JP4176626B2 - 食器洗い用液体洗浄剤組成物 - Google Patents

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Description

本発明は、食器洗い用液体洗浄剤組成物に関する。
ヒドロキシ基をアルキル基でキャップされたポリオキシアルキレン型非イオン界面活性剤、及びポリオキシエチレン及びポリオキシプロピレンを有するポリオキシアルキレン型非イオン界面活性剤を含有する洗浄剤はすでに知られており、特許文献1〜7には、ポリオキシエチレン及びポリオキシプロピレンを有するポリオキシアルキレン型非イオン界面活性剤を含有する液体洗浄剤が開示され、特許文献8には、キャップされたポリオキシアルキレン型非イオン界面活性剤が食器洗い用液体洗浄剤に応用できることが示唆されている。
アルキルグリセリルエーテルを液体洗浄剤に用いる技術も知られており(特許文献9〜11)、アルキルグリコシド型界面活性剤も液体洗浄剤に広く応用されていおり(特許文献12〜16)、ポリオキシアルキレン型非イオン界面活性剤も液体洗浄剤に通常よく用いられる界面活性剤であり(特許文献17〜21)、ポリヒドロキシ脂肪酸アミドを含有する洗浄剤組成物が知られており(特許文献22〜25)、ポリオキシエチレン及びポリオキシプロピレンを有するポリオキシアルキレン型非イオン界面活性剤とアルキルグリセリルエーテルを併用した衣料用液体洗浄剤の技術も知られている(特許文献26)。
特開2000−178600号公報 特開平11−241091号公報 特開平11−241092号公報 特開平11−241094号公報 特開平11−269497号公報 特開平11−269500号公報 特開平11−279600号公報 特開平7−227540号公報 特開2001−19993号公報 特開2001−49291号公報 特開平11−310792号公報 特表平8−502540号公報 特表平8−502310号公報 特表平8−501817号公報 特開平5−148494号公報 特開2000−26889号公報 特開2002−226887号公報 特開平7−188697号公報 特開平6−116587号公報 特表平8−502540号公報 特開2003−13092号公報 特開平11−246890号公報 特表2001−520265号公報 特表2001−522930号公報 特表2002−507239号公報 特開2001−64676号公報
食器洗い用洗浄剤などの液体洗浄剤組成物には、油に対する乳化力や起泡力の点から陰イオン界面活性剤を主に用いられている。また、洗浄力を向上させる目的、及び貯蔵安定性を向上させる目的からポリオキシアルキレン型非イオン界面活性剤も多く使用されている。
また、近年、界面活性剤の濃度を高めることでコンパクト化した濃縮タイプの液体洗浄剤が好まれて使用されている。このような濃縮化の傾向があるにもかかわらず、食器洗い用洗浄剤の使用方法は、以前にも増してスポンジに洗浄剤を直接塗付して洗浄する方法が一般化してきており、硬質表面に高濃度の界面活性剤が接触しやすくなっている。
高濃度の界面活性剤と硬質表面の接触は、硬質表面に付着した油汚れを除去しやすくする一方で、過剰な界面活性剤が、特に濯ぎ時におけるぬるつきの問題を発生させる原因となる。ぬるつきとは、指や掌等の身体と洗浄対象表面との間で感じられるものであり、洗浄剤がまるで油膜として平滑な被洗浄表面に存在するような感触である。基本的にぬるつきは、濯ぎを充分に行なうこと(通常の濯ぎ時間よりも濯ぎ時間を長くすること)で解消できるが、濯ぎ時のなかなか拭えないぬるつき感は好ましいものではなく、濯ぎ時間の増加による濯ぎ水の浪費にも繋がる。
このようなぬるつきは、界面活性剤自体の性質による場合があるが、特には陰イオン界面活性剤と、アミンオキシド型界面活性剤、両性界面活性剤及びアルカノールアミド型界面活性剤等の増泡剤を併用すると更に増大する傾向にある。これは、これら増泡剤と陰イオン界面活性剤のコンプレックスが食器表面に付着し、皮膜化するために起こると推定される。これら増泡剤の量を低減化すると洗浄時や濯ぎ時のぬるつきは改善されるものの、泡立ち性が損なわれる。このような泡立ち性とぬるつきの両者を満足することは、上記先行技術では決して達成することができず、洗浄時や濯ぎ時のぬるつきを改善する方法が求められている。特許文献26には、衣料用液体洗浄剤の技術が開示されているが、この技術は皮脂汚れなどの洗浄力を増強する目的でなされたものであり、食器洗い洗浄時や濯ぎぎ時に効果的にぬるつきを改善できることについては何ら示唆されていない。
本発明が解決しようとする課題は、食器洗い洗浄時や濯ぎ時のぬるつきの問題が改善できる食器洗い用液体洗浄剤組成物を提供することにある。
