JP7204760B2 - フォトレジストリムーバ組成物 - Google Patents

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Description

本発明は、テトラアルキルアンモニウムヒドロキシド、ベンジル系アルコール、少なくとも一種のグリコール化合物、及びアルキルアミン成分を含む高pKaリムーバ組成物であって、前記アルキルアミン成分が、ジアルキルアミン、構造(I)を有するモノアルキルアミン、及びこれらの混合物組み合わせ物からなる群から選択され、ここで前記ジアルキルアミンに関して、そのアルキル基はC1~C4n-アルキルであり、そして他はC16~C20n-アルキルである、前記高pKaリムーバ組成物に関する。これらのリムーバ溶液は、基材からのフォトレジストパターンのクリーンな除去を示す。更に、基材が銅などの金属である場合には、パターン化されたレジストの除去は、金属製基材の腐食を起こさない。
本発明は、金属製基材の腐食を促進しない新規リムーバ組成物を用いて架橋ポリマーコーティングを除去する化学的ストリッパ組成物として使用し得る本発明による組成物に関する。
微細電子コーティング用の多くの商品化されたストリッパは、最小の製造上の要件を満たすようには十分に機能しない。本発明は、塩基現像可能なネガ型架橋性フォトレジストシステムによって生成された基材上のリソグラフィレジストパターンの除去に使用するための高pKa除去製品のための新規組成物に関する。
これらの超小型回路または超小型デバイスの製造の間、様々な無機系基材、例えば単及び多結晶性ケイ素、ハイブリッド半導体、例えばヒ化ガリウム、及び金属を有機コーティング(「フォトレジスト」またはレジスト)でコーティングし、この有機コーティングは、永続的なまたは一次的な設計の耐性フレームワークを形成し、そしてフォトリソグラフィプロセスを経た後にパターンを示す。このフォトレジストは、導体を絶縁するか、または基材表面、例えばケイ素、二酸化ケイ素またはアルミニウムの選択された領域を、湿式(化学的)及び乾式(プラズマ)形態両方での化学品の作用から保護するために利用し得る。材料がフォトレジストとして使用される場合は、基材の暴露された領域には、望ましいエッチング削除(除去)または堆積(付加)プロセスを行ってよい。この作業の完了後及びその後の洗浄またはコンディショニングの後は、レジスト及び任意のアプリケーションポストエッチング残渣を除去して、本質的な仕上げ作業を可能にする必要がある。フォトレジストを除去すると、特定の微細なエッチングまたは堆積パターンが後に残る。マスク化及びパターン化プロセスは、最終のデバイスの技術を含む層状配列を製造するために何度か繰り返される。最終形態のデバイスが比較的高い収率で製造されそして満足に機能することを保証するためには、各々のステップは完全なレジスト剥離を必要とする。
US7601482
Diazonaphthoquinone-based Resists、Chapter 2、Basic Chemistry of DNQ/Novolak resists,SPIE Optional Engineering Press volume TT11,page9,1993
塩基現像可能なネガ型架橋性フォトレジストシステムによって生成されたネガ型フォトレジストパターンを、比較的毒性はないものの、スキンバリアを通した他の潜在的に有害な化学品の既知のキャリアである材料であるジメチルスルホキシド(DMSO)は避けて、安全な化学品を利用することによって除去することができる新規のストリッパ/リムーバへの要望がある。その結果、ストリッパ/リムーバからのDMSOの排除は、作業者への潜在的な害を低減するであろう。またDMSOは、その沸点付近の温度で分解し易く、そしてこの分解温度は、塩基性触媒の存在によって実質的に低めることができる。これは、塩基性高pKaリムーバ溶液が、加熱された溶液として安全に使用され得るべき場合に、これらの溶液にとって重要である。更に、DMSOベースのストリッパは、硫化物不純物の存在の故に不快な臭いを有する場合があり、臭いのないストリッパは、換気の問題が起こり得る密閉された製造エリアにおける使用のために有益であろう。更に、これらには、DMSOの使用を避けるだけでなく、低い引火点を有する代替的な溶剤、特に約150℃未満の沸点を有する溶剤、または有害な毒性を有し得る代替的な溶剤の使用も避ける、代替的な高pKaストリッパ/リムーバを設計するという要望も目標である。最後に、DMSOを割愛するこのような新規リムーバは、残渣を残すことなく、特に銅などの金属製基材上に残渣を残すことなく、パターン化されたレジストの全てを基材から除去できるべきである。
その観点の一つでは、本発明は、テトラアルキルアンモニウムヒドロキシド、ベンジル系アルコール、少なくとも一種のグリコール化合物、及びアルキルアミン成分を含む組成物であって、前記アルキルアミン成分が、
アルキル基のうちの一つがC1~C4n-アルキルでありそして他がC16~C20n-アルキルであるジアルキルアミン、
構造(I)(式中、m’及びmは独立して4~8の範囲の整数から選択される)を有するモノアルキルアミン;及び
これらの組み合わせ、
からなる群から選択される組成物に関する。
Figure 0007204760000001
更に、この発明は、前記の組成物を、パターン化フォトレジストを基材から除去するために使用する方法にも関する。
前記の一般的な説明及び以下の詳細な説明の双方とも例示、説明のためのものであって、特許請求の範囲に記載の発明を減縮するものではないと理解するべきである。他に具体的に記載がなければ、本願において、単数形の使用は複数を包含し、単数形は「少なくとも一つ」を意味し、そして「または」の使用は「及び/または」を意味する。更に、「含む」という記載、並びに「含まれる」などの他の動詞形の使用は限定的ではない。また、「要素」または「成分」などの記載は、他に具体的に記載がなければ、一つの構成単位を含む要素及び成分、並びに1つ超の構成単位を含む要素または成分を包含する。他に指示が無ければ、ここで使用する「及び」という接続詞は包括的であることを意図しており、「または」という接続詞は排他的であることを意図していない。例えば、「またはその代わりに」というフレーズは、排他的であることを意図している。ここで使用する「及び/または」という記載は、単一要素の使用も含む、前述される要素の任意の組み合わせを指す。
(メタ)アクリレートという用語は、アクリレート及びメタクリレートの両方を一つの用語に統合する用語である。
ここで、他に記載がなければ、アルキルとは、線状、分岐状(例えばメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、tert-ブチル及び類似物)、または環状(例えばシクロヘキシル、シクロプロピル、シクロペンチル及び類似物)多環式(例えばノルボルニル、アダマンチル及び類似物)であることができる炭化水素基を指す。これらのアルキル部分は、以下に記載のように置換されていても、置換されていなくともよい。アルキルという用語は、C1~C20炭素を有するこのような部分を指す。構造的な理由のため、線状アルキルはC1から始まるが、分岐状アルキルはC3から始まり、そして多環式アルキルはC5から始まると理解される。更に、他に記載がなければ、以下に記載のアルキルから誘導される、例えばアルキルオキシ、ハロアルキルオキシなどの部分は、同じ炭素数を有するものと理解される。アルキル基の長さが上記とは異なって特定される場合は、アルキルの上記の定義は、上述の全てのタイプのアルキル部分を含んで、なおもそれに関連して有効であり、そして所定のタイプのアルキル基についての最小の炭素原子数に関しての構造的な考察はなおも該当する。
アルキルオキシ(別称ではアルコキシ)は、オキシ(-O-)部分を介して結合した先に定義したようなアルキル基を指す(例えばメトキシ、エトキシ、プロポキシ、ブトキシ、1,2-イソプロポキシ、シクロペンチルオキシ、シクロヘキシルオキシ及び類似物)。これらのアルキルオキシは、以下に記載のように置換されていても、置換されていなくともよい。
ハロまたはハライドは、一つの結合によって有機部分に結合したハロゲン、すなわちF、Cl、Br、Iを指す。
ハロアルキルは、水素のうちの少なくとも一つが、F、Cl、Br、I、または1超のハロ部分が存在する場合にはこれらの混合物からなる群から選択されるハライドによって置き換えられている、上述したものなどの、線状、環状または分岐状の飽和アルキル基を指す。フルオロアルキルは、これらの部分の特定のサブグループである。
フルオロアルキルは、水素が部分的にもしくは完全にフッ素に置き換えられた先に定義したような線状、環状または分岐状飽和アルキル基を指す(例えば、トリフルオロメチル、パーフルオロエチル、2,2,2-トリフルオロエチル、パーフルオロイソプロピル、パーフルオロシクロヘキシル及び類似物)。これらのフルオロアルキル部分は、完全にフッ素化されていない場合には、以下に記載のように置換されていても、置換されていなくともよい。
フルオロアルキルオキシは、オキシ(-O-)部分を介して結合した先に定義したようなフルオロアルキル基であり、これは、完全にフッ素化されていてもよいし(別称ではパーフルオロ)、またはその代わりに部分的にフッ素化されていてもよい(例えば、トリフルオロメチルオキシ、パーフルオロエチルオキシ、2,2,2-トリフルオロエトキシ、パーフルオロシクロヘキシルオキシ及び類似物)。これらのフルオロアルキル部分は、完全にフッ素化されていない場合には、以下に記載のように置換されていても、置換されていなくともよい。
ここで、C1から始まる可能な炭素原子の範囲を有するアルキル、アルキルオキシ、フルオロアルキル、フルオロアルキルオキシ部分、例えば非限定的な例として「C1~C20アルキル」または「C1~C20フルオロアルキル」に言及するときは、この範囲は、C1から始まる線状アルキル、アルキルオキシ、フルオロアルキル及びフルオロアルキルオキシを包含するが、C3から始まる分岐状アルキル、分岐状アルキルオキシ、シクロアルキル、シクロアルキルオキシ、分岐状フルオロアルキル及び環状フルオロアルキルのみを指定する。
ここでアルキレンという用語は、線状、分岐状または環状であることができ、二つ以上の結合点を有する炭化水素基を指す(二つの結合点を有するものでは、例えばメチレン、エチレン、1,2-イソプロピレン、1,4-シクロヘキシレン及び類似物、三つの結合点を有するものでは、例えば1,1,1-置換メタン、1,1,2-置換エタン、1,2,4-置換シクロヘキサン及び類似物が挙げられる)。この場合もまた、可能な炭素範囲、例えば非限定的な例としてC1~C20を指定する時は、この範囲は、C1から始まる線状アルキレンを包含するが、C3から始まる分岐状アルキレンまたはシクロアルキレンのみを指定する。これらのアルキレン部分は、以下に記載のように置換されていても、置換されていなくともよい。
ここで、アリールまたは芳香族基という用語は、6~24個の炭素原子を含むこのような基、例えばフェニル、トリル、キシリル、ナフチル、アントラシル(及び他の縮合芳香族環状炭化水素)、ビフェニル類、ビス-フェニル類、トリス-フェニル類、及び類似物を指す。これらのアリール基は、上記の適当な置換のうちの任意のもの、例えば上記のアルキル、アルコキシ、アシル、またはアリール基によって更に置換されていてよい。
本明細書に他に記載がなければ、「置換」という用語は、フェニル、ベンジル、ベンジル系部分、アルキル、アルキルオキシ、フルオロアルキル、フルオロアルキルオキシ、縮合芳香族環、アレーン、ヘテロアレーンに言及する時は、置換されていないアルキル、置換されたアルキル、置換されていないアリール、アルキルオキシアリール(アルキル-O-アリール-)、ジアルキルオキシアリール((アルキル-O-)-アリール)、ハロアリール、アルキルオキシ、アルキルアリール、ハロアルキル、ハライド、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、及びアセチルからなる群から選択される一つまたはそれ超の置換基も含むこれらの部分の一つを指す。
ベンジル系という用語は、置換されていないベンジル部分(別称ではpH-CH-)、及びPhでもしくはα位でまたはこれらの位置の混合で置換されている置換されたベンジル部分の両方を指す。非限定的な例としては、ベンジル部分のフェニル位置での置換基は、C~Cアルキル部分、C~Cアルコキシ、C~Cパーフルオロアルキル、ハライド(F-、Cl、Br-)、-CN、またはこれらの置換基の混合から選択することができ、更に、非限定的な例として、ベンジル部分のα位での置換基は、C~Cアルキル部分またはC~Cパーフルオロ部分から選択することができる。
同様に、「置換されていない」という記載は、水素以外の置換基が存在しない同部分を指す。
「ストリッパ」及び「リムーバ」という用語は同義語である。
ここで使用する各章の表題は、文書構成を目的としたものであって、記載の主題を限定するものと解釈するべきではない。限定はされないが特許、特許出願、論文、書籍及び専門書を始めとした本願で引用する全ての文献または文献の一部は、全ての目的に関してそれらの内容の全てが本明細書中に掲載されたものとする。ここに掲載されたものとする文献及び類似の資料の一つ以上における用語の定義が、本願明細書におけるものと矛盾する場合は、本願の定義が優先する。
テトラアルキルアンモニウムという用語は、アルキル基が線状、分岐状または環状アルキルである態様を包含し、これはまた、置換基がフェニル部分(または置換されたフェニル部分)であり一緒にベンジル系部分を形成するものを包含する置換されたアルキル基も含む。
重量%の表現で組成を言うときは、いずれの場合も、不純物などの非本質的な成分も含んだ全ての成分の重量%は合計して100重量%を超えることはないと理解される。全ての本質的成分の組成は、この組成が、何らかの少量の非本質的汚染物または不純物を含む場合には、合計して100重量%未満である場合もある。他の場合は、相当量の非本質的不純物成分が存在しない場合には、全ての本質的成分の組成は本質的に合計して100重量%となると理解される。
本発明は、テトラアルキルアンモニウムヒドロキシド、ベンジル系アルコール、少なくとも一つのグリコール化合物を含むグリコール成分、及びアルキルアミン成分を含む本発明の組成物であって、前記アルキルアミン成分は、
ジアルキルアミン(アルキル基のうちの一つはC1~C4n-アルキルであり、他はC16~C20n-アルキルである)、
構造(I)(m’及びmは独立して4~8の範囲の整数から選択される)を有するモノアルキルアミン、及び
これらの組み合わせ
からなる群から選択される、組成物に関する。
Figure 0007204760000002
この組成物は、おおよそ室温で液状であるか、または200℃以下の温度に加熱された時に液状になる組成物である。他の態様の一つでは、これは、おおよそ室温でまたは100℃以下の温度に加熱された時に液状である組成物である。更に別の態様の一つでは、これは、室温でまたは80℃以下の温度に加熱された時に液状である組成物である。また更に別の態様の一つでは、これは、おおよそ室温で液状である組成物である。
該新規組成物の一つの態様では、上記テトラアルキルアンモニウムヒドロキシドは構造(II)を有し、ここでRa、Ra、Ra及びRaは、独立して、C~C16アルキルまたはベンジル系部分から選択される。
Figure 0007204760000003
該新規組成物の他の態様の一つでは、上記テトラアルキルアンモニウムヒドロキシドは構造(II)を有する化合物であって、ここでRa、Ra、Ra及びRaが、独立して、C~C線状アルキルまたはベンジル系部分から選択される化合物から選択される。
該新規組成物の更に別の態様の一つでは、上記テトラアルキルアンモニウムヒドロキシドは、テトラメチルアンモニウムヒドロキシド、テトラエチルアンモニウムヒドロキシド、テトラプロピルアンモニウムヒドロキシド、テトラブチルアンモニウムヒドロキシド、及びベンジルトリメチルアンモニウムヒドロキシからなる群から選択される。
該新規組成物の更に別の態様の一つでは、上記テトラアルキルアンモニウムヒドロキシドはテトラメチルアンモニウムヒドロキシドである。
ここに記載の本発明の組成物の態様のいずれにおいても、テトラアルキルアンモニウムヒドロキシドは、上記組成物の約0.5重量%~約10重量%の量で組成物中に存在する。この態様の他の観点の一つでは、上記テトラメチルアンモニウムヒドロキシドは、上記組成物の約2重量%~約8重量%の量で組成物中に存在する。更に別の態様の一つでは、これは、約3重量%~約7重量%の量で組成物中に存在する。更に別の態様の一つでは、これは、約4重量%~約6重量%の量で組成物中に存在する。この態様の一つの観点では、上記テトラアルキルアンモニウムヒドロキシドはテトラメチルアンモニウムヒドロキシドである。
ここに記載の本発明の組成物の態様の一部では、水が、任意成分として、上記組成物の約1重量%~約20重量%の量で該組成物中に存在してよい。この態様の他の観点の一つでは、上記水は、約8重量%~約15重量%の量で該組成物中に存在する。
組成物が実質的に水不含のここに記載の本発明の組成物の態様では、これは、例えばフリーの水として、テトラアルキルアンモニウムヒドロキシドの水和物として、またはベンジル系アルコール成分もしくはグリコール成分のいずれかに既知の割合で存在する水の一部としてなどとして加えられた、故意に加えられた水は存在しないことを必要とする。これらの実質的に水を含まない態様は、組成物中に不純物として取り入れられた水を約0.9重量%未満の量でなおも含み得る。この実質的に水を含まない態様の他の観点の一つでは、これは、約0.5重量%未満で含み得る。この実質的に水を含まない態様の更に別の観点の一つでは、これは、約0.1重量%未満で含み得る。この態様の更に別の観点では、これは、約0.01重量%未満、または0.001重量%未満などの量で含み得る。
本発明の組成物の一つの態様では、上記ベンジル系アルコールは構造(III)を有し、ここでRbは、H、C~Cアルキル、及びC~Cアルコキシからなる群から選択され、そしてRbはHまたはC~Cアルキルである。
Figure 0007204760000004
上記ベンジル系アルコールが構造(III)を有する本発明の組成物の他の態様の一つでは、RbはHである。上記ベンジル系アルコールが構造(III)を有する本発明の組成物の更に別の態様の一つでは、RbはC1~C4アルキルである。上記ベンジル系アルコールが構造(III)を有する本発明の組成物の更に別の態様の一つでは、RbがC1~C4アルコキシルである。上記ベンジル系アルコールが構造(III)を有する本発明の組成物の更に別の態様の一つでは、RbはHである。上記ベンジル系アルコールが構造(III)を有する本発明の組成物の他の態様の一つでは、RbはC1~C4アルキルである。上記ベンジル系アルコールが構造(III)を有する本発明の組成物の更に別の態様の一つでは、RbはHであり、そしてRbはC1~C4アルキルである。本発明の組成物の更に別の態様の一つでは、上記ベンジル系アルコールはベンジルアルコールである。
ここに記載のいずれかの本発明の組成物の他の態様の一つでは、上記ベンジル系アルコール成分は、上記組成物の約30重量%~約90重量%の量で組成物中に存在する。この態様の他の観点の一つでは、上記ベンジル系アルコールは、約40重量%~約90重量%の量で該組成物中に存在する。この態様の一つの特定の観点では、上記ベンジル系アルコールはベンジルアルコールである。この態様の他の観点の一つでは、上記ベンジル系アルコールは、約60重量%~約90重量%の量で組成物中に存在する。この態様の他の観点の一つでは、上記ベンジル系アルコールは、約70重量%~約90重量%の量で組成物中に存在する。この態様の他の観点の一つでは、上記ベンジル系アルコールは、約40重量%~約85重量%の量で組成物中に存在する。この態様の一つの特定の観点では、上記ベンジル系アルコールはベンジルアルコールである。この態様の他の観点の一つでは、上記ベンジル系アルコールは、約60重量%~約85重量%の量で組成物中に存在する。この態様の他の観点の一つでは、上記ベンジル系アルコールは、約70重量%~約85重量%の量で組成物中に存在する。この態様の更に別の観点の一つでは、上記ベンジル系アルコールは、約40重量%~約80重量%の量で組成物中に存在する。この態様の他の観点の一つでは、上記ベンジル系アルコールは、約60重量%~約80重量%の量で組成物中に存在する。この態様の他の観点の一つでは、上記ベンジル系アルコールは、約70重量%~約80重量%の量で組成物中に存在する。
この態様の一つの特定の観点では、上記ベンジル系アルコールはベンジルアルコールである。
本発明の組成物の他の態様の一つでは、上記グリコール成分は、ここに記載の少なくとも二つのグリコール化合物の混合物であってよい。
本発明の組成物の他の態様の一つでは、上記グリコール成分は、ここに記載の単一のグリコール化合物であってよい。
本発明の組成物の一つの態様では、上記グリコール成分は、構造(IV)を有する少なくとも一種のグリコール化合物を含み、ここでRgはC2~C4アルキレン部分であり、上記アルキレン部分は、置換されていないか、またはC1~C4アルキル部分で置換されている。
Figure 0007204760000005
本発明の組成物の他の態様の一つでは、上記グリコール成分は、構造(IVa)及び(IVb)を有する化合物からなる群から選択されるグリコール化合物であり、ここでnは0~3の整数であり、n’’は0~4の整数であり、Rg1はC1~C4アルキルである。
Figure 0007204760000006
本発明の組成物の他の態様の一つでは、上記グリコール成分は、構造(IVa)のグリコール化合物である。
本発明の組成物の更に別の態様の一つでは、上記グリコール成分は、構造(IVb)のグリコール化合物である。
本発明の組成物の更に別の態様の一つでは、上記グリコール成分は、1,3-プロピレングリコールである。
本発明の組成物の更に別の態様の一つでは、上記グリコール成分は、1,2-エチレングリコールである。
本発明の組成物の更に別の態様の一つでは、上記グリコール成分は、1,2-プロピレングリコールである。
本発明の他の態様の一つでは、上記グリコール成分は、上記組成物の約5重量%~約50重量%の量で組成物中に存在する。この態様の他の観点の一つでは、上記グリコール成分は、上記組成物の約8重量%~約40重量%の量で組成物中に存在する。この態様の更に別の観点の一つでは、上記グリコール成分は、約8重量%~約30重量%の量で組成物中に存在する。更に別の観点では、上記グリコール成分は、約8重量%~約20重量%の量で組成物中に存在する。更に別の観点の一つでは、これは、約9重量%~約16重量%の量で組成物中に存在する。
本発明の組成物の一つの観点では、上記グリコール成分は、構造(IV)を有するグリコール化合物(別称では小分子グリコール)及び構造(IVc)を有するオリゴマー性グリコール化合物の混合物からなる異なるグリコール化合物の混合物であり、ここでRg及びRg2は独立してC2~C4アルキレン部分である。この態様では、これらのアルキレン部分は、置換されていないかまたはC1~C4アルキル部分で置換されており、更にnaは、8~12の範囲の整数であり、そしてnbは、9~13の範囲の整数である。
Figure 0007204760000007
上記グリコール成分が、小分子グリコール化合物とオリゴマー性化合物からなる上記の混合物である本発明の組成物の一つの具体的な態様では、これらの材料は、小分子グリコール化合物が、構造(IVa)を有するものであり、そしてオリゴマー性グリコール化合物が構造(IVd)を有するものである、より具体的な構造を有し、ここで、n’’は0~4の整数であり、Rg1はC1~C4アルキルであり、na’は8~12の範囲の整数であり、そしてnbは9~13の範囲の整数である。この態様のより具体的な観点の一つでは、na’は9~11の整数であり、そしてnbは10~12の範囲の整数である。
上記グリコール成分が、小分子グリコール化合物とオリゴマー性グリコール化合物との上記の混合物である本発明の組成物の一つの具体的な観点では、これは、1,2-プロピレングリコールとデカエチレングリコールモノドデシルエーテルとの混合物である。
上記のグリコール成分が、小分子グリコール化合物とオリゴマー性グリコール化合物との混合物からなる本発明の組成物の上記の観点のいずれにおいても、小分子グリコール成分は、約9重量%~約15重量%で存在してよく、そしてオリゴマー性グリコール化合物は、約0.2~約5重量%で存在してよい。この態様の他の観点の一つでは、上記小分子グリコール成分は、約9重量%~約15重量%で存在してよく、そして上記オリゴマー性グリコール成分は約0.5重量%~約5重量%で存在してよい。この態様の更に別の観点の一つでは、上記小分子グリコール成分は、約9重量%~約15重量%で存在してよく、そして上記オリゴマー性グリコール成分は約1重量%~約5重量%で存在してよい。
Figure 0007204760000008
上記の本発明の組成物の一つの態様では、上記アルキルアミン成分は、上記のジアルキルアミンであるか、または上記のアルキルアミンの混合物である。この態様の一つの観点では、上記アルキルアミン成分は、上記ジアルキルアミンの混合物である。この態様の他の観点の一つでは、上記ジアルキルアミン成分は、単一の上記ジアルキルアミンである。
上記アミン成分が上記のジアルキルアミン成分である上記の本発明の組成物の他の態様の一つでは、これは、上記C1~C4n-アルキルがメチルであるものである。
上記アミン成分が上記のジアルキルアミン成分である上記の本発明の組成物の他の態様の一つでは、これは、上記C16~C20n-アルキルがn-オクタデシルであるものである。
上記アミン成分が上記のジアルキルアミンである上記の本発明の組成物の他の態様の一つでは、これは、構造(V)を有し、ここでRはC1~C4アルキルである。この態様の他の観点の一つでは、RはC1~C3アルキルである。この態様の更に別の観点の一つでは、RはC1またはC2アルキルである。
Figure 0007204760000009
上記アミン成分が上記のジアルキルアミンである本発明の組成物の他の態様の一つでは、これはN-メチルオクタデシルアミンである。
上記アルキルアミン成分が上記のジアルキルアミンである本発明の組成物の他の態様の一つでは、これは、上記組成物の約0.2重量%~約10重量%の量で組成物中に存在する。この態様の他の観点の一つでは、上記ジアルキルアミンは、上記組成物の約0.5重量%~約5重量%の量で組成物中に存在する。
本発明の組成物の他の態様の一つでは、上記アルキルアミン成分は、構造(I)を有する上記のモノ-アルキルアミンであるか、または構造(I)を有する上記のモノ-アルキルアミンの混合物である。この態様の他の観点の一つでは、構造(I)を有する単一のモノ-アルキルアミンのみが存在する。この態様の他の観点の一つでは、上記モノ-アルキルアミンの混合物が存在する。これらの態様の他の観点の一つでは、より具体的には、これらは、構造(I)において、m’及びmが両方とも4~8の整数から選択される化合物から選択することができる。更により具体的には、この態様では、m’及びmは両方とも5~7の整数から選択してよい。この態様の他の観点の一つでは、m’及びmは、独立して4~8の整数から選択される。この態様の他の観点の一つでは、m’及びmは、独立して5~7の整数から選択される。
前記アルキルアミン成分が前記モノアルキルアミンである本発明の組成物の他の態様の一つでは、これは、より具体的な構造(Ia)を有する。
Figure 0007204760000010
アルキルアミン成分がモノアルキルアミンである上記の態様のいずれにおいても、これは、前記組成物の約0.05重量%~約1重量%の範囲であってよい。他の観点の一つでは、これは、前記組成物の約0.075重量%~約0.5重量%の範囲であってよい。更に別の観点の一つでは、これは、前記組成物の約0.075重量%~約0.25重量%の範囲であってよい。
この発明の他の観点の一つは、次のステップ、すなわち:
i)上記の本発明の組成物のいずれか一つを、おおよそ室温から約200℃までである温度に加熱するステップ;
ii)パターン化されたフォトレジストフィルムでコーティングされた基材を、前記の加熱された組成物中に約1分間~約60分間の時間、上記のパターン化されたフォトレジストフィルムの少なくとも一部が上記基材から除去されるまで浸漬して、パターン化フォトレジストフィルムが除去された浸漬基材を生成するステップ;
iii)浸漬ステップii)の後、パターン化されたフォトレジストフィルムが除去された前記の浸漬基材を、イソプロピルアルコール、水、またはイソプロプルアルコールと水との混合物のいずれかですすいで、浸漬ステップii)からの残留組成物を除去して、クリーンな基材を生成するステップ;
iv)任意選択的に、上記クリーンな基材を乾燥するステップ;
を含む方法である。
前記の本発明の方法の他の態様の一つは、ステップi)において、組成物をおおよそ室温から約100℃まで加熱する方法である。
前記の本発明の方法の更に別の観点の一つでは、ステップi)において、組成物を約60℃~約100℃に加熱する方法である。
前記の本発明の方法のいずれかの他の観点の一つは、ステップii)において、基材が金属である方法である。
前記の本発明の方法のいずれかの更に別の観点の一つは、ステップii)において、基材が銅である方法である。
前記の本発明の方法のいずれかの更に別の観点の一つは、ステップii)において、基材が、約20分間から約90分間まで浸漬される方法である。
前記の本発明の方法のいずれかの更に別の観点の一つは、ステップii)において、基材が、約20分間から約60分間まで浸漬される方法である。
前記の本発明の方法のいずれかの更に別の観点の一つは、ステップii)において、基材が、約30分間から約60分間まで浸漬される方法である。
前記の本発明の方法のいずれかの他の観点の一つは、ステップiii)において、すすぎが、C1~C3アルコールを用いてまたはC1~C3アルコールと水との混合物を用いて行われる方法である。
前記の本発明の方法のいずれかの他の観点の一つは、ステップiii)において、すすぎがC1~C3アルコールを用いて行われる方法である。
前記の本発明の方法のいずれかの他の観点の一つは、ステップiii)において、すすぎが、イソプロピルアルコールを用いてまたはイソプロピルアルコールと水との混合物を用いて行われる方法である。
前記の本発明の方法のいずれかの他の観点の一つは、ステップiii)において、すすぎがイソプロピルアルコールを用いて行われる方法である。
前記の本発明の方法のいずれかの他の観点の一つは、任意選択のステップiv)が存在し、かつ乾燥が、例えば、空気中でそれをスピン乾燥するか、それを乾燥するために窒素、アルゴンまたは空気の流れを用いるか、または類似の手段によって行われる。
該新規リムーバ組成物は、次の通り、前記の本発明の方法において、多くの異なるタイプの適当なフォトレジストパターンからパターンを除去するために使用し得る。
該新規リムーバは、アプリケーション、ICデバイス、ICデバイスインターコネクト、回路基板、はんだ基板適用、MEM、ディスプレーなどに依存して様々な厚さを有するパターン化レジストフィルムを除去するために使用し得る。典型的には、厚さは、従来技術のICでの約数10ナノメータから始まって、より大きなICデバイスでは数マイクロメータ範囲、MEMなどの非常に大きなデバイスでは10~500マイクロメータの製造されるデバイスのサイズに応じて決まる。
典型的には、これらの適当なレジストパターンは、様々なタイプの放射線を用いてパターンを形成し得るものから選択し得る、パターンを形成することができるネガ型及びポジ型フォトレジスト材料から生じ得る。例えば、非限定的な例としては、除去される適当なレジストパターンは、i線フォトレジスト、g線フォトレジスト、248nmフォトレジスト、193nmフォトレジスト、極端紫外線フォトレジスト、電子ビームフォトレジスト及びパーティクルビームフォトレジストから形成し得る。これらの適当なフォトレジストパターンは、パターンを得るために使用されるケミストリーのタイプによって以下のように更に分類し得るフォトレジストから生じ得る。
例えば、適当なポジ型パターンは、ノボラック樹脂及びジアゾナフトキノン型(DNQ)型感光剤材料をベースとするフォトレジストの可視光、i線、h線及びg線による露光及び水性塩基使用による現像の結果生じ得、ここで、これらのタイプのレジスト系は、トーンリバースプロセスを介してネガ型画像も生成することもできる。ジアゾナフトキノンノボラックベースのレジストは以下の参考文献に記載されている:(Diazonaphthoquinone-based Resists、Chapter 2、Basic Chemistry of DNQ/Novolak resists,SPIE Optional Engineering Press volume TT11,page9,1993(非特許文献1))。
該新規pKaリムーバ組成物及びリムーバプロセスと使用するための他の適当なレジストパターンは、化学的に増幅されており及び水性塩基で現像可能な両ネガ型から生じるものであってよい。典型的には、レジストパターンは、より高い解像度パターンを可能するために248nm、193nm、EUVで形成されるが、レジストパターンは、より長い波長、例えば可視光、ブロードバンドUV、i線、g線及びh線を用いて生成することもできる。典型的には、該新規リムーバ組成物及びプロセスと使用するためのこのような適当なポジ型レジストパターンは、ポジトーン化学増幅レジストから生じるレジストパターン、潜在的に水性塩基可能性であり、水性塩基可溶性部分をマスクする酸開裂性基を脱保護することによって水性塩基可溶性にされる樹脂、例えば(メタ)アクリレートコポリマー、スチレン系コポリマー、ノボラック、フェノール系樹脂から生じるレジストパターンである。塩基可溶化部分は、カルボン酸類、フェノール類、または典型的には11未満のpKaを有して、水性塩基が殆どそれらをイオン化する他の部分であり得る。酸は、光酸発生化合物によりフォトレジストフィルムの露光領域中に生成する。この酸は、アシドリシスまたはヒドロリシスのプロセスを介して酸開裂性基を脱保護して、フリーの塩基可溶化部分を放出し、露光された領域においてフォトレジストフィルムが水性塩基可溶性となることを可能にする。
ネガトーンの水性現像可能な架橋性フォトレジストから生じる適当なレジストパターンは、本来備わっている水性塩基可溶性が保護基によってマスクされていない塩基可溶性樹脂である。この方策ではむしろ、本質的に塩基可溶性の樹脂(バインダー樹脂)、例えば水性塩基可溶性(メタ)アクリレートコポリマー、スチレン系コポリマー、ノボラック及び類似物をベースとするものは、塩基可溶性樹脂に懸垂したメタ(アクリレート)部分または架橋性添加剤(架橋剤)を介してあるいはこれらの両タイプの架橋性部分の混合を介して架橋される。典型的には、光ラジカル発生剤は、このようなレジストの暴露されたレジスト領域中に反応性ラジカルを生成し、これらの露光された領域を架橋しそして不溶性にする。水性塩基現像の結果、架橋されていない領域が除去されて、ネガ型レジストパターンを形成する。
架橋性添加剤が存在する場合は、これは、少なくとも二つのオレフィン性部分を含み、これは簡単にラジカル架橋される。樹脂上の懸垂基にまたは架橋性添加剤中に存在し得るこのような架橋性部分の例は、ビニルアリール部分、例えばスチレン類、及びアクリレートまたはメタクリレート部分(別称では(メタ)アクリレート))である。これらのラジカル架橋性添加剤の非限定的なより具体的な例は、目的に応じて、アクリル酸誘導体、例えばアクリル酸エステル、及びメタクリル酸誘導体、例えばメタクリル酸エステルから適切に選択することができる。架橋性添加剤は、低分子量(モノマー性)または高分子量(オリゴマーもしくはポリマー性)を有することができる。この例では、添加剤は、複数のラジカル架橋可能な部分を含む小分子、オリゴマーまたはポリマーであることができる。これらのラジカル架橋性添加剤の一部は、酸開裂可能な構造をそれらの内に有し得る。このような構造は、パターン化されたフィルムの更なる加工の時に、例えば基材にパターン転写した後にレジストの剥離を容易にするのに使用し得る。このような酸開裂性基の例は、有利な水は使用せずにアシドリシス開裂しやすい第三級エーテル、第三級カルボキシレート及び類似物、または代替的に、レジストフィルム中に光酸有利水で完全なヒドロリシス開裂を容易に受け得る酸開裂性部分、例えばアセタール、ケタール及びアルキルシリルエーテルである。このような材料の非限定的な例は、US7601482(特許文献1)に記載されている。
以下、本開示のより具体的な態様と、このような態様をサポートする実験結果について説明する。しかし、以下の開示は、例示のみを目的としたものであり、それ故、請求項に記載の発明の範囲を如何様にも限定することを意図したものではない点を指摘しておく。
化学品
テトラメチルアンモニウムヒドロキシド(TMAH、水中25重量%、CAS:75-59-2)、ベンジルアルコール(CAS:100-51-6)、プロピレングリコール(CAS:57-55-6)、エチレングリコール(CAS:107-21-1)、ジエタノールアミン(CAS:111-42-2)、N-メチルオクタデシルアミン(CAS:2439-55-6)、デカエチレングリコールモノドデシルエーテル(CAS9002-92-0)及びオレイルアミン(CAS112-90-3)は、Sigma Aldrich社(3050 Spruce St.,St.Louis,MO 63103)から入手した。プロピレングリコール中のTMAHの20重量%溶液は、SACHEM社(21E.Woodward St.,Austin,Texas 78704)から入手した。
加工
150nmの銅スパッタコーティングを有するケイ素200mm(8’’)を、金属腐食試験に使用した。銅コートケイ素ウェハクーポン(真新しいクーポンか、またはフォトレジストが除去されたクーポン)を、予熱したフォトレジストリムーバ溶液中に、フォトレジストを剥離するのに十分以上の期間、浸漬した。腐食の兆候としての表面曇りの存在の目視及び顕微鏡検査によって金属表面の状態を調査するために標準的な検査を行った。表面曇りは、重量分析よりもより高いレベルの感度で確認、確定できる(<10Å/分)。
フォトレジスト剥離試験では、150nmの銅をスパッタリングにより施したケイ素200mm(8’’)ウェハを基材として使用し、このウェハ上に、ネガトーンフォトレジストAZ(登録商標)-200nXT(EMD Performance Materials社,Branchburg,NJ08876の製品)を塗布及び加工した。加工は、50μm厚へのレジストのスピンコート、及び110℃下、180秒間のホットプレート上でのソフトベークの適用からなるものであった。次いで、このレジストは、コンタクトホールパターン化マスクを通して1600mJ/cm2の光に露光した。現像は、それぞれ後でDI水ですすいで、60秒間の二つのパドルでAZ(登録商標)300MIF現像剤(EMD Performance Materials社,Branchburg,NJ 08876の製品)を使用した。
フォトレジスト剥離及び銅腐食試験1
フォトレジストリムーバ溶液は、25重量%水性TMAH溶液4.14g、ベンジルアルコール27.08g、プロピレングリコール3.14g及びN-メチルオクタデシルアミン1.34gを溶解することによって調製した。この溶液を、磁気的スターラーバー(200rpm)を備えた150mLビーカー中で、ホットプレートで80℃に加熱した。光画像形成されたAZ(登録商標)-200nXTパターンを備えた銅ウェハクーポンを、上記の加熱された溶液中に浸漬した。30分間後、架橋されたフォトレジストパターンが完全に除去された。フォトレジストが除去された後の同じ銅クーポンを、前記溶液中に更に30分間浸漬した。目視及び顕微鏡検査において、銅表面は曇りがなく、本質的に元のままであった。
フォトレジスト剥離及び銅腐食試験2
フォトレジストリムーバ溶液は、25重量%水性TMAH溶液7.41g、ベンジルアルコール35.01g、プロピレングリコール3.89g及びN-メチルオクタデシルアミン0.235gを溶解することによって調製した。この溶液を、磁気的スターラーバー(200rpm)を備えた150mLビーカー中で、ホットプレートで80℃に加熱した。光画像形成されたAZ(登録商標)-200nXTパターンを備えた銅ウェハクーポンを、上記の加熱された溶液中に浸漬した。30分間後、架橋されたフォトレジストパターンが完全に除去された。フォトレジストが除去された後の同じ銅クーポンを、前記溶液中に更に30分間浸漬した。目視及び顕微鏡検査において、銅表面は曇りがなく、本質的に元のままであった。
フォトレジスト剥離及び銅腐食試験3
フォトレジストリムーバ溶液は、25重量%水性TMAH溶液7.41g、ベンジルアルコール35.01g、プロピレングリコール3.89g及びN-メチルオクタデシルアミン0.416gを溶解することによって調製した。この溶液を、磁気的スターラーバー(200rpm)を備えた150mLビーカー中で、ホットプレートで80℃に加熱した。光画像形成されたAZ(登録商標)-200nXTパターンを備えた銅ウェハクーポンを、上記の加熱された溶液中に浸漬した。30分間後、架橋されたフォトレジストパターンが完全に除去された。フォトレジストが除去された後の同じ銅クーポンを、前記溶液中に更に30分間浸漬した。目視及び顕微鏡検査において、銅表面は曇りがなく、本質的に元のままであった。
フォトレジスト剥離及び銅腐食試験4
フォトレジストリムーバ溶液は、25重量%水性TMAH溶液7.15g、ベンジルアルコール25g、エチレングリコール7.26g及びN-メチルオクタデシルアミン0.4gを溶解することによって調製した。この溶液を、磁気的スターラーバー(200rpm)を備えた150mLビーカー中で、ホットプレートで80℃に加熱した。光画像形成されたAZ(登録商標)-200nXTパターンを備えた銅ウェハクーポンを、上記の加熱された溶液中に浸漬した。30分間後、架橋されたフォトレジストパターンが完全に除去された。フォトレジストが除去された後の同じ銅クーポンを、前記溶液中に更に30分間浸漬した。目視及び顕微鏡検査において、銅表面は曇りがなく、本質的に元のままであった。
フォトレジスト剥離及び銅腐食試験5
フォトレジストリムーバ溶液は、プロピレングリコール中の20重量%TMAH溶液14g、ベンジルアルコール55.3g、N-メチルオクタデシルアミン0.7gを溶解することによって調製した。この溶液を、磁気的スターラーバー(200rpm)を備えた150mLビーカー中で、ホットプレートで80℃に加熱した。光画像形成されたAZ(登録商標)-200nXTパターンを備えた銅ウェハクーポンを、上記の加熱された溶液中に浸漬した。30分間後、架橋されたフォトレジストパターンが完全に除去された。フォトレジストが除去された後の同じ銅クーポンを、前記溶液中に更に30分間浸漬した。目視及び顕微鏡検査において、銅表面は曇りがなく、本質的に元のままであった。
フォトレジスト剥離及び銅腐食試験6
フォトレジストリムーバ溶液は、プロピレングリコール中の20重量%TMAH溶液12.03g、ベンジルアルコール59.3g、デカエチレングリコールモノドデシルエーテル1.46g及びオレイルアミン0.11gを溶解することによって調製した。この溶液を、磁気的スターラーバー(200rpm)を備えた150mLビーカー中で、ホットプレートで80℃に加熱した。光画像形成されたAZ(登録商標)-200nXTパターンを備えた銅ウェハクーポンを、上記の加熱された溶液中に浸漬した。30分間後、架橋されたフォトレジストパターンが完全に除去された。フォトレジストが除去された後の同じ銅クーポンを、前記溶液中に更に30分間浸漬した。目視及び顕微鏡検査において、銅表面は曇りがなく、本質的に元のままであった。
以下の例は、N-メチルオクタデシルアミンまたはオレイルアミンを含まないTMAHベースの調合物が、驚くべきことに、ネガトーンフォトレジストコーティングを完全には除去できず、銅基材上に望ましくない残渣を残すことを示す。本発明のストリッパ組成物の範囲に該当する二種類のアルキルアミン(別称では、特許請求の範囲に記載の上記のジアルキルアミン及びモノアルキルアミン)が存在する。
比較フォトレジスト剥離試験1
フォトレジストリムーバ溶液は、25重量%水性TMAH溶液53.2g、ベンジルアルコール251.4g、プロピレングリコール27.9gを溶解することによって調製した。この溶液を、磁気的スターラーバー(200rpm)を備えたビーカー中で、ホットプレートで80℃に加熱した。光画像形成されたAZ(登録商標)-200nXTパターンを備えた銅ウェハクーポンを、上記の加熱された溶液中に浸漬した。60分後、架橋したフォトレジストパターンの大部分が除去されるが、残留フォトレジストの望ましくない薄い層が銅表面上に残った。
比較フォトレジスト剥離試験2
フォトレジストリムーバ溶液は、25重量%水性TMAH溶液12.83g、ベンジルアルコール64.53g、ジエタノールアミン3.25gを溶解することによって調製した。この溶液を、磁気的スターラーバー(200rpm)を備えた150mLビーカー中で、ホットプレートで80℃に加熱した。光画像形成されたAZ(登録商標)-200nXTパターンを備えた銅ウェハクーポンを、上記の加熱された溶液中に浸漬した。30分後、架橋したフォトレジストパターンの大部分が除去されるが、残留フォトレジストの望ましくない薄い層が銅表面上に残った。
本願は特許請求の範囲に記載の発明に係るものであるが、本願の開示は以下も包含する:
1.
●テトラアルキルアンモニウムヒドロキシド;
●ベンジル系アルコール;
●少なくとも一種のグリコール化合物を含むグリコール成分;及び
●アルキルアミン成分であって、次のもの
○アルキル基のうちの一つがC1~C4n-アルキルであり、他がC16~C20n-アルキルであるジアルキルアミン;
○構造(I)を有するモノアルキルアミン;
Figure 0007204760000011
(式中、m’及びmは、独立して、4~8の範囲の整数から選択される)
○これらの組み合わせ;
からなる群から選択されるアルキルアミン成分;
を含む組成物。
2.
前記テトラアルキルアンモニウムヒドロキシドが構造(II)を有し、ここでRa 、Ra 、Ra 及びRa は、独立して、C1~C16アルキルまたはベンジル系部分から選択される、前記1.に記載の組成物。
Figure 0007204760000012
3.
Ra 、Ra 、Ra 及びRa が、独立して、C1~C4線状アルキルまたはベンジル系部分から選択される、前記2.に記載の組成物。
4.
前記テトラアルキルアンモニウムヒドロキシドが、テトラメチルアンモニウムヒドロキシド、テトラエチルアンモニウムヒドロキシド、テトラプロピルアンモニウムヒドロキシド、テトラブチルアンモニウムヒドロキシド、及びベンジルトリメチルアンモニウムヒドロキシドからなる群から選択される、前記1.~3.のいずれか一つに記載の組成物。
5.
前記テトラアルキルアンモニウムヒドロキシドがテトラメチルアンモニウムヒドロキシドである、前記1.~4.のいずれか一つに記載の組成物。
6.
前記テトラアルキルアンモニウムヒドロキシドが、上記組成物の約0.5重量%~約10重量%の量で該組成物中に存在する、前記1.~5.のいずれか一つに記載の組成物。
7.
前記テトラアルキルアンモニウムヒドロキシドが、上記組成物の約2重量%~約8重量%の量で該組成物中に存在する、前記1.~6.のいずれか一つに記載の組成物。
8.
前記組成物の約1重量%~約20重量%の量で水を更に含む、前記1.~7.のいずれか一つに記載の組成物。
9.
前記組成物の約8重量%~約15重量%の量で水を更に含む、前記1.~8.のいずれか一つに記載の組成物。
10.
実質的に水を含まない、前記1.~7.のいずれか一つに記載の組成物。
11.
前記ベンジル系アルコールが構造(III)を有し、ここでRb1は、H、C1~C4アルキル、及びC1~C4アルコキシからなる群から選択され、そしてRb はHまたはC1~C4アルキルである、前記1.~10.のいずれか一つに記載の組成物。
Figure 0007204760000013
12.
Rb がHである、前記11.に記載の組成物。
13.
Rb がC1~C4アルキルである、前記11.に記載の組成物。
14.
Rb がC1~C4アルコキシルである、前記11.に記載の組成物。
15.
Rb がHである、前記11.~14.のいずれか一つに記載の組成物。
16.
Rb がC1~C4アルキルである、前記11.~14.のいずれか一つに記載の組成物。
17.
Rb がHであり、そしてRb がC1~C4アルキルである、前記11.に記載の組成物。
18.
前記ベンジル系アルコールがベンジルアルコールである、前記11.に記載の組成物。
19.
前記ベンジル系アルコールが、前記組成物の約30重量%~約90重量%の量で該組成物中に存在する、前記1.~18.のいずれか一つに記載の組成物。
20.
前記ベンジル系アルコールが、前記組成物の約40重量%~約85重量%の量で該組成物中に存在する、前記1.~19.のいずれか一つに記載の組成物。
21.
前記ベンジル系アルコールが、前記組成物の約40重量%~約80重量%の量で該組成物中に存在する、前記1.~20.のいずれか一つに記載の組成物。
22.
前記グリコール成分が、単一のグリコール化合物を含む、前記1.~21.のいずれか一つに記載の組成物。
23.
前記グリコール成分が、複数のグリコール化合物の混合物を含む、前記1.~21.のいずれか一つに記載の組成物。
24.
前記グリコール成分が、構造(IV)を有する少なくとも一種のグリコール化合物を含み、ここでRgはC2~C4アルキレン部分であり、前記アルキレン部分は、置換されていないか、またはC1~C4アルキル部分で置換されている、前記1.~23.のいずれか一つに記載の組成物。
Figure 0007204760000014
25.
前記グリコール成分が、構造(IVa)を有する化合物及び構造(IVb)を有する化合物からなる群から選択されるグリコール化合物であり、ここでnは0~3の整数であり、n’’は0~4の整数であり、Rg1はC1~C4アルキルである、前記1.~24.のいずれか一つに記載の組成物。
Figure 0007204760000015
26.
前記グリコール成分が、構造(IVa)のグリコール化合物である、前記25.に記載の組成物。
27.
前記グリコール成分が、構造(IVb)のグリコール化合物である、前記25.に記載の組成物。
28.
前記グリコール成分が1,3-プロピレングリコールである、前記1.~24.及び25.のいずれか一つに記載の組成物。
29.
前記グリコール成分が1,2-エチレングリコールである、前記1.~25.及び26.のいずれか一つに記載の組成物。
30.
前記グリコール成分が、前記組成物の約5重量%~約50重量%の量で該組成物中に存在する、前記1.~29.のいずれか一つに記載の組成物。
31.
前記グリコール成分が、前記組成物の約8重量%~約40重量%の量で該組成物中に存在する、前記1.~29.のいずれか一つに記載の組成物。
32.
前記グリコール化合物が、前記組成物の約8重量%~約20重量%の量で該組成物中に存在する、前記1.~29.のいずれか一つに記載の組成物。
33.
グリコール化合物の前記混合物が、
構造(IV)を有するグリコール化合物、及び
構造(IVc)を有するオリゴマー性グリコール化合物、
からなり、
ここでRg及びRg2は独立してC2~C4アルキレン部分であり、これらのアルキレン部分は、置換されていないか、またはC1~C4アルキル部分で置換されており、更にnaは8~12の整数であり、そしてnbは9~13の整数である、前記1.~23.及び24.のいずれか一つに記載の組成物。
Figure 0007204760000016
34.
グリコール化合物の前記混合物が、
構造(IVb)を有するグリコール化合物(ここでn’’は0~4の整数であり、そしてRg1はC1~C4アルキルである)、及び
構造(IVd)を有するオリゴマー性グリコール化合物(ここでna’は8~12の整数であり、そしてnbは9~13の範囲の整数である)、
からなる、前記1.~23.、24.及び33.のいずれか一つに記載の組成物。
Figure 0007204760000017
35.
Rg1がメチルであり;na’が9~11の整数であり、そしてnbが10~12の範囲の整数である、前記34.に記載の組成物。
36.
グリコール化合物の前記混合物が、1,2-プロピレングリコール及びデカエチレングリコールモノドデシルエーテルからなる、前記1.~23.、24.及び33.~35.のいずれか一つに記載の組成物。
37.
構造(IV)を有するグリコール化合物が、約9重量%~約15重量%の量で該組成物中に存在し、そして構造(IVc)を有するオリゴマー性グリコール化合物が、約0.5重量%~約5重量%の量で該組成物中に存在する、前記1.~23.、24.及び33.~36.のいずれか一つに記載の組成物。
38.
前記アルキルアミン成分が、上記のジアルキルアミンであるか、または上記のジアルキルアミンの混合物である、前記1.~37.のいずれか一つに記載の組成物。
39.
前記アルキルアミン成分が、上記のジアルキルアミンである、前記1.~38.のいずれか一つに記載の組成物。
40.
前記アルキルアミン成分が、アルキル基のうちの一つがメチルである前記のジアルキルアミンである、前記1.~39.のいずれか一つに記載の組成物。
41.
前記アルキルアミン成分が、アルキル基のうちの一つはn-オクタデシルである前記のジアルキルアミンである、前記1.~40.のいずれか一つに記載の組成物。
42.
前記ジアルキルアミンが構造(V)を有し、ここでR がC1~C4アルキルである、前記1.~41.のいずれか一つに記載の組成物。
Figure 0007204760000018
43.
前記ジアルキルアミンが、N-メチルオクタデシルアミンである、前記1.~42.のいずれか一つに記載の組成物。
44.
前記ジアルキルアミンが、前記組成物の約0.2重量%~約10重量%の量で該組成物中に存在する、前記1.~43.のいずれか一つに記載の組成物。
45.
前記ジアルキルアミンが、前記組成物の約0.5重量%~約5重量%の量で該組成物中に存在する、前記1.~44.のいずれか一つに記載の組成物。
46.
前記アルキルアミン成分が、前記のモノアルキルアミンであるか、または前記のモノアルキルアミンの混合物である、前記1.~37.のいずれか一つに記載の組成物。
47.
前記アルキルアミン成分が、前記のモノアルキルアミンである、前記1.~37.のいずれか一つに記載の組成物。
48.
前記アルキルアミン成分が前記のモノアルキルアミンであり、ここでm’及びmは両方とも4~8の整数から選択される、前記1.~37.及び47.のいずれか一つに記載の組成物。
49.
前記アルキルアミン成分が前記のモノアルキルアミンであり、ここでm’及びmは両方とも5~7の整数から選択される、前記1.~37.及び47.~48.のいずれか一つに記載の組成物。
50.
前記アルキルアミン成分が前記のモノアルキルアミンであり、ここでm’及びmは独立して4~8の整数から選択される、前記1.~37.及び47.~49.のいずれか一つに記載の組成物。
51.
前記アルキルアミン成分が前記のモノアルキルアミンであり、ここでm’及びmは独立して5~7の整数から選択される、前記1.~37.及び47.~50.のいずれか一つに記載の組成物。
52.
前記アルキルアミン成分が、構造(Ia)のモノアルキルアミンである、前記1.~37.及び47.~51.のいずれか一つに記載の組成物。
Figure 0007204760000019
53.
前記モノアルキルアミンが、前記組成物の約0.05重量%~約1重量%の量で該組成物中に存在する、前記1.~37.及び47.~52.のいずれか一つに記載の組成物。
54.
前記モノアルキルアミンが、前記組成物の約0.075重量%~約0.5重量%の量で該組成物中に存在する、前記1.~37.及び47.~53.のいずれか一つに記載の組成物。
55.
前記モノアルキルアミンが、前記組成物の約0.075重量%~約0.25重量%の量で該組成物中に存在する、前記1.~37.及び47.~54.のいずれか一つに記載の組成物。
56.
次のステップ:
i)おおよそ室温から約200℃までである温度で前記1.~55.のいずれか一つに記載の組成物を加熱するステップ;
ii)パターン化されたフォトレジストフィルムでコーティングされた基材を、前記の加熱された組成物中に約1分間~約60分間の時間、上記のパターン化されたフォトレジストフィルムの少なくとも一部が上記基材から除去されるまで浸漬して、パターン化フォトレジストフィルムが除去された浸漬基材を生成するステップ;
iii)浸漬ステップii)の後、パターン化されたフォトレジストフィルムが除去された前記の浸漬基材を、イソプロピルアルコール、水、またはイソプロプルアルコールと水との混合物のいずれかですすいで、浸漬ステップii)からの残留組成物を除去して、クリーンな基材を生成するステップ;
iv)任意選択的に、上記クリーンな基材を乾燥するステップ;
を含む方法。
57.
ステップi)において、前記組成物がおおよそ室温から約100℃までに加熱される、前記56.に記載の方法。
58.
ステップi)において、前記組成物が約60℃から約100℃までに加熱される、前記56.に記載の方法。
59.
ステップii)において、基材が金属である、前記57.~58.のいずれか一つに記載の方法。
60.
ステップii)において、基材が銅である、前記57.~59.のいずれか一つに記載の方法。
61.
ステップii)において、基材が約20分間~約90分間浸漬される、前記57.~60.のいずれか一つに記載の方法。
62.
ステップii)において、基材が約20分間~約60分間浸漬される、前記57.~61.のいずれか一つに記載の方法。
63.
ステップii)において、基材が約30分間~約60分間浸漬される、前記57.~62.のいずれか一つに記載の方法。
64.
ステップiii)において、すすぎが、C1~C3アルコールを用いてまたはC1~C3アルコールと水との混合物を用いて行われる、前記57.~63.のいずれか一つに記載の方法。
65.
ステップiii)において、すすぎが、C1~C3アルコールを用いて行われる、前記57.~64.のいずれか一つに記載の方法。
66.
ステップiii)において、すすぎが、イソプロピルアルコールを用いてまたはイソプロピルアルコールと水との混合物を用いて行われる、前記57.~65.のいずれか一つに記載の方法。
67.
ステップiii)において、すすぎがイソプロピルアルコールを用いて行われる、前記57.~66.のいずれか一つに記載の方法。

Claims (30)

  1. ●テトラアルキルアンモニウムヒドロキシドであって、次の構造(II)
    Figure 0007204760000020
    [式中、Ra、Ra、Ra及びRaは、独立して、C1~C16アルキルまたはベンジル系部分から選択される]
    を有するテトラアルキルアンモニウムヒドロキシド;
    ●ベンジル系アルコールであって、次の構造(III)
    Figure 0007204760000021
    [式中、Rb1は、H、C1~C4アルキル、及びC1~C4アルコキシからなる群から選択され、そしてRbはHまたはC1~C4アルキルである]
    を有するベンジル系アルコール;
    ●少なくとも一種のグリコール化合物を含むグリコール成分であって、次の構造(IV)
    Figure 0007204760000022
    [式中、RgはC2~C4アルキレン部分であり、前記アルキレン部分は、置換されていないか、またはC1~C4アルキル部分で置換されている]
    を有する少なくとも一種のグリコール化合物を含むグリコール成分;及び
    ●アルキルアミン成分であって、次のもの
    ○アルキル基のうちの一つがC1~C4n-アルキルであり、他がC16~C20n-アルキルであるジアルキルアミン;
    ○構造(I)を有するモノアルキルアミン;
    Figure 0007204760000023
    (式中、m’及びmは、独立して、4~8の範囲の整数から選択される)
    ○これらの組み合わせ;
    からなる群から選択されるアルキルアミン成分;
    を含むフォトレジストリムーバ組成物。
  2. Ra、Ra、Ra及びRaが、独立して、C1~C4線状アルキルまたはベンジル系部分から選択される、請求項1に記載の組成物。
  3. 前記テトラアルキルアンモニウムヒドロキシドが、テトラメチルアンモニウムヒドロキシド、テトラエチルアンモニウムヒドロキシド、テトラプロピルアンモニウムヒドロキシド、テトラブチルアンモニウムヒドロキシド、及びベンジルトリメチルアンモニウムヒドロキシドからなる群から選択される、請求項1または2に記載の組成物。
  4. 前記テトラアルキルアンモニウムヒドロキシドがテトラメチルアンモニウムヒドロキシドである、請求項1~3のいずれか一つに記載の組成物。
  5. 前記テトラアルキルアンモニウムヒドロキシドが、上記組成物の0.5重量%~10重量%の量で該組成物中に存在する、請求項1~4のいずれか一つに記載の組成物。
  6. 前記組成物の1重量%~20重量%の量で水を更に含む、請求項1~5のいずれか一つに記載の組成物。
  7. 実質的に水を含まない、請求項1~5のいずれか一つに記載の組成物。
  8. 前記ベンジル系アルコールが、前記組成物の30重量%~90重量%の量で該組成物中に存在する、請求項1~7のいずれか一つに記載の組成物。
  9. 前記グリコール成分が、単一のグリコール化合物を含む、請求項1~8のいずれか一つに記載の組成物。
  10. 前記グリコール成分が、複数のグリコール化合物の混合物を含む、請求項1~8のいずれか一つに記載の組成物。
  11. 前記グリコール成分が、構造(IVa)を有する化合物及び構造(IVb)を有する化合物からなる群から選択されるグリコール化合物であり、ここでnは0~3の整数であり、n’’は0~4の整数であり、Rg1はC1~C4アルキルである、請求項1~10のいずれか一つに記載の組成物。
    Figure 0007204760000024
  12. 前記グリコール成分が、前記組成物の5重量%~50重量%の量で該組成物中に存在する、請求項1~11のいずれか一つに記載の組成物。
  13. グリコール化合物の前記混合物が、
    構造(IV)を有するグリコール化合物、及び
    構造(IVc)を有するオリゴマー性グリコール化合物、
    からなり、
    ここでRg及びRg2は独立してC2~C4アルキレン部分であり、これらのアルキレン部分は、置換されていないか、またはC1~C4アルキル部分で置換されており、更にnaは8~12の整数であり、そしてnbは9~13の整数である、請求項1~10のいずれか一つに記載の組成物。
    Figure 0007204760000025
  14. グリコール化合物の前記混合物が、
    構造(IVb)を有するグリコール化合物(ここでn’’は0~4の整数であり、そしてRg1はC1~C4アルキルである)、及び
    構造(IVd)を有するオリゴマー性グリコール化合物(ここでna’は8~12の整数であり、そしてnbは9~13の範囲の整数である)、
    からなる、請求項1~10及び13のいずれか一つに記載の組成物。
    Figure 0007204760000026
  15. Rg1がメチルであり;na’が9~11の整数であり、そしてnbが10~12の範囲の整数である、請求項14に記載の組成物。
  16. 構造(IV)を有するグリコール化合物が、9重量%~15重量%の量で該組成物中に存在し、そして構造(IVc)を有するオリゴマー性グリコール化合物が、0.5重量%~5重量%の量で該組成物中に存在する、請求項1~10及び13~15のいずれか一つに記載の組成物。
  17. 前記アルキルアミン成分が、上記のジアルキルアミンであるか、または上記のジアルキルアミンの混合物である、請求項1~16のいずれか一つに記載の組成物。
  18. 前記アルキルアミン成分が、アルキル基のうちの一つがメチルである前記のジアルキルアミンである、請求項1~17のいずれか一つに記載の組成物。
  19. 前記ジアルキルアミンが構造(V)を有し、ここでRがC1~C4アルキルである、請求項17または18に記載の組成物。
    Figure 0007204760000027
  20. 前記アルキルアミン成分が、N-メチルオクタデシルアミンである、請求項1~19のいずれか一つに記載の組成物。
  21. 前記ジアルキルアミンが、前記組成物の0.2重量%~10重量%の量で該組成物中に存在する、請求項1~20のいずれか一つに記載の組成物。
  22. 前記アルキルアミン成分が、前記のモノアルキルアミンであるか、または前記のモノアルキルアミンの混合物である、請求項1~16のいずれか一つに記載の組成物。
  23. 前記アルキルアミン成分が、前記のモノアルキルアミンである、請求項1~16のいずれか一つに記載の組成物。
  24. 前記アルキルアミン成分が前記のモノアルキルアミンであり、ここでm’及びmは両方とも4~8の整数から選択される、請求項1~16及び23のいずれか一つに記載の組成物。
  25. 前記アルキルアミン成分が前記のモノアルキルアミンであり、ここでm’及びmは両方とも5~7の整数から選択される、請求項1~16及び23~24のいずれか一つに記載の組成物。
  26. 前記アルキルアミン成分が前記のモノアルキルアミンであり、ここでm’及びmは独立して4~8の整数から選択される、請求項1~16及び23~25のいずれか一つに記載の組成物。
  27. 前記アルキルアミン成分が前記のモノアルキルアミンであり、ここでm’及びmは独立して5~7の整数から選択される、請求項1~16及び23~26のいずれか一つに記載の組成物。
  28. 前記アルキルアミン成分が、構造(Ia)のモノアルキルアミンである、請求項1~16及び23~27のいずれか一つに記載の組成物。
    Figure 0007204760000028
  29. 前記モノアルキルアミンが、前記組成物の0.05重量%~1重量%の量で該組成物中に存在する、請求項1~16及び23~28のいずれか一つに記載の組成物。
  30. パターン化されたフォトレジストを基材から除去する方法であって、次のステップ:
    i)室温から200℃までである温度で請求項1~29のいずれか一つに記載の組成物を加熱するステップ;
    ii)パターン化されたフォトレジストフィルムでコーティングされた基材を、前記の加熱された組成物中に1分間~60分間の時間、上記のパターン化されたフォトレジストフィルムの少なくとも一部が上記基材から除去されるまで浸漬して、パターン化フォトレジストフィルムが除去された浸漬基材を生成するステップ;
    iii)浸漬ステップii)の後、パターン化されたフォトレジストフィルムが除去された前記の浸漬基材を、イソプロピルアルコール、水、またはイソプロピルアルコールと水との混合物のいずれかですすいで、浸漬ステップii)からの残留組成物を除去して、クリーンな基材を生成するステップ;
    iv)任意選択的に、上記クリーンな基材を乾燥するステップ;
    を含む方法。
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