JPH0622898Y2 - 薄形プッシュスイッチ - Google Patents

薄形プッシュスイッチ

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JPH0622898Y2
JPH0622898Y2 JP1988013501U JP1350188U JPH0622898Y2 JP H0622898 Y2 JPH0622898 Y2 JP H0622898Y2 JP 1988013501 U JP1988013501 U JP 1988013501U JP 1350188 U JP1350188 U JP 1350188U JP H0622898 Y2 JPH0622898 Y2 JP H0622898Y2
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政次 増田
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ミサキ電子工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は薄形プッシュスイッチに関するものである。
〔従来の技術〕
最近、プッシュスイッチとして、実開昭57−7118
号公報および実開昭59−28924号公報に記載され
ているような積層構造の薄形プッシュスイッチが考えら
れている。
この薄形プッシュスイッチは、外側縁に端子を設けると
ともに中央部上面に接点部を突設した下固定接点板の上
に、中央部に前記下固定接点板の接点部と対応する開口
を設けた絶縁スペーサシートを重ね、このスペーサシー
トの上に、上脹らみ球面状に彎曲する平面円形の弾性金
属板からなる可動接点板と、外側縁に端子を設けるとと
もに中央部に前記可動接点板を露出させる開口を設けた
上固定接点板とを配置したもので、前記可動接点板は、
その外周縁部を、上固定接点板の開口周縁部と前記スペ
ーサシートとの間、あるいは上固定接点板の開口周縁部
とこの開口周縁部から突出する舌片との間に挟持され
て、上固定接点板と電気的に導通接触されており、また
前記下固定接点板と上固定接点板とは、上固定接点板の
外周縁の数箇所に突設した爪部を下固定接点板の下面に
折曲げ掛止することによって固定されている。なお、前
記爪部を直接下固定接点板に掛止すると、下固定接点板
と上固定接点板とが爪部を介して短絡してしまうため
に、上記スイッチでは、前記スペーサシートの外周縁に
前記爪部の内側に重なる突出片部を形成し、この突出片
部によって爪部と下固定接点板との間を絶縁している。
この薄形プッシュスイッチは、その上固定接点板の開口
部に露出している可動接点板を押圧することによってオ
ンされるもので、この可動接点板を押圧すると、上脹ら
み球面状に彎曲している可動接点板が押圧力により下方
に撓み変形して下側固定接点板の接点部に接触し、上固
定接点板と下固定接点板とが可動接点板を介して導通さ
れてスイッチがオン状態となり、また上記可動接点板の
押圧力を開放すると、この可動接点板がその弾性により
上脹らみ状態に復元して下固定接点板の接点部から離
れ、スイッチがオフ状態となる。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記従来の薄形プッシュスイッチは、下
固定接点板と絶縁スペーサシートと可動接点板および上
固定接点板を積層して、上固定接点板の外周縁の数箇所
に突設した爪部を下固定接点板の下面に折曲げ掛止する
ことにより組立てられるものであるために、その組立て
に際して前記爪部を1つ1つ折曲げて下固定接点板の下
面に掛止しなければならず、したがって組立てが面倒で
あるし、また前記爪部による掛止では下固定接点板と絶
縁スペーサシートと上固定接点板とを互いに強く密着さ
せることが難しいために、スイッチの密閉性が悪くて、
スイッチの端子を回路基板等に半田付けする際にフラッ
クスがスイッチ内部に侵入して、スイッチのオン・オフ
動作に悪影響を及ぼすことがあるという問題ももってい
た。
本考案は上記のような実情にかんがみてなされたもので
あって、その目的とするところは、組立てが簡単で、し
かも密閉性の高い薄形プッシュスイッチを提供すること
にある。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は上記目的を達成するために、外側縁に端子を設
けるとともに中央部上面に接点部を突設した下固定接点
板と、外側縁に端子を設けるとともに上面に周囲に凸部
を有する可動接点載置面を形成しかつこの可動接点載置
面の中央部に前記下固定接点板の接点部と対応する開口
を設けた上固定接点板とを、上下面に接着剤層を有しか
つ中央部に前記下固定接点板の接点部と対応する開口を
設けた絶縁スペーサシートを介して接着し、前記上固定
接点板の上に、上脹らみ球面状に彎曲する平面円形の弾
性金属板からなりかつ前記上固定接点板の可動接点載置
面周囲の凸部の内側に挿入されて外周縁部において前記
可動接点載置面上に載置支持されるとともに上方からの
押圧力により下方に撓み変形して前記下固定接点板の接
点部に接触する可動接点板を配置するとともに、前記上
固定接点板とその可動接点載置面に載置された前記可動
接点板の上面に、下面に接着剤層を有する可撓性のカバ
ーシートを接着して、このカバーシートで前記上固定接
点板と可動接点板を覆ったものである。
〔作用〕
このような構成とすれば、下固定接点板と絶縁スペーサ
シートと上固定接点板と可動接点板とカバーシートとを
重ねて、下固定接点板と上固定接点板とを絶縁スペーサ
シートを介して接着するとともに上固定接点板とその可
動接点載置面上に載置した可動接点板の上面にカバーシ
ートを接着してこのカバーシートで可動接点板を押え固
定するだけで、薄形プッシュスイッチを簡単に組立てる
ことができるし、また、下固定接点板と上固定接点板と
を上下面の接着剤層を有する絶縁スペーサシートを介し
て接着し、上固定接点板と可動接点板とをその上面に接
着したカバーシートで覆っているために、スイッチの密
閉性も高くすることができる。
〔実施例〕
以下、本考案の一実施例を第1図〜第6図を参照して説
明する。
第1図〜第4図は薄形プッシュスイッチの構造を示した
もので、この薄形プッシュスイッチは、下固定接点板
1、絶縁スペーサシート2、上固定接点板3、可動接点
板4、スイッチ上面を覆う上カバーシート5およびスイ
ッチ下面を覆う下カバーシート6を積層接着して構成さ
れている。
上記下固定接点板1は、ほぼ正方形の金属板からなって
おり、この下固定接点板1の外側縁には外方に突出する
端子1a,1aが形成され、中央部上面には、下固定接
点板1を下面側から上面側に突き出して形成された接点
部1bが突設されている。また絶縁スペーサシート2
は、ポリエステル等の樹脂フィルムの上下面に加熱反応
形接着剤例えば熱硬化形接着剤7を塗布した両面接着シ
ートからなっており、このスペーサシート2は、その縦
横の幅が上記下固定接点板1の幅と同じほぼ正方形のシ
ートとされ、その中央部には、下固定接点板1の接点部
1bと対応する円形開口2aが設けられている。前記上
固定接点板3は、上記下固定接点板1よりも面積が小さ
い金属板からなっており、この上固定接点板3の外側縁
には下固定接点板1の外方に突出する下方にフォーミン
グされた端子3a,3aが形成されている。またこの上
固定接点板3の上面には、この上固定接点板3を下面側
から上面側に突き出して一対の円弧状凸部3c,3cを
環状に設けることにより、この円弧状凸部3c,3cで
囲まれた円形の可動接点載置面3bが形成されており、
この可動接点載置面3bの中央部には、下固定接点板1
の接点部1bと対応する円形開口3dが設けられてい
る。なお、前記円弧状凸部3c,3cは、上固定接点板
3を下面側から上面側に突き出して形成されたもので、
この両円弧状凸部3c,3cは、その端部間に間隙3
e,3eをとって形成されている。また、3f,3f
は、後述するスイッチ製造方法の関係で上固定接点板3
の両側縁部に残されたスイッチの機能には関係のない足
片部であり、この足片部3f,3fは前記円弧状凸部3
c,3c間の間隙3e,3eと対向する位置にある。そ
して、この上固定接点板3は、上下面に接着剤層を有す
る上記絶縁スペーサシート2を介して下固定接点板1の
上に積層接着されている。なお、下固定接点板1の外側
縁には、上固定接点板3の端子3a,3aおよび足片部
3f,3fとそれぞれ対応させて、これらに対して逃げ
となる切欠部1c,1cおよび1d,1dが形成されて
おり、上固定接点板3の端子3a,3aおよび足片部3
f,3fは、下固定接点板1の切欠部1c,1cおよび
1d,1d内に外側縁部が張出している前記絶縁スペー
サシート2によって下固定接点板1と完全に絶縁されて
いる。
また、前記可動接点板4は、上固定接点板3の可動接点
載置面3bとほぼ同じ径の円形金属ばね板からなってお
り、この可動接点板4は上脹らみ球面状に彎曲されてい
る。そして、この可動接点板4は、上固定接点板3の可
動接点載置面周囲の円弧状凸部3c,3cの内側に嵌込
み挿入され、外周縁部において前記可動接点載置面3b
上に載置支持されて、上固定接点板3と電気的に導通接
触している。なお、4a,4aは、上固定接点板3の足
片部3f,3fと同様に、後述するスイッチ製造方法の
関係で可動接点板4の両側縁部に残された、スイッチの
機能には関係のない足片部であり、この足片部4a,4
aは、上固定接点板3の円弧状凸部3c,3c間の間隙
3e,3eから突き出して上固定接点板3の足片部3
f,3f上に重なっている。
一方、前記スイッチ上面を覆う上カバーシート5と、ス
イッチ下面を覆う下カバーシート6は、ポリエステル等
の可撓性樹脂フィルムの一方の面に、前記スペーサシー
ト2と同じ熱硬化形接着剤7を塗布した片面接着シート
からなっており、またこの上カバーシート5および下カ
バーシート6はそれぞれスペーサシート2と同じ外形の
ものとされている。そして、上カバーシート5は、その
接着剤層を形成した面を下にして前記上固定接点板3と
その可動接点載置面3b上に載置された可動接点板4の
上に重ねられ、その下面の接着剤により上固定接点板3
と可動接点板4の上面に接着されるとともに、上固定接
点板3の外周に張出しているスペーサシート2の外周部
にも接着されており、前記上固定接点板3の可動接点載
置面3b上に載置された可動接点板4は、この上カバー
シート5によって上面側から押え固定されている。ま
た、下カバーシート6は、その接着剤層を形成した面を
上にして前記下固定接点板1の下に重ねられ、この下固
定接点板1の下面に接着されている。なお、この下カバ
ーシート6は、下固定接点板1の下面を絶縁被覆するた
めに設けられている。また、この薄形プッシュスイッチ
は、端子1a,3aを除く平面寸法が約6.0mm×6.
0mm、厚さが約0.7mmである。
この薄形プッシュスイッチは、その上カバーシート5の
上から可動接点板4を押圧することによってオンされる
もので、この可動接点板4を押圧すると、上脹らみ球面
状に彎曲している可動接点板4が押圧力により下方に撓
み変形して下側固定接点板1の接点部1bに接触し、上
固定接点板3と下固定接点板1とが可動接点板を介して
導通されてスイッチがオン状態となる。また上記可動接
点板4の押圧力を開放すると、この可動接点板4がその
ばね力により上脹らみ状態に復元して下固定接点板1の
接点部1bから離れ、スイッチがオフ状態となる。
この薄形プッシュスイッチは、前記下固定接点板1を多
数個長さ方向に並べて形成した第5図(e)に示すよう
な下固定接点テープ11と、前記絶縁スペーサシート2
を多数個長さ方向に並べて形成した第5図(d)に示す
ようなスペーサテープ12と、前記上固定接点板3を多
数個長さ方向に並べて形成した第5図(c)に示すよう
な上固定接点テープ13と、前記可動接点板4を多数個
長さ方向に並べて形成した第5図(b)に示すような可
動接点テープ14と、前記上カバーシート5を多数個長
さ方向に並べて形成した第5図(a)に示すような上カ
バーテープ15と、前記下カバーシート6を多数個長さ
方向に並べて形成した第5図(f)に示すような下カバ
ーテープ16とを積層して接着することにより薄形プッ
シュスイッチを連続的に組立てられるもので、このテー
プ状態で連続的に組立てられた薄形プッシュスイッチ
は、この後前記各テープから切取り分離して完成品とさ
れる。
前記各テープ11,12,13,14,15,16につ
いて説明すると、この各テープ11,12,13,1
4,15,16は、それぞれ、その素材テープ(下固定
接点テープ11と上固定接点テープ13および可動接点
テープ14の素材テープは金属テープ、スペーサテープ
12の素材テープは両面接着テープ、上カバーテープ1
5および下カバーテープ16の素材テープは片面接着テ
ープ)をプレス機に通してプレス下降することによって
製造されたもので、下固定接点テープ11の各下固定接
点板1,1は、足片部11bを介して両側の帯状フレー
ム部11aとつながっており、上固定接点テープ13お
よび可動接点テープ14の各上固定接点板3,3および
可動接点板4,4は足片部3fおよび4aを介して両側
の帯状フレーム部13aおよび14aとつながってい
る。なお、下固定接点テープ11のフレーム部11aと
下固定接点板1とをつなぐ足片部11bは、上固定接点
テープ13と可動接点テープ14の足片部3f,4aと
は位置をずらして形成されている。またスペーサテープ
12のスペーサシート2,2は足片部12bを介して両
側の帯状フレーム部12aとつながっており、上カバー
テープ15および下カバーテープ16の上カバーシート
5,5および下カバーシート6,6は足片部15bおよ
び16bを介して両側の帯状フレーム部15aおよび1
6aとつながっている。また、これら各テープ11,1
2,13,14,15,16は、いずれも同一幅のテー
プとされており、これら各テープ11,12,13,1
4,15,16の両側のフレーム部11a,12a,1
3a,14a,15a,16aには、各テープの接点板
およびシートの中心に対応させて位置合わせ用の孔部1
7,17が設けられている。
そして前記薄形プッシュスイッチの組立ては、前記各テ
ープ11,12,13,14,15,16を、下カバー
テープ16、第1固定接点テープ11、スペーサテープ
12、第2固定接点テープ13、可動接点テープ14、
上カバーテープ15の順に、そのフレーム部の位置合わ
せ用孔部17,17を互いに一致させて重ねながらスイ
ッチ組立て装置に通し、このスイッチ組立て装置により
各テープを加熱加圧することにより自動的に行なわれ
る。このスイッチ組立て装置は、第6図に示すように、
上面が平坦な固定基台20と、下面に前記上固定接点板
3の円弧状凸部3c,3cおよび可動接点板4に対する
逃げ凹部21aを形成するとともに両側部下面に前記各
テープ11,12,13,14,15,16の位置合わ
せ用孔部17,17に進入する位置合わせ用ピン22,
22を突設した上加圧プレート21と、この上加圧プレ
ート21を昇降させる加圧機構23と、このスイッチ組
立て装置に導入されるテープをそのスペーサテープ12
および上下のカバーテープ15,16面の熱硬化形接着
剤7を半溶融状態に軟化させる温度に加熱する図示しな
い加熱装置とを備えたもので、上記のように重ねられて
スイッチ組立て装置に導入された各テープ11,12,
13,14,15,16は、前記熱硬化形接着剤7の軟
化温度に加熱されるとともに、その送りを停止した状態
で上加圧プレート21を下降させることにより、固定基
台20と上加圧プレート21とによって加圧密着され
る。このように各テープ11,12,13,14,1
5,16を加熱加圧すると、このテープ部分の下固定接
点板1と上固定接点板3とがスペーサシート2を介して
仮接着されるとともに、同時に、上固定接点板3とその
可動接点載置面3bに載置された可動接点板4の上面に
上カバーシート5が仮接着され、また下固定接点板1の
下面に下カバーシート6が仮接着される。なお、このと
き、各テープ11,12,13,14,15,16の両
側のフレーム部11a,12a,13a,14a,15
a,16aも同様に仮接着される。そして、各テープ1
1,12,13,14,15,16を仮接着された積層
テープは、この後前記熱硬化形接着剤7の硬化温度に加
熱され、これにより下固定接点板1と上固定接点板3と
がスペーサシート2を介して完全に接着されるととも
に、上カバーシート5および下カバーシート6も、上固
定接点板3と可動接点板4の上面および下固定接点板1
の下面に完全に接着されて薄形プッシュスイッチが組立
てられる。なお、このスイッチの組立ては、前記各テー
プ11,12,13,14,15,16を間欠移送しな
がら連続的に行なわれる。
また、上記のようにしてテープ状態で組立てられたスイ
ッチは、スイッチのオン・オフ動作を検査された後に、
積層テープから切取り分離されて完成される。このスイ
ッチの分離は、下固定接点テープ11の足片部11bと
スペーサテープ12およびカバーテープ15,16の足
片部12b,15b,16bを下固定接点板1および各
シート2,5,6の側縁において切断し、上固定接点テ
ープ13と可動接点テープ14の足片部3f,4aを第
2図(c),(b)に鎖線で示した切断位置(同一位
置)Pにおいて一緒に切断して積層テープからスイッチ
を抜き落すことによって行なわれ、スイッチを抜き落し
た積層テープはスクラップとして処分される。
すなわち、上記薄形プッシュスイッチは、下固定接点板
1と絶縁スペーサシート2と上固定接点板3と可動接点
板4と上カバーシート5および下カバーシート6とを重
ねて、下固定接点板1と上固定接点板3とを絶縁スペー
サシート2を介して接着するとともに、上固定接点板3
とその可動接点載置面3b上に載置した可動接点板4の
上面に上カバーシート5を接着してこの上カバーシート
で可動接点板4を押え固定し、下固定接点板1の下面の
下カバーしーと6を接着するだけで組立てられるもので
あり、この薄形プッシュスイッチは、従来のものに比べ
てはるかに容易に能率よく組立てることができる。しか
も、この薄形プッシュスイッチは、下固定接点板1と上
固定接点板3とを上下面に接着剤層を有する絶縁スペー
サシート2を介して接着し、また上固定接点板3とその
上に載置された可動接点板4とをその上に接着した上カ
バーシート5で覆ったものであるから、密閉性が高く、
したがってスイッチの端子1a,3aを回路基板等に半
田付けする際にフラックスがスイッチ内部に侵入したり
する心配は全くない。
なお、上記実施例では、下固定接点板1の下面に下カバ
ーシート6を接着しているが、この下カバーシート6は
なくてもよい。またこの下カバーシート6を設ける場合
は、上カバーシート5と下カバーシート6とを下固定接
点板1より大きくして、第7図および第8図に示すよう
に上カバーシート5と下カバーシート6の外周縁部同士
を接着してもよく、このようにすればスイッチの密閉性
をさらに高くすることができる。また、上記実施例で
は、上固定接点板3の可動接点載置面3bの周囲の凸部
3cを円弧状に形成しているが、この凸部は可動接点載
置面3bの周囲に沿わせて点状に形成してもよいし、ま
た可動接点載置面3bを上固定接点板3の上面を凹入さ
せることにより形成してその周壁を前記凸部としてもよ
い。またスペーサシート3およびカバーシート5,6に
形成する接着剤7は、熱硬化形に限らず、ホットメルト
形または常温硬化形の接着剤でもよい。
〔考案の効果〕
本考案の薄形プッシュスイッチは上記のようなものであ
るから、組立てが簡単であるし、しかも密閉性も高くす
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第6図は本考案の一実施例を示したもので、第
1図および第2図は薄形プッシュスイッチの分解斜視図
および平面図、第3図および第4図は第2図のIII-III
線およびIV-IV線に沿う断面図、第5図はスイッチの構
成部品を形成した各テープの一部分の斜視図、第6図は
スイッチ組立て装置の断面図である。第7図および第8
図は本考案の他の実施例を示したもので、第7図は薄形
プッシュスイッチの平面図、第8図は第7図のVIII-VII
I線に沿う断面図である。 1……下固定接点板、1a……端子、1b……接点部、
2……絶縁スペーサシート、2a……開口、3……上固
定接点板、3a……端子、3b……可動接点載置面、3
c……円弧状凸部、3d……開口、4……可動接点板、
5……上カバーシート、6……下カバーシート、7……
接着剤。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】外側縁に端子を設けるとともに中央部上面
    に接点部を突設した下固定接点板と、外側縁に端子を設
    けるとともに上面に周囲に凸部を有する可動接点載置面
    を形成しかつこの可動接点載置面の中央部に前記下固定
    接点板の接点部と対応する開口を設けた上固定接点板と
    を、上下面に接着剤層を有しかつ中央部に前記下固定接
    点板の接点部と対応する開口を設けた絶縁スペーサシー
    トを介して接着し、前記上固定接点板の上に、上脹らみ
    球面状に彎曲する平面円形の弾性金属板からなりかつ前
    記上固定接点板の可動接点載置面周囲の凸部の内側に挿
    入されて外周縁部において前記可動接点載置面上に載置
    支持されるとともに上方からの押圧力により下方に撓み
    変形して前記下固定接点板の接点部に接触する可動接点
    板を配置するとともに、前記上固定接点板とその可動接
    点載置面に載置された前記可動接点板の上面に、下面に
    接着剤層を有する可撓性のカバーシートを接着して、こ
    のカバーシートで前記上固定接点板と可動接点板を覆っ
    たことを特徴とする薄形プッシュスイッチ。
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