JP3240284B2 - 液体洗浄剤組成物 - Google Patents
液体洗浄剤組成物Info
- Publication number
- JP3240284B2 JP3240284B2 JP06138598A JP6138598A JP3240284B2 JP 3240284 B2 JP3240284 B2 JP 3240284B2 JP 06138598 A JP06138598 A JP 06138598A JP 6138598 A JP6138598 A JP 6138598A JP 3240284 B2 JP3240284 B2 JP 3240284B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- group
- carbon atoms
- weight
- detergent composition
- liquid detergent
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Detergent Compositions (AREA)
Description
す汚れに対して優れた洗浄性を有し、かつ基材に対する
損傷性が低く、さらに洗浄後に汚れがつきにくく、優れ
た防汚性を有するとともに殺菌性も有しており、特に浴
室用洗浄剤として好適な液体洗浄剤組成物に関する。
洗浄剤は、浴室、台所、床等の処理対象に応じた異なる
汚れを除去するため、それぞれに適した組成のものが用
いられている。かかる洗浄剤に含まれる溶剤としては、
アルキレングリコールアルキルエーテル系溶剤が汎用さ
れているが、広範な洗浄対象に対する洗浄力としては充
分に満足できるものではない。
ず、洗浄対象となるプラスチック基材を損傷しないこと
も求められている。例えば、洗浄剤に配合する溶剤によ
っては、最近各種構造物の素材として多用されるように
なってきたABS樹脂等のスチレン系樹脂からなる基材
又はスチレン系樹脂と金属、ガラス等の他の材料を併用
したプラスチック基材を洗浄した場合、それらを損傷す
るおそれもある。
特にスチレン系樹脂に対する基材損傷性を示さず、かつ
各種汚れ、特に皮脂汚れや石鹸かす汚れに対して高い洗
浄力を発揮できる液体洗浄剤組成物を提供することを目
的とする。
分ける煩雑さを解消するため、広範な用途への適用を可
能とする洗浄剤として、特定範囲のグリセリルエーテル
系溶剤を配合した硬質表面用洗浄剤組成物が提案されて
いる(特開平7−3289号公報)。本発明者らは、素
材の多様化に対応するため、前記組成物で用いている界
面活性剤に替えて陽イオン界面活性剤を用いることによ
り得られる組成物が、洗浄力を低下させることなく、さ
らにスチレン系樹脂に対する基材損傷性を示さないとい
う新規かつ特有な効果を奏すること、さらには優れた防
汚性を有することを見出し、本発明を完成した。
ケニル基、ベンジル基又はフェニル基を示す。]で表さ
れるグリセリルエーテル 0.1〜50重量%、(b)
陽イオン界面活性剤 0.01〜30重量%、(c)ビ
ルダー 0.01〜30重量%及び水を含有することを
特徴とする液体洗浄剤組成物を提供する。
式(I)で表されるグリセリルエーテルとして、R1で
示される炭素数1〜11のアルキル基又はアルケニル基
は直鎖でも分岐鎖でもよく、アルキル鎖長の混合物でも
よい。これらの中でもR1としては、皮脂汚れ及び石鹸
かす汚れに対する洗浄力を高めるため、炭素数3〜7の
アルキル基が好ましく、4〜6のアルキル基が特に好ま
しい。この(a)成分のグリセリルエーテルは、例え
ば、R1に相当するアルコールと1−クロロ−2,3−
エポキシプロパンとを、ルイス酸触媒の存在下、エーテ
ル化反応により縮合し、加水分解によりエポキシ環を開
環する方法により得ることができる。
与し、水系における安定性を向上させるため、液体洗浄
剤組成物中において、0.1〜50重量%であり、好ま
しくは0.5〜30重量%であり、特に好ましくは1〜
20重量%である。
活性剤としては、下記一般式(I)又は(II):
を示し、R2はメチル基、炭素数4〜20のアルキル基
を示し、R3は炭素数4〜20のアルキル基を示し、X
はハロゲン原子を示す。]で表される陽イオン界面活性
剤のほか、特開平7−233392号公報3〜4頁に記
載のアミド型陽イオン界面活性剤を挙げることができ
る。
び石鹸かす汚れに対する洗浄力を高めるため、R1は好
ましくは炭素数6〜16のアルキル基であり、特に好ま
しくは炭素数6〜12のアルキル基であり、R2は好ま
しくはメチル基、炭素数6〜16のアルキル基であり、
特に好ましくはメチル基、炭素数6〜12のアルキル基
である。
鹸かす汚れに対する洗浄力を高めるため、炭素数6〜1
6のアルキル基であり、特に好ましくは炭素数6〜12
のアルキル基である。
与し、経済性を考慮すると、液体洗浄剤組成物中におい
て、0.01〜30.0重量%であり、好ましくは0.
