JP2001178675A - 撮像装置 - Google Patents

撮像装置

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JP2001178675A
JP2001178675A JP36818899A JP36818899A JP2001178675A JP 2001178675 A JP2001178675 A JP 2001178675A JP 36818899 A JP36818899 A JP 36818899A JP 36818899 A JP36818899 A JP 36818899A JP 2001178675 A JP2001178675 A JP 2001178675A
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Japan
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circuit board
imaging device
endoscope
solid
state imaging
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Noriyuki Fujimori
紀幸 藤森
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Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】撮像装置を小型化するとともに、部品や組立の
誤差による接続部同士の電気的なショートや接続部の機
械的な損傷を防止する。 【解決手段】撮像装置1は、固体撮像素子10と、電子
部品を実装した回路基板20と、一端側及び他端側がそ
れぞれ前記固体撮像素子10及び回路基板20に接続さ
れ、前記固体撮像素子10と回路基板20との間の電気
信号の入出力を行なう外部端子(フレキシブルリード2
1)と、一端側が前記回路基板20に接続され、前記回
路基板20と外部との電気信号の入出力を行なう信号ケ
ーブル30と、を具備し、前記信号ケーブル30及び外
部端子(フレキシブルリード21)の少なくとも一方
は、前記回路基板20の最外外形より内側に設けられた
接続部にて前記回路基板20に接続されるようになって
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、固体撮像素子を用
いて内視鏡像を撮像する撮像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、内視鏡の細長な挿入部先端にCC
D等の固体撮像素子を内蔵し、観察対象部位の観察像を
対物レンズにて固体撮像素子の撮像面に結像させること
により固体撮像素子から電気信号を出力させ、この電気
信号を信号ケーブルを介して内視鏡外部に設置した画像
処理装置に伝送し、画像処理装置が伝送された電気信号
を画像信号に変換してモニタに観察対象部位の画像を表
示する電子内視鏡が広く利用されている。
【0003】例えば、特開平11−47084号公報に
は、内視鏡先端部の固体撮像素子と信号ケーブルとを小
型の基板を介して接続した撮像装置が示されている。
【0004】しかしながら、このような構成の撮像装置
では、固体撮像素子の外部端子や信号ケーブルを回路基
板へと接続する際、組立のばらつきによって接続部が回
路基板の外形から突出することがあり、撮像装置全体が
大型化してしまっていた。
【0005】また、従来、一般に撮像装置の固体撮像素
子周辺部を電気的および機械的に保護するため、シール
ドケースを外囲部材として設けることが多い。
【0006】図25乃至図27はこのような固体撮像素
子周辺部にシールドケースを用いた撮像装置を示し、図
25は撮像装置を側方から見た断面図、図26は図25
のC−C線断面図、図27は製造時のばらつきによる影
響を示す説明図である。
【0007】図25において、撮像装置201は、内視
鏡先端部に配設され、観察光学系241の基端側、固体
撮像素子210、回路基板220をシールドケース25
0によって収納する構造になっている。
【0008】撮像装置201の前方に配設される観察光
学系241は、レンズ枠242に保持される対物レンズ
243a、243bとCCDホルダ244に保持される
対物レンズ243cおよびカバーガラス246とから構
成される。
【0009】撮像装置201では、観察像が対物レンズ
243a、243b、対物レンズ243cおよびカバー
ガラス246を経て固体撮像素子210のイメージエリ
ア211へと結像される。
【0010】次に、固体撮像素子210部周辺の説明を
する。
【0011】固体撮像素子210のイメージエリア21
1の周辺部には固体撮像素子210の電気接続部である
パッド212が設けられており、フレキシブルリード2
21がバンプ222を介して熱圧着もしくは超音波圧着
されて電気的に接続される。固体撮像素子210の圧着
部周辺はカバーガラス246と固体撮像素子210によ
って挟み込まれながら接着封止されている。
【0012】図25及び図26に示すように、回路基板
220の外形形状は、固体撮像素子10の外形より若干
大きいが、シールドケース250の内形形状よりも小さ
くなっている。
【0013】組立前の回路基板220は、各辺に接続ラ
ンド224が複数設けられていて、図26に示すように
それぞれの接続ランド224へと対応するフレキシブル
リード221もしくは信号ケーブル230が半田225
にて接続固定されている。それぞれの接続ランド224
は、複数のフレキシブルリード221のピッチや、フレ
キシブルリード221および信号ケーブル230の寸法
に合わせて設けられている。
【0014】一方、図25に示すように、信号ケーブル
230は複数本束ねられケーブル束251となり内視鏡
外部に設けられるビデオプロセッサと接続され、固体撮
像素子210の駆動および映像信号の伝達を行う。
【0015】CCDホルダ244には外囲部材であるシ
ールドケース250が嵌合し、シールドケース250内
部の空間のうち後端側は接着剤を充填して接着剤充填部
