JP4063229B2 - 配管洗浄方法および配管洗浄装置 - Google Patents

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Description

この発明は、配管の洗浄方法または洗浄装置に関するものであり、さらに詳しくは、冷凍サイクル装置において、熱源側ユニットと利用側ユニットを新たな冷媒および冷凍機油を用いるものに交換する際、接続配管を交換することなく使用するために、配管内に残留する異物を洗浄除去する配管洗浄方法および配管洗浄装置に関するものである。
交換前の冷媒を洗浄媒体とし、交換前の熱源側ユニットを洗浄媒体搬送手段として使用する従来の配管洗浄方法としては、油分離器と冷却器を備えた洗浄ユニットを冷凍サイクルに接続し、吐出ガスを油分離器で冷媒と油に分離した後、冷却器でガス冷媒を冷却し、気液二相状態とした後に配管内を循環させる方法がある(例えば、特許文献1参照。)。
また、暖房ポンプダウン運転で配管および利用側ユニット内に液冷媒を押し込んで配管内に残留する油を冷媒に溶解させた後、冷房ポンプダウンで冷媒といっしょに残留油を回収するものがある(例えば、特許文献2参照。)。
特開2003−21436号公報(第3−4頁、第1−3図) 特開2003−194436号公報(第4−7頁、第1−5図)
従来の方法では、ヒートポンプ空気調和機、すなわち冷房モードと暖房モードで冷媒の流れが逆方向となるよう流通方向を切り替える四方弁を有する装置が前提となっており、冷媒が一方向のみの流れとなる冷房専用の空気調和機や冷凍機のような冷凍サイクル装置には適用できない。
また、利用側ユニットが、例えばショーケースのように温度式膨張弁を備えたものである場合、気液二相状態で冷媒を流通させると膨張弁が絞り込み、洗浄に必要な冷媒流量が得られない。これを回避するため、複数の利用側ユニットにすべてバイパス手段を設けると、工事負荷が増大するとともに機器コストの増大を招く。
さらに、ポンプダウンのような運転では一時的には洗浄媒体が配管を流れるが、連続的に冷媒を流通させることは困難であり、十分な洗浄を行えない可能性がある。
この発明は、上記のよう課題を解決するためになされたもので、第1の目的は簡易な作業で、短時間に、確実に配管を洗浄することができる配管洗浄方法を得るものである。第2の目的は、交換後の冷凍装置において、冷凍能力の向上および性能向上を可能とする配管洗浄装置を得るものである。
この発明に係る配管洗浄方法は、圧縮機、凝縮器を備える熱源側ユニットと、膨張手段、蒸発器を備える1台もしくは複数台の利用側ユニットと、それらを接続する既設の配管により冷媒回路を形成する冷凍サイクル装置の作動冷媒を変更する際の配管洗浄方法において、前記冷媒回路の高圧側と第1減圧手段により減圧された低圧側との間で熱交換する冷媒−冷媒熱交換器を有した配管洗浄装置を前記熱源側ユニットと配管との間に接続するステップと、前記配管の利用側冷媒回路の末端を連通させるバイパス管を接続するステップと、変更前の熱源側ユニットを洗浄媒体搬送手段として、変更前の冷媒で前記配管を洗浄するステップと、前記配管の洗浄運転後に、前記バイパス管を取り外すステップと、前記配管洗浄装置を前記配管から取り外すことなく、前記熱源側ユニットおよび利用側ユニットを新冷媒対応に交換するステップとを備えるものである。
また、この発明に係る配管洗浄装置は、冷凍サイクルの高圧側流路と低圧側流路との間で熱交換する冷媒−冷媒冷媒熱交換器と、前記冷媒−冷媒熱交換器の低圧側流路の上流側に設けた第1減圧手段と、前記冷媒−冷媒熱交換器の高圧側出口と前記第1減圧手段の流入側との間に所定圧力差を保って連通する圧力差保持手段とを備え、前記冷凍サイクルを形成する圧縮機と凝縮器を有した変更前の熱源側ユニットと、膨張手段と蒸発器を有した変更前の利用側ユニットに接続された既設配管との間に接続されるとともに、前記既設配管に接続した前記利用側ユニットの末端冷媒回路に設けたバイパス管を用いて、前記既設配管を変更前の冷媒で洗浄するものである。