01〜20.0重量%であり、特に好ましくは0.1〜
10.0重量%である。
ては、特願平9−359715号明細書17〜20頁記
載のキレート剤又はアルカリ剤から選ばれる1種以上を
用いることができるが、これらの中でも、クエン酸、リ
ンゴ酸等のヒドロキシカルボン酸、ピロリン酸等の縮合
リン酸、エチレンジアミン四酢酸、ヒドロキシエチルエ
チレンジアミン三酢酸等のアミノカルボン酸又はこれら
のナトリウム塩、カリウム塩等のアルカリ金属塩、アン
モニウム塩もしくはアルカノールアミン塩及びそれらの
水溶性塩が好ましい。
の点から、0.01〜30重量%であり、好ましくは
0.1〜20重量%であり、特に好ましくは0.5〜1
0重量%である。
しては、水酸化カリウム、水酸化カルシウム等の水酸化
物、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、セスキ炭酸ナトリ
ウム等の炭酸塩、ケイ酸ナトリウム、ケイ酸カリウム等
のケイ酸塩及び下記の一般式(IV)、(V)、(VI)及び(VI
I)で表されるアミン化合物から選ばれる1種以上が好ま
しい。
R31、R32は、それぞれ水素原子又は炭素数1〜4のア
ルキル基を示し、R21、R22、R24、R26、R28、R30
は、それぞれ水素原子、炭素数1〜4のアルキル基又は
炭素数2〜4のヒドロキシアルキル基を示す]。
ンモニア、モノエタノールアミン、ジエタノールアミ
ン、N−メチルプロパノール、2−アミノ−2−メチル
−1−プロパノール等を挙げることができる。一般式
(V)で表される化合物としては、N−(β−アミノエチ
ル)エタノールアミン等を挙げることができる。一般式
(VI)で表される化合物としては、ジエチレントリアミン
等を挙げることができる。一般式(VII)で表される化合
物としては、モルホリン、N−エチルモルホリン等を挙
げることができる。これらの中でもモノエタノールアミ
ン、ジエタノールアミン、2−アミノ−2−メチル−1
−プロパノール、モルホリンが好ましい。
は、洗浄力の点から、0.01〜30重量%であり、好
ましくは0.1〜20重量%であり、特に好ましくは
0.5〜10重量%である。
(d)アニオン界面活性剤を配合することができ、その
他にも非イオン界面活性剤又は両性界面活性剤を配合す
ることができる。これらは1種以上を用いることができ
る。
359715号明細書6〜8頁に記載のものを挙げるこ
とができるが、これらの中でも下記の(1)〜(5)が
好ましく、特に(2)が好ましい。
アルキルベンゼンスルホン酸塩類であって、アルキル基
の平均炭素数が8〜18のもの。
イオン界面活性剤であって、ポリオキシアルキレンエー
テル硫酸塩、ポリオキシアルキレンアルケニルエーテル
硫酸塩、ポリオキシアルキレンアルキルアリールエーテ
ル硫酸塩、ポリオキシアルキレンアルケニルアリールエ
ーテル硫酸塩、ポリオキシアルキレンモノ−又はジアル
キルエーテルリン酸塩、ポリオキシアルキレンモノ−又
はジアルケニルエーテルリン酸塩、ポリオキシアルキレ
ンモノ−又はジフェニルエーテルリン酸塩、ポリオキシ
アルキレンアルキルエーテルカルボン酸塩、ポリオキシ
アルキレンアルケニルエーテルカルボン酸塩、ポリオキ
シアルキレンアルキルエーテル酢酸塩、ポリオキシアル
キレンアルケニルエーテル酢酸塩、ポリオキシアルキレ
ンアルキルアミドエーテルカルボン酸塩、ポリオキシア
ルキレンアルケニルアミドエーテルカルボン酸塩等。
キル基又はアルケニル基としては、炭素数4〜26のも
のが好ましく、炭素数8〜24のものが特に好ましい。
また、これらのアルキル基又はアルケニル基は直鎖でも
分岐鎖でもよい。また、上記陰イオン界面活性剤におけ
るポリオキシアルキレン基としては、ポリオキシエチレ
ン基、ポリオキシプロピレン基、ポリオキシブチレン基
を挙げることができるが、ポリオキシエチレン基、ポリ
オキシプロピレン基が好ましい。また、ポリオキシアル
キレン基の付加モル数は、好ましくは1〜20であり、
特に好ましくは1〜10である。さらに、上記陰イオン
界面活性剤における塩としては、ナトリウム、カリウム
等のアルカリ金属塩、カルシウム、マグネシウム等のア
ルカリ土類金属塩、アンモニウム塩、モノ−、ジ−又は
トリエタノールアミン等のアルカノールアミン等を挙げ
ることができる。
って、アルキル基又はアルケニル基の平均炭素数が8〜
