JPH09137197A - 硬質表面用洗浄剤組成物 - Google Patents

硬質表面用洗浄剤組成物

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JPH09137197A
JPH09137197A JP29983395A JP29983395A JPH09137197A JP H09137197 A JPH09137197 A JP H09137197A JP 29983395 A JP29983395 A JP 29983395A JP 29983395 A JP29983395 A JP 29983395A JP H09137197 A JPH09137197 A JP H09137197A
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component
weight
acid
carbon atoms
general formula
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JP29983395A
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English (en)
Inventor
Masaki Tosaka
正樹 登坂
Kazukuni Tsukuda
一訓 佃
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Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 洗浄力と低皮膚刺激性の両方を充分に満足で
きる硬質表面用洗浄剤組成物を提供する。 【解決手段】 (A)下記の一般式(1)で表されるア
ミドエーテルカルボン酸塩、(B)下記の一般式(2)
で表されるアミドエーテル及び(C)金属イオン封鎖
剤、アルカリ剤及び水溶性溶剤から選ばれる1種又は2
種以上を含有し、(A)/(B)重量比が 0.1〜100 で
ある硬質表面用洗浄剤組成物。 【化1】 〔式中、R1, R2は炭素数5〜21のアルキル基等を示し、
n,m,p,qはそれぞれ1≦n+m≦20又は1≦p+
q≦20を満足する0〜20の平均重合度を示し、Aは(C2H4
O)k(C3H6O)jCH2COOM 等を示し、B は(C2H4O)x(C3H6O)yC
H2CH2OH等を示し、k,j,x,yはそれぞれ0≦k+
j≦20又は0≦x+y≦20を満足する0〜20の平均重合
度を示し、 Mはアルカリ金属等を示す。〕

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は硬質表面用洗浄剤組
成物、更に詳しくは、洗浄力、仕上り性に優れ、かつ皮
膚などに対する刺激の少ない硬質表面用洗浄剤組成物に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、硬質表面用洗浄剤組成物は、汚れ
の種類及び程度に応じて、以下のものが使い分けられて
いる。即ち、比較的汚れの程度の軽い手あか汚れ、未変
性油汚れに対しては界面活性剤/溶剤系の洗浄剤が、台
所回り等の熱、日光、空気中の酸素などの作用により変
質した油脂汚れ等には界面活性剤/溶剤/アルカリ剤系
の洗浄剤が主に用いられている。
【0003】ところが、これらの洗浄剤の多くは使用時
において皮膚に対する刺激が強いという問題がある。こ
のような問題から、皮膚に対する刺激性の弱い界面活性
剤を配合した硬質表面用洗浄剤が種々開発されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
従来の洗浄剤は、洗浄力と低皮膚刺激性の両者を充分に
満足できるものではなかった。従って、本発明の目的は
洗浄力、仕上り性に優れ、かつ皮膚に対する刺激性の弱
い硬質表面用洗浄剤組成物を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる実情において、本
発明者は鋭意検討の行った結果、後記一般式(1)で表
されるアミドエーテルカルボン酸塩と一般式(2)で表
されるアミドエーテルを特定比率で配合し、更に金属イ
オン封鎖剤、アルカリ剤又は水溶性溶剤を配合すれば、
台所回り、トイレ回り、浴室内等の硬質表面の汚れに対
する洗浄力に優れ、仕上り性が良好で、かつ皮膚に対す
る刺激性の軽減された洗浄剤が得られることを見出し、
本発明を完成するに至った。
【0006】すなわち、本発明は、次の成分(A)、
(B)及び(C)を含有し、(A)成分の含有量と
(B)成分の含有量との重量比〔(A)/(B)〕が
0.1〜100 である硬質表面用洗浄剤組成物を提供するも
のである。 (A)下記の一般式(1)で表されるアミドエーテルカ
ルボン酸塩。
【0007】
【化3】
【0008】〔式中、R1は炭素数5〜21の直鎖又は分岐
鎖のアルキル基又はアルケニル基を示し、n及びmはそ
れぞれ1≦n+m≦20を満足する0〜20の平均重合度を
示し、A は(C2H4O)k(C3H6O)jCH2COOM 、(C2H4O)k(C3H
6O)jCH2CH2OH、水素原子又は炭素数1〜3のアルキル基
を示し、k及びjはそれぞれ0≦k+j≦20を満足する
0〜20の平均重合度を示し、 Mはアルカリ金属、アルカ
リ土類金属、アンモニウム又はアルカノールアンモニウ
ムを示す。〕 (B)下記の一般式(2)で表されるアミドエーテル。
【0009】
【化4】
【0010】〔式中、R2は炭素数5〜21の直鎖又は分岐
鎖のアルキル基又はアルケニル基を示し、p及びqはそ
れぞれ1≦p+q≦20を満足する0〜20の平均重合度を
示し、B は(C2H4O)x(C3H6O)yCH2CH2OH、水素原子又は炭
素数1〜3のアルキル基を示し、x及びyはそれぞれ0
≦x+y≦20を満足する0〜20の平均重合度を示す。〕 (C)金属イオン封鎖剤、アルカリ剤及び水溶性溶剤か
ら選ばれる1種又は2種以上の混合物。 以下、本発明の洗浄剤組成物について詳細に説明する。
【0011】本発明の(A)成分である前記一般式
(1)で表されるアミドエーテルカルボン酸塩は、皮膚
に対するマイルド性を向上させるものとして用いられ
る。上記一般式(1)において、R1としては、アルキル
基、特に直鎖アルキル基が好ましく、更に溶解性、起泡
性及び洗浄性の点から、炭素数9〜17、特に10〜14のも
のが好ましい。また、nは起泡性の点で1〜7、更に2
〜5、特に2〜3のものが好ましい。また、mは起泡性
の点で0〜5、特に0〜2、その中でも0のものが好ま
しい。また、A は起泡性の点で水素原子であることが特
に好ましい。Aが示す基中のkは起泡性の点で0〜5の
ものが好ましく、jは起泡性の点で0〜2、その中でも
0のものが好ましい。また、M で示されるアルカリ金属
としては、ナトリウム、カリウムが、アルカリ土類金属
としては、マグネシウム、カルシウムが、アルカノール
アンモニウムとしては、モノエタノールアンモニウム、
ジエタノールアンモニウム、トリエタノールアンモニウ
ムが好ましい。
【0012】本発明の(B)成分である前記一般式
(2)で表されるアミドエーテルは、起泡剤として用い
られる。前記一般式(2)において、R2としては、アル
キル基、特に直鎖アルキル基が好ましく、更に溶解性、
起泡性及び洗浄性の点から、炭素数9〜17、特に10〜14
のものが好ましい。また、pは起泡性の点で1〜7、特
に2〜5のものが好ましい。また、qは起泡性の点で0
〜5、特に0〜2のもの、その中でも0のものが好まし
い。また、B は起泡性の点で水素原子であることが特に
好ましい。B が示す基中のxは起泡性の点で0〜5、特
に0〜2のものが好ましく、yは起泡性の点で0〜2、
特に0のものが好ましい。
【0013】上記一般式(1)及び(2)相互間におけ
るR1とR2、n,mとp,q、k,jとx,yは、同一で
も異なっていてもよい。
【0014】上記(A)成分の含有量と上記(B)成分
の含有量との重量比〔(A)/(B)〕は、 0.1〜100
、好ましくは 0.1〜20、更に好ましくは 0.1〜10、最
も好ましくは 0.5〜3である。上記重量比が 0.1未満で
はヌルつき感が生じてしまい、また、 100を超えると起
泡力が不足するため好ましくない。
【0015】本発明に用いられる前記(A)成分である
アミドエーテルカルボン酸塩(以下、「アミドエーテル
カルボン酸塩(A)」ということがある)は、例えば、
ヨーロッパ特許第219893号公報記載の方法により
製造できる。また、(A)成分と(B)成分は、前記
(B)成分であるアミドエーテル(以下、「アミドエー
テル(B)」ということがある)の一部にハロゲン酢酸
を反応させて直接製造することにより、前記(A)成分
と上記(B)成分との混合物(以下、「アミドエーテル
誘導体混合物」ということがある)として得たものを用
いることもできる。アミドエーテル誘導体混合物は、上
記アミドエーテルカルボン酸塩(A)に上記アミドエー
テル(B)を後添加することにより得ることもできる。
【0016】上記アミドエーテルカルボン酸塩(A)の
製造中間体である上記アミドエーテル(B)を合成する
方法としては、脂肪酸メチルエステル等の脂肪酸低級ア
ルコールエステルを出発原料としてアルカノールアミン
を反応させ、次いでポリオキシエチレン化及び/又はポ
リオキシプロピレン化する方法、油脂を出発原料として
アルカノールアミンを反応させ、次いでポリオキシエチ
レン化及び/又はポリオキシプロピレン化する方法、脂
肪酸を出発原料としてアルカノールアミンを反応させ、
次いでポリオキシエチレン化及び/又はポリオキシプロ
ピレン化する方法等が挙げられる。このうち、脂肪酸メ
チルエステル等の脂肪酸低級アルコールエステルを出発
原料として製造する方法が、着色も少なく、不純物であ
るグリセリン又はグリセリン誘導体も実質上含まれない
ため好ましい。
【0017】上記アミドエーテル(B)を合成する他の
方法、例えば、ヤシ油脂肪酸組成の油脂を出発原料と
し、直接アルカノールアミンを反応させた後ポリオキシ
エチレン化及び/又はポリオキシプロピレン化する方法
においては、油脂に由来する下記一般式(3)で表され
るグリセリン又はグリセリルエーテル〔(X)成分〕が
多く生成し、上記(B)成分ひいては上記(A)成分の
比率が低くなるため、実用上好ましくない。また、上記
アミドエーテル誘導体混合物の製造方法においては、得
られるアミドエーテル誘導体混合物中のアミドエーテル
カルボン酸塩(A)とアミドエーテル(B)との比率
は、アミドエーテル(B)にモノハロ酢酸アルカリ塩等
を反応させる際のモル比や混合方法等の反応条件を選択
することによって調製することができる。
【0018】
【化5】
【0019】〔式中、R は水素原子、-(C2H4O)p(C3H6O)
rCH2COOM又は(C2H4O)q(C3H6O)sH を示し、同一分子中の
3つの Rはそれぞれ同一でも異なってもよい。(ここ
で、p及びq又はr及びsは同一でも異なってもよく、
p+r、q+sはそれぞれ1〜20の数を示し、 Mは水素
原子、アルカリ金属、アルカリ土類金属、アンモニウム
又はアルカノールアミンを示す。)〕 本発明の洗浄剤組成物においては、上記の一般式(3)
で表されるグリセリン若しくはグリセリルエーテルを副
生成物として含有しても、本発明の目的である洗浄力、
仕上り性、皮膚に対する刺激性に関しては問題なく使用
できる。しかし、一般式(3)で表されるグリセリン若
しくはグリセリルエーテルを組成物中に多量に含有する
と、起泡力の低下、低温安定性の悪化を招く場合があ
り、この様な場合には組成物中の上記(A)成分と上記
(B)成分の含有量の合計に対し10重量%以下、好まし
くは5重量%以下、更に好ましくは0重量%(実質上含
有しない)とすることが有効である。
【0020】本発明に使用される成分(C)のうち金属
イオン封鎖剤としては、通常使用されるものならばいず
れのものも使用でき、特に限定されるものではないが、
例えば以下のものが挙げられる。
【0021】(1) オルソリン酸、ピロリン酸、トリポリ
リン酸、メタリン酸、ヘキサメタリン酸、フィチン酸等
のリン酸系化合物のアルカリ金属塩又はアルカノールア
ミン塩。
【0022】(2) エタン−1,1−ジホスホン酸、エタ
ン−1,1,2−トリホスホン酸、エタン−1−ヒドロ
キシ−1,1−ジホスホン酸及びその誘導体、エタンヒ
ドロキシ−1,1,2−トリホスホン酸、エタン−1,
2−ジカルボキシ−1,2−ジホスホン酸、メタンヒド
ロキシホスホン酸等のホスホン酸のアルカリ金属塩又は
アルカノールアミン塩。
【0023】(3) 2−ホスホノブタン−1,2−ジカル
ボン酸、1−ホスホノブタン−2,3,4−トリカルボ
ン酸、α−メチルホスホノコハク酸等のホスホノカルボ
ン酸のアルカリ金属塩又はアルカノールアミン塩。
【0024】(4) アスパラギン酸、グルタミン酸、グリ
シン等のアミノ酸のアルカリ金属塩又はアルカノールア
ミン塩。
【0025】(5) ニトリロ三酢酸、イミノ二酢酸、エチ
レンジアミン四酢酸、ヒドロキシエチレンジアミン酢
酸、ジエチレントリアミン五酢酸、グリコールエーテル
ジアミン四酢酸、ヒドロキシエチルイミノ二酢酸、トリ
エチレンテトラミン六酢酸、ジエンコル酸等のアミノポ
リ酢酸のアルカリ金属塩又はアルカノールアミン塩。
【0026】(6) ジグリコール酸、オキシジコハク酸、
カルボキシメチルオキシコハク酸、クエン酸、乳酸、酒
石酸、シュウ酸、リンゴ酸、オキシジコハク酸、グルコ
ン酸、カルボキシメチルコハク酸、カルボキシメチル酒
石酸等の有機酸のアルカリ金属塩又はアルカノールアミ
ン塩。
【0027】(7) ゼオライトAに代表されるアルミノケ
イ酸のアルカリ金属塩又はアルカノールアミン塩。
【0028】(8) アミノポリ(メチレンホスホン酸)及
びそのアルカリ金属塩又はアルカノールアミン塩、ポリ
エチレンポリアミンポリ(メチレンホスホン酸)及びそ
のアルカリ金属塩又はアルカノールアミン塩。
【0029】特にクエン酸あるいはリンゴ酸等のヒドロ
キシカルボン酸、ピロリン酸等の縮合リン酸、エチレン
ジアミン四酢酸あるいはヒドロキシエチレンジアミン酢
酸等のアミノカルボン酸、又はこれらのナトリウム塩、
カリウム塩等のアルカリ金属塩又はアンモニウム塩もし
くはアルカノールアミン塩等及びそれらの水溶性塩が好
ましいものとして挙げられる。上記金属イオン封鎖剤
は、1種でも、また2種以上を混合して使用してもよ
い。
【0030】本発明において用いられる成分(C)のア
ルカリ剤としてはアミン化合物が好ましく、下記一般式
(4)〜(7)で表されるアミン化合物から選ばれる1
種又は2種以上が特に好ましい。
【0031】
【化6】
【0032】〔式中、R13, R16, R18, R20, R22, R24,
R25 はそれぞれ水素原子又は炭素数1〜4のアルキル基
を示し、R14, R15, R17, R19, R21, R23はそれぞれ水素
原子、炭素数1〜4のアルキル基又は炭素数2〜3のヒ
ドロキシアルキル基を示す。〕 一般式(4)で表される化合物としては、アンモニア、
モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、N−メチ
ルプロパノール等が挙げられる。一般式(5)で表され
る化合物としては、N−(β−アミノエチル)エタノー
ルアミン等が挙げられる。一般式(6)で表される化合
物としては、ジエチレントリアミン等が挙げられる。ま
た、一般式(7)で表される化合物としては、モルホリ
ン、N−エチルモルホリン等が挙げられる。これらの中
でもモノエタノールアミン及びモルホリンが特に好まし
い。
【0033】本発明に使用される成分(C)の水溶性溶
剤としては、特に限定されるものではないが、下記一般
式(8)〜(11)で表されるものが好ましい。
【0034】 R26−O−(C2H4)r−(C3H6O)s−H (8) 〔式中、R26 は炭素数3〜8の飽和もしくは不飽和の直
鎖もしくは分岐鎖のアルキル基、フェニル基又はベンジ
ル基を示し、r及びsはそれぞれ0〜4の整数を示し、
かつ1≦r+s≦4である。ただし、r×s≠0のと
き、付加されるエチレンオキシド基及びプロピレンオキ
シド基は任意に配列される。〕 一般式(8)で表される溶剤の具体例としては、ジエチ
レングリコールモノブチルエーテル、プロピレングリコ
ールモノブチルエーテル、ジプロピレングリコールモノ
ブチルエーテル、ジ−(プロピレンエチレングリコー
ル)−モノブチルエーテル、フェニルグリコール、フェ
ニルジグリコール、ベンジルグリコール、ベンジルジグ
リコール等が挙げられる。これらは1種でも、また2種
以上を混合して使用してもよい。
【0035】
【化7】
【0036】〔式中、R27, R28は同一でも異なっていて
もよい炭素数1〜6のアルキル基を示す。〕 これらの具体例としては、1,8−ジメチル−2−イミ
ダゾリジノン、1,3−ジエチル−2−イミダゾリジノ
ン等が好ましいものとして挙げられる。
【0037】
【化8】
【0038】〔式中、R29 は炭素数1〜6のアルキル基
を示す。〕 これらの具体例としては、3−メトキシ−3−メチルブ
タノール、3−エトキシ−3−メチルブタノールが好ま
しいものとして挙げられる。
【0039】HO-R30-OH (11) 〔式中、R30 は炭素数4〜12の炭化水素基を示す。〕 これらの具体例としては、3−メチル−1,3−ブタン
ジオール、2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタン
ジオール、2−エチル−1,3−ヘキサンジオール、
1,9−ノナンジオール、1,8−オクタンジオール等
が好ましいものとして挙げられる。これらは1種でも、
また2種以上を混合して使用してもよい。
【0040】
【発明の実施の形態】本発明の洗浄剤組成物において、
上記の(A)、(B)及び(C)成分の配合量は、
(A)成分と(B)の重量比が前記した範囲内にあれば
特に制限されず、目的とする被洗浄面の汚れに応じて適
宜処方できるが、通常、(A)成分と(B)成分の配合
量の合計が 0.1〜50重量%であることが洗浄力、起泡力
や溶液安定性の面から好ましく、更には 0.5〜20重量%
であることが好ましい。
【0041】また、(C)成分は、金属イオン封鎖剤、
アルカリ剤及び水溶性溶剤から選ばれる1種又は2種以
上の混合物であるが、(C)成分が金属イオン封鎖剤の
場合、洗浄力の観点から、通常0.01〜50重量%、好まし
くは 0.5〜20重量%、特に好ましくは1〜20重量%含有
される。(C)成分がアルカリ剤の場合、洗浄力の観点
から、通常0.01〜50重量%、好ましくは 0.5〜20重量
%、特に好ましくは1〜20重量%含有される。また、
(C)成分が水溶性溶剤の場合、洗浄力の観点から、通
常 0.1〜50重量%、好ましくは 0.5〜20重量%、特に好
ましくは1〜20重量%含有される。更に(C)成分とし
て金属イオン封鎖剤、アルカリ剤及び水溶性溶剤を混合
して用いる場合は、その合計の配合量は洗浄力や溶液安
定性の面から0.01〜50重量%、好ましくは 0.5〜20重量
%、特に好ましくは1〜20重量%の範囲である。
【0042】成分(C)は、洗浄の対象となる硬質表面
の汚れの種類や程度によって、(A)成分、(B)成分
と最適な組み合わせとなるように適宜選択される。例え
ば、比較的軽度の手あか汚れ、未変性の油脂汚れなどに
対しては、成分(A)、(B)に成分(C)として水溶
性溶剤を配合した洗浄剤組成物が洗浄力及び仕上り性の
面で優れている。台所回り等において、熱、日光及び空
気中の酸素等の作用により変質した油脂汚れなどに対し
ては、成分(A)、(B)に成分(C)としてアルカリ
剤を配合した洗浄剤組成物が洗浄力及び仕上り性の面で
優れており、更に水溶性溶剤を配合するとより効果的で
ある。トイレ回りの便器内の汚れ、浴室内の金属石け
ん、特に脂肪酸カルシウム汚れなどに対しては、成分
(A)、(B)に成分(C)として金属イオン封鎖剤を
配合した洗浄剤組成物が洗浄力の面で優れており、更に
水溶性溶剤を配合するとより効果的である。トイレ回り
の便器内の汚れ、浴室内の金属石けん、特に脂肪酸カル
シウム汚れなどに対しては、成分(A)、(B)に成分
(C)として金属イオン封鎖剤を配合した洗浄剤組成物
が洗浄力の面で優れており、更に水溶性溶剤を配合する
ことにより効果的である。
【0043】本発明の組成物に、更に、(D)成分とし
て、炭素数5〜23、好ましくは8〜16の直鎖又は分岐鎖
の脂肪酸又はその塩 0.1〜10重量%、好ましくは 0.5〜
7重量%を含有させることにより、更なる高起泡性能を
得ることができる。上記脂肪酸又はその塩を構成する脂
肪酸としては、牛脂脂肪酸、ヤシ油脂肪酸、パーム油脂
肪酸等、中でもヤシ油脂肪酸が好ましく、上記脂肪酸塩
を構成する塩としては、ナトリウム塩、カリウム塩等の
アルカリ金属塩、モノエタノールアンモニウム塩、ジエ
タノールアンモニウム塩、トリエタノールアンモニウム
塩等のアルカノールアンモニウム塩、又はアンモニウム
塩等、中でもナトリウム塩、カリウム塩等のアルカリ金
属塩が好ましい。
【0044】また本発明の組成物に、更に、(E)成分
として水溶性マグネシウム塩又は水溶性カルシウム塩を
0.01〜10重量%、好ましくは 0.1〜5重量%を含有させ
ることにより、更なる高洗浄力、高起泡性を得ることが
できる。上記の水溶性マグネシウム塩又は水溶性カルシ
ウム塩の例としては、硫酸マグネシウム、硫酸カルシウ
ム、塩化マグネシウム、塩化カルシウム等が挙げられ
る。
【0045】本発明の硬質表面用洗浄剤組成物には、必
要に応じて、本発明の効果を損なわない範囲において、
上記以外の界面活性剤を配合することができる。このよ
うな界面活性剤は特に限定されないが、非イオン性、陰
イオン性及び両性界面活性剤からなる群から選ばれる1
種又は2種以上のものが好ましい。具体的には次のもの
が挙げられる。
【0046】陰イオン性界面活性剤としては、アルキル
ベンゼンスルホン酸塩類、アルキレンオキシド付加アル
キル又はアルケニルエーテル硫酸塩類、アルキル又はア
ルケニル硫酸塩類、オレフィンスルホン酸塩類、アルカ
ンスルホン酸塩類、脂肪酸塩類、アルキレンオキシド付
加アルキル又はアルケニルエーテルカルボン酸塩類、α
−スルホ脂肪酸塩類及びそのエステル類、ジフェニルエ
ーテルジスルホン酸類等が挙げられる。
【0047】陰イオン性界面活性剤の対イオンとして
は、ナトリウム、カリウム等のアルカリ金属又はアンモ
ニウム塩もしくはモノエタノールアンモニウム、ジエタ
ノールアンモニウム、トリエタノールアンモニウム等の
アルカノール置換アンモニウム塩を挙げることができ
る。
【0048】非イオン性界面活性剤としては、ポリオキ
シアルキレンアルキル又はアルケニルエーテル類、ポリ
オキシアルキレンアルキルフェニルエーテル類、蔗糖脂
肪酸エステル類、脂肪酸グリセリンエステル類、アミン
オキシド類、高級脂肪酸アルカノールアミド類又はその
アルキレンオキシド付加物、次の一般式(12)で表され
るアルキルグリコシド等が挙げられる。 R31(OR32)tGu (12) 〔式中、R31 は炭素数8〜18の直鎖もしくは分岐鎖のア
ルキル基、アルケニル基又はアルキルフェニル基を示
し、R32 は炭素数2〜4のアルキレン基を示し、 Gは炭
素数5〜6を有する還元糖に由来する残基を示し、tは
その平均値が0〜5の数を示し、uはその平均値が1〜
10の数を示す。〕 一般式(12)中、tはその平均値が0〜5であるが、こ
の値が本発明組成物の水溶性及び結晶性を調整する。つ
まり、tが高い程、水溶性が高くなり且つ結晶性が低く
なる傾向にある。好ましいtの値は0〜2であり、特に
好ましくは0である。一方、uはその平均値が1より大
きい場合、つまり2糖以上の糖鎖を親水性基とする一般
式(12)で表される界面活性剤を含有する場合、糖鎖の
結合様式は1−2、1−3、1−4、1−6結合、更に
α−、β−ピラノシド結合又はフラノシド結合及びこれ
らの混合された結合様式を有する任意の混合物を含むこ
とが可能である。また、一般式(12)中のuの平均値は
1〜10、好ましくは1〜3、より好ましくは1〜1.5 で
あるが、更に好ましい平均値は 1.1〜1.4 である。な
お、yの測定法はプロトンNMR法によるものである。
【0049】また、一般式(12)中のR31 は炭素数8〜
18の直鎖又は分岐鎖を有するアルキル基、アルケニル基
又はアルキルフェニル基であるが、溶解性、起泡性及び
洗浄性向上の点から、好ましいのは炭素数10〜14のアル
キル基である。また、R32 は炭素数2〜4のアルキレン
基であるが、水溶性の点から好ましい炭素数は2〜3で
ある。更に Gは単糖もしくは2糖以上の原料によってそ
の構造が決定されるが、この Gの原料としては、単糖で
はグルコース、フラクトース、ガラクトース、キシロー
ス、マンノース、リキソース、アラビノース等及びこれ
らの混合物等が、2糖以上ではマルトース、キシロビオ
ース、イソマルトース、セロビオース、ゲンチビオー
ス、ラクトース、スクロース、ニゲロース、ツラノー
ス、ラフィノース、ゲンチアノース、メレジトース等及
びこれらの混合物等が挙げられる。これらのうち、好ま
しい単糖類原料は、それらの入手容易性及びコストの点
から、グルコース及びフルクトースであり、2糖以上で
はマルトース及びスクロースである。この中でも、特に
入手容易性の点からグルコースが好ましい。
【0050】更に、ペンタエリスリトール・イソステア
リルグリシジルエーテルの1モル付加体、ソルビトール
・イソステアリルグリシジルエーテルの1モル付加体、
マンニトール・2−オクチルドデシルグリシジルエーテ
ルの1モル付加体、メチルグルコシド・イソステアリル
グリシジルエーテルの1モル付加体、ジグリセリン・イ
ソステアリルグリシジルエーテルの1モル付加体、フィ
タントリオール等の1分子中に少なくとも1個の長鎖分
岐アルキル基又はアルケニル基及び少なくとも3個の水
酸基を有する非イオン性界面活性剤が挙げられる。
【0051】両性界面活性剤としては、例えば炭素数1
〜22の直鎖又は分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基を
有するスルホベタイン及びカルボベタイン等が挙げられ
る。
【0052】本発明においては、これらの界面活性剤の
うち、洗浄力又は拭き取り性の向上の点から、ジフェニ
ルエーテルジスルホン酸類、高級脂肪酸アルカノールア
ミド類又はそのアルキレンオキシド付加物、アミンオキ
シド類、アルキルグリコシド類、スルホベタイン類又は
カルボベタイン類が好ましく、この中でも、特にジフェ
ニルエーテルジスルホン酸類、アルキルグリコシド類が
好ましい。
【0053】これらの界面活性剤を配合するときの配合
量は、界面活性能や経済性の面から、組成物中に0.01〜
20重量%、好ましくは0.05〜10重量%、特に好ましくは
0.05〜5重量%である。
【0054】本発明の硬質表面用洗浄剤組成物は、上記
成分の他、更に必要に応じて、更に系の低温での保存安
定性を向上させるために、通常の分散剤、香料、染料、
顔料、防腐剤等を本発明の効果を損なわない範囲で添加
することができる。
【0055】本発明の硬質表面用洗浄剤組成物は、常法
により、上記成分及び水を混合して製造することができ
る。
【0056】
【実施例】次に実施例を挙げて本発明を更に説明する
が、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
【0057】合成例1(アミドエーテルカルボン酸塩
(A)及びアミドエーテル(B)を含むアミドエーテル
誘導体混合物の合成) ラウリン酸メチル 214.4g(1モル) 、モノエタノールア
ミン61.7g(1.02モル)及びナトリウムメトキシドの30
重量%メタノール溶液15.3gを90℃、50mmHgで5時間加
熱して得られた生成物に、エチレンオキサイド88.2g
(2モル)を、100℃〜110 ℃、ゲージ圧0〜3.5 気圧で
導入した。反応混合物 331gを70〜75℃に加熱し、モノ
クロル酢酸ナトリウム(SMCA) 174.8g(1.5モル)
及び固体水酸化ナトリウム65.2gを4時間かけて添加し
た。SMCA及び水酸化ナトリウムは5分割し、反応開
始時及び反応開始後1、2、3、4時間目に添加した。
4時間目に添加した後、1時間熟成した。次に、反応温
度を85℃にし、水 5.3gを加えて更に1時間熟成し、反
応混合物 592gを得た。この反応混合物に水 500gを加
え、90℃で36%塩酸水溶液を加えてpH 2.8に調整し、
1時間攪拌した後、1時間静置分層させて酸型の生成物
545gを得た。この酸型の化合物を30%水酸化ナトリウ
ム水溶液でpH7とし、水を加え透明な溶液とし、次に
示すアミドエーテル誘導体混合物を得た。この方法によ
れば、前記一般式(3)で表されるグリセリン又はグリ
セリルエーテルは含まれない。 〔アミドエーテル誘導体混合物〕 含有率 ・アミドエーテルカルボン酸塩(A) 82重量% 〔前記一般式(1)において、R1=C11H23、 n=3、m=0、A =H 、M =Naである化合物〕 ・アミドエーテル(B) 14重量% 〔前記一般式(2)において、R2=C11H23、 p=3、q=0、B =H である化合物〕 <(A)及び(B)〔(A):(B)=85:15〕の合計96重量%> ・その他(塩化ナトリウム、グリコール酸塩類) 4重量% 実施例1 合成例1で得られたアミドエーテルカルボン酸塩(A)
及びアミドエーテル(B)を含むアミドエーテル誘導体
混合物を用いて、表1に示す組成の硬質表面用洗浄剤組
成物を調製し、その手荒れ性について下記評価方法によ
り評価を行った。 (手荒れ性の評価方法)洗剤濃度5重量%の洗剤水溶液
(水の硬度 3.5°DH、40℃)を調製する。この洗剤水
溶液1リットルを2リットルビーカーに入れ、手を20分
間手首まで浸漬した後、40℃の流水で十分に手をすす
ぐ。被験者10人を対象に、この操作を1日1回、4日間
繰り返し、5日後の手の状態を次の基準により目視判定
し、平均点で示した。この試験においては、平均点が1
点以下であることが望ましい。 手荒れが認められない … 0 手荒れがほんの僅かに認められる … 1 手荒れがかなり認められる … 2
【0058】
【表1】
【0059】表1より、本発明品1は硬質表面用洗浄剤
組成物に用いられる代表的な界面活性剤である直鎖アル
キルベンゼンスルホン酸Naを配合した比較品1に比
べ、明らかに手荒れ性が軽減されていることがわかる。
【0060】実施例2 表2に示す組成の硬質表面用洗浄剤組成物を調製し、実
際に手あか汚れやドロ、ヤニ汚れのついた家庭の窓ガラ
スを洗浄し、その起泡力、洗浄力及び仕上り性について
下記評価方法により評価を行った。また手荒れ性につい
ても前記と同様に評価した。 (起泡力、洗浄力及び仕上り性の評価方法)洗浄液を市
販のスプレーヤーで2mlスプレーし、スプレー時の泡立
ちを評価した後、更に乾いたタオルで拭き取り、下記の
評価基準にて洗浄力と仕上り性の官能評価を行った。 評価基準 ・起泡力 ○:適度に泡立つ。 △:わずかに泡立つ。 ×:全く泡立たない。 ・洗浄力 ○:汚れが8割以上落ちる。 △:汚れが3割以上8割未満落ちる。 ×:汚れがほとんど落ちない。 ・仕上り性 ○:拭きすじがほとんどない。 △:やや拭きすじが残る。 ×:拭きすじが残る。
【0061】
【表2】
【0062】実施例3 表3に示す組成の硬質表面用洗浄剤組成物を調製し、洗
浄力、起泡力について下記評価方法により評価を行っ
た。また手荒れ性についても前記と同様に評価した。 (評価方法)天ぷら油を 200〜220 ℃で20時間加熱した
後、 100℃で空気を吹き込みながら10時間処理して油を
劣化させた。この劣化した油を、ステンレス板の表面に
5g塗布し、室温に1ケ月放置した。この汚れに各組成
物を市販のスプレーヤーで2mlスプレーし、5分間放置
後、乾いたタオルで拭き取った後に、下記の評価基準に
て官能評価を行った。 ・洗浄力 ◎:汚れ落ちが非常に良好である。 ○:汚れ落ちが良好である。 △:汚れが落ちない箇所がある。 ×:ほとんど汚れが落ちない。
【0063】・起泡力 ○:適度に泡立つ。 △:わずかに泡立つ。 ×:全く泡立たない。
【0064】
【表3】
【0065】実施例4 表4に示す硬質表面用洗浄剤組成物を調製し、洗浄力に
ついて下記評価方法により評価を行った。また手荒れ性
についても前記と同様に評価した。 (評価方法)洗浄力の評価は、こすった程度では落ちな
い風呂汚れが付着している鋳鉄ホーロー浴槽を、評価用
洗浄剤を含ませたウレタン製のスポンジに約 500gの荷
重をかけ、5往復こすった後の浴槽表面の汚れの除去状
態を視覚によって下記の5段階で評価した。 ・洗浄力 5:汚れ落ちが非常に良好である。 4:汚れ落ちが良好である。 3:汚れ落ちにむらがある。 2:若干汚れが落ちる程度である。 1:ほとんど汚れが落ちない。 また、スポンジでこすっている時の泡立ち性(すべり易
さ)についても同時に評価した。
【0066】
【表4】
【0067】実施例5 表5に示す硬質表面用洗浄剤組成物を調製し、洗浄力、
起泡力について下記評価方法により評価を行った。また
手荒れ性についても前記と同様に評価した。 (評価方法)実際の家庭の非水洗の小便器用トイレ汚れ
に、各組成物を10g塗布し、枝つきブラシにより10回こ
すり、下記の評価基準にて官能評価を行った。 ・洗浄力 ○:汚れ落ちが良好である。 △:汚れ落ちがやや良好である。 ×:汚れがほとんど落ちない。
【0068】・起泡力 ○:適度に泡立つ。 △:わずかに泡立つ。 ×:全く泡立たない。
【0069】
【表5】
【0070】実施例2〜5より、本発明の硬質表面用洗
浄剤組成物は、手あか汚れやドロ、ヤニ汚れのついたガ
ラス、油汚れのついた台所回り、浴室、トイレ等の種々
の硬質表面の汚れに対する洗浄力に優れ、かつ起泡力、
仕上り性、泡のすべり性が良好であることがわかる。
【0071】
【発明の効果】本発明の硬質表面用洗浄剤組成物は、台
所回り、浴室、トイレ、窓ガラス等の硬質表面の汚れに
対する洗浄力に優れ、仕上り性が良好で、しかも皮膚に
対する刺激性が少ないものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C11D 3:06 3:36 3:33 3:20 3:04)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次の成分(A)、(B)及び(C)を含
    有し、(A)成分の含有量と(B)成分の含有量との重
    量比〔(A)/(B)〕が 0.1〜100 である硬質表面用
    洗浄剤組成物。 (A)下記の一般式(1)で表されるアミドエーテルカ
    ルボン酸塩。 【化1】 〔式中、R1は炭素数5〜21の直鎖又は分岐鎖のアルキル
    基又はアルケニル基を示し、n及びmはそれぞれ1≦n
    +m≦20を満足する0〜20の平均重合度を示し、A は(C
    2H4O)k(C3H6O)jCH2COOM 、(C2H4O)k(C3H6O)jCH2CH2OH、
    水素原子又は炭素数1〜3のアルキル基を示し、k及び
    jはそれぞれ0≦k+j≦20を満足する0〜20の平均重
    合度を示し、 Mはアルカリ金属、アルカリ土類金属、ア
    ンモニウム又はアルカノールアンモニウムを示す。〕 (B)下記の一般式(2)で表されるアミドエーテル。 【化2】 〔式中、R2は炭素数5〜21の直鎖又は分岐鎖のアルキル
    基又はアルケニル基を示し、p及びqはそれぞれ1≦p
    +q≦20を満足する0〜20の平均重合度を示し、B は(C
    2H4O)x(C3H6O)yCH2CH2OH、水素原子又は炭素数1〜3の
    アルキル基を示し、x及びyはそれぞれ0≦x+y≦20
    を満足する0〜20の平均重合度を示す。〕 (C)金属イオン封鎖剤、アルカリ剤及び水溶性溶剤か
    ら選ばれる1種又は2種以上の混合物。
  2. 【請求項2】 更に(D)成分として、炭素数5〜23の
    直鎖又は分岐鎖の脂肪酸又はその塩0.01〜10重量%を含
    有する請求項1記載の洗浄剤組成物。
  3. 【請求項3】 上記一般式(1)における Aが水素原
    子、mが0であり、上記一般式(2)おける Bが水素原
    子、qが0である請求項1又は2記載の洗浄剤組成物。
  4. 【請求項4】 上記重量比〔(A)/(B)〕が1〜20
    である請求項1〜3のいずれかに記載の洗浄剤組成物。
  5. 【請求項5】 更に(E)成分として、水溶性マグネシ
    ウム塩又は水溶性カルシウム塩0.01〜10重量%を含有す
    る請求項1〜4のいずれかに記載の洗浄剤組成物。
  6. 【請求項6】 (A)成分と(B)成分を両者の合計
    (A)+(B)で 0.1〜50重量%、成分(C)を0.01〜
    50重量%含有する請求項1〜5のいずれかに記載の洗浄
    剤組成物。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002294300A (ja) * 2001-03-28 2002-10-09 Kao Corp 硬質表面用液体洗浄剤組成物
JP2005015776A (ja) * 2003-06-06 2005-01-20 Kao Corp 硬質表面用洗浄剤組成物
JP2009263528A (ja) * 2008-04-25 2009-11-12 Niitaka:Kk ガラス用洗浄剤
JP2016124965A (ja) * 2014-12-26 2016-07-11 ライオン株式会社 浴室用液体洗浄剤

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