることができる。
(避静電気部材の変形例4)
ここでの導電板60は、図24に示すように、先端部分に設けられる導電部60gを上方に折り曲げた形状としても良い。
(避静電気部材の変形例5)
ここでは、導電板60に変えて、図26に示すように、避静電気部材である金属製の導電ブロック74を第1のレンズ保持枠33に電気的に導通するように絶縁枠56に設けても良い。
具体的には、導電ブロック74は、絶縁枠56のリブ56aの一部分に外周部から内周部を貫通形成された孔部56eに接着剤74bによって固着されている。なお、導電ブロック74の導電部74aは、観察窓保持枠20の内周面とおよそ0.2mmのクリアランスを有する突出量が設定されて、観察窓保持枠20の内周面に向けて接着剤74bから突出するように配置されている。
この導電ブロック74は、導電部74aと反対側に位置する底面部が第1のレンズ保持枠33の外周面に接触して電気的に導通するように絶縁枠56に配設される。
(避静電気部材の変形例6)
ここでも、導電板60に変えて、図26および図27に示すように、避静電気部材である金属製の導電盤77を第1のレンズ保持枠33に電気的に導通するように絶縁枠56に設けても良い。
具体的には、導電盤77は、外周方向に放射状に突起する複数の導電部77aを有した円板状の金属板である。なお、ここでの絶縁枠56は、前方側に配置される円環状の絶縁環75と、後方側に配置される管状の絶縁管76の外径が同一な2つの部材から構成されている。
導電盤77は、絶縁枠56の絶縁環75と絶縁管76との間に挟設されて接着剤78によって固着されている。なお、導電盤77の導電部77aも、観察窓保持枠20の内周面とおよそ0.2mmのクリアランスを有する突出量が設定されて観察窓保持枠20の内周面に向けて放射状に形成されている。この導電盤77は、中央に形成された孔部に第1のレンズ保持枠33が挿入され、第1のレンズ保持枠33と接触して電気的に導通される。
(電子内視鏡の作用)
以上のように構成された電子内視鏡1は、例えば、内視鏡下外科手術に用いられ、図28に示すように、患者の体壁に穿孔して導入されたトロッカ100を介して、およそ37℃の高湿度な体腔内に挿入部2が導入される。
先ず、電子内視鏡1は、体腔内に導入する前の準備段階のとき、電源が投入され、くもり防止ユニット51のくもり防止デバイス52が駆動される。このくもり防止デバイス52への印加電圧は、図29に示すように、ここでは20Vである。この準備段階の初期の観察窓である透明カバー部材22の温度、つまりサーミスタ54が検出する温度は、およそ20℃の室温と同じ温度であり、電源投入によりくもり防止デバイス52が駆動すると、透明カバー部材22が所定の温まり時間(およそ1〜2分)を要して、例えば、37℃まで加熱される。また、電源投入時において、くもり防止デバイス52周囲の雰囲気温度が上昇するにつれて、透明カバー部材22の背面および第1の対物レンズ群32のうちの最先端のレンズ外表面のくもりも抑制防止することができる。
なお、くもり防止デバイス52の駆動制御は、サーミスタ54の検出温度値(温度に応じた電気抵抗値)が入力されるビデオシステムセンター内の制御手段によって行なわれる。なお、制御手段は、サーミスタ54の検出温度値が、ここでは37℃となる閾値が設定されて、この閾値に応じてくもり防止デバイス52のON/OFF駆動を制御する(図29参照)。これにより、透明カバー部材22の加熱温度は、電子内視鏡1の挿入部2の体腔内挿入時間において、ここでは37℃前後に維持される。なお、くもり防止ユニット51は、電源がOFFされるとビデオシステムセンター内の制御手段による制御が終了される。
このように、電子内視鏡1は、使用時に透明カバー部材22が、ここでは37℃に加熱されるため、およそ37℃の高湿度な体腔内に挿入されても、透明カバー部材22の表面に温度差によるくもり、結露などの発生を抑制防止することができる。
(絶縁枠の作用)
ここで、絶縁用および断熱用の絶縁枠56の作用を説明する。
絶縁枠56は前述した実施形態にて示した絶縁機能と、図30に示すように、準備段階のときのくもり防止ユニット51のくもり防止デバイス52の熱Hを第1のレンズ保持枠33、第2のレンズ保持枠35およびユニット保持枠36に無駄に伝熱しないように断熱する機能も有する。つまり、くもり防止デバイス52の熱Hは、効率良く確実にデバイス絶縁枠55を介して透明カバー部材22に伝熱される。これにより、電子内視鏡1は、従来に比して、透明カバー部材22が準備段階のときに所定の設定された温度(ここでは37℃)に到達するまでの時間を早めることができる。
