JP2006294429A - 可動接点体およびそれを用いて構成されたパネルスイッチ - Google Patents

可動接点体およびそれを用いて構成されたパネルスイッチ Download PDF

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Abstract

【課題】携帯電話機等の電子機器の操作パネルに用いられる可動接点体およびそれを用いて構成されたパネルスイッチに関し、スイッチ接触部への異物の侵入を阻止でき、接触信頼性の高いものを提供することを目的とする。
【解決手段】ベースシート11の下面に点在状態の点在粘着部13に重ねて、ベースシート11の輪郭を形成する外縁部を全周に亘って囲む所定幅の外側輪郭粘着部16Aと、内側に配された複数の矩形孔11Aを囲む同じく所定幅の内側輪郭粘着部16Bと、さらに可動接点5が粘着配置される箇所に、円形の可動接点5の外形を取り囲む所定幅の包囲粘着部15とを、スクリーン印刷等により印刷形成した構成とした。
【選択図】図1

Description

本発明は、携帯電話機等の電子機器の操作パネルに使用される可動接点体およびそれを用いて構成されたパネルスイッチに関するものである。
近年、小型・薄型化されている携帯電話機等の電子機器の操作パネルには、絶縁シートに可動接点が備えられたもの、いわゆる可動接点体を機器の配線基板上に貼り合わせてパネルスイッチとする構成の形態が多く採用されている。
このような従来の可動接点体およびそれを用いて構成されたパネルスイッチについて、図6〜図9を用いて説明する。
図6は従来の可動接点体の要部断面図、図7は同ベースシートの下面図、図8は同可動接点体を用いて構成されたパネルスイッチの要部断面図、図9は同パネルスイッチの分解斜視図である。
図6および図7において、1は可撓性を有する絶縁樹脂製のシートからなるベースシートであり、その外形は略矩形に形成されていると共に、下面には略斑点状パターンに形成された粘着剤2が設けられている。また、ベースシート1には矩形孔1Aが所定箇所に設けられている。5は上方凸形のドーム状に形成された弾性金属薄板製の可動接点であり、複数の可動接点5が各ドーム状の上面を上記ベースシート1の粘着剤2によって粘着保持されて所定位置に配置され、これらで可動接点体6が構成されている。
そして、ベースシート1下面一面にスクリーン印刷などにより形成された粘着剤2は、図7に示すように、独立した点在状態の略斑点状の点在粘着部3と非粘着部4とからなり、非粘着部4は点在粘着部3を縫うように網状となって繋がりベースシート1の輪郭外縁および上記内側の矩形孔1Aに通じている。
次に、上記可動接点体6を用いて構成されたパネルスイッチについて、図8および図9を用いて説明する。
7は、電子機器(図示せず)の配線基板であり、その上面には外側固定接点8Aと中央固定接点8Bを対とした固定接点8が複数対設けられている。その固定接点8の配設位置は、上記可動接点体6に備えられた可動接点5の配置位置に対応している。また、9はLEDで、配線基板7の所定箇所にはんだ付けで取り付けられている。その配設位置は、上記矩形孔1Aの位置に対応している。
そして、上記可動接点体6は、可動接点5の外周下端が対応する外側固定接点8Aに載り、そのドーム状の頂点部が対応する中央固定接点8Bと離間して対向するように位置を合わされてベースシート1下面の粘着剤2により配線基板7上に貼り付けられ、上記可動接点5の配設位置に応じて構成される複数のスイッチを備えたパネルスイッチとされる。なお、その状態でベースシート1の矩形孔1AからはLED9が露出している。
なお、ベースシート1下面の粘着剤2を略斑点状パターンで形成しているのは、その一面に隙間なく粘着剤2が設けられていると粘着力が強すぎて、可動接点体6を電子機器の配線基板7上に貼付する際の位置合わせ等の作業性が悪くなるため、また粘着剤2の印刷等によるベースシート1面への形成の容易さや、ベースシート1下面全体を浮き等なく配線基板7に粘着させるために上記パターンとしている。
次にその動作について説明すると、まずベースシート1の上方から可動接点5のドーム状の頂点部に対応した位置を押圧すると、ベースシート1を介して可動接点5のドーム状部分が圧力を受け、所定の押圧力を超えるとドーム状の上部が節度感を伴って凹状に弾性変形する。そして、ドーム状の頂点部下面が対向した中央固定接点8Bに接触し、可動接点5を介して外側固定接点8Aと中央固定接点8Bとの間が電気的に接続して、スイッチONとなる。
また、上記押圧力を解除すると、可動接点5のドーム状部分の弾性変形が節度感を伴って元の上方凸形のドーム状に復元すると同時に、ドーム状の頂点部下面が中央固定接点8Bから離れ、外側固定接点8Aと中央固定接点8Bとの間が電気的に絶縁状態となり、スイッチOFFとなる。
また、LED9は所定のスイッチが操作された際の信号に応じて、点灯または消灯するようになっている。
なお、可動接点体6を配線基板7上に貼り付けるまでは、通常、可動接点5などへの汚れや異物の付着防止のため、上面に離型処理がなされた可撓性の絶縁フィルムからなるセパレータをベースシート1の下面側から貼り付けた状態として輸送・保管などが行われるが、ここではその説明を省略している。
なお、この出願の発明に関連する先行技術文献情報としては、例えば、特許文献1、特許文献2が知られている。
特開2002−203454号公報 国際公開第01/080263号パンフレット
しかしながら上記従来の可動接点体およびそれを用いて構成されたパネルスイッチにおいては、ベースシート1下面の粘着剤2が点在粘着部3と非粘着部4からなる略斑点状パターンに形成され、非粘着部4が点在粘着部3の間を縫ってベースシート1の輪郭外方と通気可能な状態になっているため、可動接点5に押下力を加えたり解除したりしてスイッチのON,OFF操作を繰り返すと、上方凸形のドーム状に形成された可動接点5内の空気の移動が発生し、それに伴いベースシート1下面の非粘着部4部分やベースシート1外方の空気の出入が生じるようになる。
そのため、空気中の微細な異物がこの非粘着部4を通じて、可動接点5と固定接点8との接触部まで入り込んでスイッチの接触安定性に影響を与える恐れがあるという課題があった。
本発明は、このような従来の課題を解決するものであり、空気中の微細な異物が接触部に入り込む恐れがなく、接触信頼性を確保することができる可動接点体およびそれを用いて構成されたパネルスイッチを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、以下の構成を有するものである。
本発明の請求項1に記載の発明は、上方凸形のドーム状に膨らんだ弾性金属薄板製の可動接点と、下面に略斑点状パターンに形成された粘着剤で上記可動接点の上面を粘着保持した可撓性を有した絶縁樹脂製のベースシートとからなり、上記粘着剤のパターンには、上記可動接点に近接してその外周を取り囲む所定幅の粘着部が設けられている可動接点体としたものであり、可動接点に近接してその外周を取り囲んでいる上記所定幅の粘着部で、略斑点状パターンの非粘着部分に残留している移動可能な絶縁性異物や、その非粘着部分を通り抜けてくる外方からの微細な絶縁性異物が、接触部となる可動接点内の下方部まで入り込むことを防止することができ、防塵性が確保されて接触信頼性の高い可動接点体が提供できるという作用を有する。
請求項2に記載の発明は、請求項1記載の発明において、ベースシート下面の粘着剤のパターンには、可動接点の外縁を含んで外周を取り囲むように所定幅の非粘着部が設けられていると共に、少なくとも二つの上記非粘着部の間が同じく非粘着の連結部で繋がれ、それら非粘着部およびその連結部の外側を取り囲むように所定幅の粘着部が設けられているものであり、可動接点を押圧操作した際に、押圧された側の空気が連結部で繋がった他方の非粘着部側に移動するので、空気の圧縮度合いなどが軽減されて、可動接点の押圧操作への影響が少なくなり、操作感触の良好なものにできるという作用を有する。
請求項3に記載の発明は、請求項1記載の発明において、ベースシート下面の粘着剤のパターンには、上記ベースシートの輪郭に沿った縁部にも所定幅の粘着部が設けられているものであり、外方からの微細な異物の侵入を防止できると共に、ベースシートの輪郭に沿う縁部の粘着力が強くなり、めくれ防止を図ることができるという作用を有する。
請求項4に記載の発明は、請求項1の可動接点体が用いられ、中央固定接点と外側固定接点を対とした固定接点が上記可動接点体の可動接点位置に対応して配設された配線基板上に、上記可動接点の外周下端が上記外側固定接点上に載り、その可動接点のドーム状頂点部が上記中央固定接点と所定間隔をあけて対向するように位置を合わせてベースシート下面に露呈した粘着剤で粘着されて構成されたパネルスイッチであり、ベースシートを絶縁基板に粘着した状態で、可動接点に近接した外周を取り囲む所定幅の粘着部により、可動接点と固定接点とで構成されるスイッチ部分が密閉状態のものとなされるため、スイッチ操作時を含めて接触部に塵埃などの異物が入り込む恐れがなく、接触信頼性の高いパネルスイッチを提供することができるという作用を有する。
以上のように本発明によれば、ベースシート下面に設けられた粘着剤のパターンに、可動接点に近接して外周を取り囲む所定幅の粘着部が設けられているため、スイッチ接触部への異物の侵入を阻止でき、接触信頼性の高い可動接点体およびそれを用いて構成されたパネルスイッチを提供できるという有利な効果が得られる。
以下、本発明の実施の形態について、図1〜図5を用いて説明する。
なお、従来の技術の項で説明した構成と同一構成の部分には同一符号を付して、詳細な説明を簡略化する。
(実施の形態)
図1は本発明の一実施の形態における可動接点体の要部断面図、図2は同ベースシートの下面図、図3は同可動接点体を用いて構成されたパネルスイッチの要部断面図である。
図1において、11は、外形が略矩形に形成されたポリエチレンテレフタレート等の絶縁樹脂製のシートからなる可撓性を有するベースシートであり、その下面には所定パターンで形成された粘着剤12を備えている。また、5は、上方凸形のドーム状に形成された外形円形の可動接点で、ステンレスやりん青銅等の弾性を有した薄い金属板からなっている。
そして、当該実施の形態によるもののベースシート11には、図2のベースシート11の下面図に示すように、内側の所定位置に矩形孔11Aが複数個設けられていると共に、上記粘着剤12の形成パターンとしては、略一面に独立した点在状態で形成されている略斑点状パターンの点在粘着部13と、この略斑点状のパターンに重なって、ベースシート11の輪郭を形成する外縁部を全周に亘って囲む所定幅の外側輪郭粘着部16Aと、上記内側に配された複数の矩形孔11Aを囲む同じく所定幅の内側輪郭粘着部16Bと、さらに図中に破線で示す可動接点5が粘着配置される箇所に円形の可動接点5の外形に近接して外周を取り囲む所定幅の包囲粘着部15とからなり、それらがスクリーン印刷等により印刷形成されている。
そして、複数の可動接点5のそれぞれは、上記ベースシート11下面の粘着剤12、つまり、対応する上記包囲粘着部15内に形成されている点在粘着部13でドーム状部分の上面を粘着保持されてベースシート11下面の所定の位置に配置されて当該実施の形態による可動接点体17は構成されている。
次に、この可動接点体17を用いて構成されたパネルスイッチについて、図3により説明する。7は、上面に外側固定接点8Aと中央固定接点8Bを対とする固定接点8が複数対配設されている配線基板である。また、その上面側にはLED9も可動接点体17の内側の矩形孔11Aに対応した位置にはんだ付けして取り付けられている。なお、従来同様に、各固定接点8の配設位置と上記可動接点体17における可動接点5の配置位置とは対応している。
そして、上記可動接点体17は、各可動接点5の外周下端が対応する外側固定接点8Aに載り、そのドーム状の頂点部が対応する中央固定接点8Bと離間して対向するように位置を合わせられてベースシート11下面の粘着剤12により配線基板7上に貼り付けられ、上記各可動接点5の配設位置に応じて構成される複数のスイッチを備えたパネルスイッチとされる。なお、図3にはあらわれないがLED9はベースシート11の矩形孔11Aからそれぞれ露出している。
そして、上記構成のパネルスイッチの各スイッチ動作としては、ベースシート11を介して可動接点5のドーム状の頂点部に押下力を加えていくと、可動接点5が節度感を伴って上部が凹状に反転すると共に、ドーム状の頂点部下面が下方に対応した中央固定接点8Bに接触し、可動接点5を介して外側固定接点8Aと中央固定接点8Bとの間が電気的に導通状態となり、スイッチがONする。
そして、上記押下力を解除すると、凹状に弾性変形していた可動接点5が節度感を伴って元の上方凸形のドーム状に復元すると共に、ドーム状の頂点部下面が中央固定接点8Bから離れて、スイッチがOFFとなる。
また、LED9は所定のスイッチが操作された際の信号に応じて、点灯または消灯するようになっている。
そして、当該実施の形態によるものは、可動接点体17のベースシート11下面に設けた包囲粘着部15が、可動接点5を取り囲む外形に近接した周囲位置で配線基板7上に粘着している。このため、可動接点5に押下力を加えたり、解除したりしてスイッチのON,OFF操作を繰り返しても、この包囲粘着部15によって、ドーム状の可動接点5と配線基板7とで形成される空間内の空気が外部と遮断され、ベースシート11下面に形成された略斑点状パターンの非粘着部分に残留した移動可能な絶縁性異物や、その非粘着部分を通り抜けてくる外方からのゴミや異物のスイッチ接触部への侵入を阻止することができ、スイッチ接触信頼性の高いものにできる。
さらに当該実施の形態によるものでは、可動接点体17のベースシート11の輪郭となる外形を取り囲む周囲にも所定幅の外側輪郭粘着部16Aを設けると共にLED9を露出する矩形孔11Aを取り囲む周囲にも所定幅の内側輪郭粘着部16Bを設け、各々配線基板7上に粘着させている構成としたため、スイッチ接触部への外方からのゴミや異物の侵入を二重に阻止でき、より確実なものにすることができる上、ベースシート11の輪郭に沿う縁部の粘着力が強くなり、縁部のめくれ防止も図ることができる。
なお、ベースシート11下面の粘着剤12のパターンは、上述したパターン以外に図4に示す形態などとしても良く、その事例につき図4を用いて以下に説明する。
図4において、21は外形が略矩形に形成されると共に、内側の所定位置にLED9を露出させるための矩形孔21Aを有したベースシートであり、その下面に形成された粘着剤22の形成パターンは、略斑点状パターンの点在粘着部23と、ベースシート21の輪郭に沿って設けられた所定幅の外側輪郭粘着部26Aと、矩形孔21Aを取り囲む所定幅の内側輪郭粘着部26Bが設けられているところは、図2に示した形態と同じである。
そして、この形態のものでは、図4中に破線で示す可動接点5が配設される位置において、その可動接点5の円形の外縁を含んで外周を取り囲む所定幅の包囲非粘着部28が設けられており、かつその包囲非粘着部28は、隣接した可動接点5が配設される位置どうしの二つが同様の所定幅の連結非粘着部29で繋げられている。さらに、この連結非粘着部29と二つの包囲非粘着部28に接してそれらの外側を取り囲む位置に所定幅の包囲粘着部25を設けたものとしている。
そして、上記ベースシート21下面の粘着剤22のうち、上記包囲粘着部25内に形成されている点在粘着部23で可動接点5のそれぞれがドーム状部分の上面を粘着保持されて可動接点体27として構成される。この可動接点体27を用いて上記同様に構成したパネルスイッチを図5の断面図に示す。このものにおいても、外側輪郭粘着部26A、内側輪郭粘着部26Bが配線基板7上に粘着されて外方からのゴミや異物の侵入が防止されている点や包囲粘着部25が配線基板7上に粘着されて略斑点状パターンの非粘着部分に残留した移動可能な絶縁性異物などがスイッチ接触部に侵入することを阻止していることは上述したものと同じである。また、その可動接点5と配線基板7上に配設された固定接点8の配置関係なども同じであるため詳細説明は省略する。
次に、このパネルスイッチの動作を説明する。
まず、可動接点5のドーム状頂点部にベースシート21を介して押下力を加えると、可動接点5の上部が節度感を生じて凹状に弾性変形し、ドーム状頂点部の下面が中央固定接点8Bに接触する。それにより、外側固定接点8Aと中央固定接点8B間が電気的に導通したスイッチONとなり、その押下力を解除すると、可動接点5は中央固定接点8Bからドーム状頂点部下面が離れ、節度感を伴って元の上方凸形のドーム状に復元し、スイッチOFFとなることは上述したものと同じである。
このスイッチ操作による動作時に、ベースシート21下面に設けた可動接点5を取り囲む包囲粘着部25は配線基板7上に粘着されているため、ドーム状の可動接点5下面に密閉状態になる空気は圧縮されたりするが、この形態のものによれば、一方の可動接点5が押下されると、上記密閉された空気は、連結非粘着部29で繋がった他方の可動接点5側に移動し、押下が解除されると、元の可動接点5側にその空気が戻るようになる。
このように当該構成のものとすると、空気の圧縮率などが軽減され、スイッチ操作力への空気の影響度合いを少なくでき、スイッチ接触部への異物の侵入が防止できて防塵性が確保できると共に、操作感触も良好な可動接点体およびそれを用いて構成されたパネルスイッチとして実現することができる。
なお、ここでは連結非粘着部29を二つの可動接点5間を繋いだもので説明したが、可動接点5やLED9の配置状態を踏まえて、さらに多くの包囲非粘着部28間を繋ぐようにすれば、より良好な操作感触のものにできる。
本発明による可動接点体およびそれを用いて構成されたパネルスイッチは、可動接点の近接外周を取り囲む粘着部が設けられているので、スイッチ接触部への異物の侵入を阻止でき、接触信頼性の高いものを提供することができるという効果を有し、携帯電話機等の電子機器の操作パネルを構成する等に有用である。
本発明の一実施の形態による可動接点体の要部断面図 同ベースシートの下面図 同可動接点体を用いて構成されたパネルスイッチの要部断面図 同他の形態による可動接点体のベースシートの要部下面図 同他の形態による可動接点体を用いて構成されたパネルスイッチの要部断面図 従来の可動接点体の要部断面図 同ベースシートの下面図 同可動接点体を用いて構成されたパネルスイッチの要部断面図 同パネルスイッチの分解斜視図
符号の説明
5 可動接点
7 配線基板
8 固定接点
8A 外側固定接点
8B 中央固定接点
9 LED
11,21 ベースシート
11A,21A 矩形孔
12,22 粘着剤
13 点在粘着部
14 非粘着部
15,25 包囲粘着部
16A,26A 外側輪郭粘着部
16B,26B 内側輪郭粘着部
17,27 可動接点体
28 包囲非粘着部
29 連結非粘着部

Claims (4)

  1. 上方凸形のドーム状に膨らんだ弾性金属薄板製の可動接点と、下面に略斑点状パターンに形成された粘着剤で上記可動接点の上面を粘着保持した可撓性を有した絶縁樹脂製のベースシートとからなり、上記粘着剤のパターンには、上記可動接点に近接してその外周を取り囲む所定幅の粘着部が設けられている可動接点体。
  2. ベースシート下面の粘着剤のパターンには、可動接点の外縁を含んで外周を取り囲むように所定幅の非粘着部が設けられていると共に、少なくとも二つの上記非粘着部の間が同じく非粘着の連結部で繋がれ、それら非粘着部およびその連結部の外側を取り囲むように所定幅の粘着部が設けられている請求項1記載の可動接点体。
  3. ベースシート下面の粘着剤のパターンには、上記ベースシートの輪郭に沿った縁部にも所定幅の粘着部が設けられている請求項1記載の可動接点体。
  4. 請求項1記載の可動接点体が用いられ、中央固定接点と外側固定接点を対とした固定接点が上記可動接点体の可動接点位置に対応して配設された配線基板上に、上記可動接点の外周下端が上記外側固定接点上に載り、その可動接点のドーム状頂点部が上記中央固定接点と所定間隔をあけて対向するように位置を合わせてベースシート下面に露呈した粘着剤で粘着されて構成されたパネルスイッチ。
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