JP4083715B2 - 液体洗浄剤組成物 - Google Patents

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本発明は液体洗浄剤組成物、特に台所まわりの硬質表面、なかでも食器や調理器具等の洗浄に適した液体洗浄剤組成物に関する。
食器洗い用洗浄剤には、洗浄力の観点から界面活性剤として陰イオン界面活性剤を主成分として用いているものが多い。
更に食器洗い用洗浄剤には、洗浄時に泡立ち性及び泡持ち性が要求され、これら課題を解決する目的からアミンオキシド型界面活性剤を増泡剤として併用することが好ましい。アミンオキサイドは泡特性のみならず、陰イオン界面活性剤と併用することで、洗浄力を向上させる。これはアミンオキサイドが、中・酸性領域において陽イオン性の性質を持つため、陰イオン界面活性剤の陰イオンとイオン性のコンプレックスを形成し、これにより油に対する乳化力が向上し、結果として洗浄力が向上するものと思われる。
一方、近年、環境負荷軽減の観点から、界面活性剤の濃度を高め、容器の樹脂量を低減させた濃縮タイプの液体洗浄剤が好まれて使用されている。このような濃縮化の傾向があるのにもかかわらず、食器洗い用洗浄剤の使用方法は、以前にも増してスポンジに洗浄剤を直接塗付して洗浄する方法が一般化してきており、硬質表面に高濃度の界面活性剤が接触しやすくなっている。高濃度の界面活性剤と硬質表面の接触は、硬質表面に付着した油汚れを除去しやすくする一方で、過剰な界面活性剤が、ぬるつきの問題を発生させる原因となる。ぬるつきとは、洗浄時ないし濯ぎ時に、指や掌等の身体と洗浄対象表面との間で感じられるものであり、洗浄剤がまるで油膜として平滑な被洗浄表面に存在するような感触であって、その感触は洗浄時のみならず、濯ぎ時になかなか除去できないものである。基本的にぬるつきは濯ぎを充分に行なうことで解消できるが、濯ぎ時のいつまでも拭えないぬるつき感は、使用者の洗浄剤に対する印象を悪くする。
ぬるつきはアミンオキサイド型界面活性剤を使用することでより顕著になる。原因としては、アミオキサイド型界面活性剤自体が他の界面活性剤と比較してぬるつき易い性質を示すことが挙げられるが、前記コンプレックスの形成も影響していることが推測される。アミンオキシド型界面活性剤の量を低減化すると洗浄時や濯ぎ時のぬるつきは改善されるものの、泡立ち性が損なわれ、泡立ち性と洗浄時や濯ぎ時のぬるつき改善の両者を満足する液体洗浄剤が求められている。
また、食器洗い用洗浄剤にアルキルグリセリルエーテルを用いる技術も知られている。特許文献1には陰イオン界面活性剤、アミンオキシド型界面活性剤、及びアルキルグリセリルエーテルを含有する食器洗い用洗浄剤の技術が開示されている。しかしながら、該公報に記載の技術は洗浄効果を向上させる目的でなされたものであり、食器洗浄時や濯ぎ時のぬるつきを抑制する点については何ら示唆するものではない。特許文献2の発明の詳細な説明にはアミンオキシド型界面活性剤との併用が記載されているが、該公報の技術も洗浄効果を向上させることにある。特許文献3には分岐アルキルグリセリルエーテルを用いた洗浄剤の技術が開示されており、該洗浄剤が台所用途に用いることができることが示唆されている。しかしながら、これら文献では、食器洗い用洗浄剤の泡立ち性と洗浄時や濯ぎ時のぬるつき改善の両者を満足するという課題は解決されていない。
更に、食器洗い用洗浄剤のように人間の皮膚に触れる機会の多い洗浄剤においては、皮膚に対する作用を温和にすることが望まれるために、組成物を弱酸性に調整する、主洗浄基剤にできるだけ低刺激性のものを使用する、等の方法がとられている。特許文献4には、アルキルグリコシド、陰イオン性界面活性剤、コハク酸誘導体を特定比率で含有する液体洗浄剤組成物が開示されている。また、特許文献5には、アルキル又はアルケニル硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキル又はポリオキシエチレンアルケニルエーテル硫酸塩を特定の重量比で含有するpH6未満の液体洗浄剤組成物が開示されている。
特開2001−19993号公報 特開2001−49291号公報 特開平11−310792号公報 特開平10−176184号公報 特開2003−82400号公報
