JP3807437B2 - 角速度センサ - Google Patents

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Description

本発明は航空機、自動車、ロボット、船舶、車両等の姿勢制御やナビゲーションシステム等に用いられる角速度センサに関する。
従来の角速度センサとしては、特許文献1に記載されたものが知られている。この角速度センサについて図8を用いて説明する。
図8は従来の角速度センサの斜視図である。図8において、角速度センサ101は、シリコンなどの非圧電材料からなる音叉102、アーム103、アーム104、基部105、アーム103の上に設けられた下部電極106、アーム104の上に設けられた下部電極107、下部電極106の上に設けられた圧電薄膜108、下部電極107の上に設けられた圧電薄膜109、圧電薄膜108の上に設けられた上部電極110及び上部電極111、圧電薄膜109の上に設けられた上部電極112及び上部電極113で構成されている。そして、上部電極110、111、112、113に交流電圧を印加することにより音叉102が共振する。
上述の角速度センサ101の音叉102は、直交する2つの振動モード(X方向の振動モードとZ方向の振動モード)を有している。音叉102は、その一方の振動モード(例えばX方向の振動モード)のみが駆動される。この状態で、上述の直交する2つの振動モードの軸(X軸、Z軸)と互いに直交する軸(Y軸)を中心に回転角速度が印加された時、音叉102はコリオリ力によってもう一方(Z方向)の振動モードが励振される。角速度センサ101は、この原理を利用している。このような角速度センサ101の構成において、印加された角速度に対して信頼性の高い検出信号を得るためには、音叉102の直交する2つの振動モード(X方向の振動モードとZ方向の振動モード)の共振周波数は離れていることが必要となる。しかし、印加された角速度に対して検出信号の感度を向上させるためには、音叉102の直交する2つの振動モード(X方向の振動モードとZ方向の振動モード)の共振周波数が互いに近接していることが有利となる。すなわち、印加された角速度に対する検出信号の信頼性と感度の観点から、2つの共振周波数は結合を起こさない程度に十分接近していることが望ましい。しかし、印加された角速度に対する検出信号の感度の信頼性に関して、音叉を構成する材料の結晶の面方位による弾性率の違いと共振周波数の観点から考察した文献は上述の特許文献1を含めてこれまでになかった。
米国特許第5438231号公報
上述の点について、以下に詳述する。共振周波数fは、(数1)で表される。ここで、cは弾性率を、ρは密度を、dはアームの幅を、lはアームの長さを夫々表している。
Figure 0003807437
上記(数1)より、音叉102のX方向の振動モードの共振周波数は、弾性率cによって変化することは明らかである。ところで、従来の角速度センサでは、アーム103、104の側面に結晶の面方位としてどの面を選択するかによって、音叉102のX方向(駆動方向)の弾性率cがばらつき、印加された角速度に対する検出信号の感度がばらつくといった信頼性の低下を招くという課題があった。
振動体を備えた角速度センサにおいて、その振動体は面方位(100)を主面とするシリコン基板で形成され、その振動体の駆動方向とほぼ直交する面が弾性率の方位角のずれに対して変化の少ない面方位である角速度センサ。
本発明による角速度センサは、面方位(100)を主面とするシリコン基板で形成された振動体を備え、その振動体の駆動方向とほぼ直交する面が弾性率の方位角依存性の少ない面方位となるように構成されている。こうすることで、本発明による角速度センサは、振動体の駆動共振周波数の変動が小さく抑えることができ、印加された角速度に対する検出信号の感度の信頼性を向上させることができる。
本発明は、上述した従来方式での課題を解決し、振動体の駆動共振周波数のばらつきを抑え、印加された角速度に対する検出信号の感度の信頼性を向上させた角速度センサを提供することを目的とする。
以下、本発明の実施の形態について、図1から図7を用いて説明する。本発明の角速度センサは振動体を有しているが、以下に示す実施の形態では、その振動体として音叉を採用した場合を例に挙げて説明する。
(実施の形態1)
