JP6727964B2 - 内視鏡 - Google Patents

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本発明は、内視鏡に関する。
内視鏡の挿入部の先端部には、被撮像領域からの光を光電変換する固体撮像素子が設けられる。内視鏡の挿入部には細径化が要求される一方で、固体撮像素子の受光面の小面積化には限界がある。受光面の面積が小さくなるに従って高品質の画像が得られにくくなるからである。この問題を解決するために、被撮像領域からの光をプリズムで直角に屈折させて固体撮像素子に入射させる構造の撮像ユニットを備える内視鏡が考えられた。その一例として、図9に示すように、撮影レンズ101を保持する鏡筒103の後方に、プリズム105とフレキシブル回路基板107とを配置し、フレキシブル回路基板107を介して固体撮像素子109と伝送ケーブル111とを電気的に接続するとともに、フレキシブル回路基板107にコンデンサなどの電子部品113を実装した内視鏡用撮像ユニットが知られている(特許文献1参照)。
国際公開第2011/092901号
しかし、図9に示した特許文献1に記載の内視鏡用撮像ユニットでは、撮影レンズ101の光軸Oと直交する方向に電子部品113が固体撮像素子109から距離dだけはみ出している。このため、電子部品113によって撮像ユニットが少なくとも距離dだけ太径化してしまう。すなわち、内視鏡の挿入部の細径化が阻害される。
本発明は、上述した事情に鑑みなされたものであり、挿入部の細径化が可能な内視鏡を提供することを目的とする。
本発明の一態様の内視鏡は、
撮影レンズと、
上記撮影レンズを介した撮影光が入射面から入射するプリズムと、
上記プリズムの出射面に取り付けられた固体撮像素子と、
上記プリズムと共に略立方体を形成するように上記プリズムの反射面に貼合わされた貼合わせ部材と、
上記固体撮像素子に接続された回路基板と、
上記回路基板に実装された電子部品と、を備えた内視鏡であって、
上記固体撮像素子は、上記内視鏡の挿入部の長手方向と平行に配置され、
上記回路基板は、上記固体撮像素子が接続する第1接続部と、上記電子部品が接続する第2接続部と、上記第1接続部及び第2接続部を接続するつなぎ部とを備え、上記第1接続部及び第2接続部は、上記つなぎ部を中心に折り畳まれた構造を有し、
上記貼合わせ部材の、上記プリズムの上記入射面に平行する入射面対向側面、及び、上記プリズムの上記出射面に平行する出射面対向側面の面上には、互いに接続する伝熱膜が設けられており、
上記第2接続部に実装された上記電子部品は、上記貼合わせ部材よりも上記内視鏡の基端側の位置にあって、上記入射面対向側面に設けられた上記伝熱膜に直接又は伝熱性のスペーサーを介して接触し、
上記電子部品から発生した熱は、上記貼合わせ部材の上記入射面対向側面、及び出射面対向側面の上記伝熱膜を経て、上記撮影レンズの保持部材に伝わり、放熱され、 上記内視鏡の挿入部の長手方向と直交する平面に投影した上記電子部品及びプリズムの影は、互いに重なり、上記プリズムの影の中に上記電子部品の影が含まれるものである。
本発明によれば、挿入部の細径化が可能な内視鏡を提供することができる。
本発明の実施形態を説明するための内視鏡システムの外観図である。 内視鏡の挿入部の先端部に搭載された撮像装置の構成の第1例を示す図である。 図2に示すA−A線断面図である。 内視鏡の挿入部の先端部に搭載された撮像装置の構成の第2例を示す図である。 図4に示すB−B線断面図である。 内視鏡の挿入部の先端部に搭載された撮像装置の構成の第3例を示す図である。 図6に示す撮像装置の上面図である。 撮像装置の別の構成例を示す断面図である。 従来の撮像装置の断面図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施形態を説明するための、内視鏡システムの一例を示す。
内視鏡システム1は、内視鏡2と、光源ユニット3と、プロセッサユニット4とを備える。内視鏡2は、被検体内に挿入される挿入部6と、挿入部6に連なる操作部7と、操作部7から延びるユニバーサルコード8とを有し、挿入部6が内視鏡2の先端側、ユニバーサルコード8が基端側に設けられている。挿入部6は、先端部10と、先端部10に連なる湾曲部11と、湾曲部11と操作部7とを繋ぐ軟性部12とで構成されており、先端部10が挿入部6の長手軸における先端側、軟性部12が同長手軸における基端側に設けられている。なお、挿入部6の長手軸における先端側は内視鏡2の先端側と同義であり、挿入部6の長手軸における基端側は内視鏡2の基端側と同義である。
先端部10には、観察部位を照明するための照明光を出射する照明光学系や、観察部位を撮像する撮像装置及び撮像光学系などが設けられている。湾曲部11は挿入部6の長手軸と直交する方向に湾曲可能に構成されており、湾曲部11の湾曲動作は操作部7にて操作される。また、軟性部12は、挿入部6の挿入経路の形状に倣って変形可能な程に比較的柔軟に構成されている。
操作部7には、先端部10の撮像装置の撮像動作を操作するボタンや、湾曲部11の湾曲動作を操作するノブなどが設けられている。また、操作部7には、電気メスなどの処置具が導入される導入口13が設けられており、挿入部6の内部には、導入口13から先端部10に達し、処置具が挿通される処置具チャンネル14が設けられている。
ユニバーサルコード8の末端にはコネクタ9が設けられ、内視鏡2は、コネクタ9を介して、先端部10の照明光学系から出射される照明光を生成する光源ユニット3、及び先端部10の撮像装置によって取得される映像信号を処理するプロセッサユニット4と接続される。プロセッサユニット4は、入力された映像信号を処理して観察部位の映像データを生成し、生成した映像データをモニタ5に表示させ、また記録する。
挿入部6及び操作部7並びにユニバーサルコード8の内部にはライトガイドや電線群が収容されている。光源ユニット3にて生成された照明光がライトガイドを介して先端部10の照明光学系に導光され、先端部10の撮像装置とプロセッサユニット4との間で信号や電力が電線群を介して伝送される。
(撮像装置の第1例)
図2は、挿入部6の先端部10に搭載された撮像装置の構成の第1例を示す。図3は、図2に示すA−A線断面図である。図2及び図3に示す撮像装置20Aは、撮影レンズ21と、プリズム23と、撮影レンズ21及びプリズム23を保持する金属製の保持部材25と、プリズム23の出射面23cに取り付けられたイメージセンサ27と、イメージセンサ27に接続された回路基板29と、回路基板29に実装される電子部品の一つであるコンデンサ31と、複数(本例では3本)の伝送ケーブル51とを備える。
プリズム23は、撮影レンズ21を介した被撮像領域からの撮影光が入射する入射面23a、図3に示す光軸Oに沿った光束を略直角に屈折させて出射面23cに導く反射面23b、及び出射面23cを有する直角プリズム23Aと、直角プリズム23Aの反射面23bに接合して反射面23bを保護する貼り合わせ部材23Bとから構成される。プリズム23は、直角プリズム23Aと貼り合わせ部材23Bとを一体に構成することで略立方体に形成される。貼り合わせ部材23Bを構成する5つの面のうち、挿入部6における基端側の面と、直角プリズム23Aの出射面23cに対向する面の各面上には、伝熱膜35が設けられている。伝熱膜35は、導電性を有する金属薄膜であり、金属蒸着によって形成される。
保持部材25は、いずれも導電性を有する金属製のレンズ保持体41とハウジング部43と遮光部材45を有する。レンズ保持体41は、撮影レンズ21を保持する。ハウジング部43は、レンズ保持体41とカバーガラス46とを保持する。カバーガラス46は、直角プリズム23Aの入射面23aに光学接着剤によって貼着されることによりプリズム23と一体化している。したがって、プリズム23は、カバーガラス46を介してハウジング部43に保持されている。プリズム23がハウジング部43によって保持されると、プリズム23の貼り合わせ部材23Bに設けられた伝熱膜35の挿入部6における先端側はハウジング部43と接触した状態になる。このため、伝熱膜35と保持部材25は熱的及び電気的に導通する。
また、ハウジング部43の挿入部6における基端側一部及びプリズム23の上部及び両側部の周囲には、遮光部材45が設けられている。遮光部材45はプリズム23と離間するように配設されているが、遮光部材45とプリズム23との間の空間には、フィラー入りの高熱伝導性樹脂47が充填されている。また、高熱伝導性樹脂47を充填する代わりに熱溶着や半田付けを行うことによって、伝熱膜35とハウジング部43との間の熱接触を計ってもよい。
イメージセンサ27は、CCD(Charge Coupled Device)イメージセンサやCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサなどの固体撮像素子である。イメージセンサ27は、その受像面が直角プリズム23Aの出射面23cに対向し、かつ、挿入部6の長手方向と平行に配置されている。
回路基板29は、可撓性を有する、いわゆるフレキシブル回路基板である。回路基板29は、展開すると略H型の形状を有し、つなぎ部29cを中心に2つの接続部29a,29bが折り畳まれた構造を有する。回路基板29の一方の接続部29aにはイメージセンサ27が実装され、他方の接続部29bにはコンデンサ31が実装されている。
回路基板29の接続部29bに実装されたコンデンサ31は、プリズム23よりも挿入部6の基端側で、挿入部6の長手方向と直交する平面に投影したプリズム23の影と重なる位置に設けられている。また、本例では、図2及び図3に示すように、コンデンサ31は、プリズム23の貼り合わせ部材23Bの表面に設けられた伝熱膜35と接触して配置されている。また、コンデンサ31は、その長手方向が挿入部6の長手方向と一致するよう設置され、正極34bよりも負極34aの方がプリズム23側に位置するよう配置されている。したがって、コンデンサ31の負極34aが伝熱膜35と接触する。
伝送ケーブル51は、挿入部6の基端側に延伸する複合ケーブルであり、中心導体51aと、中心導体51aの周囲に絶縁層を介して設けられた編組線のシールド導体51bとを有する同軸ケーブルを含む。中心導体51aは、回路基板29の接続部29a又は接続部29bと電気的に接続されている。また、シールド導体51bは、伝熱膜35に接触したコンデンサ31の負極34aと接続されている。本例では、シールド導体51bとコンデンサ31の負極34aとの接続位置は、中心導体51aと回路基板29の接続部29a,29bとの接続位置よりも、挿入部6の先端側である。このため、シールド導体51bは伝送ケーブル51の延伸方向に対して張力がかかった状態であるのに対し、中心導体51aは、同方向に長さに余裕がある状態で接続される。このように、中心導体51aは撓みがある状態で回路基板29に接続されているため、内視鏡2のアングル動作時などに発生する曲げ応力に対して、中心導体51aと回路基板29との剥離が起きにくい。
上記説明した第1例の構成によれば、コンデンサ31が、プリズム23よりも挿入部6の基端側で、挿入部6の長手方向と直交する平面に投影したプリズム23の影と重なる位置に設けられている。すなわち、コンデンサ31は、挿入部6の長手方向(図3に示す光軸Oの方向)と直交する方向に上記影からはみ出さないため、撮像装置20Aの小型化を実現でき、内視鏡2の挿入部6を細径化できる。
また、コンデンサ31は、プリズム23の貼り合わせ部材23Bの表面に設けられた伝熱膜35と接触して配置されているため、コンデンサ31で発生したジュール熱は伝熱膜35に伝導する。さらに、伝熱膜35は保持部材25と接触しているため、伝熱膜35に伝導した熱は保持部材25にも伝導し、保持部材25に伝導した熱は撮像装置20Aの先端から放熱される。このように、コンデンサ31に伝熱膜35が接触し、伝熱膜35が保持部材25と接触した構成であるため、コンデンサ31で発生したジュール熱の放熱経路を強化できる。また、コンデンサ31の負極34aには伝送ケーブル51のシールド導体51bが接続されているため、コンデンサ31で発生したジュール熱はシールド導体51bにも伝導する。したがって、コンデンサ31で発生したジュール熱の放熱経路をさらに強化できる。その結果、コンデンサ31の過熱を抑えて、熱影響による撮像信号の品質悪化等を防止できる。
また、コンデンサ31と伝熱膜35とが接触する位置は負極34aであり、この負極34aには伝送ケーブル51のシールド導体51bも接続する。したがって、コンデンサ31の負極34aは伝熱膜35を介して保持部材25に導通し、かつ、シールド導体51bにも導通した状態であるため、接地面積を大きくとることができ、グランド機能を強化できる。
また、コンデンサ31の負極34aとシールド導体51bとの接続位置は、中心導体51aが回路基板29の接続部29a,29bに接続される位置よりも、挿入部6の先端側である。さらに、シールド導体51bは、伝送ケーブル51の延伸方向に対して張力がかかった状態であるのに対し、中心導体51aは、同方向に長さに余裕がある状態で接続される。このため、内視鏡2のアングル動作時などに撮像装置20Aに曲げモーメントが作用し、中心導体51aに引っ張り応力が作用しても、撓みによる中心導体51aの余長分によって吸収され、中心導体51aと回路基板29との接続部には応力が作用しない。その結果、伝送ケーブル51の中心導体51aと回路基板29との接続状態を安定に維持し、電力経路や信号経路の断線などを防止できる。
また、シールド導体51bとコンデンサ31との接続位置が中心導体51aと回路基板29との接続位置よりも、挿入部6の先端側にあることで、撮像装置20Aに作用する曲げモーメントに強い構造が実現される。
(撮像装置の第2例)
図4は、挿入部6の先端部10に搭載された撮像装置の構成の第2例を示す。図5は、図4に示すB−B線断面図である。なお、第1例に示した撮像装置20Aが有する構成要素と同一又は同等部分には同一符号又は相当符号を付して説明を簡略化又は省略する。
図4及び図5に示す撮像装置20Bでは、挿入部6の長手方向に対するコンデンサ32の向きが第1例とは異なり、その長手方向が挿入部6の長手方向と直交するようコンデンサ32が設置されている。なお、本例でも、第1例と同様に、回路基板29の接続部29bに実装されたコンデンサ32は、プリズム23よりも挿入部6の基端側で、挿入部6の長手方向と直交する平面に投影したプリズム23の影と重なる位置に設けられている。
本例のコンデンサ32は、プリズム23の貼り合わせ部材23Bの表面に設けられた伝熱膜35に対して挿入部6の基端側に少し離れて配置されるが、負極34aと伝熱膜35の間に高熱伝導性及び導電性を有するスペーサー36が設けられ、コンデンサ32は、スペーサー36を介して伝熱膜35と接触する。なお、スペーサー36は負極34aと伝熱膜35の間にのみ設けられているため、コンデンサ32の正極34bと負極34aはショートしない。
また、コンデンサ32の負極34aには、第1例と同様に、伝送ケーブル51のシールド導体51bが接続されている。シールド導体51bは伝送ケーブル51の延伸方向に対して張力がかかった状態であるのに対し、中心導体51aは、同方向に長さに余裕がある状態で回路基板29の接続部29a,29bに接続される。
上記説明した第2例の構成によれば、コンデンサ32は、負極34aと伝熱膜35の間に設けられたスペーサー36を介して伝熱膜35と接触するため、コンデンサ32で発生したジュール熱はスペーサー36を介して伝熱膜35に伝導する。このため、第1例の構成による効果と同様に、コンデンサ32で発生したジュール熱の放熱経路を強化できる。なお、内視鏡2の挿入部6の細径化、グランド機能の強化、及び伝送ケーブル51の中心導体51aと回路基板29との接続状態の維持に関する各効果は第1例と同様である。
(撮像装置の第3例)
図6は、挿入部6の先端部10に搭載された撮像装置の構成の第3例を示す。図7は、図6に示す撮像装置の上面図である。なお、第2例に示した撮像装置20Bが有する構成要素と同一又は同等部分には同一符号又は相当符号を付して説明を簡略化又は省略する。
図6及び図7に示す撮像装置20Cが備える保持部材25は、遮光部材45から延伸し、図7に示す光軸Oに平行な直角プリズム23Aの対向する二側面とコンデンサ33とを両側から覆う板状の一対の枠部材71を有する。枠部材71は、遮光部材45と同様に、導電性を有する金属によって形成され、遮光部材45を挿入部6の長手方向の基端側に延在させてなる。なお、枠部材71により、撮像装置20Cの剛性が高められる。
