JP3954065B2 - 硬質表面用洗浄剤 - Google Patents

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Description

本発明は、食器用や台所廻り用などの洗浄剤として適した硬質表面用洗浄剤に関する。
特許文献1には、食器洗いとキッチンのシンクの水垢などを洗浄できることが記載されている。特許文献2〜6には、クエン酸を含有する食器洗い洗浄剤組成物が記載されており、特許文献2の〔0016〕には、クエン酸の配合により、ガラス製品やプラスチック製品汚れに対する洗浄力が向上することが記載されている。特許文献7には、分岐型グリセリルエーテル化合物を含有する洗浄剤を食器洗浄用や台所廻りなどの硬質表面の洗浄に適用できることが記載されている。
特開2003−27099号公報 特開平9−78091号公報 特開2001−172697号公報 特開平11−80784号公報 特表2002−517549号公報 特表平10−508060号公報 特開2004−262955号公報
付着汚れの違いから、通常、食器洗い洗浄剤はガラスコップなどの食器を洗浄する目的で用いられ、台所のシンク廻りなどに付着した水垢汚れの洗浄には、研磨剤を含有する洗浄剤が用いられている。
しかし、研磨剤入りの洗浄剤は、非常に高い水垢汚れ除去性能を有する一方で、ステンレス製や樹脂製のシンク表面を傷つけて、光沢を損なうという課題がある。このため、消費者の間では、研磨剤の入っていない食器洗い洗浄剤を用いてシンクを洗浄することも行われているが、このような食器洗い洗浄剤では、シンク廻りの水垢などの汚れを満足できる程度まで落とすことはできない。また、上記した従来技術では、食器の油汚れやキッチンシンクの水垢汚れの両方に対する洗浄力が優れているとの効果が明らかにされたものはない。
さらに1つの洗浄剤で食器とシンク廻りの両方を洗浄できれば、食器洗い用洗浄剤とシンク廻り用洗浄剤を別々に購入する必要がなく、消費者にとっても大きな利益となる。
本発明は、それぞれ異質な汚れが付着している、食器とシンク廻りなどの両方に対する洗浄性能が高い硬質表面用洗浄剤を提供することを課題とする。
本発明は、課題の解決手段として、
(a)下記一般式(1)の化合物を0.1〜10質量%
(b)分子中に炭素数10〜18の炭化水素基と、1つ以上のスルホン酸塩基又は硫酸エステル塩基を有する陰イオン界面活性剤を5〜50質量%
(c)炭素数10〜18の炭化水素基と、炭素数1〜3のアルキル基又は炭素数1〜3のヒドロキシアルキル基を有するアミンオキシド型界面活性剤を0.1〜15質量%
(d)クエン酸又はその塩を3〜8質量%、
及び水を含有し、20℃におけるpHが3以上6未満である硬質表面用洗浄剤を提供する。
11−O−X (1)
〔式中、R11は2−エチルヘキシル、イソノニル、イソデシルから選ばれる基であり、XはCHCH(OH)CHOHである。〕
本発明の硬質表面用洗浄剤は、食器などに付着した油汚れ、及びキッチンシンクなどに付着した水垢汚れの両方に対して高い洗浄性能を発揮できる。
<(a)成分>
本発明の(a)成分は、上記した一般式(1)で表される化合物であり、R11は洗浄力の観点から、2−エチルヘキシルが好ましい。
(a)成分である一般式(1)の化合物は、例えば、R11が2−エチルヘキシルのとき、2−エチルヘキサノールとエピハロヒドリンやグリシドールなどのエポキシ化合物をBFなどの酸触媒、あるいはアルミニウム触媒を用いて反応させて製造する方法が一般的であり、特開2001−49291号公報に記載されているように複数の生成物を含む混合物である。
具体的には、2−エチルヘキシルモノグリセリルエーテルとして、エポキシ化合物の1位に2−エチルヘキサノールが付加した化合物(3−(2−エチルヘキシルオキシ)−1,2−プロパンジオール、以下(a1)という)やエポキシ化合物の2位に付加した化合物(2−(2−エチルヘキシルオキシ)−1,3−プロパンジオール、以下(a2)という)を挙げることができる。また、副生成物として、(a1)又は(a2)にさらにエポキシ化合物が付加した多付加化合物(以下(a3)という)を挙げることができる。
本発明では(a3)成分の含有量が(a)成分中に30質量%以下、好ましくは10質量%以下、特に好ましくは1質量%以下の2−エチルヘキシルモノグリセリルエーテルを用いることが好適である。