252を形成している。
【0016】しかしながら、このような従来の撮像装置
201では、部品や組立のばらつきによっては、図27
に示すように、回路基板220の外部端子であるフレキ
シブルリード221や信号ケーブル230の回路基板2
20への接続部がシールドケース250に接触してしま
い、接続部の損傷や、異なる接続部同士が電気的にショ
ートしてしまうおそれがあるため、シールドケース25
0を大型化する必要があり、撮像装置全体も大型化して
しいた。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】上述したように従来の
撮像装置では、固体撮像素子の外部端子や信号ケーブル
を回路基板へと接続する際、組立のばらつきによって接
続部が回路基板の外形から突出することがあり、撮像装
置全体が大型化していた。特に、固体撮像素子周辺部に
シールドケースを用いた撮像装置では、外部端子である
フレキシブルリードや信号ケーブルの回路基板への接続
部が、シールドケースに接触してしまい、接続部の損傷
や、異なる接続部同士が電気的にショートしてしまうお
それがあるため、シールドケースを大型化する必要があ
り、撮像装置全体もさらに大型化していた。
【0018】本発明は、これらの事情に鑑みてなされた
ものであり、小型化するとともに、部品や組立の誤差に
よる接続部同士の電気的なショートや接続部の機械的な
損傷を防止できる撮像装置を目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明は上記事情に鑑み
てなされたものであり、固体撮像素子と、電子部品を実
装した回路基板と、一端側及び他端側がそれぞれ前記固
体撮像素子及び回路基板に接続され、前記固体撮像素子
と回路基板との間の電気信号の入出力を行う外部端子
と、一端側が前記回路基板に接続され、前記回路基板と
外部との電気信号の入出力を行う信号ケーブルと、を具
備し、前記信号ケーブル及び外部端子の少なくとも一方
は、前記回路基板最外外形より内側に設けられた接続部
にて前記回路基板に接続されることを特徴とする。
【0020】この構成により、撮像装置を小型化すると
ともに、部品や組立の誤差による接続部同士の電気的な
ショートや接続部の機械的な損傷を防止できる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0022】(第1の実施の形態)図1乃至図7は本発
明の第1の実施の形態に係り、図1は撮像装置の断面
図、図2は図1のA−A線断面図、図3は組立前の回路
基板の正面図および側面図、図4は組立途中の固体撮像
素子部の第1の側面図、図5は組立途中の固体撮像素子
部の第2の側面図、図6は内視鏡先端部の正面図、図7
は内視鏡先端部の部分断面図である。
【0023】図1に示すように、撮像装置1は、固体撮
像素子10と、電子部品を実装した回路基板20と、一
端側及び他端側がそれぞれ前記固体撮像素子10及び回
路基板20に接続され、前記固体撮像素子10と回路基
板20との間の電気信号の入出力を行う外部端子(フレ
キシブルリード21)と、一端側が前記回路基板20に
接続され、前記回路基板20と外部との電気信号の入出
力を行う信号ケーブル30と、を具備し、前記信号ケー
ブル30及び外部端子(フレキシブルリード21)の少
なくとも一方は、前記回路基板20の最外外形より内側
に設けられた接続部にて前記回路基板20に接続される
ようになっている。
【0024】撮像装置1は、内視鏡先端部に配設され、
観察光学系41の基端側、固体撮像素子10、回路基板
20をシールドケース50によって収納する構造になっ
ている。
【0025】撮像装置1の前方に配設される観察光学系
41は、レンズ枠42に保持される対物レンズ43a、
43bとCCDホルダ44に保持される対物レンズ43
cおよびカバーガラス46とから構成される。CCDホ
ルダ44には光学絞り45が設けられている。レンズ枠
42は対物レンズ43a、43b、43cをそれぞれ保
持し光軸を一致させた状態でCCDホルダ44と嵌合し
ている。
【0026】CCDホルダ44には外囲部材であるシー
ルドケース50が嵌合し、シールドケース50内部の空
間のうち後端側は接着剤を充填して接着剤充填部52を
形成している。
【0027】対物レンズ43cは、例えば紫外線硬化型
の光学接着剤によりカバーガラス46に、固体撮像素子
10のイメージエリア11との芯を出した状態で、接着
固定されている。
【0028】撮像装置1では、観察像が対物レンズ43
a、43b、対物レンズ43cおよびカバーガラス46
を経て固体撮像素子10のイメージエリア11へと結像
される。
【0029】固体撮像素子10部周辺の説明をする。
【0030】固体撮像素子10のイメージエリア11の
周辺部には固体撮像素子10の電気接続部であるパッド
12が設けられており、フレキシブルリード21がバン
プ22を介して熱圧着もしくは超音波圧着されて電気的
に接続される。圧着部周辺はカバーガラス46と固体撮
像素子10によって挟み込まれながら接着封止されてい
る。このときカバーガラス46と固体撮像素子10との
間は空気層でもよいし、光学接着剤による接着層でもよ
い。
【0031】図1及び図2に示すように、回路基板20
の外形形状は、固体撮像素子10の外形より若干大き
く、シールドケース50の内形形状と略同一で、回路基
板20の4隅はシールドケース50に嵌合している。
【0032】図3(a)及び図3(b)に示すように、
組立前の回路基板20には、各辺に長穴を半分にした形
状の凹部23が設けられている。本実施の形態では凹部
23は回路基板20の外形より内側へ距離d=0.12
5mmまで設けられており、φ0.25mmの刃物によ
って形成される長穴の半分である。凹部23に底部には
半円形状の接続ランド24が複数設けられている。図2
に示すようにそれぞれの接続ランド24へと対応するフ
レキシブルリード21もしくは信号ケーブル30が半田
25にて接続固定されている。それぞれの接続ランド2
4は、複数のフレキシブルリード21のピッチや、フレ
キシブルリード21および信号ケーブル30の寸法に合
