JP3840564B2 - 冷凍装置の配管洗浄方法及び配管洗浄装置 - Google Patents
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Description
本発明は、冷凍装置の配管洗浄方法及び配管洗浄装置に関し、特に、既設冷媒配管の洗浄対策に係るものである。
[背景技術]
従来より、冷凍装置としての空気調和装置は、多数のものが知られている。例えば、特開平8−100944号公報に開示されているように、圧縮機と四路切換弁と室外熱交換器と電動膨張弁とレシーバと室内熱交換器とが冷媒配管によって順に接続されて空気調和装置を構成しているものがある。そして、該空気調和装置は、冷房運転と暖房運転とを行い得るように構成されている。
−解決課題−
上述した空気調和装置を始め、各種の空気調和装置を更新する際において、既設の冷媒配管をそのまま流用する場合がある。この場合、既設の冷媒回路の冷媒と新設の冷媒回路の冷媒とが、同一のCFC系冷媒やHCFC系冷媒であれば、さほど問題が生じることがなく、既設冷媒配管を使用することができる。
しかしながら、新設の冷媒回路には、近年の環境問題などの観点から、従来のCFC系冷媒やHCFC系冷媒に代り、例えば、HFC(ハイドロフルオロカーボン)系冷媒を用いることが提案されている。
この場合、上記既設冷媒配管をそのまま流用しようとすると、冷媒配管の内部を洗浄しなければならない。つまり、既設冷媒配管の内面には、潤滑油が付着したり、ゴミなどが付着している場合が多い。特に、従来のCFC系冷媒等では潤滑油に鉱油が用いられていたのに対し、HFC系冷媒では潤滑油に合成油が用いられる。したがって、鉱油の潤滑油が既設冷媒配管に残存していると、新設の冷媒回路において、異物(コンタミネーション)が生じる。この異物が、絞り機構を閉塞したり、圧縮機(41)を損傷するという問題がある。
ところが、今まで、上記既設冷媒配管を洗浄する技術が何ら提案されていなかった。そこで、上記既設冷媒配管を流用する際、この既設冷媒配管を洗浄するための新たな洗浄手段の出現が望まれている。
本発明は、斯かる点に鑑みてなされたもので、既設冷媒配管を流用する際において、既設の冷媒回路の新たな配管洗浄方法及び配管洗浄装置を提供することを目的とするものである。
[発明の開示]
本発明は、冷媒回路の既設冷媒配管(2A,2B)の上端を上部接続通路(11)で接続すると共に、冷媒回路の下端を下部接続通路(12)で接続して閉回路(13)を構成し、閉回路(13)に冷媒を充填する。下部接続通路(12)の分離器(50)は、液冷媒を分離熱交換コイル(52)で加熱して蒸発させ、ガス冷媒から異物をフィルタ(53)で捕集する。下部接続通路(12)の2つの搬送熱交換器(7A,7B)は、分離器(50)で相変化したガス冷媒を冷却して液相に相変化させる冷却動作と、この液冷媒を液相状態で加熱して加圧する加圧動作とを交互に繰り返して搬送力を冷媒に付与する。冷媒は搬送熱交換器(7A,7B)から閉回路(13)を循環して既設冷媒配管(2A,2B)を洗浄する。
−解決手段−
具体的に、図1に示すように、本発明が講じた第1の解決手段は、先ず、冷媒回路における冷媒配管(2A,2B)を洗浄する冷凍装置の配管洗浄方法を対象としている。
そして、上記冷媒回路の冷媒配管(2A,2B)の少なくとも一端に洗浄用の接続通路(12)を接続し、該接続通路(12)と冷媒配管(2A,2B)とで1つの閉回路(13)を構成すると共に、該閉回路(13)に冷媒を充填する第1の工程を備えている。
続いて、上記接続通路(12)に設けられた搬送手段(40)によって上記冷媒が液相状態で冷媒配管(2A,2B)を流れるように該冷媒を閉回路(13)内で循環させ、上記冷媒配管(2A,2B)を洗浄する第2の工程を備えている。
この洗浄後、上記接続通路(12)を冷媒配管(2A,2B)より取り外す第3の工程を備えている。
更に、上記第2の工程は、冷媒を閉回路(13)内で循環させると同時に、冷媒が接続回路(12)を移動する過程で、分離手段(50)によって液冷媒を加熱してガス冷媒に相変化させて異物を分離し、続いて、ガス冷媒を冷却して液冷媒に相変化させた後、搬送手段(40)によって液冷媒を冷媒配管(2A,2B)に送出する。
一方、上記搬送手段(40)は、接続通路(12)の途中に設けられて互いに並列に接続された2つの搬送熱交換器(7A,7B)を備え、該2つの搬送熱交換器(7A,7B)が、分離手段(50)で相変化したガス冷媒を冷却して液相に相変化させる冷却動作と、この液冷媒を液相状態で加熱して加圧する加圧動作とを交互に繰り返し、該加圧動作によって液冷媒を冷媒配管(2A,2B)に送出する。
また、第2の解決手段は、先ず、冷媒回路における冷媒配管(2A,2B)を洗浄する冷凍装置の配管洗浄方法を対象としている。
そして、上記冷媒回路の冷媒配管(2A,2B)の少なくとも一端に洗浄用の接続通路(12)を接続し、該接続通路(12)と冷媒配管(2A,2B)とで1つの閉回路(13)を構成すると共に、該閉回路(13)に冷媒を充填する第1の工程を備えている。
続いて、上記接続通路(12)に設けられた搬送手段(40)によって上記冷媒が液相状態で冷媒配管(2A,2B)を流れるように該冷媒を閉回路(13)内で循環させ、冷媒配管(2A,2B)を洗浄する第2の工程を備えている。
この洗浄後、上記接続通路(12)を冷媒配管(2A,2B)より取り外す第3の工程を備えている。
更に、上記第2の工程は、冷媒を閉回路(13)内で循環させると同時に、冷媒が接続通路(12)を移動する過程で、分離手段(50)によって、液冷媒を加熱してガス冷媒に相変化させて異物を分離する第1の分離動作を行った後、上記ガス冷媒から異物を捕集する第2の分離動作を行い、続いて、ガス冷媒を冷却して液冷媒に相変化させた後、搬送手段(40)によって液冷媒を冷媒配管(2A,2B)に送出する。
一方、上記搬送手段(40)は、接続通路(12)の途中に設けられて互いに並列に接続された2つの搬送熱交換器(7A,7B)を備え、該2つの搬送熱交換器(7A,7B)が、分離手段(50)で相変化したガス冷媒を冷却して液相に相変化させる冷却動作と、この液冷媒を液相状態で加熱して加圧する加圧動作とを交互に繰り返し、該加圧動作によって液冷媒を冷媒配管(2A,2B)に送出する。
また、第3の解決手段は、上記第1又は第2の解決手段において、第2の工程が、冷媒を搬送手段(40)から冷媒回路におけるガス側冷媒配管(2B)を経て液側冷媒配管(2A)に循環させるように構成されている。
また、第4の解決手段は、上記第1又は第2の解決手段において、第1の工程が、冷媒ボンベ(91)から充填通路(9S)を介して冷媒を閉回路(13)に冷媒を充填する構成としている。そして、第3の工程は、閉回路(13)から冷媒ボンベ(91)に回収通路(9R)を介して冷媒を回収した後、接続通路(12)を冷媒配管(2A,2B)より取り外す構成としている。
また、第5の解決手段は、上記第1又は第2の解決手段において、閉回路(13)に充填される洗浄用の冷媒は、洗浄後の冷媒配管(2A,2B)が形成する新たな冷媒回路に充填される新たな冷媒と同じ冷媒である構成としている。
また、第6の解決手段は、上記第1又は第2の解決手段において、閉回路(13)に充填される冷媒が、HFC(ハイドロフルオロカーボン)系冷媒、HC(ハイドロカーボン)系冷媒又はFC(フルオロカーボン)系冷媒の何れかである構成としている。
また、第7の解決手段は、先ず、冷媒回路における冷媒配管(2A,2B)を洗浄する冷凍装置の配管洗浄装置を対象としている。
そして、上記冷媒回路の冷媒配管(2A,2B)の少なくとも一端に接続されて該冷媒配管(2A,2B)とで閉回路(13)を構成するための洗浄用の接続通路(12)が設けられている。
加えて、該接続通路(12)は、上記閉回路(13)に充填される冷媒が該閉回路(13)を循環し且つ液冷媒が冷媒配管(2A,2B)を流れて該冷媒配管(2A,2B)を洗浄するように該冷媒に搬送力を付与するための搬送手段(40)が設けられている。
更に、上記接続通路(12)には、閉回路(13)を循環する冷媒から異物を分離する分離手段(50)が設けられている。
その上、上記搬送手段(40)は、接続通路(12)の途中に設けられて互いに並列に接続された2つの搬送熱交換器(7A,7B)を備え、該2つの搬送熱交換器(7A,7B)が、分離手段(50)で相変化したガス冷媒を冷却して液相に相変化させる冷却動作と、この冷媒を液相状態で加熱して加圧する加圧動作とを交互に繰り返し、上記冷却動作によって冷媒を回収し、上記加圧動作によって液冷媒を冷媒配管(2A,2B)に送出する。
また、第8の解決手段は、上記第7の解決手段において、分離手段(50)は、液冷媒が液相状態のままで通過する際に異物を捕集して冷媒から異物を分離する構成としている。
また、第9の解決手段は、上記第7の解決手段において、分離手段(50)が、閉回路(13)を循環した液冷媒を貯溜するタンク(51)と、該タンク(51)に収納され、タンク(51)の液冷媒を加熱して蒸発させて異物を分離する加熱部(52)とを備えた構成としている。