また、絶縁用および断熱用の絶縁枠56は、内視鏡下外科手術中(体腔内挿入時間中)においては、くもり防止デバイス52の熱Hが絶縁枠56に断熱されることで、第1のレンズ保持枠33、第2のレンズ保持枠35およびユニット保持枠36を介した後方への熱伝達を抑制して、電子部品である第1の撮像素子42および第2の固体撮像素子45側が過剰に高温となることを防止する。
これにより、第1の撮像素子42および第2の固体撮像素子45の高温化によるノイズの発生を抑え、クリアな画像が取得できるようになる。ここでも、くもり防止デバイス52の熱Hは、絶縁枠56により第1のレンズ保持枠33、第2のレンズ保持枠35およびユニット保持枠36に無駄に熱を伝達することが抑制されるため、効率良く確実にデバイス絶縁枠55を介して透明カバー部材22に伝熱される。これにより、電子内視鏡1は、くもり防止デバイス52による透明カバー部材22の加熱効率が向上し、これに伴いくもり防止の効率が向上する。
以上の説明から、本来の絶縁機能に加えて電子内視鏡1は、くもり防止ユニット51からの固体撮像素子への熱的影響を抑制して、ノイズを低減させてクリアな画像を取得できると共に、くもり防止ユニット51による対物光学系である透明カバー部材22および第1の対物レンズ群32などへのくもり防止の効率を向上させた小型の撮像ユニットが提供できる。なお、上述した絶縁枠の変形例1,2の構成においても、同様の効果を奏するものである。
(電子内視鏡のGND系統)
ところで、電子内視鏡1は、図31に示すように、外装部が操作部3を境(図中X軸)として、前方の挿入部2側と後方のユユニバーサルコード6側とに電気的に絶縁された構成となっている。
なお、電子内視鏡1の内部において、図31に示すように、金属製の先端硬質部23に接続された放熱ケーブル58は、操作部3内に設けられた金属フレーム3aと電気的に接続されている。この金属フレーム3aは、金属製のグリップ座3bとの間に、例えば、220pFのコンデンサ3dが介装され、直流的には絶縁されている。
また、撮像ユニット30から延設された、ここでは3本の放熱ケーブル58は、少なくとも1本が操作部3のグリップ座と電気的に接続されている。そして、3本の放熱ケーブル58は、信号ケーブル50と共に、内部に金属ブレード80aを有する熱収縮チューブ80に一体的に被覆される。なお、熱収縮チューブ80は、グリップ座3bまで延設され、金属ブレード80aがグリップ座3bと電気的に接続される。
なお、ユニバーサルコード6は、操作部3において、グリップ座3bと接続されて、内部の金属シースがグリップ座3bと電気的に接続される。また、ユニバーサルコード6の金属シースは、ライトガイドコネクタ4内において、通信ケーブル7の金属シースと電気的に接続される。そして、ライトガイドコネクタ4およびビデオコネクタ5は、ユニバーサルコード6または通信ケーブル7の各金属シースと電気的に接続され、光源装置またはビデオシステムセンターを介して、患者GNDと電気的に接続される。つまり電子内視鏡1の先端内部金属は1本の放熱ケーブルおよび操作部基端側の部材を介してビデオコネクタ5の患者側グランドと接続され同位になっている。
(導電板の作用)
次に、避静電気部材である導電板60の作用を説明する。
ところで、観察窓保持枠20は、図32に示すように、先端部11の先端面で透明カバー部材22を保持する前方側の端部表面が露出した状態で位置される。そのため、この観察窓保持枠20の端部表面から静電気Eが印加される場合がある。
この場合、観察窓保持枠20に印加した静電気Eは、観察窓保持枠20を介して、絶縁枠56の切り欠き部56cに、ここでは0.2mmのクリアランスを有して配設された導電板60の先端角部(尖形エッジ部)に気中放電される。そして、静電気Eは、導電板60の後方部分が半田60aで接続されたユニット保持枠36に流れて、補強枠48を介して、放熱ケーブル58に流れて、患者GNDに落とされる(アースされる)。
これにより、電子内視鏡1は、観察窓保持枠20に静電気Eが印加しても、内視鏡挿入部において外部と内部金属とが絶縁された構成でも、静電気Eがくもり防止ユニット51、各撮像素子42,45、各撮像駆動回路43,46などの電子部品に流れることなく、導電板60からユニット保持枠36、補強枠48および放熱ケーブル58を介して患者GNDにアースされる。
