JP3834287B2 - 電子機器及び電子器具洗浄用洗浄性組成物 - Google Patents

電子機器及び電子器具洗浄用洗浄性組成物 Download PDF

Info

Publication number
JP3834287B2
JP3834287B2 JP2002502052A JP2002502052A JP3834287B2 JP 3834287 B2 JP3834287 B2 JP 3834287B2 JP 2002502052 A JP2002502052 A JP 2002502052A JP 2002502052 A JP2002502052 A JP 2002502052A JP 3834287 B2 JP3834287 B2 JP 3834287B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
alkyl
chloride
surfactant
oxy
ethyl
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2002502052A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2003535678A (ja
JP2003535678A5 (ja
Inventor
アルジェンティエリ,アンドレア
ロッシ,セルジョ
シャッラ,ステファノ
ゴクチェ スエル,ムラート
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Procter and Gamble Co
Original Assignee
Procter and Gamble Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Procter and Gamble Co filed Critical Procter and Gamble Co
Publication of JP2003535678A publication Critical patent/JP2003535678A/ja
Publication of JP2003535678A5 publication Critical patent/JP2003535678A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3834287B2 publication Critical patent/JP3834287B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C11ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
    • C11DDETERGENT COMPOSITIONS; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS DETERGENTS; SOAP OR SOAP-MAKING; RESIN SOAPS; RECOVERY OF GLYCEROL
    • C11D3/00Other compounding ingredients of detergent compositions covered in group C11D1/00
    • C11D3/16Organic compounds
    • C11D3/24Organic compounds containing halogen
    • C11D3/245Organic compounds containing halogen containing fluorine
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C11ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
    • C11DDETERGENT COMPOSITIONS; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS DETERGENTS; SOAP OR SOAP-MAKING; RESIN SOAPS; RECOVERY OF GLYCEROL
    • C11D1/00Detergent compositions based essentially on surface-active compounds; Use of these compounds as a detergent
    • C11D1/004Surface-active compounds containing F
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C11ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
    • C11DDETERGENT COMPOSITIONS; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS DETERGENTS; SOAP OR SOAP-MAKING; RESIN SOAPS; RECOVERY OF GLYCEROL
    • C11D17/00Detergent materials or soaps characterised by their shape or physical properties
    • C11D17/04Detergent materials or soaps characterised by their shape or physical properties combined with or containing other objects
    • C11D17/041Compositions releasably affixed on a substrate or incorporated into a dispensing means
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C11ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
    • C11DDETERGENT COMPOSITIONS; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS DETERGENTS; SOAP OR SOAP-MAKING; RESIN SOAPS; RECOVERY OF GLYCEROL
    • C11D3/00Other compounding ingredients of detergent compositions covered in group C11D1/00
    • C11D3/43Solvents
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C11ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
    • C11DDETERGENT COMPOSITIONS; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS DETERGENTS; SOAP OR SOAP-MAKING; RESIN SOAPS; RECOVERY OF GLYCEROL
    • C11D7/00Compositions of detergents based essentially on non-surface-active compounds
    • C11D7/22Organic compounds
    • C11D7/28Organic compounds containing halogen
    • C11D7/30Halogenated hydrocarbons
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C11ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
    • C11DDETERGENT COMPOSITIONS; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS DETERGENTS; SOAP OR SOAP-MAKING; RESIN SOAPS; RECOVERY OF GLYCEROL
    • C11D2111/00Cleaning compositions characterised by the objects to be cleaned; Cleaning compositions characterised by non-standard cleaning or washing processes
    • C11D2111/10Objects to be cleaned
    • C11D2111/14Hard surfaces
    • C11D2111/22Electronic devices, e.g. PCBs or semiconductors

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Oil, Petroleum & Natural Gas (AREA)
  • Wood Science & Technology (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Detergent Compositions (AREA)
  • Cleaning Implements For Floors, Carpets, Furniture, Walls, And The Like (AREA)
  • Cleaning In General (AREA)
  • Cleaning By Liquid Or Steam (AREA)

