JP2952555B2 - 硬質表面洗浄剤組成物 - Google Patents

硬質表面洗浄剤組成物

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JP2952555B2 JP19662194A JP19662194A JP2952555B2 JP 2952555 B2 JP2952555 B2 JP 2952555B2 JP 19662194 A JP19662194 A JP 19662194A JP 19662194 A JP19662194 A JP 19662194A JP 2952555 B2 JP2952555 B2 JP 2952555B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は硬質表面洗浄剤組成物に
関し、更に詳細には浴室等の硬質表面のスカム汚れに対
して良好な洗浄性能を有する硬質表面洗浄剤組成物に関
する。
【0002】
【従来の技術】硬質表面、特に浴室や浴槽の洗浄剤とし
ては、非イオン性界面活性剤、アニオン性界面活性剤、
有機酸及び溶剤を主体とした酸性洗浄剤;非イオン性界
面活性剤及びアニオン性界面活性剤を組み合せた中性洗
浄剤;並びに非イオン性界面活性剤、アニオン性界面活
性剤及び金属イオン封鎖剤を主体としたアルカリ性洗浄
剤等が広く用いられている。
【0003】しかし、浴室や浴槽等の汚れは他の住居汚
れとはその汚れ成分が異なり、金属石ケン、特に脂肪酸
カルシウム塩を主体とし、これにタンパク、核酸、脂質
等の油分が結合したものである。従来の中性洗浄剤やア
ルカリ洗浄剤ではこの金属石ケンスカムを分解できない
が、酸性洗浄剤は金属石ケンスカムを分解できる。とこ
ろが、酸性洗浄剤には、洗浄後汚れが再付着してすすぎ
が困難となる、浴槽等を損傷する、手荒れが生じる等の
問題があった。
【0004】かかる観点から中性で、かつ金属石ケンス
カムに対する洗浄力の優れた洗浄剤の開発が行われ、カ
チオン性界面活性剤及び非イオン性界面活性剤を組み合
せた中性洗浄剤(特開昭61−283696号)、カチ
オン性界面活性剤、非イオン性界面活性剤及び水溶性溶
剤を組み合せた洗浄剤(特開昭61−283697
号)、カチオン性界面活性剤、非イオン性界面活性剤及
びマレイン酸を組み合せた洗浄剤(特開昭61−283
700号)、カチオン性界面活性剤、非イオン性界面活
性剤、アミノカルボン酸及び溶剤を組み合せた浴室用洗
浄剤(特開平1−221497号)等が報告されてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の洗浄剤でも金属石ケンスカム汚れに対する洗浄力は未
だ充分満足できるものとはいえず、浴室等を洗浄するに
はスポンジ等の使用により被洗浄面を摩擦する必要があ
った。従って、本発明の目的は硬質表面、特に浴室等の
金属石ケンスカムを主成分とする汚れを容易に除去する
ことのできる洗浄剤組成物を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで本発明者らは金属
石ケンスカムと油が結合した汚れに対する洗浄力とカチ
オン性界面活性剤の化学構造との関係について種々検討
した結果、炭素数8〜10と比較的短かい鎖長を有する
アルキル又はアルケニル基を有するモノ又はジアルキル
ジメチル第4級アンモニウム塩又はモノアルキルベンジ
ルジメチル第4級アンモニウム塩を金属イオン封鎖剤及
び水溶性溶剤と組み合せた場合に他のカチオン性界面活
性剤を使用した場合に比べて卓越した洗浄力が得られる
ことを見出し、本発明を完成するに至った。
【0007】すなわち、本発明は次の成分(a)、
(b)及び(c): (a)一般式(1)又は(2)で表わされるカチオン性界面活性剤 0.1〜30重量%
【0008】
【化2】
【0009】〔式中、R1は炭素数8〜10の直鎖又は
分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基を示し、R2はメ
チル基又は炭素数8〜10の直鎖若しくは分岐鎖のアル
キル基若しくはアルケニル基を示し、R3は炭素数8〜
10の直鎖又は分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基を
示し、Xはハロゲン原子又はアルキル硫酸残基を示す〕 (b)金属イオン封鎖剤 0.1〜20重量% (c)水溶性溶剤 0.1〜20重量% を含有し、pHが6〜8であることを特徴とする硬質表面
洗浄剤組成物を提供するものである。
【0010】成分(a)のカチオン性界面活性剤は、金
属イオン封鎖剤と組み合せて使用したとき、金属石ケン
スカムを分解し可溶化する作用を有するものであり、本
発明においては一般式(1)又は(2)の構造を有する
ことが重要である。一般式(1)中、R1又はR2で示さ
れる直鎖又は分岐鎖のアルキル又はアルケニル基は、鎖
長が炭素数8〜10のものであるが、特に炭素数8のも
のが好ましく、また直鎖又は分岐鎖のアルキル基、更に
直鎖のアルキル基、特にオクチル基が好ましい。また、
一般式(1)のカチオン性界面活性剤のうち、R1及び
2のいずれもが炭素数8〜10の直鎖又は分岐鎖のア
ルキル又はアルケニル基であるジアルキルジメチル第4
級アンモニウム塩が好ましい。
【0011】また、一般式(2)中のR3で示される直
鎖又は分岐鎖のアルキル又はアルケニル基は、鎖長が炭
素数8〜10のものであるが、特に炭素数8のものが好
ましく、また直鎖又は分岐鎖のアルキル基、更に直鎖の
アルキル基、特に炭素数8の直鎖アルキル基が好まし
い。
【0012】また、これらのカチオン性界面活性剤の対
イオンを示すXのうち、ハロゲン原子としては臭素原
子、ヨウ素原子、塩素原子が挙げられ、アルキル硫酸残
基としてはメタンスルホン酸、エタンスルホン酸等が挙
げられるが、このうちハロゲン原子、特に臭素原子又は
塩素原子が好ましい。
【0013】これら成分(a)は本発明組成物中に0.
01〜30重量%配合されるが、1〜10重量%配合す
るのがより好ましい。0.01重量%未満では充分なス
カム洗浄能が得られず、30重量%を超えて配合しても
著しい効果の増強は得られず、経済的でない。
【0014】成分(b)の金属イオン封鎖剤としては、
金属イオンをキレート化して封鎖する能力を有するもの
であれば特に制限されないが、例えばヒドロキシカルボ
ン酸又はその塩、アミノカルボン酸又はその塩が挙げら
れる。具体的にはエチレンジアミンテトラ酢酸、ヒドロ
キシエチルエチレンジアミントリ酢酸、ジエチレントリ
アミンペンタ酢酸、ニトリロトリ酢酸、トリエチレンテ
トラミンヘキサ酢酸、ホスホン酸類、トリポリリン酸、
エチレングリコールビス(2−アミノエチルエーテル)
テトラ酢酸、クエン酸、マレイン酸、ポリアクリル酸、
イソアミレン−マレイン酸共重合体、ケイ酸、グルコン
酸、ヒドロキシベンジルイミジノ酢酸、イミジノ酢酸及
びこれらの塩が挙げられる。このうち、エチレンジアミ
ンテトラ酢酸、ヒドロキシエチルエチレンジアミントリ
酢酸、クエン酸又はこれらの塩が特に好ましい。
【0015】成分(b)は、本発明組成物中に0.01
〜30重量%配合されるが、1〜5重量%配合するのが
より好ましい。0.01重量%未満では充分なスカム洗
浄能が得られず、30重量%を超えて配合しても著しい
効果の増強は得られない。
【0016】本発明に用いる成分(c)の水溶性溶剤
は、特に限定されるものではないが、次の一般式(3)
〜(5)で表わされる化合物、炭素数4〜12の二価ア
ルコール及び炭素数1〜5の一価アルコールから選ばれ
る1種又は2種以上が好ましい。
【0017】
【化3】
【0018】(式中、R4 及びR5 は、それぞれ水素原
子、炭素数1〜8のアルキル基、フェニル基又はベンジ
ル基を示すが、R4 及びR5 の双方が水素原子となる場
合を除く。mは0〜10の整数を、nは0〜10の整数
を示すが、m及びnの双方が0である場合を除く。R6
及びR7 は炭素数1〜3のアルキル基を示す。R8 は炭
素数1〜3のアルキル基を示す)
【0019】上記一般式(3)で表わされる水溶性溶剤
において、R4 、R5 がアルキル基である場合の炭素数
は1〜4が特に好ましい。また、式(3)中、エチレン
オキサイド(E.O.)及びプロピレンオキサイド
(P.O.)の平均付加モル数のm及びnは、それぞれ
0〜10のものが用いられるが、これらの付加順序は特
に限定されず、ランダム付加したものであってもよい。
この化合物(3)の具体例としては、エチレングリコー
ルモノブチルエーテル、ジプロピレングリコールジメチ
ルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテ
ル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、プロピ
レングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコ
ールモノブチルエーテル、プロピレングリコールモノエ
チルエーテル、プロピレングリコールジメチルエーテ
ル、ポリオキシエチレン(p=1)ポリオキシプロピレ
ン(p=1)グリコールジメチルエーテル(pは平均付
加モル数を示す)、ポリオキシエチレン(p=3)グリ
コールフェニルエーテル、フェニルカルビトール、フェ
ニルセロソルブ、ベンジルカルビトール等が挙げられ
る。このうち、洗浄力及び使用感の点から、プロピレン
グリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコール
モノブチルエーテル、ポリオキシエチレングリコールフ
ェニルエーテルが好ましい。
【0020】また、一般式(4)で表わされる化合物と
しては、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン、
1,3−ジエチル−2−イミダゾリジノンが好適なもの
として例示され、一般式(5)で表わされる化合物とし
ては3−メトキシ−3−メチルブタノール、3−エトキ
シ−3−メチルブタノール等が好ましい。また、炭素数
4〜12の二価アルコールとしては、イソプレングリコ
ール、2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタジオー
ル等が例示される。更に炭素数1〜5の一価アルコール
としてはメタノール、エタノール、イソプロピルアルコ
ール等が例示される。これらの低級アルコールを配合す
ることにより、組成物の低温安定性が向上する。
【0021】成分(c)の水溶性溶剤は、本発明組成物
中に0.1〜20重量%配合されるが、より好ましくは
1〜15重量%、特に好ましくは5〜10重量%が配合
される。0.1重量%未満では、スカム以外の汚れ、例
えば油脂汚れ等に対する洗浄力が充分得られず、20重
量%を超えて配合しても著しい効果の増強は得られな
い。
【0022】本発明の硬質表面洗浄剤組成物には、更に
油脂汚れに対する洗浄力を向上させ、また、低温下の長
期保存における性能劣化を防止する目的で非イオン性界
面活性剤を配合させるのが好ましい。本発明に使用され
る非イオン性界面活性剤は、特に限定されないが、ポリ
オキシエチレンアルキル又はアルケニルエーテル類、ポ
リオキシエチレンアルキルフェニルエーテル類、ポリオ
キシプロピレンアルキル又はアルケニルエーテル類、ポ
リオキシブチレンアルキル又はアルケニルエーテル類、
アルキレンオキシド付加アルキル基又はアルケニル基含
有非イオン性界面活性剤混合物、蔗糖脂肪酸エステル
類、脂肪族アルカノールアミド類、脂肪酸グリセリンモ
ノエステル類、アミンオキサイド類、酸化エチレン縮合
型界面活性剤及びアルキルグリコシド類から選ばれる一
種又は二種以上が好ましい。かかる非イオン性界面活性
剤を更に具体的に示すと以下の(1)〜(11)が挙げ
られる。
【0023】(1)ポリオキシエチレンアルキル又はア
ルケニルエーテル類であって、アルキル基又はアルケニ
ル基の平均炭素数が10〜20であり、エチレンオキサ
イド付加モル数は、平均で1〜30モルであるもの。 (2)ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル類
であって、アルキル基の平均炭素数が6〜12であり、
エチレンオキサイド付加モル数は、平均で1〜25モル
であるもの。
【0024】(3)ポリオキシプロピレンアルキル又は
アルケニルエーテル類であって、アルキル基又はアルケ
ニル基の平均炭素数が10〜20であり、プロピレンオ
キサイド付加モル数は、平均で1〜20モルであるも
の。 (4)ポリオキシブチレンアルキル又はアルケニルエー
テル類であって、アルキル基又はアルケニル基の平均炭
素数が10〜20であり、ブチレンオキサイド付加モル
数は、平均で1〜20モルであるもの。 (5)アルキル基又はアルケニル基を有し、エチレンオ
キサイドとプロピレンオキサイド(モル比:0.1/
9.9〜9.9/0.1)あるいはエチレンオキサイド
とブチレンオキサイド(モル比:0.1/9.9〜9.
