JP3299039B2 - 硬質表面洗浄剤組成物 - Google Patents
硬質表面洗浄剤組成物Info
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Description
物、詳しくは、起泡性に優れ、pHを調整することによ
り、浴室内の石鹸カス汚れから、住まいの手垢汚れ、キ
ッチンの変性油脂汚れまで、効果的に除去でき、且つ、
低温保存した時の凍結回復性に優れた硬質表面洗浄剤組
成物に関するものである。
の汚れは他の住居の汚れとは異なり、金属石鹸、特に脂
肪酸のカルシウム塩によるものが主体であるため、中性
洗剤やアルカリ洗剤では迅速かつ満足に汚れを除去する
ことができない。この汚れを除去するには酸性洗剤が有
効であるが、大理石製浴槽や金属等の耐酸性に劣る材質
を損傷するという欠点を有している。
て悪影響を及ぼすことなく、浴室汚れを洗浄するには、
界面活性剤、水溶性溶剤及びキレート剤を配合した弱酸
性ないし中性の洗浄剤が効果的である。そのような洗浄
剤としては、例えば、特開昭53−35710号公報に
はアニオン界面活性剤、ノニオン界面活性剤、アルキレ
ングリコールアルキルエーテル系溶剤、及びクエン酸、
エチレンジアミンテトラアセテート等のキレート剤を配
合したpHが4.5〜7.5の浴室洗浄剤が、また、特
開昭63−51500号公報には、界面活性剤、アミノ
カルボン酸からなる洗浄力向上剤、及びグリコール溶剤
を含有する中性の浴室用洗浄剤が、更に、特開平2−2
98599号公報には、ヒドロキシカルボン酸(塩)と
アミノカルボン酸(塩)とを特定の比率で混合し、pH
を中性にした液体洗浄剤組成物が記載されている。しか
し、これらの洗浄剤組成物はいずれも、洗浄力、起泡力
及び保存安定性、特に、低温保存した時の凍結回復性が
未だ満足し得るものではない。
スレンジ等には、油に起因した落ちにくい汚れ、即ち、
変性油脂汚れが付着している。この汚れは、てんぷらや
炒めもの等を調理した際に、油が飛び散ったり、油煙と
なって飛んだりして換気扇やガスレンジまわりに付着す
る汚れである。一般に、食用油に使われている油には二
重結合をもった不飽和の化学構造のものが多く、このよ
うな油が長時間空気にふれてしかも熱や光の作用を受け
ると容易に酸化されたり、重合したりして、大きな分子
量のものに変わっていき樹脂状を呈するようになる。こ
れが変性油脂汚れの中身であり、落ちにくい汚れの原因
となる。
ないと油がつきはじめてから六ヵ月ぐらいで油汚れの付
着量も多くなり、外観も見苦しくなってくる。この頃に
は油の変性もかなり進んできて、基質への付着も強くな
り落ちにくい汚れとなってしまう。このような汚れを落
とすには、ブチルカルビトール等のアルキレングリコー
ルエーテル系溶剤が配合されている特殊な洗浄剤等が使
用されていた。しかしながら、これらの溶剤は、臭い、
洗浄効果等の点で問題がある。
物として、特開昭51−10808号公報には、アルキ
レングリコールエーテル系溶剤にヘキシレングリコール
を併用することにより、洗浄力を増大させることがで
き、実質的に臭いのないようにした洗浄剤組成物が記載
されている。また、特開平1−236300号公報に
は、ポリオキシアルキレンの付加モル数が5モル以下の
ポリオキシアルキレンモノベンジルエーテルを含有する
硬質表面洗浄剤が記載されており、この硬質表面洗浄剤
は、該公報の記載によれば、泡立ちの点で優れている。
い油脂汚れ、特に温度や湿度、光、酸素、微生物等の影
響を受けて変性した変性油脂汚れに対しては、未だ十分
満足のいくものではなかった。また、組成物の保存安定
性の点で、特に低温保存した時の凍結回復性等の厳しい
条件では沈殿を生じたり、分離後元どうりに回復しない
という問題があった。
pHを調整することにより、浴室内の石鹸カス汚れか
ら、住まいの手垢汚れ、キッチンの変性油脂汚れまで、
効果的に除去でき、且つ、低温保存した時の凍結回復性
に優れた硬質表面洗浄剤組成物を提供することにある。
した結果、特定のポリオキシアルキレンモノベンジルエ
ーテル若しくはポリオキシアルキレンモノフェニルエー
テルの少なくとも2種の混合物を特定比率で配合すると
ともに、陰イオン性界面活性剤、金属イオン封鎖剤を配
合した洗浄剤組成物が、上記目的を達成し得ることを知
見した。
で、下記成分(a)、(b)、(c)及び(d)を下記
の量含有し、且つ、成分(a)と成分(b)との重量比
(a)/(b)が1/10〜10/1の範囲にあること
を特徴とする硬質表面洗浄剤組成物を提供するものであ
る。
じ)の一般式(I)で表わされるR1が同一の化合物の
xの値の異なる少なくとも2種の混合物であって、下記
〔数3〕(前記〔数1〕と同じ)の式を満足する混合
物:0.001≦(a)/〔(a)+(b)+(c)+
(d)〕≦0.30〔但し、(a)〜(d)は重量を表
す。以下、同じ。〕
≦(b)/〔(a)+(b)+(c)+(d)〕≦0.
