JP3972398B2 - プッシュスイッチの製造方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、主として携帯用電子機器等の各種信号切替スイッチとして使用される薄型のプッシュスイッチの製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種のプッシュスイッチおよびその製造方法としては、特開平9−17273号公報に開示されたものが知られており、これらは図8の外観斜視図、図9の断面図および図10の分解斜視図に示すように、絶縁基板の上面に接着剤層2を有するスイッチ基板1の上に、金属薄板を加工して形成された外側接点体3および中央接点体4を接着固定し、その上に弾性金属薄板製のドーム状可動接点5を載せ、さらに、その上部を下面に接着剤層6Aを有する可撓性絶縁シート6で覆ったものであった。
【0003】
そして、スイッチ基板1は、図11のスイッチ基板の形成方法を説明する斜視図に示すように、絶縁基板の中央に円形孔7Aがあり、上面に接着剤層7Bを有する所定形状の基板7の下面に、同じ外形の絶縁基板で孔が無く上面に接着剤層8Aを有する基板8を重ねて貼り合わせて、中央部に円形窪み1Aがあり上面全体に接着剤層2を有するスイッチ基板1として形成したものであり、また、外側接点体3と中央接点体4は、一枚の金属薄板をプレス加工して、図10に示すように、外側接点体3と中央接点体4を組合せた形にトリミング加工および曲げ加工した金属薄板9を接着剤層2によりスイッチ基板1に重ねて貼り付けた後、連結部10を切断して各々電気的に独立させるものである。
【0004】
そして、外側接点体3は全体が略C字形状で、上記スイッチ基板1の中央部の円形窪み1Aにはまり込むように、外周の固定部3Aに対して中央部がC字形窪み12に絞り加工され、各々スイッチ基板1の上面および円形窪み1A底面の接着剤層2により固着されており、C字形窪み12の内周に三箇所の可動接点支持用突部13を有していると共に、外周二箇所の端子部14A,14Bがスイッチ基板1の外形の切り欠き1B,1Cにはまり込むようにスイッチ基板1の厚さ分だけ下方に折り曲げられており、また、外側接点体3の中央のC字形窪み12の中心には、中央接点体4の上方に浅く絞り加工された中央接点15が配され、ここから伸ばされたアーム部16が、そのC字形状の開口部を通って上記スイッチ基板1の中央部の円形窪み1Aの切り込み1Fにはまり込む位置で上方に折り曲げられて固定部4Aを形成し、この固定部4Aおよび中央接点15が各々スイッチ基板1の上面および円形窪み1A底面の接着剤層2により固着されており、スイッチ基板1の外周に沿って伸ばされた先端二箇所の端子部17A,17Bがその外形の切り欠き1D,1Eにはまり込むようにスイッチ基板1の厚さ分だけ下方に折り曲げられている。
【0005】
これらの外側接点体3および中央接点体4をスイッチ基板1の上面に固着した状態の上面図が図12であり、この上から、中央接点体4の中央接点15を覆うように弾性金属薄板からなるドーム状可動接点5が載せられ、その円形外周の下面5Aが上記外側接点体3のC字形窪み12の内周三箇所の突部13上に載り、その上部からスイッチ基板1全体を覆うように下面に接着剤層6Aを有する可動性絶縁シート6を被せて貼り付けることにより、ドーム状可動接点5をスイッチ基板1に固定してプッシュスイッチとして完成していた。
【0006】
そして、このプッシュスイッチの動作は、可撓性絶縁シート6の中央部を下方に押すと、ドーム状可動接点5の中央部が下方に撓められて中央接点体4の中央接点15に接触し、外側接点体3と中央接点体4の間すなわち端子部14A(14B)と17A(17B)の間が閉となり、可撓性絶縁シート6すなわちドーム状可動接点5を下方に押す力を除くと、ドーム状可動接点5はその弾性復元力により元のドーム形状に復帰して中央接点体4の中央接点15から離れ、端子部14A(14B)と17A(17B)の間は開となるものであった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記従来のプッシュスイッチおよびその製造方法においては、スイッチ基板1に固着した外側接点体3のC字形窪み12内周の突部13上にドーム状可動接点5を載せた後、次の工程に送り接着剤層6Aを有する可撓性絶縁シート6を被せて貼り付けるまでの間のドーム状可動接点5の位置決めが不安定であり、ドーム状可動接点5の位置がずれたり落ちてしまうことがあり、スイッチ組立ての作業性が悪いという課題があり、また、スイッチ基板1、外側接点体3と中央接点体4を組み合わせた形にトリミング加工した金属薄板9およびドーム状可動接点5等をフープ形状で組立機に供給して連続組立てをしようとすると、各材料フープの巾および送り用のパイロット孔のピッチが大きくなって材料歩留りが悪いという課題もあり、さらに、スイッチを薄型化するために外側接点体3および中央接点体4の材厚を薄くすると、ドーム状可動接点5を強く押してスイッチ動作させる場合に、中央接点15Aの接触部が窪み、極端な場合にはスイッチの動作ストロークが変動する等の課題があった。
【0008】
本発明はこのような従来の課題を解決するものであり、スイッチ組立ての作業性が良く、各材料を効率的にフープ形状で組立機に供給することができて、しかも使用時の特性が安定した薄型のプッシュスイッチの製造方法を提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明のプッシュスイッチの製造方法は、外側接点体の中央部に設けたC字形窪みの円形部中心線上の外周固定部に二箇所の切欠き部を設け、ドーム状可動接点を外側接点体のC字形窪み内周の突部上に載せる際に、ドーム状可動接点の円形外周の二箇所に設けた突出部を上記外側接点体の外周固定部の二箇所の切欠き部内に挿入して組み立てるものである。
【0010】
この本発明により、ドーム状可動接点の位置決めが確実にでき、各材料をフープ形状で組立機に供給することも可能となり、スイッチの組立て作業性が大巾に向上するものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1に記載の発明は、中央部に設けたC字形窪みの内周底面に三箇所以上の突部を有し、そのC字形窪みの円形部中心線上の外周固定部の二箇所に切欠き部を有すると共に、上記外周固定部に下方に折り曲げられた端子部を有する略C字形状の金属薄板からなる外側接点体と、この外側接点体と電気的に独立し、かつ上記C字形窪みの中央に配置される接点を有し、この接点からC字形状の開口部を通って外周に導出され下方に折り曲げられて端子部を形成するアーム部を有する金属薄板からなる中央接点体とが、上面中央部に構成された各円形窪みの底面およびその周囲の接着剤により固着されて所定のピッチで複数個連結された絶縁薄板からなるスイッチ基板に対し、円形外周の中心線上の二箇所の突出部を連結部として連結部材に連結された複数個のドーム状可動接点を、各ドーム状可動接点が上記各外側接点体の中央部のC字形窪み内周の突部上に載せられると共に、上記各ドーム状可動接点の外周の突出部が上記各外側接点体の外周固定部の切欠き部にはまり込むように組み合わせ、その上部から上記各スイッチ基板を覆うように可撓性絶縁シートを貼り付けた後、上記各ドーム状可動接点の突出部を上記各スイッチ基板の外周部で切断し、その後に上記スイッチ基板を個別のスイッチ毎に切断分離するようにしたプッシュスイッチの製造方法とするものであり、外側接点体および中央接点体を固着したスイッチ基板とドーム状可動接点を、どちらも複数個を連結し、しかも外側接点体外周固定部の切欠き部にドーム状可動接点外周の突出部を挿入した形で組み合わせることができるので、組合わせの作業が容易であると共に、連結されたドーム状可動接点どうしで位置が決められるので、ドーム状可動接点を安定して位置決めすることができ、スイッチの組立て作業性が良くなるという作用を有する。
【0012】