9/0.1)が付加されてなる非イオン性界面活性剤混
合物であって、アルキル基又はアルケニル基の平均炭素
数が10〜20であり、1分子当たりのアルキレンオキ
サイド付加モル数は平均で1〜30モルであるもの。 (6)下記の一般式で表わされる高級脂肪酸アルカノー
ルアミド類又はそのアルキレンオキサイド付加物。
【0025】
【化4】
【0026】〔式中、R9 は炭素数10〜20のアルキ
ル基又はアルケニル基であり、R10、R11は同一又は異
なってH又はCH3 であり、pは1〜3の整数、qは0
〜3の整数である。〕 (7)蔗糖脂肪酸エステル類であって、脂肪酸部分の平
均炭素数が10〜20であるもの。 (8)脂肪酸グリセリンモノエステル類であって、脂肪
酸部分の平均炭素数が10〜20であるもの。
【0027】(9)アミンオキサイド類。例えば炭素数
1〜24の直鎖又は分岐鎖アルキル基又はアルケニル基
を有するアルキル又はアルケニルアミンオキサイドが挙
げられる。より好ましいアミンオキサイドとしては、下
記の一般式(a)で表わされるアルキルアミンオキサイ
ドが挙げられる。
【0028】
【化5】
【0029】Eは炭素数1〜5のアルキレン基、a、b
はa=0且つb=0であるか、又はa=1且つb=1で
ある。〕 上記一般式(a)において、R12は炭素数8〜24のア
ルキル基又はアルケニル基であるが、特に炭素数12〜
18のアルキル基が好ましい。R13、R14は炭素数1〜
3のアルキル基であるが、特に炭素数1のメチル基が好
ましい。 (10)酸化エチレンを縮合して得られる「プルロニッ
ク」(旭電化(株))の商品名の非イオン性界面活性
剤。 (11)アルキル多糖類。例えば、下記の一般式で表わ
されるアルキル多糖類、 R15(OR16)xGy 〔式中、R15は、直鎖又は分岐鎖の総炭素数8〜18の
アルキル基又はアルケニル基又はアルキルフェニル基を
表わし、R16は炭素数2〜4のアルキレン基を表わし、
Gは炭素数5〜6を有する還元糖に由来する残基であ
る。x(平均値)は0〜5であり、y(平均値)は1〜
5である。〕 上記式で表わされるアルキルグリコシドについて更に説
明すると、式中のxはその平均値が0〜5であるが、こ
の値を変えることにより、本発明で用いられる硬質表面
用洗浄剤組成物の水溶性及び結晶性を調整できる。つま
り、xの値が大きいもの程、水溶性が高くなり且つ結晶
性が低くなる傾向にある。好ましいxの値は0〜2であ
り、特に好ましくは0である。一方、yは、その平均値
が1より大きい場合、つまり2糖類以上の糖鎖を親水性
基とする場合、糖鎖の結合様式が1−2、1−3、1−
4、1−6結合のもの、更にα−、β−ピラノシド結合
又はフラノシド結合及びこれらの混合された結合様式を
有する任意の混合物を含むことが可能である。また、一
般式(3)中のyの平均値は1〜5、好ましくは1〜
1.5、より好ましくは1.1〜1.4である。尚、y
の測定法はプロトンNMR法によるものである。また、
式中のR15は、溶解性及び洗浄性の点から炭素数10〜
14のアルキル基が好ましい。また、R16は、水溶性の
点から炭素数2〜3のアルキレン基が好ましい。更に、
Gは単糖類若しくは2糖類以上の原料によってその構造
が決定されるが、このGの原料としては、単糖類ではグ
ルコース、フルクトース、ガラクトース、キシロース、
マンノース、リキソース、アラビノース、及びこれらの
混合物等が挙げられ、2糖類以上ではマルトース、キシ
ロビオース、イソマルトース、セロビオース、ゲンチビ
オース、ラクトース、スクロース、ニゲロース、ツラノ
ース、ラフィノース、ゲンチアノース、メレジトース、
及びこれらの混合物等が挙げられる。これらのうち、好
ましい原料は、それらの入手容易性及びコストの点か
ら、単糖類ではグルコース及びフルクトースであり、2
糖類以上ではマルトース及びスクロースである。この中
でも特に入手容易性の点からグルコースが好ましい。更
に、ペンタエリスリトール・イソステアリルグリシジル
エーテルの1モル付加体、ソルビトール・イソステアリ
ルグリシジルエーテルの1モル付加体、マンニトール・
2−オクチルドデシルグリシジルエーテルの1モル付加
体、メチルグルコシド・イソステアリルグリシジルエー
テルの1モル付加体、ジグリセリン・イソステアリルグ
リシジルエーテルの1モル付加体、フィタントリオール
等の1分子中に少なくとも1個の長鎖分岐アルキル基又
はアルケニル基及び少なくとも3個の水酸基を有する非
イオン性界面活性剤が挙げられる。
【0030】これらの非イオン性界面活性剤の中でも、
