JPH10512612A - シャワー設備すすぎ洗浄用水性組成物及びシャワー設備を清浄に保持する方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 この発明は，シャワー設備等の表面から堆積物を取り除くためのすすぎ洗浄液組成物，及びこすり取り又はぬぐい取りをすることなくシャワー設備をすすいで清浄にすると共にシャワー設備の表面に好ましいつやを生成するためのかかる組成物の使用方法に関する。この組成物は，ＨＬＢ値が１３以下の非イオン界面活性剤，キレート剤，及びオプションでアルコール及び／又は水酸化アンモニウム及び／又はモルホリンを含有している。

Description

【発明の詳細な説明】発明の名称 シャワー設備すすぎ洗浄用水性組成物及びシャワー設備を清浄に保持する方法 発明の背景 技術分野 本発明は，シャワー設備等を清浄に保持するのに用いるすすぎ洗浄液組成物及 びその使用法に関する。関連技術 シャワー室及び浴槽には，繰返し使用するためその表面に無機物及び有機物の 堆積物が絶えまなく沈着して蓄積する。このような堆積物としては，不溶性のソ ープカード（ｓｏａｐ ｃｕｒｄｓ），せっけん又はシャンプーで部分的に被わ れた，身体由来の洗い落された断片，炭酸カルシウム，その他の不溶性金属塩類 ，及びかびと微生物の増殖物があるが，これら堆積物が蓄積すると，美感のみな らず清潔さ及び良好な衛生状態の観点からみて許容できない見苦しくかつ不健康 な環境が発生する。 通常，シャワー設備の堆積物の沈着は，消費者が購入できるいくつもの強力な 洗浄剤によって洗浄することができる。これらの洗浄剤は，界面活性剤，キレー ト剤，酸化剤，研磨剤及び可溶性塩の混合物を含有しているが，シャワー設備の 見苦しくかつ不健康な沈着物を定期的に除くために，上記洗浄剤を用いて繰返し こすり取り又はぬぐい取りを続けてから一般に水ですすぐ必要がある。これら従 来の洗浄剤を用いて清浄なシャワー設備を維持するにはかなりの労力が必要であ る。 ソコル（Ｓｏｋｏｌ）の米国特許第４，０２０，０１６号には，ＨＬＢ（親水 性親油性バランス）の数値が少なくとも１３．１の非イオン界面活性剤を必要と する，ソープカード溶解洗浄用水性組成物が開示されている。ソコルの特許の洗 浄用水性組成物は，その使用後，乾燥するまでに少なくともいくらかの中間的な すすぎ処理が必要でありさらにいくらかのぬぐい取りも必要であろう。しかしユ ーザは労力を最小にすることを望んでいる。また，この特許の洗浄用水性組成物 が，乾燥したときシャワー設備の表面に好ましいつやを生成するということは全 く開示されていない。 現時点では，表面の堆積物をこすり落とすか又はぬぐい取る動作なしで，シャ ワー設備の表面を清浄に維持ししかもシャワー設備の表面に好ましいつやを与え る満足すべき製品は全く存在していない。 発明の概要 したがって，本発明の目的は，上記のような従来技術の欠陥を克服することで ある。 本発明の他の目的は，シャワー設備を洗浄して清浄に保持するシャワー設備す すぎ洗浄液の組成物を提供することである。 本発明のさらに他の目的は，清浄なシャワー設備を維持し，浴槽及びシャワー 設備の表面に好ましいつやを与え，そしてシャワー設備の表面に望ましくない堆 積物が沈着するのを防止するために，浴槽及びシャワー設備すすぎ洗浄用組成物 を使用する方法を提供することである。 本発明の浴槽及びシャワー設備すすぎ洗浄用水性組成物には，すすぎ，ぬぐい 取り，こすり取り等の中間の作業なしで，浴槽及びシャワー設備の表面から堆積 物を除きしかもそれらの表面に好ましいつやを付与するという独特の利点がある 。本発明では，ユーザがシャワーを使用した後に浴槽及びシャワー設備すすぎ洗 浄用水溶液を使用し，シャワー設備の堆積物を除くために次のシャワー使用の際 に形成される水ミストを利用する。 本発明は，親水性親油性バランス（ＨＬＢ ）が１３より小さく好ましくは１２．５より小さい非イオン界面活性剤，キレー ト剤を含有し，そして任意にアルコール及び／又は水酸化アンモニウム及び／又 はモルホリンを含有し，浴槽とシャワー設備の表面をすすぎ洗浄して堆積物を除 去ししかもぬぐい取りもしくはこすり取りを必要とせず，使い易くて安全に使用 できる，縞模様を残さない水性組成物に関する。 また，本発明は，浴槽とシャワー設備の表面をこすり取りもしくはぬぐい取り 又はすすぎさえもせずに清浄に維持するために，本発明の液状すすぎ洗浄用組成 物を使用する方法に関する。 実施態様の詳細な説明 本発明のシャワー設備すすぎ洗浄用水性組成物は，ＨＬＢが１３より小さく好 ましくは１２．５より小さい非イオン界面活性剤，キレート剤を含有し，そして 任意にアルコール及び／又は水酸化アンモニウム及び／又はモルホリンを含有し ている。 本発明によるシャワー設備すすぎ洗浄用水溶液の好ましい実施態様は下記の組 成を有している（容量％で示す）。 イソプロピルアルコール ４．４％ ＡＮＴＡＲＯＸ ＢＬ−２２５界面活性剤 １．５％ ハンプーエン（Ｈａｍｐ−ｅｎｅ） １．５％ ジアンモニウムＥＤＴＡ４４％水溶液 香料 ０．００２％ 水 残り全体 本発明に用いられる非イオン界面活性剤は陽イオン界面活性剤及び陰イオン界 面活性剤の残留物と堆積物の両者を除去するのに好適でありそして周囲温度では 液体なので好ましい。この非イオン界面活性剤は，ＨＬＢ（親水性親油性バラン ス）が１３．０より小さく，より好ましくは，１２．５以下であり最も好ましく は約１２以下であり，シャワー設備の表面に縞模様を残さず，望ましいつやを与 える。一般に本発明のシャワー設備すすぎ洗浄用水性組成物は，非イオン界面活 性剤を，約０．５〜３容量％，より好ましくは１〜２容量％の範囲内，最も好ま しくは約１．５容量％を含有している。非イオン界面活性剤の濃度が０．５容量 ％より低いと，シャワー設備の堆積物を満足に除去できず，濃度が３％を超える とシャワー設備の表面に極めて多量の残留物（薄皮状被膜と認められる）が残る ことが見出された。 ＡＮＴＡＲＯＸ ＢＬ−２２５（米国ニュージャージー州クランベリー所在の ローヌ−プーラン（Ｒｈｏｎｅ−Ｐｏｕｌｅｎｃ）社）すなわち，ＨＬＢが１２ でくもり点が２７℃の混合エチレングリコールエーテル（一般式：Ｒ（ＯＣＨ２ ＣＨ２）ＸＲ’で表される修飾されたアルキルもしくはアルキルアリールエトキ シレートからなる修飾された直鎖状脂肪族ポリエーテル；式中，Ｒはアルキル基 又はアルキルアリール基であり，Ｒ’は末端基修飾基であり，そしてＸはエチレ ンオキシドのモル数を示す。）が好ましい非イオン界面活性剤である。例えば， アルキルフェノールグリコールエーテル類，ソルビタンオレイックエステル，シ リコーンポリアルコキシレートブロック共重体類，それらの混合物，及びＡＮＴ ＡＲＯＸ ＢＬ−２２５を組合わせた混合物で，ＨＬＢが１３より小さい非イオ ン界面活性剤が他の適切な非イオン界面活性剤の例であるが本発明を限定するも のではない。 また，非イオン界面活性剤は，そのくもり点によって特徴づけられる。水に対 する溶解度の限度を超えた過剰の界面活性剤は，分散液を生成し，くもり点以下 ではミセルで存在している。温度がくもり点を超えて上昇すると過剰の界面活性 剤は分離して別の相に移行する。ＨＬＢはくもり点から計算できるか又は容易に 推定できることが分かるであろう。非イオン界面活性剤のＨＬＢとくもり点の測 定法は，当業者の知識と技能の範囲内のものである。 キレート剤としてはエチレンジアミン四酢酸ジアンモニウム（ジアンモニウム ＥＤＴＡ）が好ましく，例えば，ＥＤＴＡのジアンモニウ塩の４４％水溶液であ るハンプ−エンジアンモニウムＥＤＴＡ（米国マサチューセッツ州レキシントン 所在のハンプシャー ケミカル コーポレーション（Ｈａｍｐｓｈｉｒｅ Ｃｈ ｅｍｉｃａｌ Ｃｏｒｐｏｒａｔｉｏｎ）社が製造）がある。この市販されてい る４４％水溶液は，混合が容易で，経費が経済的であり，且つ毒性が低い。他の キレート剤としては，特に限定されないが，例えばエチレンジアミン四酢酸（Ｅ ＤＴＡ），ヒドロキシエチルエチレンジアミン三酢酸（ＨＥＤＴＡ），ジエチレ ントリアミン五酢酸（ＤＴＰＡ）及びニトリロ三酢酸（ＮＴＡ）があり，等価キ レート化力（ｅｑｕｉｖａｌｅｎｔ ｃｈｅｌａｔｉｎｇ ｓｔｒｅｎｇｔｈ） に基づいてジアンモニウムＥＤＴＡの代わりに使用することができる。 ジアンモニウムＥＤＴＡの４４％水溶液を，約０．２〜２．０容量％の量でシ ャワー設備すすぎ洗浄用水性組成物に混合することが好ましい。等価キレート化 力に基づいて，異なる濃度のジアンモニウムＥＤＴＡの溶液のみならず上記の他 のキレート剤も，約０．１〜３容量％の量でシャワー設備すすぎ洗浄用水性組成 物に混合することができる。シャワー設備すすぎ洗浄用水性組成物中のキレート 剤の量が約３容量％を超えるとシャワー設備の表面に非常に多量の残留物が残り ，一方キレート剤が０．１容量％より低いとシャワー設備の堆積物はほとんど除 去できないか又は全く除去できない。該すすぎ洗浄用水性組成物中のキレート剤 が０．１容量％より低いときの他の欠点は，シャワー室の床を含めてシャワー設 備の表面が，適切な量のキレート剤を欠いた非イオン界面活性剤によって非常に 滑り易くなるということである。 水酸化アンモニウム又はモルホリンは，キレート剤の酸性度に対応して，シャ ワー設備すすぎ洗浄用水溶液のｐＨを上げるために使用することができる。シャ ワー設備すすぎ洗浄用水溶液のｐＨは，約４〜６の範囲が好ましく，約４〜５． ５の範囲が一層好ましく，そして約４．９が最も好ましい。ｐＨが約４より低い と，シャワー設備すすぎ洗浄用水性組成物におけるキレート剤の溶解度が劣り， 一方，ｐＨが約６より高いと，該すすぎ洗浄水性組成物は，満足にシャワー設備 の堆積物を除去しない。 アルコールは，溶媒特性を向上し，かつシャワー設備の表面の残留被膜を最少 にするため表面張力を低く保持することによってシーティング作用（Ｓｈｅｅｔ ｉｎｇ ａｃｔｉｏｎ）を改善するが，約１〜８容量％の範囲内ですすぎ洗浄用 水溶液に任意に添加することができる。すすぎ洗浄用水溶液中のアルコールの量 が８％を超えると，アルコールは，キレート剤に関する溶解度の問題を示すだけ でなく，臭気がより強くかつ感知されるようになる。短鎖アルコール，例えばエ チルアルコール，イソプロピルアルコール，ｎ−プロピルアルコール，ｎ−ブチ ルアルコール及びイソブチルアルコールが使用できるが，イソプロピルアルコー ルが好ましい。エチレングリコール，プロピレングリコール，グリセロール，エ チレングリコールのイソプロピルエーテル，又はエチレングリコールのエチルエ ーテルは，短鎖アルコールの可能な代替物として使用することができる。