JP2000073085A - 洗浄剤組成物 - Google Patents

洗浄剤組成物

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JP2000073085A
JP2000073085A JP10246027A JP24602798A JP2000073085A JP 2000073085 A JP2000073085 A JP 2000073085A JP 10246027 A JP10246027 A JP 10246027A JP 24602798 A JP24602798 A JP 24602798A JP 2000073085 A JP2000073085 A JP 2000073085A
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surfactant
detergent composition
acid
liquid detergent
aromatic sulfonic
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Tei Iihara
禎 飯原
Sadamitsu Mori
貞光 森
Yukihiro Dannoue
幸弘 段ノ上
Masao Nishida
誠男 西田
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Lion Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 洗浄力、殺菌性が良好であり、コストを抑え
ながら洗浄力と殺菌性、低温安定性とを両方満足する洗
浄剤組成物を提供すること。 【解決手段】 界面活性剤を25〜50重量%の範囲で
含有する液体洗浄剤組成物であって、両性界面活性剤と
芳香族スルホン酸又はその塩から選ばれる少なくとも一
種の化合物を含有し、pHが3.0〜6.0の範囲にあ
る洗浄剤組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、台所用を始めとす
る硬表面用洗浄剤や、身体または毛髪用洗浄剤と極めて
有用なコンパクトタイプの液体洗浄剤組成物に関し、更
に詳しくは、両性活性剤と芳香族スルホン酸又はその塩
を含有し、pHを3.0〜6.0の洗浄剤組成物とする
ことにより、洗浄力、殺菌性が良好であり、更には、低
温安定性も良好な洗浄剤組成物を提供するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、台所用洗剤を始めとする液体洗浄
剤組成物はコンパクトタイプが主流になってきており、
消費者及び流通業者などに多大なメリットを与えてい
る。一方、台所における消費行動は、タッパ等の疎水性
の高い容器が増えてきて、従来落ち易かった汚れも落ち
にくくなっていること、又O157で代表されるように
台所周りの除菌へのニーズが高まっていることが挙げら
れる。
【0003】殺菌性を付与するために従来は第4級消毒
性化合物を入れた特許(特開平7−188697号公
報)や、ヨード系殺菌剤を入れた特許(特開平5−53
891号公報)等が提案されていた。しかしながら、い
ずれも殺菌剤を系で安定化させるために活性剤や安定化
剤等の条件に制約され、コストを抑えながら洗浄力と低
温安定性とを両方満たすことは難しかった。
【0004】特開平8−283782号公報では、皮膚
への刺激性の少ない住居用液体洗浄剤組成物として、ア
ニオン性界面活性剤、所定のアミンオキシド又はアミド
アミンオキシド及び低級カルボン酸を所定量組み合わせ
るとともに、そのpHを所定の範囲に調整することによ
り、その目的を達成している。低級カルボン酸として
は、酢酸、アジピン酸、グリコール酸、ジグリコール
酸、モノクロル酢酸、オキシジコハク酸、カルボキシメ
チルコハク酸、カルボキシメチル酒石酸等が例示されて
いるが、本願の芳香族スルホン酸又はその塩は含まれて
いないばかりでなく、両性活性剤も含まれていない。
【0005】特開昭59−189197号公報では、従
来のシャンプー、洗顔石ケン、台所用洗剤等の洗剤に
は、陰イオン性界面活性剤が主に用いられ、増泡剤や、
起泡安定剤としてアルキルベタイン、アルキルアミンオ
キシド等の両性界面活性剤、或いは脂肪酸ジエタノール
アミド等の非イオン性界面活性剤が添加されることが多
いが、これらは洗浄力が強すぎ、皮脂を過剰に除去し、
肌荒れを起したり、毛髪を痛めたりするので、これを防
ぐため、N−アシルグルタミン酸塩とアルキルアミドプ
ロピルベタインを含有させた洗浄剤組成物が提案されて
いる。しかし、本願の特徴である、芳香族スルホン酸又
はその塩は含まれていない。