液体洗浄剤組成物、特に食器用液体洗浄剤組成物には、泡立ち性、ぬるつき改善、洗浄力といった性能と、マイルド性とを更に向上させることが望まれるが、上記特許文献の中にはこれら全てをより高い水準で満たすものは見いだされていない。
従って本発明の課題は、洗浄力、泡立ち性、食器等の洗浄時や濯ぎ時のぬるつき改善、マイルド性をより高い水準で満足する液体洗浄剤組成物を提供することにある。
本発明は、(a)炭素数10〜18の炭化水素基を有する陰イオン界面活性剤〔以下、(a)成分という〕を5〜50質量%、(b)炭素数10〜18の炭化水素基を有するアミンオキシド型界面活性剤〔以下、(b)成分という〕を1〜15質量%、(c)2−エチルヘキシルモノグリセリルエーテル〔以下、(c)成分という〕を0.1〜10質量%、及び(d)水〔以下、(d)成分という〕を含有し、25℃におけるpHが4以上6未満である液体洗浄剤組成物に関する。
本発明によれば、洗浄力に優れ、泡立ちが良く、食器や調理器具等の洗浄の際のぬるつきを防止でき、更に皮膚へのマイルド性にも優れた液体洗浄剤組成物が得られる。
<(a)成分>
本発明の(a)成分は炭素数10〜18の炭化水素基を有する陰イオン界面活性剤であり、好ましい具体例としては炭素数10〜15のアルキル基を有するアルキルベンゼンスルホン酸又はその塩、炭素数10〜16のモノアルキル硫酸エステル塩、炭素数10〜16のアルキル基を有し炭素数2又は3のオキシアルキレン基が平均1.0〜4.0モル付加したポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸エステル塩、炭素数8〜16のα−オレフィンスルホン酸塩、α−スルホ脂肪酸(炭素数8〜16)低級アルキル(炭素数1〜3)エステル塩を挙げることができる。塩としてはナトリウム塩、カリウム塩、マグネシウム塩、アルカノールアミン塩が挙げられ、特に粘度の点からナトリウム塩、カリウム塩、マグネシウム塩が好ましい。
本発明では特に炭素数10〜14のアルキル基を有し炭素数2又は3のオキシアルキレン基、好ましくはオキシエチレン基が平均1.0〜3.0モル、特に好ましくは1.5〜3.0モル付加したポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸エステル塩、好ましくはナトリウム塩、カリウム塩、又はマグネシウム塩を用いることが洗浄効果の点から好ましく、また、高濃度の陰イオン界面活性剤を含有する組成物の低温あるいは高温における貯蔵安定性を改善できるため好ましい。
ポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸エステル塩を用いる場合、直鎖1−アルケンをヒドロホルミル化して得られたアルコールを原料にして製造された分岐鎖1級アルキル基を有するポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸エステル塩が好適である。ここで、ヒドロホルミル化とは鉄、コバルトあるいはニッケル等のカルボニル錯体を触媒として用い直鎖1−アルケンに一酸化炭素を付加させてアルコールを得る方法であり、直鎖アルキル基とメチル分岐アルキル基を含有するアルコールが得られる。ポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸エステル塩はこのようなアルコールにさらにアルキレンオキシド、好ましくはプロピレンオキシド(以下、POと表記する)あるいはエチレンオキシド(以下、EOと表記する)、より好ましくはEOを付加させ、さらに三酸化イオウあるいはクロルスルホン酸でスルホン化し、アルカリ剤で中和して得ることができる。平均付加モル数は、好ましくは1.0〜3.0、より好ましくは1.5〜3.0、特に好ましくは1.5〜2.5が洗浄効果の点から好ましい。中和に用いるアルカリ剤としては水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化マグネシウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸マグネシウムが好ましく、さらに好ましくは水酸化ナトリウム、、水酸化カリウム、水酸化マグネシウムである。このようにして得られたポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸エステル塩は分岐鎖アルキル基を含むものであり、全ポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸エステル塩に対するポリオキシアルキレン分岐鎖アルキルエーテル硫酸エステル塩の質量比は5〜80質量%、更に10〜70質量%が優れた洗浄効果を達成するために好ましい。
特にポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸エステル塩を組成物中10質量%を超えて配合する場合、特には15〜40質量%の濃度で配合する場合は、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸エステル塩のアルキル基は前記分岐率の条件を満たすことが好ましい。ポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸エステル塩自体は他の界面活性剤よりもぬるつき感の少ない性質を示すが、アミンオキサイド型界面活性剤との併用によるぬるつき感の上昇とともに、高濃度化による増粘やゲル化によって被洗浄表面に残留しやすくなることからのぬるつき感が懸念される。この問題は、前記分岐鎖を有する化合物を選択することにより低減される。
<(b)成分>
本発明の(b)成分は炭素数10〜18の炭化水素基を有するアミンオキシド型界面活性剤であり、より具体的には下記一般式(1)の化合物が好ましい。
Figure 0004083715
〔式中、R1aは炭素数8〜18のアルキル基又はアルケニル基であり、R1bは炭素数1〜6のアルキレン基であり、Aは−COO−、−CONH−、−OCO−、−NHCO−から選ばれる基である。aは0又は1の数であり、R1c、R1dは、それぞれ炭素数1〜3のアルキル基又はヒドロキシアルキル基である。〕
一般式(1)において、R1aは、好ましくは炭素数10〜16、より好ましくは10〜14のアルキル基又はアルケニル基であり、特に好ましくはラウリル基(又はラウリン酸残基)及び/又はミリスチル基(又はミリスチン酸残基)である。Aは、好ましくは−COO−又は−CONH−であり、最も好ましくは−CONH−である。R1bの炭素数は、好ましくは2又は3であり、R1c、R1dは、好ましくはメチル基である。
本発明ではR1aは単独のアルキル(又はアルケニル)鎖長でもよく、異なるアルキル(又はアルケニル)鎖長を有する混合アルキル基(又はアルケニル基)であってもよい。後者の場合には、ヤシ油、パーム核油から選ばれる植物油から誘導される混合アルキル(又はアルケニル)鎖長を有するものが好適である。具体的にはラウリル基(又はラウリン酸残基)/ミリスチル基(又はミリスチン酸残基)のモル比が95/5〜20/80、好ましくは90/10〜30/70であることが洗浄効果、及び泡立ち性の点から好ましい。
<(c)成分>
本発明の(c)成分は2−エチルヘキシルモノグリセリルエーテルである。該グリセリルエーテルは2−エチルヘキサノールとエピハロヒドリンやグリシドール等のエポキシ化合物をBF3等の酸触媒、あるいはアルミニウム触媒を用いて反応させて製造する方法が一般的であり、特開2001−49291号公報に記載されているように複数の生成物を含む混合物である。具体的には、2−エチルヘキシルモノグリセリルエーテルとして、エポキシ化合物の1位に2−エチルヘキサノールが付加した化合物(3−(2−エチルヘキシルオキシ)−1,2−プロパンジオール、以下(c1)という)やエポキシ化合物の2位に付加した化合物(2−(2−エチルヘキシルオキシ)−1,3−プロパンジオール、以下(c2)という)が挙げられる。また、副生成物として、(c1)又は(c2)にさらにエポキシ化合物が付加した多付加化合物(以下(c3)という)が挙げられる。
本発明では(c3)成分の含有量が(c)成分中に30質量%以下、好ましくは10質量%以下、特に好ましくは1質量%以下の2−エチルヘキシルモノグリセリルエーテルを用いることが好適である。
<その他の成分>
本発明では、陰イオン界面活性剤の乳化力を向上させ、洗浄効果を強化する目的からマグネシウム〔以下、(e)成分という〕を配合することが好ましく、マグネシウムは塩又は遊離したイオンとして系中に存在するものであり、(a)成分の対イオンとして配合してもよく、また水溶性のマグネシウム化合物として配合することができる。水溶性マグネシウム化合物としては、化学便覧基礎編II(改定3版) 166頁 表8.42、及び190頁 表8.47に記載のマグネシウム化合物において20℃における水への溶解度が1g/100g以上、好ましくは10g/100g以上の化合物が好適である。これらの中でも本発明では、硫酸マグネシウム、塩化マグネシウム、炭酸マグネシウム、硝酸マグネシウム、酢酸マグネシウムが最も好適である。
本発明では洗浄力を強化する目的から(a)成分及び(b)成分以外の界面活性剤〔以下、(f)成分という〕を含有することが好ましく、特に(b)成分以外の両性界面活性剤及び非イオン界面活性剤から選ばれる化合物が好適である。
両性界面活性剤としては下記一般式(2)の化合物〔以下、(f−1)成分という〕が好ましい。
Figure 0004083715
〔式中、R2aは炭素数9〜23のアルキル基又はアルケニル基であり、R2bは炭素数1〜6のアルキレン基である。Bは−COO−、−CONH−、−OCO−、−NHCO−、−O−から選ばれる基であり、bは0又は1の数である。R2c、R2dは、それぞれ炭素数1〜3のアルキル基又はヒドロキシアルキル基であり、R2eはヒドロキシ基で置換していてもよい炭素数1〜5のアルキレン基である。Dは−SO3 -、−OSO3 -、−COO-から選ばれる基である。〕
一般式(2)において、R2aは、好ましくは炭素数9〜15、特に9〜13のアルキル基であり、R2bは、好ましくは炭素数2又は3のアルキレン基である。Bは−CONH−が好ましく、bは0又は1が好適である。R2c、R2dはメチル基、又はヒドロキシエチル基が好ましい。Dは−SO3 -、又は−COO-が好ましく、Dが−SO3 -の場合にはR2eは−CH2CH(OH)CH2−が好ましく、Dが−COO-の場合にはR2eはメチレン基が好ましい。
非イオン界面活性剤〔以下、(f−2)成分という〕としては下記一般式(3)の化合物及び一般式(4)の化合物から選ばれる化合物が好適である。
3a−E−[(R3bO)c−H]d (3)
〔式中、R3aは、炭素数7〜18のアルキル基又はアルケニル基であり、R3bは炭素数2又は3のアルキレン基である。cは2〜100の数を示す。Eは−O−、−CON−又は−N−であり、Eが−O−の場合はdは1であり、Eが−CON−又は−N−の場合はdは2である。〕
4a−(OR4b)ef (4)
〔式中、R4aは直鎖の炭素数8〜16、好ましくは10〜16、特に好ましくは10〜14のアルキル基、R4bは炭素数2〜4のアルキレン基、好ましくはエチレン基又はプロピレン基、特にエチレン基であり、Gは還元糖に由来する残基、eは平均値0〜6、好ましくは0〜3、特に好ましくは0の数であり、fは平均値1〜10、好ましくは1〜5、特に好ましくは1〜2の数を示す。〕
一般式(3)の化合物の具体例として以下の化合物を挙げることができる。
3a−O−(C24O)g−H (3−a)
〔式中、R3aは前記の意味を示す。gは2〜100の数である。〕
3a−O−(C24O)h(C36O)i−H (3−b)
〔式中、R3aは前記の意味を示す。h及びiはそれぞれ独立に2〜70の数であり、エチレンオキシドとプロピレンオキシドはランダムあるいはブロック付加体であってもよい。〕
Figure 0004083715
一般式(4)においてGは還元糖に由来する残基であり、原料の還元糖としては、アルドースとケトースの何れであっても良く、また、炭素数が3〜6個のトリオース、テトロース、ペントース、ヘキソースを挙げることができる。アルドースとして具体的にはアピオース、アラビノース、ガラクトース、グルコース、リキソース、マンノース、ガロース、アルドース、イドース、タロース、キシロースを挙げることができ、ケトースとしてはフラクトースを挙げることができる。本発明ではこれらの中でも特に炭素数5又は6のアルドペントースあるいはアルドヘキソースが好ましく、中でもグルコースが最も好ましい。
一般式(4)の化合物は上記還元糖とR4a−(OR4b)e−OHとを酸触媒を用いてアセタール化反応又はケタール化反応することで容易に合成することができる。また、アセタール化反応の場合、ヘミアセタール構造であっても良く、通常のアセタール構造であっても良い。
本発明の(f)成分としては、特に一般式(2)の化合物、及び一般式(4)の化合物から選ばれる1種以上が泡立ちを改善し、しかも洗浄効果を強化できるために好ましい。
本発明の液体洗浄剤組成物は、貯蔵安定性を向上させる目的でハイドロトロープ剤〔以下、(g)成分という〕を含有することが好ましい。ハイドロトロープ剤としてはトルエンスルホン酸、キシレンスルホン酸、クメンスルホン酸及びこれらのナトリウム、カリウムあるいはマグネシウム塩が良好であり、特にp−トルエンスルホン酸が良好である。
本発明では貯蔵安定性の改善を目的に、及び粘度調節剤として(c)成分以外の溶剤〔以下、(h)成分という〕を含有することができる。溶剤の具体的例としては、エタノール、イソプロピルアルコール、エチレングリコール、プロピレングリコール、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール、グリセリン、イソプレングリコール、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテルから選ばれる水溶性有機溶媒が好ましい。
本発明の組成物には、ゲル化防止のための重合体、例えば特表平11−513067号公報に記載されているゲル化防止重合体〔以下、(i)成分という〕、とりわけポリアルキレングリコールを配合することが粘度調節及び貯蔵安定性の点から好ましい。ゲル化防止としてのポリアルキレングリコールの具体例としては、ポリエチングリコールを標準としたときのゲルパーミエーションクロマトグラフィーによって求められた重量平均分子量が200〜3000のポリプロピレングリコール、及びポリエチレングリコールが挙げられる。
<液体洗浄剤組成物>
本発明の液体洗浄剤組成物は(a)成分を5〜50質量%、好ましくは10〜45質量%、より好ましくは10〜40質量%含有することが洗浄効果の点から好ましい。(b)成分を1〜15質量%、好ましくは1〜10質量%、より好ましくは2〜10質量%含有することが好ましい。また、(a)成分/(b)成分の質量比は、20/1〜1/1、更に10/1〜1/1、特に5/1〜1/1が洗浄力及び泡立ち性の点から好適である。さらに、(c)成分を0.1〜10質量%、好ましくは0.3〜7質量%、より好ましくは0.5〜5質量%含有することが好ましい。特には、〔(a)成分+(b)成分〕/(c)成分の質量比が好ましくは200〜1、より好ましくは100〜1.5、最も好ましくは20〜1である。(c)成分がこのような範囲に満たない場合には食器洗浄時のヌルつきを抑制することができず、このような範囲を超える泡立ち性を抑制する傾向にあるため好ましくない。
本発明の(e)成分は任意ではあるが、(a)成分との相互作用により高い洗浄効果を得ることができ、さらに(c)成分と併用することでヌルつきをより低減化することができるため含有することが好ましい。本発明では(e)成分をマグネシウムとして0.01〜2質量%、更に0.05〜1質量%、特に0.1〜1質量%含有することが好ましい。また、(a)成分/(e)成分(マグネシウムとして)のモル比が300/1〜1/1、更に100/1〜1/1、特に50/1〜2/1であることが好ましい。
本発明では(f)成分は洗浄効果の増強、及び貯蔵安定性を改善する目的から含有することが好ましく、特に一般式(2)の化合物、及び一般式(4)の化合物は泡立ち性を改善することができる。しかしながら、多量配合は食器洗浄時のぬるつきを助長し、(c)成分の効果を減じる傾向にある。このために組成物中の(f)成分の比率は、0.1〜20質量%、更に0.5〜15質量%、特に1.0〜15質量%が好適である。なお、本効果が顕著に得られる条件として〔(a)成分+(b)成分+(c)成分〕/〔(a)成分+(b)成分+(c)成分+(f)成分〕の質量比が0.5以上の場合が挙げられ、洗浄力もこの質量比が望ましい。
本発明の(g)成分は貯蔵安定性の点から含有することが好ましく、組成物中に0.1質量%以上10質量%以下、更に1質量%以上10質量%以下、特に2質量%以上6質量%以下が好適である。
本発明の(h)成分及び(i)成分は、貯蔵安定性の向上の点で好ましく、また粘度調節剤として有効であり、(h)成分を組成物中に1質量%以上20質量%以下、更に5質量%以上20質量%以下、特に5質量%以上15質量%以下、(i)成分を組成物中に0.05質量%以上10質量%以下、更に0.05質量%以上5質量%以下、特に0.1質量%以上3質量%以下が好適である。