わせて設けられている。また、それぞれの接続ランド2
4同士は回路基板20内部で形成される回路(図示せ
ず)により接続されており、図1に示す電子部品20
a、20bと接続されて複雑な回路を形成しているもの
もあれば、フレキシブルリード21側の接続ランド24
と信号ケーブル30側の接続ランド24が回路基板20
内部にて単純に接続されているだけのものである。回路
基板20の接続ランド24および電子部品20a、20
bの実装領域以外の回路パターン形成面26は絶縁性の
薄膜であるカバーレイによって覆われており、回路パタ
ーンが表面に露出しないようになっている。
【0033】また、図1に示すように、信号ケーブル3
0は複数本束ねられケーブル束51となり内視鏡外部に
設けられるビデオプロセッサと接続され、固体撮像素子
10の駆動および映像信号の伝達を行う。
【0034】図4に示すように、組立途中では固体撮像
素子10からは、イメージエリア11と平行にフレキシ
ブルリード21が延出している。固体撮像素子10のイ
メージエリア11とは逆側の面には電子部品20aを介
して回路基板20が固体撮像素子10と平行に絶縁性の
高い接着剤により絶縁接着部63を形成して接着固定さ
れている。本実施の形態では電子部品20aはバッファ
アンプであり、回路基板20へとフリップチップボンデ
ィング後、封止樹脂により封止されている。回路基板2
0の電子部品20aとは逆側の面にはチップコンデンサ
やチップ抵抗などの電子部品20bが半田にて接続固定
されている。フレキシブルリード21にはテープ53が
貼着されている。
【0035】そしてフレキシブルリード21は図5に示
すように固体撮像素子10後方すなわちイメージエリア
11後方へと折り曲げられ、回路基板20側面の接続ラ
ンド24へと接続される。また、この時固体撮像素子1
0と回路基板20は正確に位置決めされた上で接着固定
されている。
【0036】本実施の形態ではフレキシブルリード21
の材質は表面に金メッキを施した銅箔、テープ53の材
質はポリイミドであり、テープ53は、フレキシブルリ
ード21を両面から覆うように成形されていて、フレキ
シブルリード21をイメージエリア11後方へと折り曲
げた際に、フレキシブルリード21が固体撮像素子10
の側面やエッジに直接接触するのを防止するとともに、
複数のフレキシブルリード21を等間隔に保持してい
る。
【0037】ここで、図25に示した従来の撮像装置で
は、対物レンズ234cが全周に渡ってCCDホルダ2
44と嵌合して支持され、CCDホルダ244の更に外
側でシールドケース250がCCDホルダ244に嵌合
しており、対物レンズ234cにシールドケース250
が接することはなかった。したがって撮像装置が大型化
してしまっていた。
【0038】これに対して本実施の形態では図1に示す
ようにシールドケース50は、対物レンズのうちもっと
も大径な固体撮像素子10に接合される対物レンズ43
cへと外接し、対物レンズ43cをCCDホルダ44へ
と突き当てた状態でCCDホルダ44に嵌合している。
【0039】この構成により対物レンズのうち最大外径
を有する対物レンズ43cに接するように外囲部材であ
るシールドケース50を設けているので、シールドケー
ス50によって撮像装置の最大外形が形成され撮像装置
の小型化がはかられる。
【0040】なお、対物レンズ43cとシールドケース
50が接するそれぞれの箇所には、光学的なフレア等を
防止する目的で黒色塗料を塗布してもよい。
【0041】本実施の形態ではシールドケース50は薄
肉のステンレス材であり、内部の固体撮像素子10、回
路基板20および電子部品20a、20bを機械的に保
護するとともに、外部からの電気的なノイズをシールド
している。接着剤充填部52は信号ケーブル束51に渡
って設けられ、細い信号ケーブル30の断線を防止して
いる。また、先に説明した回路基板20外形部のうち4
隅はシールドケース50に嵌合している。しかしながら
フレキシブルリード21や信号ケーブル30と回路基板
20との接続は回路基板20の4隅の外形より内側の凹
部23に設けられた接続ランド24によって行われてい
る。
【0042】図6に示すように内視鏡先端部2では撮像
装置1の先端部を保護する先端カバー3や体腔内の照明
を行う照明レンズ4や図示しない吸引口なども配されて
いる。
【0043】図7に示すように撮像装置1近傍の断面で
は、撮像装置1のレンズ枠42が先端部本体5に支持さ
れている。
【0044】先端部本体5の全面は樹脂製の先端カバー
3にて覆われている。また、先端部本体5の側周には湾
曲部6が設けられている。従来の内視鏡においては対物
レンズ43aが内視鏡の外表面に直接露出する構成とな
っており、例えば内視鏡の先端構成部に衝撃が加えられ
たりすることにより対物レンズ43aが傷ついたり、人
体内部の高い湿度により対物レンズ43aと43bとの
間の空間に湿気が侵入したりして、それらが内視鏡観察
像へと映り込んだりしてしまうことがあった。そこで、
本実施の形態では先端カバー3に支持される透明な光学
的素材からなるレンズカバー7を撮像装置1表面に位置
する対物レンズ43aの前面に位置するように設けてい
る。レンズカバー7は先端カバー3のレンズカバーおさ
え部8により一体的に固定されている。なおレンズカバ
ーおさえ部8はレンズカバー7の外周全周に渡って設け
ても良いが、本実施の形態では図6に示すように内視鏡
の上下左右4方向に渡る箇所のみに設けている。すなわ
ち、内視鏡画像を遮ることない方向のみにレンズカバー
おさえ部8を設けており、レンズカバー7の小型化が図
られている。
【0045】この構成によっても表面に露出するレンズ
カバー7が傷つくことがあるが、レンズカバー7が一体
的に固定されている先端カバー3は容易に取り外すこと
ができるので、簡単に交換を行うことができる。また、
湿気の侵入経路が長くなるため、対物レンズ43aと4
3bの間に湿気が侵入しにくくなる。更に、レンズカバ
ーおさえ部8によりレンズカバー7の脱落を防止でき
る。
【0046】このような実施の形態によれば、信号ケー
ブル30及びフレキシブルリード21が、前記回路基板
20の最外外形より内側に設けられた接続部にて前記回
路基板20に接続されるようになっているので、回路基
板20の外形部のうち4隅はシールドケース50に嵌合
しており、可能な限り撮像装置1の外形の小型化がはか
られる。
【0047】また小型化がはかられながらも、フレキシ
ブルリード21や信号ケーブル30と回路基板20との
電気的な接続は回路基板20の4隅の外形より内側の凹
部23に設けられた接続ランド24によって行われてい
るので、部品や組立の誤差により電気的な接続部がシー
ルドケース50に触れることはなく、接続部同士の電気
的なショートや、接続部の機械的な損傷の少ない撮像装
置を提供できる。これにより、小型化するとともに、部
品や組立の誤差による接続部同士の電気的なショートや
接続部の機械的な損傷を防止でき、本撮像装置を用いた
内視鏡の小型化するとともに信頼性を向上することがで
きる。
【0048】尚、図1乃至図7に示した実施の形態で
は、前記信号ケーブル30とフレキシブルリード21の
両方を前記回路基板20の最外外形より内側に設けられ
た接続部にて前記回路基板20に接続するように構成し
たが、前記信号ケーブル30とフレキシブルリード21
の一方のみを前記回路基板20の最外外形より内側に設
けられた接続部にて前記回路基板20に接続するように
構成した場合にもある程度効果が得られる。
【0049】また、図8に示すような構成でも図7のレ
ンズカバーと同様な効果が得られる。
【0050】図8は図7の実施の形態のレンズカバーの
他の例を示す部分断面図である。
【0051】図8において、レンズカバー60に段部6
1を設け、その段部61を先端カバー4aのレンズカバ
ーおさえ部9によって押さえている。このとき、先端カ
バー3aとレンズカバー60は一体的に形成しても良い
し、別体として段部を押さえるのみとしても良い。
【0052】さらに、前記シールドケース50内部の接
着剤充填部52を形成する際、特に信号ケーブル束51
の外径とシールドケース50の内径が大きく違うような
際には接着剤が流れ出てしまう場合があった。
【0053】図9はこのような接着剤が流出に対応する
撮像装置を示す断面図であり、図1と同じ構成要素には
同じ符号を付して説明を省略している。
【0054】図9において、シールドケース50と信号
ケーブル束51が軸方向にオーバーラップする箇所の信
号ケーブル束51外周に適当な回数細幅のテープを巻き
付け、巻テープ部54を形成し、シールドケース50と
信号ケーブル束51とを略嵌合させている。また、この
時シールドケース50を円筒形とし断面形状を固体撮像
素子10に外接する程度の円形にすれば、巻テープ部5
4のみならず、対物レンズ43cやレンズ枠47とも同
一径で嵌合することができる。
【0055】この構成により、接着剤充填部52形成
時、接着剤の流れ出しを防止するとともに、シールドケ
ース50と信号ケーブル束51の中心軸、すなわち撮像
装置1と信号ケーブル束51の中心軸を容易に位置決め
可能である。
【0056】又、固体撮像素子10の画素数の増加に伴
い固体撮像素子10を駆動するための電気的なパルスの
周波数、いわゆる駆動周波数が高くなる傾向にあり、内
視鏡から放射される放射ノイズレベルの抑制が難しくな
ってきている。一般にそういった放射ノイズのレベルを
下げるためには同軸ケーブルが用いられることが多い。
本実施の形態では駆動周波数が14.3MHzの固体撮
像素子を用いており図1に記載の信号ケーブル30は同
軸ケーブルを用いている。しかしながら更に高い駆動周
波数、例えば30MHzを超えるような高い駆動周波数
の固体撮像素子が用いられる場合は、駆動パルス伝送用
に図10および図11に示すような同軸ケーブルを用い
てもよい。
【0057】図10は高い駆動周波数の固体撮像素子を
用いる場合の同軸ケーブルの第1の例を示す斜視図であ
る。
【0058】図10において、同軸ケーブル束70は、
同軸ケーブル71が複数本撚り合わされ、その外周は、
複数の同軸ケーブル71全体を電気的にシールドする総
合シールド72によって覆われている。更に総合シール
ド72の外周は薄肉の電気絶縁性の樹脂素材からなる外
部シース73により覆われている。
【0059】図11は図10における複数の同軸ケーブ
ル71のうちの1つを示す拡大斜視図である。
【0060】図11において、同軸ケーブル71は、薄
肉の電気絶縁性の樹脂素材からなる内部シース81の内
周に第1の外部導体82が設けられている。第1の外部
導体82の更に内周には薄肉の電気絶縁性の樹脂素材か
らなる第1の絶縁体83が設けられている。第1の絶縁
体83の更に内周には第2の外部導体84が設けられて
おり、第1の絶縁体83により第1の外部導体82と第
2の外部導体84とが電気的に絶縁されている。同様な
構成により更に内周に第2の絶縁体85、第3の外部導
体86、第3の絶縁体87が順次設けられている。最内
部には複数の金属素線を撚り合わせた内部導体88が設
けられている。
【0061】図12は図11の同軸ケーブル71を回路
基板20へと接続した様子を示す説明図である。
【0062】図12に示すように、内部導体88が回路
基板20の図中1番上の接続ランド24へと電気的に接
続され、更に内部導体88の接続部から離れるにしたが
って、第3の外部導体86、第2の外部導体84、第1
の外部導体82が順次電気的に上から2,3,4番目の
接続ランド24に接続される。なお外部導体86、8
4、82はそれぞれ固体撮像素子電源、固体撮像素子基
板バイアスおよびGNDラインとして用いられている。
また、内部導体88は33MHzの駆動パルス伝送に用
いられている。
【0063】この構成により、高い周波数でノイズを外
部に放射する駆動パルス伝送は、最内部の内部導体88
によって行われ、その外周を3層の外部導体86、8
4、86にて覆われシールドされているので、外部導体
が1層のみの従来の同軸線に比べてシールド効果が高
く、放射ノイズをより抑制できる。
【0064】なお、外部導体を3層としたが、限定され
るものではなく2層でもよいし、4層、5層…等増やせ
ば更なるシールド効果が得られる。
【0065】(第2の実施の形態)図13乃至図15は
本発明の第2の実施の形態に係り、図13は撮像装置の
断面図、図14は図13のB−B線断面図、図15は組
立前の回路基板の正面図および側面図である。図13乃
至図15では、図1乃至図3の実施の形態と同じ構成要
素には同じ符号を付して説明を省略している。
【0066】図13に示すように、本実施の形態の撮像
装置101は、回路基板120の回路パターン形成面1
26に接続ランド127を設け、フレキシブルリード1
21を回路基板120の後方で折り曲げて回路基板12
0の接続ランド127へ接続している。
【0067】CCDホルダ44には外囲部材であるシー
ルドケース50が被覆し、シールドケース50内部の空
間のうち後端側は接着剤を充填して接着剤充填部52を
形成している。本実施例ではシールドケース50は熱収
縮チューブであり、内部の固体撮像素子10、回路基板
120および電子部品120a、120bを機械的に保
護するとともに、外部と電気的に絶縁している。接着剤
充填部52は信号ケーブル束52に渡って設けられ、細
い信号ケーブル30の断線を防止している。
【0068】図13及び図14に示すように、回路基板
120の外形形状は、固体撮像素子10の外形より若干
大きく、シールドケース50の内形形状と略同一で、回
路基板120の4隅はシールドケース50に嵌合してい
る。図15(a)及び図15(b)に示すように、組立
前の回路基板120には、各辺に長穴を半分にした形状
の凹部23が内側へ距離d=0.125mmまで設けら
れている。左辺及び右辺の凹部23に底部には接続ラン
ド124が複数設けられ、回路基板120の回路パター
ン形成面126における上辺及び下辺の凹部23よりも
内側には、接続ランド127が複数設けられ、図14に
示すように、複数の接続ランド124へそれぞれ対応す
る複数の信号ケーブル30が半田125にて接続固定さ
れ、複数の接続ランド127へそれぞれ対応するフレキ
シブルリード121が接続固定されてる。フレキシブル
リード121は、凹部23を通過するため、回路基板1
20の最外外形よりも内側に配置される。
【0069】接続ランド127とフレキシブルリード1
21の接続方法としては、組立時に片側4本延出してい
るフレキシブルリード121をすべて回路パターン形成
面126に沿って折曲げ、超音波圧着により一括して接
続ランド127へと接続している。すなわち一括超音波
ボンディングされる。なお、本実施の形態では一括して
超音波ボンディングしたが、その限りではなく、それぞ
れのフレキシブルリード121を1本ずつ超音波ボンデ
ィングしてもよいし、超音波ボンディングではなく、熱
圧着によって接続してもよい。
【0070】第2の実施の形態によれば、信号ケーブル
30及びフレキシブルリード121が、前記回路基板1
20の最外外形より内側に設けられた接続部にて前記回
路基板120に接続されるようになっているので、図1
の実施の形態と同様の効果が得られるとともに、回路基
板120へとフレキシブルリード121を接続する際、
熱圧着もしくは超音波圧着により複数のフレキシブルリ
ード121を一括して接続できるので、組立が容易であ
る。
【0071】ところで、従来の内視鏡の撮像装置におい
て、光路変換プリズムを用いて挿入軸方向と平行に固体
撮像素子および回路基板を配することがあるが、このと
き固体撮像素子および回路基板の先端部本体への投影部
がデッドスペースとなっていた。
【0072】図16及び図17は回路基板の先端部本体
への投影部を有効活用できるようにした撮像装置の第1
の例を示し、図16は内視鏡先端部の正面図、図17は
内視鏡先端部の部分断面図である。
【0073】図16に示すように内視鏡先端部302で
は撮像装置301の対物レンズ343aに体腔内の照明
を行う照明レンズ303や図示しない吸引口なども配さ
れている。
【0074】図17に示すように撮像装置1近傍の断面
では、先端構成部となる撮像装置301のレンズ枠34
2が先端部本体303に支持されている。
【0075】先端部本体303の前面は樹脂製の先端カ
バー304にて覆われている。また、先端部本体303
の側周には湾曲部305が設けられている。
【0076】観察光学系341は、レンズ枠342に保
持される対物レンズ343a、343bとCCDホルダ
344に保持される対物レンズ343cおよび光路変換
プリズム346とから構成される。
【0077】撮像装置301では、観察像が対物レンズ
343a、343b、対物レンズ343cおよび光路変
換プリズム346を経て固体撮像素子310のイメージ
エリアへと結像される。
【0078】先端構成部の撮像装置301は、光路変換
プリズム346を用いて挿入軸方向と平行に固体撮像素
子310および回路基板320を配している。固体撮像
素子310および回路基板320の先端部本体303へ
の投影部には、CCDホルダ344の固定用突出部37
6が設けられている。、先端部本体303への撮像装置
301の固定は、前記先端部本体303の挿入穴に固定
ネジ373を挿入し、固定用突出部376に設けたネジ
穴に固定ネジ373を螺入し、固定ネジ373の締め付
けることにより行っている。
【0079】このような例によれば、回路基板の先端部
本体への投影部を有効活用することができる。
【0080】図18は回路基板の先端部本体への投影部
を有効活用することができる撮像装置の第2の例を示す
内視鏡先端部の部分断面図であり、図17と同じ構成要
素には同じ符号を付している。
【0081】図18に示すように、固体撮像素子310
および回路基板320の先端部本体303への投影部に
は、CCDホルダ444の固定用突出部476が設けら
れ、固定用突出部476の一部の面を接着固定部475
として用い、接着固定部475を前記先端部本体403
に接着固定している。
【0082】このような例によっても、回路基板の先端
部本体への投影部を有効活用することができる。
【0083】ところで、近年、固体撮像素子からの出力
信号を処理して画像を電気的に拡大する、いわゆる電子
ズーム機能が設けられた内視鏡装置が用いられることが
ある。この場合の電子ズーム機能は、画像が一律に拡大
されるので、あまり高い倍率が得られなかった。
【0084】図19及び図20はこのような問題に対応
する内視鏡装置の患部の内視鏡画像を示す説明図であ
り、図19に通常観察時の内視鏡画像を示し、図20に
電子ズーム機能により拡大した時の内視鏡画像を示して
いる。
【0085】図19に示すように、内視鏡画像501
は、ポリープ502を画面500の中央に捉えている。
【0086】この時ポリープを電子ズーム機能により拡
大した場合、図20に示すように、精査のため電気的処
理により拡大されるのは内視鏡画像501の中央部50
3のみであり、周辺部504では逆に縮小している。
【0087】図21及び図22は基板状の被写体を見た
場合の内視鏡画像を示す説明図であり、図19に通常観
察時の内視鏡画像を示し、図20に電子ズーム機能によ
り拡大した時の内視鏡画像を示している。
【0088】図21に示すように通常観察時において基
板状の被写体を見た時、画像511内では一律均等な倍
率で表示されており、画像の中心においても周辺におい
ても、均等な四角形が描かれることになる。一方、同じ
被写体にて電子ズーム機能を働かせた時は、図22に示
すように、画像511の中央部のみの四角形が拡大さ
れ、画像周辺部の四角形はつぶれて映し出されることに
なる。
【0089】この機能により、画像中央部の精査に用い
る注視領域のみ電気的に拡大されるので、従来のように
画像が一律に拡大される場合に比べより高い倍率が得ら
れる。
【0090】ところで、従来、内視鏡画像をハイビジョ
ン方式のモニターを用いて表示すると、画面の左右の領
域が無駄になっていた。
【0091】図23はこのような問題に対応する内視鏡
装置の内視鏡画像をハイビジョン方式のモニターを用い
て表示する方法を示す説明図である。
【0092】図23において、電子ズーム機能を働かせ
た時の内視鏡画像は、モニターの表示領域520が通常
の方式に比べ横長になったため、右側のメイン画面52
1には電子ズームにより120倍の倍率で拡大観察され
ているポリープ522が表示されるとともに、左下部の
子画面530には9分割表示された通常内視鏡観察画像
が示されている。すなわち子画面530の9分割された
うちの中央部が電子ズームにより拡大されてメイン画面
521に表示されている。
【0093】このように子画面530が設けられる場
合、メイン画面521に表示されている子画面530の
部分的な1分割領域を注視領域531として太線で囲ん
だり、赤線で囲んだりしてもよい。
【0094】なお、本実施の形態では子画面530を9
つに分割して表示しているが、その限りではなく4分
割、16分割、25分割…等、任意の均等分割でもよ
い。
【0095】また、均等に分割するのではなく、任意の
箇所を注視領域として拡大できるようにしてもよい。
【0096】なお左上部の画面540は検査日時、検査
部位、患者などのデータが表示されている。
【0097】ところで、従来の内視鏡の洗滌には手間が
かかっていた。
【0098】図24は内視鏡の洗滌を容易に行えるよう
にした管路洗滌装置を示す構成図であり、内視鏡検査終
了後、内視鏡用の管路洗滌装置を内視鏡に取り付けた状
態の全体構成図を示している。
【0099】まず、内視鏡601内部の管路について説
明すると、内視鏡601は、操作部602と挿入部60
3とユニバーサルコード部604及びコネクタ部605
とから構成されている。挿入部603の先端側には先端
構成部606が設けられ、先端構成部606には図示し
ない照明窓の他、撮像装置607、送気送水ノズル60
8と吸引口609が設けられている。
【0100】操作部602には送気送水シリンダ610
と吸引シリンダ611が設けられている。通常検査時、
送気送水シリンダ610、吸引シリンダ611にはそれ
ぞれ図示しない送気送水操作弁と吸引操作弁が着脱自在
に装着され、また、本例のような、検査終了後の内視鏡
洗滌時には管路洗滌装置612も着脱自在に装着でき
る。
【0101】挿入部603の内部には先端部側送気管路
613、先端部側送水管路614および先端部側吸引管
路615が配設され、それらの後端側はそれぞれ前記送
気送水シリンダ610および吸引シリンダ611の内部
に開口している。
【0102】なお、先端部側吸引管路615については
途中、管路が分岐しており、その端部は処置具挿入口6
16に連通している。一方、コネクタ部605には、送
気ポンプ接続口619、送水ポンプ接続口618及び吸
引ポンプ接続口617が設けている。送気ポンプ接続口
619、送水タンク接続口618及び吸引ポンプ接続口
617はそれぞれユニバーサルコード部内で、ユニバー
サルコード部側送気管路620、ユニバーサルコード部
側送水管路621及びユニバーサルコード部側吸引管路
622を経て操作部602内部の送気送水シリンダ61
0もしくは吸引シリンダ611の内部に開口している。
【0103】管路洗滌装置612は水道水注入ユニット
623とシリンジ注入ユニット624からなる。
【0104】水道水注入ユニット623は蛇口接続部6
25と水道水注入チューブ626からなり、シリンジ注
入ユニット624の合流部631に設けられた水道水注
入ユニット接続部627にてシリンジ注入ユニット62
4へと接続され第2の注入部となる。合流部631には
シリンジ注入ユニット624側の流体が水道水注入ユニ
ット623側へと流入するのを防止する逆止弁628a
が設けられている。
【0105】一方、シリンジ用注入部であるシリンジ注
入ユニット624は、まず例えばビーカー639に入れ
られた洗滌液640などの注入元となる注入口629が
注入チューブ630aへと接続され、注入チューブ63
0aは接続部本体636へと接続される。接続部本体6
36のシリンダ接続部637にはシリンダ638が接続
される。また、接続部本体636内部には逆止弁628
bおよび逆止弁628cが設けられている。逆止弁62
8bはシリンジ638により洗滌液640等の流体をビ
ーカー640から吸い上げる際、注入チューブ630b
側の流体がシリンジ638側へと流入するのを防止して
いる。また、逆止弁628cはシリンジ638により吸
い上げた洗滌液640等を送り出す際、洗滌液640等
が注入チューブ630a側へと流出するのを防止してい
る。
【0106】接続部本体636は注入チューブ630b
を経て合流部631へと接続される。合流部631は更
に注入チューブ630cを経て分流部632に至る。分
流部632によって流路は送気送水シリンダ610側と
吸引シリンダ611側へと分流され、それぞれ注入チュ
ーブ630d,630dによりシリンダ接続体633へ
と接続される。シリンダ接続体633は内視鏡601内
部の管路へと連通する送気送水シリンダ610および吸
入シリンダ611へと着脱自在に接続されシリンジ63
8により送り出される液体を送液するシリンジ用注入部
となる。
【0107】送気送水シリンダ610および吸入シリン
ダ611へと接続されるシリンダ接続体633には処置
具挿入口キャップ635がクサリ634にて繋がれてお
り、処置具挿入口キャップ635は処置具挿入口616
をふさいでいる。なお、処置具挿入口キャップ635は
ゴム製であり、図示しないがスリットが設けられてい
て、処置具挿入口616側の流体が適度に排出できる。
【0108】図24に示した管路洗滌具612の接続状
態によって、内視鏡601内部のすべての管路と管路洗
滌具612が流体的に接続されることになる。そしてシ
リンジ638の吸い上げ/送り出しにより注入部629
から吸い上げられた流体および水道水注入ユニット62
3からの流水を内視鏡601内部のすべての管路へと送
り出すことができる。
【0109】次に洗滌行程を説明する。
【0110】まず、図24のように接続された管路洗滌
具612のうち第2の注入部である水道水注入ユニット
623が水道の蛇口に接続され、蛇口からの流水は水道
水注入ニット623を経て分流部632により送気送水
シリンダ610側と吸引シリンダ611側へと流路が分
岐する。そして送気送水シリンダ610および吸引シリ
ンダ611を経て内視鏡601内部のすべての管路へと
水道の蛇口からの流水が流れ続ける。この状態を数分か
ら数10分保つことになり、内視鏡601内部のすべて
の管路を洗滌することが可能である。また、管路内部に
汚物が付着しているような場合、シリンジ638によっ
てビーカー639内部の洗滌液640を吸い上げ内視鏡
601内部の管路へと送り出してから水道水注入ユニッ
ト623により流水を流し続けてすすぎを行うことによ
り、より高度な洗滌を行うことができる。また、必要に
応じて流水下の管路を専用のブラシによりブラッシング
しても良い。
【0111】この間、洗滌液640を送り出す工程以外
は人が内視鏡601内部の管路の洗滌作業を行う必要が
無い。
【0112】またビーカー639の中身を洗滌液640
から消毒液にかえ、シリンジ用注入部内をシリンジ63
8により内視鏡1内部の管路へと送り出すこともでき
る。すると、内視鏡601内部のすべての管路を消毒す
ることができる。またこのあと、先の工程と同様に水道
水注入ユニット623により流水を流し続けることによ
り、消毒液に満たされた管路のすすぎを行うこともでき
る。
【0113】また、上記すすぎ工程の前に注入部629
をビーカー639から大気中に取出して、シリンジ63
8により空気を内視鏡1内部の管路へと送り出すことに
より、内視鏡1内部の管路にたまった洗滌液640や消
毒液を瞬時に内視鏡601外部へと排出することがで
き、後のすすぎ工程に要する時間を短縮できる。
【0114】また、一般に内視鏡1の洗滌/消毒工程の
最後に、内視鏡601内部の管路へと揮発性の高いアル
コールを注入して内視鏡601内部の管路滞ったすすぎ
後の水滴を排出するいわゆるアルコールフラッシュが行
われるが、本例においてもビーカー639の中身を最後
にアルコールへとかえることにより、容易に行うことが
できる。
【0115】なお、この例では第2の注入部を水道水を
直接注入可能な水道水注入ユニット623としたが、そ
れに限定されるものではなく、例えばポンプによって内
部の液体が加圧されたタンクに接続されるユニットなど
でもよい。
【0116】以上の構成により、従来に比べ簡略でかつ
十分な内視鏡の洗滌を行うことが可能となる。
【0117】尚、本発明の撮像装置は、前述した実施の
形態にのみ限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸
脱しない範囲で種々変形実施可能である。
【0118】[付記]以上詳述したように本発明の前記
実施の形態によれば、以下のご解き構成を得ることがで
きる。
【0119】(付記項1) 固体撮像素子と、電子部品
を実装した回路基板と、一端側及び他端側がそれぞれ前
記固体撮像素子及び回路基板に接続され、前記固体撮像
素子と回路基板との間の電気信号の入出力を行う外部端
子と、一端側が前記回路基板に接続され、前記回路基板
と外部との電気信号の入出力を行う信号ケーブルと、を
具備し、前記信号ケーブル及び外部端子の少なくとも一
方は、前記回路基板の最外外形より内側に設けられた接
続部にて前記回路基板に接続される撮像装置。
【0120】(付記項2) 前記信号ケーブル及び外部
端子の少なくとも一方と前記回路基板との接続部は、基
板最外端面より内側に設けられたスルーホールランドで
ある付記項1に記載の撮像装置。
【0121】(付記項3) 前記回路基板と外部端子と
の接続部は、前記回路基板に形成さた回路パターンと同
一面に形成されたランドである付記項1に記載の撮像装
置。
【0122】(付記項4) 前記固体撮像素子の外部端
子及び信号ケーブルと前記路基板との接続部周辺は、前
記回路基板に外接する外囲部材によって覆われる付記項
1乃至3記載のいずれかに記載の撮像装置。
【0123】(付記項5) 前記固体撮像素子と回路基
板とは平行に配置されている付記項1乃至4記載のいず
れかに記載の撮像装置。
【0124】この構成により、撮像装置を小型化すると
ともに、部品や組立の誤差による接続部同士の電気的な
ショートや接続部の機械的な損傷を防止できる。
【0125】(付記項6) 内視鏡の先端に位置する先
端部本体と、対物レンズを有し前記先端部本体に支持さ
れる撮像装置と、前記先端部本体を覆い滑らかな表面形
状を有する先端カバーと、前記撮像装置の対物レンズの
前面に位置するカバーレンズと、を有する内視鏡におい
て、前記カバーレンズが前記先端カバーに支持されてな
る内視鏡。
【0126】(付記項7) 前記先端カバーは絶縁性の
樹脂からなる付記項6に記載の内視鏡。
【0127】(付記項8) 前記先端カバーは前記先端
部本体に着脱自在に設けられてなる付記項6に記載の撮
像装置。
【0128】(付記項9) 内視鏡内部管路へと着脱自
在に連通可能なシリンジ用注入部と、シリンジが着脱可
能なシリンジ取付部と、からなる内視鏡用洗滌具におい
て、前記シリンジ用注入部と内視鏡接続部との間に第2
の注入部を設けたことを特徴とする内視鏡用洗滌具。
【0129】(付記項10) 前記第2の注入部の他端
からは水道水を直接注水可能にしてなる請求項9に記載
の内視鏡用洗滌具。
【0130】(付記項11) 前記第2の注入部の他端
からは加圧されたタンク内部の液体を注液可能にしてな
る請求項9に記載の内視鏡用洗滌具。
【0131】(付記項12) 前記第2の注入部はシリ
ンジ用注入部へと着脱自在に設けられてなる請求項9乃
至11のいずれかに記載の内視鏡用洗滌具。
【0132】
【発明の効果】この構成により、撮像装置を小型化する
とともに、部品や組立の誤差による接続部同士の電気的
なショートや接続部の機械的な損傷を防止できので、本
撮像装置を用いた内視鏡を小型化するとともに信頼性を
向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る撮像装置の断
面図。
【図2】図1のA−A断面図
【図3】図1の組立前の回路基板の正面図および側面
図。
【図4】組立途中の固体撮像素子部の第1の側面図。
【図5】組立途中の固体撮像素子部の第2の側面図。
【図6】図1の撮像装置を用いた内視鏡先端部の正面
図。
【図7】図6の内視鏡先端部の部分断面図。
【図8】図7の実施の形態のレンズカバーの他の例を示
す部分断面図。
【図9】図1の実施の形態における接着剤が流出に対応
する撮像装置を示す断面図。
【図10】高い駆動周波数の固体撮像素子が用いた場合
の同軸ケーブルの第1の例を示す斜視図。
【図11】高い駆動周波数の固体撮像素子が用いめ場合
の同軸ケーブルの第2の例を示す斜視図。
【図12】図11の信号ケーブルを回路基板へと接続し
た様子を示す説明図。
【図13】本発明の第1の実施の形態に係る撮像装置の
断面図。
【図14】図13のB−B断面図
【図15】図13の組立前の回路基板の正面図および側
面図。
【図16】回路基板の先端部本体への投影部を有効活用
できるようにした撮像装置の第1の例を示す内視鏡先端
部の正面図。
【図17】図16は内視鏡先端部の部分断面図。
【図18】回路基板の先端部本体への投影部を有効活用
できるようにした撮像装置の第2の例を示す内視鏡先端
部の正面図。
【図19】内視鏡装置の通常観察時の患部の内視鏡画像
を示す説明図。
【図20】内視鏡装置の電子ズーム機能により拡大した
時の患部の内視鏡画像を示す説明図。
【図21】内視鏡装置の通常観察時の基板状の被写体の
内視鏡画像を示す説明図。
【図22】内視鏡装置の電子ズーム機能により拡大した
時の基板状の被写体の内視鏡画像を示す説明図。
【図23】内視鏡装置の内視鏡画像をハイビジョン方式
のモニターを用いて表示する方法を示す説明図。
【図24】内視鏡の洗滌を容易に行えるようにした管路
洗滌装置を示す構成図。
【図25】従来の固体撮像素子周辺部にシールドケース
を用いた撮像装置を側方から見た断面図。
【図26】図25のC−C線断面図。
【図27】図25の撮像装置の製造時のばらつきによる
影響を示す説明図。
【符号の説明】
1 …撮像装置 10 …固体撮像素子 20 …回路基板 21 …フレキシブルリード 30 …信号ケーブル
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年1月26日(2000.1.2
6)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図12
【補正方法】変更
【補正内容】
【図12】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図13
【補正方法】変更
【補正内容】
【図13】
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図15
【補正方法】変更
【補正内容】
【図15】
【手続補正5】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図24
【補正方法】変更
【補正内容】
【図24】
フロントページの続き Fターム(参考) 2H040 BA03 CA22 DA12 DA13 DA17 EA01 GA03 GA11 4C061 AA00 BB01 CC06 DD00 FF35 JJ06 LL01 MM00 NN01 PP06 SS01 5C022 AA09 AC42 AC54 AC56 AC61 AC70 AC75

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固体撮像素子と、 電子部品を実装した回路基板と、 一端側及び他端側がそれぞれ前記固体撮像素子及び回路
    基板に接続され、前記固体撮像素子と回路基板との間の
    電気信号の入出力を行う外部端子と、 一端側が前記回路基板に接続され、前記回路基板と外部
    との電気信号の入出力を行う信号ケーブルと、 を具備し、 前記信号ケーブル及び外部端子の少なくとも一方は、前
    記回路基板の最外外形より内側に設けられた接続部にて
    前記回路基板に接続されることを特徴とする撮像装置。
JP36818899A 1999-12-24 1999-12-24 撮像装置 Withdrawn JP2001178675A (ja)

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JP36818899A JP2001178675A (ja) 1999-12-24 1999-12-24 撮像装置

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