JP2003155499A - 液体洗浄剤組成物 - Google Patents

液体洗浄剤組成物

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JP2003155499A JP2001354393A JP2001354393A JP2003155499A JP 2003155499 A JP2003155499 A JP 2003155499A JP 2001354393 A JP2001354393 A JP 2001354393A JP 2001354393 A JP2001354393 A JP 2001354393A JP 2003155499 A JP2003155499 A JP 2003155499A
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Megumi Shibuya
恵 渋谷
Tei Iihara
禎 飯原
Miyuki Miyake
深雪 三宅
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 台所などの硬表面用として有用であると共
に、洗浄性、泡立ち性、水切れ性、低温安定性に優れた
液体洗浄剤物を提供する。 【解決手段】 界面活性剤を25〜60質量%の範囲で
含有する液体洗浄剤組成物であって、該液体洗浄剤組成
物には、(a)アニオン界面活性剤1〜35質量%と、
(b)両性又は半極性活性剤1〜15質量%と、(c)
カチオン化セルロース0.005〜3質量%とを含有す
ることを特徴とする液体洗浄剤組成物。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、液体洗浄剤組成物
に関し、更に詳しくは、台所などの硬表面用として好適
な液体洗浄剤組成物に関する。 【0002】 【従来の技術】一般に、家庭等における食事後の後片付
け作業は、通常、使用済みの食器を洗浄し、水ですすい
だ後に食器カゴに重ねて入れ、その後、食器用布巾で食
器の水気を拭き取った後に食器棚へ片付けするものであ
った。 【0003】その中でも食器拭きにおいては、食器の水
切れが不充分であり、1回分の洗物を拭き取っている最
中に布巾は濡れてしまい、次第に布巾の拭き取性が悪く
なるという不満も多く、後片付けに手間が掛かってい
た。特に、食器の拭き方においては洗った直後に水分を
拭き取るよりも、食器が少し乾いた状態で水分を拭き取
る工夫をしている。しかしながら、食器棚への収納が遅
くなり、また、食器の仕上り性も悪い点等により、満足
のいくものでないのが現状である。 【0004】一方、水切れ性向上を目的とした液体洗浄
剤組成物としては、例えば、本願出願人による特開昭6
1−113696号公報には、特定のアルキルエーテル
サルフェート10〜40重量%と、特定の第三級アミン
オキシド1.5〜10重量%と、ポリビニルピロリドン
系高分子0.01〜5重量%とを含有することを特徴と
する液体洗浄剤組成物が知られている。また、食器乾燥
時間の短縮及びウォータスポット防止を目的とした硬質
表面用洗浄剤組成物としては、例えば、特開平8−23
961号公報、特開昭8−253796号公報、特開昭
8−253797号公報には、界面活性剤と水溶性ポリ
マーとを含有したものが知られている。 【0005】しかしながら、これらの公報に記載される
液体洗浄剤組成物は、未だ水切れ性が不充分である点に
課題があり、近年の消費者ニーズは高く、水切れ性能の
更なる向上と共に、洗浄性、泡立ち性、低温安定性に優
れた性能を有する液体洗浄剤組成物の誕生が望まれてい
るのが現状である。 【0006】 【発明のが解決しようとする課題】本発明は、上記従来
技術の課題及び現状等に鑑み、これを解消しようとする
ものであり、洗浄性、泡立ち性、水切れ性、低温安定性
に優れた液体洗浄剤組成物、特に、台所などの硬表面用
に好適な液体洗浄剤組成物を提供することを目的とす
る。 【0007】本発明者らは、上記従来の課題等につい
て、鋭意検討した結果、界面活性剤を高濃度に含む液体
洗浄剤組成物であって、特定の界面活性剤を特定の範囲
量で含有すると共に、特定のセルロース化合物を特定量
含有することにより、上記目的の液体洗浄剤組成物が得
られることを見い出し、本発明を完成するに至ったので
ある。すなわち、本発明の液体洗浄剤組成物は、界面活
性剤を25〜60質量%の範囲で含有する液体洗浄剤組
成物であって、該液体洗浄剤組成物には、(a)アニオ
ン界面活性剤1〜35質量%と、(b)両性界面活性剤
及び/又は半極性界面活性剤1〜15質量%と、(c)
カチオン化セルロース0.005〜3質量%とを含有す
ることを特徴とする。 【0008】 【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を詳
しく説明する。本発明の液体洗浄剤組成物は、界面活性
剤を25〜60質量%の範囲で含有する液体洗浄剤組成
物であって、該液体洗浄剤組成物には、(a)アニオン
界面活性剤1〜35質量%と、(b)両性界面活性剤及
び/又は半極性界面活性剤1〜15質量%と、(c)カ
チオン化セルロース0.005〜3質量%とを含有する
ことを特徴とするものである。 【0009】本発明に用いる(a)成分のアニオン界面
活性剤としては、例えば、アルキル硫酸エステル塩、ポ
リオキシエチレンアルキル硫酸塩、アルキルベンゼンス
ルホン酸塩、α−オレフィンスルホン酸塩、アルキルエ
ーテルカルボン酸塩、アルカンスルホン酸塩、α−スル
ホ脂肪酸塩、石鹸、アミドエーテルカルボン酸塩、スル
ホコハク酸塩、アミノ酸系アニオンなどが挙げられる
が、これらに限定されるものではない。これらのアニオ
ン界面活性剤は、単独で或いは2種以上組み合わせて配
合することができる。これらのアニオン界面活性剤の中
で、経済性、洗浄性能の点からアルキル硫酸エステル
塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、α−オレフィンス
ルホン酸塩、ポリオキシエチレンアルキル硫酸塩の使用
が望ましい。これらの(a)成分のアニオン界面活性剤
の含有量は、液体洗浄剤組成物全量に対して、1〜35
質量%(以下、単に「%」という)含有せしめることが
必要であり、好ましくは、3〜30%とすることが望ま
しい。この(a)成分のアニオン界面活性剤の含有量が
1%未満であると、洗浄力の持続が不充分となり、ま
た、35%を越えると、低温安定性に悪影響を与えるこ
ととなり、好ましくない。 【0010】本発明に用いる(b)成分の両性界面活性
剤又は半極性界面活性剤としては、例えば、アルキルベ
タイン、アルキルヒドロキシスルホベタイン、アルキル
アミドベタイン、イミダゾリニウムベタイン、N−アル
キルアミノ酸、アミンオキシド型界面活性剤等が挙げら
れるが、これらに限定されるものではない。アミンオキ
シド型界面活性剤としては、例えば、炭素数10〜18
のアルキルジメチルアミンオキシド、炭素数8〜18の
アルコキシエチルジヒドロキシエチルアミンオキシド等
が挙げられ、具体的には、ドデシルジメチルアミンオキ
シド、ジメチルオクチルアミンオキシド、ジエチルデシ
ルアミンオキシド、ビス−(2−ヒドロキシエチル)ド
デシルアミンオキシド、ジプロピルテトラデシルアミン
オキシド、メチルエチルへキサデシルアミンオキシド、
ドデシルアミドプロピルジメチルアミンオキシド、セチ
ルジメチルアミンオキシド、ステアリルジメチルアミン
オキシド、タロウジメチルアミンオキシド、ジメチル−
2−ヒドロキシオクタデシルアミンオキシドなどが挙げ
られる。これらの両性界面活性剤、半極性界面活性剤
は、単独で或いは2種以上組み合わせて配合することが
できる。上記の両性界面活性剤及び半極性界面活性剤の
中では、起泡性、洗浄性能の点などからアルキルアミド
ベタイン、アミンオキシド型界面活性剤の使用が好まし
く、安定性の点からは脱塩処理したものが好ましい。こ
の両性界面活性剤及び/叉は半極性界面活性剤の含有量