図1は本発明の角速度センサの実施の形態1の斜視図、図2は図1の角速度センサのA−A断面図、図3はシリコン基板内の角速度センサの配置図、図4は図3に示すシリコン基板の面方位図、図5は図3に示すシリコン基板の弾性率と方位角度との関係を示す特性図である。
図1の矢印X、矢印Y、矢印Zはそれぞれお互いに直交する3つの方向を示している。また、以降の説明では、矢印X、矢印Y、矢印Zはそれぞれ方向X、方向Y、方向Zとも記載される。図1、図2、図3に示すように、平行な2本のアーム1及びアーム2と、この2本のアーム1及びアーム2を連結する基部3を有した振動体としての音叉4は、非圧電材料のシリコンからなる。音叉4の主面5はシリコン基板30の面方位(100)である。また、この主面5は図3に示されたシリコン基板30のオリフラ31を基準にしてアーム1及びアーム2のそれぞれの側面6及び側面7が面方位(001)であって、アーム1及びアーム2の長手方向(Y方向)に直交する面が面方位(010)になるように形成されている。第1の電極10はアーム1の主面5上にあって、アーム1の中心線8の内側に設けられている。第2の電極11はアーム1の主面5上にあって、中心線8の外側に設けられている。第1の電極10と第2の電極11はそれぞれ離間されている。第1の電極12はアーム2の主面5上にあって、アーム2の中心線9の内側に設けられている。第2の電極13はアーム2の主面5上にあって、中心線9の外側に設けられている。第1の電極12と第2の電極13はそれぞれ離間されている。第1の圧電薄膜14、16はそれぞれ中心線8、9の内側にあって、かつ、第1の電極10、12上にそれぞれ設けられている。第2の圧電薄膜15、17はそれぞれ中心線8、9外側にあって、かつ、第2の電極11、13上にそれぞれ設けられている。第3の電極18、20は第1の圧電薄膜14、16の上にそれぞれ設けられている。第4の電極19、21は第2の圧電薄膜15、17の上にそれぞれ設けられている。
以上の第1の電極10、12、第2の電極11、13、第1の圧電薄膜14、16、第2の圧電薄膜15、17、第3の電極18、20、第4の電極19、21により駆動部が構成されている。
第5の電極22はアーム1の主面5上であって基部3よりの側に設けられている。かつ、第5の電極22は、第1の電極10と第2の電極11に対して離間して設けられている。第6の電極23は、第5の電極22上に設けられた第3の圧電薄膜26上に設けられている。尚、第3の圧電薄膜26は、図1と図3では第6の電極23で隠れていて見えていないが、断面図である図6Dに明示されている。同じく、第5の電極24はアーム2の主面5上であって基部3よりの側に設けられている。かつ、第5の電極24は、第1の電極12と第2の電極13に対して離間して設けられている。第6の電極25は、第5の電極24上に設けられた第3の圧電薄膜27上に設けられている。尚、第3の圧電薄膜27は、図1と図3では第6の電極25で隠れていて見えていないが、断面図である図6Dに明示されている。
以上の第5の電極22、24、第3の圧電薄膜26、27、第6の電極23、25により検知部が構成されている。
上述のようにして、角速度センサ50が構成されている。
次に、角速度センサ50の動作原理について説明する。
図1、図2において、第1の電極10と第3の電極18との間、第1の電極12と第3の電極20との間、第2の電極11と第4の電極19との間、第2の電極13と第4の電極21との間にそれぞれ20V程度の直流電圧を印加すると、第1圧電薄膜14、16、第2の圧電薄膜15、17の分極はそれぞれ一定方向に揃う。同じく、第5の電極22と第6の電極23との間、第5の電極24と第6の電極25との間にそれぞれ20V程度の直流電圧を印加すると、第3の圧電薄膜26、27の分極は一定方向に揃う。
