JP3492010B2 - 振動ジャイロおよび防振装置 - Google Patents

振動ジャイロおよび防振装置

Info

Publication number
JP3492010B2
JP3492010B2 JP07144295A JP7144295A JP3492010B2 JP 3492010 B2 JP3492010 B2 JP 3492010B2 JP 07144295 A JP07144295 A JP 07144295A JP 7144295 A JP7144295 A JP 7144295A JP 3492010 B2 JP3492010 B2 JP 3492010B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vibrator
vibration
angular velocity
electrode
electrodes
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP07144295A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH08271256A (ja
Inventor
隆司 前野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP07144295A priority Critical patent/JP3492010B2/ja
Priority to DE69615891T priority patent/DE69615891T2/de
Priority to EP00115478A priority patent/EP1061337B1/en
Priority to DE69636910T priority patent/DE69636910T2/de
Priority to EP96104976A priority patent/EP0735344B1/en
Priority to US08/621,792 priority patent/US5847487A/en
Publication of JPH08271256A publication Critical patent/JPH08271256A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3492010B2 publication Critical patent/JP3492010B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01CMEASURING DISTANCES, LEVELS OR BEARINGS; SURVEYING; NAVIGATION; GYROSCOPIC INSTRUMENTS; PHOTOGRAMMETRY OR VIDEOGRAMMETRY
    • G01C19/00Gyroscopes; Turn-sensitive devices using vibrating masses; Turn-sensitive devices without moving masses; Measuring angular rate using gyroscopic effects
    • G01C19/56Turn-sensitive devices using vibrating masses, e.g. vibratory angular rate sensors based on Coriolis forces
    • G01C19/5642Turn-sensitive devices using vibrating masses, e.g. vibratory angular rate sensors based on Coriolis forces using vibrating bars or beams

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、角速度を検出する振動
ジャイロおよび防振装置に関する。
【0002】
【従来の技術】角速度を検出する手段の一つとして振動
ジャイロが知られている。振動ジャイロは、「速度を持
った物体に角速度を加えるとコリオリの力が生じる」と
いう原理を基に、物体に振動を加えて速度を与え、この
物体に角速度が加わったときに生じるコリオリの力をバ
ネ系で受け、入力した角速度に比例したコリオリの力を
バネ系の変位として検出し、物体に加わった角速度を送
出するものである。
【0003】この振動ジャイロにおける振動を加える物
体、つまり、振動子の形状としては、音叉型、H型等が
あるが、従来の振動ジャイロは、単一の振動子を持ち、
単に一平面内での回転を検出する構造、すなわち一軸方
向の角速度を検出する構造としている。
【0004】上記従来の1軸タイプの振動ジャイロをカ
メラその他の移動体に搭載してその角速度を検出しよう
とする場合、該移動体は一般的に1次元のみでなく、2
次元、3次元の角速度成分が生じるので、正確な角速度
を検出するには、1軸方向の角速度しか検出できない従
来の振動ジャイロでは適当でなかった。
【0005】そこで、1個の振動ジャイロで2軸方向成
分の角速度を検出できる振動ジャイロが種々提案され
た。この2軸タイプの振動ジャイロの作動原理について
以下に説明する。
【0006】図14は、従来の2軸振動ジャイロの斜視
図である。圧電体1,1′で圧電素子2を挟持固定した
構造の振動子Aは、圧電素子2の一部に、この振動子A
のねじり固有振動数に略一致する交流電圧VC を印加す
ると、振動子Aにはねじり振動が発生する。いま、振動
子Aに、x軸まわり又はy軸まわりの角速度が加わる
と、コリオリの力によってそれぞれz−x平面内、又は
y−z平面内の曲げ振動が発生し、それぞれの曲げ振動
による歪みを検出する圧電素子には、加えられた角速度
に比例した交流電圧VA又はVBが発生する。
【0007】なお、10は振動子Aを支持台7上に支持
するための支持部材である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では、振動体1と1′の間に数枚の圧電素子2を挟
持し固定する構成であったため、部品点数が多くなり、
その結果組立て工程が複雑になり、又、精度良い組立て
が難しいものとなり、更に、軸方向に長く、スペースを
とるなどの欠点があった。
【0009】発明の目的は、以下のものとなる。本出願
に係る発明の第1の目的は、上記問題点を解決し、さら
には振動ジャイロの出力をアップさせることにある。
【0010】本出願に係る発明の第の目的は、検出精
度向上にある。
【0011】本出願に係る発明の第の目的は、防振装
置として応用することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段および作用】本出願に係る
発明の第1の目的を実現する構成は、請求項1に記載の
ように、互いに直交する2軸を有する十字型であって表
面に電極が形成された電気−機械エネルギー変換素子を
積層してなる振動子と、該振動子に形成された駆動用の
電極に電圧を供給して該振動子に該2軸と直交する方向
の変位を生じる屈曲振動モードを励振させる加振手段
と、該加振手段により励振させられている該振動子の検
出用の電極に発生した電圧を検出することにより該振動
子の2軸回りの角速度によって生じた変位を検出する検
出手段を有し、積層された各々の該電気−機械エネルギ
ー変換素子は積層方向に分極処理が施され、駆動用の電
極は該十字型の振動子の一部に形成された所定の駆動用
電極と該所定の駆動用電極の積層方向に位置するととも
に該所定の駆動用電極と導通された他の電極とで構成さ
れ、該検出用の電極は該2軸の一方の軸方向に並べて配
置された複数の電極と他方の軸方向に並べて配置された
複数の電極とで構成され、該検出手段は該一方の軸方向
に並べて配置された複数の電極に発生した電圧の差分よ
り該他方の軸回りの角速度によって生じた変位を検出
し、該他方の軸方向に並べて配置された複数の電極に発
生した電圧の差分より該一方の軸回りの角速度によって
生じた変位を検出することを特徴とする振動ジャイロに
ある。
【0013】この構成によれば、特に、互いに直交した
2軸を有する十字型の振動子を形成したので、2軸回り
の角速度成分を同時に検出することができる。また、振
動子形状が単純化でき、部品点数が削減されて、その結
果組立て工程が単純化され、且つ製造組立精度も向上す
ることができる。更に、振動子の屈曲振動方向の厚みを
小さくすることができるので、従来のように屈曲振動方
向にスペースを採られるようなことがない。さらに表面