また、第10の解決手段は、上記第7の解決手段において、分離手段(50)が、閉回路(13)を循環した液冷媒を貯溜するタンク(51)と、該タンク(51)に収納され、タンク(51)の液冷媒を加熱して蒸発させる加熱部(52)と、該ガス冷媒の流通を許容し且つガス冷媒中の異物を捕集する捕集部(53)とを備えた構成としている。
また、第11の解決手段は、上記第7の解決手段において、分離手段(50)の加熱部(52)が、分離熱交換コイル(52)で構成される一方、該分離熱交換コイル(52)と搬送手段(40)の2つの搬送熱交換器(7A,7B)とは、1次冷媒と閉回路(13)を循環する2次冷媒とが熱交換するように、閉回路(13)とは別に1次冷媒が循環する1つの洗浄用冷凍回路(4R)に接続された構成としている。加えて、該洗浄用冷凍回路(4R)は、各搬送熱交換器(7A,7B)に形成されて1次冷媒が通る搬送用冷媒通路(71,72)が絞り機構(44)を介して直列に接続された搬送通路部(4A)と、圧縮機(41)の吐出側に分離熱交換コイル(52)が直列に接続されて上記搬送通路部(4A)に連通する分離通路部(4B)と、上記1次冷媒の凝縮及び蒸発が両搬送熱交換器(7A,7B)で交互に繰り返されるように分離通路部(4B)に対する搬送通路部(4A)の冷媒流通方向を切り換える切換え手段(42)とを備えている。
また、第12の解決手段は、上記第11の解決手段において、洗浄用冷凍回路(4R)は、圧縮機(41)の吐出圧力が所定値以上になるか、圧縮機(41)の吐出温度が所定値以下になるか、又は分離手段(50)の内部圧力が所定値以上になると、搬送通路部(4A)の冷媒の流通方向を切り換える構成としている。
また、第13の解決手段は、上記第7の解決手段において、分離手段(50)の加熱部(52)が、分離熱交換コイル(52)で構成される一方、該分離熱交換コイル(52)と搬送手段(40)の2つの搬送熱交換器(7A,7B)とは、1次冷媒と閉回路(13)を循環する2次冷媒とが熱交換するように、閉回路(13)とは別に1次冷媒が循環する1つの洗浄用冷凍回路(4R)に接続された構成としている。加えて、該洗浄用冷凍回路(4R)は、各搬送熱交換器(7A,7B)に形成されて1次冷媒が通る搬送用冷媒通路(71,72)、分離熱交換コイル(52)及び絞り機構(44)を有する搬送通路部(4A)と、圧縮機(41)を有し且つ上記搬送通路部(4A)に連通する圧縮通路部(4C)と、上記1次冷媒の凝縮及び蒸発が両搬送熱交換器(7A,7B)で交互に繰り返されるように圧縮通路部(4C)に対する搬送通路部(4A)の冷媒流通方向を切り換える切換え手段(42)とを備えている。そして、上記搬送通路部(4A)は、1次冷媒が一方の搬送熱交換器(7A又は7B)で凝縮した後、分離熱交換コイル(52)を流れて絞り機構(44)で減圧され、他方の搬送熱交換器(7B又は7A)で蒸発するように構成されている。
また、第14の解決手段は、上記第13の解決手段において、圧縮通路部(4C)には、圧縮機(41)より吐出した1次冷媒を凝縮する空冷凝縮器(4e)が圧縮機(41)の吐出側に設けられた構成としている。
また、第15の解決手段は、上記第14の解決手段において、空冷凝縮器(4e)は、圧縮機(41)の吐出圧力が所定値以上になると、空冷ファン(4f)を駆動する構成としている。
また、第16の解決手段は、上記第13の解決手段において、洗浄用冷凍回路(4R)は、圧縮機(41)の吸入圧力が所定値以下になると、切換え手段(42)が搬送通路部(4A)の冷媒の流通方向を切り換える構成としている。
また、第17の解決手段は、上記第13の解決手段において、洗浄用冷凍回路(4R)は、分離熱交換コイル(52)をバイパスし且つ開閉弁(SV)を備えた差圧調整通路(49)が設けられた構成としている。
また、第18の解決手段は、上記第11の解決手段又は第13の解決手段において、接続通路(12)には、洗浄前に冷媒ボンベ(91)から2次冷媒を閉回路(13)に充填する充填通路(9S)と、洗浄後に冷媒ボンベ(91)に2次冷媒を閉回路(13)から回収する回収通路(9R)とが設けられた構成としている。
また、第19の解決手段は、上記第11の解決手段又は第13の解決手段において、接続通路(12)には、洗浄の終了時に、搬送熱交換器(7A,7B)の上流側から高温高圧の2次冷媒を導出して搬送熱交換器(7A,7B)の下流側に供給するホットガス通路(15)が設けられた構成としている。
また、第20の解決手段は、上記第7の解決手段において、接続通路(12)は、冷媒が搬送手段(40)から冷媒回路におけるガス側冷媒配管(2B)を経て液側冷媒配管(2A)に循環する構成としている。
また、第21の解決手段は、上記第7の解決手段において、閉回路(13)に充填される洗浄用の冷媒は、洗浄後の冷媒配管(2A,2B)が形成する新たな冷媒回路に充填される新たな冷媒と同じ冷媒である構成としている。
また、第22の解決手段は、上記第7の解決手段において、閉回路(13)に充填される冷媒が、HFC、HC系冷媒又はFC系冷媒の何れかである構成としている。
−作用−
上記の発明特定事項により、第1の解決手段及び第7の解決手段では、先ず、既設の冷媒回路において、冷媒配管(2A,2B)から室外ユニット及び室内ユニットを取り外し、少なくとも冷媒配管(2A,2B)の一端に接続通路(12)を接続して閉回路(13)を形成する。そして、上記閉回路(13)に洗浄用の冷媒を充填し、その際、第4の解決手段及び第18の解決手段では、冷媒を冷媒ボンベ(91)から充填通路(9S)を介して冷媒を閉回路(13)に充填する。
また、第5の解決手段及び第21の解決手段では、洗浄後の冷媒配管(2A,2B)が形成する新たな冷媒回路に充填される新たな冷媒と同じ冷媒を閉回路(13)に充填する。また、第6及び第22の発明では、HFC系冷媒、HC系冷媒又はFC系冷媒の何れかを閉回路(13)に充填して第1の工程を終了する。
続いて、上記接続通路(12)において、搬送手段(40)を駆動して冷媒を循環させる。つまり、洗浄用冷凍回路(4R)の圧縮機(41)を駆動し、該洗浄用冷凍回路(4R)の1次冷媒を循環させる。この洗浄用冷凍回路(4R)において、圧縮機(41)より吐出した高温高圧の冷媒は、分離手段(50)に流れ、第1の解決手段及び第2の解決手段並びに第9の解決手段及び第10の解決手段では、分離手段(50)の分離熱交換コイル(52)に流れ、分離手段(50)のタンク(51)に溜っている洗浄用の液相の2次冷媒を蒸発させる。その後、上記分離熱交換コイル(52)を流れた1次冷媒は、一方の搬送熱交換器(7A)に流れる。
つまり、分離手段(50)の分離熱交換コイル(52)を経た高温の1次冷媒が第1の搬送熱交換器(7A)を流れ、1次冷媒は凝縮して液相の2次冷媒を加熱して昇圧させる。この昇圧によって2次冷媒は液相のまま搬送力を得て第1の搬送熱交換器(7A)を流出して冷媒配管(2A,2B)を流れる。その際、第3の解決手段及び第20の解決手段では、上記2次冷媒を搬送手段(40)から冷媒回路におけるガス側冷媒配管(2B)を経て液側冷媒配管(2A)に循環する。
一方、上記1次冷媒は絞り機構(44)で減圧して第2の搬送熱交換器(7B)に流れ、該1次冷媒が蒸発し、洗浄用のガス相の2次冷媒を冷却して液相に相変化させる。この相変化により、2次冷媒は、降圧してガス相の2次冷媒を分離手段(50)より吸引すると共に、第2の搬送熱交換器(7B)に該2次冷媒を溜め込む。そして、上記第2の搬送熱交換器(7B)で蒸発した1次冷媒は圧縮機(41)に戻り、この動作を繰り返す。
その後、上記洗浄用冷凍回路(4R)における搬送通路部(4A)の冷媒流通方向を切り換える。例えば、第16の解決手段では、圧縮機(41)の吐出圧力が所定値以上になるか、圧縮機(41)の吐出温度が所定値以下になるか、又は分離手段(50)の内部圧力が所定値以上になると、搬送通路部(4A)の冷媒の流通方向を切り換える。この切り換えにより、分離手段(50)の分離熱交換コイル(52)を経た高温の1次冷媒が第2の搬送熱交換器(7B)に流れ、洗浄用の2次冷媒を冷媒配管(2A,2B)に送出する。一方、1次冷媒は第1の搬送熱交換器(7A)で蒸発して洗浄用の2次冷媒を冷却して該2次冷媒を溜め込む。この動作を繰り返して2次冷媒を閉回路(13)内で循環させる。
また、第13の解決手段では、例えば、圧縮機(41)より吐出した高温高圧の冷媒は、第1の搬送熱交換器(7A)を流れ、凝縮して液相の2次冷媒を加熱して昇圧させる。その後、1部が凝縮した気液二相の1次冷媒は、分離手段(50)の分離熱交換コイル(52)に流れ、分離手段(50)のタンク(51)に溜っている洗浄用の液相の2次冷媒を蒸発させる。上記1次冷媒は絞り機構(44)で減圧して第2の搬送熱交換器(7B)に流れ、蒸発し、ガス相の2次冷媒を冷却して液相に相変化させる。この相変化により、2次冷媒は、分離手段(50)より2次冷媒を吸引し、第2の搬送熱交換器(7B)に該2次冷媒を溜め込む。そして、上記第2の搬送熱交換器(7B)で蒸発した1次冷媒は圧縮機(41)に戻り、この動作を繰り返す。
更に、第16の解決手段では、圧縮機(41)の吸入圧力が所定値以下になると、搬送通路部(4A)の冷媒流通方向を切り換える。この切り換えによって、1次冷媒が第2の搬送熱交換器(7B)で凝縮して2次冷媒を冷媒配管(2A,2B)に送出する一方、1次冷媒が第1の搬送熱交換器(7A)で蒸発して2次冷媒を溜め込む。この動作を繰り返して2次冷媒を閉回路(13)内で循環させる。