<(b)成分>
本発明の(b)成分は、炭素数10〜18の炭化水素基と、1つ以上のスルホン酸塩基又は硫酸エステル塩基を有する陰イオン界面活性剤であり、下記一般式(2)の化合物が好ましい。
12−O−(CO)−SOM (2)
〔式中の各記号の意味は下記のとおり。
12は炭素数10〜18のアルキル基である。
aは0〜15の数を示し、一般式(2)の化合物がa=0〜15の化合物の混合物であるとき、混合物中のa=1〜15の化合物の合計含有量は40〜85質量%、a=0の化合物の含有量は60〜15質量%である。
aの平均値は1〜5である。
Mはアルカリ金属又はアルカリ土類金属である。〕
(b)成分の好ましい例としては、炭素数10〜15のアルキル基を有するアルキルベンゼンスルホン酸又はその塩、炭素数10〜16のモノアルキル硫酸エステル塩、炭素数10〜16のアルキル基を有し、炭素数2又は3のオキシアルキレン基が平均(aの平均値)1.0〜4.0モル付加したポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸エステル塩、炭素数8〜16のα−オレフィンスルホン酸塩、α−スルホ脂肪酸(炭素数8〜16)低級アルキル(炭素数1〜3)エステル塩を挙げることができる。塩としては、ナトリウム塩、カリウム塩、マグネシウム塩、アルカノールアミン塩を挙げることができ、特に粘度の点からナトリウム塩、カリウム塩、マグネシウム塩が好ましい。
本発明では、特に炭素数10〜14のアルキル基を有し、炭素数2又は3のオキシアルキレン基、好ましくはオキシエチレン基が平均(aの平均値)1.0〜3.0モル、特に好ましくは1.5〜3.0モル付加したポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸エステル塩、好ましくはナトリウム塩、カリウム塩、又はマグネシウム塩を用いることが洗浄効果の点から好ましく、また、高濃度の陰イオン界面活性剤を含有する洗浄剤の低温あるいは高温における貯蔵安定性を改善できるため好ましい。
aは0〜15の数を示し、一般式(2)の化合物がa=0〜15の化合物の混合物であるとき、混合物中のa=1〜15の化合物の合計含有量は40〜90質量%が好ましく、より好ましくは50〜90質量%、さらに好ましくは60〜85質量%であり、a=0の化合物の含有量は、前記数値範囲の残部量(合計を100質量%とする量)が好ましい。
ポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸エステル塩を用いる場合、直鎖1−アルケンをヒドロホルミル化して得られたアルコールを原料にして製造された分岐鎖1級アルキル基を有するポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸エステル塩が好適である。ここで、ヒドロホルミル化とは、鉄、コバルトあるいはニッケルなどのカルボニル錯体を触媒として用い、直鎖1−アルケンに一酸化炭素を付加させてアルコールを得る方法であり、直鎖アルキル基とメチル分岐アルキル基を含有するアルコールが得られる。
ポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸エステル塩は、このようなアルコールにさらにアルキレンオキシド、好ましくはプロピレンオキシド(以下、POと表記する)あるいはエチレンオキシド(以下、EOと表記する)、より好ましくはEOを付加させ、さらに三酸化イオウあるいはクロルスルホン酸でスルホン化し、アルカリ剤で中和して得ることができる。平均付加モル数は、好ましくは1.0〜3.0、より好ましくは1.5〜3.0、特に好ましくは1.5〜2.5が洗浄効果の点から好ましい。
中和に用いるアルカリ剤としては、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化マグネシウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸マグネシウムが好ましく、さらに好ましくは水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化マグネシウムである。
