JP7369206B2 - プッシュスイッチの押圧機構、及び、プッシュスイッチ - Google Patents

プッシュスイッチの押圧機構、及び、プッシュスイッチ Download PDF

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Description

本発明は、プッシュスイッチの押圧機構、及び、プッシュスイッチに関する。
従来より、中央に開口を有するスイッチパネルと、該スイッチパネルの上方に配置されるキートップと、該キートップと前記スイッチパネルとの間に設けられ、前記キートップの水平姿勢を保持しつつ、該キートップを昇降動作可能に支持する一対のリンク部材と、前記スイッチパネルの下に配置され、前記キートップの昇降動作により電気回路の接点を開成又は閉成するメンブレンシートと、該メンブレンシートと前記キートップとの間に配置され、該キートップの下降動作に伴い前記接点を閉じるように作用するラバードームと、を備えたキースイッチ装置がある(例えば、特許文献1参照)。
特開2011-060601号公報
ところで、従来のキースイッチ装置は、ラバードームが厚いため、薄型化が困難であるという課題がある。ラバードームは、キートップの操作時における良好な感触を実現するが、薄型化を図るのは容易ではない。
そこで、良好な感触と薄型化の両立を実現したプッシュスイッチの押圧機構、及び、プッシュスイッチを提供することを目的とする。
本発明の実施の形態のプッシュスイッチの押圧機構は、押圧操作可能な操作部材と、ドーム状に膨出したドーム部と、前記ドーム部の中央部分に設けられた開口部とを有し、前記操作部材によって押圧されることによる前記ドーム部の反転動作により前記操作部材に感触を発生させる板ばね部材とを含むプッシュスイッチの押圧機構において、前記操作部材は、前記開口部を通じて可動接点部材を固定接点部材に対して押圧する第1押圧部と、前記ドーム部を押圧する第2押圧部とを有する。
良好な感触と薄型化の両立を実現したプッシュスイッチの押圧機構、及び、プッシュスイッチを提供することができる。
実施の形態1のプッシュスイッチの押圧機構を示す上面図である。 実施の形態1のプッシュスイッチの押圧機構を示す側面図である。 実施の形態1のプッシュスイッチの押圧機構を示す底面図である。 プッシュスイッチの押圧機構の分解図である。 図1のA-A矢視断面を示す図である。 メンブレンスイッチの断面を示す図である。 ステムの底面側を示す図である。 プッシュスイッチの押圧機構のFS特性を示す図である。 実施の形態1の変形例のプッシュスイッチの押圧機構を示す斜視図である。 実施の形態2のプッシュスイッチを示す図である。 プッシュスイッチの分解図である。 実施の形態3のプッシュスイッチの押圧機構を示す図である。 プッシュスイッチの押圧機構の分解図である。
以下、本発明のプッシュスイッチの押圧機構、及び、プッシュスイッチを適用した実施の形態について説明する。
<実施の形態1>
図1は、実施の形態1のプッシュスイッチの押圧機構100を示す上面図である。図2は、実施の形態1のプッシュスイッチの押圧機構100を示す側面図である。図3は、実施の形態1のプッシュスイッチの押圧機構100を示す底面図である。図4は、プッシュスイッチの押圧機構100の分解図である。図5は、図1のA-A矢視断面を示す図である。図6は、メンブレンスイッチ10の断面を示す図である。
図5には、プッシュスイッチの押圧機構100の上方に、一例としてキーボードのキートップ20を示す。プッシュスイッチの押圧機構100は、一例としてキーボードの各キートップ20の押圧機構として利用可能である。プッシュスイッチの押圧機構100とキートップ20との間に、パンタグラフ式のガイド部材があってもよい。ただし、プッシュスイッチの押圧機構100の用途は、キートップ20の押圧機構に限られるものではなく、押圧することで操作可能なプッシュスイッチであれば、どのようなものであってもよい。
以下ではXYZ座標系を用いて説明する。また、以下では、説明の便宜上、-Z方向側を下側又は下、+Z方向側を上側又は上と称すが、普遍的な上下関係を表すものではない。また、平面視とはXY面視をいう。
図1及び図2に示すように、プッシュスイッチの押圧機構100は、ハウジング110、板ばね120、熱圧着シート125、及びステム130を含む。プッシュスイッチの押圧機構100は、メンブレンスイッチ10(図4参照)の上に配置される。プッシュスイッチの押圧機構100と、メンブレンスイッチ10とは、プッシュスイッチを構成する。
図4及び図6に示すように、メンブレンスイッチ10は、下側シート11、固定接点11A、上側シート12、可動接点12A、及び支持部13を有する。下側シート11、上側シート12、及び支持部13は絶縁体であり、固定接点11A及び可動接点12Aは導体である。固定接点11A及び可動接点12Aには、それぞれ配線11A1、12A1が接続されている。
下側シート11及び上側シート12は、支持部13を挟んで接着されている。支持部13は、中央部分に平面視で円形の貫通孔13Aを有し、下側シート11の上面に設けられた固定接点11Aと、上側シート12の下面に設けられた可動接点12Aとが貫通孔13Aの内部で対向して配置されている。
