JP3404124B2 - 硬質表面洗浄剤組成物 - Google Patents

硬質表面洗浄剤組成物

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は硬質表面洗浄剤組成物に
関し、更に詳細には浴室等の硬質表面のスカム汚れに対
して良好な洗浄性能を有する硬質表面洗浄剤組成物に関
する。
【0002】
【従来の技術】硬質表面、特に浴室や浴槽の洗浄剤とし
ては、非イオン性界面活性剤、アニオン性界面活性剤、
有機酸及び溶剤を主体とした酸性洗浄剤;非イオン性界
面活性剤及びアニオン性界面活性剤を組み合せた中性洗
浄剤;並びに非イオン性界面活性剤、アニオン性界面活
性剤及び金属イオン封鎖剤を主体としたアルカリ性洗浄
剤等が広く用いられている。
【0003】しかし、浴室や浴槽等の汚れは他の住居汚
れとはその汚れ成分が異なり、金属石ケン、特に脂肪酸
カルシウム塩を主体とし、これにタンパク、核酸、脂質
等の油分が結合したものである。従来の中性洗浄剤やア
ルカリ洗浄剤ではこの金属石ケンスカムを分解できない
が、酸性洗浄剤は金属石ケンスカムを分解できる。とこ
ろが、酸性洗浄剤には、洗浄後汚れが再付着してすすぎ
が困難となる、浴槽等を損傷する、手荒れが生じる等の
問題があった。
【0004】かかる観点から中性で、かつ金属石ケンス
カムに対する洗浄力の優れた洗浄剤の開発が行われ、カ
チオン性界面活性剤及び非イオン性界面活性剤を組み合
せた中性洗浄剤(特開昭61−283696号)、カチ
オン性界面活性剤、非イオン性界面活性剤及び水溶性溶
剤を組み合せた洗浄剤(特開昭61−283697
号)、カチオン性界面活性剤、非イオン性界面活性剤及
びマレイン酸を組み合せた洗浄剤(特開昭61−283
700号)等が報告されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の洗浄剤でも金属石ケンスカム汚れに対する洗浄力は未
だ充分満足できるものとはいえず、浴室等を洗浄するに
はスポンジ等の使用により被洗浄面を摩擦する必要があ
った。従って、本発明の目的は硬質表面、特に浴室等の
金属石ケンスカムを主成分とする汚れを容易に除去する
ことができ、手肌に対する刺激性のない洗浄剤組成物を
提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで本発明者らは金属
石ケンスカムと油が結合した汚れに対する洗浄力とカチ
オン性界面活性剤の化学構造との関係について種々検討
した結果、アミド型第4級アンモニウム塩を金属イオン
封鎖剤と組み合せた場合に他のカチオン性界面活性剤を
使用した場合に比べて卓越した洗浄力が得られ、かつ手
肌に対する刺激性も弱いことを見出し、本発明を完成す
るに至った。
【0007】すなわち、本発明は次の成分(a)及び
(b): (a)一般式(1c)で表わされる第4級アンモニウム
塩であるカチオン性界面活性剤
【0008】
【化2】
【0009】〔式中、R1 は炭素数6〜20の直鎖又は
分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基を示し、R2 は水
素原子又は炭素数1〜5のアルキル基を示し、R3 はア
ラルキル基
【0010】
【0011】
【0012】
【0013】を示し、Xはハロゲン原子又はアルキル硫
酸残基を示し、rは1〜6の数を示す〕 (b)金属イオン封鎖剤 を含有する硬質表面洗浄剤組成物を提供するものであ
る。
【0014】成分(a)のカチオン性界面活性剤は、金
属イオン封鎖剤と組み合せて使用したとき、金属石ケン
スカムを分解し可溶化する作用を有するものである。
【0015】
【0016】
【0017】上記一般式(1)中のR1 のアルキル基又
はアルケニル基としては炭素数6〜20、更に6〜1
6、特に8〜12のものが洗浄力の点から好ましい。ま
た、アルキル基とアルケニル基ではアルキル基が好まし
く、特に直鎖アルキル基が好ましい。より好ましいR1
の具体例としては、オクチル、デシル、ラウリル、ミリ
スチル、パルミチル及びステアリル基が挙げられる。
【0018】R2 は水素原子又は炭素数1〜5のアルキ
ル基を示すが、炭素数1〜5のアルキル基としてはメチ
ル、エチル、プロピル、イソプロピル、イソブチル、s
ec−ブチル、t−ブチル、ペンチル等が挙げられる。
2 としては水素原子が特に好ましい。また、R3 のア
ラルキル基としてはベンジル基、フェネチル基等が挙げ
られるが、ベンジル基が特に好ましい。また、rとして
は1〜3がより好ましく、2が特に好ましい。
【0019】また、これらのカチオン性界面活性剤の対
イオンを示すXのうち、ハロゲン原子としては臭素原
子、ヨウ素原子、塩素原子が挙げられ、アルキル硫酸残
基としてはメタンスルホン酸、エタンスルホン酸等が挙
げられるが、このうちハロゲン原子、特に臭素原子又は
塩素原子が好ましい。
【0020】化合物(1c)は例えば次の反応式に従っ
て製造することができる。
【0021】
【0022】
【0023】
【0024】
【化10】
【0025】〔式中、R1 、R2 、R3 、r及びXは前
記と同じ〕
【0026】脂肪酸類(5)にジメチルアミノアルキル
アミン類(6)を反応させて化合物(7)を得、次いで
4級化することにより化合物(1c)が得られる。
【0027】
【0028】
【0029】
【0030】
【0031】
【0032】
【0033】
【0034】
【0035】
【0036】これら成分(a)は、スカム洗浄能の面か
ら本発明組成物中に0.01〜30重量%配合するのが
好ましく、1〜10重量%配合するのがより好ましい。
【0037】成分(b)の金属イオン封鎖剤としては、
金属イオンをキレート化して封鎖する能力を有するもの
であれば特に制限されないが、ヒドロキシカルボン酸又
はその塩、アミノカルボン酸又はその塩が挙げられる。
具体例としてはエチレンジアミンテトラ酢酸、ヒドロキ
シエチルエチレンジアミントリ酢酸、ジエチレントリア
ミンペンタ酢酸、ニトリロトリ酢酸、トリエチレンテト
ラミンヘキサ酢酸、ホスホン酸類、トリポリリン酸、エ
チレングリコールビス(2−アミノエチルエーテル)テ
トラ酢酸、クエン酸、マレイン酸、ポリアクリル酸、イ
ソアミレン−マレイン酸共重合体、ケイ酸、グルコン
酸、ヒドロキシベンジルイミジノ酢酸、イミジノ酢酸及
びこれらの塩が挙げられる。このうち、エチレンジアミ
ンテトラ酢酸、ヒドロキシエチルエチレンジアミントリ
酢酸、クエン酸又はこれらの塩が特に好ましい。
【0038】成分(b)は、スカム洗浄能の面から本発
明組成物中に0.01〜30重量%配合するのが好まし
く、1〜3重量%配合するのがより好ましい。
【0039】また、成分(a)と成分(b)の配合比
〔(a)/(b)〕は、モル比で好ましくは0.5以
上、より好ましくは1〜10、特に好ましくは1.5〜
5である。このモル比で配合したときに、特にスカム洗
浄能が増強される。
【0040】本発明組成物は、更に水溶性溶剤(c)を
配合すると油脂汚れに対する洗浄力が向上する。かかる
成分(c)の水溶性溶剤は、特に限定されるものではな
いが、次の一般式(13)〜(15)で表わされる化合
物、炭素数4〜12の二価アルコール及び炭素数1〜5
の一価アルコールから選ばれる1種又は2種以上が好ま
しい。
【0041】
【化14】
【0042】(式中、R4 及びR5 は、それぞれ水素原
子、炭素数1〜8のアルキル基、フェニル基又はベンジ
ル基を示すが、R4 及びR5 の双方が水素原子となる場
合を除く。tは0〜10の整数を、uは0〜10の整数
を示すが、t及びuの双方が0である場合を除く。R6
及びR7 は炭素数1〜3のアルキル基を示す。R8 は炭
素数1〜3のアルキル基を示す)
【0043】上記一般式(13)で表わされる水溶性溶
剤において、R4 、R5 がアルキル基である場合の炭素
数は1〜4が特に好ましい。また、式(2)中、エチレ
ンオキサイド(E.O.)及びプロピレンオキサイド
(P.O.)の平均付加モル数のm及びnは、それぞれ
0〜3のものが用いられるが、これらの付加順序は特に
限定されず、ランダム付加したものであってもよい。こ
の化合物(2)の具体例としては、エチレングリコール
モノブチルエーテル、ジプロピレングリコールジメチル
エーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、
ジエチレングリコールモノブチルエーテル、プロピレン
グリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコール
モノブチルエーテル、プロピレングリコールモノエチル
エーテル、プロピレングリコールジメチルエーテル、ポ
リオキシエチレン(p=1)ポリオキシプロピレン(p
=1)グリコールジメチルエーテル(pは平均付加モル
数を示す)、ポリオキシエチレン(p=3)グリコール
フェニルエーテル、フェニルカルビトール、フェニルセ
ロソルブ、ベンジルカルビトール等が挙げられる。この
うち、洗浄力及び使用感の点から、プロピレングリコー
ルモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチ
ルエーテルが好ましい。
【0044】また、一般式(14)で表わされる化合物
としては、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン、
1,3−ジエチル−2−イミダゾリジノンが好適なもの
として例示され、一般式(15)で表わされる化合物と
しては3−メトキシ−3−メチルブタノール、3−エト
キシ−3−メチルブタノール等が好ましい。また、炭素
数4〜12の二価アルコールとしては、イソプレングリ
コール、2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタジオ
ール等が例示される。更に炭素数1〜5の一価アルコー
ルとしては、メタノール、エタノール、イソプロピルア
ルコール等が挙げられる。これらの低級アルコールを配
合することにより、組成物の低温安定性を向上させるこ
とができる。
【0045】成分(c)の水溶性溶剤は、油脂汚れに対
する洗浄力の面から本発明組成物中に0.1〜20重量
%配合するのが好ましいが、より好ましくは1〜15重
量%、特に好ましくは5〜10重量%配合される。
【0046】本発明の硬質表面洗浄剤組成物には、更に
油脂汚れに対する洗浄力を向上させる目的で非イオン性
界面活性剤を配合させるのが好ましい。本発明に使用さ
れる非イオン性界面活性剤は、特に限定されないが、ポ
リオキシエチレンアルキル又はアルケニルエーテル類、
ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル類、ポリ
オキシプロピレンアルキル又はアルケニルエーテル類、
ポリオキシブチレンアルキル又はアルケニルエーテル
類、アルキレンオキシド付加アルキル基又はアルケニル
基含有非イオン性界面活性剤混合物、蔗糖脂肪酸エステ
ル類、脂肪族アルカノールアミド類、脂肪酸グリセリン
モノエステル類、アミンオキサイド類、酸化エチレン縮
合型界面活性剤及びアルキルグリコシド類から選ばれる
一種又は二種以上が好ましい。かかる非イオン性界面活
性剤を更に具体的に示すと以下の(1)〜(11)が挙
げられる。
【0047】(1)ポリオキシエチレンアルキル又はア
ルケニルエーテル類であって、アルキル基又はアルケニ
ル基の平均炭素数が10〜20であり、エチレンオキサ
イド付加モル数は、平均で1〜30モルであるもの。 (2)ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル類
であって、アルキル基の平均炭素数が6〜12であり、
エチレンオキサイド付加モル数は、平均で1〜25モル
であるもの。
【0048】(3)ポリオキシプロピレンアルキル又は
アルケニルエーテル類であって、アルキル基又はアルケ
ニル基の平均炭素数が10〜20であり、プロピレンオ
キサイド付加モル数は、平均で1〜20モルであるも
の。 (4)ポリオキシブチレンアルキル又はアルケニルエー
テル類であって、アルキル基又はアルケニル基の平均炭
素数が10〜20であり、ブチレンオキサイド付加モル
数は、平均で1〜20モルであるもの。 (5)アルキル基又はアルケニル基を有し、エチレンオ
キサイドとプロピレンオキサイド(モル比:0.1/
9.9〜9.9/0.1)あるいはエチレンオキサイド
とブチレンオキサイド(モル比:0.1/9.9〜9.
9/0.1)が付加されてなる非イオン性界面活性剤混
合物であって、アルキル基又はアルケニル基の平均炭素
数が10〜20であり、1分子当たりのアルキレンオキ
サイド付加モル数は平均で1〜30モルであるもの。 (6)下記の一般式(16)で表わされる高級脂肪酸ア
ルカノールアミド類又はそのアルキレンオキサイド付加
物。
【0049】
【化15】
【0050】〔式中、R9 は炭素数10〜20のアルキ
ル基又はアルケニル基であり、R10、R11は同一又は異
なってH又はCH3 であり、vは1〜3の整数、wは0
〜3の整数である〕 (7)蔗糖脂肪酸エステル類であって、脂肪酸部分の平
均炭素数が10〜20であるもの。 (8)脂肪酸グリセリンモノエステル類であって、脂肪
酸部分の平均炭素数が10〜20であるもの。
【0051】(9)アミンオキサイド類。例えば炭素数
1〜24の直鎖又は分岐鎖アルキル基又はアルケニル基
を有するアルキル又はアルケニルアミンオキサイドが挙
げられる。より好ましいアミンオキサイドとしては、下
記の一般式(a)で表わされるアルキルアミンオキサイ
ドが挙げられる。
【0052】
【化16】
【0053】Eは炭素数1〜5のアルキレン基、a、b
はa=0且つb=0であるか、又はa=1且つb=1で
ある〕上記一般式(a)において、R12は炭素数8〜2
4のアルキル基又はアルケニル基であるが、特に炭素数
12〜18のアルキル基が好ましい。R13、R14は炭素
数1〜3のアルキル基であるが、特にメチル基が好まし
い。 (10)酸化エチレンを縮合して得られる「プルロニッ
ク」の商品名の非イオン性界面活性剤。 (11)アルキル多糖類。例えば、下記の一般式で表わ
されるアルキル多糖類、 R15(OR16)xGy 〔式中、R15は、直鎖又は分岐鎖の総炭素数8〜18の
アルキル基又はアルケニル基又はアルキルフェニル基を
表わし、R16は炭素数2〜4のアルキレン基を表わし、
Gは炭素数5〜6を有する還元糖に由来する残基であ
る。x(平均値)は0〜5であり、y(平均値)は1〜
5である〕
【0054】上記式で表わされるアルキルグリコシドに
ついて更に説明すると、式中のxはその平均値が0〜5
であるが、この値を変えることにより、本発明で用いら
れる硬質表面用洗浄剤組成物の水溶性及び結晶性を調整
できる。つまり、xの値が大きいもの程、水溶性が高く
なり且つ結晶性が低くなる傾向にある。好ましいxの値
は0〜2であり、特に好ましくは0である。一方、y
は、その平均値が1より大きい場合、つまり2糖類以上
の糖鎖を親水性基とする場合、糖鎖の結合様式が1−
2、1−3、1−4、1−6結合のもの、更にα−、β
−ピラノシド結合又はフラノシド結合及びこれらの混合
された結合様式を有する任意の混合物を含むことが可能
である。また、上記式中のyの平均値は1〜5、好まし
くは1〜1.5、より好ましくは1.1〜1.4であ
る。尚、xの測定法はプロトンNMR法によるものであ
る。すなわち、アルキルグリコシド中のプロトンはアル
キル部プロトン、アノマープロトン、酸素つけ根部プロ
トン及び水酸基プロトンに帰属されるので、NMRチャ
ート上におけるアルキル部プロトン数と残りのプロトン
数の積分比よりyを求めることができる。
【0055】また、式中のR15は、溶解性及び洗浄性の
点から炭素数10〜14のアルキル基が好ましい。ま
た、R16は、水溶性の点から炭素数2〜3のアルキレン
基が好ましい。更に、Gは単糖類若しくは2糖類以上の
原料によってその構造が決定されるが、このGの原料と
しては、単糖類ではグルコース、フルクトース、ガラク
トース、キシロース、マンノース、リキソース、アラビ
ノース、及びこれらの混合物等が挙げられ、2糖類以上
ではマルトース、キシロビオース、イソマルトース、セ
ロビオース、ゲンチビオース、ラクトース、スクロー
ス、ニゲロース、ツラノース、ラフィノース、ゲンチア
ノース、メレジトース、及びこれらの混合物等が挙げら
れる。これらのうち、好ましい原料は、それらの入手容
易性及びコストの点から、単糖類ではグルコース及びフ
ルクトースであり、2糖類以上ではマルトース及びスク
ロースである。この中でも特に入手容易性の点からグル
コースが好ましい。
【0056】更に、ペンタエリスリトール・イソステア
リルグリシジルエーテルの1モル付加体、ソルビトール
・イソステアリルグリシジルエーテルの1モル付加体、
マンニトール・2−オクチルドデシルグリシジルエーテ
ルの1モル付加体、メチルグルコシド・イソステアリル
グリシジルエーテルの1モル付加体、ジグリセリン・イ
ソステアリルグリシジルエーテルの1モル付加体、フィ
タントリオール等の1分子中に少なくとも1個の長鎖分
岐アルキル基又はアルケニル基及び少なくとも3個の水
酸基を有する非イオン性界面活性剤が挙げられる。
【0057】これらの非イオン性界面活性剤の中でも、
(1)、(6)、(9)、(11)が特に好ましい。ま
たこれらの非イオン性界面活性剤は本発明組成物中に
0.5〜40重量%、特に5〜20重量%配合するのが
好ましい。
【0058】また、本発明組成物には、アルカノールア
ミン等のアルカリ剤(0.1〜15重量%)、増粘剤、
顔料、着色剤、香料、殺菌剤、防腐剤、水等を配合する
ことができる。
【0059】本発明組成物は、前記成分を常法に従って
混合することにより製造され、そのpHは3〜10、より
好ましくは5〜10、特に好ましくは6〜8の範囲であ
る。これ以外の範囲では手荒れ等の問題が生じ、好まし
くない。
【0060】本発明組成物はタイル、セラミックス、ホ
ーロー、強化プラスチック(FRP)、ステンレス、木
等の硬質表面の洗浄剤として用いることができるが、特
に浴室、浴槽、風呂釜の洗浄、すなわち、浴室洗浄剤と
して用いるのが好ましい。
【0061】本発明組成物を使用する洗浄方法は、従来
一般に行われているように、スポンジ等に該組成物を含
浸させ、浴室、浴槽内の被洗浄表面をこすり洗いしたの
ち、又は、被洗浄面にスプレーし、しばらく放置後、水
ですすげばよい。また、浴槽内の洗浄にあたっては、入
浴後の残水に本発明組成物を添加し、一定時間、好まし
くは1時間以上放置後排水し、その後必要であれば水で
浴槽表面をすすいでもよい。この場合は本発明組成物を
カチオン性界面活性剤濃度で0.5〜100ppm 、好ま
しくは10〜80ppm とするのがよい。
【0062】
【実施例】次に実施例を挙げて本発明をより詳細に説明
するが、本発明はこれらにより何ら制限されるものでは
ない。
【0063】実施例1 表1に示す組成の洗浄剤組成物を調製し、その洗浄力を
評価した。その結果を表1に示す。表中の数字は重量%
を示す。 (洗浄力評価方法)洗浄力の評価は、こすった程度では
落ちない風呂汚れが付着しているポリプロピレン製フロ
オケ及びフロ椅子に洗浄剤組成物を含ませた布を数秒間
密着させた後、軽く水洗するか、又は汚れに対してスプ
レーした後軽く水洗し、汚れの除去状態を視覚によって
下記の5段階で評価した。 5:汚れ落ちが非常に良好。 4:汚れ落ちが良好。 3:汚れ落ちにむらがある。 2:若干汚れが落ちる程度。 1:ほとんど汚れが落ちない。
【0064】
【表1】
【0065】表1より、本発明の洗浄剤組成物は、通常
のアルキルベンゼンスルホン酸ナトリウムを配合した場
合に比べて優れた洗浄力を有することがわかる。また、
本発明洗浄剤組成物を使用した場合、被洗浄材の損傷も
なく、かつ皮膚に対する刺激性もほとんどなかった。
【0066】
【発明の効果】本発明の洗浄剤組成物は、金属石ケンス
カムを分解・可溶化する能力に優れていることから、浴
室、浴槽等硬質表面の汚れを素早く、かつ容易に洗浄す
ることができる。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−149123(JP,A) 特開 平5−32996(JP,A) 特開 平5−32995(JP,A) 特開 平5−222398(JP,A) 特開 平5−155835(JP,A) 特開 平5−43433(JP,A) 特開 平5−229918(JP,A) 特開 昭61−283696(JP,A) 特開 昭61−283700(JP,A) 特開 昭61−283697(JP,A) 特開 平1−221497(JP,A) 特開 平5−214393(JP,A) 特開 平5−25500(JP,A) 特開 平7−233393(JP,A) 特許2952555(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C11D 1/62 C11D 3/33 C11D 17/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次の成分(a)及び(b): (a)一般式(1c)で表わされる第4級アンモニウム
    塩であるカチオン性界面活性剤 【化1】 〔式中、R1 は炭素数6〜20の直鎖又は分岐鎖のアル
    キル基又はアルケニル基を示し、R2 は水素原子又は炭
    素数1〜5のアルキル基を示し、R3 はアラルキル基を
    示し、Xはハロゲン原子又はアルキル硫酸残基を示し、
    rは1〜6の数を示す〕 (b)金属イオン封鎖剤 を含有する硬質表面洗浄剤組成物。
  2. 【請求項2】 更に水溶性溶剤を含有するものである請
    求項1記載の組成物。
  3. 【請求項3】 浴室用洗浄剤組成物である請求項1又は
    2記載の組成物。
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