JP2005290049A - 液体洗浄剤組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】 金属石けんスカムや皮脂などの汚れに対する洗浄力、洗浄時の起泡力及びすすぎ性に優れ、且つトリガースプレー容器でスプレーして使用したときの泡の付着性も良好な液体洗浄剤組成物を提供する。
【解決手段】 (a)炭素数6〜16のアルキル基を1〜3個を有する特定の第4級アンモニウム塩型陽イオン界面活性剤、(b)炭素数8〜16のアルキル基又はアルケニル基を有するカルボン酸塩型陰イオン界面活性剤、(c)炭素数8〜16のアルキル基を有し単糖の平均縮合度が1〜3であるアルキルポリグリコシドを、特定の比率で含有する液体洗浄剤組成物。
【選択図】 なし

Description

本発明は液体洗浄剤組成物に関し、更に詳しくは硬質表面に対する洗浄力、特に浴室等のスカム汚れや皮脂汚れに対する洗浄力及び起泡力と泡付着性に優れ、かつ洗浄後のすすぎ性が良好な液体洗浄剤組成物及び該液体洗浄剤組成物を用いた洗浄方法に関する。
硬質表面、特に浴室や浴槽の洗浄剤(浴室用洗浄剤)としては、中性でかつ金属石けんスカムに対する洗浄力の優れた洗浄剤の開発が行われている。例えば、特許文献1には陽イオン界面活性剤及び非イオン性界面活性剤を組み合わせた中性洗剤が、特許文献2には陽イオン界面活性剤、金属イオン封鎖剤及び水溶性溶剤を組み合わせた中性洗剤が記載されている。
また、洗浄力に加えて洗浄時の高い起泡力と良好なすすぎ性も併せ持つ洗剤として、特許文献3には両性界面活性剤、脂肪酸(塩)、溶剤、及び金属イオン封鎖剤を組み合わせた洗剤が記載されている。この技術は、特に金属石けんスカム汚れに対する高い洗浄力を有することが記されている。更に特許文献4には、陽イオン界面活性剤、両性界面活性剤、及び脂肪酸(塩)を組み合わせた洗剤が記載されている。また、特許文献5には、アルキルグリコシド、陽イオン界面活性剤、及び陰イオン界面活性剤を含有し、陽イオン界面活性剤/陰イオン界面活性剤のモル比が4/6〜8/2である洗浄剤組成物が記載されている。
特開昭61−283696号公報 特開平7−233394号公報 特開平6−322398号公報 特開平9−53092号公報 特開平1−144497号公報
特許文献4では、陽イオン界面活性剤、両性界面活性剤、脂肪酸(塩)の量的関係を特定することで、スカム汚れや皮脂汚れ等に対する洗浄力等、所期の効果を得ているが、具体的に効果が示されているのは、陽イオン界面活性剤を脂肪酸(塩)よりも過剰に用いた系のみであり、また、両性界面活性剤の使用が不可欠であり、組成の面では、比較的制約がある。また、引用文献4には、スプレーして使用する際の泡の付着性についての認識もない。
上記の制約という点では、特許文献5に記載されている洗浄剤組成物も同様である。この組成物は、アルキルポリグリコシド共存下でカチオン性界面活性剤/アニオン性界面活性剤のモル比が4/6〜8/2(好ましくは5/5〜7/3)であることを特徴としており、上記のモル比が4/6未満、すなわちアニオン性界面活性剤がリッチな組成では、カチオン性界面活性剤含有によるリンス効果が劣ると記載されている。また、特許文献5では、発明の効果として、リンス効果(柔軟性)、リッチ感(泡質)、及び皮膚への低刺激性が挙げられているだけで、金属石けんスカム汚れや皮脂汚れへの洗浄性能については全く考慮されていなかった。
また一方で、浴室用洗浄剤などの硬質表面用洗剤の容器としては、従来のスクイズボトルタイプよりもトリガースプレータイプが、その簡便さからより多く用いられるようになってきている。この容器形態の変化に合わせて、浴室用洗浄剤などの硬質表面用洗剤の性能として、従来からの洗浄力や洗浄時の起泡性、すすぎ性に加えて、トリガースプレー容器でスプレーして使用したときの対象物への泡の付着性が求められるようになってきている。
