JP4258466B2 - 圧電ジャイロ素子及び圧電ジャイロスコープ - Google Patents

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Description

本発明は、2軸方向の角速度を検出するための圧電ジャイロ素子及びこれを用いた圧電ジャイロスコープに関する。
従来より、船舶・航空機・自動車等の姿勢制御やナビゲーションシステム、ビデオカメラ等の手振れ防止及び検出等における回転角速度センサとして、また3次元立体マウス等の回転方向センサなどに圧電ジャイロスコープが広く利用されている。従来の多くの圧電ジャイロセンサは、一平面内の回転即ち一軸方向の角速度を検出する構造のものであり、2軸方向の角速度を検出するためには、2個の圧電ジャイロセンサを使用しかつ直交する向きに配置して使用しなければならない。
そこで、1個の圧電ジャイロセンサで2軸方向の角速度を検出することができる様々な構造のものが開発・提案されている。例えば、互いに直交する2軸を有する十字型の振動弾性体を有し、その2軸方向に互いに逆位相となるような屈曲振動モードで励振させる振動子を備えた振動ジャイロが知られている(特許文献1を参照)。このような構造の振動ジャイロも、装置全体が大型化し、コストが高くなる。
また、振動検出用の振動部材の一端を固定しかつ他端を回転運動させることにより、簡単な構造の1つのセンサで2軸の角速度を同時に検出できる角速度センサが提案されている(特許文献2を参照)。この角速度センサは、可撓性を有する柱体状の振動部材の各側面に圧電体と電極とをそれぞれ1対ずつ貼り付け、90°位相をずらした駆動出力信号で振動させることにより振動部材の自由端を回転運動即ち円運動させ、その際に作用した外力で発生するコリオリ力を利用して角速度を検出する、というものである。
特開平8−271256号公報 特許第3368006号公報(特開平7−92175)
しかしながら、上記特許文献2に記載される従来技術の角速度センサは、振動部材自体が収縮するのではなく、その側面に貼着したシート状圧電体を収縮させることにより振動させるので、圧電体の貼着状態によって振動ロスを生じ、駆動効率が低下する虞がある。更に、高い周波数で振動させると、圧電体が振動部材表面から剥離して、検出感度が大幅に低下したり喪失する虞がある。これらの問題は、振動部材を圧電材料に変えれば解消できるが、この従来の角速度センサの駆動電極構造では、圧電材料からなる振動部材を同様に円運動させることはできない。
そこで本発明は、上述した従来の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、圧電材料からなる角柱状の振動体を有する比較的簡単な構造で、小型化、低コスト化を図ることができ、2軸方向の角速度を同時にかつ高い駆動効率で高精度に検出することができる圧電ジャイロ素子及び圧電ジャイロスコープを提供することにある。
本発明によれば、上記目的を達成するために、断面矩形の角柱状をなし、その一端で固定される圧電振動体と、圧電振動体の対向する第1の側面に形成した第1の駆動電極と、圧電振動体の対向する第2の側面に、その幅方向に分離させて形成した第2及び第3の駆動電極と、圧電振動体の対向する第1の側面に形成した第1の検出電極と、圧電振動体の対向する前記第2の側面に形成した第2の検出電極とを備え、各駆動電極に位相差をもって駆動電流を印加することにより、圧電振動体がその他端で円運動するように振動させ、その振動の回転中心軸に関して直交する向きに作用するトルクにより生じる圧電振動体の撓みを検出電極から出力するようにした圧電ジャイロ素子が提供される。
第1〜第3の駆動電極にそれぞれ位相の異なる3相の駆動信号を印加することにより、圧電振動体自体に所望の円運動を起こさせることができ、高い駆動効率で高精度な検出が可能になる。しかも、構造が簡単で部品点数を少なく、低コスト化と共に、これを用いた圧電ジャイロスコープの小型化を図ることができる。また、発振周波数を高くしても従来技術のような剥離の問題が生じないので、高い設計自由度が得られる。特に圧電振動体が水晶で形成される場合、その外形はウエットエッチングにより加工でき、かつ各電極は蒸着により成膜することができ、高い加工精度をもって製造することができる。
或る実施例では、圧電振動体の対向する第2の側面に、その幅方向に第2及び第3の駆動電極と分離させて形成した第4の駆動電極を更に有する。この場合、圧電振動体は、第1〜第4の駆動電極にそれぞれ位相の異なる4相の駆動信号を印加することによって、その振動をより高精度に制御し、所望の円運動を起こすことができる。
本発明の別の側面によれば、上述した本発明の圧電ジャイロ素子と、該圧電ジャイロ素子の各駆動電極に駆動信号を印加するための駆動回路と、各検出電極からの出力を検出する検出回路とを備え、より構造が簡単かつ小型化が可能で低コストの圧電ジャイロスコープが提供される。
以下に、本発明の好適実施例について添付図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1(a)は、本発明による圧電ジャイロ素子の第1実施例を概略的に示している。この圧電ジャイロ素子1は、断面正方形の角柱状をなす圧電振動体2と、その一端に一体に形成された基部3とを有する。使用時、圧電ジャイロ素子1は基部3において固定され、圧電振動体2の他端が自由端として振動可能に保持される。
本実施例の圧電ジャイロ素子1は水晶からなり、例えば適当な厚さの水晶ウエハをウエットエッチングすることにより、容易に所望の外形形状に加工することができる。特に本実施例では、水晶の結晶軸のz軸が直交する面で切り出した所謂z板と呼ばれる水晶ウエハを使用し、圧電振動体2の中心軸を水晶の結晶軸のy軸と一致させる。
z軸に直交するz面である圧電振動体2の対向する側面21には、その長手方向に沿って前記自由端側に1対の第1の駆動電極4Aが対向する位置に形成されている。x軸に直交するx面である圧電振動体2の対向する側面22には、その長手方向に沿って前記自由端側に各1対の第2〜第4の駆動電極4B〜4Dが形成されている。第2〜第4の駆動電極4B〜4Dは各側面22の幅方向に互いに僅かに離隔され、中央の第2の駆動電極4Bが互いに対向し、その両側で第3の駆動電極4Cと第4の駆動電極4Dとが互いに対向するように配置されている。
更に圧電振動体2の対向する側面21には、その長手方向に沿って基部3側に1対の第1の検出電極5Aが対向する位置に形成されている。同様に圧電振動体2の対向する側面22には、その長手方向に沿って基部3側に1対の第2の検出電極5Bが対向する位置に形成されている。
圧電ジャイロ素子1の前記各駆動電極に、後述するような駆動回路を接続し、前記検出電極に検出回路を接続する。これにより、本発明の圧電ジャイロスコープが得られる。
図2は、図1の圧電ジャイロ素子に使用する駆動回路の構成を例示している。本実施例の駆動回路6は、発振・駆動回路7と位相シフタ回路8とを有する。第1の駆動電極4Aは発振・駆動回路7と直接接続されている。第3及び第4の駆動電極4Dは、位相シフタ回路8を介して発振・駆動回路7と接続されている。第2の駆動電極4Bは接地されている。
本実施例では、図2の駆動回路を用いて図3(a)に示すような駆動信号を前記各駆動電極に印加し、圧電振動体2を振動させる。同図に示すように、第3の駆動電極4C及び第4の駆動電極4Dの駆動信号は、互いに位相を180°シフトさせる。第1の駆動電極4Aの駆動信号は、第3の駆動電極4Cから位相を90°シフトさせる。第2の駆動電極4Bの駆動信号は、上述したように接地されているので常に0である。
このように各駆動信号を印加したとき、図3(a)の時刻t1において、圧電振動体2には、図3(b1)に矢印で示すように各第2〜第4の駆動電極4B〜4Dから隣接する第1の駆動電極4Aに向かう電界が発生する。これにより、圧電振動体2は、図中左側の側面22が収縮して右側の側面22が伸長するので、図中左側に撓む。時刻t2では、第4の駆動電極4Dから第3の駆動電極4Cに向かう電界のみが発生する。これにより、圧電振動体2は、図中上側の側面21が収縮して下側の側面21が伸長するので、図中上側に撓む。時刻t3では、第1の駆動電極4Aから隣接する第2〜第4の駆動電極4B〜4D向かう電界が発生する。これにより、圧電振動体2は、図中右側の側面22が収縮して左側の側面22が伸長するので、図中右側に撓む。時刻t4では、第3の駆動電極4Cから第4の駆動電極4Dに向かう電界のみが発生する。これにより、圧電振動体2は、図中下側の側面21が収縮して上側の側面21が伸長するので、図中下側に撓む。
このようにして圧電振動体2は、前記駆動信号の変化に従ってx方向及びz方向に連続的に伸縮するように振動する。その振幅を一定に制御することにより、圧電振動体2の前記自由端は、その中心Oが図1(b)に実線で示す軌跡を描いて、y軸を中心として円運動する。
このy軸を中心に回転する状態で、圧電振動体2にトルクがy軸即ち回転中心軸に直交する向きに作用すると、その力の向きと90°異なる方向に回転中心軸が回転するプリセッションが起こる。その結果、圧電振動体2の前記自由端は、図1(b)に破線で示すように、その中心Oの軌跡がシフトする。本発明のジャイロスコープは、この円運動のシフトにより生じる圧電振動体2の伸縮の変化が、電圧の変化として第1及び第2の検出電極5A,5Bから出力されることにより、角速度を検出することができる。
図4(a)は、図1の圧電ジャイロ素子に使用する別の駆動回路の構成を示している。この実施例の駆動回路6は、第1の駆動電極4A及び第2の駆動電極4Bが、発振・駆動回路7と直接接続されている。第3及び第4の駆動電極4Dは、同様に位相シフタ回路8を介して発振・駆動回路7と接続されている。
このような構成の駆動回路6では、図4(b)に示すような駆動信号を前記各駆動電極に印加して、圧電振動体2を振動させる。同図に示すように、第1の駆動電極4A及び第2の駆動電極4Bの駆動信号は、互いに位相を180°シフトさせる。第3の駆動電極4C及び第4の駆動電極4Dの駆動信号は、同様に互いに位相を180°シフトさせる。第1の駆動電極4Aと第3の駆動電極4Cとは、位相を90°シフトさせる。
このような駆動信号を印加することによって、同様に圧電振動体2をその自由端が円運動するように振動させることができる。本実施例では、第2の駆動電極4Bを接地させる図2の場合と比して、より小さい駆動電流で効率良く圧電振動体2を発振させることができる。
図5は、図1の圧電ジャイロ素子に使用する更に別の駆動回路の構成を示している。この実施例の駆動回路6は、図2の駆動回路の位相シフタ回路8に代えて位相シフタ励振駆動回路9と、更に振幅検出回路10及びAGC(オートゲインコントロール)回路11とを有する。第1の駆動電極4Aは、同様に発振・駆動回路7と直接接続されている。第2の駆動電極4Bは、振幅検出回路10及びAGC回路11を介して発振・駆動回路7と接続されている。第3の駆動電極4Cは、位相シフタ励振駆動回路9を介して発振・駆動回路7と接続されている。第4の駆動電極4Dは、振幅検出回路10及びAGC回路11と位相シフタ励振駆動回路9とを介して、発振・駆動回路7と接続されている。
このような構成の駆動回路6では、図5(b)に示すように駆動信号を前記各駆動電極に印加して、圧電振動体2を振動させる。同図の駆動信号は図4(b)の場合と同じであり、同様に圧電振動体2をその自由端が円運動するように振動させることができる。本実施例では、AGC回路11を設けたことによって、各駆動信号の強度を安定させることができる。
図6(a)は、本発明の第2実施例による圧電ジャイロ素子の圧電振動体及びその駆動回路を示している。第2実施例の圧電振動体2は、第1実施例における第4の駆動電極4Dを省略し、駆動電極の構造及びそれに使用する駆動回路の構造を簡単にしている。第2実施例の駆動回路6は、図2の駆動回路と同様に、第1の駆動電極4Aが発振・駆動回路7と直接接続されている。第3及び第4の駆動電極4Dは、位相シフタ回路8を介して発振・駆動回路7と接続され、第2の駆動電極4Bは接地されている。
本実施例では、図6(b)に示すような駆動信号を前記各駆動電極に印加し、圧電振動体2を振動させる。同図に示すように、第1の駆動電極4Aの駆動信号は、第3の駆動電極4Cから位相を90°シフトさせる。第2の駆動電極4Bの駆動信号は、接地されているので常に0である。これにより、図3に関連して上述した場合に同様の振動を圧電振動体2に発生させ、その自由端を円運動させることができる。
また、第2実施例では、第1の駆動電極4Aと第3の駆動電極4Cの結線を逆にすることができる。本実施例では、基本的に共振Q値が大きい方の駆動電極を発振・駆動回路に接続して発振させ、共振Q値が小さい方の駆動電極を90°シフトした位相で励振することが好ましい。これは、共振Q値が大きい方がより安定した発振が得られ、その結果良好な温度特性及び周波数特性が得られるからである。
図7は、第2実施例の圧電ジャイロ素子に使用する別の駆動回路の構成を示している。この実施例の駆動回路6は、振幅検出回路10、AGC回路11及び同期検波回路12を更に有する。第1の駆動電極4Aは、同様に発振・駆動回路7と直接接続されている。第2の駆動電極4Bは、振幅検出回路10、同期検波回路12及びAGC回路11を介して発振・駆動回路7と接続されている。第3の駆動電極4Cは、位相シフタ回路8、AGC回路11及び同期検波回路12を介して発振・駆動回路7と接続されている。
この駆動回路6により、図6(b)と同様の駆動信号を前記各駆動電極に印加して、圧電振動体2を振動させることにより、圧電振動体2をその自由端が円運動するように振動させることができる。本実施例では、AGC回路11を設けたことによって、各駆動信号の強度を安定させることができる。
図8は、本発明による圧電ジャイロ素子の異なる形態を示している。同図の圧電ジャイロ素子31は、2つの圧電振動体32を基部33から同じ向きに平行に延出させた音叉型の構造を有する。各圧電振動体32は、それぞれ上述した図1及び図6と同じ構成を有する。この実施例では、各圧電振動体32の自由端が互いに逆向きに円運動を行う。その結果、基部33においてそれぞれの振動を打ち消すような作用が生じるので、振動漏れが小さい利点がある。
図9は、本発明による圧電ジャイロ素子の別の異なる形態を示している。同図の圧電ジャイロ素子41は、2つの圧電振動体42を基部43から互いに逆向きに直線状に延出させ、かつ基部43をフレーム44で支持固定した構造を有する。各圧電振動体42は、それぞれ上述した図1及び図6と同じ構成を有する。この実施例では、各圧電振動体42の自由端は互いに同じ向きに円運動を行う。この場合にも、基部43においてそれぞれの振動を打ち消すような作用が生じるので、振動漏れが小さい利点がある。
以上、本発明の好適な実施例について詳細に説明したが、本発明は、上記実施例に様々な変形・変更を加えて実施することができる。例えば、上記実施例は、いずれも圧電ジャイロ素子を水晶で形成したが、従来様々な圧電デバイスに使用されている圧電材料を同様に用いることができる。また、上記実施例の圧電振動体は、断面正方形の角柱状に形成したが、別の実施例では、断面長方形の角柱状に形成することもできる。この場合、x方向とz方向の駆動力が均等になるように、各駆動電極に印加する駆動信号の振幅を調整すれば、同様の円運動を得ることができる。また、音叉型圧電振動子のように、圧電振動体の自由端に錘を付加することによって、その慣性力による振動振幅を大きくし、検出効率を高めることができる。
(a)図は本発明による圧電ジャイロ素子の第1実施例を示す概略斜視図、(b)図は円運動する圧電振動体の自由端の軌跡を示す説明図。 図1の圧電ジャイロ素子の圧電振動体及びその駆動回路を示すブロック図。 (a)図は図2の駆動回路から印加される駆動信号を示す線図、(b1)〜(b4)図は(a)図の駆動信号により発振される圧電振動体の振動を時間の変化に沿って示す説明図。 (a)図は図1の圧電ジャイロ素子の別の駆動回路を示すブロック図、(b)図はその駆動信号を示す線図。 (a)図は図1の圧電ジャイロ素子の更に別の駆動回路を示すブロック図、(b)図はその駆動信号を示す線図。 (a)図は本発明の第2実施例による圧電ジャイロ素子の圧電振動体及びその駆動回路を示すブロック図、(b)図はその駆動信号を示す線図。 (a)図は第2実施例の圧電ジャイロ素子の別の駆動回路を示すブロック図、(b)図はその駆動信号を示す線図。 本発明による圧電ジャイロ素子の異なる形態を示す概略斜視図。 本発明による圧電ジャイロ素子の別の異なる形態を示す概略斜視図。
符号の説明
1,31,41…圧電ジャイロ素子、2,32,42…圧電振動体、3,33,43…基部、4A〜4D…駆動電極、5A,5B…検出電極5、6…駆動回路、7…発振・駆動回路、8…位相シフタ回路、9…位相シフタ励振駆動回路、10…振幅検出回路、11…AGC回路、12…同期検波回路、21,22…側面、44…フレーム。

Claims (3)

  1. 断面矩形の角柱状をなし、その一端で固定される圧電振動体と、前記圧電振動体の互いに対向する1対の第1の側面に形成した1対の第1の駆動電極と、前記圧電振動体の互いに対向する1対の第2の側面に、それぞれその幅方向に沿って互いに分離させて形成した各1対の第2乃至第4の駆動電極と、前記圧電振動体の互いに対向する前記第1の側面に形成した1対の第1の検出電極と、前記圧電振動体の互いに対向する前記第2の側面に形成した1対の第2の検出電極とを備え、
    各前記第2の側面において、その幅方向の中央に前記第2の駆動電極が配置され、かつ該第2の駆動電極の両側に前記第3及び第4の駆動電極が配置されると共に、互いに対向する前記第2の側面間において、前記第2の駆動電極同士が互いに対向するように配置され、かつ前記第3の駆動電極と第4の駆動電極とが互いに対向するように配置され、
    前記各駆動電極に位相差をもって駆動電流を印加することにより、前記圧電振動体その他端で円運動するように振動させ、
    その振動の回転中心軸に関して直交する向きに作用するトルクにより生じる前記圧電振動体の撓みを前記検出電極から出力するようにしたことを特徴とする圧電ジャイロ素子。
  2. 前記第2の駆動電極が接地されていることを特徴とする請求項1に記載の圧電ジャイロ素子。
  3. 請求項1記載の圧電ジャイロ素子と、前記圧電ジャイロ素子の前記各駆動電極に駆動信号を印加するための駆動回路と、前記各検出電極からの出力を検出する検出回路とを備えることを特徴とする圧電ジャイロスコープ。
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