この発明に係る配管洗浄方法は、圧縮機、凝縮器を備える熱源側ユニットと、膨張手段、蒸発器を備える1台もしくは複数台の利用側ユニットと、それらを接続する既設の配管により冷媒回路を形成する冷凍サイクル装置の作動冷媒を変更する際の配管洗浄方法において、前記冷媒回路の高圧側と第1減圧手段により減圧された低圧側との間で熱交換する冷媒−冷媒熱交換器を有した配管洗浄装置を前記熱源側ユニットと配管との間に接続するステップと、前記配管の利用側冷媒回路の末端を連通させるバイパス管を接続するステップと、変更前の熱源側ユニットを洗浄媒体搬送手段として、変更前の冷媒で前記配管を洗浄するステップとを備えるので、前記配管に安定的に液冷媒を流通させることができ、確実に、そして短時間に配管を洗浄できるという効果がある。
この発明に係る配管洗浄方法は、圧縮機、凝縮器を備える熱源側ユニットと、膨張手段、蒸発器を備える1台もしくは複数台の利用側ユニットと、それらを接続する既設の配管により冷媒回路を形成する冷凍サイクル装置の作動冷媒を変更する際の配管洗浄方法において、前記冷媒回路の高圧側と第1減圧手段により減圧された低圧側との間で熱交換する冷媒−冷媒熱交換器を有した配管洗浄装置を前記熱源側ユニットと配管との間に接続するステップと、前記配管の利用側冷媒回路の末端を連通させるバイパス管を接続するステップと、変更前の熱源側ユニットを洗浄媒体搬送手段として、変更前の冷媒で前記配管を洗浄するステップと、前記配管の洗浄運転後に、前記バイパス管を取り外すステップと、前記配管洗浄装置を前記配管から取り外すことなく、前記熱源側ユニットおよび利用側ユニットを新冷媒対応に交換するステップとを備えるので、前記配管に安定的に液冷媒を流通させることができ、確実に、そして短時間に配管を洗浄できるという効果がある。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1における作動冷媒交換前の冷凍サイクル装置を示す冷媒回路図である。図において、1は熱源側ユニットであり、2は熱源側ユニット1に冷媒接続配管の液管3とガス管4を介して接続され複数台設置された利用側ユニットである。
熱源側ユニット1は圧縮機5、凝縮器6、レシーバ7、そしてアキュムレータ8で構成され、液操作弁12を介して液管3に、ガス操作弁13を介してガス管4に接続される。また、利用側ユニット2としてはこの実施の形態では複数のショーケースであり、液電磁弁9、温度式膨張弁10、蒸発器11で構成されている。この冷凍サイクル装置の交換前の作動冷媒はオゾン層を破壊する塩素成分を含むHCFC系冷媒であるR22であり、冷凍機油には鉱油が用いられている。
この熱源側ユニット1では、圧縮機5の吐出側配管を凝縮器6に接続し、凝縮器6の出口側からレシーバ7を介して液操作弁12へ配管接続されるとともに、圧縮機5の吸入側配管にはガス操作弁13からアキュムレータ8を介して配管接続されて、冷媒回路の熱源側を構成している。一方、利用側ユニット2は、冷媒接続配管の液管3から液電磁弁9と温度式膨張弁10を経て蒸発器11へ順に配管接続され、蒸発器11の出口側はガス管4に接続されて、冷媒回路の利用側を構成している。なお、液管3とガス管4は熱源側ユニット1と1台もしくは複数台の利用側ユニット2を接続する冷媒配管である。
この冷凍サイクル装置は、通常冷却運転時、次のような動作を行う。圧縮機5で圧縮された高温高圧のガス冷媒は、凝縮器6で外気に放熱して凝縮する。そして凝縮した高圧液冷媒はレシーバ7に一部が貯留され、飽和液となった状態で液冷媒から液管3を通って利用側ユニット2へと流れる。そして利用側ユニット2においては、開放された液電磁弁9を通過し、温度式膨張弁10により所定の圧力まで減圧され、低圧二相冷媒となる。この低圧二相冷媒は蒸発器11を通過する間に利用側の冷却負荷から吸熱蒸発し、低圧ガス冷媒となって蒸発器11から流出し、その後、ガス管4を経て熱源側ユニット1のアキュムレータ8を通ってガス冷媒から再び圧縮機5に吸入される。この冷媒循環の動作により、利用側負荷から吸熱し、熱源側にて外気へ放熱する冷凍サイクルを形成する。
ここで、作動冷媒R22(旧冷媒)と潤滑油である鉱油は相溶であるため、液管3においては互いに溶解した状態で、すなわち冷媒と油は同じ速度で流動する。一方、蒸発器11およびガス管4においては、R22冷媒はガス状態であるため、蒸発温度が高い鉱油は冷媒から分離し、配管壁に付着して冷媒の流動速度よりゆっくりと、ガス状態冷媒の流れに引きずられて流動する。よって、蒸発器11およびガス管4には相当量の鉱油が滞留している。この鉱油は、環境上問題が少ないHFC系冷媒の新冷媒に溶けずに、さらに新冷媒対応の冷媒回路に異物を生じさせる等の問題となるため、洗浄除去する必要がある。