Description

【0001】
(関連出願の相互参照)
本出願は、2000年6月2日に出願された欧州特許出願番号00111746.4の出願日の優先権を主張する。
【0002】
(発明の技術分野)
本発明は、洗浄性組成物に関する。より詳細には、本発明は、かかる組成物による、電子機器及び電子器具の洗浄に関する
【0003】
(発明の背景)
各家庭には、極めて多くの電子機器が必要とされ、その数は定常的に増加している。多くの西洋家庭では、ラジオ、TVセット、ステレオラック、カメラ、計算機、電話を持ち、そしておそらくこのような装置の少なくとも1つには少なくとも1つのリモートコントロールがある。ごく最近開発された装置であって、さらに21世紀初頭にますます一般的となった装置には、ポータブルパーソナルコンピュータ及びデスクトップパーソナルコンピュータ、パームトップ装置、携帯電話、タッチスクリーンLCDディスプレイ、CD、DVD、MP3オーディオ及びビデオ機器、プレイステーションなどがある。
【0004】
これらの装置は、個人的な環境で使用する場合と商業的な環境で使用する場合の両方において、清浄性及び衛生性という観点から特に問題があった。洗浄し易さという観点よりも、主に技術的な必要性という観点から設計されているため、しばしば、それらは表面に到達すること、及び/又は表面を洗浄することが困難であり、そのような表面の主な例としてはキーボード又はキーパッドであり、これらは何らかの形態でかかる装置の大部分に具備されている。
このようないずれかの装置の洗浄に関するさらなる難題としては、それらが典型的に精密なものであり、さらに水や大部分の他の液体が接触することによって損傷するということである。このような装置に、例えばキーパッドを通して水が浸入すると、このような装置の高度に集積されたコンパクト設計のために、液体が漏電を引き起こし、それによって典型的に修復不可能な損傷を与える。
【0005】
個人的な環境においては清浄性及び衛生性、並びにユーザーにとっての快適性が必要であるほか、このような装置、例えばコンピュータや電話は通常異なるユーザー間で共有されており、特に商業的な環境及びオフィス環境では、特に清浄性が快適な使用に関係しており、清浄性が欠如するとさらに悪影響が広がる危険性がある。さらなる態様では、清浄性は例えばタッチスクリーンLCDディスプレイなどの装置を適切に機能させるために必要な場合がある。
【0006】
電子機器及びその他の精密機器用に、多くの市販の洗浄装置が知られている。ある装置では、単独又は主に汚れや埃などを機械的除去に頼っている。例えば、DE29813015号には、典型的なキーボードの形状に合った形のスポンジが開示されており、DE19609940号には、所定のキーボードの形状に合うように機械的に調整できる多数のブラシを具備する装置が開示されている。DE29715059号には、吸収材料で作成されたくさび型パッドを具備するコンピュータキーボード用の洗浄装置が開示されている。GB2276311号には、手持ちの家具用電気掃除機が開示され、それはまたコンピュータキーボード用としても使用されることが開示されており、米国特許第5,345,651号には同様の使用観点から、電気掃除機用のノズルブラシ付属品が開示されている。
【0007】
特にカメラや光学機器に使用されるブラシ及び拭取表面を具備する製品が、インターナショナル・パークサイド・プロダクツ(International Parkside Products)(カナダ、バンクーバー)からレンズペン(LensPen)という名で販売されている。
他の装置は洗浄液を使用しており、埃及び汚れを純粋に機械的除去にはほとんど頼っていない。例えば、米国特許第5,624,239号には、液体源及び真空装置を具備するポータブル装置が開示されている。ケンジントン(Kensington)(米国、カリフォルニア州)は、コンピュータ、キーボード及びその他のオフィス用機器に使用するための予め濡らしたワイプを販売しているが、このワイプはノートブック及び反射よけスクリーンに好適ではないと言われている。
【0008】
クリーンテックス(CleanTex)(米国、ニューヨーク)は、コンピュータ及びコンピュータスクリーンなどの異なる表面用の種々の洗浄ワイプを販売している。
3M(米国、ミネソタ州)は、商品名キーボードクリーナー(Keyboard Cleaner)として機械的装置及び洗浄溶液を含む3部からなるキットを販売している。
明らかに、極めて多数の化学的組成物が、洗浄要求に対して有用であることが知られている。一部の消費者は、洗剤や万能クリーナー(水で適当に希釈される)などのホームケア製品を家庭で技術機器にも使用していることが知られている。別の選択肢として、例えばコンピュータスクリーン用に推奨されているクリーンテックスワイプ(CleanTex wipe)833号に含まれるイソプロピルアルコールを用いる場合もある。
【0009】
他の組成物は特定の産業用途に有用であることが知られている:米国特許第5,246,618号には、フルオロクロロハイドロカーボン、アルコール及び少なくとも1つのエステルをベースとする組成物、特にプリント回路基板から接着溶剤及び接着溶剤残留物を除去するためのそれら組成物の使用が開示されている。
国際公開特許WO99/38947号には、フッ素化化合物、高極性溶媒及び低極性溶媒を含む有機性組成物が開示されている。洗浄産業において使用される組成物が開示され、好適な使用方法においては洗浄されるべき対象物を沸騰した組成物及びそれらの蒸気で処理する。回路基板及び通電中の電気回路、さらにポリカーボネート及びポリアクリル表面を含む感応性プラスチック表面に好適な組成物が開示されている。
【0010】
米国特許第5,980,642号には、フルオロポリエーテルを含む組成物を用いて表面から水を除く方法が開示されており、この方法は、特にエレクトロニクス及び精密機械分野で使用される。
米国特許第5,780,414号には、洗浄リンス剤として特定のハイドロフルオロポリエーテルからなる溶媒、及び油状物質を除去するためのそれらの使用が開示されている。
日本公開特許JP63178198A2号には、主にトリクロロトリフルオロエタンを含む組成物が開示され、これはワードプロセッサー、パーソナルコンピューター及びキーボードに好適であることが記載されている。塩素化化合物は、オゾン層のオゾンの減少、さらには地球温暖化に関係していることが知られている。このことを考慮すると、極めて多数の消費者が上述したような種類の精巧な電子機器を使用する先進国において、消費者間では環境問題に関する重要な知見があり、このような組成物は大量生産で販売される製品には適切でないということである。従来技術の点から、以下のものを提供するという目的がある:
− 家庭用機器、オフィス用機器、電気又は電子機器、光学機器及び本明細書で列挙した同様の機器に好適な高い洗浄性能を有する洗浄装置及び組成物。
− かかる機器に見出されるプラスチック表面及び精密な表面などの多数の異なる表面に好適な洗浄装置及び組成物。
− 環境にやさしい洗浄装置及び組成物。
− 適用及び使用が容易な洗浄装置及び組成物。
− 使用が安全で、好ましくはユーザーの皮膚にいかなる洗浄性組成物も接触しない洗浄装置及び組成物。
− 電気的に安全な洗浄装置及び組成物。
− さらに埃及び汚れを機械的に取り除く最適な性能を与える洗浄装置。
【0011】
(発明の概要)
本発明は、以下の、
a)20重量%〜98重量%の、少なくとも1つのH−末端パーフルオロポリエーテルと、
b)非フッ素化溶媒と、
c)非イオン性、陰イオン性、陽イオン性、両性、双極イオン性及びこれらの混合物からなる群から選択される界面活性剤であって、
前記非イオン性界面活性剤が、アルコキシル化非イオン性界面活性剤、ポリヒドロキシ脂肪酸アミド類、脂肪酸アミド界面活性剤、アルコキシル化脂肪酸アミド類、脂肪酸のアルキルエステル類、アルキル多糖類、半極性非イオン性界面活性剤、アミンオキシド界面活性剤、第1級又は第3級アミンの群から選択される補助界面活性剤及びこれらの混合物からなる群から選択され;前記陰イオン性界面活性剤が、直鎖状アルキルベンゼンスルホネート類、アルキルエステルスルホネート界面活性剤、式ROSOMの水溶性塩又は酸であるアルキルスルフェート界面活性剤(式中、RはC10〜C24ヒドロカルビルであり、MはH又は陽イオンである)、石鹸の塩、C〜C22の第1級又は第2級アルカンスルホネート類、C〜C24のオレフィンスルホネート類、スルホン化ポリカルボン酸、C〜C24アルキルポリグリコールエーテルスルフェート類、アルキルグリセロールスルホネート類、脂肪族アシルグリセロールスルホネート類、脂肪族オレイルグリセロールスルフェート類、アルキルフェノールエチレンオキシドエーテルスルフェート類、パラフィンスルホネート類、アルキルホスフェート類、アルキルポリグリコールエーテルホスフェート類、イセチオネート類、N−アシルタウレート類、アルキルスクシナメート類及びスルホスクシネート類、スルホスクシネート類のモノエステル類及びスルホスクシネート類のジエステル類、アシルサルコシネート類、アルキル多糖類のスルフェート類、分岐鎖第1級アルキルスルフェート類、アルキルポリエトキシカルボキシレート類、樹脂酸、水素添加樹脂酸、並びに式RO(A)SOMの水溶性塩又は酸であるアルキルアルコキシル化スルフェート界面活性剤(式中、RはC10〜C24アルキル成分を有する無置換のC10〜C24アルキル又はヒドロキシアルキル基であり、Aはエトキシ又はプロポキシ単位であり、mは0より大きく、及びMはH又は陽イオンである)からなる群から選択され;並びに前記陽イオン性界面活性剤が、アンモニウム界面活性剤及び第4級アンモニウム界面活性剤からなる群から選択される界面活性剤と、
d)0.2重量%〜5重量%の水と
を含み、30未満の誘電率を有する、電子機器及び電子器具洗浄用洗浄性組成物に関する。
【0012】
(詳細な説明)
洗浄性組成物
本発明の記載をより詳しく明確なものとするために、本明細書で使用する時、以下の段落においてまず多数の用語を定義する。
本明細書で使用するとき、「フッ素化炭素化合物」という用語は、有機分子を含むいずれかの化合物を示し、各分子は少なくとも1つの炭素原子、少なくとも1つの水素原子及び少なくとも1つのフッ素原子を含む。
本明細書で使用するとき、「パーフルオロ炭素化合物」という用語は、フッ素原子と水素原子の比が少なくとも1:1、好ましくは5:1、より好ましくは10:1、最も好ましくは20:1であるようないずれかのフッ素化炭素化合物を示す。本明細書で使用するとき、「パーフルオロ炭素化合物」という用語は、「部分的にフッ素化された炭素化合物」又は「半フッ素化炭素化合物」と呼ばれる場合のあるいずれかの化合物を含むことを意味する。
【0013】
本明細書で使用するとき、「パーフルオロポリエーテル」という用語は、式CFxy−O−CFx'R’y'(式中、x+y=x’+y’は3であり、R及びR’は各々独立してフッ素原子又はパーフルオロ炭素化合物のいずれであってもよい)において、1以上のエーテル官能基を有するパーフルオロ炭素化合物を示す。パーフルオロポリエーテル化合物の例としては、以下の一般式のものが挙げられる
X−O−(C36O)p−(C24O)q−(CF2O)r−Y
式中:
基(C36O)、(C24O)及び(CF2O)は上記の順序で存在し得るか、又は鎖中にランダムに配置され得る;
基(C36O)、(C24O)及び(CF2O)は直鎖状又は分岐鎖状であることができる;
pは0〜300で変化することができ、qは0〜300で変化することができ、rは0〜300で変化することができ、p、q及びrのうち少なくとも1つは0でない;
X及びYは互いに同一又は異なることができ、パーフルオロアルキル鎖、好ましくは1〜3個の炭素原子を含有するパーフルオロアルキル鎖である。
【0014】
本明細書で使用するとき、「H−末端パーフルオロポリエーテル」という用語は、式CFxy−O−CFx'R’y'(式中、x+y=x’+y’は3であり、R及びR’は各々独立してフッ素原子、水素原子又はパーフルオロ炭素化合物であってもよい)において、1以上のエーテル官能基を有するパーフルオロ炭素化合物を示す。
【0015】
パーフルオロポリエーテル化合物の例としては、以下の一般式のものが挙げられる
X−O−(C36O)p−(C24O)q−(CF2O)r−Y
式中:
基(C36O)、(C24O)及び(CF2O)は、上記順序で存在し得るか、又は前記鎖中にランダムに配置され得る;
基(C36O)、(C24O)及び(CF2O)は直鎖状又は分岐鎖状であることができ、同一の式に対応する直鎖状又は分岐状の基は、同一分子上で同時に存在することができる;
pは0〜300で変化することができ、qは0〜300で変化することができ、rは0〜300で変化することができ、p、q及びrのうち少なくとも1つは0でない;
X及びYは互いに同一又は異なることができ、それらはフルオロアルキル鎖であり、各フルオロアルキル鎖は好ましくは1〜3個の炭素原子及び少なくとも1個、好ましくは1個の水素原子を含有する。
【0016】
「パーフルオロポリエーテル」及び「H−末端パーフルオロポリエーテル」に関する上記構造は、限定的でない例としてのみ与えられ、原理上、他のいずれかのパーフルオロポリエーテル及びこれらの混合物、好ましくは液体は本発明に従う配合物に使用され得る。他の典型的な構造は、例えば、EP0,165,650B1号;EP0,621,298A2号;米国出願特許第3,242,218号;米国特許第3,665,041号;米国特許第3,715,378号;米国特許第3,810,874号に記載されている。
【0017】
本明細書で使用するとき、「電気的に安全(electrosafe)」という用語は、誘電率が30未満、好ましくは25未満、より好ましくは20未満、さらにより好ましくは15未満、なおより好ましくは12未満、さらにより好ましくは10未満、最も好ましくは8未満である液状配合物を示す。
本明細書で使用するとき、「家庭用機器又はオフィス用機器」という用語は、家庭的又は商業的環境で使用される全ての装置、及び消費者に販売されている全ての装置を示す。本明細書で使用するとき、「電子的家庭用機器又は電子的オフィス用機器」という用語は、電子回路を含む全ての家庭用機器及びオフィス用機器を示す。
【0018】
本明細書で使用するとき、「ペン型」という用語は、円筒に含まれると見なされ得る形状を示し、これは高さが50cm未満、好ましくは30cm未満、より好ましくは20cm未満、最も好ましくは15cm未満であり、直径に対する高さの比が約3:1以上、より好ましくは約5:1以上、さらにより好ましくは約7:1以上、最も好ましくは約10:1以上である。
「埃及び汚れ」という用語には、物体の上に付着したいかなる有機又は無機物質をも含み、この物質は、特に清浄性及び清潔性の理由によりその物体上では所望されない。
本発明の洗浄性組成物は、少なくとも1つのフッ素化炭素化合物を含む。本発明の洗浄性組成物では、前記フッ素化炭素化合物は、H−末端パーフルオロポリエーテルである。また、本発明の洗浄性組成物では、その他のパーフルオロポリエーテルを含むこともできる。
【0019】
好ましいパーフルオロポリエーテル及びH−末端パーフルオロポリエーテルは、例えば、商品名ガルデン(Galden)HT200、ガルデンD02、ガルデンD100、H−ガルデン「グラド(grado)B」、H−ガルデン「グラドC」及びH−ガルデン「グラドD」としてアウジモント(Ausimont)(イタリア)から市販されており、より好ましいのはH−ガルデン製品である。
好ましいフッ素化炭素化合物は、優れた洗浄性能を有する。例えば、ごく少量(約0.5ml)の洗浄性組成物は、ポータブルコンピュータのスクリーンから埃、汚れ、グリース、指の跡などを洗浄するのに充分であり、スクリーンの外観を極めて清浄にすることを見出した。洗浄されたコンピュータスクリーンは、指の跡などによって容易に再汚染されなくなることも見出した。