このようにして得られたポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸エステル塩は、分岐鎖アルキル基を含むものであり、全ポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸エステル塩に対するポリオキシアルキレン分岐鎖アルキルエーテル硫酸エステル塩の質量比は5〜80質量%、更に10〜70質量%が優れた洗浄効果を達成するために好ましい。
特にポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸エステル塩を洗浄剤中10質量%を超えて配合する場合、特には15〜40質量%の濃度で配合する場合は、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸エステル塩のアルキル基は前記分岐率の条件を満たすことが好ましい。ポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸エステル塩自体は他の界面活性剤よりもぬるつき感の少ない性質を示すが、アミンオキサイド型界面活性剤との併用によるぬるつき感の上昇とともに、高濃度化による増粘やゲル化によって被洗浄表面に残留しやすくなることからのぬるつき感が懸念される。この問題は、前記分岐鎖を有する化合物を選択することにより低減される。
<(c)成分>
本発明の(c)成分は、炭素数10〜18の炭化水素基と、炭素数1〜3のアルキル基又は炭素数1〜3のヒドロキシアルキル基を有するアミンオキシド型界面活性剤であり、下記一般式(3)の化合物が好ましい。
Figure 0003954065
〔式中、R13は炭素数10〜18のアルキル基又は炭素数10〜18のアルケニル基であり、R14は炭素数1〜6のアルキレン基であり、Aは−COO−、−CONH−、−OCO−、−NHCO−から選ばれる基である。bは0又は1の数であり、R15、R16は、それぞれ炭素数1〜3のアルキル基又は炭素数1〜3のヒドロキシアルキル基である。〕
一般式(3)において、R13は、好ましくは10〜14のアルキル基又は炭素数10〜18のアルケニル基であり、特に好ましくはラウリル基(又はラウリン酸残基)及び/又はミリスチル基(又はミリスチン酸残基)である。Aは、好ましくは−COO−又は−CONH−であり、最も好ましくは−CONH−である。R14の炭素数は、好ましくは2又は3であり、R15、R16は、好ましくはメチル基である。
本発明ではR13は単独のアルキル(又はアルケニル)鎖長でもよく、異なるアルキル(又はアルケニル)鎖長を有する混合アルキル基(又はアルケニル基)であってもよい。後者の場合には、ヤシ油、パーム核油から選ばれる植物油から誘導される混合アルキル(又はアルケニル)鎖長を有するものが好適である。具体的にはラウリル基(又はラウリン酸残基)/ミリスチル基(又はミリスチン酸残基)のモル比が95/5〜20/80、好ましくは90/10〜30/70であることが、洗浄効果、及び泡立ち性の点から好ましい。
<(d)成分>
本発明の(d)成分は、クエン酸又はその塩である。クエン酸の塩としては、クエン酸三ナトリウム、クエン酸水素二ナトリウム、クエン酸二水素ナトリウム、クエン酸三カリウム、クエン酸水素二カリウム、クエン酸二水素カリウム、クエン酸三アンモニウム、クエン酸水素二アンモニウム、クエン酸二水素アンモニウム、クエン酸カルシウム、クエン酸マグネシウム、クエン酸亜鉛などを挙げることができる。
本発明では洗浄力を強化する目的から(b)及び(c)成分以外の界面活性剤〔以下、(e)成分という〕を含有することが好ましく、特に(a)及び(c)成分以外の両性界面活性剤及び非イオン界面活性剤から選ばれる化合物が好適である。
両性界面活性剤としては下記一般式(4)の化合物〔以下、(e−1)成分という〕が好ましい。
Figure 0003954065
〔式中、R21は炭素数9〜23のアルキル基又はアルケニル基であり、R22は炭素数1〜6のアルキレン基である。Bは−COO−、−CONH−、−OCO−、−NHCO−、−O−から選ばれる基であり、cは0又は1の数である。R23、R24は、それぞれ炭素数1〜3のアルキル基又はヒドロキシアルキル基であり、R25はヒドロキシ基で置換していてもよい炭素数1〜5のアルキレン基である。Dは−SO、−OSO、−COOから選ばれる基である。〕
