JPH07100102A - 内視鏡撮像装置 - Google Patents

内視鏡撮像装置

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Publication number
JPH07100102A
JPH07100102A JP5254522A JP25452293A JPH07100102A JP H07100102 A JPH07100102 A JP H07100102A JP 5254522 A JP5254522 A JP 5254522A JP 25452293 A JP25452293 A JP 25452293A JP H07100102 A JPH07100102 A JP H07100102A
Authority
JP
Japan
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layer
image pickup
cover glass
moisture
camera head
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP5254522A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Omachi
健二 大町
Katsuyuki Saito
克行 斉藤
Wataru Ono
渉 大野
Shinkichi Tanizawa
信吉 谷沢
Yutaka Tatsuno
裕 龍野
Masao Uehara
政夫 上原
Masahiro Hagiwara
雅博 萩原
Hideki Koyanagi
秀樹 小柳
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Priority to JP5254522A priority Critical patent/JPH07100102A/ja
Publication of JPH07100102A publication Critical patent/JPH07100102A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 光学部品及び電子部品等から構成される撮像
手段の耐水性を向上させ、熱滅菌処理を可能とする内視
鏡撮像装置を得る。 【構成】 第1空気層12は、第1カバーガラス11と
第2カバーガラス13との間に設けられた円筒状の吸湿
性支持部材32により間隙部29と独立した空間として
形成されており、吸湿性支持部材32によって第1空気
層12内の湿気を吸収する。第1カバーガラス11は、
吸湿性保持部材31により金属層23に密着保持されて
おり、吸湿性保持部材31によって間隙部29内の湿気
を吸収する。撮像光学系15は、導電層21の先端構成
部材である吸湿性支持部材33により支持されており、
吸湿性支持部材33によって第2空気層14内の湿気を
吸収する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、熱滅菌処理される内視
鏡撮像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】体腔内等に挿入することによって、体腔
内の深部等を観察したり、必要に応じて処置具を用いる
ことにより、治療処置等も行うことのできる内視鏡が医
療分野において広く用いられるようになった。また、工
業分野においても、ジェットエンジン内部とかプラント
内部等の検査に内視鏡が広く使用されている。特に医療
用内視鏡の場合、使用した内視鏡を確実に滅菌処理する
ことが、感染症等を防止するために必要不可欠になる。
【0003】従来では、この滅菌処理はEOG等のガス
とか洗浄液に頼っていたが、周知のように滅菌ガス類は
猛毒であり、滅菌作業の安全性確保の上で滅菌作業は煩
雑である。また、洗浄液の場合は、洗浄液の管理が煩雑
であり、洗浄液の廃棄処理に多大な費用が必要となると
いった欠点がある。
【0004】そこで、最近では上記のごとく煩雑な作業
を伴わない熱滅菌(オートクレーブ等)が内視鏡機器で
は主流になりつつある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、例えば
内視鏡の接眼部に着脱自在に取り付けて内視鏡像を撮像
する内視鏡外付けカメラでは、通常使用時における水密
性は十分であるが、上記のオートクレーブ処理における
高温高圧下では完全に内部を密閉することは困難である
ため、その内部に蒸気等が入り込み、内部に設けられた
撮像素子等、半導体に代表される電子部品及び光学系が
入り込んだ蒸気のため、光学系ではくもりが生じ、電子
部品においては部品劣化及び腐食が生じる虞があるとい
った問題がある。
【0006】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、光学部品及び電子部品等から構成される撮像手
段の耐水性を向上させ、熱滅菌処理を可能とする内視鏡
撮像装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明の内視鏡
撮像装置は、内視鏡像を光学部材を介して撮像手段によ
り撮像する内視鏡撮像装置において、前記内視鏡像の入
射面を除いて前記光学手段及び前記撮像手段を覆う被覆
層を備え、前記光学部材及び前記撮像手段の少なくとも
一方を吸湿性を有する支持部材により前記被覆層内に支
持することで、光学部品及び電子部品等から構成される
撮像手段の耐水性を向上させ、熱滅菌処理を可能とす
る。
【0008】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明の実施例に
ついて述べる。図1ないし図5は本発明の第1実施例に
係わり、図1は第1実施例のカメラヘッドの構成を示す
断面図、図2は図1のカメラヘッドの外観を示す外観
図、図3は図1のカメラヘッドの内層を熱収縮部材によ
り覆った変形例の構成を示す断面図、図4は図1のカメ
ラヘッドの最外層を樹脂で形成した変形例の構成を示す
断面図、図5は図1の折れ止め部材の変形例の構成を示
す構成図である。
【0009】図1に示すように、本実施例の内視鏡撮像
装置としてのカメラヘッド1は、カメラアダプタ2を介
して、例えば硬性鏡4の接眼部5に着脱自在に取り付け
られるようになっている。前記硬性鏡4は図示しないL
G口金部より図示しない光源からの照明光を該硬性鏡4
内を挿通する図示しないライトガイドに供給し、硬性鏡
4の先端前方に照明光を伝送する。そして、この照明光
により得られた内視鏡像を硬性鏡4内を挿通する図示し
ない像伝送手段(例えば、リレーレンズ系あるいはイメ
ージガイド等)で内視鏡像を接眼部5に伝送する。
【0010】このように伝送された内視鏡像はカメラア
ダプタ2を介して前記カメラヘッド1内の固体撮像素
子、例えばCCD7の撮像面に結像するようになってい
る。
【0011】前記カメラヘッド1では、入射した内視鏡
像は、カメラヘッド1前面に設けられた第1カバーガラ
ス11、第1空気層12、第2カバーガラス13、第2
空気層14及び撮像光学系15を順次透過して前記CC
D7の撮像面に結像する。そしてCCD7により内視鏡
像が電気信号に変換され、プリアンプ等を実装した回路
基板16を経てコネクタ27、28を介して信号ケーブ
ル17によりを画像情報として図示しないビデオプロセ
ッサに出力されるようになっている。
【0012】前記カメラヘッド1の外装は、内側より導
電層(例えば円筒系部材に金属シースを被覆したもの、
あるいは表面に金属を蒸着したもの、さらには表面に導
電塗料を塗したもの等)21、絶縁層22、金属層23
の3層構造になっている。最外周層を金属層23として
いるのは、強度等を維持するためである。
【0013】前記導電層21は、一端が前記信号ケーブ
ル17に固定され、回路基板16、CCD7及び撮像光
学系15を覆っており、前記信号ケーブル17の接地ラ
インにより回路基板16、CCD7をシールドしてい
る。
【0014】また、前記絶縁層22は前記第2空気層1
4を形成するように前記導電層21及び第2カバーガラ
ス13を覆い、基端は基端支持部材26により前記信号
ケーブル17にOリング24を介して水密に固定されて
いる。
【0015】さらに、金属層23は前記絶縁層22及び
第1カバーガラス11を覆い前記絶縁層22との間に間
隙部29を形成しており、その基端は前記基端支持部材
26にOリング24を介して水密に固定されている。こ
の金属層23の先端外周にはネジマウント部25が設け
られており、このネジマウント部25によりカメラアダ
プタ2に取り付けられている。また、金属層23の基端
側及び前記基端支持部材26の外周は折れ止め部材18
に覆われており、この折れ止め部材18により前記信号
ケーブル17が基端支持部材26の取付位置で応力が集
中することを防止している。
【0016】そして前記絶縁層22により前記導電層2
1と前記金属層23との絶縁状態を確保するとともに熱
伝導率の低い材質で絶縁層22を構成しているので、金
属層23からの熱が導電層21に伝達しにくい構造とな
っている。
【0017】前記第1空気層12は、第1カバーガラス
11と第2カバーガラス13との間に設けられた円筒状
の吸湿性支持部材32により前記間隙部29と独立した
空間として形成されており、この吸湿性支持部材32に
よって第1空気層12内の湿気を吸収するようになって
いる。
【0018】また、前記第1カバーガラス11は、吸湿
性保持部材31により前記金属層23に密着保持されて
おり、吸湿性保持部材31によって間隙部29内の湿気
を吸収するようになっている。さらに、撮像光学系15
は、前記導電層21の先端構成部材である吸湿性支持部
材33により支持されており、この吸湿性支持部材33
によって第2空気層14内の湿気を吸収するようになっ
ている。
【0019】尚、吸湿性支持部材31、32、33を構
成する吸湿部材は、例えば高吸水性樹脂、シリカゲル、
あるいは合成ゼオライト等である。
【0020】このように構成された本実施例のカメラヘ
ッド1によれば、吸湿性支持部材32によって第1空気
層12内の湿気を吸収し、吸湿性保持部材31によって
間隙部29内の湿気を吸収し、さらに、吸湿性支持部材
33によって第2空気層14内の湿気を吸収するので、
仮にオートクレーブ処理における高温高圧下で蒸気等が
入り込んだとしても、吸湿性保持部材31及び吸湿性支
持部材32、33により内部の湿気を吸湿することがで
きるので、第1カバーガラス11、第2カバーガラス1
3及び撮像光学系15にくもり等が生じることがなく、
常に良好な状態で観察像を撮像することができる。
【0021】尚、図2(a)に示すような本実施例のカ
メラヘッド1の外装の密閉度を高め、金属層23の電気
安全を確保する方法として、図2(b)に示すように、
外装を熱収縮部材40で覆うことにより、オートクレー
ブ処理により熱収縮部材40が収縮しカメラヘッド1の
外装に密着させることにより、湿気などの侵入を防止す
るようにしても良い。この場合、熱収縮部材40による
断熱効果も得ることができる。また、外装の密閉に熱収
縮部材40を用いるだけでなく、組立時に図3に示すよ
うに内部の各層、例えば絶縁層22の外装を熱収縮部材
35により覆い、絶縁層22の密閉度を高める構成とし
ても良い。
【0022】また、最外層を強度等により金属層で構成
するとしたが、これに限らす、軽量化のために樹脂(あ
るいはゴム等)からなる樹脂層で最外周を形成してもよ
く、この場合、樹脂層は透湿性を有しているので、樹脂
層外表面を金属蒸着することにより防湿構造とすること
ができる。さらに、樹脂層の外表面の構造が複雑で十分
に蒸着できない虞がある場合には、耐湿塗料で樹脂層外
表面をコーティングすることで防湿構造とすることがで
きる。このとき、図1のA部分に示す最外周層と折れ止
め部材との接続面のように、カメラヘッドの最外周層が
複数の構成部材により構成されている場合は、図4に示
すように、金属層23に代わる樹脂層23aと折れ止め
部材18との間に充填材41充填させて確実に接触させ
てから外表面に(必ずしも必要はないが、例えば金属蒸
着を行い蒸着層42の上に)耐湿塗料43をコーティン
グすればよい。
【0023】また、折れ止め部材18を信号ケーブル1
7が基端支持部材26の取付位置で応力が集中すること
を防止するために設けるとしたが、この場合、折れ止め
部材18と信号ケーブル17及び基端支持部材26との
水密構造は複雑になる虞があるので、図5(a)に示す
ように信号ケーブル17の外皮と折れ止め部とを一体に
形成した折れ止め部材18aを用い、この折れ止め部材
18aの金属層23との接続面にシール部45を形成す
ることで、押しつけ部材46によりシール部45を金属
層23との接続面に押しつけることで確実な水密構造を
安価に実現できる。信号ケーブル17の外皮と折れ止め
部との一体構造はこれに限らず、図5(b)に示すよう
に、先端外表面にシール部45aを形成し、金属層23
の内壁面に押しつけ部材46aによりシール部45a押
しつける折れ止め部のなだらかな信号ケーブル17の外
皮と折れ止め部とを一体に形成した折れ止め部材18b
により実現しても良い。
【0024】次に第2実施例について説明する。図6及
び図7は第2実施例に係わり、図6は第2実施例のカメ
ラヘッドの構成を示す構成図、図7は図6のカメラヘッ
ドに接続されるカメラアダアプタの構成を示す構成図で
ある。第2実施例は第1実施例とほとんど同じであるの
で、異なる構成のみ説明する。
【0025】図6に示すように、第2実施例のカメラヘ
ッド1aは外層が金属層23のみからなり、内視鏡像は
耐熱性の優れたカバーガラス51を介してCCD7に結
像するようになっている。そしてCCD7は吸湿性に優
れた第1及び第2支持部材52、53により金属層23
内に支持されており、第1及び第2支持部材52、53
によってCCD7及び回路基板16を内蔵する空間内部
の湿気を吸湿して、CCD7及び回路基板16の腐食等
を防ぐようになっている。
【0026】カメラヘッド1aは、上述したように、撮
像光学系を有していないが、第2実施例では図7に示す
ように、撮像光学系62はカメラアダプタ2a内に設け
られている。すなわち、カメラアダプタ2aはマウント
65により接眼部5に接続され、内視鏡像は第1カバー
ガラス61aを介して撮像光学系62に入射し、撮像光
学系62により集光されて第2カバーガラス61bを介
してカメラヘッド1aのカバーガラス51に入射してC
CD7に結像するようになっている。第1カバーガラス
61aと撮像光学系62との間には絞り64が設けら
れ、カメラアダプタ2aの先端側外表に設けられた絞り
調整リング63を回動することにより絞り量を調整し撮
像光学系の開口量を調整することができるようになって
いる。また撮像光学系62はカメラアダプタ2aの外表
に設けられたピント調整リング66を回動することによ
り前後に移動でき、これにより焦点位置を調整できるよ
うになっている。そして、第1カバーガラス61aは内
枠71で、絞り64は絞り枠72で、撮像光学系62は
鏡枠74でそれぞれ支持されており、さらに撮像光学系
62の各レンズは間隔環75、76により所定の間隔を
保持している。これらの内枠71、絞り枠72、鏡枠7
4及び間隔環75、76は吸湿部材により形成されてお
り、カメラアダプタ2a内部の湿気を吸湿し、くもり等
の発生を防止する。
【0027】その他の構成、作用及び効果は第1実施例
と同じである。
【0028】次に第3実施例について説明する。図8及
び図9は第3実施例に係わり、図8は第3実施例のカメ
ラヘッドの構成を示す構成図、図9は図8のコネクタの
構成を示す構成図である。第3実施例は第1実施例とほ
とんど同じであるので、異なる構成のみ説明する。
【0029】第3実施例は、図8に示すように、第1実
施例において回路基板16と信号ケーブル17を接続す
るコネクタ85、86を防水構造としたものであり、第
2カバーガラス及び撮像光学系の代わりにカバーガラス
群81を備えて構成されており、撮像光学系は第2実施
例と同様にカメラアダプタ内に設けられている。その他
の構成は第1実施例と同じである。
【0030】コネクタ85(86)は、図8のBの部分
の拡大である図9(a)に示すように、吸湿部材からな
るインシュレータ90内に信号ピン91を絶縁体92を
介して構成しており、信号ケーブル17を介して伝わっ
てきた湿気をこのインシュレータ90で吸収することに
よりCCD7及び回路基板16を内蔵する空間内部への
湿気の進入を防ぐようになっている。その他の作用、効
果は第1実施例と同じである。
【0031】尚、コネクタ85(86)を吸湿部材から
なるインシュレータ90から構成するとしたが、これに
限らず、図9(bー1)及び図9(bー2)に示すよう
に、コネクタ85、86の各信号ピン91a、91bと
の接続位置に絶縁部94を有する吸湿部材からなるシー
ト部材95を、コネクタ85、86間に挟み込み信号ケ
ーブル17を介して伝わってきた湿気をシート部材95
で吸収するようにしても良い。また、コネクタ85、8
6aを一体にし、各信号線を絶縁コートしたフレキシブ
ル基板96で構成し、フレキシブル基板96の信号ケー
ブル17の接続部側に吸湿剤97を充填するようにして
も良い。
【0032】また、各実施例の吸湿支持部材を組み合わ
せて用いることによりより耐湿性を高めることができる
ことはいうまでもない。
【0033】ところで、上述した各実施例においては吸
湿部材による内部の湿気吸収に関する手段について述べ
たが、例えば図10に示すように導電層21、絶縁層2
2、金属層23の各基端を支持する基端支持部材101
を備え、金属層23の支持はパッキン102を介してな
される変形例としてのカメラヘッドにおいては、耐熱性
を高めるために、第1実施例の撮像光学系の15の代わ
りに設けれた第3カバーガラス105(この場合、撮像
光学系は第2実施例のようにカメラアダプタに設けられ
ている)を介した内視鏡像を色分離する例えばCCDの
カラーモザイクフィルタを無機フィルタ103で構成す
るとともに、図11に示す回路基板16aにおいては、
電子部品であるトランジスタ・ダイオード等の半導体は
ジャンクション温度をオートクレーブ時の温度より高い
ものを用い、コンデンサ、抵抗、CCD7、信号ケーブ
ル17は保存温度をオートクレーブ時の温度より高いも
のを用いることにより回路基板16aの耐熱性を高める
構成にすることができる。
【0034】この変形例においては、図12に示すよう