20のもの。
て、平均10〜24の炭素原子を有するもの。
エーテルジスルホン酸型陰イオン界面活性剤。
鎖もしくは分岐鎖のアルキル基もしくはアルケニル基又
は水素原子を示し(ただし、R4、R5は両方が水素原子
となることはない)、M及びM’は、水素原子、アルカ
リ金属、アンモニウム基又はアルカノール置換アンモニ
ウム基を示す]。
レンアルキルエーテル硫酸塩、ポリオキシアルキレンア
ルケニルエーテル硫酸塩、ポリオキシアルキレンアルキ
ルエーテル酢酸塩、ポリオキシアルキレンアルケニルエ
ーテル酢酸塩、ポリオキシアルキレンアルキルアミドエ
ーテルカルボン酸塩、ポリオキシアルキレンアルケニル
アミドエーテルカルボン酸塩が特に好ましい。ここで、
ポリオキシアルキレンアルキルアミドエーテルカルボン
酸塩及びポリオキシアルキレンアルケニルアミドエーテ
ルカルボン酸塩としては、下記の一般式(IX)で表される
アミドエーテルカルボン酸塩を挙げることができる。
分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基を示し、x及びy
は、それぞれ1≦x+y≦20を満足する0〜20の平
均重合度を示し、Aは(C2H4O)k(C3H6O)jCH2
COOM、(C2H4O)k(C3H6O)jCH2CH2O
H、水素原子又は炭素数1〜3のアルキル基を示し、k
及びjは、それぞれ0≦k+j≦20を満足する0〜2
0の平均重合度を示し、M及びM’は、アルカリ金属、
アルカリ土類金属、アンモニウム基又はアルカノール置
換アンモニウム基を示す]。
には、製造中間体である、一般式(IX)に−CH2COO
Mが付加していない化合物が若干量混入している場合が
あるが、このような混合物を使用してもよい。
しては、ポリオキシエチレン(EO=1〜10)C8〜24
アルキルエーテル硫酸塩、ポリオキシエチレン(EO=
1〜10)C8〜24アルキルエーテル酢酸塩、ポリオキ
シエチレン(EO=1〜10)C8〜24アルキルアミドエ
ーテルカルボン酸塩を挙げることができる。
れず、特願平9−359715号明細書に記載のものを
挙げることができるが、これらの中でも下記の(1)〜
(5)が好ましく、特に(3)〜(5)が好ましい。
ルケニルエーテル類であって、アルキル基又はアルケニ
ル基の平均炭素数が10〜20であり、エチレンオキサ
イド付加モル数が平均で1〜30モルであるもの。
アルケニルエーテル類であって、アルキル基又はアルケ
ニル基の平均炭素数が10〜20であり、プロピレンオ
キサイド付加モル数が平均で1〜20モルであるもの。
肪酸アルカノールアミド類又はそのアルキレンオキサイ
ド付加物。
ル基又はアルケニル基を示し、R8、R9は同一又は異な
る水素原子又はCH3を示し、p は1〜3の数、q は0
〜3の数を示す〕。
1〜24の直鎖又は分岐鎖アルキル基又はアルケニル基
を有するアルキル又はアルケニルアミンオキサイドを挙
げることができる。より好ましいアミンオキサイドとし
ては、下記の一般式(XI)で表されるアルキルアミンオキ
サイドを挙げることができる。
基又はアルケニル基を示し、R11及びR12は同一又は異
なる炭素数1〜3のアルキル基を示し、Dは−NHC
(=O)−基又は−C(=O)NH−基を示し、Eは炭
素数1〜5のアルキレン基を示し、a及びbはa=0か
つb=0又はa=1かつb=1を示す。] 上記一般式(XI)において、R10は炭素数8〜24のアル
キル基又はアルケニル基であるが、特に炭素数12〜1
8のアルキル基が好ましい。R11、R12は炭素数1〜3
のアルキル基であるが、特に炭素数1のメチル基が好ま
しい。
般式で表されるアルキル多糖類。 R13(OR14)xGy 〔式中、R13は、直鎖又は分岐鎖の総炭素数8〜18の
アルキル基、アルケニル基又はアルキルフェニル基を示
し、R14 は炭素数2〜4のアルキレン基を示し、Gは
炭素数5〜6を有する還元糖に由来する残基を示し、x
(平均値)は0〜5を示し、y(平均値)は1〜5を示
す〕。
この値を変えることにより、洗浄剤組成物の水溶性及び
結晶性を調整できる。つまり、xの値が大きいもの程、
水溶性が高くなり、かつ結晶性が低くなる傾向にある。
好ましいxの値は0〜2であり、特に好ましくは0であ
る。
合、つまり2糖類以上の糖鎖を親水性基とする場合、糖
