JP2000230194A - 洗浄剤組成物 - Google Patents

洗浄剤組成物

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JP2000230194A
JP2000230194A JP11034832A JP3483299A JP2000230194A JP 2000230194 A JP2000230194 A JP 2000230194A JP 11034832 A JP11034832 A JP 11034832A JP 3483299 A JP3483299 A JP 3483299A JP 2000230194 A JP2000230194 A JP 2000230194A
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salt
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JP11034832A
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Takahiro Otaguro
隆浩 大田黒
Toshinobu Kashiwada
利信 柏田
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Lion Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 住居内外における金属酸化物の除去、特に、
被洗浄面を傷付けないで、付着した金属酸化物(腐食汚
れ、もらいサビ等)を除去できると共に、金属表面の腐
食を起こさない洗浄力に優れた洗浄剤組成物を提供す
る。 【解決手段】 チオカルボン酸及び/又はその塩と、高
分子系金属キレート剤とを含有することを特徴とする洗
浄剤組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、住居内外における
金属酸化物の除去に優れた洗浄剤組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、サビ取りの洗浄方法等において
は、強酸性洗浄剤、クレンザー入り洗浄剤、研磨
粒子人りスポンジ、金属タワシ、中性洗剤を用いて
いる。これらの洗浄剤や洗浄用具を用いて汚れている金
属酸化物を擦ると、被表面を傷つけたり、また、酸・ア
ルカリ含有洗浄剤を用いると目に誤って入ることがある
ものである。
【0003】また、手や足等に上記洗浄剤がはねたりし
て付着すると皮膚が荒れたりするなどの問題点があり、
更に、酸性洗剤を用いると洗浄後、金属を腐食してサビ
を発生する問題点があった。また、中性洗浄剤では、上
記のような金属酸化物の除去が未だ不十分であった。
【0004】一方、衣類用洗浄剤分野では、還元漂白主
基材として、二酸化チオ尿素を用いて泥汚れが付着した
衣類を対象に市販品が販売されている。しかしながら、
この商品を用いて住居内で発生した鉄サビ、もらいサビ
を評価すると十分に除去できないことがわかった。ま
た、住居以外の車両洗浄分野におけるサビ除去方法で
は、例えば、特公平5−25279号公報において、チ
オグリコール酸又はその塩にオキシカルボン酸又はその
塩とアミノカルボン酸又はその塩の併用系の洗浄剤組成
物が開示されている。しかしながら、使用形態として、
上記洗浄剤組成物を用いて、上記と同様に住居内で発生
した鉄サビ、もらいサビを評価すると、チオグリコール
酸及びその塩の濃度が15重量%以上の高濃度で用いる
とサビ除去が可能であるが、手荒れや基剤臭があり好ま
しくなく、皮膚等への安全性を更に向上せしめる必要性
があることがわかった。逆に、上記チオグリコール酸及
びその塩が5重量%以下の低濃度では、さび除去性能が
低下し不適当なものとなる課題がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来技
術の課題等に鑑み、これを解消しようとするものであ
り、住居内外における金属酸化物の除去、特に、被洗浄
面を傷付けないで、付着した金属物(腐食汚れ、もらい
サビ等)を除去できると共に、金属表面の腐食を起こさ
ない洗浄力に優れた洗浄剤組成物を提供することを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記従来
の課題等について鋭意検討した結果、チオカルボン酸及
び/又はその塩と、特定の化合物とを含有せしめること
により、上記目的の洗浄剤組成物を得ることに成功し、
本発明を完成するに至ったのである。すなわち、本発明
の洗浄剤組成物は、チオカルボン酸及び/又はその塩
と、高分子系金属キレート剤とを含有することを特徴と
する。
【0007】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を詳
しく説明する。本発明の洗浄剤組成物は、チオカルボン
酸及び/又はその塩と、高分子系金属キレート剤とを含
有することを特徴とするものである。
【0008】本発明に用いるチオカルボン酸及び/又は
その塩は、サビ取りの主基材となるものであり、例え
ば、チオカルボン酸、これらのアルカリ金属塩、アンモ
ニウム塩およびアミン塩などが挙げられる。具体的に
は、チオグリコール酸、チオグリコール酸金属塩、チオ
グリコール酸アミン塩、チオグリコール酸アンモニウム
塩などが挙げられる。チオカルボン酸として、チオグリ
コール酸、チオリンゴ酸が挙げられ、チオグリコール酸
金属塩として、チオグリコール酸ナトリウム、チオグリ
コール酸カリウム、チオグリコール酸カルシウム等が挙
げられる。また、チオグリコール酸アミン塩としては、
チオグリコール酸メチルアミン、チオグリコール酸エチ
ルアミン等が挙げられ、チオグリコール酸アンモニウム
塩としては、チオグリコール酸アンモニウム等が挙げら
れる。その他、チオリンゴ酸又はその塩も使用でき、塩
としては、アルカリ金属塩、アンモニウム塩若しくはア
ミン塩等が挙げられる。
【0009】上記チオカルボン酸及び/又はその塩の含
有量は、洗浄剤組成物全量に対して、0.1重量%〜1
5重量%、好ましくは、0.5重量%〜10重量%、更
に好ましくは、1.0重量%〜7重量%が望ましい。手
荒れや安全性を考慮すると、7重量%以下が好ましい。
この含有量が0.1重量%未満では、金属酸化物のサビ
汚れが、十分に除去できない。また、15重量%を越え
ても、金属酸化物のサビ汚れの除去性能は変わらなく、
不経済となり、基剤臭が強くなり使用性が好ましくな
い。
【0010】本発明に用いる高分子系金属キレート剤
は、鉄イオン、銅イオンなどの金属イオンを捕捉するも
ので、洗浄力向上の働きを有するものであり、上記チオ
カルボン酸及び/又はその塩との組み合わせにより、金
属イオンの捕捉に優れた効果を発揮して、洗浄力を更に
向上せしめるものとなる。高分子系金属キレート剤とし
ては、イオン性基を有する官能基を含有する高分子化合
物が好ましく、特に、マイナスイオン基を含有するもの
が望ましい。具体的には、カルボキシル基を含有する高
分子化合物、スルホン基を含有する高分子化合物が挙げ
られ、特に、高分子系カルボキシル酸共重合体、スルホ
ン基を含有する高分子系カルボキシル酸共重合体が好ま
しい。
【0011】カルボキシル基を含有する高分子化合物等
としては、ポリカルボン酸高分子又はこれらの塩が好ま
しい。ポリカルボン酸高分子又はこれらの塩としては、
例えば、ポリカルボン酸、ポリカルボン酸アンモニウ
ム、ポリカルボン酸ナトリウム、ジカルボン酸共重合体
が挙げられる。具体的には、ポリアクリル酸又はそれら
の塩、例えば、ポリアクリル酸ナトリウム、ポリアクリ
ル酸アンモニウム、ポリアクリル酸アンモニウム共重合
体、ポリアクリル酸ナトリウム共重合体、アクリル酸・
マレイン酸共重体、アクリル酸エステル共重合体、カル
ボン酸スルホン酸共重合体(ポリカルボン酸とポリスル
ホン酸の共重合体)、スルホン酸系共重合体等が挙げら
れ、ポリマレイン酸又はそれらの塩、例えば、ポリマレ
イン酸ナトリウム、ポリマレイン酸共重合体、ポリブチ
レン・マレイン酸共重合体等が挙げられる。対イオン
は、酸(未中和)、ナトリウム、カリウム、アンモニウ
ム塩からなるものが挙げられる。上記成分の分子量は、
1,000〜10万の範囲のものが好ましく、更に好ま
しくは、2,000〜8万、特に、5000〜7万の分
子量のものが望ましい。
【0012】また、上記高分子系金属キレート剤の粘度
は、5〜20,000(cps/25℃)、好ましく
は、100〜5,000(cps/25℃)であり、使用
性等の点から、3,500(cps/25℃)以下の粘
度が望ましい。これらの中で、特に、ポリカルボン酸ア
ンモニウム、ポリカルボン酸ナトリウム、ジカルボン酸
共重合体、ポリアクリル酸アンモニウム、ポリアクリル
酸ナトリウム、ポリアクリル酸アンモニウム共重合体、
ポリアクリル酸ナトリウム共重合体、アクリル酸・マレ
イン酸共重体、カルボン酸スルホン酸共重合体(ポリカ
ルボン酸とポリスルホン酸の共重合体)、スルホン酸系
共重合体、ポリマレイン酸ナトリウム、ポリマレイン酸
共重合体、ポリブチレン・マレイン酸共重合体が好まし
い。また、対イオンは、ナトリウム、カリウム、アンモ
ニウム塩からなるものが望ましい。更に、上記高分子系
金属キレート剤には、カルボキシル基を含有する高分子
エマルジョンも含むものである。この化合物は、高分子
エマルジョンで、その架橋度は、2次元又は3次元の樹
脂分散体(エマルジョン)からなり、特に、アクリル系
高分子、アクリル酸エステル共重合体が好ましい。
【0013】また、高分子系金属キレート剤として、金
属イオンとキレート能があるアルキルオレフィン・マレ
イン酸共重合体塩も使用でき、この化合物の塩として、
ナトリウム塩、アンモニウム塩、マグネシウム塩からな
るものが挙げられる。この共重合体塩の重合法は、ラン
ダム重合法、プロツク重合法により製造される。上記化
合物のアルキル基は、炭素数5(C5、以下同様に表
記)のオレフィン又はC4のオレフインが好ましい。更
に好ましくは、C5又はC4オレフイン(イソアミレン)
とマレイン酸の比率(重量比)は、40/60〜60/
40が望ましい。また、この上記化合物の分子量は、
4,000〜15,000の範囲が良好である。特に、
4,500〜8,000の分子量が好ましい。特に、C
5オレフイン(イソアミレン)とマレイン酸の共重合体
塩(ナトリウム塩、アンモニウム塩、マグネシウム塩)
が好ましい。
【0014】上記高分子系金属キレート剤の含有量は、
洗浄剤組成物全量に対して、0.01重量%〜10重量
%、好ましくは、0.05重量%〜5重量%、更に好ま
しくは、0.1重量%〜3重量%が望ましい。この含有
量が0.01重量%未満では、洗浄性能が十分でなく、
また、10重量%を越えると、洗浄性能が変わらず、不
経済となる。また、上記チオカルボン酸及び/又はその
塩と、高分子系金属キレート剤との配合比率は、重量比
で1:1〜20:1、好ましくは、1:1〜9:1が望
ましい。上記配合比率1:1〜20:1において、配合
比率が1:1未満であると、洗浄効果が低下し、また、
配合比率が20:1を越えると、洗浄効果が変わらない
状況となり、好ましくない。
【0015】本発明では、上記チオカルボン酸及び/又
はその塩と、高分子系金属キレート剤とを含有すること
により、住居内外における金属酸化物の除去、特に、被
洗浄面を傷付けないで、付着した金属物(腐食汚れ、も
らいサビ等)を除去できると共に、金属表面の腐食を起
こさない優れた洗浄力を有する洗浄剤組成物となるもの
であるが、住居内等の金属サビ汚れ(もらいサビ汚れも
含む)と共に、油汚れ及び更なる洗浄効果を発揮させる
ために、上記成分に更に界面活性剤及び/又は溶剤など
を含有せしめることが好ましい。
【0016】本発明に用いることができる界面活性剤と
しては、例えば、ノニオン界面活性剤、アニオン界面活
性剤、両性界面活性剤、カチオン界面活性剤等が単独系
又はこれらの併用系が使用できる。ノニオン界面活性剤
としては、例えば、ポリ(オキシエチレン)−ポリ(オ
キシプロピレン)ブロック共重合体、ポリオキシエチレ
ンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェ
ニルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルエステル、
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油体などが挙げられる。
好ましいノニオン界面活性剤は、ポリオキシエチレンセ
チルエーテル、ポリオキシエチレンオレイルエーテル、
ポリオキシエチレンステアリルエーテル、ポリオキシエ
チレンイソステアリルエーテル、ポリオキシエチレンオ
クチルドデシルエーテル、ポリオキシエチレンデシルペ
ンタデシルエーテル、ポリオキシエチレンベヘニルエー
テル、ポリオキシエチレンデシルテトラデシルエーテ
ル、ポリオキシエチレンコレステリルエーテル、ポリオ
キシエチレンノニルフェニルエーテル、ポリオキシエチ
レンオクチルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンラ
ウリルエーテル、ポリオキシエチレンヘキシルデシルエ
ーテル、モノステアリル酸エチレングリコール、モノス
テアリル酸ポリエチレングリコール、イソステアリン酸
ポリオキシエチレングリセリル、トリイソステアリン酸
ポリオキシエチレングリセリル、イソステアリン酸ポリ
エチレングリコール、モノオレイン酸ポリエチレングリ
コール、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステ
ル、モノステアリン酸ポリオキシエチレングリセリン、
トリステアリン酸ポリオキシエチレングリセリル、ポリ
オキシエチレントリステアリン酸トリメチロールプロパ
ン、ポリオキシエチレンイソステアリン酸トリメチロー
ルプロパン、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、イソス
テアリン酸ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキ
シエチレンヒマシ油、ラウリン酸ポリオキシエチレン硬
化ヒマシ油、ソルビタン脂肪酸エステル、モノ脂肪酸グ
リセリン、ピログルタミン酸エステル、ポリエチレング
リコールアルキルエーテル、ポリエチレングリコール脂
肪酸エステル、プロピレングリコール脂肪酸エステル、
ソルビタン脂肪酸エステル、脂肪酸モノグリセリドなど
が挙げられる。
【0017】また、好ましいアニオン界面活性剤として
は(括弧内は、具体的な化合物)、例えば、アルキルベ
ンゼンスルフォン酸ナトリウム(ドデシル硫酸ナトリウ
ム)、αーオレフィンスルホン酸塩(αーオレフィンス
ルホン酸ナトリウム)、高級脂肪酸アルカリ塩(ラウリ
ル酸、ステアリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、オ
レイン酸、リノール酸、リノレン酸などの塩類)、アル
キル硫酸塩(アルキル硫酸ナトリウム)、アルキルエー
テル硫酸エステル塩及びEO付加体(ポリオキシエチレ
ンアルキルエーテル硫酸ナトリウム)、アルキルエーテ
ルリン酸エステル塩及びEO付加体〔ポリオキシエチレ
ンアルキルエーテルリン酸ナトリウム、ジ(ポリオキシ
エチレンアルキルエーテル)リン酸ナトリウム〕、フェ
ニルエーテル硫酸エステル塩(ポリオキシエチレンアル
キルフェニルエーテル硫酸ナトリウム)、メチルタウリ
ン酸塩(アルキロイルメチルタウリンナトリウム、アル
キロイルベンザルコシンナトリウム)、アラニネート及
びその塩、スルホコハク酸塩、エーテルスルホン酸塩、
エーテルカルボン酸及びその塩、アルキルスルホン酸及
びその塩、アルキルベンゼンスルホン酸及びその塩等が
挙げられる。
【0018】そのほか、両性界面活性剤では、例えば、
N−ラウロイルアミノプロピル−N,N−ジメチルグリ
シン、N−ココイルアミノプロピル−N,N−ジメチル
グリシン、N−ラウロイルアミノプロピル−N−カルボ
キシメチル−N−ヒドロキシルエチルグリシン、N−オ
レイルアミノプロピル−N−カルボキシメチル−N−ヒ
ドロキシルエチルグリシン、N−3−ドデシロキシ−2
−ヒドロキシプロピル−N,N−ジメチルグリシン、N
−ココイルアミノプロピル−N−ヒドロキシエチル−3
−アミノ−プロピオン酸、トリ−[3−(N−ココイル
アミノエチル−N−ヒドロキシエチル−N−カルボキシ
メチル)アミノ−2−ヒドロキシ−プロパノール]ホス
フェート、アルキルジアミノエチルグリシン・ハイドロ
クロライド(アルキル基は、12個と14個の炭素原子
を含むものを主成分とする)が挙げられる。その他、ア
ミノ酸系両性界面活性剤が好ましい。カチオン界面活性
剤として、例えば、アルキルアミノ塩、アルキルアンモ
ニウム塩等が挙げられる。
【0019】また、洗浄剤に用いる上記界面活性剤の形
態は、アニオン界面活性剤単独系、ノニオン界面活性剤
単独系、両性界面活性剤単独系、カチオン界面活性剤単
独系あるいは、これらの1種又は2種以上の界面活性剤
の組み合わせが好ましい。ノニオン界面活性剤の形態
は、エチレンオキサイド(EO)付加体単独、あるい
は、プロピレンオキサイド(PO)付加物単独、あるい
はEO付加体とPO付加物の混合体でも良い。界面活性
剤の量は、洗浄剤組成物全量に対して、0.01重量%
〜10重量%、好ましくは、0.1重量%〜5重量%、
更に好ましくは、0.1重量%〜3重量%が望ましく、
金属の腐食性や界面活性剤の残留性や手荒れ等を考慮す
ると、特に3重量%以下が望ましい。界面活性剤の量
が、0.01重量%未満では、脂質汚れ、油汚れなどの
油成分を十分に均一化(可溶化)できないので、更なる
洗浄力が得られないこととなる。そのため、更なる洗浄
力を得るために溶剤成分が含有される。また、界面活性
剤の量が、10重量%を越えると、脂質汚れ、油汚れな
どの可溶化性能が変わらないが不経済となり、拭き後残
りや残留性に悪影響を及ぼすと共に、手荒れの原因とな
り、好ましくない。
【0020】本発明に用いることができる溶剤として
は、例えば、エタノール、イソプロピルアルコールなど
のアルコール類、または、それらのアルコール類とエチ
レングリコール、プロピレングリコール、ポリエチレン
グリコール、ポリプロピレングリコールなどのグリコー
ル類もしくは、そのアルキルエーテル、グリコールエー
テルが挙げられる。グリコールエーテルとしては、例え
ば、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレン
グリコールモノブチルエーテル、エチレングリコール−
tert−ブチルエーテル等のグリコールエーテル類が
挙げられる。その他に用いることができる溶剤として
は、例えば、ジエチレングリコールモノブチルエーテ
ル、プロピレングリコールメチルエーテル、ジエチレン
グリコールヘキシルエーテル、プロピレングリコールフ
ェニルエーテル、エチレングリコールメチルエーテルな
どが挙げられるが、好ましくは、アルキル基が3又は4
のエチレングリコール又はジエチレングリコールモノア
ルキルエーテルが望ましい。溶剤の量は、洗浄剤組成物
全量に対して、0.01重量%〜10重量%、好ましく
は、0.01〜5重量%、更に好ましくは、0.1〜3
重量%が望ましく、金属の腐食性や手荒れ等を考慮する
と、特に3重量%以下が望ましい。溶剤の量が、0.0
1重量%未満では、脂質汚れ、油汚れなどの油成分を十
分に均一化(可溶化)できないので、更なる洗浄力が得
られないこととなる。そのため、更なる洗浄力を得るた
めに界面活性剤成分が含有される。また、溶剤の量が、
10重量%を越えると、脂質汚れ、油汚れなどの可溶化
性能が変わらないが不経済となり、好ましくない。
【0021】更に、本発明の洗浄剤組成物には、本発明
の効果を損なわない範囲内で、抗菌剤、増粘剤、香料、
低温安定剤(ハイドロトロープ剤)、pH調整剤、色
素、保湿剤、紫外線防止剤、酸化防止剤、帯電防止剤な
どを適宜配合することができる。抗菌剤は、被洗浄面に
存在するカビ、細菌、ウイルスを殺菌し、保存中のカビ
・細菌等の発生を抑制するものであり、そのため、製品
の保存安定性等を更に向上するものとなる。本発明に用
いることができる抗菌剤としては、例えば、安息香酸及
びその塩、安息香酸ナトリウム、ウンデシレン酸亜鉛、
ポリリジン、塩化ベンゾトニウム、塩化ベンザルコニウ
ム、キトサン、トリクロサン等が挙げられる。その他、
防腐剤も含まれる。特に、安息香酸ナトリウム、ウンデ
シレン酸亜鉛、ポリリジン、塩化ベンゾトニウム、塩化
ベンザルコニウム、キトサンが好ましい。抗菌剤の量
は、洗浄剤組成物全量に対して、0.01重量%〜2重
量%、好ましくは、0.01重量%〜1重量%、更に好
ましくは、0.01重量%〜0.5重量%が望ましい。
【0022】増粘剤は、水に溶解して洗浄液の粘性を上
げて更に洗浄効果を向上させるものである。具体的に
は、増粘剤による増粘作用は、使用時、垂直面において
洗浄液が垂れるのを防ぐものであり、洗浄効果を向上さ
せるものとなる。この増粘剤を用いると液だれが起こり
にくいので使用勝手が良いものとなる。本発明に用いる
ことができる増粘剤は、水に溶解して洗浄液の粘性を上
げて洗浄効果を向上させるものであれば特に限定される
ものではなく、例えば、水溶性高分子化合物、無機系粘
土鉱物が挙げられる。水溶性高分子化合物としては、例
えば、ボリビニルアルコール(PVA)、メチルセルロ
ース(MC)、エチルセルロース、ヒドロキシプロピル
メチルセルロース、ヒドロキシプロピルエチルセルロー
ス、その他セルロース誘導体、ポリビニルピロリドン
(PVP)、カルボキシメチルセルロース、キサンタン
ガム、アルギン酸又はその塩、カラギナン、カルボキシ
ビニルポリマー、アクリル酸塩、アクリル酸ポリマー
(鎖状型、架橋型)、アクリル酸・メタクリル酸アルキ
ル共重合体等が挙げられる。これらの中でも、ポリビニ
ルアルコール(PVA)、メチルセルロース(MC)、
エチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロー
ス、ヒドロキシプロピルエチルセルロース、ポリビニル
ピロリドン(PVP)、キサンタンガム、アルギン酸又
はその塩、カルボキシビニルポリマー、アクリル酸ポリ
マー(架橋型)が好ましい。
【0023】また、無機系粘土鉱物としては、例えば、
スメクタイト、モンモリロナイト等が挙げられ、これら
のうちスメクタイトが最適である。これらの増粘剤の量
は、洗浄剤組成物全量に対して、0.01重量%〜3重
量%、好ましくは、0.01重量%〜2重量%、更に好
ましくは、0.01重量%〜1重量%が好ましい。
【0024】香料は、不快臭などの低減と同時に、使用
性の向上を更に図るために配合するものである。本発明
に用いることができる香料としては、例えば、調合香
料、天然香料などが挙げられる。調合香料としては、例
えば、α−ピネン、β−ピネン、カンフエン、リモネン
等のテルペン系炭化水素類、シス−3−ヘキサノール、
1−オクテン−3−オ−ル等の脂肪族アルコール類又は
これらのアルコールエステル類、リナロール、ゲラニオ
ール、ネロール、シトロネオール等のテルペン系アルコ
ール類又はこれらのアルコールのエステル類、ベンジル
アルコール、フェニルエチルアルコール等の芳香族アル
コール類又はこれらのアルコールのエステル類、ウンデ
シルアルデヒド等の脂肪族アルデヒド類、シトラール等
のテルペン系アルデヒド類、オイゲノール等のフェノー
ル類又はこれらのアルデヒドのアセタール類、メチルノ
ニルケトン、メチルヘプテノン等のケトン類又はこれら
のケトンのケタール類、シクロペンタデカノリド、シク
ロペンタデカノン等のムスク化合物などを例示すること
ができる。また、天然香料としては、例えば、アビエス
油、オリガナム油、ゲラニウム油、シトロネラ油、スイ
ートオレンジ油、、ナツメグ油、ビターアーモンド油、
ベチバー油、ベチグレン油、ペパーミント油、ライム
油、ラベンダー油、ベルガモット油、ポア・ド・ローズ
油、ユーカリ油、ジャスミン油、ひば油、ラベンダー
油、ライム油、レモン油、サンダルウッド油などを例示
することができる。これらの合成香料及び天然香料は、
単独若しくは複数種を適宜に選択混合して使用すること
ができる。また、本発明に用いることができる低温安定
剤としては、例えば、パラトルエンスルホン酸又はその
塩、m−キシレンスルホン酸又はその塩が望ましい。
【0025】本発明において、溶媒(残部)としては、
水(イオン交換水、精製水等)が使用される。また、本
発明の洗浄剤組成物は、組成物の安全性を考慮して、洗
浄剤組成物のpHを4〜10、好ましくは、pH5〜
9、更に好ましくは、pH6〜8の範囲に調整すること
が望ましい。洗浄剤組成物のpHを4〜10に調整する
ことにより、皮膚へのマイルド性や金属への安定性(腐
食性)が向上するものとなる。pH調整剤としては、例
えば、有機カルボン酸及びその塩、無機酸及びその塩等
から選択される少なくとも1種又は2種以上が挙げられ
る。これらの中でも、特に、オキシカルボン酸又はそれ
らの塩、若しくはアミノカルン酸又はそれらの塩を用い
ることが好ましい。具体的には、クエン酸及びその塩、
リンゴ酸又はその塩、リン酸又はその塩、乳酸又はその
塩、EDTA又はその塩が好ましい。対イオンは、ナト
リウム、カリウム、アンモニウムなどの1価金属イオン
が好ましい。
【0026】本発明の洗浄剤組成物は、上記チオカルボ
ン酸及び/又はその塩と、高分子系金属キレート剤と、
または、界面活性剤及び/又は溶剤などの成分を一般の
洗浄剤の製造に用いる撹拌機により十分に撹拌すること
により得られる。本発明の洗浄剤組成物の用途として
は、例えば、住居内外における金属酸化物(腐食による
サビ汚れ、もらいサビ、主に鉄サビ、銅サビ)が付着し
た場所に好適に使用でき、特にOA機器、家電機器、照
明器具、台所周りの器具(例えば、換気扇、レンジ、シ
ンク内)、家具、ソフアー、ドアのノブ、スイッチの押
す部分などの住居内で直接(手や足など)或いは間接
(油の飛び散り、汚れた水等)に触れる部分やホコリが
付着する部分、その他自動車の車内(プラスチック樹脂
部分、布部分、金属部分、ガラス部分)や車外(ボデ
イ、ガラス部分、特にフロント部分など)、フローリン
グ、カーペット、ステンレス、テーブル、机、窓、椅
子、テレビ、タイル、壁、ビニールパイル、ブラインド
などの金属酸化物の各種汚れの洗浄に使用できる.
【0027】このように構成される本発明の洗浄剤組成
物は、上記チオカルボン酸及び/又はその塩と、高分子
系金属キレート剤等とを含有することにより、住居内外
における金属酸化物の除去、特に、被洗浄面を傷付けな
いで、付着した金属物(腐食汚れ、もらいサビ等)を除
去できると共に、金属表面の腐食を起こさない優れた洗
浄力を有するものとなる。また、上記成分に界面活性剤
及び/又は溶剤を更に含有せしめることにより、住居内
の金属サビ汚れ(もらいサビ汚れも含む)と共に、油汚
れ及び更なる洗浄効果を発揮せしめることができる。
【0028】
【実施例】次に、実施例及び比較例によって本発明を更
に詳細に説明するが、本発明は下記実施例に限定される
ものではない。
【0029】〔実施例1〜17及び比較例1〜6〕下記
表1〜3に示す配合組成の洗浄組成物を調製した。な
お、実施例1〜8(表1)及び比較例1〜6(表3)に
は、下記表4の香料Aの配合組成を適量配合し、実施例
9〜17(表2)には、下記表4の香料Bの配合組成を
適量配合した。得られた各洗浄組成物について、下記の
試験方法にて鉄酸化物系汚染洗浄試験、動植物油系汚染
洗浄試験、アルミニウム(Al)への影響について評価
試験を行った。これらの結果は、下記表5に示す。
【0030】〔鉄酸化物系汚染洗浄試験〕鋼板(横3c
m×縦8cm、厚さ0.1cm)に、さびた釘と少量の
木をのせて、高温多湿(50〜60度、80〜90%、
10日)条件下で鉄酸化物(さび発生及びもらいさび)
を生成させて評価した。すなわち、夫々の容器に収容し
た各洗浄剤(原液300ml)中に上記鉄酸化物を生成
させた鋼板を30分間浸漬した後、水洗し、テッシュペ
ーパーで5回拭き取って、すぐ残存鉄酸化物面積(%)
を測定した。なお、研磨粒子入り洗浄剤(製品:「ルッ
クおふろのみがき洗い」ライオン社製、以下同様)に関
しては、適量に洗浄剤を布に取り、5回擦って、水洗し
て残存鉄酸化物面積(%)を測定した。残存鉄酸化物面
積(%)が小さいほど鉄酸化物系汚染に対する洗浄力に
優れていることを示す。
【0031】〔動植物油系汚染洗浄試験〕アルミニウム
テストピース(横3cm×縦8cm、厚さ0.1cm)
を植物油(天ぷら油)及び動物油(牛脂)=60部/4
0部を50〜60℃浴に浸漬した後取り出し、45℃の
恒温槽で5時間放置した。このアルミニウムテストピー
スを夫々の容器に収容した各洗浄剤(原液300ml)
中に30分間浸漬した後、水洗し、70〜90gの力で
テッシュペーパーにより5回拭き取った後、下記式によ
り洗浄性を評価した。なお、研磨粒子入り洗浄剤に関し
ては、適量に洗浄剤を布に取り、5回擦った後、下記式
により洗浄性を評価した。洗浄性は、洗浄前の油付着量
と洗浄後の油残存量を次式により算出した。数値が大き
いほど動植物油系汚染に対する洗浄力に優れていること
を示す。
【0032】
【数1】
【0033】〔アルミニウム(Al)ヘの影響評価試
験〕上記と同様のアルミニウムテストピースを用いて夫
々の容器に収容した各洗浄剤(5%水溶液300ml)
中に室温下で、30分間浸漬し、下記評価基準により侵
食性について目視により官能評価を行った。なお、研磨
粒子入り洗浄剤に関しては、適量に洗浄剤を布に取り、
5回擦った後、下記評価基準により侵食性について目視
により官能評価を行った。 評価基準: ○:変化なし △:一部浸食あり ×:侵食あり
【0034】
【表1】
【0035】
【表2】
【0036】
【表3】
【0037】
【表4】
【0038】
【表5】
【0039】(表1〜表5の考察)上記表1〜表5の結
果から明らかなように、本発明範囲となる実施例1〜1
7は、本発明の範囲外となる比較例1〜6に較べて、鉄
酸化物系汚染及び動植物油系汚染に対する洗浄力に優れ
ると共に、アルミニウムヘの影響(侵食)がないことが
判明した。具体的に実施例をみると、実施例1〜3及び
12は、チオカルボン酸及び/又はその塩と高分子系金
属キレート剤との二成分からなる場合、実施例4は当該
二成分にpH調整剤により、pHを4.0とした場合、
実施例5及び17は当該二成分に溶剤を含有せしめた場
合、実施例6、7、9、13及び14は当該二成分に界
面活性剤(ノニオン及び/又はアニオン)を含有せしめ
た場合、実施例8、10、15及び16は当該二成分に
界面活性剤(ノニオン及び/又はアニオン)及び溶剤を
含有せしめた場合であり、これらの場合には、鉄酸化物
系汚染及び動植物油系汚染に対する洗浄力に優れると共
に、アルミニウムヘの影響(侵食)がないことが判明し
た。
【0040】これに対して、比較例を具体的にみると、
比較例1は酸性洗浄剤であり、比較例2はアルカリ洗浄
剤であり、比較例3は中性洗浄剤であり、比較例4は特
公平5−25279号公報に記載に準拠した車両洗浄剤
組成物、すなわち、チオグリコール酸ナトリウムとニト
リロ三酢酸ナトリウム(NTANa)とクエン酸からな
る組成であり、比較例5は研磨材含有クレンザー入り洗
浄剤、比較例6は衣類用洗浄剤において還元漂白主基材
として使用される二酸化チオ尿素を含有せしめた洗浄剤
であり、これらの場合には、鉄酸化物系汚染、動植物油
系汚染及びアルミニウムヘの影響(侵食)に対して全て
の要件を満足できないことが判明した。
【0041】
【発明の効果】本発明によれば、住居内外における金属
酸化物の除去、特に、被洗浄面を傷付けないで、付着し
た金属酸化物(腐食汚れ、もらいサビ等)を除去できる
と共に、金属表面の腐食を起こさない洗浄力に優れた洗
浄剤組成物が提供される。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年4月7日(1999.4.7)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0027
【補正方法】変更
【補正内容】
【0027】このように構成される本発明の洗浄剤組成
物は、上記チオカルボン酸及び/又はその塩と、高分子
系金属キレート剤等とを含有することにより、住居内外
における金属酸化物の除去、特に、被洗浄面を傷付けな
いで、付着した金属酸化物(腐食汚れ、もらいサビ等)
を除去できると共に、金属表面の腐食を起こさない優れ
た洗浄力を有するものとなる。また、上記成分に界面活
性剤及び/又は溶剤を更に含有せしめることにより、住
居内の金属サビ汚れ(もらいサビ汚れも含む)と共に、
油汚れ及び更なる洗浄効果を発揮せしめることができ
る。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0030
【補正方法】変更
【補正内容】
【0030】〔鉄酸化物系汚染洗浄試験〕鋼板(横3c
m×縦8cm、厚さ0.1cm)に、さびた釘と少量の
水を、高温多湿(50〜60度、80〜90%、10
日)条件下で鉄酸化物(さび発生及びもらいさび)を生
成させて評価した。すなわち、夫々の容器に収容した各
洗浄剤(原液300ml)中に上記鉄酸化物を生成させ
た鋼板を30分間浸漬した後、水洗し、テッシュペーパ
ーで5回拭き取って、すぐ残存鉄酸化物面積(%)を測
定した。なお、研磨粒子入り洗浄剤(製品:「おふろの
みがき洗い」ライオン社製、以下同様)に関しては、適
量に洗浄剤を布に取り、5回擦って、水洗して残存鉄酸
化物面積(%)を測定した。残存鉄酸化物面積(%)が
小さいほど鉄酸化物系汚染に対する洗浄力に優れている
ことを示す。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0034
【補正方法】変更
【補正内容】
【0034】
【表1】
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0035
【補正方法】変更
【補正内容】
【0035】
【表2】
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0036
【補正方法】変更
【補正内容】
【0036】
【表3】
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0040
【補正方法】変更
【補正内容】
【0040】これに対して、比較例を具体的にみると、
比較例1は酸性洗浄剤であり、比較例2はアルカリ洗浄
剤であり、比較例3は中性洗浄剤であり、比較例4は特
公平5−25279号公報に記載に準拠した車両洗浄剤
組成物、すなわち、チオグリコール酸ナトリウムとニト
リロ三酢酸ナトリウム(NTANa)とクエン酸3Na
からなる組成であり、比較例5は研磨材含有クレンザー
入り洗浄剤、比較例6は衣類用洗浄剤において還元漂白
主基材として使用される二酸化チオ尿素を含有せしめた
洗浄剤であり、これらの場合には、鉄酸化物系汚染、動
植物油系汚染及びアルミニウムヘの影響(侵食)に対し
て全ての要件を満足できないことが判明した。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4H003 AB27 AC09 DB01 EB08 EB21 EB28 EB30 EB32 ED29 FA02 FA07 4K053 PA01 PA02 PA03 PA06 PA10 QA01 RA08 RA25 RA31 RA40 RA41 RA45 RA46 RA47 RA52 RA54 RA62 RA64 RA69 TA13

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 チオカルボン酸及び/又はその塩と、高
    分子系金属キレート剤とを含有することを特徴とする洗
    浄剤組成物。
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