本発明は、課題の解決手段として、
(a)下記一般式(1)の化合物を0.1〜10質量%、
(b)下記一般式(2)の化合物、又は一般式(3)の化合物を0.1〜15質量%、
(c)炭素数10〜18の炭化水素基を有する陰イオン界面活性剤を5〜50質量%、及び水を含有する食器洗い用液体洗浄剤組成物を提供する。
1a−A−B (1)
〔式中、R1aは3級炭素又は4級炭素を1つ以上有する炭素数7〜10のアルキル基であり、Aは−O−、−COO−、−CONH−から選ばれる基である。また、Bはヒドロキシル基を2〜10個有する総炭素数3〜12の基、もしくは−(R1bO)−H(ここでR1bは炭素数2又は3のアルキレン基であり、aは平均付加モル数であり、1〜5の数を示す)から選ばれる基である。〕
2a−X−(CO)(CO)−R2b (2)
〔式中、R2aは炭素数8〜16のアルキル基であり、Xは−O−又は−COO−であり、gは平均付加モル数で、6〜20の数であり、hは平均付加モル数で、0〜10の数であり、g+hは6〜25の数である。また、エチレンオキシド基、プロピレンオキシド基の付加順序はランダム又はブロックであり、R2bは炭素数1〜12のアルキル基である。〕
3a−O−(CO)(CO)−H (3)
〔式中、R3aは炭素数8〜16のアルキル基であり、iは平均付加モル数で、2〜20の数、jは平均付加モル数で、1〜10の数であり、i+jは6〜25の数である。また、エチレンオキシド基、プロピレンオキシド基の付加順序はランダム又はブロックである。〕
本発明の食器洗い用液体洗浄剤組成物は、洗浄力が高く、食器や調理器具等の洗浄時のぬるつきが抑制されると共に、濯ぎ時にはぬるつきが容易に取り除かれる。
<(a)成分>
本発明の(a)成分は一般式(1)の化合物であり、特定の分岐型アルキル基及び特定の親水基を有する化合物である。
1a−A−B (1)
〔式中、R1aは3級炭素又は4級炭素を1つ以上有する炭素数7〜10のアルキル基であり、Aは−O−、−COO−、−CONH−から選ばれる基である。また、Bはヒドロキシル基を2〜10個有する総炭素数3〜12、好ましくは3〜8の基、もしくは−(R1bO)−H(ここでR1bは炭素数2又は3のアルキレン基であり、aは平均付加モル数であり、1〜5の数を示す)から選ばれる基である。〕
1aは、分岐構造を有するアルキル基であり、好ましくは2−エチルヘキシル基、iso−ノニル基、iso−デシル基、2−エチルヘキサノイル基のカルボニル炭素を除いた残基、iso−ノナノイル基のカルボニル炭素を除いた残基、iso−デカノイル基のカルボニル炭素を除いた基が好ましく、特に2−エチルヘキシル基、又は2−エチルヘキサノイル基のカルボニル炭素を除いた残基が最も好適である。
AはR1aとBを連結する基であり、好ましくは−O−である。Bは、具体的には還元糖残基、還元アミノ化糖残基、グリセリンの1つのヒドロキシ基を除いた残基、ポリグリセリン(平均重合度2〜4)の1つのヒドロキシ基を除いた残基、及び−(CO)−H(bは平均付加モル数であり、2〜5の数を示す)から選ばれる基である。
一般式(1)の化合物の具体的例としては、下記一般式(1−1)〜(1−4)の化合物を挙げることができる。
Figure 0004176626
1a−(G)e (1−3)
1a −O−(C 2 4 O) f −H (1−4)
〔R1aは上記と同一の意味を示す。
cは1〜4の数であり、好ましくは1である。
dは1〜4の数であり、好ましくは1である。
Gは単糖残基、eは平均値1〜5、好ましくは1〜3、特に好ましくは1〜2の数を示す。
fは平均値2〜5の数を示す。〕
一般式(1−1)の化合物は、2−エチルヘキサノール、iso−ノナノール、iso−デカノールとエピハロヒドリンやグリシドール等のエポキシ化合物を、BF3等の酸触媒、又はアルミニウム触媒を用いて反応させて製造する方法が一般的である。
一般式(1−1)の化合物としては2−エチルヘキシルモノグリセリルエーテルが好ましく、上記した製造法により製造する方法が一般的であり、特開2001−49291号公報に記載されているように複数の生成物を含む混合物である。
具体的には、2−エチルヘキシルモノグリセリルエーテルとして、エポキシ化合物の1位に2−エチルヘキサノールが付加した化合物〔化合物1;3−(2−エチルヘキシルオキシ)−1,2−プロパンジオール〕、エポキシ化合物の2位に付加した化合物〔化合物2;2−(2−エチルヘキシルオキシ)−1,3−プロパンジオール〕を挙げることができる。また、副生成物として、前記化合物1又は2に、更にエポキシ化合物が付加した多付加化合物(化合物3)も挙げることができる。
2−エチルヘキシルモノグリセリルエーテルは、化合物3の含有量が好ましくは30質量%以下、より好ましくは10質量%以下、特に好ましくは1質量%以下のものが好適である。
