JPH08306261A - 表面実装型タクトスイッチ及びその製造方法 - Google Patents
表面実装型タクトスイッチ及びその製造方法Info
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- JPH08306261A JPH08306261A JP7129082A JP12908295A JPH08306261A JP H08306261 A JPH08306261 A JP H08306261A JP 7129082 A JP7129082 A JP 7129082A JP 12908295 A JP12908295 A JP 12908295A JP H08306261 A JPH08306261 A JP H08306261A
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Abstract
単品として使用することが可能な表面実装型タクトスイ
ッチ及びその製造方法を提供することにある。 【構成】 この表面実装型タクトスイッチの表面側に
は、ドーム状の操作部50aが形成された熱可塑性ポリ
イミドシート50が用いられている。この熱可塑性ポリ
イミドシート50を使用することにより、リフロー内に
おける熱にも十分耐えるものとなる。また、操作部50
aの周囲の接合部を加熱プレスすることにより、熱可塑
性ポリイミドシート50は絶縁基板44に接合されてい
る。このため、所望の位置で切断することが可能とな
る。
Description
OA機器等に広く使用される表面実装型タクトスイッチ
及びその製造方法に関するものである。
チとしては、図6乃至図9に示すものがあった。図6に
示す表面実装型タクトスイッチは、固定接点4aと可動
接点6aがそれぞれ設けられたリードフレーム4、6を
インサート成形したケース2内に、タクトバネ8と押圧
部材10を収納し、ポリイミド系フィルム12で封止す
ると共にその上にプッシュボタン14を配置したもので
あった。
チは、固定接点18と可動接点20の各パターンが表面
に形成されたプリント配線板16の上に、タクトバネ2
2を配置し、そのタクトバネ22の周囲にスペーサ24
を配設し、更にスペーサ24の表面にフィルム26を取
り付けて封止したものであった。
いて、何れもタクトバネ8、22を一個一個所定の位置
に配置すると共にそれが飛び出すことを防止することが
必要であった。このため量産性が悪く、また薄型化、小
型化することが難しいという課題があった。
卓や携帯用電話機等の本体に一体に組み込まれたもので
あるが、このタクトスイッチにおいてはタクトバネを使
用することなく接点の接触及び操作部の復帰が可能な構
造となっている。即ち、このタクトスイッチは、電卓用
のIC等が搭載されると共にスイッチ用の接点パターン
が形成されている回路基板28と、その表面に配設され
るスペーサ30と、その上に配設され複数のドーム部3
6を有するポリエステル系のフィルムシート32と、更
にその上に設けられる電卓等の外装にもなる表面シート
34と、から構成されていた。このタクトスイッチにお
いて、フィルムシート32のドーム部36の内面には、
導電部38が形成されており、表面シート34の操作部
40を押圧することによりその導電部38が回路基板2
8の接点パターン42に接触するものであった。
及び図9に示すタクトスイッチは、タクトバネを使用し
たものに比べて量産性が優れており、また、薄型化、小
型化することも比較的容易であった。しかしながら、ポ
リエステル系のフィルムシート32を使用していたた
め、リフローによる熱には耐えることができず、もしも
リフローによる半田を行うと、熱によりドーム部36が
変形したり、元の形状に戻ってしまいスイッチとして使
用することができなくなるものであった。このように、
図8及び図9に示すタクトスイッチは元々リフローに対
応するものではなかったので、これをそのまま表面実装
型に変更したり、他の表面実装が必要な装置に取り付け
ることはできないという課題があった。
たもので、その目的は、リフロー対応が可能であると共
に集合体又は単品として使用することが可能な表面実装
型タクトスイッチ及びその製造方法を提供することにあ
る。
トスイッチは、絶縁基板と、該絶縁基板の表面に互いに
隣接して形成された第1接点パターンと第2接点パター
ンと、ドーム状に成形された操作部を有し、前記第1接
点パターン及び第2接点パターンに前記操作部が対向す
るように前記絶縁基板上に前記操作部周囲の接合部が接
合された熱可塑性ポリイミドシートと、該熱可塑性ポリ
イミドシートの操作部の内面に形成され、前記操作部が
押圧されると前記第1接点パターンと第2接点パターン
に接触する導電部と、からなるものである。
ドシートに導電部を形成する工程と、前記熱可塑性ポリ
イミドシートの導電部が形成された部分をドーム状に成
形する工程と、絶縁基板上に第1接点パターンと第2接
点パターンを隣接して形成する工程と、前記絶縁基板に
前記熱可塑性ポリイミドシートを重ね合わせて前記操作
部の周囲の接合部を加熱プレスすることにより接合する
工程と、からなる。
は、熱可塑性ポリイミドシートを用いており、この熱可
塑性ポリイミドシートにドーム状の操作部を形成してい
る。このため、リフロー内における熱にも十分耐えるこ
とができ、リフローに対応可能となる。また、ドーム状
の操作部の周囲の接合部を加熱プレスすることにより熱
可塑性ポリイミドシートを絶縁基板に接合しているの
で、熱可塑性ポリイミドシートと絶縁基板とが十分に接
合されると共に個々に切断して単品としてもそのまま使
用することが可能となる。
クトスイッチを示す斜視図、図2はその断面部分図であ
る。44は紙フェノール又はガラスエポキシからなる絶
縁基板であり、その表面には第1接点パターン46と第
2接点パターン48が設けられている。第1接点パター
ン46は、絶縁基板44の中央に線状に形成された第1
接点部46aと、絶縁基板44の中央を避けるように回
り込むと共に側面方向に真っ直ぐに伸びる接続部46b
と、絶縁基板44の角部44a、44bまで引き出され
ると共に角部側面に回り込む実装用電極部46cと、か
ら構成されている。また、第2接点パターン48は、第
1接点46aに隣接して形成された第2接点部48a
と、接続部46bに平行に側面方向に真っ直ぐ伸びる接
続部48bと、絶縁基板44の角部44c、44dまで
引き出されると共に角部側面に回り込む実装用電極部4
8cと、から構成されている。
その中央にドーム状に盛り上がった操作部50aが設け
られている。この熱可塑性ポリイミドシート50は操作
部50aが絶縁基板44の中央に位置するようにその表
面に接合されている。また、ドーム状の操作部50aの
内面、即ち絶縁基板44に対向する面上には銀又はカー
ボン印刷により形成された円形の導電部52が設けられ
ている。この導電部52は、第1接点部46aと第2接
点部48aに同時に接触可能な大きさに設定されてい
る。
チにおいて、操作部50aを押圧して変形させると、導
電部52が第1接点部46aと第2接点部48aに接触
し、この導電部52を介して第1接点パターン46と第
2接点パターン48が導通する。操作部50aの押圧を
止めると、操作部50aはその弾性により元の状態に復
帰する。
方法を図3乃至図5を用いて説明する。前述した表面実
装型タクトスイッチを製造するには、はじめに図3に示
すように、数百個のタクトスイッチが形成可能な大型絶
縁基板54の表面にタクトスイッチの数に対応する数の
第1及び第2接点パターン46、48を形成する。この
第1及び第2接点パターン46、48は、隣接する個々
のタクトスイッチ毎にその接続部46b、48bがそれ
ぞれ連続して形成されており、また実装用電極部46
c、48cの互いに隣接するもの同志がスルーホール5
6を介して連続して形成されている。
のタクトスイッチが形成可能な大型熱可塑性ポリイミド
シート58は、その大型絶縁基板54に対向する面上
に、各第1及び第2接点パターン46、48に対応する
ように銀又はカーボン印刷による複数の導電部52が形
成される。その後、大型熱可塑性ポリイミドシート58
の導電部52を設けた部分及びその周囲に熱プレス又は
加熱成型を施すことによりドーム状の操作部50aを形
成する。
58を大型絶縁基板54の表面に重ね合わせ、ドーム状
の操作部50aの周囲の接合部50bを加熱プレスする
ことにより接合する。尚、大型絶縁基板54と大型熱可
塑性ポリイミドシート58には、後にスルーホールとな
る孔54a、58aがそれぞれ予め設けられており、こ
の孔54a、58aをパイロット孔等として使用するこ
とにより位置決めすることが可能である。
2に沿って接合された大型絶縁基板54と大型熱可塑性
ポリイミドシート58をスライシング又はブレードマシ
ンにより切断して、図1及び図2に示すような個々のタ
クトスイッチに分離する。尚、複数のタクトスイッチが
つながった状態に切断して分離することにより、キーボ
ード、テンキー等のスイッチの集合体として完成するこ
ともできる。
うに、第1及び第2接点パターン46、48の接続部4
6b、48bの間隔を適度に設定しているので、大型熱
可塑性ポリイミドシート58を大型絶縁基板54に加熱
プレスにより接合する際に、この接続部46b、48b
の間だけが接合されず、接続部46b、48bの厚さと
同等の隙間64が生じるように構成している。このよう
な隙間64を形成しこれを空気の逃げ道とすることによ
り、操作部50a内の空気の出入りがスムースになり、
明確なクリック操作感を出すことができる。このように
本実施例においては、別途空気の逃げ道を形成する工程
等を設けることなく空気の逃げ道となる隙間64を形成
することができる。
リイミドシートを接合することによりタクトスイッチを
構成しているので、リフローによる熱にも十分耐える薄
型、小型の表面実装型タクトスイッチを提供することが
できる。
イミドシートにより、大量の表面実装型タクトスイッチ
を製造することができるだけでなく、ドーム状の操作部
の周囲の接合部を加熱プレスすることにより接合してい
るので、複数のスイッチが集合したスイッチとして、あ
るいは単品のスイッチとして何れでも使用することがで
きる。特に、集合体も単品も同一の工程にて製造するこ
とが可能であり、異なる仕様のスイッチを同時に製造す
ることができる。
ッチを示す斜視図である。
分図である。
用いる大型絶縁基板と大型熱可塑性ポリイミドシートを
示す斜視図である。
ミドシートを接合した状態を示す平面部分図である。
である。
である。
を示す分解斜視図である。
る。
Claims (2)
- 【請求項1】 絶縁基板と、 該絶縁基板の表面に互いに隣接して形成された第1接点
パターンと第2接点パターンと、 ドーム状に成形された操作部を有し、前記第1接点パタ
ーン及び第2接点パターンに前記操作部が対向するよう
に前記絶縁基板上に前記操作部周囲の接合部が接合され
た熱可塑性ポリイミドシートと、 該熱可塑性ポリイミドシートの操作部の内面に形成さ
れ、前記操作部が押圧されると前記第1接点パターンと
第2接点パターンに接触する導電部と、 からなることを特徴とする表面実装型タクトスイッチ。 - 【請求項2】 熱可塑性ポリイミドシートに導電部を形
成する工程と、 前記熱可塑性ポリイミドシートの導電部が形成された部
分をドーム状に成形する工程と、 絶縁基板上に第1接点パターンと第2接点パターンを隣
接して形成する工程と、 前記絶縁基板に前記熱可塑性ポリイミドシートを重ね合
わせて前記操作部の周囲の接合部を加熱プレスすること
により接合する工程と、 からなることを特徴とする表面実装型タクトスイッチの
製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7129082A JPH08306261A (ja) | 1995-04-28 | 1995-04-28 | 表面実装型タクトスイッチ及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7129082A JPH08306261A (ja) | 1995-04-28 | 1995-04-28 | 表面実装型タクトスイッチ及びその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08306261A true JPH08306261A (ja) | 1996-11-22 |
Family
ID=15000643
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7129082A Pending JPH08306261A (ja) | 1995-04-28 | 1995-04-28 | 表面実装型タクトスイッチ及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08306261A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1293999A1 (en) * | 2001-09-14 | 2003-03-19 | Citizen Electronics Co., Ltd. | Keyswitch for an electronic instrument |
US8089018B2 (en) | 2007-12-18 | 2012-01-03 | Panasonic Corporation | Movable contact unit and method of manufacturing the same |
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-
1995
- 1995-04-28 JP JP7129082A patent/JPH08306261A/ja active Pending
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040917 |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040927 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20041125 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050427 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050617 |
|
A911 | Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20050624 |
|
A912 | Removal of reconsideration by examiner before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912 Effective date: 20051126 |