30 (c)金属イオン封鎖剤:0.0001≦(c)/
〔(a)+(b)+(c)+(d)〕≦0.20 (d)水
いて詳細に説明する。
2〕の一般式(I)で表わされる化合物は、アルキレン
グリコールエーテル系の溶剤、即ち、ポリオキシアルキ
レンモノベンジルエーテル又はポリオキシアルキレンモ
ノフェニルエーテルである。そして、本発明に用いられ
る上記成分(a)は、上記一般式(I)のアルキレング
リコールエーテル系の溶剤において、R1 が同一の化合
物のxの値の異なる少なくとも2種の混合物で、油脂汚
れ、特に変性油脂汚れの膨潤作用あるいは溶解作用、洗
浄力の点から、下記〔数4〕(上記〔数1〕及び〔数
3〕と同じ)の式を満足するものであり、好ましくは下
記〔数5〕(上記〔数2〕と同じ)の式を満足するも
の、更に好ましくは下記〔数6〕、最も好ましくは下記
〔数7〕の式を満足するものである。また、その中でも
x=1〜3の中から選ばれたxの値の異なる少なくとも
2種の混合物とx=4〜10好ましくは4〜6の中から
選ばれたxの値の異なる少なくとも2種の混合物を下記
〔数4〕〜〔数7〕の式を満足させるように混合させた
ものが好ましい。更に、上記成分(a)は、上記一般式
(I)において、洗浄力、起泡性という点でR1 がフェ
ニル基のものが好ましくまた、R2 がHで表されるポリ
オキシエチレン誘導体が好ましい。
制限されるものではなく、上記一般式(I)において、
xが1〜3のもの及びxが4〜10のもの、好ましくは
xが4〜6のものの中からそれぞれ任意に選びだし、そ
れらを上記〔数4〕〜〔数7〕の式を満足するような割
合で混合する方法、あるいはベンジルアルコール若しく
はフェノールにエチレンオキシド、プロピレンオキシド
等のオキシアルキレン化合物を水酸化ナトリウム、水酸
化カリウム等のアルカリ触媒の存在下に反応させる方法
等が挙げられる。
いて、R1 が同一のアルキレングリコールエーテル系の
溶剤のxの値の異なる少なくとも2種の混合物で、上記
一般式(I)において、xが1〜3だけのもの、若しく
はxが4〜10だけのものでも、油脂汚れや弱い変性油
脂汚れに対する洗浄効果は期待できるが、特にxが1〜
3のものと、xが4〜10のもの、好ましくはxが4〜
6のものとの中から、上記〔数4〕〜〔数7〕の式を満
足する範囲で、混合物とすることにより、強変性油脂汚
れに対して上記アルキレングリコールエーテル系の溶剤
が効果的に、吸着、浸透して、水の浸透促進効果を高
め、変性油脂を膨潤させ、更には溶解させる作用を促進
させる。
〔(a)+(b)+(c)+(d)〕の値が0.001
〜0.30、好ましくは0.01〜0.20、更に好ま
しくは0.03〜0.15となる量である。上記の値が
0.001未満では十分な洗浄力が得られず、一方、
0.30を超えると効果が飽和し経済的でない。
ン性界面活性剤であれば、特に制限されるものではない
が、好ましいものとして、スルホン酸塩型及び/又は硫
酸塩型陰イオン性界面活性剤が挙げられ、特に、下記の
スルホン酸塩型及び/又は硫酸塩型陰イオン性界面活性
剤が好ましく例示される。
イオン性界面活性剤としては、アルカンスルホン酸塩
類、アルキル硫酸エステル塩類、直鎖アルキルベンゼン
スルホン酸塩類、アルキルジフェニルエーテルジスルホ
ン酸塩類、α−オレフィンスルホン酸塩類、アルケンス
ルホン酸塩類、ヒドロキシアルカンスルホン酸塩類、ポ
リオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸塩類、ポリオ