次に、図2を基に配管洗浄装置の構成を説明する。図2は図1の冷凍サイクル装置に配管洗浄装置が取り付けられた配管洗浄運転時の冷媒回路図である。なお、図2において、図1と同一または相当部分には同じ符号を付し、その説明は省略する。また、図2中の矢印は冷媒の流動方向を示す。
配管洗浄装置14は、2重管熱交換器からなる冷媒−冷媒熱交換器15および第1の減圧手段16、第2の減圧手段17、圧力調整弁18、前後に電磁弁20a、20bを有した異物吸着手段19、そして開閉弁21よりなる。冷媒配管の接続口は液入口ポート22、液出口ポート23、ガス入口ポート24、ガス出口ポート25の4箇所であり、熱源側ユニット1に対しては液入口ポート22とガス出口ポート25がそれぞれ配管で繋がれ、さらに液出口ポート23は液管3、ガス入口ポート24にはガス管4が接続される。そして、利用側ユニット群2では、それぞれ分岐された冷媒回路の液側およびガス側配管の末端を連通するバイパス管26a、26bが接続されている。図2の利用側ユニット群2に示す分岐は2分岐の形態なので、前記バイパス管26はそれぞれ1本づつ、合計2本が設けられているが、配管全てを確実に洗浄するには冷媒分岐数だけバイパス管の設置が必要である。
この配管洗浄装置14の冷媒−冷媒熱交換器15では、一方の冷媒流路に冷凍サイクル装置の凝縮器6から流出した高圧高温冷媒が流通し(液入口ポート22と液出口ポート23間の冷媒流路になる)、他方の冷媒流路に利用側ユニット2からガス管4を経て圧縮機5の吸入側へ戻る低圧低温冷媒が流通(ガス入口ポート24とガス出口ポート25間の冷媒流路になる)して、これらの冷媒間で熱交換を行う。ガス入口ポート24と冷媒−冷媒熱交換器15の間に第1の減圧手段16が設けられ、これによりガス管4から流入する冷媒を減圧する。また、この低圧側の冷媒流路には、冷媒−冷媒熱交換器15をバイパスするためのガス入口ポート24とガス出口ポート25を繋ぐバイパス流路に開閉弁21が設けられている。一方、高圧冷媒流路側では、冷媒−冷媒熱交換器15をバイパスするための液入口ポート22と液出口ポート23を繋ぐバイパス流路には電磁弁20a,20bを出入口両側に有した異物吸着手段19が設けられている。また、上述の利用側ユニット群2から流れてくる低圧側冷媒流路のガス入口ポート24の近傍と高圧液冷媒流路の液出口ポート23近傍との間を配管接続して利用側ユニット2をバイパスするバイパス流路には圧力保持手段である圧力調整弁18が設けられている。さらに、冷媒−冷媒熱交換器15の高圧冷媒流路側出口近傍と低圧冷媒流路側入口近傍とを接続する短絡流路には第2の減圧手段17が設けられている。
続いて、図2および図3を基に既設の冷媒接続配管の洗浄運転時の動作を説明する。図3は洗浄運転時の冷凍サイクル状態を示すP−h線図であり、縦軸は圧力〔MPa〕、横軸は比エンタルピ〔kJ/kg〕を表している。図中のA〜F点はそれぞれ、図2の冷媒回路上に表示しているA〜F点に対応している。
まず、冷媒回路としては、配管洗浄装置14の電磁弁20a、20bが閉止され、また、第2の減圧手段17、開閉弁21も全閉状態に設定し、この部位には冷媒を流通させない。また、利用側ユニット2では蒸発器11の上流側に温度式膨張弁10を有するので、このユニットの冷媒入口側に設けた液電磁弁9も全閉状態に設定される。ここで温度式膨張弁10は蒸発器出口温度を検知する感温部を備え、それ自身を流通する冷媒温度と蒸発器出口冷媒温度との差が所定温度差となるように絞り量が調整されることにより蒸発器出口過熱度を一定に制御するものである。変更前の旧冷媒を用いた熱源側ユニット1を洗浄媒体搬送手段とし、圧縮機5から吐出されるガス冷媒(状態A)は凝縮器6に流入するが、この凝縮器6では冷媒圧力は周囲温度相当の飽和圧力に近く、ほとんど凝縮せず状態Bで凝縮器から流出する。またこの凝縮器では、外気が非常に低い場合、凝縮圧力を所定値以上に維持するため、凝縮器を外気と遮蔽するようシートで覆うなどの作業が必要となる。レシーバ7にも液冷媒が貯留されることなく通過し、冷媒−冷媒熱交換器15の高圧側冷媒流路へ流入する。ここで、状態Bのガス冷媒は低圧側流路の冷媒と熱交換を行い、凝縮液化して状態Cとなり液出口ポート23から液管3へと流れる。なお、冷媒−冷媒熱交換器15から流出した状態Cの冷媒は、液管3、ガス管4をすべて満たすほどの冷媒が冷媒回路に封入されていない場合には乾き度の低い気液二相状態である。