鎖の結合様式が1−2、1−3、1−4、1−6結合の
もの、さらにα−、β−ピラノシド結合又はフラノシド
結合及びこれらの混合された結合様式を有する任意の混
合物を含むことが可能である。また、上記一般式中のy
の平均値は1〜5、好ましくは1〜1.5、より好まし
くは1.1〜1.4である。なお、yの測定値はプロト
ンNMR法によるものである。
炭素数10〜14のアルキル基が好ましい。R14は、水
溶性の点から炭素数2〜3のアルキレン基が好ましい。
料によってその構造が決定されるが、このGの原料とし
ては、単糖類ではグルコース、フルクトース、ガラクト
ース、キシロース、マンノース、リキソース、アラビノ
ース及びこれらの混合物等を挙げることができ、2糖類
以上ではマルトース、キシロビオース、イソマルトー
ス、セロビオース、ゲンチビオース、ラクトース、スク
ロース、ニゲロース、ツラノース、ラフィノース、ゲン
チアノース、メレジトース及びこれらの混合物等を挙げ
ることができる。これらのうち、好ましい原料は、それ
らの入手容易性及びコストの点から、単糖類ではグルコ
ース及びフルクトースであり、2糖類以上ではマルトー
ス及びスクロースである。これらの中でも特に入手容易
性の点からグルコースが好ましい。
ンタエリスリトール・イソステアリルグリシジルエーテ
ルの1モル付加体、ソルビトール・イソステアリルグリ
シジルエーテルの1モル付加体、マンニトール・2−オ
クチルドデシルグリシジルエーテルの1モル付加体、メ
チルグルコシド・イソステアリルグリシジルエーテルの
1モル付加体、ジグリセリン・イソステアリルグリシジ
ルエーテルの1モル付加体、フィタントリオール等の1
分子中に少なくとも1個の長鎖分岐アルキル基又はアル
ケニル基及び少なくとも3個の水酸基を有する非イオン
性界面活性剤を挙げることができる。
(3)、(4)及び(5)の非イオン界面活性剤が好ま
しい。
が、本発明においては下記の一般式(XIII)、(XIV)、(X
V)及び(XVI)で表されるベタイン類から選ばれる1種以
上を挙げることができる。
分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基を示し、R16、R
17は同一又は異なって水酸基が置換していてもよい炭素
数1〜5のアルキル基を示し、R18は炭素数7〜21の
直鎖又は分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基を示し、
Yは水素原子又は水酸基を示し、r、s、tは1〜3の
数を示し、uは1〜5の数を示し、vは1以上の数を示
し、w、xは、0≦w+x≦4である数を示す]。
数8〜18の飽和アルキル基が好ましく、特に炭素数1
0〜16の飽和アルキル基が好ましい。同様の理由で、
R16、R17はそれぞれメチル基、エチル基又はヒドロキ
シエチル基が好ましく、rは1が好ましい。
数8〜18の飽和アルキル基が好ましく、特に炭素数1
0〜16の飽和アルキル基が好ましい。同様の理由で、
R16、R17はそれぞれメチル基、エチル基又はヒドロキ
シエチル基が好ましく、sは1が好ましく、tは1が好
ましい。
点で炭素数9〜15の飽和アルキル基が好ましい。同様
の理由で、R16、R17はそれぞれメチル基、エチル基又
はヒドロキシエチル基が好ましく、uは2又は3が好ま
しく、vは1が好ましく、wは1が好ましく、xは1が
好ましい。これらの具体例として、アルキルアミドプロ
ピル−N,N−ジメチル酢酸ベタイン、アルキルアミド
プロピル−N,N−ジメチル−2−ヒドロキシプロピル
スルホベタイン、アルキルアミドプロピル−N,N−ジ
メチル−プロピルスルホベタイン等を挙げることができ
る。これらの中でも、洗浄力、起泡力の点で、ラウリン
酸アミドプロピル−N,N−ジメチル酢酸ベタイン、ミ
リスチン酸アミドプロピル−N,N−ジメチル酢酸ベタ
イン、コカミドアミドプロピル−N,N−ジメチル酢酸
ベタイン、ラウリルヒドロキシスルホベタイン、ラウリ
ン酸アミドプロピル−N,N−ジメチル−2−ヒドロキ
シプロピルベタイン等が好ましい。
非イオン界面活性剤及び両性界面活性剤の配合量は、充
分な洗浄力を付与し、経済性を考慮すると、液体洗浄剤
組成物中において、好ましくは0.01〜30重量%で
あり、特に好ましくは0.01〜20重量%であり、さ
らに好ましくは0.1〜10重量%である。
