JPH06500581A - 浴室用酸性液体洗剤組成物 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 浴室用酸性液体洗剤組成物 発明の分野 本発明は、浴室用の酸性液体洗剤組成物に関する。一般的にその様な組成物は、 洗浄目的を達成するために洗剤用界面活性剤、洗剤ビルダー、および／または溶 剤を浴室を洗浄するための、有機水溶性合成洗剤、溶剤、および／または洗剤ビ ルダーを含む酸性洗浄組成物の使用は公知である。しかし、その様な組成物は通 常、浴室で見られるすべての汚れに対して優れた硬質表面洗浄作用を与えられる わけではない。

本発明の目的は、除去し難いセッケンがすおよび硬水沈殿物の除去を含む、浴室 に通常見られる硬質表面洗浄目的のすべてに良好な洗浄作用を与える洗剤組成物 を提供することである。

発明の概要 本発明は、（ａ）非イオン系および双生イオン系の洗剤用界面活性剤の混合物、 （ｂ）主洗浄機能を与える疎水性溶剤、および（ｃ）ポリカルボン酸塩洗剤ビル ダーからなり、ｐＨが約１〜約５６５である、水性の、酸性硬質表面洗剤組成物 に関する。この組成物は、所望により使用する、酸性ｐＨを維持するための緩衝 系をも含むことができ、残りは一般的に水性溶剤系および少量の原料である。こ の組成物は、濃縮液として、または使用濃度で配合し、より効果的に硬質表面に スプレー塗布するための手段を有する容器に充填することができる。

本発明では、非イオン系および双生イオン系の洗剤用界面活性剤の混合物は、浴 室に見られるすべての汚れに対して優れた洗浄作用を与える必要があることが分 かった。考えられる汚れの種類には、油／脂肪分の多い汚れおよびセッケンかす か含まれる。２種類の洗剤用界面活性剤を組合わせることにより、浴室に見られ るすべての一般的な種類の汚れに対して良好な性能が得られる。

双生イオン系洗剤用界面活性剤 双生イオン系洗剤用界面活性剤は、比較的広いｐＨ領域で、同じ分子上に陽イオ ン性および陰イオン性の両方の親水性基を含む。一般的な陽イオン性基は第四級 アンモニウム基であるが、スルホニウムおよびホスホニウム基の様な他の正に帯 電した基も使用できる。一般的な陰イオン性親水性基はカルボン酸塩およびスル ホン酸塩であるが、硫酸塩、リン酸塩、等の他の基も使用できる。幾つかの好ま しい双生イオン系洗剤用界面活性剤に関する一般式は （＋）　２　３ Ｒ−Ｎ　（Ｒ）　（Ｒ）Ｒ’Ｘ（−） であるが、ここでＲは疎水性基であり、Ｒ２およびＲ３はそれぞれＣアルキル、 ヒドロキシアルキルまたは他の置換されたアルキル基であり、結合してＮと共に 環構造を形成することもでき、Ｒ４は陽イオン性窒素原子を親水性基に結合させ る部分であり、一般的にアルキレン、ヒドロキシアルキレン、または約１〜約４ 個の炭素原子を有するポリアルコキシ基であり、Ｘは親水性基であり、好ましく はカルボン酸塩またはスルホン酸塩である。

好ましい疎水性基Ｒは、約８〜約２２個の、好ましくは約１８個未満の、より好 ましくは約１６個未満の炭素原子を有するアルキル基である。疎水性基は、不飽 和結合および／または置換基および／またはアリール基、アミド基、エステル基 、等の結合基を含むことができる。

一般的に、原価および安定性の理由から、簡単なアルキル基が好ましい。

特定の「簡単な」双生イオン系洗剤用界面活性剤は、シェレックス　カンパニー から「パリオンＨＣＪの商品名で入手できる３−（Ｎ−ドデシル−Ｎ、Ｎ−ジメ チル）−２−ヒドロキシ−プロパン−１−スルホネートである。

他の特定の双生イオン系洗剤用界面活性剤は一般式を有するが、ここで各Ｒは炭 化水素、例えば約８から約２０個までの、好ましくは約１８個までの、より好ま しくは約１６個までの炭素原子を有するアルキル基であり、各（Ｒ２）は水素ま たは１〜約４個の炭素原子を有する短鎖アルキルまたは置換アルキル、好ましく はメチル、エチル、プロピル、ヒドロキシ置換エチルまたはプロピルおよびそれ らの混合物からなる群から選択された基、好ましくはメチル基であり、各（Ｒ３ ）は水素または水酸基からなる群から選択され、各ｎは１〜約４、好ましくは２ 〜約３、より好ましくは約３の数であり、どの（ＣＲ３２）部分にある水酸基の 数も１を超えない。Ｒ基は枝分れしている、および／または不飽和でよく、その 様な構造は、直鎖アルキルＲ基との混合物の部分として使用される場合でも、ｓ ｐｏｔｔｉｎｇ／　ｆ１１腸ｉｎｇの利点を与えることができる。Ｒ２基も結合 して環構造を形成することができる。この種の洗剤用界面活性剤は、０１０−１ ４脂肪アシルアミドプロピレン（ヒドロキシプロピレン）スルホベタインであり 、シエレツクス　カンパニーから「パリオンＣＡＳスルホベタインコの商品名で 市販されている。