また、第14の解決手段又は第15の解決手段では、上記第13の解決手段において、圧縮機(41)の吐出圧力が所定値以上になると、空冷ファン(4f)を駆動し、1次冷媒を空冷凝縮器(4e)で凝縮させて吐出圧力を低下させる。
また、第17の解決手段では、第13の解決手段において、分離熱交換コイル(52)をバイパスする差圧調整通路(49)の開閉弁(SV)を開閉して該分離熱交換コイル(52)における1次冷媒と2次冷媒の熱交換を少なくする。これにより、分離手段(50)のタンク(51)の冷媒圧力を低下させ、2次冷媒が送出する搬送熱交換器(7A又は7B)と分離手段(50)との間の差圧を確保する。
この液相の2次冷媒の循環によって冷媒配管(2A,2B)の内面に付着した潤滑油などの異物が2次冷媒に溶け込む。そして、第1、第2又は第8の解決手段では、異物が溶け込んだ2次冷媒の循環中において、2次冷媒が分離手段(50)を通過する際に該分離手段(50)によって捕集される。
また、第1の解決手段又は第9の解決手段では、異物が溶け込んだ2次冷媒が分離手段(50)に流れ込む。該分離手段(50)内において、上述したように分離熱交換コイル(52)の加熱によって蒸発してガス相に相変化するので、異物が2次冷媒より分離してタンク(51)内の底部に滞積する。これによって冷媒配管(2A,2B)の洗浄が行われ、この洗浄動作を終了すると、第2の工程が終了する。
また、第2の解決手段又は第10の解決手段では、異物が溶け込んだ2次冷媒が分離手段(50)のタンク(51)に流れ込む。この液相の2次冷媒は、タンク(51)内において、上述したように分離熱交換コイル(52)の加熱によって蒸発してガス相に相変化するので、異物が分離してタンク(51)内の底部に滞積する。更に、ガス相の2次冷媒は、捕集部(53)を通過する際、該2次冷媒に混入している潤滑油などの異物が除去されて清浄な2次冷媒となって上述した一方の搬送熱交換器(7A,7B)に流れ、この動作を繰り返す。この洗浄動作を終了すると、第2の工程が終了する。
また、第1、第2又は第7の解決手段では、2次冷媒に異物が溶け込むことによって冷媒配管(2A,2B)の洗浄が行われる。この洗浄動作を終了すると、第2の工程が終了する。
この洗浄動作の終了時、第19の解決手段では、搬送熱交換器(7A,7B)の上流側から高温高圧の2次冷媒をホットガス通路(15)を介して導出し、搬送熱交換器(7A,7B)の下流側に供給する。これによって、冷媒配管(2A,2B)15)に残存している液相の2次冷媒を蒸発させる。
その後、第4の解決手段及び第18の解決手段では、閉回路(13)から回収通路(9R)を介して冷媒を冷媒ボンベ(91)に回収する。そして、上部接続通路(11)及び第2接続通路(12)を冷媒配管(2A,2B)から取り外して第3の工程を終了する。
−発明の効果−
したがって、本発明によれば、冷媒回路における冷媒配管(2A,2B)を洗浄し得るようにしたために、既設の冷媒配管(2A,2B)又は新設の冷媒配管(2A,2B)を確実に洗浄することができる。この洗浄により、例えば、既設の冷媒配管(2A,2B)を新設の空気調和装置に流用することができる。この結果、空気調和装置の設置施工を簡略化することができと共に、安価にすることができる。
特に、例えば、新設の空気調和装置にHFC系冷媒を用いる場合、異物の発生を確実に防止することができるので、キャピラリチューブ詰まり等を未然に防止することができ、装置の信頼性を確保することができる。
また、既設の冷媒配管(2A,2B)を利用することができるので、新設の空気調和装置を取り付ける際に、建物の壁や天井などを剥がす必要がないことから、迅速な取り付け作業を行うことができると共に、新設の空気調和装置の信頼性を確保することができる。
また、既設の冷媒配管(2A,2B)を再利用するので、既存の資源の再利用を図ることができる。
また、第10の解決手段によれば、分離手段(50)が加熱部(52)で冷媒を加熱すると共に、捕集部(53)で異物を捕集するようにしたために、潤滑油などの異物を確実に除去することができる。
また、第7の解決手段及び第11の解決手段によれば、洗浄用冷凍回路(4R)の2つの搬送熱交換器(7A,7B)で冷却動作と加圧動作とを交互に繰り返して2次冷媒を搬送するので、信頼性の高い冷媒搬送を行うことができる。
また、第11の解決手段によれば、洗浄用冷凍回路(4R)を1つの冷凍回路で構成し、2次冷媒システムを利用して冷媒搬送を行うようにしているので、低動力で確実な冷媒搬送を実現することができる。
また、第12の解決手段によれば、洗浄用冷凍回路(4R)の搬送通路部(4A)の冷媒循環方向を圧縮機(41)の吐出圧力等で切り換えるので、洗浄用の冷媒の循環を正確に行うことができる。
また、第13の解決手段によれば、一方の搬送熱交換器(7A又は7B)において一部が凝縮した1次冷媒を分離熱交換コイル(52)で更に凝縮させるようにしたために、2次冷媒を加圧する熱量を十分に確保することができるので、該2次冷媒が確実に閉回路(13)を循環するようにすることができる。
特に、上記2次冷媒にHFC系冷媒を用いた場合、一部のHFC系冷媒では、モリエル線図の飽和液線と飽和蒸気線の間において、等圧線に対して温度勾配がある。このため、1次冷媒の凝縮温度を一定とすると、2次冷媒が蒸発する分離器(50)の2次冷媒圧力が、2次冷媒が流出する搬送熱交換器(7A又は7B)の2次冷媒圧力より低くなる。この結果、2次冷媒が確実に閉回路(13)を循環することになる。
また、第14の解決手段及び第15の解決手段によれば、圧縮通路部(4C)に空冷凝縮器(4e)を設けるようにしたために、確実に1次冷媒を凝縮させて放熱させることができるので、洗浄用冷凍回路(4R)における高圧圧力の過上昇を確実に防止することができる。
また、第3の解決手段及び第20の解決手段によれば、2次冷媒を大径のガス側の既設冷媒配管(2B)から小径の液側の既設冷媒配管(2A)に流すようにしたために、該2次冷媒を途中で膨脹することなく循環させることができ、該2次冷媒が液相のまま循環し、洗浄効率の低下を抑制することができる。
また、第17の解決手段によれば、1次冷媒が分離熱交換コイル(52)をバイパスする差圧調整通路(49)を設けるようにしたために、1次冷媒を加圧して送出している一方の搬送熱交換器(7A又は7B)の2次冷媒圧力より分離器(50)における2次冷媒圧力を低くすることができるので、該搬送熱交換器(7A又は7B)と分離器(50)との間の差圧を確実に確保することができる。この結果、上記2次冷媒を確実に循環させることができる。
また、第19の解決手段によれば、ホットガス通路(15)を設けたために、洗浄終了時に既設冷媒配管(2A,2B)に残存している2次冷媒を確実に蒸発させることができ、確実に2次冷媒を回収することができる。
【図面の簡単な説明】
図1は、本発明の実施形態1を示す冷媒回路図である。
図2は、実施形態1の冷凍回路の熱バランスを示す特性図である。
図3は、本発明の実施形態2を示す要部の冷媒回路図である。
図4は、本発明の実施形態2を示す全体の冷媒回路図である。
図5は、本発明の実施形態3を示す要部の冷媒回路図である。
図6は、本発明の実施形態3を示す全体の冷媒回路図である。
[発明を実施するための最良の形態]
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
−実施形態1−
図1に示すように、配管洗浄装置は、2次冷媒システムを利用して既設の冷媒回路における冷媒配管(2A,2B)を洗浄するものであって、既設冷媒配管(2A,2B)に接続されている。尚、図1においては、2本の既設冷媒配管(2A,2B)を示し、この既設冷媒配管(2A,2B)は、図示しない既設の冷媒回路における室外ユニットと室内ユニットとを接続する連絡配管であって、本実施形態では、縦配管である。
上記2本の既設冷媒配管(2A,2B)の上端には、第1接続通路である上部接続通路(11)が接続され、下端には、第2接続通路である下部接続通路(12)が接続されている。上記上部接続通路(11)は、1本の接続配管(1a)で構成され、両端が継手(21,21)を介して2本の既設冷媒配管(2A,2B)の上端に接続されている。そして、該上部接続通路(11)の接続部位は、例えば、既設の冷媒回路では室内ユニットが接続されていた部分である。
上記下部接続通路(12)は、洗浄用連絡通路(30)と洗浄用冷凍回路(4R)とより構成されている。該洗浄用連絡通路(30)の両端は、継手(21,21)を介して2本の既設冷媒配管(2A,2B)の下端に接続されている。そして、上記2本の既設冷媒配管(2A,2B)と上部接続通路(11)と下部接続通路(12)の洗浄用連絡通路(30)とによって閉回路(13)が構成されている。尚、上記洗浄用連絡通路(30)の接続部位は、例えば、既設の冷媒回路では室外ユニットが接続されていた部分である。