一般式(1−2)の化合物は、グリセリンと、好ましくは2−エチルヘキサン酸、iso−ノナン酸、iso−デカン酸(又はこれらの低級アルキルエステル、酸クロライド)とのエステル化反応(又はエステル交換反応)で得ることができる。但し、この場合、モノエステル化体、ジエステル化体、トリエステル化体の混合物が得られる。本発明においては、これら混合物中のモノエステル化体の含量が60モル%以上、好ましくは80モル%以上のものを用いる。
一般式(1−3)の化合物において、Gは単糖残基であり、炭素数が3〜6個のトリオース、テトロース、ペントース、ヘキソースを挙げることができる。具体的にはアピオース、アラビノース、ガラクトース、グルコース、リキソース、マンノース、グロース、アルドース、イドース、タロース、キシロースを挙げることができる。
本発明では、これらの中でも特に炭素数5又は6のペントース又はヘキソースが好ましく、中でもグルコースが最も好ましい。Gとしては上記単糖類が示されるが、製造上これら単糖が2〜5個、好ましくは2又は3個縮合したオリゴ糖を用いても差し支えない。さらには単糖とオリゴ糖が混合したものでもよく、この場合には平均縮合度は1〜5、好ましくは1〜3、特に好ましくは1〜2が好適であり、1〜1.5が最も好ましい。
一般式(1−3)の化合物は、2−エチルヘキサノール、iso−ノナノール、iso−デカノールと上記単糖又はオリゴ糖の還元末端とを、酸触媒を用いてアセタール化反応又はケタール化反応することで容易に合成することができる。
一般式(1−4)の化合物は、2−エチルヘキサノール、iso−ノナノール、又はiso−デカノールとエチレンオキシドをアルコール/アルキレンオキシドのモル比を1/2〜1/5で反応させて得られ、未反応アルコールを含むfが0〜10程度の化合物の混合物である。特に未反応アルコールを含むfの平均値が2〜5である化合物が好適である。なお、平均値は、H−NMRを用い、R1aのα位のプロトンととオキシエチレン基のプロトンとの積分値で容易に求めることができる。これらは蒸留等の操作を行って、未反応アルコール(f=0の化合物)及びf>5以上の化合物を除去したものを用いても差し支えない。
本発明の一般式(1)の化合物では、未反応アルコール又は脂肪酸の含有量は少ない方が、本発明の効果を得る上で好ましい。一般式(1)の化合物中の未反応アルコール又は脂肪酸の含有量は、好ましくは10質量%以下、より好ましくは5質量%以下、更に好ましくは3質量%以下、最も好ましくは1質量%以下である。
(a)成分としては、特に一般式(1−1)の化合物においてR1aが2−エチルヘキシル基であり、c=1の化合物、及び一般式(1−3)の化合物においてR1aが2−エチルヘキシル基であり、Gがグルコースである化合物が好ましく、一般式(1−1)の化合物においてR1aが2−エチルヘキシル基であり、c=1の化合物が最も好ましい。
<(b)成分>
本発明の(b)成分は、下記一般式(2)の化合物、及び下記一般式(3)の化合物から選ばれる1種以上である。
2a−X−(CO)(CO)−R2b (2)
〔式中、R2aは炭素数8〜16のアルキル基であり、Xは−O−又は−COO−であり、gは平均付加モル数で、6〜20の数であり、hは平均付加モル数で、0〜10の数であり、g+hは6〜25の数である。また、エチレンオキシド基、プロピレンオキシド基の付加順序はランダム又はブロックであり、R2bは炭素数1〜12のアルキル基である。〕
3a−O−(CO)(CO)−H (3)
〔式中、R3aが炭素数8〜16のアルキル基であり、iは平均付加モル数で、2〜20の数、jは平均付加モル数で、1〜10の数であり、i+jは6〜25の数である。また、エチレンオキシド基、プロピレンオキシド基の付加順序はランダム又はブロックである。〕
一般式(2)の化合物において、R2aは炭素数8〜14のアルキル基が好ましく、より好ましくは炭素数9〜14のアルキル基、更に好ましくは炭素数11〜14のアルキル基である。Xは−COO−が好ましく、gは7〜15の数が好ましい。hは0が好ましく、R2bは炭素数1〜6、好ましくは1〜3のアルキル基である。
このような非イオン界面活性剤の製造方法としては、特開平10 −137592号公報、特開平10 −99693号公報、特開平8 −323200号公報、特開平9 −227451号公報に記載の方法を適用できる。
一般式(3)の化合物において、R3aは炭素数8〜14のアルキル基が好ましく、より好ましくは炭素数10〜14のアルキル基、更に好ましくは炭素数11〜14のアルキル基である。また、iは2〜14の数が好ましく、より好ましくは4〜12であり、jは1〜4の数が好ましく、より好ましくは1〜2である。また、i個の(CO)とj個の(CO)はランダムであってもよく、ブロック付加体でも良く、付加順序は問わない。
一般式(3)の非イオン界面活性剤は、通常市販されているものを使用してもよく、また周知の方法で合成された、又は天然油脂から誘導されたR3aのアルキル基を有するアルコールに、エチレンオキサイド及びプロピレンオキサイドを公知の方法で付加することによって製造することができる。
本発明の一般式(3)の化合物としては、優れた洗浄効果を得ることができるため、特に下記一般式(3−1)で示される非イオン界面活性剤が好ましい。
3aO(CO)(CO)(CO)−H (3−1)
〔式中、R3aは上記と同一の意味であり、k、m及びnは平均付加モル数を表しk>0、m=1〜4、n>0、k+m+n=6〜14、k+n=5〜12である。好ましくはk+m+n=7〜14、k+n=6〜12、m=1〜2である。〕
<(c)成分>
本発明の(c)成分は、炭素数10〜18の炭化水素基を有する陰イオン界面活性剤であり、好ましい具体例としては炭素数10〜15のアルキル基を有するアルキルベンゼンスルホン酸又はその塩、炭素数10〜16のモノアルキル硫酸エステル塩、炭素数10〜16のアルキル基を有し炭素数2又は3のオキシアルキレン基が平均1.0〜4.0モル付加したポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸エステル塩、炭素数8〜16のα−オレフィンスルホン酸塩、α−スルホ脂肪酸(炭素数8〜16)低級アルキル(炭素数1〜3)エステル塩を挙げることができる。塩としてはナトリウム塩、カリウム塩、マグネシウム塩、アルカノールアミン塩が挙げられ、特に粘度の点からナトリウム塩、カリウム塩、マグネシウム塩が好ましい。
本発明では、特に炭素数10〜14のアルキル基を有し、炭素数2又は3のオキシアルキレン基、好ましくはオキシエチレン基が平均1.0〜3.0モル、特に好ましくは1.5〜3.0モル付加したポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸エステル塩、好ましくはナトリウム塩、カリウム塩、又はマグネシウム塩を用いることが洗浄効果の点から好ましく、また、高濃度の陰イオン界面活性剤を含有する組成物の低温又は高温における貯蔵安定性を改善できるため好ましい。
(c)成分としてポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸エステル塩を用いる場合、直鎖1−アルケンをヒドロホルミル化して得られたアルコールを原料にして製造された分岐鎖1級アルキル基を有するポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸エステル塩が好適である。ここで、ヒドロホルミル化とは、鉄、コバルト又はニッケル等のカルボニル錯体を触媒として用い、直鎖1−アルケンに一酸化炭素を付加させてアルコールを得る方法であり、直鎖アルキル基とメチル分岐アルキル基を含有するアルコールが得られる。
ポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸エステル塩はこのようなアルコールに、更にアルキレンオキシド、好ましくはプロピレンオキシド(以下、POと表記する)又はエチレンオキシド(以下、EOと表記する)、より好ましくはEOを付加させ、更に三酸化イオウ又はクロルスルホン酸でスルホン化し、アルカリ剤で中和して得ることができる。平均付加モル数は、洗浄効果の点から、好ましくは1.0〜3.0、より好ましくは1.5〜3.0、特に好ましくは1.5〜2.5である。中和に用いるアルカリ剤としては、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化マグネシウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸マグネシウムが好ましく、更に好ましくは水酸化ナトリウム、、水酸化カリウム、水酸化マグネシウムである。
このようにして得られたポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸エステル塩は分岐鎖アルキル基を含むものであり、全ポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸エステル塩に対するポリオキシアルキレン分岐鎖アルキルエーテル硫酸エステル塩の質量比は5〜80質量%、更に10〜70質量%が優れた洗浄効果を達成するために好ましい。
特にポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸エステル塩を、組成物中に10質量%を超えて配合する場合(例えば、15〜40質量%の濃度で配合する場合)は、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸エステル塩中のポリオキシアルキレン分岐鎖アルキルエーテル硫酸エステル塩の含有量は、上記含有量の範囲を満たすことが好ましい。ポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸エステル塩自体は、他の界面活性剤よりもぬるつき感の少ない性質を示すが、アミンオキサイド型界面活性剤との併用によるぬるつき感の上昇とともに、高濃度化による増粘やゲル化によって被洗浄表面に付着しやすくなることから、ぬるつき感の増大が懸念されるが、上記した分岐鎖物の含有量範囲を満たすことにより、ぬるつき感が低減されるので好ましい。
<その他の成分>
本発明では、泡立ち性及び洗浄力の点から(d)成分として、炭素数8〜18の炭化水素基を有するアミンオキシド型界面活性剤、両性界面活性剤、及びアルカノールアミド型界面活性剤から選ばれる界面活性剤を含有することが好適であり、具体的には下記一般式(4)〜(6)の化合物を挙げることができる。
(d)成分は、具体的には下記一般式(4)〜(6)の化合物を挙げることができる。
Figure 0004176626
〔式中、R4aは炭素数8〜16のアルキル基又はアルケニル基であり、R4bは炭素数1〜6のアルキレン基であり、Dは−COO−、−CONH−、−OCO−、−NHCO−から選ばれる基である。pは0又は1の数であり、R4c、R4dは、それぞれ炭素数1〜3のアルキル基又はヒドロキシアルキル基である。〕
Figure 0004176626
〔式中、R5aは炭素数9〜17のアルキル基又はアルケニル基であり、R5bは炭素数1〜6のアルキレン基である。Eは−COO−、−CONH−、−OCO−、−NHCO−、−O−から選ばれる基であり、qは0又は1の数である。R5c、R5dは、それぞれ炭素数1〜3のアルキル基又はヒドロキシアルキル基であり、R5eはヒドロキシ基で置換していてもよい炭素数1〜5のアルキレン基である。Fは−SO 、−OSO 、−COOから選ばれる基である。〕
Figure 0004176626
〔式中、R6a−CO−は炭素数8〜20の飽和又は不飽和のアシル基であり、R6bはメチル基、エチル基又は−(CO)−Hである。また、R6cは−(CO)−Hである。r、sはそれぞれ0〜5の数であり、r+sは1〜6である。〕
一般式(4)において、R4aは、好ましくは炭素数10〜14のアルキル基又はアルケニル基であり、特に好ましくはラウリル基(又はラウリン酸残基)及び/又はミリスチル基(又はミリスチン酸残基)である。Dは、好ましくは−COO−又は−CONH−であり、最も好ましくは−CONH−である。R4bの炭素数は、好ましくは2又は3であり、R4c、R4dは、好ましくはメチル基である。
本発明では、R4aは単独のアルキル(又はアルケニル)鎖長でもよく、異なるアルキル(又はアルケニル)鎖長を有する混合アルキル基(又はアルケニル基)であってもよい。後者の場合には、ヤシ油、パーム核油から選ばれる植物油から誘導される混合アルキル(又はアルケニル)鎖長を有するものが好適である。具体的にはラウリル基(又はラウリン酸残基)/ミリスチル基(又はミリスチン酸残基)のモル比が95/5〜20/80、好ましくは90/10〜30/70であることが洗浄効果、及び泡立ち性の点から好ましい。
一般式(5)において、R5aは、好ましくは炭素数9〜15、特に9〜13のアルキル基であり、R5bは、好ましくは炭素数2又は3のアルキレン基である。Eは−CONH−が好ましい。R5c、R5dは、メチル基、又はヒドロキシエチル基が好ましい。Fは−SO 、又は−COOが好ましく、Fが−SO の場合にはR5eは−CHCH(OH)CH−が好ましく、Fが−COOの場合にはR5eはメチレン基が好ましい。
一般式(6)の化合物において、R6a−CO−は、炭素数8〜17の飽和又は不飽和のアシル基が好ましい。好ましい具体的例としては、オクタン酸、デカン酸、ドデカン酸、テトラデカン酸、ヘキサデカン酸、オクタデカン酸、ドコサン酸、リノール酸、2−エチルヘキサン酸、2−オクチルウンデカン酸、イソステアリン酸、オレイン酸から誘導されるアシル基が挙げられ、特に好ましくは、オクタン酸、デカン酸、ドデカン酸、テトラデカン酸、ヘキサデカン酸、オクタデカン酸、オレイン酸から誘導されるアシル基である。
一般式(5)の化合物においてR6bは、メチル基、エチル基又は−(CO)−Hであり、洗浄効果の持続性の点から好ましくはメチル基又は水素原子(r=0)である。また、R6cは−(CO)−Hであり、sは洗浄効果の持続性の点から好ましくは1〜5、特に好ましくは1〜3の数である。