一般式(4)において、R21は、好ましくは炭素数9〜15、特に9〜13のアルキル基であり、R22は、好ましくは炭素数2又は3のアルキレン基である。Bは−CONH−が好ましく、cは0又は1が好適である。R23、R24はメチル基、又はヒドロキシエチル基が好ましい。Dは−SO、又は−COOが好ましく、Dが−SOの場合にはR25は−CHCH(OH)CH−が好ましく、Dが−COOの場合にはR25はメチレン基が好ましい。
非イオン界面活性剤〔以下、(e−2)成分という〕としては下記一般式(5)の化合物及び一般式(6)の化合物から選ばれる化合物が好適である。
31−E−〔(R32O)−H〕 (5)
〔式中、R31は、炭素数7〜18のアルキル基又はアルケニル基であり、R32は炭素数2又は3のアルキレン基である。dは2〜100の数を示す。Eは−O−、−CON−又は−N−であり、Eが−O−の場合、eは1であり、Eが−CON−又は−N−の場合、eは2である。〕
41−(OR42 (6)
〔式中、R41は直鎖の炭素数8〜16、好ましくは10〜16、特に好ましくは10〜14のアルキル基、R42は炭素数2〜4のアルキレン基、好ましくはエチレン基又はプロピレン基、特にエチレン基であり、Gは還元糖に由来する残基、fは平均値0〜6、好ましくは0〜3、特に好ましくは0の数であり、hは平均値1〜10、好ましくは1〜5、特に好ましくは1〜2の数を示す。〕
一般式(5)の化合物の具体例として以下の化合物を挙げることができる。
31−O−(C24O)−H (5−1)
〔式中、R31は前記の意味を示す。iは2〜100の数である。〕
31−O−(C24O)(C36O)−H (5−2)
〔式中、R31は前記の意味を示す。j及びkはそれぞれ独立に2〜70の数であり、エチレンオキシドとプロピレンオキシドはランダムあるいはブロック付加体であってもよい。〕
Figure 0003954065
〔式中、R31は前記の意味を示す。n及びmの合計は3〜70の数である。〕
一般式(5−3)においてGは還元糖に由来する残基であり、原料の還元糖としては、アルドースとケトースの何れであっても良く、また、炭素数が3〜6個のトリオース、テトロース、ペントース、ヘキソースを挙げることができる。アルドースとして具体的にはアピオース、アラビノース、ガラクトース、グルコース、リキソース、マンノース、ガロース、アルドース、イドース、タロース、キシロースを挙げることができ、ケトースとしてはフラクトースを挙げることができる。本発明ではこれらの中でも特に炭素数5又は6のアルドペントースあるいはアルドヘキソースが好ましく、中でもグルコースが最も好ましい。
一般式(6)の化合物は上記還元糖とR41−(OR42−OHとを酸触媒を用いてアセタール化反応又はケタール化反応することで容易に合成することができる。また、アセタール化反応の場合、ヘミアセタール構造であっても良く、通常のアセタール構造であっても良い。
本発明の(e)成分としては、特に一般式(4)の化合物、及び一般式(6)の化合物から選ばれる1種以上が泡立ちを改善し、しかも洗浄効果を強化できるために好ましい。
本発明の液体洗浄剤は、貯蔵安定性を向上させる目的でハイドロトロープ剤〔以下、(f)成分という〕を含有することが好ましい。ハイドロトロープ剤としては、トルエンスルホン酸、キシレンスルホン酸、クメンスルホン酸及びこれらのナトリウム、カリウムあるいはマグネシウム塩が良好であり、特にp−トルエンスルホン酸が良好である。
本発明では貯蔵安定性の改善を目的に、及び粘度調節剤として(a)成分以外の溶剤〔以下、(g)成分という〕を含有することができる。溶剤の具体的例としては、エタノール、イソプロピルアルコール、エチレングリコール、プロピレングリコール、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール、グリセリン、イソプレングリコール、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテルから選ばれる水溶性有機溶媒が好ましい。