キシアルキレンアルキルフェニルエーテルスルホン酸塩
類、α−スルホ脂肪酸の塩類及びそのエステル塩類、ア
ルキルスルホコハク酸モノエステル塩類等が挙げられ
る。
する対イオンとしては、ナトリウム、カリウム等のアル
カリ金属イオン又はアンモニア若しくはモノエタノール
アミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン等
のアルカノールアミンのイオンを挙げることができる。
合物の中でも、洗浄力、起泡力の点から、好ましくは、
直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩類、α−オレフィン
スルホン酸塩類、ポリオキシアルキレンアルキルエーテ
ル硫酸塩類、ポリオキシアルキレンアルキルエーテルス
ルホン酸塩類、アルキルジフェニルエーテルスルホン酸
塩、更に好ましくは、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸
塩類、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸塩類
等が挙げられ、具体例としては、ラウリルベンゼンスル
ホン酸ナトリウム、C12−αオレフィンスルホン酸ナト
リウム、C14−αオレフィンスルホン酸ナトリウム、ポ
リオキシエチレン(p=4)ラウリルエーテル硫酸ナト
リウム、ポリオキシエチレン(p=12)ラウリルフェ
ニルエーテルスルホン酸ナトリウム、アルキル(C12)
ジフェニルエーテルスルホン酸ナトリウム等が挙げられ
る。上記陰イオン性界面活性剤は、1種又は2種以上を
混合して用いることができる。
〔(a)+(b)+(c)+(d)〕の値が0.001
〜0.30、好ましくは0.001〜0.20、更に好
ましくは0.01〜0.10となる量である。上記の値
が0.001未満では十分な洗浄力が得られず、一方、
0.30を超えると効果が飽和し経済的でない。
(a)及び(b)は、洗浄力、起泡力の点で、それらの
重量比(a)/(b)が、1/10〜10/1、好まし
くは1/1〜10/1の範囲となるように配合される。
る金属イオン封鎖剤としては、通常使用されるものなら
ばいずれのものも使用でき、特に制限されるものではな
いが、好ましくは、例えば、オルソリン酸、ピロリン
酸、トリポリリン酸、メタリン酸、ヘキサメタリン酸、
フィチン酸等のリン酸系化合物のアルカリ金属塩又はア
ルカノールアミン塩;アスパラギン酸、グルタミン酸、
グリシン等のアミノ酸のアルカリ金属塩又はアルカノー
ルアミン塩;ニトリロ三酢酸、イミノ二酢酸、エチレン
ジアミン四酢酸、ヒドロキシエチレンジアミン酢酸、ジ
エチレントリアミン五酢酸、グリコールエーテルジアミ
ン四酢酸、ヒドロキシエチルイミノ二酢酸、トリエチレ
ンテトラミン六酢酸、ジエンコル酸等のアミノポリ酢酸
のアルカリ金属塩又はアルカノールアミン塩;ジグリコ
ール酸、オキシジコハク酸、カルボキシメチルオキシコ
ハク酸、クエン酸、乳酸、酒石酸、シュウ酸、リンゴ
酸、グルコン酸、カルボキシメチルコハク酸、カルボキ
シメチル酒石酸等の有機酸のアルカリ金属塩又はアルカ
ノールアミン塩;アミノポリ(メチレンホスホン酸)及
びそのアルカリ金属塩又はアルカノールアミン塩、ポリ
エチレンポリアミンポリ(メチレンホスホン酸)及びそ
のアルカリ金属塩又はアルカノールアミン塩等が挙げら
れる。
クエン酸、リンゴ酸等のヒドロキシカルボン酸、ピロリ
ン酸等の縮合リン酸、エチレンジアミン四酢酸あるいは
ヒドロキシエチレンジアミン酢酸等のアミノカルボン
