JP2005171130A - 液体洗浄剤組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】 高い洗浄力を維持したまま、洗浄中の食器などのぬるつきを抑制した液体洗浄剤組成物の提供。
【解決手段】 (a)一般式(1)の化合物0.1〜10質量%、(b)エタノール等から選ばれる水溶性溶剤2〜15質量%、(c)ハイドロトロープ剤1〜6質量%、(d)炭素数10〜18の炭化水素基を有する陰イオン界面活性剤5〜50質量%、(e)炭素数8〜18の炭化水素基を有するアミンオキシド型界面活性剤等から選ばれる界面活性剤0.1〜30質量%、並びに水を含有し、(a)〜(c)成分の合計含有量が14質量%を超え、20質量%以下であり、且つ20℃における粘度が70mPa・sを超え、200mPa・s未満である液体洗浄剤組成物。
1a−A−B (1)〔R1aは3級炭素等を1つ以上有する炭素数7〜10のアルキル基、Aは−O−等から選ばれる基、Bはヒドロキシル基を2〜10個有する総炭素数3〜12の基等から選ばれる基である。〕
【選択図】 なし

Description

本発明は、液体洗浄剤組成物、特に台所まわり、食器や調理器具等の硬質表面の洗浄に適した液体洗浄剤組成物に関する。
食器洗い用洗浄剤には、粘度を制御することで洗浄力を向上させる技術が知られている。(特許文献1〜9)そして、アルキルグリセリルエーテルを液体洗浄剤に用いる技術が知られており(特許文献10〜12)、アルキルグリコシド型界面活性剤も液体洗浄剤に広く使用されており(特許文献13〜17)、更にポリオキシアルキレン型非イオン界面活性剤も液体洗浄剤に通常よく用いられる界面活性剤である。(特許文献18〜22)
特開2002−212600号公報 特開2002−194388号公報 特開2002−226900号公報 特開2002−235100号公報 特開2002−256286号公報 特開2002−256299号公報 特開2002−327194号公報 特開2003−138297号公報 特表平11−503477号公報 特開2001−19993号公報 特開2001−49291号公報 特開平11−310792号公報 特表平8 −502540号公報 特表平8 −502310号公報 特表平8 −501817号公報 特開平5 −148494号公報 特開2000 −26889号公報 特開2002 −226887号公報 特開平7 −188697号公報 特開平6 −116587号公報 特表平8 −502540号公報 特開2003 −13092号公報
食器洗い用洗浄剤等の液体洗浄剤組成物には、洗浄時に泡立ち性及び泡持ち性が要求され、これらの課題を解決する目的からは、アミンオキシド型界面活性剤を増泡剤として併用することが好ましい。アミンオキサイドは泡特性のみならず、陰イオン界面活性剤と併用することで洗浄力も向上させる。これはアミンオキサイドが、中・酸性領域において陽イオン性の性質を持つため、陰イオン界面活性剤の陰イオンとイオン性のコンプレックスを形成し、これにより油に対する乳化力が向上し、結果として洗浄力が向上するものと思われる。
また、近年、界面活性剤の濃度を高めることでコンパクト化した濃縮タイプの液体洗浄剤が好まれて使用されている。このような濃縮化の傾向があるにもかかわらず、食器洗い用洗浄剤の使用方法は、以前にも増してスポンジに洗浄剤を直接塗付して洗浄する方法が一般化してきており、硬質表面に高濃度の界面活性剤が接触しやすくなっている。
高濃度の界面活性剤と硬質表面の接触は、硬質表面に付着した油汚れを除去しやすくする一方で、過剰な界面活性剤が、特に濯ぎ時におけるぬるつきの問題を発生させる原因となる。ぬるつきとは、指や掌等の身体と洗浄対象表面との間で感じられるものであり、洗浄剤がまるで油膜として平滑な被洗浄表面に存在するような感触である。基本的にぬるつきは、濯ぎを充分に行なうこと(通常の濯ぎ時間よりも濯ぎ時間を長くすること)で解消できるが、濯ぎ時のなかなか拭えないぬるつき感は好ましいものではなく、濯ぎ時間の増加による濯ぎ水の浪費にも繋がる。
ぬるつきは、アミンオキサイド型界面活性剤を使用することでより顕著になる。原因としては、アミオキサイド型界面活性剤自体が他の界面活性剤と比較してぬるつき易い性質を示すことが挙げられるが、前記コンプレックスの形成も影響していることが推測される。アミンオキシド型界面活性剤の量を低減化すると濯ぎ時のぬるつきは改善されるものの、洗浄力が損なわれる。
また、本発明者らは、先に特許文献1において、希釈により増粘する組成物が高い洗浄力を得ることができることを開示しており、これは、増粘することによりスポンジなどの可撓性吸収体に組成物が保持され、組成物の放出を制御するという優れた技術である。しかしながら、組成物が希釈されずに洗浄対象物に付着してしまい、それがぬるつきなど原因になる場合がある。