しかし メチルアルコールは，その毒性と高い揮発性のため，推奨できない。 本発明のすすぎ洗浄用水溶液は，新鮮でさわやかな香りを与えるため香料を含 有している方が好ましい。香料の添加は任意であるが，清浄なシャワー設備は“ 新鮮でさわやかな”香りがするであろうという消費者の期待を満たしてくれる。 しかし香料が添加されていない組成物でも，実施例１で以下に考察する判定基準 によれば，浴槽及びシャワー設備の表面を十分に清浄にする。 Ｐｉｎｅ ｏｄｏｒ ＃８２５５５及びＦｒｅｓｈ ａｎｄ Ｃｌｅａｎ ｏ ｄｏｒ ＃８２５５６（米国ジョージア州マリエッタ所在のＡＦＦ社）が市販さ れており両者とも等しく好ましい香料として満足すべきものである。しかし多く の市販されている香料又は香り添加剤はいずれも新鮮でさわやかな香りを与える ために使用することができ，当該技術分野における当業者の技術の範囲内にある 。一般に，香料添加剤は，メーカーが供給する香料添加剤の初期濃度に基づいて すすぎ洗浄用水溶液組成物に０．０００５％〜０．００８％混合する。 本発明のこのすすぎ洗浄用水溶液組成物に使用する水は，金属イオンの量は無 視できる量でなければならず，かつシャワー設備の表面から蒸発後，残留物又は 堆積物を残すことがあってはならない。シャワー設備すすぎ洗浄用水溶液の組成 の残余分として添加される水のみならず個々の成分を希釈するための水の供給源 としては蒸留水また脱イオン水が好ましい。 地域条件，例えば水の硬度，海抜及び一般的な土壌の組成は，本発明のシャワ ー設備すすぎ洗浄用水性組成物を調合する際に考慮できる。界面活性剤とキレー ト剤の量は，高い水の硬度及びカルシウムとマグネシウムの濃度が高い土壌に対 処して増大させることができる。高い海抜の場合，蒸気圧が低いアルコールを使 うことが望ましい。本発明のシャワー設備すすぎ洗浄用水性組成物の粘度は，シ ャワー設備の表面に残留被膜が生成するのを最少にするため２０センチポアズよ り低い方が好ましい。 本発明のシャワー設備すすぎ洗浄用水性組成物は，追加の添加物を含有する希 釈された界面活性剤の溶液であり，シャワーを浴びた後に使用してシャワー設備 の表面に堆積物が沈着するのを防止する。本発明のシャワー設備すすぎ洗浄液は ，ポンプ又は加圧噴霧器でシャワー設備の表面に最も良好に噴霧され，堆積物が 乾燥し固着する前に，シャワー設備の表面に用いると最高の結果が得られる。本 発明のすすぎ洗浄液は乾燥した堆積物を軟化させて除去するが，その基本的な利 点は，まだ濡れている堆積物を除去することである。本発明のすすぎ洗浄液は， これらの望ましくない堆積物を重力によって濡れたシャワー設備の表面から落と してシャワー室の排水口中へ移動させる。次に，シャワーを使用すると，シャワ ーによる水とその際形成される水ミストによって堆積物の除去が促進される。し たがって，シャワー利用，噴霧の実施及びシャワー設備表面の乾燥の単一サイク ル又は反復サイクルを実施すると，特に，シャワー設備の表面が乾燥した後，次 のシャワー使用で次のサイクルが始まる場合，半連続的方式で，堆積物が排水口 中に運び出される。噴霧を行い続いて水ですすいでもよいが，不必要である。本 発明の組成物は，かような堆積物が乾燥してしまった後にのみそれを除くのに使 用される従来の洗浄剤とは対照的に，こすり取り，ぬぐい取り等の他の機械的動 作は全く必要でない。 すでに乾燥し，固着してしまった，以前に沈着して蓄積した望ましくない堆積 物は，毎回シャワーを使用した後に，本発明のすすぎ洗浄液を続けて使用するこ とによって徐々にではあるが軟化され完全に除去できる。このような以前に乾燥 し固着した堆積物を除くため，ぬぐい取り等の機械的動作は全く必要でないとは いえ，ゆるやかにぬぐい取ることによって，時間が経過して蓄積した堆積物の軟 化したものの除去が促進される。ぬぐい取り又はこすり取りも行って差支えない が不要である。このシャワー設備すすぎ洗浄用水性組成物は通常の意味のシャワ ー設備又は浴槽用の洗浄剤ではなく清浄なシャワー設備を維持するのに用いるす すぎ洗浄液である。 さらに，純水道水又はソープを含有する水でシャワー設備の表面を単にすすぐ と，これら両者の水は堆積物を残すが，これとは対照的に，本発明は縞模様の形 成を防止しかつ自然乾燥して斑点を生じない。したがって，本発明のすすぎ洗浄 用水溶液は，最少の労力で，浴槽とシャワー設備を清浄に維持するのに用いる製 品を提供するものである。またこの溶液は，浴槽の表面等を，シャワーなしでも 清浄かつ斑点なしに維持するのに有効である。シャワー設備の堆積物を除去しか つシャワー設備を清浄に保持すること以外の他の用途として，本発明のシャワー 設備すすぎ洗浄用水溶液は，上記のように使用して，乾燥したとき，シャワー設 備表面に，例えば軽いつや消し仕上げ又は半光沢のような好ましいつやを提供す ることができる。実施例１ ある範囲のＨＬＢ値を有する各種の非イオン界面活性剤を比較する試験結果を 表１に示す。これらの試験結果は，硬水が生成する米国フロリダ州北部のある地 域のあるシャワー設備で得たものである。試験を行ったすすぎ洗浄液の水性組成 物はすべて，その界面活性剤が表１に示す試験界面活性剤類で取り替えられるこ とを除けば上記の好ましい実施態様の組成を有している。表１の括弧内の名称は ，試験を行った非イオン界面活性剤についてのローヌ−プーラン（Ｒｈｏｎｅ− Ｐｏｕｌｅｎｃ）社の商品名である。作用と表面の外観から見た被検界面活性剤 の試験結果を下記の判定基準に基づいてグレード付けを行った。 試験界面活性剤類を用い次にシャワー設備の表面を水ですすぐことなく乾燥さ せたところシャワー設備の表面に残留被膜が観察された。表面外観のグレードは 以下のように定義する。 グレードＡ： 澄んだバックグランド上に沈着物の痕跡による著しい縞模様が 見られる。 グレードＢ： 薄く覆われたバックグランド上に縞模様の薄い沈着物がいくら か見られる。 グレードＣ： 厚い被膜が均一に分布している。 グレードＤ： 壁面と備品に軽いつや消し仕上げを付与する薄い被膜が均一に 分布している。 グレードＥ： 半光沢の外観が均一に分布している。 試験界面活性剤を使用し次いでシャワー設備の表面を乾燥させた後でのシャワ ー使用時に観察された試験界面活性剤の作用のグレード付けを，下記のように定 義する作用のグレード付けで行った。 グレード１： シャワーのミストが表面の一部分だけを濡らす。そのため沈着 物の痕跡が際立って見える。 グレード２： シャワーのミストが，前記被膜の一部だけを除去して，表面を 不均一に濡らす。 グレード３： シャワーのミストが表面を均一に濡らして光沢のある外観を示 す。この濡れた被膜が壁を移動して下降し被膜が排水口に運び込 まれる。 具体的実施態様の上記説明は，本発明の一般的特質を十分明らかにしているの で，他の当業者は現在の知識を利用することによって，本発明の一般概念から逸 脱することなく，かような具体的実施態様を容易に変形し及び／又は各種用途に 適用することができる。