一般式(6)の化合物の好ましい具体的例としては、一般式(6−1)及び一般式(6−2)を挙げることができる。
Figure 0004176626
〔式中、R6b及びsは上記と同じ意味である。〕
本発明では、上記界面活性剤以外に、炭素数8〜18のアルキル基、及び平均付加モル数5〜30のポリオキシアルキレン基を有するポリオキシアルキレンアルキルエーテル型非イオン界面活性剤、及びアルキル基の炭素数が11〜15、グルコースの平均縮合度が1〜3のアルキルグリコシド型界面活性剤を含有することが洗浄力及び貯蔵安定性の点から好適である。本発明ではこれら界面活性剤も(d)成分とする。
本発明では、(c)成分の乳化力を向上させ、洗浄効果を強化する目的から、マグネシウム〔以下、(e)成分という〕を配合することが好ましく、マグネシウムは塩又は遊離したイオンとして系中に存在するものであり、(b)成分の対イオンとして配合してもよく、また水溶性のマグネシウム化合物として配合することができる。水溶性マグネシウム化合物としては、化学便覧基礎編II(改定3版),166頁,表8.42、及び190頁,表8.47に記載のマグネシウム化合物において20℃における水への溶解度が1g/100g以上、好ましくは10g/100g以上の化合物が好適である。これらの中でも本発明では、硫酸マグネシウム、塩化マグネシウム、炭酸マグネシウム、硝酸マグネシウム、酢酸マグネシウムが最も好適である。
本発明では、貯蔵安定性を向上させる目的から、ハイドロトロープ剤〔以下、(f)成分という〕を含有することが好ましい。ハイドロトロープ剤としては、トルエンスルホン酸、キシレンスルホン酸、クメンスルホン酸及びこれらのナトリウム、カリウムあるいはマグネシウム塩が良好であり、特にp−トルエンスルホン酸が良好である。
本発明では貯蔵安定性を改善する目的及び粘度調節剤として、(a)成分以外の溶剤〔以下、(g)成分という〕を含有することができる。溶剤の具体的例としては、エタノール、イソプロピルアルコール、エチレングリコール、プロピレングリコール、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール、グリセリン、イソプレングリコール、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテルから選ばれる水溶性有機溶媒が好ましい。
<食器洗い用液体洗浄剤組成物>
本発明の食器洗い用液体洗浄剤組成物中における(a)〜(c)成分の含有量は、以下のとおりである。
(a)成分の含有量は、洗浄時や濯ぎ時のぬるつき改善の点から、0.1〜10質量%、好ましくは0.3〜7質量%、より好ましくは0.5〜5質量%である。
(b)成分の含有量は、洗浄力及び貯蔵安定性の点からの点から、0.1〜15質量%、好ましくは0.5〜10質量%、より好ましくは1〜8質量%である。
(c)成分の含有量は、洗浄力及び起泡性の点から、5〜50質量%、好ましくは10〜45質量%、より好ましくは10〜40質量%である。
本発明の液体洗浄剤組成物中における(a)〜(c)成分以外の成分の含有量は、以下のとおりである。
(d)成分は任意ではあるが、洗浄効果の増強、起泡性向上、及び貯蔵安定性を改善の点から含有することが好ましいが、多量配合は食器洗浄時のぬるつきを助長し、(a)成分の効果を減じる傾向にある。このために組成物中の(d)成分の含有量は、0.1〜20質量%、更に0.5〜15質量%、特に1.0〜15質量%が好適である。
また、洗浄力、起泡性及びぬるつき防止の点から、(c)成分/(d)成分を質量比で好ましくは20/1〜1/1、より好ましくは10/1〜1/1の比率で含有することが好適である。(c)及び(d)成分の量比がこのような範囲であるとき、効果的にぬるつきが抑制され、しかも高い洗浄効果を維持することができる。
(e)成分は、(b)成分との相互作用により高い洗浄効果を得ることができ、更に(a)成分と併用することで、ぬるつきをより低減化することができるため好ましい。(e)成分の含有量は、マグネシウムとして、好ましくは0.01〜2質量%、より好ましくは0.05〜1質量%、特に好ましくは0.1〜1質量%である。また、(b)成分及び(e)成分(マグネシウムとして)のモル比〔(b)/(e)〕は、好ましくは300/1〜1/1、より好ましくは100/1〜1/1、特に好ましくは50/1〜2/1である。
(f)成分は、貯蔵安定性の点から含有することが好ましく、(g)成分の含有量は、好ましくは0.1〜10質量%、より好ましくは1〜10質量%、特に好ましくは2〜6質量%である。