上記のヒドロカルビル　アミド　スルホベタイン（ＨＡＳＢ）を含む本発明の組 成物は、従来の陰イオン系洗剤用界面活性剤を含む類似の組成物より多くの香料 および／またはより疎水性の高い香料を含むことができる。

このことは、日用品の製造には好ましい。本発明の組成物に有用な香料は、以下 により詳細に説明する。

ここで有用な双生イオン系洗剤用界面活性剤には、ヒドロカルビル、例えば脂肪 性の、アミドアルキレンベタイン（以下、ｒＨＡＢＪとも呼ぶ）がある。これら の洗剤用界面活性剤は一般式 を有するが、ここで各Ｒは炭化水素、例えば約８から約２０個までの、好ましく は約１８個までの、より好ましくは約１６個までの炭素原子を有するアルキル基 であり、各（Ｒ２）は水素または１〜約４個の炭素原子を有する短鎖アルキルま たは置換アルキル、好ましくはメチル、エチル、プロピル、ヒドロキシ置換エチ ルまたはプロピルおよびそれらの混合物からなる群から選択された基、好ましく はメチル基であり、各（Ｒ３）は水素または水酸基からなる群から選択され、各 ｎは１〜約４、好ましくは２〜約３、より好ましくは約３の数であり、どの（Ｃ Ｒ３゜）部分にある水酸基の数も１を超えない。Ｒ基は枝分れしている、および ／または不飽和でよく、その様な構造は、直鎖アルキルＲ基との混合物の部分と して使用される場合でも、ｓｐｏｔｔｌｎｇ／　ｆｉｌ■ｉｎｇの利点を与える ことができる。

その様な洗剤用界面活性剤の例は、Ｃ脂肪アシルアミドプロピレンベタインであ り、ミラノール　カンパニーから「ミラティンＢＤＪの商品名で市販されている 。

組成物中の双生イオン系洗剤用界面活性剤の量は、約０．０１％〜１％〜約８ま しくは約１％〜約６％、より好ましくは約２％〜約４％である。組成物中の量は 、洗浄溶液を調製するための最終的な希釈程度により異なる。

洗浄には、十分な強度で使用する場合の組成物、つまり組成物を含む洗浄溶液は 、約０．０１％〜１％〜約８ましくは約１％〜約６％、より好ましくは約２％〜 約４％の双生イオン系洗剤用界面活性剤を含むべきである。濃縮製品は、一般的 に約０．０２％〜２％〜約１好ましくは約４％〜約８％の双生イオン系洗剤用界 面活性剤を含む。

非イオン系洗剤用界面活性剤 本発明の組成物は、広範囲な汚れに対して洗浄および乳化の利点を与えるための 非イオン系洗剤用界面活性剤（共界面活性剤）をも含む。ここで有用な非イオン 系共界面活性剤には、ＨＬＢが約６〜約１８、好ましくは約８〜約１６、より好 ましくは約１０〜約１４であるすべての公知の非イオン系洗剤用界面活性剤が含 まれる。これらの代表例は、洗剤の分野では良く知られているアルコキシル化し た（特にエトキシル化した）アルコールおよびアルキルフェノール、等である。

一般的に、その様な非イオン系洗剤用界面活性剤は、Ｃ１好ましくはＣ１ｏ−１ ８’より好ましくはＣ１０−１６のアルキル基を有し、一般的に約２，５〜約１ ２、好ましくは約４〜約１０、より好ましくは約５〜約８個のエチレンオキシド 基を含み、ＨＬＢが約８〜約１６、好ましくは約１０〜約１４である。本発明の 組成物にはエトキシル化アルコールが特に好ましい。

ここで有用な非イオン系洗剤用界面活性剤の例としては、デシルポリエトキシレ ート（２，５）、ココナツツアルキルポリエトキシレート（６，５）およびデシ ルポリエトキシレート（６）がある。

本発明の洗剤組成物に有用な上記の種類の非イオン系界面活性剤のリストは、こ こに参考として含める米国特許第４，５５７，８５３号、コリンズ、１９８５年 １２月１０日発行、に詳細に記載されている。その様な界面活性剤の商業的な供 給源は、やはりここに参考として含める「マクカッチェオンの乳化剤および洗剤 」、ノースアメリカンエディジョン、１９８４、マクカッチェオンディビジョン 、ＭＣ出版社、に記載されている。

