JP3820951B2 - 紡機における繊維束集束装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は繊維束集束装置に係り、詳しくは例えば精紡機のドラフト装置(ドラフトパート)の下流に配置され、ドラフト装置でドラフトされた繊維束を集束する紡機における繊維束集束装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種の繊維束集束装置として、ドイツ特許出願公開DE19708410A1には、図10及び図11(a),(b)に示すように、ドラフト装置を構成する最終ローラ対71の下流に、繊維束搬送面を形成する多孔エプロン72を具備した送出ローラ対73を設け、この多孔エプロン72の搬送面に吸引気流を作用させる空気吸引装置74を設けたものが開示されている。この装置では多孔エプロン72をガイドするエプロンガイド75に形成された溝孔を介して多孔エプロン72の搬送面に吸引気流が作用する。
【0003】
多孔エプロン72が巻き掛けられた一対の各送出ローラ73aは支持部76に支軸77を介して片持ち状態で支持され、フロントボトムローラ71aと平行に配設された回転軸78の摩擦ローラ部78aとの摩擦により回転されるようになっている。摩擦ローラ部78aに対する摩擦力は、ウエイティングアームに支持され、多孔エプロン72に対して送出ローラ73aと対応する位置で押圧される送出ローラ73bの押圧力により確保される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
前記繊維束集束装置をドラフト装置の前側に追加することにより、即ちドラフト装置の繊維束移動方向の下流側で、撚り掛け前の繊維束を集束することにより、毛羽が少ない等、高品質の糸の紡出が可能となる。
【0005】
しかし、前記従来装置では前記送出ローラ対73を駆動するため、フロントボトムローラ71aと平行に配設された回転軸78に設けられた摩擦ローラ部78aに対して送出ローラ73aを押圧する力が必要になる。そして、送出ローラ73aは片持ち状態で支軸77に支持されているため、送出ローラ73aに押圧力が作用する際に支軸77に曲げ応力が作用する。
【0006】
そして、送出ローラ73bの押圧力により、送出ローラ73aと摩擦ローラ部78aとの摩擦力を効率よく確保するためには、送出ローラ73b、送出ローラ73a及び摩擦ローラ部78aはその回転中心が一直線上に位置するように配置する必要がある。その結果、送出ローラ73a,73b及び回転軸78の配設位置の自由度が小さくなる。
【0007】
また、回転軸78は機台のギヤエンドに設けられたモータによりギヤ列を介して駆動される構成のため、従来機の改造レベルでは、紡機の製造が難しく、新たにドラフト装置の配置等紡機機台全体の構成を変更する必要がある。送出ローラ対73のうち、多孔エプロン72が巻き掛けられる送出ローラ73aを回転軸78に形成すれば、繊維束集束装置の配設スペースを小さくできる。しかし、多孔エプロン72はドラフト装置のミドルエプロンに比較して磨耗し易く、交換周期が比較的短くなる。そのため、機台全長に亘って延びる回転軸78に挿通された状態で多孔エプロン72を配設すると、多孔エプロン72の交換に手間がかかるという問題がある。
【0008】
本発明は前記の問題点に鑑みてなされたものであって、その第1の目的は繊維束集束装置を構成する駆動ローラ及び吸引部を所定数の複数錘毎にユニット化して、組み付けや保全、あるいは通気エプロンの交換を簡単にできる繊維束集束装置を提供することにある。また、第2の目的は従来のドラフト装置を備えた紡機の簡単な改造で実現できる紡機の繊維束集束装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記第1の目的を達成するため、請求項1に記載の発明の装置は、紡機のドラフトパートの最終送出ローラ対の下流側に設けられ、一対のニップローラを備えた送出部と、前記送出部のニップ点に対して少なくとも繊維束の移動方向の上流側に延びるように設けられた吸引孔を備えた吸引部と、前記送出部を構成するとともに前記吸引部に沿って回転される通気エプロンとを備え、前記ドラフトパートでドラフトされた繊維束を集束する繊維束集束装置であって、前記通気エプロンが巻き掛けられる位置とは長手方向で異なる位置において駆動源の回転力が伝達される回転力伝達部を有し、複数錘と対応する所定長さに形成され、各錘と対応する箇所に前記通気エプロンの一部が巻き掛けられて前記一対のニップローラの一方を構成する駆動ローラ部を有し、機台フレームに設けられた支持部に支持される被支持部を両端部に有する回転軸と、前記回転軸と平行に延び、前記吸引孔を各錘に対応して備えるとともに、前記吸引孔を覆う状態で前記通気エプロンの一部が巻き掛けられる摺動面を有する吸引パイプを備え、前記吸引パイプと前記回転軸とは端部をエンドプラグで保持されるとともに、前記エンドプラグを介して前記吸引パイプと前記回転軸とが1ユニットとして前記支持部に支持される
【0010】
従って、この発明では、ニップローラを回転させる回転軸と、ドラフトされた繊維束に吸引作用を及ぼす吸引手段とが複数錘毎のユニットに構成されているため、組み付けや保全、あるいは通気エプロンの交換を簡単にできる。回転軸は所定長さに形成され、回転力伝達部を介して駆動源の回転力が伝達される。回転軸は複数の被支持部において支持されるため、駆動ローラ部が通気エプロンを介して被動側のニップローラによって押圧されても、回転軸に無理な曲げ応力が作用しない。
また、被支持部を回転軸の途中に設ける場合に比較して被支持部の組み付けが容易になるとともに、隣接する回転軸の対向する被支持部を支持する支持部を共用することにより、支持部の数を減らすことができて製造コストを安くできる。
さらに、回転軸に設けられた駆動ローラ部と、吸引パイプに設けられた吸引孔との位置関係を適正な位置に位置決めするのが容易になる。そして、吸引パイプの負圧源に遠い側の端部を、吸引パイプの製造時に閉塞しなくても被支持部としてのエンドプラグによって閉塞されるため、吸引パイプの製造が簡単になる。
【0011】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記回転力伝達部は摩擦ローラである。従って、この発明では、回転力伝達部をギヤとした場合に比較して構成が簡単で低コストとなる。
【0012】
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記回転力伝達部はギヤである。従って、この発明では、回転力伝達部を摩擦ローラとした場合に比較して、回転力伝達部を駆動源側に大きな力で圧接する必要がなく、配設位置の自由度が高くなり、構造が簡単となる。また、回転力伝達部を巻き掛け伝動機構とした場合に比較して、構造が簡単になる。
【0013】
また、第2の目的を達成するため、請求項4に記載の発明は、請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の発明において、前記駆動源はフロントボトムローラである。この発明では、駆動源がフロントボトムローラであるため、回転軸を駆動する駆動源を紡機機台に新たに設ける必要がないため、構造が簡単になるとともに、製造コストも低くなる。
【0014】
請求項5に記載の発明は、請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の発明において、前記吸引手段は紡機機台に設けられた吸引ダクトに連結されて負圧を前記吸引パイプに作用させる接続管を備え、前記吸引パイプは前記接続管に対して着脱可能に取り付けられている。
【0015】
従って、この発明では、回転軸と平行に延びる吸引パイプを、吸引ダクトに連結されて負圧を前記吸引パイプに作用させる接続管から取り外せるため、通気エプロンの交換作業や吸引パイプ等の保全がより容易になる。
【0016】
請求項6に記載の発明は、請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載の発明において、前記被支持部は前記支持部に対してワンタッチで嵌合可能に形成されている。従って、この発明では、回転軸の着脱がより容易になる。
【0020】
請求項に記載の発明は、請求項1〜請求項のいずれか一項に記載の発明において、前記吸引手段の一部が前記回転力伝達部のカバーの役割を果たすように、前記回転力伝達部の前側に配設されている。従って、この発明では、回転力伝達部に風綿などが堆積し難くなる。
【0021】
請求項に記載の発明は、請求項1〜請求項のいずれか一項に記載の発明において、前記吸引部は前記吸引孔が前記ニップ点を挟んで、該ニップ点の上流側及び下流側の両方に位置するように設けられている。従って、この発明では、ドラフトパートでドラフトされた繊維束には、送出部のニップ点を挟んで繊維束の移動方向上流側及び下流側に配置された吸引孔から、通気エプロンを介して吸引作用が及ぶ。そして、繊維束が吸引孔と対応する位置に吸引集束された状態で移動する。従って、繊維束がニップ点を過ぎた後も吸引作用を受けて集束された状態で移動するため、ニップローラの出口にフリーストライアングルが殆ど形成されない。その結果、毛羽の発生や落綿が抑制されて糸質の改善効果が大幅に向上する。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を4錘単位で精紡機に装備される繊維束集束装置に具体化した一実施の形態を図1〜図9に従って説明する。図1はドラフト装置の片側を示す一部破断概略側面図、図2はドラフト装置のボトムローラと、繊維束集束装置の吸引部及びボトムニップローラとの関係を示すための、トップローラ側を省略した部分概略図である。図3(a)は繊維束集束装置をニップ点における繊維束引き出し方向(ドラフト装置における繊維束の移動方向前方)から見た概略図である。
【0023】
図1に示すように、ドラフトパートとしてのドラフト装置11はフロントボトムローラ12、ミドルボトムローラ13及びバックボトムローラ14を備えた3線式の構成となっている。フロントボトムローラ12はローラスタンド15に対して所定位置に支持され、ミドル及びバックの各ボトムローラ13,14はローラスタンド15に対して前後方向に位置調整可能に固定された支持ブラケット13a,14aを介して支持されている。支持ブラケット13a,14aはローラスタンド15に形成された長孔を貫通するボルト及びナット(いずれも図示せず)により所定位置に締め付け固定されるようになっている。ボトムエプロン16はボトムテンサ17と、ミドルボトムローラ13とに巻き掛けられている。
【0024】
ウエイティングアーム18にはフロントトップローラ19、ミドルトップローラ20及びバックトップローラ21が、それぞれフロントボトムローラ12、ミドルボトムローラ13及びバックボトムローラ14と対応する位置にトップローラ支持部材を介してそれぞれ支持されている。各トップローラ19〜21は2錘1組として支持されている。フロントボトムローラ12及びフロントトップローラ19がドラフト装置11の最終送出ローラ対を構成する。
【0025】
ウエイティングアーム18にはレバー18aが加圧位置と解放位置とに回動可能に配設されている。レバー18aが図1に示すウエイティングアーム18のフレーム18bと当接する加圧位置に配置された状態では、ウエイティングアーム18に支持された各トップローラ19〜21をボトムローラ12,13,14側に押圧する加圧位置(紡出位置)にロック状態で保持される。また、レバー18aが図1に示す状態から上方の解放位置に回動された状態では、前記ロック状態が解除されるようになっている。
【0026】
図1に示すように、ドラフト装置11の最終送出ローラ対の下流側に繊維束集束装置30が配設されている。繊維束集束装置30はニップローラ対31、吸引手段としての吸引部32及び通気エプロン33を備えている。ニップローラ対31はフロントボトムローラ12と平行に配設された回転軸34に形成された駆動ローラ部としてのボトムニップローラ34aと、ボトムニップローラ34aに通気エプロン33を介して押圧されるトップニップローラ31aとで構成されている。
【0027】
この実施の形態の繊維束集束装置30は、図3(a)に示すように、トップニップローラ31aがドラフト装置11の各トップローラ19〜21と同様に2錘毎に、支持部材35(図1にのみ図示)を介してウエイティングアーム18に支持されている。なお、この実施の形態では支持部材35はフロントトップローラ19の支持部材と一体に形成されている。
【0028】
一方、繊維束集束装置30のボトム側は、ドラフト装置11のローラスタンド15間に配置される錘の半分、この実施の形態では4錘分を1ユニットとして構成されている。機台長手方向に所定間隔で配設されたローラスタンド15の中間位置には、図2に示すように、機台長手方向に延設された支持ビーム36に基端側が支持された状態で支持アーム37が配設され、ローラスタンド15と支持アーム37との間に回転軸34が支持されている。
【0029】
図3(b)に示すように、回転軸34は複数錘(この実施の形態では4錘)と対応する所定長さに形成され、その両端に軸受38が固定されている。そして、軸受38が被支持部としてのエンドプラグ39に嵌合され、図3(a)に示すように、エンドプラグ39が嵌合部39aにおいてローラスタンド15及び支持アーム37に設けられた支持部15a,37aに支持されることにより、回転軸34はローラスタンド15と支持アーム37との間に回転可能に支持されている。支持部15a,37aは、エンドプラグ39を2個支持可能に形成され、隣接する回転軸34の端部に取り付けられたエンドプラグ39を支持可能になっている。
【0030】
支持部15aはローラスタンド15上に固定されたブロックで構成され、図6(a)に示すように、機台前側斜め上方に向かって延びる嵌合凹部15b,15cを有している。図6(b)に示すように、支持部37aも機台前側斜め上方に向かって延びる嵌合凹部37bを有している。そして、被支持部(エンドプラグ39)は嵌合凹部15b,37bと嵌合可能な嵌合部39aを有し、嵌合部39aにおいて支持部15a,37aに対してワンタッチで嵌合可能に形成されている。なお、支持部15aの嵌合凹部15cはフロントボトムローラ12を支持するためのものである。
【0031】
回転軸34には長手方向の中央に、駆動源の回転力が伝達される回転力伝達部としてのギヤ40が設けられている。ギヤ40は回転軸34と一体形成されている。この実施の形態では回転軸34の駆動源としてフロントボトムローラ12が使用され、図2に示すように、フロントボトムローラ12にはギヤ40と対向する位置にギヤ部12aが形成されている。そして、前記支持アーム37と同様に、基端側が支持ビーム36に固定された支持アーム41に、ギヤ部12a及びギヤ40に噛合する中間ギヤ42が回転可能に支持されている。即ち、フロントボトムローラ12の回転力は、ギヤ部12a、中間ギヤ42及びギヤ40を介して回転軸34に伝達される。
【0032】
図1に示すように、精紡機機台にはその長手方向(図1の紙面と垂直方向)に延びるように吸引ダクト43が配設されている。吸引部32は、回転軸34と平行に延びる吸引パイプ44,45と、吸引ダクト43に連結されて負圧を吸引パイプ44,45に作用させる接続管46とを備えている。接続管46は一部がギヤ40及び中間ギヤ42のカバーの役割を果たすように、ギヤ40の前側に配置され、基端側において蛇腹状の連結管47を介して吸引ダクト43に接続されている。図8は図3(a)において接続管46を取り除いた状態における、接続管46と対応する部分を示す図である。図3(a)及び図8から、接続管46がギヤ40及び中間ギヤ42のカバーの役割を果たすように配置されているのが確認できる。連結管47は真っ直ぐではなく、屈曲した状態に配設され、接続管46に対してその延びる方向と交差する方向に力を付与するようになっている。
【0033】
図7に示すように、接続管46の先端部には吸引パイプ44,45が着脱可能に取り付けられる嵌合孔46a,46bが形成されている。そして、接続管46の左右両側には、それぞれ吸引パイプ44,45の第1端部が着脱可能に取り付けられ、吸引パイプ44,45の第2端部はエンドプラグ39に嵌合されている。なお、図7は接続管46の片側に吸引パイプ44,45を取り付けた状態を示す斜視図である。
【0034】
図2に示すように、吸引パイプ44は、ボトムニップローラ34aのニップ点を挟んで繊維束(フリース)Fの移動方向の上流側に延びるスリット状の吸引孔44aが形成された摺動案内面44bを有する。吸引パイプ45は、下流側に延びるスリット状の吸引孔45aが形成された摺動案内面45bを有する。そして、図2及び図4に示すように、吸引パイプ44はボトムニップローラ34aのニップ点より繊維束の移動方向上流側に、吸引パイプ45は下流側に位置するように配設されている。なお、図2では吸引孔44a,45aを見やすくするため、通気エプロン33を鎖線で図示している。また、図3(a)に示すように、吸引パイプ45の摺動案内面45bには、通気エプロン33の横ずれを防止するための規制ガイド45cが、通気エプロン33のエンドプラグ39あるいは接続管46と対向する側と反対側と対応する位置に突設されている。
【0035】
図5に示すように、エンドプラグ39には軸受38が嵌合される嵌合孔39bの他に、吸引パイプ44及び吸引パイプ45が嵌合される嵌合凹部39c,39dが形成されている。そして、吸引パイプ44及び吸引パイプ45の第2端部が嵌合凹部39c,39dに嵌合されることにより、両吸引パイプ44,45を適正な位置関係に保持するようになっている。
【0036】
吸引パイプ44は、通気エプロン33をフロントボトムローラ12とフロントトップローラ19とのニップ点の近傍に至るように案内可能な形状に形成されている。吸引パイプ45は、通気エプロン33から送り出される繊維束Fがある程度のフリース角度をもって転向するように配置されている。なお、フリース角度とは繊維束(フリース)Fのニップ点を通過した後、繊維束Fを引き出し位置まで案内する円弧面の曲率中心とニップ点とを結ぶ線分と、前記曲率中心と繊維束Fの引き出し点とを結ぶ線分との成す角度を意味する。通気エプロン33は一部が吸引パイプ44,45に、一部がボトムニップローラ34aに接触するように巻掛けられ、ボトムニップローラ34aの回転に伴って摺動案内面44b,45bに沿って摺動しつつ回転されるようになっている。この実施の形態では通気エプロン33は、適度な通気性を確保できる織布により形成されている。
【0037】
図2に示すように、ニップ点の上流側に位置する吸引孔44aの幅が、下流側に位置する吸引孔45aの幅より広く形成されている。下流側の吸引孔45aはその幅が下流側ほど狭くなるように形成されている。
【0038】
吸引孔44a,45aのうち、上流側の吸引孔44aは通気エプロン33の移動方向(図2における上下方向)に対して斜めに延びるように形成され、下流側の吸引孔45aは通気エプロン33の移動方向と同方向に延びるように形成されている。
【0039】
図1及び図3(a)等に示すように、吸引パイプ45の下方近傍には、糸切れ時にドラフト装置11から送出される繊維束Fを吸引する作用をなすシングルタイプのニューマ装置の吸引ノズル48の先端がそれぞれ配設されている。吸引ノズル48の基端は吸引ダクト43に接続されている。
【0040】
次に前記のように構成された装置の作用を説明する。
精紡機が運転されると、繊維束Fはドラフト装置11のボトムローラ12〜14と、トップローラ19〜21との間を通過することによりドラフトされた後、繊維束集束装置30へ案内される。ニップローラ対31は両フロントローラ12,19の表面速度より若干速く回転され、繊維束Fは適度な緊張状態でニップローラ対31のニップ点を過ぎた後、転向して撚り掛けを受けながら下流側へ移動する。
【0041】
また、ニップローラ運転時、吸引ダクト43の吸引作用が連結管47及び接続管46を介して吸引パイプ44,45に及び、摺動案内面44b,45bに形成された吸引孔44a,45aの吸引作用が通気エプロン33を介して繊維束Fに及ぶ。そして、繊維束Fが吸引孔44a,45aと対応する位置に吸引集束された状態で移動する。
【0042】
従来装置のように吸引孔(スリット)がニップ点の上流側にのみ配置されている構成では、ニップ点に至るまでに一度集束された繊維束Fがニップ点を過ぎた後に拡がり、図9(b)に示すように、ニップローラ対31の出口にフリーストライアングルTが形成される。そのため、ニップ点通過後の繊維束Fの両端からの繊維の遊離を抑制する効果が弱く毛羽が発生する。しかし、この実施の形態ではニップローラ対31のニップ点を挟んで上流側及び下流側に吸引孔44a,45aが存在するため、繊維束Fはニップ点を過ぎた後も吸引作用を受けて集束された状態で移動する。そして、図9(a)に示すようにニップローラ対31の出口にフリーストライアングルが殆ど形成されない。その結果、ニップ点通過後の繊維束Fの両端から繊維の遊離が抑制され、毛羽の発生や落綿が抑制されて糸質の改善効果が大幅に向上する。
【0043】
また、ニップ点より下流側に設けられた吸引孔45aによる集束効果は、ニップ点より上流側にもある程度伝播し、ニップ点到達までの繊維束Fの拡がりを抑制する。
【0044】
この実施の形態は以下の効果を有する。
(1) ボトムニップローラ34aを回転させる回転軸34と、ドラフトされた繊維束Fに吸引作用を及ぼす吸引部32とが複数錘毎のユニットに構成され、回転軸34は複数の被支持部(エンドプラグ39)において支持される。従って、組み付けや保全、あるいは通気エプロン33の交換を簡単にできる。また、ボトムニップローラ34aが通気エプロン33を介して被動側のニップローラ(トップニップローラ31a)によって押圧されても、回転軸34に無理な曲げ応力が作用しない。
【0045】
(2) 回転軸34に駆動源の回転力を伝達する回転力伝達部がギヤ40である。従って、回転力伝達部を摩擦ローラとした場合に比較して、回転力伝達部を駆動源側に大きな力で圧接する必要がなく、配設位置の自由度が高くなり、構造が簡単となる。また、回転力伝達部を巻き掛け伝動機構とした場合に比較して、構造が簡単になる。
【0046】
(3) 回転軸34を回転させる駆動源がフロントボトムローラ12である。従って、回転軸34を駆動する駆動源を紡機機台に新たに設ける必要がないため、構造が簡単になるとともに、製造コストも低くなる。
【0047】
(4) 吸引手段(吸引部32)は、紡機機台に設けられた吸引ダクト43に連結されて負圧を吸引パイプ44,45に作用させる接続管46を備え、吸引パイプ44,45は接続管46に対して着脱可能に取り付けられている。従って、回転軸34と平行に延びる吸引パイプ44,45を、接続管46から取り外せるため、通気エプロン33の交換作業や吸引パイプ44,45等の保全作業がより容易になる。また、通気エプロン33との摩擦によって吸引パイプ44,45が磨耗した際に吸引パイプ44,45を交換する必要があるが、吸引部32全体を交換せずに磨耗した吸引パイプ44,45のみを交換すればよく交換作業が簡単でコストも安くなる。
【0048】
(5) 被支持部(エンドプラグ39)は支持部15a,37aに対してワンタッチで嵌合可能に形成されている。従って、回転軸34の着脱がより容易になる。また、支持部15a,37aが機台前側斜め上方に向かって延びる嵌合凹部15b,37bを有しているため、回転軸34は被支持部(エンドプラグ39)が嵌合凹部15b,37bに嵌合した状態で支持部15a,37aに確実に保持されるため、回転軸34及び吸引部32の紡機機台に対する組み付けがより簡単になる。
【0049】
(6) 被支持部は回転軸34の両端にそれぞれ設けられている。従って、被支持部を回転軸34の途中に設ける場合に比較して被支持部の組み付けが容易になる。また、隣接する回転軸34の対向する被支持部(エンドプラグ39)を支持する支持部を共用することにより、支持部37aの数を減らすことができて繊維束集束装置30の製造コストを安くできる。
【0050】
(7) 被支持部(エンドプラグ39)は軸受38を介して回転軸34に取り付けられるとともに吸引パイプ44,45の端部を支持する支持部としての機能を備えている。従って、回転軸34に設けられた駆動ローラ部(ボトムニップローラ34a)と、吸引パイプ44,45に設けられた吸引孔44a,45aとの位置関係を適正な位置に位置決めするのが容易になる。
【0051】
(8) 被支持部は吸引パイプ44,45の開放された端部を閉塞するエンドプラグで構成されている。従って、吸引パイプ44,45の負圧源に遠い側の端部を、吸引パイプ44,45の製造時に閉塞しなくても被支持部としてのエンドプラグ39によって閉塞されるため、吸引パイプ44,45の製造が簡単になる。
【0052】
(9) 吸引手段(吸引部32)の一部が回転力伝達部(ギヤ40)のカバーの役割を果たすように、回転力伝達部の前側に配設されている。従って、回転力伝達部に風綿などが堆積し難くなる。
【0053】
(10) 吸引部32は吸引孔44a,45aがニップローラ対31のニップ点を挟んで、該ニップ点の上流側及び下流側の両方に位置するように設けられている。従って、繊維束がニップ点を過ぎた後も吸引作用を受けて集束された状態で移動するため、ボトムニップローラ34aの出口にフリーストライアングルが殆ど形成されない。その結果、毛羽の発生や落綿が抑制されて糸質の改善効果が大幅に向上する。
【0054】
(11) ニップ点より下流側に設けられた吸引孔45aによる集束効果が、ニップ点より上流側にもある程度伝播し、ニップ点到達までの繊維束Fの拡がりが抑制されて、集束効果がより向上する。
【0055】
(12) 通気エプロン33は織布により形成されている。従って、通気エプロン33を構成するベルトに小さな孔をわざわざ開ける手間をかけずとも、適度な通気性を確保できる織布を選択することにより、通気エプロン33を安価に製造できる。
【0056】
(13) エンドプラグ39は、嵌合部39aが支持部15a,37aの嵌合凹部15b,37bに嵌合され、連結管47から接続管46に対して付与される付勢力によって所定位置に保持される。従って、繊維束Fは吸引孔44a,45aから安定した状態で吸引作用を受けることができ、糸品質が安定する。
【0057】
実施の形態は前記に限定されるものではなく、例えば次のように構成してもよい。
○ 回転軸34及び吸引部32は4錘を1ユニットとする構成に限らず、ローラスタンド15間の錘数(例えば8錘)を1ユニットとしてもよい。この場合、紡機1台に必要な吸引部32及び回転軸34の部品点数が少なくなり、吸引ダクト43と吸引部32とを連結する連結管47の本数を減らすことができるため、組み付けの手間が少なくなる。また、ローラスタンド15は一般に紡機の機台フレームを構成するスプリングピースの設置間隔で配置され、吸引ダクト43等もその間隔に対応した長さのものを連結して構成されるものが多い。従って、吸引部32及び回転軸34もその長さに対応した構成とすることにより、運搬時などの梱包等がし易くなる。
【0058】
〇 2錘を1ユニットとした構成としたり、必ずしも全ユニットを同じ錘数とせずに、ローラスタンド15間の錘数を異なる数に分けて(例えば6錘と2錘)それに対応して2種のユニットを設けてもよい。さらには、回転軸34がローラスタンド15を跨ぐように配置される錘数に対応する長さに形成してもよい。
【0059】
〇 回転軸34に設けられる被支持部の位置は回転軸34の両端に限らず、中間部に設けてもよい。しかし、両端部に設けた方が吸引パイプ44,45との干渉を回避するのが容易になる。
【0060】
〇 回転軸34に設けられる被支持部は2箇所に限らず、3箇所以上設けてもよい。回転軸34の長さをローラスタンド15に対応した長さとする場合は、ローラスタンド15に支持される被支持部を両端に設け、中間部にも被支持部を設けるのが好ましい。
【0061】
〇 被支持部(エンドプラグ39)を支持部15a,37aに固定する方法として、接続管46を介して被支持部(エンドプラグ39)を支持部15a,37aの嵌合凹部15b,37bに圧接させる方法にかえて、ねじ止めを採用してもよい。また、支持部15a,37a及び被支持部(エンドプラグ39)の一方にスナップ部を設け、他方にスナップ部が把持可能な形状の係合部を設け、所定位置に固定する構成としてもよい。
【0062】
○ 吸引孔44a,45aの延びる方向は、上流側の吸引孔44aが通気エプロン33の移動方向に対して斜めに延び、下流側の吸引孔45aが通気エプロン33の移動方向に延びる構成に限らない。例えば、両吸引孔44a,45aとも通気エプロン33の移動方向と同方向としてもよい。また、両吸引孔44a,45aとも通気エプロン33の移動方向に対して斜めとしてもよい。
【0063】
○ 吸引孔44a,45aの幅を一定としてもよい。
○ 吸引部32を構成する吸引パイプ44,45を別体に形成せず、両吸引パイプ44,45が一体化されるとともに、トップニップローラ31aと対向する側が開放された円弧状に形成してもよい。
【0064】
〇 吸引パイプ44,45は接続管46と対向する側と反対側の端部が閉塞された形状に形成してもよい。この場合、エンドプラグ39は吸引パイプ44,45の端部を密閉する配慮をせず、軸受38が嵌合される嵌合孔39bと、吸引パイプ44,45の端部が嵌合される嵌合部(孔)とを有する構成とすればよいため、製造が簡単になる。
【0065】
○ 通気エプロン33を織布で形成する代わりに、編み地により形成してもよい。この場合も織布と同様に通気エプロン33を構成するベルトに小さな孔をわざわざ開ける手間をかけずとも適度な通気性が得られ、通気エプロン33を安価に製造できる。さらに、編み地の伸縮性により、テンション装置を特に設けなくても通気エプロン33が適度な張力状態で回転される。
【0066】
○ 通気エプロン33を織布や編み地で形成する代わりに、ゴム製や弾性を有する樹脂製のベルトに多数の孔を開けて形成してもよい。
〇 ギヤ40は回転軸34に刻設して一体形成するものに限らず、別体に形成したギヤを回転軸34に嵌合固定してもよい。
【0067】
○ 回転力伝達部はギヤ40に限らず、摩擦ローラとしたり、巻き掛け伝動装置を構成するスプロケットや歯付きプーリとしてもよい。回転力伝達部を摩擦ローラとした場合、中間ギヤ42に代えて例えば高摩擦面を有する高摩擦押圧ローラを配設する。摩擦ローラを使用した場合、ギヤを使用する場合に比較して構成が簡単で低コストとなる。
【0068】
○ 吸引部32を構成する吸引パイプ44,45を接続管46と一体に形成してもよい。
○ 吸引部32は、繊維束Fのニップ点を挟んで上流側及び下流側に吸引孔44a,45aを有する構成に限らず、ニップ点を挟んで上流側にのみ吸引孔44aを有する構成としてもよい。
【0069】
〇 ニューマ装置としてシングルノズルタイプに代えて、フルートタイプの構成を採用してもよい。
〇 ニューマ装置の吸引ノズル48を吸引ダクト43に接続する代わりに、接続管46から分岐させる構成としてもよい。
【0070】
○ 吸引部32の負圧源(吸引ダクト43)とニューマ装置の負圧源とを独立に設けてもよい。
〇 駆動源としてフロントボトムローラ12に代えて、機台のギヤエンドに設けられたモータによりギヤ列を介して駆動される駆動軸を新たに設けてもよい。
【0071】
○ 精紡機のドラフト装置に限らず、他の紡機のドラフト装置に適用してもよい。
前記実施の形態から把握される発明(技術的思想)について、以下に記載する。
【0072】
(1) 請求項1〜請求項のいずれか一項に記載の発明において、前記支持部は紡機機台の前側斜め上方に向かって延びる嵌合凹部を有している。
(2) 請求項1〜請求項及び(1)のいずれか一項に記載の繊維束集束装置を備えたリング精紡機。
【0073】
【発明の効果】
以上詳述したように請求項1〜請求項に記載の発明によれば、繊維束集束装置を構成する駆動ローラ及び吸引部を所定数の複数錘毎にユニット化して、組み付けや保全、あるいは通気エプロンの交換を簡単にできる。また、請求項4〜請求項に記載の発明によれば、従来のドラフト装置を備えた紡機の簡単な改造で実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 一実施の形態の一部破断概略側面図。
【図2】 吸引部とボトムニップローラとの関係を示す部分概略図。
【図3】 (a)は繊維束集束装置を繊維束移動方向前方から見た部分概略図、(b)は回転軸の正面図。
【図4】 図1の部分拡大図。
【図5】 エンドプラグの概略斜視図。
【図6】 (a)はローラスタンドの支持部を示す概略側面図、(b)はローラスタンドの中間に配設される支持部を示す概略側面図。
【図7】 吸引部の部分斜視図。
【図8】 図3(a)に対応する接続管を除去した状態の部分概略図。
【図9】 (a)は作用を示す部分模式図、(b)は下流側の吸引パイプがない場合の作用を示す模式図。
【図10】 従来技術の概略側面図。
【図11】 (a)は従来技術の正面図、(b)は(a)のB−B断面図。
【符号の説明】
12…駆動源としてのフロントボトムローラ、15a,37a…支持部、30…繊維束集束装置、31…送出部としてのニップローラ対、31a…ニップローラとしてのトップニップローラ、32…吸引手段としての吸引部、33…通気エプロン、34…回転軸、34a…ニップローラとしてのボトムニップローラ、38…軸受、39…被支持部としてのエンドプラグ、40…回転力伝達部としてのギヤ、43…吸引ダクト、44,45…吸引パイプ、44a,45a…吸引孔、46…接続管、F…繊維束。

Claims (8)

  1. 紡機のドラフトパートの最終送出ローラ対の下流側に設けられ、一対のニップローラを備えた送出部と、前記送出部のニップ点に対して少なくとも繊維束の移動方向の上流側に延びるように設けられた吸引孔を備えた吸引部と、前記送出部を構成するとともに前記吸引部に沿って回転される通気エプロンとを備え、前記ドラフトパートでドラフトされた繊維束を集束する繊維束集束装置であって、
    前記通気エプロンが巻き掛けられる位置とは長手方向で異なる位置において駆動源の回転力が伝達される回転力伝達部を有し、複数錘と対応する所定長さに形成され、各錘と対応する箇所に前記通気エプロンの一部が巻き掛けられて前記一対のニップローラの一方を構成する駆動ローラ部を有し、機台フレームに設けられた支持部に支持される被支持部を両端部に有する回転軸と、
    前記回転軸と平行に延び、前記吸引孔を各錘に対応して備えるとともに、前記吸引孔を覆う状態で前記通気エプロンの一部が巻き掛けられる摺動面を有する吸引パイプを備え
    前記吸引パイプと前記回転軸とは端部をエンドプラグで保持されるとともに、前記エンドプラグを介して前記吸引パイプと前記回転軸とが1ユニットとして前記支持部に支持される紡機における繊維束集束装置。
  2. 前記回転力伝達部は摩擦ローラである請求項1に記載の紡機における繊維束集束装置。
  3. 前記回転力伝達部はギヤである請求項1に記載の紡機における繊維束集束装置。
  4. 前記駆動源はフロントボトムローラである請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の繊維束集束装置。
  5. 前記吸引手段は紡機機台に設けられた吸引ダクトに連結されて負圧を前記吸引パイプに作用させる接続管を備え、前記吸引パイプは前記接続管に対して着脱可能に取り付けられている請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の繊維束集束装置。
  6. 前記被支持部は前記支持部に対してワンタッチで嵌合可能に形成されている請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載の紡機における繊維束集束装置。
  7. 前記吸引手段の一部が前記回転力伝達部のカバーの役割を果たすように、前記回転力伝達部の前側に配設されている請求項1〜請求項6のいずれか一項に記載の紡機における繊維束集束装置。
  8. 前記吸引部は前記吸引孔が前記ニップ点を挟んで、該ニップ点の上流側及び下流側の両方に位置するように設けられている請求項1〜請求項7のいずれか一項に記載の紡機における繊維束集束装置
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