に電極が形成された電気―機械エネルギー変換素子を積
層して振動しを構成することで、加振モードの振幅、検
出信号の分極電荷量が増加して、角速度信号検出の出力
を向上させることができる。
【0014】本出願に係る発明の第の目的を実現する
構成は、請求項に記載のように、請求項において、
振動子は弾性支持部材により支持されていることを特徴
とする振動ジャイロにある。
【0015】この構成によれば、振動子を緩衝的に支持
できるので、角速度を精度良く検出することができる。
【0016】本出願に係る発明の第の目的を実現する
構成は、請求項に記載のように、請求項1または2
記載の振動ジャイロを防振センサーとして用いたことを
特徴とする防振装置にある。
【0017】この構成によれば、例えばカメラやビデオ
カメラ等を手で持ったときに生ずる低周波数の手ぶれを
補正するための防振装置に用いられる補正用バリアング
ルプリズムの振動センサーとして用いることで、2軸回
りの防振対策を容易に行なうことができる。
【0018】
【実施例】図1の(a)は本発明の実施例を説明するた
めの第1の参考例を示す。
【0019】図1の(a)は、振動子と回路ブロックを
示しており、1は平面十字形状に形成された金属製の振
動弾性体で、同一平面上の4ケ所の腕部表面と、その腕
部の各側面に夫々圧電素子2が設けられて振動子が形成
される。これらの圧電素子2は印加された電気信号を機
械的変位に変換する機能、振動弾性体の貼り付けられた
面の伸縮変位(歪み)を電気信号に変換する機能を有し
ていて、これらの信号は表面に印刷された電極3を通し
て回路と入出力されるようになっている。
【0020】4は移相・増幅回路であり、1つの圧電素
子2からの信号VzOUTを入力とし、他の3つの同一平面
に設けられている圧電素子2への信号VzIN を出力する
ことで自励発振を行なわせる。振動子1の自励発振する
モードは、図2の(a)に示したような、十字状の振動
子1において、y軸方向に沿って対向する2つの腕がz
軸の正方向に屈曲変形するときに、x軸方向に沿って対
向する2つの腕がz軸の負方向に屈曲変形するようなモ
ードである。
【0021】いま、図2に示したようにx軸まわりの角
速度ωx が加わると、振動子が矢印↑又は↓で示したよ
うな方向に速度ベクトルをもつならば、回転軸(x軸)
と速度ベクトルとに互いに直交する白ぬき矢印で示した
ような方向にコリオリ力が発生する。振動子は図3に示
したような、y軸方向の曲げ固有モードを有するので、
このモードと自励発振しているモードの固有振動数が略
一致しているならば、コリオリ力によって図3のような
モードの振動が生ずる。なお、図2、図3のメッシュは
有限要素解析に用いたメッシュである。
【0022】図3のモードにおいて、x軸方向の腕部の
側面は伸び又は縮む。そこで、このx軸方向の腕の側面
に、伸び又は縮みによって発生する電位Vx1,Vx2の符
号が逆であるような、少なくとも1対の圧電素子2を貼
り付ける。例えば、図1のように1対でもよいし、その
裏側にも設けて2対にしてもよい。以上のように、VX1
とVX2は逆位相であるので、減算回路5aを用いて、両
者に適当な係数を掛けた後に減算すれば、信号Vx が得
られる。信号Vx は、角速度ωx が加わらないときほぼ
0で、ωx が加わっているときには、図4の(b)に示
したような、自励発振振動の周波数の信号が角速度ωx
の振幅で変調されたAM波である。AM波Vx を、参照
信号VREF を用いて検波回路6aにより検波(復調)す
ると、図4(c)のような角速度信号Vxoutが得られ
る。
【0023】y軸まわりの角速度ωy が加わった場合も
同様で、コリオリ力によって生ずるx軸方向の振動モー
ド(図3をz軸まわりに90°回転させた形)を、1対
又は2対の圧電素子2で符号が逆の電位Vy1,Vy2に変
換し、減算回路5bでそれぞれに適当な係数を掛けた後
に減算して信号Vy を得、検波回路6bでAM検波(復
調)すれば、y軸まわりの角速度信号Vyoutが生ずる。
【0024】このような振動ジャイロを、図1(b)に
示す如く、振動する系8、例えばカメラやビデオカメラ
に設け、x軸及びy軸まわりの角速度信号を、防振装置
9、例えば低周波数の手ぶれの補正用バリアングルプリ
ズムの入力に用いれば、2軸まわりの防振(例えば手ぶ
れ補正)装置を構成することができる。
【0025】本第1の参考例によれば、部品点数が少い
ため精度良く容易に製造でき、z軸方向にうすいためス
ペースを取らない2軸検出振動ジャイロ及びこれを用い
た防振装置を得ることができる。
【0026】尚、以下の各参考例及び各実施例におい
て、第1の参考例と略同じ部分には同じ符号を付し、そ
の説明を省略する。
【0027】(第2の参考例) 図5は本発明の第2の参考例を示す。
【0028】図5は、第2の参考例における振動子の検