は、液体洗浄剤組成物全量に対して、1〜15%含有せ
しめることが必要であり、好ましくは、2〜10%とす
ることが望ましい。この(b)成分の含有量が1%未満
であると、油汚れ洗浄力、泡立ち性が不充分となり、ま
た、15%を越えると、泡質の低下を招き好ましくな
い。 【0011】本発明では、上記(a)成分及び(b)成
分の他に、洗浄性能の更なる向上、安定性の点から、本
発明の効果を損なわない範囲で、非イオン性界面活性
剤、カチオン性界面活性剤などのその他の界面活性剤を
含有せしめることができる。非イオン性界面活性剤とし
ては、例えば、脂肪酸アルカノールアミド、アルキルア
ミンオキシド、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、
ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアシル
エステル、アルキルポリグリコシド、脂肪酸グリコシド
エステル、脂肪酸メチルグリコシドエステル、アルキル
メチルグルカミド等が一例として挙げられるが、これに
限定されるものではない。カチオン性界面活性剤として
は、例えば、アルキルアミン塩酸塩や第4級アンモニウ
ム塩等が挙げられるが、これに限定されるものではな
い。これらの界面活性剤とは、単独で或いは2種以上組
み合わせて配合することができる。これらの界面活性剤
と上記(a)成分及び(b)成分との合計含有量(界面
活性剤の総合計含有量)は、液体洗浄剤組成物全量に対
して、25〜60%含有せしめることが必要であり、好
ましくは、30〜55%とすることが望ましい。界面活
性剤の合計含有量が25%未満であると、洗浄力が不十
分となり、また、60%を越えると、液体剤型とするこ
とが困難となり、好ましくない。 【0012】本発明に用いる(c)成分のカチオン化セ
ルロースは、水切れ性を向上させるものであり、この
(c)成分のみでは液安定性を損なう場合があるため、
該(c)成分と共に、上記(b)成分の両性界面活性剤
及び/叉は半極性界面活性剤を含有せしめることによ
り、液安定性を損なうことなく、水切れ時間が短縮で
き、優れた水切れ性能を発揮せしめることができる。本
発明に用いる(c)成分のカチオン化セルロースとして
は、例えば、下記一般式(I)〜(III)で示されるヒ
ドロキシトリメチルアンモニオプロピルヒドロキシエチ
ルセルロースクロリド、ヒドロキシエチルセルロースジ
メチルジアリルアンモニウムクロリド重合体などのカチ
オン変性ヒドロキシエチルセルロースが挙げられる。こ
れらのカチオン化セルロースは、単独で或いは2種以上
組み合わせて配合することができる。また、カチオン化
セルロースの平均分子量は、水切れ性を向上させるもの
であれば特に限定されるものではない。 【0013】 【化1】 〔上記式(I)の平均分子量は10万〜数百万であ
る。〕 【0014】 【化2】 〔上記式(II)の平均分子量は1万〜数十万である。〕 【0015】 【化3】〔上記式(III)の平均分子量は1万〜数十万であ
る。〕 【0016】これらのカチオン化セルロースは、セルロ
ースに酸化エチレンを付加させて得られるヒドロキシエ
チルセルロースと、グリシジルトリプルキルアンモニウ
ム塩又は、5−ハロゲノ−2−ヒドロキシビルトリアル
キルアンモニウム塩と反応させることによって製造する
ことができる。 【0017】本発明に用いる(c)成分のカチオン化セ
ルロースは、安定性、水切れ性の点から、好ましくは、
その第4級窒素含有率が、0.5〜3.5%であるも
の、また、平均分子量が1万〜数百万からなるものが好
ましい。具体的に用いることができるカチオン化セルロ
ースとしては、ヒドロキシトリメチルアンモニオプロピ
ルヒドロキシエチルセルロースクロリドである市販のレ
オガードGPS(窒素分1.8%)、レオガードGP
(窒素分1.8%)、レオガードGP0(窒素分1.8
%)、レオガードLP(窒素分1.0%)、レオガード
KGP(窒素分1.8%)、レオガードMGP(窒素分