(1)、(6)、(9)、(11)が特に好ましい。ま
たこれらの非イオン性界面活性剤は本発明組成物中に
0.5〜40重量%、特に5〜20重量%配合するのが
好ましい。
【0031】また、本発明組成物には、アニオン性界面
活性剤、アルカノールアミン等のアルカリ剤(0.1〜
15重量%)、増粘剤、顔料、着色剤、香料、殺菌剤、
防腐剤及び組成物総重量を100重量%とする量の水等
を配合することができる。
【0032】本発明組成物は、前記成分を常法に従って
混合することにより製造され、そのpHは6〜8の範囲に
調整される。
【0033】本発明組成物はタイル、セラミックス、ホ
ーロー、強化プラスチック(FRP)、ステンレス、木
等の硬質表面の洗浄剤として用いることができるが、特
に浴室、浴槽、風呂釜の洗浄、すなわち、浴室洗浄剤と
して用いるのが好ましい。
【0034】本発明組成物を使用する洗浄方法は、従来
一般に行われているように、スポンジ等に該組成物を含
浸させ、浴室、浴槽内の被洗浄表面をこすり洗いしたの
ち、又は、被洗浄面にスプレーし、しばらく放置後、水
ですすげばよい。また、浴槽内の洗浄にあたっては、入
浴後の残水に本発明組成物を添加し、一定時間、好まし
くは1時間以上放置後排水し、その後必要であれば水で
浴槽表面をすすいでもよい。この場合は本発明組成物を
カチオン性界面活性剤濃度で0.5〜100ppm 、好ま
しくは10〜80ppm とするのがよい。
【0035】
【実施例】次に実施例を挙げて本発明をより詳細に説明
するが、本発明はこれらにより何ら制限されるものでは
ない。
【0036】実施例1 表1及び表2に示す組成の洗浄剤組成物を調製し、その
洗浄力を評価した。その結果を表1及び表2に示す。表
中の数字は重量%を示す。 (洗浄力評価方法) 洗浄力の評価は、こすった程度では落ちない風呂汚れが
付着しているポリプロピレン製フロオケ及びフロ椅子に
洗浄剤組成物を含ませた布を数秒間密着させた後、軽く
水洗するか、又は汚れに対してスプレーした後軽く水洗
し、汚れの除去状態を視覚によって下記の5段階で評価
した。 5:汚れ落ちが非常に良好。 4:汚れ落ちが良好。 3:汚れ落ちにむらがある。 2:若干汚れが落ちる程度。 1:ほとんど汚れが落ちない。
【0037】
【表1】
【0038】
【表2】
【0039】表1及び表2より、本発明の洗浄剤組成物
は、長鎖アルキル基を有する第4級アンモニウム塩を配
合した場合に比べて優れた洗浄力を有することがわか
る。また、本発明洗浄剤組成物を使用した場合、被洗浄
材の損傷もなく、かつ皮膚に対する刺激性もほとんどな
かった。
【0040】
【発明の効果】本発明の洗浄剤組成物は、金属石ケンス
カムを分解・可溶化する能力に優れていることから、浴
室、浴槽等硬質表面の汚れを素早く、かつ容易に洗浄す
ることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−283697(JP,A) 特開 昭60−15499(JP,A) 特開 平5−311196(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C11D 1/62 C11D 3/20 - 3/43 EPAT(QUESTEL) WPI/L(QUESTEL)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次の成分(a)、(b)及び(c): (a)一般式(1)又は(2)で表わされるカチオン性界面活性剤 0.1〜30重量% 【化1】 〔式中、R1は炭素数8〜10の直鎖又は分岐鎖のアル
    キル基又はアルケニル基を示し、R2はメチル基又は炭
    素数8〜10の直鎖若しくは分岐鎖のアルキル基若しく
    はアルケニル基を示し、R3は炭素数8〜10の直鎖又
    は分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基を示し、Xはハ
    ロゲン原子又はアルキル硫酸残基を示す〕 (b)金属イオン封鎖剤 0.1〜20重量% (c)水溶性溶剤 0.1〜20重量% を含有し、pHが6〜8であることを特徴とする硬質表面
    洗浄剤組成物。
  2. 【請求項2】 更に、非イオン性界面活性剤を含有する
    請求項1記載の組成物。
  3. 【請求項3】 浴室用洗浄剤組成物である請求項1又は
    2記載の組成物。
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