したがって，このような適用と変形は，開示された実施 態様の均等物の意味と範囲に含まれていると理解されなければならない。本明細 書で用いられている言葉遣いと用語は，説明を目的とするものであり本発明を限 定するものではないと解すべきである。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．親水性親油性バランス（ＨＬＢ）値が１３より小さく，好ましくは１２． ５より小さくそして最も好ましくは１２以下である非イオン界面活性剤を０．５ 〜３容量％；及び キレート剤を０．１〜３容量％ 含有してなり，ｐＨが４〜６の範囲内にある，シャワー設備又は浴槽の表面を 清浄に保持するのに用いるすすぎ洗浄用水溶液。 ２．前記キレート剤が，エチレンジアミン四酢酸，エチレンジアミン三酢酸ジ アンモニウム，ヒドロキシエチル−エチレンジアミン三酢酸，ジエチレントリア ミン五酢酸及びニトリロ三酢酸からなる群から選択される請求項１に記載のすす ぎ洗浄用水溶液。 ３．さらにアルコールを１〜８容量％含有してなる請求項１又は２に記載のす すぎ洗浄用水溶液。 ４．前記アルコールが，イソプロピルアルコール，エチルアルコール， ｎ− プロピルアルコール，ｎ−ブチルアルコール，イソブチルアルコール及びグリセ ロールからなる群から選択される請求項３に記載のすすぎ洗浄用水溶液。 ５．さらに，水酸化アンモニウムを約０．５〜２容量％，又はモルホリンを約 ０．５〜３％含有してなる請求項１〜４のいずれか１項に記載のすすぎ洗浄用水 溶液。 ６．さらに，蒸留水又は脱イオン水を含有してなる請求項１〜５のいずれか１ 項に記載のすすぎ洗浄用水溶液。 ７．浴槽又はシャワー設備を使用した後，浴槽又はシャワー設備の表面にすす ぎ洗浄液を噴霧してシャワー使用によって生じる堆積物を除去することからなる ，ぬぐい取り，こすり取り等行うことなくシャワー設備の表面の堆積物を除くた めのすすぎ洗浄液としての請求項１〜６のいずれか１項に記載の組成物の使用方 法。 ８．浴槽又はシャワー設備を使用した後で浴槽又はシャワー設備の表面にすす ぎ洗浄用水溶液を噴霧するステップとそのすすぎ洗浄用水溶液によって，シャワ ー設備表面から堆積物を落として排水口へ移動させるステップとからなり，そし てそのシャワー設備すすぎ洗浄液は自然乾燥して斑点を生ぜずかつ縞模様を残す ことない，ぬぐいとり，こすり取り等を行わずにシャワー設備の表面の堆積物を 除くためのすすぎ洗浄液としての請求項１〜６のいずれか１項に記載の組成物の 使用方法。 ９．本質的に次のステップ，即ち， （Ａ）入浴又はシャワー使用の通常の過程で浴槽又はシャワー設備の表面を濡 らすこと； （Ｂ）浴槽又はシャワー設備の濡れた表面にすすぎ洗浄用水性組成物を噴霧す ること； （Ｃ）それによって，該組成物が堆積物を前記表面から落として排水口に向け て移動させることによって，シャワー使用又は入浴によって生じる堆積物を，ぬ ぐい取り，こすり取り，すすぎ等を行うことなく除去すること の各ステップからなるサイクルを１回又は２回以上繰り返すことからなる，ぬぐ い取り，こすり取り等を行うことなしに，浴槽又はシャワー設備の表面上の堆積 物を除くためのすすぎ洗浄液としての請求項１〜６のいずれか１項に記載の組成 物の使用方法。 １０．組成物を浴槽又はシャワー設備の表面に噴霧して，浴槽又はシャワー設 備の表面のシャワー堆積物を除き軽いつや消し仕上げ又は半光沢のつやを生成さ せる，浴槽又はシャワー設備の表面につやを与える溶液としての請求項１〜６の いずれか１項に記載の組成物の使用方法。