以上の説明から、電子内視鏡1は、内視鏡先端に印加された静電気が導電板60に気中放電されて患者GNDに落とされるため、先端部11に内蔵されるくもり防止ユニット51、各撮像素子42,45、各撮像駆動回路43,46などの電子部品に過電流が流れるといった不具合、故障などの発生を防止することができる。なお、上述した避静電気部材の変形例1から6の構成においても、同様の効果を奏するものである。
なお、以上に記載の電子内視鏡1は、外科医療用の硬性内視鏡を例に挙げて説明したが、勿論、これに限定されることなく、各種医療用の軟性内視鏡または工業用の内視鏡装置に適用可能な技術である。
(参考例1)
次に、本発明の参考例1について説明する。
図33から図38は、本発明の参考例1に係り、図33は挿入部の先端部分の断面図、図34は図33のXXXIV−XXXIV線断面図、図35はユニット保持枠に外嵌する導電性部材の構成を示す斜視図、図36はユニット保持枠に外嵌する導電性部材の構成を示す側面図、図37は図36のXXXVII矢視図、図38は変形例の挿入部の先端部分の断面図である。なお、本参考例では、上述した電子内視鏡1の構成部品については同一の符号を用いて詳細な説明を省略する。
また、ここでの電子内視鏡1は、図33および図34に示すように、挿入部2の先端部11から操作部3まで絶縁性の軟性チューブ28に被覆されており、患者と接触する可能性がある内視鏡挿入部の外周は絶縁が確保されている。なお、電子内視鏡1は、挿入部2が可撓性を有する軟性鏡である。また、ここでの先端硬質部23は、例えば、樹脂から成型された非金属製である。なお、図34の符号85は、ライトガイドバンドルを示している。
ここではユニット保持枠36が第1のレンズ保持枠33を外嵌し、図33から図37に示すように、ユニット保持枠36と電気的に接続するように避静電気部材である金属製の導電性部材83が接触させて設けられている。
具体的には、導電性部材83は、上下方向の2箇所に延設されて断面L字状に前方側に折れ曲げられた矩形状の導電部83aと、略中央に形成された孔部の上下2箇所に延設されて断面L字状に前方側に折れ曲げられた矩形状の通電接触部83bと、を有した金属板体である。
この導電性部材83は、略中央に形成された孔部に第1のレンズ保持枠33に外嵌するユニット保持枠36の筒部36aが挿嵌され、後方の端面および通電接触部83bがユニット保持枠36に接触して電気的に接続された状態となるように設置されている。また、導電性部材83の導電部83aは、軟性チューブ28に被覆された先端硬質部23に嵌合する金属製の補強枠84の内周面と近接して配置されている。この導電部83aと補強枠84とは、電気的に導通しているが、軟性チューブ28は電気的に絶縁性を備えているため、前述した実施形態で示したような0.2mmのクリアランスは不要な構造となっている。
なお、補強枠84は、挿入部2の湾曲部12内に配設された最先端の湾曲駒26に接触するように外嵌されており、電気的に接続されている。また、湾曲駒26には、湾曲操作ワイヤ26aが接続されている。
ここでは第1のレンズ保持枠33が、先端部11の先端面において端部表面が露出した状態で配置されている。この第1のレンズ保持枠33の端部表面から静電気が印加される場合がある。そのため、第1のレンズ保持枠33に印加された静電気は、ユニット保持枠36に流れて、導電性部材83を介して、補強枠84に流れる。
つまり、静電気は、各導電部83aの先端角部(尖形エッジ部)からここで接触している補強枠84へ流れる。そして、静電気は、補強枠84に流れて、湾曲駒26を介して、湾曲操作ワイヤ26aに流れる。この湾曲操作ワイヤ26aは、操作部3内において、図31に示した、グリップ座3bを介して、ユニバーサルコード6の金属シースと電気的に接続されており、流れる静電気がライトガイドコネクタ4およびビデオコネクタ5を介して患者GNDに落とされる(アースされる)。
これにより、ここでの電子内視鏡1は、第1のレンズ保持枠33に静電気が印加しても、静電気が各撮像素子42,45、各撮像駆動回路43,46などの電子部品に流れることなく、患者GNDにアースされる。そのため、ここでの電子内視鏡1は、印加された静電気が患者GNDに落とされるため、先端部11に内蔵される各撮像素子42,45、各撮像駆動回路43,46などの電子部品に不具合、故障などの発生を防止することができる。
なお、導電性部材83の各導電部83aは、図36の2点差線のように、拡径方向に拡がった状態として弾性変形するようにし、図38に示すように、補強枠84の内周面に接触するようにしても良い。さらに、各導電部83aは、補強枠84の内周面と半田付しても良い。
(参考例2)
次に、本発明の参考例2について説明する。
図39は、本発明の参考例2に係り、挿入部の先端部分の断面図である。なお、本参考例においても、上述した電子内視鏡1の構成部品については同一の符号を用いて詳細な説明を省略する。
ここでは、ユニット保持枠36と電気的に接続するように避静電気部材である金属板の導電性部材86が接触させて設けられている。具体的には、導電性部材86は、ユニット保持枠36の上下方向の2箇所と接続されるように2つ設けられている。これら導電性部材86は、各先端部分86aがユニット保持枠36の筒部36aに半田付されて電気的に接続されている。
2つの導電性部材86は、後方端部が最先端の湾曲駒26と湾曲操作ワイヤ26aとの間に挟設されて、これら湾曲駒26と湾曲操作ワイヤ26aと接触して電気的に接続されている。また、湾曲駒26には、湾曲操作ワイヤが接続されている。
このような構成としても、第1のレンズ保持枠33の端部表面から静電気が印加された場合、その静電気は、ユニット保持枠36に流れて、導電性部材86を介して、湾曲駒26と湾曲操作ワイヤ26aに直接流れる。そして、静電気は、湾曲操作ワイヤ26a、グリップ座3b、ユニバーサルコード6および通信ケーブル7を介してライトガイドコネクタ4およびビデオコネクタ5を介して患者GNDに落とされる(アースされる)。
これにより、ここでの電子内視鏡1も、印加された静電気が患者GNDに落とされるため、先端部11に内蔵される各撮像素子42,45、各撮像駆動回路43,46などの電子部品に不具合、故障などの発生を防止することができる。
(参考例3)
次に、本発明の参考例3について説明する。
図40および図41は、本発明の参考例3に係り、図40は挿入部の先端部分の平面図、図41は図40のXXXXI−XXXXI線断面図である。なお、本参考例においても、上述した電子内視鏡1の構成部品については同一の符号を用いて詳細な説明を省略する。
ここでは、図40および図41に示すように、補強枠84の一部に切り込みを入れて、避静電気部材となる導電片84aを形成し、この導電片84aをユニット保持枠36の筒部36aに向けて折り曲げて筒部36aに接触させている。つまり、補強枠84とユニット保持枠36は、導電片84aを介して電気的に接続される。なお、導電片84aを折り曲げた後、ユニット保持枠36の筒部36aと半田付しても良い。
このような構成としても、第1のレンズ保持枠33の端部表面から静電気が印加された場合、その静電気は、ユニット保持枠36に流れて、導電片84aを介して、補強枠84に流れる。そして、静電気は、補強枠84と嵌合する湾曲駒26から湾曲操作ワイヤ26aに流れる。したがって、静電気は、湾曲操作ワイヤ26a、グリップ座3b、ユニバーサルコード6および通信ケーブル7を介してライトガイドコネクタ4およびビデオコネクタ5を介して患者GNDに落とされる(アースされる)。
これにより、ここでの電子内視鏡1も、印加された静電気が患者GNDに落とされるため、先端部11に内蔵される各撮像素子42,45、各撮像駆動回路43,46などの電子部品に不具合、故障などの発生を防止することができる。
上述の実施の形態に記載した発明は、その実施の形態および変形例に限ることなく、その他、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々の変形を実施し得ることが可能である。さらに、上記実施の形態には、種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組合せにより種々の発明が抽出され得るものである。
例えば、実施の形態では内視鏡先端にくもり防止デバイスを搭載しているが、このくもり防止デバイス以外の電子部品であっても良いことは勿論である。また、全構成要件から幾つかの構成要件が削除されても、述べられている課題が解決でき、述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得るものである。
本出願は、2011年12月7日に日本国に出願された特願2011−268188号を優先権主張の基礎として出願するものであり、上記の内容は、本願明細書、請求の範囲、および図面に引用されたものである。

Claims (8)

  1. 撮像ユニットが内蔵された挿入部の先端部と、
    前記撮像ユニットの前方に設けられる観察窓を保持する第1の金属枠と、
    前記撮像ユニットの対物光学系を保持する第2の金属枠と、
    前記第2の金属枠の後方に嵌合されて前記撮像ユニットの電子部品を保持する第3の金属枠と、
    前記観察窓のくもりを防止するくもり防止ユニットと、
    前記くもり防止ユニットと前記第2の金属枠とを断熱して、前記第3の金属枠への前記くもり防止ユニットで発生した熱の伝達を抑制するとともに、外周面が前記第1の金属枠の内周面と嵌合し、内周面が前記第2の金属枠の外周面と嵌合する非金属製の断熱部材と、
    を具備し、
    前記断熱部材は、外周部に前記くもり防止ユニットのフレキシブルプリント基板を配置する溝部が形成され、前記フレキシブルプリント基板が前記溝部に防湿用の接着剤により固着されていることを特徴とする電子内視鏡。
  2. 前記断熱部材は、前記第1の金属枠と前記第2の金属枠との間に介装され、前記第1の金属枠と前記第2の金属枠とを非接触にして電気的に絶縁させていることを特徴とする請求項1に記載の電子内視鏡。
  3. 前記断熱部材は、低吸水性を有する樹脂または焼結部材から形成されていることを特徴とする請求項1に記載の電子内視鏡。
  4. 前記断熱部材は、前後に接触して並設される2つの管状部材から形成されていることを特徴とする請求項1に記載の電子内視鏡。
  5. 前記断熱部材は、前記くもり防止ユニットが当接して設けられていることを特徴とする請求項1に記載の電子内視鏡。
  6. 前記断熱部材には、前記観察窓に近接するように前記くもり防止ユニットのくもり防止デバイスが配設され、
    前記くもり防止デバイスには、前記第1の金属枠と電気的な絶縁を確保し、前記観察窓に接触する絶縁体が配設されていることを特徴とする請求項5に記載の電子内視鏡。
  7. 前記絶縁体は、前記くもり防止デバイスの表面を覆う絶縁枠であることを特徴とする請求項に記載の電子内視鏡。
  8. 前記絶縁体は、前記くもり防止デバイスの表面に形成された絶縁コーティングであることを特徴とする請求項に記載の電子内視鏡。
JP2013525026A 2011-12-07 2012-08-14 電子内視鏡 Active JP5412601B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013525026A JP5412601B2 (ja) 2011-12-07 2012-08-14 電子内視鏡

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011268188 2011-12-07
JP2011268188 2011-12-07
JP2013525026A JP5412601B2 (ja) 2011-12-07 2012-08-14 電子内視鏡
PCT/JP2012/070654 WO2013084547A1 (ja) 2011-12-07 2012-08-14 電子内視鏡

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP5412601B2 true JP5412601B2 (ja) 2014-02-12
JPWO2013084547A1 JPWO2013084547A1 (ja) 2015-04-27

Family

ID=48573931

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013525026A Active JP5412601B2 (ja) 2011-12-07 2012-08-14 電子内視鏡

Country Status (5)

Country Link
US (1) US8721531B2 (ja)
EP (1) EP2716204B1 (ja)
JP (1) JP5412601B2 (ja)
CN (1) CN103648354B (ja)
WO (1) WO2013084547A1 (ja)

Families Citing this family (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014006971A1 (ja) * 2012-07-03 2014-01-09 オリンパスメディカルシステムズ株式会社 内視鏡用対物光学系
EP2967309B1 (en) * 2013-03-15 2022-05-04 DePuy Synthes Products, Inc. Viewing trocar for use with angled endoscope
DE102013217500A1 (de) * 2013-09-03 2015-03-05 Olympus Winter & Ibe Gmbh Endoskop und Endoskopspitze
CN104837398B (zh) * 2013-09-25 2017-06-23 奥林巴斯株式会社 电气单元、以及搭载了该电气单元的内窥镜
CN105377105B (zh) * 2013-10-11 2017-09-22 奥林巴斯株式会社 内窥镜系统
JP6411731B2 (ja) * 2013-12-04 2018-10-24 オリンパス株式会社 撮像装置及び内視鏡
US10111581B2 (en) * 2014-02-27 2018-10-30 Align Technology, Inc. Thermal defogging system and method
JP6226804B2 (ja) * 2014-04-07 2017-11-08 オリンパス株式会社 内視鏡用曇り防止ユニット及び内視鏡システム
DK3139812T3 (en) * 2014-05-06 2019-04-23 Buffalo Filter Llc Apparatus for cleaning and dehumidifying a laparoscope and endoscope
DE102015101624A1 (de) * 2015-02-04 2016-08-04 Olympus Winter & Ibe Gmbh Endoskop
KR101851146B1 (ko) * 2016-09-21 2018-04-24 현대자동차주식회사 자동차용 카메라
JP7139589B2 (ja) * 2017-09-27 2022-09-21 カシオ計算機株式会社 撮像装置
US11510561B2 (en) * 2018-08-21 2022-11-29 Verily Life Sciences Llc Endoscope defogging
EP3613327A1 (en) * 2018-08-24 2020-02-26 Ambu A/S A tip part for a vision device
CN113164021A (zh) * 2018-12-18 2021-07-23 奥林巴斯株式会社 内窥镜前端构造和内窥镜
WO2020148823A1 (ja) * 2019-01-16 2020-07-23 オリンパス株式会社 内視鏡先端部、および内視鏡
DE102019003839A1 (de) * 2019-06-03 2020-12-03 Karl Storz Se & Co. Kg Endoskop, Verfahren zum Betreiben eines Endoskops sowie Verfahren zum Herstellen eines Endoskops
KR20220109097A (ko) * 2021-01-28 2022-08-04 삼성전기주식회사 카메라 모듈
CN113432766A (zh) * 2021-05-11 2021-09-24 天津大学 用于原位观测电池作业的装置

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001128937A (ja) * 1999-11-01 2001-05-15 Olympus Optical Co Ltd 電子内視鏡
JP2002159438A (ja) * 2000-11-24 2002-06-04 Olympus Optical Co Ltd 内視鏡用撮像ユニット
WO2010055753A1 (ja) * 2008-11-11 2010-05-20 オリンパスメディカルシステムズ株式会社 撮像装置および内視鏡
WO2011010499A1 (ja) * 2009-07-23 2011-01-27 オリンパスメディカルシステムズ株式会社 内視鏡装置

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4611193B2 (ja) * 2005-12-27 2011-01-12 オリンパスメディカルシステムズ株式会社 内視鏡装置
JP2009261830A (ja) 2008-04-30 2009-11-12 Fujifilm Corp 内視鏡装置
DE102008031881B3 (de) * 2008-07-08 2009-06-18 Olympus Winter & Ibe Gmbh Medizinisches Endoskop mit beheiztem Fenster
EP2324754B1 (en) * 2008-10-24 2013-07-31 Olympus Medical Systems Corp. Insertion section of endoscope
DE102009017606A1 (de) * 2009-04-16 2010-10-21 Henke-Sass, Wolf Gmbh Endoskop mit elektrischem Heizsystem

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001128937A (ja) * 1999-11-01 2001-05-15 Olympus Optical Co Ltd 電子内視鏡
JP2002159438A (ja) * 2000-11-24 2002-06-04 Olympus Optical Co Ltd 内視鏡用撮像ユニット
WO2010055753A1 (ja) * 2008-11-11 2010-05-20 オリンパスメディカルシステムズ株式会社 撮像装置および内視鏡
WO2011010499A1 (ja) * 2009-07-23 2011-01-27 オリンパスメディカルシステムズ株式会社 内視鏡装置

Also Published As

Publication number Publication date
US20130310644A1 (en) 2013-11-21
EP2716204B1 (en) 2018-12-12
EP2716204A1 (en) 2014-04-09
JPWO2013084547A1 (ja) 2015-04-27
WO2013084547A1 (ja) 2013-06-13
EP2716204A4 (en) 2015-04-08
CN103648354B (zh) 2015-11-25
CN103648354A (zh) 2014-03-19
US8721531B2 (en) 2014-05-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5412601B2 (ja) 電子内視鏡
WO2013084548A1 (ja) 電子内視鏡
JP4757358B2 (ja) 内視鏡装置
JP3875505B2 (ja) 撮像装置
US20130253272A1 (en) Endoscope
US20160028926A1 (en) Endoscope apparatus
JP2009082503A (ja) 撮像装置及びその撮像装置を備えた内視鏡
JP2010069217A (ja) 電子内視鏡用撮像装置、および電子内視鏡
JP2014188170A (ja) 内視鏡および内視鏡システム
JP5063834B2 (ja) 電子内視鏡システム
JP2019041883A (ja) 内視鏡
JP6226804B2 (ja) 内視鏡用曇り防止ユニット及び内視鏡システム
JPH11295617A (ja) 撮像装置
US20180296076A1 (en) Imageing device and endoscope
JP2008237914A (ja) 撮像装置
JP6727964B2 (ja) 内視鏡
JP2014117520A (ja) 電子内視鏡
JP2011000346A (ja) 電子内視鏡挿入部の放熱構造
JPH03118021A (ja) 内視鏡装置
JP7163333B2 (ja) 内視鏡
JPH10178571A (ja) 撮像装置
JP2011200338A (ja) 電子内視鏡
JP2004072526A (ja) 撮像装置
WO2016185554A1 (ja) 撮像ユニットおよび内視鏡
WO2012056963A1 (ja) 撮像ユニット、及び内視鏡

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20131105

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20131111

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5412601

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250