非イオン系共界面活性剤成分は、本発明の組成物の０．０１％の少量でもよいが 、一般的には組成物は約０．５％〜約６％、より好ましくは約１％〜約４％の非 イオン系共界面活性剤を含む。

非イオン系共界面活性剤の双生イオン系洗剤用界面活性剤に対する比率は約１： ４〜約３＝１、好ましくは約に３〜約２：１、より好ましくは約１＝２〜約１： １である。

所望により使用する陰イオン系洗剤用界面活性剤代表的な、所望により使用する 陰イオン系洗剤用界面活性剤は、洗剤の分野では良く知られている、アルキル− およびアルキルエトキシレート−（ポリエトキシレート）サルフェート、パラフ ィンスルホネート、オレフィンスルホネート、脂肪酸および脂肪酸エステルのア ルファースルホネート、等である。一般的に、その様な洗剤用界面活性剤は、ｃ 　−ｃ　、好ましくはＣ１０−Ｃ１８，より好ましくはＣ１２〜Ｃ１Ｂのアルキ ル基を含む。陰イオン系洗剤用界面活性剤は、それらのナトリウム、カリウムま たはアルカノールアンモニウム、例えばトリエタノールアンモニウム塩の形で使 用することができる。Ｃ１２〜Ｃ１８ハラフィン−スルホネートおよびアルキル サルフェートが本発明の組成物に特に好ましい。

上記の種類の好適な陰イオン系洗剤用界面活性剤のリストは、上記の米国特許第 ４．５５７．８５３号、コリンズ、１９８５年１２月１０日発行、に詳細に記載 されている。その様な界面活性剤の商業的な供給源は、上記の「マクカッチェオ ンの乳化剤および洗剤」、ノースアメリカンエディジョン、１９８４、マクカッ チェオンディビジョン、ＭＣ出版社、に記載されている。

所望により使用する陰イオン系洗剤用界面活性剤成分は、存在する場合は本発明 の組成物の０．００１％の少量でもよいが、一般的には組成物は約０．０１％〜 １％〜約５り好ましくは約０．０２％〜２％〜約２イオン系洗剤用界面活性剤を 含む。陰イオン系洗剤用界面活性剤は存在しない、あるいは表面のすすぎを促進 するために少量でのみ存在するのが好ましい。

（ｂ）疎水性溶剤 特に脂質汚れを効果的に洗浄するためには、洗浄作用を有する疎水性溶剤を使用 する必要がある。硬質表面洗浄組成物に使用する溶剤は、例えばドライクリーニ ング業界、硬質表面洗浄剤業界、および金属加工工業で一般的に使用されている 公知の「脱脂」溶剤のいずれでもよい。疎水性溶剤の量は、約１％〜約１５％、 好ましくは約２％〜約１２％、最も好ましくは約５％〜約１０％である。

その様な溶剤の多くはアルキルまたはシクロアルキル型の炭化水素またはハロゲ ン化炭化水素であり、沸点が室温より十分に高い、すなわち約２０℃より十分に 高い。

本発明の組成物を配合する場合、一部には良好な脱脂特性を与えるため、および 一部には美観を考慮して溶剤を選択する。例えば、灯油炭化水素は本組成物にお いて極めて良好な脱脂機能を有するが、悪臭を放つことがある。灯油は、商業的 な用途においても、使用前は著しく清浄でなければならない。悪臭が許されない 家庭用では、比較的快い臭気を有する溶剤、または香料により十分に変性できる 溶剤を使用することになろう。

Ｃ６〜Ｃ９アルキル芳香族溶剤、特に０６〜ｃ９アルキルベンゼン、好ましくは オクチルベンゼンは、優れた脱脂特性を示し、僅かな、快い臭気を有する。同様 に、沸点が少なくとも約１００℃であるオレフィン溶剤、特にアルファーオレフ ィン溶剤、好ましくは１−デセンまたは１−ドデセンは、優れた脱脂溶剤である 。

一般的に、ここで有用なグリコールエーテルは、式Ｒ０（−Ｒ０−）Ｈ（式中、 各Ｒ１は約４〜約８個の■ 炭素原子を有するをアルキル基であり、各Ｒ２はエチレンまたはプロピレンであ り、ｍは１〜約３の数である。）を有し、この化合物は水に対する溶解性が約２ ０％未満、好ましくは約１０％未満、より好ましくは約６％未満である。最も好 ましいグリコールエーテルは、ジプロピレングリコールモノブチルエーテル、モ ノプロピレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノヘキシ ルエーテル、モノエチレングリコールモノヘキシルエーテル、およびそれらの混 合物からなる群から選択される。

ブトキシ−プロパノール溶剤は、臭気を改良するためには、ブトキシ基がプロパ ツールの第二原子に付加している第二異性体の量が約２０％以下、好ましくは約 １０％以下、より好ましくは約７％以下であるべきである。