出モード(y軸方向に振動するモード)の有限要素解析
結果を示す。
【0029】本実施例ではx軸及びy軸方向の4本の腕
の先端に三角形の部分が設けられている。この図は第1
参考例の図3に対応しており、腕の先端の形状が異な
る他は第1の参考例と同じ動作をする。
【0030】ただし、先端の質量が大きいため、 F=2mωv (但し、m:振動子の質量、ω:角速度、v:励振振動
によって生ずる速度)で表されるコリオリ力Fが大きく
なり角速度ωの検出感度を良くすることができる。
【0031】また、先端の質量の効果より慣性モーメン
トが大きくなり3つ(加振1つ、検出2つ)の固有振動
数を下げる、または単純十字棒に比べ固有振動数が同等
なときx,y方向寸法を小さくすることができる。
【0032】(第3の参考例) 図6は第3の参考例を示す。
【0033】図6は、第3の参考例における振動子の検
出モードの有限要素解析結果を示す。
【0034】この第3の参考例ではx軸及びy軸方向の
4本の腕の先端に四角形の部分が設けられている。この
図は参考例の図3に対応しており、腕の先端の形状が異
なる他は第1の参考例と同じ動作をする。
【0035】ただし、先端の質量が大きいため、 F=2mωv (但し、m:振動子の質量、ω:角速度、v:励振振動
によって生ずる速度)で表されるコリオリ力Fが大きく
なり角速度ωの検出感度を良くすることができる。
【0036】また、先端の質量の効果により慣性モーメ
ントが大きくなり3つ(加振1つ、検出2つ)の固有振
動数を下げる、または、単純十字棒に比べx,y方向寸
法を小さくすることができる。さらに、四角形の板に4
つの切欠きを設けた形状となっているので、図5に示し
第2の参考例よりも加工が容易である。
【0037】(第の実施例) 図7および図8は第の実施例を示す。
【0038】上述の各参考例は、金属製の振動弾性体1
に圧電素子2を設けて振動子を形成しているが、本実施
例は、十字形の振動子自体を積層型の圧電素子により形
成したものであり、図7の(a)、(b)、(c)に各
層を形成する圧電素子板1a、1b、1cの平面図を示
し、図7の(a)に示す最上層の圧電素子板1aには電
極パターン3a1〜3a12が形成され、図7の(b)に
示す中間層の圧電素子板1bには電極パターン3b1
3b12が形成され、図7の(c)に示す最下層の圧電素
子板1cには電極パターン3c1〜3c12が夫々形成さ
れており、これらの電極パターンを示す符号の添字(1
〜12)は電気的に導通する電極パターンのグループを
示している。なお、10はスルーホールを示す。
【0039】このように圧電体の片面側に夫々電極3
a、3b、3cを形成した圧電素子板1a、1b、1c
は、各層の圧電体の下面を隣接する電極で接合するよう
に挟持して積層されて振動子を形成している。
【0040】この積層型圧電素子である振動子の分極処
理は、図8の(a)に示すように、最上層の電極3aの
夫々に配線を行い、高電圧Vpo1 を加えることにより行
なっている。
【0041】図8の(a)に示す分極処理により、積層
圧電素子内部は、図8の(b)の断面図に矢印で示した
方向に分極される。即ち、図中左側の電極パターン3a
1の下の部分は上から順に上向き、下向きと交互に分極
される。また、図中右側の電極パターン3a7の下の部
分は、上半分が上下に交互に分極され、中央の電極パタ
ーン3b8の上下では同方向に、そしてその下の部分は
再び交互に分極される。
【0042】このような積層圧電素子の電極パターン3
7と3a9にVzIN を印加すると、図9の(a)に示し
たように、上半分が伸びたとき下半分が縮むように変形
するのでz軸方向の加振モードが励起される。
【0043】また、図9の(b)のようにy軸方向に変
形するモードが生じているとき、電極パターン3a1
下の部分は縮み、電極パターン3a3 の下の部分は伸び
るので、電極パターン3a1 と3a3 からは符号が反転
した信号Vy1及びVy2が生ずる。
【0044】この積層圧電素子を図10に示した回路に
接続すると、図1に示す第1の参考例と同様な2軸まわ
りの角速度を検出できる振動ジャイロを構成できる。な
お、この実施例の効果は、圧電素子を積層化して有効面
積を大きくしているため、加振モードの振幅を大きくで
きること、及び、検出信号の電荷量を大きくして検出精
度を向上し得ることである。
【0045】(第の実施例) 図11は第の実施例を示すものであり、印加電圧Vz
IN を可変抵抗Rx 、Ry を介して、電位Vx1、Vx2
y1、Vy2に重畳している点が異なる。
【0046】このような回路構成は、伸びは又は縮みに
よって発生するVx1、Vx2、Vy1、Vy2に含まれる不要
な電圧を除去して角速度検出精度を向上させることがで
きるものである。
【0047】なお、第、第の実施例の電極パターン
は他のパターンでもよい。即ち、十字状振動子に交互に
z軸方向に振動するモードを発生させることができ、か
つ、x軸方向及びy軸方向の曲げ変位を検出させること
ができる任意のパターンであればよい。
【0048】(第の実施例) 図12は第の実施例の斜視図(電極は不図示)を示す
ものであり、ループ状の弾性支持部材10aによって、
振動体1が支持台7に支持固定されている。なお、この
弾性支持部材10aは、加振及び検出に用いる3つの振
動モードへの影響が小さいような位置及び形状のものと
すればよい。
【0049】(第の実施例) 図13は第の実施例の斜視図(電極は不図示)を示す
ものであり、棒状の弾性支持部材10bによって、振動
体1が支持台7に固定されている。なお、この弾性支持
部材10bは、加振及び検出に用いる3つの振動モード
への影響が小さいような太さ及び長さの軸とする。
【0050】なお、第と第の実施例によれば、振動
子1を固定できるので、角速度を精度良く検出できる。
両者は形状が異なるので、振動子を置くスペースに応じ
て使い分ければよい。
【0051】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、特に、
互いに直交した2軸を有する十字型の振動子を形成した
ので、2軸回りの角速度成分を同時に検出することがで
きる。また、振動子形状が単純化でき、部品点数が削減
されて、その結果組立て工程が単純化され、且つ製造組
立精度も向上することができる。更に、振動子の屈曲振
動方向の厚みを小さくすることができるので、従来のよ
うに屈曲振動方向にスペースを採られるようなことがな
い。さらに表面に電極が形成された電気―機械エネルギ
ー変換素子を積層して振動しを構成することで、加振モ
ードの振幅、検出信号の分極電荷量が増加して、角速度
信号検出の出力を向上させることができる。
【0052】請求項に記載の発明によれば、振動子を
緩衝的に支持できるので、角速度を精度良く検出するこ
とができる。
【0053】請求項に記載の発明によれば、例えばカ
メラやビデオカメラ等を手で持ったときに生ずる低周波
数の手ぶれを補正するための防振装置に用いられる補正
用バリアングルプリズムの振動センサーとして用いるこ
とで、2軸回りの防振対策を容易に行なうことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本出願に係る発明の実施例を説明するための
1の参考例を示し、(a)は振動ジャイロの回路ブロッ
ク図、(b)は防振装置の概略斜視図
【図2】本出願に係る発明の第1の参考例を示した振動
子の振動モードを示す斜視図
【図3】本出願に係る発明の第1の参考例を示した振動
子の振動モードを示す平面図
【図4】本出願に係る発明の第1の参考例を示した振動
子の信号波形を示し、(a)はX軸方向の振動子側面に
発生する電位、(b)は角速度による振幅変調信号、
(c)は振幅変調信号を復調した後の角速度信号
【図5】本出願に係る発明の実施例を説明するための第
2の参考例を示した振動子の振動モードを示す平面図
【図6】本出願に係る発明の実施例を説明するための第
2の参考例を示した振動子の振動モードを示す平面図
【図7】本出願に係る発明の第の実施例を示した振動
子の分解図で、(a)は最上部の圧電素子板の上面図、
(b)は中間部の圧電素子板の上面図、(c)は最下部
の圧電素子板の上面部
【図8】本出願に係る発明の第の実施例を示した振動
子を示し、(a)は斜視図、(b)は断面図
【図9】本出願に係る発明の第の実施例を示した振動
子を示し、(a)はz軸方向の加振モードの励起状態の
斜視図、(b)は(a)の励起状態の平面図
【図10】本出願に係る発明の第の実施例を示した回
路ブロック図
【図11】本出願に係る発明の第の実施例を示した回
路ブロック図
【図12】本出願に係る発明の第の実施例を示した振
動ジャイロの斜視図
【図13】本出願に係る発明の第の実施例を示した振
動ジャイロの斜視図
【図14】従来例を示した振動ジャイロの斜視図
【符号の説明】
1…振動弾性体 2…圧電素子 3…電極 4…移相増幅回路 5…減算回路 6…検波回路 7…支持台 8…振動系 9…防振装置 10…弾性支持部材
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−218914(JP,A) 特開 平5−240874(JP,A) 特開 平4−102013(JP,A) 特開 平7−113644(JP,A) 特開 平7−113642(JP,A) 特開 昭63−42417(JP,A) 実開 平5−84813(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01C 19/56 G01P 9/04

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに直交する2軸を有する十字型であ
    って表面に電極が形成された電気−機械エネルギー変換
    素子を積層してなる振動子と、該振動子に形成された駆
    動用の電極に電圧を供給して該振動子に該2軸と直交す
    る方向の変位を生じる屈曲振動モードを励振させる加振
    手段と、該加振手段により励振させられている該振動子
    の検出用の電極に発生した電圧を検出することにより該
    振動子の2軸回りの角速度によって生じた変位を検出す
    る検出手段を有し、 積層された各々の該電気−機械エネルギー変換素子は積
    層方向に分極処理が施され、駆動用の電極は該十字型の
    振動子の一部に形成された所定の駆動用電極と該所定の
    駆動用電極の積層方向に位置するとともに該所定の駆動
    用電極と導通された他の電極とで構成され、該検出用の
    電極は該2軸の一方の軸方向に並べて配置された複数の
    電極と他方の軸方向に並べて配置された複数の電極とで
    構成され、該検出手段は該一方の軸方向に並べて配置さ
    れた複数の電極に発生した電圧の差分より該他方の軸回
    りの角速度によって生じた変位を検出し、該他方の軸方
    向に並べて配置された複数の電極に発生した電圧の差分
    より該一方の軸回りの角速度によって生じた変位を検出
    する ことを特徴とする振動ジャイロ。
  2. 【請求項2】 請求項1において、該振動子は弾性支持
    部材によって支持固定されていることを特徴とする振動
    ジャイロ。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の振動ジャイロ
    を防振センサーとして用いたことを特徴とする防振装
    置。
JP07144295A 1995-03-29 1995-03-29 振動ジャイロおよび防振装置 Expired - Fee Related JP3492010B2 (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP07144295A JP3492010B2 (ja) 1995-03-29 1995-03-29 振動ジャイロおよび防振装置
DE69615891T DE69615891T2 (de) 1995-03-29 1996-03-28 Vibrationskreisel und diesen verwendendes Gerät zum Vermindern der Bildbewegungsunschärfe
EP00115478A EP1061337B1 (en) 1995-03-29 1996-03-28 Vibration gyroscope
DE69636910T DE69636910T2 (de) 1995-03-29 1996-03-28 Vibrationskreisel
EP96104976A EP0735344B1 (en) 1995-03-29 1996-03-28 Vibration gyroscope and image blur prevention apparatus using the same
US08/621,792 US5847487A (en) 1995-03-29 1996-03-28 Vibration gyroscope and image blur prevention apparatus using the same

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP07144295A JP3492010B2 (ja) 1995-03-29 1995-03-29 振動ジャイロおよび防振装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08271256A JPH08271256A (ja) 1996-10-18
JP3492010B2 true JP3492010B2 (ja) 2004-02-03

Family

ID=13460667

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP07144295A Expired - Fee Related JP3492010B2 (ja) 1995-03-29 1995-03-29 振動ジャイロおよび防振装置

Country Status (4)

Country Link
US (1) US5847487A (ja)
EP (2) EP0735344B1 (ja)
JP (1) JP3492010B2 (ja)
DE (2) DE69615891T2 (ja)

Families Citing this family (26)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6747393B2 (en) 1996-11-26 2004-06-08 Ngk Insulators, Ltd. Vibrator, vibratory gyroscope, and vibration adjusting method
US6018212A (en) * 1996-11-26 2000-01-25 Ngk Insulators, Ltd. Vibrator, vibratory gyroscope, and vibration adjusting method
US5998911A (en) * 1996-11-26 1999-12-07 Ngk Insulators, Ltd. Vibrator, vibratory gyroscope, and vibration adjusting method
US6437483B2 (en) 1996-11-26 2002-08-20 Ngk Insulators, Ltd. Vibrator, vibratory gyroscope, and vibration adjusting method
WO1998057124A1 (fr) * 1997-06-13 1998-12-17 Citizen Watch Co., Ltd. Gyroscope a vibrations
KR100254114B1 (ko) * 1997-08-13 2000-04-15 노용래 2축 동시 측정용 압전 회전 센서 및 그 측정 회로
JP3206551B2 (ja) 1998-06-12 2001-09-10 株式会社村田製作所 振動子およびそれを用いた振動ジャイロ
US6418789B1 (en) 1999-02-26 2002-07-16 Murata Manufacturing Co., Ltd. Vibrating gyroscope
US6457358B1 (en) 1999-03-18 2002-10-01 Board Of Regents Of The University Of Nebraska Tubular coriolis force driven piezoelectric gyroscope system, and method of use
US6777857B1 (en) * 1999-03-18 2004-08-17 Board Of Regents Of The University Of Nebraska Piezoelectric gyroscope system, and method of use
IL137206A0 (en) * 1999-10-31 2001-07-24 Nanomotion Ltd Piezoelectric motors and motor driving configurations
US6858972B2 (en) * 2002-06-21 2005-02-22 Ngk Insulators, Ltd. Vibrator, vibratory gyroscope, and vibration adjusting method
US7107842B2 (en) * 2003-05-10 2006-09-19 The Regents Of The University Of California Angular rate sensor using micro electromechanical haltere
JP4258466B2 (ja) 2004-12-16 2009-04-30 セイコーエプソン株式会社 圧電ジャイロ素子及び圧電ジャイロスコープ
US7401517B2 (en) * 2006-08-18 2008-07-22 Robert Bosch Gmbh Dual-axis yaw rate sensing unit having a tuning fork gyroscope arrangement
EP2063224A4 (en) * 2006-08-21 2012-05-09 Panasonic Corp ANGLE SPEED SENSOR
JP4893335B2 (ja) * 2007-01-26 2012-03-07 セイコーエプソン株式会社 ジャイロモジュール
JP2008190972A (ja) * 2007-02-05 2008-08-21 Matsushita Electric Ind Co Ltd 角速度センサ
JP4992512B2 (ja) * 2007-03-30 2012-08-08 Tdk株式会社 角速度センサ素子および角速度センサ装置
JP5160974B2 (ja) * 2008-06-23 2013-03-13 北陸電気工業株式会社 二軸型角速度センサ
JP2011220997A (ja) * 2010-03-26 2011-11-04 Seiko Epson Corp 物理量検出素子、物理量検出装置、および電子機器
TW201308866A (zh) * 2011-08-04 2013-02-16 Chief Land Electronic Co Ltd 能量轉換模組
CN102419174B (zh) * 2011-08-16 2014-05-28 江苏惠通集团有限责任公司 二维/三维角速度检测装置、方法、姿态感知设备
CN102331512B (zh) * 2011-08-16 2012-09-19 江苏惠通集团有限责任公司 二维/三维角速度检测装置、方法、姿态感知设备
JP6078957B2 (ja) * 2012-03-13 2017-02-15 セイコーエプソン株式会社 ジャイロセンサーおよび電子機器
JP2015080013A (ja) * 2013-10-15 2015-04-23 セイコーエプソン株式会社 振動子、発振器、電子機器及び移動体

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4499778A (en) * 1981-02-03 1985-02-19 Northrop Corporation Flexure mount assembly for a dynamically tuned gyroscope and method of manufacturing same
US4431935A (en) * 1981-09-15 1984-02-14 Rockwell International Corporation Sensor structure incorporating multiple piezoelectric generators
US4564782A (en) * 1983-09-02 1986-01-14 Murata Manufacturing Co., Ltd. Ceramic filter using multiple thin piezoelectric layers
JPH02129513A (ja) * 1988-11-09 1990-05-17 Aisin Seiki Co Ltd 二軸回転検出装置
US5049776A (en) * 1988-11-09 1991-09-17 Aisin Seiki Kabushiki Kaisha Apparatus for detecting rotation
JPH02218914A (ja) * 1989-02-18 1990-08-31 Nec Home Electron Ltd 振動ジャイロ
JPH04216409A (ja) * 1990-12-18 1992-08-06 Matsushita Electric Ind Co Ltd 角速度センサ
JP3332460B2 (ja) * 1993-04-16 2002-10-07 キヤノン株式会社 角速度検出方法および振動ジャイロ
US5426970A (en) * 1993-08-02 1995-06-27 New Sd, Inc. Rotation rate sensor with built in test circuit
JPH0755478A (ja) * 1993-08-20 1995-03-03 Toko Inc 圧電振動ジャイロ
DE4332966A1 (de) * 1993-09-28 1995-03-30 Philips Patentverwaltung Torsionsaktuator und ein Verfahren zu dessen Herstellung

Also Published As

Publication number Publication date
US5847487A (en) 1998-12-08
DE69615891T2 (de) 2002-04-04
JPH08271256A (ja) 1996-10-18
EP1061337A2 (en) 2000-12-20
DE69636910T2 (de) 2007-11-08
EP1061337A3 (en) 2001-02-28
EP1061337B1 (en) 2007-02-14
EP0735344A1 (en) 1996-10-02
DE69636910D1 (de) 2007-03-29
DE69615891D1 (de) 2001-11-22
EP0735344B1 (en) 2001-10-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3492010B2 (ja) 振動ジャイロおよび防振装置
US6367786B1 (en) Micromachined double resonator
JP3342496B2 (ja) 回転速度ジャイロスコープ
KR100327481B1 (ko) 마이크로 자이로스코프
JP4577671B2 (ja) 角速度測定のための構成
CN100538272C (zh) 压电陀螺元件和压电陀螺仪
JP3973742B2 (ja) 振動型ジャイロスコープ
JPH0894661A (ja) 圧電素子を用いた加速度・角速度センサ
GB2318184A (en) Vibratory gyroscopic rate sensor
JPH09196687A (ja) 角速度センサ
JP2000009471A (ja) 角速度センサ
US5625145A (en) Angular velocity detection method and angular velocity detection apparatus
JP4911690B2 (ja) 振動ジャイロ用振動子
US6308568B1 (en) Angular velocity sensor
JPH10160476A (ja) 機械式共振体をもつレートジャイロ
JP2000074673A (ja) 複合運動センサ
JP2000009470A (ja) 角速度センサ
JP2009074996A (ja) 圧電振動ジャイロ
JP2734155B2 (ja) 角速度センサ
JPH0743262B2 (ja) 振動ジャイロ
JP4668441B2 (ja) 振動ジャイロ
JP3307101B2 (ja) 角速度センサ
JPH07190782A (ja) 振動角速度計
RU2018133C1 (ru) Датчик инерциальной первичной информации
JP3371608B2 (ja) 振動ジャイロ

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081114

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081114

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091114

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101114

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101114

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111114

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121114

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131114

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees