JPH10255589A - プッシュスイッチおよびその製造方法 - Google Patents

プッシュスイッチおよびその製造方法

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JPH10255589A
JPH10255589A JP5457397A JP5457397A JPH10255589A JP H10255589 A JPH10255589 A JP H10255589A JP 5457397 A JP5457397 A JP 5457397A JP 5457397 A JP5457397 A JP 5457397A JP H10255589 A JPH10255589 A JP H10255589A
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Kazuhiro Sakate
和広 坂手
Hiroshi Matsui
博 松井
Yukisuke Ishihara
行祐 石原
Hideki Notake
秀樹 野竹
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 携帯用電子機器等に使用される薄型のプッシ
ュスイッチおよびその製造方法に関し、組立作業性が良
く、各材料を効率的にフープ形状で組立機に供給するこ
とができ、しかも使用時の特性が安定した薄型のプッシ
ュスイッチおよびその製造方法を提供することを目的と
する。 【解決手段】 ドーム状可動接点31の円形外周の二箇
所に設けた突出部32を、外側接点体21の外周固定部
21Aに設けた二箇所の切欠き部25に挿入して組み立
てる構成とすることにより、ドーム状可動接点31の位
置決めが確実にでき、かつ各材料をフープ形状で組立機
に供給することも可能となり、スイッチの組立て作業性
を大巾に向上できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として携帯用電
子機器等の各種信号切替スイッチとして使用される薄型
のプッシュスイッチおよびその製造方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のプッシュスイッチおよび
その製造方法としては、特開平9−17273号公報に
開示されたものが知られており、これらは図8の外観斜
視図、図9の断面図および図10の分解斜視図に示すよ
うに、絶縁基板の上面に接着剤層2を有するスイッチ基
板1の上に、金属薄板を加工して形成された外側接点体
3および中央接点体4を接着固定し、その上に弾性金属
薄板製のドーム状可動接点5を載せ、さらに、その上部
を下面に接着剤層6Aを有する可撓性絶縁シート6で覆
ったものであった。
【0003】そして、スイッチ基板1は、図11のスイ
ッチ基板の形成方法を説明する斜視図に示すように、絶
縁基板の中央に円形孔7Aがあり、上面に接着剤層7B
を有する所定形状の基板7の下面に、同じ外形の絶縁基
板で孔が無く上面に接着剤層8Aを有する基板8を重ね
て貼り合わせて、中央部に円形窪み1Aがあり上面全体
に接着剤層2を有するスイッチ基板1として形成したも
のであり、また、外側接点体3と中央接点体4は、一枚
の金属薄板をプレス加工して、図10に示すように、外
側接点体3と中央接点体4を組合せた形にトリミング加
工および曲げ加工した金属薄板9を接着剤層2によりス
イッチ基板1に重ねて貼り付けた後、連結部10を切断
して各々電気的に独立させるものである。
【0004】そして、外側接点体3は全体が略C字形状
で、上記スイッチ基板1の中央部の円形窪み1Aにはま
り込むように、外周の固定部3Aに対して中央部がC字
形窪み12に絞り加工され、各々スイッチ基板1の上面
および円形窪み1A底面の接着剤層2により固着されて
おり、C字形窪み12の内周に三箇所の可動接点支持用
突部13を有していると共に、外周二箇所の端子部14
A,14Bがスイッチ基板1の外形の切り欠き1B,1