(g)成分は、貯蔵安定性の向上の点で好ましく、また粘度調節剤としても有効である。(g)成分の含有量は、好ましくは1〜20質量%、より好ましくは5〜20質量%、特に好ましくは5〜15質量%である。
本発明の組成物は、上記した成分を水に溶解又は分散させた液状の形態であり、水の含有量は、貯蔵安定性の点から、好ましくは20〜60質量%、より好ましくは30〜60質量%、更に好ましくは40〜60質量%、特に好ましくは45〜55質量%である。
本発明の組成物の20℃におけるpHは、好ましくは6〜8、より好ましくは6.5〜7.5にすることが貯蔵安定性や皮膚への安全性の点から好ましい。
pH調整剤としては、塩酸や硫酸等無機酸や、クエン酸、コハク酸、リンゴ酸、フマル酸、酒石酸、マロン酸、、マレイン酸等の有機酸等の酸剤や、水酸化ナトリウムや水酸化カリウム、アンモニアやその誘導体、モノエタノールアミンやジエタノールアミン、トリエタノールアミン等のアミン塩等、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等のアルカリ剤を単独もしくは複合して用いることが好ましく、特に塩酸、硫酸、クエン酸から選ばれる酸と水酸化ナトリウムや水酸化カリウムから選ばれるアルカリ剤を用いることが好ましい。いずれの化合物も、粘度特性に対し大きな影響のない範囲で配合される。
本発明の組成物は、使い勝手の点から、20℃における粘度は、好ましくは10〜1000mPa・s、より好ましくは30〜700mPa・s、特に好ましくは50〜500mPa・sである。このような粘度の範囲は、例えば上記(f)成分、(g)成分等を用いて調整することができる。
本発明でいう粘度は、以下のようにして測定する。まずTOKIMEC.INC製B型粘度計モデルBMに、ローター番号No.2のローターを備え付けたものを準備する。試料をトールビーカーに充填し、恒温槽内にて20℃に調整する。恒温に調整された試料を粘度計にセットする。ローターの回転数を60r/mに設定し、回転を始めてから60秒後の粘度を本発明の粘度とする。
その他の成分としては、粘度特性に影響のない限り、通常液体洗浄剤に配合されている成分、例えば、香料成分、除菌成分、防腐剤、濁り剤、着色剤を配合することができる。
本発明の組成物は、スポンジなどの可撓性材料(好ましくは水を含む)に染み込ませ、直接食器に接触させて洗浄を行う方法において、泡立ち性及び泡の持続性に優れ、且つ洗浄時又はすすぎ時の食器のぬるつきを抑制することができる。
表1、表3に示す成分を用いて食器洗い用液体洗浄剤組成物を調製した。これら組成物の泡立ち性、感触、洗浄力、貯蔵安定性を下記の方法で評価した。結果を表1に示す。また、表2に本発明の効果を有する配合例を示す。
<泡立ち性の測定>
市販の新品スポンジ(可撓性吸収体、キクロン)を水道水でもみ洗いし、水道水の含有量が10gになるまで絞る。表1の組成物の1質量%水溶液30gをスポンジに染み込ませ陶器皿上に置く。スポンジと同じ大きさのプラスチックプレートをスポンジ上に置き、手でプラスチックプレートを2回圧縮する。スポンジから出た泡をメスシリンダーに回収し泡の体積(ml)を測定する。
<感触評価>
サラダ油に0.1質量%の色素(スダンレッド)を均一に混ぜ込んだモデル油汚れ1gを陶器皿に均一に塗り広げ、更に水道水5gをのせたものをモデル汚染食器とした。
市販の新品スポンジ(可撓性吸収体、キクロン)を水道水でもみ洗いし、水道水の含有量が10gになるまで絞った後、表1の組成物1gと水道水20gを染み込ませる。モデル汚染食器上で上記スポンジを2〜3回手でもみ泡立たせた後、モデル汚染食器5枚を擦り洗いし、洗っている最中のぬるつきを下記基準で官能評価を行った。次に、擦り洗いしたモデル汚染食器を水道水ですすぎ、すすぎ最中のぬるつきのとれやすさを下記基準で官能評価を行った。
[洗浄時のぬるつきの基準]
○:あまりぬるつかない。
△:ややぬるつく。
×:非常にぬるつく。
[すすぎ時のぬるつきのとれやすさの基準]
○:すぐにぬるつきがとれる。
△:ぬるつきがとれるまでにやや時間がかかる。
×:ぬるつきがとれるまでに時間がかかる。
<洗浄力試験>
サラダ油に0.1質量%の色素(スタンレッド)を均一に混ぜ込んだモデル油汚れ1gを、ポリプロピレン製の皿に均一に塗り広げ、更に水道水5gをのせたものをモデル汚染食器とした。
市販の新品スポンジ(可撓性吸収体、キクロン)を水道水でもみ洗いし、水道水の含有量が10gになるまで絞った後、表1の組成物1gと水道水20gを染み込ませる。モデル汚染食器上で上記スポンジを2〜3回手でもみ泡立たせた後、モデル汚染食器を擦り洗いし、洗浄(食器に付着した色が消えることにより確認)できた皿の枚数を求めた。
Figure 0004176626
Figure 0004176626
(注)表中の記号は以下のものを表す。
・GE−2EH:2−エチルヘキシルモノグリセリルエーテル(モノグリセリルエーテル99質量%以上)
・GE−isoC5:イソアミルモノグリセリルエーテル(モノグリセリルエーテル99質量%以上)
・GE−C8:n−オクチルモノグリセリルエーテル(モノグリセリルエーテル99質量%以上)
・GE−C10:n−デシルモノグリセリルエーテル(モノグリセリルエーテル99質量%以上)
・MG−2EH:2−エチルヘキサン酸モノグリセライド(ジグリセライド、トリグリセライドの混合物、グリセライド中のモノグリセライドの含有量は80%)
・AG−2EH:アルキル基が2−エチルヘキシル基であるアルキルグリコシド、グルコースの平均縮合度は1.3
・EO−2EH:ポリエチレングリコール2−エチルヘキシルエーテル、エチレングリコール平均付加モル数4
・AG−IN:アルキル基がiso−ノニル基であるアルキルグリコシド、グルコースの平均縮合度は1.3
・AG−ID:アルキル基がiso−デシル基であるアルキルグリコシド、グルコースの平均縮合度は1.3
・ノニオン−I:一般式(2)の化合物においてXが−COO−、a=7、R2aがウンデシル基、R2bがメチル基である化合物
・ノニオン−II:一般式(3−1)の化合物においてR3aがラウリル基、pが2、qが3、rが3の化合物
・ノニオン−III:一般式(2)の化合物においてXが−O−、a=8、R2aがラウリル基、R2bがメチル基である化合物
・ES−I:ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸エステルナトリウム〔原料アルコールは、1−デセン及び1−ドデセン50/50(質量比)を原料にヒドロホルミル化して得られたアルコールである。このアルコールにEOを平均2モル付加させた後蒸留し、未反応アルコールをEO付加物総量に対して8.5質量%まで留去させた。続いて三酸化イオウにより硫酸化し、水酸化ナトリウムで中和した。全ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸エステルナトリウム中の全ポリオキシエチレン分岐鎖アルキルエーテル硫酸エステルナトリウムの割合は42質量%である。また、ES−I中のアルキルエーテル硫酸エステルナトリウムの割合は8.5質量%である。〕
・AO−I:N−デシル−N,N−ジメチルアミンオキシド/N−ラウリル−N,N−ジメチルアミンオキシド/N−ミリスチル−N,N−ジメチルアミンオキシド=25/50/25(質量比)
・AO−II:N−ラウリン酸アミドプロピル−N,N−ジメチルアミンオキシド
・スルホベタイン:N−ラウリル−N,N−ジメチル−N−(2−ヒドロキシ−1−スルホプロピル)アンモニウムスルホベタイン
・アルキルグルコシド:アルキル基の組成が炭素数12/炭素数14=60/40(モル比)混合アルキルで、グルコシド平均縮合度1.5のアルキルグルコシド
・p−TS:p−トルエンスルホン酸ナトリウム
・PG:プロピレングリコール
・防腐剤:プロキセルBDN(アビシア株式会社製)
・香料:表3の香料成分
・pH:1N−硫酸水溶液又は1N−水酸化ナトリウムを用いて調整した。
Figure 0004176626

Claims (2)

  1. (a)2−エチルヘキシルモノグリセリルエーテルを0.1〜10質量%、
    (b)下記一般式(2)の化合物、又は一般式(3)の化合物を0.1〜15質量%、
    (c)炭素数10〜18の炭化水素基を有する陰イオン界面活性剤を5〜50質量%、及び水を含有する食器洗い用液体洗浄剤組成物。
    2a−X−(CO)(CO)−R2b (2)
    〔式中、R2aは炭素数8〜16のアルキル基であり、Xは−O−又は−COO−であり、gは平均付加モル数で、6〜20の数であり、hは平均付加モル数で、0〜10の数であり、g+hは6〜25の数である。また、エチレンオキシド基、プロピレンオキシド基の付加順序はランダム又はブロックであり、R2bは炭素数1〜12のアルキル基である。〕
    3a−O−(CO)(CO)−H (3)
    〔式中、R3aは炭素数8〜16のアルキル基であり、iは平均付加モル数で、2〜20の数、jは平均付加モル数で、1〜10の数であり、i+jは6〜25の数である。また、エチレンオキシド基、プロピレンオキシド基の付加順序はランダム又はブロックである。〕
  2. 更に(d)炭素数8〜18の炭化水素基を有するアミンオキシド型界面活性剤、両性界面活性剤、及びアルカノールアミド型界面活性剤から選ばれる界面活性剤を0.1〜30質量%含有する請求項1記載の食器洗い用液体洗浄剤組成物。
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