本発明は、高い洗浄力を維持したまま、洗浄中の食器などのぬるつきを抑制し、濯ぎ時にぬるつきが容易に取り除かれる、可撓性吸収体に直接含浸させ、水と伴に被洗浄物表面を擦ることにより洗浄する方法に適した液体洗浄剤組成物を提供することを課題とする。
本発明は、課題の解決手段として、
(a)下記一般式(1)の化合物を0.1〜10質量%、
(b)エタノール、プロパノール、エチレングリコール、プロピレングリコールから選ばれる水溶性溶剤を2〜15質量%、
(c)ハイドロトロープ剤を1〜6質量%、
(d)炭素数10〜18の炭化水素基を有する陰イオン界面活性剤を5〜50質量%、
(e)炭素数8〜18の炭化水素基を有するアミンオキシド型界面活性剤、両性界面活性剤、及びアルカノールアミド型界面活性剤から選ばれる界面活性剤を0.1〜30質量%、並びに水を含有し、
(a)、(b)及び(c)成分の合計含有量が14質量%を超え、20質量%以下であり、且つ、20℃における粘度が70mPa・sを超え、200mPa・s未満である液体洗浄剤組成物を提供する。
1a−A−B (1)
〔式中、R1aは3級炭素又は4級炭素を1つ以上有する炭素数7〜10のアルキル基であり、Aは−O−、−COO−、−CONH−から選ばれる基である。また、Bはヒドロキシル基を2〜10個有する総炭素数3〜12の基、もしくは−(R1bO)−H(ここでR1bは炭素数2又は3のアルキレン基であり、aは平均付加モル数であり、1〜5の数を示す)から選ばれる基である。〕
本発明の液体洗浄剤組成物によれば、洗浄性が良く、洗浄時には食器や調理器具等の硬質表面のぬるつきが少なく、濯ぎ時にはぬるつきが速やかに除かれる。
<(a)成分>
本発明の(a)成分は一般式(1)の化合物であり、特定の分岐型アルキル基及び特定の親水基を有する化合物である。
1a−A−B (1)
〔式中、R1aは3級炭素又は4級炭素を1つ以上有する炭素数7〜10のアルキル基であり、Aは−O−、−COO−、−CONH−から選ばれる基である。また、Bはヒドロキシル基を2〜10個有する総炭素数3〜12、好ましくは3〜8の基、もしくは−(R1bO)−H(ここでR1bは炭素数2又は3のアルキレン基であり、aは平均付加モル数であり、1〜5の数を示す)から選ばれる基である。〕
1aは、分岐構造を有するアルキル基であり、好ましくは2−エチルヘキシル基、iso−ノニル基、iso−デシル基、2−エチルヘキサノイル基のカルボニル炭素を除いた残基、iso−ノナノイル基のカルボニル炭素を除いた残基、iso−デカノイル基のカルボニル炭素を除いた基が好ましく、特に2−エチルヘキシル基、又は2−エチルヘキサノイル基のカルボニル炭素を除いた残基が最も好適である。
AはR1aとBを連結する基であり、好ましくは−O−である。Bは、具体的には還元糖残基、還元アミノ化糖残基、グリセリンの1つのヒドロキシ基を除いた残基、ポリグリセリン(平均重合度2〜4)の1つのヒドロキシ基を除いた残基、及び−(CO)−H(bは平均付加モル数であり、2〜5の数を示す)から選ばれる基である。
一般式(1)の化合物の具体的例としては、下記一般式(1−1)〜(1−4)の化合物を挙げることができる。
Figure 2005171130
1a−(G) (1−3)
1a−(CO)−H (1−4)
〔R1aは上記と同一の意味を示す。
cは1〜4の数であり、好ましくは1である。
dは1〜4の数であり、好ましくは1である。
Gは単糖残基、eは平均値1〜5、好ましくは1〜3、特に好ましくは1〜2の数を示す。
fは平均値2〜5の数を示す。〕
一般式(1−1)の化合物は、2−エチルヘキサノール、iso−ノナノール、iso−デカノールとエピハロヒドリンやグリシドール等のエポキシ化合物を、BF等の酸触媒、又はアルミニウム触媒を用いて反応させて製造する方法が一般的である。
一般式(1−1)の化合物としては2−エチルヘキシルモノグリセリルエーテルが好ましく、上記した製造法により製造する方法が一般的であり、特開2001−49291号公報に記載されているように複数の生成物を含む混合物である。
具体的には、2−エチルヘキシルモノグリセリルエーテルとして、エポキシ化合物の1位に2−エチルヘキサノールが付加した化合物〔化合物1;3−(2−エチルヘキシルオキシ)−1,2−プロパンジオール〕、エポキシ化合物の2位に付加した化合物〔化合物2;2−(2−エチルヘキシルオキシ)−1,3−プロパンジオール〕を挙げることができる。また、副生成物として、前記化合物1又は2に、更にエポキシ化合物が付加した多付加化合物(化合物3)も挙げることができる。
2−エチルヘキシルモノグリセリルエーテルは、化合物3の含有量が好ましくは30質量%以下、より好ましくは10質量%以下、特に好ましくは1質量%以下のものが好適である。
一般式(1−2)の化合物は、グリセリンと、好ましくは2−エチルヘキサン酸、iso−ノナン酸、iso−デカン酸(又はこれらの低級アルキルエステル、酸クロライド)とのエステル化反応(又はエステル交換反応)で得ることができる。但し、この場合、モノエステル化体、ジエステル化体、トリエステル化体の混合物が得られる。本発明においては、これら混合物中のモノエステル化体の含量が60モル%以上、好ましくは80モル%以上のものを用いる。
一般式(1−3)の化合物において、Gは単糖残基であり、炭素数が3〜6個のトリオース、テトロース、ペントース、ヘキソースを挙げることができる。具体的にはアピオース、アラビノース、ガラクトース、グルコース、リキソース、マンノース、グロース、アルドース、イドース、タロース、キシロースを挙げることができる。
本発明では、これらの中でも特に炭素数5又は6のペントース又はヘキソースが好ましく、中でもグルコースが最も好ましい。Gとしては上記単糖類が示されるが、製造上これら単糖が2〜5個、好ましくは2又は3個縮合したオリゴ糖を用いても差し支えない。さらには単糖とオリゴ糖が混合したものでもよく、この場合には平均縮合度は1〜5、好ましくは1〜3、特に好ましくは1〜2が好適であり、1〜1.5が最も好ましい。
一般式(1−3)の化合物は、2−エチルヘキサノール、iso−ノナノール、iso−デカノールと上記単糖又はオリゴ糖の還元末端とを、酸触媒を用いてアセタール化反応又はケタール化反応することで容易に合成することができる。
一般式(1−4)の化合物は、2−エチルヘキサノール、iso−ノナノール、iso−デカノールとエチレンオキシドを、アルコール/アルキレンオキシドのモル比1/2〜1/5で反応させて得られ、未反応の2−エチルヘキサノールを含むfが0〜10程度の化合物の混合物である。これらは蒸留等の操作を行って、未反応アルコール(f=0の化合物)及びf>5以上の化合物を除去したものを用いても差し支えない。一般式(1−4)の化合物は、未反応アルコールを5〜50質量%程度含有し、未反応アルコールを含むfの平均値が2〜5である化合物が好適である。なお、平均値は、H−NMRを用い、2−エチルヘキシル基のα位のプロトンとオキシエチレン基のプロトンとの積分値で容易に求めることができる。
(a)成分としては、特に一般式(1−1)の化合物においてR1aが2−エチルヘキシル基であり、c=1の化合物、及び一般式(1−3)の化合物においてR1aが2−エチルヘキシル基であり、Gがグルコースである化合物が好ましく、一般式(1−1)の化合物においてR1aが2−エチルヘキシル基であり、c=1の化合物が最も好ましい。
<(b)成分>
本発明の(b)成分は、エタノール、プロパノール、エチレングリコール、プロピレングリコールから選ばれる水溶性溶剤である。
(b)成分は、特にエタノール及びプロピレングリコールが好適であり、エタノール及びプロピレングリコールを併用すると、組成物に好ましい粘度挙動を付与できるため好適である。エタノールとプロピレングリコール併用する場合には、質量比(エタノール/プロピレングリコール)で、好ましくは20/1〜1/10、より好ましくは15/1〜1/5である。
<(c)成分>
本発明の(c)成分はハイドロトロープ剤である。(c)成分は、炭素数1〜3のアルキル基が1〜3個置換したベンゼンスルホン酸、又はそのアルカリ金属塩、もしくはアルカリ土類金属塩が好適である。具体的にはトルエンスルホン酸、キシレンスルホン酸、クメンスルホン酸を挙げることができ、塩としてはナトリウム、カリウム又はマグネシウム塩が良好である。本発明では、特にp−トルエンスルホン酸が良好である。
<(d)成分>
本発明の(d)成分は、炭素数10〜18の炭化水素基を有する陰イオン界面活性剤であり、好ましい具体例としては炭素数10〜15のアルキル基を有するアルキルベンゼンスルホン酸又はその塩、炭素数10〜16のモノアルキル硫酸エステル塩、炭素数10〜16のアルキル基を有し炭素数2又は3のオキシアルキレン基が平均1.0〜4.0モル付加したポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸エステル塩、炭素数8〜16のα−オレフィンスルホン酸塩、α−スルホ脂肪酸(炭素数8〜16)低級アルキル(炭素数1〜3)エステル塩を挙げることができる。塩としてはナトリウム塩、カリウム塩、マグネシウム塩、アルカノールアミン塩が挙げられ、特に粘度の点からナトリウム塩、カリウム塩、マグネシウム塩が好ましい。