請求項2に記載の発明は、中央部に設けたC字形窪みの内周底面に三箇所以上の突部を有し、そのC字形窪みの円形部中心線上の外周固定部の二箇所に切欠き部を有すると共に、上記外周固定部に下方に折り曲げられた端子部を有する略C字形状の外側接点体と、この外側接点体と電気的に独立し、かつ上記C字形窪みの中央に配置される接点を有し、この接点からC字形状の開口部を通って外周に導出され下方に折り曲げられて端子部を形成 するアーム部を有する中央接点体とを組み合わせた形に連続してトリミング加工および曲げ加工した金属薄板製の接点体フープの、上記各接点体の組合せ部の間およびフープ形状側部の連結部にそれぞれフープ送り用の第1および第2パイロット孔を設け、上記第1パイロット孔は、上面に接着剤層を有する絶縁基板をスイッチ基板の外形に連続してトリミング加工した絶縁基板Aフープおよびこれと同形状で中央に円形孔を有する絶縁基板Bフープの上記各スイッチ基板の間のパイロット孔と一致させ、上記第2パイロット孔はドーム状可動接点を連続して絞り加工およびトリミング加工した弾性金属薄板製の可動接点フープの側部の連結部のパイロット孔と一致させて形成した各材料のフープを、まず、上記絶縁基板Aフープと上記絶縁基板Bフープを上記各スイッチ基板の間のパイロット孔をガイドとして重ねて上記絶縁基板Aフープの接着剤層によって貼り合せてスイッチ基板フープを形成し、次に、このスイッチ基板フープ上に上記接点体フープを上記第1パイロット孔をガイドとして組合わせ、上記絶縁基板Bフープの接着剤層で固着した状態で、上記スイッチ基板フープおよび上記接点体フープの上記第1パイロット孔を含む上記連結部を切り落として分離した後、上記接点体フープの上に上記可動接点フープを上記第2パイロット孔をガイドとして載せ、その上部から上記スイッチ基板フープ上記各スイッチ基板を覆うように可撓性絶縁シートを貼り付けた後、上記接点体フープおよび上記可動接点フープの連結部を上記各スイッチ基板の外周部で切断して個別のスイッチ毎に分離するようにしたプッシュスイッチの製造方法とするものであり、ドーム状可動接点のフープは、フープ形状の硬質の弾性金属薄板にドーム状可動接点を連続して安定した状態で絞り加工するために、その配列ピッチを大きくする必要があるので、この加工条件によるドーム状可動接点の配列ピッチすなわち本スイッチ用の全フープ材料の送りピッチを最小にするためには、そのパイロット孔をフープ形状の側部に設けた連結部に設けることが組立効率の面で最も有利であり、また、スイッチ基板のフープは、プッシュスイッチの性能を確保するために価格の高い絶縁基板材料を使用する必要があるため、上記のドーム状可動接点のフープで決めた配列ピッチの各スイッチ基板の間に送り用のパイロット孔を設けて、フープ形状の側部には連結部を設けないフープ形状とすることが材料費の面で有利であるため、これらドーム状可動接点のフープとスイッチ基板のフープに挟まれて組み立てられる接点体の組合せのフープには、上記の二つの材料のフープに適合した二種類のパイロット孔を設けてスイッチ組立てを行うことにより、最も材料歩留りおよび組立て効率が良いプッシュスイッチの製造方法を実現することができるという作用を有する。
【0013】
以下、本発明の実施の形態について、図1〜図7を用いて説明する。
【0014】
なお、本実施の形態によるプッシュスイッチの基本的な構成は従来の技術の場合と同様であり、従来の技術の項で説明した構成と同一構成の部分には同一符号を付して、その詳細な説明を省略する。
【0015】
(実施の形態1)
図1は本発明の第1の実施の形態によるプッシュスイッチの外観斜視図、図2は同分解斜視図であり、同図において、上面に接着剤層2を有するスイッチ基板1は従来の技術の場合と全く同じであり、この上に固着された外側接点体21の全体が略C字形状で、外周固定部21Aに対して中央部がC字形窪み22に絞り加工され、C字形窪み22の内周に三箇所の突部23を有すると共に、外周に二箇所の下方に折り曲げられた端子部24A,24Bを有していることも従来の技術の場合と同様であるが、そのC字形窪み22の中心線上の外周固定部21Aの二箇所に切欠き部25を有しており、また、外側接点体21のC字形窪み22の中心に配された中央接点体26の中央接点27は上方に浅く絞り加工されると共に、その中心部に絞り加工とほぼ同じ高さの小径の下向きの窪み28が設けられている。
【0016】
そして、中央接点体26の中央接点27から伸ばされたアーム29が、外側接点体21のC字形状の開口部を通ってスイッチ基板1の中央部の円形窪み1Aの切込み1Fにはまり込む位置で上方に折り曲げられて固定部26Aを形成し、スイッチ基板1の上に固着されると共に先端二箇所に下方に折り曲げられた端子部30A,30Bを有していることも従来の技術の場合と同様である。
【0017】
さらに、これらの外側接点体21および中央接点体26をスイッチ基板1の上面に固着した上から、中央接点体26の中央接点27を覆うように外側接点体21のC字形窪み22の内周三箇所の突部23上に載せられるドーム状可動接点31は、その中心線上の円形外周の二箇所に突出部32を有しており、この突出部32が上記外側接点体21の外周固定部21Aの二箇所の切欠き部25に挿入されており、この状態の上面図を図3に示す。
【0018】
そして、この上からスイッチ基板1全体を覆うように下面に接着剤層6Aを有する可撓性絶縁シート6を被せて貼り付け、ドーム状可動接点31をスイッチ基板1に固定してプッシュスイッチとして完成することも従来の技術の場合と同様である。
【0019】
したがって、本実施の形態によれば、スイッチ組立工程において、外側接点体21および中央接点体26を固着したスイッチ基板1上に載せたドーム状可動接点31は、その外周二箇所の突出部32が外側接点体21の切欠き部25内に挿入されて、次の工程で可撓性絶縁シート6を被せて貼り付けるまでの間にその位置がずれることなく安定しているため、スイッチの組立て作業性を向上させることができるものである。
【0020】
また、図4の断面図に示すように、本実施の形態によるプッシュスイッチの可撓性絶縁シート6の中央部を下方に押してドーム状可動接点31の中央部を下方に撓めて動作させる場合に、強い押し力を加えても、ドーム状可動接点31の中央部が当接・接触する中央接点体26の中央接点27の中心部には下方向の窪み28が設けられ、その下面はスイッチ基板1の上面に当たっているため、中央接点27が変形することがないものである。
【0021】
なお、上記の説明では外側接点体21のC字形窪み22の突部23を三箇所に形成している例で説明したが、突部23上に載せたドーム状可動接点31をより安定化させるために、突部23を三箇所以上形成しても良いことは勿論である。
【0022】
(実施の形態2)
図5は本発明の第2の実施の形態によるプッシュスイッチの製造方法を説明する製造工程図であり、まず図5(a)に示すように、個別のスイッチ基板1が所定のピッチで連結された連結スイッチ基板33の各スイッチ基板1の上面および円形窪み1Aの接着剤層2により、外側接点体21および中央接点体26を固着して連結スイッチ基体34を形成した後、図5(b)に示すように、個別のドーム状可動接点31の円形外周の突出部32を延長して連結部とし、上記の連結スイッチ基板33と同ピッチで連結部材35に連結した連結可動接点36を、各ドーム状可動接点31の円形外周下面が各外側接点体21のC字形窪み22内周の三箇所の突部23上に載せられると共に、各ドーム状可動接点31の外周の突出部32がそれぞれ各外側接点体21の外周固定部21Aの切欠き部25にはまり込むように組み合わせ、その後、図5(c)に示すように、各ドーム状可動接点31の上部から各スイッチ基板1を覆うように可撓性絶縁シート6を貼り付け、その後、図5(d)に示すように、まず、各ドーム状可動接点31の連結部である突出部32を各スイッチ基板1の外周部の切断線37で切断して連結部材35を切り離した後、連結スイッチ基板33を個別のプッシュスイッチ分毎に切断線38で切断分離して個別のプッシュスイッチとして完成するものである。
【0023】
したがって、本実施の形態によれば、ドーム状可動接点31を外側接点体21および中央接点体26を固着したスイッチ基板1に容易に組み合わせることができると共に、ドーム状可動接点31の位置決めが実施の形態1の場合よりもさらに安定しているので、スイッチの組立て作業性がより良好となるものである。
【0024】
(実施の形態3)
図6は本発明の第3の実施の形態によるプッシュスイッチの製造方法に使用するフープ形状の各材料の斜視図であり、同図において、39Aおよび39Bは、上面に接着剤層を有する絶縁基板をスイッチ基板の外形に連続してトリミング加工し、各スイッチ基板用の加工部分の間にフープ送り用のパイロット孔39Cを設けた絶縁基板Aフープおよびこれと同形状で中央に円形孔を有する絶縁基板Bフープ、40は、金属薄板を外側接点体と中央接点体を組み合わせた形に連続してトリミング加工および曲げ加工し、各接点体の組合わせ部分の間およびフープ形状側部の連結部材40Aの両方にフープ送り用のパイロット孔40Bおよび40Cを設けた接点体フープ、41は、弾性金属薄板を円形ドーム状に連続して絞り加工およびトリミング加工し、その円形外形の突出部を連結部41Aとして連結部材41Bに連結し、連結部材41Bにフープ送り用のパイロット孔41Cを設けた可動接点フープ、42は下面に粘着剤層を有する可撓性絶縁シートを打ち抜いて形成するための下面に粘着剤層を有する可撓性絶縁テープである。
【0025】
これらの材料を使用してプッシュスイッチを製造する方法は、まず、絶縁基板Aフープ39Aと絶縁基板Bフープ39Bをパイロット孔39Cをガイドとして重ねて絶縁基板Aフープ39Aの接着剤層によって貼り合わせることにより、図7(a)に示すスイッチ基板フープ43を形成し、次に、この上に接点体フープ40をパイロット孔40Bをガイドとして重ねて絶縁基板Bフープ39Bの接着剤層により貼り付けて、図7(b)に示す接点体付スイッチ基板フープ44を形成し、この状態で、スイッチ基板フープ43および接点体フープ40のパイロット孔39Cおよび40Bを含む連結部44A(図7(b)に斜線で示した部分)を切り落として、図7(c)に示す接点体付分離スイッチ基板フープ45とする。
【0026】
続いて、この接点体付分離スイッチ基板フープ45のフープ形状側部の連結部材40Aのパイロット孔40Cおよび可動接点フープ41の連結部材41Bのパイロット孔41Cをガイドとして接点体付分離スイッチ基板フープ45に可動接点フープ41を上方から組み合わせて図7(d)に示す可動接点付分離スイッチ基板フープ46とし、この上から、各スイッチ基板を覆うように可撓性絶縁テープ42を打ち抜いて形成した可撓性シートを順次貼り付けて図7(e)に示す連結スイッチフープ47を形成し、最後に接点体フープ40の連結部材40Aおよび可動接点フープ41の連結部材41Bの連結部41Aを各スイッチ基板の外周部で切断することにより、個別のスイッチとなるように分離するものである。
【0027】
したがって、本実施の形態によれば、スイッチ基板フープ43と可動接点フープ41に挟まれて組み立てられる接点体フープ40に他の二つの材料のフープに適合したパイロット孔40Bおよび40Cを設けることにより、プッシュスイッチの全材料をフープ形状で供給することができ、材料歩留りおよび組立て効率が最も有利な条件で組み立てることができるものである。
【0028】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、スイッチ組立工程において、接点付スイッチ基板上に載せたドーム状可動接点を安定して位置決めすることができるので、スイッチ組立ての作業性が良く、各材料を効率的にフープ形状で組立機に供給することができ、しかも使用時の特性が安定したプッシュスイッチの製造方法を提供することができるという有利な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態によるプッシュスイッチの構成を示す斜視図
【図2】 同分解斜視図
【図3】 同外側接点体および中央接点体をスイッチ基板の上面に固着し、その上にドーム状可動接点を載せた状態の上面図
【図4】 同プッシュスイッチを動作させた状態の断面図
【図5】 本発明の第2の実施の形態によるプッシュスイッチの製造方法を説明する製造工程図
【図6】 本発明の第3の実施の形態によるプッシュスイッチの製造方法に使用するフープ形状の各材料の斜視図
【図7】 同製造方法を説明する製造工程図
【図8】 従来のプッシュスイッチの構成を示す斜視図
【図9】 同断面図
【図10】 同分解斜視図
【図11】 同スイッチ基板の形成方法を説明する斜視図
【図12】 同外側接点体および中央接点体をスイッチ基板の上面に固着した状態の上面図
【符号の説明】
1 スイッチ基板
1A 円形窪み
1F 切込み
2 接着剤層
6 可撓性絶縁シート
6A 可撓性絶縁シートの接着剤層
21 外側接点体
21A 外側接点体の外周固定部
22 C字形窪み
23 突部
24A,24B 外側接点体の端子部
25 外側接点体の切欠き部
26 中央接点体
26A 中央接点体の固定部
27 中央接点
28 窪み
29 アーム
30A,30B 中央接点体の端子部
31 ドーム状可動接点
32 ドーム状可動接点の突出部
33 連結スイッチ基板
34 連結スイッチ基体
35 連結可動接点の連結部材
36 連結可動接点
37 連結可動接点の切断線
38 連結スイッチ基板の切断線
39A,39B 絶縁基板フープ
39C 絶縁基板フープのパイロット孔
40 接点体フープ
40A 接点体フープの連結部材
40B,40C 接点体フープのパイロット孔
41 可動接点フープ
41A 可動接点フープの連結部
41B 可動接点フープの連結部材
41C 可動接点フープのパイロット孔
42 可撓性絶縁テープ
43 スイッチ基板フープ
44 接点体付スイッチ基板フープ
44A 接点体付スイッチ基板フープの連結部
45 接点体付分離スイッチ基板フープ
46 可動接点付分離スイッチ基板フープ
47 連結スイッチフープ

Claims (2)

  1. 中央部に設けたC字形窪みの内周底面に三箇所以上の突部を有し、そのC字形窪みの円形部中心線上の外周固定部の二箇所に切欠き部を有すると共に、上記外周固定部に下方に折り曲げられた端子部を有する略C字形状の金属薄板からなる外側接点体と、この外側接点体と電気的に独立し、かつ上記C字形窪みの中央に配置される接点を有し、この接点からC字形状の開口部を通って外周に導出され下方に折り曲げられて端子部を形成するアーム部を有する金属薄板からなる中央接点体とが、上面中央部に構成された各円形窪みの底面およびその周囲の接着剤により固着されて所定のピッチで複数個連結された絶縁薄板からなるスイッチ基板に対し、円形外周の中心線上の二箇所の突出部を連結部として連結部材に連結された複数個のドーム状可動接点を、各ドーム状可動接点が上記各外側接点体の中央部のC字形窪み内周の突部上に載せられると共に、上記各ドーム状可動接点の外周の突出部が上記各外側接点体の外周固定部の切欠き部にはまり込むように組み合わせ、その上部から上記各スイッチ基板を覆うように可撓性絶縁シートを貼り付けた後、上記各ドーム状可動接点の突出部を上記各スイッチ基板の外周部で切断し、その後に上記スイッチ基板を個別のスイッチ毎に切断分離するようにしたプッシュスイッチの製造方法。
  2. 中央部に設けたC字形窪みの内周底面に三箇所以上の突部を有し、そのC字形窪みの円形部中心線上の外周固定部の二箇所に切欠き部を有すると共に、上記外周固定部に下方に折り曲げられた端子部を有する略C字形状の外側接点体と、この外側接点体と電気的に独立し、かつ上記C字形窪みの中央に配置される接点を有し、この接点からC字形状の開口部を通って外周に導出され下方に折り曲げられて端子部を形成するアーム部を有する中央接点体とを組み合わせた形に連続してトリミング加工および曲げ加工した金属薄板製の接点体フープの、上記各接点体の組合せ部の間およびフープ形状側部の連結部にそれぞれフープ送り用の第1および第2パイロット孔を設け、上記第1パイロット孔は、上面に接着剤層を有する絶縁基板をスイッチ基板の外形に連続してトリミング加工した絶縁基板Aフープおよびこれと同形状で中央に円形孔を有する絶縁基板Bフープの上記各スイッチ基板の間のパイロット孔と一致させ、上記第2パイロット孔はドーム状可動接点を連続して絞り加工およびトリミング加工した弾性金属薄板製の可動接点フープの側部の連結部のパイロット孔と一致させて形成した各材料のフープを、まず、上記絶縁基板Aフープと上記絶縁基板Bフープを上記各スイッチ基板の間のパイロット孔をガイドとして重ねて上記絶縁基板Aフープの接着剤層によって貼り合せてスイッチ基板フープを形成し、次に、このスイッチ基板フープ上に上記接点体フープを上記第1パイロット孔をガイドとして組合わせ、上記絶縁基板Bフープの接着剤層で固着した状態で、上記スイッチ基板フープおよび上記接点体フープの上記第1パイロット孔を含む上記連結部を切り落として分離した後、上記接点体フープの上に上記可動接点フープを上記第2パイロット孔をガイドとして載せ、その上部から上記スイッチ基板フープ上記各スイッチ基板を覆うように可撓性絶縁シートを貼り付けた後、上記接点体フープおよび上記可動接点フープの連結部を上記各スイッチ基板の外周部で切断して個別のスイッチ毎に分離するようにしたプッシュスイッチの製造方法。
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