JP3931570B2 - 可動接点体の製造方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、各種電子機器の操作パネル等に使用される可動接点体の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、各種電子機器は携帯して使用するものも増え、小型軽量化が進められると共に、その電子機器の操作パネルに用いられるパネルスイッチについても、厚さが薄くできて、操作時に良好な感触が得られ、しかも電気的に安定した接触が得られることなどから、ドーム状に加工された弾性を有する導電金属板からなる可動接点を用いた可動接点体が多く採用されるようになっている。
【0003】
このような従来の可動接点体およびその可動接点体を用いたパネルスイッチについて、図8〜図11を用いて説明する。
【0004】
図8は従来の可動接点体の断面図、図9は同分解斜視図であり、同図において、1は外形を定型に加工された可撓性を有する絶縁性のベースフィルムで、その下面全体に形成された粘着層2によってドーム状に加工された弾性を有する導電金属薄板からなる可動接点3が、複数個互いに独立状態になるように、その上部を粘着保持されている。
【0005】
この可動接点3は、同図にも示すように、外周部3Aが円錐台状、その内側の中央部3Bが上方に僅かに膨らんだ略球面状で、両者の境目が滑らかな曲線で結ばれた形状に弾性金属薄板を絞り加工したものとなっている。
【0006】
そして、4は、表面に離型層4Aを有する絶縁性のフィルム4Bからなるセパレータで、ベースフィルム1との間で可動接点3を挟み込むように、その離型処理されて形成された表面側の離型層4A側が、ベースフィルム1下面の粘着層2にベースフィルム1の下面全体を覆うようにして貼り合わせられている。
【0007】
このセパレータ4は、可動接点3の腐食などを防止すると共に、輸送や保管中にベースフィルム1下面の粘着層2が、不用意に他の箇所に粘着することや異物の付着を防止するためにベースフィルム1に密着して貼り付けられているものである。
【0008】
従来の可動接点体は、上記のごとく構成されたものであり、その使用時には、セパレータ4を剥がした後に、図10の断面図に示すように、複数の固定接点5(5A,5B)が配設された配線基板6に、それぞれの可動接点3を対応させて貼り付けることによりパネルスイッチが構成できるものである。
【0009】
このとき同図に示すように、それぞれの中央固定接点5Aが各可動接点3の中央部に対峙し、かつそれぞれの外側固定接点5B上に前記各可動接点3の外周下端が載置されることにより一つのスイッチとして構成される。
【0010】
その動作としては、ベースフィルム1の上方から可動接点3に押し下げ力を加え、可動接点3のドーム状部分を弾性反転させ、その中央部下面を中央固定接点5Aに接触させることにより、可動接点3を介して中央固定接点5Aと外側固定接点5B間を電気的に接続するものである。
【0011】
そして、その押し下げ力を除くと、可動接点3が自らの弾性復元力により、元の形状に弾性復帰して、中央固定接点5Aと外側固定接点5Bは電気的に独立状態に戻るものであった。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記従来の可動接点体およびそれを用いたパネルスイッチにおいては、ベースフィルム1として可撓性を有するものを用いていたが、定型に加工されたベースフィルム1の外形端部の近傍に可動接点3が配される場合に、その外形端部側の粘着部分の面積が少なくなって、ベースフィルム1の粘着保持力が弱くなり、その部分の粘着層2が、セパレータ4もしくは配線基板6と密着せず、密閉状態にならないことがある。
【0013】
特に、可動接点3が、略球面状の中央部3Bから円錐台状の外周部3Aに推移する段差部を有するものである時には、ベースフィルム1の浮きが発生し易くなるため、その部分の密着状態を目視などでよく確認しなければならず、作業工数も多く必要であった。
【0014】
また、上記の密閉状態ではない可動接点体であると、その可動接点体の輸送や保管中に粘着層2とセパレータ4の隙間から異物が侵入する、あるいは、配線基板6へ貼り付けた後に図11の外形端部の部分拡大断面図にも点線矢印で示すように、粘着層2と配線基板6の隙間からの異物の侵入を防止することができず、パネルスイッチのスイッチ部分の接触信頼性が低下してしまうこともあるという課題があった。
【0015】
本発明は、このような従来の課題を解決するものであり、防塵性に優れた可動接点体を生産することができる可動接点体の製造方法を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明は、以下の構成を有するものである。
【0017】
本発明の請求項1に記載の発明は、絶縁性のフィルムからなるベースフィルムの下面に形成された粘着層へ、下方開口のドーム状で弾性を有する導電金属薄板からなる可動接点の上部を粘着保持させ、次に、その粘着層に、離型処理が施されたセパレータの上面を貼付し、続いて、前記可動接点を挟み込んだ前記ベースフィルムと前記セパレータの上下から加熱・加圧して、前記ベースフィルムの可動接点に対応する部分を前記可動接点のドーム状に沿う凸状部に形成すると共に、その可動接点の外周部分の近傍位置となるベースフィルムの凸状部の根元部を粘着層でセパレータに密着させる可動接点体の製造方法としたものであり、定型に加工されたフィルムの外周端部の近傍に可動接点が配される場合にも、その外周端部側の粘着層が、セパレータと密着、つまり防塵性の高い構造のものを、簡素な設備で容易に製造できるという作用を有する。
【0018】
請求項2に記載の発明は、請求項1記載の発明において、可動接点を挟み込んだベースフィルムとセパレータを、上下から第一及び第二ローラで挟み込むと共に、そのベースフィルム上面側を押さえる第一ローラが所定の柔軟性を備え、かつ所定温度に加熱された状態で加熱・加圧するようにしたものであり、ベースフィルムの可動接点の形状に合わせた凸状部に形成する際に、対応するローラを柔軟性を備えたものにすることによって可動接点を塑性変形させることなく、またフィルム材質をふまえた所定の対応温度に加熱して挟み込むことによって、さらに容易にベースフィルムの凸状部を可動接点の形状に合わせたものにでき、より防塵性能の優れた可動接点体を容易かつ安価に製造できるという作用を有する。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図1〜図7を用いて説明する。
【0020】
なお、従来の技術の項で説明した構成と同一構成の部分には同一符号を付して、詳細な説明を省略する。
【0021】
(実施の形態1)
図1は本発明の第1の実施の形態による可動接点体を示す断面図であり、同図において、11は外形を定型に加工された可撓性を有する絶縁性のベースフィルムで、その下面全体には粘着層12が備えられており、その粘着層12によりドーム状の可動接点3が、複数個互いに独立状態に粘着保持されている。
【0022】
また、この可動接点3をベースフィルム11との間で挟むように、絶縁性のフィルム4Bからなるセパレータ4の離型処理が施された上面の離型層4A側が、ベースフィルム11下面の粘着層12により貼り付けられ、セパレータ4でベースフィルム11の下面全面が覆われている。
【0023】
このドーム状の可動接点3は、外周部3Aが円錐台状、その内側の中央部3Bが上方に僅かに膨らんだ略球面状で、両者の境目が滑らかな曲線で結ばれた形状に弾性金属薄板を絞り加工したものである。
【0024】
なお、可動接点3としては、上記形状以外のドーム状のものでもよい。
【0025】
そして、本実施の形態によるものは、ベースフィルム11の可動接点3に対応する箇所が、可動接点3のドーム状に沿う凸状部13に塑性変形されて形成されており、かつ、その可動接点3の外周部の近傍に位置するベースフィルム11の凸状部13の根元部13Aが粘着層12でセパレータ4に密着するように構成されている。
【0026】
次に、上記構成の本実施の形態による可動接点体の製造方法について、図2〜図4に示す本発明の第1の実施の形態による可動接点体の製造方法を説明する断面図を用いて以下に説明する。
【0027】
まず、図2に示すように、ベースフィルム11の下面に形成された粘着層12に、所要数そして所定位置に下方開口のドーム状となった可動接点3の中央部分の上面を粘着保持させる。
【0028】
次に、図3に示すように、絶縁性のフィルムからなるセパレータ4の離型層4Aが形成された上面を、可動接点3を挟むようにベースフィルム11下面の粘着層12でその全面に貼り付ける。
【0029】
次に、図4に示すように、前記可動接点3を挟み込んだセパレータ4貼り付け済みのベースフィルム11を、所定温度に加熱された第一ローラ14A及び第二ローラ14Bで上下から挟み込んで加圧しつつローラ間を通す。
【0030】
この工程において、第一ローラ14Aは第二ローラ14Bよりも柔軟性のある材質を用いたものとなっており、ローラ部分を通過する際に可動接点3に対応する部分のベースフィルム11が塑性変形して前記可動接点3のドーム状の外形形状に沿う凸状部13が形成されると共に、その可動接点3の外周部の近傍位置となる凸状部13の根元部13Aをセパレータ4に粘着層12で密着させる。
【0031】
ここで、ベースフィルム11を可動接点3のドーム状の外形形状に沿う凸状部13に容易に形成するために、ベースフィルム11がポリエチレンテレフタレート(PET)の場合は、上面側を押さえる第一ローラ14Aの表面が、ゴム硬度30〜60(JIS A型)の柔軟性を備え、前記第一ローラ14Aの表面温度が50〜150℃、圧力490〜980N/cm、スピード500〜1500mm/分と設定することで、ベースフィルム11に、可動接点3の上部から周囲の外形形状に沿う凸状部13を容易に形成できる。
【0032】
また、この際に、可動接点3の段差部となる上方に僅かに膨らんだ略球面状の中央部3Bから円錐台状の外周部3Aに推移する箇所においても、ベースフィルム11は、その段差形状に合わせた形状に塑性変形して、その裏面の粘着層12が外周部3Aに確実に粘着される。
【0033】
さらに、その可動接点3の外周部3Aの外方近傍位置となるベースフィルム11の凸状部13の根元部13Aも、下面の粘着層12でセパレータ4に密着し、防塵性の優れた可動接点体にできる。
【0034】
なお、上記には加熱・加圧手段として上下ローラ間を通過させる方式を説明したが、プレス装置で加熱・加圧を行うことも可能である。
【0035】
また、ベースフィルム11をPETである場合について詳述したが、その他の材質のものとしてもよく、この場合には、その材質に応じた加熱・加圧条件とすればよい。
【0036】
このように本実施の形態による可動接点体は、可動接点3の外周部3Aと粘着層12とが密着していると共に、その外周部3Aの近傍位置となる塑性変形した凸状部13の根元部13Aが、粘着層12でセパレータ4に確実に密着しているので、可動接点体が密閉構造となり、輸送や保管中の可動接点3の腐食、塵埃の侵入を防止できる。
【0037】
また、本発明の可動接点体の製造方法においては、可動接点3を挟み込んだセパレータ4貼付済みのベースフィルム11を上下2つの加熱・加圧したローラ間を通過させるという簡易なもので良く、さらに可動接点3の凸状部13側のローラを柔軟な材質とすることで、ベースフィルム11を可動接点3のドーム状の外形形状に沿う凸状部13に容易に形成できるため、生産性が高く安価な可動接点体を連続的に生産できる。
【0038】
次に、本実施の形態による可動接点体を用いたパネルスイッチについて説明すると、図1に示す可動接点体のセパレータ4を剥がしたものを、図5の本実施の形態による可動接点体を用いたパネルスイッチの部分断面図に示すように、可動接点3に対応する固定接点5A,5Bが配設された配線基板6上に、ベースフィルム11下面の粘着層12で貼り付けてパネルスイッチが構成される。
【0039】
そして、上記状態として構成されたパネルスイッチとしても、可動接点3のドーム状に沿うように形成されたベースフィルム11の凸状部13は、塑性変形して設けられているため、その根元部13Aは、配線基板6上に下面の粘着層12で密着して貼り付いて密閉状態にでき、可動接点体が密閉構造となって防塵性に優れたパネルスイッチを得ることができる。
【0040】
この時に、可動接点3がベースフィルム11の外周端部に位置する場合であっても、塑性変形している凸状部13の外周端部側の粘着層12が確実に配線基板6に密着されるようにでき、スイッチの接点部などへの影響も非常に少なくできるものである。
【0041】
このパネルスイッチの動作は、従来の技術の場合とほぼ同じであるため、説明を省略するが、可動接点3がベースフィルム11の外周端部に位置する場合を含めて、可動接点3が繰り返し操作されても、可動接点3の外周部3Aの近傍位置となる凸状部13の根元部13Aは配線基板6に密着状態のものにできるため、長期に亘って、接触安定性に優れたものとなる。
【0042】
(実施の形態2)
以下、実施の形態2について説明するが、実施の形態1の構成と同一構成の部分には同一符号を付して、詳細な説明を省略する。
【0043】
図6は本発明の第2の実施の形態による可動接点体を示す分解斜視図であり、図7は同断面図である。
【0044】
同図において、21は外形を定型に加工され下面に粘着層22を備えた絶縁性のベースフィルムで、その下面にはドーム状の可動接点3がその上部を粘着保持されており、その下方から絶縁性のフィルムからなるセパレータ4が下面全体を覆っていること、そして、ベースフィルム21は可動接点3に対応する箇所が、可動接点3のドーム状に沿う凸状部23に形成され、その根元部23Aはセパレータ4に密着するように構成されていることは、実施の形態1のものと同じである。
【0045】
ここで、実施の形態1と異なる部分は、所要数の可動接点3を保持するベースフィルム21の下面に形成された粘着層22が、前記それぞれの可動接点3の円錐台状となった外周部3Aに対応する部分には形成されていないリング状非粘着部24を備えていることと、そのリング状非粘着部24どうしの間となる可動接点3間を繋ぐように設けられた空気流路用非粘着部25を備えていることである。
【0046】
以上のように構成された可動接点体の動作を説明すると、まず、可動接点3に押し下げ力を加えて可動接点3を反転動作する際に、その可動接点3内部の空気が圧縮される。
【0047】
この圧縮された空気が可動接点3の円錐台状となった外周部3Aの下面から可動接点3間を連絡する空気流路用非粘着部25へ移動することで、可動接点3に対して、圧縮された空気からの反発力が軽減できて反転動作する荷重が安定し、良好な操作感触にできる。
【0048】
また、上記可動接点3の反転動作する際に、応力の集中する円錐台状の外周部3A部分がベースフィルム21に粘着固定されていないため、その反転動作をベースフィルム21が規制することがなく、良好かつ明確で安定した節度感触も得られる。
【0049】
そして、反転した可動接点3により、配線基板6の対応する固定接点5間(中央固定接点5Aと外側固定接点5B間)が、可動接点3を介して導通し、その操作力を除くと、可動接点3が元の形状に復元し、対応する固定接点5間が電気的に切断された状態に戻る。
【0050】
上記に説明したリング状非粘着部24および可動接点3間を連絡する空気流路用非粘着部25は、スクリーン印刷を用いて同時に任意のパターンに印刷形成することが容易にでき、生産性が良くフレキシブルにそれらの非粘着部24および25を形成できる。
【0051】
なお、上記には非粘着部24および25を共に設けたものを説明したが、非粘着部24のみを設けたもの、または非粘着部25のみを設けたものとしてもよく、その場合には、それぞれ設けられた非粘着部24または非粘着部25のみに起因する作用効果が得られるものにできる。
【0052】
なお、上記実施の形態1および2による可動接点体において、ベースフィルム及びセパレータを連続したフープ状のものとして生産するようにすると、さらに生産性が高くでき安価な可動接点体にできる。
【0053】
【発明の効果】
以上のように本発明の可動接点体の製造方法によれば、簡素な構成で、防塵性に優れた可動接点体を生産することができるという有利な効果が得られる。そして、前記可動接点体を用いたパネルスイッチも防塵構造にできるため、接触信頼性が高く、操作感触が良好なものを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態による可動接点体の断面図
【図2】 同可動接点体の製造方法を示す断面図
【図3】 同可動接点体の製造方法を示す断面図
【図4】 同可動接点体の製造方法を示す断面図
【図5】 同可動接点体を用いて構成したパネルスイッチの部分断面図
【図6】 本発明の第2の実施の形態による可動接点体の分解斜視図
【図7】 同可動接点体のA−A線断面図
【図8】 従来の可動接点体の断面図
【図9】 同可動接点体の分解斜視図
【図10】 同可動接点体を用いて構成したパネルスイッチの部分断面図
【図11】 同パネルスイッチの外形端部の部分拡大断面図
【符号の説明】
3 可動接点
3A 可動接点の外周部
3B 可動接点の中央部
4 セパレータ
4A 離型層
4B 絶縁性のフィルム
5 固定接点
5A 中央固定接点
5B 外側固定接点
6 配線基板
11,21 ベースフィルム
12,22 粘着層
13,23 凸状部
13A,23A 根元部
14A 第一ローラ
14B 第二ローラ
24 リング状非粘着部
25 空気流路用非粘着部
Claims (2)
- 絶縁性のフィルムからなるベースフィルムの下面に形成された粘着層へ、下方開口のドーム状で弾性を有する導電金属薄板からなる可動接点の上部を粘着保持させ、次に、その粘着層に、離型処理が施されたセパレータの上面を貼付し、続いて、前記可動接点を挟み込んだ前記ベースフィルムと前記セパレータの上下から加熱・加圧して、前記ベースフィルムの可動接点に対応する部分を前記可動接点のドーム状に沿う凸状部に形成すると共に、その可動接点の外周部分の近傍位置となるベースフィルムの凸状部の根元部を粘着層でセパレータに密着させる可動接点体の製造方法。
- 可動接点を挟み込んだベースフィルムとセパレータを、上下から第一及び第二ローラで挟み込むと共に、そのベースフィルム上面側を押さえる第一ローラが所定の柔軟性を備え、かつ所定温度に加熱された状態で加熱・加圧するようにした請求項1記載の可動接点体の製造方法。
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