以外にも、本発明の目的を損なわない範囲の他の成分を
配合することができる。例えば、エタノール等の低級ア
ルコール、エチレングリコール、ベンゼンスルホン酸
塩、トルエンスルホン酸塩等の低級アルキルベンゼンス
ルホン酸塩等の低温安定化剤;3,5−ジ−tert−ブチ
ル−4−ヒドロキシトルエン、2,5−ジ−tert−ブチ
ルヒドロキノン、DL−α−トコフェロール等の酸化防止
剤;香料、色素、防腐剤を挙げることができる。また、
その他にも、匂いの安定性を損なわない範囲において、
3−メチル−1,3−ブタンジオール、3−メチル−
1,5−ペンタンジオール、2,2,4−トリメチル−
1,3−ペンタンジオール、2−エチル−1,3−ヘキ
サンジオール、1,9−ノナンジオール、1,8−オク
タンジオール等のジオール系溶剤、リモネン、ピネン、
ジペンテン等のテルペン炭化水素系溶剤等を挙げること
ができる。
記各成分とともに水を配合する。水の配合量は、合計で
100重量%となるように調整する量である。また、本
発明の液体洗浄剤組成物は、洗浄力を高めるため、目的
に応じてpHを調整できる。
途に適用することができるが、特に硬質体用の洗浄剤組
成物として好ましい。ここで「硬質体」とは、平面的で
あるか又は立体的であるかを問わず、一定の形状を保持
しているものを意味するものであり、洗浄処理ができる
ものであれば、硬さの程度は限定されるものではない。
この硬質体としては、プラスチック、ゴム、金属、タイ
ル、レンガ、コンクリート、セメント、ガラス、木等か
らなる床、階段、壁等の固定物のほか、それらからなる
各種器械、器具、道具、家具、食器等の人が接触するも
の全般を挙げることができる。よって、本発明の液体洗
浄剤組成物は、浴室用洗浄剤、台所まわり用洗浄剤、床
用洗浄剤、食器用洗浄剤、全自動洗濯機洗濯槽の洗浄
剤、排水パイプの洗浄剤、台所や洗面所の小物の洗浄剤
等として適用することができる。
各液体洗浄剤組成物を得た。なお、(a)及び(b)成
分の化合物1〜5は下記式で表されるものである。 (a)成分 化合物1: CH3CH2CH2CH2−OCH2CH(OH)CH2OH 化合物2: CH3CH2CH2CH2CH2−OCH2CH(OH)CH
2OH 化合物3: CH3CH2CH2CH2CH2CH2−OCH2CH(O
H)CH2OH (b)成分 化合物4:一般式(I)において、R1=C12H25、R2=
CH3 化合物5:一般式(II)において、R3=C8H17 各液体洗浄剤組成物を用い、下記の方法により、皮脂汚
れ洗浄性、石鹸かす汚れ洗浄性及び基材損傷性(ABS
樹脂損傷性)の各試験を行った。結果を表1及び表2に
示す。
ットルの湯をはり、成人男子10人が通常の入浴をし、
一晩放置した。その後、残り湯を抜き、浴槽内側に付着
した汚れを皮脂汚れとした。評価用の液体洗浄剤組成物
を含ませたポリウレタン製のスポンジで軽く5往復こす
った後の浴槽表面の汚れの除去状態を、目視によって下
記の基準で評価した。なお、表中の数値は、同様の処理
を計20回行った場合の平均値である。 5:汚れ落ちが非常に良好 4:汚れ落ちが良好 3:汚れ落ちにムラがある 2:若干汚れが落ちる程度 1:殆ど汚れが落ちない。
全く落ちない風呂汚れが付着している浴槽(ポリプロピ
レン製)を、評価用の液体洗浄剤組成物を含ませたポリ
ウレタン製のスポンジで軽く5往復こすった後の浴槽表
面の汚れの除去状態を、目視によって下記の基準で評価
した。なお、表中の数値は、同様の処理を計20回行っ
た場合の平均値である。 5:汚れ落ちが非常に良好 4:汚れ落ちが良好 3:汚れ落ちにムラがある 2:若干汚れが落ちる程度 1:殆ど汚れが落ちない。
のABS樹脂(三菱モンサント社製)テストピースを用
意した。このテストピースを、直径276mmの塩化ビニ
ル樹脂製パイプの表面形状に合わせて図1に示すように
固定し、図2に示すような歪み(歪み率0.74%)を
生じさせた。なお、この歪み率は、次式:歪み率(%)
=(I−L)×100/L(式中のI及びLの定義は、図2
に示す)から求めた。次に、このように歪みを生じさせ
た、即ち応力をかけたテストピースを、液体洗浄剤組成
物1.7gを含浸させた市販のティッシュペーパー(乾
燥時の重量1g)で10回(1往復が1回)拭いた。そ
の後、20℃、65%RHで24時間放置したのち、テ
ストピース表面の状態を目視により観察し、下記の基準
で損傷性を評価した。 ○:異常なし ×:ひび割れが生じた。
価用の液体洗浄剤組成物を含ませたポリウレタン製のス
ポンジでよくこすったのち、水洗した。その浴槽に、4
00Lの湯をはり、成人男子10人が通常の入浴をし、
一晩放置した。その後、残り湯を抜き、浴槽内側に付着
した皮脂汚れの程度を目視により下記の基準で評価し
た。なお、表中の数値は、同様の処理を計10回行った
場合の平均値である。
(I)で表されるグリセリルエーテルと、陽イオン界面
活性剤及びビルダーを組み合わせることにより、高い洗
浄力を有するとともに、スチレン系樹脂に対する損傷性
がないという、新規かつ特有な効果を有している。本発
明の液体洗浄剤組成物は、特に浴室用洗浄剤として適し
ている。
である。
樹脂テストピースの断面図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 (a)下記一般式(I): R1−OCH2CH(OH)CH2OH (I) [式中、R1は炭素数1〜11のアルキル基もしくはア
ルケニル基、ベンジル基又はフェニル基を示す。] で表されるグリセリルエーテル 0.1〜50重量%、 (b)陽イオン界面活性剤 0.01〜30重量%、 (c)ビルダー 0.01〜30重量%及び水を含有す
ることを特徴とする皮脂汚れ及び石鹸かす汚れ用液状洗
浄剤組成物。 - 【請求項2】 (a)下記一般式(I): R1−OCH2CH(OH)CH2OH (I) [式中、R1は炭素数1〜11のアルキル基もしくはア
ルケニル基、ベンジル基又はフェニル基を示す。] で表されるグリセリルエーテル 0.1〜50重量%、 (b)陽イオン界面活性剤 0.01〜30重量%、 (c)ビルダー 0.01〜30重量%及び水を含有す
ることを特徴とする浴室用液状洗浄剤組成物。 - 【請求項3】 (b)成分の陽イオン界面活性剤が、第
4級アンモニウム塩型陽イオン界面活性剤である請求項
1又は2記載の液状洗浄剤組成物。 - 【請求項4】 さらに、(d)陰イオン界面活性剤を含
有する請求項1、2又は3記載の液状洗浄剤組成物。 - 【請求項5】 (d)成分の陰イオン界面活性剤が、ポ
リオキシアルキレン基を有する陰イオン界面活性剤であ
る請求項4記載の液状洗浄剤組成物。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06138598A JP3240284B2 (ja) | 1998-03-12 | 1998-03-12 | 液体洗浄剤組成物 |
TW87120648A TW509721B (en) | 1997-12-26 | 1998-12-11 | Liquid detergent composition |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06138598A JP3240284B2 (ja) | 1998-03-12 | 1998-03-12 | 液体洗浄剤組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11256198A JPH11256198A (ja) | 1999-09-21 |
JP3240284B2 true JP3240284B2 (ja) | 2001-12-17 |
Family
ID=13169662
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP06138598A Expired - Fee Related JP3240284B2 (ja) | 1997-12-26 | 1998-03-12 | 液体洗浄剤組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3240284B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3371098B2 (ja) * | 1999-11-04 | 2003-01-27 | 花王株式会社 | 洗浄剤組成物 |
JP2008050409A (ja) * | 2006-08-22 | 2008-03-06 | Nicca Chemical Co Ltd | アルミニウム材用表面防汚剤、アルミニウム材の防汚処理方法及びアルミニウム材構造物 |
