JP3860234B2 - メタクリル酸エステルの高収率製造方法 - Google Patents
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Description
(発明の背景)
本発明は、高純度のメタクリル酸エステルを高収率で製造する方法に関する。かかるエステルを製造するために、アセトンシアノヒドリンの硫酸処理、イソブチレン又はt−ブチルアルコールの2段階酸化、及びホルムアルデヒドとプロピオンアルデヒドの液相接触縮合をはじめとする数多くの商業的方法が行われている。
【0002】
典型的な商業的シアノヒドリン法は、メチルメタクリレート(MMA)の製造に関して米国特許第4529816号において記載されている。この方法においては、アセトンシアノヒドリン(ACH)を、(1) 硫酸によって加水分解してα−ヒドロキシイソブチルアミド(HIBAM)及びその硫酸エステルであるα−スルファトイソブチルアミド(SIBAM)を調製し;(2) HIBAM及びSIBAMを、2−メタクリルアミド(MAM)及び少量のメタクリル酸(MAA)に熱的に転化させ;次に、(3) メタノールでエステル化して、MMAを調製する(残留HIBAMはメチル−α−ヒドロキイソブチレート(MOB)にエステル化する)。米国特許第4529816号においては、また、MMAを製造する一般的方法に対する改良が開示されており、ここでは、存在するMOBを単離し、熱転化とエステル化工程の間の工程に戻す。
【0003】
米国特許第4529816号における熱転化工程は、エステル化前にHIBAM及びSIBAMからのMAM形成を最大にするのに十分に高い温度で十分に長い時間行う。SIBAMの熱転化は、HIBAMの熱転化よりも容易である。米国特許第4529816号の一つの目的は、この工程におけるMAM及びMAAの最大収率を得ることである。MAAは熱転化工程の副生成物であり、エステル化中に同様にMMAに転化される。更に、米国特許第4529816号においては、単離したMOBを熱転化とエステル化工程との間の工程に戻す際に、硫酸の濃度を約97〜100%に保持し、遊離硫酸対MOBのモル比を4〜40に保持するように注意を払わなければならないと示されている。
【0004】
ヨーロッパ特許出願第407811−A2においては、メタクリル酸エステルを製造するための、硫酸を必要としないアセトンシアノヒドリン法が開示されている。この方法の重要な工程は、ヨーロッパ特許出願第429800−A2において開示されているアルカリ金属及び白金族元素で変性された結晶質アルミノシリケートの存在下での、α−ヒドロキシ、α−アルコキシ、又はβ−アルコキシカルボン酸エステルの気相脱水/脱アルコール化である。しかしながら、この方法はACHに基づく収率が低いという欠点がある。
【0005】
米国特許第4529816号において記載されている改良された方法を用いても、高純度高収率のMMA法に対する必要性が依然として存在する。更なる改良を推し進める原動力の一つは、現在行われている製造方法から廃棄生成物を減少させることに対する必要性である。
【0006】
(発明の概要)
本発明は、反応副生成物の形成を減少し、工程中間体を再循環することにより、α,β−不飽和カルボン酸エステルを高収率で製造する方法に関する。
【0007】
(詳細な説明)
本発明は、従来の硫酸/ACH法を改良することによって、出発ACH基準で高い収率(約95%以上)で高純度(約99重量%以上)のα,β−不飽和カルボン酸エステルを製造する方法に関する。
【0008】
改良方法は、以下のようにして行う。
【0009】
(1) ACHから誘導されるMAM、SIBAM、HIBAM及びMAAの全モル数の合計が最大になるような時間及び温度の条件下で、ACHを硫酸で加水分解して、MAM、SIBAM、HIBAM及びMAAを含む加水分解混合物を調製する。
【0010】
(2) 加水分解混合物をC1 〜C12アルキルアルコールでエステル化して、C1 〜C12アルキルメタクリレート、C1 〜C12アルキル−α−ヒドロキシイソブチレート、C1 〜C12アルキル−β−C1 〜C12アルコキシイソブチレート及びC1 〜C12アルキル−α−C1 〜C12アルコキシイソブチレートを含むエステル化混合物を調製する。
【0011】
