JP5419799B2 - 床用液体洗浄剤組成物 - Google Patents

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Description

本発明は、床用液体洗浄剤組成物に関する。
一般に硬質床、すなわちセラミック床、プラスチック床、木質床といった床面の清掃では、掃除機ないし履き掃除による乾式清掃以外に、水拭きや洗剤拭きによる湿式清掃も行われる。液体状の汚れ成分が付着したり、付着後に乾燥することによって生じる汚れを乾式除去することは困難である。そのため、学校をはじめとする公共施設の他、ホテルや劇場のエントランスやロビーでは、美しく装飾された床を保つために湿式清掃が行われる。日本に比べて高温多湿なインドネシアを初めとする東南アジアでは一般家庭でも、洗剤拭きによる床掃除が日常的に行われている。床の洗剤拭きに用いられる薬剤としては、洗浄力や殺菌を目的とするものが知られている。
特許文献1は、非イオン性界面活性剤、陽イオン性界面活性剤とヒドロキシアルキルセルロースを含有する床用液体洗浄剤組成物に関する発明である。
特許文献2には、非イオン性界面活性剤、陽イオン性界面活性剤、無機塩ビルダー、キレート剤、アルカノールアミン等を含有する床用洗浄剤組成物が開示されており、段落〔0031〕には、床清掃専用機器を用いた洗浄作業後、吸水バキューマー等を用いて洗浄汚水を回収した後、水を含ませたモップを用いて床面に残った残留物を拭き取る(水拭き作業)方法が記載されている。この組成物は、床面に形成された樹脂ワックス塗膜表面に適用されるものであることから、樹脂ワックス塗膜を溶解、損傷しないように、原液のpHが12〜13とされる。
特許文献3は、アルキルポリグリコシド等の非イオン性界面活性剤、アルカノールアミン類、金属キレート剤等を含有する硬質表面用洗浄剤組成物が開示されており、床洗浄用機器(床用パッド又は床用ブラシを装着したポリッシャー等)や自動床洗浄機を用いて洗浄作業を実施すること、洗浄作業後は、吸水バキューマー等を用いて洗浄汚水を回収した後、水を含ませたモップを用いて床面に残った残留物を拭き取る(水拭き作業)ことが記載されている。
特許文献4の請求項8、9には、特定の非イオン性界面活性剤、陽イオン性界面活性剤を含有する、25℃におけるpHが3〜10である床用洗浄剤組成物が記載されている。
特許文献5には、陰イオン性界面活性剤、陽イオン性界面活性剤、非イオン性界面活性剤、及びグリコール系溶剤を含有する床面用洗浄剤組成物が開示されており、洗浄後の消泡性に優れていることが記載されている。
特開平3−182597号公報 特開2001−311093号公報 特開2006−111714号公報 特開2008−156607号公報 特開2001−247892号公報
床用の液体洗浄剤組成物は、嗜好性の高い香料を配合して商品価値を高めることが行われる。床用洗浄剤の使用方法として一般的な方法は、100倍程度に希釈した洗浄液をモップ等の洗浄道具に浸してから、床面を拭き洗浄する方法である。そのため、希釈して床面を拭き洗浄するときも香り立ちが高くなるように、床用洗浄剤には非水溶性の香料化合物を含む香料を高濃度で配合する必要がある。ところが、低温や高温での保存安定性を確保するために香料を可溶化しようとすると大量の界面活性剤が必要になるため、床面洗浄時に泡が残存してしまい、使用感の低下に繋がってしまう。しかし、先行技術文献にはこのような問題を解決する方法は何ら示されていない。
したがって本発明の課題は、床面洗浄時の仕上がり性のため、界面活性剤濃度を低く維持しつつ、高濃度の非水溶性の香料化合物を安定に配合した床用液体洗浄剤組成物を提供することである。
本発明は、下記(a)〜(d)成分を含有し、(a)成分と(b)成分の含有量の合計が0.5〜10質量%であり、(a)/(b)の質量比が1〜5であり、(b)/(c)の質量比が0.1〜10であり、[(a)+(b)]/(d)の質量比が1〜20である、床用液体洗浄剤組成物に関する。