上記閉回路(13)には、既設冷媒配管(2A,2B)を洗浄するための洗浄用の2次冷媒が充填される。該2次冷媒は、例えば、新設する空気調和装置に使用される新たな清浄な冷媒が用いられる。具体的に、上記2次冷媒は、R−407CやR−410AなどのHFC系冷媒である。該2次冷媒は、既設冷媒配管(2A,2B)を洗浄するために、▲1▼蒸発潜熱が小さく、つまり、少しの加熱で蒸発し、少しの冷却で凝縮すること、▲2▼液の比重が小さく、つまり、液循環エネルギが小さいこと、▲3▼潤滑油をよく溶解すること、の要件を充足するものが用いられる。
上記洗浄用連絡通路(30)は、逆止弁(31)と洗浄確認用サイトグラス(32)と分離器(50)と加減圧部(60)とドライヤ(33)とが順に接続配管(34)によって接続されて構成されている。該逆止弁は、分離器(50)に向かう冷媒流通のみを許容するものである。上記サイトグラス(32)は、主として潤滑油が除去されたか否かを粘度によって判定するための窓である。上記ドライヤ(33)はフィルタを兼用している。
上記加減圧部(60)は、接続配管(34)の途中を2つの並列通路(61,61)に形成すると共に、搬送熱交換器(7A,7B)が各並列通路(61,61)に設けられて構成されている。更に、上記加減圧部(60)における各搬送熱交換器(7A,7B)の上流側と下流側とには、ドライヤ(33)に向かう冷媒流通のみを許容する逆止弁(62,62,…)が設けられている。
上記分離器(50)は、タンク(51)に分離熱交換コイル(52)とフィルタ(53)が収納されて構成され、2次冷媒から潤滑油等の異物を分離する分離手段を構成している。上記タンク(51)は、各既設冷媒配管(2A,2B)を流通した液相の2次液冷媒を貯溜するものである。
上記分離熱交換コイル(52)は、洗浄用冷凍回路(4R)に接続され、タンク(51)内の液相の2次液冷媒を加熱して蒸発させる加熱部を構成している。上記フィルタ(53)は、タンク(51)内の上部に取り付けられ、分離熱交換コイル(52)の加熱で蒸発したガス相の2次冷媒の通過によって該2次冷媒より異物を除去する捕集部を構成している。
上記洗浄用冷凍回路(4R)は、搬送通路部(4A)と分離通路部(4B)とを備えて独立した1つの冷凍回路で搬送手段(40)を構成している。該搬送通路部(4A)は、分離通路部(4B)に対して四路切換弁(42)によって冷媒の流通方向が可逆になるように接続されている。該洗浄用冷凍回路(4R)に充填される冷媒、つまり、1次冷媒は、R22の他、HFC系冷媒などの各種の冷媒が用いられている。
該分離通路部(4B)は、圧縮機(41)の吐出側に分離熱交換コイル(52)が直列に接続されて構成されている。該圧縮機(41)の吸込側が四路切換弁(42)に冷凍用配管を介して接続されると共に、分離熱交換コイル(52)の流出側が四路切換弁(42)に接続されている。そして、上記分離熱交換コイル(52)は、上述したように分離器(50)のタンク(51)に収納されている。該分離熱交換コイル(52)は、圧縮機(41)より吐出した高温の1次冷媒が流れてタンク(51)内の液相の2次冷媒を蒸発させ、上記搬送手段(40)が分離器(50)の加熱部を兼用している。
上記搬送通路部(4A)は、2つの搬送熱交換器(7A,7B)の各搬送熱交換コイル(71,72)が絞り機構(44)を介して直列に冷凍用配管をよって接続されて構成されている。該2つの搬送熱交換器(7A,7B)の各搬送熱交換コイル(71,72)は、上記分離器(50)で相変化したガス相の2次冷媒を冷却して液相に相変化させて減圧する冷却動作と、この液相の2次冷媒を液相状態まま加熱して加圧する加圧動作とを交互に繰り返す。つまり、上記各搬送熱交換コイル(71,72)は、交互に冷却手段と加圧手段とになるように搬送用冷媒通路を構成している。
具体的に、例えば、図1の左側の第1搬送熱交換器(7A)に洗浄用の液相の2次冷媒が溜っている状態で、図1の右側の第2搬送熱交換器(7B)には洗浄用のガス相の2次冷媒が溜っている状態とする。この状態において、上記第1搬送熱交換コイル(71)が加圧手段に、第2搬送熱交換コイル(72)が冷却手段になる。
そして、上記分離熱交換コイル(52)を経た高温の1次冷媒が第1搬送熱交換器(7A)で液相の2次冷媒を加熱して昇圧し、搬送力を付与して2次冷媒を既設冷媒配管(2A,2B)に送出する。一方、上記1次冷媒は絞り機構(44)で減圧して第2搬送熱交換器(7B)で蒸発し、ガス相の2次冷媒を冷却して2次冷媒を液相に相変化させ減圧し、ガス相の2次冷媒を分離器(50)より吸引して該2次冷媒を溜め込む。
その後、上記第1搬送熱交換コイル(71)を冷却手段に、第2搬送熱交換コイル(72)を加圧手段に切り換え、分離熱交換コイル(52)を経た高温の1次冷媒が第2搬送熱交換器(7B)に流れ、液相の2次冷媒を既設冷媒配管(2A,2B)に送出する。一方、1次冷媒は第1搬送熱交換器(7A)で蒸発してガス相の2次冷媒を冷却して該2次冷媒を溜め込み、この動作を繰り返す。
また、上記洗浄用冷凍回路(4R)は、圧縮機(41)の吐出圧力が所定値以上になるか、圧縮機(41)の吐出温度が所定値以下になるか、又は分離器(50)の内部圧力が所定値以上になるか、何れかの条件になると、四路切換弁(42)を切り換えて搬送通路部(4A)の冷媒の流通方向を切り換えるように構成されている。つまり、一方の搬送熱交換器(7A,7B)(加圧側)から液相の2次冷媒が全て流出すると、1次冷媒の熱交換量が低下し、圧縮機(41)の吐出圧力が上昇するので、四路切換弁(42)を切り換える。又は、他方の搬送熱交換器(7A,7B)(冷却側)が液相の2次冷媒で満杯になると、1次冷媒が圧縮機(41)に吸入し、圧縮機(41)の吐出温度が低下するので、四路切換弁(42)を切り換える。又は、一方の搬送熱交換器(7A,7B)(冷却側)が液相の2次冷媒で満杯になると、分離器(50)の内部圧力が、圧縮機(41)の吐出温度相当飽和圧力まで上昇するので、四路切換弁(42)を切り換える。この四路切換弁(42)の切り換えによって、分離熱交換コイル(52)を経た高温の2次冷媒が他方の搬送熱交換器(7A,7B)に流れる。
−既設冷媒配管(2A,2B)の洗浄動作−
次に、上記配管洗浄装置による既設冷媒配管(2A,2B)の洗浄動作について配管洗浄方法と共に説明する。
先ず、既設の冷媒回路において、連絡配管である既設冷媒配管(2A,2B)から室外ユニット及び室内ユニットを取り外す。その後、該2本の既設冷媒配管(2A,2B)の上端に上部接続通路(11)を接続する一方、2本の既設冷媒配管(2A,2B)の下端には、下部接続通路(12)の洗浄用連絡通路(30)を接続して閉回路(13)を形成する。そして、上記閉回路(13)に洗浄用の冷媒である2次冷媒を充填し、第1の工程を終了する。
続いて、上記下部接続通路(12)において、洗浄用冷凍回路(4R)を駆動する。つまり、圧縮機(41)を駆動し、1次冷媒を循環させる。この洗浄用冷凍回路(4R)において、圧縮機(41)より吐出した高温高圧の1次冷媒が、分離器(50)の分離熱交換コイル(52)に流れ、分離器(50)のタンク(51)に溜っている液相の2次冷媒を蒸発させる。その後、上記分離熱交換コイル(52)を流れて1部が凝縮した気液二相の1次冷媒は、四路切換弁(42)を経て一方の搬送熱交換コイル(71,72)に流れ
る。
そこで、図1の左側の第1搬送熱交換器(7A)に洗浄用の液相の2次冷媒が溜っている状態で、図1の右側の第2搬送熱交換器(7B)には洗浄用のガス相の2次冷媒が溜っている状態から説明する。
この状態においては、四路切換弁(42)が図1の実線状態に切り換わり、分離熱交換コイル(52)を経た高温の1次冷媒が第1搬送熱交換器(7A)の搬送熱交換コイル(71)を流れ、1次冷媒は凝縮して液相の2次冷媒を加熱して昇圧させる。この昇圧によって2次冷媒は液相のまま搬送力を得て第1搬送熱交換器(7A)を流出して既設冷媒配管(2A,2B)に流れる。
一方、上記1次冷媒は絞り機構(44)で減圧して第2搬送熱交換器(7B)の搬送熱交換コイル(72)に流れ、該1次冷媒が蒸発し、洗浄用のガス相の2次冷媒を冷却して液相に相変化させる。この相変化により、2次冷媒は、降圧してガス相の2次冷媒を分離器(50)より吸引すると共に、第2搬送熱交換器(7B)に該2次冷媒を溜め込む。そして、上記第2搬送熱交換器(7B)で蒸発した1次冷媒は四路切換弁(42)を介して圧縮機(41)に戻り、この動作を繰り返す。
その後、上記第1搬送熱交換器(7A)から液相の2次冷媒が全て流出すると、四路切換弁(42)を切り換える。例えば、上記第1搬送熱交換器(7A)における1次冷媒の熱交換量が低下し、圧縮機(41)の吐出圧力が上昇するので、上記2次冷媒の流出を検知し、四路切換弁(42)を切り換える。又は、他方の第2搬送熱交換器(7B)(冷却側)が液相の2次冷媒で満杯になると、1次冷媒が圧縮機(41)に吸入し、圧縮機(41)の吐出温度が低下するので、上記2次冷媒の流出を検知し、四路切換弁(42)を切り換える。又は、上記第1搬送熱交換器(7A)(冷却側)が液相の2次冷媒で満杯になると、分離器(50)の内部圧力が、圧縮機(41)の吐出温度相当飽和圧力まで上昇するするので、上記2次冷媒の流出を検知し、四路切換弁(42)を切り換える。
この四路切換弁(42)の切り換えによって、分離熱交換コイル(52)を経た高温の1次冷媒が第2搬送熱交換器(7B)に流れ、洗浄用の2次冷媒を既設冷媒配管(2A,2B)に送出する。一方、1次冷媒は第1搬送熱交換器(7A)で蒸発して洗浄用の2次冷媒を冷却して該2次冷媒を溜め込む。この動作を繰り返して2次冷媒を閉回路(13)内で循環させる。