本例のコンデンサ33は、第2例と同様に、プリズム23よりも挿入部6の基端側で、挿入部6の長手方向と直交する平面に投影したプリズム23の影と重なる位置に設けられている。また、第2例と同様に、プリズム23の貼り合わせ部材23Bの表面に設けられた伝熱膜35に対して挿入部6の基端側に少し離れて配置されるが、負極34aと伝熱膜35の間に高熱伝導性及び導電性を有するスペーサー36が設けられ、コンデンサ33は、スペーサー36を介して伝熱膜35と接触する。また、コンデンサ33の負極34aと一対の枠部材71の一方との間にも、高熱伝導性及び導電性を有するスペーサー37が設けられ、コンデンサ33は、スペーサー37を介して枠部材71と接触する。また、コンデンサ33の負極34aには、伝送ケーブル51のシールド導体51bが接続されている。シールド導体51bは伝送ケーブル51の延伸方向に対して張力がかかった状態であるのに対し、中心導体51aは、同方向に長さに余裕がある状態で回路基板29の接続部29a,29bに接続される。
上記説明した第3例の構成によれば、コンデンサ33は、伝熱膜35だけでなく、負極34aと枠部材71の間に設けられたスペーサー37を介して枠部材71とも接触するため、コンデンサ33で発生したジュール熱はスペーサー37を介して枠部材71にも伝導する。このため、コンデンサ33で発生したジュール熱の放熱経路をさらに強化できる。なお、内視鏡2の挿入部6の細径化、グランド機能の強化、及び伝送ケーブル51の中心導体51aと回路基板29との接続状態の維持に関する各効果は第1例及び第2例と同様である。
なお、図8に示すように、遮光部材45の全体を挿入部6の長手方向の基端側に延在し、プリズム23、コンデンサ31〜33及び回路基板29を全て覆い、遮光部材45によって囲まれた空間に、熱伝導性の高い絶縁性の樹脂81を充填した構成としても良い。この構成例によれば、樹脂81全体が熱伝導経路となるので、コンデンサ31を伝熱膜35に接触させなくても十分な放熱性を得ることができる。その結果、コンデンサ31をプリズム23から離れた位置に実装することもできる。
以上説明した第1〜3例では、直角プリズム23Aと、その反射面23bに接合された貼り合わせ部材23Bとを有するプリズム(立方体プリズム)23を用いた構成について説明したが、直角プリズム23Aだけを使用した構成にも本発明を適用可能である。その場合、直角プリズム23Aの反射面23b上に伝熱膜35を設け、その伝熱膜35にコンデンサ31を接触させる。
以上説明したとおり、本明細書に開示された内視鏡は、
撮影レンズと、
上記撮影レンズを介した撮影光が入射するプリズムと、
上記プリズムの出射面に取り付けられた固体撮像素子と、
上記固体撮像素子に接続された回路基板と、
上記回路基板に実装された電子部品と、を備えた内視鏡であって、
上記電子部品は、上記プリズムの反射面よりも上記内視鏡の基端側で、上記内視鏡の挿入部の長手方向と直交する平面に投影した上記プリズムの影と重なる位置に、実装される。
また、上記撮影レンズを保持する保持部材と、
上記プリズムの反射面上に設けられ、上記保持部材と当接した伝熱膜と、を備え、
上記電子部品は、上記伝熱膜と接触している。
また、上記プリズムは、上記反射面に接合して上記反射面を保護する貼り合わせ部材を含み、
上記内視鏡は、
上記撮影レンズを保持する保持部材と、
上記プリズムの上記貼り合わせ部材の面上に設けられ、上記保持部材と当接した伝熱膜と、を備え、
上記電子部品は、上記伝熱膜と接触している。
また、上記撮影レンズを保持する保持部材を備え、
上記保持部材は、上記撮影レンズを保持するハウジング部に接続され、上記撮影光に平行な上記プリズムの対向する二面と上記電子部品とを覆う枠部材を含み、
上記電子部品は、上記枠部材と接触している。
また、上記回路基板と電気的に接続され、上記挿入部の基端側に延伸する伝送ケーブルを備え、
上記伝送ケーブルは、上記回路基板と電気的に接続された中心導体の周囲がシールド導体によってシールド導体された同軸ケーブルであり、