これらの硬質表面洗浄剤組成物にとって特に好ましい種類の溶剤は、その分子構 造中に６〜約１６個の炭素原子を有するジオールである。好ましいジオール溶剤 は、水に対する溶解度が２０℃で約０．１〜約２０ｇ７１００ｇ水である。

好適なジオール溶剤の例およびそれらの水に対する溶解度を表１に示す。

２．５−ジメチル−２，５−ヘキサンジオール　１４．３２−フェニル−１，２ −プロパンジオール　１２．０’フェニル−１，２−エタンジオール　１２．０ ”２−エチル−１，３−ヘキサンジオール　４．２２．２．４−トリメチル−１ ，３−ベンタンジオール　１．９１実験室で測定 他の値はすべて出版文献から得た。

ジオール溶剤は、脱脂能力が良好であることに加えて、浴槽やシャワー室の壁の 様な表面からカルシウムヤッケン汚れを除去する高い能力を組成物に与えるので 特に好ましい。これらの汚れは、特に研磨材を含まない組成物では除去するのが 特に困難である。８〜１２個の炭素原子を有するジオールが好ましい。最も好ま しいジオール溶剤は２，２．４−トリメチル−１，３−ベンタンジオールである 。

他の溶剤、例えばベンジルアルコール、ｎ−ヘキサノール、およびＣアルコール のフタル酸エステルなども使用できる。

テルペン溶剤およびパイン油は、使用できるが、存在しない方が好ましい。

（Ｃ）ポリカルボン酸塩洗剤ビルダー ここで有用なポリカルボン酸塩洗剤ビルダーには、ここに参考として含める米国 特許第４，９１５，８５４号、マオら、１９９０年４月１０日発行、に記載され ているビルダーが含まれる。好適な洗剤ビルダーは好ましくは、酸性条件下でカ ルシウムに対して比較的強い結合定数を有する。好ましい洗剤ビルダーには、ク エン酸および、特に一般式 ％式％）］ （式中、各Ｒ５はＨおよびＯＨからなる群から選択され、ｎは平均約２〜約３の 数である。） を有するビルダーがある。他の好ましい洗剤ビルダーには、ここに参考として含 める１９８８年１２月１４日提出の、「硬質表面洗浄組成物」に関するステファ ン　カルシヨーおよびエディ−ボスの米国特許出願箱２８５゜３３．７号に記載 されているビルダーがある。

上記の洗剤ビルダーに加えて、硬質表面洗浄剤にとりて比較的有効であり、およ び／または、好ましくは、汚れのｆｉｌｍｉｎｇ　／ｓｔｒｅａｋｉｎｇの性質 が比較的少ない他の洗剤ビルダーは、ここに参考として含める、米国特許第４゜ ７６９．１７２号、シクロシ、１９８８年９月６日発行、に記載されているビル ダーの酸の形である。さらに他のＣＨＣＨ２Ｃ０ Ｏ式中、Ｒは−ＣＨ２ＣＨ２ＣＨ２０Ｈ１−ＣＨＣＨ（ＯＨ）ＣＨ３、 −ＣＨＣＨ（ＯＨ）ＣＨ２０Ｈ。

−ＣＨ（ＣＨＯＨ）　、−ＣＨ３、 −ＣＨＣＨＣＨＯＣＨ、−Ｃ（ＣＨ２０Ｈ）　３およびそれらの混合物からなる 群から選択され、各Ｍは水素である。） を有するキレート化剤がある。

キレート化剤の酸の形の化学名には、 Ｎ（３−ヒドロキシプロピル）イミノ−Ｎ、Ｎ−二酢酸＜３−ＨＰ　Ｉ　ＤＡ） 、 Ｎ（２−ヒドロキシプロピル）イミノ−Ｎ、Ｎ−二酢酸（２−ＨＰ　Ｉ　ＤＡ） 、 Ｎ−グリセリルイミノ−Ｎ、Ｎ−二酢酸（ＧＬＩＤＡ）、ジヒドロキシイソプロ ピルイミノ−（Ｎ、Ｎ）−二酢酸（ＤＨＰ　Ｉ　ＤＡ）、 メチルイミノ−（Ｎ、Ｎ）−二酢酸（Ｍ　Ｉ　ＤＡ）、２−メトキシエチルイミ ノ−（Ｎ、Ｎ）−二酢酸（ＭＥ　Ｉ　ＤＡ）、 アミドイミノニ酢！！２（アミドニトリロトリ酢酸ナトリウムとも呼ばれる、５ ＡＮＤ）、 アセトアミドイミノニ酢酸（Ａ　Ｉ　ＤＡ）、３−メトキシプロピルイミノ−Ｎ 、Ｎ−二酢酸（ＭＥ　Ｐ　Ｉ　ＤＡ）　、および トリス（ヒドロキシメチル）メチルイミノ−Ｎ、Ｎ−二酢酸（ＴＲＩＤＡ）があ る。

これらのイミノニ酢酸誘導体の製造方法は、３−ＨＰ　Ｉ　ＤＡに関して日本国 公開筒５９−７０６５２号、 ２−ＨＰ　ＩＤＡおよびＤＨＰ　Ｉ　ＤＡに関してＤＥ−ＯＳ−２５４２７０８ 、 ＧＬＩＤＡに関してＣｈｅｍ、ＺＶＥＳＴＩ３４　（１）９３−１．０３頁（１ ９８０）、マイアー、リーカンスカら、１９７９年３月２６日発表、 ＭＩＤＡに関してＣ，Ａ、１０４　（６）４５０６２ｄ。

および ＡＩＤＡに関してバイオケミストリー５．４６７頁（１９６６）に開示されてい る。

本発明のキレート化剤は、組成物全体に対して約２％〜約１４％、好ましくは約 ３％〜約１２％、より好ましくは約５％〜約１０％の量で存在する。

これらの酸性洗剤ビルダーは通常、使用中に望ましいｐＨを与える。しかし、必 要であれば、組成物は、使用中のｐＨを約１〜約５．５、好ましくは約２〜約４ ．５、より好ましくは約３〜約４．５にする緩衝剤をさらに含むことができる。

ｐＨは通常製品に対して測定する。緩衝剤は、ＨＣｌ５ＨＮＯ、等の鉱酸、およ び酢酸、コハク酸、酒石酸、等の有機酸、およびそれらの混合物からなる群から 選択する。その系の中の緩衝物質は、ｓｐｏｔｔｉｎｇ／ｆｉ１ｍｉｎｇにとっ て重要である。組成物は、クリーニングには一般的に使用されているが、特に非 常に小さな子供が居る家庭で使用する組成物には安全性の観点から好ましくない シュウ酸の様な物質を実質的に、あるいはまったく含まないのが好ましい。

水性溶剤系 配合物の残りは一般的に水である。メタノール、エタノール、イソプロパツール 、エチレングリコール、プロピレングリコール、およびそれらの混合物の様な、 洗浄作用がほとんどない非水性の極性溶剤は存在しないのが一般的である。非水 性溶剤が存在する場合、その非水性溶剤の量は、約０，５％〜約１０％、好まし くは約５％未満であり、水の量は約５０％〜約９７％、好ましくは約７５２６〜 約９５％である。

所望により使用する原料 これらの組成物は、この分野で洗剤組成物に関して公知の、他の様々な添加剤を 、許容できないｓｐｏｔｔｉｎｇ／ｆｉ１ｍｆｎｇを引き起こさない程度の量で 含むこともできる。

その様な添加剤の例としては、 プロテアーゼの様な酵素、 トルエンスルホン酸ナトリウム、クメンスルホン酸ナトリウムおよびキシレンス ルホン酸カリウムの様なヒドロトロピー剤（ｈｙｄｒｏｔｒｏｐｅｓ）　ｓおよ びガラスの洗浄における５ｐｏｔ目ｎｇ７ｒ目ｓｉｎｇに悪影響を及ぼさない、 着色剤および香料の様な美的感覚を高める原料がある。ｓｐｏｔｔｌｎｇ＃１１ ｍ１ｎｇを抑えるために、より水溶性が高い、および／または揮発性が高い香料 が好ましい。

香料 はとんどの硬質表面洗浄剤は、嗅覚的、美感党的な利点を与えるための、および その製品が有する「化学的」な臭気を隠すためのある種の香料を含む。これらの 香料中の、揮発性が高く、沸点の低い、少量の香料成分の主な機能は、洗浄する 表面の匂いに影響を与えるのではなく、製品自体の芳香を改善することである。

しかし、ある種の、揮発性が低く、高沸点の芳香原料は、表面に新鮮で、清浄な 印象を与えることができ、これらの原料が乾燥した表面上に堆積し、残留するの が望ましい場合もある。芳香原料は、非イオン系および双生イオン系洗剤用界面 活性剤により組成物中に容易に溶解する。陰イオン系洗剤用界面活性剤は香料、 特に直接香料をあまり溶解させない、あるいは均一性を同じ低い温度に維持する 。

本発明の芳香原料および組成物は、この分野では公知の物質である。香料成分お よびその量は、美感覚的な考慮によってのみ選択される。好適な芳香化合物およ び組成物は、ここに参考として含める、米国特許第４，１４５．１８４号、プレ インおよびカミンズ、１９７９年３月２０日発行、第４．２０９，４１７号、ホ ワイト、１９８０年、６月２４日発行、第４，５１５，７０５号、メチル、］９ ９８５５５月７日発行および第４，１５２゜２７２号、ヤング、１９７９年５月 １日発行、に記載されている。

一般的に、香料の直接性（ｓｕｂｓｔａｎｔｉｖｉｔｙ）は、使用する直接芳香 物質の百分率に大体比例する。比較的直接的な香料は、少なくとも約１％、好ま しくは少なくとも約１０％の直接的芳香物質を含む。

直接的芳香物質は、洗浄工程により表面上に堆積し、正常な嗅覚を有する人間に より知覚され得る芳香化合物である。その様な物質は一般的に蒸気圧が平均的な 芳香物質の蒸気圧よりも低い。また、それらの物質は一般的に分子量が約２００ 以上であり、平均的な香料の量よりも低い量で知覚される。

ここで有用な芳香原料は、それらの芳香特性、沸点や分子量などのそれらの物理 的および化学的特性と共に、ここに参考として含める「香料および芳香の化学（ アロマケミカルス）」ステファン　アークタンダー、著者により１９６９年出版 、に記載されている。

高揮発性で低沸点の芳香原料の例としては、アネトール、ベンズアルデヒド、酢 酸ベンジル、ベンジルアルコール、ギ酸ベンジル、酢酸イソ−ボルニル、カンフ エン、シス−シトラール（ネラール）、シトロネラール、シトロネロール、酢酸 シトロネリル、パラ−シメン、デカナール、ジヒドロリナロール、ジヒドロミル セノール、ジメチルフェニルカルビノール、ユーカリブトール、ゲラ二アール、 ゲラニオール、酢酸ゲラニル、ゲラニルニトリル、酢酸シス−３−へキセニル、 ヒドロキシシトロネラール、ｄ−リモネン、リナロール、リナロールオキシド、 酢酸リナリル、プロピオン酸すナリル、アントラニル酸メチル、アルファーメチ ルイオノン、メチルノニルアセトアルデヒド、酢酸メチルフェニルカルビニル、 酢酸レボ−メンチル、メントン、イソ−メントン、ミルセン、酢酸ミルセニル、 ミルセノール、ネロール、酢酸ネリル、酢酸ノニル、フェニルエチルアルコール 、アルファーピネン、ベーターピネン、ガンマ−テルピネン、アルファーテルピ ネオール、ベーターテルピネオール、酢酸チルビニル、およびベルテネックス（ 酢酸バラ−ｔｅ「ｔ−ブチルシクロヘキシル）がある。ある種の天然油も大量の 高揮発性芳香原料を含む。例えば、ラバンジンは主成分としてリナロール、酢酸 リナリル、ゲラニオール、およびシトロネロールを含む。レモン油およびオレン ジテルペンの両方とも約９５％のｄ−リモネンを含む。

中程度の揮発性を有する芳香原料の例としては、アミルシンナムアルデヒド、サ リチル酸イソ−アミル、ベーターカリオフィレン、セドレン、ケイ皮アルコール 、クマリン、酢酸ジメチルベンジルカルビニル、エチルバニリン、オイゲノール 、イソ−オイゲノール、酢酸フローサリチル酸ヘキシル、リリアル（バラーｔｅ ｒｔ−ブチルーアルファーメチルヒドロシンナムアルデヒド）、ガンマ−メチル イオノン、ネロリドール、バッチユリアルコール、フェニルヘキサノール、ベー ターセドレン、酢酸トリクロロメチルフェニルカルビニル、クエン酸トリエチル 、バニリン、およびベラトルムアルデヒドがある。

セダーテルペンは、主としてアルファーセドレン、ベーターセドレンおよび他の Ｃ１５Ｈ２４セスキテルペンからなる。

揮発性の低い、高沸点芳香原料の例としては、ベンゾフェノン、サリチル酸ベン ジル、ブラシル酸エチレン、ガラキソリド（１，３，４，６，７，８−ヘキサヒ ドロ−４，６，６，７，８，８−ヘキサメチル−シクロペンタ−ガンマ−２−ベ ンゾビラン）、ヘキシルシンナムアルデヒド、リラル（４−（４−ヒドロキシ− ４−メチルペンチル）−３−シクロヘキセン−１０−カルボキサルデヒド）、メ チルセドリロン、メチルジヒドロジャスモネート、メチル−ベーターナフチルケ トン、じやこうインダノン、じゃこうケトン、じやこうチベテン、およびフェニ ル酢酸フェニルエチルがある。

特定芳香原料の選択は、主として美感覚的な考慮により行なうが、先に述べた様 に、組成物のｓｐｏｔｔ１ｎｇ／ｆ’ｉｌｉｉｎｇ特性に悪影響を及ぼし難いの で、より水溶性の物質が好ましい。

これらの組成物は著しく良好な洗浄特性を有する。また、これらの組成物は、良 好な「光沢」特性をも有する、すなわち光沢のある表面の洗浄に使用した場合に 、例えばリン酸塩ビルダーを使用する製品よりも、表面に曇りを残す傾向がはる かに少ない。

ここに記載する製品、特に十分な濃度で使用する様に配合された製品の好ましい 使用方法では、洗浄すべき表面上に製品を吹き付け、次いで布、紙タオル、等の 適当な材料で拭き取る。したがって、スプレーするための手段、例えばポンプ、 エーロゾル推進剤、およびスプレーパルプ、等を備えた容器に製品を包装するの が非常に好ましい。

他に指示が無い限り、ここで使用する部数、百分率および比率はすべて「重量」 表示とする。

以下に実施例により本発明を説明する。

実施例Ｉ 原料　重量％ ３−（Ｎ−ドデシル−Ｎ、Ｎ−ジメチル）−２−ヒドロキシプロパン−１−スル ホネート（ＤＤＨＰＳ）　２．０デシルポリエトキシレート（２，５）　（ＤＰ Ｅ２．５）　１．１デシルポリエトキシレート（６，０）　（ＤＰＥ６）　２． ９ブトキシブロポキシブロバノール（ＢＰＰ）　５．０オキシジコハク酸（ＯＤ Ｓ）　１０．０クメンスルホンナトリウム（ＳＯ８）　４．２水、緩衝剤および 少量原料　１０ＧまでｐＨ−３，０ 実施鉤目 ＤＤＥＰＳ　２．０ クエン酸　１０，０ ＳＣ３１，６ 水、緩衝剤および少量原料　１００までＤＤＨＰＳ　２．０ 水、緩衝剤および少量原料　１００までｐＨ−３，０ 実施ｆＰＪＩＶ 下記の配合により、液体硬質表面洗浄剤組成物を製造ＤＤＨＰ８　２．０ 水、緩衝剤および少量原料　１００まで下記の配合により、組成物を製造する。

原料　重量％ ＤＤＨＰＳ　２，０ ＤＰＥ６　２．０ クエン酸　１０．０ 水、緩衝剤および少量原料　１００まで下記の配合により、硬質表面洗浄剤組成 物を製造する。

組成物Ａ ＤＤＥＰＳ　６．０ ＤＰＥ６　０．０ クエン酸　１０．０ ＢＰＰ　５．０ 水、緩衝剤および少量原料　１００までｐＨ−３，０ ＤＤＨＰＳ　Ｏ，０ ＤＰＥ６　６．０ クエン酸　１０．０ ＢＰＰ　５．０ 水、緩衝剤および少量原料　１００までＤＤＨＰＳ　４．０ ＤＰＥ６　２．０ クエン酸　１０．０ ＢＰＰ　５．０ 水、緩衝剤および少量原料　１００までｐＨ−３，０ 組成物ＡＳＢおよびＣを、大量のカルシウムセッケンを含む通常のシャワー室壁 の汚れに対して試験したが、ＡおよびＢに対する除去百分率は７１％で、Ｃに対 する除去百分率は８５％である。非イオン系および双生イオン系洗剤用界面活性 剤の組合わせは個々の界面活性剤よりも明らかに優れている。この除去率は、処 理する表面に損傷を与え易いｐＨ約１の市販製品による除去率に匹敵する。

ＢＰＰ溶剤をより疎水性の低い溶剤で置き換えると、より油状の汚れははるかに 除去し難くなる。例えば、ＢＰＰをより一般的なブチルセロソルブで置き換える と、浴室で一般的に見られる油性汚れの除去率は約４分の１低下する。非イオン 系および双生イオン系洗剤用界面活性剤、低ｐｉで有効な洗剤用ビルダー、およ び疎水性溶剤を組み合わせることにより、浴室で見られる典型的なセッケンかす に対して、およびやはり浴室で見られる他の、より油性の汚れに対しても有効な 硬質表面洗浄剤が得ら３−（Ｎ−セチル−Ｎ、Ｎ−ジメチル）−プロパン−１− スルホネート　２．０ ＤＰＥ２．５　１．１ ＤＰＥ６　２．９ ＯＤＳ　１０．　０ ＢＰＰ　５．０ 水、緩衝剤および少量原料　１００までｐＨ−２，５ この組成物は、実施例Ｖ＋のシャワー室壁の汚れを十分に除去する。

フロントページの続き （８１）指定図　ＥＰ（ＡＴ、ＢＥ、ＣＨ，ＤＥ。

ＤＫ、ＥＳ、ＦＲ，ＧＢ、ＧＲ，ＩＴ、ＬＵ、ＮＬ、ＳＥ）、０Ａ（ＢＦ、ＢＪ 、ＣＦ、ＣＧ、ＣＩ、ＣＭ、ＧＡ、ＧＮ、ＭＬ、ＭＲ，ＳＮ、ＴＤ、ＴＧ）、Ａ Ｔ、ＡＵ、ＢＢ、ＢＧ、ＢＲ，ＣＡ、ＣＨ，Ｃ３，ＤＥ、ＤＫ。

ＥＳ、ＦＩ、ＧＢ、ＨＵ、ＪＰ、ＫＰ、ＫＲ，ＬＫ、ＬＵ、ＭＣ，ＭＧ、ＭＷ、 ＮＬ、Ｎｏ、ＰＬ、ＲＯ，ＳＤ、ＳＥ、ＳＵ

Claims (7)

【特許請求の範囲】
1. １．酸性の水性硬質表面洗剤組成物であって、（ａ）双生イオン系の洗剤用界面 活性剤、好ましくは式Ｒ−Ｎ（＋）（Ｒ２）（Ｒ３）Ｒ４Ｘ（−）（式中、Ｒは 疎水性基であり、Ｒ２およびＲ３はそれぞれＣ１−４アルキル、ヒドロキシアル キルまたは他の置換されたアルキル基であり、結合してＮと共に環構造を形成す ることもでき、Ｒ４は陽イオン性窒素原子を親水性基に結合させる部分であり、 アルキレン、ヒドロキシアルキレン、または約１〜約４個の炭素原子を有するポ リアルコキシ基であり、Ｘはカルボン酸塩またはスルホン酸塩である親水性基で ある。） の双生イオン系洗剤用界面活性剤、および好ましくはＨＬＢが約１０〜約１４で ある非イオン系洗剤用界面活性剤の混合物、（ｂ）好ましくは約１％〜約１５％ の量の、水に対する溶解度が好ましくは約２０％未満の、洗浄機能を与える疎水 性溶剤、（ｃ）ポリカルボン酸塩洗剤ビルダー、および（ｄ）水性溶剤系および 所望により使用する少量の原料からなる残りの部分からなり、ｐＨが約１〜約５ ．５、好ましくは約２〜約４．５であることを特徴とする、酸性の水性硬質表面 洗剤組成物。
2. ２．前記溶剤（ｂ）が、アルキルおよびシクロアルキル炭化水素およびハロ炭化 水素、アルファオレフィン、ベンジルアルコール、グリコールエーテル、および ６〜１６個の炭素原子を有するジオール、好ましくは約８〜約１２個の炭素原子 を有するジオールまたは２，２，４−トリメチル−１，３−ベンタンジオールか らなる群がら選択される、請求項１に記載の組成物。
3. ３．前記溶剤（ｂ）が、式Ｒ１０（−Ｒ２Ｏ−）ｍＨ（式中、各Ｒ１は約４〜約 ８個の炭素原子を有するをアルキル基であり、各Ｒ２はエチレンまたはプロピレ ンからなる群から選択され、ｍは１〜約３の数である。）を有し、好ましくはジ プロピレングリコールモノブチルエーテル、モノプロピレングリコールモノブチ ルエーテル、ジエチレングリコールモノヘキシルエーテル、モノエチレングリコ ールモノヘキシルエーテル、およびそれらの混合物からなる群から選択される溶 剤である、請求項２に記載の組成物。
4. ４．前記双生イオン系洗剤用界面活性剤が、式Ｒ−Ｃ（Ｏ）−Ｎ（Ｒ２）−（Ｃ Ｒ３２）ｎ−Ｎ（Ｒ２）２（＋）−（ＣＲ３２）ｎ−ＳＯ３（−）（式中、各Ｒ は約１０〜約１８個の炭素原子を有するアルキル基であり、各（Ｒ２）はメチル 、エチル、プロピル、ヒドロキシ置換エチルまたはプロピルおよびそれらの混合 物からなる群から選択され、各（Ｒ３）は水素または水酸基からなる群から選択 され、各ｎは１〜約４の数であり、どの（ＣＲ３２）部分にある氷酸基の数も約 １を超えない。）を有するヒドロカルビル−アミドアルキレンスルホベタインで ある、請求項１〜３のいずれか１項に記載の組成物。
5. ５．前記双生イオン系洗剤用界面活性剤の量が約０．０１％〜約８％であり、前 記非イオン系洗剤用界面活性剤の量が約０．１％〜約６％であり、前記非イオン 系洗剤用界面活性剤の前記双生イオン系洗剤用界面活性剤に対する比率が約１： ４〜約３：１であり、前記疎水性溶剤の量が約１％〜約１５％であり、前記ポリ カルボン酸塩洗剤ビルダーの量が約２％〜約１４％であり、前記組成物のｐＨが 約２〜約４．５である、請求項１〜４のいずれか１項に記載の組成物。
6. ６．前記双生イオン系洗剤用界面活性剤の量が約１％〜約６％であり、前記非イ オン系洗剤用界面活性剤の量が約０．５％〜約６％であり、前記非イオン系洗剤 用界面活性剤の前記双生イオン系洗剤用界面活性剤に対する比率が約１：３〜約 ２：１であり、前記疎水性溶剤の量が約２％〜約１２％であり、前記ポリカルボ ン酸塩洗剤ビルダーの量が約３％〜約１２％であり、前記組成物のｐＨが約２〜 約４．５である、請求項５に記載の組成物。
7. ７．硬質表面の洗浄方法であって、請求項１〜６のいずれか１項に記載の組成物 を前記表面に吹き付けることを特徴とする方法。