に、CCD7の近傍にペルチェ素子110を備えること
ができ、駆動信号線111によりペルチェ素子110を
駆動することにより、図12のC部分の拡大である図1
3に示すようにペルチェ素子110で、CCD7及び回
路基板16a側に冷却部112を、導電層22側に発熱
部113を生成してCCD7及び回路基板16a側の熱
を絶縁層22側に伝送するようにしても良い。このと
き、駆動信号線111は、図14に示すように、コネク
タ121を介してバッテリ125に接続されており、こ
のバッテリ125はコネクタ121に支持された複数の
断熱層、すなわち外側から第1断熱層122、第2断熱
層123、第3断熱層124より断熱されている。この
ようなペルチェ素子110を用いることでCCD7及び
回路基板16aの耐熱性を高めることができる。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように本発明の内視鏡撮像
装置によれば、内視鏡像を光学部材を介して撮像手段に
より撮像する内視鏡撮像装置において、前記内視鏡像の
入射面を除いて前記光学手段及び前記撮像手段を覆う被
覆層を備え、前記光学部材及び前記撮像手段の少なくと
も一方を吸湿性を有する支持部材により前記被服層内に
支持しているので、光学部品及び電子部品等から構成さ
れる撮像手段の耐水性を向上させることができるという
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例のカメラヘッドの構成を示す断面図
である。
【図2】図1のカメラヘッドの外観を示す外観図であ
る。
【図3】図1のカメラヘッドの内層を熱収縮部材により
覆った変形例の構成を示す断面図である。
【図4】図1のカメラヘッドの最外層を樹脂で形成した
変形例の構成を示す断面図である。
【図5】図1の折れ止め部材の変形例の構成を示す構成
図である。
【図6】第2実施例のカメラヘッドの構成を示す構成図
である。
【図7】図6のカメラヘッドに接続されるカメラアダア
プタの構成を示す構成図である。
【図8】第3実施例のカメラヘッドの構成を示す構成図
である。
【図9】図8のコネクタの構成を示す構成図である。
【図10】耐熱部品より構成される変形例のカメラヘッ
ドの構成を示す構成図である。
【図11】図10の回路基板の構成を示す回路図であ
る。
【図12】ペルチャ素子を備えた変形例のカメラヘッド
の構成を示す構成図である。
【図13】図12のペルチャ素子の作用を説明する説明
図である。
【図14】図12のペルチャ素子の駆動手段であるバッ
テリを含めた全体構成を示す構成図である。
【符号の説明】
1…カメラヘッド 2…カメラアダプタ 7…CCD 11…第1カバーガラス 12…第1空気層 13…第2カバーガラス 14…第2空気層 15…撮像光学系 16…回路基板 17…信号ケーブル 21…導電層 22…絶縁層 23…金属層 31、32、33…吸湿性支持部材
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年1月21日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0001
【補正方法】変更
【補正内容】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高圧の蒸気によって滅
菌処理される内視鏡撮像装置に関する。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】そこで、最近では上記のごとく煩雑な作業
を伴わない高圧の蒸気による滅菌(オートクレーブ等)
が内視鏡機器では主流になりつつある。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、光学部品及び電子部品等から構成される撮像手
段の耐水性を向上させ、高圧の蒸気による滅菌処理を可
能とする内視鏡撮像装置を提供することを目的としてい
る。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明の内視鏡
撮像装置は、内視鏡像を光学部材を介して撮像手段によ
り撮像する内視鏡撮像装置において、前記内視鏡像の入
射面を除いて前記光学手段及び前記撮像手段を覆う被覆
層を備え、前記光学部材及び前記撮像手段の少なくとも
一方を吸湿性を有する支持部材により前記被覆層内に支
持することで、光学部品及び電子部品等から構成される
撮像手段の耐水性を向上させ、高圧の蒸気による滅菌処
