JP2003535678A - 電子機器のための洗浄性組成物及び洗浄装置 - Google Patents

電子機器のための洗浄性組成物及び洗浄装置

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Abstract

(57)【要約】 電子機器及び家庭用電気又は電子器具を洗浄するための化学的洗浄性組成物、このような組成物を適用するための装置、並びにこのような機器を洗浄する方法を開示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (関連出願の相互参照) 本出願は、2000年6月2日に出願された欧州特許出願番号0011174
6.4の出願日の優先権を主張する。
【0002】 (発明の技術分野) 本発明は、化学的洗浄性組成物及びこのような組成物を適用するための装置に
関する。より詳細には、本発明は、かかる組成物と装置による、電子機器及び電
気又は電子家電製品の洗浄に関する。本発明はまた、少なくとも1つのフッ素化
炭素化合物を含む洗浄性組成物のこのような機器に対する使用、及びこの組成物
を適用するためのアプリケータを包含してもよい。
【0003】 (発明の背景) 各家庭には、極めて多くの電子機器が必要とされ、その数は定常的に増加して
いる。多くの西洋家庭では、ラジオ、TVセット、ステレオラック、カメラ、計
算機、電話を持ち、そしておそらくこのような装置の少なくとも1つには少なく
とも1つのリモートコントロールがある。ごく最近開発された装置であって、さ
らに21世紀初頭にますます一般的となった装置には、ポータブルパーソナルコ
ンピュータ及びデスクトップパーソナルコンピュータ、パームトップ装置、携帯
電話、タッチスクリーンLCDディスプレイ、CD、DVD、MP3オーディオ
及びビデオ機器、プレイステーションなどがある。
【0004】 これらの装置は、個人的な環境で使用する場合と商業的な環境で使用する場合
の両方において、清浄性及び衛生性という観点から特に問題があった。洗浄し易
さという観点よりも、主に技術的な必要性という観点から設計されているため、
しばしば、それらは表面に到達すること、及び/又は表面を洗浄することが困難
であり、そのような表面の主な例としてはキーボード又はキーパッドであり、こ
れらは何らかの形態でかかる装置の大部分に具備されている。 このようないずれかの装置の洗浄に関するさらなる難題としては、それらが典
型的に精密なものであり、さらに水や大部分の他の液体が接触することによって
損傷するということである。このような装置に、例えばキーパッドを通して水が
浸入すると、このような装置の高度に集積されたコンパクト設計のために、液体
が漏電を引き起こし、それによって典型的に修復不可能な損傷を与える。
【0005】 個人的な環境においては清浄性及び衛生性、並びにユーザーにとっての快適性
が必要であるほか、このような装置、例えばコンピュータや電話は通常異なるユ
ーザー間で共有されており、特に商業的な環境及びオフィス環境では、特に清浄
性が快適な使用に関係しており、清浄性が欠如するとさらに悪影響が広がる危険
性がある。さらなる態様では、清浄性は例えばタッチスクリーンLCDディスプ
レイなどの装置を適切に機能させるために必要な場合がある。
【0006】 電子機器及びその他の精密機器用に、多くの市販の洗浄装置が知られている。
ある装置では、単独又は主に汚れや埃などを機械的除去に頼っている。例えば、
DE29813015号には、典型的なキーボードの形状に合った形のスポンジ
が開示されており、DE19609940号には、所定のキーボードの形状に合
うように機械的に調整できる多数のブラシを具備する装置が開示されている。D
E29715059号には、吸収材料で作成されたくさび型パッドを具備するコ
ンピュータキーボード用の洗浄装置が開示されている。GB2276311号に
は、手持ちの家具用電気掃除機が開示され、それはまたコンピュータキーボード
用としても使用されることが開示されており、米国特許第5,345,651号
には同様の使用観点から、電気掃除機用のノズルブラシ付属品が開示されている
【0007】 特にカメラや光学機器に使用されるブラシ及び拭取表面を具備する製品が、イ
ンターナショナル・パークサイド・プロダクツ(International Parkside Produ
cts)(カナダ、バンクーバー)からレンズペン(LensPen)という名で販売され
ている。 他の装置は洗浄液を使用しており、埃及び汚れを純粋に機械的除去にはほとん
ど頼っていない。例えば、米国特許第5,624,239号には、液体源及び真
空装置を具備するポータブル装置が開示されている。ケンジントン(Kensington
)(米国、カリフォルニア州)は、コンピュータ、キーボード及びその他のオフ
ィス用機器に使用するための予め濡らしたワイプを販売しているが、このワイプ
はノートブック及び反射よけスクリーンに好適ではないと言われている。
【0008】 クリーンテックス(CleanTex)(米国、ニューヨーク)は、コンピュータ及び
コンピュータスクリーンなどの異なる表面用の種々の洗浄ワイプを販売している
。 3M(米国、ミネソタ州)は、商品名キーボードクリーナー(Keyboard Clean
er)として機械的装置及び洗浄溶液を含む3部からなるキットを販売している。 明らかに、極めて多数の化学的組成物が、洗浄要求に対して有用であることが
知られている。一部の消費者は、洗剤や万能クリーナー(水で適当に希釈される
)などのホームケア製品を家庭で技術機器にも使用していることが知られている
。別の選択肢として、例えばコンピュータスクリーン用に推奨されているクリー
ンテックスワイプ(CleanTex wipe)833号に含まれるイソプロピルアルコー
ルを用いる場合もある。
【0009】 他の組成物は特定の産業用途に有用であることが知られている:米国特許第5
,246,618号には、フルオロクロロハイドロカーボン、アルコール及び少
なくとも1つのエステルをベースとする組成物、特にプリント回路基板から接着
溶剤及び接着溶剤残留物を除去するためのそれら組成物の使用が開示されている
。 国際公開特許WO99/38947号には、フッ素化化合物、高極性溶媒及び
低極性溶媒を含む有機性組成物が開示されている。洗浄産業において使用される
組成物が開示され、好適な使用方法においては洗浄されるべき対象物を沸騰した
組成物及びそれらの蒸気で処理する。回路基板及び通電中の電気回路、さらにポ
リカーボネート及びポリアクリル表面を含む感応性プラスチック表面に好適な組
成物が開示されている。
【0010】 米国特許第5,980,642号には、フルオロポリエーテルを含む組成物を
用いて表面から水を除く方法が開示されており、この方法は、特にエレクトロニ
クス及び精密機械分野で使用される。 米国特許第5,780,414号には、洗浄リンス剤として特定のハイドロフ
ルオロポリエーテルからなる溶媒、及び油状物質を除去するためのそれらの使用
が開示されている。 日本公開特許JP63178198A2号には、主にトリクロロトリフルオロ
エタンを含む組成物が開示され、これはワードプロセッサー、パーソナルコンピ
ューター及びキーボードに好適であることが記載されている。塩素化化合物は、
オゾン層のオゾンの減少、さらには地球温暖化に関係していることが知られてい
る。このことを考慮すると、極めて多数の消費者が上述したような種類の精巧な
電子機器を使用する先進国において、消費者間では環境問題に関する重要な知見
があり、このような組成物は大量生産で販売される製品には適切でないというこ
とである。従来技術の点から、以下のものを提供するという目的がある: − 家庭用機器、オフィス用機器、電気又は電子機器、光学機器及び本明細書
で列挙した同様の機器に好適な高い洗浄性能を有する洗浄装置及び組成物。 − かかる機器に見出されるプラスチック表面及び精密な表面などの多数の異
なる表面に好適な洗浄装置及び組成物。 − 環境にやさしい洗浄装置及び組成物。 − 適用及び使用が容易な洗浄装置及び組成物。 − 使用が安全で、好ましくはユーザーの皮膚にいかなる洗浄性組成物も接触
しない洗浄装置及び組成物。 − 電気的に安全な洗浄装置及び組成物。 − さらに埃及び汚れを機械的に取り除く最適な性能を与える洗浄装置。
【0011】 (発明の概要) 本発明は、化学的洗浄性組成物及びこのような組成物を適用するための装置に
関する。本発明はまた以下を包含してもよい:家庭用機器、オフィス用機器、電
気又は電子機器、光学機器への、少なくとも1つのフッ素化炭素化合物を含む洗
浄性組成物及び本明細書で列挙した同様の機器への使用;このような機器を洗浄
する方法;並びにかかる洗浄性組成物を含むアプリケータ。
【0012】 (詳細な説明) 洗浄性組成物 本発明の記載をより詳しく明確なものとするために、本明細書で使用する時、
以下の段落においてまず多数の用語を定義する。 本明細書で使用するとき、「フッ素化炭素化合物」という用語は、有機分子を
含むいずれかの化合物を示し、各分子は少なくとも1つの炭素原子、少なくとも
1つの水素原子及び少なくとも1つのフッ素原子を含む。 本明細書で使用するとき、「パーフルオロ炭素化合物」という用語は、フッ素
原子と水素原子の比が少なくとも1:1、好ましくは5:1、より好ましくは1
0:1、最も好ましくは20:1であるようないずれかのフッ素化炭素化合物を
示す。本明細書で使用するとき、「パーフルオロ炭素化合物」という用語は、「
部分的にフッ素化された炭素化合物」又は「半フッ素化炭素化合物」と呼ばれる
場合のあるいずれかの化合物を含むことを意味する。
【0013】 本明細書で使用するとき、「パーフルオロポリエーテル」という用語は、式C
xy−O−CFx'R’y'(式中、x+y=x’+y’は3であり、R及びR’
は各々独立してフッ素原子又はパーフルオロ炭素化合物のいずれであってもよい
)において、1以上のエーテル官能基を有するパーフルオロ炭素化合物を示す。
パーフルオロポリエーテル化合物の例としては、以下の一般式のものが挙げられ
る X−O−(C36O)p−(C24O)q−(CF2O)r−Y 式中: 基(C36O)、(C24O)及び(CF2O)は上記の順序で存在し得るか、
又は鎖中にランダムに配置され得る; 基(C36O)、(C24O)及び(CF2O)は直鎖状又は分岐鎖状であるこ
とができる; pは0〜300で変化することができ、qは0〜300で変化することができ、
rは0〜300で変化することができ、p、q及びrのうち少なくとも1つは0
でない; X及びYは互いに同一又は異なることができ、パーフルオロアルキル鎖、好まし
くは1〜3個の炭素原子を含有するパーフルオロアルキル鎖である。
【0014】 本明細書で使用するとき、「H−末端パーフルオロポリエーテル」という用語
は、式CFxy−O−CFx'R’y'(式中、x+y=x’+y’は3であり、R
及びR’は各々独立してフッ素原子、水素原子又はパーフルオロ炭素化合物であ
ってもよい)において、1以上のエーテル官能基を有するパーフルオロ炭素化合
物を示す。
【0015】 パーフルオロポリエーテル化合物の例としては、以下の一般式のものが挙げら
れる X−O−(C36O)p−(C24O)q−(CF2O)r−Y 式中: 基(C36O)、(C24O)及び(CF2O)は、上記順序で存在し得るか、
又は前記鎖中にランダムに配置され得る; 基(C36O)、(C24O)及び(CF2O)は直鎖状又は分岐鎖状であるこ
とができ、同一の式に対応する直鎖状又は分岐状の基は、同一分子上で同時に存
在することができる; pは0〜300で変化することができ、qは0〜300で変化することができ、
rは0〜300で変化することができ、p、q及びrのうち少なくとも1つは0
でない; X及びYは互いに同一又は異なることができ、それらはフルオロアルキル鎖であ
り、各フルオロアルキル鎖は好ましくは1〜3個の炭素原子及び少なくとも1個
、好ましくは1個の水素原子を含有する。
【0016】 「パーフルオロポリエーテル」及び「H−末端パーフルオロポリエーテル」に
関する上記構造は、限定的でない例としてのみ与えられ、原理上、他のいずれか
のパーフルオロポリエーテル及びこれらの混合物、好ましくは液体は本発明に従
う配合物に使用され得る。他の典型的な構造は、例えば、EP0,165,65
0B1号;EP0,621,298A2号;米国出願特許第3,242,218
号;米国特許第3,665,041号;米国特許第3,715,378号;米国
特許第3,810,874号に記載されている。
【0017】 本明細書で使用するとき、「電気的に安全(electrosafe)」という用語は、
誘電率が30未満、好ましくは25未満、より好ましくは20未満、さらにより
好ましくは15未満、なおより好ましくは12未満、さらにより好ましくは10
未満、最も好ましくは8未満である液状配合物を示す。 本明細書で使用するとき、「家庭用機器又はオフィス用機器」という用語は、
家庭的又は商業的環境で使用される全ての装置、及び消費者に販売されている全
ての装置を示す。本明細書で使用するとき、「電子的家庭用機器又は電子的オフ
ィス用機器」という用語は、電子回路を含む全ての家庭用機器及びオフィス用機
器を示す。
【0018】 本明細書で使用するとき、「ペン型」という用語は、円筒に含まれると見なさ
れ得る形状を示し、これは高さが50cm未満、好ましくは30cm未満、より
好ましくは20cm未満、最も好ましくは15cm未満であり、直径に対する高
さの比が約3:1以上、より好ましくは約5:1以上、さらにより好ましくは約
7:1以上、最も好ましくは約10:1以上である。 「埃及び汚れ」という用語には、物体の上に付着したいかなる有機又は無機物
質をも含み、この物質は、特に清浄性及び清潔性の理由によりその物体上では所
望されない。 少なくとも1つのフッ素化炭素化合物を含み、洗浄目的に使用できるいかなる
組成物も、本発明の組成物として使用できる。好ましい組成物は、少なくとも1
つのパーフルオロ炭素化合物及び/又は好ましくは少なくとも1つのパーフルオ
ロポリエーテル及び/又はより好ましくはH−末端パーフルオロポリエーテルを
含む。
【0019】 好ましいパーフルオロポリエーテル及びH−末端パーフルオロポリエーテルは
、例えば、商品名ガルデン(Galden)HT200、ガルデンD02、ガルデンD
100、H−ガルデン「グラド(grado)B」、H−ガルデン「グラドC」及び
H−ガルデン「グラドD」としてアウジモント(Ausimont)(イタリア)から市
販されており、より好ましいのはH−ガルデン製品である。 好ましいフッ素化炭素化合物は、優れた洗浄性能を有する。例えば、ごく少量
(約0.5ml)の洗浄性組成物は、ポータブルコンピュータのスクリーンから
埃、汚れ、グリース、指の跡などを洗浄するのに充分であり、スクリーンの外観
を極めて清浄にすることを見出した。洗浄されたコンピュータスクリーンは、指
の跡などによって容易に再汚染されなくなることも見出した。
【0020】 これらの化合物は、多数のさらに実用的な利益のためにも好適であり、その1
部は優れた洗浄結果に寄与し、その1部は独立した追加的な利益を与える: 好ましいフッ素化炭素化合物は、優れた潤滑性能を有する。優れた潤滑性は、
洗浄性組成物の延展性をさらに促進し、スポンジ、ワイプ又はその他の道具で擦
るのを容易にする。このことにより、低量で洗浄性組成物を使用でき、この組成
物を機器の到達しにくい部位にも到達し易くする。 さらに、本発明の洗浄性組成物は洗浄された表面に輝きを付与することも見出
した。プラスチック表面に関しては特に、洗浄とともに優れた輝きが付与され、
表面が一新されたような印象を与える。
【0021】 本発明の洗浄性組成物は、好ましくは電気的に安全である。ゆえに、洗浄性組
成物が電気又は電子部品と接触するときでさえも、大部分の他の洗浄性組成物及
び液体とは逆に、この組成物は、前記部品が電源に接続され、電流が流れていて
も漏電やその他のいかなる損傷も生じない。このことにより、洗浄性組成物を高
価で精密な機器に安全に使用できるよになり、消費者にとっても極めて安心であ
る。 別の態様では、本発明の洗浄性組成物は環境に優しい。電気的に安全な化合物
は、しばしば塩素化化合物を含み、これはオゾン層のオゾンの減少に関係し、さ
らに地球温暖化として知られる問題に寄与していることが知られている。本発明
の好ましいパーフルオロポリエーテル、特にH−末端パーフルオロポリエーテル
は実質的に塩素を含まず、オゾンを減少させる可能性がゼロであると考えられて
いる。
【0022】 さらなる態様において本発明の洗浄性組成物は、健康の観点からその使用が安
全であり、特に皮膚に対して安全であり、これはこのような洗浄性組成物が非常
に若い消費者や非常に高齢の消費者を包含する種々の消費者によって使用される
場合に重要である。 別の態様では、本発明の洗浄性組成物は低い可燃性をもたらし得、これは、種
々の消費者に販売され、極めて種々の状況及び場所で使用及び保存されるような
、通電している電気又は電子回路を含有し得る装置に使用される洗浄性組成物に
とって重要である。
【0023】 上記考察に加えて、本明細書で用いられる組成物は、容易に分配され、洗浄ア
プリケータ(10)を使用するのが不便又は難しくなるほどの粘着性又は自己粘
性がないように配合されるのが好ましい。好ましくは、本明細書で記載される洗
浄性組成物は、液状の洗浄性組成物として配合される。別の方法としては、ゲル
として提供されてもよい。本発明の好ましい洗浄性組成物は以下を含む: A.フッ素化炭素化合物―本明細書の組成物は、いずれかの適量のフッ素化炭
素化合物を含んでいてもよく、約0.001%〜約99.99%、好ましくは約
1%〜約98%、より好ましくは約20%〜約96%のフッ素化炭素化合物、最
も好ましくはH−末端パーフルオロポリエーテルを包含する。
【0024】 B.―本明細書の組成物は、いずれかの適量の溶媒を含んでいてもよく、約0
.01%〜約40%の溶媒、好ましくは約0.1%〜約30%、より好ましくは
約0.2%〜約20%包含する。好ましい溶媒は、以下の種類を含む有機炭素化
合物を包含する非フッ素化溶媒である:アルコール類;グリコール類;ポリアル
コール類;エーテル類;ポリエーテル類;ケトン類;パラフィン類;飽和又は不
飽和、直鎖又は分岐又は環状炭化水素類;エステル類;及びこれらの混合物。 上記官能基の各々は、同一の溶媒分子内に同時及び/又は複数箇所に存在する
ことができる。例としては、メタノール、エタノール、プロパノール、イソプロ
ピルアルコール、エチルラクテート、プロピレングリコールプロピルエーテル、
プロピレングリコールモノブチルエーテル、2−ブトキシエタノール、2−(2
−ブトキシエトキシ)エタノール、C9〜C12イソアルカン類、及びこれらの混
合物がある。
【0025】 C.任意成分―本明細書の組成物は、界面活性剤、オイル、防腐剤、静電気防
止剤、芳香剤、香り吸収成分など、及びこれらの混合物を含む種々の任意成分を
少量含んでいてもよい。任意成分は、任意の適量で包含されていてもよい。使用
する場合、このような任意成分は、典型的に、洗浄性組成物の、約0.0001
重量%〜約50重量%、好ましくは約0.001重量%〜約25重量%、より好
ましくは約0.01重量%〜約20重量%含まれる。好ましい任意成分は、すな
わち以下のようなものである:
【0026】 1.界面活性剤―界面活性剤としては、非イオン性、陰イオン性、陽イオン性
、両性、双極イオン性界面活性剤及びこれらの混合物が挙げられる。
【0027】 a.非イオン性界面活性剤 本発明に使用できる非イオン性界面活性剤は、本質的にいずれかのアルコキシ
ル化非イオン性界面活性剤及びこれらの混合物を含んでいてもよい。エトキシ化
及びプロポキシル化非イオン性界面活性剤が好ましい。好ましいアルコキシル化
界面活性剤はアルキルフェノール類の非イオン性縮合物、非イオン性エトキシ化
アルコール類、非イオン性エトキシ化/プロポキシル化脂肪族アルコール類、プ
ロピレングリコールと非イオン性エトキシレート/プロポキシレートの縮合物、
及びプロピレンオキシド/エチレンジアミン付加物と非イオン性エトキシレート
との縮合生成物の部類から選択することができる。極めて好ましいのは非イオン
性アルコキシル化アルコール界面活性剤であり、これは1〜125モル、特に約
50又は1〜15モル、好ましくは11モルまでのアルキレンオキシドと脂肪族
アルコールの縮合生成物であり、特にエチレンオキシド及び/又はプロピレンオ
キシドが、本発明の組成物における無水成分中に含まれる極めて好ましい非イオ
ン性界面活性剤である。脂肪族アルコールのアルキル鎖は直鎖状又は分枝状、一
級又は二級であることができ、一般的には6〜22個の炭素原子を含有する。特
に好ましいのは8〜20個の炭素原子を含有するアルキル基を有するアルコール
と、アルコール1モルについて2〜9モル、特に3、5又は7モルのエチレンオ
キシドとの縮合生成物である。
【0028】 本発明に使用できる非イオン性界面活性剤はまた、ポリヒドロキシ脂肪酸アミ
ド類、特に構造式 R2CONR1Z を有するものを含んでいてもよく、式中、R1はH、C118、好ましくはC1
4ヒドロカルビル、2−ヒドロキシエチル、2−ヒドロキシプロピル、エトキ
シ、プロポキシ、又はこれらの混合物であり、好ましくはC1−C4アルキル、
より好ましくはC1若しくはC2アルキル、最も好ましくはC1アルキル(すなわ
ち、メチル)であり;R2はC5〜C31ヒドロカルビル、好ましくは直鎖C5〜C1 9 若しくはC7〜C19アルキル若しくはアルケニル、より好ましくは直鎖C9〜C1 7 アルキル若しくはアルケニル、最も好ましくは直鎖C11〜C17アルキル若しく
はアルケニル、又はこれらの混合物であり;Zは鎖に少なくとも3個のヒドロキ
シルが直接結合した直鎖状ヒドロカルビル基を有するポリヒドロキシヒドロカル
ビル、又はこれらのアルコキシル化(好ましくはエトキシル化若しくはプロポキ
シル化)誘導体である。Zは好ましくは還元型アミノ化反応において還元糖から
誘導され;より好ましくはZはグリシチルである。
【0029】 本明細書の使用に好ましい非イオン性ポリヒドロキシ脂肪酸アミド界面活性剤
は、C12〜C14、C15〜C17及び/又はC16〜C18アルキルN−メチルグルカミ
ドである。本明細書の組成物は、C12〜C18アルキルN−メチルグルカミド並び
に8〜20個の炭素原子を含有するアルキル基を有するアルコールとアルコール
1モルについて2〜9モル及び特に3、5又は7モルのエチレンオキシドとの縮
合生成物の混合物を含むのが特に好ましい。ポリヒドロキシ脂肪酸アミドはいず
れかの好適な工程によって調製できる。特に好ましい1つの工程が国際特許第9
206984号に詳細に記載されている。約95重量%のポリヒドロキシ脂肪酸
アミドを含み、脂肪酸エステル及び環状アミドなどの望ましくない不純物が低濃
度であり、典型的には約80℃より高い温度で溶融される製品をこの工程で生成
できる。
【0030】 本発明に使用される非イオン性界面活性剤はまた、脂肪酸アミド界面活性剤又
はアルコキシル化脂肪酸アミドを含んでいてもよい。それらは以下の式を有する
非イオン性界面活性剤を包含する: R6CON(R7)(R8)、 式中、R6は7〜21個、好ましくは9〜17個の炭素原子又はさらに11〜1
3個の炭素原子を含有するアルキル基であり、R7及びR8はそれぞれ独立して水
素、C1〜C4アルキル、C1〜C4ヒドロキシアルキル、及び−(C24O)x
からなる群から選択され、その際xは1〜11、好ましくは1〜7の範囲であり
、R7はR8とは異なるものであり、1又は2であるxを有するもの、3〜11又
は好ましくは3〜7であるxを有するものが好ましい。
【0031】 本発明に使用される非イオン性界面活性剤はまた、脂肪酸のアルキルエステル
を含んでいてもよい。これらの非イオン性界面活性剤としては、式 R9COO(R10) を有するものが挙げられる: 式中、R9は7〜21個、好ましくは9〜17個の炭素原子又はさらに11〜1
3個の炭素原子を含有するアルキル基であり、R10はC1〜C4アルキル、C1
4ヒドロキシアルキル、又は(C24O)xHであり、その際xは1〜11、好
ましくは1〜7、より好ましくは1〜5の範囲であり、それゆえR10はメチル又
はエチル基であることが好ましい。
【0032】 本発明に使用される非イオン性界面活性剤はまた、6〜30個の炭素原子を含
有する疎水性基、並びに1.3〜10個の糖単位を含有する多糖類(例えばポリ
グルコシド)親水性基を有する、1986年1月21日、レナドー(Llenado)
に発行された米国特許4,565,647号に開示されているようなアルキル多
糖類を含んでいてもよい。 好ましいアルキルポリグリコシド類は次式を有する: R2O(Cn2nO)t(グリコシル)x 上記式中、R2は、アルキル、アルキルフェニル、ヒドロキシアルキル、ヒド
ロキシアルキルフェニル、及びこれらの混合物から成る群から選択され、このア
ルキル基は10〜18個の炭素原子を含有する;nは2又は3であり;tは0〜
10であり、xは1.3〜8である。グリコシルは好ましくはグルコースから誘
導される。
【0033】 本発明の目的のために非イオン性界面活性剤として好適なものはまた、半極性
非イオン性界面活性剤であり:半極性非イオン性界面活性剤は特定のカテゴリの
非イオン性界面活性剤であり、これらの界面活性剤としては、約10〜約18個
の炭素原子を有する1つのアルキル部位と、約1〜約3個の炭素原子を含有する
アルキル基及びヒドロキシアルキル基から成る群から選択される2つの部位とを
含有する水溶性アミンオキシド;約10〜約18個の炭素原子を有する1つのア
ルキル部位と、約1〜約3個の炭素原子を有するアルキル基及びヒドロキシアル
キル基から成る群から選択される2つの部位とを含有する水溶性ホスフィンオキ
シド;及び約10〜約18個の炭素原子を有する1つのアルキル部位と、約1〜
約3個の炭素原子を有するアルキル及びヒドロキシアルキル部位から成る群から
選択される部位とを含有する水溶性スルホキシドが挙げられる。 半極性非イオン性洗剤界面活性剤としては、以下の式を有するアミンオキシド
界面活性剤が挙げられる
【0034】
【化1】
【0035】 式中、R3は、約8〜約22個の炭素原子を含有するアルキル、ヒドロキシア
ルキル又はアルキルフェニル基又はこれらの混合物であり;R4は、約2〜約3
個の炭素原子を含有するアルキレン又はヒドキシアルキレン基又はこれらの混合
物であり;xは0〜約3であり;各R5は、約1〜約3個の炭素原子を含有する
アルキル又はヒドロキシアルキル基又は約1〜約3個のエチレンオキシド基を含
有するポリエチレンオキシド基である。R5基は例えば酸素又は窒素原子を通し
てお互いに結合でき、環構造を形成する。
【0036】 これらのアミンオキシド界面活性剤としては、とりわけC10〜C18アルキルジ
メチルアミンオキシド類及びC8〜C12アルコキシエチルジヒドロキシエチルア
ミンオキシド類が挙げられる。 また、本発明の目的のための非イオン性界面活性剤として好適なものとしては
、第1級又は第3級アミン類の群から選択される補助界面活性剤である。本明細
書に使用される好適な第1級アミン類としては、式 R1NH2 に従うアミン類が挙げられ、式中R1はC6〜C12、好ましくはC6〜C10アルキ
ル鎖又はR4X(CH2)nであり、Xは−O−、−C(O)NH−、又は−NH−
であり、R4はC6〜C12アルキル鎖であり、nは1〜5の間、好ましくは3であ
り、R1アルキル鎖は直鎖状又は分岐状であってもよく、12まで、好ましくは
5未満のエチレンオキシド部位で中断されていてもよい。
【0037】 本明細書の上述の式に従う好ましいアミン類はn−アルキルアミン類である。
本明細書の使用に好適なアミン類は1−へキシルアミン、1−オクチルアミン、
1−デシルアミン及びラウリルアミンから選択されてもよい。その他の好ましい
一級アミン類としてはC8−C10オキシプロピルアミン、オクチルオキシプロ
ピルアミン、2−エチルへキシル−オキシプロピルアミン、ラウリルアミドプロ
ピルアミン及びアミドプロピルアミンが挙げられる。 本明細書の使用に好適な第3級アミン類としては、式R123Nを有する第
3級アミン類が挙げられ、式中R1及びR2はC1〜C8アルキル鎖又は以下の式
である
【0038】
【化2】
【0039】 R3は、C6〜C12、好ましくはC6〜C10アルキル鎖であるか、又はR3はR4
X(CH2nであり、式中、Xは−O−、−C(O)NH−又は−NH−であり
、R4はC4〜C12であり、nは1〜5の間、好ましくは2〜3である。R5はH又
はC1〜C2アルキルであり、xは1〜6の間である。R3及びR4は直鎖状又は分
岐状であってもよく;R3アルキル鎖は、12まで、好ましくは5未満のエチレ
ンオキシド部位によって中断されていてもよい。 好ましい第3級アミン類は、R123Nであり、式中R1はC6〜C12ア
ルキル鎖であり、R2及びR3はC1〜C3アルキル又は以下の式である。
【0040】
【化3】
【0041】 式中、R5はH又はCH3であり、xは1〜2である。 また、好ましいものは以下の式のアミドアミン類である:
【0042】
【化4】
【0043】 式中、R1は、C6〜C12アルキルであり;nは2〜4であり、 好ましくはnは3であり;R2及びR3は、C1〜C4である。 本発明の最も好ましいアミン類としては、1−オクチルアミン、1−ヘキシル
アミン、1−デシルアミン、1−ドデシルアミン、C8〜0オキシプロピルアミ
ン、Nココ1〜3ジアミノプロパン、ココナッツアルキルジメチルアミン、ラウ
リルジメチルアミン、ラウリルビス(ヒドロキシエチル)アミン、ココビス(ヒ
ドロキシエチル)アミン、ラウリルアミンの2モルプロポキシル化物、オクチル
アミンの2モルプロポキシル化物、ラウリルアミドプロピルジメチルアミン、C
8〜0アミドプロピルジメチルアミン、及びC10アミドプロピルジメチルアミ
ンが挙げられる。
【0044】 本明細書の使用に最も好ましいアミン類は1−ヘキシルアミン、1−オクチル
アミン、1−デシルアミン、1−ドデシルアミンである。とりわけ望ましいのは
n−ドデシルジメチルアミン及びビスヒドロキシエチルココナツアルキルアミン
及びオレイルアミン7倍エトキシ化、ラウリルアミドプロピルアミン及びココア
ミドプロピルアミンである。 本発明の組成物に包含される場合、本発明の洗浄性組成物は、典型的に0.0
1重量%〜約40重量%、好ましくは約0.1重量%〜約15重量%のかかる非
イオン性界面活性剤及びこれらの混合物を含む。
【0045】 b.陰イオン性界面活性剤 使用される好適な陰イオン性界面活性剤は、直鎖状アルキルベンゼンスルホネ
ート、アルキルエステルスルホネート界面活性剤であり、ジャーナル・オブ・ア
メリカン・オイル・ケミスト・ソサエティ(The Journal of the American Oil
Chemists Society)の第52巻(1975年)の323〜329ページに従って
ガス状SO3でスルホン化されているC8〜C20のカルボン酸(すなわち、脂肪酸
)の線状エステルが挙げられる。好適な出発物質は、タロー、パーム油などに由
来する天然の脂肪物質を包含する。 好ましいアルキルエステルスルホネート界面活性剤は、以下の構造式を有する
アルキルエステルスルホネート界面活性剤を含む:
【0046】
【化5】
【0047】 式中、R3はC8〜C20ヒドロカルビル、好ましくはアルキル又はこれらの組み
合わせであり、R4はC1〜C6ヒドロカルビル、好ましくはアルキル又はこれら
の組み合わせであり、Mはアルキルエステルスルホネートと水溶性の塩を形成す
る陽イオンである。好適な塩形成陽イオンとしてはナトリウム、カリウム、及び
リチウムなどの金属、並びにモノエタノールアミン、ジエタノールアミン、及び
トリエタノールアミンなどの置換又は非置換アンモニア陽イオン類が挙げられる
。好ましくは、R3はC10〜C16アルキル、及びR4はメチル、エチル又はイソプ
ロピルである。とりわけ好適なのはメチルエステルスルホネート類であり、式中
3はC10〜C16アルキルである。
【0048】 他の好適な陰イオン性界面活性剤としては、式 ROSO3M の水溶性塩又は酸であるアルキルスルフェート界面活性剤が挙げられ、式中、R
が好ましくはC10〜C24ヒドロカルビル、好ましくはC10〜C20アルキル成分を
有するアルキル又はヒドロキシアルキルであり、更に好ましくはC12〜C18アル
キル又はヒドロキシアルキルであり、MはH又は陽イオン、例えばアルカリ金属
陽イオン(ナトリウム、カリウム、リチウム)又はアンモニウム又は置換アンモ
ニウム(例えば、メチル、ジメチル及びトリメチルアンモニウム陽イオン、並び
にテトラメチル−アンモ二ウム及びジメチルピペリジウム陽イオンのような第4
級アンモニウム陽イオン並びにエチルアミン、ジエチルアミン、トリエチルアミ
ン及びこれらの混合物のようなアルキルアミンから誘導される第4級アンモニウ
ム陽イオンなど)などである。典型的に、C12〜C16のアルキル鎖が好ましい。
【0049】 他の陰イオン性界面活性剤はまた、本発明に包含されることができる。これら
には、石鹸の塩(例えば、ナトリウム、カリウム、アンモニウム及びモノ−、ジ
−及びトリ−エタノールアミン塩などの置換アンモニウム塩)、C8〜C22の一
級又は二級アルカンスルホネート類、C8〜C24のオレフィンスルホネート類、
例えば英国特許明細書第1,082,179号に記載されているように、アルカ
リ土類金属クエン酸塩の熱分解生成物をスルホン化することによって得られるス
ルホン化ポリカルボン酸、C8〜C24アルキルポリグリコールエーテルスルフェ
ート類(最高10モルのエチレンオキシドを含む);アルキルグリセロールスル
ホネート類、脂肪族アシルグリセロールスルホネート類、脂肪族オレイルグリセ
ロールスルフェート類、アルキルフェノールエチレンオキシドエーテルスルフェ
ート類、パラフィンスルホネート類、アルキルホスフェート類、アルキルポリグ
リコールエーテルホスフェート類、アシルイセチオネート類などのイセチオネー
ト類、N−アシルタウレート類、アルキルスクシナメート類やスルホスクシネー
ト類、スルホスクシネート類のモノエステル類(特に飽和及び不飽和C12〜C18 モノエステル類)、及びスルホスクシネート類のジエステル類(特に飽和及び不
飽和C6〜C12ジエステル類)、アシルサルコシネート類、アルキルポリグルコ
シド(以下に記載する非イオン性の硫酸を持たない化合物)のスルフェート類な
どのアルキル多糖類のスルフェート類、分岐鎖一級アルキルスルフェート類、及
び式 RO(CH2CH20)k−CH2COO−M+ を持ち、式中RがC8〜C22アルキルであり、kが1〜10の整数であり、Mが
可溶性の塩形成陽イオンである、アルキルポリエトキシカルボキシレート類が包
含される。トール油中に存在するか又はトール油から誘導されるロジン、水素添
加ロジン並びに樹脂酸及び水素添加樹脂酸などの樹脂酸及び水素添加樹脂酸も好
適である。
【0050】 更なる例は「表面活性剤及び洗剤(Surface Active Agents and Detergents)
」(I及びII巻、シュワイツ(Schwartz)、ペリー(Perry)及びバーチ(Ber
ch)著)に記載されている。そのような多様な界面活性剤は一般に米国特許第3
,929,678号(ラウリン(Laughlin)ら、1975年12月30日発行)
の23段58行〜29段23行(本明細書に参考として組み入れる)に記載され
ている。
【0051】 極めて好ましい陰イオン性界面活性剤としては、アルキルアルコキシル化スル
フェート界面活性剤が挙げられ、これは式 RO(A)mSO3M の水溶性塩又は酸で、式中RはC10〜C24のアルキル成分、好ましくはC12〜C20 のアルキル又はヒドロキシアルキル、より好ましくはC12〜C18のアルキル又
はヒドロキシアルキルを有する非置換C10〜C24アルキル又はヒドロキシアルキ
ル基であり、Aはエトキシ又はプロポキシ単位、mは0より大きく、典型的には
約0.5〜約6の間、より好ましくは約0.5〜約3の間、及びMはH又は例え
ば金属陽イオン(例えばナトリウム、カリウム、リチウム、カルシウム、マグネ
シウムなど)、アンモニウム又は置換アンモニウム陽イオンであることができる
陽イオンである。アルキルプロポキシル化スルフェート類並びにアルキルエトキ
シ化スルフェート類について本明細書において考慮されている。置換アンモニウ
ム陽イオン類の特定の例としてはメチル−、ジメチル、トリメチル−アンモニウ
ム陽イオン類、及びテトラメチル−アンモニウム陽イオン類及びジメチルピリジ
ニウム陽イオン類などの四級アンモニウム陽イオン類、並びにエチルアミン、ジ
エチルアミン、トリエチルアミン、これらの混合物などのアルキルアミン類から
誘導されるものなどが挙げられる。代表的な界面活性剤はC12〜C18アルキルポ
リエトキシレート(1.0)スルフェート(C12〜C18E(1.0)M))、C12 〜C18アルキルポリエトキシレート(2.25)スルフェート(C12〜C18
(2.25)M)、C12〜C18アルキルポリエトキシレート(3.0)スルフェ
ート(C12〜C18E(3.0)M)、及びC12〜C18アルキルポリエトキシレー
ト(4.0)スルフェート(C12〜C18E(4.0)M)であり、式中Mは簡便
にナトリウム及びカリウムから選択される。
【0052】 さらに、本発明に適用するのに好適な陰イオン性界面活性剤は、フッ素化陰イ
オン性界面活性剤、例えば、パーフルオロアルキルスルフェート類、パーフルオ
ロアルキルカルボキシレート類、パーフルオロアルキルホスフェート類、パーフ
ルオロアルキルスルホネート類、並びにそれらの同族体であり、ここでエチレン
スペーサー−CH2−CH2−は、陰イオン基とパーフルオロアルキル鎖との間
に存在する。 本発明の組成物に包含される場合、本発明の洗浄性組成物は、典型的に0.0
1重量%〜約40重量%、好ましくは約0.1重量%〜約15重量%のかかる陰
イオン性界面活性剤及びこれらの混合物を含む。
【0053】 c.陽イオン性界面活性剤 基本的に、いかなる陽イオン性界面活性剤も、本発明の使用に好適である。こ
のような陽イオン性界面活性剤の例としては、アルキルトリメチルアンモニウム
ハロゲナイドなどのアンモニウム界面活性剤及び以下の式を有する界面活性剤が
挙げられる: [R2(OR3y][R4(OR3y25N+X− 式中、R2は、アルキル鎖に約8〜約18個の炭素原子を有するアルキル又は
アルキルベンジル基であり、各R3は、−CH2CH2−、−CH2CH(CH3
−、−CH2CH(CH2OH)−、−CH2CH2CH2−及びこれらの混合物か
ら成る群から選択され;各R4は、C1〜C4アルキル、C1〜C4ヒドロキシアル
キル、2つのR4基が結合することによって形成されるベンジル環構造、−CH2 CHOH−CHOHCOR6CHOHCH2OH(式中、R6は、いずれかのヘキ
ソース又は約1000未満の分子量を有するヘキソースポリマーである)及び水
素(yが0のとき)から成る群から選択され;R5は、R4と同一であるか、又は
2プラスR5の炭素原子の総数が約18以下であるようなアルキル鎖であり;各
yは0〜約10であり、yの値の総数は0〜約15であり;xはいずれかの相溶
性陰イオンである。 本発明の使用に好適な第4級アンモニウム界面活性剤は、以下の式(I)を有
する:
【0054】
【化6】
【0055】 式中、R1は短鎖長のアルキル(C6〜C10)又は以下の式(II)のアル
キルアミドアルキルであり:
【0056】
【化7】
【0057】 yは2〜4、好ましくは3である。 上記式中、R2はH又はC1〜C3アルキルであり、 式中、xは0〜4、好ましくは0〜2、最も好ましくは0であり、 式中、R3、R4、及びR5は同一又は異なって、短鎖アルキル(C1〜C3)
又は以下の式(III)のアルコキシル化アルキルのいずれであることもでき、
式中、X-は、対イオンであり、好ましくはハライド(例えばクロライド)又は
メチルスルフェートである。
【0058】
【化8】
【0059】 R6はC1〜C4であり、zは1又は2である。 好ましい第4級アンモニウム界面活性剤は、式Iで定義されるものであり、こ
こでR1は、C8、C10又はこれらの混合物であり、xは0であり、 R3、R4はCH3であり、R5はCH2CH2OHである。
【0060】 極めて好ましい陽イオン性界面活性剤は、以下の式を有する本組成物に有用な
水溶性第4級アンモニウム化合物である: R1234+-(i) 上記式中、R1は、C8〜C16のアルキルであり、R2、R3及びR4の各々は、
独立してC1〜C4のアルキル、C1〜C4のヒドロキシアルキル、ベンジル、及び
−(C240XHであり、式中xは2〜5の値であり、Xは陰イオンである。R2 、R3又はR4のうち1つ以下がベンジルであるべきである。 R1の好ましいアルキル鎖長は、C12〜C15であり、特にアルキル基がココナ
ッツ又はパーム種脂肪から誘導される鎖長の混合物であるか、又はオレフィン製
造又OXOアルコール合成によって合成的に誘導される。
【0061】 R2、R3及びR4の好ましい基はメチル基及びヒドロキシエチル基であり、陰
イオンXは、ハライド、メトスルフェート、アセテート及びホスフェートイオン
から選択され得る。 本明細書の使用に好適な式(i)の第4級アンモニウム化合物の例は、以下で
ある: ココナッツトリメチルアンモニウムクロリド又はブロミド; ココナッツメチルジヒドロキシエチルアンモニウムクロリド又はブロミド; デシルトリエチルアンモニウムクロリド; デシルジメチルヒドロキシエチルアンモニウムクロリド又はブロミド; C1215ジメチルヒドロキシエチルアンモニウムクロリド又はブロミド; ココナッツジメチルヒドロキシエチルアンモニウムクロリド又はブロミド; ミリスチルトリメチルアンモニウムメチルスルフェート; ラウリルジメチルベンジルアンモニウムクロリド又はブロミド; ラウリルジメチル(エテノキシ)4アンモニウムクロリド又はブロミド; コリンエステル(R1
【0062】
【化9】
【0063】 であり、R234がメチルである式(i)の化合物)。 ジ−アルキルイミダゾリン[式(i)の化合物]。 本明細書に有用な他の陽イオン性界面活性剤はまた、米国特許第4,228,
044号(カンブラ(Cambre)、1980年10月14日発行)及び欧州特許出
願第000,224号に記載されている。 代表的な陽イオン性界面活性剤成分としては、水不溶性第4級アンモニウム活
性成分又はそれらの対応するアミン前駆体が挙げられ、最も一般的に使用されて
いるものはジ長鎖アルキルアンモニウムクロリド又はメチルスルフェートである
【0064】 これらのうち、好ましい陽イオン性界面活性剤としては以下のものが挙げられ
る: 1)ジタロージメチルアンモニウムクロリド(DTDMAC); 2)ジ水素添加タロージメチルアンモニウムクロリド; 3)ジ水素添加タロージメチルアンモニウムメチルスルフェート; 4)ジステアリルジメチルアンモニウムクロリド; 5)ジオレイルジメチルアンモニウムクロリド; 6)ジパルミチルヒドロキシエチルメチルアンモニウムクロリド; 7)ステアリルベンジルジメチルアンモニウムクロリド; 8)タロートリメチルアンモニウムクロリド; 9)水素添加タロートリメチルアンモニウムクロリド; 10)C1214アルキルヒドロキシエチルジメチルアンモニウムクロリド; 11)C1218アルキルジヒドロキシエチルメチルアンモニウムクロリド; 12)ジ(ステアロイルオキシエチル)ジメチルアンモニウムクロリド(DSO
EDMAC); 13)ジ(タロー−オキシ−エチル)ジメチルアンモニウムクロリド; 14)ジタローイミダゾリニウムメチルスルフェート; 15)1−(2−タロイルアミドエチル)−2−タロイルイミダゾリニウムメチ
ルスルフェート。
【0065】 生分解性第4級アンモニウム化合物は、伝統的に使用されるジ−長鎖アルキル
アンモニウムクロリド及びメチルスルフェートの代替物として提案されている。 このような第4級アンモニウム化合物は、カルボキシ基などの官能基によって
中断された長鎖アルキル(アルケニル)基を含有する。前記物質は、例えば、E
P−A−0,040,562号及びEP−A−0,239,910号などの多数
の刊行物に開示されている。 本明細書の第4級アンモニウム化合物及びアミン前駆体は、以下の式(I)又
は(II)を有する:
【0066】
【化10】
【0067】 式中Qは、−O−C(O)−、−C(O)−O−、−O−C(O)−O−、−
NR4−C(O)−、−C(O)−NR4−から選択される; R1は、(CH2n−Q−T2又はT3であり; R2は、(CH2m−Q−T4又はT5又はR3であり; R3は、C1〜C4アルキル又はC1〜C4ヒドロキシアルキル又はHであり; R4は、H又はC1〜C4アルキル又はC1〜C4ヒドロキシアルキルであり; T1、T2、T3、T4、T5は、独立してC11〜C22アルキル又はアルケニルであ
り; n及びmは1〜4の整数であり;及び X-は、相溶性の陰イオンである。相溶性の陰イオンの非限定例としては、クロ
リド又はメチルスルフェートが挙げられる。
【0068】 アルキル又はアルケニル、鎖T1、T2、T3、T4、T5は、少なくとも11個
の炭素原子、好ましくは少なくとも16個の炭素原子を含まなければならない。 鎖は直鎖状であっても分枝状であってもよい。タローは、長鎖アルキル及びア
ルケニル物質の好都合で安価な供給源である。T1、T2、T3、T4、T5が、タ
ローに代表される長鎖物質の混合物を示すような化合物は特に好ましい。
【0069】 本明細書の使用に好適な第4級アンモニウム化合物の特定の例としては、以下
が挙げられる: 1)N,N−ジ(タロイル−オキシ−エチル)−N,N−ジメチルアンモニウム
クロリド; 2)N,N−ジ(タロイル−オキシ−エチル)−N−メチル,N−(2−ヒドロ
キシエチル)アンモニウムメチルスルフェート; 3)N,N−ジ(2−タロイル−オキシ−2−オキソ−エチル)−N,N−ジメ
チルアンモニウムクロリド; 4)N,N−ジ(2−タロイル−オキシ−エチルカルボニル−オキシ−エチル)
−N,N−ジメチルアンモニウムクロリド; 5)N−(2−タロイル−オキシ−2−エチル)−N−(2−タロイル−オキシ
−2−オキソ−エチル)−N,N−ジメチルアンモニウムクロリド; 6)N,N,N−トリ(タロイル−オキシ−エチル)−N−メチルアンモニウム
クロリド; 7)N−(2−タロイル−オキシ−2−オキソ−エチル)−N−(タロイル−N
,N−ジメチル−アンモニウムクロリド;及び 8)1,2−ジタロイル−オキシ−3−トリメチルアンモニオプロパンクロリド
; 及び上記いずれかの物質の混合物。
【0070】 本発明に適用するのに好適な他の陽イオン性界面活性剤は、フッ素化陽イオン
性界面活性剤、例えば、パーフルオロアルキルアンモニウム界面活性剤、ならび
にそれらの同族体であり、ここでエチレンスペーサー−CH2−CH2−は、イ
オン基とパーフルオロアルキル鎖との間に存在する。 本発明の組成物に包含される場合、本発明の洗浄性組成物は、典型的に0.0
1重量%〜約40重量%、好ましくは約0.1重量%〜約15重量%のかかる陽
イオン性界面活性剤及びこれらの混合物を含む。
【0071】 d.両性界面活性剤 両性界面活性剤も本発明の使用に好適である。これらの界面活性剤は二級又は
三級アミンの脂肪族誘導体、又は脂肪族基が直鎖又は分枝鎖であることができる
複素環式二級及び三級アミンの脂肪族誘導体として広く記載されることができる
。脂肪族置換基の1つは少なくとも約8個の炭素原子、典型的には約8〜約18
個の炭素原子を含有し、少なくとも1つは陰イオン性水溶性基、例えばカルボキ
シ、スルホネート、スルフェートを含有する。米国特許第3,929,678号
(ラフリン(Laughlin)ら、1975年12月30日発行)、19段18−35
行の両性界面活性剤の例を参照されたい。
【0072】 本発明の適用に好適な他の両性界面活性剤は、フッ素化両性界面活性剤である
。 本発明の組成物に包含される場合、本発明の洗浄性組成物は、典型的に0.0
1重量%〜約40重量%、好ましくは約0.1重量%〜約15重量%のかかる両
性界面活性剤及びこれらの混合物を含む。
【0073】 e.双極イオン性界面活性剤 双極イオン性界面活性剤も、本明細書の使用に好適である。これらの界面活性
剤は二級及び三級アミンの誘導体、複素環式二級及び三級アミンの誘導体、又は
四級アンモニウム、四級ホスホニウム若しくは三級スルホニウム化合物の誘導体
として広く記載されることができる。米国特許第3,929,678号(ラフリ
ン(Laughlin)ら、1975年12月30日発行)、19欄38行〜22欄48
行の双極イオン性界面活性剤の例を参照されたい。 本発明の適用に好適な他の双極イオン性界面活性剤は、フッ素化双極イオン性
界面活性剤である。
【0074】 本発明の組成物に包含される場合、本発明の洗浄性組成物は、典型的に0.1
重量%〜約40重量%、好ましくは約0.1重量%〜約15重量%のかかる双極
イオン性界面活性剤及びこれらの混合物を含む。 好ましい界面活性剤としては、非イオン性界面活性剤、特にフッ素化又はパー
フルオロ非イオン性界面活性剤、及び陰イオン性界面活性剤、特にフッ素化又は
パーフルオロ陰イオン性界面活性剤ならびにこれらの混合物が挙げられる。
【0075】 2.オイル 提案される洗浄性組成物に使用される他の好適な種類の成分は、オイル、又は
一般に水に対して完全に又は部分的に非混和性のいずれかの疎水性液状物質であ
る。 オイルは、洗浄性組成物の疎水性部分を構成し、特に疎水性ガス状汚染物質、
例えば揮発性芳香族化合物の吸収に好適である。オイルは、例えば、当該技術分
野で周知の多数の方法により乳化又はミクロ乳化することができる。 本願に好適なオイルの例には、パラフィン類(直鎖状又は分岐状炭化水素類、
例えば、スクアラン)、脂肪酸類(オレイン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、
リノール酸)及びそれらのグリセリド類、天然オイル類(パーム油、ココヤシ油
、亜麻仁油、ヒマシ油、綿実油、大豆油)並びにこれらの混合物がある。
【0076】 本発明の組成物に包含される場合、本発明の洗浄性組成物は、典型的に0.0
01重量%〜約40重量%、好ましくは約0.01重量%〜約20重量%、最も
好ましくは0.1重量%〜約15重量%のかかるオイルを含む。
【0077】 3.静電気防止剤 本発明の極めて好ましい洗浄性組成物は、静電気防止剤を含む。使用する場合
、このような静電気防止剤は、典型的に組成物の0.001重量%〜8重量%、
好ましくは組成物の0.01重量%〜5重量%を含む。好ましい静電気防止剤と
しては、ナショナル・スターチ・アンド・ケミカル・カンパニー(National Sta
rch and Chemical Company)からVERSAFLEX157、207、1001
、2004及び7000として入手可能なスルホン化ポリマーのシリーズ、及び
クローダからのクローダスタット(Crodastat)100及び200などの高分子
界面活性剤、並びにこれらの混合物が挙げられる。静電気防止剤としてはまた、
ポリ(エチレングリコール)ラウレート類、ポリ(エチレングリコール)オレエ
ート類、脂肪族アミド類及びこれらの混合物が挙げられる。
【0078】 4.芳香剤/香料 本発明の洗浄性組成物はまた、機器から悪臭を除去したことを知らせる快い香
りによって、任意に「香りのシグナル」を提供し得る。香りのシグナルは、少し
の間香りを与えるように設計されており、臭いに打ち勝つように、又は、臭いの
マスキング成分として使用されるように設計されていない。香料を香りのシグナ
ルとして加えるときは、極めて低濃度、例えば洗浄組成物の約0重量%〜約1.
0重量%、好ましくは約0.003重量%〜約0.3重量%、さらに好ましくは
約0.005重量%〜約0.2重量%の濃度でのみ添加される。 強めの香りが好ましい場合は、比較的高濃度の香料が添加され得る。いかなる
種類の香料も本発明の組成物に組み込むことができる。
【0079】 5.抗細菌剤 本発明の組成物はさらに抗菌剤を含んでいてもよい。好ましい抗細菌剤は、以
下の種類を含む殺菌剤及び消毒化合物である:塩素及び塩素化合物;ヨウ素及び
ヨウ素化合物;過酸素化合物;オゾン;アルコール;フェノール性化合物;第4
級アンモニウム抗菌剤化合物;表面活性剤;酸−陰イオン性化合物;両性化合物
;クロルヘキシジン;窒素化合物;高分子抗菌剤;水銀;有機スズ化合物;銅及
び亜鉛防腐剤。上記官能基の各々は、同一の抗細菌剤分子に同時に及び/又は複
数箇所で存在できる。例としては以下のものがある:塩化ベンザルコニウム、置
換塩化ベンザルコニウム、塩化セチルピリジニウム、塩化N−(3−クロロアリ
ル)ヘキサミニウム、臭化ドミフェン、塩化ベンゼトニウム、塩化メチルベンゼ
トニウム、次亜塩素酸ナトリウム、クロロアゾジン(chloroazodin)、トリヨー
ドメタン、過酢酸、過酸化水素、メチルアルコール、エチルアルコール、フェニ
ルエチルアルコール、イソプロピルアルコール、ベンジルアルコール、フェノー
ル、p−クロロフェノール、ドデシルベンゼンスルホン酸、ナフタレンスルホン
酸、1,3,5,7−テトラ−アザ−アダマンタンヘキサメチレンテトラミン、
メチレンビスチオシアネート、4−ピリジンメタノール、2−メルカプトベンゾ
チアゾール、2−ブロモ−2−ニトロ−1,3−プロパンジオール、ドデシルモ
ルホリン−N−オキシド、サリチルアニリド、ジベンズピリジントリ−ブチルス
ズメタクリレート−メチルメタクリレートポリマー、ポリ(ヘキサメチレンビグ
アニド)塩酸塩、トリシクロヘキシルスズ水酸化物、ビス(トリブチルスズ)ス
ルフィド、及びこれらの混合物。使用する場合、このような抗細菌剤は、典型的
に組成物の0.001重量%〜8重量%、好ましくは組成物の重量の0.01重
量%〜5重量%を構成する。
【0080】 6.水 本発明の組成物はさらに水を含んでいてもよい。組成物は、いずれかの好適な
量の水を含むことができる。水が存在する場合、それは典型的に0重量%〜20
重量%、好ましくは0.01重量%〜10重量%、より好ましくは0.1重量%
〜8重量%、最も好ましくは0.2重量%〜5重量%の濃度で存在する。
【0081】 7.臭気吸収成分 本発明の組成物はさらに、任意のシクロデキストリン又はゼオライト、又はそ
の他の臭い吸収成分、並びにこれらの混合物を含んでいてもよい。これは、組成
物に臭い吸収性能を与え、特に悪臭を抑制するために無生表面に適用するのに有
用である。
【0082】 本明細書において使用するとき、「シクロデキストリン」という用語は、6〜
12個のグルコース単位を含有する非置換シクロデキストリンのような、既知の
シクロデキストリン、特にα−シクロデキストリン、β−シクロデキストリン、
γ−シクロデキストリン及び/又はそれらの誘導体、及び/又はそれらの混合物
のいずれかが含まれる。好ましいシクロデキストリンは、例えば、セレスター(
Cerestar)USA社及びワッカーケミカルズ(Wacker Chemicals)社(米国)か
ら入手可能である。 使用条件における使用組成物中のシクロデキストリンの典型的濃度は、組成物
の約0.01重量%〜約5重量%、好ましくは約0.1重量%〜約4重量%、さ
らに好ましくは約0.2重量%〜約2重量%である。
【0083】 洗浄性組成物の例 前述の記載を十分考慮して、以下に洗浄性組成物の好ましい実施例を示すが、
これらに限定されることを意図するものではない。
【0084】 (実施例) 実施例1
【0085】
【表1】
【0086】 実施例2
【0087】
【表2】
【0088】 実施例3
【0089】
【表3】
【0090】 実施例4
【0091】
【表4】
【0092】 実施例5
【0093】
【表5】
【0094】 適用及びアプリケータ 本明細書に開示されている組成物を、多くの異なる方法において表面に適用す
ることができる。例えば、それらを、いずれかの好適な容器から、例えば、スポ
ンジキャップを有するボトル、スプレーボトル(トリガー又は圧力若しくは電気
的手段、又はその他の手段によって作動される)、ブラシ、エアゾール缶、滴下
デリバリーシステム(drop-by-drop delivery systems)、カセット形態又はク
リーニングキットにおけるビデオ及びオーディオ磁気ヘッドクリーナーなどによ
って、処理用に選択された領域に注いでもよく;いずれかの材料、例えば、紙、
テクスタイル材料、不織布材料、又は連続気泡又は独立気泡発泡体で作製された
、パッド、ワイプ、濡れワイプ、タオルワイプ、布又はスポンジを洗浄性組成物
の適用、すなわち組成物の延展、又は組成物の除去に用いてもよい。
【0095】 洗浄すべき対象物と接触させ、それに洗浄性組成物を適用するのに使用される
アプリケータ(10)に一体化した部分又は分離した部分のいずれも、本明細書
では適用装置(40)と呼ぶ。特定のアプリケータ(10)に関して適用装置(
40)は洗浄性組成物の収納装置と一体化しているが(ある例では洗浄液体で予
め濡らしたワイプである)、本発明の好ましいアプリケータ(10)は、収納装
置から分離され、好ましくはそれらと一時的又は永続的に液体の輸送ができるよ
うな適用装置(40)を具備している。
【0096】 より好ましくは、少量で制御され易い量の洗浄性組成物を適用することのでき
るアプリケータ(10)が使用される。さらにより好ましくは、アプリケータ(
10)によりユーザーは洗浄性組成物を選択された表面領域に延展することもで
きる。最も好ましくは、アプリケータ(10)はまた、埃及び汚れ、そして過剰
の洗浄性組成物を機械的に除去及び回収できる。 好適なアプリケータ(10)は、容器、例えば、好ましくは小型の開口部を備
えた小型のプラスチックボトルを具備し、例えば、それはノズル、エアゾール及
びポンプスプレーアプリケータ(10)、例えばペン先を備えたペン型アプリケ
ータ(10)などである。極めて好ましいアプリケータ(10)はさらに、一体
化されたワイピング表面を具備していてもよく、追加的なブラシ(30)を具備
していてもよい。
【0097】 好ましくはアプリケータ(10)はポータブルであり、より好ましくはポケッ
ト又はハンドバックに簡便に携帯できるような形態であり、より好ましいアプリ
ケータ(10)は上記で定義されたようなペン型を有し、そのためその形状が万
年筆に似ている。任意に、アプリケータ(10)はクリップ(18)を具備して
いもよい。 本発明の好ましいアプリケータ(10)は、特定の圧縮抵抗を示し、好ましく
はまた摩擦抵抗に対する特定の圧縮抵抗比を示す適用装置(40)を具備してい
る。
【0098】 埃や汚れを機械的に充分除去するためには摩擦が最小となる必要があり、そし
て適用装置(40)が表面を楽に移動又はワイプできるように最大摩擦を超えな
いようにしなければならないので、適用装置(40)の摩擦抵抗は特定の範囲で
あるべきである。この範囲は、以下に特定する、圧縮抵抗と摩擦抵抗の好ましい
比から得られる。
【0099】 適用装置(40)の圧縮抵抗はまた、好ましくは特定の範囲に制限される:圧
縮可能な、すなわち柔らかい適用装置(40)は、使い易く、洗浄されるべき対
象物の外形に良く沿うものであり、(洗浄性能が改善される)。例えば、キーボ
ードを洗浄する場合(この場合、キーを押し出すことによって生じた凹部に適用
装置(40)が達する場合にのみ完全な洗浄が行われる)、上記のように対象物
の外形に良く沿うことが特に所望される。反対に圧縮しすぎる適用装置(40)
は、アプリケータ(10)の固硬い部分、例えばスポンジ取り付け具(42)が
洗浄されるべき対象物と接触して、引っ掻き傷などの損傷を生じる危険がある。
【0100】 好ましくは、適用装置(40)は、0.1kPa〜500kPa、より好まし
くは0.5kPa〜200kPa、最も好ましくは1kPa〜100kPaの圧
縮抵抗を示す。 本発明によれば、驚くべきことに、適切な摩擦抵抗は所定の圧縮抵抗率をもと
に選択されるべきであり、例えば、極めて圧縮性の高い適用装置(40)は、典
型的に、余分な圧力をかけずにユーザーにより取り扱われ、そのため埃及び汚れ
を機械的によく除去するためには十分な摩擦抵抗を有するべきであることが見出
された。本発明の極めて好ましい適用装置(40)は、0.01〜1、より好ま
しくは0.02〜0.7、最も好ましくは0.1〜0.5の圧縮抵抗と摩擦抵抗
の比を示す。
【0101】 本発明のアプリケータ(10)の非限定例を図1〜3に示す。これらの図面か
らもわかるように、本発明によれば、極めて好ましいアプリケータ(10)は、
スポンジ(40)を具備する。最も好ましくは、このようなスポンジ(40)は
アプリケータ(10)に取り外し可能に接続されており、他のスポンジ(40)
と交換できる。好ましくは、このようなスポンジ(40)は取り付け具(42)
を備えており、アプリケータ(10)と取り外し可能に接触している。スポンジ
(40)が汚れた場合には、他のスポンジ(40)と交換するのが望ましい。こ
のように交換することは、異なる洗浄要求に対して異なる大きさ及び形状のスポ
ンジを使用する場合にも望ましい。例えば、消費者は、TVセットを洗浄するた
めに大きな三角形のスポンジ(40)を、キーボードを洗浄するために小さなス
ポンジ(40)を使用してもよい。好ましくは、スポンジ(40)はそれぞれの
取り付け具とともに交換される。
【0102】 本発明によれば、好ましくは電気的に安全な洗浄性組成物を用いて家庭用及び
オフィス用機器に使用される特に好ましい適用装置(40)は、傾斜したワイピ
ング表面を有する適用装置(40)であることが判明している。本明細書で使用
するとき、「傾斜したワイピング表面」という用語は、長手方向の軸に対して垂
直な面に関して傾斜したワイピング表面を示す。アプリケータ(10)の長手方
向の軸は、アプリケータ(10)を使用するユーザーの前腕に対して実質的に平
行であり、好ましくはペン型アプリケータ(10)に関して図1に示されるよう
にアプリケータ(10)の対称軸Lのことをいう。傾斜角度は10°〜40°間
が好ましく、25°〜35°の傾斜角が特に好ましい。このような傾斜したワイ
ピング表面は、置かれている表面に対して典型的に傾斜しているようなコンピュ
ーターキーボードを洗浄するのに特に有用であることが判明している。
【0103】 本発明によれば、好ましくは電気的に安全な洗浄性組成物を用いて家庭用及び
オフィス用機器に使用されるのに特に好ましいスポンジ(40)は、直線状のエ
ッジを具備する適用装置(40)であることが判明している。本明細書で使用す
るとき適用装置(40)は直線状のエッジを具備しており、ワイピング表面と平
行に隣接した適用装置(40)の断面が直線状である場合に、本発明の直線状の
エッジを具備する好ましい適用装置(40)は、半円、矩形、四角形、三角形又
は二等辺三角形の形状を有し、後者が最も好ましい。直鎖状エッジを具備する適
用装置(40)は、より大きな表面、例えばTVセット及びスクリーンの洗浄に
特に有用であることが判明している。
【0104】 本発明のある好ましい実施形態では、アプリケータ(10)はスポンジ(40
)のセットを有するキットとして提供され、このセットは、好ましくは2〜5つ
のスポンジ(40)を備えている。スポンジ(40)の極めて好ましいセットを
図4a〜6bに示す。このセットは3つのスポンジ(40)を含む。第1のスポ
ンジ(40)の断面(アプリケータ(10)の長手方向の軸に対して垂直である
)は、実質的に円形で、約16mmの直径を有する(図4a参照)。このスポン
ジ(40)は、長手方向の軸に対して垂直な平面に平行にカットされておらず、
この平面に対して約30°の角度を形成している(図4b参照)。このスポンジ
(40)は、コンピュータキーボードの洗浄に特に有用であることが判明してい
る。また、(アプリケータ(10)の長手方向の軸に対して垂直である面におい
て)円形の断面を有し、約35mmの直径を有する第2のスポンジ(40)が具
備されている(図5a参照)。このスポンジ(40)のワイピング表面は、長手
方向の軸に対して実質的に垂直である(図5b参照)。この大きさ及び形状のス
ポンジ(40)は、例えばHi−fi機器の洗浄に最も有用であることが判明し
ている。(アプリケータ(10)の長手方向の軸に垂直な平面における)断面が
三角形であり、より詳細には各辺の基線長が約55mmの二等辺三角形の形状を
有する第3のスポンジ(40)が具備されている(図6a参照)。ワイピング表
面は、アプリケータ(10)の長手方向の軸に対して実質的に垂直である(図6
b参照)。このスポンジ(40)の大きさ及び形状は、より大きな表面、例えば
TVセットのスクリーンの洗浄に特に有用であることが判明している。もちろん
、本発明は特にスポンジ(40)のセット又はいかなる形状(すなわち、任意の
断面及び厚みを含む)、大きさ及び材料のスポンジ(40)に限定されない。ま
た、ワイピング表面は、いずれかの角度で長手方向の軸に対して垂直な平面に関
して傾斜していてもよい。
【0105】 いかなるスポンジ(40)も好適である一方、最も好ましいものは二層スポン
ジ(40)であり、これは好ましくは独立気泡発泡体層及び連続気泡発泡体層を
含む。好ましくは、洗浄されるべき装置に接触する層の圧縮抵抗は、0.5kP
a〜10kPa、より好ましくは1kPa〜4kPaであり、スポンジの取り付
け具と接触する層の圧縮抵抗は、1kPa〜200kPa、より好ましくは5k
Pa〜100kPaである。連続気泡発泡体層は洗浄性組成物をよく吸収し分配
する。そのため、このような層を洗浄すべき装置と接触させるのに使用するのが
好ましい。しかし、連続気泡発泡体から得られる大きなスポンジ(40)の場合
には特に、スポンジ(40)の吸収能力が非常に大きくなり、必要量より多くの
洗浄性組成物が吸収され、しばしば高価な洗浄性組成物が使用されないまま残る
ことになる。そのため、好ましい二層スポンジ(40)は、スポンジ(40)の
取り付け具(42)と接触する部位に独立気泡発泡体を使用する。このような独
立気泡発泡体層は吸収能力が非常に低く、容易に洗浄性組成物を移動させるが、
柔らかく可撓性であるため、洗浄されるべき対象物とワイピング表面がよく接触
できるようになり、さらに柔らかく穏やかに洗浄でき、スポンジ(40)の取り
付け具(42)と洗浄されるべき装置との接触を妨げるようなダンピング性能を
有する。
【0106】 本発明の好ましいアプリケータ(10)はまた、洗浄性組成物の収納装置を具
備している。最も好ましくは、このような収納装置は、アプリケータ(10)の
メインシャーシ(12)に合うようにカートリッジ(20)の形状で提供される
が、それは分離した部品であり、別のカートリッジ(20)と交換できる。この
ようなカートリッジ(20)は、詰め替え可能なカートリッジ(20)であって
もよく、詰め替え不可能なカートリッジ(20)であってもよい。カートリッジ
(20)は、洗浄性組成物のためにポンピング装置(22)を具備していてもよ
く、又はポンピング装置(22)はカートリッジ(20)とは別に提供されても
よい。本発明の最も好ましい実施形態において、詰め替え不可能なカートリッジ
(20)は、カートリッジ(20)をシールするポンプ(22)と共に提供され
、消費者は洗浄性組成物と接触することはない。ポンピング装置(22)のいず
れも本発明に適応するが、好ましいポンピング装置(22)は、アプリケータ(
10)に合うように大きさが小さく、ポンピング装置(22)が作動するたびに
予め設定された少量の洗浄性組成物を供給する。ポンプ(22)が作動するたび
に放出される洗浄性組成物の好ましい量は、0.01ml〜0.1ml、より好
ましくは0.05ml〜0.1mlである。好ましくは、収納装置は、1ml〜
100mlの洗浄性組成物、より好ましくは3ml〜20ml、最も好ましくは
5ml〜10mlの洗浄性組成物を収納できる。
【0107】 本発明の特に好ましいポンピング装置(22)は、収納装置まで伸びた毛管(
24)と組み合わされ、洗浄性組成物と液体の輸送ができる小型のポンプである
。 このような機械的な圧力によるポンピング装置(22)によって、毛管(24
)中に存在する所定量の洗浄性組成物が放出されるようになる真空が作り出され
る。
【0108】 このような機構は、製造が安価であるだけでなく、ポンプ(22)が作動する
たびに予め決められた量の洗浄性組成物を放出することもできる。本発明に特に
関連する、かかるポンピング装置(22)のさらなる態様において、この装置は
、上下逆さま又は水平に保持された場合には作動できない:ポンピング装置(2
2)及びカートリッジ(20)が上下逆さま又は水平に保持された場合、毛管(
24)の末端が洗浄性組成物と液体の輸送ができなくなり、洗浄性組成物が放出
されない。典型的には、ポンピング装置(22)は、ポンピング装置(22)上
のスポンジ(40)及びスポンジ(40)取り付け具を介して圧力が負荷される
ことによって作動する。そのため、ポンピング装置(22)は、スポンジ(40
)が洗浄性組成物を延展するために使用される場合に自動的に作動し得る。しか
し、装置を洗浄性組成物の延展に使用した場合、典型的にそれは上下逆さま又は
水平に保持されるため、上述のポンピング装置(22)が使用された場合の洗浄
性組成物の自動放出が防止される。
【0109】 好ましくは、アプリケータ(10)のメインシャーシ(12)には、カートリ
ッジにどの程度洗浄性組成物が残っているかを示す視覚的な指示器が提供されて
いる。好ましくは、このような視覚的な指示器は、断続的な壁又は窓(14)の
形状でメインシャーシ(12)に存在する。
【0110】 本発明のアプリケータ(10)は、任意にブラシ(30)を備え得る。このよ
うなブラシ(30)は、いずれかの合成物質又は毛髪を包含するいずれかの物質
で製造でき、好ましい物質はPET及びナイロンである。ブラシ(30)は、表
面の埃取りに使用できる。この埃取りは、洗浄性組成物の適用から独立していて
もよく、又は洗浄性組成物の後の適用のための準備工程であってもよい。図1〜
3で示されるアプリケータ(10)の好ましい実施形態において、ブラシ(30
)は、アプリケータ(10)のメインシャーシ(12)に移動可能に接続された
プロテクターをスライドせることによって保護される。ブラシ(30)を使用し
ない場合には、スライドブラシプロテクター(32)は完全にブラシ(30)を
覆う。ブラシ(30)を使用する場合、プロテクター(32)をメインシャーシ
(12)から取り外すことができる。
【0111】 本発明によれば、洗浄性組成物及び洗浄アプリケータ(10)並びにその他の
部品をキットの形態で提供するよう考えられている。「スターターキット」と呼
ばれるこのようなキットの好ましいものは、1つのスポンジ(40)及びスポン
ジ取り付け具(42)、並びに1つのカートリッジ(20)を包含する完全なア
プリケータ(10)を具備していてもよく、さらにいずれかの数の、好ましくは
1又は2の追加的なカートリッジ(20)及びスポンジ(40)、並びにスポン
ジ取り付け具(42)を具備していてもよい。スポンジ(40)の特に好ましい
セットは、図4a〜6bに描かれた3つのスポンジ(40)のセットである。ス
ターターキットはまた、洗浄性組成物を含むカートリッジをさらに具備していて
もよい。
【0112】 「再充填キット(refill kit)」と呼ばれる本発明のさらに好まし
いキットは、洗浄性組成物を含むいずれかの数のカートリッジを具備していても
よく、さらに交換用スポンジ(40)を具備していてもよい。交換スポンジ(4
0)は、各々のスポンジ取り付け具(42)とともに又はなしで提供されてもよ
い。
【0113】 本明細書に開示されている洗浄性組成物が、いかなる種類のオフィス用及び家
庭用機器にも使用されるのに極めて好適であることが判明した。電力が、典型的
に電力ケーブルを介して外部から供給されるか、又は例えば電池や太陽電池など
によって内部から供給されるどうかにかかわらず、本発明の洗浄性組成物を、電
力によって作動する装置群に属する装置に使用するのが好ましい。本発明の洗浄
性組成物を、電子回路を含む装置群に属する装置に使用するのがさらにより好ま
しい。本発明の洗浄性組成物を、例えばレンズなどの光学部品を含む装置群に属
する装置に使用するのも好ましい。本発明の洗浄性組成物を、ハウジング、ボッ
クス、シャーシ、フレームなどによって内包される装置群に属する装置に使用す
るのが極めて好ましい。本発明の洗浄性組成物を、例えばキーボード、キーパッ
ド、タッチスクリーン、シングルスイッチ又はスイッチセットを含むようなユー
ザーインターフェースを含む装置群に属する装置に使用するのも極めて好ましい
。本発明の洗浄性組成物を、2つ、好ましくは3つ、最も好ましくは上記で定義
された装置群の全てにあてはまる装置に使用するのが最も好ましい。
【0114】 開示された洗浄性組成物に極めて好適である装置の例としては、全てのオーデ
ィオ及びビデオ装置、すなわち:TVセット、Hi−fiステレオセット及びそ
れらの構成物品(カセットプレーヤー、チューナー、ターンテーブル、アンプ、
ラウドスピーカー;など)及びフロントパネル、ビデオテープレコーダー、MP
3プレイヤー、CD/DVDプレイヤー、電子ピアノのような楽器、指定商品の
ポータブル装置(一般に「ウォークマン(登録商標)」と呼ばれる装置を含む)
、及びこのようないずれかの装置のリモートコントローラーが挙げられる。 他の例としては、パーソナルコミュニケーション装置、すなわち卓上電話及び
携帯電話、ファックス及び留守番電話が挙げられる。
【0115】 さらなる例としては、光学機器、すなわち、フォトカメラ及びビデオカメラ、
カムコーダー、拡大レンズ、眼鏡及びプロジェクターが挙げられる。 さらなる例としては、データ処理装置及び関連装置、すなわち、パーソナルデ
スクトップ、ポータブルコンピュータ、パームトップコンピュータ、パーソナル
オルガナイザー並びにプリンタ、記憶装置、スキャナ及びキーボードなどの周辺
機器、LCDスクリーン、CRTスクリーン、モニター及びタッチLCDスクリ
ーンが挙げられる。 なおさらなる例としては、多数のポータブル装置、すなわち、手持ちの又はデ
スクトップ電子ゲーム(このような装置は、しばしば「ゲームボーイ(登録商標
)」(又は「プレイステーション(登録商標)」と呼ばれる)が挙げられる。
【0116】 なおさらなる例としては、オフィス及びビジネス機器、すなわちコピー機、レ
ジ端末(cashier terminals)、計算機が挙げられる。 なおよりさらなる例としては、家電製品、例えば、コーヒーメーカー、トース
ター、湯沸し機、オーブン、及びそれらのフロントパネル、食器洗い機及びそれ
らのパネル、冷蔵庫、掃除機、工具及び電動工具(例えば、電気ドリル)などが
挙げられる。 なおさらなる例としては、貴重品(precious items)、すなわち、時計、宝石
、硬貨、銀器などが挙げられる。 他の例としては、航空機、船舶、自動車、電車のコントロールパネル及びディ
スプレイ、並びにその他のいずれかの電子装置又は計器が挙げられる。
【0117】 なおさらなる例としては、発電所設備、化学工場設備、機械工場設備、水処理
工場設備、テクスタイル工場設備、薬品工場設備、食品及び飲料処理工場設備、
及び一般にいずれかの産業工場設備のコントロールパネルが挙げられる。 なおさらなる例としては、全ての種類の科学装置及び機器、例えば、電子顕微
鏡、分光分析装置、原子吸光分光装置、質量分析計、ガスクロマトグラフィー、
HPLC、屈折計、NMRスペクトロメーター、並びに光学部品を含むいずれか
の種類のスペクトロメーターが挙げられる。
【0118】 なおさらなる例としては、医療用途用のいずれかの診断装置及び機器、例えば
、超音波検査器;X線装置、コンピュータ体軸断層撮影(computerized axial t
omography)、シンチグラフィー、NMR、及びその他のいずれかの放射線装置
;電気記録器、超音波心臓検査計、外科手術における電子機器、血圧測定装置;
眼科学に使用される装置及び機器;臨床分析に使用される装置及び機器;医療用
途に一般に使用されるいずれかの精密器具、特に電子及び/又は光学部品を含む
ものが挙げられる。
【0119】 摩擦抵抗 本明細書で使用するとき、摩擦抵抗とは、単位接触面積に対する摩擦力のこと
をいい、以下のように測定される:適用装置をプリント二軸往復リグ(Plint du
al axis reciprocating rig)(例えば、モデルTE75R、MRPRA RU
BBER CONSULTANTS)のアームにクランプする。接触表面に対す
るファブリック処理用アプリケータの角度を接触面積が最大となるように調節す
る。クランプの配置に、適用装置に対して消費者が現実に負荷する3Nの垂直方
向の荷重Rを負荷する。次いで摩擦係数を、適用装置と、フラットなアルミニウ
ム板に両面接着されて取り付けられた厚み2mmのソフトラバーによって与えら
れる柔軟な片方の表面上に取り付けられた窓ガラス表面間で測定する。適用装置
を、実施例1で得られた組成物を用いて湿らせた状態で測定する。摩擦係数を、
20mmの4つのトラバースの中央10mmのところで、前方向及び逆方向の双
方で、速度1mms-1で測定し、平均値を計算する。最終測定位置において適用
装置の測定を3回繰り返し、再現性を確認する。
【0120】 圧縮抵抗 圧縮抵抗は、ISO3386−1基準に従って測定され、本明細書で使用する
とき、温度23℃及び50%相対的湿度で測定される場合にISO3386−1
で定義される中央値CV40値のことをいう。 すべての特許及び特許出願(及びそれに基づいて発行された特許並びに関連し
て発行された外国特許出願)並びに本説明に挙げた発行物の開示内容は参考とし
て本説明に組み込まれる。しかし、本説明に参考として組み込まれた書類のいず
れも、本発明の教示及び開示されていないことを明言する。 本発明の特定の実施形態を例示し記載したが、本発明の趣旨及び範囲から逸脱
することなく、他の種々の変形及び変更が可能であることは、当業者にとって明
らかであろう。本発明は、以下の特許請求の範囲によってのみ限定されることを
意図する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 輸送及び収納のためにその外形が示されている本発明の好ましい
アプリケータの側面図である。
【図2】 その使用外形が示されている本発明の好ましいアプリケータの側
面図である。
【図3】 図1に示される好ましいアプリケータの分解図である。
【図4a】 図1及び2のアプリケータの好ましいスポンジの断面図及び平
面図を示す。
【図4b】 図1及び2のアプリケータの好ましいスポンジの断面図及び平
面図を示す。
【図5a】 図1及び2のアプリケータの好ましいスポンジの断面図及び平
面図を示す。
【図5b】 図1及び2のアプリケータの好ましいスポンジの断面図及び平
面図を示す。
【図6a】 図1及び2のアプリケータの好ましいスポンジの断面図及び平
面図を示す。
【図6b】 図1及び2のアプリケータの好ましいスポンジの断面図及び平
面図を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C11D 7/50 C11D 7/50 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE,TR),OA(BF ,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW, ML,MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,G M,KE,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ, MD,RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM, AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,B Z,CA,CH,CN,CO,CR,CU,CZ,DE ,DK,DM,DZ,EE,ES,FI,GB,GD, GE,GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,I S,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK ,LR,LS,LT,LU,LV,MA,MD,MG, MK,MN,MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,P T,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL ,TJ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG,UZ, VN,YU,ZA,ZW (72)発明者 アルジェンティエリ,アンドレア ベルギー国、1050 イグゼル、アブニュ、 デュ、コンゴ 2 (72)発明者 ロッシ,セルジョ イタリア国、44100 フェッララ、ヴィア、 フォルミニャーナ 68 (72)発明者 シャッラ,ステファノ イタリア国、00128 ローマ、ヴィア、エ ッフェ、ビ、ラストレッリ 81 (72)発明者 スエル,ムラート ゴクチェ ベルギー国、1800 ヴィルヴォーデ、シン ト、アナラーン 132 Fターム(参考) 3B116 AA02 AA03 AA46 BA02 BA08 3B201 AA02 AA03 AA46 AB52 BA02 BA08 BB94 4H003 BA12 DA12 DA14 DA15 DA16 DC04 ED02 ED19 ED28 ED29 ED32 FA21

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子機器及び電子器具を洗浄する方法であって、前記機器を
    、実質的に塩素を含まないフッ素化炭素化合物を含む洗浄性組成物と接触させる
    工程を含むことを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 前記実質的に塩素を含まないフッ素化炭素化合物が、パーフ
    ルオロポリエーテル及びH−末端パーフルオロポリエーテルから成る群から選択
    される請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 該電子機器及び器具が以下から成る群:TVセット、Hi−
    fiステレオセット及びそれらの構成物品(カセットプレーヤー、チューナー、
    ターンテーブル、アンプ、ラウドスピーカー;など)、ビデオテープレコーダー
    、MP3プレイヤー、CD/DVDプレイヤー、電子ピアノのような楽器、指定
    商品のポータブル装置(一般に「ウォークマン」と呼ばれる装置を含む)、手持
    ちの電子ゲーム及びこのようないずれかの装置のリモートコントローラー;パー
    ソナルデスクトップコンピュータ、ポータブルコンピュータ、パームトップコン
    ピュータ、パーソナルオルガナイザー及び周辺機器(プリンタ、記憶装置、スキ
    ャナ及びキーボードを含む)、LCDスクリーン、CRTスクリーン及びタッチ
    LCDスクリーン、卓上電話及び携帯電話、ファックス、留守番電話機のコント
    ロールパネル、並びに航空機、船舶、自動車、電車のディスプレイ;発電所設備
    、化学工場設備、機械工場設備、水処理工場設備、織物工場設備、薬品工場設備
    、食品及び飲料処理工場設備及びいずれかの一般の産業工場設備のコントロール
    パネル;全ての種類の科学装置及び機器、例えば、電子顕微鏡、分光分析装置、
    原子吸光分光装置、質量分析計、ガスクロマトグラフィー、HPLC、屈折計、
    NMRスペクトロメーター、及び光学部品を含むいずれかの種類のスペクトロメ
    ーター;医療用途用のいずれかの診断装置及び機器、例えば、超音波検査器;X
    線装置、コンピュータ体軸断層撮影(computerized axial tomography)、シン
    チグラフィー、NMR、及びその他のいずれかの放射線装置;電気記録器、超音
    波心臓検査計、外科手術における電子機器、血圧測定装置;眼科学に使用される
    装置及び機器;臨床分析に使用される装置及び機器;医療用途に一般に使用され
    るいずれかの精密器具、特に電子及び/又は光学部品を含むものから選択される
    請求項1又は2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 ワイプを使用して前記機器及び器具を、前記洗浄性組成物と
    接触させる請求項1に記載の方法。
  5. 【請求項5】 硬質表面用洗浄性組成物であって、該組成物が少なくとも1
    つのフッ素化炭素化合物と、以下の成分: a)非フッ素化溶媒;及び b)界面活性剤 の少なくとも1つを含むことを特徴とする組成物。
  6. 【請求項6】 前記フッ素化炭素化合物がパーフルオロポリエーテル又はH
    −末端パーフルオロポリエーテルである請求項5に記載の組成物。
  7. 【請求項7】 フッ素化炭素化合物、非フッ素化溶媒及び界面活性剤、好ま
    しくはフッ素化界面活性剤を含む請求項5又は6に記載の組成物。
  8. 【請求項8】 電気又は電子機器及び器具に使用するための適用装置を含む
    アプリケータであって、前記適用装置が次の性質:圧縮抵抗が1kPa〜100
    kPaであること;及び電気的に安全な洗浄性組成物であり、圧縮抵抗と摩擦抵
    抗との比が0.1〜0.5であること、の少なくとも1つを有することを特徴と
    するアプリケータ。
  9. 【請求項9】 適用装置及び電気的に安全な洗浄性組成物を含むアプリケー
    タであって、前記適用装置が次の構造:二層スポンジ;直線状エッジ;及び傾斜
    したワイピング表面の1つを具備することを特徴とするアプリケータ。
  10. 【請求項10】 前記アプリケータが次のもの:収納装置及び分離される適
    用装置、スポンジ、ブラシ又はその両方の少なくとも1つを含む請求項8又は9
    に記載のアプリケータ。
  11. 【請求項11】 硬質表面を洗浄するためのキットであって、前記キットが
    少なくとも1つのアプリケータを含み、前記キットが洗浄性組成物を含む少なく
    とも1つのカートリッジ、及び少なくとも2つの適用装置を含むことを特徴とす
    るキット。
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