本発明の組成物は、上記成分を(d)成分である水に溶解又は分散させた液状の形態であり、水の含有量は貯蔵安定性の点から好ましくは20〜60質量%、更に好ましくは30〜60質量%、より好ましくは40〜60質量%、特に好ましくは45〜55質量%である。
また、本発明の組成物の25℃におけるpHは、貯蔵安定性や皮膚へのマイルド性の点から、4以上6未満、好ましくは4.5以上6未満、より好ましくは5以上6未満、特に好ましくは5.5である。組成物のpHは、pH調整剤により調整でき、pH調整剤としては塩酸や硫酸など無機酸や、クエン酸、コハク酸、リンゴ酸、フマル酸、酒石酸、マロン酸、マレイン酸などの有機酸などの酸剤や、水酸化ナトリウムや水酸化カリウム、アンモニアやその誘導体、モノエタノールアミンやジエタノールアミン、トリエタノールアミンなどのアミン塩など、炭酸ナトリウム、炭酸カリウムなどのアルカリ剤を、単独もしくは複合して用いることが好ましく、特に塩酸、硫酸、クエン酸から選ばれる酸と水酸化ナトリウムや水酸化カリウムから選ばれるアルカリ剤を用いることが好ましい。いずれの化合物も、粘度特性に対し大きな影響のない範囲で配合される。
本発明の組成物は使い勝手の点から20℃における粘度を好ましくは10〜1000mPa・s、より好ましくは30〜700mPa・s、特に好ましくは50〜500mPa・sである。このような粘度には、例えば上記(g)成分、(h)成分、(i)成分などを用いて調整する。
本発明でいう粘度は以下のようにして測定する。まずTOKIMEC.INC製B型粘度計モデルBMに、ローター番号No.3のローターを備え付けたものを準備する。試料をトールビーカーに充填し20℃の恒温槽内にて20℃に調整する。恒温に調整された試料を粘度計にセットする。ローターの回転数を30r/mに設定し、回転を始めてから60秒後の粘度を本発明の粘度とする。
その他の成分としては、粘度特性に影響のない限り、通常液体洗浄剤に配合されている成分を配合することができる。例えば、香料成分、除菌成分、防腐剤、濁り剤、着色剤が挙げられる。
本発明の液体洗浄剤組成物は、食器、調理器具の洗浄、台所回りの洗浄など、硬質表面用(特に台所用)の液体洗浄剤組成物として好適である。
本発明の液体洗浄剤組成物は、該組成物をスポンジなどの可撓性材料(好ましくは水を含む)に染み込ませ、直接食器や調理用器具に接触させて洗浄を行う方法において、洗浄時又はすすぎ時の食器のぬるつきを抑制することができる。この効果は(c)成分特有のものであり、(c)成分の類似化合物を用いても同様の効果を得ることができない。
実施例1
表1に示す成分を用いて液体洗浄剤組成物を調製した。これら組成物の泡立ち性、感触、洗浄力を下記の方法で評価した。結果を表1に示す。
<泡立ち性の評価>
市販の新品スポンジ(可撓性吸収体、キクロン)を水道水でもみ洗いし、水道水の含有量が15gになるまで絞った後、表1の組成物1gと水道水30gをしみこませる。モデル汚染食器上で上記スポンジを2〜3回手でもみ泡立たせた後、モデル汚染食器を擦り洗いし、スポンジから出る泡量について、下記の官能評価を行い泡立ち性とした。
スポンジから出る泡の量が十分である:○
スポンジから出る泡の量がやや不十分である:△
スポンジから出る泡の量が不十分である:×
<感触評価>
サラダ油に0.1質量%の色素(スダンレッド)を均一に混ぜ込んだモデル油汚れ1gを陶器皿に均一に塗り広げたものをモデル汚染食器とした。
市販の新品スポンジ(可撓性吸収体、キクロン)を水道水でもみ洗いし、水道水の含有量が15gになるまで絞った後、表1の組成物1gと水道水30gを染み込ませる。モデル汚染食器上で上記スポンジを2〜3回手でもみ泡立たせた後、モデル汚染食器5枚を擦り洗いし、洗っている最中のぬるつきを下記基準で官能評価を行った。次に、擦り洗いしたモデル汚染食器を水道水ですすぎ、すすぎ最中のぬるつきのとれやすさを下記基準で官能評価を行った。
[洗浄時のぬるつきの基準]
あまりぬるつかない:○
ややぬるつく:△
非常にぬるつく:×
[すすぎ時のぬるつきのとれやすさの基準]
すぐにぬるつきがとれる:○
ぬるつきがとれるまでにやや時間がかかる:△
ぬるつきがとれるまでに時間がかかる:×
<洗浄力試験>
サラダ油に0.1質量%の色素(スタンレッド)を均一に混ぜ込んだモデル油汚れ1gをポリプロピレン製の皿に均一に塗り広げたものをモデル汚染食器とした。
市販の新品スポンジ(可撓性吸収体、キクロン)を水道水でもみ洗いし、水道水の含有量が15gになるまで絞った後、表1の組成物1gと水道水30gを染み込ませる。モデル汚染食器上で上記スポンジを2〜3回手でもみ泡立たせた後、モデル汚染食器を擦り洗いし、洗浄(食器に付着した色が消えることにより確認)できた皿の枚数を求めた。
Figure 0004083715
(注)表中の記号は以下のものを表す。
・ES:ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸エステルナトリウム〔原料アルコールは、1−デセン及び1−ドデセン50/50(質量比)を原料にヒドロホルミル化して得られたアルコールである。このアルコールにEOを平均2モル付加させた後、三酸化イオウにより硫酸化し、水酸化ナトリウムで中和した。全ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸エステルナトリウム中の全ポリオキシエチレン分岐鎖アルキルエーテル硫酸エステルナトリウムの割合は42質量%であった。〕
・AO:N−ラウリル−N,N−ジメチルアミンオキシド
・GE−2EH:2−エチルヘキシルモノグリセリルエーテル(モノグリセリルエーテル98質量%、(c3)の含有量2質量%)
・GE−C8:n−オクチルモノグリセリルエーテル(モノグリセリルエーテル98質量%、異性体及び多量体の合計2質量%)
・ノニオン:アルキル基の組成が炭素数12/炭素数14=60/40(モル比)混合アルキルで、グルコシド平均縮合度1.5のアルキルグルコシド
・p−TS:p−トルエンスルホン酸ナトリウム
・PG:プロピレングリコール
・pH:1N−硫酸水溶液又は1N−水酸化ナトリウムを用いて調整した。
実施例2
表2に示す液体洗浄剤組成物を用いて、皮膚に対するマイルド性を皮膚に与えるダメージが評価可能な下記の方法で評価した。結果を表2に示す。
<マイルド性(酵素活性阻害率の測定)>
トリシン(N-[Tris(hydroxymethyl)methyl]glycine、生化学用、同仁化学社製、Lot.PT137)を用い、0.1mol/l(pH7.0)の緩衝液を調製した。市販の酸性フォスファターゼ(Type I、シグマ社、Lot.81K7071)0.0321gを100mlの上記緩衝液に溶解させ、酵素溶液とした。p-ニトロフェニルリン酸2-ナトリウム六水和物〔特級、関東化学(株)、Lot.412C2048〕0.5798gを100mlの上記緩衝液に溶解させたものを基質溶液とした。各組成物を濃度が7.5質量%になるように上記緩衝液にて希釈したものを洗剤溶液とした。ガラス製試験管(商品名;DISPOSABLE CULTURE TUBES 16×125mm、IWAKI社製)中に酵素溶液1.0mlおよび洗剤溶液1.0mlを加え震盪させた後、30℃の水浴中で20分間インキュベートした。インキュベート後、基質溶液1.0mlを加え再び激しく震盪させ、ただちにλ=440nmでの3分間にわたる吸光度変化を分光光度計〔U-3300、島津製作所(株)製〕を用いて測定し、それぞれの吸光度変化の傾きを求めた。各組成物の酵素活性阻害率は下記式から求めた。なお、ブランクは上記緩衝液のみを用いて測定した。
酵素活性阻害率(%)=〔1−(試験組成物の傾き)/(ブランクの傾き)〕×100
Figure 0004083715
(注)表2中、共通する記号は表1と同じものであり、pHは1N−硫酸水溶液又は1N−水酸化ナトリウムを用いて調整した。

Claims (4)

  1. (a)炭素数10〜18の炭化水素基を有する陰イオン界面活性剤を10〜50質量%、(b)炭素数10〜18の炭化水素基を有するアミンオキシド型界面活性剤を1〜15質量%、(c)2−エチルヘキシルモノグリセリルエーテルを0.1〜10質量%、及び(d)水を含有し、25℃におけるpHが以上6未満である液体洗浄剤組成物。
  2. (a)/(b)質量比が20/1〜1/1である請求項1記載の液体洗浄剤組成物。
  3. 硬質表面用である請求項1記載の液体洗浄剤組成物。
  4. 請求項1〜3の何れか1項記載の液体洗浄剤組成物を希釈せずに含浸させた可撓性材料を用いて硬質表面を洗浄する方法。
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