JP2001319539A - スイッチ用カバーシート並びにスイッチとその製造方法 - Google Patents

スイッチ用カバーシート並びにスイッチとその製造方法

Info

Publication number
JP2001319539A
JP2001319539A JP2000136054A JP2000136054A JP2001319539A JP 2001319539 A JP2001319539 A JP 2001319539A JP 2000136054 A JP2000136054 A JP 2000136054A JP 2000136054 A JP2000136054 A JP 2000136054A JP 2001319539 A JP2001319539 A JP 2001319539A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
switch
cover sheet
metal dome
pattern
adhesive portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000136054A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiichiro Kato
揮一郎 加藤
Yukio Nakamura
幸夫 仲村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Lintec Corp
Original Assignee
Lintec Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Lintec Corp filed Critical Lintec Corp
Priority to JP2000136054A priority Critical patent/JP2001319539A/ja
Publication of JP2001319539A publication Critical patent/JP2001319539A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Manufacture Of Switches (AREA)
  • Push-Button Switches (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 機種によるスイッチの構造、配列に関わらず
に使用でき、且つ、その製造が容易なスイッチを構成す
るためのカバーシートと、前記カバーシートにより構成
されたスイッチ並びにその製造方法を提供することを目
的とする。 【解決手段】 メタルドーム21を接点として用いるス
イッチのカバーシート10であって、絶縁性シート1に
前記メタルドーム21に対して部分的に重なるような繰
り返しパターン3に配列形成された粘着剤部2を設けて
なるスイッチ用カバーシート10を用い、粘着剤部2に
より、メタルドーム21を該カバーシート10に接着
し、メタルドーム21を回路基板20上に配置固定して
スイッチ30を製造する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、携帯電話
等の各種電子機器に利用されるメタルドームを接点とし
て用いたスイッチと、その製造方法並びに前記スイッチ
を構成するためのカバーシートに関する。
【0002】
【従来の技術】携帯電話などのプッシュスイッチを有す
る小型機器は、薄型で良好なクリック感を得るため、メ
タルドームを接点として用いるものが多い。メタルドー
ムを回路基板の所定位置に配列固定する手段としては、
回路基板面に敷衍されたベースシートの所定位置にメタ
ルドームを接着し、これを回路基板に貼着して、回路基
板側の接点に対置させたものが知られている。例えば、
携帯電話のプッシュスイッチに適用した場合を例に説明
すれば、図5(a),(b),(c)に示すように、回
路基板50上にメタルドーム51が配置される位置にメ
タルドーム51よりも大径の複数の空孔52及び空孔5
2同士を連結する通気路53が打ち抜かれた厚手のスペ
ーサシート54を両面粘着テープ55等で貼合する。次
に、空孔52にメタルドーム51を配置し、その上面に
絶縁性シート41の裏面全体に粘着剤42が塗布された
カバーシート40を貼着被覆することにより、メタルド
ーム51を回路基板50の所定位置に固定する方法が知
られている。また、特開2000―40439号には、
図6(a),(b)に示すように絶縁シート41’の裏
面全体に粘着剤42’を設け、メタルドーム51の配列
に合わせた空気抜き43の加工を施したカバーシート4
0’の粘着剤42’面をメタルドーム51に貼着した
後、回路基板50上の所定位置に貼合する方法が開示さ
れている。尚、図5及び図6において、メタルドーム5
1は、その裾部に図示しない複数の切り欠きが設けら
れ、スイッチの押し戻しによるメタルドーム内部の空気
の出入りがスムーズとなるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来のカバーシー
トの場合、前者の場合には、各スペーサシート毎に複雑
な空孔パターンを形成する必要があり、その製造工程が
複雑であった。また、後者の場合も、各カバーシート毎
に複雑なパターンの空気抜き加工と位置合わせを行う必
要があり、やはり、その製造工程が複雑であった。ま
た、何よりも、両者とも、スイッチの種類ごとに、それ
らスイッチに合わせた専用のスペーサシート、或いは、
カバーシートを用意する必要があるという欠点を有して
いた。
【0004】本発明は、以上の事情に鑑みて発明された
もので、機種によるスイッチの構造、配列に関わらずに
使用でき、且つ、その製造が容易な、スイッチを構成す
るためのカバーシートと、前記カバーシートにより構成
されたスイッチ並びにその製造方を提供することを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のスイッチ用カバ
ーシートは、前記目的を達成するべく、請求項1記載の
通り、メタルドームを接点として用いるスイッチのカバ
ーシートであって、絶縁性シートに前記メタルドームに
対して部分的に接着するような繰り返しパターンに配列
形成された粘着剤部を設けてなることを特徴とする。ま
た、請求項2記載のスイッチ用カバーシートは、請求項
1記載のスイッチ用カバーシートにおいて、前記繰り返
しパターンが筋状であることを特徴とする。また、請求
項3記載のスイッチ用カバーシートは、請求項2記載の
スイッチ用カバーシートにおいて、前記筋状パターンを
構成する粘着剤部の各筋の幅がメタルドームの直径の
0.7倍以下であることを特徴とする。また、請求項4
記載のスイッチ用カバーシートは、請求項1記載のスイ
ッチ用カバーシートにおいて、前記繰り返しパターンが
散点状であることを特徴とする。また、請求項5記載の
スイッチ用カバーシートは、請求項4記載のスイッチ用
カバーシートにおいて、前記散点状パターンを構成する
粘着剤部の各点の直径がメタルドームの直径の0.7倍
以下であることを特徴とする。また、請求項6記載のス
イッチ用カバーシートは、請求項1記載のスイッチ用カ
バーシートにおいて、前記繰り返しパターンが独立した
無塗布部と、それを取り囲む粘着剤部からなることを特
徴とする。また、請求項7記載のスイッチ用カバーシー
トは、請求項6記載のスイッチ用カバーシートにおい
て、前記無塗布部を取り囲む粘着剤部の幅がメタルドー
ムの直径の0.7倍以下であることを特徴とする。ま
た、請求項8記載のスイッチ用カバーシートは、請求項
1乃至7の何れかに記載のスイッチ用カバーシートにお
いて、前記絶縁性シートの粘着部が設けられていない側
の面に離型性を有する層を設けたことを特徴とする。ま
た、本発明のスイッチは、請求項9記載の通り、前記請
求項1乃至8の何れかに記載のスイッチ用カバーシート
を備えてなることを特徴とする。また、本発明のスイッ
チの製造方法は、請求項10記載の通り、回路基板上に
配置されるメタルドームを、前記請求項1乃至8の何れ
かに記載のスイッチ用カバーシートで前記回路基板に接
着固定することを特徴とする。このように、本発明のス
イッチ用カバーシートは、絶縁性シートにメタルドーム
に対して部分的に接着するような繰り返しパターンに形
成された粘着剤部を備えるように構成したため、単純な
筋状、散点状等の任意のパターンの粘着剤層を形成する
だけで簡単に製造でき、しかも、種々のスイッチの配列
固定用に用いることができる。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図1
乃至図4に基づき詳述する。前記スイッチ用カバーシー
ト10(以下、単にカバーシートということがある)を
構成する絶縁性シート1としては、例えば、ポリエチレ
ンテレフタレート、発泡ポリエチレンテレフタレート、
ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリイミド、ポリエ
チレンナフタレート、合成紙等、絶縁性の各種基材シー
トが使用可能である。尚、この絶縁性シート1の厚み
は、一般には、5〜200μm、好ましくは、10〜1
00μm程度のものが用いられる。
【0007】また、絶縁性シート1の背面(粘着剤層が
設けられていない面)側には、離型性を有する層を設け
ることが好ましい。離型性を有する層を構成する樹脂と
しては、アルキッド樹脂、長鎖アルキル基を側鎖に有す
る樹脂、シリコーン樹脂、フッ素樹脂、或いは、これら
の樹脂の複合樹脂等が挙げられる。離型性を有する層の
厚みは、一般には0.1〜10μm、好ましくは、0.
2〜5μm程度である。このように、絶縁性シート1の
背面に離型性を有する層を設ければ、高温の環境下でも
絶縁性シート1と、これに接触するスイッチボタンの裏
面材料との押圧(密着)―戻し(剥離)がスムーズとな
るので、クリック感を阻害しない。
【0008】また、前記絶縁性シート1の裏面に形成す
る粘着剤部2を構成する粘着剤としては、例えば、アク
リル系、ゴム系、シリコーン系等の粘着剤が使用可能で
ある。この粘着剤により形成される粘着剤部2の厚み
は、一般には、1〜150μm、好ましくは、5〜50
μm程度に形成される。尚、粘着力については、粘着剤
部2が絶縁性シート1全面に塗布された場合のJISZ
0237に準拠した測定法(180°剥離)での粘着力
で、一般には、1〜40N/25mm、好ましくは、5
〜30N/25mm程度に調整するのが好ましい。
【0009】前記粘着剤によって形成される繰り返しパ
ターン3(以下、単にパターンということがある)は、
図1乃至図4に示すように、メタルドーム21に対して
部分的に接着するようなパターン3に形成されるもので
あれば、どのようなパターンであっても構わない。パタ
ーン3の寸法は、メタルドーム21の大きさ及びメタル
ドーム21間の間隙により適宜設定されるが、好ましく
は、1種のパターンで多くのスイッチに対応できるよ
う、パターンを細かくしてメタルドーム21に複数の粘
着剤部2を覆うことができるように設定すれば、メタル
ドーム21をしっかりと固定できる。
【0010】図1及び図2に示すような筋状のパターン
の場合、パターンの形状が簡単で設計が単純であり、加
工手段は多くの塗工装置から選択できるので好ましい。
筋状パターンの場合における粘着剤部3の筋の幅は、好
ましくは接着されるメタルドーム21の直径の0.7倍
以下であり、更に好ましくは0.1〜0.5倍の範囲で
ある。また、通気路4の役割を果たす粘着剤の無塗布部
5の筋の幅は、好ましくは0.1mm以上及びメタルド
ーム21の直径の0.4倍以下の範囲であり、更に好ま
しくは0.2mm以上及びメタルドームの直径の0.3
倍以下の範囲である。
【0011】図3に示すような散点状のパターンを用い
ると、個々のメタルドーム21を複数の粘着剤で覆うこ
とができ、メタルドーム21が安定して固定できるので
好ましい。散点状のパターンとしては、粘着剤部2の形
状が円形や三角形、四角形などの多角形の他、さまざま
なパターン形状が採用できる。また、粘着剤部2の配列
は隣接する粘着剤部2どうしの間隙が確保できれば、ど
のような形でもよいが、例えば、格子状、市松模様、或
いは、図3のように六角形の頂点とその中心に配置する
ように配列してもよい。また、散点状のパターンの場合
における粘着剤部2の点の直径は、好ましくは接着され
るメタルドーム21の直径の0.7倍以下であり、更に
好ましくは0.1〜0.6倍の範囲である。また、通気
路4となる粘着剤の無塗布部5においては隣接する粘着
剤部5どうしの間隙は、好ましくは0.1mm以上及び
メタルドーム21の直径の0.5倍以下の範囲であり、
更に好ましくは0.2mm以上及びメタルドーム21の
直径の0.3倍以下の範囲である。
【0012】図4に示すように、独立した無塗布部5を
設け、その周囲を取り囲む粘着剤部2で構成した場合
は、カバーシート10の端部が粘着剤部2で遮蔽される
ため、カバーシート内部への水分や湿気が侵入しにく
く、メタルドーム21等の腐食による不良が起こりにく
くなる。無塗布部5のパターンはメタルドーム21から
の空気の出入りがスムーズにできるものであれば、どの
ような形状であってもよいが、細長い通気路4が1カ所
にまとまっている形状とすれば、カバーシート10の外
縁として切断される箇所が少ないので好ましい。例え
ば、図4(a)のような渦巻型、図4(b)のような短
冊型、図4(c)のような折り畳型等が挙げられる。こ
のようなパターンにおける寸法は、粘着剤部2の幅はパ
ターンどうしの間もパターン内部も、好ましくは接着さ
れるメタルドーム21の直径の0.7倍以下であり、更
に好ましくは、0.1〜0.5倍の範囲である。また、
無塗布部5の幅は、好ましくは0.1mm以上及びメタ
ルドーム21の直径の0.4倍以下の範囲であり、更に
好ましくは0.2mm以上及びメタルドーム21の直径
の0.3倍以下の範囲である。また、独立した個々のパ
ターンの径又は一辺はメタルドーム21の直径の3倍以
下であり、好ましくは1〜2倍の範囲である。このよう
なパターン及び寸法で構成されたカバーシート10であ
れば、複数の粘着剤部2により1個のメタルドーム21
を確実に固定できるとともに、スイッチ30の押し戻し
による空気の移動が通気路4である粘着剤の無塗布部5
によりスムーズに行われ、良好なクリック感が得られる
ようになる。
【0013】カバーシート10には、スイッチ30を製
造するまで粘着剤面を保護するためその粘着剤面上に剥
離シートを積層してもよい。剥離シートは上質紙、グラ
シン紙、ラミネート紙などの紙や、ポリプロピレンフィ
ルム、ポリエチレンテレフタレートフィルムなどのプラ
スチックフィルムにシリコーン樹脂などの剥離剤をコー
ティングしたものが適宜使用される。
【0014】粘着剤のパターンの形成方法としては、筋
状のパターンを形成するには、ナイフコーター、ロール
コーター、ダイコーターなどの塗布装置に粘着剤の無塗
布部5に対応する適宜の堰止め手段を設ける方法が挙げ
られる。また、シルクスクリーン、ロータリースクリー
ンなどの塗布装置によれば、筋状、散点状等にかかわら
ずに任意のパターンが形成できる。これらの塗布装置を
用いて粘着剤を絶縁シート1に直接パターンコートして
もよいし、剥離シート上にパターンコートした後、絶縁
シート1に積層転写してもよい。
【0015】回路基板20には突起状の形を有する素子
を設けたり、LEDのような発光素子を設けて、スイッ
チボタンを発光させるものが存在する。このような場
合、カバーシート10には適宜それらの素子を貫通露出
させる孔を形成してもよい。
【0016】尚、本発明のスイッチ用カバーシート10
は、メタルドームを接点として用いたタイプであれば、
携帯電話、PHS、モバイル型パソコン、電子手帳、ビ
デオカメラ、デジタルカメラ、CDプレイヤー、MDプ
レイヤー、テレビ等の各種リモートコントロール装置な
ど、各種機器に搭載されるスイッチに適用可能である。
また、本発明のスイッチ用カバーシート10は、テンキ
ーのように回路基板20に複数個整列したスイッチに適
用してもよいし、電源スイッチのように独立して存在す
るスイッチに適用してもよい。
【0017】本発明において、上述のスイッチ用カバー
シート10を用いれば、スイッチ30の製造方法は任意
であるが、以下の方法によってもよい。例えば、本発明
のスイッチ用カバーシート10を、使用されるスイッチ
30の回路基板20の形に合わせて外形を型抜きした
後、剥離シートを剥離して所定位置にメタルドーム21
を貼り付け、続いて回路基板20に貼り合わせることに
より、メタルドーム21を接点としたスイッチ30を製
造することができる。尚、メタルドーム21を貼付して
から回路基板20に貼り合わせるまでは、メタルドーム
21の上から粘着剤面に剥離シートを貼り合わせて保管
するようにしてもよい。
【0018】また、別の製造方法としては、本発明のス
イッチ用カバーシート10を、使用されるスイッチ30
の回路基板の形に合わせて外形を形抜きするとともにメ
タルドーム21が配列される位置の剥離シートのみをメ
タルドーム21の形に合わせて形抜きする。この際、貫
通露出するべき素子が存在する場合は、同時にカバーシ
ート10を形抜きしておく。続いて、メタルドーム21
を回路基板の配列と同じ位置に配置し、カバーシート1
0のメタルドーム21の形状に形抜きされた剥離シート
のみを剥離除去してメタルドーム21の配列に重ね合わ
せ、メタルドーム21を接着固定したカバーシート10
を得る。さらに残りの剥離シートを除去した後、回路基
板20に貼合することによってもスイッチ30を製造す
ることができる。
【0019】
【実施例】以下、本発明の具体的な実施例を図面に基づ
き説明する。 (実施例1)図1,図2は、携帯電話用に構成されたメ
タルドームスイッチ30の一実施例を示すもので、片面
に離型性を有する層(アルキッド樹脂 乾燥膜厚1μ
m)を設けた厚み75μmのポリエチレンテレフタレー
トフィルムからなる絶縁性シート1の反対面に、アクリ
ル系粘着剤(リンテック社製 品名PA―T1:粘着力
28N/25mm)によって厚み25μmで、1.5m
m幅の筋状の粘着剤部2と0.5mmの無塗布部を交互
に平行に設けるパターン3を形成しスイッチ用カバーシ
ート10を作成した。尚、粘着剤面には剥離シートを貼
着した。
【0020】(実施例2)実施例1の筋状の粘着剤部に
代え、同じ絶縁性シートと同じアクリル系粘着剤によっ
て厚み25μmで、1.0mm幅の筋状の粘着剤部を
1.0mm間隔で平行に設けるパターンを形成しスイッ
チ用カバーシート10を作成した。尚、粘着剤部には剥
離シートを添着した。
【0021】(実施例3)厚み75μmのポリエチレン
テレフタレートフィルムからなる絶縁性シート1に、図
3に示すように、実施例1と同じアクリル系粘着剤によ
って厚み25μm、直径2mmの点状の粘着剤部2を形
成し、これらを互いに0.5mmの間隙を存して図3の
ような形で散点状に配置したパターン3を形成し、スイ
ッチ用カバーシート10を作成した。尚、粘着剤面には
剥離シートを貼着した。
【0022】(実施例4)厚み75μmのポリエチレン
テレフタレートフィルムからなる絶縁性シート1に、実
施例1と同じアクリル系粘着剤によって厚み5μm、幅
1mmの粘着剤部2と、幅1mmの無塗布部5からな
り、個々のパターンの一辺を7mmとした図4(a)に
示すような渦巻型のカバーシート10を作成した。尚、
粘着剤面には剥離シートを貼着した。
【0023】(スイッチの製造)次に、前記実施例1乃
至4のカバーシート及び次の(1)(2)の回路基板を
用いて以下のようにしてスイッチを製造した。 (1)基板20上に直径4mmのメタルドーム21がタ
テ方向2.5mm間隔、ヨコ方向5mm間隔で配列され
回路基板 (2)基板20上に直径5mmのメタルドーム21がタ
テ方向4mm間隔、ヨコ方向8mm間隔で配列された回
路基板 前記実施例1乃至4のカバーシート10を回路基板
(1)及び(2)の形状に型抜きしカバーシート10の
粘着剤面にメタルドーム21を貼着し、さらに回路基板
(1)及び(2)に固定し、スイッチ30を製造した。
いずれのカバーシートにも何ら問題なく、メタルドーム
の固定が行われていた。また、スイッチのクリック感も
非常に良好であった。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
メタルドーム21を接点として用いるスイッチ30のカ
バーシート10において、絶縁性シート1に前記メタル
ドーム21に対して部分的に重なるような繰り返しパタ
ーン3に配列形成された粘着剤部を設けるようにしたた
め、各種形態のスイッチに対しても、同じパターンで使
用でき、その製造工程が極めて簡略化されたスイッチ用
カバーシート10が得られ、このようなスイッチ用カバ
ーシート10を用いて、スイッチ30を効率よく量産す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明スイッチの一実施例の平面図
【図2】 同断面図
【図3】 本発明スイッチの他実施例の平面図
【図4】(a),(b),(c) 本発明スイッチ用カ
バーシートの繰り返しパターンの模式図
【図5】 (a)従来のスイッチの平面図(b)同B部
拡大図(c)同断面図
【図6】 (a)別の従来のスイッチの拡大平面図
(b)同断面図
【符号の説明】
1 絶縁シート 2 粘着剤部 3 繰り返しパターン 4 通気路 5 無塗布部 10 スイッチ用カバーシート 20 回路基板 21 メタルドーム 30 スイッチ

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メタルドームを接点として用いるスイッ
    チのカバーシートであって、絶縁性シートに前記メタル
    ドームに対して部分的に接着するような繰り返しパター
    ンに配列形成された粘着剤部を設けてなるスイッチ用カ
    バーシート。
  2. 【請求項2】 前記繰り返しパターンが筋状であること
    を特徴とする請求項1記載のスイッチ用カバーシート。
  3. 【請求項3】 前記筋状パターンを構成する粘着剤部の
    各筋の幅がメタルドームの直径の0.7倍以下であるこ
    とを特徴とする請求項2記載のスイッチ用カバーシー
    ト。
  4. 【請求項4】 前記繰り返しパターンが散点状であるこ
    とを特徴とする請求項1記載のスイッチ用カバーシー
    ト。
  5. 【請求項5】 前記散点状パターンを構成する粘着剤部
    の各点の直径がメタルドームの直径の0.7倍以下であ
    ることを特徴とする請求項4記載のスイッチ用カバーシ
    ート。
  6. 【請求項6】 前記繰り返しパターンが独立した無塗布
    部と、それを取り囲む粘着剤部からなることを特徴とす
    る請求項1記載のスイッチ用カバーシート。
  7. 【請求項7】 前記無塗布部を取り囲む粘着剤部の幅が
    メタルドームの直径の0.7倍以下であることを特徴と
    する請求項6記載のスイッチ用カバーシート。
  8. 【請求項8】 前記絶縁性シートの粘着部が設けられて
    いない側の面に離型性を有する層を設けたことを特徴と
    する請求項1乃至7の何れかに記載のスイッチ用カバー
    シート。
  9. 【請求項9】 前記請求項1乃至8の何れかに記載のス
    イッチ用カバーシートを備えてなるスイッチ。
  10. 【請求項10】 回路基板上に配置されるメタルドーム
    を、前記請求項1乃至8の何れかに記載のスイッチ用カ
    バーシートで前記回路基板に接着固定することを特徴と
    するスイッチの製造方法。
JP2000136054A 2000-05-09 2000-05-09 スイッチ用カバーシート並びにスイッチとその製造方法 Pending JP2001319539A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000136054A JP2001319539A (ja) 2000-05-09 2000-05-09 スイッチ用カバーシート並びにスイッチとその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000136054A JP2001319539A (ja) 2000-05-09 2000-05-09 スイッチ用カバーシート並びにスイッチとその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001319539A true JP2001319539A (ja) 2001-11-16

Family

ID=18644053

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000136054A Pending JP2001319539A (ja) 2000-05-09 2000-05-09 スイッチ用カバーシート並びにスイッチとその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001319539A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006294429A (ja) * 2005-04-12 2006-10-26 Matsushita Electric Ind Co Ltd 可動接点体およびそれを用いて構成されたパネルスイッチ
JP2009081030A (ja) * 2007-09-26 2009-04-16 Shin Etsu Polymer Co Ltd 押釦スイッチ用部材およびその製造方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006294429A (ja) * 2005-04-12 2006-10-26 Matsushita Electric Ind Co Ltd 可動接点体およびそれを用いて構成されたパネルスイッチ
JP2009081030A (ja) * 2007-09-26 2009-04-16 Shin Etsu Polymer Co Ltd 押釦スイッチ用部材およびその製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2552352A1 (en) Microwave cooking package
JPH02126524A (ja) パネルスイッチおよびその製造法
CN109337600A (zh) 胶面局部无胶的单面胶及其生产方法
JP2000231335A (ja) ベースフィルム付印刷シート及びその製造方法
WO2008157108A3 (en) Metal plugged substrates with no adhesive between metal and polyimide
JP2005223470A (ja) 転写式銅箔アンテナ
JP2001319539A (ja) スイッチ用カバーシート並びにスイッチとその製造方法
JP5194764B2 (ja) 可動接点体およびその製造方法
JP2002033556A (ja) 可撓性回路基板
JP5857202B2 (ja) 熱伝導シート
JP2009242602A (ja) 粘着シート
US7679016B2 (en) Panel switch
CN209914231U (zh) 一种线路板导电粘接组件
JP3754660B2 (ja) 離型用タブ付き両面粘着シート積層体とその製造方法
JP2014216201A (ja) 接点及びスイッチ
JPH03141522A (ja) パネルスイッチおよびその製造法
CN216490444U (zh) 一种可组装的触摸按键
JP2001297649A (ja) 可動接点体連の製造方法、およびそれを用いて製造された可動接点体連および可動接点体
JP2008041687A (ja) 電磁波遮蔽材
TWI335782B (ja)
JP3125713U (ja) 自動化貼り付けが可能な両面テープ
JP2008308648A (ja) 両面テープ及びテープアセンブリー
CN114124070A (zh) 一种可组装的触摸按键
JPH03176921A (ja) メンブレンスイッチ
JP3124839U (ja) 両面テープ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070214

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090605

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090707

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090904

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091117

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100112

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100302