この液相の2次冷媒の循環によって既設冷媒配管(2A,2B)の内面に付着した潤滑油などの異物が2次冷媒に溶け込み、分離器(50)のタンク(51)に流れ込む。この液相の2次冷媒は、タンク(51)内において、上述したように分離熱交換コイル(52)の加熱によって蒸発してガス相に相変化するので、異物が分離されてタンク(51)内の底部に滞積する。更に、ガス相の2次冷媒は、フィルタ(53)を通過する際、該2次冷媒に混入している潤滑油などの異物が除去されて清浄な2次冷媒となって上述した一方の搬送熱交換器(7A,7B)に流れ、この動作を繰り返す。
また、サイトグラス(32)から見る2次冷媒は、潤滑油を多く含んでいる状態では粘度が高い状態であるが、洗浄動作を繰り返して潤滑油が少なくなると2次冷媒の粘度が低下するので、この粘度を監視して洗浄の終了を判定する。この洗浄動作を終了すると、第2の工程が終了する。
この洗浄動作の終了後、上部接続通路(11)及び下部接続通路(12)を既設冷媒配管(2A,2B)から取り外して第3の工程を終了し、新設の室外ユニット及び室内ユニットを既設冷媒配管(2A,2B)に接続する。その際、新たな冷媒回路には、上記洗浄に利用した2次冷媒とは別の全く新たな冷媒を充填するか、又は上記洗浄用の2次冷媒をそのまま使用する。
上述した洗浄動作時における洗浄用冷凍回路(4R)における熱バランスは、図2に示すようになる。先ず、圧縮機(41)でA点からB点に昇圧された1次冷媒は、分離熱交換コイル(52)で放熱してB点からC点まで熱変化し、熱量(=i4−i2)を2次冷媒に与える。1次冷媒は、一方の搬送熱交換器(7A,7B)において、C点からD点まで熱変化し、熱量(=i2−i1)を2次冷媒に与える。また、1次冷媒は、他方の搬送熱交換器(7A,7B)において、E点からA点まで熱変化し、熱量(=i3−i1)を2次冷媒から奪うことになる。尚、上記図2において、i4−i3=i2−i1であり、i4−i2=i3−i1となり、熱バランスしている。
尚、上記分離熱交換コイル(52)を流れる1次冷媒は、顕熱変化のみを行うようにしてもよい。
−実施形態1の効果−
以上のように、本実施形態によれば、既設の冷媒回路における冷媒配管(2A,2B)を洗浄し得るようにしたために、既設冷媒配管(2A,2B)を確実に洗浄することができ、既設冷媒配管(2A,2B)を新設の空気調和装置に流用することができる。この結果、空気調和装置の設置施工を簡略化することができと共に、安価にすることができる。
特に、新設の空気調和装置にHFC系冷媒を用いる場合、異物の発生を確実に防止することができるので、キャピラリチューブ詰まり等を未然に防止することができ、装置の信頼性を確保することができる。
また、既設の冷媒回路における既設冷媒配管(2A,2B)を洗浄し得るようにしたために、該既設冷媒配管(2A,2B)を新設の空気調和装置に流用することができる。この結果、空気調和装置の設置施工を簡略化することができと共に、安価にすることができる。特に、新設の空気調和装置にHFC系冷媒を用いる場合、異物の発生を確実に防止することができるので、キャピラリチューブ詰まり等を未然に防止することができ、装置の信頼性を確保することができる。
また、上記既設冷媒配管(2A,2B)を利用することができるので、新設の空気調和装置を取り付ける際に、建物の壁や天井などを剥がす必要がないことから、迅速な取り付け作業を行うことができると共に、新設の空気調和装置の信頼性を確保することができる。
また、上記既設冷媒配管(2A,2B)を再利用するので、既存の資源の再利用を図ることができる。
また、上記洗浄用冷凍回路(4R)の2つの搬送熱交換器(7A,7B)で冷却動作と加圧動作とを交互に繰り返して2次冷媒を搬送するので、信頼性の高い冷媒搬送を行うことができる。
また、上記洗浄用冷凍回路(4R)を1つの冷凍回路で構成し、2次冷媒システムを利用して冷媒搬送を行うようにしているので、低動力で確実な冷媒搬送を実現することができる。
また、上記分離器(50)は、分離熱交換コイル(52)で2次冷媒を加熱すると共に、フィルタ(53)で異物を捕集するようにしたために、潤滑油などの異物を確実に除去することができる。
また、上記洗浄用冷凍回路(4R)の搬送通路部(4A)の冷媒循環方向を圧縮機(41)の吐出圧力等で切り換えるので、洗浄用の冷媒の循環を正確に行うことができる。
−実施形態2−
図3及び図4は、本発明の実施形態2を示し、分離熱交換コイル(52)を洗浄用冷凍回路(4R)における第1搬送熱交換コイル(71)と第2搬送熱交換コイル(72)との間に設けたものである。
つまり、上記洗浄用冷凍回路(4R)は、搬送通路部(4A)と圧縮通路部(4C)とを備えて独立した1つの冷凍回路で搬送手段(40)を構成し、該搬送通路部(4A)が圧縮通路部(4C)に対して四路切換弁(42)によって冷媒の流通方向が可逆になるように接続されている。
上記搬送通路部(4A)は、第1搬送熱交換コイル(71)と感温式の第1膨張弁(E1)と分離熱交換コイル(52)と感温式の第2膨張弁(E2)と第2搬送熱交換コイル(72)とが直列に接続されて構成されている。更に、上記搬送通路部(4A)には、1方向弁(CV)を備えた2つのバイパス通路(45)が第1膨張弁(E1)及び第2膨張弁(E2)とそれぞれ並列に接続されている。尚、上記第1膨張弁(E1)及び第2膨張弁(E2)の感温筒(TB)は、第1搬送熱交換コイル(71)及び第2搬送熱交換コイル(72)の下流側に設けられている。そして、上記第1膨張弁(E1)及び第2膨張弁(E2)が絞り機構(44)を構成している。
上記圧縮通路部(4C)は、圧縮機(41)の吐出側に空冷凝縮器(4e)が、圧縮機(41)の吸込側にアキュムレータ(46)がそれぞれ設けられて構成されている。そして、上記空冷凝縮器(4e)は、圧縮機(41)の吐出側の高圧上昇を抑制するものであって、1次冷媒の凝縮量が低下すると、圧縮機(41)の吐出側の高圧圧力が上昇するので、この高圧圧力が所定値以上になると、空冷ファン(4f)を駆動するように構成されている。そして、上記圧縮機(41)より吐出した冷媒は、空冷凝縮器(4e)で凝縮すると共に、一方の搬送熱交換コイル(71又は72)で凝縮し、分離熱交換コイル(52)で2次冷媒を加熱した後、他方の搬送熱交換コイル(72又は71)で蒸発する。
尚、上記圧縮通路部(4C)には、圧縮機(41)の吸込側に低圧圧力センサ(P1)が、圧縮機(41)の吐出側に高圧圧力センサ(P2)及び温度センサ(T2)が設けられる一方、洗浄用連絡通路(30)における接続配管(34)には、分離器(50)の下流側に低圧圧力スイッチ(LPS)が設けられている。そして、上記低圧圧力センサ(P1)が検出する圧縮機(41)の吸込側に低圧圧力が所定値以下になると、四路切換弁(42)が切り換わり、搬送通路部(4A)の冷媒の流通方向が切り換わる。つまり、一方の搬送熱交換器(7A又は7B)が液相の2次冷媒で満杯になると、1次冷媒の熱交換量が低下し、圧縮機(41)の吸込圧力が低下するので、四路切換弁(42)を切り換える。
更に、閉回路(13)は、2次冷媒が、下部接続通路(12)からガス側の既設冷媒配管(2B)を流れ、上部接続通路(11)を経て液側の既設冷媒配管(2A)に循環するように構成されている。
また、上記洗浄用連絡通路(30)には、図4に示すように、ホットガス通路(15)が設けられると共に、2次冷媒の充填及び回収のための補助冷媒通路(90)が設けられている。
上記ホットガス通路(15)は、洗浄の終了後に高温高圧の2次冷媒を既設冷媒配管(2A,2B)に供給し、該既設冷媒配管(2A,2B)に残存している2次冷媒液を蒸発させて回収するものである。該ホットガス通路(15)は、流入側が2つに分岐されている。上記ホットガス通路(15)の2つの流入端は各搬送熱交換器(7A,7B)における流入側の並列通路(61,61)に接続され、流出端は各搬送熱交換器(7A,7B)より流出側の接続配管(34)に接続されている。そして、上記ホットガス通路(15)における流入側の分岐部分には1方向弁(CV)が、流出側の集合部分には第1閉鎖弁(V1)がそれぞれ設けられている。
上記補助冷媒通路(90)は、冷媒ボンベ(91)と4つの補助通路(92〜95)とを備えている。該第1の補助通路(92)は、流入側のメイン部分から流出側が2つに分岐されて構成されている。上記第1の補助通路(92)の流入端は冷媒ボンベ(91)に連通し、2つの流出端はホットガス通路(15)における1方向弁(CV)より流入側の分岐部分に接続されている。そして、上記第1の補助通路(92)における流入側のメイン部分には第2閉鎖弁(V2)が、流出側の分岐部分には1方向弁(CV)がそれぞれ設けられている。
上記第2の補助通路(93)は、一端が冷媒ボンベ(91)に連通し、他端が第1の補助通路(92)におけるメイン部分に第2閉鎖弁(V2)の下流側に位置して接続され、第3閉鎖弁(V3)が設けられている。そして、上記第1の補助通路(92)と第2の補助通路(93)とホットガス通路(15)における分岐部分の一部とによって2次冷媒を閉回路(13)に充填するための充填通路(9S)が構成されている。