(3) エステル化混合物を、水性フラクション、C1 〜C12アルキルメタクリレートを含む第1の有機フラクション、及び、C1 〜C12アルキル−α−ヒドロキシイソブチレート、C1 〜C12アルキル−α−C1 〜C12アルコキシイソブチレート及びC1 〜C12アルキル−β−C1 〜C12アルコキシイソブチレートを含む第2の有機フラクションに分離する。
【0012】
(4) 第2の有機フラクションの成分を脱水して、C1 〜C12アルキルメタクリレート、メタクリル酸、C1 〜C12アルキルアルコール及び水を含む再循環混合物を調製する。この開示の目的に関して、「脱水(dehydrate)」又は「脱水された」という用語は、α−又はβ−ヒドロキシ置換成分から水分子を脱離させるか、又はα−又はβ−アルコキシ置換成分からアルキルアルコール分子を脱離させて、α,β−不飽和カルボン酸エステルを製造することを意味するものである。
【0013】
(5) 再循環混合物を、加水分解混合物、即ち工程1と2との間、又はエステル化混合物、即ち工程2と3との間の、いずれかと混合する。
【0014】
例示の目的で、以下の説明はメチルメタクリレートの製造方法に限定して行う。しかしながら、この方法は、硫酸/ACH法及びC1 〜C12アルキルアルコールを用いて調製されるメタクリル酸エステル類一般に適用可能である。そのメタクリレートエステルの商業的価値のため、C1 〜C4 のアルコールを用いることが好ましい。最も好ましいアルコールはメタノールである。現在実施されている方法における最も大きな収率のロスは、エステル化の前のHIBAMのMAMへの熱転化の間に起こっている。SIBAMのMAMへの熱転化は、HIBAMのMAMへの転化よりも容易なので、SIBAMはより望ましい加水分解生成物である。ACHからのHIBAMの形成は水の存在によって起こるので、通常の従来法においては100%に近い純度のH2 SO4 を用いている。これによって、HIBAMの形成が最小になり、SIBAMの形成が最大になる。本発明は、HIBAMのMAMへの熱転化の必要性を排除するものである。究極的な効果は、MAM、SIBAM、HIBAM及びMAAの合計としての最適なエステル化前収率を再評価することに基づいて、加水分解及び脱水工程が最適化されることである。硫酸/ACH法において現在実施されている方法は、エステル化工程の前のMAM及びMAAのみの合計量を最大にすることに力を入れたものである。本発明においては、得られるエステル化生成物である、MOB、メチル−β−メトキシイソブチレート(β−MEMOB)及びメチル−α−メトキシイソブチレート(α−MEMOB)が単離され、別の工程でMMAに転化せしめられるので、HIBAM及びSIBAMのMAMへの熱転化は必要ではない。本発明における硫酸/ACH法に対する第2の改良点は、MOB、α−MEMOB及びβ−MEMOBを、工程に再循環する前にMMAに脱水することである。これは、MOBを、より低い収率で、再循環後に脱水する米国特許第4529816号の方法とは対照的である。
【0015】
本発明においては、過剰の硫酸を用いて、約80〜約135℃、好ましくは約80〜約105℃の温度で、MAM、SIBAM、HIBAM及びMAAの全体のエステル化前収率を最大にするのに十分な時間、ACHを加水分解する。反応の進行中において、温度を一定の値に保持することも又は変化させることもできる。反応は連続的にも段階的にも行うことができる。必要な時間は、1分未満から約60分の範囲で変化し得る。硫酸の濃度は重要ではない。95〜100%の硫酸が好ましいが、100%の硫酸は必要ではない。加水分解混合物中における工程流中の反応したACHに対応する生成物のモルパーセント分布は変化する。しかしながら、次の分布:MAM約60〜80%;SIBAM約1〜20%;HIBAM約2〜20%(より好ましくは5〜15%);及びMAA約0〜5%で、全ACH転化率は約100%:を与える条件が好ましい。この新規な方法の有利な点は、MAMへの熱転化中のHIBAMレベルを減少させる努力によって従来方法において起こっていた、収率のロスを低下させる点である。
【0016】
次に、工業的規模で実施されている任意のエステル化方法を用いて、例えば、触媒として硫酸を用い、100psig以下の圧力下、100〜150℃の温度で、通常1時間未満の滞留時間で、過剰の水性アルコールと混合して、MAM/SIBAM/HIBAM/MAA混合物をエステル化する。MMAの製造の場合には、過剰の水性メタノールを加水分解混合物と合わせる。エステル化条件は重要ではなく広範囲にわたって変化させることができる。唯一必要なことは、条件が、生成物の劣化につながる副反応が許容できない程度に起こることがない程度に、十分に穏やかであるということである。
【0017】
エステル化工程によって、MMA、MOB、α−MEMOB及びβ−MEMOBを、有意量の水及び未反応メタノールと共に含むエステル化混合物が生成する。この混合物を、水性フラクション及び有機フラクションに分離する。水性フラクションは、種々の量の上記成分を含んでおり、最終的に工程に再循環することができる。有機フラクションは、標準的な分離方法を用いて数多くの更なるフラクションに分離されるが、分別蒸留が好ましい。分別蒸留条件を調節して、水、未反応メタノール、少量のMMAなどのような低沸点成分の前留物を得る。次に、高純度のMMAを含む第1のフラクションを得る。最後に、MOB、α−MEMOB及びβ−MEMOBなどをはじめとする高沸点物質を含む第2のフラクションを得る。
【0018】
第2のフラクションのイソブチレート含有成分を、好ましくは気相で、結晶質アルミノシリケート、及びより好ましくは、アルカリ金属及び白金族元素で変性した結晶質アルミノシリケートの存在下で脱水して、再循環混合物を調製する。この混合物は工程に再循環される。脱水工程は、第2のフラクションのそのままの成分、又はより好ましくはメタノール及び/又は不活性ガスのような希釈剤の存在下で、約200〜約400℃の反応温度で行う。メタノールは、副生成物であるメタクリル酸の形成を防止するのを助ける。
【0019】
本発明の改良された方法の有利性の一つは、方法のそれぞれの個々の工程が、特定の工程に基づいたMMAの収率を最大にする方法では行われないとしても、工程全体ではMMAの全体の収率が最大になるという点である。
【0020】
公知方法を凌ぐ本発明の有利性は3点ある。第1に、典型的なACH法の熱転化工程(米国特許第4529816号の工程2)においてMAMの収率を最大にするために必要な通常の苛酷な条件を用いることが避けられるという点である。このような条件を用いると、例えばMAM及び、MAMの加水分解の結果として存在する任意のMAAの分解、又はMAMの二量体化などのような副反応によって、工程の全収率が低下する。熱転化条件の厳しさを低めることによって、SIBAM及びHIBAMのMAMへの転化率が低くなるために、MAMの収率も低下する。しかしながら、引き続く工程において、従来のHIBAMのMAMへの熱転化を用いて得られていたよりも効率的な方法で、この過剰のSIBAM及びHIBAMがα−MEMOB及びMOBにエステル化され、MMAに脱水され、工程に再循環される。MOB及びα−MEMOBを回収し、それらをMMA及びMAAに転化し、次にそれらを工程に再循環することによって、工程からのMMAの全体の収率が向上すると共に、焼却、埋め立てなどによって廃棄しなければならない廃棄物質が減少する。しかして、改良された方法によって、現在実施されている方法を凌ぐ、向上した収率及び低下した廃棄物の観点から大きなコスト削減がもたらされる。
【0021】
本発明の第2の有利性は、エステル化工程において生成する副生成物であるβ−MEMOBが、MOB及びα−MEMOBと共に容易に単離されるという点である。β−MEMOBもまたMMAに転化される。これによって、収率が更に向上し、工程廃棄物が更に全体的に減少する。
【0022】
本発明の第3の有利性は、現在実施されている方法において用いられているよりも純度の低いH2 SO4 を本発明方法に用いることができるという点である。ACHからのHIBAMの形成はH2 Oの存在によって起こる。実際には、SIBAMのMAMへの熱転化はHIBAMのMAMへの転化よりも容易であるので、SIBAMはより望ましい加水分解生成物である。通常の商業的な方法においては、100%に近い純度のH2 SO4 を用いて、HIBAMの形成を最小にし、HIBAMをMAMに熱的に転化させるのに必要な条件によって蒙る収率のロスを最小にしている。この改良方法においてはHIBAMの熱転化は必要ではないので、より低い純度のH2 SO4 、即ちより高いレベルの水を用いることができる。
【0023】
以下の実施例によって本発明をより詳細に説明する。これらは本発明をいかなるようにも制限するものではない。
【0024】
(実施例)
以下のデータは、本発明方法(実施例1)による加水分解混合物中の組成の変化と、米国特許第4529816号に開示されているような通常の商業的方法(比較例1)におけるものとを比較することによって、MMAへのACHの転化における全収率の向上を示すものである。本発明に関する結果は、硫酸対ACHの重量比1.7:1.0(硫酸63重量%)で、105℃の加水分解温度で35分間の反応に基づいている。米国特許第4529816号の比較例に関する結果は、商業的な製造設備において通常得られるエステル化前組成を反映している。結果を表1に示す。
【0025】
比較例1は、実施例1よりもMAMへの転化率がほぼ20モル%大きかったことを示している。しかしながら、これは、前エステル化の全体としての収率(MAM+MAA+HIBAM+SIBAM)を犠牲にしたものである。
【0026】
本発明においては、これら四つの成分のいずれも廃棄されない。それらは、プロセスの引き続く工程においてMMAに転化されるか、あるいは他の中間体に転化されて工程に再循環される。したがって、MMAの全体的な収率は、現在の商業的方法を用いて得られるものに対して劇的に向上する。
【0027】
【表1】
*99.5%のエステル化収率、99.9%の第2の有機フラクション単離収率、及び、MMA及びMAAへの収率96.6%での第2の有機フラクションの転化率99%のヨーロッパ特許429800−A2のデータを用いて算出
**99.5%のエステル化収率、米国特許第4529816号に記載のMOBのMMA及びMAAへの収率63.7%を用いて算出
Claims (9)
- メタクリル酸エステルを製造する方法であって、
(a) アセトンシアノヒドリンを硫酸で加水分解して、2−メタクリルアミド、α−スルファトイソブチルアミド、α−ヒドロキシイソブチルアミド及びメタクリル酸を含む加水分解混合物を調製し、ここでアセトンシアノヒドリンから誘導されるこれらの成分の全モル数の合計が最大になっており;
(b) 加水分解混合物をC1 〜C12アルキルアルコールでエステル化して、C1 〜C12アルキルメタクリレート、C1 〜C12アルキル−α−ヒドロキシイソブチレート、C1 〜C12アルキル−β−C1 〜C12アルコキシイソブチレート及びC1 〜C12アルキル−α−C1 〜C12アルコキシイソブチレートを含むエステル化混合物を調製し;
(c) エステル化混合物を、水性フラクション、C1 〜C12アルキルメタクリレートを含む第1の有機フラクション、及び、C1 〜C12アルキル−α−ヒドロキシイソブチレート、C1 〜C12アルキル−β−C1 〜C12アルコキシイソブチレート及びC1 〜C12アルキル−α−C1 〜C12アルコキシイソブチレートを含む第2の有機フラクションに分離し;
(d) 第2の有機フラクションのイソブチレート含有成分を脱水して、C1 〜C12アルキルメタクリレート、メタクリル酸、C1 〜C12アルキルアルコール及び水を含む再循環混合物を調製し;
(e) 再循環混合物を、加水分解混合物かエステル化混合物のいずれかと混合する;
工程を含むことを特徴とする方法。 - エステル化を行う直前の処理流中のα−ヒドロキシイソブチルアミドの濃度が、出発アセトンシアノヒドリンを基準として約2〜約20モル%である請求項1に記載の方法。
- エステル化を行う直前の処理流中のα−ヒドロキシイソブチルアミドの濃度が、出発アセトンシアノヒドリンを基準として約5〜約15モル%である請求項1に記載の方法。
- エステル化を行う直前の処理流中のα−スルファトイソブチルアミドの濃度が、出発アセトンシアノヒドリンを基準として約1〜約20モル%である請求項1に記載の方法。
- C1 〜C12アルキルアルコールが、メタノール、エタノール、n−プロパノール、イソプロパノール、n−ブタノール及びイソブタノールから選択される請求項1に記載の方法。
- C1 〜C12アルキルアルコールがメタノールである請求項1に記載の方法。
- 分離工程が、エステル化混合物の分別蒸留を含む請求項1に記載の方法。
- 脱水工程を、結晶質アルミノシリケートの存在下で、気相中で行う請求項1に記載の方法。
- 結晶質アルミノシリケートが、アルカリ金属及び白金族元素で変性されている請求項8に記載の方法。
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