例えば、第1の電極10、12、第2の電極11、13、及び第5の電極22、24が高電位側になるように直流電圧を印加すると、第1の圧電薄膜14、16、第2の圧電薄膜15、17及び第3の圧電薄膜26、27の分極の方向は、第1の電極10、12、第2の電極11、13及び第5の電極22、24から第3の電極18、20、第4の電極19、21及び第6の電極23、25の方向に向く。この分極方向は、上述の直流電圧の印加を止めても一定方向のままで維持される。これは自発分極と呼ばれる。第1の圧電薄膜14、16、第2の圧電薄膜15、17及び第3の圧電薄膜26、27がこのような自発分極を持つとき、第3の電極18、20、第4の電極19、21及び第6の電極23、25が第1の電極10、12、第2の電極11、13及び第5の電極22、24よりも高電位の場合は、第1の圧電薄膜14、16、第2の圧電薄膜15、17及び第3の圧電薄膜26、27はそれぞれの分極の方向が緩和する方向に動く。従って、第1の圧電薄膜14、16、第2の圧電薄膜15、17及び第3の圧電薄膜26、27は分極と平行な方向に縮み、垂直な方向に伸びる。逆に、第3の電極18、20、第4の電極19、21及び第6の電極23、25が第1の電極10、12、第2の電極11、13及び第5の電極22、24よりも低電位の場合は、第1の圧電薄膜14、16、第2の圧電薄膜15、17及び第3の圧電薄膜26、27は分極と平行な方向に伸び、垂直な方向に縮む。
したがって、第1の電極10をGND電極又は仮想GND電極とし、第3の電極18に交流電圧を印加すると、第1の圧電薄膜14はY軸方向に伸び縮みする。以上は、アーム1上の内側に設けられた駆動部について説明したが、アーム1上の外側に設けられた駆動部、アーム2上の内側、外側に設けられた駆動部についても同様な動作をする。
また、図1、図2に示す第3の電極18と第4の電極19に互いに位相が180°異なる交流電圧を印加することで、第1の圧電薄膜14が伸びる時に第2の圧電薄膜15は縮む。逆に、第1の圧電薄膜14が縮む時に第2の圧電薄膜15は伸びる。
以上の原理に基づき、第3の電極18、20に同位相、第4の電極19、21に対しては第3の電極18、20と逆位相の交流電圧を印加すると、アーム1とアーム2は互いに逆方向(X方向)に音叉振動する。
また、アーム1、2は形状に依存した固有共振周波数を有している。第3の電極18、20、第4の電極19、21に印加する交流電圧の周波数をこの形状の固有の共振周波数と同じにすれば、アーム1、2はX方向(駆動方向)へ駆動共振させられる。X方向(駆動方向)で共振している状態でY軸の回りに角速度が印加されると、アーム1、2はコリオリ力によりZ方向(検出方向)に互いに逆向きに撓む。この撓みによりアーム1、2上にそれぞれ設けられている第3の圧電薄膜26、27には、それぞれ逆向きの電荷が発生する。この逆向きの電荷を第6の電極23、25が検出することにより、印加された角速度に対応した出力が得られる。
なお、アーム1、2はX方向(駆動方向)へ動く振動モードと、Z方向(検出方向)へ動く振動モードを持っている。この2つの振動モードの共振周波数を同じに設定すると、駆動共振によって検出側(Z方向)にも共振が発生するので、コリオリ力によって発生したひずみの識別が困難となる。そのため、検出側(Z方向)の共振周波数は駆動側(X方向)の共振周波数と少し異なる設定にして検出側(Z方向)の共振周波数と駆動側(X方向)の共振周波数の結合を抑制する必要がある。
しかし、大きく異なる周波数に設定すると、検出側(Z方向)にコリオリ力が発生しても駆動側(X方向)の共振周波数と離れているため、検出側(Z方向)は大きな振動が発生しなくなる。つまり駆動側(X方向)の共振周波数と検出側(Z方向)の共振周波数とは、結合を起こさない程度には離し、検出側(Z方向)の感度を高めるためには両共振周波数は近くに設定する必要がある。
本実施の形態においては、アーム1、2の駆動方向(X方向)の幅を検出方向(Z方向)の厚みより大きくした例について、説明する。一例として、図2に示すようにアーム1、2の幅を0.2mm、厚みを0.19mmにしている。この音叉4の駆動方向(X方向)の共振周波数は例えば22kHz、検出方向(Z方向)の共振周波数は例えば20kHzになる。
ここで、図4に示すようにシリコンの面方位(100)、面方位(010)、面方位(001)はそれぞれ垂直な面の関係にあり、<010>方位と<011>方位、<011>方位と<001>方位はそれぞれ45°異なる関係にある。
また、図5はシリコンの方位角度と弾性率との関係を示している。横軸は<010>方位を基準とした方位角度を表し、縦軸は弾性率を表している。図5に示すように、面方位(100)のシリコンの弾性率は<010>方位近傍(即ち方位角度が0°近傍)、<011>方位近傍(即ち方位角度が45°近傍)、<001>方位近傍(即ち方位角度が90°近傍)では弾性率の方位角度に対する変動量が少ない。<010>方位と<001>方位の弾性率は同じである。このように面方位(100)のシリコンの弾性率に関しては、方位角度が45°周期で弾性率の方位角度依存性が少ないところがあり、弾性率自体は方位角度が90°周期で変化する。つまり、図3に示すように面方位(100)のシリコン基板30を用いて立体的に形成した音叉4のアーム1、2の長手方向(Y方向)を<010>方位で構成することにより、音叉4の駆動方向(X方向)が<001>方位となる。また、検出方向(Z方向)が<100>方位であるため、駆動方向(X方向)と検出方向(Z方向)の振動モードにおいて、弾性率をほぼ同じにすることができるとともに方位角度ずれに対する弾性率の変化を少なくできる。従って、駆動方向(X方向)の共振周波数のばらつきが小さくなり高精度化が図れるため、印加された角速度の検出信号の感度の信頼性が向上する。同じく、音叉4のアーム1、2の長手方向(Y方向)を<001>方位で構成し、駆動方向(X方向)が<010>方位になるように構成しても同様の効果が得られる。
なお、上記の説明では、面方位(100)に着目して、面方位(100)における方位<100>、方位<010>、方位<001>と弾性率との関係を記載した。面方位(010)や面方位(001)のの場合についても、弾性率は方位<100>、方位<010>、方位<001>に依存して変化する。これは即ちシリコンの結晶性は対称軸を有しており、<100>、<010>、<001>は対称な軸であるからである。よって、本発明では主面を(100)としたが、(010)、(001)としてもよく、これは便宜上、方位の名前が変わるだけで実質的には全く同じことが適応される。即ち、面方位を決定すればそれに対する3つの方位が一義的に決定される。そうして、これら2つの面方位においても、方位角度と弾性率との関係は図5に示された関係と同等の特徴を有する。
次に、本実施の形態に示す角速度センサの製造方法について、以下に説明する。
図6A〜図6Hは、図3に示された角速度センサのD−D断面を用いて説明した製造工程図である。
図6Aに示されたように面方位(100)で厚み200μm程度のシリコン基板30が準備される。次に、図6Bに示されるように、シリコン基板30の主面5上に貴金属材料と酸化されやすい材料との合金膜がスパッタもしくは蒸着により2000Å程度の厚みに成膜される。貴金属材料と酸化されやすい材料との合金膜としては、白金(Pt)−チタン(Ti)またはイリジウム(Ir)−チタン(Ti)などである。この成膜によって下部電極膜40が形成される。さらにこの下部電極膜40の上にチタン酸ジルコン酸鉛(PZT)などの圧電材料がスパッタにより1〜4μm程度の厚みに成膜され、圧電薄膜41が形成される。この圧電薄膜41の上に金(Au)、クロム(Cr)、アルミニウム(Al)、銅(Cu)、チタン(Ti)などの材料からなる上部電極膜42がスパッタあるいは蒸着により2000Å程度の厚みに成膜される。
次に、図6Cに示されるように、上部電極膜42の上にレジスト43がパターンニングされる。このレジスト43は、所定の形状である第3の電極18、20、第4の電極19、21、第6の電極23、25、第1の圧電薄膜14、16、第2の圧電薄膜15、17、第3の圧電薄膜26、27とをフォトリソグラフィ技術を用いて形成するためにパターンニングされる。続いて、図6Dに示されるように上部電極膜42および圧電薄膜41がエッチングされる。そうして、図6Eに示されるようにレジスト44がパターンニングされる。このレジスト44は、フォトリソグラフィ技術を用いて所定の形状である第1の電極10、12、第2の電極11、13、第5の電極22、24を形成するために作成される。レジスト44は、第3の電極18、20、第4の電極19、21、第6の電極23、25、第1の圧電薄膜14、16、第2の圧電薄膜15、17、第3の圧電薄膜26、27を覆うように形成され、パターンニングされる。そうして、図6Fに示されるように下部電極膜40が所定形状にエッチングされる。
次に、図6Gに示されるように、第1の電極10、12、第2の電極11、13、第5の電極22、24、第1の圧電薄膜14、16、第2の圧電薄膜15、17、第3の圧電薄膜26、27、第3の電極18、20、第4の電極19、21、第6の電極23、25とシリコン基板30の主面5上を覆うように形成したレジスト45がパターンニングされる。このレジスト45は、フォトリソグラフィ技術を用いて所定の形状のシリコンからなる音叉4を形成するためにパターンニングされる。そうして、図6Hに示されるように、シリコン基板30は誘導結合型の反応性イオンエッチングされる。