1.8%)、レオガードMLP(窒素分0.6%)〔以
上、ライオン化学社製、グレードの相違は、セルロース
の分子量、EO付加及びカチオン化度等による。〕、ま
た、ヒドロキシエチルセルロースジメチルジアリルアン
モニウムクロリド重合体であるセルコートH−100
(窒素分1.0%、平均分子量140,000)、セル
コートL−200(窒素分2.0%、平均分子量30,
000)、セルコートSC−240C(窒素分2.0
%、平均分子量115,000)、セルコートSC−2
30M(窒素分2.0%、平均分子量170,000)
〔以上、日本エヌエスシー社製、グレードの相違は、セ
ルロースの分子量、EO付加及びカチオン化度等によ
る〕などが挙げられる。これらの(c)成分の含有量
は、液体洗浄剤組成物全量に対して、0.005〜3%
含有せしめることが必要であり、好ましくは、0.01
〜1%とすることが望ましい。この(c)成分の含有量
が0.005%未満であると、水切れ効果が不充分とな
り、また、3%を越えると、安定性が劣化し、好ましく
ない。 【0018】本発明の液体洗浄剤組成物には、更に、従
来から使用されてきた他の添加物を本発明の効果を損な
わない範囲で任意に組み合わせて配合してもよい。配合
可能な好ましい添加成分としては、例えば、グリコール
酸、クエン酸、EDTA等の金属キレート剤、マグネシ
ウム塩やカルシウム塩等の無機塩、低級アルコールやプ
ロピレングリコール等の液体溶剤、BHT、アスコルビ
ン酸等の酸化防止剤、芳香族スルホン酸などの液性調整
剤、硫酸亜鉛、ポリリジン等の殺菌剤、天然多糖類や粘
度鉱物等の粘度調整剤、着色剤、消炎剤、植物抽出物、
酵素等の薬効成分、pH調整剤、香料、香料用溶剤、香
料安定化剤などの通常用いられる物質が挙げられる。ま
た、溶媒として通常は水(精製水、イオン交換水、純水
等)が使用される。また、本発明の液体洗浄剤組成物
は、使用性、安全性の点等からpH(原液)をpH調整
剤等により、5.0〜9.0にすることが好ましい。 【0019】香料として使用される香料原料のリスト
は、様々な文献、例えば「Perfume and F
lavor Chemicals 」,Vol.I a
nd II,Steffen Arctander,Al
lured Pub.Co.(1994)および「合成
香料 化学と商品知識」、印藤元一著、化学工業日報社
(1996)および「Perfume and Fla
vor Materials of Natural
Origin 」,Steffen Arctande
r,Allured Pub.Co.(1994)およ
び「香りの百科」、日本香料協会編、朝倉書店(198
9)および「Perfumery Material
Performance V.3.3」,Boelen
s Aroma Chemical Informat
ion Service(1996)および「Flow
er oils and Floral Compou
ndsIn Perfumery」,Danute L
ajaujis Anonis,Allured Pu
b.Co.(1993)等で見られ、それぞれを引用す
ることにより本明細書の開示の一部とされる。 【0020】香料用溶剤としては、例えば、エタノー
ル、アセチン(トリアセチン)、MMBアセテート(3
−メトキシ−3−メチルブチルアセテート)、エチレン
グリコールジブチレート、ヘキシレングリコール、ジブ
チルセバケート、デルチールエキストラ(イソプロピル
ミリステート)、メチルカルビトール(ジエチレングリ
コールモノメチルエーテル)、カルビトール(ジエチレ
ングリコールモノエチルエーテル)、TEG(トリエチ
レングリコール)、安息香酸ベンジル、プロピレングリ
コール、フタル酸ジエチル、トリプロピレングリコー
ル、アボリン(ジメチルフタレート)、デルチルプライ
ム(イソプロピルパルミテート)、ジプロピレングリコ
ールDPG−FC(ジプロピレングリコール)、ファル
ネセン、ジオクチルアジペート、トリブチリン(グリセ
リルトリブタノエート)、ヒドロライト−5(1,2−
ペンタンジオール)、プロピレングリコールジアセテー
ト、セチルアセテート(ヘキサデシルアセテート)、エ
チルアビエテート、アバリン(メチルアビエテート)、
シトロフレックスA−2(アセチルトリエチルシトレー
ト)、シトロフレックスA−4(トリブチルアセチルシ
トレート)、シトロフレックスNo.2(トリエチルシ
トレート)、シトロフレックスNo.4(トリブチルシ
トレート)、ドゥラフィックス(メチルジヒドロアビエ
テート)、MITD(イソトリデシルミリステート)、
ポリリモネン(リモネンポリマー)、プロピレングリコ
ール、1,3−ブチレングリコール等が挙げられる。こ
れら香料用溶剤は、香料組成物中に0.1〜99%配合
されるが、好ましくは、0.1〜10%配合される。 【0021】また、香料安定化剤としては、ジブチルヒ
ドロキシトルエン、ブチルヒドロキシアニソール、ビタ
ミンEとその誘導体、カテキン化合物、フラボノイド化
合物、ポリフェノール化合物等が挙げられ、香料組成中
に0.0001〜10%配合されるが、好ましくは、
0.001〜5%配合される。これらの中で、好ましい
安定化剤としては、ジブチルヒドロキシトルエンであ
る。本発明において、香料組成物とは、前記の香料成
分、溶剤、香料安定化剤等からなる混合物である。本発
明の液体洗浄剤組成物には、香料組成物が0.0001
〜15%配合されるが、好ましくは、0.001〜10
%配合される。 【0022】このように構成される本発明では、上記
(a)成分のアニオン界面活性剤を1〜35質量%と、
上記(b)成分の両性界面活性剤及び/又は半極性界面
活性剤1〜15質量%と、上記(c)成分カチオン化セ
ルロース0.005〜3質量%とを含有せしめと共に、
界面活性剤の総量25〜60質量%の範囲としてなる液
体洗浄剤組成物とすることにより、低温安定性を損なう
ことなく、水切れ性能の向上と共に、洗浄性、泡立ち性
に優れた液体洗浄剤組成物が得られることとなる。 【0023】 【実施例】次に、本発明を実施例及び比較例により、更
に詳細に説明するが、本発明は下記実施例等に限定され
るものではない。 【0024】〔実施例1〜9及び比較例1〜6〕下記表
1及び表2に示す配合組成により、各液体洗浄剤組成物
を調製した。得られた各液体洗浄剤組成物について、下
記各試験方法により、水切れ性、油洗浄力、泡立ち性、
低温安定性について評価した。なお、表中の配合量は質
量%(全量100質量%、残部は水道水で調整)であ
り、組成物の原液pHを6.6に調整したものである。
なお、表1及び表2中の香料A、Bは、下記表3〜10
に記載の組成となるものを用いた。 【0025】〔水切れ性の評価方法:汚垢無し系〕 被洗物:φ21cmの陶器皿 汚垢 :無し 洗浄方法:11.5×7.5×3(cm)の食器洗い用
スポンジに38gの水道水と2gの洗浄剤組成物をと
り、数回手で揉んだ後、陶器皿1枚の表面を一定の回数
をこすり、流水中(水道水)で充分にすすいだ。この皿
の水切れ性を下記評価基準で目視評価した。 評価基準: ○:ほぼ水切れした △:やや水切れした ×:全く水切れしなかった 【0026】〔油洗浄力の評価方法〕 洗浄方法:牛脂1gを10×15×5(cm)のタッパ
容器に均一になるように塗布し、激しく汚れた疎水表面
を汚垢とした。食器洗い用スポンジに38gの水と2g
の洗浄剤組成物をとり、数回手で揉んだ後、汚染したタ
ッパ容器を25℃で通常家庭で行われるのと同様にして
洗浄し、水でよくすすぎ、その時のタッパ容器の汚染さ
れていた表面を手で触ったときの触感で、洗浄力を下記
評価基準に基づき評価した。 評価基準: ○:タッパ容器のいずれの部位を触っても、キュッキュ
と音がするような摩擦感があり、油の残留によるヌルツ
キは全く感じない。 △:タッパ容器の平滑な表面を触ると摩擦感があり、油
の残留は認められないが、端や角の部位に僅かにヌルツ
キが残っている。 ×:タッパ容器全体にヌルツキが感じられ、明らかに油
が残留していることがわかる。 【0027】〔泡立ち性の評価方法〕 洗浄方法:11.5cm×7.5cm×3cmの食器洗
い用スポンジに38gの水と2gの洗浄剤組成物をと
り、数回手で揉んだ後の泡の立ち方を下記評価基準で評
価した。 評価基準: ○:泡質が良く豊富な泡が立つ △:泡が若干立つ ×:泡がほとんど立たない 【0028】〔低温保存時の液安定性の評価方法〕各液
体洗浄剤組成物100gをガラスビンに密閉し、−5℃
で1ヶ月間静置したときの外観の変化を下記評価基準に
て評価した。 評価基準: ○:沈殿、液分離を生じない ×:沈殿または液の分離が生じる 【0029】 【表1】 【0030】 【表2】【0031】 【表3】【0032】 【表4】【0033】 【表5】【0034】 【表6】【0035】 【表7】【0036】 【表8】【0037】 【表9】【0038】 【表10】【0039】上記表1及び2等の結果から明らかなよう
に、本発明範囲となる実施例1〜9は、本発明の範囲外
となる比較例1〜6に較べて、水切れ性能、洗浄性、泡
立ち性、低温安定性に優れた性能を有する液体洗浄剤組
成物となることが判明した。具体的に実施例を見ると、
実施例1〜10は、(a)成分のアニオン界面活性剤1
〜35質量%と、(b)成分の両性界面活性剤及び/又
は半極性界面活性剤1〜15質量%と、(c)成分のカ
チオン化セルロース0.005〜3質量%とを含有する
と共に、界面活性剤の総量が25〜60質量%の範囲で
含有する液体洗浄剤組成物は、水切れ性能、洗浄性、泡
立ち性及び低温安定性の全てに優れた性能を有すること
が判明した。これに対して、比較例1は(a)成分を含
有しない場合、比較例2は(a)成分の配合量が多い場
合、比較例3は(b)成分を含有しない場合、比較例4
は(b)成分の配合量が多い場合、比較例5は(c)成
分を含有しない場合、比較例6は(c)成分の配合量が
多い場合であり、これらの場合は、水切れ性能、洗浄
性、泡立ち性及び低温安定性の全ての性能を満足するす
ることができないことが判明した。従って、以上の結果
を考察すると、界面活性剤の総量を25〜60質量%の
範囲とした液体洗浄剤組成物であって、上記(a)成分
のアニオン界面活性剤を1〜35質量%と、上記(b)
成分の両性界面活性剤及び/又は半極性界面活性剤1〜
15質量%と、上記(c)成分カチオン化セルロース
0.005〜3質量%とを含有せしめることにより、初
めて、低温安定性を損なうことなく、水切れ性能の向上
と共に、洗浄性、泡立ち性に優れた液体洗浄剤組成物と
なることが判明した。 【0040】 【発明の効果】本発明によれば、洗浄性、泡立ち性、水
切れ性、低温安定性に優れた液体洗浄剤物が提供でき、
特に、台所などの硬表面用として有用となる液体洗浄剤
物が提供される。
フロントページの続き (72)発明者 三宅 深雪 東京都墨田区本所一丁目3番7号 ライオ ン株式会社内 Fターム(参考) 4H003 AB01 AB15 AB19 AB31 AC08 AC13 AC14 AD01 AD04 DA05 DA17 EA12 EB04 EB07 EB22 EB42 ED29 FA21 FA23 FA26

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 界面活性剤を25〜60質量%の範囲で
    含有する液体洗浄剤組成物であって、該液体洗浄剤組成
    物には、(a)アニオン界面活性剤1〜35質量%と、
    (b)両性界面活性剤及び/又は半極性界面活性剤1〜
    15質量%と、(c)カチオン化セルロース0.005
    〜3質量%とを含有することを特徴とする液体洗浄剤組
    成物。
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Cited By (12)

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