JPH056778B2 - - Google Patents

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JPH056778B2
JPH056778B2 JP2403788A JP2403788A JPH056778B2 JP H056778 B2 JPH056778 B2 JP H056778B2 JP 2403788 A JP2403788 A JP 2403788A JP 2403788 A JP2403788 A JP 2403788A JP H056778 B2 JPH056778 B2 JP H056778B2
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fixed contact
tape
contact plate
movable contact
lower fixed
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JP2403788A
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Masaji Masuda
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MISAKI DENSHI KOGYO KK
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MISAKI DENSHI KOGYO KK
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は薄形プツシユスイツチの製造方法に関
するものである。
〔従来の技術〕
最近、プツシユスイツチとして、スイツチケー
スを使用しない積層行動の薄形プツシユスイツチ
が考えられている。
この薄形プツシユスイツチは、外側縁に端子を
設けるとともに中央部上面に接点部を突設した下
固定接点板の上に、中央部に前記下固定接点板の
接点部と対応する開口を設けた絶縁スペーサシー
トの上に、上脹らみ球面状に彎曲する平面円形の
金属ばね板からなる可動接点板と、外側縁に端子
を設けるとともに中央部に前記可動接点板を露出
させる開口を設けた上固定接点板とを積層したも
ので、可動接点板はその外周縁部において上固定
接点板と電気的に導通接触している。この薄形プ
ツシユスイツチはその上固定接点板の開口部を露
出している可動接点板を押圧することによつてオ
ンされるもので、この可動接点板を押圧すると、
上脹らみ球面状に彎曲している可動接点板が押圧
力により下方に撓み変形して下側固定接点板の接
点部に接触し、上固定接点板と下固定接点板とが
可動接点板を介して導通されてスイツチがオン状
態となる。また上記可動接点板の押圧力を開放す
ると、この可動接点板がそのばね力により上脹ら
み状態に復元して下固定接点板の接点部から離
れ、スイツチがオフ状態となる。
ところで、この薄形プツシユスイツチは、上記
のような積層構造のものであるために、この薄形
プツシユスイツチを製造するには、下固定接点板
と絶縁スペーサシートと可動接点板および上固定
接点板とを互いに位置合わせして固定する必要が
ある。
このため、従来は、下固定接点板の上に絶縁ス
ペーサシートと可動接点板と上固定接点板とを順
次位置合わせして積層した後に、上固定接点板の
外周縁の数箇所に突設した爪部を下固定接点板の
下面に折曲げ掛止することにより、上固定接点板
と下固定接点板とをその間にスペーサシートと可
動接点板とを挟持した状態で固定するか、あるい
は、可動接点板はその外周縁部を上固定接点板の
開口周縁部とこの開口周縁部から突出する舌片と
の間に挟持して上固定接点板に固定しておき、下
固定接点板と絶縁スペーサシートと前記可動接点
板を固定した上固定接点板とを位置合わせして積
層した後に、上記方法と同様に上固定接点板の外
周縁に突設した爪部を下固定接点板の下面に折曲
げ掛止することにより、上固定接点板と下固定接
点板とをその間にスペーサシートを挟持した状態
で固定してスイツチを組立てている。なお、この
場合、上記爪部を下固定接点板に直接掛止する
と、下固定接点板と上固定接点板とが爪部を介し
て短絡してしまうから、上記製造方法では、前記
絶縁スペーサシートの外周縁に前記爪部の内側に
重なる突出片部を形成しておいてこの突出片部を
爪部と下固定接点板との間にはさも込むことによ
り、爪部と下固定接点板との間を絶縁している
(実開昭57−7118号公報および実開昭59−28924号
公報参照)。
〔発明が解決しようとする課題〕 しかしながら、上記従来の薄形プツシユスイツ
チの製造方法は、スイツチを1つ1つ個々に組立
てるものであり、またスイツチを組立てるのに、
上固定接点板の外周縁の数箇所に突設した爪部を
折曲げて下固定接点板の下面に掛止しなければな
らないため、スイツチの製造能率が悪いという問
題をもつていた。
本発明は上記のような実情にかんがみてなされ
たものであつて、その目的とするところは、積層
構造の薄形プツシユスイツチを能率よく製造する
ことができる薄形プツシユスイツチの製造方法を
提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は上記目的を達成するために、外側縁に
端子を設けるとともに中央部上面に接点部を突設
した下固定接点板を多数個長さ方向に並べて形成
した下固定接点テープと、上下面に接着剤層を有
しかつ中央部に前記下丁接点板の接点部と対応す
る開口を設けた絶縁スペーサシートを多数個長さ
方向に並べて形成したスペーサテープと、外側縁
と端子を設けるとともに上面に周囲に凸部を有す
る可動接点載置面を形成しかつこの可動接点載置
面の中央部に前記下固定接点板の接点部と対応す
る開口を設けた上固定接点板を多数個長さ方向に
並べて形成した上固定接点テープと、上脹らみ球
面状に彎曲する平面円形の金属ばね板からなりか
つ前記上固定接点板の可動接点載置面周囲の凸部
の内側に挿入されて外周縁部において前記可動接
点載置面に載置支持されるとともに上方から押圧
力により下方に撓み変形して前記下固定接点板の
接点部に接触する可動接点板を多数個長さ方向に
並べて形成した可動接点テープと、下面に接着剤
層を有する可撓性のカバーシートを多数個長さ方
向に並べて形成したカバーテープとをそれぞれ別
のリールに巻いておき、これら各テープを前記リ
ールから繰り出して送りながら、これら各テープ
を、下固定接点テープ、スペーサテープ、上固定
接点テープ、可動接点テープ、カバーテープの順
に重ねて加圧することにより、前記下固定接点板
と上固定接点板とを前記スペーサシートを介して
接着するとともに前記上固定接点板とその可動接
点載置面に載置された前記可動接点板の上面に前
記カバーシートを接着して薄形プツシユスイツチ
を連続的に組立て、この後前記薄形プツシユスイ
ツチを前記各テープから切取り分離するようにし
たものである。
〔作用〕
この製造方法によれば、上記各テープを送りな
がらこの各テープを積層して接着するだけで連続
的に薄形プツシユスイツチを組立てることができ
るから、積層構造の薄形プツシユスイツチを能率
よく製造することができる。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を第1図〜第7図を参
照して説明する。
まず、薄形プツシユスイツチの構造を説明する
と、第4図〜第7図はこの製造方法によつて製造
された薄形プツシユスイツチを示したもので、こ
の薄形プツシユスイツチは、下固定接点板1、絶
縁スペーサシート2、上固定接点板3、可動接点
板4、スイツチ上面を覆う上カバーシート5およ
びスイツチ下面を覆う下カバーシート6を積層接
着して構成されている。
上記下固定接点板1は、ほぼ正方形の金属板か
らなつており、この下固定接点板1の外側縁には
外方に突出する端子1a,1aが形成され、中央
部上面には、下固定接点板1を下面側から上面側
に突き出して形成された接点部1bが突設されて
いる。また絶縁スペーサシート2は、ポリエステ
ル等の樹脂フイルムの上下面に加熱反応形接着剤
例えば熱硬化形接着剤7を塗布した両面接着シー
トからなつており、このスペーサシート2は、そ
の縦横の幅が上記下固定接点板1の幅と同じほぼ
正方形のシートとされ、その中央部には、下固定
接点板1の接点部1bと対応する円形開口2aが
設けられている。前記上固定接点板3は、上記下
固定接点板1よりも面積が小さい金属板からなつ
ており、この上固定接点板3の外側縁には下固定
接点板1の外方に突出する下方にフオーミングさ
れた端子3a,3aが形成されている。またこの
上固定接点板3の上面には、この上固定接点板3
を下面側から上面側に突き出して一対の円弧状凸
部3c,3cを環状に設けることにより、この円
弧状凸部3c,3cで囲まれた円形の可動接点載
置面3bが形成されており、この可動接点載置面
3bの中央部には、下固定接点板1の接点部1b
と対応する円形開口3dが設けられている。な
お、前記円弧状凸部3c,3cは、上固定接点板
3を下面側から上面側に突き出して形成されたも
ので、この両円弧状凸部3c,3cは、その端部
間に間〓3e,3eをとつて形成されている。ま
た、3f,3fは、後述するスイツチ製造方法の
関係で上固定接点板3の両側縁部に残されたスイ
ツチの機能には関係のない足片部であり、この足
片部3f,3fは前記円弧状凸部3c,3c間の
間〓3e,3eと対向する位置である。そして、
この上固定接点板3は、上下面に接着剤層を有す
る上記絶縁スペーサシート2を介して下固定接点
板1の上に積層接着されている。なお、下固定接
点板1の外側縁には、上固定接点板3の端子3
a,3aおよび足片部3f,3fとそれぞれ対応
させて、これらに対して逃げとなる切欠部1c,
1cおよび1d,1dが形成されており、上固定
接点板3の端子3a,3aおよび足片部3f,3
fは、下固定接点板1の切欠部1c,1cおよび
1d,1d内に外側縁部が張出している前記絶縁
スペーサシート2によつて固定接点板1と完全に
絶縁されている。
また、前記可動接点板4は、上固定接点板3の
可動接点板載置面3bとほぼ同じ径の円形金属ば
ね板からなつており、この可動接点板4は上脹ら
み球面状に彎曲されている。そして、この可動接
点板4は、上固定接点板3の可動接点載置面周囲
の円弧状の凸部3c,3cの内側に嵌込み挿入さ
れ、外周縁部において前記可動接点載置面3b上
に載置支持されて、上固定接点板3と電気的に導
通接触している。なお、4a,4aは、上固定接
点板3の足片部3f,3fと同様に、後述するス
イツチ製造方法の関係で可動接点板4の両側縁部
に残された、スイツチの機能には関係のない足片
部であり、この足片部4a,4a、上固定接点板
3の円弧状凸部3c,3c間の間〓3e,3eか
ら突き出して上固定接点板3の足片部3f,3f
上に重なつている。
一方、前記スイツチ上面を覆うカバーシート5
と、スイツチ下面を覆う下カバーシート6は、ポ
リエステル等の可撓性樹脂フイルムの一方の面
に、前記スペーサシート2と同じ熱硬化形接着剤
7を塗布した片面接着シートからなつており、ま
たこの上カバーシート5および下カバーシート6
はそれぞれスペーサシート2と同じ外形のものと
されている。そして、上カバーシート5は、その
接着剤層を形成した面を下にして前記上固定接点
板3とその可動接点載置面3b上に載置された可
動接点板4の上に重ねられ、その下面の接着剤に
より上固定接点板3と可動接点板4の上面に接着
されるとともに、上固定接点板3の外周に張出し
ているスペーサシート2の外周部にも接着されて
おり、前記上固定接点板3の可動接点載置面3b
上に載置された可動接点板4は、この上カバーシ
ート5によつて上面側から押え固定されている。
また、下カバーシート6は、その接着剤層を形成
した面を上にして前記固定接点板1の下に重ねら
れ、この下固定接点板1の下面に接着されてい
る。なお、この下カバーシート6は、下固定接点
板1の下面を絶縁被覆するために設けられてい
る。また、この薄形プツシユスイツチは、端子1
a,3aを除く平面寸法が約6.0mm×6.0mm、厚さ
が約0.7mmである。
この薄形プツシユスイツチは、その上カバーシ
ート5の上から可動接点板4を押圧することによ
つてオンされるもので、この可動接点板4を押圧
すると、上脹らみ球面状に彎曲している可動接点
板4が押圧力により下方に撓み変形して下側固定
接点板1の接点部1bに接触し、上固定接点板3
と下固定接点板1とが可動接点板を介して導通さ
れてスイツチがオン状態となる。また上記可動接
点4の押圧力を開放すると、この可動接点板4が
そのばね力により上脹らみ状態に復元して下固定
接点板1の接点部1bから離れ、スイツチがオフ
状態となる。
次に、上記薄形プツシユスイツチの製造方法を
第1図〜第3図を参照して説明する。
この薄形プツシユスイツチの製造方法は、前記
下固定接点板1を多数個長さ方向に並べて形成し
た下固定接点テープ11と、前記絶縁スペーサシ
ート2を多数個長さ方向に並べて形成したスペー
サテープ12と、前記上固定接点板3を多数個長
さ方向に並べて形成した上固定接点テープ13
と、前記可動接点板4を多数個長さ方向に並べて
形成した可動接点テープ14と、前記上カバーシ
ート5を多数個長さ方向に並べて形成した上カバ
ーテープ15と、前記下カバーシート6を多数個
長さ方向に並べて形成した下カバーテープ16と
を積層して接着することにより薄形プツシユスイ
ツチを連続的に組立て、このテープ状態で連続的
に組立てられた薄形プツシユスイツチを前記各テ
ープから切取り分離して完成品とするものであ
る。
前記各テープ11,12,13,14,15,
16について説明すると、この各テープ11,1
2,13,14,15,16は、それぞれ、その
素材テープ(下固定接点テープ11と上固定接点
テープ13および可動接点テープ14の素材テー
プは金属テープ、スペーサテープ12の素材テー
プは両面接着テープ、上カバーテープ15および
下カバーテープ16の素材テープは片面接着テー
プ)をプレス機に通してプレス下降することによ
つて製造されたもので、下固定接点テープ11
は、第2図eに示すように、両側の帯状フレーム
部11a,11a間に、足片部11b,11bを
介して両フレーム部とつながつた下固定接点板
1,1をテープ長さ方向に多数個等間隔に形成し
たものとされ、上固定接点テープ13および可動
接点テープ14は第2図cおよびbに示すよう
に、両側の帯状フレーム部13a,13a間およ
び14a,14a間に、足片部3f,3fおよび
4a,4aを介して両フレーム部とつながつた上
固定接点板33および可動接点板4,4をテープ
長さ方向に多数個等間隔に形成したものとされて
いる。なお、下固定接点テープ11のフレーム部
11a,11aと下固定接点板1とをつなぐ足片
部11b,11bは、上固定接点テープ13と可
動接点テープ14の足片部3f,4aとは位置を
ずらして形成されている。またスペーサテープ1
2は、第2図dに示すように、両側の帯状のフレ
ーム部12a,12a間に、足片部12b,12
bを介して両フレーム部とつながつたスペーサシ
ート2,2をテープ長さ方向に多数個等間隔に形
成したものとされ、上カバーテープ15および下
カバーテープ16は第2図aおよびfに示すよう
に、両側の帯状フレーム部15a,15a間およ
び16a,16a間に、足片部15a,15aお
よび16b,16bを介して両フレーム部とつな
がつた上カバーシート5,5および下カバーシー
ト6,6をテープ長さ方向に多数個等間隔に形成
したものとされている。また、これら各テープ1
1,12,13,14,15,16は、いずれも
同一幅のテープとされており、これら各テープ1
1,12,13,14,15,16の両側フレー
ム部11a,12a,13a,14a,15a,
16aには、各テープの接点板およびシートの中
心に対応させて位置合わせ用の孔部17,17が
設けられている。
そして、上記各テープ11,12,13,1
4,15,16は、それぞれ別のリールに巻取ら
れて、第1図に示すスイツチ製造ラインに送られ
る。
このスイツチ製造ラインは、第1図aに示すス
イツチ組立てライン30aと、第1図bに示すス
イツチ分離ライン30bとの2つのラインからな
つており、上記各テープ11,12,13,1
4,15,16を巻いた各リール21,22,2
3,24,25,26は、第1図aのスイツチ組
立てライン30aに図示のような配置で図示しな
いリール軸受に支持させてセツトされる。このス
イツチ組立てライン30aは、テープ加圧機31
および加熱室32と、各リール21,22,2
3,24,25,26とから繰り出される各テー
プ11,12,13,14,15,16を順次重
ねながらテープ加圧機31に案内するテープ案内
ローラ33,33と、テープ加圧機31および加
熱室32を通つて積層接着されたテープ(以下積
層テープという)Aを間欠移送するテープ送りロ
ーラ34とからなつている。
このスイツチ組立てライン30aにおける薄形
プツシユスイツチの組立てについて説明すると、
前記各テープ11,12,13,14,15,1
6は、各リール21,22,23,24,25,
26から繰り出されながらテープ案内ローラ3
3,33により案内されて順次重ねられ、下カバ
ーテープ16、第1固定接点テープ11、スペー
サテープ12、第2固定接点テープ13、可動接
点テープ14、上カバーテープ15の順に、その
フレーム部の位置合わせ用孔部17,17を互い
に一致させて重ねた状態でテープ加圧機31に導
入される。このテープ加圧機31は、第3図に示
すように、上面が平坦な固定基台40と、下面に
前記上固定接点板3の円弧状凸部3c,3cおよ
び可動接点板4に対する逃げ凹部41aを形成す
るとともに両側部下面に前記各テープ11,1
2,13,14,15,16の位置合わせ用孔部
17,17に進入する位置合わせ用ピン42,4
2を突設した上加圧プレート41と、この上加圧
プレート41を昇降させる加圧機構43と、この
テープ加圧機31に導入されるテープをそのスペ
ーサテープ12および上下のカバーテープ15,
16面の熱硬化形接着剤7を半溶融状態に軟化さ
せる温度に加熱する図示しない加熱装置とを備え
たもので、上記のように重ねられてテープ加圧機
31に導入された各テープ11,12,13,1
4,15,16は、前記熱硬化形接着剤7の軟化
温度に加熱されるとともに、その送りを停止した
状態で上加圧プレート41を下降させることによ
り、固定基台40と上加圧プレート41とによつ
て加圧密着される。このように各テープ11,1
2,13,14,15,16を加熱加圧すると、
このテープ部分の下固定接点板1と上固定接点板
3とがスペーサシート2を介して仮接着されると
ともに、同時に、上固定接点板3とその可動接点
載置面3bに載置された可動接点板4の上面に上
カバーシート5が仮接着され、また下固定接点板
1の下面に下カバーシート6が仮接着される。な
お、このとき、各テープ11,12,13,1
4,15,16の両側のフレーム部11a,12
a,13a,14a,15a,16aも同様に仮
接着される。そして、各テープ11,12,1
3,14,15,16を仮接着された積層テープ
Aは、加熱室32に導入されて前記熱硬化形接着
剤7の硬化温度に加熱され、これにより下固定接
点板1と上固定接点板3とがスペーサシート2を
介して完全に接着されるとともに、上カバーシー
ト5および下カバーシート6も、上固定接点板3
と可動接点板4の上面および下固定接点板1の下
面に完全に接着されて薄形プツシユスイツチが組
立てられる。このスイツチの組立ては、前記各テ
ープ11,12,13,14,15,16を間欠
移送しながら連続的に行なわれ、スイツチの組立
てが終了した積層テープAはリール27に巻取ら
れる。
また、テープ状態で連続的に組立てられた薄形
プツシユスイツチは、リール27に巻取られた状
態で第1図bに示すスイツチ分離ライン30bに
送られ、スイツチの動作検査を行なつた後に積層
テープAから切取り分離されて完成される。この
スイツチ分離ライン30bは、スイツチ動作検査
機35と、スイツチ分離機36と、リール27か
ら繰り出される積層テープAを移送する送りロー
ラ37,37とを備えたもので、リール27から
繰り出された積層テープAは、スイツチ動作検査
機35によりスイツチのオン・オフ動作を検査さ
てた後に、スイツチ分離機36によつてスイツチ
を切取り分離される。上記スイツチ動作検査機3
5は、その構造は図示しないが、スイツチの端子
1a,3aにそれぞれ電極を接触させて一方の端
子に検査電流を印加し、この状態で押しピンによ
りスイツチの可動接点板4を押圧・開放すること
により、他方の端子からの出力電流の有無を検出
してスイツチのオン・オフ動作を検査するもの
で、適合品と判定されたスイツチはスイツチ分離
機36において積層テープAから切取り分離さ
れ、不良品と判定されたスイツチは分離されずに
スイツチ分離機36を通過する。このスイツチ分
離機36は、下固定接点テープ11の足片部11
bとスペーサテープ12およびカバーテープ1
5,16の足片部12b,15b,16bを下固
定接点板1および各シート2,5,6の側縁にお
いて切断し、上固定接点テープ13と可動接点テ
ープ14の足片部3f,4aを第2図c,bに鎖
線で示した切断位置(同一位置)Pにおいて一緒
に切断して積層テープAからスイツチを抜き落す
もので、積層テープAから切取り分離された完成
スイツチaは製品受け箱38に収容され、スイツ
チを抜き落した積層テープAはリール28に巻取
られてスクラツプとして処方される。
すなわち、この薄形プツシユスイツチの製造方
法は、下固定接点テープ11と、スペーサテープ
12と、上固定接点テープ13と、可動接点テー
プ14と、上カバーテープ15、下カバーテープ
16とを積層して接着することにより薄形プツシ
ユスイツチを連続的に組立て、このテープ状態で
連続的に組立てられた薄形プツシユスイツチを前
記各テープから切取り分離して完成品とするもの
であり、この製造方法によれば、上記各テープを
送りながらこの各テープを積層して接着するだけ
で連続的に薄形プツシユスイツチを組立てること
ができるから、積層構造の薄形プツシユスイツチ
を能率よく製造することができる。しかも、この
方法で製造された薄形プツシユスイツチは、下固
定接点板1と上固定接点板3とが上下面に接着剤
層を有する絶縁スペーサシート2を介して接着さ
れ、また上固定接点板3とその上に載置された可
動接点板4とがその上に接着した上カバーシート
5で覆われた密閉構造となるから、スイツチの端
子1a,3aを回路基板等に半田付けする際にフ
ラツクスがスイツチ内部に侵入するような心配は
全くない。
なお、上記実施例では、下固定接点板1の下面
に下カバーシート6を接着しているが、この下カ
バーシート6はなくてもよい。またこの下カバー
シート6を設ける場合は、上カバーシート5と下
カバーシート6とを下固定接点板1より大きくし
て第8図および第9図に示すように上カバーシー
ト5と下カバーシート6の外周縁同士を接着して
もよく、その場合、上カバーテープ15と下カバ
ーテープ16とを第10図に示すように下固定接
点板1および上固定接点番2の端子1a,3aと
対応する部分に開口18,18を形成したものと
して、積層テープからのスイツチの分離時にカバ
ーシート5,6を鎖線で示す切断線Kに沿つて切
り抜くようにしている。
また、上記実施例では、上記定数点板3の可動
接点載置面3bの周囲の凸部3cを円弧状に形成
しているが、この凸部は可動接点載置面3bの周
囲に沿わせて天状に形成してもよいし、また可動
接点載置面3bを上固定接点板3の上面を凹入と
してもよく、さらに下固定定数点線1および上固
定接点11およよびfと共用さてもよい。
さらに、上記実施例では、スイツチの製造ライ
ンをスイツチ組立てライン30aとスイツチ分離
ライン30bとに別けているが、このスイツチ組
立てライン30aとスイツチ分離ライン30bは
1ラインにしてもよいし、またスペーサシート3
およびカバーシート5,6に形成する接着剤7
も、熱硬化形に限らず、ホツトメルト形または常
温硬化形としてもよい。
〔発明の硬化〕
本発明の薄形プツシユスイツチの製造方法は上
記のようなものであるから、各テープ送りながら
この各テープを積層して接着するだけで連続的に
薄形プツシユスイツチを組立てることができ、し
たがつて積層構造の薄形プツシユスイツチを能率
よく製造することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第7図は本発明の一実施例を示したも
ので、第1図はスイツチ製造ラインを示す図、第
2図は各テープの一部分の斜視図、第3図はテー
プ加圧機の断面時、第4図および第5図は完成さ
れた薄形プツシユスイツチの分解斜視図および平
面図、第6図および第7図は第5図の−線お
よび−線に沿う断面図である。第8図〜第1
0図は本発明の他の実施例を示したもので、第8
図は完成された薄形プツシユスイツチの平面図、
第9図は第8図の−線に沿う断面図、第10
図はカバーテープの斜視図である。 1……下固定接点板、1a……端子、1b……
接点部、2……絶縁スペーサシート、2a……開
口、3……上固定接点板、3a……端子、3b…
…可動接点載置面、5……上カバーシート、6…
…下カバーシート、7……接着剤、11……下固
定接点テープ、12……スペーサテープ、13…
…上固定接点テープ、14……可動接点テープ、
15……上カバーテープ、16……下カバーテー
プ、21,22,23,24,25,26……リ
ール、31……テープ加圧機、32……加熱室、
A……積層テープ、35……スイツチ検査機、3
6……スイツチ分離機、a……完成スイツチ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 外側縁に端子を設けるとともに中央部上面に
    接点部を突設した下固定接点板を多数個長さ方向
    に並べて形成した下固定接点テープと、上下面に
    接着剤層を有しかつ中央部に前記下固定接点板の
    接点部と対応する開口を設けた絶縁スペーサシー
    トを多数個長さ方向に並べて形成したスペーサテ
    ープと、外側縁に端子を設けるとともに上面に周
    囲に凸部を有する可動接点載置面を形成しかつこ
    の可動接点載置面の中央部に前記下固定接点板の
    接点部と対応する開口を設けた上固定接点板を多
    数個長さ方向に並べて形成した上固定接点テープ
    と、上脹らみ球面状に彎曲する平面円形の金属ば
    ね板からなりかつ前記上固定接点板の可動接点載
    置面周囲の凸部の内側に挿入されて外周縁部にお
    いて前記可動接点載置面に載置支持されるととも
    に上方から押圧力により下方に撓み変形して前記
    下固定接点板の接点部に接触する可動接点板を多
    数個長さ方向に並べて形成した可動接点テープ
    と、下面に接着剤層を有する可撓性のカバーシー
    トを多数個長さ方向に並べて形成したカバーテー
    プとをそれぞれ別のリールに巻いておき、これら
    各テープを前記リールから繰り出して送りなが
    ら、これら各テープを、下固定接点テープ、スペ
    ーサテープ、上固定接点テープ、可動接点テー
    プ、カバーテープの順に重ねて加圧することによ
    り、前記下固定接点板と上固定接点板とを前記ス
    ペーサシートを介して接着するとともに前記上固
    定接点板とその可動接点載置面に載置された前記
    可動接点板の上面に前記カバーシートを接着して
    薄形プツシユスイツチを連続的に組立て、この後
    前記薄形プツシユスイツチを前記各テープから切
    取り分離することを特徴とする薄形プツシユスイ
    ツチの製造方法。
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