酸、又はこれらのナトリウム塩、カリウム塩等のアルカ
リ金属塩又はアンモニウム塩若しくはアルカノールアミ
ン塩等及びそれらの水溶性塩が好ましいものとして挙げ
られ、これらの金属イオン封鎖剤は、1種又は2種以上
を混合して用いることができる。
〔(a)+(b)+(c)+(d)〕の値が0.000
1〜0.20、好ましくは0.0005〜0.10とな
る量である。上記の値が0.0001未満では洗浄効果
が不十分であり、一方、0.20を超えると効果が飽和
に達し経済的でない。
分(c)の金属イオン封鎖剤の含有量により、組成物の
pHを好ましくは6.1以上に調整することができる。
そして、このpHを調整することで、浴室内汚れ除去
用、比較的汚れの程度の軽い手垢汚れや未変性油汚れ除
去用、及び変性油脂汚れ除去用の洗浄剤組成物をそれぞ
れ調製することができる。これらの洗浄剤組成物を用い
ることにより、種々の汚れを効果的に落とすことができ
る。
は、常法に従って加えられ、水溶液〔通常、目的に応
じ、有効成分(水を除く成分)の濃度が1〜60%とな
るように選択する〕として、本発明の組成物を調製する
ものである。
は、好ましくは6.1〜8.5、より好ましくは6.5
〜8.5である。上記pHが6.1未満では成分の配合
性がやや劣化し、また、台所用やカビ取り用として用い
られる塩素系漂白剤と混合したとき有毒な塩素ガスが発
生しやすくなる。一方、上記pHが8.5を超えるに従
い、洗浄力の低下が次第に生じてくる。
未変性油脂汚れ除去用洗浄剤組成物のpHは、好ましく
は9.5〜11.0である。上記pHが9.5未満では
洗浄効果が不十分であり、一方、上記pHが11.0を
超えても、洗浄効果は増大しない。
Hは、好ましくは11.1〜12.5である。上記pH
が11.1未満では変性度が大きい油脂汚れに対しては
洗浄効果が不十分であり、一方、上記pHが12.5を
超えても、洗浄効果は増大しない。
に応じて以下の任意成分を配合することができる。低温
安定化剤として、エチルアルコール等の低級アルコー
ル、エチレングリコール等の低級グリコール、ベンゼン
スルホン酸塩、トルエンスルホン酸塩等の低級アルキル
ベンゼンスルホン酸塩等を通常0.1〜20%配合する
ことができる〔但し、(a)+(b)+(c)+(d)
を100%とする〕。また、粘度調整剤として、膨潤性
粘土鉱物として知られるモンモリロナイト、ヘクトライ
ト、バーミキュライト、アタパルジャイト、セピオラク
ト及びこれらの混合物を主成分とするスメクタイト型粘
土鉱物、ポリアクリル酸ナトリウム、架橋剤ポリアクリ
ル酸、ポリアクリル酸アルキルエステル等のアクリル系
のホモポリマー又はコポリマー、ポリビニルアルコー
ル、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセ
ルロース、ポリビニルピロリドン、無水マレイン酸ポリ
マー等を0.1〜10%配合することができる〔但し、
(a)+(b)+(c)+(d)を100%とする〕。
更に、製品の付加価値を増大させるために香料、色素、
防腐剤、酸化防止剤、増粘剤等を配合することもでき
る。
従い、上記必須成分(a)、(b)、(c)及び
(d)、更に必要に応じて、上記任意成分を配合して調
製することができる。
の石鹸カス汚れ除去用、住まいの手垢汚れ除去用、キッ
チンの変性油脂汚れ除去用等の洗浄剤組成物として使用
される。
質表面洗浄剤組成物を更に詳細に説明するが、本発明は
これらの実施例によって制限されるものではない。
以下、各表において同じ。)の硬質表面洗浄剤組成物を
