JP3177835U - 接点ばね付シート及びこれを用いたスイッチ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ポータブル機器、PC周辺機器等に組み込まれるスイッチ装置として使用される接点ばね付きシートに関し、特に2段スイッチ操作が可能かつ操作感触が良好な接点ばね付きシートおよびこれを用いたスイッチ装置を提供する。
【解決手段】本考案の接点ばね付きシートは、反転動作可能な第1可動接点2と、第1可動接点2の下側に積層され、反転動作可能な第2可動接点3と、第1可動接点2の上方に配置されるとともに、第1可動接点2および第2可動接点3を下面側に保持可能なカバーシート4とからなる。第2可動接点3は、ドーム状の膨出部から延出する延出部32の保持部32bでカバーシート4に保持されるが、延出部32に、第2可動接点3の反転動作による膨出部3aの移動を許容する許容部32aを設けたので、第2可動接点3は感触の良い反転動作が可能となる。
【選択図】図3
【解決手段】本考案の接点ばね付きシートは、反転動作可能な第1可動接点2と、第1可動接点2の下側に積層され、反転動作可能な第2可動接点3と、第1可動接点2の上方に配置されるとともに、第1可動接点2および第2可動接点3を下面側に保持可能なカバーシート4とからなる。第2可動接点3は、ドーム状の膨出部から延出する延出部32の保持部32bでカバーシート4に保持されるが、延出部32に、第2可動接点3の反転動作による膨出部3aの移動を許容する許容部32aを設けたので、第2可動接点3は感触の良い反転動作が可能となる。
【選択図】図3
Description
本考案は、携帯電話等の種々の電子機器における入力キースイッチ等として使用される接点ばね付シートに関し、特に2段操作が可能な接点ばね付シートの構造に関する。
従来の2段スイッチ操作が可能な接点ばね付シートの構造としては、例えば特許文献1のような構造が知られている。特許文献1の接点ばね付シートは、図5に示すように、2段スイッチの、下側に配置される第1の可動接点103のドーム状の膨出部の中央に、円形状の貫通孔からなる開口部103aを設けて、この開口部103aの上面周縁部に沿って、上側に配置される第2の可動接点104の外周縁部104bを重合させて載置するとともに、第2の可動接点104の中央頂部104a下面の突起104cが開口部103aを通して下方へ移動可能なように、第1の可動接点103及び第2の可動接点104をカバーシート105の粘着層によって貼着して保持させることにより、可動接点付シートとしてシート状に一体化させたものとなっている。そして、第1の可動接点103及び第2の可動接点104の両方に反転可能なドーム状の膨出部を設けたので、1段目及び2段目スイッチの操作時に、それぞれクリック感触が得られるとしている。
しかしながら、特許文献1の接点ばね付シートでは、第1の可動接点103の上部に第2の可動接点104が積層された状態で、カバーシート105に貼着されている構造となっており、第1の可動接点103の反転領域もカバーシート105に貼着される。このため、特に1段目のスイッチ操作時に、カバーシート105によってクリック感触が損なわれる恐れがあった。
本考案は上記の点に鑑みなされたもので、その目的とするところは、2段操作が可能でかつ操作感触がよい接点ばね付シート及びこれを用いたスイッチ装置を提供するところにある。
この課題を解決するために、本考案の請求項1による接点ばね付シートは、反転動作可能な第1接点ばねと、前記第1接点ばねの下側に積層され、反転動作可能な第2接点ばねと、前記第1接点ばねの上方に配置されるとともに、前記第1接点ばね及び記第2接点ばねを下面側に保持可能なシートを有し、前記第2接点ばねは、ドーム状の膨出部と、前記膨出部を支持する脚部と、前記膨出部から延出するとともに、前記第1接点ばねに積層されたとき前記第1接点ばねの外形外方に突出する延出部とを有し、前記延出部は、前記第2接点ばねの反転動作による移動を許容する許容部と、前記シートに保持される保持部とを有することを特徴としている。
また、本考案の請求項2による接点ばね付シートでは、前記第2接点ばねの脚部は複数からなり、前記複数の脚部の間の箇所から前記延出部が延出しており、前記許容部は前記シートに貼り付け保持されないように逃げ部を有していることを特徴としている。
また、本考案の請求項3による接点ばね付シートでは、前記許容部は、蛇腹形状であることを特徴としている。