を可能とする。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】図1に示すように、本実施例の内視鏡撮像
装置としてのカメラヘッド1は、カメラアダプタ2を介
して、例えば硬性鏡4の接眼部5に着脱自在に取り付け
られるようになっている。前記硬性鏡4は図示しない
イトガイド口金部より図示しない光源からの照明光を該
硬性鏡4内を挿通する図示しないライトガイドに供給
し、硬性鏡4の先端前方に照明光を伝送する。そして、
この照明光により得られた内視鏡像を硬性鏡4内を挿通
する図示しない像伝送手段(例えば、リレーレンズ系あ
るいはイメージガイド等)で内視鏡像を接眼部5に伝送
する。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】前記カメラヘッド1では、入射した内視鏡
像は、カメラヘッド1前面に設けられた第1カバーガラ
ス11、第1空気層12、第2カバーガラス13、第2
空気層14及び撮像光学系15を順次透過して前記CC
D7の撮像面に結像する。そしてCCD7により内視鏡
像が電気信号に変換され、プリアンプ等を実装した回路
基板16を経てコネクタ27、28を介して信号ケーブ
ル17によりこれを画像情報として図示しないビデオプ
ロセッサに出力されるようになっている。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】変更
【補正内容】
【0022】また、最外層を強度等により金属層で構成
するとしたが、これに限らず、軽量化のために樹脂(あ
るいはゴム等)からなる樹脂層で最外周を形成してもよ
く、この場合、樹脂層は透湿性を有しているので、樹脂
層外表面を金属蒸着することにより防湿構造とすること
ができる。さらに、樹脂層の外表面の構造が複雑で十分
に蒸着できない虞がある場合には、耐湿塗料で樹脂層外
表面をコーティングすることで防湿構造とすることがで
きる。このとき、図1のA部分に示す最外周層と折れ止
め部材との接続面のように、カメラヘッドの最外周層が
複数の構成部材により構成されている場合は、図4に示
すように、金属層23に代わる樹脂層23aと折れ止め
部材18との間に充填材41充填させて確実に接触させ
てから外表面に(必ずしも必要はないが、例えば金属蒸
着を行い蒸着層42の上に)耐湿塗料43をコーティン
グすればよい。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0031
【補正方法】変更
【補正内容】
【0031】尚、コネクタ85(86)を吸湿部材から
なるインシュレータ90から構成するとしたが、これに
限らず、図9(bー1)及び図9(bー2)に示すよう
に、コネクタ85、86の各信号ピン91a、91bと
の接続位置に絶縁部94を有する吸湿部材からなるシー
ト部材95を、コネクタ85、86間に挟み込み信号ケ
ーブル17を介して伝わってきた湿気をシート部材95
で吸収するようにしても良い。また、図9(c)に示す
ように、コネクタ85、86を一体にし、各信号線を絶
縁コートしたフレキシブル基板96で構成し、フレキシ
ブル基板96の信号ケーブル17の接続部側に吸湿剤9
7を充填するようにしても良い。
【手続補正9】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 谷沢 信吉 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 龍野 裕 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 上原 政夫 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 萩原 雅博 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 小柳 秀樹 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内視鏡像を光学部材を介して撮像手段に
    より撮像する内視鏡撮像装置において、 前記内視鏡像の入射面を除いて前記光学手段及び前記撮
    像手段を覆う被覆層を備え、 前記光学部材及び前記撮像手段の少なくとも一方を吸湿
    性を有する支持部材により前記被覆層内に支持したこと
    を特徴とする内視鏡撮像装置。
JP5254522A 1993-10-12 1993-10-12 内視鏡撮像装置 Withdrawn JPH07100102A (ja)

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