常法に従い調製した。得られた組成物について、それぞ
れ下記の〔膨潤度試験〕を行った。それらの結果を下記
〔表1〕に示す。
ンプレート上で180℃の温度で10時間焼き付け、変
性油滴をつくり、これを、調製した上記洗浄剤組成物2
mlに、5時間浸漬し、膨潤度の測定を行った。尚、膨潤
度(Q)の計算式は、下記の通りである。
に従い調製した。得られた組成物について、それぞれ下
記の〔洗浄力試験〕、〔起泡力試験〕、及び〔保存安定
性試験〕を行った。それらの結果を下記〔表2〕に示
す。
風呂汚れが付着している鋳鉄ホーロー浴槽(うわ薬がジ
ルコン系のものを使用)を、調製した上記洗浄剤組成物
を含ませたウレタン製のスポンジに約500gの荷重を
かけて5往復こすった後の、浴槽表面の汚れの除去状態
を、視覚によって下記の5段階で評価した。 5;汚れ落ちが非常に良好。 4;汚れ落ちが良好。 3;汚れ落ちにむらがある。 2;若干汚れが落ちる程度。 1;ほとんど汚れが落ちない。
をドイツ硬度4°DH水にて5.0%に希釈し、25℃
に保温した後、ロス アンド マイルス(Ross a
nd Miles)起泡力測定装置を用いて、生じた泡
の高さを測定(JISK 3362に準拠)した(単位
mm)。
成物を、ポリエチレン製ボトル(満注量525ml)に5
00ml充填密封し、−20〜20℃ cycle/dayで1ヶ月
保存した後、該洗浄剤組成物の変化について肉眼で観察
した。尚、評価基準は下記の通りである。 ○:分離又は沈殿を生じない。 ○〜△:分離するが、沈殿は生じず室温で放置すれば元
どおりに回復する。 △:分離するが、沈殿は生じず室温で放置しても元どお
りに回復しない。 ×:沈殿を生じる。
〔成分(a)〕は、次の通りであり、上記〔表2〕中の
pHの調整は、モノエタノールアミンを用いて行った。
化合物Aは、一般式(I)において、R1 がフェニル
基、R2 が水素原子であるポリオキシエチレンモノフェ
ニルエーテルを表す。化合物Bは、一般式(I)におい
て、R1 がベンジル基、R2 が水素原子であるポリオキ
シエチレンモノベンジルエーテルを表す。
に従い調製した。得られた組成物について、それぞれ下
記の〔洗浄力試験〕、〔起泡力試験〕及び〔保存安定性
試験〕を行った。それらの結果を下記〔表3〕に示す。
レート上に、手垢汚れを強制的に付着させ1ヶ月間室温
放置したものをモデル汚れとした。このモデル汚れに、
調製した上記洗浄剤組成物を市販のスプレーヤーで1cc
スプレーし、乾いたタオルで拭き取った後、洗浄力を下
記の評価基準にて官能評価した。 ◎;汚れ落ち非常に良好。 ○;汚れ落ち良好。 △;汚れが落ちない箇所がある。 ×;ほとんど汚れが落ちない。
を市販のスプレーヤーで窓ガラスにスプレーした。その
ときの起泡力を下記の評価基準にて官能評価した。 ○;スプレーしたとき、泡立ちが良い。 △;スプレーしたとき、少し泡立つ。 ×;スプレーしたとき、泡が立たない。
に従い調製した。得られた組成物について、それぞれ下
記の〔洗浄力試験〕を行い、また、試験例3と同様にし
て〔起泡力試験〕及び〔保存安定性試験〕を行った。そ
れらの結果を下記〔表4〕に示す。
布し、150℃の温度で20分間焼き付け、殆ど乾いた
膜を形成させてモデル汚染板を作り、これを用いて洗浄
力試験を行った。即ち、調製した上記洗浄剤組成物を垂
直に固定したモデル汚染板に滴下し、1分間放置した
後、浮き上がった汚れを脱脂綿で軽く除去し、その洗浄
の程度(洗浄力)を下記の評価基準により肉眼で評価し
た。 ◎;完全な汚れ落ち。 ○;80%程度の汚れ落ち。 ○〜△;60%程度の汚れ落ち。 △;50%程度の汚れ落ち。 △〜×;30%程度の汚れ落ち。 ×;全く汚れが落ちない。
例、参考例及び比較例に使用した成分(a)のEO付加
モル数xの分布を下記〔表5〕に示す。但し、表中の値
は、成分(a)全体の量を10としたときの組成比を示
す。
面洗浄剤組成物(実施例1〜5)は、洗浄力及び起泡力
が高く、且つ、低温保存した時の凍結回復性に優れてい
ることが判る。この洗浄剤組成物は、pHが7であり、
特に、浴室内汚れ除去用洗浄剤組成物として使用され
る。
1)は、起泡性に優れ、pHを調整することにより、種
々の汚れを効果的に除去でき、且つ、低温保存した時の
凍結回復性の優れたものである。本発明の硬質表面洗浄
剤組成物(請求項5)は、浴室内の石鹸カス汚れを効果
的に除去することができるものである。本発明の硬質表
面洗浄剤組成物(請求項6)は、住まいの手垢汚れや未
変性油脂汚れを効果的に除去することができるものであ
る。本発明の硬質表面洗浄剤組成物(請求項7)は、キ
ッチンの変性汚れを除去することができるものである。
Claims (7)
- 【請求項1】 下記成分(a)、(b)、(c)及び
(d)を下記の量含有し、且つ、成分(a)と成分
(b)との重量比(a)/(b)が1/10〜10/1
の範囲にあることを特徴とする硬質表面洗浄剤組成物。 (a)下記〔化1〕の一般式(I)で表わされるR1 が
同一の化合物のxの値の異なる少なくとも2種の混合物
であって、下記〔数1〕の式を満足する混合物:0.0
01≦(a)/〔(a)+(b)+(c)+(d)〕≦
0.30〔但し、(a)〜(d)は重量を表す。以下、
同じ。〕 【化1】 【数1】 (b)陰イオン性界面活性剤:0.001≦(b)/
〔(a)+(b)+(c)+(d)〕≦0.30 (c)金属イオン封鎖剤:0.0001≦(c)/
〔(a)+(b)+(c)+(d)〕≦0.20 (d)水 - 【請求項2】 上記成分(a)が、下記〔数2〕の式を
満足する混合物である請求項1記載の硬質表面洗浄剤組
成物。 【数2】 - 【請求項3】 上記成分(b)が、スルホン酸塩型及び
/又は硫酸塩型陰イオン性界面活性剤である請求項1又
は2記載の硬質表面洗浄剤組成物。 - 【請求項4】 上記スルホン酸塩型及び/又は硫酸塩型
陰イオン性界面活性剤が、アルカンスルホン酸塩類、ア
ルキル硫酸エステル塩類、直鎖アルキルベンゼンスルホ
ン酸塩類、アルキルジフェニルエーテルジスルホン酸塩
類、α−オレフィンスルホン酸塩類、アルケンスルホン
酸塩類、ヒドロキシアルカンスルホン酸塩類、ポリオキ
シアルキレンアルキルエーテル硫酸塩類、ポリオキシア
ルキレンアルキルフェニルエーテルスルホン酸塩類、α
−スルホ脂肪酸の塩類及びそのエステル塩類、並びにア
ルキルスルホコハク酸モノエステル塩類からなる群から
選ばれた1種又は2種以上の陰イオン性界面活性剤であ
る請求項3に記載の硬質表面洗浄剤組成物。 - 【請求項5】 pHが6.1〜8.5の浴室内汚れ除去
用洗浄剤組成物である請求項1〜4記載の何れかに記載
の硬質表面洗浄剤組成物。 - 【請求項6】 pHが9.5〜11.0の手垢汚れ又は
未変性油汚れ除去用洗浄剤組成物である請求項1〜4記
載の何れかに記載の硬質表面洗浄剤組成物。 - 【請求項7】 pHが11.1〜12.5の変性油脂汚
れ除去用洗浄剤組成物である請求項1〜4の何れかに記
載の硬質表面洗浄剤組成物。
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