上側シート12が上側から押圧されていないときは、固定接点11Aと可動接点12Bは導通していないが、可動接点10Bが上側から押圧されると、固定接点10Aと可動接点10Bが導通する。
プッシュスイッチの押圧機構100は、ステム130に対して-Z方向の押圧操作が行われると、メンブレンスイッチ10の可動接点12Aを固定接点11Aに対して-Z方向に押圧する。これにより、メンブレンスイッチ10は、導通した状態になる。
ハウジング110は、樹脂製であり、X軸方向及びY軸方向の長さが等しく、Z軸方向に厚さを有する板状の部材(筐体)である。
ハウジング110は、厚さ方向に貫通する収納部111を有する。ハウジング110の下面はメンブレンスイッチ10の上側シート12のうち、平面視で支持部13によって支持されている部分に接着シート等によって取り付けられる。
収納部111には、板ばね120が収納される。収納部111は、平面視でハウジング110の中央部分に位置する。収納部111は、図4に示すように、脚部収納部111Aと支持部111Bを有する。脚部収納部111Aは、収納部111の内周部からハウジング110の四隅の方向に延在しており、収納部111を延長した部分である。脚部収納部111Aは、ハウジング110の下面までは貫通しておらず、上面側から凹んだ形状を有する。換言すれば、脚部収納部111Aは、有底(底がある構造)である。脚部収納部111Aの底部には、支持部111Bが設けられる。支持部111Bは、脚部収納部111Aの有底の部分である。脚部収納部111Aは、板ばね120の脚部123を収納し、脚部123の先端は、支持部111Bに支持される。
板ばね120は、弾性および導電性を有する金属板ばねで構成される板ばね部材の一例である。板ばね120は、収納部111内に配置されている。
板ばね120は、図4に示すように、膨出した形状のドーム部121と、ドーム部121の頂部近傍に設けられる開口部122と、ドーム部121を支持する脚部123とを有する。
ドーム部121はドーム状に図4の+Z方向に膨出した形状を有し、XY平面視で円形状である。ドーム部121は、膨出方向(+Z方向)からの押圧操作によって、膨出する方向が反転する反転動作可能な形状を有している。また、この押圧から解放されると元の膨出する方向に復帰する弾性を有している。
脚部123は、ドーム部121の外周端部から外方向へ延在して4個形成されている。脚部123は、ドーム部121の外周端部から外方向かつ-Z方向に延在し、折曲部123Aで外方向かつ+Z方向に延在するように折り曲げられている。このため、折曲部123Aは、ドーム部121よりも板ばね120の押圧方向(-Z方向)に突出している。
折曲部123Aは、脚部収納部111Aの内部には収納されておらず、脚部収納部111Aの内部には、脚部123のうち折曲部123Aよりも先の部分が収納され、脚部123の先端が支持部111Bによって支持される。
このように、脚部123の先端が支持部111Bによって支持されることにより、板ばね120は、収納部111の内部で安定的に保持される。
脚部123は、押圧操作によってドーム部121が反転動作する際にはドーム部121の外周端部を支持し、ドーム部121の反転動作後には撓むことが可能な弾性力を備えている。なお、上記のような板ばね120は、金型を用いた金属板の打ち抜き加工およびプレス加工と折り曲げ加工との組み合わせによって形成可能である。
板ばね120はハウジング110の収納部111に配置され、ステム130がドーム部121の頂部側に接するように配置される。
熱圧着シート125(図4参照)は、板ばね120とステム130との間を接合するために設けられている。熱圧着シート125は、シート状の部材であり、加熱されることによって溶融し、冷却すると硬化して板ばね120とステム130とを接合する。熱圧着シート125は、平面視で円形の開口部125Aを有する。開口部125Aの開口サイズは、板ばね120のドーム部121よりも大きい。ドーム部121の反転動作の邪魔にならないようにするためである。
次に、ステム130について説明する。ここでは、さらに、図7を用いて説明する。図7は、ステム130の底面側を示す図である。
ステム130は、図4、図5、及び図7に示すように、基部131、フランジ部132、突起部133、凸部134を有する。ステム130は、一例として樹脂製であり、操作部材の一例である。利用者が直接的にステム130に手等で触れて操作してもよいし、ステム130の上に設けられる部材を介して操作する形態であってもよい。
ステム130がZ方向に押圧されるときには、基部131の上面から下方向に押圧力が掛かる。ステム130は、基部131の上面から下方向に押圧され、板ばね120が反転動作したときに、さらにZ方向において潰れて変形することにより、ステム130の上面をさらに下方に変位させるために、以下で説明するような構成を有する。このように、板ばね120が反転動作してからステム130の上面がさらに下方に変位する際のステム130の上面のZ方向における変位をオーバーストロークと称す。
基部131は、ステム130の中心に位置する部分であり、円盤状の形状を有する。基部131は、上面に凹部131Aを有し、下面には突起部133及び凸部134が設けられている。
凹部131Aは、基部131の上面から下方に凹んだ部分である。凹部131Aは、平面視で円形である。凹部131Aを設けたのは、基部131の上面の面積を小さくすることにより、基部131の上面から下方向に押圧力が掛かったときに、基部131の上面における単位面積当たりに掛かる荷重が大きくなるようにするためである。このようにすれば、基部131がZ方向に潰れやすくなり、より大きなオーバーストロークを稼げるからである。
また、凹部131Aを基部131の上面の中央部分に設けたのは、次のような理由によるものである。キートップ20が安定的に基部131を押圧するには、キートップ20の下面と基部131の上面とが接触する領域がなるべく広い方が良い。なるべく広い方が良いとは、キートップ20の下面と基部131の上面とが接触する領域のX方向及びY方向の寸法が大きいことである。X方向及びY方向の寸法がより大きい領域でキートップ20と基部131とが接触する方が、基部131に対してキートップ20が安定するからである。基部131の上面の中央部分に凹部131Aを設ける場合には、キートップ20の下面と基部131の上面とが接触する領域のX方向及びY方向の寸法を小さくせずに済み、キートップ20が基部131の凹部131Aの周りの上面を安定的に押圧できるからである。このように、凹部131Aが基部131の上面の中央部分に設けられることにより、基部131の上部(凹部131Aを囲む部分)は、平面視で円環状の畝部を構成している。
フランジ部132は、基部131の側面の下側から径方向外側に突出する円盤状の突出部である。フランジ部132の外形は、平面視で矩形(正方形)であり、平面視で円形の基部131の周囲に位置している。フランジ部132の中央部の円環部132A(図4参照)は、基部131の周囲に接続される円環状の部分であり、Z方向に変位しやすい部分である。
フランジ部132の直径は、収納部111の内径に合わせられている。すなわち、ステム130の平面視の形状及びサイズは、収納部111から脚部収納部111Aを除いた部分の形状及びサイズと略等しい。上下動に伴うステム130の振れを抑制するためである。なお、図5は、脚部収納部111Aを含まない断面である。
突起部133は、第1押圧部の一例であり、基部131の下面から下方に突出する円盤状の部分である。突起部133は、基部131の上面が下方向に押圧されて板ばね120が反転動作したときに、板ばね120の開口部122を通ってメンブレンスイッチ10の上側シート12の中央を下方向に押圧するために設けられている。このため、突起部133は、下面側から見て基部131の中心部分に設けられており、また、開口部122よりも直径が小さい円盤状の形状を有する。
突起部133の直径は、基部131の直径よりも小さくされている。すなわち、突起部133の下面側から見た面積は、基部131の凹部131Aよりも下の部分のXY平面に平行な面での断面における面積よりも小さい。換言すれば、突起部133は、平面視で基部131よりも小さい。これは、ステム130が上から押圧された際に、突起部133の単位面積当たりに掛かる加重を基部131の単位面積当たりに掛かる荷重よりも大きくすることにより、突起部133がZ方向に変形して潰れやすくするためである。このときには、基部131もZ方向に潰れるが、基部131よりも突起部133の方がさらにZ方向に潰れやすくすることで、より大きなオーバーストロークを稼ぐことができる。
また、突起部133の下端は、ステム130が-Z方向に押圧されていない状態で、凸部134よりも-Z方向に位置する。突起部133は、板ばね120の開口部122を通ってメンブレンスイッチ10の上側シート12の中央を下方向に押圧するため、開口部122の周囲のドーム部121を押圧する凸部134よりも-Z方向に突出することによって、メンブレンスイッチ10を押圧しやすくするためである。
凸部134は、第2押圧部の一例であり、基部131の下面から下方に突出しており、突起部133の周りを囲むように、突起部133の外側に円環状に形成されている。すなわち、平面視で円環状の凸部134の内部に突起部133が設けられている。凸部134は、ドーム部121の中央部分にある開口部122を避けて、開口部122の周囲のドーム部121に当接する位置に設けられている。
凸部134は、板ばね120のドーム部121を下方向に押圧して、ドーム部121を反転動作させるために設けられている。このような凸部134を設けることにより、ドーム部121を下方向に押圧しやすくなり、反転動作をより確実に行う構成を実現することができる。また、平面視で円環状の凸部134の内部に突起部133を設けたので、突起部133が板ばね120の開口部122を通りやすい配置にすることができ、ステム130が下方向に押圧されたときに、突起部133に応力が掛かりやすい構成にすることができる。なお、凸部134は、板ばね120のドーム部121を下方向に均等に押圧できればよいため、突起部133の周りを囲むように円環状に形成されている構成に限られず、矩形環状等の環状であればよい。
円環状の凸部134と、円形の開口部122とは、相似形状を有する。相似形状を有するとは、凸部134と開口部122とが、ともに円形であることをいう。また、円形に限らず、楕円や3辺以上の多角形等の形状であってもよい。
ステム130が押圧されていない初期状態では、凸部134とドーム部121は離間しており、突起部133は、板ばね120の開口部122よりも上方に位置し(図5参照)、メンブレンスイッチ10を押圧していない。このため、メンブレンスイッチ10は、非導通状態である。
ステム130の基部131が押圧され、凸部134がドーム部121をある程度押圧するとドーム部121が反転状態になるとともに、突起部133が板ばね120の開口部122の中を通って、メンブレンスイッチ10の上側シート12のうち、可動接点12Aがある部分を下方に押圧する。これにより、メンブレンスイッチ10は、導通状態になる。
また、この状態では、反転したドーム部121は、メンブレンスイッチ10の支持部13がある周囲の部分を押圧しているため、ドーム部121は、これ以上下方に変位しない状態である。
さらにステム130の基部131が押圧されると、ステム130がZ方向に潰れることで、基部131の上面が下方に変位し、このときにオーバーストロークが得られる。
ステム130の押圧操作を解放すると、板ばね120の弾性力によって初期状態に復帰する。
図8は、プッシュスイッチの押圧機構100のFS(Force-Stroke)特性を示す図である。横軸がステム130を下方に押し込むストローク(S)であり、縦軸がステム130を下方に押し込む際に必要な力(F)である。力(F)はステム130の操作荷重である。
初期状態のストロークが0mmから0.2mmまでは、ステム130の凸部134が板ばね120のドーム部121に接触していない区間である。このような区間をフリーストロークと称す。フリーストロークの区間の操作荷重は、ステム130の基部131をフランジ部132に対して下方向に変位させるのに必要な荷重である。フリーストロークの区間では、フランジ部132の中央側の円環部132Aが変形することによって、基部131がフランジ部132に対して下方向に変位する。
なお、初期状態でステム130の凸部134が板ばね120のドーム部121に接触している状態にすれば、フリーストロークの区間は無くなり、FS特性は、ストロークが0.2mmの位置から開始することになる。このようにフリーストロークの区間が無い構成であってもよい。
ストロークが0.2mmに到達すると、ステム130の凸部134が板ばね120のドーム部121に接触する。ストロークがさらに増えると、凸部134がドーム部121を下方に押圧し、ストロークが約0.36mmのところで操作荷重は最大値の約0.7Nになる。
ストロークが約0.36mmを超えると、ドーム部121を反転動作し、ストロークが約0.7mmのところで操作荷重は極小値の約0.35Nになる。ドーム部121を反転動作するときには、ステム130の突起部133が板ばね120の開口部122の中を通ってメンブレンスイッチ10を押圧するため、メンブレンスイッチ10が導通状態(オン)になる。
ストロークが約0.7mmを超えると、ドーム部121は反転状態に保持され、ステム130がZ方向に潰れて行くオーバーストロークの区間になる。オーバーストロークの区間は、ストロークが0.7mmから0.8mmの区間である。ストロークが0.8mmのときには、操作荷重は、1Nに達する。
以上のように、ドーム部121の中心部分に開口部122を有する板ばね120と、開口部122を通ってメンブレンスイッチ10を押圧する突起部133及びドーム部121を押圧する凸部134を有するステム130とを用いることにより、板ばね120の反転動作による感触をステム130に発生できるとともに、板ばね120の反転動作が完了した後のオーバーストロークを大きく取ることができる。
したがって、良好な感触と薄型化の両立を実現したプッシュスイッチの押圧機構100を提供することができる。良好な感触は、ステム130のオーバーストロークによって得られる効果である。また、薄型化は、ステム130の突起部133が板ばね120の開口部122の中を通ってメンブレンスイッチ10を押圧することによって得られる効果である。
なお、以上では、接着シート150を用いる形態について説明したが、接着剤や粘着剤又は粘着シートを用いた場合でも同様である。
また、以上では、板ばね120の脚部123が4本である形態について説明したが、板ばね120の脚部123は、板ばね120をハウジング110に対して支持できればよいので、4本には限られない。
また、プッシュスイッチの押圧機構100を図9に示すように変形してもよい。図9は、実施の形態1の変形例のプッシュスイッチの押圧機構100Mを示す斜視図である。プッシュスイッチの押圧機構100Mは、ステム130の代わりにステム130Mを含む点が図1乃至図4に示すプッシュスイッチの押圧機構100と異なる。
ステム130Mは、基部131M、フランジ部132を有する。また、図9には示さないが、ステム130Mは、突起部133及び凸部134(図5及び図7参照)を有する。ステム130は、一例として樹脂製であり、操作部材の一例である。ステム130Mは、ステム130の基部131を基部131Mに置き換えた構成を有する。
基部131Mは、ステム130Mの中心に位置する部分であり、円盤状の形状を有する。基部131Mは、上面に形成される凹部131MAと、溝部131MBとを有する。凹部131MAは、凹部131A(図1及び図4参照)と同様であり、基部131Mの上面の中央部分に設けられている。溝部131MBは、基部131Mの上部(凹部131MAを囲む部分)において、上面から下方に凹むように形成されている。このような溝部131MBを設けるのは、基部131Mの上部が上方から押圧されたときに潰れやすくするためである。一例として、4個の溝部131MBが基部131Mの上部の周方向に等間隔で設けられている。このような溝部131MBが形成されていても、基部131Mの上部は平面視で円環状である。
このように、凹部131MAが基部131Mの上面の中央部分に設けられるとともに、4個の溝部131MBが基部131Mの上部の円環状の部分に設けられることにより、基部131Mの上面の面積をより小さくすることができる。これにより、基部131Mの上面から下方向に押圧力が掛かったときに、基部131Mの上面における単位面積当たりに掛かる荷重がより大きくなり、基部131MがZ方向に潰れやすくなり、より大きなオーバーストロークを稼ぐことができる。したがって、良好な感触と薄型化の両立を実現したプッシュスイッチの押圧機構100Mを提供することができる。
なお、溝部131MBの数は4個に限定されず、例えば、3個、8個、16個等であってもよい。溝部131MBの数は、複数(2つ以上)であることが好ましい。複数あることで、基部131Mの上面から下方向に押圧力が掛かったときに、基部131Mの上面において単位面積当たりに掛かる荷重を均等化しやすく、より良好な感触を提供できるからである。また、複数の溝部131MBは、基部131Mの上部の周方向において、平面視で等間隔に設けられることが好ましい。複数の溝部131MBを周方向に等間隔で設けることにより、基部131Mの上面から下方向に押圧力が掛かったときに、基部131Mの上面において単位面積当たりに掛かる荷重を均等化でき、さらに良好な感触を提供できるからである。
<実施の形態2>
図10は、実施の形態2のプッシュスイッチ200を示す図である。図11は、プッシュスイッチ200の分解図である。実施の形態2では、実施の形態1と同様の構成要素には同一符号を付し、その説明を省略する。
プッシュスイッチ200は、ハウジング210、板ばね250、板ばね220、熱圧着シート125、及びステム130を含む。以下では、ステム130の構成については、図5を援用する。また、プッシュスイッチ200は、ステム130の代わりに図9に示すステム130Mを含んでもよい。
ハウジング210は、樹脂製であり、X軸方向及びY軸方向の長さが等しく、Z軸方向に厚さを有する板状の部材(筐体)である。ハウジング210は、実施の形態1のハウジング110とは異なり、収納部211は有底である。収納部211の内部には、中央接点212Aと、側部接点212Bとが設けられている。中央接点212Aは、第1固定接点部材の一例であり、側部接点212Bは、第2固定接点部材の一例である。
中央接点212Aは、収納部211の底部の中央部分に配置されており、ハウジング210の外側に突出する端子213Aに接続されている。側部接点212Bは、収納部211の底部の側部に配置されており、ハウジング210の外側に突出する端子213Bに接続されている。
収納部211には、板ばね250及び板ばね220が重ねて収納される。板ばね220は、板ばね250の上に重ねられている。収納部211は、平面視でハウジング210の中央部分に位置する。
板ばね250は、可動接点部材の一例である。板ばね250は、中央部251が四隅252に対して上に膨らむように湾曲しており、±X方向側でY方向に延在する湾曲した辺253が側部接点212Bに接触している。中央部251が上側から下方向に押圧されると板ばね250は反転動作して、中央部251が中央接点212Aに接触する。これにより、中央接点212Aと側部接点212Bが板ばね250によって導通される。
収納部211は、脚部収納部211Aと支持部211Bを有する。脚部収納部211A及び支持部211Bは、実施の形態1のハウジング110の脚部収納部111A及び支持部111Bとそれぞれ同様である。
板ばね220は、板ばね部材の一例であり、弾性および導電性を有する板ばねである。板ばね220は、導電性を有していなくてもよく、金属又は樹脂等で構成される。板ばね220は、収納部211内で板ばね250の上に配置されている。
板ばね220の形状及び機能は、実施の形態1の板ばね120と同様であり、膨出した形状のドーム部221と、ドーム部221の頂部近傍に設けられる開口部222と、ドーム部221を支持する脚部223とを有する。
板ばね220は、4個の脚部223を有し、各脚部223は、折曲部223Aを有する。脚部223及び折曲部223Aは、実施の形態1の板ばね120の脚部123及び折曲部123Aと同様である。脚部223の先端は、支持部211Bによって支持されることにより、板ばね220は、収納部211の内部で安定的に保持される。
このような実施の形態2のプッシュスイッチ200において、ステム130が押圧されていない初期状態では、凸部134(図5参照)とドーム部221は離間しており、突起部133(図5参照)は、板ばね220の開口部222よりも上方に位置し、板ばね250の中央部251を押圧していない。このため、中央接点212Aと側部接点212Bは、非導通状態である。
ステム130の基部131が押圧され、凸部134がドーム部221をある程度押圧するとドーム部221が反転状態になるとともに、突起部133が板ばね220の開口部222の中を通って、板ばね250の中央部251を下方に押圧する。これにより、板ばね250が中央接点212Aと側部接点212Bを導通させ、プッシュスイッチ200は導通状態になる。
また、この状態では、反転したドーム部221は、反転した板ばね250の中央部251を介して中央接点212Aを押圧しているため、ドーム部221は、これ以上下方に変位しない状態である。また、板ばね250の中央部251は中央接点212Aに当接しており、突起部133は、開口部222の中を通って、板ばね250の中央部251を押圧している状態である。
さらにステム130の基部131が押圧されると、ステム130がZ方向に潰れることで、基部131の上面が下方に変位し、このときにオーバーストロークが得られる。
ステム130の押圧操作を解放すると、板ばね220の弾性力によって初期状態に復帰する。
以上のように、ドーム部221の中心部分に開口部222を有する板ばね220と、開口部222を通って板ばね250の中央部251を押圧する突起部133及びドーム部221を押圧する凸部134を有するステム130とを用いることにより、板ばね220の反転動作による感触をステム130に発生できるとともに、板ばね220の反転動作が完了した後のオーバーストロークを大きく取ることができる。
したがって、良好な感触と薄型化の両立を実現したプッシュスイッチ200を提供することができる。良好な感触は、ステム130のオーバーストロークによって得られる効果である。また、薄型化は、ステム130の突起部133が板ばね220の開口部222の中を通って板ばね250の中央部251を押圧することによって得られる効果である。
なお、以上では、接着シート150を用いる形態について説明したが、接着剤や粘着剤又は粘着シートを用いた場合でも同様である。
また、以上では、板ばね220の脚部223が4本である形態について説明したが、板ばね220の脚部223は、板ばね220をハウジング210に対して支持できればよいので、4本には限られない。
また、板ばね220が金属製である場合には、プッシュスイッチ200は、板ばね250を含まなくてもよい。この場合には、側部接点212Bを4つにして、板ばね220の4本の脚部223の折曲部223Aの下に位置させることで、4つの側部接点212Bを板ばね220の4本の脚部223の折曲部223Aに接触させておく。そして、金属製の板ばね220のドーム部221がステム130の凸部134によって押圧されて反転動作したときに、ドーム部221が中央接点212Aに当接することで、中央接点212Aと側部接点212Bとが板ばね220を介して導通するようにしてもよい。この場合には、ステム130の突起部133は、板ばね220の開口部222の中を通り、中央接点212Aの中央部を押圧することになる。
<実施の形態3>
図12は、実施の形態3のプッシュスイッチの押圧機構300を示す図である。図13は、プッシュスイッチの押圧機構300の分解図である。実施の形態3では、実施の形態1と同様の構成要素には同一符号を付し、その説明を省略する。
プッシュスイッチの押圧機構300は、ハウジング110、板ばね120、熱圧着シート125、及びステム130を含む。以下では、ステム130の構成については、図5を援用する。また、プッシュスイッチの押圧機構300は、ステム130の代わりに図9に示すステム130Mを含んでもよい。
プッシュスイッチの押圧機構300は、基板50の上に実装されている。プッシュスイッチの押圧機構300及び基板50は、プッシュスイッチを構成する。
基板50は、配線基板であり、上面には、中央接点51Aと側部接点51Bとが設けられている。中央接点51Aと側部接点51Bは、基板50の内挿又は下面に設けられた配線等を介して、図示しない端子に接続されている。
ハウジング110は、樹脂製であり、X軸方向及びY軸方向の長さが等しく、Z軸方向に厚さを有する板状の部材(筐体)である。収納部111には、板ばね120が収納される。
板ばね120は、板ばね状の可動接点部材の一例であり、弾性および導電性を有する板ばねである。板ばね120は、金属製であり、導電性を有する。板ばね120の4個の脚部123の折曲部123Aの下面は、側部接点51Bに接触している。
このような実施の形態3のプッシュスイッチの押圧機構300において、ステム130が押圧されていない初期状態では、凸部134(図5参照)とドーム部121は離間しており、突起部133(図5参照)は、板ばね120の開口部122よりも上方に位置している。凸部134(図5参照)がドーム部121を下方に押圧して織らず、板ばね120が反転動作していないため、中央接点51Aとドーム部121とは接触して織らず、中央接点51Aと側部接点51Bは、非導通状態である。
ステム130の基部131が押圧され、凸部134がドーム部121をある程度押圧するとドーム部121が反転状態になるとともに、突起部133が板ばね120の開口部122の中を通って、中央接点51Aを下方に押圧する。反転したドーム部121と中央接点51Aとが接触することにより、板ばね120が中央接点51Aと側部接点51Bとを導通させる。
また、この状態では、反転したドーム部121は、反転した中央接点51Aの外周部を押圧しているため、ドーム部121は、これ以上下方に変位しない状態である。また、突起部133は、開口部122の中を通って、中央接点51Aの中央部を押圧している状態である。
さらにステム130の基部131が押圧されると、ステム130がZ方向に潰れることで、基部131の上面が下方に変位し、このときにオーバーストロークが得られる。
ステム130の押圧操作を解放すると、板ばね120の弾性力によって初期状態に復帰する。
以上のように、ドーム部121の中心部分に開口部122を有する板ばね120と、開口部122を通って中央接点51Aの中央部を押圧する突起部133及びドーム部121を押圧する凸部134を有するステム130とを用いることにより、板ばね120の反転動作による感触をステム130に発生できるとともに、板ばね120の反転動作が完了した後のオーバーストロークを大きく取ることができる。
したがって、良好な感触と薄型化の両立を実現したプッシュスイッチの押圧機構300を提供することができる。良好な感触は、ステム130のオーバーストロークによって得られる効果である。また、薄型化は、ステム130の突起部133が板ばね120の開口部122の中を通って中央接点51Aを押圧することによって得られる効果である。
なお、以上では、接着シート150を用いる形態について説明したが、接着剤や粘着剤又は粘着シートを用いた場合でも同様である。
また、以上では、板ばね120の脚部123が4本である形態について説明したが、板ばね120の脚部123は、板ばね120をハウジング110に対して支持できればよいので、4本には限られない。
また、板ばね120が樹脂等の絶縁体製である場合には、実施の形態2の板ばね250を板ばね120と基板50との間に設けて、板ばね120によって押圧された板ばね250が中央接点51Aと側部接点51Bを導通させる構成にしてもよい。この場合には、凸部134が板ばね120を反転動作させてドーム部121が板ばね250を下方に押圧して反転動作させることで、板ばね250によって中央接点51Aと側部接点51Bが導通することになる。また、突起部133が開口部122を通って板ばね250を押圧し、板ばね250が中央接点51Aに押し付けられることになる。突起部133が板ばね250を介して中央接点51Aに当接した状態でZ方向に押し潰されることで、オーバーストロークが得られる。
以上、本発明の例示的な実施の形態のプッシュスイッチの押圧機構、及び、プッシュスイッチについて説明したが、本発明は、具体的に開示された実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲から逸脱することなく、種々の変形や変更が可能である。
尚、本国際出願は、2019年12月9日に出願した日本国特許出願2019-222452号に基づく優先権を主張するものであり、その全内容は本国際出願にここでの参照により援用されるものとする。
100、300 プッシュスイッチの押圧機構
120 板ばね
121 ドーム部
122 開口部
130 ステム
131 基部
131A 凹部
132 フランジ部
133 突起部
134 凸部
200 プッシュスイッチ
210 ハウジング
220 板ばね
221 ドーム部
222 開口部
250 板ばね

Claims (18)

  1. 押圧操作可能な操作部材と、
    ドーム状に膨出したドーム部と、前記ドーム部の中央部分に設けられた開口部とを有し、前記操作部材によって押圧されることによる前記ドーム部の反転動作により前記操作部材に感触を発生させる板ばね部材と
    を含むプッシュスイッチの押圧機構において、
    前記操作部材は、前記開口部を通じて可動接点部材を固定接点部材に対して押圧する第1押圧部と、前記ドーム部を押圧する第2押圧部と、押圧操作による押圧力が掛かる押圧面に設けられ、前記押圧面から押圧方向に凹んだ凹部とを有する、プッシュスイッチの押圧機構。
  2. 前記可動接点部材及び前記固定接点部材は、メンブレンシートで構成される、請求項1記載のプッシュスイッチの押圧機構。
  3. 押圧操作可能な操作部材と、
    ドーム状に膨出したドーム部と、前記ドーム部の中央部分に設けられた開口部とを有し、前記操作部材によって押圧されることによる前記ドーム部の反転動作により前記操作部材に感触を発生させる板ばね状の可動接点部材と
    を含み、第1固定接点部材及び第2固定接点部材を有する基板に実装され、前記可動接点部材が前記操作部材によって押圧されていない状態で、前記可動接点部材が前記第2固定接点部材に接触する、プッシュスイッチの押圧機構において、
    前記操作部材は、前記開口部を通じて前記第1固定接点部材又は前記基板を押圧する第1押圧部と、前記ドーム部を前記第1固定接点部材に対して押圧する第2押圧部とを有する、プッシュスイッチの押圧機構。
  4. 押圧操作可能な操作部材と、
    ドーム状に膨出したドーム部と、前記ドーム部の中央部分に設けられた開口部とを有し、前記操作部材によって押圧されることによる前記ドーム部の反転動作により前記操作部材に感触を発生させる板ばね部材と、
    前記板ばね部材によって押圧されると反転動作する板ばね状の可動接点部材と
    を含み、第1固定接点部材及び第2固定接点部材を有する基板に実装され、前記可動接点部材が前記板ばね部材によって押圧されていない状態で、前記可動接点部材が前記第2固定接点部材に接触する、プッシュスイッチの押圧機構において、
    前記操作部材は、前記開口部を通じて前記可動接点部材又は前記基板を押圧する第1押圧部と、前記ドーム部を前記可動接点部材に対して押圧することによって前記可動接点部材を前記第1固定接点部材に対して押圧する第2押圧部とを有する、プッシュスイッチの押圧機構。
  5. 前記第2押圧部は、平面視で環状であり、前記第1押圧部は、平面視で前記環状の第2押圧部の内部に位置する、請求項1乃至4のいずれか一項記載のプッシュスイッチの押圧機構。
  6. 前記第2押圧部と前記開口部は、平面視で相似形状を有する、請求項1乃至5のいずれか一項記載のプッシュスイッチの押圧機構。
  7. 前記操作部材は、前記第1押圧部及び前記第2押圧部が押圧側の面に設けられた基部を有し、前記第1押圧部は、平面視で前記基部よりも小さい、請求項1乃至6のいずれか一項記載のプッシュスイッチの押圧機構。
  8. 前記第1押圧部は、前記第2押圧部よりも前記可動接点部材側に突出している、請求項1乃至7のいずれか一項記載のプッシュスイッチの押圧機構。
  9. 前記第2押圧部は、前記第1押圧部よりも平面視で外側に位置する、請求項1乃至8のいずれか一項記載のプッシュスイッチの押圧機構。
  10. 押圧操作可能な操作部材と、
    ドーム状に膨出したドーム部と、前記ドーム部の中央部分に設けられた開口部とを有し、前記操作部材によって押圧されることによる前記ドーム部の反転動作により前記操作部材に感触を発生させる板ばね状の可動接点部材と、
    前記可動接点部材を収納する収納部と、前記収納部の内部に設けられる第1固定接点部材及び第2固定接点部材とを有するハウジングと
    を含むプッシュスイッチにおいて、
    前記可動接点部材は、前記第2固定接点部材に接触しており、
    前記操作部材は、前記開口部を通じて前記第1固定接点部材を押圧する第1押圧部と、前記ドーム部を前記第1固定接点部材に対して押圧する第2押圧部とを有する、プッシュスイッチ。
  11. 押圧操作可能な操作部材と、
    ドーム状に膨出したドーム部と、前記ドーム部の中央部分に設けられた開口部とを有し、前記操作部材によって押圧されることによる前記ドーム部の反転動作により前記操作部材に感触を発生させる板ばね部材と、
    前記板ばね部材によって押圧されると反転動作する板ばね状の可動接点部材と、
    前記板ばね部材及び前記可動接点部材を収納する収納部と、前記収納部の内部に設けられる第1固定接点部材及び第2固定接点部材とを有するハウジングと
    を含むプッシュスイッチにおいて、
    前記可動接点部材は、前記第2固定接点部材に接触しており、
    前記操作部材は、前記開口部を通じて前記可動接点部材を押圧する第1押圧部と、前記ドーム部を前記可動接点部材に対して押圧することによって前記可動接点部材を前記第1固定接点部材に対して押圧する第2押圧部とを有する、プッシュスイッチ。
  12. 前記操作部材は、押圧操作による押圧力が掛かる部位に設けられる凹部を有する、請求項10又は11記載のプッシュスイッチ。
  13. 前記第2押圧部は、平面視で環状であり、前記第1押圧部は、平面視で前記環状の第2押圧部の内部に位置する、請求項10乃至12のいずれか一項記載のプッシュスイッチ。
  14. 前記第2押圧部と前記開口部は、平面視で相似形状を有する、請求項10乃至13のいずれか一項記載のプッシュスイッチ。
  15. 前記操作部材は、前記第1押圧部及び前記第2押圧部が押圧側の面に設けられた基部を有し、前記第1押圧部は、平面視で前記基部よりも小さい、請求項10乃至14のいずれか一項記載のプッシュスイッチ。
  16. 前記第1押圧部は、前記第2押圧部よりも前記可動接点部材側に突出している、請求項10乃至15のいずれか一項記載のプッシュスイッチ。
  17. 前記第2押圧部は、前記第1押圧部よりも平面視で外側に位置する、請求項10乃至16のいずれか一項記載のプッシュスイッチ。
  18. 押圧操作可能な操作部材と、
    ドーム状に膨出したドーム部と、前記ドーム部の中央部分に設けられた開口部とを有し、前記操作部材によって押圧されることによる前記ドーム部の反転動作により前記操作部材に感触を発生させる板ばね部材と
    を含むプッシュスイッチの押圧機構において、
    前記操作部材は、前記開口部を通じて可動接点部材を固定接点部材に対して押圧する第1押圧部と、前記ドーム部を押圧する第2押圧部とを有し
    前記押圧操作によって前記操作部材が押圧されると、前記第2押圧部が前記ドーム部の前記開口部の周りを押圧して前記ドーム部を反転動作させ、前記第1押圧部が前記開口部を通る、プッシュスイッチの押圧機構。
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