【0020】
これらの化合物は、多数のさらに実用的な利益のためにも好適であり、その1部は優れた洗浄結果に寄与し、その1部は独立した追加的な利益を与える:
好ましいフッ素化炭素化合物は、優れた潤滑性能を有する。優れた潤滑性は、洗浄性組成物の延展性をさらに促進し、スポンジ、ワイプ又はその他の道具で擦るのを容易にする。このことにより、低量で洗浄性組成物を使用でき、この組成物を機器の到達しにくい部位にも到達し易くする。
さらに、本発明の洗浄性組成物は洗浄された表面に輝きを付与することも見出した。プラスチック表面に関しては特に、洗浄とともに優れた輝きが付与され、表面が一新されたような印象を与える。
【0021】
本発明の洗浄性組成物は、好ましくは電気的に安全である。すなわち、本発明の洗浄性組成物は、30未満、好ましくは25未満、より好ましくは20未満、さらにより好ましくは15未満、なおより好ましくは12未満、さらにより好ましくは10未満、最も好ましくは8未満の誘電率を有する。ゆえに、洗浄性組成物が電気又は電子部品と接触するときでさえも、大部分の他の洗浄性組成物及び液体とは逆に、この組成物は、前記部品が電源に接続され、電流が流れていても漏電やその他のいかなる損傷も生じない。このことにより、洗浄性組成物を高価で精密な機器に安全に使用できるよになり、消費者にとっても極めて安心である。
別の態様では、本発明の洗浄性組成物は環境に優しい。電気的に安全な化合物は、しばしば塩素化化合物を含み、これはオゾン層のオゾンの減少に関係し、さらに地球温暖化として知られる問題に寄与していることが知られている。本発明の好ましいパーフルオロポリエーテル、特にH−末端パーフルオロポリエーテルは実質的に塩素を含まず、オゾンを減少させる可能性がゼロであると考えられている。
【0022】
さらなる態様において本発明の洗浄性組成物は、健康の観点からその使用が安全であり、特に皮膚に対して安全であり、これはこのような洗浄性組成物が非常に若い消費者や非常に高齢の消費者を包含する種々の消費者によって使用される場合に重要である。
別の態様では、本発明の洗浄性組成物は低い可燃性をもたらし得、これは、種々の消費者に販売され、極めて種々の状況及び場所で使用及び保存されるような、通電している電気又は電子回路を含有し得る装置に使用される洗浄性組成物にとって重要である。
【0023】
上記考察に加えて、本明細書で用いられる組成物は、容易に分配され、洗浄アプリケータ(10)を使用するのが不便又は難しくなるほどの粘着性又は自己粘性がないように配合されるのが好ましい。好ましくは、本明細書で記載される洗浄性組成物は、液状の洗浄性組成物として配合される。別の方法としては、ゲルとして提供されてもよい。本発明の洗浄性組成物は以下を含む:
a)フッ素化炭素化合物
本発明の洗浄性組成物は、H−末端パーフルオロポリエーテルを含む。また、本発明の洗浄性組成物におけるH−末端パーフルオロポリエーテルの量は、約20重量%〜約98重量%、好ましくは約20重量%〜約96重量%である
【0024】
b)非フッ素化溶媒
本発明洗浄性組成物は、溶媒を含む。また、本発明の洗浄性組成物における非フッ素化溶媒の量は、好ましくは約0.01重量%〜約40重量%、より好ましくは約0.1重量%〜約30重量%、さらに好ましくは約0.2重量%〜約20重量である。さらに、本発明の洗浄性組成物における好ましい非フッ素化溶媒は、アルコール類;グリコール類;ポリアルコール類;エーテル類;ポリエーテル類;ケトン類;パラフィン類;飽和又は不飽和、直鎖又は分岐又は環状炭化水素類;エステル類;及びこれらの混合物からなる群から選択される
上記官能基の各々は、同一の溶媒分子内に同時及び/又は複数箇所に存在することができる。例としては、メタノール、エタノール、プロパノール、イソプロピルアルコール、エチルラクテート、プロピレングリコールプロピルエーテル、プロピレングリコールモノブチルエーテル、2−ブトキシエタノール、2−(2−ブトキシエトキシ)エタノール、C9〜C12イソアルカン類、及びこれらの混合物がある。
【0025】
本発明洗浄性組成物は、界面活性剤及び水をさらに含む。また、本発明の洗浄性組成物は、オイル、防腐剤、静電気防止剤、芳香剤、香り吸収成分及びこれらの混合物を任意成分としてさらに含んでもよい。任意成分は、任意の適量で包含されていてもよい。使用する場合、このような任意成分は、典型的に、洗浄性組成物の、約0.0001重量%〜約50重量%、好ましくは約0.001重量%〜約25重量%、より好ましくは約0.01重量%〜約20重量%含まれる
【0026】
c)界面活性
本発明の洗浄性組成物は、非イオン性、陰イオン性、陽イオン性、両性、双極イオン性界面活性剤及びこれらの混合物からなる群から選択される界面活性剤を含む。
る。
【0027】
(1)非イオン性界面活性剤
本発明の洗浄性組成物における非イオン性界面活性剤は、アルコキシル化非イオン性界面活性剤、ポリヒドロキシ脂肪酸アミド類、脂肪酸アミド界面活性剤、アルコキシル化脂肪酸アミド類、脂肪酸のアルキルエステル類、アルキル多糖類、半極性非イオン性界面活性剤、アミンオキシド界面活性剤、第1級又は第3級アミンの群から選択される補助界面活性剤及びこれらの混合物からなる群から選択される。
ルコキシル化非イオン性界面活性剤としては、エトキシ化及びプロポキシル化非イオン性界面活性剤が好ましい。また、好ましいアルコキシル化非イオン性界面活性剤はアルキルフェノール類の非イオン性縮合物、非イオン性エトキシ化アルコール類、非イオン性エトキシ化/プロポキシル化脂肪族アルコール類、プロピレングリコールと非イオン性エトキシレート/プロポキシレートの縮合物、及びプロピレンオキシド/エチレンジアミン付加物と非イオン性エトキシレートとの縮合生成物の部類から選択することできる。極めて好ましいアルコキシル化非イオン性界面活性剤非イオン性アルコキシル化アルコール界面活性剤であり、これは1〜125モル、特に約50又は1〜15モル、好ましくは11モルまでのアルキレンオキシドと脂肪族アルコールの縮合生成物であり、特にエチレンオキシド及び/又はプロピレンオキシドが、本発明の組成物における無水成分中に含まれる極めて好ましい非イオン性界面活性剤である。脂肪族アルコールのアルキル鎖は直鎖状又は分枝状、一級又は二級であることができ、一般的には6〜22個の炭素原子を含有する。特に好ましいのは8〜20個の炭素原子を含有するアルキル基を有するアルコールと、アルコール1モルについて2〜9モル、特に3、5又は7モルのエチレンオキシドとの縮合生成物である。
【0028】
リヒドロキシ脂肪酸アミド類としては、特に構造式
2CONR1
を有するものを含んでいてもよく、式中、R 1 はH、C118、好ましくはC1−C4ヒドロカルビル、2−ヒドロキシエチル、2−ヒドロキシプロピル、エトキシ、プロポキシ、又はこれらの混合物であり、好ましくはC1−C4アルキル、より好ましくはC1若しくはC2アルキル、最も好ましくはC1アルキル(すなわち、メチル)であり;R 2 はC5〜C31ヒドロカルビル、好ましくは直鎖C5〜C19若しくはC7〜C19アルキル若しくはアルケニル、より好ましくは直鎖C9〜C17アルキル若しくはアルケニル、最も好ましくは直鎖C11〜C17アルキル若しくはアルケニル、又はこれらの混合物であり;Zは鎖に少なくとも3個のヒドロキシルが直接結合した直鎖状ヒドロカルビル基を有するポリヒドロキシヒドロカルビル、又はこれらのアルコキシル化(好ましくはエトキシル化若しくはプロポキシル化)誘導体である。Zは好ましくは還元型アミノ化反応において還元糖から誘導され;より好ましくはZはグリシチルである。
【0029】
発明の洗浄性組成物において、好ましいポリヒドロキシ脂肪酸アミドは、C12〜C14、C15〜C17及び/又はC16〜C18アルキルN−メチルグルカミドである。本発明洗浄性組成物は、C12〜C18アルキルN−メチルグルカミド並びに8〜20個の炭素原子を含有するアルキル基を有するアルコールとアルコール1モルについて2〜9モル及び特に3、5又は7モルのエチレンオキシドとの縮合生成物の混合物を含むのが特に好ましい。ポリヒドロキシ脂肪酸アミドはいずれかの好適な工程によって調製できる。特に好ましい1つの工程が国際特許第9206984号に詳細に記載されている。約95重量%のポリヒドロキシ脂肪酸アミドを含み、脂肪酸エステル及び環状アミドなどの望ましくない不純物が低濃度であり、典型的には約80℃より高い温度で溶融される製品をこの工程で生成できる。
【0030】
肪酸アミド界面活性剤及びアルコキシル化脂肪酸アミド類としては、以下の式
6CON(R7)(R8)、
を有するものが挙げられる。式中、R6は7〜21個、好ましくは9〜17個の炭素原子又はさらに11〜13個の炭素原子を含有するアルキル基であり、R7及びR8はそれぞれ独立して水素、C1〜C4アルキル、C1〜C4ヒドロキシアルキル、及び−(C24O)xHからなる群から選択され、その際xは1〜11、好ましくは1〜7の範囲であり、R7はR8とは異なるものであり、1又は2であるxを有するもの、3〜11又は好ましくは3〜7であるxを有するものが好ましい。
【0031】
肪酸のアルキルエステルとしては、式
9COO(R10
を有するものが挙げられる
式中、R9は7〜21個、好ましくは9〜17個の炭素原子又はさらに11〜13個の炭素原子を含有するアルキル基であり、R10はC1〜C4アルキル、C1〜C4ヒドロキシアルキル、又は(C24O)xHであり、その際xは1〜11、好ましくは1〜7、より好ましくは1〜5の範囲であり、それゆえR10はメチル又はエチル基であることが好ましい。
【0032】
アルキル多糖類としては、6〜30個の炭素原子を含有する疎水性基、及び1.3〜10個の糖単位を含有する多糖類(例えばポリグルコシド)親水性基を有する、1986年1月21日、レナドー(Llenado)に発行された米国特許4,565,647号に開示されているようなものが挙げられる
アルキル多糖類の中でも、好ましいアルキルポリグリコシド類は次式:
2O(Cn2nO)t(グリコシル)x
を有する。式中、R2は、アルキル、アルキルフェニル、ヒドロキシアルキル、ヒドロキシアルキルフェニル、及びこれらの混合物から成る群から選択され、このアルキル基は10〜18個の炭素原子を含有する;nは2又は3であり;tは0〜10であり、xは1.3〜8である。グリコシルは好ましくはグルコースから誘導される。
【0033】
極性非イオン性界面活性剤は特定のカテゴリの非イオン性界面活性剤であり、これらの界面活性剤としては、約10〜約18個の炭素原子を有する1つのアルキル部位と、約1〜約3個の炭素原子を含有するアルキル基及びヒドロキシアルキル基から成る群から選択される2つの部位とを含有する水溶性アミンオキシド;約10〜約18個の炭素原子を有する1つのアルキル部位と、約1〜約3個の炭素原子を有するアルキル基及びヒドロキシアルキル基から成る群から選択される2つの部位とを含有する水溶性ホスフィンオキシド;及び約10〜約18個の炭素原子を有する1つのアルキル部位と、約1〜約3個の炭素原子を有するアルキル及びヒドロキシアルキル部位から成る群から選択される部位とを含有する水溶性スルホキシドが挙げられる。
ミンオキシド界面活性剤としては、以下の式を有するものが挙げられる
【0034】
【化1】
Figure 0003834287
【0035】
式中、R3は、約8〜約22個の炭素原子を含有するアルキル、ヒドロキシアルキル又はアルキルフェニル基又はこれらの混合物であり;R4は、約2〜約3個の炭素原子を含有するアルキレン又はヒドキシアルキレン基又はこれらの混合物であり;xは0〜約3であり;各R5は、約1〜約3個の炭素原子を含有するアルキル又はヒドロキシアルキル基又は約1〜約3個のエチレンオキシド基を含有するポリエチレンオキシド基である。R5基は例えば酸素又は窒素原子を通してお互いに結合でき、環構造を形成する。
【0036】
これらのアミンオキシド界面活性剤としては、とりわけC10〜C18アルキルジメチルアミンオキシド類及びC8〜C12アルコキシエチルジヒドロキシエチルアミンオキシド類が挙げられる。
補助界面活性剤は、第1級又は第3級アミン類の群から選択され第1級アミン類としては、式
1NH2
に従うアミン類が挙げられ、式中R1はC6〜C12、好ましくはC6〜C10アルキル鎖又はR4X(CH2 ) nであり、Xは−O−、−C(O)NH−、又は−NH−であり、R4はC6〜C12アルキル鎖であり、nは1〜5の間、好ましくは3であり、R1アルキル鎖は直鎖状又は分岐状であってもよく、12まで、好ましくは5未満のエチレンオキシド部位で中断されていてもよい。
【0037】
本明細書の上述の式に従う好ましいアミン類はn−アルキルアミン類である。本明細書の使用に好適なアミン類は1−へキシルアミン、1−オクチルアミン、1−デシルアミン及びラウリルアミンから選択されてもよい。その他の好ましい一級アミン類としてはC 8 −C 10 オキシプロピルアミン、オクチルオキシプロピルアミン、2−エチルへキシル−オキシプロピルアミン、ラウリルアミドプロピルアミン及びアミドプロピルアミンが挙げられる。
また、第3級アミン類としては、式R123Nを有する第3級アミン類が挙げられ、式中R 1 及びR 2 はC1〜C8アルキル鎖又は以下の式である
【0038】
【化2】
Figure 0003834287
【0039】
3は、C6〜C12、好ましくはC6〜C10アルキル鎖であるか、又はR3はR4X(CH2nであり、式中、Xは−O−、−C(O)NH−又は−NH−であり、R4はC4〜C12であり、nは1〜5の間、好ましくは2〜3である。R5はH又はC1〜C2アルキルであり、xは1〜6の間である。R3及びR4は直鎖状又は分岐状であってもよく;R3アルキル鎖は、12まで、好ましくは5未満のエチレンオキシド部位によって中断されていてもよい。
好ましい第3級アミン類は、R123Nであり、式中R 1 はC 6 〜C 12 アルキル鎖であり、R 2 及びR 3 はC 1 〜C 3 アルキル又は以下の式である。
【0040】
【化3】
Figure 0003834287
【0041】
式中、R 5 はH又はCH 3 であり、xは1〜2である。
また、好ましいものは以下の式のアミドアミン類である:
【0042】
【化4】
Figure 0003834287
【0043】
式中、R1は、C6〜C12アルキルであり;nは2〜4であり、好ましくはnは3であり;R2及びR3は、C1〜C4である。
本発明の最も好ましいアミン類としては、1−オクチルアミン、1−ヘキシルアミン、1−デシルアミン、1−ドデシルアミン、C 8 10 オキシプロピルアミン、Nココ13ジアミノプロパン、ココナッツアルキルジメチルアミン、ラウリルジメチルアミン、ラウリルビス(ヒドロキシエチル)アミン、ココビス(ヒドロキシエチル)アミン、ラウリルアミンの2モルプロポキシル化物、オクチルアミンの2モルプロポキシル化物、ラウリルアミドプロピルジメチルアミン、C 8 10 アミドプロピルジメチルアミン、及びC 10 アミドプロピルジメチルアミンが挙げられる。
【0044】
本明細書の使用に最も好ましいアミン類は1−ヘキシルアミン、1−オクチルアミン、1−デシルアミン、1−ドデシルアミンである。とりわけ望ましいのはn−ドデシルジメチルアミン及びビスヒドロキシエチルココナツアルキルアミン及びオレイルアミン7倍エトキシ化、ラウリルアミドプロピルアミン及びココアミドプロピルアミンである。
本発明の組成物に包含される場合、本発明の洗浄性組成物は、典型的に0.01重量%〜約40重量%、好ましくは約0.1重量%〜約15重量%のかかる非イオン性界面活性剤及びこれらの混合物を含む。
【0045】
(2)陰イオン性界面活性剤
本発明の洗浄性組成物における陰イオン性界面活性剤は、直鎖状アルキルベンゼンスルホネート類、アルキルエステルスルホネート界面活性剤、式ROSO 3 Mの水溶性塩又は酸であるアルキルスルフェート界面活性剤(式中、RはC 10 〜C 24 ヒドロカルビルであり、MはH又は陽イオンである)、石鹸の塩、C 8 〜C 22 の第1級又は第2級アルカンスルホネート類、C 8 〜C 24 のオレフィンスルホネート類、スルホン化ポリカルボン酸、C 8 〜C 24 アルキルポリグリコールエーテルスルフェート類、アルキルグリセロールスルホネート類、脂肪族アシルグリセロールスルホネート類、脂肪族オレイルグリセロールスルフェート類、アルキルフェノールエチレンオキシドエーテルスルフェート類、パラフィンスルホネート類、アルキルホスフェート類、アルキルポリグリコールエーテルホスフェート類、イセチオネート類、N−アシルタウレート類、アルキルスクシナメート類及びスルホスクシネート類、スルホスクシネート類のモノエステル類及びスルホスクシネート類のジエステル類、アシルサルコシネート類、アルキル多糖類のスルフェート類、分岐鎖第1級アルキルスルフェート類、アルキルポリエトキシカルボキシレート類、樹脂酸、水素添加樹脂酸、並びに式RO(A) m SO 3 Mの水溶性塩又は酸であるアルキルアルコキシル化スルフェート界面活性剤(式中、RはC 10 〜C 24 アルキル成分を有する無置換のC 10 〜C 24 アルキル又はヒドロキシアルキル基であり、Aはエトキシ又はプロポキシ単位であり、mは0より大きく、及びMはH又は陽イオンである)からなる群から選択される。
鎖状アルキルベンゼンスルホネート、アルキルエステルスルホネート界面活性剤としては、ジャーナル・オブ・アメリカン・オイル・ケミスト・ソサエティ(The Journal of the American Oil Chemists Society)の第52巻(1975年)の323〜329ページに従ってガス状SO3でスルホン化されているC8〜C20のカルボン酸(すなわち、脂肪酸)の線状エステルが挙げられる。好適な出発物質は、タロー、パーム油などに由来する天然の脂肪物質を包含する。
好ましいアルキルエステルスルホネート界面活性剤は、以下の構造式を有する:
【0046】
【化5】
Figure 0003834287
【0047】
式中、R3はC8〜C20ヒドロカルビル、好ましくはアルキル又はこれらの組み合わせであり、R4はC1〜C6ヒドロカルビル、好ましくはアルキル又はこれらの組み合わせであり、Mはアルキルエステルスルホネートと水溶性の塩を形成する陽イオンである。好適な塩形成陽イオンとしてはナトリウム、カリウム、及びリチウムなどの金属、並びにモノエタノールアミン、ジエタノールアミン、及びトリエタノールアミンなどの置換又は非置換アンモニア陽イオン類が挙げられる。好ましくは、R3はC10〜C16アルキル、及びR4はメチル、エチル又はイソプロピルである。とりわけ好適なのはメチルエステルスルホネート類であり、式中R3はC10〜C16アルキルである。
【0048】
式:
ROSO3
の水溶性塩又は酸であるアルキルスルフェート界面活性剤、式中、RがC 10〜C24ヒドロカルビル、好ましくはC10〜C20アルキル成分を有するアルキル又はヒドロキシアルキルであり、更に好ましくはC12〜C18アルキル又はヒドロキシアルキルであり、MはH又は陽イオンである。また、陽イオンは、例えばアルカリ金属陽イオン(ナトリウム、カリウム、リチウム)又はアンモニウム又は置換アンモニウム(例えば、メチル、ジメチル及びトリメチルアンモニウム陽イオン、並びにテトラメチル−アンモ二ウム及びジメチルピペリジウム陽イオンのような第4級アンモニウム陽イオン並びにエチルアミン、ジエチルアミン、トリエチルアミン及びこれらの混合物のようなアルキルアミンから誘導される第4級アンモニウム陽イオンなど)などである。典型的に、C12〜C16のアルキル鎖が好ましい。
【0049】
鹸の塩としては、例えば、ナトリウム、カリウム、アンモニウム及びモノ−、ジ−及びトリ−エタノールアミン塩などの置換アンモニウム塩が挙げられる。
スルホン化ポリカルボン酸は、例えば英国特許明細書第1,082,179号に記載されているように、アルカリ土類金属クエン酸塩の熱分解生成物をスルホン化することによって得られる
8〜C24アルキルポリグリコールエーテルスルフェート類は、最高10モルのエチレンオキシドを含む
セチオネート類としては、アシルイセチオネート類などが挙げられる。
ルホスクシネート類のモノエステル類としては、特に飽和及び不飽和C12〜C18モノエステル類が好ましい。
ルホスクシネート類のジエステル類としては、特に飽和及び不飽和C6〜C12ジエステル類が好ましい。
ルキル多糖類のスルフェート類としては、アルキルポリグルコシド(以下に記載する非イオン性の硫酸を持たない化合物)のスルフェート類などが挙げられる。
アルキルポリエトキシカルボキシレート類としては、
RO(CH2CH2O)k−CH2COO-+
有し、式中RがC8〜C22アルキルであり、kが1〜10の整数であり、Mが可溶性の塩形成陽イオンである。
樹脂酸及び水素添加樹脂酸は、トール油中に存在するか又はトール油から誘導される。
【0050】
更なる例は「表面活性剤及び洗剤(Surface Active Agents and Detergents)」(I及びII巻、シュワイツ(Schwartz)、ペリー(Perry)及びバーチ(Berch)著)に記載されている。そのような多様な界面活性剤は一般に米国特許第3,929,678号(ラウリン(Laughlin)ら、1975年12月30日発行)の23段58行〜29段23行(本明細書に参考として組み入れる)に記載されている。
【0051】
式:
RO(A)mSO 3
の水溶性塩又は酸であるアルキルアルコキシル化スルフェート界面活性剤は、式中10〜C24のアルキル成分、好ましくはC12〜C20のアルキル又はヒドロキシアルキル、より好ましくはC12〜C18のアルキル又はヒドロキシアルキルを有する置換10〜C24アルキル又はヒドロキシアルキル基であり、Aはエトキシ又はプロポキシ単位であり、mは0より大きく、典型的には約0.5〜約6の間、より好ましくは約0.5〜約3の間であり、及びMはH又は陽イオンである。ここで、陽イオンとしては、例えば金属陽イオン(例えばナトリウム、カリウム、リチウム、カルシウム、マグネシウムなど)、アンモニウム又は置換アンモニウム陽イオンであることができる。本明細書では、アルキルプロポキシル化スルフェート類並びにアルキルエトキシ化スルフェート類について考慮されている。置換アンモニウム陽イオン類の特定の例としてはメチル−、ジメチル、トリメチル−アンモニウム陽イオン類、及びテトラメチル−アンモニウム陽イオン類及びジメチルピリジニウム陽イオン類などの四級アンモニウム陽イオン類、並びにエチルアミン、ジエチルアミン、トリエチルアミン、これらの混合物などのアルキルアミン類から誘導されるものなどが挙げられる。代表的な界面活性剤はC12〜C18アルキルポリエトキシレート(1.0)スルフェート(C12〜C18E(1.0)M))、C12〜C18アルキルポリエトキシレート(2.25)スルフェート(C12〜C18E(2.25)M)、C12〜C18アルキルポリエトキシレート(3.0)スルフェート(C12〜C18E(3.0)M)、及びC12〜C18アルキルポリエトキシレート(4.0)スルフェート(C12〜C18E(4.0)M)であり、式中Mは簡便にナトリウム及びカリウムから選択される。
【0052】
発明の組成物に包含される場合、本発明の洗浄性組成物は、典型的に0.01重量%〜約40重量%、好ましくは約0.1重量%〜約15重量%のかかる陰イオン性界面活性剤及びこれらの混合物を含む。
【0053】
(3)陽イオン性界面活性剤
本発明の洗浄性組成物における陽イオン性界面活性剤は、アンモニウム界面活性剤及び第4級アンモニウム界面活性剤からなる群から選択される。
ンモニウム界面活性剤としては、アルキルトリメチルアンモニウムハロゲナイドや、以下の式を有する界面活性剤が挙げられる:
[R2(OR3y][R4(OR3y25 + -
式中、R2は、アルキル鎖に約8〜約18個の炭素原子を有するアルキル又はアルキルベンジル基であり、各R3は、−CH2CH2−、−CH2CH(CH3)−、−CH2CH(CH2OH)−、−CH2CH2CH2−及びこれらの混合物から成る群から選択され;各R4は、C1〜C4アルキル、C1〜C4ヒドロキシアルキル、2つのR4基が結合することによって形成されるベンジル環構造、−CH2CHOH−CHOHCOR6CHOHCH2OH(式中、R6は、いずれかのヘキソース又は約1000未満の分子量を有するヘキソースポリマーである)及び水素(yが0のとき)から成る群から選択され;R5は、R4と同一であるか、又はR2プラスR5の炭素原子の総数が約18以下であるようなアルキル鎖であり;各yは0〜約10であり、yの値の総数は0〜約15であり;xはいずれかの相溶性陰イオンである。
4級アンモニウム界面活性剤は、以下の式(I)を有する:
【0054】
【化6】
Figure 0003834287
【0055】
式中、R 1 は短鎖長のアルキル(C 6 〜C 10 )又は以下の式(II)のアルキルアミドアルキルであり:
【0056】
【化7】
Figure 0003834287
【0057】
yは2〜4、好ましくは3である。
上記式中、R 2 はH又はC 1 〜C 3 アルキルであり、
式中、xは0〜4、好ましくは0〜2、最も好ましくは0であり、
式中、R 3 、R 4 、及びR 5 は同一又は異なって、短鎖アルキル(C 1 〜C 3 )又は以下の式(III)のアルコキシル化アルキルのいずれであることもでき、式中、X-は、対イオンであり、好ましくはハライド(例えばクロライド)又はメチルスルフェートである。
【0058】
【化8】
Figure 0003834287
【0059】
6 はC1〜C4であり、zは1又は2である。
好ましい第4級アンモニウム界面活性剤は、式Iで定義されるものであり、ここでR1は、C8、C10又はこれらの混合物であり、xは0であり、
3、R4はCH3であり、R5はCH2CH2OHである。
【0060】
極めて好ましい陽イオン性界面活性剤は、以下の式を有する本組成物に有用な水溶性第4級アンモニウム化合物である:
1234+-(i)
上記式中、R1は、C8〜C16のアルキルであり、R2、R3及びR4の各々は、独立してC1〜C4のアルキル、C1〜C4のヒドロキシアルキル、ベンジル、及び−(C240XHであり、式中xは2〜5の値であり、Xは陰イオンである。R2、R3又はR4のうち1つ以下がベンジルであるべきである。
1の好ましいアルキル鎖長は、C12〜C15であり、特にアルキル基がココナッツ又はパーム種脂肪から誘導される鎖長の混合物であるか、又はオレフィン製造又OXOアルコール合成によって合成的に誘導される。
【0061】
2、R3及びR4の好ましい基はメチル基及びヒドロキシエチル基であり、陰イオンXは、ハライド、メトスルフェート、アセテート及びホスフェートイオンから選択され得る。
本明細書の使用に好適な式(i)の第4級アンモニウム化合物の例は、以下である:
ココナッツトリメチルアンモニウムクロリド又はブロミド;
ココナッツメチルジヒドロキシエチルアンモニウムクロリド又はブロミド;
デシルトリエチルアンモニウムクロリド;
デシルジメチルヒドロキシエチルアンモニウムクロリド又はブロミド;
1215ジメチルヒドロキシエチルアンモニウムクロリド又はブロミド;
ココナッツジメチルヒドロキシエチルアンモニウムクロリド又はブロミド;
ミリスチルトリメチルアンモニウムメチルスルフェート;
ラウリルジメチルベンジルアンモニウムクロリド又はブロミド;
ラウリルジメチル(エテノキシ)4アンモニウムクロリド又はブロミド;
コリンエステル(R1
【0062】
【化9】
Figure 0003834287
【0063】
であり、R234がメチルである式(i)の化合物)。
ジ−アルキルイミダゾリン[式(i)の化合物]。
本明細書に有用な他の陽イオン性界面活性剤はまた、米国特許第4,228,044号(カンブラ(Cambre)、1980年10月14日発行)及び欧州特許出願第000,224号に記載されている。
代表的な陽イオン性界面活性剤成分としては、水不溶性第4級アンモニウム活性成分又はそれらの対応するアミン前駆体が挙げられ、最も一般的に使用されているものはジ長鎖アルキルアンモニウムクロリド又はメチルスルフェートである。
【0064】
これらのうち、好ましい陽イオン性界面活性剤としては以下のものが挙げられる:
1)ジタロージメチルアンモニウムクロリド(DTDMAC);
2)ジ水素添加タロージメチルアンモニウムクロリド;
3)ジ水素添加タロージメチルアンモニウムメチルスルフェート;
4)ジステアリルジメチルアンモニウムクロリド;
5)ジオレイルジメチルアンモニウムクロリド;
6)ジパルミチルヒドロキシエチルメチルアンモニウムクロリド;
7)ステアリルベンジルジメチルアンモニウムクロリド;
8)タロートリメチルアンモニウムクロリド;
9)水素添加タロートリメチルアンモニウムクロリド;
10)C1214アルキルヒドロキシエチルジメチルアンモニウムクロリド;
11)C1218アルキルジヒドロキシエチルメチルアンモニウムクロリド;
12)ジ(ステアロイルオキシエチル)ジメチルアンモニウムクロリド(DSOEDMAC);
13)ジ(タロー−オキシ−エチル)ジメチルアンモニウムクロリド;
14)ジタローイミダゾリニウムメチルスルフェート;
15)1−(2−タロイルアミドエチル)−2−タロイルイミダゾリニウムメチルスルフェート。
【0065】
生分解性第4級アンモニウム化合物は、伝統的に使用されるジ−長鎖アルキルアンモニウムクロリド及びメチルスルフェートの代替物として提案されている。
このような第4級アンモニウム化合物は、カルボキシ基などの官能基によって中断された長鎖アルキル(アルケニル)基を含有する。前記物質は、例えば、EP−A−0,040,562号及びEP−A−0,239,910号などの多数の刊行物に開示されている。
本明細書の第4級アンモニウム化合物及びアミン前駆体は、以下の式(I)又は(II)を有する:
【0066】
【化10】
Figure 0003834287
【0067】
式中Qは、−O−C(O)−、−C(O)−O−、−O−C(O)−O−、−NR4−C(O)−、−C(O)−NR4−から選択される;
1は、(CH2n−Q−T2又はT3であり;
2は、(CH2m−Q−T4又はT5又はR3であり;
3は、C1〜C4アルキル又はC1〜C4ヒドロキシアルキル又はHであり;
4は、H又はC1〜C4アルキル又はC1〜C4ヒドロキシアルキルであり;
1、T2、T3、T4、T5は、独立してC11〜C22アルキル又はアルケニルであり;
n及びmは1〜4の整数であり;及び
-は、相溶性の陰イオンである。相溶性の陰イオンの非限定例としては、クロリド又はメチルスルフェートが挙げられる。
【0068】
アルキル又はアルケニル、鎖T1、T2、T3、T4、T5は、少なくとも11個の炭素原子、好ましくは少なくとも16個の炭素原子を含まなければならない。
鎖は直鎖状であっても分枝状であってもよい。タローは、長鎖アルキル及びアルケニル物質の好都合で安価な供給源である。T1、T2、T3、T4、T5が、タローに代表される長鎖物質の混合物を示すような化合物は特に好ましい。
【0069】
本明細書の使用に好適な第4級アンモニウム化合物の特定の例としては、以下が挙げられる:
1)N,N−ジ(タロイル−オキシ−エチル)−N,N−ジメチルアンモニウムクロリド;
2)N,N−ジ(タロイル−オキシ−エチル)−N−メチル,N−(2−ヒドロキシエチル)アンモニウムメチルスルフェート;
3)N,N−ジ(2−タロイル−オキシ−2−オキソ−エチル)−N,N−ジメチルアンモニウムクロリド;