上記シールド導体は、上記電子部品に接続されている。
また、上記シールド導体と上記電子部品との接続位置は、上記中心導体と上記回路基板との接続位置よりも、上記挿入部の先端側である。
また、上記シールド導体は、上記電子部品の負極端子と電気的に接続されている。
また、上記保持部材及び上記伝熱膜は金属製である。
また、上記保持部材及び上記伝熱膜は、導電性を有する金属製である。
また、上記枠部材は金属製である。
2 内視鏡
6 挿入部
10 先端部
20A,20B,20C 撮像装置
21 撮影レンズ
23 プリズム
23A 直角プリズム
23B 貼り合わせ部材
23a 入射面
23b 反射面
23c 出射面
25 保持部材
27 イメージセンサ(固体撮像素子)
29 回路基板
29a,29b 接続部
29C つなぎ部
31〜33 コンデンサ(電子部品)
34a 負極
34b 正極
35 伝熱膜
36 スペーサー
37 スペーサー
41 レンズ保持体
43 ハウジング部
45 遮光部材
46 カバーガラス
47 高熱伝導性樹脂
51 伝送ケーブル
51a 中心導体
51b シールド導体
71 枠部材

Claims (6)

  1. 撮影レンズと、
    前記撮影レンズを介した撮影光が入射面から入射するプリズムと、
    前記プリズムの出射面に取り付けられた固体撮像素子と、
    前記プリズムと共に略立方体を形成するように前記プリズムの反射面に貼合わされた貼合わせ部材と、
    前記固体撮像素子に接続された回路基板と、
    前記回路基板に実装された電子部品と、を備えた内視鏡であって、
    前記固体撮像素子は、前記内視鏡の挿入部の長手方向と平行に配置され、
    前記回路基板は、前記固体撮像素子が接続する第1接続部と、前記電子部品が接続する第2接続部と、前記第1接続部及び第2接続部を接続するつなぎ部とを備え、前記第1接続部及び第2接続部は、前記つなぎ部を中心に折り畳まれた構造を有し、
    前記貼合わせ部材の、前記プリズムの前記入射面に平行する入射面対向側面、及び、前記プリズムの前記出射面に平行する出射面対向側面の面上には、互いに接続する伝熱膜が設けられており、
    前記第2接続部に実装された前記電子部品は、前記貼合わせ部材よりも前記内視鏡の基端側の位置にあって、前記入射面対向側面に設けられた前記伝熱膜に直接又は伝熱性のスペーサーを介して接触し、
    前記電子部品から発生した熱は、前記貼合わせ部材の前記入射面対向側面、及び出射面対向側面の前記伝熱膜を経て、前記撮影レンズの保持部材に伝わり、放熱され、
    前記内視鏡の挿入部の長手方向と直交する平面に投影した前記電子部品及びプリズムの影は、互いに重なり、前記プリズムの影の中に前記電子部品の影が含まれる、内視鏡。
  2. 請求項1に記載の内視鏡であって、
    前記伝熱膜及び保持部材は金属製である、内視鏡。
  3. 請求項1又は2に記載の内視鏡であって、
    前記撮影レンズを保持する前記保持部材は、前記入射面及び出射面に直交する前記プリズムの二面を覆って基端側に延伸する一対の枠部材を有し、
    前記電子部品は、前記一対の枠部材の一方と伝熱性のスペーサーを介して接触している、内視鏡。
  4. 請求項3に記載の内視鏡であって、
    前記枠部材は金属製である、内視鏡。
  5. 請求項1から4のいずれかに記載の内視鏡であって、
    前記回路基板と電気的に接続して、前記挿入部の基端側に延伸する伝送ケーブルを備え、
    前記伝送ケーブルは、前記回路基板と電気的に接続する中心導体の周囲がシールド導体によってシールドされた同軸ケーブルから成り、
    前記シールド導体は、前記電子部品の負極端子と電気的に接続している、内視鏡。
  6. 請求項5に記載の内視鏡であって、
    前記シールド導体と前記電子部品との接続位置は、前記中心導体と前記回路基板との接続位置よりも、前記挿入部の先端側である、内視鏡。
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