上述の角速度センサの製造方法において、図6C、図6E、図6Gに示されたレジスト43、44、45のパターニングの際には、図3に示されているようにオリフラ31の位置を<011>方位として、このオリフラ31とフォトマスクとの位置を調整し、アーム1、2のそれぞれの側面46、47が(001)の面方位となるようにパターニングされる。また、図6Hに示されるアーム1、2の幅はシリコン基板30の厚みよりわずかに大きくなるように形成されているため、駆動側(X方向)の共振周波数が検出側(Z方向)の共振周波数より高くなる。
シリコン基板30を誘導結合性の反応性イオンエッチングする際は、少なくとも2種類以上のガスが用いられる。2種類以上のガスは少なくともエッチングを促進するガスとエッチングを抑制するガスであり、これによりエッチングの促進と抑制を高精度に行うことができる。その結果、シリコン基板30の主面5に対して垂直方向にのみエッチングが進行するようにできる。結果として、シリコン基板30の主面5に対して垂直な側面46、47が得られる。
さらに、図6Hに示されるように、音叉4がシリコン基板30内にほぼ同じ間隔D1、D2、D3になるように配置され、反応性イオンエッチングされる幅が均一になることで、エッチング状態が安定し、音叉4の切り出し断面がより垂直となる。つまり、アーム1、2の加工方法による幅の寸法精度が向上し、音叉4の駆動方向(X方向)での共振周波数のばらつきが小さくなり、高精度化が図れることで、印加された角速度の検出感度の信頼性がより一層向上する。
本実施の形態においては、第1の電極、第2の電極、第5の電極としての下部電極膜40に白金(Pt)−チタン(Ti)またはイリジウム(Ir)−チタン(Ti)を用いた例について説明した。しかし、下部電極膜40として下部(シリコン基板30)側に設けられたTi膜と上部(第1の圧電薄膜14,16、第2の圧電薄膜15、17、第3の圧電薄膜26、27)側に設けられたPt−Ti膜またはIr−Ti膜から構成されるのがより好ましい。この構成により、Ti膜はシリコン及びPt−Ti膜またはIr−Ti膜と密着性が強固で、Pt−Ti膜またはIr−Ti膜はPZT等の圧電薄膜の配向を良好にすることができる。
また、本実施の形態においては、白金(Pt)−チタン(Ti)またはイリジウム(Ir)−チタン(Ti)からなる下部電極膜40の上に直接圧電薄膜41を設けた構成とした例について説明した。しかし、Pt−Ti膜と圧電薄膜との間に、さらにランタン(La)とマグネシウム(Mg)が添加されたチタン酸鉛(PLMT)膜が設けられた構成にするのがより好ましい。この構成により、PZT等の圧電薄膜の良好な配向を得るための製造条件の許容範囲を広くすることができる。
また、本実施の形態においては、圧電薄膜としてチタン酸ジルコン酸鉛(PZT)を用いた例について説明した。しかし、圧電薄膜をマグネシウム(Mg)、ニオブ(Nb)、マンガン(Mn)の内から少なくとも1つが加えられたチタン酸ジルコン酸鉛(PZT)系から構成することも可能である。この構成により、PZTと同様に圧電薄膜の圧電定数が大きく、電気・機械変換効率が高くなり、印加された角速度に対する検出信号の高感度化を図ることができる。また、本実施の形態においては、圧電薄膜41は、PZTまたはMg、Nb、Mnの内から少なくとも一つが加えられたPZT系で構成されており、この圧電薄膜41の結晶構造のいずれかの面は、アーム1、2の主面に平行に優先的に配向している。そのため、印可された駆動電界の方向に対して複数の分極ベクトルの角度が前記優先的配向度に応じて等しくなり、印可された角速度に対する検出信号の安定性が図れる。
好ましくは、圧電薄膜41の結晶構造は菱面体晶構造もしくは正方晶構造であり、これの(001)面がアーム1、2の主面に平行に優先的に配向していることである。この構造により、圧電薄膜41の圧電特性は印可電圧に対して非線形性を持つことなく、より安定した角速度センサの駆動及び角速度の検出が行えるようになる。
また、別の目的のため好ましくは、圧電薄膜41の結晶構造は菱面体晶構造もしくは正方晶構造であり、これの(111)面がアーム1、2の主面に平行に優先的に配向していることである。この構造により、圧電薄膜41の圧電特性は印可電圧に対して非線形性を持つことになるが、印可する電圧が高電圧ほど高い圧電特性を示すようになり、より大きな駆動振幅を必要とする場合に有効である。
また、本実施の形態においては、駆動部がアーム1、2の中央部より先端側に設けられ、検知部がアーム1、2の中央部から基部3近傍の間に設けられた構成の例について説明した。しかし、駆動部を少なくともアーム1、2のいずれか一方の少なくともいずれか一方の主面のほぼ中央部から基部3近傍の間に設け、検知部は駆動部を構成する第1の電極10、12と第2の電極11、13よりもアーム1、2の先端側に設ける方がより好ましい。この構成により、アーム1、2の2次モードの共振周波数におけるアドミッタンスを小さくすることが可能となり、振動の安定性が高まり、印加された角速度に対する検出信号の精度が高くなる。
(実施の形態2)
図7は本発明の角速度センサの実施の形態2におけるシリコン基板内の配置図である。本実施の形態2において、実施の形態1において述べられた構成と同一構成部分には同一番号を付与して詳細な説明を省略し、異なる部分についてのみ詳述する。本実施の形態2において、実施の形態1と異なるのは、シリコン基板内における角速度センサの配置である。
図7において、オリフラ50は面方位(100)のシリコン基板30の主面5に垂直で、かつ、<01−1>方位に垂直である。アーム1、2の長手方向(Y方向)が<01−1>方位になるように選択されているため、駆動方向(X方向)は<011>方位となる。従って、図5に示すように駆動方向(X方向)となる<011>方位は、方位の角度ずれに対する弾性率の変化が少なくなり、且つ駆動方向(X方向)に対する弾性率が一段と大きくなる。これにより、音叉4の駆動方向(X方向)の共振周波数の変動が小さく抑えられ、且つ弾性率自体も大きい。そのため、音叉4の駆動方向(X方向)の共振周波数を大きくでき、印加された角速度に対する検出信号の感度の信頼性が向上し、且つ感度自体も大きくできる。
なお、実施の形態1および2においては、2本のアーム1、2と基部3から構成された音叉4について説明した。しかし、アームは1本あるいは3本以上であっても本発明は適応可能である。即ち、本発明の技術思想である方位の角度ずれに対する弾性率の変化が少なくなる面方位を選択すれば、駆動方向の共振周波数の変動が小さく抑えられ、印加された角速度に対する検出信号の感度の信頼性を向上させることができる。
以上のように本発明は、振動体を備えた角速度センサにおいて、その振動体は面方位(100)を主面とするシリコン基板から形成され、さらにその振動体の駆動方向とほぼ直交する面が弾性率の方位角依存性の少ない面方位となるように構成されている。そのため、面方位に多少のずれがあっても振動体の駆動共振周波数の変動が小さく抑えられ、印加された角速度に対する検出信号の感度の信頼性を向上させることができる。
また、本発明はアームの側面が弾性率の方位角依存性の少ない面方位となるように選択することも示した。こうすることで、面方位に多少のずれがあっても音叉の駆動共振周波数の変動が小さく抑えられ、印加された角速度に対する検出信号の感度の信頼性を向上させることができる。
また、本発明はアームの側面が(010)または(001)の面方位であることも示した。こうすることで、面方位に多少のずれがあっても音叉の駆動共振周波数の変動が小さく抑えられ、印加された角速度に対する検出信号の感度の信頼性を向上させることができる。
また、本発明はアームの側面が<011>方位であることも示した。こうすることで、面方位に多少のずれがあっても音叉の駆動共振周波数の変動が小さく抑えることができる。更に、弾性率自体も大きいため、音叉の駆動共振周波数を大きくでき、印加された角速度に対する検出信号の感度の信頼性を向上でき、且つ感度自体も大きくできる。
また、本発明はアームの検出方向(Z方向)の厚みを駆動方向(X方向)の厚みより薄くなるように構成することも示した。こうすることで、角速度センサの薄型化を図ることができる。
また、本発明は第1の電極、第2の電極、第5の電極は貴金属材料と酸化されやすい材料との合金膜からなるように構成することも示した。こうすることで、貴金属材料と酸化されやすい材料との合金膜はPZT等の圧電薄膜の配向を良好にすることができる。
また、本発明はその貴金属材料がPtまたはIrで構成することも示した。こうすることで、PtまたはIrからなる貴金属材料はPZT等の圧電薄膜の配向を良好にすることができる。
また、本発明はその酸化されやすい材料との合金膜がPt−Ti膜またはIr−Ti膜で構成することも示した。こうすることで、Pt−Ti膜またはIr−Ti膜からなる合金膜はPZT等の圧電薄膜の配向をさらに良好にすることができる。
また、本発明は第1の電極、第2の電極、第5の電極は下部に設けられたTi膜と上部に設けられたPt−Ti膜またはIr−Ti膜で構成することも示した。こうすることで、Ti膜はシリコンおよびPt−Ti膜またはIr−Ti膜と密着性が強固で、Pt−Ti膜またはIr−Ti膜はPZT等の圧電薄膜の配向を良好にすることができる。
また、本発明はPt−Ti膜と圧電薄膜またはIr−Ti膜と圧電薄膜の間に、さらにランタンとマグネシウムが添加されたチタン酸鉛(PLMT)膜が設けて構成することも示した。こうすることで、PZT等の圧電薄膜の良好な配向を得るための製造条件の許容範囲を広くすることができる。
また、本発明は圧電薄膜としてチタン酸ジルコン酸鉛(PZT)、または、Mg、Nb、Mnの内から少なくとも1つが加えられたチタン酸ジルコン酸鉛(PZT)系で構成することも示した。こうすることで、圧電薄膜の圧電定数が大きく、電気・機械変換効率が高くなり、印加された角速度に対する検出信号の高感度化を図ることができる。
また、本発明は圧電薄膜として、この結晶構造のいずれかの面が、アームの主面に優先的に配向した構造で構成することも示した。こうすることで、印可された駆動電界の方向に対して複数の分極ベクトルの角度が前記優先的配向度に応じて等しくなり、印可された角速度に対する検出信号の安定性が図れる。
また本発明は、圧電薄膜として、その結晶構造は菱面体晶構造もしくは正方晶構造であり、これの(001)面がアームの主面に平行に優先的に配向した構造で構成することも示した。こうすることで、圧電薄膜の圧電特性は印可電圧に対して非線形性を持つことなく、より安定した角速度センサの駆動及び角速度の検出が行えるようになる。
また、本発明は別の目的のため、圧電薄膜として、その結晶構造は菱面体晶構造もしくは正方晶構造であり、これの(111)面がアームの主面に平行に優先的に配向した構造で構成することも示した。こうすることで、圧電薄膜の圧電特性は印可電圧に対して非線形性を持つことになるが、印可する電圧が高電圧ほど高い圧電特性を示すようになり、より大きな駆動振幅を必要とする場合に有効である。
また、本発明は駆動部としていずれかのアームの少なくともいずれか一方の主面のほぼ中央部から基部近傍の間に設け、検知部は第1の電極と第2の電極よりもアームの先端側に設ることも示した。こうすることで、アームの2次モードの共振周波数におけるアドミッタンスを小さくすることが可能となり、振動の安定性が高まり、印加された角速度に対する検出信号の精度が高くなる。
また、本発明は少なくとも2種類以上のガスを用いた誘導結合性の反応性イオンエッチングにより面方位(100)を主面とするシリコン基板に対して垂直方向にエッチングし音叉を形成することも示した。こうすることで、アームの側面の主面に対する直交度を高精度にすることができる。
本発明による角速度センサは、面方位(100)を主面とするシリコン基板で形成された振動体を備え、その振動体の駆動方向とほぼ直交する面が弾性率の方位角依存性の少ない面方位となるように構成されている。こうすることで、本発明による角速度センサは、振動体の駆動共振周波数の変動が小さく抑えることができ、印加された角速度に対する検出信号の感度の信頼性を向上させることができる。
本発明の角速度センサの実施の形態1の斜視図 図1に示された角速度センサのA−A断面図 本発明における角速度センサのシリコン基板内の配置図 シリコン基板の面方位図 シリコン基板の弾性率と方位角度との関係を示す特性図 A〜Hは、本発明における角速度センサを図3のD−D断面を用いて説明した製造工程図 本発明の角速度センサの実施の形態2におけるシリコン基板内の配置図 従来の角速度センサの斜視図
符号の説明
1、2 アーム
3 基部
4 音叉
5 主面
6、7、46、47 側面
8、9 中心線
10、12 第1の電極
11、13 第2の電極
14、16 第1の圧電薄膜
15、17 第2の圧電薄膜
18、20 第3の電極
19、21 第4の電極
22、24 第5の電極
23、25 第6の電極
26、27 第3の圧電薄膜
30 シリコン基板
31、50 オリフラ
40 下部電極膜
41 圧電薄膜
42 上部電極膜
43、44、45 レジスト
50 角速度センサ

Claims (15)

  1. 振動体を備えた角速度センサにおいて、
    前記振動体は面方位(100)を主面とするシリコン基板形成され、前記振動体の駆動方向とほぼ直交する面が弾性率の方位角のずれに対して変化の少ない面方位である角速度センサ。
  2. 前記振動体は、
    1個または複数個のアームと、
    前記アームを連結する少なくとも1つの基部とを有した音叉と、
    少なくとも1つの前記アームの少なくとも1つの主面上の中心線を隔ててそれぞれ離間するように設けられた第1の電極及び第2の電極と、
    前記第1の電極及び前記第2の電極上にそれぞれ設けられた第1の圧電薄膜及び第2の圧電薄膜と、
    前記第1の圧電薄膜及び前記第2の圧電薄膜上にそれぞれ設けられた第3の電極及び第4の電極と
    を有する駆動部と、
    前記第1の電極及び前記第2の電極に対して離間するように設けられた第5の電極と、
    前記第5の電極上に設けられた第3の圧電薄膜と、
    前記第3の圧電薄膜上に設けられた第6の電極とを有する検知部と
    を備え、
    前記アームの駆動方向(X方向)とほぼ直交する側面が弾性率の方位角のずれに対して変化の少ない面方位であり、
    前記第3の電極及び前記第4の電極に互いに逆相の交流電圧を印加することにより前記音叉がX方向に共振し、
    前記第6の電極は、印加された角速度により前記アームの主面に直角の方向である検出方向(Z方向)に発生するコリオリ力に起因した振動によって生ずる電荷を検出する
    請求項1に記載の角速度センサ。
  3. 前記アームの側面は(010)面方位または(001)面方位である請求項2に記載の角速度センサ。
  4. 前記アームの側面は(011)面方位である請求項2に記載の角速度センサ。
  5. 前記アームは前記検出方向(Z方向)の厚みが前記駆動方向(X方向)の厚みより薄い請求項2に記載の角速度センサ。
  6. 前記第1の電極と前記第2の電極と前記第5の電極は貴金属材料と酸化されやすい材料との合金膜からなる請求項2に記載の角速度センサ。
  7. 前記貴金属材料は少なくとも白金(Pt)とイリジウム(Ir)の何れかを含む請求項6に記載の角速度センサ。
  8. 前記合金膜は白金(Pt)−チタン(Ti)膜またはイリジウム(Ir)−チタン(Ti)膜である請求項6に記載の角速度センサ。
  9. 前記第1の電極と前記第2の電極と前記第5の電極は
    下層に設けられたチタン(Ti)膜と、
    上層に設けられた白金(Pt)−チタン(Ti)膜またはイリジウム(Ir)−チタン(Ti)膜
    からなる請求項2に記載の角速度センサ。
  10. 前記白金(Pt)−チタン(Ti)膜と前記圧電薄膜との間、または前記イリジウム(Ir)−チタン(Ti)と前記圧電薄膜との間に、ランタン(La)とマグネシウム(Mg)が添加されたチタン酸鉛(PLMT)膜を更に有する請求項9に記載の角速度センサ。
  11. 前記第1の圧電薄膜と前記第2の圧電薄膜と前記第3の圧電薄膜は、チタン酸ジルコン酸鉛(PZT)、またはチタン酸ジルコン酸鉛(PZT)系かなり、
    前記チタン酸ジルコン酸鉛(PZT)系は、Mg、Nb、Mnの内から少なくとも1つが加えられている
    請求項2に記載の角速度センサ。
  12. 前記第1の圧電薄膜と前記第2の圧電薄膜と前記第3の圧電薄膜は、これらの結晶構造のいずれかの面が、前記アームの主面に平行に優先的に配向した請求項11記載の角速度センサ。
  13. 前記結晶構造が菱面体晶構造もしくは正方晶構造であり、前記優先的に配向した面は(001)面方位である請求項12記載の角速度センサ。
  14. 前記結晶構造が菱面体晶構造もしくは正方晶構造であり、前記優先的に配向した面は(111)面方位である請求項12記載の角速度センサ。
  15. 前記駆動部は、少なくともいずれか1個の前記アームの主面の中央部から前記基部の間に設けられ、
    前記検知部は前記第1の電極及び前記第2の電極よりも前記アームの先端側に設けられる
    請求項2に記載の角速度センサ。
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