本発明の課題は、陰イオン界面活性剤よりも少ないモル量の陽イオン界面活性剤を使用しながら、金属石けんスカムや皮脂などの汚れに対する洗浄力、洗浄時の起泡力及びすすぎ性に併せて、トリガースプレー容器でスプレーして使用したときの泡の付着性も良好な液体洗浄剤組成物及び洗浄方法を提供することにある。
そこで、本発明者らは、金属石けんスカム汚れ及び皮脂汚れに対する洗浄力及び洗浄時のスプレー起泡力、洗浄後のすすぎ性、及びトリガースプレー容器でスプレーして使用したときの泡の付着性について、界面活性剤の複合効果及び相互作用について種々検討した結果、特定のカルボン酸塩を陰イオン界面活性剤として使用し、かつある特定のアルキルポリグリコシドを特定の比率で併用することで、陰イオン界面活性剤よりも少ない量の陽イオン界面活性剤を使用しながらも、陽イオン界面活性剤の効果も充分に発揮させることができ、上記の課題を満足する洗浄剤が得られることを見い出し本発明を完成するに至った。
すなわち本発明は、(a)窒素原子に結合する基として、炭素数6〜16のアルキル基を1〜3個と、炭素数1〜3のアルキル基、炭素数1〜3のヒドロキシアルキル基及びベンジル基から選ばれる基とを有する第4級アンモニウム塩型陽イオン界面活性剤〔以下、(a)成分という〕を0.001〜5重量%、(b)炭素数8〜16のアルキル基又はアルケニル基を有するカルボン酸塩型陰イオン界面活性剤〔以下、(b)成分という〕を0.1〜5重量%、(c)炭素数8〜16のアルキル基を有し単糖の平均縮合度が1〜3であるアルキルポリグリコシド〔以下、(c)成分という〕を0.1〜5重量%含有し、(a)成分と(b)成分のモル比が(a)/(b)=0.1/9.9〜3.4/6.6、(c)成分と(b)成分のモル比が(c)/(b)=1.0/9.0〜6.4/3.6で、かつ(a)成分と(b)成分の含有量の和が0.5〜7重量%、(b)成分と(c)成分の含有量の和が0.5〜7重量%である液体洗浄剤組成物に関する。
また、本発明は、上記本発明の液体洗浄剤組成物をトリガー式スプレーヤーにより硬質表面に噴霧し洗浄する洗浄方法に関する。
本発明によれば、浴室などの金属石けんスカムや皮脂などの汚れに対する洗浄力、洗浄時の起泡力及びすすぎ性に併せて、トリガースプレー容器でスプレーして使用したときの泡の付着性も良好な液体洗浄剤組成物及び洗浄方法が得られる。
<(a)成分>
(a)成分の第4級アンモニウム塩型陽イオン界面活性剤は、4級化された窒素原子に結合する基として、炭素数6〜16のアルキル基(a1)を1〜3個と、炭素数1〜3のアルキル基、炭素数1〜3のヒドロキシアルキル基及びベンジル基から選ばれる基(a2)とを有するものであり、下記一般式(1)又は(2)で表わされるものが好ましい。
Figure 2005290049
[式中、R1は炭素数8〜12のアルキル基である。Z1は陰イオン基、好ましくはハロゲンイオン、炭素数1〜3のアルキル硫酸イオンである。]
Figure 2005290049
[式中、R2a、R2b、R2c、R2dはこれらの内1つ以上は炭素数8〜12のアルキル基であり、残りが炭素数1〜3のアルキル基又はヒドロキシアルキル基である。Z2は陰イオン基、好ましくはハロゲンイオン、炭素数1〜3のアルキル硫酸イオンである。]
(a)成分としては、上記一般式(1)及び(2)で表される第4級アンモニウム塩型陽イオン界面活性剤のうち1種又は2種以上を用いるのが好ましい。
<(b)成分>
(b)成分のカルボン酸塩型陰イオン界面活性剤は、例えば下記一般式(3)で表される脂肪酸又はその塩、下記一般式(4)でコハク酸型陰イオン界面活性剤、下記一般式(5)で表されるエーテルカルボン酸塩型陰イオン界面活性剤などを挙げることができる。
3COOM3 (3)
[式中、R3炭素数8〜16の直鎖又は分岐鎖のアルキル又はアルケニル基を示し、M3は水素原子、アルカリ金属、アンモニア又はアルカノールアミンを示す]
Figure 2005290049
[式中、R4は炭素数8〜16のアルキル基又はアルケニル基であり、M4a、M4bは水素原子、アルカリ金属、アンモニア又はアルカノールアミンを示す。]
5(OCH2CH2)nOCH2COOM5 (5)
[式中、R5は炭素数8〜16のアルキル基又はアルキルアリル基、nは0〜16の整数、M5は水素原子、アルカリ金属、アンモニア又はアルカノールアミンを示す。]
本発明ではこれらのカルボン酸塩型陰イオン界面活性剤のうち、すすぎ性の点から一般式(3)で表される脂肪酸又はその塩、及び上記一般式(4)で表されるコハク酸型陰イオン界面活性剤が好ましく、特に好ましくはミリスチン酸塩及びアルケニルコハク酸が好ましい。(b)成分は上記のカルボン酸塩型陰イオン界面活性剤のうち1種又は2種以上用いられる。
<(c)成分>
本発明の(c)成分としては、下記一般式(6)のアルキルポリグリコシド界面活性剤が好ましい。
6a−(OR6b)a(G)b (6)
[式中、R6aは直鎖の炭素数8〜16、好ましくは9〜14のアルキル基、R6bは炭素数2〜4のアルキレン基、好ましくはエチレン基又はプロピレン基、特にエチレン基であり、Gは単糖残基、aは平均値0〜6の数、好ましくは0〜3、特に好ましくは0の数であり、bは平均値1〜3、好ましくは1〜2の数を示す。]
Gは単糖残基であり、炭素数が3〜6個のトリオース、テトロース、ペントース、ヘキソースを挙げることができる。具体的にはアピオース、アラビノース、ガラクトース、グルコース、リキソース、マンノース、グロース、アルドース、イドース、タロース、キシロースを挙げることができる。本発明ではこれらの中でも特に炭素数5又は6のペントースあるいはヘキソースが好ましく、中でもグルコースが最も好ましい。Gとしては上記単糖類が示されるが製造上、これら単糖が2〜5個、好ましくは2又は3個結合したオリゴ糖を用いても差し支えない。さらには単糖とオリゴ糖が混合したものでも良い。
一般式(6)の化合物は上記糖とR6a−(OR6b)a−OHとを酸触媒を用いてアセタール化反応又はケタール化反応することで容易に合成することができる。また、アセタール化反応の場合、ヘミアセタール構造であっても良く、通常のアセタール構造であっても良い。
本発明では、洗浄力及び起泡力の点から、一般式(6)で表される化合物のうち炭素数10〜14で平均縮合度が1.2〜1.4のアルキルポリグルコシドが好ましい。
<その他の成分>
本発明では、洗浄効果を向上させる目的により水溶性溶剤〔以下、(d)成分という〕を併用することが好ましい。水溶性溶剤としては、特開平9−53092号公報の段落0041〜0047に記載のものを使用することができる。このうち、洗浄力の点から、ジエチレングリコールモノブチルエーテルが好ましい。
本発明では洗浄力をさらに向上させる目的から金属封鎖剤〔以下、(e)成分という〕を含有することが好ましい。金属イオン封鎖剤としては、特開平9−53092号公報の段落0049に記載のものを使用することができる。このうち本発明では、クエン酸、エチレンジアミンテトラ酢酸又はこれらの塩が好ましい。
本発明では洗浄力を向上させる目的から(a)、(b)、(c)成分以外の界面活性剤〔以下、(f)成分という〕を含有することができる。(f)成分としては、両性界面活性剤及び(c)成分以外の非イオン界面活性剤を挙げることができる。
両性界面活性剤としては下記一般式(7)又は一般式(8)から選ばれる化合物を含有することが洗浄効果の点から好ましい。
Figure 2005290049
[式中、R7aは炭素数8〜16、好ましくは10〜16、特に好ましくは10〜14の直鎖アルキル基又はアルケニル基であり、R7c、R7dは炭素数1〜3のアルキル基又はヒドロキシアルキル基であり、好ましくはメチル基、エチル基又はヒドロキシエチル基である。R7bは炭素数1〜5、好ましくは2又は3のアルキレン基である。Bは−COO−、−CONH−、−OCO−、−NHCO−、−O−から選ばれる基であり、eは0又は1の数である。]
Figure 2005290049
[式中、R8aは炭素数9〜23、好ましくは9〜17、特に好ましくは9〜15のアルキル基又はアルケニル基であり、R8bは炭素数1〜6、好ましくは2又は3のアルキレン基である。Dは−COO−、−CONH−、−OCO−、−NHCO−、−O−から選ばれる基であり、fは0又は1の数である。R8c、R8dは、炭素数1〜3のアルキル基又はヒドロキシアルキル基であり、R8eはヒドロキシ基で置換していてもよい炭素数1〜5、好ましくは1〜3のアルキレン基である。Eは−COO-、−SO3 -、−OSO3 -、から選ばれる基である。]
非イオン界面活性剤としては、ポリオキシエチレンアルキルエーテル類、ポリオキシエチレンアルケニルエーテル類、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル類、ポリオキシプロピレンアルキルエーテル類、ポリオキシブチレンアルキルエーテル類、ポリオキシブチレンアルケニルエーテル類、アルキレンオキシド付加アルキル基又はアルケニル基含有非イオン界面活性剤、蔗糖脂肪酸エステル類、脂肪酸アルカノールアミド類、脂肪酸グリセリンモノエステル類及び酸化エチレン縮合型界面活性剤等がある。
本発明では(f)成分として洗浄力と起泡力の点から、一般式(8)の両性界面活性剤が好ましい。
本発明の液体洗浄剤組成物は、上記成分の他、更に必要に応じて、通常の分散剤、香料、染料、顔料、防腐剤等を本発明の効果を損なわない範囲で添加することができる。
<液体洗浄剤組成物>
本発明の液体洗浄剤組成物中の(a)成分の配合量は0.001〜5重量%であり、洗浄性能の点から、0.05〜5重量%が好ましく、より好ましくは0.5〜5重量%である。また、(b)成分の配合量は0.1〜5重量%であり、好ましくは0.3〜5重量%である。(b)成分の配合量が0.1重量%以上であればすすぎ性が良好で、5重量%以下であれば貯蔵安定性が良好である。また、(c)成分の配合量は0.1〜5重量%であり、起泡力、泡付着性及びすすぎ性の点から、0.3〜5重量%が好ましく、より好ましくは0.5〜5重量%である。
本発明では、(a)成分が(b)成分よりも少ないモル量で配合されるところがポイントとなる。特に、(a)成分と(b)成分のモル比は(a)/(b)=0.1/9.9〜3.4/6.6、好ましくは、2.0/8.0〜3.3/6.7である。該モル比が0.1/9.9以上であれば金属石けんスカムに対する洗浄力が良好で、3.4/6.6以下であればすすぎ性及びスプレー時の泡付着性が良好である。また、組成物中の(a)成分と(b)成分との含有量の和は0.5〜7重量%、好ましくは0.8〜5重量%である。(a)成分と(b)成分との含有量の和が0.5重量%以上であれば洗浄力、すすぎ性及び泡付着性が良好で、7重量%以下であれば貯蔵安定性が良好である。
また、(c)成分と(b)成分のモル比は(c)/(b)=1.0/9.0〜6.4/3.6、好ましくは、3.0/7.0〜5.4/4.6である。該モル比が1.0/9.0以上であれば起泡性が良好で、6.4/3.6以下であればすすぎ性及びスプレー時の泡付着性が良好である。また、組成物中の(c)成分と(b)成分との含有量の和は0.5〜7重量%、好ましくは1〜5重量%である。(c)成分と(b)成分との含有量の和が0.5重量%以上であればすすぎ性が良好で、7重量%以下であれば貯蔵安定性が良好である。
本発明において(d)成分は洗浄効果をより向上させる目的から含有することが望ましく、組成物中の含有量は、好ましくは0.1〜30重量%、より好ましくは5〜10重量%である。
本発明において(e)成分は洗浄効果をより向上させる目的から含有することが望ましく、組成物中の含有量は、好ましくは0.1〜10重量%、より好ましくは0.5〜5重量%である。
また、(f)成分は洗浄力向上もしくは起泡性の向上の目的から組成物中に0.1〜5重量%含有させることが好ましい。
本発明では、pH調整剤、香料などのその他成分は、使用目的、安定性、使い勝手などを考慮して適宜設定することができる。
本発明の液体洗浄剤組成物は、20℃におけるpHが2〜12、更に3〜11であることが、洗浄効果の点から好ましい。pH調整剤としては塩酸や硫酸など無機酸や、クエン酸、コハク酸、リンゴ酸、フマル酸、酒石酸、マロン酸、マレイン酸などの有機酸などの酸剤や、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、アンモニア、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、N−メチルプロパノール、2−アミノ−2−メチル−1−プロパノール、N−(β−アミノエチル)エタノールアミン、ジエチレントリアミン、モルホリン、N−エチルモルホリン等アルカリ剤を、単独もしくは複合して用いることが好ましく、特に塩酸、硫酸、クエン酸から選ばれる酸と水酸化ナトリウムや水酸化カリウムあるいは上記のアミン化合物から選ばれるアルカリ剤を用いることが好ましい。
また、使い勝手の点から本発明の組成物は20℃における粘度は1〜100mPa・s、好ましくは1〜50mPa・sが良好である。ここで本発明でいう粘度は20℃の恒温槽内で試料を30分間静置、調温させた後、TOKIMEC.INC製B型粘度計モデルBMを用いて測定したものである。
本発明の液体洗浄剤組成物及び洗浄方法は、金属石けんスカムや皮脂汚れなどに高い洗浄効果を示すものであり、特に一般家庭用の浴室洗浄時に、浴室の壁、床及び浴槽の皮脂や石鹸カス汚れなどを対象とした洗浄剤及び洗浄方法として有効である。具体的には、本発明の液体洗浄剤組成物をトリガー式スプレーヤーにより硬質表面に噴霧し洗浄する洗浄方法が挙げられる。また、本発明の液体洗浄剤組成物を、トリガー式スプレーヤーを備えた容器に充填した容器入り洗浄剤を得ることができる。トリガー式スプレーヤーは、公知のものを使用できる。
<配合成分>
a−1:N−オクチル−N,N−ジメチル−N−ベンジルアンモニウムクロリド
a−2:N−ドデシル−N,N−ジメチル−N−ベンジルアンモニウムクロリド
a−3:N,N−ジオクチル−N,N−ジメチルアンモニウムクロリド
b−1:ミリスチン酸ナトリウム
b−2:ラウリン酸ナトリウム
b−3:ドデセニルコハク酸ジカリウム
c−1:アルキルグルコシド(アルキル基の炭素数12、単糖の平均縮合度1.3)
d−1:ジエチレングリコールモノブチルエーテル、
e−1:クエン酸
f−1:ラウリン酸アミドプロピル−N,N−ジメチル酢酸ベタイン
f−2:ポリオキシエチレンラウリルエーテル(エチレンオキシド平均付加モル数7)
g−1:水酸化ナトリウム
実施例1
上記の成分を用いて表1の液体洗浄剤組成物を調製し、下記の評価方法により洗浄力(風呂いす、浴槽内)、起泡力、すすぎ性、及びトリガースプレー時の泡付着性を調べた。結果を表1中に記入した。
<評価方法>
(1)洗浄力
(1−1)風呂いす汚れの洗浄力
一般家庭で3ヶ月間使用した風呂汚れが付着したポリプロピレン製風呂いす汚れを、洗浄剤組成物を含ませたスポンジにてこすり洗いをし、目視により洗浄力の評価を5段階で行なった。n=5の平均値を評点とした。
5:汚れ落ちが非常に良好
4:汚れ落ちがやや良好
3:汚れ落ちにむらがある
2:若干汚れが落ちる程度
1:ほとんど汚れが落ちない
(1−2)浴槽内汚れの洗浄力
FRP製の浴槽に、成人4人が入浴し、1晩放置し、その後排水し、約1週間自然乾燥させた浴槽の汚れに対して、スポンジで軽くこすった場合の洗浄力評価を行った。n=5の平均値を評点とした。
5:汚れ落ちが非常に良好
4:汚れ落ちがやや良好
3:汚れ落ちにむらがある
2:若干汚れが落ちる程度
1:ほとんど汚れが落ちない
(2)起泡性
上記(1−2)の洗浄力評価(浴槽内のスポンジ洗い)の際の起泡力を目視観察し、以下の基準で評価した。
○:起泡力非常に良好
△:起泡力やや良好
×:起泡力あまり良好でない
(3)すすぎ性
上記(1−2)の洗浄力評価(浴槽内のスポンジ洗い)の後、シャワーですすぎ、その時の排水口付近のすすぎ性(泡切れ性)を目視観察し、以下の基準で評価した。
○:すすぎ性非常に良好
△:すすぎ性やや良好
×:すすぎ性あまり良好でない
(4)泡付着性
代表的な市販洗浄剤のトリガースプレーヤーであるYT−97−100〔(株)吉野工業所社製〕を用い、狭泡モードで洗浄剤組成物をスプレーして評価した。(該トリガーは液噴出ノズルの前方を囲む筒状体を設け、その前方に開閉可能な蓋を設けてある。該蓋を閉めた場合、液噴出ノズルの前方には該筒状体、その前方に該蓋が配置され、噴霧された泡は狭まり、狭い範囲に泡を付着させる、狭泡モードとなる)。FRP製の浴槽の垂直部(なるべく上方)に、トリガーの先端から浴槽までの距離が20cmになる位置で真横からスプレーし、付着した泡の下端が、スプレー直後から60秒間に移動した(垂れた)垂直距離を測定し(n=5の平均値を求める)、下記基準にて評点とした。
○:泡付着性非常に良好(泡の垂れた距離が20cm未満)
△:泡付着性やや良好(泡の垂れた距離が20〜30cm)
×:泡付着性あまり良好でない(泡の垂れた距離が30cmを越える)
Figure 2005290049
表1より、(a)、(b)及び(c)を特定の重量%、特定のモル比で含有する本発明品は、洗浄力(風呂いす及び浴槽内ともに)、起泡力、すすぎ性及びスプレー時の泡付着性すべてに優れており、これに(d)成分を配合した組成物は更に洗浄力が向上することがわかる。

Claims (4)

  1. (a)窒素原子に結合する基として、炭素数6〜16のアルキル基を1〜3個と、炭素数1〜3のアルキル基、炭素数1〜3のヒドロキシアルキル基及びベンジル基から選ばれる基とを有する第4級アンモニウム塩型陽イオン界面活性剤を0.001〜5重量%、(b)炭素数8〜16のアルキル基又はアルケニル基を有するカルボン酸塩型陰イオン界面活性剤を0.1〜5重量%、(c)炭素数8〜16のアルキル基を有し単糖の平均縮合度が1〜3であるアルキルポリグリコシドを0.1〜5重量%含有し、(a)と(b)のモル比が(a)/(b)=0.1/9.9〜3.4/6.6、(c)と(b)のモル比が(c)/(b)=1.0/9.0〜6.4/3.6で、かつ(a)と(b)の含有量の和が0.5〜7重量%、(b)と(c)の含有量の和が0.5〜7重量%である液体洗浄剤組成物。
  2. 更に水溶性溶剤(d)を含有する請求項1記載の液体洗浄剤組成物。
  3. 更に金属イオン封鎖剤(e)を含有する請求項1又は2記載の液体洗浄剤組成物。
  4. 請求項1〜3の何れか1項記載の液体洗浄剤組成物をトリガー式スプレーヤーにより硬質表面に噴霧し洗浄する洗浄方法。
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