この状態Cの液冷媒は、液管3の管壁に付着した鉱油を溶かしながら進行し、分岐された利用側ユニット群2の冷媒回路末端を連通するバイパス管26a、26bを通過後、さらにガス管4を通ってそこに残留する鉱油を溶かしながらガス入口ポート24から再び配管洗浄装置14へと戻る。この動作により、変更前の冷媒を洗浄媒体として、既設の冷媒接続配管である液管3およびガス管4の管内壁に付着した鉱油を冷媒中に溶かして冷媒とともにそこから持ち出して配管洗浄が行われる。このときの冷媒状態は、液管3、ガス管4を流通するときの圧力損失により、中圧の二相冷媒の状態Dとなっている。ここで、利用側ユニット群2では液電磁弁9がすべて閉止されており、利用側ユニット内へ冷媒が流れることはない。
配管洗浄装置14へ戻った状態Dの液冷媒は、低圧側冷媒流路の冷媒−冷媒熱交換器15の上流側に設けられた第1の減圧手段16により減圧され、低圧低温の二相冷媒(状態E)となって冷媒−冷媒熱交換器15の低圧側に流入する。前述のように、低圧二相冷媒はここで高圧ガス冷媒と熱交換して蒸発し、過熱ガス(状態F)となって再び圧縮機5に吸入される。
前述の動作により、既設の接続配管の液管3、ガス管4には高圧液冷媒が循環するため、相溶である鉱油を溶解させ、短時間に配管を清浄にすることが可能である。ただし、前述のように、実際には液管3、ガス管4を充満させるだけの冷媒量が封入されているケースは稀であるため、高圧の気液二相状態で循環する。
ここで、冷凍装置の配管系統によっては、利用側ユニット群2に冷媒分岐がなく冷媒回路末端に設けるバイパス管26が1箇所しかない場合や、末端の利用側ユニットが小容量であるがゆえに冷媒回路末端の液管径が熱源側ユニット容量に対して非常に細い場合などが考えられる。このような場合にはバイパス管または液・ガス管側の圧力損失が大きくなり、第1の減圧手段16を全開にしても圧縮機5に流入する冷媒の吸入過熱度が大きくなりすぎる危険性がある。
そのため、配管洗浄装置14内の冷媒−冷媒熱交換器15より利用側ユニット群2側に位置して高圧側と低圧側の冷媒流路を短絡するバイパス路に圧力保持手段である圧力調整弁18が設置されている。この圧力調整弁18はその前後の圧力差が所定値、例えば1MPa以上となるとその圧力を保持すべく開放されるという機能を有する。この動作により、圧縮機5により循環する冷媒の一部が圧力調整弁18へと流れ、液配管3、ガス配管4へ流れる冷媒が減少し、配管側つまりバイパス管26および液・ガス配管側の圧力損失が過大となることを防止する。よって、第1の減圧手段16は配管側が如何なる形態であっても冷媒の吸入過熱度を所定範囲内に制御することが可能となる。
また、配管側の圧力損失が大きく差圧が過大となる場合、洗浄媒体である冷媒R22を追加充填してもよい。R22を追加充填することで、被洗浄対象である冷凍機油が付着した配管内を流通する冷媒の乾き度が小さくなり、体積流量が減少することで圧力損失を小さくすることができる。さらに、この配管を流通する液冷媒が増加することで洗浄性能が向上し、より短時間に洗浄することが可能となる。
また、配管洗浄装置14に収納された冷凍サイクルの高圧側高温冷媒と低圧側低温冷媒との間で熱交換を行う高低圧熱交換器である冷媒−冷媒熱交換器15は、伝熱面積を変更可能とし、そこでの熱交換量を調整することにより、圧縮機5に流入する冷媒の吸入過熱度が大きくなりすぎないように抑制したり、または圧縮機への液戻りを防止することにより、配管洗浄運転における信頼性が向上する効果がある。
次ぎに、図4を基に洗浄作業時の作業工程に沿って作業手順を詳細に説明する。図4は本発明の実施の形態における冷凍サイクル装置の配管洗浄手順(洗浄作業フロー)を示すフローチャートである。
第1ステップ(S1)においては、図1に示す冷媒回路において、変更前の旧冷媒を用いた熱源側ユニット1の凝縮器6後流の高圧液冷媒側流路に設けられた液操作弁12を閉止し、圧縮機を駆動してポンプダウン運転を行う。この運転により液管3、利用側ユニット2、そしてガス管4内にある旧冷媒はすべて熱源側ユニット1内の凝縮器6およびレシーバ7に回収される。