(a)成分:下記一般式(a1)で表される非イオン性界面活性剤
1a−O−(CH2CH2O)p−H (a1)
〔式中、R1aは炭素数12〜22の炭化水素基であり、pは平均付加モル数であり、6〜25の数である。〕
(b)成分:下記一般式(b1)で表される化合物から選ばれる陽イオン性界面活性剤
Figure 0005419799
(式中、R1bは炭素数8〜18の炭化水素基、R2b、R3bはそれぞれ独立に炭素数1〜3のアルキル基であり、R4bは炭素数1〜3のアルキレン基である。Z-は陰イオン基であり、好ましくはハロゲンイオン、アミノ酸イオン、脂肪酸セッケンアニオン残基、炭素数1〜30の直鎖若しくは分岐鎖のアルキル基若しくはアルケニル基を有するリン酸エステルアニオン残基、若しくは硫酸エステルのアニオン残基、又は重合度3以上のスチレンスルホン酸イオンを有するか若しくは置換基として炭化水素基を有することがある多環式芳香族化合物のスルホン化物のホルマリン縮合物を含有するアニオン性オリゴマー若しくはポリマーを示す。)
(c)成分:炭素数3〜6のポリカルボン酸又はその塩
(d)成分:非水溶性の香料化合物 0.4〜8質量%
本発明によれば、非水溶性の香料化合物に対する界面活性剤配合量を少なく抑えた床用液体洗浄剤組成物が提供されるため、泡残り等を起こさずに快適な洗浄作業を行うことができる。
<床用液体洗浄剤組成物>
本発明の床用液体洗浄剤組成物は、(a)成分として、上記一般式(a1)で表される非イオン性界面活性剤を含有する。
一般式(a1)の非イオン性界面活性剤は、R1aが異なる炭素数のものの混合物であってもよいし、直鎖と分岐鎖の混合物であってもよい。R1aは、濡れ性と乾燥性の観点から、炭素数12〜22のものが好ましく、炭素数12〜16のものがより好ましく、またアルキル基が好ましく、直鎖アルキル基がより好ましく、直鎖1級アルキル基が更に好ましい。
一般式(a1)においてpは、エチレンオキサイドの平均付加モル数であって、6〜25であり、濡れ性、乾燥性、保存安定性の観点から8〜20であることが好ましい。
本発明の床用液体洗浄剤組成物は、(b)成分として上記一般式(b1)で表される化合物から選ばれる陽イオン性界面活性剤を含有する。従来の床用の処理剤や洗浄剤には、清潔感を付与するために殺菌剤を配合するものがあり、特に東南アジアなどの素足で生活する地域では好まれて使用されている。一般に(b)成分は硬質床表面の濡れ性を著しく低下させるが、本発明では、所定条件で(a)成分が含有されていることで優れた濡れ性を発揮することができる。
一般式(b1)において、R1bは炭素数12〜16の直鎖アルキル基が好ましく、R2b、R3bはそれぞれメチル基が好ましく、R4bはメチレン基が好ましく、Z-はハロゲンイオン、特に塩素イオンが好ましい。
本発明の床用液体洗浄剤組成物は、(c)成分として炭素数3〜6のポリカルボン酸又はその塩を含有する。(c)成分としてはマロン酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、リンゴ酸、酒石酸、クエン酸及び/又はこれらの塩が挙げられる。塩は、ナトリウム塩、カリウム塩等のアルカリ金属塩、アンモニウム塩、又はアルカノールアミン塩が挙げられる。これらの化合物のうち、特に好ましいものはコハク酸、リンゴ酸、クエン酸及び/又はこれらの塩である。
本発明の床用液体洗浄剤組成物は、持続性があり、高い強度の香りを得るために(d)成分として非水溶性の香料化合物を含有する。(d)成分は、単独の香料化合物を用いてもよく、複数の香料化合物を適切な比率で組み合わせた香料組成物(香料化合物の混合物)として用いてもよく、また、適切な溶剤で混和するなどして調合した香料組成物として用いてもよい。非水溶性の香料化合物としては、「香料の化学」(赤星亮一著、日本化学会編 産業化学シリーズ,昭和58年9月16日発行)、「合成香料 化学と商品知識」(印藤 元一著、化学工業日報社、1996年3月6日発行)、「香料と調香の基礎知識」(中島 基貴著、産業図書(株)、1995年6月21日発行)に記載のものを用いることができる。
(d)成分について、「非水溶性」とは、蒸留水に対する溶解度が20℃において0.2質量%未満であることを指す。
(d)成分として好ましい香料化合物として、炭化水素系香料、アルコール系香料、エーテル系香料、アルデヒド系香料、ケトン系香料、エステル系香料、ラクトン系香料、環状ケトン系香料、含窒素系香料を挙げることができる。具体的には、トナライド、オキサシクロヘキセデセン−2−オン、ガラクソライド、サリチル酸ヘキシル、α−ヘキシルシンナミックアルデヒド、1,2,3,4,5,6,7,8−オクタヒドロ−2,3,8,8−テトラメチル−2−アセトナフトン、サリチル酸アミル、イソカンフィルシクロヘキサノール、サリチル酸シクロヘキシル、テルピノーレン、リモネン、α−アミルシンナミックアルデヒド、サリチル酸ベンジル、β−ピネン、酢酸p−t−ブチルシクロヘキシル、酢酸o−t−ブチルシクロヘキシル、酢酸イソノニル、メチルヨノン−G、1−(2−t−ブチルシクロヘキシルオキシ)−2−ブタノール、アリルシクロヘキシルプロピオン酸アリル、3,3,5−トリメチルシクロヘキシルエチルエーテル、酢酸ジメチルベンジルカルビニル、リリアール、γ−ウンデカラクトン、β−ヨノン、酢酸テルピニル、テトラヒドロリナロール。酢酸リナリル、ヘキサン酸アリル、3−メチル−5−フェニルペンタノール、ジヒドロミルセノール、イソ酪酸フェニルエチル、プロピオン酸トリシクロデセニル、酢酸ジメチルベンジルカルビニル、ゲラニオール、1,8−シネオール、メチルβ−ナフチルケトン、テルピネロール、ボルネオール、リナロール、アリルアミルグリコレート、ジヒドロジャスモン酸メチル、酢酸トリシクロデセニル、カンファー、酢酸ベンジル、アニスアルデヒド、クマリン、ヘリオトロピンから選ばれる1種以上の香料化合物が好ましい。これら香料化合物のlogP(オクタノール/水分配係数)は1より大きいことが好ましく、2より大きいことがより好ましい。
本発明の液体洗浄剤組成物には、(e)成分として増粘剤を更に配合することができる。(e)成分の増粘剤は、液体洗浄剤組成物の粘性を適度に高めることで、使用者に濃厚なイメージを与え、更に使用時における計量を容易にする。
(e)成分の増粘剤は、セルロース系化合物が好ましく、ヒドロキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、それらの塩等を挙げることができ、ヒドロキシエチルセルロースが好ましい。ヒドロキシアルキルセルロースは、25℃、1%濃度の水溶液が約100〜6000mPa・sの粘度を有し、平均置換モル数(MS)が1.5〜2.5の範囲にあるものが好適に用いられる。
本発明の床用液体洗浄剤組成物には、その他の成分として、エチレンジアミン四酢酸塩等のビルダー、低級アルコール等のハイドロトロープ、アルカノールアミン等のアルカリ剤、(b)成分以外の殺菌剤、色素、pH緩衝剤及び水等を配合することができる。
本発明の床用液体洗浄剤組成物は、(a)成分と(b)成分の含有量の合計が0.5〜10質量、好ましくは1〜8質量%、より好ましくは2〜6質量%である。初期外観、洗浄性、仕上がり性、保存安定性の観点から0.5質量%以上が好ましく、保存安定性の観点から10質量%以下が好ましい。
また、本発明の床用液体洗浄剤組成物は、(d)成分の配合安定化と組成物の濡れ性を両立させる観点から、(a)成分/(b)成分の質量比が1〜5、好ましくは1.2〜4、より好ましくは1.4〜3である。
本発明の床用液体洗浄剤組成物中の(a)成分の含有量は、0.2〜8質量%、更に0.3〜7質量%、より更に1〜5質量%の範囲から選択されることが好ましく、また、(b)成分の含有量は、0.1〜5質量%、更に0.2〜4質量%、より更に0.3〜3質量%の範囲から選択されることが好ましい。
また、本発明の床用液体洗浄剤組成物は、初期外観、仕上がり性、保存安定性の観点から、(b)成分/(c)成分の質量比が0.1〜10、好ましくは0.2〜8、より好ましくは0.5〜5である。
本発明の床用液体洗浄剤組成物は、[(a)成分+(b)成分]/(d)成分の質量比が1〜20、好ましくは2〜15、より好ましくは3〜10である。初期外観、仕上がり性、保存安定性の観点から、1以上が好ましく、仕上がり性の観点から20以下が好ましい。
本発明の床用液体洗浄剤組成物中、(c)成分の含有量は0.1〜10質量%が好ましく、0.2〜8質量%がより好ましく、0.2〜5質量%が更に好ましい。但し(b)/(c)の質量比は前記範囲を充足する。
(d)成分の非水溶性の香料化合物は、使用時、使用後の清潔感、爽快感などを与えるために重要な成分である。本発明の床用液体洗浄剤組成物中、(d)成分の含有量は0.4〜8質量%であり、0.4〜5質量%が好ましく、0.4〜2質量%がより好ましい。
本発明の床用液体洗浄剤組成物が(e)成分の増粘剤を含有するときの量は、組成物中、2.0質量%以下が好ましく、0.1〜1.5質量%がより好ましく、0.1〜0.6質量%が更に好ましい。
本発明の床用液体洗浄剤組成物に、(a)〜(e)成分の以外の成分を含有するときの量は、固形分量として1.0質量%以下が好ましく、0.8質量%以下がより好ましく、0.5質量%以下が更に好ましい。
また(a)成分及び(b)成分以外の界面活性剤の配合量を少なくすることは、泡残りが少なく使用感を高めるため、(a)成分及び(b)成分以外の界面活性剤の(a)成分及び(b)成分に対する割合〔[(a)成分及び(b)成分以外の界面活性剤]/[(a)成分+(b)成分]〕は質量比で、好ましくは0.2以下、より好ましくは0.15以下、更に好ましくは0.1以下である。また(a)成分及び(b)成分以外の界面活性剤の含有量は、本発明の床用液体洗浄剤組成物中に好ましくは0.2質量%以下、より好ましくは0.15質量%以下、更に好ましくは0.1質量%以下である。
本発明の床用液体洗浄剤組成物の25℃でのpHは、硬質床への損傷性を考慮すると、pHが5以上11以下であることが好ましく、pH6以上10以下であることがより好ましく、pH6以上8以下が更に好ましい。pHは、(株)堀場製作所製pHメータD−52S、pH電極6367−10Dを用いて測定したものである。
本発明の床用液体洗浄剤組成物は、水を含有することが好ましい。水の含有量は、組成物中、60〜99質量%、更に80〜98質量%が好ましい。水は、貯蔵安定性に影響を与えないようにイオン交換水を用いることが好ましい。
本発明の液体洗浄剤組成物は、そのまま、あるいは、(a)成分の濃度が好ましくは40〜1000ppm、より好ましくは40〜500ppm、更に好ましくは50〜300ppmとなるように水に希釈した希釈液として使用することができる。該希釈液中、(b)成分の濃度は、25〜500ppmが好ましく、25〜250ppmがより好ましく、25〜150ppmが更に好ましい。また、該希釈液中、(c)成分の濃度は、20〜1000ppmが好ましく、20〜500ppmがより好ましく、30〜300ppmが更に好ましい。また、該希釈液中、(d)成分の濃度は、20〜300ppmが好ましく、20〜200ppmがより好ましく、30〜100ppmが更に好ましい。また、(e)成分を含有する場合、該希釈液中、(e)成分の濃度は、500ppm以下が好ましく、10〜400ppmがより好ましく、10〜300ppmが更に好ましい。
本発明の床用液体洗浄剤組成物を用いた床の洗浄方法は、液体洗浄剤組成物又はその希釈液を用い、通常のモップ、雑巾等で人為的に、或いは硬質床洗浄用機器(床用パッド又は床用ブラシを装着したポリッシャー等)や自動床洗浄機を用いて機械的に床拭きした後、乾燥させる方法である。前項に記載した条件の希釈液を用いる場合はそのまま乾燥させるだけでよいが、上記希釈条件よりも濃厚な状態で洗浄に供する場合には、数回の清め拭きを行った後に乾燥させることが好ましい。乾燥させる方法として、室温又は加温した空気を強制的に吹き付ける方法を適用しても良い。
また、本発明の床用液体洗浄剤組成物を用いた床の洗浄方法は、最終的な床の清浄仕上げ処理として行うことができ、所定の液体洗浄剤組成物又はその希釈液を用いて床表面を清浄仕上げする方法に応用できる。適用可能な床としては、例えば、セラミック床、プラスチック床、木質床等が挙げられる。中でも、硬質表面からなる床に適用することが好ましい。そのため、本発明の組成物は、硬質床用液体洗浄剤組成物として好適である。
表1、2に示す各成分を用い、実施例、比較例の硬質床洗浄用液体洗浄剤組成物を得た。pH(25℃)は必要に応じ6N−水酸化ナトリウム水溶液及び/又は6N−塩酸で調整した。各硬質表面用液体洗浄剤組成物を用い、下記の方法により、初期外観、希釈使用時の床面の仕上がり性、及び低温保存安定性の各試験を行った。結果を表1〜3に示す。
(初期外観)
調製直後の各液体洗浄剤組成物100gを透明のガラス製容器(マルエムスクリュー管No.8)に入れ、組成物の外観(初期外観)を25℃で状態を観察し、下記基準により評価した。
3:透明であり、全く濁りが認められない。
2:濁りが認められる。
1:濁りと分離が認められる。
(仕上がり性)
各液体洗浄剤組成物を、(a)成分と(b)成分の合計質量濃度が500ppmとなるように水道水で希釈し、綿製のモップを用いてセラミック製タイル(30cm×30cm)を拭き洗浄した。乾燥後のタイル表面の状態を観察し、仕上がり性を下記基準により評価した。
3:拭き筋の跡が4本以下
2:拭き筋の跡が5本以上9本以下
1:拭き筋の跡が10本以上。
(保存安定性)
各液体洗浄剤組成物40gを、透明のガラス製容器(マルエムスクリュー管No.7)に入れ、5℃で28日間保存し、7日ごとに組成物の外観の状態を観察した。低温保存安定性を、下記基準により評価した。
5:28日間の保存終了まで、外観変化は認められない。
4:28日間の保存終了時に、濁りと分離が認められる。
3:21日間の保存終了時に、濁りと分離が認められる。
2:14日間の保存終了時に、濁りと分離が認められる。
1:7日間の保存終了時に、濁りと分離が認められる。
Figure 0005419799
Figure 0005419799
Figure 0005419799
*1 アルキル(炭素数8〜18)ベンジルジメチルアンモニウムクロライド
表中、POEはポリオキシエチレンの略であり、pはエチレンオキサイド平均付加モル数である。また、香料組成物(d−1)〜(d−3)は、表4のものである。なお、表4中の香料化合物は、いずれも(d)成分の非水溶性香料化合物に該当する。
Figure 0005419799

Claims (1)

  1. 下記(a)〜(d)成分を含有し、(a)成分と(b)成分の含有量の合計が0.5〜10質量%であり、(a)/(b)の質量比が1〜5であり、(b)/(c)の質量比が0.1〜10であり、[(a)+(b)]/(d)の質量比が1〜20である、床用液体洗浄剤組成物。
    (a)成分:下記一般式(a1)で表される非イオン性界面活性剤
    1a−O−(CH2CH2O)p−H (a1)
    〔式中、R1aは炭素数12〜22の炭化水素基であり、pは平均付加モル数であり、6〜25の数である。〕
    (b)成分:下記一般式(b1)で表される化合物から選ばれる陽イオン性界面活性剤
    Figure 0005419799

    (式中、R1bは炭素数8〜18の炭化水素基、R2b、R3bはそれぞれ独立に炭素数1〜3のアルキル基であり、R4bは炭素数1〜3のアルキレン基である。Z-は陰イオン基である。)
    (c)成分:炭素数3〜6のポリカルボン酸又はその塩
    (d)成分:非水溶性の香料化合物 0.4〜8質量%
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