JP2005259462A - 可動接点付シート及びこれを用いた入力装置 - Google Patents

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一成 高橋
Kanichi Kido
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Abstract

【課題】 押圧操作時の操作フィーリングが良好であると共に、2段スイッチ操作が可能な可動接点付シート及びこれを用いた入力装置を提供する。
【解決手段】 反転可能なドーム状の膨出部を有する第1の可動接点3と、第1の可動接点3よりも一回り小さな反転可能なドーム状の膨出部を有する第2の可動接点4と、第1及び第2の可動接点3、4の上面側に配置されると共に、第1及び第2の可動接点3、4を下面側に保持するカバーシート5とを備え、第1の可動接点3のドーム状の膨出部の中央に貫通した開口部3aを設け、開口部3aの上面周縁部に第2の可動接点4の外周縁部を重合させて載置すると共に、第2の可動接点4の中央頂部下面が開口部3aを通して下方へ移動可能なように、第1及び第2の可動接点3、4をカバーシート5に保持した。
【選択図】 図2

Description

本発明は、電子機器等の入力装置に使用される可動接点付シートに係り、特に1段スイッチ用の可動接点と2段スイッチ用の可動接点とを備えた可動接点付シート及びこれを用いた入力装置に関する。
従来の2段スイッチの構造としては、ドーム状の可動接点全体を基台(配線基板)の固定接点から浮かした状態で、基板に積層されるシート(カバーフィルム)に貼り付けた構成からなり、シートが押圧されると可動接点の外周縁部が下降し1段目の固定接点と接触して1段目のスイッチがオンし、更にシートを押圧することにより可動接点が反転してその中央部が2段目の固定接点と接触して2段目のスイッチがオンになる構成のものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
以下、従来の2段スイッチの構造を図に基づいて説明する。
図6は従来の2段スイッチの分解斜視図、図7は図6のX−X線における断面図、図8は接点パターンの要部上面図である。
図において、21は下方絶縁基体である配線基板で、上面には、第一〜第三接点22〜24が配されている。第一接点22は、円形に形成された第三接点24の外周から所定の間隔をあけて同芯的に配された内周細幅部22Aに、所定の角度ピッチで外方に突出形成された放射状部22Bにより構成されている。
また、第二接点23は、上記第一接点22の放射状部22Bの外周部から僅かな間隔をあけて第三接点24に同芯的に配された外周細幅部23Aに、上記第一接点22の放射状部22Bどうしの間の部分に向かって延設形成された放射状部23Bによって構成されている。
第一接点22の引き出し部22Cは、放射状部22Bの外周部から引き出されており、また、第二接点23の引き出し部23Cは、放射状部23Bの外周部から引き出されている。また、第一および第二接点22、23によって周囲を囲まれている第三接点24は、スルーホール部24Aを介して配線基板21の裏面側に導出されて引き出し部24Bにより引き出されている。また、上記第一および第二接点22、23の最外周位置およびその引き出し部22C,23Cの上部には絶縁レジスト25が塗布形成されている。
また、上記配線基板21の上方には、スペーサ26が配設され、上記第一〜第三接点22〜24からなる接点パターンと、スペーサ26に設けられた孔26Aの位置は対応している。また、スペーサ26の上方には、上方絶縁基材である可撓性を有するカバーフィルム28が粘着剤28Aにより粘着固定されており、スペーサ26の孔26A内に対応するカバーフィルム28の裏面には、円形ドーム状に形成された金属薄板製の可動接点29の中央頂点部29Bおよびその近傍が粘着剤28Aにより固着されている。
そして、可動接点29は、上記配線基板21上に略リング状に配列されている第一および第二接点22、23の放射状部22B、23Bの幅方向の中間位置に外周下端29Aが対応するように、かつその放射状部22B、23Bと外周下端29Aとは、上下方向に所定の間隔をあけるようにして、カバーフィルム28に固着されてスペーサ26の孔26A内に収容されている。
次に動作を説明すると、カバーフィルム28の上方から所定の操作力を加えると、カバーフィルム28が少し撓んで可動接点29全体が下方に移動し、外周下端29Aが、第一および第二接点22、23の放射状部22B、23Bに当接して、第一接点22と第二接点23との間を接続させ導通させる。
一方、カバーフィルム28の上方から可動接点29の反転動作力より大きい押圧操作力を加えると、まずカバーフィルム28が撓んで可動接点29全体が下方に移動してその外周下端29Aが第一および第二接点22、23 に当接した後、可動接点29が反転動作して、中央頂点部29Bが第三接点24に当接した状態となる。
このように本実施のスイッチは、操作する際の力の大きさによって二通りの回路の接続状態を使い分けて得ることができるものである。
特開2001−297657号公報
しかしながら、上述した従来の2段スイッチの構造においては、大きな押圧操作力を加えた場合の2段目スイッチ部は可動接点29の反転動作によってクリック感触が得られるが、最初の1段目スイッチ部は可動接点29が反転せずノンクリック状態のため、明瞭な操作フィーリングが得られないという問題があった。
したがって、本発明では上述した問題点を解決し、押圧操作時の操作フィーリングが良好であると共に、2段スイッチ操作が可能な可動接点付シート及びこれを用いた入力装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明では第1の解決手段として、反転可能なドーム状の膨出部を有する第1の可動接点と、この第1の可動接点よりも一回り小さな反転可能なドーム状の膨出部を有し、前記第1の可動接点の上方に配置される第2の可動接点と、前記第1及び第2の可動接点の上面側に配置されると共に、前記第1及び第2の可動接点を下面側に保持するカバーシートとを備え、前記第1の可動接点のドーム状の膨出部の中央に貫通した開口部を設け、この開口部の上面周縁部に前記第2の可動接点の外周縁部を重合させて載置すると共に、前記第2の可動接点の中央頂部下面が前記開口部を通して下方へ移動可能なように、前記第1及び第2の可動接点を前記カバーシートに保持した構成とした。
また、第2の解決手段として、前記第1の可動接点の開口部を、円形状の貫通孔で形成し、この貫通孔の周縁部に沿って前記第2の可動接点の外周縁部を重合させた構成とした。
また、第3の解決手段として、前記カバーシートの下面に粘着層を設け、前記第1の可動接点及び第2の可動接点を一体として剥離可能なように、前記カバーシートを前記粘着層により剥離シートに保持した構成とした。
また、第4の解決手段として、前記カバーシートには、2段スイッチ用の前記第1及び第2の可動接点と共に、1段スイッチ用の第3の可動接点を複数個保持した構成とした。
また、第5の解決手段として、第1乃至第4の解決手段の何れかに記載の可動接点付シートと、前記第1と第2の可動接点、及び前記第3の可動接点と接続される複数の固定接点が配設され、これらの固定接点に対応させて前記可動接点付シートが積層される基台とを備えた構成とした。
上述したように、本発明の可動接点付シートは、反転可能なドーム状の膨出部を有する第1の可動接点と、第1の可動接点よりも一回り小さな反転可能なドーム状の膨出部を有し、第1の可動接点の上方に配置される第2の可動接点と、第1及び第2の可動接点の上面側に配置されると共に、第1及び第2の可動接点を下面側に保持するカバーシートとを備え、第1の可動接点のドーム状の膨出部の中央に貫通した開口部を設け、開口部の上面周縁部に第2の可動接点の外周縁部を重合させて載置すると共に、第2の可動接点の中央頂部下面が開口部を通して下方へ移動可能なように、第1及び第2の可動接点をカバーシートに保持したことから、押圧操作時には、下側に配置された1段目スイッチ用の第1の可動接点は、第2の可動接点の外周縁部により開口部の上面周縁部が押圧され、この押圧によって開口部を有する膨出部が反転することにより1段目のクリック感触が得られ、更に押圧することにより、上側に配置された2段目スイッチ用の第2の可動接点が反転することにより2段目のクリック感触が得られるので、明瞭な操作フィーリングを持った2段スイッチ操作が可能となる。
また、第1の可動接点の開口部を、円形状の貫通孔で形成し、貫通孔の周縁部に沿って第2の可動接点の外周縁部を重合させたことから、押圧時の圧力が貫通孔の周縁部に沿って均一に伝わるので、確実な反転動作が得られる。
また、カバーシートの下面に粘着層を設け、第1の可動接点及び第2の可動接点を一体として剥離可能なように、カバーシートを粘着層により剥離シートに保持したことから、可動接点付シートの搬送や組立て作業における取り扱いを容易に行なえる。
また、カバーシートには、2段スイッチ用の第1及び第2の可動接点と共に、1段スイッチ用の第3の可動接点を複数個保持したことから、2段スイッチ用の第1及び第2の可動接点と、1段スイッチ用の第3の可動接点を共通のカバーシートに混載でき、スイッチへの組み込みが容易となる。
また、第1乃至第4の解決手段の何れかに記載の可動接点付シートと、第1と第2の可動接点、及び第3の可動接点と接続される複数の固定接点が配設され、これらの固定接点に対応させて可動接点付シートが積層される基台とを備えたことから、可動接点付シートを固定接点が配設された基板上に積層するだけで2段スイッチが得られるので、2段スイッチを備えた入力装置の組立を簡単に行なうことができる。
以下、本発明の可動接点付シート及びこれを用いた入力装置の実施形態を図1乃至図5に示す。図1は本発明の可動接点付シートの分解斜視図、図2は本発明の可動接点付シートの要部断面図、図3は本発明の可動接点付シートの1段目用スイッチの動作状態を示す要部断面図、図4は本発明の可動接点付シートの2段目用スイッチの動作状態を示す要部断面図、図5は本発明の可動接点付シートを使用したシートタイプのスイッチを示す分解斜視図である。
図1及び図2において、可動接点付シートが積層される基台となる回路基板1は、フェノール樹脂等の積層板で平板状に形成されており、この回路基板1の表面には、銅箔などの導電性の金属材料からなる複数の固定接点2が配設されている。この固定接点2は、中央に設けられた円形の第1接点部2aと、この第1接点部1aの外周に円環状に設けられた第2接点部2bと、更にこの第2接点部2bの外周に円環状に設けられた第3接点部2cとを有している。これらの第1接点部2a乃至第3接点部2cは個々に離間して非導通となっており、図示しないリードパターンと回路基板1の裏面で接続されている。
第1の可動接点3は、導電性の金属板で反転可能なドーム状の膨出部を有する円形状に形成されている。また、ドーム状の膨出部の中央には、上下方向に貫通した円形状でやや大きめの貫通孔からなる開口部3aが設けられている。また、ドーム状の膨出部には、前記固定接点2の第2接点部2bと接続される環状頂部3bを有しており、外円部には前記第3接点部2cと接続される外周縁部3cを有している。
この第1の可動接点3が前記回路基板1上に配設される際には、外周縁部3cが前記第3接点部2cと常時接触した状態で載置され、環状頂部3b下面が前記第2接点部2bと一定の空隙を持って対向して配置されるものとなる。
第2の可動接点4は、導電性の金属板で、前記第1の可動接点3よりも一回り小さな反転可能なドーム状の膨出部を有する円形状に形成されており、前記第1の可動接点3の上面側に配置されるものとなっている。この第2の可動接点4は、前記固定接点2の第1接点部2aと接続される中央頂部4aと、前記第1の可動接点3と接続される外周縁部4bとを有している。
この第2の可動接点4が前記回路基板1上に配設される際には、外周縁部4bが前記第1の可動接点3の開口部3aの上面周縁部と常時接触した状態で載置され、中央頂部4a下面に設けられた突起4cが前記固定接点2の第1接点部2aと一定の空隙を持って対向して配置されるものとなる。
カバーシート5は、ポリイミド等からなるフィルム状の絶縁材から形成されている。また、カバーシート5の下面側には一面に粘着層(図示せず)が形成されており、この粘着層に前記第2の可動接点4のドーム部の上面側が貼着されて、カバーシート5に第2の可動接点4が一体化されている。また、カバーシート5には、前記第2の可動接点4の下側に配置された前記第1の可動接点3も一体に貼着されており、第1の可動接点3の開口部3aの上面周縁部に第2の可動接点4の外周縁部4bが常時接触した状態で、第2の可動接点4が第1の可動接点3の上方に重合され載置されて、前記カバーシート5に粘着層によって一体的に貼着されたものとなっている。
本発明の可動接点付シートは、上記した構成となっており、2段スイッチの下側に配置される前記第1の可動接点3のドーム状の膨出部の中央に円形状の貫通孔からなる開口部3aを設けて、この開口部3aの上面周縁部に沿って、上側に配置される前記第2の可動接点4の外周縁部4bを重合させて載置すると共に、前記第2の可動接点4の中央頂部4a下面の突起4cが前記開口部3aを通して下方へ移動可能なように、前記第1及び第2の可動接点3、4を前記カバーシート5の粘着層によって貼着して保持させることにより可動接点付シートとしてシート状に一体化させたものとなっている。
尚、第1の可動接点3の開口部3aよりも第2の可動接点4の外周縁部4bは大径に形成されており、両部材が共にカバーシート5の粘着層で保持されているので、第2の可動接点4が脱落することはない。また、開口部3aの先端をやや上向きに折り曲げておくことで、第1の可動接点3の押圧位置がばらついても、第2の可動接点上での位置ずれを防止するようにしても良い。
尚、図示はしないが、前記カバーシート5の下面に形成した粘着層を利用して、前記第1の可動接点3及び第2の可動接点4を一体として剥離可能なように、前記カバーシート5に形成した粘着層により剥離シート(図示せず)に貼着することで保持するようにしても良い。このようにすれば、可動接点付シートの搬送や組立て作業における取り扱いを容易に行なえるものとなる。
次に、図3及び図4を用いて上記構成の可動接点付シートの動作を説明する。
まず、初期状態(図2参照)においては、回路基板1に設けられた固定接点2は、第3接点部2cが第1の可動接点3の外周縁部3cと接続されているが、第2接点部2bが第1の可動接点3の環状頂部3bとは離間しており、下側の1段スイッチ用の接点部はオフ状態となっている。
また、この時、第2の可動接点4は第1の可動接点3を介して外周縁部4bが第3接点部2cと接続されているが、第2の可動接点4の中央頂部4aの下面の突起4cが第1接点部2aとは離間しており、上側の2段スイッチ用の接点部もオフ状態となっている。
この状態から、図3に示すように、可動接点付シートが押圧(カバーシート5の上面側が押圧)されると、第2の可動接点4が下方へ押され、外周周縁4bが第1の可動接点3の環状頂部3bの上面周縁部を押圧することとなり、この押圧により環状頂部3bが下方へ反転して、環状頂部3bの下面が、下側に配置された固定接点2の第2接点部2bに当接する。この当接により、固定接点2の第2の接点部2bと第3の接点部2cとが第1の可動接点3を介して接続されるものとなり、下側の1段スイッチ用の接点部がオン状態となる。
尚、この場合、第1の可動接点3の膨出部の反転力は、第2の可動接点4の膨出部の反転力に比較して小さくなるように形成されており、可動接点付シートが押圧された時には、第2の可動接点4が反転する前に第1の可動接点3が反転するように形成されており、例えば、各可動接点の外形や使用する金属板の板厚等を考慮して互いのばね応力が設定されている。
また、第1の可動接点3の開口部3aを、円形状の貫通孔で形成し、この貫通孔の周縁部に沿って第2の可動接点4の外周縁部4bを重合させるようにしたため、押圧時の圧力が開口部3aの上面周縁部に沿って均一に伝わるので、確実な反転動作が得られるものとなる。
次に、図4に示すように、更に可動接点付シートが押圧されると、第1の可動接点3が反転した状態のまま、第2の可動接点4の中央頂部4aが下方へ押圧され、今度は第2の可動接点4の膨出部が下方へ反転して、中央頂部4aの下面の突起4cが第1の固定接点3の開口部3aを通して、下方に対向して配設された固定接点2の第1接点部2aと当接する。この当接により、固定接点2の第1の接点部2aと第2の接点部2bとが第1の可動接点3及び第2の可動接点4を介して接続されるものとなり、上側の2段スイッチ用の接点部もオン状態となる。
この時、固定接点2は、第1の可動接点3及び第2の可動接点4を介して、第1接点部2aと第2接点部2bと第3接点部2cとが互いに電気的に接続されるものとなっている。
このように、第1及び第2の可動接点3、4が一体に貼着された上記構成の可動接点付シートを、固定接点2が配設された回路基板1上に、第1及び第2の可動接点3、4と固定接点2とを対向させて積層するだけで所望の2段スイッチを得ることができるので、2段スイッチを備えた入力装置の組立を簡単に行なうことができるものとなっている。
また、第1及び第2の可動接点3、4の両方に反転可能なドーム状の膨出部を設けたので、1段目及び2段目スイッチの操作時にそれぞれにクリック感触が得られ、明瞭な操作フィーリングを得ることができるものとなっている。
尚、上記実施例では、基台としての前記回路基板1をフェノール樹脂積層板等からなる平板状の基板で形成して表面に導電性の銅箔等の金属材料を配設するようにしたが、これに限らず、合成樹脂等の絶縁材で平板状あるいは箱型のハウジング状に形成しても良く、この場合には、前記固定端子2を導電性の金属板で形成して、金属板表面が内底面に表出するようにインサート成形などの方法で一体に埋設して接点部を形成するようにしても良い。
図5は、上記構成の可動接点付シートを使用したシートタイプのスイッチを示している。
図において、回路基板11はやや大きめの長方形に形成され、この回路基板11には複数の固定接点が配設されている。この固定接点は、1段スイッチ用の固定接点12、及び2段スイッチ用の固定接点13とが混載された状態で形成されている。本実施例においては、中央の1箇所のみに2段スイッチ用の固定接点13が形成されており、他は全て1段スイッチ用の固定接点12が形成されている。
カバーシート14は同じくやや大きめの長方形に形成され、このカバーシート14の下面側には一面に粘着層(図示せず)が形成されている。このカバーシート14の中央の裏側には、粘着層によって第1及び第2の可動接点3、4が貼着されており、この第1の可動接点3の環状頂部3bの周縁部の上面側に、第2の可動接点4の外周縁部4bの下面側が重合され、第2の可動接点4の中央頂部4a下面の突起4cが第1の可動接点3の開口部3aから臨んだ状態で一体に取り付けられている。また、カバーシート14の裏側には前記固定接点12に対向して複数の1段スイッチ用の第3の可動接点15が貼着されている。この第3の可動接点15は導電性の金属板で中央がドーム状の膨出部を有する円形状に形成されており、第1の可動接点3の外形よりやや小さく形成されている。
そして、中央に配設された第1及び第2の可動接点3、4と固定接点13によって、2段スイッチ操作が可能な2段スイッチが形成され、その周辺に配置された複数の第3の可動接点15と固定接点12によって、1段スイッチ操作が可能な1段スイッチが形成されるものとなっている。
尚、上記構成では、2段スイッチの一部を形成する第1及び第2の可動接点3、4を、カバーシート14の中央にのみ形成するようにしたが、適宜、カバーシート14の所望の箇所に第1及び第2の可動接点3、4を貼着するようにして2段スイッチを複数個設けるようにしても良い。
また、1段スイッチ操作が可能な1段スイッチには、第1の可動接点3よりも外形が一回り小さな円形の第3の可動接点15を設けるようしたが、これに限らず、第1の可動接点3と同様な大きさの可動接点を用いるようにしても良く、外形も楕円状に形成しても良い。
このように、カバーシート14には、2段スイッチ用の第1及び第2の可動接点3、4と共に、1段スイッチ用の第3の可動接点15を複数個保持したことから、2段スイッチ用の第1及び第2の可動接点3、4と、1段スイッチ用の第3の可動接点15を共通のカバーシート14に混載できるので、シートタイプのスイッチの組み込みが容易に行なえるものとなっている。
また、1段スイッチ用の第3の可動接点15と、2段スイッチ用の第1及び第2の可動接点3、4とを同一のカバーシート14で一体に保持するようにしたので、操作フィーリングを均一化できると共に、可動接点付シートの厚みが増すことによる操作フィーリングの劣化を防止できるものとなっている。
上記した本発明の実施例によれば、第1の可動接点3のドーム状の膨出部の中央に、上下に貫通した開口部3aを設け、この開口部3aの上面周縁部に第2の可動接点4の外周縁部4bを重合させて載置すると共に、第2の可動接点4の中央頂部4a下面の突起4cが、前記開口部3aを通して下方へ移動可能なように、第1及び第2の可動接点3、4を一枚のカバーシート5、14に保持したことから、可動接点付シートの押圧操作時には、下側に配置された1段目スイッチ用の第1の可動接点3は、第2の可動接点4の外周縁部4bにより、前記開口部3aの環状頂部3bの上面周縁部が押圧され、この押圧によって前記開口部3aを有する膨出部が反転することにより1段目のクリック感触が得られるものとなり、更に押圧されることにより、上側に配置された2段目スイッチ用の第2の可動接点4が反転することにより2段目のクリック感触が得られるので、明瞭な操作フィーリングを持った2段スイッチ操作が可能な可動接点付シートを提供できるものとなっている。
また、一枚の共通のカバーシート5、14に、上側及び下側の第1及び第2の可動接点3、4を一体的に保持できるので、スイッチの組立が容易に行なえるものとなっている。
本発明の可動接点付シートを示す分解斜視図である。 本発明の可動接点付シートを示す要部断面図である。 本発明の可動接点付シートの1段目用スイッチの動作状態を示す要部断面図である。 本発明の可動接点付シートの2段目用スイッチの動作状態を示す要部断面図である。 本発明の可動接点付シートを使用したシートタイプのスイッチを示す分解斜視図である。 従来の2段スイッチを示す分解斜視図である。 従来の図6のX−X線における断面図である。 従来の接点パターンを示す要部上面図である。
符号の説明
1:回路基板(基台)
2:固定接点
2a:第1接点部
2b:第2接点部
2c:第3接点部
3:第1の可動接点
3a:開口部
3b:環状頂部
3c:外周縁部
4:第2の可動接点
4a:中央頂部
4b:外周縁部
4c:突起
5:カバーシート
11:回路基板
12:固定接点
13:固定接点
14:カバーシート
15:第3の可動接点

Claims (5)

  1. 反転可能なドーム状の膨出部を有する第1の可動接点と、この第1の可動接点よりも一回り小さな反転可能なドーム状の膨出部を有し、前記第1の可動接点の上方に配置される第2の可動接点と、前記第1及び第2の可動接点の上面側に配置されると共に、前記第1及び第2の可動接点を下面側に保持するカバーシートとを備え、前記第1の可動接点のドーム状の膨出部の中央に貫通した開口部を設け、この開口部の上面周縁部に前記第2の可動接点の外周縁部を重合させて載置すると共に、前記第2の可動接点の中央頂部下面が前記開口部を通して下方へ移動可能なように、前記第1及び第2の可動接点を前記カバーシートに保持したことを特徴とする可動接点付シート。
  2. 前記第1の可動接点の開口部を、円形状の貫通孔で形成し、この貫通孔の周縁部に沿って前記第2の可動接点の外周縁部を重合させたことを特徴とする請求項1記載の可動接点付シート。
  3. 前記カバーシートの下面に粘着層を設け、前記第1の可動接点及び第2の可動接点を一体として剥離可能なように、前記カバーシートを前記粘着層により剥離シートに保持したことを特徴とする請求項1、又は2記載の可動接点付シート。
  4. 前記カバーシートには、2段スイッチ用の前記第1及び第2の可動接点と共に、1段スイッチ用の第3の可動接点を複数個保持したことを特徴とする請求項3記載の可動接点付シート。
  5. 請求項1乃至4の何れかに記載の可動接点付シートと、前記第1と第2の可動接点、及び前記第3の可動接点と接続される複数の固定接点が配設され、これらの固定接点に対応させて前記可動接点付シートが積層される基台とを備えたことを特徴とする入力装置。
JP2004067837A 2004-03-10 2004-03-10 可動接点付シート及びこれを用いた入力装置 Withdrawn JP2005259462A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008041603A (ja) * 2006-08-10 2008-02-21 Matsushita Electric Ind Co Ltd プッシュスイッチ
JP2015002024A (ja) * 2013-06-13 2015-01-05 シチズン電子株式会社 プッシュスイッチ
KR101942960B1 (ko) * 2017-09-29 2019-01-28 케이비와이테크 주식회사 돔 시트 및 돔 스위치 제조방법

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