第2ステップ(S2)では、旧冷媒を回収した熱源側ユニット1と液管3およびガス管4とを分離し、その分離した間に配管洗浄装置14を高圧側流路と低圧側流路にそれぞれ接続して取り付ける。その状態での冷媒回路が図2である。一方、利用側ユニット群2においては、複数のグループに分岐されていれば分岐数だけの複数の冷媒回路端末部にバイパス管26a、26bが接続される(図2では2分岐の例を示す)。この工程では、末端の利用側ユニットを外して、そこに連通用配管を接続しバイパスしてもよい。また、利用側ユニットは新冷媒対応の利用側ユニットに交換されてもよいし、旧冷媒対応の利用側ユニットをつけたままでもよい。いずれにしても、前述のように利用側ユニットには洗浄冷媒を流通させない。この作業後、第3ステップ(S3)で液管、ガス管、利用側ユニット、バイパス管および配管洗浄装置の部分を真空引きする。
つぎの第4ステップ(S4)では、熱源側ユニット1の液操作弁12およびガス操作弁13を開状態として流通冷媒回路を形成した後、圧縮機5を駆動させて前述の配管洗浄運転を旧冷媒を用いて行う。洗浄運転時は、利用側ユニット2の液電磁弁9が閉止されているので、旧冷媒はバイパス管26を流通する。洗浄運転時間は、液管3、ガス管4の長さや利用側ユニット2の数によって異なるが、10分間から30分間程度である。この洗浄運転により、既設の冷媒接続配管の液管3、ガス管4に滞留していた鉱油は循環する旧冷媒によって熱源側ユニット1内アキュムレータ8に回収される。
第5ステップ(S5)に移り、洗浄のための所定時間が経過して洗浄運転が終了後、圧縮機5を停止させることなく液操作弁12を閉止する。この操作(ポンプダウン運転)により、液管3、ガス管4および配管洗浄装置14の旧冷媒のほとんどすべてを再び熱源側ユニット1に回収する。なお、洗浄運転終了後、別途冷媒回収装置などをこの冷媒回路に接続しそこに冷媒を回収してもよい。
第6ステップ(S6)では、熱源側ユニット1を新しい新冷媒対応のユニットに交換する。また、利用側ユニット2も新冷媒対応のユニットに交換して、従来より使用している既設の冷媒接続配管(液管3とガス管4)に接続される。さらに洗浄運転で利用側ユニット2の端末部に設置したバイパス管26a、26bは取り外される。一方、配管洗浄装置14は前述の位置で取り付けられたままである。この熱源側および利用側ユニット交換後、次ぎの第7ステップ(S7)で冷媒回路内を真空引きする。さらにその後、第8ステップ(S8)で、新冷媒、ここではR404Aが冷媒回路へ充填される。
第9ステップ(S9)では、充填された新冷媒を用いて冷媒回路内にある塩素化合物回収運転が行われる。これは、既設の配管(液管とガス管)内にわずかに残留した異物、特に、圧縮機の潤滑に悪影響を及ぼす塩素化合物を、配管洗浄装置14内に設けた活性炭を含む異物吸着手段19内へ冷媒とともに通過させて取り去る目的で行われる。このときの動作を図5をもとに説明する。図5の新冷媒対応ユニットに置換後の冷媒回路図において、百番台の番号を付した部分は新冷媒対応であることを示すもので、下二桁は旧冷媒対応のものと同一または相当する。すなわち、例えば101は新冷媒対応の熱源側ユニットであり、102は新冷媒対応の利用側ユニットである。図5中の矢印は冷媒の流れ方向を示す。
この塩素化合物回収運転では、利用側ユニット102、熱源側ユニット101ともに通常の冷却運転を行う。そのときの動作は前述の通りである。一方、配管洗浄装置14では、この塩素化合物回収運転時に異物吸着手段19の上流および下流側に設けた電磁弁20a、20bを開放し、熱源側ユニット101の高圧側から流出してくる液冷媒の一部が異物吸着手段19を流通するようにする。また、冷媒−冷媒熱交換器15の低圧側流路をバイパスするように設けられた開閉弁21は開放され、第1減圧手段16および圧力調整弁18は閉止される。熱源側ユニット101の高圧側の液操作弁112から配管洗浄装置14へ流入して前記異物吸着手段19へ流れる冷媒以外の残りの液冷媒が冷媒−冷媒熱交換器15の高圧側出口から低圧側入口にバイパスするように接続された配管に設けられた第2の減圧手段17により熱源側ユニット101から流入する高圧液冷媒の一部を減圧し、冷媒−冷媒熱交換器15によって、その高圧液冷媒を冷却するように機能する。
この塩素化合物回収運転は既設配管の長さや冷凍機油の汚れ程度等に応じて数時間から数十時間行われた後、異物吸着手段19の前後に設けた電磁弁20a、20bが閉止され、この異物吸着手段19は冷媒回路から切り離される。
この第9ステップで、配管洗浄工程は終了である。続いて通常運転時の動作を説明する。熱源側ユニット101から利用側ユニット102へ冷媒が循環する通常運転時も、前述のように配管洗浄装置14の電磁弁20a、20bは閉止され、また、圧力調整弁18、第1の減圧手段16も冷媒が流通しないよう閉止される。また、開閉弁21は開放され、第2の減圧手段17が動作するように操作される。
圧縮機105から吐出された高温高圧のガス冷媒は凝縮器106で外気に放熱して凝縮液化し、レシーバ107に貯留されるとともに液冷媒は冷媒−冷媒熱交換器15の高圧側へ流入、流出する。ここで、冷媒−冷媒熱交換器15から流出した液冷媒の一部は第2の減圧手段17へ流れ、残りは液管3側へ流れる。前記第2の減圧手段17を通過することにより減圧された冷媒は、低圧二相状態となって再び冷媒−冷媒熱交換器15の低圧側へ流入する。そして、ここで高圧液冷媒と低圧二相冷媒が熱交換し、高圧液冷媒は過冷却度を増し、一方、低圧二相冷媒は蒸発してガス冷媒となり、利用側ユニット102で蒸発した低圧ガス冷媒と合流して再びアキュムレータ108を介して圧縮機105に吸入されるという動作を行う。
このように熱源側ユニット101から流出する高圧側冷媒の一部を冷媒−冷媒熱交換器15および第2の減圧手段17を通過させて利用側ユニット102と並列に循環させる動作を行うことで、利用側ユニット102で利用できる蒸発エンタルピ差が拡大し、少ない冷媒流量で所定の冷却能力が得られる。これは、ガス管4での圧力損失が小さくなることを意味し、冷却効率を向上させることとなる。
以上のように、本発明の配管洗浄装置を用いた配管洗浄方法においては、交換前の旧冷媒を高圧液の状態で安定的に既設の配管(液管とガス管)内を循環させるようにしているので、短時間で確実に配管を洗浄することができる。
また、利用側ユニットの冷媒回路の末端をバイパスするようにしているので、利用側ユニットが温度式膨張弁を備えたものであっても、確実に熱源側ユニットと利用側ユニットを接続する配管(液管とガス管)へ洗浄冷媒を流通させることが可能である。
また、利用側ユニット間の圧力差を所定範囲内に保つ圧力差保持手段を設けたので、配管仕様によらず、洗浄運転時の冷凍サイクル動作を制御することができる。
また、新たな冷媒に交換した後、冷媒−冷媒熱交換器を過冷却熱交換器として用いるための第2の減圧手段を備えたので、冷媒交換後の冷凍サイクル装置の性能を向上させることができる。
また、本発明の配管洗浄方法では、配管洗浄時に接続した配管洗浄装置を取り外す工程を有しないので、配管洗浄作業工程を簡略化することができる。
実施の形態2.
以下本発明の実施の形態2について説明する。前述の実施の形態1では、凝縮器が熱源側ユニット内に一体に収められている一体型冷凍装置における配管洗浄方法であったが、次に、凝縮器が圧縮機を内蔵する熱源側ユニットと別置となったリモートタイプのような冷凍サイクル装置の場合の配管洗浄方法について、図6〜図8を基に説明する。
図6は、凝縮器が圧縮機を内蔵する熱源側ユニットと別置きのような場合における、作動冷媒交換前の冷凍サイクル装置を示す冷媒回路図である。図1と同一または相当部分には同じ符号を付し、その説明は省略する。27は室外に設置されるリモート凝縮ユニットであり、高圧ガス管28および戻り液管29により、離れて室内等に設置される熱源側ユニット1に接続されている。なお、この熱源側ユニット1には、圧縮機5、レシーバ7およびアキュムレータ8が内蔵され、リモート凝縮ユニット27との接続ポート31、32も備えられている。また、リモート凝縮器27には凝縮器6と送風機30を有している。つまり、図1と比較すると、凝縮器6が熱源側ユニット1から分離されてリモート凝縮ユニット27に収納され、熱源側ユニット1とは高圧ガス管28および戻り液管29により接続されていることが異なり、それ以外は同じ構成となっている。したがって、本実施の形態2における冷凍サイクル装置の通常運転は、凝縮器6が熱源側ユニット1に内蔵されたものと同じとなる。
この実施の形態の動作は前述の図1で説明した冷凍サイクル装置ものと全く同一であるため説明を省略する。このような実施の形態においては、熱源側ユニット1とリモート凝縮ユニット27間の冷媒の流れを接続する高圧ガス管28、戻り液管29も洗浄対象となる。
図7に、この実施の形態における冷凍サイクル装置と配管洗浄装置14とが接続された配管洗浄運転時の冷媒回路図を示す。熱源側ユニット1における圧縮機5の吐出配管に設けた吐出側接続ポート31は配管洗浄装置14の接続ポート22に繋がれ、また、配管洗浄装置14の液出口ポート23がリモート凝縮ユニット27へ繋がる高圧ガス管28に接続される。また、凝縮器6の出口側と熱源側ユニット1のレシーバ7に連通する接続ポート32の間を接続する戻り液管29、および熱源側ユニット1の液操作弁12と利用側ユニット2の間を接続する液管3は、通常運転時のまま接続を変更しない。配管洗浄装置14の図示には省略しているが、この実施の形態においても実施の形態1で示した図2における配管洗浄装置14と同様に、配管洗浄装置14には異物吸着手段19、圧力調整弁18、開閉弁21、第2の減圧手段17も配設されている。
この冷媒回路において以下のような旧冷媒を用いて洗浄運転を行う。図7中の矢印は冷媒の流れ方向を示す。圧縮機5から出た吐出ガス冷媒は凝縮器6に流入する前に配管洗浄装置14の冷媒−冷媒熱交換器15によって凝縮液化し、高圧ガス管28を通過して凝縮器6へ流れる。そして凝縮器6から流出する液冷媒は、戻り液管29、レシーバ7、液管3、バイパス管26a、26b、ガス管4の順に流通する。すなわち、洗浄対象である既設の冷媒接続配管の高圧ガス管28、戻り液管29、液管3、ガス管4には凝縮液化した冷媒が流通することとなり、それら配管内に残留する鉱油を溶解洗浄する。ガス管4から配管洗浄装置14に流入した液冷媒は、第1の減圧手段16を通過して所定の圧力へ減圧された後、冷媒−冷媒熱交換器15において前述の吐出ガス冷媒を冷却し自身は吸熱蒸発して、ガス出口ポート25およびガス操作弁13からアキュムレータ8を経て圧縮機5へ再び戻り循環して冷凍サイクルを形成する。
本実施の形態であるリモート凝縮ユニットを備えた冷凍サイクル装置の場合の配管洗浄方法においては、この洗浄運転終了後、新冷媒対応の熱源ユニット101および利用側ユニット102に置換する作業とともに、配管洗浄装置14を図8に示すような位置に繋ぎ替える工程を有する。図8は新冷媒対応ユニットに置換後の冷媒回路図であり、図2および図7と同一または相当部分には同じ符号を付し、その説明は省略する。
この工程では、旧冷媒のR22を冷媒回路内から回収し、熱源側ユニット1および利用側ユニット2を新冷媒対応の熱源ユニット101、利用側ユニット102に置換するとともに、液操作弁112と配管洗浄装置14の液入口ポート22を接続し、液出口ポート23を液管3と接続する。また、高圧ガス管28は圧縮機5の吐出側接続ポート131へ、戻り液管29はレシーバ7側接続ポート132に接続される。このとき、リモート凝縮ユニット27は新冷媒対応のものに交換されてもよいし、交換されなくてもよい。
この後の異物吸着手段19に冷媒を流通させる塩化物吸着運転、あるいは冷媒−冷媒熱交換器15を過冷却熱交換器として用いる通常冷凍運転については実施の形態1と同様であるため、説明を省略する。
以上説明したように、この実施の形態2によれば、リモート凝縮ユニットを有する冷凍サイクル装置においても、熱源側ユニット1とリモート凝縮ユニット27を接続する配管、熱源側ユニット1と利用側ユニット2を接続する配管のそれぞれ両者に凝縮液化した冷媒を流通させることができるので、短時間で確実にこれらの既設配管を洗浄することができる。
また、利用側ユニットの冷媒回路の末端をバイパスするようにしているので、利用側ユニットが温度式膨張弁を備えたものであっても、確実に洗浄冷媒を既設配管に流通させることが可能である。
また、利用側ユニット間の圧力差を所定範囲内に保つ圧力差保持手段を配管洗浄装置14内に設けたので、配管仕様によらず、洗浄運転時の冷凍サイクル動作を制御することができる。
また、新たな冷媒に交換した後、冷媒−冷媒熱交換器を過冷却熱交換器として用いるための第2の減圧手段を配管洗浄装置に備えたので、冷媒交換後の冷凍サイクル装置の性能を向上させることができる。
また、本発明の配管洗浄方法では、配管洗浄時に接続した配管洗浄装置を取り外す工程を有しないので、配管洗浄作業工程を簡略化することができる。
本発明の実施の形態1に係る作動冷媒交換前の冷凍サイクル装置の冷媒回路図である。 本発明の実施の形態1に係る配管洗浄運転時の冷媒回路図である。 本発明の実施の形態1に係る配管洗浄運転時の冷媒状態を示すP−h線図である。 本発明の実施の形態1に係る配管洗浄手順を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態1に係る新冷媒対応ユニットに置換後の冷媒回路図である。 本発明の実施の形態2に係る作動冷媒交換前の冷凍サイクル装置の冷媒回路図である。 本発明の実施の形態2に係る配管洗浄運転時の冷媒回路図である。 本発明の実施の形態2に係る新冷媒対応ユニットに置換後の冷媒回路図である。
符号の説明
1 熱源側ユニット、 2 利用側ユニット、 3 液管、 4 ガス管、 5 圧縮機、 6 凝縮器、 7 レシーバ、 8 アキュムレータ、 9 液電磁弁、 10 温度式膨張弁、 11 蒸発器、 12 液操作弁、 13 ガス操作弁、 14 配管洗浄装置、 15 冷媒−冷媒熱交換器、 16 第1の減圧手段、 17 第2の減圧手段、 18 圧力調整弁、 19 異物吸着手段、 20a,20b 電磁弁、 21 開閉弁、 22 液入口ポート、 23 液出口ポート、 24 ガス入口ポート、 25 ガス出口ポート、 26a,26b バイパス管、 27 リモート凝縮ユニット、 28 高圧ガス管、 29 戻り液管、 30 送風機、 31,32 接続ポート、 101 新冷媒対応熱源側ユニット、 102 新冷媒対応利用側ユニット、 105 新冷媒対応圧縮機、 106 新冷媒対応凝縮器、 107 新冷媒対応レシーバ、 108 新冷媒対応アキュムレータ、 109 新冷媒対応液電磁弁、 110 新冷媒対応温度式膨張弁、 111 新冷媒対応蒸発器、 112 新冷媒対応液操作弁、 113 新冷媒対応ガス操作弁、 131,132 新冷媒対応接続ポート。

Claims (7)

  1. 圧縮機、凝縮器を備える熱源側ユニットと、膨張手段、蒸発器を備える1台もしくは複数台の利用側ユニットと、それらを接続する既設の配管により冷媒回路を形成する冷凍サイクル装置の作動冷媒を変更する際の配管洗浄方法において、前記冷媒回路の高圧側と第1減圧手段により減圧された低圧側との間で熱交換する冷媒−冷媒熱交換器を有した配管洗浄装置を前記熱源側ユニットと配管との間に接続するステップと、前記配管の利用側冷媒回路の末端を連通させるバイパス管を接続するステップと、変更前の熱源側ユニットを洗浄媒体搬送手段として、変更前の冷媒で前記配管を洗浄するステップと、前記配管の洗浄運転後に、前記バイパス管を取り外すステップと、前記配管洗浄装置を前記配管から取り外すことなく、前記熱源側ユニットおよび利用側ユニットを新冷媒対応に交換するステップとを備えたことを特徴とする配管洗浄方法。
  2. 前記配管の洗浄運転時に、洗浄媒体である変更前の冷媒を追加充填するステップを備えたことを特徴とする請求項1記載の配管洗浄方法。
  3. 交換前の熱源側ユニットと利用側ユニットを新冷媒対応の熱源側ユニットおよび利用側ユニットにそれぞれ置き換え後、前記配管洗浄装置に設けた異物吸着手段へ冷媒を通過させる異物吸着運転を行うステップを備えたことを特徴とする請求項1記載の配管洗浄方法。
  4. 冷凍サイクルの高圧側流路と低圧側流路との間で熱交換する冷媒−冷媒熱交換器と、前記冷媒―冷媒熱交換器の低圧側流路の上流側に設けた第1減圧手段と、前記冷媒―冷媒熱交換器の高圧側出口と前記第1減圧手段の流入側との間に所定圧力差を保って連通する圧力差保持手段と、を備え、前記冷凍サイクルを形成する圧縮機と凝縮器を有した変更前の熱源側ユニットと、膨張手段と蒸発器を有した変更前の利用側ユニットに接続された既設配管との間に接続されるとともに、前記既設配管に接続した前記利用側ユニットの末端冷媒回路に設けたバイパス管を用いて、前記既設配管を変更前の冷媒で洗浄することを特徴とする配管洗浄装置。
  5. 前記冷媒―冷媒熱交換器の流入出部をバイパスする配管に異物吸着手段を備えたことを特徴とする請求項4記載の配管洗浄装置。
  6. 前記冷媒―冷媒熱交換器の低圧側流路をバイパスする配管に設けた開閉弁と、前記冷媒―冷媒熱交換器の高圧側出口の一端から分岐されて、低圧側入口に合流するバイパス流路に設けた第2減圧装置を備えたことを特徴とする請求項4または請求項5記載の配管洗浄装置。
  7. 前記凝縮器が前記圧縮機を有した熱源側ユニットから分離し、高圧ガス管および戻り液管を介して接続されたリモート凝縮ユニットに収納されたことを特徴とする請求項4乃至請求項6のいずれかに記載の配管洗浄装置。
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