JP3777276B2 - 可動接点付キャリアテープ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、携帯電話機等の電子機器に使用される押しボタンスイッチにおいて、可動接点の組み込みに使用される可動接点付キャリアテープに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の可動接点付シートと、この可動接点付シートを使用した押しボタンスイッチは、特開平10−188728号公報に開示され、ここで開示された第1の可動接点付シートと、この可動接点付シートを使用した押しボタンスイッチの構成を図40〜図43に基づいて説明すると、可動接点付シート51は、図40,図41に示すように、矩形のシート状のセパレータ52と、一面に粘着剤53が設けられた粘着シート54と、この粘着シート54に上面が貼着された金属薄板から複数個のドーム状の可動接点55とで構成されている。
【0003】
そして、可動接点55は、複数列に並んだ状態で粘着シート54に貼着されると共に、この粘着シート54は、セパレータ52に貼着されて、この粘着シート54とセパレータ52にとで可動接点55を挟持して、可動接点55が保持されている。
また、セパレータ52は、粘着シート54から剥離することができ、セパレータ52を剥離した時、可動接点55は粘着シート54に貼着された状態で残り、セパレータ52のみが剥離するようになっている。
【0004】
次に、このような可動接点付シート51を使用する押しボタンスイッチを図42,図43に基づいて説明すると、矩形状の絶縁基板56には、複数列に並んだ状態で2個が1組となった固定接点57が設けられ、この絶縁基板56上には、個々の可動接点55が固定接点57に対向した状態で、可動接点55を貼着した粘着シート54が貼着され、そして、この粘着シート54上には、操作部58aを有する押しボタン部材58が取り付けられた構成となっている。
【0005】
また、この押しボタンスイッチの操作を説明すると、操作部58aを押圧すると、この操作部58aが可動接点55の上部を押圧し、これによって、可動接点55が反転して固定接点57に接触して、2個の固定接点57間を導通してONとなり、また、操作部58aの押圧を解除すると、可動接点55が自己復帰して、固定接点57との接触が離れ、2個の固定接点57間がOFFとなるようになっている。
【0006】
次に、このような押しボタンスイッチにおける可動接点付シート51の絶縁基板56への組み込みを説明すると、先ず、粘着シート54からセパレータ52を剥がし、そして、粘着シート54を絶縁基板56上に位置させ、可動接点55を固定接点57に対向させた状態で、粘着シート54を絶縁基板56上に貼着することによって、その組み込みが完了する。
【0007】
しかし、こような可動接点付シート51は、多数の可動接点55が一度に組み込みされるようになっているため、個々の可動接点55が分離できないという問題がある。
また、絶縁基板56は、形状、及び大きさが種々様々で、しかも、固定接点57の配列も種々様々であり、このため、これに対応させるために、このような可動接点付シート51は、粘着シート54が多種多様なものを必要とし、高価となるばかりか、標準化が図れないという問題がある。
また、粘着シート54は、一枚の繋がったシートで複数個の可動接点55を保持しているため、特に、軽量化が要求されるものにおいて不適であるという問題がある。
【0008】
次に、上記公報に開示された第2の可動接点付シートと、この可動接点付シートを使用した押しボタンスイッチの構成を図44〜図47に基づいて説明すると、可動接点付シート61は、図44,図45に示すように、矩形のシート状の保護シート62と、保護シート62の一面に設けられた粘着剤63と、複数個が並列された孔64aを有するシート状のセパレータ64と、複数個が並列された孔65aを有し、一面に粘着剤66設けられたシート状のスペーサ65と、一面に粘着剤67が設けられた複数個の粘着シート68と、個々の粘着シート68に上面が貼着された金属薄板から複数個のドーム状の可動接点69とで構成されている。
【0009】
そして、セパレータ64は保護シート62に貼着されると共に、スペーサ65はセパレータ64に貼着され、このセパレータ64上には、可動接点69を孔65aに収納した状態で、孔65aを塞ぐように粘着シート68が貼着されて、可動接点69が保持されている。
また、保護シート62とセパレータ64は、スペーサ65から剥離することができ、セパレータ64を剥離した時、可動接点69は粘着シート68に貼着された状態で残り、保護シート62とセパレータ64が剥離するようになっている。
【0010】
次に、このような可動接点付シート61を使用する押しボタンスイッチを図46,図47に基づいて説明すると、矩形状の絶縁基板71には、複数列に並んだ状態で2個が1組となった固定接点72が設けられ、この絶縁基板71上には、個々の孔65aが固定接点72に対向した状態で、スペーサ65が貼着され、このスペーサ65上には、孔65aに可動接点69を収納した状態で、可動接点69を貼着した個々の粘着シート68が孔65aを塞ぐように貼着され、そして、この粘着シート68上には、操作部73aを有する押しボタン部材73が取り付けられた構成となっている。
【0011】
また、この押しボタンスイッチの操作を説明すると、操作部73aを押圧すると、この操作部73aが可動接点69の上部を押圧し、これによって、可動接点69が反転して固定接点72に接触して、2個の固定接点72間を導通してONとなり、また、操作部73aの押圧を解除すると、可動接点69が自己復帰して、固定接点72との接触が離れ、2個の固定接点72間がOFFとなるようになっている。
【0012】
次に、このような押しボタンスイッチにおける可動接点付シート61の絶縁基板71への組み込みを説明すると、先ず、スペーサ65からセパレータ64と保護シート62を一緒に剥がし、そして、スペーサ65を絶縁基板71上に位置させ、可動接点69を固定接点72に対向させた状態で、スペーサ65を絶縁基板71上に貼着することによって、その組み込みが完了する。
【0013】
しかし、こような可動接点付シート61は、多数の可動接点69が一度に組み込みされるようになっているため、個々の可動接点69が分離できないという問題がある。
また、絶縁基板71は、形状、及び大きさが種々様々で、しかも、固定接点72の配列も種々様々であり、このため、これに対応させるために、このような可動接点付シート61は、スペーサ63が多種多様なものを必要とし、高価となるばかりか、標準化が図れないという問題がある。
また、スペーサ65は、一枚の繋がったシートで構成されているため、特に、軽量化が要求されるものにおいて不適であるという問題がある。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
従来の可動接点付シート51は、多数の可動接点55が一度に組み込みされるようになっているため、個々の可動接点55が分離できないという問題がある。
また、絶縁基板56は、形状、及び大きさが種々様々で、しかも、固定接点57の配列も種々様々であり、このため、これに対応させるために、このような可動接点付シート51は、粘着シート54が多種多様なものを必要とし、高価となるばかりか、標準化が図れないという問題がある。
また、粘着シート54は、一枚の繋がったシートで複数個の可動接点55を保持しているため、特に、軽量化が要求されるものにおいて不適であるという問題がある。
【0015】
従来の可動接点付シート61は、多数の可動接点69が一度に組み込みされるようになっているため、個々の可動接点69が分離できないという問題がある。
また、絶縁基板71は、形状、及び大きさが種々様々で、しかも、固定接点72の配列も種々様々であり、このため、これに対応させるために、このような可動接点付シート61は、スペーサ63が多種多様なものを必要とし、高価となるばかりか、標準化が図れないという問題がある。
また、スペーサ65は、一枚の繋がったシートで構成されているため、特に、軽量化が要求されるものにおいて不適であるという問題がある。
そこで、本発明は、個々の可動接点、或いは1組の可動接点集合体の組み込みが可能で、安価で標準化の図れる可動接点付キャリアテープを提供するものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための第1の解決手段として、送り用位置決め手段を有する帯状の送りテープと、金属薄板からなり内面に接点部を有するドーム状部で形成され前記送りテープの長手方向に所定の間隔を置いて複数個が一列、或いは複数列で保持された可動接点とを備え、前記可動接点の上面を、下面に粘着剤を設けた粘着シートで覆って前記可動接点を貼着して前記送りテープに保持すると共に、前記可動接点のドーム状部の全外周に張出させた張出部を残して前記送りテープの長手方向に隣接する前記可動接点間の前記粘着シートの一部を除去することで、前記粘着シートの下面の送りテープを露出させて前記粘着シートのそれぞれを分離する分離容易手段を形成し、個々の前記可動接点が前記粘着シートと共に前記送りテープから分離可能とすると共に、前記送りテープを前記粘着シートから剥離することで個々の前記可動接点の接点部と前記張出部下面の粘着剤とを露出させ、該可動接点を固定接点が配設された絶縁基板上に前記固定接点と対向させて前記粘着剤によって貼りつけ可能とした構成とした。
【0017】
また、第2の解決手段として、送り用位置決め手段を有する帯状の送りテープと、金属薄板からなり内面に接点部を有するドーム状部で形成され前記送りテープの長手方向に所定の間隔を置いて複数個が一列、或いは複数列で保持された可動接点と、前記可動接点を収納する収納孔を有し、下面に粘着剤を設けたシート状のスペーサとを備え、前記可動接点の上面を、下面に粘着剤を設けた粘着シートで覆って前記可動接点を貼着して保持し、前記可動接点を前記収納孔に位置させた状態で、前記可動接点の外周からの前記粘着シートの張出部が前記スペーサの上面に貼着されると共に、前記可動接点のドーム状部の全外周に張出させた張出部を残して前記送りテープの長手方向に隣接する前記可動接点間の前記粘着シート及び前記スペーサの一部を除去することで、前記粘着シート及び前記スペーサの下面の送りテープを露出させてそれぞれの前記粘着シート及び前記スペーサを分離する分離容易手段を形成し、個々の前記可動接点が前記粘着シート及び前記スペーサと共に前記送りテープから分離可能とすると共に、前記送りテープを前記粘着シート及び前記スペーサから剥離することで個々の前記可動接点の接点部と前記スペーサ下面の粘着剤とを露出させ、該可動接点を固定接点が配設された絶縁基板上に前記固定接点と対向させて前記スペーサ下面の粘着剤によって貼り付け可能とした構成とした。
【0018】
また、第3の解決手段として、前記送りテープには、前記粘着シート側に突出する突部を設け、該突部を前記可動接点の外周近傍に配置すると共に前記送りテープの長手方向に沿って隣接する前記可動接点の幅内を通る延長線上に設けた構成とした。
【0019】
また、第4の解決手段として、前記可動接点のドーム状部の全外周に張出させた前記粘着シートの張出部の外形を、ドーム状部の外形に沿って円形状に形成した構成とした。
【0020】
また、第5の解決手段として、前記送りテープには、前記粘着シート側に突出する環状の突部を設け、該突部を前記粘着シートの外周近傍に沿って配置した構成とした。
【0021】
また、第6の解決手段として、前記送りテープは、個々の前記可動接点と対向する位置に、前記可動接点の外形より大きな貫通孔を有し、前記送りテープの下面には、前記貫通孔を塞ぐように保護シート、或いは保護テープを貼着した構成とした。
【0025】
【発明の実施の形態】
本発明の可動接点付キャリアテープと、この可動接点付キャリアテープを使用した押しボタンスイッチを図1〜図39に基づいて説明すると、図1は本発明の可動接点付キャリアテープの第1実施例を示す一部切り欠き平面図、図2は本発明の可動接点付キャリアテープの第1実施例に係り、その製造方法を示す説明図、図3は本発明の可動接点付キャリアテープの第2実施例を示す一部切り欠き平面図、図4は本発明の可動接点付キャリアテープの第3実施例を示す一部切り欠き平面図、図5は本発明の可動接点付キャリアテープの第3実施例に係り、その製造方法を示す説明図、図6は本発明の可動接点付キャリアテープの第4実施例を示す一部切り欠き平面図、図7は本発明の可動接点付キャリアテープの第4実施例に係り、その製造方法を示す説明図である。
【0026】
また、図8は本発明の可動接点付キャリアテープの第5実施例を示す一部切り欠き平面図、図9は本発明の可動接点付キャリアテープの第5実施例に係り、その製造方法を示す説明図、図10は本発明の可動接点付キャリアテープの第6実施例を示す一部切り欠き平面図、図11は本発明の可動接点付キャリアテープの第6実施例に係り、その製造方法を示す説明図、図12は本発明の可動接点付キャリアテープの第7実施例を示す一部切り欠き平面図、図13は本発明の可動接点付キャリアテープの第7実施例に係り、その製造方法を示す説明図、図14は本発明の可動接点付キャリアテープの第8実施例を示す一部切り欠き平面図、図15は本発明の可動接点付キャリアテープの第8実施例に係り、その製造方法を示す説明図、図16は本発明の可動接点付キャリアテープを使用した押しボタンスイッチの第1実施例の要部断面図、図17〜図19は押しボタンスイッチの第1実施例に係る組立方法を示す説明図である。
【0027】
また、図20は本発明の可動接点付キャリアテープの第9実施例を示す一部切り欠き平面図、図21は本発明の可動接点付キャリアテープの第9実施例に係り、その製造方法を示す説明図、図22は本発明の可動接点付キャリアテープの第10実施例を示す一部切り欠き平面図、図23は本発明の可動接点付キャリアテープの第10実施例に係り、その製造方法を示す説明図、図24は本発明の可動接点付キャリアテープの第11実施例を示す一部切り欠き平面図、図25は本発明の可動接点付キャリアテープの第11実施例に係り、その製造方法を示す説明図、図26は本発明の可動接点付キャリアテープの第12実施例を示す一部切り欠き平面図、図27は本発明の可動接点付キャリアテープの第12実施例に係り、その製造方法を示す説明図、図28は本発明の可動接点付キャリアテープを使用した押しボタンスイッチの第2実施例の要部断面図、図29〜図31は押しボタンスイッチの第2実施例に係る組立方法を示す説明図である。
【0028】
また、図32は本発明の可動接点付キャリアテープの第13実施例に係り、保護シートを取り去った平面図、図33は本発明の可動接点付キャリアテープの第13実施例の断面図、図34は本発明の可動接点付キャリアテープの第14実施例に係り、保護シートを取り去った平面図、図35は本発明の可動接点付キャリアテープの第14実施例の断面図、図36と図37は本発明の可動接点付キャリアテープの第13実施例に係り、絶縁基体への組み込みを示す説明図、図38と図39は本発明の可動接点付キャリアテープの第14実施例に係り、絶縁基板への組み込みを示す説明図である。
【0029】
次に、本発明の可動接点付キャリアテープの第1実施例の構成と、その製造方法を図1、図2に基づいて説明すると、紙等からなる送りテープ1は、長尺の帯状で形成され、その長手方向の側縁に沿って等間隔の丸孔等からなる送り用位置決め手段1aが設けられている。
金属薄板からなる複数個の可動接点2はドーム状部で形成され、また、プラスチックフイルム等からなる複数個の粘着シート3はそれぞれ円形等で形成され、その下面である一面には、粘着剤4が設けられて、可動接点2と粘着剤4を設けた粘着シート3とで1組の可動接点集合体Sが構成されている。
【0030】
そして、この粘着シート3で可動接点2の上面を覆って、粘着剤4により可動接点2を貼着して保持すると共に、この粘着シート3は、可動接点2の外周から張り出した張出部3aを有している。
また、可動接点2を貼着した粘着シート3が送りテープ1の長手方向に所定の間隔を置いて配置されると共に、粘着シート3の張出部3aが送りテープ1から剥離可能に送りテープ1に貼着して保持され、そして、個々の可動接点2が粘着シート3と共に送りテープ1から分離可能となっている。
【0031】
即ち、送りテープ1には、互いに分離された状態で一列の可動接点集合体Sが長手方向に配置されてフープ状を成し、このフープ状の送りテープ1が渦巻き状に巻かれて、可動接点付キャリアテープが構成されたものとなっている。
そして、この可動接点付キャリアテープは、組立機(図示せず)に組み込まれ、送りテープ1が送り用位置決め手段1aによって所定量送られると共に、1組の可動接点集合体S毎に吸着部材14によって、送りテープ1から分離されるようになっている。
【0032】
次に、この第1実施例における可動接点付キャリアテープの製造方法を図2に基づいて説明すると、先ず、図2のAに示すように、一面に粘着剤4を設けたプラスチックフイルムからなる帯状のシート、或いはテープ5を用意する。
次に、図2のBに示すように、テープ5の長手方向に間隔を置いて、粘着剤4で可動接点2の上面を貼着する。
次に、図2のCに示すように、テープ5を送りテープ1上に位置させて、可動接点2間に位置する張出部3aとなる部分5aを送りテープ1に貼着する。
そして最後に、図2のDに示すように、張出部3aを残して部分5aを除去すると、互いに分離された可動接点集合体Sが送りテープ1に形成された可動接点付キャリアテープが製造される。
【0033】
また、図3は本発明の可動接点付キャリアテープの第2実施例を示し、この実施例は、可動接点集合体Sが送りテープ1の長手方向に2列に設けられたものである。
その他の構成は前記第1実施例と同様であるので、同一部品に同一番号を付し、ここではその説明を省略する。
なお、可動接点集合体Sは、2列に限らず、2列以上の複数列にしても良い。
【0034】
次に、本発明の可動接点付キャリアテープの第3実施例の構成と、その製造方法を図4、図5に基づいて説明すると、紙等からなる送りテープ1は、長尺の帯状で形成され、その長手方向の側縁に沿って等間隔の丸孔等からなる送り用位置決め手段1aが設けられている。
金属薄板からなる複数個の可動接点2はドーム状部で形成され、また、プラスチックフイルム等からなる複数個の粘着シート3はそれぞれ円形等で形成され、その下面である一面には、粘着剤4が設けられて、可動接点2と粘着剤4を設けた粘着シート3とで1組の可動接点集合体Sが構成されている。
【0035】
そして、この粘着シート3で可動接点2の上面を覆って、粘着剤4により可動接点2を貼着して保持すると共に、この粘着シート3は、可動接点2の外周から張り出した張出部3aを有し、隣り合う粘着シート3間、或いは張出部3aの外周にその表面から裏面に至る切り込み等からなる個々の可動接点集合体Sの分離容易手段6、7が設けられている。
図4においては、隣り合う粘着シート3間に設けた分離容易手段6と、張出部3aの外周に設けた分離容易手段7との双方を示しているが、何れか一方の分離容易手段6、或いは7を使用するものである。
また、粘着シート4に貼着された可動接点2が送りテープ1の長手方向に所定の間隔を置いて配置されると共に、粘着シート3の張出部3aが送りテープ1から剥離可能に送りテープ1に貼着して保持され、そして、個々の可動接点2が粘着シート3と共に送りテープ1から分離容易手段6、或いは7によって容易に分離可能となっている。
【0036】
即ち、送りテープ1には、互いに分離可能な状態で一列の可動接点集合体Sが長手方向に配置されてフープ状を成し、このフープ状の送りテープ1が渦巻き状に巻かれて、可動接点付キャリアテープが構成されたものとなっている。
そして、この可動接点付キャリアテープは、組立機(図示せず)に組み込まれ、送りテープ1が送り用位置決め手段1aによって所定量送られると共に、1組の可動接点集合体S毎に吸着部材14によって、送りテープ1から分離されるようになっている。
なお、分離容易手段6,或いは7によって隣接する可動接点集合体Sとが区分けされて、1組ずつ容易に剥離可能に形成されているので、誤組立がない。
【0037】
次に、この第3実施例における可動接点付キャリアテープの製造方法を図5に基づいて説明すると、先ず、図5のAに示すように、一面に粘着剤4を設けたプラスチックフイルムからなる帯状のシート、或いはテープ5を用意する。
次に、図5のBに示すように、テープ5の長手方向に間隔を置いて、粘着剤4で可動接点2の上面を貼着する。
そして最後に、図5のCに示すように、テープ5を送りテープ1上に位置させて、可動接点2間に位置する張出部3aとなる部分5aを送りテープ1に貼着し、テープ5に分離容易手段6、或いは7を設けると、可動接点集合体Sが送りテープ1に形成された可動接点付キャリアテープが製造される。
【0038】
なお、この実施例においても、可動接点集合体Sを送りテープ1の長手方向に複数列設けても良い。
【0039】
次に、本発明の可動接点付キャリアテープの第4実施例の構成と、その製造方法を図6、図7に基づいて説明すると、紙等からなる送りテープ1は、長尺の帯状で形成され、その長手方向の側縁に沿って等間隔の丸孔等からなる送り用位置決め手段1aが設けられている。
プラスチックフイルム等からなる複数個の粘着シート3はそれぞれ円形等で形成され、内面に接点部8を設けて可動接点を形成するドーム状部3bと、このドーム状部3bの外周から張り出した張出部3aと、張出部3aの下面である一面には、粘着剤4が設けられて、接点部8を有する粘着シート3と粘着剤4とで1組の可動接点集合体Sが構成されている。
【0040】
そして、この粘着シート3が送りテープ1の長手方向に所定の間隔を置いて配置されると共に、粘着シート3の張出部3aが送りテープ1から剥離可能に送りテープ1に貼着して保持され、そして、接点部8を有する個々の粘着シート3が送りテープ1から分離可能となっている。
【0041】
即ち、送りテープ1には、互いに分離された状態で一列の可動接点集合体Sが長手方向に配置されてフープ状を成し、このフープ状の送りテープ1が渦巻き状に巻かれて、可動接点付キャリアテープが構成されたものとなっている。
そして、この可動接点付キャリアテープは、組立機(図示せず)に組み込まれ、送りテープ1が送り用位置決め手段1aによって所定量送られると共に、1組の可動接点集合体S毎に吸着部材14によって、送りテープ1から分離されるようになっている。
【0042】
次に、この第4実施例における可動接点付キャリアテープの製造方法を図7に基づいて説明すると、先ず、図7のAに示すように、一面の一部分に粘着剤4を設けたプラスチックフイルムからなる帯状のシート、或いはテープ5を用意する。
次に、図7のBに示すように、テープ5の長手方向に間隔を置いて、粘着剤4の存在しない部分に突き出し加工を行ってドーム状部3bを形成すると共に、ドーム状部3bの内側に、例えばカーボン等を塗布して接点部8を形成する。
次に、図7のCに示すように、テープ5を送りテープ1上に位置させて、ドーム状部3b間に位置する張出部3aとなる部分5aを送りテープ1に貼着する。
そして最後に、図7のDに示すように、張出部3aを残して部分5aを除去すると、互いに分離された可動接点集合体Sが送りテープ1に形成された可動接点付キャリアテープが製造される。
【0043】
なお、この実施例においても、可動接点集合体Sを送りテープ1の長手方向に複数列設けても良い。
【0044】
次に、本発明の可動接点付キャリアテープの第5実施例の構成と、その製造方法を図8、図9に基づいて説明すると、紙等からなる送りテープ1は、長尺の帯状で形成され、その長手方向の側縁に沿って等間隔の丸孔等からなる送り用位置決め手段1aが設けられている。
プラスチックフイルム等からなる複数個の粘着シート3はそれぞれ円形等で形成され、内面に接点部8を設けて可動接点を形成するドーム状部3bと、このドーム状部3bの外周から張り出した張出部3aと、張出部3aの下面である一面には、粘着剤4が設けられて、接点部8を有する粘着シート3と粘着剤4とで1組の可動接点集合体Sが構成されている。
【0045】
そして、この粘着シート3が送りテープ1の長手方向に配置されると共に、隣り合う粘着シート3間、或いは張出部3aの外周に切り込み等の分離容易手段6、7が設けられている。
図8においては、隣り合う粘着シート3間に設けた分離容易手段6と、張出部3aの外周に設けた分離容易手段7との双方を示しているが、何れか一方の分離容易手段6、或いは7を使用するものである。
また、粘着シート4に設けられた接点部8が送りテープ1の長手方向に所定の間隔を置いて配置されると共に、粘着シート3の張出部3aが送りテープ1から剥離可能に送りテープ1に貼着して保持され、そして、個々の粘着シート3が送りテープ1から分離容易手段6、或いは7によって容易に分離可能となっている。
【0046】
即ち、送りテープ1には、互いに分離可能な状態で一列の可動接点集合体Sが長手方向に配置されてフープ状を成し、このフープ状の送りテープ1が渦巻き状に巻かれて、可動接点付キャリアテープが構成されたものとなっている。
そして、この可動接点付キャリアテープは、組立機(図示せず)に組み込まれ、送りテープ1が送り用位置決め手段1aによって所定量送られると共に、1組の可動接点集合体S毎に吸着部材14によって、送りテープ1から分離されるようになっている。
【0047】
次に、この第5実施例における可動接点付キャリアテープの製造方法を図9に基づいて説明すると、先ず、図9のAに示すように、一面の一部分に粘着剤4を設けたプラスチックフイルムからなる帯状のシート、或いはテープ5を用意する。
次に、図9のBに示すように、テープ5の長手方向に間隔を置いて、粘着剤4の存在しない部分に突き出し加工を行ってドーム状部3bを形成すると共に、ドーム状部3bの内側に、例えばカーボン等を塗布して接点部8を形成する。
そして最後に、図9のCに示すように、テープ5を送りテープ1上に位置させて、ドーム状部8間に位置する張出部3aとなる部分5aを送りテープ1に貼着し、テープ5の表面から裏面に至る切り込みを入れて分離容易手段6、或いは7を設けると、可動接点集合体Sが送りテープ1に形成された可動接点付キャリアテープが製造される。
【0048】
なお、この実施例においても、可動接点集合体Sを送りテープ1の長手方向に複数列設けても良い。
【0049】
次に、本発明の可動接点付キャリアテープの第6実施例の構成と、その製造方法を図10、図11に基づいて説明すると、紙等からなる送りテープ1は、長尺の帯状で形成され、その長手方向の側縁に沿って等間隔の丸孔等からなる送り用位置決め手段1aが設けられると共に、後述する粘着シート3の形成面に向けて突出する環状の複数個の突部1bが設けられている。
金属薄板からなる複数個の可動接点2はドーム状部で形成され、また、プラスチックフイルム等からなる複数個の粘着シート3はそれぞれ円形等で形成され、その下面である一面には、粘着剤4が設けられて、可動接点2と粘着剤4を設けた粘着シート3とで1組の可動接点集合体Sが構成されている。
【0050】
そして、この粘着シート3で可動接点2の上面を覆って、粘着剤4により可動接点2を貼着して保持すると共に、この粘着シート3は、可動接点2の外周から張り出した張出部3aを有している。
また、可動接点2を貼着した粘着シート3の張出部3aが環状の各突部1bの高さ内で、且つ、その内側に位置した状態で、送りテープ1の長手方向に所定の間隔を置いて配置されると共に、粘着シート3の張出部3aが送りテープ1から剥離可能に送りテープ1に貼着して保持され、そして、個々の可動接点2が粘着シート3と共に送りテープ1から分離可能となっている。
【0051】
即ち、送りテープ1には、互いに分離された状態で一列の可動接点集合体Sが長手方向に配置されてフープ状を成し、このフープ状の送りテープ1が渦巻き状に巻かれて、可動接点付キャリアテープが構成されたものとなっている。
また、送りテープ1が渦巻き状に巻かれた時、突部1bの存在によって、張出部3aの縁部から露出した粘着剤4が上部に位置する送りテープ1への貼着を防止できる。
また、突部1bを粘着シート3が貼り付けられた可動接点2のドーム状部の頂部よりも高く突出させて形成すると、可動接点2のへたりを防止することができる。
そして、この可動接点付キャリアテープは、組立機(図示せず)に組み込まれ、送りテープ1が送り用位置決め手段1aによって所定量送られると共に、1組の可動接点集合体S毎に吸着部材14によって、送りテープ1から分離されるようになっている。
【0052】
次に、この第6実施例における可動接点付キャリアテープの製造方法を図11に基づいて説明すると、先ず、図11のAに示すように、一面に粘着剤4を設けたプラスチックフイルムからなる帯状のシート、或いはテープ5を用意する。
次に、図11のBに示すように、テープ5の長手方向に間隔を置いて、粘着剤4で可動接点2の上面を貼着する。
次に、図11のCに示すように、テープ5を送りテープ1上に位置させて、可動接点2間に位置する張出部3aとなる部分5aを送りテープ1に貼着する。
次に、図11のDに示すように、張出部3aを残して部分5aを除去すると、互いに分離された可動接点集合体Sが送りテープ1に形成される。
そして最後に、図11のEに示すように、テープ5を除去した部分5aに位置する送りテープ1の箇所に、エンボス加工によって環状の突部1bを粘着シート3の形成面に向けて突出させて形成すると、可動接点付キャリアテープが製造される。
【0053】
なお、このような環状の突部1bは、図6,図7に示す第4実施例においても適用できるものである。
【0054】
次に、本発明の可動接点付キャリアテープの第7実施例の構成と、その製造方法を図12、図13に基づいて説明すると、紙等からなる送りテープ1は、長尺の帯状で形成され、その長手方向の側縁に沿って等間隔の丸孔等からなる送り用位置決め手段1aが設けられると共に、複数個の突部1bが設けられている。
金属薄板からなる複数個の可動接点2はドーム状部で形成され、また、プラスチックフイルム等からなる複数個の粘着シート3はそれぞれ円形等で形成され、その下面である一面には、粘着剤4が設けられて、可動接点2と粘着剤4を設けた粘着シート3とで1組の可動接点集合体Sが構成されている。
【0055】
そして、この粘着シート3で可動接点2の上面を覆って、粘着剤4により可動接点2を貼着して保持すると共に、この粘着シート3は、可動接点2の外周から張り出した張出部3aを有し、隣り合う粘着シート3間、或いは張出部3aの外周に切り込み等の分離容易手段6、7が設けられていると共に、送りテープ1に設けられた突部1bが可動接点2の近傍である分離容易手段6に沿って、粘着シート3を貫通して設けられている。
ここで、分離容易手段6,或いは7,及び突部1bは、先の実施例と同様の機能を持つよう形成、配置したものであり、この突部1bは、可動接点2の近傍において、適宜位置に設けても良いこと勿論である。
【0056】
図12においては、隣り合う粘着シート3間に設けた分離容易手段6と、張出部3aの外周に設けた分離容易手段7との双方を示しているが、何れか一方の分離容易手段6、或いは7を使用するものである。
また、粘着シート4に貼着された可動接点2が送りテープ1の長手方向に所定の間隔を置いて配置されると共に、粘着シート3の張出部3aが送りテープ1から剥離可能に送りテープ1に貼着して保持され、そして、個々の可動接点2が粘着シート3と共に送りテープ1から分離容易手段6、或いは7によって容易に分離可能となっている。
【0057】
即ち、送りテープ1には、互いに分離可能な状態で一列の可動接点集合体Sが長手方向に配置されてフープ状を成し、このフープ状の送りテープ1が渦巻き状に巻かれて、可動接点付キャリアテープが構成されたものとなっている。
また、送りテープ1が渦巻き状に巻かれた時、突部1bの存在によって、可動接点2のへたりを防止することができる。
そして、この可動接点付キャリアテープは、組立機(図示せず)に組み込まれ、送りテープ1が送り用位置決め手段1aによって所定量送られると共に、1組の可動接点集合体S毎に吸着部材14によって、送りテープ1から分離されるようになっている。
【0058】
次に、この第7実施例における可動接点付キャリアテープの製造方法を図13に基づいて説明すると、先ず、図13のAに示すように、一面に粘着剤4を設けたプラスチックフイルムからなる帯状のシート、或いはテープ5を用意する。
次に、図13のBに示すように、テープ5の長手方向に間隔を置いて、粘着剤4で可動接点2の上面を貼着する。
そして最後に、図13のCに示すように、テープ5を送りテープ1上に位置させて、可動接点2間に位置する張出部3aとなる部分5aを送りテープ1に貼着し、テープ5に分離容易手段6、或いは7を設けると、可動接点集合体Sが送りテープ1に形成されると共に、テープ5には可動接点2の近傍に位置する一部分を除去して孔を設け、この孔に位置する送りテープ1の箇所に、エンボス加工によって突部1bを形成すると、可動接点付キャリアテープが製造される。
【0059】
なお、このような環状の突部1bは、図8,図9に示す第5実施例においても適用できるものである。
【0060】
次に、本発明の可動接点付キャリアテープの第8実施例の構成と、その製造方法を図14、図15に基づいて説明すると、紙等からなる送りテープ1は、長尺の帯状で形成され、その長手方向の側縁に沿って等間隔の丸孔等からなる送り用位置決め手段1aが設けられていると共に、その長手方向に等間隔に貫通孔1cが設けられている。
金属薄板からなる複数個の可動接点2はドーム状部で形成され、また、プラスチックフイルム等からなる複数個の粘着シート3はそれぞれ円形等で形成され、その下面である一面には、粘着剤4が設けられて、可動接点2と粘着剤4を設けた粘着シート3とで1組の可動接点集合体Sが構成されている。
【0061】
そして、この粘着シート3で可動接点2の上面を覆って、粘着剤4により可動接点2を貼着して保持すると共に、この粘着シート3は、可動接点2の外周から張り出した張出部3aを有している。
また、可動接点2を貼着した粘着シート3は、可動接点2が貫通孔1cに位置した状態で、送りテープ1の長手方向に所定の間隔を置いて配置されると共に、粘着シート3の張出部3aが送りテープ1から剥離可能に送りテープ1に貼着して保持され、そして、個々の可動接点2が粘着シート3と共に送りテープ1から分離可能となっている。
また、送りテープ1の下面には、貫通孔1cを塞いで、可動接点2を埃などの異物から保護するための紙等からなる保護シート、或いは保護テープ9が貼着されている。
【0062】
即ち、保護テープ9を貼着した送りテープ1には、互いに分離された状態で一列の可動接点集合体Sが長手方向に配置されてフープ状を成し、このフープ状の送りテープ1が渦巻き状に巻かれて、可動接点付キャリアテープが構成されたものとなっている。
そして、この可動接点付キャリアテープは、組立機(図示せず)に組み込まれ、送りテープ1が送り用位置決め手段1aによって所定量送られると共に、1組の可動接点集合体S毎に吸着部材14によって、送りテープ1から分離されるようになっている。
【0063】
次に、この第8実施例における可動接点付キャリアテープの製造方法を図15に基づいて説明すると、先ず、図15のAに示すように、送りテープ1を用意し、そして、図15のBに示すように、貫通孔1cを設ける。
次に、図15のCに示すように、一面に粘着剤4を設けたプラスチックフイルムからなる帯状のシート、或いはテープ5を送りテープ1上に貼着する。
次に、図15のDに示すように、張出部3aを残して部分5aを除去して、互いに分離した粘着シート3を形成する。
次に、図15のEに示すように、送りテープ1の下面から貫通孔1cに可動接点2を挿入して、可動接点2の上面を粘着シート3に貼着し、互いに分離された可動接点集合体Sを形成する。
そして最後に、図15のFに示すように、送りテープ1の下面に保護テープ9を貼着することによって、可動接点付キャリアテープが製造される。
【0064】
なお、このように送りテープ1に貫通孔1cを設けて、この貫通孔1cを塞ぐように保護テープ9を送りテープ1に貼着した構成は、前記第1〜第7実施例にわたって適用できること勿論である。
【0065】
次に、このような第1〜第8実施例の可動接点付キャリアテープを使用する押しボタンスイッチの第1実施例を図16に基づいて説明すると、矩形状の絶縁基板11には、複数列に並んだ状態で2個が1組となった固定接点12が設けられ、この絶縁基板11上には、個々の可動接点2が固定接点12に対向した状態で、可動接点2を貼着した粘着シート3が貼着され、そして、この粘着シート3上には、操作部13aを有する押しボタン部材13が取り付けられた構成となっている。
即ち、各固定接点12に対応して、可動接点2と粘着シート3からなる可動接点集合体Sが互いに分離した状態で、絶縁基板11に貼着された構成となっている。
【0066】
また、この押しボタンスイッチの操作を説明すると、操作部13aを押圧すると、この操作部13aが可動接点2の上部を押圧し、これによって、可動接点2が反転して固定接点12に接触して、2個の固定接点12間を導通してONとなり、また、操作部13aの押圧を解除すると、可動接点2が自己復帰して、固定接点12との接触が離れ、2個の固定接点12間がOFFとなるようになっている。
【0067】
次に、このような第1実施例の押しボタンスイッチにおける組立方法を図17〜図19に基づいて説明すると、先ず、送りテープ1上の可動接点集合体Sが互いに分離した状態のものにあっては、図17に示すように、組立機の吸着部材14により1個の可動接点集合体Sが吸着されて、可動接点集合体Sを送りテープ1から剥離し、そして、図19に示すように、絶縁基板11まで搬送して、吸着部材14により可動接点集合体Sを絶縁基板11に貼着する。
そして、このような動作を繰り返すことにより、各可動接点集合体Sが絶縁基板11上に組み込まれるものである。
【0068】
また、送りテープ1上の可動接点集合体Sが分離容易手段6,或いは7によって、容易に分離できるものにあっては、図18に示すように、組立機の吸着部材14により1個の可動接点集合体Sが吸着されて、分離容易手段6,或いは7から可動接点集合体Sを送りテープ1から剥離し、そして、図19に示すように、絶縁基板11まで搬送して、吸着部材14により可動接点集合体Sを絶縁基板11に貼着する。
そして、このような動作を繰り返すことにより、各可動接点集合体Sが絶縁基板11上に組み込まれるものである。
このように本発明の実施例に係わる可動接点付キャリアテープにおいては、帯状の送りテープ1によって、可動接点2を連続供給でき、絶縁基板11への組み込みを汎用の組立機により行えるので、多様な絶縁基板11へのスイッチ回路レイアウトに安価に対応できる。
【0069】
次に、本発明の可動接点付キャリアテープの第9実施例の構成と、その製造方法を図20、図21に基づいて説明すると、紙等からなる送りテープ1は、長尺の帯状で形成され、その長手方向の側縁に沿って等間隔の丸孔等からなる送り用位置決め手段1aが設けられている。
金属薄板からなる複数個の可動接点2はドーム状部で形成され、また、プラスチックフイルム等からなる複数個の粘着シート3はそれぞれ円形等で形成され、その下面である一面には粘着剤4が設けられている。
また、プラスチックフイルム等からなるシート状のスペーサ15は、中心部に収納孔15aを有すると共に、その下面には、粘着剤16が設けられている。
【0070】
そして、スペーサ15が粘着剤16により送りテープ1上に貼着され、また、粘着シート3は、可動接点2の上面を覆って、粘着剤4により可動接点2を貼着して保持すると共に、可動接点2の外周から張り出した張出部3aを有し、そして、この粘着シート3は、可動接点2を収納孔15aに位置した状態で、張出部3aがスペーサ15の上面に貼着されている。
そして、粘着剤16を設けたスペーサ15と、粘着剤4が設けられ、可動接点2を貼着した粘着シート3とで1組の可動接点集合体Sが形成されている。
また、可動接点2を貼着した粘着シート3とスペーサ15が送りテープ1の長手方向に所定の間隔を置いて配置されると共に、スペーサ15が送りテープ1から剥離可能に送りテープ1に貼着して保持され、そして、個々の可動接点2が粘着シート3、及びスペーサ15と共に送りテープ1から分離可能となっている。
【0071】
即ち、送りテープ1には、互いに分離された状態で一列の可動接点集合体Sが長手方向に配置されてフープ状を成し、このフープ状の送りテープ1が渦巻き状に巻かれて、可動接点付キャリアテープが構成されたものとなっている。
そして、この可動接点付キャリアテープは、組立機(図示せず)に組み込まれ、送りテープ1が送り用位置決め手段1aによって所定量送られると共に、1組の可動接点集合体S毎に吸着部材14によって、送りテープ1から分離されるようになっている。
【0072】
次に、この第9実施例における可動接点付キャリアテープの製造方法を図21に基づいて説明すると、先ず、図21のAに示すように、一面に粘着剤16を設けたプラスチックフイルム等からなるスペーサ15となるテープ17を用意し、図21のBに示すように、このテープ17に収納部15aとなる孔17aを設ける。
次に、図21のCに示すように、一面に粘着剤4を設けたプラスチックフイルムからなる帯状のシート、或いはテープ5を用意し、このテープ5をフイルム17上に貼着する。
次に、図21のDに示すように、テープ17の下面から孔17aに可動接点2を挿入して、テープ5に可動接点2の上面を貼着する。
次に、図21のEに示すように、テープ17の下面に送りテープ1を貼着し、そして最後に、図21のFに示すように、張出部3aを残してテープ5と17の一部分を除去すると、互いに分離された可動接点集合体Sが送りテープ1に形成された可動接点付キャリアテープが製造される。
【0073】
なお、このような第9実施例は、図6,図7の第4実施例にも適用できること勿論である。
【0074】
次に、本発明の可動接点付キャリアテープの第10実施例の構成と、その製造方法を図22、図23に基づいて説明すると、紙等からなる送りテープ1は、長尺の帯状で形成され、その長手方向の側縁に沿って等間隔の丸孔等からなる送り用位置決め手段1aが設けられている。
金属薄板からなる複数個の可動接点2はドーム状部で形成され、また、プラスチックフイルム等からなる複数個の粘着シート3はそれぞれ円形等で形成され、その下面である一面には粘着剤4が設けられている。
また、プラスチックフイルム等からなるシート状のスペーサ15は、中心部に収納孔15aを有すると共に、その下面には、粘着剤16が設けられている。
【0075】
そして、スペーサ15が粘着剤16により送りテープ1上に貼着され、また、粘着シート3は、可動接点2の上面を覆って、粘着剤4により可動接点2を貼着して保持すると共に、可動接点2の外周から張り出した張出部3aを有し、そして、この粘着シート3は、可動接点2を収納孔15aに位置した状態で、張出部3aがスペーサ15の上面に貼着されている。
また、この粘着シート3、及びスペーサ15には、隣り合う粘着シート3間、或いは張出部3aの外周に切り込み等の分離容易手段6、7が設けられている。
図22においては、隣り合う粘着シート3間に設けた分離容易手段6と、張出部3aの外周に設けた分離容易手段7との双方を示しているが、何れか一方の分離容易手段6、或いは7を使用するものである。
【0076】
そして、粘着剤16を設けたスペーサ15と、粘着剤4が設けられ、可動接点2を貼着した粘着シート3とで可動接点集合体Sが形成され、粘着シート4に貼着された可動接点2が送りテープ1の長手方向に所定の間隔を置いて配置されると共に、粘着シート3とスペーサ15が送りテープ1から剥離可能に送りテープ1に貼着して保持され、そして、個々の可動接点2が粘着シート3、及びスペーサ15と共に送りテープ1から分離容易手段6、或いは7によって容易に分離可能となっている。
【0077】
即ち、送りテープ1には、互いに分離可能な状態で一列の可動接点集合体Sが長手方向に配置されてフープ状を成し、このフープ状の送りテープ1が渦巻き状に巻かれて、可動接点付キャリアテープが構成されたものとなっている。
そして、この可動接点付キャリアテープは、組立機(図示せず)に組み込まれ、送りテープ1が送り用位置決め手段1aによって所定量送られると共に、1組の可動接点集合体S毎に吸着部材14によって、送りテープ1から分離されるようになっている。
【0078】
次に、この第10実施例における可動接点付キャリアテープの製造方法を図23に基づいて説明すると、先ず、図23のAに示すように、一面に粘着剤16を設けたプラスチックフイルム等からなるスペーサ15となるテープ17を用意し、図23のBに示すように、このテープ17に収納部15aとなる孔17aを設ける。
次に、図23のCに示すように、一面に粘着剤4を設けたプラスチックフイルムからなる帯状のシート、或いはテープ5を用意し、このテープ5をフイルム17上に貼着する。
次に、図23のDに示すように、テープ17の下面から孔17aに可動接点2を挿入して、テープ5に可動接点2の上面を貼着する。
そして最後に、図23のEに示すように、テープ17の下面に送りテープ1を貼着し、テープ5と17に分離容易手段6,或いは7を設けると、可動接点集合体Sが送りテープ1に形成された可動接点付キャリアテープが製造される。
【0079】
なお、このような第10実施例は、図8,図9の第5実施例にも適用できること勿論である。
【0080】
次に、本発明の可動接点付キャリアテープの第11実施例の構成と、その製造方法を図24、図25に基づいて説明すると、紙等からなる送りテープ1は、長尺の帯状で形成され、その長手方向の側縁に沿って等間隔の丸孔等からなる送り用位置決め手段1aが設けられると共に、複数個の環状の突部1bが設けられている。
金属薄板からなる複数個の可動接点2はドーム状部で形成され、また、プラスチックフイルム等からなる複数個の粘着シート3はそれぞれ円形等で形成され、その下面である一面には粘着剤4が設けられている。
また、プラスチックフイルム等からなるシート状のスペーサ15は、中心部に収納孔15aを有すると共に、その下面には、粘着剤16が設けられている。
【0081】
そして、スペーサ15が粘着剤16により送りテープ1上に貼着され、また、粘着シート3は、可動接点2の上面を覆って、粘着剤4により可動接点2を貼着して保持すると共に、可動接点2の外周から張り出した張出部3aを有し、そして、この粘着シート3は、可動接点2を収納孔15aに位置した状態で、張出部3aがスペーサ15の上面に貼着されている。
そして、粘着剤16を設けたスペーサ15と、粘着剤4が設けられ、可動接点2を貼着した粘着シート3とで1組の可動接点集合体Sが形成されている。
また、可動接点2を貼着した粘着シート3とスペーサ15が環状の各突部1b内に位置した状態で、送りテープ1の長手方向に所定の間隔を置いて配置されると共に、スペーサ15が送りテープ1から剥離可能に送りテープ1に貼着して保持され、そして、個々の可動接点2が粘着シート3、及びスペーサ15と共に送りテープ1から分離可能となっている。
【0082】
即ち、送りテープ1には、互いに分離された状態で一列の可動接点集合体Sが長手方向に配置されてフープ状を成し、このフープ状の送りテープ1が渦巻き状に巻かれて、可動接点付キャリアテープが構成されたものとなっている。
また、送りテープ1が渦巻き状に巻かれた時、突部1bの存在によって、張出部3aの縁部から露出した粘着剤4、及びスペーサ15の縁部から露出した粘着剤16が上部に位置する送りテープ1への貼着、或いは可動接点2のへたりを防止することができる。
そして、この可動接点付キャリアテープは、組立機(図示せず)に組み込まれ、送りテープ1が送り用位置決め手段1aによって所定量送られると共に、1組の可動接点集合体S毎に吸着部材14によって、送りテープ1から分離されるようになっている。
【0083】
次に、この第11実施例における可動接点付キャリアテープの製造方法を図25に基づいて説明すると、先ず、図25のAに示すように、一面に粘着剤16を設けたプラスチックフイルム等からなるスペーサ15となるテープ17を用意し、図25のBに示すように、このテープ17に収納部15aとなる孔17aを設ける。
次に、図25のCに示すように、一面に粘着剤4を設けたプラスチックフイルムからなる帯状のシート、或いはテープ5を用意し、このテープ5をフイルム17上に貼着する。
次に、図25のDに示すように、テープ17の下面から孔17aに可動接点2を挿入して、テープ5に可動接点2の上面を貼着する。
次に、図25のEに示すように、テープ17の下面に送りテープ1を貼着した後、図25のFに示すように、張出部3aを残してテープ5と17の一部分を除去すると、互いに分離された可動接点集合体Sが送りテープ1に形成される。
そして最後に、図25のGに示すように、テープ5と17を除去した部分に位置する送りテープ1の箇所に、エンボス加工によって環状の突部1bを形成すると、可動接点付キャリアテープが製造される。
【0084】
なお、このような突部1bは、図12,図13に示したものでも良く、また、図12,図13に示した突部1bを図22,図23に示した第10実施例にも適用できること勿論である。
【0085】
次に、本発明の可動接点付キャリアテープの第12実施例の構成と、その製造方法を図26、図27に基づいて説明すると、紙等からなる送りテープ1は、長尺の帯状で形成され、その長手方向の側縁に沿って等間隔の丸孔等からなる送り用位置決め手段1aが設けられていると共に、その長手方向に等間隔に貫通孔1cが設けられている。
金属薄板からなる複数個の可動接点2はドーム状部で形成され、また、プラスチックフイルム等からなる複数個の粘着シート3はそれぞれ円形等で形成され、その下面である一面には粘着剤4が設けられている。
また、プラスチックフイルム等からなるシート状のスペーサ15は、中心部に収納孔15aを有すると共に、その下面には、粘着剤16が設けられている。
【0086】
そして、スペーサ15が粘着剤16により送りテープ1上に貼着され、また、粘着シート3は、可動接点2の上面を覆って、粘着剤4により可動接点2を貼着して保持すると共に、可動接点2の外周から張り出した張出部3aを有し、そして、この粘着シート3は、可動接点2を収納孔15aに位置した状態で、張出部3aがスペーサ15の上面に貼着されている。
そして、粘着剤16を設けたスペーサ15と、粘着剤4が設けられ、可動接点2を貼着した粘着シート3とで1組の可動接点集合体Sが形成されている。
また、可動接点2を貼着した粘着シート3とスペーサ15が送りテープ1の長手方向に所定の間隔を置いて配置されると共に、スペーサ15が送りテープ1から剥離可能に送りテープ1に貼着して保持され、そして、個々の可動接点2が粘着シート3、及びスペーサ15と共に送りテープ1から分離可能となっている。
また、送りテープ1の下面には、貫通孔1cを塞いで、可動接点2を埃などの異物から保護するための紙等からなる保護シート、或いは保護テープ9が貼着されている。
【0087】
即ち、送りテープ1には、互いに分離された状態で一列の可動接点集合体Sが長手方向に配置されてフープ状を成し、このフープ状の送りテープ1が渦巻き状に巻かれて、可動接点付キャリアテープが構成されたものとなっている。
そして、この可動接点付キャリアテープは、組立機(図示せず)に組み込まれ、送りテープ1が送り用位置決め手段1aによって所定量送られると共に、1組の可動接点集合体S毎に吸着部材14によって、送りテープ1から分離されるようになっている。
【0088】
次に、この第12実施例における可動接点付キャリアテープの製造方法を図27に基づいて説明すると、先ず、図27のAに示すように、送りテープ1を用意し、次に、図27のBに示すように、一面に粘着剤16を設けたプラスチックフイルム等からなるスペーサ15となるテープ17を用意し、このテープ17を送りテープ1上に貼着する。
次に、図27のCに示すように、このテープ17には収納部15aとなる孔17aを、また、送りテープ1には貫通孔1cを同時に設ける。
次に、図27のDに示すように、一面に粘着剤4を設けたプラスチックフイルムからなる帯状のシート、或いはテープ5を用意し、このテープ5をフイルム17上に貼着する。
次に、図27のEに示すように、張出部3aを残してテープ5と17の一部分を除去すると、互いに分離された粘着シート3とスペーサ5が送りテープ1に形成される。
次に、図27のFに示すように、テープ17の下面から孔17aに可動接点2を挿入して、テープ5に可動接点2の上面を貼着すると、可動接点集合体Sが形成される。
そして最後に、図27のGに示すように、送りテープ1の下面に保護テープ9を貼着することによって、可動接点付キャリアテープが製造される。
【0089】
なお、このような第12実施例は、図20〜図25に示した第9〜第11実施例にも適用できること勿論である。
【0090】
次に、このような第9〜第12実施例の可動接点付キャリアテープを使用する押しボタンスイッチの第2実施例を図28に基づいて説明すると、矩形状の絶縁基板11には、複数列に並んだ状態で2個が1組となった固定接点12が設けられ、この絶縁基板11上には、収納孔15aを有するスペーサ15が貼着されると共に、このスペーサ15上には、個々の可動接点2が固定接点12に対向して収納孔15aに収納された状態で、可動接点2を貼着した粘着シート3が貼着され、そして、この粘着シート3上には、操作部13aを有する押しボタン部材13が取り付けられた構成となっている。
即ち、各固定接点12に対応して、可動接点2を貼着した粘着シート3、及びスペーサ15からなる可動接点集合体Sが互いに分離した状態で、絶縁基板11に貼着された構成となっている。
【0091】
また、この押しボタンスイッチの操作を説明すると、操作部13aを押圧すると、この操作部13aが可動接点2の上部を押圧し、これによって、可動接点2が反転して固定接点12に接触して、2個の固定接点12間を導通してONとなり、また、操作部13aの押圧を解除すると、可動接点2が自己復帰して、固定接点12との接触が離れ、2個の固定接点12間がOFFとなるようになっている。
【0092】
次に、このような第2実施例の押しボタンスイッチにおける組立方法を図29〜図31に基づいて説明すると、先ず、送りテープ1上の可動接点集合体Sが互いに分離した状態のものにあっては、図29に示すように、組立機の吸着部材14により1個の可動接点集合体Sが吸着されて、可動接点集合体Sを送りテープ1から剥離し、そして、図31に示すように、絶縁基板11まで搬送して、吸着部材14により可動接点集合体Sを絶縁基板11に貼着する。
そして、このような動作を繰り返すことにより、各可動接点集合体Sが絶縁基板11上に組み込まれるものである。
【0093】
また、送りテープ1上の可動接点集合体Sが分離容易手段6,或いは7によって、容易に分離できるものにあっては、図30に示すように、組立機の吸着部材14により1個の可動接点集合体Sが吸着されて、分離容易手段6,或いは7から可動接点集合体Sを送りテープ1から剥離し、そして、図31に示すように、絶縁基板11まで搬送して、吸着部材14により可動接点集合体Sを絶縁基板11に貼着する。
そして、このような動作を繰り返すことにより、各可動接点集合体Sが絶縁基板11上に組み込まれるものである。
これらの本発明の実施例においても、可動接点付キャリアテープにおいては、帯状の送りテープ1によって、可動接点2を連続供給でき、絶縁基板11への組み込みを汎用の組立機により行えるので、多様な絶縁基板11へのスイッチ回路レイアウトに安価に対応できるという効果を得ることができる上に、更に、厚さの異なるスペーサ15との組合せによって、多様な動作ストローク、フィーリングに対応できる。
【0094】
次に、本発明の可動接点付キャリアテープの第13実施例の構成を図32、図33に基づいて説明すると、紙等からなる送りテープ1は、長尺の帯状で形成され、その長手方向の側縁に沿って等間隔の丸形等からなる送り用位置決め手段1aが設けられていると共に、その長手方向に等間隔に凹部1dが設けられている。
金属薄板からなる複数個の可動接点2は円形のドーム状部2aで形成され、この各可動接点2は、送りテープ1の凹部1dに収納されている。
そして、紙等ならなる保護シート、或いは保護テープ9は、凹部1dの開放部を塞ぐように送りテープ1に剥離可能に貼着されて、個々の可動接点2が送りテープ1から分離可能に送りテープ1に保持されている。
【0095】
そして、フープ状の送りテープ1が渦巻き状に巻かれて、可動接点付キャリアテープが構成されたものとなっており、この可動接点付キャリアテープは、組立機(図示せず)に組み込まれ、送りテープ1が送り用位置決め手段1aによって所定量送られると共に、保護テープ9が送りテープ1から剥がされ、1個の可動接点2毎に吸着部材14によって、送りテープ1から分離されるようになっている。
【0096】
次に、本発明の可動接点付キャリアテープの第14実施例の構成を図34、図35に基づいて説明すると、紙等からなる送りテープ1は、長尺の帯状で形成され、その長手方向の側縁に沿って等間隔の丸形等からなる送り用位置決め手段1aが設けられていると共に、その長手方向に等間隔に凹部1dが設けられている。
金属薄板からなる複数個の可動接点2は円形のドーム状部2aと、このドーム状部2aの外周から突出する突出部2bとで形成されると共に、この各可動接点2は、送りテープ1の凹部1dに収納されている。
そして、紙等ならなる保護シート、或いは保護テープ9は、凹部1dの開放部を塞ぐように送りテープ1に剥離可能に貼着されて、個々の可動接点2が送りテープ1から分離可能に送りテープ1に保持されている。
【0097】
そして、フープ状の送りテープ1が渦巻き状に巻かれて、可動接点付キャリアテープが構成されたものとなっており、この可動接点付キャリアテープは、組立機(図示せず)に組み込まれ、送りテープ1が送り用位置決め手段1aによって所定量送られると共に、保護テープ9が送りテープ1から剥がされ、1個の可動接点2毎に吸着部材14によって、送りテープ1から分離されるようになっている。
【0098】
次に、図32,図33に示した第13実施例の可動接点付キャリアテープの押しボタンスイッチへの組み込みを図36,図37に基づいて説明すると、先ず、図36に示すように、保護テープ9を剥がした後、組立機の吸着部材14により1個の可動接点2を吸着して搬送する。
次に、図37に示すように、固定接点12を埋設した合成樹脂の成型品からなる絶縁基体18の凹部18a内に、吸着部材14により搬送された可動接点2を載置する。
そして、このような動作を繰り返すことによって、可動接点2が絶縁基体18に組み込まれるものである。
【0099】
次に、図34,図35に示した第14実施例の可動接点付キャリアテープの押しボタンスイッチへの組み込みを図38,図39に基づいて説明すると、先ず、図38に示すように、保護テープ9を剥がした後、組立機の吸着部材14により1個の可動接点2を吸着して搬送する。
次に、図39に示すように、絶縁基板11上の固定接点12に設けた取付部12aには、予めクリーム半田(図示せず)が塗布されていて、吸着部材14により搬送された可動接点2の突出部2bをクリーム半田上に載置する。
そして、このような動作を繰り返すことによって、可動接点2が絶縁基板11に組み込まれるものである。
しかる後、この絶縁基板11を加熱炉(図示せず)に搬送して、クリーム半田を溶融して突出部2bを取付部12aに半田付けし、可動接点2が取り付けられるようになっている。
これらの実施例においても、可動接点付キャリアテープにおいては、帯状の送りテープ1によって、可動接点2を連続供給でき、絶縁基板11への組み込みを汎用の組立機により行えるので、多様な絶縁基板11へのスイッチ回路レイアウトに安価に対応できると共に、可動接点2そのものを絶縁基板11,或いは絶縁基体18に組み込めるので、供給用にのみ使用する保持部材の省資源化ができる。
【0100】
【発明の効果】
本発明の可動接点付キャリアテープは、送り用位置決め手段1aを有する帯状の送りテープ1と、ドーム状の可動接点2とを備え、可動接点2は送りテープ1の長手方向に所定の間隔を置いて複数個が配置されると共に、個々の可動接点2が送りテープから分離可能に送りテープに保持されたものであるため、個々の可動接点2が送りテープ1から分離して搬送でき、押しボタンスイッチの組立に融通性のある可動接点付キャリアテープを提供できる。
【0101】
また、可動接点2は、送りテープ1に一列、或いは複数列で保持されたため、組立機、或いは押しボタンスイッチに合わせて使用される可動接点付キャリアテープを提供できる。
【0102】
また、可動接点1は、金属薄板からなるドーム状部で形成されると共に、一面に粘着剤4を設けた粘着シート3を有し、この粘着シート3で可動接点2の上面を覆って可動接点2を貼着して保持すると共に、可動接点2の外周からの粘着シート3の張出部3aが送りテープ1から剥離可能に送りテープ1に貼着して保持され、個々の可動接点2が粘着シート3と共に送りシート1から分離可能としたため、個々の可動接点2と粘着シート3が送りテープ1から分離して搬送でき、押しボタンスイッチの組立に融通性のある可動接点付キャリアテープを提供できる。
また、1個の可動接点2と1個の粘着シート3とで1組の可動接点集合体Sが構成され、それぞれの1組の可動接点集合体Sが分離可能となっているため、絶縁基板11或いは固定接点12の種々の種類に対応でき、標準化が図れて、安価な可動接点付キャリアテープを提供できる。
また、粘着シート3は、個々に分離可能となっているため、従来のような繋ぎ部が無く、特に、軽量化が要求されるものにおいて好適な可動接点付キャリアテープを提供できる。
【0103】
また、内面に接点部8を設けて可動接点を形成するドーム状部3bと、このドーム状部3bの外周から張り出した張出部3aと、この張出部3aの下面に設けられた接着剤4とを有するプラスチックフイルムからなる粘着シート3を備え、この粘着シート3の張出部3aが送りテープ1から剥離可能に送りテープ1に貼着して保持され、接点部8を有する個々の粘着シート3が送りテープ1から分離可能としたため、個々の粘着シート3が送りテープ1から分離して搬送でき、押しボタンスイッチの組立に融通性のある可動接点付キャリアテープを提供できる。
また、接点部8を有する1個の粘着シート3で1組の可動接点集合体Sが構成され、それぞれ1組の可動接点集合体Sが分離可能となっているため、絶縁基板11或いは固定接点12の種々の種類に対応でき、標準化が図れて、安価な可動接点付キャリアテープを提供できる。
また、粘着シート3は、個々に分離可能となっているため、従来のような繋ぎ部が無く、特に、軽量化が要求されるものにおいて好適な可動接点付キャリアテープを提供できる。
【0104】
また、粘着シート3には、切り込み等の分離容易手段6、或いは7を設けて、粘着シート3を送りテープ1から分離可能としたため、その製作が容易で、生産性の良好な可動接点付キャリアテープを提供できる。
また、粘着シート3は、それぞれが分離して送りテープ1に貼着して保持されたため、個々の粘着シート3の剥がれの確実な可動接点付キャリアテープを提供できる。
【0105】
また、可動接点2は、金属薄板からなるドーム状部で形成されると共に、一面に粘着剤4を設けた粘着シート3と、可動接点2を収納する収納孔15aを有し、少なくとも一面に粘着剤16を設けたシート状のスペーサ15とを備え、粘着シート3で可動接点2の上面を覆って可動接点2を貼着して保持し、可動接点2を収納孔15aに位置させた状態で、可動接点2の外周からの粘着シート3の張出部3aがスペーサ15の上面に貼着されると共に、スペーサ15が送りテープ1から剥離可能に送りテープ1に貼着して保持され、個々の可動接点2が粘着シート3、及びスペーサ15と共に送りテープ1から分離可能としたため、可動接点2と粘着シート3とスペーサ15のそれぞれが送りテープ1から分離して搬送でき、押しボタンスイッチの組立に融通性のある可動接点付キャリアテープを提供できる。
また、1個の可動接点2と1個の粘着シート3と1個のスペーサ15とで1組の可動接点集合体Sが構成され、それぞれ1組の可動接点集合体Sが分離可能となっているため、絶縁基板11或いは固定接点12の種々の種類に対応でき、標準化が図れて、安価な可動接点付キャリアテープを提供できる。
また、スペーサ15は、個々に分離可能となっているため、従来のような繋ぎ部が無く、特に、軽量化が要求されるものにおいて好適な可動接点付キャリアテープを提供できる。
【0106】
また、内面に接点部8を設けて可動接点を形成するドーム状部3bと、このドーム状部3bの外周から張り出した張出部3aと、この張出部3aの下面に設けられた粘着剤4とを有するプラスチックフイルムからなる粘着シート3、及びドーム状部3bと対向する位置に孔15aを有し、少なくとも一面に粘着剤16を設けたシート状のスペーサ15とを備え、粘着シート3の張出部3aがスペーサ15の上面に貼着して保持される共に、スペーサ15が送りテープ1から剥離可能に送りテープ1に貼着して保持され、可動接点を有する個々の粘着シート3がスペーサ15と共に送りテープ1から分離可能としたため、可動接点を有する粘着シート3とスペーサ15のそれぞれが送りテープ1から分離して搬送でき、押しボタンスイッチの組立に融通性のある可動接点付キャリアテープを提供できる。
また、可動接点を有する1個の粘着シート3と1個のスペーサ15とで1組の可動接点集合体Sが構成され、それぞれ1組の可動接点集合体Sが分離可能となっているため、絶縁基板11或いは固定接点12の種々の種類に対応でき、標準化が図れて、安価な可動接点付キャリアテープを提供できる。
また、スペーサ15は、個々に分離可能となっているため、従来のような繋ぎ部が無く、特に、軽量化が要求されるものにおいて好適な可動接点付キャリアテープを提供できる。
【0107】
また、粘着シート3、及びスペーサ15には、切り込み等の分離容易手段6,或いは7を設けて、1個の粘着シート3と1個のスペーサ15からなる1組毎に、送りテープ1から分離可能としたため、その製作が容易で、生産性の良好な可動接点付キャリアテープを提供できる。
また、1個の粘着シート3と1個のスペーサ15からなる1組毎に、それぞれが分離して送りテープ1に貼着されたため、粘着シート3とスペーサ15のそれぞれの剥がれの確実な可動接点付キャリアテープを提供できる。
【0108】
また、送りテープ1には、粘着シート3側に突出する突部1bを設け、該突部1bを可動接点2の外周近傍に配置したため、送りテープ1が渦巻き上に巻かれた際、可動接点2のへたりの無い可動接点付キャリアテープを提供できる。
また、送りテープ1には、粘着シート3側に突出する環状の突部1bを設け、該突部1bを粘着シート3の外周近傍に沿って配置したため、送りテープ1が渦巻き上に巻かれた際、張出部3aの縁部から露出した粘着剤4、及びスペーサ15の縁部から露出した粘着剤16が上部に位置する送りテープ1に貼着したり、或いは可動接点2のへたりを防止することができる可動接点付キャリアテープを提供できる。
【0109】
また、送りテープ1は、個々の可動接点2と対向する位置に、可動接点2の外形より大きな貫通孔1cを有し、送りテープ1の下面には、貫通孔1cを塞ぐように保護シート、或いは保護テープ9を貼着したため、保護テープ9によって、可動接点2を埃等の異物から保護できる加堂接点付キャリアテープを提供できる。
また、送りテープ1に貫通孔1cを設けることにより、この貫通孔1cから可動接点2を挿入できて、この貫通孔1cで可動接点2の位置決めができる可動接点付キャリアテープを提供できる。
【0110】
また、送りテープ1には、長手方向に所定の間隔を置いて、個々の可動接点2を収納するための凹部1dを設け、この凹部1dに可動接点2を収納すると共に、凹部1dの開放部を塞ぐように保護シート、或いは保護テープ9が送りテープ1から剥離可能に貼着して保持されて、個々の可動接点2が送りテープ1から分離可能に送りテープ1に保持されたため、個々の可動接点2が送りテープ1から分離して搬送でき、押しボタンスイッチの組立に融通性のある可動接点付キャリアテープを提供できる。
また、可動接点2は、金属薄板からなり、ドーム状部2aとこのドーム状部2aの外周から突出する突出部2bとを有するため、個々の可動接点2の突出2bを固定接点12の取付部12aに位置決めできる可動接点付キャリアテープを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の可動接点付キャリアテープの第1実施例を示す一部切り欠き平面図。
【図2】本発明の可動接点付キャリアテープの第1実施例に係り、その製造方法を示す説明図。
【図3】本発明の可動接点付キャリアテープの第2実施例を示す一部切り欠き平面図。
【図4】本発明の可動接点付キャリアテープの第3実施例を示す一部切り欠き平面図。
【図5】本発明の可動接点付キャリアテープの第3実施例に係り、その製造方法を示す説明図。
【図6】本発明の可動接点付キャリアテープの第4実施例を示す一部切り欠き平面図。
【図7】本発明の可動接点付キャリアテープの第4実施例に係り、その製造方法を示す説明図。
【図8】本発明の可動接点付キャリアテープの第5実施例を示す一部切り欠き平面図。
【図9】本発明の可動接点付キャリアテープの第5実施例に係り、その製造方法を示す説明図。
【図10】本発明の可動接点付キャリアテープの第6実施例を示す一部切り欠き平面図。
【図11】本発明の可動接点付キャリアテープの第6実施例に係り、その製造方法を示す説明図。
【図12】本発明の可動接点付キャリアテープの第7実施例を示す一部切り欠き平面図。
【図13】本発明の可動接点付キャリアテープの第7実施例に係り、その製造方法を示す説明図。
【図14】本発明の可動接点付キャリアテープの第8実施例を示す一部切り欠き平面図。
【図15】本発明の可動接点付キャリアテープの第8実施例に係り、その製造方法を示す説明図。
【図16】本発明の可動接点付キャリアテープを使用した押しボタンスイッチの第1実施例の要部断面図。
【図17】押しボタンスイッチの第1実施例に係る組立方法を示す説明図。
【図18】押しボタンスイッチの第1実施例に係る組立方法を示す説明図。
【図19】押しボタンスイッチの第1実施例に係る組立方法を示す説明図。
【図20】本発明の可動接点付キャリアテープの第9実施例を示す一部切り欠き平面図。
【図21】本発明の可動接点付キャリアテープの第9実施例に係り、その製造方法を示す説明図。
【図22】本発明の可動接点付キャリアテープの第10実施例を示す一部切り欠き平面図。
【図23】本発明の可動接点付キャリアテープの第10実施例に係り、その製造方法を示す説明図。
【図24】本発明の可動接点付キャリアテープの第11実施例を示す一部切り欠き平面図。
【図25】本発明の可動接点付キャリアテープの第11実施例に係り、その製造方法を示す説明図。
【図26】本発明の可動接点付キャリアテープの第12実施例を示す一部切り欠き平面図。
【図27】本発明の可動接点付キャリアテープの第12実施例に係り、その製造方法を示す説明図。
【図28】本発明の可動接点付キャリアテープを使用した押しボタンスイッチの第2実施例の要部断面図。
【図29】押しボタンスイッチの第2実施例に係る組立方法を示す説明図。
【図30】押しボタンスイッチの第2実施例に係る組立方法を示す説明図。
【図31】押しボタンスイッチの第2実施例に係る組立方法を示す説明図。
【図32】本発明の可動接点付キャリアテープの第13実施例に係り、保護シートを取り去った平面図。
【図33】本発明の可動接点付キャリアテープの第13実施例の断面図。
【図34】本発明の可動接点付キャリアテープの第14実施例に係り、保護シートを取り去った平面図。
【図35】本発明の可動接点付キャリアテープの第14実施例の断面図。
【図36】本発明の可動接点付キャリアテープの第13実施例に係り、絶縁基体への組み込みを示す説明図。
【図37】本発明の可動接点付キャリアテープの第13実施例に係り、絶縁基体への組み込みを示す説明図。
【図38】本発明の可動接点付キャリアテープの第14実施例に係り、絶縁基板への組み込みを示す説明図。
【図39】本発明の可動接点付キャリアテープの第14実施例に係り、絶縁基板への組み込みを示す説明図。
【図40】従来の第1の可動接点付シートの分解斜視図。
【図41】従来の第1の可動接点付シートの断面図。
【図42】従来の第1の可動接点付シートを使用した押しボタンスイッチを示す分解斜視図。
【図43】従来の第1の可動接点付シートを使用した押しボタンスイッチを示す断面図。
【図44】従来の第2の可動接点付シートの分解斜視図。
【図45】従来の第2の可動接点付シートの断面図。
【図46】従来の第2の可動接点付シートを使用した押しボタンスイッチを示す分解斜視図。
【図47】従来の第2の可動接点付シートを使用した押しボタンスイッチを示す断面図。
【符号の説明】
1 送りテープ
1a 送り用位置決め手段
1b 突部
1c 貫通孔
1d 凹部
2 可動接点
2a ドーム状部
2b 突出部
3 粘着シート
3a 張出部
3b ドーム状部
4 粘着剤
5 テープ
5a 部分
6 分離容易手段
7 分離容易手段
8 接点部
9 保護テープ
11 絶縁基板
12 固定接点
12a 取付部
13 押しボタン部材
13a 操作部
14 吸着部材
15 スペーサ
15a 収納孔
16 粘着剤
17 テープ
17a 孔
18 絶縁基体
18a 凹部
S 可動接点集合体
Claims (6)
- 送り用位置決め手段を有する帯状の送りテープと、金属薄板からなり内面に接点部を有するドーム状部で形成され前記送りテープの長手方向に所定の間隔を置いて複数個が一列、或いは複数列で保持された可動接点とを備え、前記可動接点の上面を、下面に粘着剤を設けた粘着シートで覆って前記可動接点を貼着して前記送りテープに保持すると共に、前記可動接点のドーム状部の全外周に張出させた張出部を残して前記送りテープの長手方向に隣接する前記可動接点間の前記粘着シートの一部を除去することで、前記粘着シートの下面の送りテープを露出させて前記粘着シートのそれぞれを分離する分離容易手段を形成し、個々の前記可動接点が前記粘着シートと共に前記送りテープから分離可能とすると共に、前記送りテープを前記粘着シートから剥離することで個々の前記可動接点の接点部と前記張出部下面の粘着剤とを露出させ、該可動接点を固定接点が配設された絶縁基板上に前記固定接点と対向させて前記粘着剤によって貼りつけ可能としたことを特徴とする可動接点付キャリアテープ。
- 送り用位置決め手段を有する帯状の送りテープと、金属薄板からなり内面に接点部を有するドーム状部で形成され前記送りテープの長手方向に所定の間隔を置いて複数個が一列、或いは複数列で保持された可動接点と、前記可動接点を収納する収納孔を有し、下面に粘着剤を設けたシート状のスペーサとを備え、前記可動接点の上面を、下面に粘着剤を設けた粘着シートで覆って前記可動接点を貼着して保持し、前記可動接点を前記収納孔に位置させた状態で、前記可動接点の外周からの前記粘着シートの張出部が前記スペーサの上面に貼着されると共に、前記可動接点のドーム状部の全外周に張出させた張出部を残して前記送りテープの長手方向に隣接する前記可動接点間の前記粘着シート及び前記スペーサの一部を除去することで、前記粘着シート及び前記スペーサの下面の送りテープを露出させてそれぞれの前記粘着シート及び前記スペーサを分離する分離容易手段を形成し、個々の前記可動接点が前記粘着シート及び前記スペーサと共に前記送りテープから分離可能とすると共に、前記送りテープを前記粘着シート及び前記スペーサから剥離することで個々の前記可動接点の接点部と前記スペーサ下面の粘着剤とを露出させ、該可動接点を固定接点が配設された絶縁基板上に前記固定接点と対向させて前記スペーサ下面の粘着剤によって貼り付け可能としたことを特徴とする可動接点付キャリアテープ。
- 前記送りテープには、前記粘着シート側に突出する突部を設け、該突部を前記可動接点の外周近傍に配置すると共に前記送りテープの長手方向に沿って隣接する前記可動接点の幅内を通る延長線上に設けたことを特徴とする請求項1、又は2記載の可動接点付キャリアテープ。
- 前記可動接点のドーム状部の全外周に張出させた前記粘着シートの張出部の外形を、ドーム状部の外形に沿って円形状に形成したことを特徴とする請求項1、又は2記載の可動接点付キャリアテープ。
- 前記送りテープには、前記粘着シート側に突出する環状の突部を設け、該突部を前記粘着シートの外周近傍に沿って配置したことを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の可動接点付キャリアテープ。
- 前記送りテープは、個々の前記可動接点と対向する位置に、前記可動接点の外形より大きな貫通孔を有し、前記送りテープの下面には、前記貫通孔を塞ぐように保護シート、或いは保護テープを貼着したことを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載の可動接点付キャリアテープ。
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