JP3428170B2 - 液体洗浄剤組成物 - Google Patents
液体洗浄剤組成物Info
- Publication number
- JP3428170B2 JP3428170B2 JP20916494A JP20916494A JP3428170B2 JP 3428170 B2 JP3428170 B2 JP 3428170B2 JP 20916494 A JP20916494 A JP 20916494A JP 20916494 A JP20916494 A JP 20916494A JP 3428170 B2 JP3428170 B2 JP 3428170B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- weight
- ester
- alkyl
- detergent composition
- liquid detergent
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Detergent Compositions (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、洗浄力に優れ、泡立ち
性も良好であり、しかも手肌へのマイルド性に優れる液
体洗浄剤組成物に関する。
性も良好であり、しかも手肌へのマイルド性に優れる液
体洗浄剤組成物に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】台所洗
剤、住居用洗剤、シャンプー、ボディーシャンプー等の
液体洗浄剤においては、洗浄時に手などの肌に触れるこ
とが避けられないため、従来から洗浄力に優れ、かつ手
肌にマイルドで「ぬるつき」感がない洗浄剤組成物の開
発が検討されてきた。
剤、住居用洗剤、シャンプー、ボディーシャンプー等の
液体洗浄剤においては、洗浄時に手などの肌に触れるこ
とが避けられないため、従来から洗浄力に優れ、かつ手
肌にマイルドで「ぬるつき」感がない洗浄剤組成物の開
発が検討されてきた。
【0003】ところで、従来よりアルキルベンゼンスル
ホン酸塩(LAS塩)は安価で非常に洗浄力に優れたア
ニオン界面活性剤であるが、手肌へのマイルド性が劣る
ことが知られている。一方、手肌へのマイルド性を向上
させる手段として、アニオン界面活性剤にアルキルアミ
ンオキシドを併用したり(特公昭38−3264号公
報)、両性活性剤を併用する方法が広く採用されてい
る。このため、LAS塩のマイルド性を向上させるには
アルキルアミンオキシドや両性活性剤を組み合わせるこ
とが考えられる。
ホン酸塩(LAS塩)は安価で非常に洗浄力に優れたア
ニオン界面活性剤であるが、手肌へのマイルド性が劣る
ことが知られている。一方、手肌へのマイルド性を向上
させる手段として、アニオン界面活性剤にアルキルアミ
ンオキシドを併用したり(特公昭38−3264号公
報)、両性活性剤を併用する方法が広く採用されてい
る。このため、LAS塩のマイルド性を向上させるには
アルキルアミンオキシドや両性活性剤を組み合わせるこ
とが考えられる。
【0004】しかしながら、本発明者の検討によれば、
単にLAS塩にアルキルアミンオキシドや両性活性剤を
併用しただけでは、両成分の相互作用が強いため沈殿が
生じ、かえって洗浄力が低下する。
単にLAS塩にアルキルアミンオキシドや両性活性剤を
併用しただけでは、両成分の相互作用が強いため沈殿が
生じ、かえって洗浄力が低下する。
【0005】このため、安価なLAS塩を用い、その優
れた洗浄力をより有効に発揮し、しかも手肌へのマイル
ド性に優れた液体洗浄剤組成物が望まれていた。
れた洗浄力をより有効に発揮し、しかも手肌へのマイル
ド性に優れた液体洗浄剤組成物が望まれていた。
【0006】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明者は上記
要望に応えるため鋭意検討を行った結果、LAS塩に対
しアルキルアミンオキシドを加えた系に、更にHLBが
9〜15のノニオン界面活性剤又は該ノニオン界面活性
剤とLAS塩以外のアニオン界面活性剤を配合するこ
と、この場合、HLBが9〜15のノニオン界面活性剤
とLAS塩以外のアニオン界面活性剤との合計配合量を
LAS塩とアルキルアミンオキシドとの合計量の100
重量%以上とすることにより、洗浄力、泡立ち性が優
れ、しかも手肌へのマイルド性の良い液体洗浄剤組成物
が得られることを見い出した。
要望に応えるため鋭意検討を行った結果、LAS塩に対
しアルキルアミンオキシドを加えた系に、更にHLBが
9〜15のノニオン界面活性剤又は該ノニオン界面活性
剤とLAS塩以外のアニオン界面活性剤を配合するこ
と、この場合、HLBが9〜15のノニオン界面活性剤
とLAS塩以外のアニオン界面活性剤との合計配合量を
LAS塩とアルキルアミンオキシドとの合計量の100
重量%以上とすることにより、洗浄力、泡立ち性が優
れ、しかも手肌へのマイルド性の良い液体洗浄剤組成物
が得られることを見い出した。
【0007】また、LAS塩と両性活性剤とを併用した
系に、HLBが9〜15のノニオン界面活性剤と後述す
る特定のアルキル又はアルケニルポリエトキシ硫酸塩と
を配合することにより、同様に洗浄力、泡立ち性、手肌
へのマイルド性に優れた液体洗浄剤組成物が得られるこ
とを知見したものである。
系に、HLBが9〜15のノニオン界面活性剤と後述す
る特定のアルキル又はアルケニルポリエトキシ硫酸塩と
を配合することにより、同様に洗浄力、泡立ち性、手肌
へのマイルド性に優れた液体洗浄剤組成物が得られるこ
とを知見したものである。
【0008】なお、従来よりノニオン活性剤と両性活性
剤とを含む液体洗浄剤系については検討されており、例
えば特開昭61−89297号公報には、ノニオン活性
剤と両性活性剤とアルキル硫酸塩等の特定のアニオン活
性剤とを含む系が提案され、高泡性で皮膚刺激が少ない
ことを訴求している。しかしながら、この系はまだ洗浄
力が十分なものではないが、本発明においては、上述し
た特定の組み合わせにより、LAS塩を用いて高洗浄
性、高泡立ち性、マイルド性を同時に達成したものであ
る。
剤とを含む液体洗浄剤系については検討されており、例
えば特開昭61−89297号公報には、ノニオン活性
剤と両性活性剤とアルキル硫酸塩等の特定のアニオン活
性剤とを含む系が提案され、高泡性で皮膚刺激が少ない
ことを訴求している。しかしながら、この系はまだ洗浄
力が十分なものではないが、本発明においては、上述し
た特定の組み合わせにより、LAS塩を用いて高洗浄
性、高泡立ち性、マイルド性を同時に達成したものであ
る。
【0009】従って、本発明は、
[1](a)直鎖アルキル基の平均炭素鎖長が10〜1
6である直鎖アルキルベンゼンスルホン酸のアルカリ金
属塩、アルカリ土類金属塩並びに置換及び未置換のアン
モニウム塩及びアミン塩の中から選ばれる1種以上の化
合物(LAS塩)を0.5〜5重量%、 (b)アルキルアミンオキシドを0.5〜10重量%、 (c)HLB9〜15の脂肪酸アルカノールアミド以外
のノニオン界面活性剤を3〜15重量%、 (d)上記(a)で示される化合物以外のアニオン界面
活性剤を0〜10重量%を含有し、前記(a),(b)
成分の合計量に対して前記(c),(d)成分の合計量
の割合が100重量%以上であることを特徴とする液体
洗浄剤組成物、及び、 [2](a)直鎖アルキル基の平均炭素鎖長が10〜1
6である直鎖アルキルベンゼンスルホン酸のアルカリ金
属塩、アルカリ土類金属塩並びに置換及び未置換のアン
モニウム塩及びアミン塩の中から選ばれる1種以上の化
合物(LAS塩)を0.5〜5重量%、 (b')両性活性剤を0.5〜10重量%、 (c)HLB9〜15の脂肪酸アルカノールアミド以外
のノニオン界面活性剤を1〜25重量%、 (d')アルキル基又はアルケニル基の炭素数が10〜
18であり、エチレンオキシドの平均付加モル数が2〜
7のアルキル又はアルケニルポリエトキシ硫酸塩を0.
5〜10重量%を含有することを特徴とする液体洗浄剤
組成物を提供する。
6である直鎖アルキルベンゼンスルホン酸のアルカリ金
属塩、アルカリ土類金属塩並びに置換及び未置換のアン
モニウム塩及びアミン塩の中から選ばれる1種以上の化
合物(LAS塩)を0.5〜5重量%、 (b)アルキルアミンオキシドを0.5〜10重量%、 (c)HLB9〜15の脂肪酸アルカノールアミド以外
のノニオン界面活性剤を3〜15重量%、 (d)上記(a)で示される化合物以外のアニオン界面
活性剤を0〜10重量%を含有し、前記(a),(b)
成分の合計量に対して前記(c),(d)成分の合計量
の割合が100重量%以上であることを特徴とする液体
洗浄剤組成物、及び、 [2](a)直鎖アルキル基の平均炭素鎖長が10〜1
6である直鎖アルキルベンゼンスルホン酸のアルカリ金
属塩、アルカリ土類金属塩並びに置換及び未置換のアン
モニウム塩及びアミン塩の中から選ばれる1種以上の化
合物(LAS塩)を0.5〜5重量%、 (b')両性活性剤を0.5〜10重量%、 (c)HLB9〜15の脂肪酸アルカノールアミド以外
のノニオン界面活性剤を1〜25重量%、 (d')アルキル基又はアルケニル基の炭素数が10〜
18であり、エチレンオキシドの平均付加モル数が2〜
7のアルキル又はアルケニルポリエトキシ硫酸塩を0.
5〜10重量%を含有することを特徴とする液体洗浄剤
組成物を提供する。
【0010】以下、本発明につき更に詳述すると、本発
明の第1発明に係る液体洗浄剤組成物は、(a)LAS
塩、(b)アルキルアミンオキシド、(c)ノニオン界
面活性剤、及び、必要により(d)LAS塩以外のアニ
オン界面活性剤を含有する。
明の第1発明に係る液体洗浄剤組成物は、(a)LAS
塩、(b)アルキルアミンオキシド、(c)ノニオン界
面活性剤、及び、必要により(d)LAS塩以外のアニ
オン界面活性剤を含有する。
【0011】ここで、(a)成分のLAS塩としては、
その直鎖アルキル基の平均炭素鎖長が10〜16、好ま
しくは10〜14のものを使用する。また、塩として
は、ナトリウム、カリウム等のアルカリ金属、マグネシ
ウム等のアルカリ土類金属、アンモニウム、モノ,ジ,
トリエタノールアミン等の置換もしくは未置換のアンモ
ニウム塩やアミン塩が挙げられる。
その直鎖アルキル基の平均炭素鎖長が10〜16、好ま
しくは10〜14のものを使用する。また、塩として
は、ナトリウム、カリウム等のアルカリ金属、マグネシ
ウム等のアルカリ土類金属、アンモニウム、モノ,ジ,
トリエタノールアミン等の置換もしくは未置換のアンモ
ニウム塩やアミン塩が挙げられる。
【0012】LAS塩は、洗浄剤組成物中に0.5〜5
%配合される。配合量が5%より多いと肌マイルド性が
損なわれ、また0.5%より少ないと洗浄性能が発現さ
れない。
%配合される。配合量が5%より多いと肌マイルド性が
損なわれ、また0.5%より少ないと洗浄性能が発現さ
れない。
【0013】(b)成分のアルキルアミンオキシドとし
ては、下記一般式(I)で示されるものを用いることが
できる。
ては、下記一般式(I)で示されるものを用いることが
できる。
【0014】
【化1】
(但し、式中R1,R2はそれぞれ炭素数1〜5のアルキ
ル基又はヒドロキシアルキル基、R3は炭素数8〜20
の直鎖又は分岐鎖状のアルキル基又はアルケニル基であ
る。)
ル基又はヒドロキシアルキル基、R3は炭素数8〜20
の直鎖又は分岐鎖状のアルキル基又はアルケニル基であ
る。)
【0015】アルキルアミンオキシドは、洗浄剤組成物
中に0.5〜5%配合される。配合量が5%より多いと
ぬるつきの発生が起こり、一方配合量が0.5%より少
ないとアニオン活性剤のぬるつきの発生を十分に防止で
きず、かつ洗浄性能や泡立ち性が低下する。
中に0.5〜5%配合される。配合量が5%より多いと
ぬるつきの発生が起こり、一方配合量が0.5%より少
ないとアニオン活性剤のぬるつきの発生を十分に防止で
きず、かつ洗浄性能や泡立ち性が低下する。
【0016】(c)成分であるノニオン界面活性剤とし
ては直鎖率が50%以上であり、C8〜C18の第1級又
は第2級の炭素部位を持つ疎水部を有し、かつ、親水部
として下記のように分類されるものが好適に使用され
る。
ては直鎖率が50%以上であり、C8〜C18の第1級又
は第2級の炭素部位を持つ疎水部を有し、かつ、親水部
として下記のように分類されるものが好適に使用され
る。
【0017】1)エーテル型
エチレンオキシドを5〜18モル付加したポリオキシエ
チレンアルキルエーテルアルキルポリグルコシド
チレンアルキルエーテルアルキルポリグルコシド
【0018】2)エーテルエステル型
グリセリンエステルのポリオキシエチレンエーテル
ソルビタンエステルのポリオキシエチレンエーテル
ソルビトールエステルのポリオキシエチレンエーテル
脂肪酸アルキルエトキシレート
【0019】3)エステル型
ポリエチレングリコールエステル
モノグリセライド
ソルビタンエステル
ポリグリセリンエステル
プロピレングリコールエステル
アルキルグルコースエステル
蔗糖エステル
【0020】本発明では、これらのノニオン界面活性剤
のうちHLB値が9〜15、好ましくは9〜14の活性
剤が使用される。具体例としては、C12ポリオキシエチ
レンエーテル(p=7)(HLB:10.9)、C12ヘ
キサグリセリンエステル(HLB:12.0)、C10メ
チルグルコースエステル(HLB:10.3)等が挙げ
られる。
のうちHLB値が9〜15、好ましくは9〜14の活性
剤が使用される。具体例としては、C12ポリオキシエチ
レンエーテル(p=7)(HLB:10.9)、C12ヘ
キサグリセリンエステル(HLB:12.0)、C10メ
チルグルコースエステル(HLB:10.3)等が挙げ
られる。
【0021】上記ノニオン界面活性剤は、洗浄剤組成物
中に3〜15%配合される。この配合量が25%より多
いと製品粘度が上昇しゲル化が起きる。また配合量が1
%より少ないと肌マイルド性及び仕上がり性の効果が充
分でない。
中に3〜15%配合される。この配合量が25%より多
いと製品粘度が上昇しゲル化が起きる。また配合量が1
%より少ないと肌マイルド性及び仕上がり性の効果が充
分でない。
【0022】次に、(d)成分のLAS塩以外のアニオ
ン界面活性剤としては、アルキル基又はアルケニル基の
炭素数が10〜18、特に12〜14のアルキル又はア
ルケニルポリエトキシ硫酸塩(エチレンオキシドの平均
付加モル数p=2〜7、特に3〜5)、C10〜C14アル
キル硫酸エステル塩、C10〜C18α−オレフィンスルホ
ン酸塩、C10〜C14アルキルエーテルカルボン酸塩、C
10〜C18のアルカンスルホン酸塩等であって、塩がアル
カリ金属塩、マグネシウム或いはモノ、ジまたはトリエ
タノールアミン塩である界面活性剤から選ばれる少なく
とも1種の界面活性剤が好適である。
ン界面活性剤としては、アルキル基又はアルケニル基の
炭素数が10〜18、特に12〜14のアルキル又はア
ルケニルポリエトキシ硫酸塩(エチレンオキシドの平均
付加モル数p=2〜7、特に3〜5)、C10〜C14アル
キル硫酸エステル塩、C10〜C18α−オレフィンスルホ
ン酸塩、C10〜C14アルキルエーテルカルボン酸塩、C
10〜C18のアルカンスルホン酸塩等であって、塩がアル
カリ金属塩、マグネシウム或いはモノ、ジまたはトリエ
タノールアミン塩である界面活性剤から選ばれる少なく
とも1種の界面活性剤が好適である。
【0023】(d)成分の含有量は、洗浄剤組成物中0
〜10%であり、好ましくは0.5〜5%である。10
%より多いとぬるつきが発生する。
〜10%であり、好ましくは0.5〜5%である。10
%より多いとぬるつきが発生する。
【0024】本発明の第1発明にあっては、前記
(a),(b)成分の合計量に対する前記(c),
(d)成分の合計量の割合[((c)+(d))/
((a)+(b))]を100%以上、望ましくは15
0%以上とする。この割合が100%に満たない場合は
LAS塩とアミンオキシドの沈殿が生じ易く、また洗浄
性能も発現しない。
(a),(b)成分の合計量に対する前記(c),
(d)成分の合計量の割合[((c)+(d))/
((a)+(b))]を100%以上、望ましくは15
0%以上とする。この割合が100%に満たない場合は
LAS塩とアミンオキシドの沈殿が生じ易く、また洗浄
性能も発現しない。
【0025】次に、本発明の第2発明に係る液体洗浄剤
組成物は、(a)LAS塩、(b’)両性活性剤、
(c)ノニオン界面活性剤、及び、(d’)アルキル又
はアルケニルポリエトキシ硫酸塩を含有する。
組成物は、(a)LAS塩、(b’)両性活性剤、
(c)ノニオン界面活性剤、及び、(d’)アルキル又
はアルケニルポリエトキシ硫酸塩を含有する。
【0026】ここで、(a),(c)成分の種類及び配
合量等は第1発明の場合と同様である。
合量等は第1発明の場合と同様である。
【0027】(b’)成分の両性活性剤としては、アル
キルベタイン型両性活性剤、スルホベタイン型両性活性
剤、アミドベタイン型両性活性剤、イミダゾリン型両性
活性剤等を用いることができ、これらの両性活性剤の1
種を単独で使用してもよく、2種以上を組み合わせて用
いてもよい。なお、(b’)成分の配合量は、上記
(b)成分と同様である。
キルベタイン型両性活性剤、スルホベタイン型両性活性
剤、アミドベタイン型両性活性剤、イミダゾリン型両性
活性剤等を用いることができ、これらの両性活性剤の1
種を単独で使用してもよく、2種以上を組み合わせて用
いてもよい。なお、(b’)成分の配合量は、上記
(b)成分と同様である。
【0028】(d’)成分のアルキル又はアルケニルポ
リエトキシ硫酸塩としては、そのアルキル基又はアルケ
ニル基の炭素数が10〜18、特に12〜14であり、
エチレンオキシドの付加モル数が2〜7、特に3〜5の
ものを使用する。その配合量は、洗浄剤組成物中に1種
又は2種以上の組み合わせで0.5〜10%、より好ま
しくは1〜5%である。配合量が10%より多いとぬる
つきが発生し、配合量が0.5%より少ないと泡立ち性
や洗浄能力が低下する。
リエトキシ硫酸塩としては、そのアルキル基又はアルケ
ニル基の炭素数が10〜18、特に12〜14であり、
エチレンオキシドの付加モル数が2〜7、特に3〜5の
ものを使用する。その配合量は、洗浄剤組成物中に1種
又は2種以上の組み合わせで0.5〜10%、より好ま
しくは1〜5%である。配合量が10%より多いとぬる
つきが発生し、配合量が0.5%より少ないと泡立ち性
や洗浄能力が低下する。
【0029】本発明の液体洗浄剤組成物には、上記した
必須成分以外に任意成分として、アルカノールアミン、
脂肪酸アルカノールアミド、低級アルコール、多価アル
コール、ハイドロープ剤、クエン酸等のイオン封鎖剤、
抗菌剤、色素、香料、紫外線吸収剤、植物抽出液・ピロ
リドンカルボン酸等の保湿成分、塩化ナトリウム・硫酸
マグネシウム等の無機塩類、酸化防止剤、粘度調整剤、
精製水等を必要に応じて添加することができる。なお、
これら任意成分の添加量は、本発明の効果を妨げない範
囲で通常量とすることができる。
必須成分以外に任意成分として、アルカノールアミン、
脂肪酸アルカノールアミド、低級アルコール、多価アル
コール、ハイドロープ剤、クエン酸等のイオン封鎖剤、
抗菌剤、色素、香料、紫外線吸収剤、植物抽出液・ピロ
リドンカルボン酸等の保湿成分、塩化ナトリウム・硫酸
マグネシウム等の無機塩類、酸化防止剤、粘度調整剤、
精製水等を必要に応じて添加することができる。なお、
これら任意成分の添加量は、本発明の効果を妨げない範
囲で通常量とすることができる。
【0030】
【発明の効果】本発明の液体洗浄剤組成物は、洗浄力に
優れ、泡立ち性も良好であり、しかも手肌へのマイルド
性に優れているもので、台所洗剤等として使用すること
ができる。
優れ、泡立ち性も良好であり、しかも手肌へのマイルド
性に優れているもので、台所洗剤等として使用すること
ができる。
【0031】
【実施例】以下、実施例と比較例を示し、本発明を具体
的に説明するが、本発明は下記実施例に制限されるもの
ではない。
的に説明するが、本発明は下記実施例に制限されるもの
ではない。
【0032】表1,2に示す組成の液体洗浄剤組成物を
調製し、リーナッツ洗浄力、起泡力及びマイルド性を下
記方法で評価した。結果を表1,2に併記する。
調製し、リーナッツ洗浄力、起泡力及びマイルド性を下
記方法で評価した。結果を表1,2に併記する。
【0033】リーナッツ洗浄力:日本薬局方に規定され
た大豆油と牛脂各10gを60mlのクロロホルムに溶
解した後、オイルレッド0.1gを加えてよく混合し、
汚垢溶液を調製する。この溶液にガラスプレートを浸し
て汚染し、25℃の温度で30分以上風乾してクロロホ
ルムを除去し、汚垢片を作成する(汚垢量20〜23m
g/枚)。この汚垢片6枚を25℃、700mlの0.
15%の洗浄剤液中で250rpmの回転速度で3分間
かき混ぜて洗浄した後、風乾して重量を測定し、洗浄後
の油除去率を下記の式により算出して洗浄力とした。
た大豆油と牛脂各10gを60mlのクロロホルムに溶
解した後、オイルレッド0.1gを加えてよく混合し、
汚垢溶液を調製する。この溶液にガラスプレートを浸し
て汚染し、25℃の温度で30分以上風乾してクロロホ
ルムを除去し、汚垢片を作成する(汚垢量20〜23m
g/枚)。この汚垢片6枚を25℃、700mlの0.
15%の洗浄剤液中で250rpmの回転速度で3分間
かき混ぜて洗浄した後、風乾して重量を測定し、洗浄後
の油除去率を下記の式により算出して洗浄力とした。
【0034】
【数1】
【0035】W0:ガラスプレートの重量
W1:汚染後のガラスプレートの重量
W2:洗浄風乾後のガラスプレートの重量
【0036】起泡力:洗浄剤組成物0.15%を含む水
溶液を調製し、その3リットルを直径30cm、深さ1
2cmのバットに入れ、液温25℃において、空気を含
んだスポンジを液中で圧縮する操作を10回繰り返して
泡立てた後、1枚当たり0.5gのバターを塗布した皿
の表面を10回、裏面を5回ずつスポンジで擦り洗い
し、泡高が3mmになるまでに洗える皿の枚数を泡立ち
性とした。
溶液を調製し、その3リットルを直径30cm、深さ1
2cmのバットに入れ、液温25℃において、空気を含
んだスポンジを液中で圧縮する操作を10回繰り返して
泡立てた後、1枚当たり0.5gのバターを塗布した皿
の表面を10回、裏面を5回ずつスポンジで擦り洗い
し、泡高が3mmになるまでに洗える皿の枚数を泡立ち
性とした。
【0037】マイルド性の評価:洗浄剤組成物の5%水
溶液に手を浸し、マイルド感(手肌に対するさらさら
感)を下記基準により官能評価した。
溶液に手を浸し、マイルド感(手肌に対するさらさら
感)を下記基準により官能評価した。
【0038】(評点)
1:著しくぬるつく
3:ぬるつく
5:ぬるつきがない(さらさらする)
【0039】表1,2の結果より、本発明の液体洗浄剤
組成物は、洗浄力に優れ、泡立ちも良好であり、手肌へ
のマイルド性に優れていることが確認された。
組成物は、洗浄力に優れ、泡立ちも良好であり、手肌へ
のマイルド性に優れていることが確認された。
【0040】
【表1】
【0041】*1:ラウリルアルコールエチレンオキシ
ド12付加物(HLB12.5) *2:アルキルポリグルコシド(C12)(HLB9.0
3) *3:メチルグルコシド脂肪酸(C10)エステル(HL
B10.3) *4:POE(n=3)ラウリル硫酸ナトリウム *5:C14アルファオレフィンスルホン酸ナトリウム *6:香料の組成は下記に記載
ド12付加物(HLB12.5) *2:アルキルポリグルコシド(C12)(HLB9.0
3) *3:メチルグルコシド脂肪酸(C10)エステル(HL
B10.3) *4:POE(n=3)ラウリル硫酸ナトリウム *5:C14アルファオレフィンスルホン酸ナトリウム *6:香料の組成は下記に記載
【0042】
【表2】
【0043】*1〜4,6:表1と同様
*7:ラウリル硫酸エステルナトリウム
【0044】
香料組成:
アルデヒドC−7 0.5 %
アルデヒドC−8 0.5
アルデヒドC−9 0.5
アルデヒドC−10 0.5
アルデヒドC−11 0.5
アルデヒドC−12MNA 0.5
γ−ウンデカンラクトン 1.0
エチルメチルフェニルグリシデート 1.0
pメチルβエチルニルグリシデート 1.0
αnアミルシンナミックアルデヒド 2.5
アネトール 1.0
アニスアルデヒド 1.0
アニスアルコール 1.0
p−tert−ブチルシクロヘキシルアセテート 2.5
l−ボルニルアセテート 1.0
セドリルアセタート 1.0
1,8シネオール 1.0
シトラール 2.5
シトロネラール 0.5
シトロネロール 2.5
シトロネリルアセテート 2.5
シンナミックアルデヒド 1.0
クマリン 1.0
シクラメンアルデヒド 2.5
ダマスコン 0.5
ジメチルアンスラニレイト 0.5
ジペンテン 0.5
ジフェニルオキサイド 0.5
エチルアセテート 0.5
エチルアンスラニレイト 0.5
エチルバニリン 0.5
エチレンブラシレイト 2.5
オイゲノール 1.0
ビシクロジヒドロホモファルネシルオキサイド 2.5
ガラクソライド 2.5
ゲラニオール 2.5
ゲラニルアセテート 2.5
ヘディオン 2.5
ヘリオナール 1.0
ヘリオトロピン 1.0
イオノン 2.5
αnヘキシルシンナミックアルデヒド 2.5
cis−3−ヘキサノール 0.5
ヒアシンスアルデヒド 0.5
ヒドロトロパアルデヒド 0.5
イソ・イー・スーパー 1.0
イソオイゲノール 1.0
リリアール 2.5
リモネン 2.5
リナロール 2.5
リナロールオキサイド 0.5
リナリルアセテート 2.5
リラール 2.5
l−メントール 0.5
メチルアンスラニレイト 1.0
メチルイオノン 2.5
メチルメチルアンスラニレイト 0.5
ムスクT 2.5
ミラックアルデヒド 0.5
ネロール 0.5
フェニルエチルアセテート 2.5
β−フェニルエチルアルコール 2.5
ボルニルメトキシシシクロヘキサノール 2.5
ローズフェノン 0.5
スチラリルアセタート 0.5
α−ターピネオール 2.5
ターピネオールアセテート 2.5
テトラハイドロリナロール 1.0
テトラハイドロムゴール 1.0
トナリド 1.0
バニリン 0.5ベルトフィックス 2.5
計 100.0%
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(56)参考文献 特開 平2−164819(JP,A)
特開 平2−269200(JP,A)
特開 平5−214393(JP,A)
特開 昭57−105496(JP,A)
特開 昭54−88906(JP,A)
特開 昭61−89297(JP,A)
特開 昭62−106999(JP,A)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
C11D 1/12
C11D 1/02
C11D 1/66
C11D 3/26
C11D 17/08
Claims (3)
- 【請求項1】 (a)直鎖アルキル基の平均炭素鎖長が
10〜16である直鎖アルキルベンゼンスルホン酸のア
ルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩並びに置換及び未置
換のアンモニウム塩及びアミン塩の中から選ばれる1種
以上の化合物を0.5〜5重量%、 (b)アルキルアミンオキシドを0.5〜10重量%、 (c)HLB9〜15の脂肪酸アルカノールアミド以外
のノニオン界面活性剤を3〜15重量%、 (d)上記(a)で示される化合物以外のアニオン界面
活性剤を0〜10重量%を含有し、前記(a),(b)
成分の合計量に対して前記(c),(d)成分の合計量
の割合が100重量%以上であることを特徴とする液体
洗浄剤組成物。 - 【請求項2】 (a)直鎖アルキル基の平均炭素鎖長が
10〜16である直鎖アルキルベンゼンスルホン酸のア
ルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩並びに置換及び未置
換のアンモニウム塩及びアミン塩の中から選ばれる1種
以上の化合物を0.5〜5重量%、 (b')両性活性剤を0.5〜10重量%、 (c)HLB9〜15の脂肪酸アルカノールアミド以外
のノニオン界面活性剤を1〜25重量%、 (d')アルキル基又はアルケニル基の炭素数が10〜
18であり、エチレンオキシドの平均付加モル数が2〜
7のアルキル又はアルケニルポリエトキシ硫酸塩を0.
5〜10重量%を含有することを特徴とする液体洗浄剤
組成物。 - 【請求項3】 (c)成分のノニオン界面活性剤が、直
鎖率が50%以上であり、C8〜C18の第1級又は第2
級の炭素部位を持つ疎水部を有し、かつ、親水部として
下記のように分類されるものから選ばれるHLB9〜1
5のものである請求項1又は2記載の液体洗浄剤組成
物。 (1)エーテル型 エチレンオキシドを5〜18モル付加したポリオキシエ
チレンアルキルエーテルアルキルポリグルコシド (2)エーテルエステル型 グリセリンエステルのポリオキシエチレンエーテル ソルビタンエステルのポリオキシエチレンエーテル ソルビトールエステルのポリオキシエチレンエーテル 脂肪酸アルキルエトキシレート (3)エステル型 ポリエチレングリコールエステル モノグリセライド ソルビタンエステル ポリグリセリンエステル プロピレングリコールエステル アルキルグルコースエステル 蔗糖エステル
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20916494A JP3428170B2 (ja) | 1994-08-10 | 1994-08-10 | 液体洗浄剤組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20916494A JP3428170B2 (ja) | 1994-08-10 | 1994-08-10 | 液体洗浄剤組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0853694A JPH0853694A (ja) | 1996-02-27 |
JP3428170B2 true JP3428170B2 (ja) | 2003-07-22 |
Family
ID=16568391
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20916494A Expired - Fee Related JP3428170B2 (ja) | 1994-08-10 | 1994-08-10 | 液体洗浄剤組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3428170B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5834417A (en) * | 1996-06-13 | 1998-11-10 | Colgate Palmolive Co. | Light duty liquid cleaning compositions |
US6759382B2 (en) | 2001-06-01 | 2004-07-06 | Kay Chemical, Inc. | Detergent composition containing a primary surfactant system and a secondary surfactant system, and a method of using the same |
JP7414895B2 (ja) * | 2021-07-16 | 2024-01-16 | ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー | 液体食器手洗い用洗浄組成物 |
-
1994
- 1994-08-10 JP JP20916494A patent/JP3428170B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0853694A (ja) | 1996-02-27 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP0509608B1 (en) | Light duty liquid detergent compositions | |
EP0374702B1 (en) | Detergent composition | |
US5476614A (en) | High foaming nonionic surfactant based liquid detergent | |
JP4348319B2 (ja) | 洗浄剤組成物 | |
US5480586A (en) | Light duty liquid detergent compostion comprising a sulfosuccinamate-containing surfactant blend | |
SE8300807D0 (sv) | Mild liquid detergent compositions | |
RU2095402C1 (ru) | Пенящее жидкое моющее средство для облегченного режима работы и способ его приготовления | |
US5565146A (en) | Light duty liquid detergent compositions | |
EP0633308B1 (en) | High foaming nonionic surfactant based liquid detergent | |
EP0573329B1 (en) | High foaming nonionic surfactant based liquid detergent | |
US5780411A (en) | High foaming nonionic surfactant based liquid detergent | |
JP3428170B2 (ja) | 液体洗浄剤組成物 | |
US5451342A (en) | Waterwhite clear liquid detergent compositions | |
JPH0699710B2 (ja) | 洗浄剤組成物 | |
JP2582626B2 (ja) | 洗浄剤組成物 | |
JPH07166190A (ja) | 液体洗浄剤組成物 | |
JP2566821B2 (ja) | 洗浄剤組成物 | |
JPH08134500A (ja) | 液体洗浄剤組成物 | |
JPH06172787A (ja) | 液体洗浄剤組成物 | |
JP3415314B2 (ja) | 洗浄剤組成物 | |
JP2956790B2 (ja) | 皮膚刺激の少ない食品、食器清浄用洗浄剤及びそれを用いた除菌方法 | |
JPH1180780A (ja) | 陰イオン性界面活性剤及びそれを含む洗浄剤組成物 | |
JPH08259990A (ja) | 乳液状洗浄剤組成物 | |
JPH06172793A (ja) | 液体洗浄剤組成物 | |
JP2000073085A (ja) | 洗浄剤組成物 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090516 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090516 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100516 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110516 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130516 Year of fee payment: 10 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |