JP2015113454A - 硬質表面用洗浄剤組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】石鹸カスと皮脂の複合した頑固な汚れに対する洗浄力が高く、かつ使用時は起泡性に富み、すすぎ時には泡が消え易い、使用感に優れた硬質表面用洗浄剤組成物を提供する。
【解決手段】(a)ベタイン型両性界面活性剤、(b)一般式(b1)で表される化合物、(c)キレート剤、及び(d)水を所定範囲の質量%で含有し、(b)/[(a)+(b)]の質量比が0.4以上、0.8以下であり、全界面活性剤中の成分(a)の比率が80質量%以上であり、25℃でのpHが4以上、6以下である、硬質表面用洗浄剤組成物。
RO−(C24−O)n−H (b1)
(式中、Rは、炭素数1以上、6以下のアルキル基であり、nは2以上、8以下の整数である。)
【選択図】なし

Description

本発明は、硬質表面用洗浄剤組成物及び硬質表面の洗浄方法に関する。
我々を取り巻く住環境設備には、タイル、プラスチック、金属等を材料とした各種硬質表面が存在し、これら硬質表面は生活場面に於いて様々な汚れが付着する環境に晒されている。なかでも、浴室、台所、床等として用いられる硬質表面は、日常的に人が接する表面でもあるために、多くの汚れが残留して蓄積し易く、更には洗浄除去し難い性質を有するものとなっている。
硬質表面のうち、例えば、浴室汚れの洗浄に関しては、酸性洗浄剤の有効性が既に知られている。特許文献1には非イオン性及び双生イオン性の洗剤界面活性剤の混合物、疎水性洗浄溶剤、及びポリカルボン酸塩洗浄ビルダーからなる、組成物のpHが約1〜約5.5の水性硬質表面洗剤組成物が開示されている。
また、浴室汚れの洗浄に用いられる洗浄剤にベタインを配合することが知られている。特許文献2には、カチオン界面活性剤、両性界面活性剤、及び脂肪酸塩を含有する液体洗浄剤組成物が記載されている。特許文献3には、有機酸及び/又はその塩、ベタイン型両性界面活性剤、カチオン性抗菌剤を含有する酸性抗菌洗浄剤組成物が記載されている。
特表平6−500581号公報 特開平9−53092号公報 特開2012−111846号公報
ところが、特許文献1に記載している組成物は疎水性の強い溶剤を用いているため、起泡性に劣るため、使用時の使い勝手が悪いばかりでなく、実際の浴室で発生する石鹸カスと皮脂の複合した汚れに対する洗浄力は充分に満足できるものとはいえない。
また、作業性や使用感から、使用時は適度な起泡を伴い、すすぎ時には速やかに泡が消えることが望ましい。
本発明は、石鹸カスと皮脂の複合した頑固な汚れに対する洗浄力が高く、かつ使用時は起泡性に富み、すすぎ時には泡が消え易い、硬質表面用洗浄剤組成物を提供する。
本発明は、下記成分(a)を0.5質量%以上、3質量%以下、成分(b)を2質量%以上、8質量%以下、成分(c)を1質量%以上、8質量%以下、及び成分(d)を80質量%以上、95質量%以下含有し、
(b)/[(a)+(b)]の質量比が0.4以上、0.8以下であり、
全界面活性剤中の成分(a)の比率が80質量%以上であり、
25℃でのpHが4以上、6以下である、
硬質表面用洗浄剤組成物に関する。
成分(a):ベタイン型両性界面活性剤
成分(b):一般式(b1)で表される化合物
RO−(C24−O)n−H (b1)
(式中、Rは、炭素数1以上、6以下のアルキル基であり、nは2以上、8以下の整数である。)
成分(c):キレート剤
成分(d):水
また、本発明は、上記本発明の硬質表面用洗浄剤組成物で硬質表面を洗浄すること、洗浄後の硬質表面を水ですすぐこと、を行う、硬質表面の洗浄方法に関する。
本発明の硬質表面用洗浄剤組成物は、石鹸カスと皮脂の複合した頑固な汚れに対する洗浄力が高く、かつ使用時は起泡性に富み、すすぎ時には泡が消え易い。
本発明における成分(a)であるベタイン型両性界面活性剤としては、アルキルカルボベタイン、アルキルアミドカルボベタイン、アルキルスルホベタイン、アルキルアミドスルホベタイン、アルキルヒドロキシスルホベタイン、アルキルアミドヒドロキシスルホベタイン等が挙げられる。
成分(a)は、下記一般式(a1)で表されるベタイン型両性界面活性剤〔以下、成分(a1)という〕及び下記一般式(a2)で表されるベタイン型両性界面活性剤〔以下、成分(a2)という〕から選ばれる1種以上が好ましい。
Figure 2015113454
(式中、R1は炭素数5以上、18以下の直鎖又は分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基を示す。R2及びR3はそれぞれ水酸基で置換されていてもよい炭素数1以上、5以下のアルキル基を示す。Xは水酸基で置換されていてもよい炭素数1以上、3以下の直鎖又は分岐鎖のアルキレン基を示す。pは0又は1、qは0以上、4以下の整数を示す。)
一般式(a1)又は(a2)中、R1は、好ましくは炭素数7以上、より好ましくは9以上、そして、好ましくは17以下、より好ましくは15以下、さらに好ましくは13以下の直鎖又は分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基が好ましく、直鎖アルキル基がより好ましい。
また、一般式(a1)又は(a2)中、R2及びR3は、それぞれ、炭素数が1以上、3以下のアルキル基が好ましく、メチル基がより好ましい。
また、一般式(a1)中、Xは、水酸基で置換されていてもよい炭素数が1又は2のアルキレン基が好ましく、メチレン基がより好ましい。
また、一般式(a2)中、Xは、水酸基で置換されていてもよい炭素数が2又は3のアルキレン基が好ましく、プロピレン基又はヒドロキシルプロピレン基がより好ましい。
また、一般式(a1)中、pは1が好ましく、qは3が好ましい。
また、一般式(a2)中、pは0が好ましく、qは0が好ましい。
成分(a)は、成分(a1)を含むことが好ましい。また、成分(a)は、成分(a1)及び成分(a2)の併用であってもよい。成分(a)として、成分(a1)と成分(a2)とを含有する場合、成分(a1)/成分(a2)の質量比は、好ましくは0.5以上、より好ましくは1以上、そして、好ましくは20以下、より好ましくは15以下である。成分(a)中の成分(a1)の比率は、好ましくは30質量%以上、より好ましくは50質量%以上である。
本発明の洗浄剤組成物は、成分(a)を、0.5質量%以上、そして、3質量%以下、好ましくは2.8質量%以下、より好ましくは2.5質量%以下含有する。成分(a)の含有量が前記範囲であると、洗浄力と使用時の起泡性が十分であり、また、すすぎ時の泡消え性が良好となる。
本発明の洗浄剤組成物は、成分(a)以外の界面活性剤を含有してもよいが、洗浄力の観点から、全界面活性剤中の成分(a)の比率は80質量%以上、好ましくは90質量%以上、より好ましくは95質量%以上、より好ましくは100質量%である。なお、本発明では、界面活性剤には後述の成分(b)を含まないものとする。また、全界面活性剤の質量は、下記の成分(a)以外の界面活性剤と成分(a)との合計質量を意味する。
成分(a)以外の界面活性剤にはアニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、ノニオン界面活性剤が挙げられる。任意に追加配合する界面活性剤の役割は、泡量や泡質の調整が主な目的となる。成分(a)以外の界面活性剤は、洗浄力への影響から、全界面活性剤のうち20質量%以下の比率で用いる必要があり、10質量%以下が好ましく、5質量%以下がより好ましく、0質量%であることがより好ましい。
成分(a)以外の界面活性剤は、アニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、ノニオン界面活性剤から選択される1種以上が好ましく、アニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤から選択される1種以上がより好ましく、アニオン界面活性剤がより好ましい。
アニオン界面活性剤としては、アルキルベンゼンスルホン酸塩、アルキル又はアルケニル硫酸エステル塩、ポリオキシアルキレンアルキル又はアルケニルエーテル硫酸エステル塩、オレフィンスルホン酸塩、アルカンスルホン酸塩、脂肪酸塩、ポリオキシアルキレンアルキル又はアルケニルエーテルカルボン酸塩、α−オレフィン脂肪酸塩及びそのエステル等が挙げられる。
カチオン界面活性剤としては、ハロゲン化ベンザルコニウム、ハロゲン化ベンゼトニウム、モノアルキルトリメチルアンモニウム塩やジアルキルジメチルアンモニウム塩などの第4級アンモニウム塩等が挙げられる。
ノニオン界面活性剤としては、ポリオキシアルキレンアルキル又はアルケニルエーテル、アルキルポリグリコシド、アルキルジメチルアミンオキサイド、アルキルアミドプロピルジメチルアミンオキサイド、ポリオキシエチレン−ポリオキシプロピレンブロック共重合体、ショ糖脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル等が挙げられる。
成分(b)は、一般式(b1)で表される化合物である。
RO−(C24−O)n−H (b1)
(式中、Rは、炭素数1以上、8以下のアルキル基であり、nは2以上、8以下の整数である。)
一般式(b1)中、Rは、炭素数1以上、好ましくは2以上、より好ましくは3以上、そして、8以下、好ましくは6以下、より好ましくは5以下のアルキル基が好ましい。また、アルキル基は、直鎖のアルキル基が好ましい。一般式(b1)中、nは1以上、好ましくは2以上、そして、8以下、好ましくは6以下が好ましい。
成分(b)としては、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノヘキシルエーテル、及びトリエチレングリコールモノブチルエーテルから選ばれる化合物が挙げられ、ジエチレングリコールモノブチルエーテルが好ましい。
本発明の洗浄剤組成物は、成分(b)を、2質量%以上、好ましくは3質量%以上、より好ましくは4質量%以上、そして、8質量%以下含有する。成分(b)の含有量が前記範囲であると、優れた洗浄力が得られる。
本発明における成分(c)であるキレート剤としては、特に限定されるものではないが、以下の(1)〜(5)に示した化合物の1種以上が挙げられる。
(1)オルソリン酸、ピロリン酸、トリポリリン酸、メタリン酸、ヘキサメタリン酸、フィチン酸等のリン酸系化合物、及びそのアルカリ金属塩又はアンモニウム塩又はアルカノールアミン塩。
(2)エタン−1,1−ジホスホン酸、エタン−1,1,2−トリホスホン酸、エタン−1−ヒドロキシ−1,1−ジホスホン酸及びその誘導体、エタンヒドロキシ−1,1,2−トリホスホン酸、エタン−1,2−ジカルボキシ−1,2−ジホスホン酸、メタンヒドロキシホスホン酸等のホスホン酸、及びそのアルカリ金属塩又はアンモニウム塩又はアルカノールアミン塩。
(3)ニトリロ三酢酸、イミノ二酢酸、エチレンジアミン四酢酸、ヒドロキシエチレンジアミン酢酸、ジエチレントリアミン五酢酸、グリコールエーテルジアミン四酢酸、ヒドロキシエチルイミノ二酢酸、トリエチレンテトラミン六酢酸、ジェンコル酸等のアミノポリ酢酸、及びそのアルカリ金属塩又はアンモニウム塩又はアルカノールアミン塩。
(4)クエン酸、乳酸、酒石酸、シュウ酸、リンゴ酸、グルコン酸、ジグリコール酸、オキシジコハク酸、カルボキシメチルコハク酸、カルボキシメチルオキシコハク酸、カルボキシメチル酒石酸等の化合物、及びそのアルカリ金属塩又はアンモニウム塩又はアルカノールアミン塩。
(5)アミノポリ(メチレンホスホン酸)、ポリエチレンポリアミンポリ(メチレンホスホン酸)、及びそのアルカリ金属塩又はアンモニウム塩又はアルカノールアミン塩
上記キレート剤のうち、好ましいものはクエン酸やリンゴ酸等のヒドロキシカルボン酸、ピロリン酸等の縮合リン酸、エチレンジアミン四酢酸等のアミノカルボン酸、及びそれらの塩、好ましくはアルカリ金属塩又はアンモニウム塩又はアルカノールアミン塩であり、より好ましいものはクエン酸やリンゴ酸等のヒドロキシカルボン酸、及びその塩、好ましくはアルカリ金属塩又はアンモニウム塩又はアルカノールアミン塩である。
本発明の洗浄剤組成物は、成分(c)を、1質量%以上、好ましくは1.5質量%以上、より好ましくは2質量%以上、そして、8質量%以下、好ましくは6質量%以下含有する。成分(c)の含有量が前記範囲であると、優れた洗浄力が得られる。
本発明の洗浄剤組成物は、成分(d)の水を80質量%以上、好ましくは83質量%以上、そして、95質量%以下、好ましくは93質量%以下含有する。
本発明の洗浄剤組成物は、25℃でのpHが4以上であり、そして、6以下、好ましくは5.8以下、より好ましくは5.5以下である。原液pHが4以上であれば皮膚への刺激性が少なく、また、pHが6以下であれば洗浄力に優れる。
本発明の洗浄剤組成物は、25℃の粘度が1mPa・s以上、6mPa・s以下であることが好ましい。この粘度は、B型回転粘度計を用い、ローターNo.1、60rpm、1分後の値として測定されたものである。
本発明の洗浄剤組成物には、粘度調整剤として、膨潤性粘土鉱物として知られるモンモリロナイト、ヘクトライト、パーミキュライト、アタパルジャイト、セピオライト、及びこれらの混合物を主成分とするスメクタイト型粘土鉱物、ポリビニルアルコール、ヒドロキシエチルセルロース及びその誘導体、ヒドロキシプロピルセルロース及びその誘導体、メチルセルロース及びその誘導体等を配合することができる。
本発明の洗浄剤組成物には、製品の付加価値を増大させるために、香料、色素、防腐剤、酸化防止剤等を任意に配合することができる。
本発明の硬表面用液体洗浄剤組成物は、浴室、浴槽、洗面器、タイル、化粧室、洗面台、鏡、台所まわりのシンク、カウンタートップ、水道まわり等の硬質表面の洗浄に好適に用いられる。浴室用として好適に用いられる。ここで、浴室用とは、浴室のみならず、浴槽、洗面器など、浴室内に存在する他の硬質表面を有する物品をも対象とするものである。
本発明により、本発明の硬質表面用洗浄剤組成物で硬質表面を洗浄すること、洗浄後の硬質表面を水ですすぐこと、を行う、硬質表面の洗浄方法が提供される。本発明では、本発明の硬質表面用洗浄剤組成物を硬質表面に噴霧した後、該硬質表面を洗浄することができる。また、本発明では、本発明の硬質表面用洗浄剤組成物を基体に担持させた清掃用物品により硬質表面を洗浄することができる。
一例として、本発明の硬質表面用洗浄剤組成物を硬質表面に適用した後、拭き取り洗浄を行う硬質表面の洗浄方法が提供される。拭き取り洗浄は、布巾、雑巾、不織布等を用いて、硬質表面に適用した組成物を硬質表面から除去することが好ましい。
また、本発明の硬質表面用洗浄剤組成物は、基体に担持、好ましくは含浸させて清掃用物品として使用することもできる。本発明の硬質表面用洗浄剤組成物を基体に担持、好ましくは含浸させた清掃用物品は、清掃作業の作業性の観点から好ましい。
硬質表面用洗浄剤組成物を含浸させた清掃用物品に用いられる基体としては、可撓性を有し、硬質表面用洗浄剤組成物が含浸可能なものであり、使用時に十分な強度を有し、くず等の発生の無いものが用いられる。無荷重下において後述の量の硬質表面用洗浄剤組成物を含浸し得る基体を用いることが好ましい。
そのような基体としては、繊維状材料から構成される繊維構造体、例えば、各種紙、不織布、織布若しくは編布が挙げられる。これらの繊維構造体を構成する繊維状材料としては、例えば、セルロース系繊維、変性セルロース系繊維、合成繊維及びこれらの二種以上の混合物等が挙げられる。
また、樹脂中に気泡を分散させて得られる多孔質構造体(例えば、スポンジ状構造体)も上記基体として使用できる。
また、本発明の硬質表面用洗浄剤組成物を含浸させた清掃用物品を用いて硬質表面を拭く洗浄方法は、清掃作業の作業性の観点から、硬質表面の軽い洗浄に好ましい。硬質表面用洗浄剤組成物を含浸させた清掃用物品は、基体に予め硬質表面用洗浄剤組成物を含浸させてなるもの、あるいは乾燥した基体に硬質表面用洗浄剤組成物をスプレー等により使用直前に含浸させてなるもの、の何れでもよい。また、スプレーされた清掃用物品を用いて被清掃面を清掃してもよい。硬質表面用洗浄剤組成物を含浸させた清掃用物品は、モップ状の掃除具に装着されて用いられてもよいし、直接手で持って拭き掃除に用いられてもよい。
硬質表面用洗浄剤組成物を含浸させた清掃用物品使用時に、別途本発明の硬質表面用洗浄剤組成物を、被清掃物又は前記清掃用物品に、噴霧しながら使用してもよい。当該使用方法によって、より広い面積を清掃することができる。
表1に示す硬質表面用液体洗浄剤組成物を調製した。各組成物について、洗浄力、泡立ち性、及び泡消え性を評価した。各評価方法を以下に示す。結果を表1に示した。
なお、組成物のpHは、水酸化ナトリウム水溶液で調整した。また、比較例7、9、10は、成分が分離した組成物として得られたため、評価の際は、激しく振り混ぜて、一時的に均一に分散した状態として用いた。
また、各組成物は、25℃の粘度が1mPa・s以上、6mPa・s以下の範囲にあった。
<洗浄力評価法>
石鹸カスと皮脂が複合したモデル浴室汚れに対する洗浄力を評価した。モデル汚れの作成方法を以下に示す。固形石鹸(花王ホワイト)を90質量%、モデル皮脂汚れを10質量%、50〜60℃にて混合、保温した溶液をA溶液とする。なお、モデル皮脂汚れの組成は、リノール酸40質量%、オレイン酸20質量%、パルミチン酸20質量%、コレステロール10質量%及び流動パラフィン10質量%である。ドイツ硬度10゜dHの塩化カルシウム溶液を20〜30℃で保温した溶液をB溶液とする。黒色ポリプロピレンプレート(50mm×100mm×2mm)にA溶液を出来るだけ薄く均一に塗布し、50〜60℃で5分間乾燥させてからB溶液を出来るだけ薄く均一に塗布し、50〜60℃で5分間乾燥させる。このA溶液塗布→乾燥→B溶液塗布→乾燥の操作を30〜50回繰り返し、モデル浴室汚れを作製した。
モデル浴室汚れに、8mmφのペーパーディスクを置き、そこに組成物40μlを滴下して5分間放置した後、イオン交換水で充分にすすいだ。洗浄力を以下の基準で判定した。具体的方法としては、汚れ未塗布のプレート、汚れ塗布後の洗浄前プレート、洗浄後プレートを明るさ等の撮影条件が同一の状態で撮影し、得られた画像から各プレートのグレースケールを測定した。汚れ洗浄前プレートを洗浄率0%、汚れ未塗布プレートを100%とし、洗浄後プレートの洗浄率を算出した。グレースケールの測定には、画像処理ソフトのImageJ 1.47vを使用した。
1:洗浄率20%未満
2:洗浄率20%以上、40%未満
3:洗浄率40%以上、60%未満
4:洗浄率60%以上、80%未満
5:洗浄率80%以上
<泡立ち性評価方法>
花王株式会社製の「バスマジックリン泡立ちスプレー」のスプレー容器をイオン交換水で良く洗浄し、泡立ち性評価用の容器とした。特に、トリガースプレーはイオン交換水で20回以上スプレーして内容液を十分に置換した。このスプレー容器に組成物を200g入れ、プラスチック製200mlメスシリンダー(内径37mm)に10回噴霧し、噴霧前後のメスシリンダーの質量から噴霧質量L(g)を算出した。メスシリンダーの目盛から、噴霧後の泡量M(ml)を測定し、次式により単位噴霧質量当たりの泡量Nを計算し、以下の評価点数で評価した。
N=M/L(ml/g)
1:Nが2以下
2:Nが2を超え4以下
3:Nが4を超え7以下
4:Nが7を超え10以下
5:Nが10を超える
<泡消え性評価方法>
以下の操作1の後、操作2を3回繰り返し、操作3にて測定を行った。
[操作1]100mlスクリュー管(マルエムスクリュー管No.8)に組成物を1g入れ、ドイツ硬度4゜dHの塩化カルシウム溶液(4°dH硬水)を50g加えてキャップを閉めてから20回激しく振とうして泡立てる。
[操作2]30秒放置した後、キャップを外してスクリュー管を上下逆にして、5秒間保持して内容液と泡を捨て、スクリュー管の向きを戻して再度4°dH硬水を50g加え、キャップを閉めてから20回激しく振とうして泡立てた。
[操作3]最後の振とうが終了した時点での泡高さを測定し、以下の評価点数で評価した。
1:泡高さが20mmを超える
2:泡高さが10mmを超え20mm以下
3:泡高さが5mmを超え10mm以下
4:泡高さが2mmを超え5mm以下
5:泡高さが2mm以下
Figure 2015113454
表中の成分は以下のものである。
・ラウリン酸アミドプロピルベタイン:一般式(a1)中、R1が炭素数11の直鎖アルキル基、R2及びR3はそれぞれメチル基、Xは炭素数1のアルキレン基、pは1、qは3の化合物
・ラウリルヒドロキシスルホベタイン:一般式(a2)中、R1が炭素数12の直鎖アルキル基、R2及びR3はそれぞれメチル基、Xは水酸基を有する炭素数3の直鎖アルキレン基、pは0、qは0の化合物
・直鎖アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム:アルキル基が炭素数10〜14の直鎖アルキル基の混合アルキル基である直鎖アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム

Claims (5)

  1. 下記成分(a)を0.5質量%以上、3質量%以下、成分(b)を2質量%以上、8質量%以下、成分(c)を1質量%以上、8質量%以下、及び成分(d)を80質量%以上、95質量%以下含有し、
    (b)/[(a)+(b)]の質量比が0.4以上、0.8以下であり、
    全界面活性剤中の成分(a)の比率が80質量%以上であり、
    25℃でのpHが4以上、6以下である、
    硬質表面用洗浄剤組成物。
    成分(a):ベタイン型両性界面活性剤
    成分(b):一般式(b1)で表される化合物
    RO−(C24−O)n−H (b1)
    (式中、Rは、炭素数1以上、6以下のアルキル基であり、nは2以上、8以下の整数である。)
    成分(c):キレート剤
    成分(d):水
  2. 成分(a)が、下記一般式(a1)で表されるベタイン型両性界面活性剤及び下記一般式(a2)で表されるベタイン型両性界面活性剤から選ばれる1種以上である、請求項1記載の硬質表面用洗浄剤組成物。
    Figure 2015113454
    (式中、R1は炭素数5以上、18以下の直鎖又は分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基を示す。R2及びR3はそれぞれ水酸基で置換されていてもよい炭素数1以上、5以下のアルキル基を示す。Xは水酸基で置換されていてもよい炭素数1以上、3以下の直鎖又は分岐鎖のアルキレン基を示す。pは0又は1、qは0以上、4以下の整数を示す。)
  3. 請求項1又は2記載の硬質表面用洗浄剤組成物で硬質表面を洗浄すること、洗浄後の硬質表面を水ですすぐこと、を行う、硬質表面の洗浄方法。
  4. 前記硬質表面用洗浄剤組成物を硬質表面に噴霧した後、該硬質表面を洗浄する、請求項3記載の硬質表面の洗浄方法。
  5. 前記硬質表面用洗浄剤組成物を基体に担持させた清掃用物品により硬質表面を洗浄する、請求項3記載の硬質表面の洗浄方法。
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