また、本考案の請求項4によるスイッチ装置は、請求項1から3のいずれかに記載の接点ばね付シートと、前記接点ばね付シートが積層されるとともに、前記第1接点ばねと前記第2接点ばねの下方に対向して配置される固定接点を有する基台とを備えたことを特徴としている。
請求項1の考案による接点ばね付シートでは、弱い力で押圧操作されたときに反転動作する1段目のスイッチの第2接点ばねと、強い力で押圧操作されたときに反転動作する2段目のスイッチの第1接点ばねがシートに貼着され、第1接点ばねは反転動作部を含む領域がシートに貼着される。これに対し、第2接点ばねは延出部に設けられた保持部だけがシートに貼着され、反転動作する膨出部はシートに貼着されてない。さらに、第2接点ばねには、反転動作に伴う変形等を許容する許容部を設けたので、第2接点ばねはシートにより反転動作を妨げられることがなく、安定した反転動作が可能となる。
また、第1接点ばねは、強い力で押圧操作されたときに大きな反転力で反転動作するので、反転動作部がシートに貼着されても良好な操作感触を得ることができる。
以上より、請求項1の考案による接点ばね付シートは、第1接点ばねと第2接点ばねにより2段操作が可能となり、かつ、良好な操作感触を得ることができる。
請求項2の考案による接点ばね付シートでは、第2接点ばねの複数の脚部の間の箇所に配設した延出部に、シートに貼り付け保持されない逃げ部を設けたので、延出部がシートに貼着されることを確実に回避できる。これにより、第2接点ばねが反転動作を行う際に、反転動作を妨げようとするシートの影響をこと確実に回避することができ、より良好な操作感触を得ることができる。
請求項3の考案によれば、本考案の接点ばね付シートは、許容部の形状が蛇腹状なので、第2接点ばねが反転動作により移動する際に、移動への追従性がよくなるので、操作感触の劣化を確実に抑えることができ、より一層良好な操作感触を得ることができる。
請求項4の考案によれば、本考案のスイッチ装置は、請求項1から3のいずれかに記載の接点ばね付シートと、接点ばね付シートが積層されるとともに、第1接点ばねと第2接点ばねの下方に対向して配置される固定接点を有する基台とを備えているので、簡易な構成で、2段操作が可能で良好な操作感触を得られるスイッチ装置を形成することができる。
以上により、本考案による接点ばね付シートは、操作感触のよい2段操作が可能な接点ばね付シートを提供することができ、本考案によるスイッチ装置は、本考案による接点ばね付シートを固定接点を有している基台と組み合わせることにより、簡易な構成で2段操作が可能で良好な操作感触が得られるスイッチ装置を形成することができる。
以下、本考案の実施形態について添付図面を参照して詳細に説明する。なお、以下においては、本考案をポータブル機器、PC周辺機器等に組み込まれるスイッチ装置に適用する場合について説明する。しかしながら、本実施形態に係るスイッチ装置の適用対象については、これに限定されるものではなく、適宜変更が可能である。
はじめに、図1及び図2を参照して、接点ばね付シート及びこれを用いたスイッチ装置の全体構成について説明する。図1は接点ばね付シートを用いたスイッチ装置の外観図で、(a)は平面図、(b)は正面図である。図2は、本実施形態に係る接点ばね付シート及びこれを用いたスイッチ装置の構成を説明する分解斜視図である。
図1に示すように、本実施形態に係るスイッチ装置は、基板(基台)1と、カバーシート(シート)4、及びスペーサ5により外観が構成される。
次に、図2を参照して、本実施形態に係るスイッチ装置の構成と構成部品を説明する。
本実施形態に係るスイッチ装置は、最下部に基板1が配され、基板1の上部にスペーサ5が配され、スペーサ5の収容部5aに入り込むように、第2可動接点(第2接点ばね)3が配され、第2可動接点3の上部に第1可動接点(第1接点ばね)2が配され、第1可動接点2の上部にはカバーシート4が配される。
なお、接点ばね付シートは、第1可動接点2と第2可動接点3及びカバーシート4により構成されるものである。
基板1は、フェノール樹脂等の積層板で平板状に形成されており、基板1の表面には、銅箔などの導電性の金属材料からなる固定接点11が配設されている。固定接点11は、中央に設けられた略円形の第1接点部11aと、第1接点部11aの外周に略円環状に設けられた第2接点部11bと、第2接点部11bの外周に略円環状に設けられた第3接点部11cと、からなる。これらの第1接点部11a,第2接点部11b,第3接点部11cは個々に離間して電気的に非導通となっており、図示しない複数の配線リードパターンと、それぞれ接続される。
本実施形態に係るスイッチ装置では、第3接点部11cと第2接点部11bが1段目のスイッチの接点を構成し、第3接点部11cと第1接点部11aが2段目のスイッチの接点を構成する。
第1可動接点2は、導電性のある金属板、例えば、りん青銅板等によりドーム状の膨出部を有する略円形状に形成され、反転動作する中央頂部2aと、外径部の外周縁部2bよりなる。
第2可動接点3は、導電性のある金属板、例えば、りん青銅板等により膨出部3aを有する略円形状に形成され、反転動作可能に形成されている。
図2に示すように、第2可動接点3の膨出部3aの中央には、上下方向に貫通した略円形状の開口部31が設けられている。また、第2可動接点3の膨出部3aには、固定接点11の第2接点部11bと接離可能に対向する環状頂部3bを有しており、膨出部3aの外径部である外縁部33の等間隔な4箇所には、4片の脚部3cが外側へ突出するように形成されている。また、4片の脚部3cの隣接する2片の脚部3c1,3c4、及び、他の隣接する2片の脚部3c2,3c3の中間からは、第1可動接点2に積層したとき第1可動接点2の外形よりも外方へ延出する延出部32が、外縁部33から延出して設けられている。
延出部32には、第2可動接点3が反転動作により移動したときに、容易に弾性変形して膨出部3aの移動を許容する許容部32aが、断面形状が略S字状である蛇腹形状に形成されており、許容部32aの先端部には、カバーシート4に保持される保持部32bが形成されている。また、許容部32aには、保持部32bより下方に湾曲し、カバーシート4に貼り付け保持されない、逃げ部32cが外縁部33に隣接して設けられている。
カバーシート4は、可撓性のあるフィルム材で、中央に上方に突出するドーム部4aが形成されている。また、カバーシート4の下面側の一面には、粘着層(図示せず)が形成されている。
スペーサ5は成形材等で略矩形の板状に形成され、中央に第2可動接点3を収容する収容部5aを有する。
次に、図3(a)及び(b)を参照して、本実施形態に係るスイッチ装置の組み立て構造を説明する。図3は、本考案の実施形態に係るスイッチ装置の、非操作時での状態を示す断面図で、(a)は図1のA−A断面図、(b)は図1のB−B断面図ある。
図3(a)に示すように、基板1の上面にはスペーサ5が貼着され、スペーサ5の収容部5aに第2可動接点3が収容される。第2可動接点3の上部には第1可動接点2が置載され、第1可動接点2の外周縁部2bが第2可動接点3の膨出部3aの上面と当接する。
カバーシート4は、スペーサ5の上面に貼着され、第1可動接点2の中央頂部2aの略全域がカバーシート4のドーム部4aに貼着される。
また、図3(b)に示すように、第2可動接点3の保持部32bもカバーシート4に貼着される。しかしながら、本実施形態に係るスイッチ装置では、第1可動接点2を第2可動接点3の膨出部3aの上に置載したので、反転動作する第2可動接点3の膨出部3aは、カバーシート4に貼着されることはなく、さらに、第2可動接点3の延出部32には、外縁部33に隣接する許容部32aに、下方に湾曲した逃げ部32cを設けたので、延出部32の許容部32aもカバーシート4には貼着されず、保持部32bのみがカバーシート4に貼着される。
スペーサ5の収容部5aに収容された第2可動接点3の脚部3cは、基板1の固定接点11のうち最外周の第3接点部11cと接触し、第3接点部11cと第2可動接点3は電気的に接続される。なお、第2可動接点3の環状頂部3bは基板1の第2接点部11bと離間して対向し、第1可動接点2の中央頂部2aは基板1の第1接点部11aと離間して対向する。
次に、図3及び図4を参照して、本実施形態に係るスイッチ装置の動作を説明する。
図4は本考案の実施形態に係るスイッチ装置の動作状態を示す、図1におけるB−B位置の断面図で、(a)は1段目のスイッチが動作した状態を示す断面図、(b)は2段目のスイッチが動作した状態を示す断面図である。
図4は本考案の実施形態に係るスイッチ装置の動作状態を示す、図1におけるB−B位置の断面図で、(a)は1段目のスイッチが動作した状態を示す断面図、(b)は2段目のスイッチが動作した状態を示す断面図である。
非操作時においては、図3(a)に示すように、第2可動接点3の脚部3cは基板1の最外周の第3接点部11cと接触し、第3接点部11cと第2可動接点3は電気的に接続されているが、第2可動接点3の環状頂部3bは第2接点部11bと離間しており、第1可動接点2の中央頂部2aは第1接点部11aと離間しているので、第1接点部11a,第2接点部11b,第3接点部11cは互いに電気的に非導通となっている。
次に、1段目のスイッチが動作するときの各部品の挙動を、図4の(a)を参照にして、説明する。
第1可動接点2の中央頂部2aの近傍のカバーシート4の上面側に押圧力が加わると、第1可動接点2が下方へ移動され、第1可動接点2の外周縁部2bが第2可動接点3の膨出部3aを押圧する。第2可動接点3の反転力は、第1可動接点2の反転力と比較して小さくなるように形成されているので、カバーシート4の上面側が押圧されたときには、図4(a)に示すように、第1可動接点2が反転する前に、第2可動接点3の膨出部3aが反転動作する。
第2可動接点3が反転動作すると、第2可動接点3の膨出部3aは下方に凸となる形状に反転し、反転した膨出部3aの環状頂部3bの下面が固定接点11の第2接点部11bと接触し、第2可動接点3と第2接点部11bが電気的に接続される。第2可動接点3と第3接点部11cは常に電気的に導通しているので、これにより、第3接点部11cと第2接点部11bが第2可動接点3を介して導通状態となり、第3接点部11cと第2接点部11bとを含んで構成される1段目のスイッチが動作状態となる。
なお、第2可動接点3が反転動作すると、固定接点11の第1接点部11aは第2可動接点3の開口部31の内側に位置するが、第1可動接点2が反転していないので、第1可動接点2の中央頂部2aは第1接点部11aと離間しており、第1可動接点2と第1接点部11aは電気的に非導通となっている。
第2可動接点3の膨出部3aが反転するときには、膨出部3aの外側の外縁部33もわずかに変形し、外縁部33から突出して設けられた脚部3cも変形し、第2可動接点3の膨出部3aは下方に移動する。また、外縁部33から延出して設けられた延出部32も変形し、保持部32bが上方へ移動しようとする。しかし、延出部32に設けられた許容部32aが弾性変形し、膨出部3aの下方への移動、及び延出部32の変形による保持部32bの上方への移動を許容するため、カバーシート4に保持部32bが貼着されていても、第2可動接点3の膨出部3aはカバーシート4により反転動作を妨げられることはない。
さらに、本実施形態に係るスイッチ装置では、許容部32aを断面形状が略S字状である蛇腹形状にしたので、略S字状の蛇腹形状を構成する複数のR形状が容易に弾性変形可能となり、第2可動接点3の膨出部3aの下方への移動、及び延出部32の変形による保持部32bの上方への移動を、より確実に許容する。
次に、2段目のスイッチが動作するときの各部品の挙動を、図4の(b)を参照にして、説明する。
カバーシート4がさらに押圧されると、図4(b)示すように、第2可動接点3が反転した状態のまま、第1可動接点2の中央頂部2aが下方へ移動され、中央頂部2aは下方へ反転する。そして、第2可動接点3の開口部31の内側に位置している固定接点11の第1接点部11aと反転した中央頂部2aの下面が当接し、第1可動接点2と第1接点部11aは電気的に導通となる。
第1可動接点2は第2可動接点3の上に置載されているので電気的に導通しており、第2可動接点3と第3接点部11cは常に電気的に導通しているので、第1接点部11aと中央頂部2aの下面が当接し、第2可動接点3と第1接点部11aが電気的に導通状態になると、第1接点部11aと第3接点部11cが、第1可動接点2及び第2可動接点3を介して電気的に接続状態となる。このことにより、第3接点部11cと第1接点部11aとを含んで構成される2段目のスイッチが動作状態となる。
なお、第1可動接点2の中央頂部2aが下方へ反転するときには、第1可動接点2の中央頂部2aを貼着するカバーシート4のドーム部4aも反転するが、第1可動接点2の反転力は第2可動接点3の反転力より大きく、カバーシート4のドーム部4aが第1可動接点2とともに反転動作しても、第1可動接点2の反転動作の操作感触はほとんど損なわれない。
以上より、本考案の接点ばね付シートは、反転動作可能な第1可動接点2と、第1可動接点2の下側に積層され、反転動作可能な第2可動接点3と、第1可動接点2の上方に配置されるとともに、第1可動接点2及び第2可動接点3を下面側に保持可能なカバーシート4とを有し、第2可動接点3は、ドーム状の膨出部3aと、膨出部3aを支持する脚部3cと、膨出部3aから第1可動接点2の外形外方に延出する延出部32とを有し、延出部32は、第2可動接点3の膨出部3aの反転動作による移動を許容する許容部32aと、カバーシート4に保持される保持部32bとを有することにより、カバーシート4は第2可動接点3の膨出部3aに貼着せずに保持部32bに貼着して保持しているため、第2可動接点3が反転動作を行う際に、反転動作を妨げようとするカバーシート4の影響を抑えることができる。このことにより、操作感触の劣化を抑えることができ、良好な操作感触を得ることができる。
また、第2可動接点3の脚部3cは複数からなり、複数の脚部3cの間の箇所から延出部32が延出しており、許容部32aはカバーシート4に貼り付け保持されないように逃げ部32cを有していることにより、第2可動接点3が反転動作を行う際に、許容部32aに設けられた逃げ部32cによって反転動作を妨げようとするカバーシート4の影響を更に抑えることができる。このことにより、操作感触の劣化をさらに抑えることができ、より良好な操作感触を得ることができる。
また、本考案のスイッチ装置は、上記の接点ばね付シートと、接点ばね付シートが積層されるとともに、第1可動接点2と第2可動接点3に対向して配置される固定接点を有する基板1により構成されているので、簡易な構成でスイッチ装置を形成することができる。
なお、貴台を固定接点を有する上方側が開放された箱状の樹脂ケースとし、樹脂ケースの上方側から上記の接点ばね付シートを積層して接点ばねを固定接点に対向して配置する構成としても良い。
また、上記の実施形態においては、カバーシート4の下面側の一面には、粘着層が設けられているが、例えば延出部32と対向するカバーシート4の領域の粘着層を削除することにより、延出部32がカバーシート4と貼着されない構造にしてもよく、その場合は逃げ部32cを省略しても同様の効果が得られる。
また、上記の実施形態においては、許容部32aの蛇腹形状を複数のR形状により構成されたS字状としたが、蛇腹形状を複数の直線形状がつながれた折れ線形状としてもよい。
1 基板(基台)
2 第1可動接点(第1接点ばね)
2a 中央頂部
2b 外周縁部
3 第2可動接点(第2接点ばね)
3a 膨出部
3b 環状頂部
3c 脚部
4 カバーシート(シート)
4a ドーム部
5 スペーサ
5a 収容部
11 固定接点
11a 第1接点部
11b 第2接点部
11c 第3接点部
31 開口部
32 延出部
32a 許容部
32b 保持部
32c 逃げ部
33 外縁部
3c1 脚部
3c2 脚部
2 第1可動接点(第1接点ばね)
2a 中央頂部
2b 外周縁部
3 第2可動接点(第2接点ばね)
3a 膨出部
3b 環状頂部
3c 脚部
4 カバーシート(シート)
4a ドーム部
5 スペーサ
5a 収容部
11 固定接点
11a 第1接点部
11b 第2接点部
11c 第3接点部
31 開口部
32 延出部
32a 許容部
32b 保持部
32c 逃げ部
33 外縁部
3c1 脚部
3c2 脚部
Claims (4)
- 反転動作可能な第1接点ばねと、前記第1接点ばねの下側に積層され、反転動作可能な第2接点ばねと、前記第1接点ばねの上方に配置されるとともに、前記第1接点ばねおよび前記第2接点ばねを下面側に保持可能なシートとを有し、
前記第2接点ばねは、ドーム状の膨出部と、前記膨出部を支持する脚部と、前記膨出部から延出するとともに、前記第1接点ばねに積層されたとき前記第1接点ばねの外形外方に突出する延出部とを有し、
前記延出部は、前記第2接点ばねの反転動作による前記膨出部の移動を許容する許容部と、前記シートに保持される保持部とを有することを特徴とする接点ばね付きシート。
- 前記第2接点ばねの前記脚部は複数からなり、前記複数の脚部の間の箇所から前記延出部が延出しており、
前記許容部は前記シートに貼り付け保持されないように逃げ部を有していることを特徴とする請求項1に記載の接点ばね付きシート。
- 前記許容部は、蛇腹形状であることを特徴とする請求項2に記載の接点ばね付きシート。
- 請求項1から3のいずれかに記載の接点ばね付きシートと、前記接点ばね付きシートが積層されるとともに、前記第1接点ばねと前記第2接点ばねの下方に対向して配置される固定接点を有する基台とを備えたことを特徴とするスイッチ装置。
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WO2019123773A1 (ja) * | 2017-12-18 | 2019-06-27 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 入力装置 |
WO2023157843A1 (ja) * | 2022-02-16 | 2023-08-24 | アルプスアルパイン株式会社 | スイッチ装置 |
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