4)N,N−ジ(2−タロイル−オキシ−エチルカルボニル−オキシ−エチル)−N,N−ジメチルアンモニウムクロリド;
5)N−(2−タロイル−オキシ−2−エチル)−N−(2−タロイル−オキシ−2−オキソ−エチル)−N,N−ジメチルアンモニウムクロリド;
6)N,N,N−トリ(タロイル−オキシ−エチル)−N−メチルアンモニウムクロリド;
7)N−(2−タロイル−オキシ−2−オキソ−エチル)−N−(タロイル−N,N−ジメチル−アンモニウムクロリド;及び
8)1,2−ジタロイル−オキシ−3−トリメチルアンモニオプロパンクロリド;
及び上記いずれかの物質の混合物。
【0070】
発明の組成物に包含される場合、本発明の洗浄性組成物は、典型的に0.01重量%〜約40重量%、好ましくは約0.1重量%〜約15重量%のかかる陽イオン性界面活性剤及びこれらの混合物を含む。
【0071】
(4)両性界面活性剤
両性界面活性剤としては、第二級又は三級アミンの脂肪族誘導体、又は脂肪族基が直鎖又は分枝鎖であることができる複素環式二級及び三級アミンの脂肪族誘導体を挙げることができる。脂肪族置換基の1つは少なくとも約8個の炭素原子、典型的には約8〜約18個の炭素原子を含有し、少なくとも1つは陰イオン性水溶性基、例えばカルボキシ、スルホネート、スルフェートを含有する。米国特許第3,929,678号(ラフリン(Laughlin)ら、1975年12月30日発行)、19段18−35行の両性界面活性剤の例を参照されたい。
【0072】
発明の組成物に包含される場合、本発明の洗浄性組成物は、典型的に0.01重量%〜約40重量%、好ましくは約0.1重量%〜約15重量%のかかる両性界面活性剤及びこれらの混合物を含む。
【0073】
(5)双極イオン性界面活性剤
双極イオン性界面活性剤としては、第二級及び三級アミンの誘導体、複素環式二級及び三級アミンの誘導体、又は四級アンモニウム、四級ホスホニウム若しくは三級スルホニウム化合物の誘導体を挙げることができる。米国特許第3,929,678号(ラフリン(Laughlin)ら、1975年12月30日発行)、19欄38行〜22欄48行の双極イオン性界面活性剤の例を参照されたい
【0074】
本発明の組成物に包含される場合、本発明の洗浄性組成物は、典型的に0.1重量%〜約40重量%、好ましくは約0.1重量%〜約15重量%のかかる双極イオン性界面活性剤及びこれらの混合物を含む
d)水
本発明の洗浄性組成物はさらに水を含む。また、本発明の洗浄性組成物における水の量は、0.2重量%〜5重量%である。
【0075】
(任意成分)
.オイル
提案される洗浄性組成物に使用される他の好適な種類の成分は、オイル、又は一般に水に対して完全に又は部分的に非混和性のいずれかの疎水性液状物質である。
オイルは、洗浄性組成物の疎水性部分を構成し、特に疎水性ガス状汚染物質、例えば揮発性芳香族化合物の吸収に好適である。オイルは、例えば、当該技術分野で周知の多数の方法により乳化又はミクロ乳化することができる。
本願に好適なオイルの例には、パラフィン類(直鎖状又は分岐状炭化水素類、例えば、スクアラン)、脂肪酸類(オレイン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、リノール酸)及びそれらのグリセリド類、天然オイル類(パーム油、ココヤシ油、亜麻仁油、ヒマシ油、綿実油、大豆油)並びにこれらの混合物がある。
【0076】
本発明の組成物に包含される場合、本発明の洗浄性組成物は、典型的に0.001重量%〜約40重量%、好ましくは約0.01重量%〜約20重量%、最も好ましくは0.1重量%〜約15重量%のかかるオイルを含む。
【0077】
.静電気防止剤
本発明の極めて好ましい洗浄性組成物は、静電気防止剤を含む。使用する場合、このような静電気防止剤は、典型的に組成物の0.001重量%〜8重量%、好ましくは組成物の0.01重量%〜5重量%を含む。好ましい静電気防止剤としては、ナショナル・スターチ・アンド・ケミカル・カンパニー(National Starch and Chemical Company)からVERSAFLEX157、207、1001、2004及び7000として入手可能なスルホン化ポリマーのシリーズ、及びクローダからのクローダスタット(Crodastat)100及び200などの高分子界面活性剤、並びにこれらの混合物が挙げられる。静電気防止剤としてはまた、ポリ(エチレングリコール)ラウレート類、ポリ(エチレングリコール)オレエート類、脂肪族アミド類及びこれらの混合物が挙げられる。
【0078】
.芳香剤/香料
本発明の洗浄性組成物はまた、機器から悪臭を除去したことを知らせる快い香りによって、任意に「香りのシグナル」を提供し得る。香りのシグナルは、少しの間香りを与えるように設計されており、臭いに打ち勝つように、又は、臭いのマスキング成分として使用されるように設計されていない。香料を香りのシグナルとして加えるときは、極めて低濃度、例えば洗浄組成物の約0重量%〜約1.0重量%、好ましくは約0.003重量%〜
約0.3重量%、さらに好ましくは約0.005重量%〜約0.2重量%の濃度でのみ添加される。
強めの香りが好ましい場合は、比較的高濃度の香料が添加され得る。いかなる種類の香料も本発明の組成物に組み込むことができる。
【0079】
.抗細菌剤
本発明の組成物はさらに抗菌剤を含んでいてもよい。好ましい抗細菌剤は、以下の種類を含む殺菌剤及び消毒化合物である:塩素及び塩素化合物;ヨウ素及びヨウ素化合物;過酸素化合物;オゾン;アルコール;フェノール性化合物;第4級アンモニウム抗菌剤化合物;表面活性剤;酸−陰イオン性化合物;両性化合物;クロルヘキシジン;窒素化合物;高分子抗菌剤;水銀;有機スズ化合物;銅及び亜鉛防腐剤。上記官能基の各々は、同一の抗細菌剤分子に同時に及び/又は複数箇所で存在できる。例としては以下のものがある:塩化ベンザルコニウム、置換塩化ベンザルコニウム、塩化セチルピリジニウム、塩化N−(3−クロロアリル)ヘキサミニウム、臭化ドミフェン、塩化ベンゼトニウム、塩化メチルベンゼトニウム、次亜塩素酸ナトリウム、クロロアゾジン(chloroazodin)、トリヨードメタン、過酢酸、過酸化水素、メチルアルコール、エチルアルコール、フェニルエチ
ルアルコール、イソプロピルアルコール、ベンジルアルコール、フェノール、p−クロロフェノール、ドデシルベンゼンスルホン酸、ナフタレンスルホン酸、1,3,5,7−テトラ−アザ−アダマンタンヘキサメチレンテトラミン、メチレンビスチオシアネート、4−ピリジンメタノール、2−メルカプトベンゾチアゾール、2−ブロモ−2−ニトロ−1,3−プロパンジオール、ドデシルモルホリン−N−オキシド、サリチルアニリド、ジベンズピリジントリ−ブチルスズメタクリレート−メチルメタクリレートポリマー、ポリ(ヘキサメチレンビグアニド)塩酸塩、トリシクロヘキシルスズ水酸化物、ビス(トリブチルスズ)スルフィド、及びこれらの混合物。使用する場合、このような抗細菌剤は、典型的に組成物の0.001重量%〜8重量%、好ましくは組成物の重量の0.01重量%〜5重量%を構成する。
【0081】
.臭気吸収成分
本発明の組成物はさらに、任意のシクロデキストリン又はゼオライト、又はその他の臭い吸収成分、並びにこれらの混合物を含んでいてもよい。これは、組成物に臭い吸収性能を与え、特に悪臭を抑制するために無生表面に適用するのに有用である。
【0082】
本明細書において使用するとき、「シクロデキストリン」という用語は、6〜12個のグルコース単位を含有する非置換シクロデキストリンのような、既知のシクロデキストリン、特にα−シクロデキストリン、β−シクロデキストリン、γ−シクロデキストリン及び/又はそれらの誘導体、及び/又はそれらの混合物のいずれかが含まれる。好ましいシクロデキストリンは、例えば、セレスター(Cerestar)USA社及びワッカーケミカルズ(Wacker Chemicals)社(米国)から入手可能である。
使用条件における使用組成物中のシクロデキストリンの典型的濃度は、組成物の約0.01重量%〜約5重量%、好ましくは約0.1重量%〜約4重量%、さらに好ましくは約0.2重量%〜約2重量%である。
【0083】
洗浄性組成物の例
前述の記載を十分考慮して、以下に洗浄性組成物の好ましい実施例を示すが、これらに限定されることを意図するものではない。
【0084】
(実施例)
実施例1(参考例)
【0085】
【表1】
Figure 0003834287
【0086】
実施例2(参考例)
【0087】
【表2】
Figure 0003834287
【0088】
実施例3(参考例)
【0089】
【表3】
Figure 0003834287
【0090】
実施例4(参考例)
【0091】
【表4】
Figure 0003834287
【0092】
実施例5(参考例)
【0093】
【表5】
Figure 0003834287
【0094】
適用及びアプリケータ
本明細書に開示されている組成物を、多くの異なる方法において表面に適用することができる。例えば、それらを、いずれかの好適な容器から、例えば、スポンジキャップを有するボトル、スプレーボトル(トリガー又は圧力若しくは電気的手段、又はその他の手段によって作動される)、ブラシ、エアゾール缶、滴下デリバリーシステム(drop-by-drop delivery systems)、カセット形態又はクリーニングキットにおけるビデオ及びオーディオ磁気ヘッドクリーナーなどによって、処理用に選択された領域に注いでもよく;いずれかの材料、例えば、紙、テクスタイル材料、不織布材料、又は連続気泡又は独立気泡発泡体で作製された、パッド、ワイプ、濡れワイプ、タオルワイプ、布又はスポンジを洗浄性組成物の適用、すなわち組成物の延展、又は組成物の除去に用いてもよい。
【0095】
洗浄すべき対象物と接触させ、それに洗浄性組成物を適用するのに使用されるアプリケータ(10)に一体化した部分又は分離した部分のいずれも、本明細書では適用装置(40)と呼ぶ。特定のアプリケータ(10)に関して適用装置(40)は洗浄性組成物の収納装置と一体化しているが(ある例では洗浄液体で予め濡らしたワイプである)、本発明の好ましいアプリケータ(10)は、収納装置から分離され、好ましくはそれらと一時的又は永続的に液体の輸送ができるような適用装置(40)を具備している。
【0096】
より好ましくは、少量で制御され易い量の洗浄性組成物を適用することのできるアプリケータ(10)が使用される。さらにより好ましくは、アプリケータ(10)によりユーザーは洗浄性組成物を選択された表面領域に延展することもできる。最も好ましくは、アプリケータ(10)はまた、埃及び汚れ、そして過剰の洗浄性組成物を機械的に除去及び回収できる。
好適なアプリケータ(10)は、容器、例えば、好ましくは小型の開口部を備えた小型のプラスチックボトルを具備し、例えば、それはノズル、エアゾール及びポンプスプレーアプリケータ(10)、例えばペン先を備えたペン型アプリケータ(10)などである。極めて好ましいアプリケータ(10)はさらに、一体化されたワイピング表面を具備していてもよく、追加的なブラシ(30)を具備していてもよい。
【0097】
好ましくはアプリケータ(10)はポータブルであり、より好ましくはポケット又はハンドバックに簡便に携帯できるような形態であり、より好ましいアプリケータ(10)は上記で定義されたようなペン型を有し、そのためその形状が万年筆に似ている。任意に、アプリケータ(10)はクリップ(18)を具備していもよい。
本発明の好ましいアプリケータ(10)は、特定の圧縮抵抗を示し、好ましくはまた摩擦抵抗に対する特定の圧縮抵抗比を示す適用装置(40)を具備している。
【0098】
埃や汚れを機械的に充分除去するためには摩擦が最小となる必要があり、そして適用装置(40)が表面を楽に移動又はワイプできるように最大摩擦を超えないようにしなければならないので、適用装置(40)の摩擦抵抗は特定の範囲であるべきである。この範囲は、以下に特定する、圧縮抵抗と摩擦抵抗の好ましい比から得られる。
【0099】
適用装置(40)の圧縮抵抗はまた、好ましくは特定の範囲に制限される:圧縮可能な、すなわち柔らかい適用装置(40)は、使い易く、洗浄されるべき対象物の外形に良く沿うものであり、(洗浄性能が改善される)。例えば、キーボードを洗浄する場合(この場合、キーを押し出すことによって生じた凹部に適用装置(40)が達する場合にのみ完全な洗浄が行われる)、上記のように対象物の外形に良く沿うことが特に所望される。反対に圧縮しすぎる適用装置(40)は、アプリケータ(10)の固硬い部分、例えばスポンジ取り付け具(42)が洗浄されるべき対象物と接触して、引っ掻き傷などの損傷を生じる危険がある。
【0100】
好ましくは、適用装置(40)は、0.1kPa〜500kPa、より好ましくは0.5kPa〜200kPa、最も好ましくは1kPa〜100kPaの圧縮抵抗を示す。
本発明によれば、驚くべきことに、適切な摩擦抵抗は所定の圧縮抵抗率をもとに選択されるべきであり、例えば、極めて圧縮性の高い適用装置(40)は、典型的に、余分な圧力をかけずにユーザーにより取り扱われ、そのため埃及び汚れを機械的によく除去するためには十分な摩擦抵抗を有するべきであることが見出された。本発明の極めて好ましい適用装置(40)は、0.01〜1、より好ましくは0.02〜0.7、最も好ましくは0.1〜0.5の圧縮抵抗と摩擦抵抗の比を示す。
【0101】
本発明のアプリケータ(10)の非限定例を図1〜3に示す。これらの図面からもわかるように、本発明によれば、極めて好ましいアプリケータ(10)は、スポンジ(40)を具備する。最も好ましくは、このようなスポンジ(40)はアプリケータ(10)に取り外し可能に接続されており、他のスポンジ(40)と交換できる。好ましくは、このようなスポンジ(40)は取り付け具(42)を備えており、アプリケータ(10)と取り外し可能に接触している。スポンジ(40)が汚れた場合には、他のスポンジ(40)と交換するのが望ましい。このように交換することは、異なる洗浄要求に対して異なる大きさ及び形状のスポンジを使用する場合にも望ましい。例えば、消費者は、TVセットを洗浄するために大きな三角形のスポンジ(40)を、キーボードを洗浄するために小さなスポンジ(40)を使用してもよい。好ましくは、スポンジ(40)はそれぞれの取り付け具とともに交換される。
【0102】
本発明によれば、好ましくは電気的に安全な洗浄性組成物を用いて家庭用及びオフィス用機器に使用される特に好ましい適用装置(40)は、傾斜したワイピング表面を有する適用装置(40)であることが判明している。本明細書で使用するとき、「傾斜したワイピング表面」という用語は、長手方向の軸に対して垂直な面に関して傾斜したワイピング表面を示す。アプリケータ(10)の長手方向の軸は、アプリケータ(10)を使用するユーザーの前腕に対して実質的に平行であり、好ましくはペン型アプリケータ(10)に関して図1に示されるようにアプリケータ(10)の対称軸Lのことをいう。傾斜角度は10°〜40°間が好ましく、25°〜35°の傾斜角が特に好ましい。このような傾斜したワイピング表面は、置かれている表面に対して典型的に傾斜しているようなコンピューターキーボードを洗浄するのに特に有用であることが判明している。
【0103】
本発明によれば、好ましくは電気的に安全な洗浄性組成物を用いて家庭用及びオフィス用機器に使用されるのに特に好ましいスポンジ(40)は、直線状のエッジを具備する適用装置(40)であることが判明している。本明細書で使用するとき適用装置(40)は直線状のエッジを具備しており、ワイピング表面と平行に隣接した適用装置(40)の断面が直線状である場合に、本発明の直線状のエッジを具備する好ましい適用装置(40)は、半円、矩形、四角形、三角形又は二等辺三角形の形状を有し、後者が最も好ましい。直鎖状エッジを具備する適用装置(40)は、より大きな表面、例えばTVセット及びスクリーンの洗浄に特に有用であることが判明している。
【0104】
本発明のある好ましい実施形態では、アプリケータ(10)はスポンジ(40)のセットを有するキットとして提供され、このセットは、好ましくは2〜5つのスポンジ(40)を備えている。スポンジ(40)の極めて好ましいセットを図4a〜6bに示す。このセットは3つのスポンジ(40)を含む。第1のスポンジ(40)の断面(アプリケータ(10)の長手方向の軸に対して垂直である)は、実質的に円形で、約16mmの直径を有する(図4a参照)。このスポンジ(40)は、長手方向の軸に対して垂直な平面に平行にカットされておらず、この平面に対して約30°の角度を形成している(図4b参照)。このスポンジ(40)は、コンピュータキーボードの洗浄に特に有用であることが判明している。また、(アプリケータ(10)の長手方向の軸に対して垂直である面において)円形の断面を有し、約35mmの直径を有する第2のスポンジ(40)が具備されている(図5a参照)。このスポンジ(40)のワイピング表面は、長手方向の軸に対して実質的に垂直である(図5b参照)。この大きさ及び形状のスポンジ(40)は、例えばHi−fi機器の洗浄に最も有用であることが判明している。(アプリケータ(10)の長手方向の軸に垂直な平面における)断面が三角形であり、より詳細には各辺の基線長が約55mmの二等辺三角形の形状を有する第3のスポンジ(40)が具備されている(図6a参照)。ワイピング表面は、アプリケータ(10)の長手方向の軸に対して実質的に垂直である(図6b参照)。このスポンジ(40)の大きさ及び形状は、より大きな表面、例えばTVセットのスクリーンの洗浄に特に有用であることが判明している。もちろん、本発明は特にスポンジ(40)のセット又はいかなる形状(すなわち、任意の断面及び厚みを含む)、大きさ及び材料のスポンジ(40)に限定されない。また、ワイピング表面は、いずれかの角度で長手方向の軸に対して垂直な平面に関して傾斜していてもよい。
【0105】
いかなるスポンジ(40)も好適である一方、最も好ましいものは二層スポンジ(40)であり、これは好ましくは独立気泡発泡体層及び連続気泡発泡体層を含む。好ましくは、洗浄されるべき装置に接触する層の圧縮抵抗は、0.5kPa〜10kPa、より好ましくは1kPa〜4kPaであり、スポンジの取り付け具と接触する層の圧縮抵抗は、1kPa〜200kPa、より好ましくは5kPa〜100kPaである。連続気泡発泡体層は洗浄性組成物をよく吸収し分配する。そのため、このような層を洗浄すべき装置と接触させるのに使用するのが好ましい。しかし、連続気泡発泡体から得られる大きなスポンジ(40)の場合には特に、スポンジ(40)の吸収能力が非常に大きくなり、必要量より多くの洗浄性組成物が吸収され、しばしば高価な洗浄性組成物が使用されないまま残ることになる。そのため、好ましい二層スポンジ(40)は、スポンジ(40)の取り付け具(42)と接触する部位に独立気泡発泡体を使用する。このような独立気泡発泡体層は吸収能力が非常に低く、容易に洗浄性組成物を移動させるが、柔らかく可撓性であるため、洗浄されるべき対象物とワイピング表面がよく接触できるようになり、さらに柔らかく穏やかに洗浄でき、スポンジ(40)の取り付け具(42)と洗浄されるべき装置との接触を妨げるようなダンピング性能を有する。
【0106】
本発明の好ましいアプリケータ(10)はまた、洗浄性組成物の収納装置を具備している。最も好ましくは、このような収納装置は、アプリケータ(10)のメインシャーシ(12)に合うようにカートリッジ(20)の形状で提供されるが、それは分離した部品であり、別のカートリッジ(20)と交換できる。このようなカートリッジ(20)は、詰め替え可能なカートリッジ(20)であってもよく、詰め替え不可能なカートリッジ(20)であってもよい。カートリッジ(20)は、洗浄性組成物のためにポンピング装置(22)を具備していてもよく、又はポンピング装置(22)はカートリッジ(20)とは別に提供されてもよい。本発明の最も好ましい実施形態において、詰め替え不可能なカートリッジ(20)は、カートリッジ(20)をシールするポンプ(22)と共に提供され、消費者は洗浄性組成物と接触することはない。ポンピング装置(22)のいずれも本発明に適応するが、好ましいポンピング装置(22)は、アプリケータ(10)に合うように大きさが小さく、ポンピング装置(22)が作動するたびに予め設定された少量の洗浄性組成物を供給する。ポンプ(22)が作動するたびに放出される洗浄性組成物の好ましい量は、0.01ml〜0.1ml、より好ましくは0.05ml〜0.1mlである。好ましくは、収納装置は、1ml〜100mlの洗浄性組成物、より好ましくは3ml〜20ml、最も好ましくは5ml〜10mlの洗浄性組成物を収納できる。
【0107】
本発明の特に好ましいポンピング装置(22)は、収納装置まで伸びた毛管(24)と組み合わされ、洗浄性組成物と液体の輸送ができる小型のポンプである。
このような機械的な圧力によるポンピング装置(22)によって、毛管(24)中に存在する所定量の洗浄性組成物が放出されるようになる真空が作り出される。
【0108】
このような機構は、製造が安価であるだけでなく、ポンプ(22)が作動するたびに予め決められた量の洗浄性組成物を放出することもできる。本発明に特に関連する、かかるポンピング装置(22)のさらなる態様において、この装置は、上下逆さま又は水平に保持された場合には作動できない:ポンピング装置(22)及びカートリッジ(20)が上下逆さま又は水平に保持された場合、毛管(24)の末端が洗浄性組成物と液体の輸送ができなくなり、洗浄性組成物が放出されない。典型的には、ポンピング装置(22)は、ポンピング装置(22)上のスポンジ(40)及びスポンジ(40)取り付け具を介して圧力が負荷されることによって作動する。そのため、ポンピング装置(22)は、スポンジ(40)が洗浄性組成物を延展するために使用される場合に自動的に作動し得る。しかし、装置を洗浄性組成物の延展に使用した場合、典型的にそれは上下逆さま又は水平に保持されるため、上述のポンピング装置(22)が使用された場合の洗浄性組成物の自動放出が防止される。
【0109】
好ましくは、アプリケータ(10)のメインシャーシ(12)には、カートリッジにどの程度洗浄性組成物が残っているかを示す視覚的な指示器が提供されている。好ましくは、このような視覚的な指示器は、断続的な壁又は窓(14)の形状でメインシャーシ(12)に存在する。
【0110】
本発明のアプリケータ(10)は、任意にブラシ(30)を備え得る。このようなブラシ(30)は、いずれかの合成物質又は毛髪を包含するいずれかの物質で製造でき、好ましい物質はPET及びナイロンである。ブラシ(30)は、表面の埃取りに使用できる。この埃取りは、洗浄性組成物の適用から独立していてもよく、又は洗浄性組成物の後の適用のための準備工程であってもよい。図1〜3で示されるアプリケータ(10)の好ましい実施形態において、ブラシ(30)は、アプリケータ(10)のメインシャーシ(12)に移動可能に接続されたプロテクターをスライドせることによって保護される。ブラシ(30)を使用しない場合には、スライドブラシプロテクター(32)は完全にブラシ(30)を覆う。ブラシ(30)を使用する場合、プロテクター(32)をメインシャーシ(12)から取り外すことができる。
【0111】
本発明によれば、洗浄性組成物及び洗浄アプリケータ(10)並びにその他の部品をキットの形態で提供するよう考えられている。「スターターキット」と呼ばれるこのようなキットの好ましいものは、1つのスポンジ(40)及びスポンジ取り付け具(42)、並びに1つのカートリッジ(20)を包含する完全なアプリケータ(10)を具備していてもよく、さらにいずれかの数の、好ましくは1又は2の追加的なカートリッジ(20)及びスポンジ(40)、並びにスポンジ取り付け具(42)を具備していてもよい。スポンジ(40)の特に好ましいセットは、図4a〜6bに描かれた3つのスポンジ(40)のセットである。スターターキットはまた、洗浄性組成物を含むカートリッジをさらに具備していてもよい。
【0112】
「再充填キット(refill kit)」と呼ばれる本発明のさらに好ましいキットは、洗浄性組成物を含むいずれかの数のカートリッジを具備していてもよく、さらに交換用スポンジ(40)を具備していてもよい。交換スポンジ(40)は、各々のスポンジ取り付け具(42)とともに又はなしで提供されてもよい。
【0113】
本明細書に開示されている洗浄性組成物が、いかなる種類のオフィス用及び家庭用機器にも使用されるのに極めて好適であることが判明した。電力が、典型的に電力ケーブルを介して外部から供給されるか、又は例えば電池や太陽電池などによって内部から供給されるどうかにかかわらず、本発明の洗浄性組成物を、電力によって作動する装置群に属する装置に使用するのが好ましい。本発明の洗浄性組成物を、電子回路を含む装置群に属する装置に使用するのがさらにより好ましい。本発明の洗浄性組成物を、例えばレンズなどの光学部品を含む装置群に属する装置に使用するのも好ましい。本発明の洗浄性組成物を、ハウジング、ボックス、シャーシ、フレームなどによって内包される装置群に属する装置に使用するのが極めて好ましい。本発明の洗浄性組成物を、例えばキーボード、キーパッド、タッチスクリーン、シングルスイッチ又はスイッチセットを含むようなユーザーインターフェースを含む装置群に属する装置に使用するのも極めて好ましい。本発明の洗浄性組成物を、2つ、好ましくは3つ、最も好ましくは上記で定義された装置群の全てにあてはまる装置に使用するのが最も好ましい。
【0114】
開示された洗浄性組成物に極めて好適である装置の例としては、全てのオーディオ及びビデオ装置、すなわち:TVセット、Hi−fiステレオセット及びそれらの構成物品(カセットプレーヤー、チューナー、ターンテーブル、アンプ、ラウドスピーカー;など)及びフロントパネル、ビデオテープレコーダー、MP3プレイヤー、CD/DVDプレイヤー、電子ピアノのような楽器、指定商品のポータブル装置(一般に「ウォークマン(登録商標)」と呼ばれる装置を含む)、及びこのようないずれかの装置のリモートコントローラーが挙げられる。
他の例としては、パーソナルコミュニケーション装置、すなわち卓上電話及び携帯電話、ファックス及び留守番電話が挙げられる。
【0115】
さらなる例としては、光学機器、すなわち、フォトカメラ及びビデオカメラ、カムコーダー、拡大レンズ、眼鏡及びプロジェクターが挙げられる。
さらなる例としては、データ処理装置及び関連装置、すなわち、パーソナルデスクトップ、ポータブルコンピュータ、パームトップコンピュータ、パーソナルオルガナイザー並びにプリンタ、記憶装置、スキャナ及びキーボードなどの周辺機器、LCDスクリーン、CRTスクリーン、モニター及びタッチLCDスクリーンが挙げられる。
なおさらなる例としては、多数のポータブル装置、すなわち、手持ちの又はデスクトップ電子ゲーム(このような装置は、しばしば「ゲームボーイ(登録商標)」(又は「プレイステーション(登録商標)」と呼ばれる)が挙げられる。
【0116】
なおさらなる例としては、オフィス及びビジネス機器、すなわちコピー機、レジ端末(cashier terminals)、計算機が挙げられる。
なおよりさらなる例としては、家電製品、例えば、コーヒーメーカー、トースター、湯沸し機、オーブン、及びそれらのフロントパネル、食器洗い機及びそれらのパネル、冷蔵庫、掃除機、工具及び電動工具(例えば、電気ドリル)などが挙げられる。
なおさらなる例としては、貴重品(precious items)、すなわち、時計、宝石、硬貨、銀器などが挙げられる。
他の例としては、航空機、船舶、自動車、電車のコントロールパネル及びディスプレイ、並びにその他のいずれかの電子装置又は計器が挙げられる。
【0117】
なおさらなる例としては、発電所設備、化学工場設備、機械工場設備、水処理工場設備、テクスタイル工場設備、薬品工場設備、食品及び飲料処理工場設備、及び一般にいずれかの産業工場設備のコントロールパネルが挙げられる。
なおさらなる例としては、全ての種類の科学装置及び機器、例えば、電子顕微鏡、分光分析装置、原子吸光分光装置、質量分析計、ガスクロマトグラフィー、HPLC、屈折計、NMRスペクトロメーター、並びに光学部品を含むいずれかの種類のスペクトロメーターが挙げられる。
【0118】
なおさらなる例としては、医療用途用のいずれかの診断装置及び機器、例えば、超音波検査器;X線装置、コンピュータ体軸断層撮影(computerized axial tomography)、シンチグラフィー、NMR、及びその他のいずれかの放射線装置;電気記録器、超音波心臓検査計、外科手術における電子機器、血圧測定装置;眼科学に使用される装置及び機器;臨床分析に使用される装置及び機器;医療用途に一般に使用されるいずれかの精密器具、特に電子及び/又は光学部品を含むものが挙げられる。
【0119】
摩擦抵抗
本明細書で使用するとき、摩擦抵抗とは、単位接触面積に対する摩擦力のことをいい、以下のように測定される:適用装置をプリント二軸往復リグ(Plint dual axis reciprocating rig)(例えば、モデルTE75R、MRPRA RUBBER CONSULTANTS)のアームにクランプする。接触表面に対するファブリック処理用アプリケータの角度を接触面積が最大となるように調節する。クランプの配置に、適用装置に対して消費者が現実に負荷する3Nの垂直方向の荷重Rを負荷する。次いで摩擦係数を、適用装置と、フラットなアルミニウム板に両面接着されて取り付けられた厚み2mmのソフトラバーによって与えられる柔軟な片方の表面上に取り付けられた窓ガラス表面間で測定する。適用装置を、実施例1で得られた組成物を用いて湿らせた状態で測定する。摩擦係数を、20mmの4つのトラバースの中央10mmのところで、前方向及び逆方向の双方で、速度1mms-1で測定し、平均値を計算する。最終測定位置において適用装置の測定を3回繰り返し、再現性を確認する。
【0120】
圧縮抵抗
圧縮抵抗は、ISO3386−1基準に従って測定され、本明細書で使用するとき、温度23℃及び50%相対的湿度で測定される場合にISO3386−1で定義される中央値CV40値のことをいう。
すべての特許及び特許出願(及びそれに基づいて発行された特許並びに関連して発行された外国特許出願)並びに本説明に挙げた発行物の開示内容は参考として本説明に組み込まれる。しかし、本説明に参考として組み込まれた書類のいずれも、本発明の教示及び開示されていないことを明言する。
本発明の特定の実施形態を例示し記載したが、本発明の趣旨及び範囲から逸脱することなく、他の種々の変形及び変更が可能であることは、当業者にとって明らかであろう。本発明は、以下の特許請求の範囲によってのみ限定されることを意図する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 輸送及び収納のためにその外形が示されている本発明の好ましいアプリケータの側面図である。
【図2】 その使用外形が示されている本発明の好ましいアプリケータの側面図である。
【図3】 図1に示される好ましいアプリケータの分解図である。
【図4a】 図1及び2のアプリケータの好ましいスポンジの断面図及び平面図を示す。
【図4b】 図1及び2のアプリケータの好ましいスポンジの断面図及び平面図を示す。
【図5a】 図1及び2のアプリケータの好ましいスポンジの断面図及び平面図を示す。
【図5b】 図1及び2のアプリケータの好ましいスポンジの断面図及び平面図を示す。
【図6a】 図1及び2のアプリケータの好ましいスポンジの断面図及び平面図を示す。
【図6b】 図1及び2のアプリケータの好ましいスポンジの断面図及び平面図を示す。

Claims (5)

  1. 以下の、
    a)20重量%〜98重量%の、少なくとも1つのH−末端パーフルオロポリエーテルと、
    b)非フッ素化溶媒と、
    c)非イオン性、陰イオン性、陽イオン性、両性、双極イオン性及びこれらの混合物からなる群から選択される界面活性剤であって、
    前記非イオン性界面活性剤が、アルコキシル化非イオン性界面活性剤、ポリヒドロキシ脂肪酸アミド類、脂肪酸アミド界面活性剤、アルコキシル化脂肪酸アミド類、脂肪酸のアルキルエステル類、アルキル多糖類、半極性非イオン性界面活性剤、アミンオキシド界面活性剤、第1級又は第3級アミンの群から選択される補助界面活性剤及びこれらの混合物からなる群から選択され;前記陰イオン性界面活性剤が、直鎖状アルキルベンゼンスルホネート類、アルキルエステルスルホネート界面活性剤、式ROSOMの水溶性塩又は酸であるアルキルスルフェート界面活性剤(式中、RはC10〜C24ヒドロカルビルであり、MはH又は陽イオンである)、石鹸の塩、C〜C22の第1級又は第2級アルカンスルホネート類、C〜C24のオレフィンスルホネート類、スルホン化ポリカルボン酸、C〜C24アルキルポリグリコールエーテルスルフェート類、アルキルグリセロールスルホネート類、脂肪族アシルグリセロールスルホネート類、脂肪族オレイルグリセロールスルフェート類、アルキルフェノールエチレンオキシドエーテルスルフェート類、パラフィンスルホネート類、アルキルホスフェート類、アルキルポリグリコールエーテルホスフェート類、イセチオネート類、N−アシルタウレート類、アルキルスクシナメート類及びスルホスクシネート類、スルホスクシネート類のモノエステル類及びスルホスクシネート類のジエステル類、アシルサルコシネート類、アルキル多糖類のスルフェート類、分岐鎖第1級アルキルスルフェート類、アルキルポリエトキシカルボキシレート類、樹脂酸、水素添加樹脂酸、並びに式RO(A)SOMの水溶性塩又は酸であるアルキルアルコキシル化スルフェート界面活性剤(式中、RはC10〜C24アルキル成分を有する無置換のC10〜C24アルキル又はヒドロキシアルキル基であり、Aはエトキシ又はプロポキシ単位であり、mは0より大きく、及びMはH又は陽イオンである)からなる群から選択され;並びに前記陽イオン性界面活性剤が、アンモニウム界面活性剤及び第4級アンモニウム界面活性剤からなる群から選択される界面活性剤と、
    d)0.2重量%〜5重量%の水と
    を含み、30未満の誘電率を有する、電子機器及び電子器具洗浄用洗浄性組成物。
  2. 香料をさらに含む請求項1に記載の洗浄性組成物。
  3. 前記非フッ素化溶媒が、アルコール類;グリコール類;ポリアルコール類;エーテル類;ポリエーテル類;ケトン類;パラフィン類;飽和又は不飽和、直鎖又は分岐又は環状の炭化水素類;エステル類;及びこれらの混合物からなる群から選択される請求項1に記載の洗浄性組成物。
  4. 前記界面活性剤が、ココナッツトリメチルアンモニウムクロリド又はブロミド、ココナッツメチルジヒドロキシエチルアンモニウムクロリド又はブロミド、デシルトリエチルアンモニウムクロリド、デシルジメチルヒドロキシエチルアンモニウムクロリド又はブロミド、C12〜C15ジメチルヒドロキシエチルアンモニウムクロリド又はブロミド、ココナッツジメチルヒドロキシエチルアンモニウムクロリド又はブロミド、ミリスチルトリメチルアンモニウムメチルスルフェート、ラウリルジメチルベンジルアンモニウムクロリド又はブロミド、ラウリルジメチル(エテノキシ)アンモニウムクロリド又はブロミド、コリンエステル、ジ−アルキルイミダゾリン、ジタロージメチルアンモニウムクロリド、ジ水素添加タロージメチルアンモニウムクロリド、ジ水素添加タロージメチルアンモニウムメチルスルフェート、ジステアリルジメチルアンモニウムクロリド、ジオレイルジメチルアンモニウムクロリド、ジパルミチルヒドロキシエチルメチルアンモニウムクロリド、ステアリルベンジルジメチルアンモニウムクロリド、タロートリメチルアンモニウムクロリド、水素添加タロートリメチルアンモニウムクロリド、C1214アルキルヒドロキシエチルジメチルアンモニウムクロリド、C1218アルキルジヒドロキシエチルメチルアンモニウムクロリド、ジ(ステアロイルオキシエチル)ジメチルアンモニウムクロリド、ジ(タロー−オキシ−エチル)ジメチルアンモニウムクロリド、ジタローイミダゾリニウムメチルスルフェート、1−(2−タロイルアミドエチル)−2−タロイルイミダゾリニウムメチルスルフェート、N,N−ジ(タロイル−オキシ−エチル)−N,N−ジメチルアンモニウムクロリド、N,N−ジ(タロイル−オキシ−エチル)−N−メチル,N−(2−ヒドロキシエチル)アンモニウムメチルスルフェート、N,N−ジ(2−タロイル−オキシ−2−オキソ−エチル)−N,N−ジメチルアンモニウムクロリド、N,N−ジ(2−タロイル−オキシ−エチルカルボニル−オキシ−エチル)−N,N−ジメチルアンモニウムクロリド、N−(2−タロイル−オキシ−2−エチル)−N−(2−タロイル−オキシ−2−オキソ−エチル)−N,N−ジメチルアンモニウムクロリド、N,N,N−トリ(タロイル−オキシ−エチル)−N−メチルアンモニウムクロリド、N−(2−タロイル−オキシ−2−オキソ−エチル)−N−(タロイル−N,N−ジメチル−アンモニウムクロリド、1,2−ジタロイル−オキシ−3−トリメチルアンモニオプロパンクロリド及びこれらの混合物からなる群から選択される請求項1に記載の洗浄性組成物。
  5. オイル、防腐剤、静電防止剤、芳香剤、香り吸収成分及びこれらの混合物からなる群から選択される物質をさらに含む請求項1に記載の洗浄性組成物。
JP2002502052A 2000-06-02 2001-06-01 電子機器及び電子器具洗浄用洗浄性組成物 Expired - Fee Related JP3834287B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
EP00111746A EP1160313A1 (en) 2000-06-02 2000-06-02 Cleaning composition and device for electronic equipment
EP00111746.4 2000-06-02
PCT/US2001/017715 WO2001094508A2 (en) 2000-06-02 2001-06-01 Cleaning composition and device for electronic equipment

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2003535678A JP2003535678A (ja) 2003-12-02
JP2003535678A5 JP2003535678A5 (ja) 2006-01-05
JP3834287B2 true JP3834287B2 (ja) 2006-10-18

Family

ID=8168887

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002502052A Expired - Fee Related JP3834287B2 (ja) 2000-06-02 2001-06-01 電子機器及び電子器具洗浄用洗浄性組成物

Country Status (5)

Country Link
US (1) US6964941B2 (ja)
EP (2) EP1160313A1 (ja)
JP (1) JP3834287B2 (ja)
AU (1) AU2001268127A1 (ja)
WO (1) WO2001094508A2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101499611B1 (ko) * 2013-11-25 2015-03-09 주식회사 위즈켐 환경친화형 메탈-프리 세정제

Families Citing this family (34)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7521405B2 (en) * 2002-08-12 2009-04-21 Air Products And Chemicals, Inc. Process solutions containing surfactants
ES2306654T3 (es) * 2000-10-27 2008-11-16 THE PROCTER & GAMBLE COMPANY Composiciones y metodos para tratar superficies.
JP4467300B2 (ja) * 2003-12-26 2010-05-26 株式会社日立製作所 配線基板
ES2214981B1 (es) * 2004-03-02 2005-06-16 Ricard Domenech I Sague Dispositivo para la limpieza de pantallas y teclados de equipos electronicos, audiovisuales e informaticos.
US7037882B2 (en) * 2004-05-05 2006-05-02 Bba Nonwovens Simpsonville, Inc. Composition and material for cleaning printing machines
US20050250405A1 (en) * 2004-05-05 2005-11-10 Bba Nonwovens Simpsonville, Inc. Nonwoven fabric for cleaning printing machines
US20060264350A1 (en) * 2004-05-05 2006-11-23 Bba Nonwovens Simpsonville Inc. Printing blanket cleaning material
US20050265771A1 (en) * 2004-05-20 2005-12-01 Charles Lord Cleaning apparatus
US7725976B1 (en) 2004-08-26 2010-06-01 The Sherwin-Williams Company Apparatus and method for the automated cleaning of articles
US20060052266A1 (en) * 2004-09-07 2006-03-09 Johnson Louis B Cleaning composition with agricultural crop solvent and hydrogen peroxide
KR100803898B1 (ko) 2006-08-23 2008-02-15 애경산업(주) 아민옥사이드계 계면활성제 및 이를 이용한 세정제 조성물
HUE040174T2 (hu) * 2008-12-17 2019-02-28 Honeywell Int Inc Szárítási eljárás
JP2010164704A (ja) * 2009-01-14 2010-07-29 Fujinon Corp 双眼鏡
US8071524B2 (en) * 2009-05-18 2011-12-06 Hoover, Inc. Biodegradable wipe utilizing bio-based lubricant comprising refined soybean oil
USD669274S1 (en) * 2009-10-01 2012-10-23 International Parkside Products, Inc. Optical surface cleaning device
US9119525B2 (en) * 2011-03-21 2015-09-01 Marc Lemchen Apparatus for cleaning a screen and method for storing the same
US20130035900A1 (en) * 2011-08-01 2013-02-07 Ricky Wayne Purcell Method for Promoting Hygiene and Cleanliness
EP2812738B1 (en) 2012-02-09 2016-10-12 Dow Corning Corporation Gradient polymer structures and methods
US9333540B2 (en) 2012-08-30 2016-05-10 Norilla Llc Devices and methods for dispensing fluids and wiping surfaces
US9256302B2 (en) * 2013-07-22 2016-02-09 No Touch Technologies, Llc Stylus pen
USD739987S1 (en) 2013-09-11 2015-09-29 Norilla Llc Surface cleaning device
US10052665B2 (en) 2013-09-20 2018-08-21 Norilla Llc Devices and methods for dispensing fluids and wiping surfaces
US9826876B2 (en) 2013-09-30 2017-11-28 Kimberly-Clark Worldwide, Inc. Low-moisture cloud-making cleaning article
CN103884804B (zh) * 2014-03-25 2015-05-20 上海理工大学 气相色谱仪柱箱中的色谱柱挂架
EP3307129A1 (en) 2015-06-11 2018-04-18 The Procter and Gamble Company Device and methods for applying compositions to surfaces
US10058166B1 (en) 2015-07-28 2018-08-28 Christopher Hollinger Keyboard cleaning device and related methods
CN105562371A (zh) * 2016-03-07 2016-05-11 徐海慧 电脑屏幕清洁套件
ES2632632B1 (es) * 2016-03-14 2018-04-30 Manuel González Pérez Desinfectador portátil para bordes de vasos, tazas y útiles
KR102434647B1 (ko) * 2017-01-17 2022-08-22 주식회사 다이셀 반도체 기판 세정제
USD895916S1 (en) * 2018-01-19 2020-09-08 Ontel Products Corporation Vacuum attachment
JP7204760B2 (ja) * 2018-02-14 2023-01-16 メルク パテント ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング フォトレジストリムーバ組成物
WO2021112172A1 (ja) * 2019-12-06 2021-06-10 セントラル硝子株式会社 洗浄剤、洗浄剤を用いた洗浄方法および洗浄装置
GB2595918A (en) * 2020-06-11 2021-12-15 Reckitt & Colman Overseas Hygiene Home Ltd Novel composition
US11474622B1 (en) * 2021-05-20 2022-10-18 Scott Wasser Personal stylus device and dispenser and method therefor

Family Cites Families (32)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0008209B1 (en) 1978-08-04 1982-08-04 Cbs Records Aps Composition for cleaning and surface treatment of phonograph records and similar objects and its use
JPS61188498A (ja) * 1985-02-14 1986-08-22 株式会社リコー 視覚表示装置用清浄剤
DE3509090A1 (de) * 1985-03-14 1986-09-18 Hoechst Ag Pflegemittel fuer kunststoff-oberflaechen
JPS63178198A (ja) 1987-01-17 1988-07-22 ジヨンソン株式会社 事務備品の洗浄用エアゾ−ル組成物
IT1203514B (it) * 1987-02-26 1989-02-15 Ausimont Spa Microemulsioni a base di tre liquidi immiscibili,comprendenti un perfluoropolietere
US4966481A (en) * 1988-07-27 1990-10-30 Robert Satten Cleaning fluid dispenser and applicator
US5246618A (en) 1989-01-13 1993-09-21 Kali-Chemie Ag Cleaning compositions (containing fluorochlorocarbon, C1 to C4 alkanol and ethyl or methyl proprionate)
US5679175A (en) * 1991-06-14 1997-10-21 Petroferm Inc. Cleaning process including use of solvating and rinsing agents
SG67293A1 (en) * 1992-11-13 1999-09-21 Daikin Ind Ltd Nonaqueous emulsified surface treatment composition
JP2511565Y2 (ja) 1993-03-09 1996-09-25 ロゼンスター株式会社 卓上クリ―ナ―
US5345651A (en) 1993-05-13 1994-09-13 Roberts Jeffrey J Nozzle brush attachment for vacuum cleaners
US5389281A (en) * 1993-11-01 1995-02-14 Davies; Walter E. Composition for protecting vinyl records
WO1995032274A1 (fr) 1994-05-19 1995-11-30 Ag Technology Co., Ltd. Composition solvante mixte
US5470500A (en) * 1994-01-10 1995-11-28 Blue Coral, Inc. Composition for cleaning and waterproofing a substrate and inhibiting the build-up of static electricity on said substrate
JPH0841494A (ja) 1994-07-28 1996-02-13 Create:Kk エアゾール洗浄剤
US5536327A (en) * 1994-11-21 1996-07-16 Entropic Systems, Inc. Removal of hydrocarbon or fluorocarbon residues using coupling agent additives
US5624239A (en) 1994-12-14 1997-04-29 Osika; Thomas W. Portable pneumatic vacuum source apparatus and method
JP3664516B2 (ja) 1995-04-13 2005-06-29 旭化成ケミカルズ株式会社 ウェットワイパー
US6008179A (en) 1995-05-16 1999-12-28 3M Innovative Properties Company Azeotrope-like compositions and their use
KR100427737B1 (ko) * 1995-05-16 2004-07-31 미네소타 마이닝 앤드 매뉴팩춰링 캄파니 공비혼합물형조성물및그의용도
CA2239523A1 (en) * 1995-12-15 1997-06-26 Minnesota Mining And Manufacturing Company Cleaning process and composition
IT1283202B1 (it) 1996-03-07 1998-04-16 Ausimont Spa Solventi utilizzabili come cleaning agents
DE19609940C2 (de) 1996-03-14 2000-05-31 Roland Drignath Tastatur-Reinigungsgerät mit höheneinstellbaren Bürsten-Einsätzen im Druck- und Einrastverfahren
US5756002A (en) * 1996-05-10 1998-05-26 Occidental Chemical Corporation Cleaning solvents containing benzotrifluoride and fluorinated compounds
IT1283794B1 (it) 1996-08-26 1998-04-30 Ausimont Spa Metodo per la rimozione di acqua da superfici
JPH10228613A (ja) * 1997-02-13 1998-08-25 Sony Corp クリーニング液及びクリーニング方法
JPH1150097A (ja) 1997-07-31 1999-02-23 Kaneko Kagaku:Kk 洗浄用溶剤
DE29715059U1 (de) 1997-08-22 1997-11-06 Busch Hans Rudolf Reinigungsvorrichtung für Tastaturen
US5851977A (en) 1997-08-26 1998-12-22 Ppg Industries, Inc. Nonflammable organic solvent compositions
IL137674A0 (en) 1998-02-03 2001-10-31 Petroferm Inc Organic-based composition
DE29813015U1 (de) 1998-02-24 1998-10-29 Abrahamczik Harri Tastatur-Reiniger für Personalcomputer
IT1302027B1 (it) 1998-08-19 2000-07-20 Ausimont Spa Composizioni azeotropiche o quasi azeotropiche a base diidrofluoropolieteri

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101499611B1 (ko) * 2013-11-25 2015-03-09 주식회사 위즈켐 환경친화형 메탈-프리 세정제

Also Published As

Publication number Publication date
WO2001094508A2 (en) 2001-12-13
EP1160313A1 (en) 2001-12-05
AU2001268127A1 (en) 2001-12-17
EP1440140A2 (en) 2004-07-28
JP2003535678A (ja) 2003-12-02
US6964941B2 (en) 2005-11-15
WO2001094508A3 (en) 2002-03-14
US20020111283A1 (en) 2002-08-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3834287B2 (ja) 電子機器及び電子器具洗浄用洗浄性組成物
US20210009928A1 (en) Low-voc cleaning substrates and compositions
KR100309307B1 (ko) 물을필요로하지않는핸드세정제를혼입시킨연마핸드세정물품
US10647948B2 (en) Polymer containing antimicrobial hard surface cleaning compositions
JPH02161925A (ja) 清拭布
JP2003535678A5 (ja) 電子機器及び電子器具を洗浄するための洗浄性組成物
US20070037721A1 (en) Moistened disposable wipe for controlling allergens
JPH0146047B2 (ja)
JP2008513573A (ja) プラスチック食器類からグリース及び油を除去する食器洗い組成物におけるポリマーの使用方法及び食器洗い組成物
CN105838507B (zh) 光罩清洗剂及清洗方法
BR9812747A (pt) Composição detergente para superfìcies duras compreendendo polìmero hidrófilo de adelgaçamento por cisalhamento a um nìvel muito baixo
JP3386378B2 (ja) 拭き清浄具
JP2003155499A (ja) 液体洗浄剤組成物
JP6929019B2 (ja) メガネ洗浄剤組成物
JP5802576B2 (ja) 皮膚洗浄剤組成物
JP2004203989A (ja) 食器洗い用液体洗浄剤組成物
JP3664516B2 (ja) ウェットワイパー
JPS6270496A (ja) 清浄材
JP2008158061A (ja) 眼鏡用洗浄剤及び眼鏡用洗浄シート
JP2003290107A (ja) 洗浄物
JPH0264198A (ja) 硬質表面洗浄剤組成物
JPH0751718B2 (ja) 自動車用洗浄剤
JP2540192B2 (ja) コンタクトレンズ用洗浄液
CN110777014B (zh) 一种高效无痕去污剂及其制备方法
JP3245560B2 (ja) ディスプレイ画面用クリーナー

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050318

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050510

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20050810

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20050831

A524 Written submission of copy of amendment under article 19 pct

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A524

Effective date: 20051110

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20051220

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20060320

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20060330

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060619

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060718

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060721

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees