JP5904873B2 - 水拭き用洗浄剤組成物 - Google Patents

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本発明は、水拭き用洗浄剤組成物に関する。
一般家庭において食事前後の食卓や調理前後の調理台まわりは布巾で水拭きすることが多い。1つ目の理由として、食卓や調理台の汚れは、未変性の油、調味料、食べこぼし等からなる軽い油汚れや、水はね、水性調味料、食べこぼし等からなる軽い水垢であり、水拭きでもある程度は落ちるような比較的軽度の汚れが大半であることが挙げられる。また、2つ目の理由として、一般的なキッチンクリーナーは、使用後に水拭き又は流水洗浄を要するタイプが多く、日常頻繁に発生する軽い汚れにまで適用していては非常に手間がかかることが挙げられる。
一方で水拭きのデメリットとして、1つ目に、水拭きのみで汚れを完全に落とすことは困難である点が挙げられる。加温して湯拭きにすれば、洗浄性が向上するものの、手間がかかり、また、手荒れを誘発する。2つ目のデメリットとして、水道水が含むミネラル成分の残留により白い拭き筋が目立つ点が挙げられる。水道水は対象面において濡れ広がらず水滴となることが多いため、見た目の拭き筋残りはより促進される傾向にある。3つ目のデメリットとして、水分と汚れを含んだ布巾は微生物繁殖の場となりやすく、次回使用時に微生物を対象面に塗り広げてしまい、きれいにしたつもりがかえって汚染してしまう可能性がある点が挙げられる。微生物の繁殖を防ぐために布巾を毎回漂白したり、乾燥させるのは大変な手間である。
このような消費者の実態と悩みを鑑み、最近市場において、二度拭き不要で水拭き感覚で使用できるキッチンクリーナーが見られるようになった。軽い油汚れの洗浄性と二度拭き不要性を両立させることができ、かつ、食品等にかかっても安心だという点から、エタノールを主成分としたキッチンクリーナーは広く用いられている。
しかし、例えばエタノールを50重量%含む水溶液の引火点は25℃と室温に近く、油汚れ洗浄に有効な量のエタノールを含有させた場合、裸火の存在するキッチン周りで使用するには引火の可能性がある。また、エタノールと酸を含む液は、キッチン用漂白剤として使用される塩素系アルカリ洗浄剤と混合すると塩素ガスを発生する恐れがあり、誤って混合しないよう消費者に注意を強いる。更には、エタノール濃度が高くなると水垢の洗浄性能が低下したり、手荒れを起こしたり、対象表面を損傷したり、独特の臭気により不快感を生じることがある。
このような事情を鑑み、特許文献1〜6にはエタノール濃度が低い洗浄剤が開示されている。また、食器や食品、乳幼児用品の洗浄等、経口摂取の可能性が高い用途における安全性を考慮して、特許文献7には食品添加物で構成された洗浄剤が開示されている。
特開2011−153295号公報 特開2010−37515号公報 特許第4429001号公報 特許第4864222号公報 特許第4451487号公報 特許第3920047号公報 特開2010−248452号公報
特許文献1〜4に記載の洗浄剤では軽い水垢の洗浄性が不十分である。さらに特許文献1に記載の洗浄剤では、エタノールを5〜20重量%含むため、引火性の点でも不十分である。さらに特許文献3及び4に記載の洗浄剤ではpHが10.5と高いため、使用時の手肌への影響が懸念される。特許文献5に記載の洗浄剤では油汚れ及び水垢の洗浄性は両立できるものの、拭き筋が残ってしまい、二度拭きが必須である。特許文献6に記載の洗浄剤では油汚れ及び水垢の洗浄性は両立できるものの、pHが10と高めであるため使用時の手肌への影響が懸念される。特許文献7に記載の洗浄剤では不揮発成分総量が多く、拭き筋が残ってしまい、二度拭きが必須である。また、エタノールを20重量%配合するため、引火性の点で好ましくない。
本発明が解決しようとする課題は、油汚れ及び水垢の洗浄性が良好で、対象面の拭き筋の残留が少なく、アルコールの含有量が少なく、pHが弱酸性〜中性であり、引火性が少なく、塩素系アルカリ洗浄剤と混ぜても塩素を発生しにくい、二度拭きを必須としない水拭き用洗浄剤組成物を提供することにある。
本発明は、
1)(A)界面活性剤0.01〜2重量%と、(B)有機酸及び/又は有機酸塩0.01〜2重量%と、水と、を含み、pHが3.0〜8.0であり、アルコールの含有量が5重量%未満である、水拭き用洗浄剤組成物、
2)(A)界面活性剤が、ショ糖脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、プロピレングリコール脂肪酸エステル、キラヤ抽出物、及びダイズサポニンから選ばれる少なくとも一種を含む、1)記載の水拭き用洗浄剤組成物、
3)(B)有機酸及び/又は有機酸塩が、クエン酸、クエン酸塩、リンゴ酸、リンゴ酸塩、乳酸、及び乳酸塩から選ばれる少なくとも一種を含む、1)又は2)記載の水拭き用洗浄剤組成物、である。
本発明の水拭き用洗浄剤組成物は、油汚れ及び水垢の洗浄性が良好で、対象面の拭き筋の残留が少なく、アルコールの含有量が少なく、pHが弱酸性〜中性であり、引火性が少なく、塩素系アルカリ洗浄剤と混ぜても塩素を発生しにくく、二度拭きを必須としないという効果を有する。
本発明の好適な実施形態について説明する。以下の実施形態は、本発明を説明するための例示であり、本発明をこの実施形態にのみ限定する趣旨ではない。本発明は、その要旨を逸脱しない限り、さまざまな形態で実施することができる。
本実施形態の水拭き用洗浄剤組成物は、(A)界面活性剤0.01〜2重量%と、(B)有機酸及び/又は有機酸塩0.01〜2重量%と、水と、を含み、pHが3.0〜8.0であり、アルコールの含有量が5重量%未満である。
(A)界面活性剤としては、本実施形態の水拭き用洗浄剤組成物を食卓、調理台まわりで使用することから、経口安全性の高いものが好ましい。(A)界面活性剤は、食品添加物であり、油汚れの洗浄性や仕上がり性にも優れる点から、ショ糖脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、プロピレングリコール脂肪酸エステル、キラヤ抽出物及びダイズサポニンから選ばれる少なくとも1種を含むことが好ましい。これらの界面活性剤は、1種を単独で用いても、2種以上を併用してもよい。
(A)界面活性剤の添加量は0.01〜2重量%であり、0.1〜1重量%が好ましい。油汚れの洗浄性や対象表面への濡れ性の点から0.01重量%以上であり、界面活性剤そのものが拭き筋として残りにくくなる点、手肌への刺激性、対象表面の損傷、経済性の点から2重量%以下である。
(B)有機酸及び/又は有機酸塩としては、本実施形態の水拭き用洗浄剤組成物を食卓、調理台まわりで使用することから、経口安全性の高いものが好ましい。特に、食品添加物である、酢酸、プロピオン酸、クエン酸、酒石酸、グルコン酸、フマル酸、リンゴ酸、乳酸、こはく酸、アジピン酸及びこれらの塩が好ましい。これらの中でも、低臭気である点でクエン酸、酒石酸、グルコン酸、フマル酸、リンゴ酸、乳酸、こはく酸、アジピン酸及びこれらの塩がより好ましく、水垢の洗浄性の点でクエン酸、酒石酸、リンゴ酸、乳酸、こはく酸及びこれらの塩が更に好ましい。除菌性の点で乳酸及び乳酸塩が、塩素系アルカリ洗浄剤と混合した際の塩素ガス発生抑制の点でクエン酸、リンゴ酸及びこれらの塩が特に好ましく、併用することで複数の性能を向上することができる。有機酸塩は、予め調製されたものであってもよいし、本実施形態の水拭き用洗浄剤組成物中で有機酸と塩基とを混合して調製されるものであってもよい。
(B)有機酸及び/又は有機酸塩の添加量は0.01〜2重量%であり、0.1〜1重量%が好ましい。水垢の洗浄性及び除菌性の点から0.01重量%以上であり、酸そのものが拭き筋として残りにくくなる点、手肌への刺激性、対象表面の損傷、経済性の点から2重量%以下である。
pHは手肌への刺激性や対象表面の損傷の点から3.0〜8.0が好ましい。手肌への影響の点からpH4.5〜5.5がより好ましい。pHの調整方法としては、特に限定されるものではなく、本実施形態の水拭き用洗浄剤組成物に酸又は塩基を添加する方法、水拭き用洗浄剤組成物に含有される有機酸と有機酸塩との配合量を調整する方法等が挙げられる。
本実施形態の水拭き用洗浄剤組成物は、油汚れの洗浄性や除菌性、保存安定性の点からアルコールを添加してもよい。本実施形態の水拭き用洗浄剤組成物を食卓、調理台まわりで使用することから、経口安全性の高いエタノール、プロパノール、イソプロパノール、ブタノール、イソブタノール、2−ペンタノール、ベンジルアルコール等のアルコールが好ましい。
引火性や手肌への刺激性、対象表面の損傷、塩素系アルカリ洗浄剤と混合した際の有毒な塩素ガス発生抑制の点から、アルコールの含有量は5重量%未満であり、塩素ガス発生抑制の点から1重量%未満がより好ましく、アルコールを含有しないのが最も好ましい。
本実施形態の水拭き用洗浄剤組成物は、更に、(C)除菌成分として既知の除菌剤を添加しても良い。本実施形態の水拭き用洗浄剤組成物を食卓、調理台まわりで使用することから、(C)除菌成分は、経口安全性を考慮し、食品添加物から選ばれることが好ましい。例として、プロタミン、ヒノキチオール、ペクチン分解物及びε−ポリリジン等の各種保存料や、グリシン、モウソウチク抽出物、キトサン、ユッカフォーム抽出物、カンゾウ油性抽出物、香辛料抽出物、脂肪酸モノグリセライド等が挙げられるがこの限りではない。
(C)除菌成分の添加量は、除菌効果を発揮し、拭き筋が残りにくく油汚れ及び水垢の洗浄性に影響を及ぼさない量とする。
本実施形態の水拭き用洗浄剤組成物は、更に(D)手荒れ防止成分として既知の手荒れ防止成分を添加しても良い。本実施形態の水拭き用洗浄剤組成物を食卓、調理台まわりで使用することから、(D)手荒れ防止成分は、経口安全性を考慮し、食品添加物から選ばれることが好ましい。例として、グリセリン、カンゾウ抽出物、ヒアルロン酸等が挙げられるがこの限りではない。
(D)手荒れ防止成分の添加量は、手荒れ防止の効果を発揮し、拭き筋が残りにくく油汚れ及び水垢の洗浄性に影響を及ぼさない量とする。
本実施形態の水拭き用洗浄剤組成物は、上記成分を水に溶解、分散、又は乳化させた形態、すなわち液体組成物で使用されることが好ましい。用いる水としては、金属成分を除去したイオン交換水、蒸留水等を使用することができる。
本実施形態の水拭き用洗浄剤組成物は、対象物に噴霧して使用することができる。この場合、本実施形態の水拭き用洗浄剤組成物をスプレー式容器等の噴霧手段に充填して用いることが好ましい。
また、布等の基体に含させて清掃用物品として使用することもできる。基体の例としては、各種紙、不織布、織布、編布等の繊維材料、及び、スポンジ状構造体などの多孔質構造体を挙げることができる。
本実施形態の水拭き用洗浄剤組成物は、食卓、調理台まわりはもちろん、家電表面、家具、ガラス、鏡、床、その他種々の表面の拭き掃除における洗浄剤として好適に利用できる。
本発明の内容を実施例及び比較例に基づいて具体的に説明する。
なお、実施例、比較例における組成物の評価方法は以下の通りである。
<油汚れ洗浄性>
ガラス板表面にサラダ油30μLを滴下し、10cm×30cmの領域に均一に塗り広げ、モデル汚染表面を作製した。試験布としてデュポンソンタラカウンタークロスを堅牢度試験機の摩擦子(2cm×2cm)先端に輪ゴムで固定した。この試験布に表1及び表2に示す各組成物500μLを含浸させ、200gの荷重でモデル汚染表面上を1往復させて、油汚れを拭取った。拭取り後の表面のグロス値をグロスチェッカーIG−331(堀場製作所社製)(入射角:60°、反射角:60°)にて記録し、汚染前の清浄面とのグロス比(拭取り後の表面のグロス値/清浄面のグロス値)を油汚れの洗浄性とした。
+:グロス比が90%以上
−:グロス比が90%未満
<水垢洗浄性>
ガラス板表面に市販のミネラルウォータであるコントレックス(サントリーフーズ株式会社)をスプレー容器に入れて噴霧し(1mL×5回噴霧)、50℃1時間で乾固させた。同様の操作を計3回繰り返してモデル汚染表面を作製した。試験布としてデュポンソンタラカウンタークロスを堅牢度試験機の摩擦子(2cm×2cm)先端に輪ゴムで固定した。この試験布に表1及び表2に示す各組成物500μLを含浸させ、200gの荷重でモデル汚染表面上を1往復させて、水垢を拭取った。拭取り後の表面のグロス値をグロスチェッカーIG−331(堀場製作所社製)(入射角:60°、反射角:60°)にて記録し、汚染前の清浄面とのグロス比(拭取り後の表面のグロス値/清浄面のグロス値)を水垢の洗浄性とした。
+:グロス比が90%以上
−:グロス比が90%未満
<仕上がり性>
試験布としてデュポンソンタラカウンタークロスを堅牢度試験機の摩擦子(2cm×2cm)先端に輪ゴムで固定した。この試験布に表1及び表2に示す各組成物500μLを含浸させ、200gの荷重で清浄なガラス板の表面上を1往復させた。1往復後の表面のグロス値をグロスチェッカーIG−331(堀場製作所社製)(入射角:60°、反射角:60°)にて記録し、清浄面とのグロス比(1往復後の表面のグロス値/清浄面のグロス値)を仕上がり性とした。
+:グロス比が90%以上
−:グロス比が90%未満
<引火性>
高圧ガス保安法の定める「火炎長試験」に準拠し、表1及び表2に示す各組成物をスプレー容器に充填し、ろうそくの火に向かってスプレーしたときの炎の広がりを観測した。
+:炎がスプレー方向に広がらない
−:炎がスプレー方向に広がる
<塩素発生性>
表1及び表2に示す各組成物について家庭用品品質表示法の定める「塩素ガス発生試験(酸性タイプ)」を実施した。
+:塩素ガス発生量が1.0ppm未満
−:塩素ガス発生量が1.0ppm以上
表1及び表2に示す配合組成により組成物を調製した。組成物のpHは有機酸及び/又はその塩の配合量により調整した。
[実施例1]
(A)界面活性剤として、ショ糖ラウリン酸エステル(三菱化学フーズ社製、L−1695)を、(B)有機酸及び/又は有機酸塩として、乳酸(関東化学社製、50%乳酸)及び乳酸ナトリウム(関東化学社製、50%乳酸ナトリウム)を用い、ショ糖ラウリン酸エステルの含有量が0.3重量%、乳酸の含有量が0.02重量%、乳酸ナトリウムの含有量が0.48重量%、及び、残りは水で合計100重量%の水溶液とした。得られた洗浄剤の評価結果を表1に示す。
参考例2]
ショ糖ラウリン酸エステルの含有量を0.01重量%とした以外は、実施例1と同様に洗浄剤を作製した。得られた洗浄剤の評価結果を表1に示す。
[実施例3]
ショ糖ラウリン酸エステルの含有量を0.1重量%とした以外は、実施例1と同様に洗浄剤を作製した。得られた洗浄剤の評価結果を表1に示す。
[実施例4]
ショ糖ラウリン酸エステルの含有量を1重量%とした以外は、実施例1と同様に洗浄剤を作製した。得られた洗浄剤の評価結果を表1に示す。
参考例5]
ショ糖ラウリン酸エステルの含有量を2重量%とした以外は、実施例1と同様に洗浄剤を作製した。得られた洗浄剤の評価結果を表1に示す。
[実施例6]
乳酸の含有量を0.0005重量%、乳酸ナトリウムの含有量を0.0095重量%とした以外は、実施例1と同様に洗浄剤を作製した。得られた洗浄剤の評価結果を表1に示す。
[実施例7]
乳酸の含有量を0.005重量%、乳酸ナトリウムの含有量を0.095重量%とした以外は、実施例1と同様に洗浄剤を作製した。得られた洗浄剤の評価結果を表1に示す。
[実施例8]
乳酸の含有量を0.05重量%、乳酸ナトリウムの含有量を0.95重量%とした以外は、実施例1と同様に洗浄剤を作製した。得られた洗浄剤の評価結果を表1に示す。
[実施例9]
乳酸の含有量を0.09重量%、乳酸ナトリウムの含有量を1.91重量%とした以外は、実施例1と同様に洗浄剤を作製した。得られた洗浄剤の評価結果を表1に示す。
[実施例10]
(B)有機酸及び/又は有機酸塩として、クエン酸(シグマアルドリッチジャパン社製、クエン酸無水物)を0.13重量%、クエン酸ナトリウム(関東化学社製、クエン酸3ナトリウム2水和物)を0.37重量%用いた以外は、実施例1と同様に洗浄剤を作製した。得られた洗浄剤の評価結果を表1に示す。
[実施例11]
(B)有機酸及び/又は有機酸塩として、リンゴ酸(東京化成工業社製、DL−リンゴ酸)を0.25重量%、リンゴ酸ナトリウム(関東化学社製、DL−リンゴ酸2ナトリウム0.5水和物)を0.25重量%用いた以外は、実施例1と同様に洗浄剤を作製した。得られた洗浄剤の評価結果を表1に示す。
参考例12]
(B)有機酸及び/又は有機酸塩として、こはく酸(関東化学社製、こはく酸)を0.32重量%、こはく酸ナトリウム(関東化学社製、こはく酸2ナトリウム6水和物)を0.18重量%用いた以外は、実施例1と同様に洗浄剤を作製した。得られた洗浄剤の評価結果を表1に示す。
参考例13]
(B)有機酸及び/又は有機酸塩として、酒石酸(シグマアルドリッチジャパン社製、L−(+)−酒石酸)を0.15重量%、酒石酸ナトリウム(関東化学社製、(+)−酒石酸2ナトリウム2水和物)を0.35重量%用いた以外は、実施例1と同様に洗浄剤を作製した。得られた洗浄剤の評価結果を表1に示す。
[実施例14]
(A)界面活性剤として、キラヤ抽出物(丸善製薬社製、キラヤニンS−100)を用い、キラヤ抽出物の含有量を0.1重量%とした以外は、実施例10と同様に洗浄剤を作製した。得られた洗浄剤の評価結果を表1に示す。
[実施例15]
(A)界面活性剤として、グリセリン脂肪酸エステル(日光ケミカルズ社製、デカグリン1−L)0.5重量%を用いた以外は、実施例10と同様に洗浄剤を作製した。得られた洗浄剤の評価結果を表1に示す。
[実施例16]
乳酸の含有量を0.09重量%、乳酸ナトリウムの含有量を1.91重量%とし、エタノールの含有量が0.8重量%となるようにして関東化学社製のエタノール(95)を用いた以外は、実施例1と同様に洗浄剤を作製した。得られた洗浄剤の評価結果を表1に示す。
[比較例1]
ショ糖ラウリン酸エステルの含有量を0.005重量%とした以外は、実施例1と同様に洗浄剤を作製した。得られた洗浄剤の評価結果を表2に示す。
[比較例2]
ショ糖ラウリン酸エステルの含有量を3重量%とした以外は、実施例1と同様に洗浄剤を作製した。得られた洗浄剤の評価結果を表2に示す。
[比較例3]
乳酸の含有量を0.0002重量%、乳酸ナトリウムの含有量を0.0048重量%とした以外は、実施例1と同様に洗浄剤を作製した。得られた洗浄剤の評価結果を表2に示す。
[比較例4]
乳酸の含有量を0.14重量%、乳酸ナトリウムの含有量を2.86重量%とした以外は、実施例1と同様に洗浄剤を作製した。得られた洗浄剤の評価結果を表2に示す。
[比較例5]
乳酸の含有量を0.09重量%、乳酸ナトリウムの含有量を1.91重量%とし、エタノールの含有量が5重量%となるようにして関東化学社製のエタノール(95)を用いた以外は、実施例1と同様に洗浄剤を作製した。得られた洗浄剤の評価結果を表2に示す。
Figure 0005904873

Figure 0005904873
本発明の洗浄剤組成物は、食卓、調理台まわりに日常的に発生する油汚れ及び水垢の洗浄性が良好で、対象面に拭き筋の残留が少なく、アルコールの含有量が少なく、pHが弱酸性〜中性であり、引火性が少なく、塩素系アルカリ洗浄剤と混ぜても塩素を発生しにくく、二度拭きを必須としないため、食卓、調理台まわりはもちろん、家電表面、家具、ガラス、鏡、床、その他種々の表面の拭き掃除においてクリーナーとして好適に利用できる。

Claims (4)

  1. (A)ショ糖脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、プロピレングリコール脂肪酸エステル、キラヤ抽出物及びダイズサポニンから選ばれる少なくとも一種を含む界面活性剤0.1重量%と、
    (B)クエン酸、リンゴ酸、乳酸から選ばれる少なくとも一種を含む有機酸及びこれらの有機酸塩0.01〜2重量%と、
    水と、
    を含有し、
    pHが4.55.5であり、アルコールの含有量が5重量%未満である、水拭き用洗浄剤組成物(ただし、ε−ポリリジンおよび/またはその塩を含有する薬液を除く)
  2. アルコールの含有量が1重量%未満である、請求項1に記載の水拭き用洗浄剤組成物。
  3. 請求項1又は2に記載の水拭き用洗浄剤組成物が充填されているスプレー式容器。
  4. 請求項1又は2に記載の水拭き用洗浄剤組成物と、
    前記水拭き用洗浄剤組成物が含浸された基体と、
    を含む清掃用物品。
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