本発明では、特に炭素数10〜14のアルキル基を有し、炭素数2又は3のオキシアルキレン基、好ましくはオキシエチレン基が平均1.0〜3.0モル、特に好ましくは1.5〜3.0モル付加したポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸エステル塩、好ましくはナトリウム塩、カリウム塩、又はマグネシウム塩を用いることが洗浄効果の点から好ましく、また、高濃度の陰イオン界面活性剤を含有する組成物の低温又は高温における貯蔵安定性を改善できるため好ましい。
(d)成分としてポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸エステル塩を用いる場合、直鎖1−アルケンをヒドロホルミル化して得られたアルコールを原料にして製造された分岐鎖1級アルキル基を有するポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸エステル塩が好適である。ここで、ヒドロホルミル化とは、鉄、コバルト又はニッケル等のカルボニル錯体を触媒として用い、直鎖1−アルケンに一酸化炭素を付加させてアルコールを得る方法であり、直鎖アルキル基とメチル分岐アルキル基を含有するアルコールが得られる。
ポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸エステル塩はこのようなアルコールに、更にアルキレンオキシド、好ましくはプロピレンオキシド(以下、POと表記する)又はエチレンオキシド(以下、EOと表記する)、より好ましくはEOを付加させ、更に三酸化イオウ又はクロルスルホン酸でスルホン化し、アルカリ剤で中和して得ることができる。平均付加モル数は、洗浄効果の点から、好ましくは1.0〜3.0、より好ましくは1.5〜3.0、特に好ましくは1.5〜2.5である。中和に用いるアルカリ剤としては、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化マグネシウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸マグネシウムが好ましく、更に好ましくは水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化マグネシウムである。
このようにして得られたポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸エステル塩は分岐鎖アルキル基を含むものであり、全ポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸エステル塩に対するポリオキシアルキレン分岐鎖アルキルエーテル硫酸エステル塩の質量比は5〜80質量%、更に10〜70質量%が優れた洗浄効果を達成するために好ましい。
特にポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸エステル塩を、組成物中に10質量%を超えて配合する場合(例えば、15〜40質量%の濃度で配合する場合)は、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸エステル塩中のポリオキシアルキレン分岐鎖アルキルエーテル硫酸エステル塩の含有量は、上記含有量の範囲を満たすことが好ましい。ポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸エステル塩自体は、他の界面活性剤よりもぬるつき感の少ない性質を示すが、アミンオキサイド型界面活性剤との併用によるぬるつき感の上昇とともに、高濃度化による増粘やゲル化によって被洗浄表面に残留しやすくなることから、ぬるつき感の増大が懸念されるが、上記した分岐鎖物の含有量範囲を満たすことにより、ぬるつき感が低減されるので好ましい。
<(e)成分>
本発明の(e)成分は、炭素数8〜18の炭化水素基を有するアミンオキシド型界面活性剤、両性界面活性剤、及びアルカノールアミド型界面活性剤から選ばれる界面活性剤であり、具体的には下記一般式(2)〜一般式(4)の化合物を挙げることができる。
Figure 2005171130
〔式中、R2aは炭素数8〜16のアルキル基又はアルケニル基であり、R2bは炭素数1〜6のアルキレン基であり、Dは−COO−、−CONH−、−OCO−、−NHCO−から選ばれる基である。gは0又は1の数であり、R2c、R2dは、それぞれ炭素数1〜3のアルキル基又はヒドロキシアルキル基である。〕
Figure 2005171130
〔式中、R3aは炭素数9〜17のアルキル基又はアルケニル基であり、R3bは炭素数1〜6のアルキレン基である。Eは−COO−、−CONH−、−OCO−、−NHCO−、−O−から選ばれる基であり、hは0又は1の数である。R3c、R3dは、それぞれ炭素数1〜3のアルキル基又はヒドロキシアルキル基であり、R3eはヒドロキシ基で置換していてもよい炭素数1〜5のアルキレン基である。Fは−SO3 -、−OSO3 -、−COO-から選ばれる基である。〕
Figure 2005171130
〔式中、R4a−CO−は炭素数8〜20の飽和又は不飽和のアシル基であり、R4bはメチル基、エチル基又は−(CO)−Hである。また、R4cは−(CO)−Hである。i、jはそれぞれ0〜5の数であり、i+jは1〜6である。〕
一般式(2)において、R2aは、好ましくは炭素数10〜14のアルキル基又はアルケニル基であり、特に好ましくはラウリル基(又はラウリン酸残基)及び/又はミリスチル基(又はミリスチン酸残基)である。Dは、好ましくは−COO−又は−CONH−であり、最も好ましくは−CONH−である。R2bの炭素数は、好ましくは2又は3であり、R2c、R2dは、好ましくはメチル基である。
本発明では、R2aは単独のアルキル(又はアルケニル)鎖長でもよく、異なるアルキル(又はアルケニル)鎖長を有する混合アルキル基(又はアルケニル基)であってもよい。後者の場合には、ヤシ油、パーム核油から選ばれる植物油から誘導される混合アルキル(又はアルケニル)鎖長を有するものが好適である。具体的にはラウリル基(又はラウリン酸残基)/ミリスチル基(又はミリスチン酸残基)のモル比が95/5〜20/80、好ましくは90/10〜30/70であることが洗浄効果、及び泡立ち性の点から好ましい。
一般式(3)において、R3aは、好ましくは炭素数9〜15、特に9〜13のアルキル基であり、R3bは、好ましくは炭素数2又は3のアルキレン基である。Eは−CONH−が好ましい。R3c、R3dは、メチル基、又はヒドロキシエチル基が好ましい。Fは−SO 、又は−COOが好ましく、Fが−SO の場合にはR3eは−CHCH(OH)CH−が好ましく、Fが−COOの場合にはR3eはメチレン基が好ましい。
一般式(4)の化合物において、R4a−CO−は、炭素数8〜17の飽和又は不飽和のアシル基が好ましい。好ましい具体的例としては、オクタン酸、デカン酸、ドデカン酸、テトラデカン酸、ヘキサデカン酸、オクタデカン酸、ドコサン酸、リノール酸、2−エチルヘキサン酸、2−オクチルウンデカン酸、イソステアリン酸、オレイン酸から誘導されるアシル基が挙げられ、特に好ましくは、オクタン酸、デカン酸、ドデカン酸、テトラデカン酸、ヘキサデカン酸、オクタデカン酸、オレイン酸から誘導されるアシル基である。
一般式(4)の化合物においてR4bは、メチル基、エチル基又は−(CO)−Hであり、洗浄効果の持続性の点から好ましくはメチル基又は水素原子(i=0)である。また、R4cは−(CO)−Hであり、jは洗浄効果の持続性の点から好ましくは1〜5、特に好ましくは1〜3の数である。
一般式(4)の化合物の好ましい具体的例としては、一般式(4−1)及び一般式(4−2)を挙げることができる。
Figure 2005171130
〔式中、R4b及びjは上記と同じ意味である。〕
<その他の成分>
本発明では、(d)成分の乳化力を向上させ、洗浄効果を強化する目的からマグネシウム〔以下、(f)成分という〕を配合することが好ましく、マグネシウムは塩又は遊離したイオンとして系中に存在するものであり、(d)成分の対イオンとして配合してもよく、また水溶性のマグネシウム化合物として配合することができる。水溶性マグネシウム化合物としては、化学便覧基礎編II(改定3版),166頁,表8.42、及び190頁,表8.47に記載のマグネシウム化合物において20℃における水への溶解度が1g/100g以上、好ましくは10g/100g以上の化合物が好適である。これらの中でも本発明では、硫酸マグネシウム、塩化マグネシウム、炭酸マグネシウム、硝酸マグネシウム、酢酸マグネシウムが最も好適である。
本発明では洗浄力を強化する目的から(d)成分及び(e)成分以外の界面活性剤〔以下、(g)成分という〕を含有することが好ましく、特に(e)成分以外の非イオン界面活性剤を併用することが好適である。
(g)成分の好ましい非イオン界面活性剤としては、下記一般式(5)の化合物を挙げることができる。
5a−O−(R5bO)−H (5)
〔式中、R5aは、炭素数11〜18、好ましくは11〜15のアルキル基又はアルケニル基であり、R5bは炭素数2又は3のアルキレン基、好ましくはエチレン基である。kは6〜100、好ましくは6〜20の数を示す。〕
<液体洗浄剤組成物>
本発明の液体洗浄剤組成物は、上記(a)成分〜(e)成分、及び所望により(f)成分及び(g)成分等を含有する、20℃における粘度が70mPa・sを超え、200mPa・s未満のものであり、好ましくは70〜200mPa・s、より好ましくは80〜180mPa・sのものである。
また、高い洗浄力と洗浄力の持続性を付与する目的から、組成物を水で希釈した場合の20℃における粘度と未希釈の組成物の20℃における粘度との粘度比が、希釈濃度100%未満〜希釈濃度30%以上の範囲内において、好ましくは0.7〜1.3、より好ましくは0.8〜1.2、特に好ましくは0.9〜1.2の範囲である粘度特性を有する組成物が好ましい。
本発明者らは、特許文献1に希釈濃度10〜60質量%の範囲内に粘度の最大値が存在する液体洗浄剤が、優れた洗浄力と洗浄力の持続性を実現できることを開示しているが、本発明の組成物は、(a)成分を含有し、(a)、(b)及び(c)成分の合計含有量を所定量にすることにより、所定範囲で希釈した場合にも殆ど粘度変化が生じることがないという特有の粘度挙動を示し、高い洗浄力と洗浄力の持続性を付与でき、洗浄時や濯ぎ時のぬるつきを改善できる点で、特許文献1にはない要件を含むことによる優れた効果を有するものである。
本発明でいう粘度は、以下のようにして測定する。まずTOKIMEC.INC製B型粘度計モデルBMに、ローター番号No.2のローターを備え付けたものを準備する。試料をトールビーカーに充填し20℃の恒温槽内にて20℃に調製する。恒温に調製された試料を粘度計にセットする。ローターの回転数を60r/mに設定し、回転を始めてから60秒後の粘度を本発明の粘度とする。
また、本発明において希釈濃度とは、液体洗浄剤組成物を水で希釈する場合の液体洗浄剤組成物の濃度を指す。例えば希釈濃度40質量%とは、液体洗浄剤40重量部と水60重量部を混合した場合の状態を指す。
本発明の液体洗浄剤組成物中における(a)〜(e)成分の含有量は、以下のとおりである。
(a)成分の含有量は、洗浄時や濯ぎ時のぬるつき改善の点から、0.1〜10質量%、好ましくは0.3〜7質量%、より好ましくは0.5〜5質量%である。
(b)成分の含有量は、上記した特有の粘度挙動を得るため、2〜15質量%、好ましくは3〜12質量%、より好ましくは5〜10質量%である。
(c)成分の含有量は、上記した特有の粘度挙動を得るため、1〜6質量%、好ましくは1〜5質量%、より好ましくは1.5〜4質量%である。
また、(a)成分、(b)成分、及び(c)成分の合計含有量は、上記した特有の粘度挙動を得るため、14質量%を超え、20質量%以下であり、好ましくは15〜20質量%、より好ましくは16〜20質量%である。
更に、上記した特有の粘度挙動を得るため、(a)〜(c)成分を(a)成分/〔(a)成分+(b)成分+(c)成分〕で定められる質量比で、好ましくは1/10〜1/2、より好ましくは1/7〜1/4となるように含有することができる。
更に、上記した特有の粘度挙動を得るため、(b)及び(c)成分を(b)成分/(c)成分で定められる質量比で、好ましくは10/1〜1/1、より好ましくは7/1〜2/1となるように含有することができる。
本発明では(d)成分及び(e)成分が洗浄基剤であり、高い洗浄力を得る目的から、(d)成分の含有量は5〜50質量%、好ましくは10〜45質量%、より好ましくは10〜40質量%であり、(e)成分の含有量は、0.1〜30質量%、好ましくは0.5〜20質量%、より好ましくは1〜15質量%である。
更に、洗浄力の観点から、(d)及び(e)成分を(d)成分/(e)成分で定められる質量比で、好ましくは30/1〜1/5、より好ましくは10/1〜1/3、最も好ましくは5/1〜1/2となるように含有することができる。
本発明の(f)成分は任意ではあるが、(d)成分との相互作用により高い洗浄効果を得ることができ、更に(a)成分と併用することで、ぬるつきをより低減化できるため含有することが好ましい。
本発明では(f)成分をマグネシウムとして0.01〜2質量%、更に0.05〜1質量%、特に0.1〜1質量%含有することが好ましい。また、(d)成分と(f)成分を(d)成分/(f)成分(マグネシウムとして)で定められるモル比で、好ましくは300/1〜1/1、より好ましくは100/1〜1/1、特に好ましくは50/1〜2/1となるように含有することができる。
本発明では、(g)成分は洗浄効果の増強、及び貯蔵安定性を改善する目的から含有することが好ましいが、多量配合は食器洗浄時のぬるつきを助長し、(a)成分、及び(d)成分の効果を減じる傾向にある。このために組成物中の(f)成分の含有量は、0.1〜20質量%、更に0.5〜15質量%、特に1.0〜15質量%が好適である。
本発明では、界面活性剤の合計含有量を20〜60質量%、好ましくは25〜50質量%、特に30〜45質量%にすることが、高い洗浄力を得る目的から好ましい。
本発明の組成物は、上記成分を水に溶解又は分散させた液状の形態であり、水の含有量は貯蔵安定性の点から、好ましくは20〜60質量%、より好ましくは30〜60質量%、更に好ましくは40〜60質量%、特に好ましくは45〜55質量%である。
本発明の組成物は、20℃におけるpHを6〜8、好ましくは6.5〜7.5にすることが貯蔵安定性や皮膚への安全性の点から好ましい。pH調整剤としては、塩酸や硫酸など無機酸や、クエン酸、コハク酸、リンゴ酸、フマル酸、酒石酸、マロン酸、マレイン酸などの有機酸などの酸剤や、水酸化ナトリウムや水酸化カリウム、アンモニアやその誘導体、モノエタノールアミンやジエタノールアミン、トリエタノールアミンなどのアミン塩など、炭酸ナトリウム、炭酸カリウムなどのアルカリ剤を、単独もしくは複合して用いることが好ましく、特に塩酸、硫酸、クエン酸から選ばれる酸と水酸化ナトリウムや水酸化カリウムから選ばれるアルカリ剤を用いることが好ましい。いずれの化合物も、粘度特性に対し大きな影響のない範囲で配合される。
その他の成分としては、粘度特性に影響のない限り、通常液体洗浄剤に配合されている成分、例えば、香料成分、除菌成分、防腐剤、濁り剤、着色剤を配合することができる。
本発明の液体洗浄剤組成物は、食器、調理器具の洗浄、台所回りの洗浄など、硬質表面用(特に台所用)の液体洗浄剤組成物として好適である。
本発明の液体洗浄剤組成物は、スポンジ等の可撓性材料(好ましくは水を含む)に染み込ませ、直接食器や調理用器具等の硬質表面に接触させて洗浄を行う方法において、泡立ち性及び泡の持続性に優れ、洗浄時の食器や調理用器具のぬるつきを抑制することができ、濯ぎ時にはぬるつきが速やかに除去できる。
表1、表3に示す成分を用いて液体洗浄剤組成物を調製した。これら組成物の感触、洗浄力を下記の方法で評価した。結果を表1に示す。また、下記方法により、表1の実施例1、比較例1、2の粘度挙動を測定し、図1に示す。表2に本発明の効果を有する台所用液体洗浄剤組成物の配合例を示す。
<感触評価>
サラダ油に0.1質量%の色素(スダンレッド)を均一に混ぜ込んだモデル油汚れ1gを陶器皿に均一に塗り広げ、更に水道水5gをのせたものをモデル汚染食器とした。
市販の新品スポンジ(可撓性吸収体、キクロン)を水道水でもみ洗いし、水道水の含有量が10gになるまで絞った後、表1の組成物1.5gと水道水20gを染み込ませる。モデル汚染食器上で上記スポンジを2〜3回手でもみ泡立たせた後、モデル汚染食器5枚を擦り洗いし、洗っている最中のぬるつきを下記基準で官能評価を行った。次に、擦り洗いしたモデル汚染食器を水道水で濯ぎ、濯ぎ最中のぬるつきのとれやすさを下記基準で官能評価を行った。
〔洗浄時のぬるつきの基準〕
○:あまりぬるつかない。
△:ややぬるつく。
×:非常にぬるつく。
〔すすぎ時のぬるつきのとれやすさの基準〕
○:すぐにぬるつきがとれる。
△:ぬるつきがとれるまでにやや時間がかかる。
×:ぬるつきがとれるまでに時間がかかる。
<洗浄力試験>
サラダ油に0.1質量%の色素(スタンレッド)を均一に混ぜ込んだモデル油汚れ1gをポリプロピレン製の皿に均一に塗り広げ、更に水道水5gをのせたものをモデル汚染食器とした。
市販の新品スポンジ(可撓性吸収体、キクロン)を水道水でもみ洗いし、水道水の含有量が10gになるまで絞った後、表1の組成物1gと水道水20gを染み込ませる。モデル汚染食器上で上記スポンジを2〜3回手でもみ泡立たせた後、モデル汚染食器を擦り洗いし、洗浄(食器に付着した色が消えることにより確認)できた皿の枚数を求めた。
<粘度挙動>
まず、図1に示す所定の希釈濃度になるように液体洗浄剤組成物にイオン交換水を加え、均一になるまで十分混合して希釈液を調製した。なお、希釈濃度とは、液体洗浄剤組成物を水で希釈する場合の液体洗浄剤組成物の濃度を指し、例えば希釈濃度40質量%とは、液体洗浄剤組成物40質量部と水60質量部を混合した場合の状態を指す。
次に、希釈液をしばらく静置して、混合の際に混入した気泡を消失させた後にトールビーカーに移し、未希釈の液体洗浄剤組成物をトールビーカーに入れたものも用意した。その後、各トールビーカーを20℃の恒温槽内に浸漬し、液温を20℃に調整して、希釈液及び未希釈の組成物の液温が20℃になるまで放置した。
各希釈濃度における粘度は、TOKIMEC.INC製B型粘度計モデルBMに、ローター番号No.2のローターを取り付け、上記トールビーカーを粘度計にセットし、ローターの回転数を60r/mに設定し、回転を始めてから60秒後の粘度を測定した。
Figure 2005171130
Figure 2005171130
(注)表中の記号は以下のものを表す。
・GE−2EH:2−エチルヘキシルモノグリセリルエーテル(モノグリセリルエーテル99質量%以上)
・MG−2EH:2−エチルヘキサン酸モノグリセライド(ジグリセライド、トリグリセライドの混合物、グリセライド中のモノグリセライドの含有量は80%)
・AG−2EH:アルキル基が2−エチルヘキシル基であるアルキルグリコシド、グルコースの平均縮合度は1.3
・EO−2EH:ポリエチレングリコール2−エチルヘキシルエーテル、エチレングリコール平均付加モル数4
・PG:プロピレングリコール
・p−TS:p−トルエンスルホン酸ナトリウム
・ES−I:ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸エステルナトリウム〔原料アルコールは、1−デセン及び1−ドデセン50/50(質量比)を原料にヒドロホルミル化して得られたアルコールである。このアルコールにEOを平均2モル付加させた後、三酸化イオウにより硫酸化し、水酸化ナトリウムで中和した。全ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸エステルナトリウム中の全ポリオキシエチレン分岐鎖アルキルエーテル硫酸エステルナトリウムの割合は42質量%であった。〕
・AO−I:N−ラウリル−N,N−ジメチルアミンオキシド
・AO−II:N−デシル−N,N−ジメチルアミンオキシド/N−ラウリル−N,N−ジメチルアミンオキシド/N−ミリスチル−N,N−ジメチルアミンオキシド=25/50/25(質量比)
・AO−III:N−ラウリン酸アミドプロピル−N,N−ジメチルアミンオキシド
・スルホベタイン:N−ラウリル−N,N−ジメチル−N−(2−ヒドロキシ−1−スルホプロピル)アンモニウムスルホベタイン
・ノニオン−I:炭素数12、13混合アルキル2級アルコールに、EOを平均7モル付加させたもの(ソフタノール70H、日本触媒株式会社製)
・ノニオン−II:炭素数12、13混合アルキル2級アルコールに、EOを平均7モル付加させたもの(ソフタノール70H,日本触媒(株)製)
・ノニオン−III:アルキル基の組成が炭素数12/炭素数14=60/40(モル比)混合アルキルで、グルコシド平均縮合度1.5のアルキルグルコシド
・PPG1000:重量平均分子量1000のポリプロピレングリコール
・GLY1000:グリセリンのエチレンオキシド付加物,重量平均分子量1000
・香料:表3示す香料成分
・pH:1N−硫酸水溶液又は1N−水酸化ナトリウムを用いて調整した。
Figure 2005171130
実施例1及び比較例1、2の粘度挙動を示す図面。

Claims (2)

  1. (a)下記一般式(1)の化合物を0.1〜10質量%、
    (b)エタノール、プロパノール、エチレングリコール、プロピレングリコールから選ばれる水溶性溶剤を2〜15質量%、
    (c)ハイドロトロープ剤を1〜6質量%、
    (d)炭素数10〜18の炭化水素基を有する陰イオン界面活性剤を5〜50質量%、
    (e)炭素数8〜18の炭化水素基を有するアミンオキシド型界面活性剤、両性界面活性剤、及びアルカノールアミド型界面活性剤から選ばれる界面活性剤を0.1〜30質量%、並びに水を含有し、
    (a)、(b)及び(c)成分の合計含有量が14質量%を超え、20質量%以下であり、且つ、20℃における粘度が70mPa・sを超え、200mPa・s未満である液体洗浄剤組成物。
    1a−A−B (1)
    〔式中、R1aは3級炭素又は4級炭素を1つ以上有する炭素数7〜10のアルキル基であり、Aは−O−、−COO−、−CONH−から選ばれる基である。また、Bはヒドロキシル基を2〜10個有する総炭素数3〜12の基、もしくは−(R1bO)−H(ここでR1bは炭素数2又は3のアルキレン基であり、aは平均付加モル数であり、1〜5の数を示す)から選ばれる基である。〕
  2. 組成物を水で希釈した場合の20℃における粘度と未希釈の組成物の20℃における粘度との粘度比が、希釈濃度100%未満〜希釈濃度30%以上の範囲内において、0.7〜1.3の範囲にある請求項1記載の液体洗浄剤組成物。


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JP2016030826A (ja) * 2014-07-30 2016-03-07 株式会社ニイタカ 液体洗浄剤組成物

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