【0006】特開昭63−61093号公報には、特定
の陰イオン界面活性剤とポリオキシアルキレン型非イオ
ン界面活性剤を含有し、洗浄時、すすぎ時のヌルつきが
少なく、使用感の良好な液体洗浄剤として、陰イオン性
界面活性剤10〜40重量%、HLBが18以上のポリ
オキシアルキレン型、非イオン性界面活性剤0.1〜1
0重量%を含有させることにより、すすぎ時のヌルつき
を軽減させ、更に、その組成物のpHが5〜9である液
体洗浄剤組成物が開示されている。この4頁左上欄から
右上欄には、従来公知の低温安定化剤として安息香酸塩
や、芳香族カルボン酸が配合されているが、この公報で
は4頁右下欄に非イオン性界面活性剤配合の効果とし
て、すすぎ時のヌルつき減少をうたっているが、芳香族
カルボン酸は本願で意図する洗浄時の手の感触性の改良
のための配合ではない。又、芳香族スルホン酸又はその
塩は含まれておらず、又両性活性剤も含まれていない。
【0007】特開昭64−1796号公報の2頁左上欄
〜右上欄にかけて、ポリオキシエチレンアルキルエーテ
ル硫酸塩(陰イオン界面活性剤の一種)は皮膚温和性に
優れた洗浄基剤であり、第3級アミンオキサイド(非イ
オン界面活性剤の一種)を併用することにより、皮膚刺
激性を抑えながら洗浄力、起泡力を向上させる方法が、
特公昭38−3264号や特公昭38−17467号公
報に開示されているが、この陰イオン界面活性剤と第3
級アミンオキサイド等の補助界面活性剤を併用した組成
物は、洗浄力、起泡力、皮膚温和性には優れている反
面、経日により赤褐色に変色する欠点がある。そこで、
この公報では(d)成分として、3−イソチアゾロン、
ベンゾイソチアゾロン及びその誘導体を用いて変色防止
をはかっているものである。そして、勿論本願の芳香族
スルホン酸又はその塩、両性界面活性剤は含まれていな
い。
【0008】特開昭64−24898号公報には、3頁
に陰イオン性界面活性剤を主洗浄基剤とした洗浄剤は、
優れた洗浄力、豊かな起泡力を持つ反面、低濃度でも高
い起泡力を有するため、すすぎ性が悪いという欠点があ
った。すすぎ性は衣料用洗剤や食器洗い用洗剤にとって
重要な性能であって、すすぎ性が悪いとすすぎ時間が長
くなり、大量の水を要し、不経済であり、又泡公害の不
安を与えることになる。そこでこの公報ではアニオン性
界面活性剤及び両性界面活性剤から選ばれた少なくとも
1種の非セッケン合成界面活性剤及び天然果汁を含有す
る液体洗浄剤組成物において、ジカルボン酸系界面活性
剤を特定の配合量で混合し、更に原液のpHを弱酸性領
域に保つことにより、すすぎ性が改善された液体洗浄剤
組成物としている。しかし本願の芳香族スルホン酸又は
その塩は含まれていない。
【0009】特開昭64−40598号公報では、皮膚
に対する作用が温和で、手荒れが少なく、かつ経日によ
るニオイの劣化が極めて小さく、しかも低温における安
定性に優れた液体洗浄剤組成物として、多価アルコール
のポリアルキレンオキサイド付加物及び/又はその硫酸
エステル塩並びに有機酸及び還元糖を含む天然果汁を所
定量加えた組成物が開示されている。しかし、本願の芳
香族スルホン酸又はその塩は含まれていない。
【0010】特開昭64−66298号公報では、すす
ぎ後の食器のウォータースポットの解消により、すすぎ
後の皿の水切れ性に優れた液体洗浄剤組成物として、陰
イオン性界面活性剤と含窒素の両性もしくは非イオン性
界面活性剤の混合物であり、HLBが15以上で、オキ
シアルキレン付加モル数が50〜300である窒素不含
のポリオキシアルキレン付加型非イオン性界面活剤及び
有機酸及び還元糖を含む天然果汁を含むpH4〜6.5
の液体洗浄剤組成物が開示されている。しかし本願の芳
香族スルホン酸又はその塩は含まれていない。
【0011】特開平1−266200号公報は、組成物
のpHが4〜6で弱酸性で、陰イオン性界面活性剤
(a)と3級アミンオキサイド(b)、平均分子量が3
00〜4,000の多価アルコールのプロピレンオキシ
ド付加物及びコハク酸誘導体よりなり、(a)成分と
(b)成分のモル比が0.2〜1.0の液体洗浄剤組成
物で、優れた洗浄力、起泡力を有し、且つ低温安定性の
良好な透明液体洗浄剤組成物であり、皮膚への刺激を低
減する目的で、(b)成分の非イオン性界面活性剤を配
合しているが、本発明の芳香族スルホン酸又はその塩の
記載もなく、両性界面活性剤の記載もない。
【0012】特開平1−292098号公報では、優れ
た洗浄力、起泡力を有し、且つ低温安定性の良好な透明
液体洗浄剤組成物の提供を目的とし、陰イオン性界面活
性剤(a)、3級アミンオキサイド(b)、平均分子量
300〜4,000の多価アルコールのプロピレンオキ
シド付加物、スルホベタインからなり、(b)/(a)
のモル比が0.1〜1.0であり、pHが4.0〜6.
0である液体洗浄剤組成物である。陰イオン界面活性剤
と両性界面活性剤を含んでいる点は類似しているが、何
よりも本願の特徴である芳香族スルホン酸又はその塩を
含んでいない。
【0013】特開平1−304191号公報は、陰イオ
ン系界面活性剤と非イオン系界面活性剤と硫酸カリウム
を代表とする水溶性塩(非溶解部分を含む)を含む食器
類、瀬戸物類、刃物類及び鍋類、プラスチック加工面、
ガラス、セラミック類を洗浄するのに適した陰イオン系
界面活性剤と非イオン系界面活性剤を含む台所用洗浄剤
というだけであり、本願の特徴とする芳香族スルホン酸
又はその塩、両性界面活性剤を含まない。
【0014】特開平2−51598号公報は、研磨剤を
含有し、洗浄力に優れ、手肌の荒れを生じることがな
く、しかも安定した分散性を有するクリームタイプの研
摩洗浄剤であって、陰イオン界面活性剤とベタイン系両
性界面活性剤及び水溶性非イオン界面活性剤を含む点は
本願と似ているが、本願は、この組成物が必須とする水
不溶性研摩物質を含まず、この公報の洗浄剤には、本願
の特徴とする芳香族スルホン酸又はその塩を含まない。
【0015】特開平5−170642号公報は、弱酸性
〜中性領域でも起泡性、洗浄力が良好で、かつ低刺激性
で、満足し得る使用感を与える皮膚毛髪用液体洗浄剤で
ある。化学式(化1)で示される糖誘導体の少なくとも
1つの水酸基が、炭素数8〜18のアルキル基またはア
ルケニル基とエーテル結合を形成しており、かつ少なく
とも1つのカルボキシル基がアルカリ金属イオン、アル
カリ土類金属イオン、または置換もしくは無置換のアン
モニウムイオンとイオン結合を形成している糖カルボン
酸型アニオン性界面活性剤を含有する皮膚毛髪用液体洗
浄剤である。本願の特徴である芳香族スルホン酸又はそ
の塩を含まないばかりでなく、化学式(化1)を見ただ
けで本願と異なるものであることは明らかである。
【0016】特開平6−158089号公報は、N−ア
シルグルタミン酸塩を含有する液体洗浄剤組成物におい
て、増粘剤及び脂肪酸または、その塩を含有し、かつ該
水溶液のpHが6.0以下である液体洗浄剤組成物であ
る。N−アシルグルタミン酸塩は、低刺激で安全性が高
く、泡立ち、使用後の感触もよい液体洗浄剤組成物であ
るという位の関係である。
【0017】特開昭57−105497号公報は、非イ
オン界面活性剤20〜40重量%、ベタイン2〜10重
量%、pH3〜6にするpH調整剤を含有する液体洗浄
剤組成物であって、衣類を洗濯したとき、柔軟化効果を
与えるが、黄ばみを生じさせることのない衣類用液体洗
浄剤組成物である。ベタインとして両性界面活性剤、更
に非イオン性界面活性剤は含まれているが、本願の特徴
である芳香族スルホン酸又はその塩は含まれておらず、
用途も衣類特に白色布の洗濯用であって、本願と異な
る。
【0018】特開昭57−83597号公報は、陰イオ
ン界面活性剤5〜30重量%、遊離脂肪酸と脂肪アルキ
ロールアミドからなる泡立て増進混合物0.5〜12重
量%及び水からなり、前記遊離脂肪酸が炭素数8〜18
の鎖長を有し、この脂肪酸が14よりも少ない炭素鎖長
少なくとも約25%からなり、前記泡立て増進混合物
が、界面活性剤の重量の約10〜40%の量で存在し、
そして、組成物が4〜7のpHを有する液体皮膚清浄剤
組成物である。2頁右下欄に、可溶化有機化合物が脂肪
アルキルサルフェートの起泡力を増大させることは知ら
れている。例えばラウリルアルコールをクロルスルホン
酸で硫酸化する際に過剰の硫酸化剤を使用すると非常に
貧弱な泡安定性を有する生成物を生ずるが、遊離ラウリ
ルアルコールをこの生成物に添加すると起泡力を回復さ
せることは周知であるが、アルキル芳香族スルホネート
を併用した場合には有効でないと報告されている。とい
う記載が芳香族スルホン酸又はその塩に関するすべてで
ある。従って、両性活性剤と芳香族スルホン酸又はその
塩を含有させ、pHを3〜6とした洗浄剤組成物が、洗
浄力、殺菌性が良好で、更に低温安定性も良好であるこ
となどは何等記載されていない。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、洗浄力、殺
菌性が良好で、更に低温安定性も良好な洗浄剤組成物を
得るという課題を解決し、洗浄力、殺菌性に優れ、しか
も低温安定性も良好な、極めて有用な洗浄剤組成物を提
供することを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記課題
を解決するために鋭意検討を重ねた結果、界面活性剤を
25〜50重量%の範囲で含有し、更に両性活性剤及び
芳香族スルホン酸又はその塩から選ばれる少なくとも一
種の化合物とを含有し、pHを3.0〜6.0にするこ
とにより、前記目的の液体洗浄剤組成物が得られること
を見出し、本発明を完成するに至ったのである。
【0021】すなわち本発明の液体洗浄剤組成物は、界
面活性剤を25〜50重量%の範囲で含有する液体洗浄
剤組成物であって、(a)両性界面活性剤、(b)芳香
族スルホン酸又はその塩から選ばれる少なくとも一種の
化合物とを含有し、pHが3.0〜6.0であることを
特徴とする。
【0022】本発明の(a)成分としては、下記一般式
(I)で表されるベタインを好適に配合することができ
る。
【化1】 (上記式(I)中のR1は、炭素数6〜20の直鎖又は
分岐鎖状のアルキル基又はアルケニル基を示し、nは1
〜4の整数であり、pは0か1であり、qは1〜4の整
数である。)
【0023】更にまた本発明の前記(a)成分として
は、下記一般式(II)で表わされるベタインも好適に配
合することができる。
【化2】 (上記式(II)中のR2は、炭素数6〜20の直鎖又は
分岐鎖状のアルキル基又はアルケニル基を示し、nは1
〜4の整数であり、pは0か1であり、Xは水酸基又は
プロトン基を示す。)
【0024】また本発明の前記(a)成分としては、ア
ルキルアミノプロピオン酸やアルキルイミノジプロピオ
ン酸等のアルキルアミノ酸型両性界面活性剤やイミダゾ
リウムベタイン型両性活性剤も好ましい。両性界面活性
剤の配合量としては、好ましくは1〜20重量%、より
好ましくは2〜15重量%である。
【0025】前記(b)の芳香族スルホン酸は結晶化し
やすい有機化合物、本発明においてはカチオン構造の増
した両性化合物近傍に配位することで、その合一を抑制
し、水からの相分離を抑制するものである。芳香族スル
ホン酸としては、例えばトルエンスルホン酸、キシレン
スルホン酸、キュメンスルホン酸又はこれらの塩よりな
る群より選んだ少なくとも一種であることが好ましい。
これらは単独又は混合して使用し得る。芳香族スルホン
酸の配合量としては好ましくは0.5〜10重量%より
好ましくは1〜8重量%である。
【0026】また本発明の液体洗浄剤組成物は、原液の
pHが3.0〜6.0の弱酸性領域にあることを特徴と
するが、弱酸性にすることによって両性活性剤のカチオ
ン部位が増加し、洗浄力が向上するとともに、両性活性
剤、芳香族スルホン酸との相乗効果により除菌力も向上
する。一方、3.0未満では、両性活性剤のカチオン部
位が増加しすぎるために結晶化しやすくなり、低温安定
性が著しく劣化する。
【0027】また本発明の洗浄剤組成物には、他の従来
から使用されてきた他のアニオン性界面活性剤や、非イ
オン性界面活性剤や、更にその他の添加物を本発明の効
果を損なわない範囲で任意に組み合わせて使用してもよ
い。
【0028】好ましく混合可能なアニオン性界面活性剤
としては、アルキルベンゼンスルホン酸塩、αオレフィ
ンスルホン酸塩、アルキル硫酸塩、ポリオキシエチレン
アルキルエーテル硫酸塩、アルキルエーテルカルボン酸
塩、αスルホ脂肪酸塩、石鹸、アミドエーテルカルボン
酸塩、スルホコハク酸塩、アミノ酸系アニオンなどが挙
げられるが、これらに限定はされない。
【0029】好ましく混合可能な非イオン性界面活性剤
としては、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ソル
ビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアシルエス
テル、アルキルポリグリコシド、脂肪酸グリコシドエス
テル、脂肪酸メチルグリコシドエステル、アルキルメチ
ルグルカミド、アルキルアミンオキサイド等が一例とし
て挙げられる。
【0030】また、好ましく配合可能な両性活性剤の例
としては、アルキルベタイン、アルキルヒドロキシスル
ホベタイン、アルキルアミドベタイン、イミダゾリニウ
ムベタイン、N−アルキルアミノ酸等が挙げられる。こ
れらの界面活性剤は、単独で或いは適当な2種以上の組
み合わせで配合可能である。
【0031】本発明の洗浄剤組成物の溶媒としては好ま
しくは水であり、さらに低級アルコール、グリコールな
どのような他の液体溶剤を含んでもよい。また他の好ま
しく配合可能な添加成分としては、アルキルアミン塩酸
塩や、第4級アンモニウム塩等の陽イオン性界面剤、ク
エン酸などのキレート剤、無機塩などのビルダー、粘度
調整剤、着色剤、酸化防止剤、防腐剤、殺菌剤、消炎
剤、薬効成分、および香料のような通常用いられる物質
を添加してもよい。
【0032】
【実施例】以下に実施例により、本発明をより具体的に
説明するが、本発明はこの実施例によって何等限定され
るものではない。
【0033】実施例で採用した試験方法の概要を示す。
下表(a)成分、(b)成分よりなる組成物を調製し、
以下に示した方法により洗浄力及び低温安定性を評価し
た。
【0034】洗浄力の評価方法は次の通りである。牛脂
1gを10cm×15cmのタッパ容器に均一になるよ
うに塗布し、激しく汚れた疎水表面汚垢とした。11.
5cm×7.5cm×3cmの食器洗い用スポンジに3
6gの水と4gの洗浄剤組成物をとり、数回手で揉んだ
後、この汚染したタッパ容器を25℃で通常家庭で行わ
れるのと同様にして洗浄した。洗浄後、水でよくすす
ぎ、その時のタッパ容器の汚染されていた表面を手で触
ったときの触感で、洗浄力を下記の基準に基づき評価し
た。
【0035】 ○:タッパ容器のいずれの部位を触っても、キュッキュ
ッと音がするような摩擦感があり、油の残留によるぬる
つきは全く感じられない。 △:タッパ容器の平滑な表面を触ると、摩擦感があり、
油の残留は認められないが、端や角の部位には僅かにぬ
るつきが残っている。 ×:タッパ容器全体にぬるつきが感じられ、明らかに油
が残留していることがわかる。
【0036】殺菌性は、次の方法で評価した。前培養を
実施した大腸菌株を109個/mlになるように調製
し、その懸濁液50μlと30%に調製した所定の液体
洗浄剤溶液を5ml滅菌試験管中で加え、25℃、5分
間作用させる。作用させた液をSCDLP寒天培地に植
え、37℃48時間培養し、以下の基準に基づき菌の生
育の有無を判定した。 ○:大腸菌の生育が認められない。 ×:大腸菌の生育が認められる。
【0037】また低温安定性は以下の方法で評価した。
洗浄剤組成物を100mlガラス瓶に充填し、−20℃
の恒温槽に1日保存し、凍結させた後、0℃の恒温槽に
1日保存し解凍、復元させるサイクルを3回繰り返し、
次いで、0℃での外観を下記評価基準に従って判定し
た。 ○:均一透明 ×:白濁または固形物有り
【0038】(実施例1〜5、比較例1〜6)下記表−
1の(a)(b)に示した組成の洗浄剤組成物を調製
し、上記の試験方法により、洗浄力、殺菌性及び低温安
定性を評価した。その結果を同表中に示す。なお、表中
の配合量は重量%であり、組成物はpHを6.5に調製
したものである。なお別表に示す香料を合計で0.2重
量%配合した。
【0039】表から明らかなように、本発明の洗浄剤組
成物(実施例1〜5)は、いずれも優れた洗浄性能、殺
菌性と良好な低温安定性を有していた。それに対し、本
発明に属さない洗浄剤組成物(比較例1〜6)は、いず
れも性能が劣っていた。
【0040】 (別表) 成 分 (%) アルデヒドC−7 0.5 アルデヒドC−8 0.5 アルデヒドC−9 0.5 アルデヒドC−10 0.5 アルデヒドC−11 0.5 アルデヒドC−12MNA 0.5 γ−ウンデカンラクトン 1.0 エチルメチルフェニルグリシデート 1.0 pメチルβエチルニルグリシデート 1.0 αnアミルシンナミックアルデヒド 2.5 アネトール 1.0 アニスアルデヒド 1.0 アニスアルコール 1.0 p−tertブチルシクロヘキシルアセテート 2.5 1−ボルニルアセテート 1.0 セドリルアセテート 1.0 1,8シネオール 1.0 シトラール 2.5 シトロネラール 0.5 シトロネロール 2.5 シトロネリルアセテート 2.5 シンナミックアルデヒド 1.0 クマリン 1.0 シクラメンアルデヒド 2.5 ダマスコン 0.5 ジメチルアンスラニレイト 0.5 ジペンテン 0.5 ジフェニルオキサイド 0.5 エチルアセテート 0.5 エチルアンスラニレイト 0.5 エチルバニリン 0.5 エチレンブラシレイト 2.5 オイゲノール 1.0 ビシクロジヒドロホモファルネシルオキサイド 2.5 ガラクソライド 2.5 ゲラニオール 2.5 ゲラニルアセテート 2.5 ヘディオン 2.5 ヘリオナール 1.0 ヘリオトロピン 1.0 イオノン 2.5 αnヘキシルシンナミックアルデヒド 2.5 cis3ヘキサノール 0.5 ヒアシンスアルデヒド 0.5 ヒドロトロパアルデヒド 0.5 イソ・イー・スーパー 1.0 イソオイゲノール 1.0 リリアール 2.5 リモネン 2.5 リナロール 2.5 リナロールオキサイド 0.5 リナリルアセテート 2.5 リラール 2.5 1−メントール 0.5 メチルアンスラニレイト 1.0 メチルイオノン 2.5 メチルメチルアンスラニレイト 0.5 ムスクT 2.5 ミラックアルデヒド 0.5 ネロール 0.5 フェニルエチルアセテート 2.5 β−フェニルエチルアルコール 2.5 ボルニルメトキシシクロヘキサノール 2.5 ローズフェノン 0.5 スチラリルアセテート 0.5 α−ターピネオール 2.5 ターピネオールアセテート 2.5 テトラハイドロリナロール 1.0 テトラハイドロムゴール 1.0 トナリド 1.0 バニリン 0.5 ベルトフィックス 2.5 合計100%
【0041】
【表1】
【0042】
【発明の効果】本発明の洗浄剤組成物は、殺菌性及び洗
浄力に優れ、しかも低温安定性も良好な洗浄剤組成物で
ある。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年8月27日(1999.8.2
7)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0038
【補正方法】変更
【補正内容】
【0038】(実施例1〜5、比較例1〜6)下記表−
1の(a)(b)に示した組成の洗浄剤組成物を調製
し、上記の試験方法により、洗浄力、殺菌性及び低温安
定性を評価した。その結果を同表中に示す。なお、表中
の配合量は重量%であり、組成物のpHは表中に示すと
おりである。また、別表に示す香料を合計で0.2重量
%配合した。
フロントページの続き (72)発明者 段ノ上 幸弘 東京都墨田区本所1丁目3番7号 ライオ ン株式会社内 (72)発明者 西田 誠男 東京都墨田区本所1丁目3番7号 ライオ ン株式会社内 Fターム(参考) 4H003 AB15 AB19 AB31 AC08 AC13 AD04 AD05 BA12 DA02 DA05 DA17 EB22 ED28 FA16 FA26 FA28 FA34 FA35

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 界面活性剤を25〜50重量%の範囲で
    含有する液体洗浄剤組成物であって、 a)両性界面活性剤、 b)芳香族スルホン酸又はその塩から選ばれる少なくと
    も一種の化合物とを含有し、pHが3.0〜6.0であ
    ることを特徴とする洗浄剤組成物。
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