上記第3の補助通路(94)は、一端が冷媒ボンベ(91)に連通し、他端が第2搬送熱交換器(7B)より流出側の接続配管(34)に接続され、第4閉鎖弁(V4)が設けられている。また、上記第4の補助通路(95)は、一端がホットガス通路(15)における集合部分に第1閉鎖弁(V1)の下流側に位置して接続され、他端が第1の補助通路(92)におけるメイン部分に第2閉鎖弁(V2)の上流側に位置して接続され、第5閉鎖弁(V5)が設けられている。そして、上記第3の補助通路(94)と第4の補助通路(95)とによって2次冷媒を冷媒ボンベ(91)に回収するための回収通路(9R)が構成されている。その他の構成は、実施形態1と同様である。
−既設冷媒配管(2A,2B)の洗浄動作−
次に、上記配管洗浄装置による既設冷媒配管(2A,2B)の洗浄動作について配管洗浄方法と共に説明する。尚、この洗浄の基本動作は、実施形態1と同様である。
先ず、第1の工程において、2本の既設冷媒配管(2A,2B)に上部接続通路(11)と下部接続通路(12)の洗浄用連絡通路(30)とを接続して閉回路(13)を形成する。そして、図4に示す第1閉鎖弁(V1)、第4閉鎖弁(V4)及び第5閉鎖弁(V5)を閉鎖したまま第2閉鎖弁(V2)及び第3閉鎖弁(V3)を開口する。この開口により、液相とガス相の2次冷媒が冷媒ボンベ(91)より第1の補助通路(92)及び第3の補助通路(94)を通り、ホットガス通路(15)を経て閉回路(13)に流入し、洗浄用の冷媒である2次冷媒が閉回路(13)に充填される。
続いて、第2の工程に移り、上記第1閉鎖弁(V1)〜第5閉鎖弁(V5)を閉鎖したまま下部接続通路(12)において、洗浄用冷凍回路(4R)を駆動する。つまり、圧縮機(41)を駆動し、1次冷媒を循環させる。この洗浄用冷凍回路(4R)において、上記圧縮機(41)より吐出した高温高圧の1次冷媒は、空冷凝縮器(4e)を流れ、四路切換弁(42)を経て一方の搬送熱交換コイル(71又は72)に流れる。
そこで、図4の左側の第1搬送熱交換器(7A)に洗浄用の液相の2次冷媒が溜っている状態で、図4の右側の第2搬送熱交換器(7B)には洗浄用のガス相の2次冷媒が溜っている状態から説明する。
この状態においては、四路切換弁(42)が図1の実線状態に切り換わり、高温の1次冷媒が第1搬送熱交換器(7A)の搬送熱交換コイル(71)を流れ、1次冷媒の一部は凝縮して液相の2次冷媒を加熱して昇圧させる。この昇圧によって2次冷媒は液相のまま搬送力を得て第1搬送熱交換器(7A)を流出して既設冷媒配管(2A,2B)に流れる。その際、2次冷媒は、先ず、大径のガス側の既設冷媒配管(2B)を流れ、上部接続通路(11)を経て小径の液側の既設冷媒配管(2A)を流れる。
また、上記第1搬送熱交換器(7A)を経た1次冷媒は、バイパス通路(45)を通って分離器(50)の分離熱交換コイル(52)に流れ、分離器(50)のタンク(51)に溜っている液相の2次冷媒を蒸発させる。その後、上記凝縮した1次冷媒は、第2膨張弁(E2)で減圧して第2搬送熱交換器(7B)の搬送熱交換コイル(72)に流れ、該1次冷媒が蒸発し、洗浄用のガス相の2次冷媒を冷却して液相に相変化させる。この相変化により、2次冷媒は、降圧してガス相の2次冷媒を分離器(50)より吸引すると共に、第2搬送熱交換器(7B)に該2次冷媒を溜め込む。そして、上記第2搬送熱交換器(7B)で蒸発した1次冷媒は四路切換弁(42)を介して圧縮機(41)に戻り、この動作を繰り返す。
その後、上記第2搬送熱交換器(7B)が液相の2次冷媒で満杯になると、四路切換弁(42)を切り換える。つまり、上記第2搬送熱交換器(7B)における1次冷媒の熱交換量が低下すると、第2膨張弁(E2)が過熱度制御しているので、絞り量が大きくなり、圧縮機(41)の吸込側の低圧圧力が低下する。この低圧圧力を低圧圧力センサ(P1)が検知し、所定値以下になると、四路切換弁(42)を切り換える。
この四路切換弁(42)の切り換えによって、圧縮機(41)より吐出した1次冷媒が第2搬送熱交換器(7B)に流れ、2次冷媒を既設冷媒配管(2A,2B)に送出する。一方、1次冷媒は分離熱交換コイル(52)を経て第1搬送熱交換器(7A)で蒸発して2次冷媒を冷却して該2次冷媒を溜め込む。この動作を繰り返して2次冷媒を閉回路(13)内で循環させる。
この液相の2次冷媒は、既設冷媒配管(2A,2B)を流れ、該既設冷媒配管(2A,2B)の内面に付着した潤滑油などの異物が溶け込み、分離器(50)において、分離熱交換コイル(52)の加熱によって蒸発し、異物が分離されてタンク(51)に滞積する。更に、フィルタ(53)を通過する際、該2次冷媒に混入している潤滑油などの異物が除去され、上述した一方の搬送熱交換器(7A又は7B)に流れ、この動作を繰り返す。
上記2次冷媒の搬送時において、1次冷媒の凝縮量が低下すると、圧縮機(41)の吐出側の高圧圧力が上昇するので、この高圧圧力を高圧圧力センサ(P2)が検知し、所定値以上になると、空冷ファン(4f)を駆動する。この結果、高温高圧の1次冷媒は、一部が空冷凝縮器(4e)で凝縮した後、この気液二相の1次冷媒が、四路切換弁(42)を経て一方の搬送熱交換コイル(71又は72)に流れる。この空冷凝縮器(4e)の凝縮によって1次冷媒の高圧圧力が低下する。
一方、第3の工程において、上記洗浄動作の終了時、第1閉鎖弁(V1)を開口し、高温の1次冷媒を閉回路(13)に供給する。つまり、2次冷媒を加熱して昇圧させている搬送熱交換器(7A又は7B)においては、四路切換弁(42)を切り換える直前で2次冷媒が最も高温高圧になっている。この高温高圧のガス相の2次冷媒をホットガス通路(15)から既設冷媒配管(2A,2B)に送出する。この高温の2次冷媒によって既設冷媒配管(2A,2B)に残存している液相の2次冷媒が蒸発することになる。
その後、図4に示す第1閉鎖弁(V1)、第2閉鎖弁(V2)及び第3閉鎖弁(V3)を閉鎖したまま第4閉鎖弁(V4)及び第5閉鎖弁(V5)を開口する。この開口により、閉回路(13)の液相とガス相の2次冷媒が第3の補助通路(94)及び第4の補助通路(95)を通り、第1の補助通路(92)を経て低圧状態の冷媒ボンベ(91)に閉回路(13)に流入し、2次冷媒を回収する。そして、上部接続通路(11)及び下部接続通路(12)を既設冷媒配管(2A,2B)から取り外す。
上述した洗浄動作時における洗浄用冷凍回路(4R)における熱バランスは、図2に示すように、圧縮機(41)でA点からB点に昇圧された1次冷媒は、空冷凝縮器(4e)で放熱してB点からF点まで熱変化する。該1次冷媒は、一方の搬送熱交換器(7A又は7B)において、F点からC点まで熱変化する。その後、1次冷媒は、分離熱交換コイル(52)でC点からD点まで熱変化する。更に、他方の搬送熱交換器(7A又は7B)において、1次冷媒は、E点からA点まで熱変化する。その他の作用は、実施形態1と同様である。
−実施形態2の効果−
以上のように、本実施形態によれば、一方の搬送熱交換器(7A又は7B)において一部が凝縮した1次冷媒を分離熱交換コイル(52)で更に凝縮させるようにしたために、2次冷媒を加圧する熱量を十分に確保することができるので、該2次冷媒が確実に閉回路(13)を循環するようにすることができる。
特に、上記2次冷媒にHFC系冷媒を用いた場合、R−407CやR−410Aなどの一部のHFC系冷媒では、モリエル線図の飽和液線と飽和蒸気線の間において、等圧線に対して温度勾配がある。このため、1次冷媒の凝縮温度を一定とすると、2次冷媒が蒸発する分離器(50)の2次冷媒圧力が、2次冷媒が流出する搬送熱交換器(7A又は7B)の2次冷媒圧力より低くなる。この結果、2次冷媒が確実に閉回路(13)を循環することになる。
また、上記圧縮通路部(4C)に空冷凝縮器(4e)を設けるようにしたために、確実に1次冷媒を凝縮させて放熱させることができるので、洗浄用冷凍回路(4R)における高圧圧力の過上昇を確実に防止することができる。
また、上記2次冷媒を大径のガス側の既設冷媒配管(2B)から小径の液側の既設冷媒配管(2A)に流すようにしたために、該2次冷媒を途中で膨脹することなく循環させることができ、該2次冷媒が液相のまま循環し、洗浄効率の低下を抑制することができる。
また、上記ホットガス通路(15)を設けたために、洗浄終了時に既設冷媒配管(2A,2B)に残存している2次冷媒を確実に蒸発させることができ、確実に2次冷媒を回収することができる。
また、上記補助冷媒通路(90)を設けるようにしたために、2次冷媒の充填及び回収を確実に行うことができる。その他の効果は、実施形態1と同様である。
−実施形態3−
図5及び図6は、本発明の実施形態3を示し、上記実施形態2が洗浄用冷凍回路(4R)に第1膨張弁(E1)と第2膨張弁(E2)とを設けたのに代わり、整流回路(47)と1つの膨張弁(EV)とを設けるようにしたものである。
つまり、洗浄用冷凍回路(4R)における搬送通路部(4A)には、整流回路(47)と1方向通路(48)とが設けられている。該整流回路(47)は、4つの1方向弁(CV)を有するブリッジ回路に構成され、4つの接続点にうちの2つの接続点には1方向通路(48)が接続される一方、他の2つの接続点にはそれぞれ第1搬送熱交換コイル(71)及び第2搬送熱交換コイル(72)が接続されている。
上記1方向通路(48)には、上流側から分離熱交換コイル(52)と膨張弁(EV)とが順に接続されている。そして、該膨張弁(EV)の感温筒(TB)は、アキュムレータ(46)の流入側に取り付けられている。
また、上記1方向通路(48)には、開閉弁(SV)を有する差圧調整通路(49)が接続されている。該差圧調整通路(49)は、1次冷媒が分離熱交換コイル(52)をバイパスするように該分離熱交換コイル(52)と並列に設けられている。上記開閉弁(SV)は、例えば、所定時間ごとに開閉し、分離熱交換コイル(52)における1次冷媒の凝縮、つまり、2次冷媒の蒸発を所定時間ごとに中止して分離器(50)における2次冷媒圧力を低下させるようにしている。
一方、図6に示すように、補助冷媒通路(90)は、実施形態2と比較して冷媒ボンベ(91)の接続ポートが2つになっている。また、第1の補助通路(92)は、実施形態2と比較して2つの流出端が各搬送熱交換器(7A,7B)における流入側の並列通路(61,61)に直接に接続されている。また、第4の補助通路(95)は、ホットガス通路(15)と第1の補助通路(92)とに亘って接続されている。
更に、実施形態2における第2の補助通路(93)に代わって第5の補助通路(96)が設けられている。該第5の補助通路(96)は、第6閉鎖弁(V6)を備え、一端が第3の補助通路(94)における第4閉鎖弁(V4)の下流側に位置して接続され、他端が第1の補助通路(92)におけるメイン部分に第2閉鎖弁(V2)の下流側に位置して接続されている。そして、上記第1の補助通路(92)と第3の補助通路(94)の一部と第5の補助通路(96)とによって2次冷媒を閉回路(13)に充填するための充填通路(9S)が構成されている。また、上記第3の補助通路(94)と第4の補助通路(95)と第1の補助通路(92)の一部とによって2次冷媒を冷媒ボンベ(91)に回収するための回収通路(9R)が構成されている。その他の構成は、実施形態2と同様である。
−既設冷媒配管(2A,2B)の洗浄動作−
上記配管洗浄装置による既設冷媒配管(2A,2B)の洗浄動作は、実施形態2と同様であるが、第1の工程においては、冷媒充填時に第1閉鎖弁(V1)、第4閉鎖弁(V4)及び第5閉鎖弁(V5)を閉鎖したまま第2閉鎖弁(V2)及び第6閉鎖弁(V6)を開口する。この開口により、液相とガス相の2次冷媒が冷媒ボンベ(91)より第1の補助通路(92)及び第5の補助通路(96)を通り、閉回路(13)に流入して閉回路(13)に洗浄用の2次冷媒が充填される。
また、第2の工程においては、1次冷媒が整流回路(47)及び1方向通路(48)を通って循環する点を以外は実施形態2と同様である。但し、本実施形態においては、差圧調整通路(49)における開閉弁(SV)が、例えば、所定時間ごとに開閉する。したがって、分離熱交換コイル(52)における1次冷媒の凝縮、つまり、2次冷媒の蒸発が所定時間ごとに中止する。この結果、分離器(50)における2次冷媒温度が低下し、2次冷媒圧力が低下するので、1次冷媒を加圧して送出している一方の搬送熱交換器(7A又は7B)の2次冷媒圧力より分離器(50)の2次冷媒圧力が低下する。よって、上記一方の搬送熱交換器(7A又は7B)と分離器(50)との間の差圧が確保され、2次冷媒が確実に循環する。
また、第3の工程においては、冷媒回収時に第1閉鎖弁(V1)、第2閉鎖弁(V2)及び第6閉鎖弁(V6)を閉鎖したまま第4閉鎖弁(V4)及び第5閉鎖弁(V5)を開口する。この開口により、閉回路(13)の液相とガス相の2次冷媒が第3の補助通路(94)及び第4の補助通路(95)を通り、第1の補助通路(92)を経て低圧状態の冷媒ボンベ(91)に閉回路(13)に流入し、2次冷媒を回収する。その他の作用は、実施形態2と同様である。
−実施形態3の効果−
以上のように、本実施形態によれば、1次冷媒が分離熱交換コイル(52)をバイパスする差圧調整通路(49)を設けるようにしたために、1次冷媒を加圧して送出している一方の搬送熱交換器(7A又は7B)の2次冷媒圧力より分離器(50)における2次冷媒圧力を低くすることができるので、該搬送熱交換器(7A又は7B)と分離器(50)との間の差圧を確実に確保することができる。この結果、上記2次冷媒を確実に循環させることができる。その他の効果は、実施形態2と同様である。
−他の実施形態−
図1に示す実施形態1において、分離器(50)は、タンク(51)に分離熱交換コイル(52)とフィルタ(53)とを収納して構成したが、必ずしもフィルタ(53)を設ける必要はない。つまり、例えば、異物が潤滑油の場合、液冷媒をタンク(51)の内部で蒸発させることにより、タンク(51)の液冷媒に潤滑油が濃縮されて該潤滑油が分離する。この結果、分離熱交換コイル(52)で冷媒を加熱するのみで異物が分離する。
また、図1に示す実施形態1において、分離熱交換コイル(52)と2つの搬送熱交換器(7A,7B)は1つの洗浄用冷凍回路(4R)に設けるようにしたが、分離熱交換コイル(52)と搬送熱交換器(7A,7B)はそれぞれ別個の冷凍回路であってもよい。また、分離熱交換コイル(52)は電気ヒータなどの加熱部であってもよい。
また、上記各実施形態は、既設冷媒配管(2A,2B)の洗浄について説明したが、本発明は、既設のものの他に新設の冷媒配管(2A,2B)の洗浄に適用してもよいことは勿論である。
また、本発明の閉回路(13)に充填される2次冷媒は、清浄な冷媒に限られるものではなく、洗浄に適したものであればよい。
また、図1に示す実施形態1における2つの搬送熱交換器(7A,7B)は、閉回路(13)の2次冷媒と洗浄用冷凍回路(4R)の1次冷媒とを熱交換させるものであればよい。したがって、搬送熱交換器(7A,7B)は、積層熱交換器(プレート式熱交換器)や満液式熱交換器や二重管熱交換器などの各種の熱交換器であればよい。要するに加熱によって洗浄用の液相の2次冷媒を熱交換器から冷媒配管(2A,2B)に押し出すものであればよい。
また、本各実施形態においては、2本の既設冷媒配管(2A,2B)を設けたものとしたが、本発明は、3本以上の既設冷媒配管(2A,2B)を有するものであってもよいことは勿論である。
また、本各実施形態は、洗浄用の冷媒としてHFC形冷媒を適用したが、他の洗浄用冷媒としてHC系冷媒やFC系冷媒を適用してもよい。
また、本発明の洗浄用の冷媒は、洗浄後の冷媒配管(2A,2B)が形成する新たな冷媒回路に充填される新たな冷媒と同じ冷媒でなくてもよいことは勿論である。
[産業上の利用可能性]
以上のように、本発明による冷凍装置の配管洗浄方法及び配管洗浄装置は、空気調和装置を更新する際において、既設の冷媒配管をそのまま流用する場合に有用であり、特に、従来のCFC系冷媒やHCFC系冷媒に代えて、HFC系冷媒などをを用いる場合に適している。
Claims (22)
- 冷媒回路における冷媒配管(2A,2B)を洗浄する冷凍装置の配管洗浄方法であって、
上記冷媒回路の冷媒配管(2A,2B)の少なくとも一端に洗浄用の接続通路(12)を接続し、該接続通路(12)と冷媒配管(2A,2B)とで1つの閉回路(13)を構成すると共に、該閉回路(13)に冷媒を充填する第1の工程と、
続いて、上記接続通路(12)に設けられた搬送手段(40)によって上記冷媒が液相状態で冷媒配管(2A,2B)を流れるように該冷媒を閉回路(13)内で循環させ、冷媒配管(2A,2B)を洗浄する第2の工程と、
この洗浄後、上記接続通路(12)を冷媒配管(2A,2B)より取り外す第3の工程とを備え、
上記第2の工程は、冷媒を閉回路(13)内で循環させると同時に、冷媒が接続通路(12)を移動する過程で、分離手段(50)によって液冷媒を加熱してガス冷媒に相変化させて異物を分離し、続いて、ガス冷媒を冷却して液冷媒に相変化させた後、搬送手段(40)によって液冷媒を冷媒配管(2A,2B)に送出する一方、
上記搬送手段(40)は、接続通路(12)の途中に設けられて互いに並列に接続された2つの搬送熱交換器(7A,7B)を備え、該2つの搬送熱交換器(7A,7B)が、分離手段(50)で相変化したガス冷媒を冷却して液相に相変化させる冷却動作と、この液冷媒を液相状態で加熱して加圧する加圧動作とを交互に繰り返し、該加圧動作によって液冷媒を冷媒配管(2A,2B)に送出する
ことを特徴とする冷凍装置の配管洗浄方法。 - 冷媒回路における冷媒配管(2A,2B)を洗浄する冷凍装置の配管洗浄方法であって、
上記冷媒回路の冷媒配管(2A,2B)の少なくとも一端に洗浄用の接続通路(12)を接続し、該接続通路(12)と冷媒配管(2A,2B)とで1つの閉回路(13)を構成すると共に、該閉回路(13)に冷媒を充填する第1の工程と、
続いて、上記接続通路(12)に設けられた搬送手段(40)によって上記冷媒が液相状態で冷媒配管(2A,2B)を流れるように該冷媒を閉回路(13)内で循環させ、冷媒配管(2A,2B)を洗浄する第2の工程と、
この洗浄後、上記接続通路(12)を冷媒配管(2A,2B)より取り外す第3の工程とを備え、
上記第2の工程は、冷媒を閉回路(13)内で循環させると同時に、冷媒が接続通路(12)を移動する過程で、分離手段(50)によって、液冷媒を加熱してガス冷媒に相変化させて異物を分離する第1の分離動作を行った後、上記ガス冷媒から異物を捕集する第2の分離動作を行い、続いて、ガス冷媒を冷却して液冷媒に相変化させた後、搬送手段(40)によって液冷媒を冷媒配管(2A,2B)に送出する一方、
上記搬送手段(40)は、接続通路(12)の途中に設けられて互いに並列に接続された2つの搬送熱交換器(7A,7B)を備え、該2つの搬送熱交換器(7A,7B)が、分離手段(50)で相変化したガス冷媒を冷却して液相に相変化させる冷却動作と、この液冷媒を液相状態で加熱して加圧する加圧動作とを交互に繰り返し、該加圧動作によって液冷媒を冷媒配管(2A,2B)に送出する
ことを特徴とする冷凍装置の配管洗浄方法。 - 請求項1又は2記載の冷凍装置の配管洗浄方法において、
第2の工程は、冷媒を搬送手段(40)から冷媒回路におけるガス側冷媒配管(2B)を経て液側冷媒配管(2A)に循環させる
ことを特徴とする冷凍装置の配管洗浄方法。 - 請求項1又は2記載の冷凍装置の配管洗浄方法において、
第1の工程は、冷媒ボンベ(91)から充填通路(9S)を介して冷媒を閉回路(13)に冷媒を充填する一方、
第3の工程は、閉回路(13)から冷媒ボンベ(91)に回収通路(9R)を介して冷媒を回収した後、接続通路(12)を冷媒配管(2A,2B)より取り外す
ことを特徴とする冷凍装置の配管洗浄方法。 - 請求項1又は2記載の冷凍装置の配管洗浄方法において、
閉回路(13)に充填される洗浄用の冷媒は、洗浄後の冷媒配管(2A,2B)が形成する新たな冷媒回路に充填される新たな冷媒と同じ冷媒である
ことを特徴とする冷凍装置の配管洗浄方法。 - 請求項1又は2記載の冷凍装置の配管洗浄方法において、
閉回路(13)に充填される冷媒は、HFC系冷媒、HC系冷媒又はFC系冷媒の何れかである
ことを特徴とする冷凍装置の配管洗浄方法。 - 冷媒回路における冷媒配管(2A,2B)を洗浄する冷凍装置の配管洗浄装置であって、
上記冷媒回路の冷媒配管(2A,2B)の少なくとも一端に接続されて該冷媒配管(2A,2B)とで閉回路(13)を構成するための洗浄用の接続通路(12)と、
該接続通路(12)に設けられ、上記閉回路(13)に充填される冷媒が該閉回路(13)を循環し且つ液冷媒が冷媒配管(2A,2B)を流れて該冷媒配管(2A,2B)を洗浄するように該冷媒に搬送力を付与するための搬送手段(40)とを備え、
上記接続通路(12)には、閉回路(13)を循環する冷媒から異物を分離する分離手段(50)が設けられ、
上記搬送手段(40)は、接続通路(12)の途中に設けられて互いに並列に接続された2つの搬送熱交換器(7A,7B)を備え、該2つの搬送熱交換器(7A,7B)が、分離手段(50)で相変化したガス冷媒を冷却して液相に相変化させる冷却動作と、この冷媒を液相状態で加熱して加圧する加圧動作とを交互に繰り返し、上記冷却動作によって冷媒を回収し、上記加圧動作によって液冷媒を冷媒配管(2A,2B)に送出する
ことを特徴とする冷凍装置の配管洗浄装置。 - 請求項7記載の冷凍装置の配管洗浄装置において、
分離手段(50)は、液冷媒が液相状態のままで通過する際に異物を捕集して冷媒から異物を分離する
ことを特徴とする冷凍装置の配管洗浄装置。 - 請求項7記載の冷凍装置の配管洗浄装置において、
分離手段(50)は、閉回路(13)を循環した液冷媒を貯溜するタンク(51)と、該タンク(51)に収納され、タンク(51)の液冷媒を加熱して蒸発させて異物を分離する加熱部(52)とを備えている
ことを特徴とする冷凍装置の配管洗浄装置。 - 請求項7記載の冷凍装置の配管洗浄装置において、
分離手段(50)は、閉回路(13)を循環した液冷媒を貯溜するタンク(51)と、該タンク(51)に収納され、タンク(51)の液冷媒を加熱して蒸発させる加熱部(52)と、該ガス冷媒の流通を許容し且つガス冷媒中の異物を捕集する捕集部(53)とを備えている
ことを特徴とする冷凍装置の配管洗浄装置。 - 請求項7記載の冷凍装置の配管洗浄装置において、
分離手段(50)の加熱部(52)は、分離熱交換コイル(52)で構成される一方、
該分離熱交換コイル(52)と搬送手段(40)における2つの搬送熱交換器(7A,7B)とは、1次冷媒と閉回路(13)を循環する2次冷媒とが熱交換するように、閉回路(13)とは別に1次冷媒が循環する1つの洗浄用冷凍回路(4R)に接続され、
該洗浄用冷凍回路(4R)は、各搬送熱交換器(7A,7B)に形成されて1次冷媒が通る搬送用冷媒通路(71,72)が絞り機構(44)を介して直列に接続された搬送通路部(4A)と、圧縮機(41)の吐出側に分離熱交換コイル(52)が直列に接続されて上記搬送通路部(4A)に連通する分離通路部(4B)と、上記1次冷媒の凝縮及び蒸発が両搬送熱交換器(7A,7B)で交互に繰り返されるように分離通路部(4B)に対する搬送通路部(4A)の冷媒流通方向を切り換える切換え手段(42)とを備えている
ことを特徴とする冷凍装置の配管洗浄装置。 - 請求項11記載の冷凍装置の配管洗浄装置において、
洗浄用冷凍回路(4R)は、圧縮機(41)の吐出圧力が所定値以上になるか、圧縮機(41)の吐出温度が所定値以下になるか、又は分離手段(50)の内部圧力が所定値以上になると、搬送通路部(4A)の冷媒の流通方向を切り換える
ことを特徴とする冷凍装置の配管洗浄装置。 - 請求項7記載の冷凍装置の配管洗浄装置において、
分離手段(50)の加熱部(52)は、分離熱交換コイル(52)で構成される一方、
該分離熱交換コイル(52)と搬送手段(40)における2つの搬送熱交換器(7A,7B)とは、1次冷媒と閉回路(13)を循環する2次冷媒とが熱交換するように、閉回路(13)とは別に1次冷媒が循環する1つの洗浄用冷凍回路(4R)に接続され、
該洗浄用冷凍回路(4R)は、各搬送熱交換器(7A,7B)に形成されて1次冷媒が通る搬送用冷媒通路(71,72)、分離熱交換コイル(52)及び絞り機構(44)を有する搬送通路部(4A)と、圧縮機(41)を有し且つ上記搬送通路部(4A)に連通する圧縮回路部(4C)と、上記1次冷媒の凝縮及び蒸発が両搬送熱交換器(7A,7B)で交互に繰り返されるように圧縮通路部(4C)に対する搬送通路部(4A)の冷媒流通方向を切り換える切換え手段(42)とを備え、
上記搬送通路部(4A)は、1次冷媒が一方の搬送熱交換器(7A又は7B)で凝縮した後、分離熱交換コイル(52)を流れて絞り機構(44)で減圧され、他方の搬送熱交換器(7B又は7A)で蒸発するように構成されている
ことを特徴とする冷凍装置の配管洗浄装置。 - 請求項13記載の冷凍装置の配管洗浄装置において、
圧縮通路部(4C)には、圧縮機(41)より吐出した1次冷媒を凝縮する空冷凝縮器(4e)が圧縮機(41)の吐出側に設けられている
ことを特徴とする冷凍装置の配管洗浄装置。 - 請求項14記載の冷凍装置の配管洗浄装置において、
空冷凝縮器(4e)は、圧縮機(41)の吐出圧力が所定値以上になると、空冷ファン(4f)を駆動するように構成されている
ことを特徴とする冷凍装置の配管洗浄装置。 - 請求項13記載の冷凍装置の配管洗浄装置において、
洗浄用冷凍回路(4R)は、圧縮機(41)の吸入圧力が所定値以下になると、切換え手段(42)が搬送通路部(4A)の冷媒の流通方向を切り換える
ことを特徴とする冷凍装置の配管洗浄装置。 - 請求項13記載の冷凍装置の配管洗浄装置において、
洗浄用冷凍回路(4R)は、分離熱交換コイル(52)をバイパスし且つ開閉弁(SV)を備えた差圧調整通路(49)が設けられている
ことを特徴とする冷凍装置の配管洗浄装置。 - 請求項11及び請求項13の何れか1記載の冷凍装置の配管洗浄装置において、
接続通路(12)には、洗浄前に冷媒ボンベ(91)から2次冷媒を閉回路(13)に充填する充填通路(9S)と、洗浄後に冷媒ボンベ(91)に2次冷媒を閉回路(13)から回収する回収通路(9R)とが設けられている
ことを特徴とする冷凍装置の配管洗浄装置。 - 請求項11及び請求項13の何れか1記載の冷凍装置の配管洗浄装置において、
接続通路(12)には、洗浄の終了時に、搬送熱交換器(7A,7B)の上流側から高温高圧の2次冷媒を導出して搬送熱交換器(7A,7B)の下流側に供給するホットガス通路(15)が設けられている
ことを特徴とする冷凍装置の配管洗浄装置。 - 請求項7記載の冷凍装置の配管洗浄装置において、
接続通路(12)は、冷媒が搬送手段(40)から冷媒回路におけるガス側冷媒配管(2B)を経て液側冷媒配管(2A)に循環するように構成されている
ことを特徴とする冷凍装置の配管洗浄装置。 - 請求項7記載の冷凍装置の配管洗浄装置において、
閉回路(13)に充填される洗浄用の冷媒は、洗浄後の冷媒配管(2A,2B)が形成する新たな冷媒回路に充填される新たな冷媒と同じ冷媒である
ことを特徴とする冷凍装置の配管洗浄装置。 - 請求項7記載の冷凍装置の配管洗浄装置において、
閉回路(13)に充填される冷媒は、HFC、HC系冷媒又はFC系冷媒である
ことを特徴とする冷凍装置の配管洗浄装置。
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