本発明の洗浄剤には、ゲル化防止のための重合体、例えば特表平11−513067号公報に記載されているゲル化防止重合体〔以下、(h)成分という〕、とりわけポリアルキレングリコールを配合することが粘度調節及び貯蔵安定性の点から好ましい。ゲル化防止としてのポリアルキレングリコールの具体例としては、ポリエチングリコールを標準としたときのゲルパーミエーションクロマトグラフィーによって求められた重量平均分子量が200〜3000のポリプロピレングリコール、及びポリエチレングリコールを挙げることができる。
<硬質表面用洗浄剤>
洗浄剤中の各成分の含有割合は、下記のとおりである。
(a)成分の含有割合は、油汚れに対する洗浄性能の観点から、0.1〜10質量%、好ましくは0.2〜6質量%、より好ましくは0.5〜5質量%である。
(b)成分の含有割合は、貯蔵安定性の観点から、5〜50質量%、好ましくは10〜45質量%、より好ましくは10〜40質量%である。
(c)成分の含有割合は、貯蔵安定性の観点から、0.1〜15質量%、好ましくは1〜10質量%、より好ましくは2〜10質量%である。
(d)成分の含有割合は、水垢汚れに対する洗浄性能の観点から、3〜8質量%、好ましくは3〜7質量%、より好ましくは3.5〜6質量%である。
(a)成分/(d)成分は、油汚れ(食器洗浄時)と水垢汚れ(キッチンシンク洗浄時)の両方に対する洗浄性能を高める観点から、質量比で0.01〜3が好ましく、より好ましくは0.05〜2.5、さらに好ましくは0.1〜2である。
上限値以下であると、油汚れに対する洗浄力の増大が認められるだけでなく、起泡性に於いても優れた性能を発現する。下限値以上であると水垢汚れ除去能が向上し、ガラスの透明感や金属表面の光沢等を回復させることができる。
水は、(a)〜(d)成分、及び必要に応じて含有する他の成分を含めて、合計で100質量%とする調整量である。
本発明では(e)成分は洗浄効果の増強、及び貯蔵安定性を改善する目的から含有することが好ましく、特に一般式(4)の化合物、及び一般式(6)の化合物は泡立ち性を改善することができる。しかしながら、多量配合は食器洗浄時のぬるつきを助長し、(a)成分の効果を減じる傾向にある。このために洗浄剤中の(e)成分の比率は、0.1〜20質量%、更に0.5〜15質量%、特に1.0〜15質量%が好適である。
本発明の(f)成分は貯蔵安定性の点から含有することが好ましく、洗浄剤中に0.1〜10質量%、更に1〜10質量%、特に2〜6質量%が好適である。
本発明の(g)成分及び(h)成分は、貯蔵安定性の向上の点で好ましく、また粘度調節剤として有効であり、(g)成分を洗浄剤中に1〜20質量%、更に5〜20質量%、特に5〜15質量%、(h)成分を洗浄剤中に0.05〜10質量%、更に0.05〜5質量%、特に0.1〜3質量%が好適である。
本発明の洗浄剤は、上記成分を水に溶解又は分散させた液状の形態であり、水の含有量は貯蔵安定性の点から好ましくは20〜60質量%、更に好ましくは30〜60質量%、より好ましくは40〜60質量%、特に好ましくは45〜55質量%である。
本発明の洗浄剤のpH(25℃)は、油汚れなど(食器洗浄時)と水垢汚れなど(キッチンシンク洗浄時)の両方に対する洗浄性能を高める観点から、3以上6未満であり、好ましくは4〜6未満であり、より好ましくは4.5〜6未満である。
pH調整剤としては、塩酸や硫酸など無機酸、クエン酸、コハク酸、リンゴ酸、フマル酸、酒石酸、マロン酸、マレイン酸などの有機酸などの酸剤や、水酸化ナトリウムや水酸化カリウム、アンモニアやその誘導体、モノエタノールアミンやジエタノールアミン、トリエタノールアミンなどのアミン塩など、炭酸ナトリウム、炭酸カリウムなどのアルカリ剤を、単独もしくは複合して用いることが好ましく、特に塩酸、硫酸、クエン酸から選ばれる酸と水酸化ナトリウムや水酸化カリウムから選ばれるアルカリ剤を用いることが好ましい。いずれの化合物も、粘度特性に対し大きな影響のない範囲で配合される。
尚、一般的に洗浄力増強剤として用いられるMgについては、クエン酸を高配合している本発明の洗浄剤においては、クエン酸と併用すると洗浄力増強効果が減じる恐れがあるため配合量には注意を要する。Mgの配合量は5〜0.0001質量%が好ましく、1〜0.0001質量%がより好ましく、0.4〜0.0001質量%がさらに好ましく、0.1〜0.0001質量%が特に好ましい。
本発明の洗浄剤は、使い勝手の点から20℃における粘度を好ましくは10〜1000mPa・s、より好ましくは30〜700mPa・s、特に好ましくは50〜500mPa・sである。このような粘度には、例えば上記(g)成分、(h)成分、(i)成分などを用いて調整する。