JP5419799B2 (ja) * | 2010-05-21 | 2014-02-19 | 花王株式会社 | 床用液体洗浄剤組成物 |
JP6516353B2 (ja) * | 2014-12-26 | 2019-05-22 | ライオン株式会社 | 浴室用液体洗浄剤 |
WO2017204148A1 (ja) * | 2016-05-27 | 2017-11-30 | 花王株式会社 | 硬質表面の洗浄方法 |
-
1998
- 1998-03-12 JP JP06138598A patent/JP3240284B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH11256198A (ja) | 1999-09-21 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4501680A (en) | Acidic liquid detergent composition for cleaning ceramic tiles without eroding grout | |
US5756443A (en) | Detergent composition for hard surface | |
JP3264878B2 (ja) | 液体洗浄剤組成物 | |
JP2952561B2 (ja) | 浴室用洗浄剤組成物 | |
JPH11256200A (ja) | 液体洗浄剤組成物 | |
JP3240284B2 (ja) | 液体洗浄剤組成物 | |
JP3044149B2 (ja) | 硬質表面用洗浄剤組成物 | |
WO2004067690A1 (ja) | 液体洗浄剤組成物 | |
JP2521630B2 (ja) | 硬質表面用洗浄剤組成物 | |
JP2017002137A (ja) | 硬質表面用液体洗浄剤組成物 | |
JPH11189790A (ja) | 液体洗浄剤組成物 | |
JP3326052B2 (ja) | 液体洗浄剤組成物 | |
JP2952555B2 (ja) | 硬質表面洗浄剤組成物 | |
JP3625957B2 (ja) | 硬質表面用洗浄剤組成物 | |
JP3711176B2 (ja) | 硬質表面用洗浄剤組成物 | |
JP3751420B2 (ja) | 硬質表面用洗浄剤組成物 | |
JP2001329293A (ja) | 液体洗浄剤組成物 | |
JP3404124B2 (ja) | 硬質表面洗浄剤組成物 | |
JPH09137197A (ja) | 硬質表面用洗浄剤組成物 | |
JP3415314B2 (ja) | 洗浄剤組成物 | |
JP3404125B2 (ja) | 硬質表面洗浄剤組成物 | |
JP2002256286A (ja) | 液体洗浄剤組成物 | |
JPH0826348B2 (ja) | 硬表面用洗浄剤組成物 | |
JPH10219292A (ja) | 硬質表面用洗浄剤組成物 | |
JPH09310091A (ja) | 硬質表面用洗浄剤組成物 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071012 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081012 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091012 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101012 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111012 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121012 Year of fee payment: 11 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131012 Year of fee payment: 12 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |