JP2023108077A - 紡機の繊維束集束装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】繊維束を搬送するデリベリボトムローラの回転軸を駆動するカウンターシャフトにおいて、駆動ギアを速やかに交換する。【解決手段】繊維束Fを搬送するデリベリボトムローラ112を回転させる回転軸111を有し、ドラフトされた繊維束Fを集束するコンデンスユニット110と、回転軸111を駆動するカウンターシャフト130とを備え、回転軸111には、カウンターシャフト130からの駆動を受ける受動ギア113が取り付けられ、カウンターシャフト130には、受動ギア113に噛合する駆動ギア132が取り付けられ、複数のカウンターシャフト130が、複数のコンデンスユニット110に対応して、カップリング150により連結され、駆動ギア132の幅をW、カップリング150により相互に連結されるカウンターシャフト130の端部の間隔をdとした場合、W>d≧(1/4)・Wを満足する。【選択図】図1

Description

本発明は、紡機の繊維束集束装置に関する。
ドラフト装置によってドラフトされた繊維束を撚り掛けの前に予め集束し、毛羽の低減や糸強力等の糸品質の向上を目的とした繊維束集束装置が種々提案されている。
この種の繊維束集束装置は、繊維束を送出するデリベリボトムローラが設けられた回転軸を回転させるためのカウンターシャフトを備えている。そして、カウンターシャフトに設けられた駆動ギアと回転軸に設けられた受動ギアとが噛み合い、カウンターシャフトから回転軸に回転力が伝達される。
繊維束集束装置において、デリベリボトムローラが設けられた回転軸と、回転軸に回転力を伝達するカウンターシャフトとの関係は、以下の特許文献1に提案されている。
欧州特許公開EP1479908号公報
紡機において、複数の繊維束集束装置が1ユニットとして並列に設けられ、更に複数のユニットが並列に設けられている。この複数ユニットの繊維束集束装置に対応して、紡機では、駆動ギアを有するカウンターシャフトが複数本連接されて構成されている。
カウンターシャフトに設けられた駆動ギアは、操業中の異物の噛み込み等に起因する損傷や摩耗により、臨時にあるいは定期的に交換が必要になることがある。
駆動ギアを交換する場合、複数ユニット分の一連のカウンターシャフトを紡機から引き抜いてから、ギアを交換する手法が存在する。この場合、紡機からカウンターシャフトを引き抜いて取り外し、駆動ギアの交換後に一連のカウンターシャフトを戻す作業が必要になる。これにより、駆動ギアの交換作業には多大な時間を要する。この結果、紡機の停止時間も増大し、生産性が低下する問題がある。
一方、駆動ギアを半割に構成しておき、交換対象の駆動ギアを分割して取り外す作業手法も存在する。この場合、駆動ギアを半割に構成することにより部品コストが上昇し、駆動ギアの回転バランスがとりにくくなり、更に締め付けネジの緩みによる信頼性の低下といった問題が発生する。
特許文献1では、カウンターシャフトの駆動ギア交換については何ら配慮されていない。このため、紡機の生産性を低下させず、特別な部品を使用することなく、カウンターシャフトの駆動ギアを速やかに交換することが望まれている。
本開示は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、繊維束を搬送するデリベリボトムローラの回転軸を回転駆動するカウンターシャフトにおいて、特別な部品を使用せず、生産性を低下させず、駆動ギアを速やかに交換することが可能な紡機の繊維束集束装置を提供することを目的とする。
この開示における紡機の繊維束集束装置は、回転軸に設けられ、繊維束を搬送するデリベリボトムローラ、繊維束に吸引作用を及ぼす吸引部、吸引部に沿って回転される通気エプロン、及び通気エプロンを介して圧接されるデリベリボトムローラと共に回転するデリベリトップローラを有し、ドラフトされた繊維束を集束するコンデンスユニットと、回転軸を駆動するカウンターシャフトと、を備え、回転軸には、カウンターシャフトからの駆動を受ける受動ギアが取り付けられ、カウンターシャフトには、受動ギアに噛合する駆動ギアが取り付けられ、複数のカウンターシャフトは、複数のコンデンスユニットに対応してカップリングにより連結され、駆動ギアの幅をW、カップリングにより相互に連結されるカウンターシャフトの端部の間隔をdとした場合、W>d≧(1/4)・Wを満足する。
この開示における紡機の繊維束集束装置において、 駆動ギアの幅をW、カップリングにより相互に連結されるカウンターシャフトの端部の間隔をd とした場合、W>d≧(1/2)・Wを満足することが望ましい。
この開示によれば、繊維束を搬送するデリベリボトムローラの回転軸を回転駆動するカウンターシャフトにおいて、特別な部品を使用せず、生産性を低下させず、駆動ギアを速やかに交換することが可能になる。すなわち、最大でも4個のカップリングを取り外し、カウンターシャフトを軸方向にずらすだけでよいので、複数ユニット分の一連のカウンターシャフトを紡機から引き抜いていた従来に比べて作業性が格段に向上する。
実施の形態1における紡機の繊維束集束装置の構成を示す構成図である。 実施の形態1における紡機の繊維束集束装置において、カウンターシャフトの駆動ギアを交換する様子を示す説明図である。
以下、紡機の繊維束集束装置の実施の形態につき、図面を用いて説明する。なお、各図において、同一部分には同一符号を付している。
実施の形態1.
はじめに、実施の形態1における紡機の繊維束集束装置100の基本的な構成について、図1を参照して説明する。図1は、実施の形態1における紡機の繊維束集束装置100の構成を示す構成図である。ここで、図1の(a)は繊維束集束装置100を示し、図1の(b)は繊維束集束装置100におけるカウンターシャフト130を示している。
[繊維束集束装置の構成]
繊維束集束装置100は、図示しないドラフト装置の下流側に設けられ、ドラフトされた繊維束を撚り掛けの前に予め集束し、毛羽の低減等の処理を行うものである。ここで、ドラフト装置は図1の(a)の紙面垂直方向奥側に設けられている。繊維束は、繊維束集束装置100により処理され、図1の(a)の紙面垂直方向手前側下方に向かって搬送される。
図1の(a)に示すように、繊維束集束装置100は、主に、コンデンスユニット110と、サポートプレート120と、カウンターシャフト130とを備えている。
コンデンスユニット110には、回転軸111と、デリベリボトムローラ112と、吸引部114と、通気エプロン116と、デリベリトップローラ118と、エンドプラグ119とが設けられている。
回転軸111には、複数のデリベリボトムローラ112と、受動ギア113とが設けられている。カウンターシャフト130には、駆動ギア132が設けられている。カウンターシャフト130の駆動ギア132が駆動することにより回転軸111の受動ギア113が回転させられる。すなわち、回転軸111には、カウンターシャフト130からの駆動を受ける受動ギア113が取り付けられている。受動ギア113の回転に伴い、回転軸111と共にデリベリボトムローラ112が回転することにより、通気エプロン116を回転駆動すると共に繊維束Fが搬送される。
吸引部114は、複数の吸引孔を備えている。吸引部114は、搬送される繊維束Fに対して、通気エプロン116を介して吸引作用を及ぼす。通気エプロン116は、通気性を確保できる無端状の織布により形成され、デリベリボトムローラ112と吸引部114と図示されない案内部とに巻掛けられている。デリベリトップローラ118は、通気エプロン116を介して圧接されるデリベリボトムローラ112と共に回転し、繊維束Fを搬送する。
隣接するサポートプレート120の間には、8錘分のコンデンスユニット110が配置されている。機台長手方向には、8錘分のコンデンスユニット群を1つの単位として、複数単位のコンデンスユニット群が延設されている。回転軸111は、以上の8錘分のコンデンスユニット群に対応する所定長さに形成されている。エンドプラグ119は、回転軸111の両端に設けられている。エンドプラグ119は、回転軸111を回転可能な状態でサポートプレート120に支承されるようにする。なお、サポートプレート120は、図示されないローラスタンドに固定されている。
カウンターシャフト130は、8錘分のコンデンスユニット群に対応する所定長さに形成されている。カウンターシャフト130は、ベアリング140を介して、図示しないローラスタンドに支承されている。カウンターシャフト130には、回転軸111の受動ギア113に噛合する駆動ギア132が取り付けられている。カウンターシャフト130は、駆動ギア132と受動ギア113とを介して、回転軸111を駆動する。機台長手方向には、複数単位のコンデンスユニット群に対応して、複数のカウンターシャフト130がカップリング150を介して接続されている。
繊維束Fは、カウンターシャフト130により駆動された回転軸111の回転に応じて回転するデリベリボトムローラ112及びデリベリトップローラ118に挟まれ、通気エプロン116を介して吸引部114に吸引されつつ、搬送される。
紡出条件によっては、駆動ギア132の反力が大きくなることがある。そこで、カウンターシャフト130における駆動ギア132の取付位置を、ローラスタンドまたはサポートプレート120から数えて1錘目と2錘目の間に決定する必要がある。この場合、カップリング150を、サポートプレート120及びローラスタンドから数えて、2錘目と3錘目の間に設けてもよい。以上のように、カウンターシャフト130において、カップリング150の位置、または、駆動ギア132とカップリング150との位置を選定することで、カウンターシャフト130の振れ回りと曲がりとを低減することができ、糸品質に対する影響を最小に抑えることができる。
実施の形態1において、駆動ギア132の幅を、図1の(b)に示すように「W」とする。カップリング150により相互に連結されるカウンターシャフト130の端部の間隔をdとする。カップリング150は、ボルト等の締結によりカウンターシャフト130を相互に連結することが可能であると共に、ボルト等の締結解除によりカウンターシャフト130の相互連結を解除することが可能である。
実施形態1において、カップリング150の解除個数n=4とした場合、W>d≧(1/n)すなわち、W>d≧(1/4)・Wの条件式を満足するように構成されている。
望ましくは、カップリング150の解除個数を3とした場合、W>d≧(1/3)・Wの条件式を満足するように構成されている。更に望ましくは、カップリング150の解除個数を2とした場合、W>d≧(1/2)・Wの条件式を満足するように構成されている。
[駆動ギアの交換手順]
つぎに、カウンターシャフト130に設けられた駆動ギア132の交換について、図2を参照して説明する。図2は、実施の形態1における紡機の繊維束集束装置100において、カウンターシャフト130の駆動ギア132を交換する様子を示す説明図である。
図2の(a)において、3本のカウンターシャフト130a、130b及び130cが、それぞれカップリング150a及び150bにより連結された様子が示されている。カウンターシャフト130aには、駆動ギア132aが取り付けられている。
ここで、駆動ギア132aを交換する場合について、条件式中のカップリング150の解除個数を2とした場合の具体例を以下に説明する。ここでは、交換対象となる駆動ギア132aをカップリング150aの位置で取り外すため、2個のカップリング150a及び150bが締結解除の対象となる。
図2の(b)において、カップリング150a及び150bの締結解除により、3本のカウンターシャフト130a、130b及び130cの連結を解かれた様子を示している。ここでは、3本のカウンターシャフト130a、130b及び130cから、カップリング150a及び150bを取り除いた状態が破線で示されている。
図2の(c)において、2個のカップリング150a及び150bの締結解除によって連結を解かれた1本のカウンターシャフト130bの位置を、交換対象の駆動ギア132aの反対側の軸方向にずらす。すなわち、カップリング150bが存在していた領域における間隔dを詰めるように、カウンターシャフト130bを軸方向にずらす。
この結果、カップリング150aが存在していた領域における間隔dに、カップリング150bが存在していた領域における間隔dが加算される。すなわち、カウンターシャフト130aとカウンターシャフト130bとの間に、d+d=2dの隙間が生成される。
ここで、W>d≧(1/2)・Wの条件式を分解すると、W>d、かつ、W≦2dである。
すなわち、駆動ギア132aの幅Wは、カップリング150aにより相互に連結されるカウンターシャフト130a及び130bの端部の間隔dより大きい。このため、カップリング150aを締結解除しただけでは、駆動ギア132aは間隔dの隙間を通ることができないため、取り外すことができない。
一方、図2の(c)のようにカウンターシャフト130aとカウンターシャフト130bとの間隔を2dに拡張した場合、W≦2dであるため、幅Wの駆動ギア132aは、カウンターシャフト130aとカウンターシャフト130bとの間の拡張された間隔2dの隙間を通ることができるようになる。
この状態の具体的数値としては、例えば、W=20mm、d=17mmとすることができる。幅20mmの駆動ギア132aは、2倍に拡張された2d=34mmの間隔の隙間を通ることができる。
以上により、図2の(d)のように、カップリング150a及び150bの締結解除と、カウンターシャフト130bの軸方向の移動とにより、駆動ギア132aをカウンターシャフト130bの方向に移動させてから、拡張された間隔2dの隙間から駆動ギア132aのみを取り外すことができる。
そして、図2の(d)、(c)、(b)及び(a)のように逆の手順をとることで、新たな駆動ギア132aをカウンターシャフト130aの元の位置に取り付け、紡機の繊維束集束装置100を動作可能な状態に速やかに戻すことができる。この場合、最小の2個のカップリング150を取り外し及び取り付けすればよく、作業性は良好である。
すなわち、繊維束Fを搬送するデリベリボトムローラ112の回転軸111を回転駆動するカウンターシャフト130において、半割の駆動ギア等の特別な部品を使用せず、連結された複数のカウンターシャフト130全体を機台から引き抜く必要がなく、生産性を低下させず、駆動ギア132aのみを取り外して速やかに交換することが可能になる。
以上の具体例では、取り外すカップリング150の個数を最小の2個とする、W>d≧(1/2)・Wの条件式の説明してきた。これ以外に、取り外すカップリング150の個数が3個であるW>d≧(1/3)・W、取り外すカップリング150の個数が4個であるW>d≧(1/4)・W、とすることができる。
ここで、W>d≧(1/3)・Wの場合について説明する。この場合、2本のカウンターシャフト130を連結している3個のカップリング150の締結を解除する。そして、3個のカップリング150の締結解除によって連結を解かれた2本のカウンターシャフト130の位置を、交換対象の駆動ギア132の取り外し予定領域を拡張するように、軸方向にずらす。
この結果、駆動ギア132近傍領域の間隔dに、2本のカウンターシャフト130をずらしたことによる間隔2dが加算される。すなわち、交換対象の駆動ギア132の取り外し予定領域に、拡張された3dの隙間が生成される。
カウンターシャフト130との間隔を3dに拡張した場合、W≦3dであるため、駆動ギア132aの幅Wは、カウンターシャフト130aとカウンターシャフト130bとの間に生成された間隔3dの隙間を通ることができるようになる。
この状態の具体的数値としては、例えば、W=20mm、d=8mmとすることができる。幅20mmの駆動ギア132は、本来の8mmの隙間を通ることはできないが、3倍に拡張された3d=24mmの隙間を通ることができる。
詳細説明を省略するが、取り外すカップリング150の個数が4個であるW>d≧(1/4)・Wの場合も、同様に駆動ギア132を容易に交換することができる。この状態の具体的数値としては、例えば、W=20mm、d=6mmとすることができる。従って、Wとdの差が大きい場合、dが小さい場合などに有効である。幅20mmの駆動ギア132は、本来の6mmの隙間を通ることはできないが、4倍に拡張された4d=24mmの隙間を通ることができる。
そして、以上の条件式、W>d≧(1/2)・W、W>d≧(1/3)・W、及びW>d≧(1/4)・Wのいずれかを満足するように、数値または係数を決定することで、繊維束集束装置100において、繊維束Fを搬送するデリベリボトムローラ112の回転軸111を回転駆動するカウンターシャフト130において、特別な部品を使用せず、生産性を低下させず、駆動ギア132を速やかに交換することが可能になる。
すなわち、駆動ギア132を交換する際に、2~4個のカップリング150を解除し、1~3本のカウンターシャフト130を移動させるだけでよいため、それ以外の領域に影響を与えることがない。
従って、最大でも4個のカップリング150を取り外し、カウンターシャフト130を軸方向にずらすだけでよいので、複数ユニット分の一連のカウンターシャフト130を紡機から引き抜いていた従来に比べて作業性が格段に向上する。
[その他の実施の形態]
カップリング150は、その構造上、アンバランスな回転特性を有することがある。このようなカップリング150のアンバランスな回転特性に起因して、カウンターシャフト130は、回転中に振れ回り運動が発生することがある。従って、カップリング150は、カウンターシャフト130を支承するベアリング140の近くに敷設することが望ましい。一方、機台のレイアウト上の制約として、ベアリング140が固定されているローラスタンドを中心にして±30mm程度の位置には繊維束Fの通り道である紡出部(糸道とも言う)が存在する。このため、紡出部を避けてカップリング150を設ける必要がある。カップリング150のアンバランス力>駆動ギア132の反力、の条件を満たす場合、カップリング150を1錘目と2錘目の間に設けてもよい。
[実施の形態により得られる効果]
以上説明したように、実施の形態によれば、以下に示す効果を得ることができる。
本開示における紡機の繊維束集束装置100は、回転軸111に設けられ、繊維束Fを搬送するデリベリボトムローラ112、繊維束Fに吸引作用を及ぼす吸引部114、及び吸引部114に沿って回転される通気エプロン116を有し、ドラフトされた繊維束Fを集束するコンデンスユニット110と、回転軸111を駆動するカウンターシャフト130と、を備え、回転軸111には、カウンターシャフト130からの駆動を受ける受動ギア113が取り付けられ、カウンターシャフト130には、受動ギア113に噛合する駆動ギア132が取り付けられ、複数のカウンターシャフト130が、複数のコンデンスユニット110に対応して、カップリング150により連結され、駆動ギア132の幅をW、カップリング150により相互に連結されるカウンターシャフト130の端部の間隔をd、とした場合、W>d≧(1/4)・Wを満足するように構成されている。
これにより、繊維束集束装置100において、繊維束Fを搬送するデリベリボトムローラ112の回転軸111を回転駆動するカウンターシャフト130において、特別な部品を使用せず、生産性を低下させず、駆動ギア132を速やかに交換することが可能になる。そして、最大でも4個のカップリング150を取り外し、カウンターシャフト130を軸方向にずらすだけでよいので、複数ユニット分の一連のカウンターシャフト130を紡機から引き抜いていた従来手法に比べて作業性が格段に向上する。
この開示における紡機の繊維束集束装置100において、駆動ギア132の幅をW、カップリング150により相互に連結されるカウンターシャフト130の端部の間隔をdとした場合、W>d≧(1/2)・Wを満足することが望ましい。この場合、最低限の2個のカップリング150を取り外し、カウンターシャフト130を1本だけ軸方向にずらせばよいので、複数ユニット分の一連のカウンターシャフトを紡機から引き抜いていた従来に比べて作業性が格段に向上する。従って、特別な部品を使用せず、生産性を低下させず、駆動ギア132を速やかに交換することが可能になる。そして、紡機の繊維束集束装置100において、カップリング150の解除により連結を解かれたカウンターシャフト130以外の領域に対して、駆動ギア132の交換による影響をなくすことができる。
100 繊維束集束装置、110 コンデンスユニット、111 回転軸、112 デリベリボトムローラ、113 受動ギア、114 吸引部、116 通気エプロン、118 デリベリトップローラ、119 エンドプラグ、120 サポートプレート、130,130a,130b,130c カウンターシャフト、132,132a 駆動ギア、140 ベアリング、150,150a,150b カップリング、F 繊維束。

Claims (2)

  1. 回転軸に設けられ、繊維束を搬送するデリベリボトムローラ、前記繊維束に吸引作用を及ぼす吸引部、前記吸引部に沿って回転される通気エプロン、及び前記通気エプロンを介して圧接される前記デリベリボトムローラと共に回転するデリベリトップローラを有し、ドラフトされた繊維束を集束するコンデンスユニットと、
    前記回転軸を駆動するカウンターシャフトと、
    を備え、
    前記回転軸には、前記カウンターシャフトからの駆動を受ける受動ギアが取り付けられ、
    前記カウンターシャフトには、前記受動ギアに噛合する駆動ギアが取り付けられ、
    複数の前記カウンターシャフトは、複数の前記コンデンスユニットに対応してカップリングにより連結され、
    前記駆動ギアの幅をW、前記カップリングにより相互に連結される前記カウンターシャフトの端部の間隔をdとした場合、W>d≧(1/4)・Wを満足する、
    紡機の繊維束集束装置。
  2. 前記駆動ギアの幅をW、前記カップリングにより相互に連結される前記カウンターシャフトの端部の間隔をd とした場合、W>d≧(1/2)・Wを満足する、
    請求項1に記載の紡機の繊維束集束装置。
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