本発明でいう粘度は以下のようにして測定する。まずTOKIMEC.INC製B型粘度計モデルBMに、ローター番号No.2のローターを備え付けたものを準備する。試料をトールビーカーに充填し20℃の恒温槽内にて20℃に調整する。恒温に調整された試料を粘度計にセットする。ローターの回転数を60r/mに設定し、回転を始めてから60秒後の粘度を本発明の粘度とする。
その他の成分としては、粘度特性に影響のない限り、通常液体洗浄剤に配合されている成分を配合することができる。例えば、香料成分、除菌成分、防腐剤、濁り剤、着色剤を挙げることができる。
本発明の洗浄剤は、スポンジなどの可撓性材料(好ましくは水を含む)に染み込ませ、直接食器、調理用器具、キッチンシンク、浴槽などに接触させて洗浄を行う方法を適用できる。
本発明の洗浄剤は、油汚れと水垢汚れなどに対する洗浄性能が優れているため、油汚れと水垢汚れを含む洗浄対象用の洗浄剤として適用できる。具体的には、食器洗い用洗浄剤、台所廻り用洗浄剤として適しており、その他、洗面台用洗浄剤、浴室用洗浄剤、トイレ用洗浄剤などの水廻り用の洗浄剤としても適用できる。
実施例
表1に示す成分を用いて洗浄剤を調製した。その際、pHは48%水酸化ナトリウムを用いて調整した(表1中は「+」表示)。調整後、これら洗浄剤の洗浄力及び水垢除去性能を下記の方法で評価した。結果を表1に併記する。
<pHの測定方法>
pHメーター(HORIBA製 pH/イオンメーター F−23)にpH測定用複合電極(HORIBA製 ガラス摺り合わせスリーブ型)を接続し、電源を投入した。pH電極内部液としては、飽和塩化カリウム水溶液(3.33mol/L)を使用した。
次に、pH4.01標準液(フタル酸塩標準液)、pH6.86(中性リン酸塩標準液)、pH9.18標準液(ホウ酸塩標準液)をそれぞれ100mlビーカーに充填し、25℃の恒温槽に30分間浸漬した。恒温に調整された標準液にpH測定用電極を3分間浸し、pH6.86→pH9.18→pH4.01の順に校正操作を行った。
試料を100mlビーカーに充填し、25℃の恒温槽内にて25℃に調整した。恒温に調整された試料にpH測定用電極を3分間浸し、pHを測定した。
<洗浄力試験>
菜種油/牛脂を1/1の質量比で混合し、さらに0.1質量%の色素(スタンレッド)を均一に混ぜ込んだモデル油汚れ1gを陶器製の皿に均一に塗り広げたものをモデル汚染食器とした。
市販のスポンジ(住友3M社製:スコッチブライト)に表1の洗浄剤1g及び水道水30gを染み込ませ2〜3回手でもみ泡立たせた。これを用いてモデル汚染食器を擦り洗いし、洗浄(食器に付着した色が消えることにより確認)できた皿の枚数を求めた。
<動的界面張力の評価>
イオン交換水を用いて、洗浄剤の1.0質量%水溶液を調整した。この水溶液15mlを、滴容式界面張力計(Kruss社製 DVT-10)の円筒状セル(ガラス製、内径18mm)中に入れ、セル底部に垂直配置したキャピラリ(セラミック製、内径2.48×10−2cm)から菜種油(シグマアルドリッチ社製、d=0.914mg/ml)を0.5ml/hrで注入した。
注入した菜種油は液滴となってキャピラリから脱離し、水面へと浮上するが、その際の油滴体積と界面張力との間には比例関係が成立することが知られている。そこで15個の油滴の体積を測定し、それらを平均して動的界面張力を算出した。値が小さいほど油滴が微細分散しやすく、効率的な洗浄が行えることを意味する。
<水垢除去性能評価>
研磨仕上げしたステンレステストピース(SUS304製、15cm×7cm)を中性洗剤で洗浄して表面油分を取り除いた後、イオン交換水ですすぎ、風乾させた。各テストピースの重量を測定した後(初期ピース重量)、自動食器洗い乾燥機(松下電器産業(株)製;NP-720)内のかごにクリップを用いて32枚固定した。洗剤投入口に牛乳23ml、水酸化カルシウム15g、炭酸カルシウム15gを投入し、通常モードで洗浄機を作動させた。この操作を2回繰り返した後、さらに牛乳23ml、オルトケイ酸ナトリウム15g、塩化カルシウム15gで洗浄機を通常モードで作動させた。操作終了後、自動食器洗い乾燥機からテストピースを取り出し、テストピースの温度が室温に戻ってから、重量を測定し(評価前ピース重量)ピースに固着した汚れ量を算出した。
次に、イオン交換水で10%の水溶液に希釈した表1の洗浄剤中(120ml)に、モデル汚れ固着ピースを5分間浸漬し、30秒間流水で洗浄後、自然乾燥した。乾燥後に重量を測定することで(評価後ピース重量)、ピースに残留している汚れ量を求めた。水垢除去性能を示す基準として水垢除去率を以下に定義し、各洗浄剤の水垢除去率を算出した。
Figure 0003954065
Figure 0003954065
表1中、比較例1は特許文献7(2−エチルヘキシルモノグリセリルエーテル含有液体洗浄剤)に相当するもので、比較例2は特許文献2(クエン酸含有液体洗浄剤)に相当するものである。
実施例1と比較例1〜3との対比から明らかなとおり、(a)成分である2−エチルヘキシルモノグリセリルエーテルと(d)成分であるクエン酸を併用することにより(即ち両成分の相乗作用により)、油汚れと水垢汚れの両方に対する洗浄力が著しく向上されることが確認できた。また、実施例1と比較例4との対比から明らかなとおり、(a)及び(d)成分を併用すると共に、pHを所定範囲に設定することにより、油汚れと水垢汚れの両方に対する洗浄力が著しく向上されることが確認できた。このような顕著な効果は、本願出願以前には全く知られていなかったものであり、予測困難なものである。
さらに、本発明の洗浄剤は、食器とシンク廻りの両方の異なる汚れに対して高い洗浄力を発揮するものであるため、消費者は食器洗い用洗浄剤とシンク廻り用洗浄剤を別々に購入する必要がない点でも望ましいものである。
(a)成分:GE−2EH:2−エチルヘキシルモノグリセリルエーテル(モノグリセリルエーテル98質量%)
(b)成分:ES:ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸ナトリウム[原料アルコールは、1−デセン及び1−ドデセン50/50(質量比)を原料にヒドロホルミル化して得られたアルコールである。このアルコールにEOを平均2モル付加させた後、三酸化イオウにより硫酸化し、水酸化ナトリウムで中和した。全ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸ナトリウム中の全ポリオキシエチレン分岐鎖アルキルエーテル硫酸の割合は42質量%であった
(c)成分:AO:N−ラウリル−N,N−ジメチルアミンオキシド
(e)成分:スルホベタイン:ラウリルジメチルスルホベタイン
(e)成分:ノニオン:アルキル基の組成がC10/C12/C14=60/30/10の混合アルキルでグルコシド平均縮合度1.5のアルキルグルコシド
(h)成分:ポリプロピレングリコール:平均分子量1000のもの
防腐剤:プロキセルBDN(アビシア株式会社製)

Claims (3)

  1. (a)下記一般式(1)の化合物を0.1〜10質量%
    (b)分子中に炭素数10〜18の炭化水素基と、1つ以上のスルホン酸塩基又は硫酸エステル塩基を有する陰イオン界面活性剤を5〜50質量%
    (c)炭素数10〜18の炭化水素基と、炭素数1〜3のアルキル基又は炭素数1〜3のヒドロキシアルキル基を有するアミンオキシド型界面活性剤を0.1〜15質量%
    (d)クエン酸又はその塩を3〜8質量%、
    及び水を含有し、20℃におけるpHが3以上6未満である硬質表面用洗浄剤。
    11−O−X (1)
    〔式中、R11は2−エチルヘキシル、イソノニル、イソデシルから選ばれる基であり、XはCHCH(OH)CHOHである。〕
  2. (a)成分/(d)成分が質量比で0.01〜3である請求項1記載の硬質表面用洗浄剤。
  3. (b)成分が下記一般式(2)の化合物である請求項1又は2記載の硬質表面用洗浄剤。
    12−O−(CO)−SOM (2)
    〔式中の各記号の意味は下記のとおり。
    12は炭素数10〜18のアルキル基である。
    aは0〜15の数を示し、一般式(2)の化合物がa=0〜15の化合物の混合物であるとき、混合物中のa=1〜15の化合物の合計含有量は40〜85質量%、a=0の化合物の含有量は60〜15質量%である。
    aの平均値は1〜5である。
    Mはアルカリ金属又はアルカリ土類金属である。〕

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