Cにはまり込むようにスイッチ基板1の厚さ分だけ下方
に折り曲げられており、また、外側接点体3の中央のC
字形窪み12の中心には、中央接点体4の上方に浅く絞
り加工された中央接点15が配され、ここから伸ばされ
たアーム部16が、そのC字形状の開口部を通って上記
スイッチ基板1の中央部の円形窪み1Aの切り込み1F
にはまり込む位置で上方に折り曲げられて固定部4Aを
形成し、この固定部4Aおよび中央接点15が各々スイ
ッチ基板1の上面および円形窪み1A底面の接着剤層2
により固着されており、スイッチ基板1の外周に沿って
伸ばされた先端二箇所の端子部17A,17Bがその外
形の切り欠き1D,1Eにはまり込むようにスイッチ基
板1の厚さ分だけ下方に折り曲げられている。
【0005】これらの外側接点体3および中央接点体4
をスイッチ基板1の上面に固着した状態の上面図が図1
2であり、この上から、中央接点体4の中央接点15を
覆うように弾性金属薄板からなるドーム状可動接点5が
載せられ、その円形外周の下面5Aが上記外側接点体3
のC字形窪み12の内周三箇所の突部13上に載り、そ
の上部からスイッチ基板1全体を覆うように下面に接着
剤層6Aを有する可動性絶縁シート6を被せて貼り付け
ることにより、ドーム状可動接点5をスイッチ基板1に
固定してプッシュスイッチとして完成していた。
【0006】そして、このプッシュスイッチの動作は、
可撓性絶縁シート6の中央部を下方に押すと、ドーム状
可動接点5の中央部が下方に撓められて中央接点体4の
中央接点15に接触し、外側接点体3と中央接点体4の
間すなわち端子部14A(14B)と17A(17B)
の間が閉となり、可撓性絶縁シート6すなわちドーム状
可動接点5を下方に押す力を除くと、ドーム状可動接点
5はその弾性復元力により元のドーム形状に復帰して中
央接点体4の中央接点15から離れ、端子部14A(1
4B)と17A(17B)の間は開となるものであっ
た。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
のプッシュスイッチおよびその製造方法においては、ス
イッチ基板1に固着した外側接点体3のC字形窪み12
内周の突部13上にドーム状可動接点5を載せた後、次
の工程に送り接着剤層6Aを有する可撓性絶縁シート6
を被せて貼り付けるまでの間のドーム状可動接点5の位
置決めが不安定であり、ドーム状可動接点5の位置がず
れたり落ちてしまうことがあり、スイッチ組立ての作業
性が悪いという課題があり、また、スイッチ基板1、外
側接点体3と中央接点体4を組み合わせた形にトリミン
グ加工した金属薄板9およびドーム状可動接点5等をフ
ープ形状で組立機に供給して連続組立てをしようとする
と、各材料フープの巾および送り用のパイロット孔のピ
ッチが大きくなって材料歩留りが悪いという課題もあ
り、さらに、スイッチを薄型化するために外側接点体3
および中央接点体4の材厚を薄くすると、ドーム状可動
接点5を強く押してスイッチ動作させる場合に、中央接
点15Aの接触部が窪み、極端な場合にはスイッチの動
作ストロークが変動する等の課題があった。
【0008】本発明はこのような従来の課題を解決する
ものであり、スイッチ組立ての作業性が良く、各材料を
効率的にフープ形状で組立機に供給することができて、
しかも使用時の特性が安定した薄型のプッシュスイッチ
およびその製造方法を提供することを目的とするもので
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明のプッシュスイッチおよびその製造方法は、外
側接点体の中央部に設けたC字形窪みの円形部中心線上
の外周固定部に二箇所の切欠き部を設け、ドーム状可動
接点を外側接点体のC字形窪み内周の突部上に載せる際
に、ドーム状可動接点の円形外周の二箇所に設けた突出
部を上記外側接点体の外周固定部の二箇所の切欠き部内
に挿入して組み立てるものである。
【0010】この本発明により、ドーム状可動接点の位
置決めが確実にでき、各材料をフープ形状で組立機に供
給することも可能となり、スイッチの組立て作業性が大
巾に向上するものである。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、中央部に設けたC字形窪みの内周底面に三箇所以上
の突部を有し、そのC字形窪みの円形部中心線上の外周
固定部の二箇所に切欠き部を有すると共に、外周固定部
に下方に折り曲げられた端子部を有する略C字形状の金
属薄板からなる外側接点体と、この外側接点体と電気的
に独立し、かつ上記C字形窪みの中央に配置される接点
を有し、この接点からC字形状の開口部を通って外周に
導出され下方に折り曲げられて端子部を形成するアーム
部を有する金属薄板からなる中央接点体と、中央部に底
付きの円形窪みを有し、円形窪みの底面およびその周囲
の接着剤により外側接点体および中央接点体を固着する
絶縁薄板からなるスイッチ基板と、円形外周の中心線上
の二箇所に上記外側接点体外周固定部の二箇所の切欠き
部に挿入される突出部を有し、外側接点体の中央部C字
形窪み内周の突部上に載せられた弾性金属薄板からなる
ドーム状可動接点と、このドーム状可動接点の上部から
スイッチ基板を覆うように貼り付けられた可撓性絶縁シ
ートからなる構成のプッシュスイッチとしたものであ
り、スイッチ組立工程において、外側接点体および中央
接点体を固着したスイッチ基板上に載せたドーム状可動
接点に次の工程で可撓性絶縁シートを被せて貼り付ける
までの間、ドーム状可動接点を安定して位置決めするこ
とができるため、スイッチ組立工程が安定し、作業性が
良くなるという作用を有する。
【0012】請求項2に記載の発明は、請求項1記載の
発明において、中央接点体の中央接点を上方に浅く絞り
加工すると共に、その中心部に絞り加工とほぼ同じ高さ
の小径の下向きの窪みを設けた構成としたものであり、
中央接点体の中央接点が下方に押される場合の耐力を大
きくできるため、スイッチを薄形化するために外側接点
体および中央接点体の材厚を薄くしても、スイッチ操作
時にドーム状可動接点が強く押されて、中央接点が窪む
ことがなくなるという作用を有する。
【0013】請求項3に記載の発明は、請求項1または
2記載の発明のプッシュスイッチを、外側接点体および
中央接点体を上面に固着して所定のピッチで複数個連結
されたスイッチ基板に対し、円形外周の突出部を連結部
として連結部材に連結された複数個のドーム状可動接点
を、各ドーム状可動接点が各外側接点体の中央部のC字
形窪み内周の突部上に載せられると共に、各ドーム状可
動接点の外周の突出部が各外側接点体の外周固定部の切
欠き部にはまり込むように組み合わせ、その上部から各
スイッチ基板を覆うように可撓性絶縁シートを貼り付け
た後、各ドーム状可動接点の突出部を各スイッチ基板の
外周部で切断し、その後にスイッチ基板を個別のスイッ
チ毎に切断分離するようにした製造方法とするものであ
り、外側接点体および中央接点体を固着したスイッチ基
板とドーム状可動接点を、どちらも複数個を連結し、し
かも外側接点体外周固定部の切欠き部にドーム状可動接
点外周の突出部を挿入した形で組み合わせることができ
るので、組合わせの作業が容易であると共に、連結され
たドーム状可動接点どうしで位置が決められるので、ド
ーム状可動接点を請求項1記載の発明よりもさらに安定
して位置決めすることができ、スイッチの組立て作業性
がさらに良くなるという作用を有する。
【0014】請求項4に記載の発明は、請求項1または
2記載の発明のプッシュスイッチを、各プッシュスイッ
チ用の外側接点体と中央接点体を組み合わせた形に連続
してトリミング加工および曲げ加工した金属薄板製の接
点体フープの、各接点体の組合せ部の間およびフープ形
状側部の連結部にそれぞれフープ送り用の第1および第
2パイロット孔を設け、第1パイロット孔はスイッチ基
板を連続してトリミング加工した絶縁薄板製の絶縁基板
フープの各スイッチ基板の間のパイロット孔と一致さ
せ、第2パイロット孔はドーム状可動接点を連続して絞
り加工およびトリミング加工した弾性金属薄板製の可動
接点フープの側部の連結部のパイロット孔と一致させて
形成した各材料のフープを、まず、絶縁基板フープ上に
接点体フープを第1パイロット孔をガイドとして組合わ
せ固着した状態で、絶縁体フープおよび接点体フープの
第1パイロット孔を含む連結部を切り落として分離した
後、接点体フープの上に可動接点フープを第2パイロッ
ト孔をガイドとして載せ、その上部から絶縁基板フープ
の各スイッチ基板を覆うように可撓性絶縁シートを貼り
付けた後、接点体フープおよび可動接点フープの連結部
を各スイッチ基板の外周部で切断して個別のスイッチ毎
に分離するようにした製造方法とするものであり、ドー
ム状可動接点のフープは、フープ形状の硬質の弾性金属
薄板にドーム状可動接点を連続して安定した状態で絞り
加工するために、その配列ピッチを大きくする必要があ
るので、この加工条件によるドーム状可動接点の配列ピ
ッチすなわち本スイッチ用の全フープ材料の送りピッチ
を最小にするためには、そのパイロット孔をフープ形状
の側部に設けた連結部に設けることが組立効率の面で最
も有利であり、また、スイッチ基板のフープは、プッシ
ュスイッチの性能を確保するために価格の高い絶縁基板
材料を使用する必要があるため、上記のドーム状可動接
点のフープで決めた配列ピッチの各スイッチ基板の間に
送り用のパイロット孔を設けて、フープ形状の側部には
連結部を設けないフープ形状とすることが材料費の面で
有利であるため、これらドーム状可動接点のフープとス
イッチ基板のフープに挟まれて組み立てられる接点体の
組合せのフープには、上記の二つの材料のフープに適合
した二種類のパイロット孔を設けてスイッチ組立てを行
うことにより、最も材料歩留りおよび組立て効率が良い
プッシュスイッチの製造方法を実現することができると
いう作用を有する。
【0015】以下、本発明の実施の形態について、図1
〜図7を用いて説明する。なお、本実施の形態によるプ
ッシュスイッチの基本的な構成は従来の技術の場合と同
様であり、従来の技術の項で説明した構成と同一構成の
部分には同一符号を付して、その詳細な説明を省略す
る。
【0016】(実施の形態1)図1は本発明の第1の実
施の形態によるプッシュスイッチの外観斜視図、図2は
同分解斜視図であり、同図において、上面に接着剤層2
を有するスイッチ基板1は従来の技術の場合と全く同じ
であり、この上に固着された外側接点体21の全体が略
C字形状で、外周固定部21Aに対して中央部がC字形
窪み22に絞り加工され、C字形簿み22の内周に三箇
所の突部23を有すると共に、外周に二箇所の下方に折
り曲げられた端子部24A,24Bを有していることも
従来の技術の場合と同様であるが、そのC字形窪み22
の中心線上の外周固定部21Aの二箇所に切欠き部25
を有しており、また、外側接点体21のC字形窪み22
の中心に配された中央接点体26の中央接点27は上方
に浅く絞り加工されると共に、その中心部に絞り加工と
ほぼ同じ高さの小径の下向きの窪み28が設けられてい
る。
【0017】そして、中央接点体26の中央接点27か
ら伸ばされたアーム29が、外側接点体21のC字形状
の開口部を通ってスイッチ基板1の中央部の円形窪み1
Aの切込み1Fにはまり込む位置で上方に折り曲げられ
て固定部26Aを形成し、スイッチ基板1の上に固着さ
れると共に先端二箇所に下方に折り曲げられた端子部3
0A,30Bを有していることも従来の技術の場合と同
様である。
【0018】さらに、これらの外側接点体21および中
央接点体26をスイッチ基板1の上面に固着した上か
ら、中央接点体26の中央接点27を覆うように外側接
点体21のC字形窪み22の内周三箇所の突部23上に
載せられるドーム状可動接点31は、その中心線上の円
形外周の二箇所に突出部32を有しており、この突出部
32が上記外側接点体21の外周固定部21Aの二箇所
の切欠き部25に挿入されており、この状態の上面図を
図3に示す。
【0019】そして、この上からスイッチ基板1全体を
覆うように下面に接着剤層6Aを有する可撓性絶縁シー
ト6を被せて貼り付け、ドーム状可動接点31をスイッ
チ基板1に固定してプッシュスイッチとして完成するこ
とも従来の技術の場合と同様である。
【0020】したがって、本実施の形態によれば、スイ
ッチ組立工程において、外側接点体21および中央接点
体26を固着したスイッチ基板1上に載せたドーム状可
動接点31は、その外周二箇所の突出部32が外側接点
体21の切欠き部25内に挿入されて、次の工程で可撓
性絶縁シート6を被せて貼り付けるまでの間にその位置
がずれることなく安定しているため、スイッチの組立て
作業性を向上させることができるものである。
【0021】また、図4の断面図に示すように、本実施
の形態によるプッシュスイッチの可撓性絶縁シート6の
中央部を下方に押してドーム状可動接点31の中央部を
下方に撓めて動作させる場合に、強い押し力を加えて
も、ドーム状可動接点31の中央部が当接・接触する中
央接点体26の中央接点27の中心部には下方向の窪み
28が設けられ、その下面はスイッチ基板1の上面に当
たっているため、中央接点27が変形することがないも
のである。
【0022】なお、上記の説明では外側接点体21のC
字形窪み22の突部23を三箇所に形成している例で説
明したが、突部23上に載せたドーム状可動接点31を
より安定化させるために、突部23を三箇所以上形成し
ても良いことは勿論である。
【0023】(実施の形態2)図5は本発明の第2の実
施の形態によるプッシュスイッチの製造方法を説明する
製造工程図であり、まず図5(a)に示すように、個別
のスイッチ基板1が所定のピッチで連結された連結スイ
ッチ基板33の各スイッチ基板1の上面および円形窪み
1Aの接着剤層2により、外側接点体21および中央接
点体26を固着して連結スイッチ基体34を形成した
後、図5(b)に示すように、個別のドーム状可動接点
31の円形外周の突出部32を延長して連結部とし、上
記の連結スイッチ基板33と同ピッチで連結部材35に
連結した連結可動接点36を、各ドーム状可動接点31
の円形外周下面が各外側接点体21のC字形窪み22内
周の三箇所の突部23上に載せられると共に、各ドーム
状可動接点31の外周の突出部32がそれぞれ各外側接
点体21の外周固定部21Aの切欠き部25にはまり込
むように組み合わせ、その後、図5(c)に示すよう
に、各ドーム状可動接点31の上部から各スイッチ基板
1を覆うように可撓性絶縁シート6を貼り付け、その
後、図5(d)に示すように、まず、各ドーム状可動接
点31の連結部である突出部32を各スイッチ基板1の
外周部の切断線37で切断して連結部材35を切り離し
た後、連結スイッチ基板33を個別のプッシュスイッチ
分毎に切断線38で切断分離して個別のプッシュスイッ
チとして完成するものである。
【0024】したがって、本実施の形態によれば、ドー
ム状可動接点31を外側接点体21および中央接点体2
6を固着したスイッチ基板1に容易に組み合わせること
ができると共に、ドーム状可動接点31の位置決めが実
施の形態1の場合よりもさらに安定しているので、スイ
ッチの組立て作業性がより良好となるものである。
【0025】(実施の形態3)図6は本発明の第3の実
施の形態によるプッシュスイッチの製造方法に使用する
フープ形状の各材料の斜視図であり、同図において、3
9Aおよび39Bは、上面に接着剤層を有する絶縁基板
をスイッチ基板の外形に連続してトリミング加工し、各
スイッチ基板用の加工部分の間にフープ送り用のパイロ
ット孔39Cを設けた絶縁基板Aフープおよびこれと同
形状で中央に円形孔を有する絶縁基板Bフープ、40
は、金属薄板を外側接点体と中央接点体を組み合わせた
形に連続してトリミング加工および曲げ加工し、各接点
体の組合わせ部分の間およびフープ形状側部の連結部材
40Aの両方にフープ送り用のパイロット孔40Bおよ
び40Cを設けた接点体フープ、41は、弾性金属薄板
を円形ドーム状に連続して絞り加工およびトリミング加
工し、その円形外形の突出部を連結部41Aとして連結
部材41Bに連結し、連結部材41Bにフープ送り用の
パイロット孔41Cを設けた可動接点フープ、42は下
面に粘着剤層を有する可撓性絶縁シートを打ち抜いて形
成するための下面に粘着剤層を有する可撓性絶縁テープ
である。
【0026】これらの材料を使用してプッシュスイッチ
を製造する方法は、まず、絶縁基板Aフープ39Aと絶
縁基板Bフープ39Bをパイロット孔39Cをガイドと
して重ねて絶縁基板Aフープ39Aの接着剤層によって
貼り合わせることにより、図7(a)に示すスイッチ基
板フープ43を形成し、次に、この上に接点体フープ4
0をパイロット孔40Bをガイドとして重ねて絶縁基板
Bフープ39Bの接着剤層により貼り付けて、図7
(b)に示す接点体付スイッチ基板フープ44を形成
し、この状態で、スイッチ基板フープ43および接点体
フープ40のパイロット孔39Cおよび40Bを含む連
結部44A(図7(b)に斜線で示した部分)を切り落
として、図7(c)に示す接点体付分離スイッチ基板フ
ープ45とする。
【0027】続いて、この接点体付分離スイッチ基板フ
ープ45のフープ形状側部の連結部材40Aのパイロッ
ト孔40Cおよび可動接点フープ41の連結部材41B
のパイロット孔41Cをガイドとして接点体付分離スイ
ッチ基板フープ45に可動接点フープ41を上方から組
み合わせて図7(d)に示す可動接点付分離スイッチ基
板フープ46とし、この上から、各スイッチ基板を覆う
ように可撓性絶縁テープ42を打ち抜いて形成した可撓
性シートを順次貼り付けて図7(e)に示す連結スイッ
チフープ47を形成し、最後に接点体フープ40の連結
部材40Aおよび可動接点フープ41の連結部材41B
の連結部41Aを各スイッチ基板の外周部で切断するこ
とにより、個別のスイッチとなるように分離するもので
ある。
【0028】したがって、本実施の形態によれば、スイ
ッチ基板フープ43と可動接点フープ41に挟まれて組
み立てられる接点体フープ40に他の二つの材料のフー
プに適合したパイロット孔40Bおよび40Cを設ける
ことにより、プッシュスイッチの全材料をフープ形状で
供給することができ、材料歩留りおよび組立て効率が最
も有利な条件で組み立てることができるものである。
【0029】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、スイッチ
組立工程において、接点付スイッチ基板上に載せたドー
ム状可動接点を安定して位置決めすることができるの
で、スイッチ組立ての作業性が良く、各材料を効率的に
フープ形状で組立機に供給することができ、しかも使用
時の特性が安定したプッシュスイッチおよびその製造方
法を提供することができるという有利な効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態によるプッシュスイ
ッチの構成を示す斜視図
【図2】同分解斜視図
【図3】同外側接点体および中央接点体をスイッチ基板
の上面に固着し、その上にドーム状可動接点を載せた状
態の上面図
【図4】同プッシュスイッチを動作させた状態の断面図
【図5】本発明の第2の実施の形態によるプッシュスイ
ッチの製造方法を説明する製造工程図
【図6】本発明の第3の実施の形態によるプッシュスイ
ッチの製造方法に使用するフープ形状の各材料の斜視図
【図7】同製造方法を説明する製造工程図
【図8】従来のプッシュスイッチの構成を示す斜視図
【図9】同断面図
【図10】同分解斜視図
【図11】同スイッチ基板の形成方法を説明する斜視図
【図12】同外側接点体および中央接点体をスイッチ基
板の上面に固着した状態の上面図
【符号の説明】
1 スイッチ基板 1A 円形窪み 1F 切込み 2 接着剤層 6 可撓性絶縁シート 6A 可撓性絶縁シートの接着剤層 21 外側接点体 21A 外側接点体の外周固定部 22 C字形窪み 23 突部 24A,24B 外側接点体の端子部 25 外側接点体の切欠き部 26 中央接点体 26A 中央接点体の固定部 27 中央接点 28 窪み 29 アーム 30A,30B 中央接点体の端子部 31 ドーム状可動接点 32 ドーム状可動接点の突出部 33 連結スイッチ基板 34 連結スイッチ基体 35 連結可動接点の連結部材 36 連結可動接点 37 連結可動接点の切断線 38 連結スイッチ基板の切断線 39A,39B 絶縁基板フープ 39C 絶縁基板フープのパイロット孔 40 接点体フープ 40A 接点体フープの連結部材 40B,40C 接点体フープのパイロット孔 41 可動接点フープ 41A 可動接点フープの連結部 41B 可動接点フープの連結部材 41C 可動接点フープのパイロット孔 42 可撓性絶縁テープ 43 スイッチ基板フープ 44 接点体付スイッチ基板フープ 44A 接点体付スイッチ基板フープの連結部 45 接点体付分離スイッチ基板フープ 46 可動接点付分離スイッチ基板フープ 47 連結スイッチフープ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 野竹 秀樹 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中央部に設けたC字形窪みの内周底面に
    三箇所以上の突部を有し、そのC字形窪みの円形部中心
    線上の外周固定部の二箇所に切欠き部を有すると共に、
    外周固定部に下方に折り曲げられた端子部を有する略C
    字形状の金属薄板からなる外側接点体と、この外側接点
    体と電気的に独立し、かつ上記C字形窪みの中央に配置
    される接点を有し、この接点からC字形状の開口部を通
    って外周に導出され下方に折り曲げられて端子部を形成
    するアーム部を有する金属薄板からなる中央接点体と、
    中央部に底付きの円形窪みを有し、円形窪みの底面およ
    びその周囲の接着剤により外側接点体および中央接点体
    を固着する絶縁薄板からなるスイッチ基板と、円形外周
    の中心線上の二箇所に上記外側接点体外周固定部の二箇
    所の切欠き部に挿入される突出部を有し、外側接点体の
    中央部C字形窪み内周の突部上に載せられた弾性金属薄
    板からなるドーム状可動接点と、このドーム状可動接点
    の上部からスイッチ基板を覆うように貼り付けられた可
    撓性絶縁シートからなるプッシュスイッチ。
  2. 【請求項2】 中央接点体の中央接点を上方に浅く絞り
    加工すると共に、その中心部に絞り加工とほぼ同じ高さ
    の小径の下向きの窪みを設けた請求項1記載のプッシュ
    スイッチ。
  3. 【請求項3】 外側接点体および中央接点体を上面に固
    着して所定のピッチで複数個連結されたスイッチ基板に
    対し、円形外周の突出部を連結部として連結部材に連結
    された複数個のドーム状可動接点を、各ドーム状可動接
    点が各外側接点体の中央部のC字形窪み内周の突部上に
    載せられると共に、各ドーム状可動接点の外周の突出部
    が各外側接点体の外周固定部の切欠き部にはまり込むよ
    うに組み合わせ、その上部から各スイッチ基板を覆うよ
    うに可撓性絶縁シートを貼り付けた後、各ドーム状可動
    接点の突出部を各スイッチ基板の外周部で切断し、その
    後にスイッチ基板を個別のスイッチ毎に切断分離するよ
    うにした請求項1または2記載のプッシュスイッチの製
    造方法。
  4. 【請求項4】 各プッシュスイッチ用の外側接点体と中
    央接点体を組み合わせた形に連続してトリミング加工お
    よび曲げ加工した金属薄板製の接点体フープの、各接点
    体の組合せ部の間およびフープ形状側部の連結部にそれ
    ぞれフープ送り用の第1および第2パイロット孔を設
    け、第1パイロット孔はスイッチ基板を連続してトリミ
    ング加工した絶縁薄板製の絶縁基板フープの各スイッチ
    基板の間のパイロット孔と一致させ、第2パイロット孔
    はドーム状可動接点を連続して絞り加工およびトリミン
    グ加工した弾性金属薄板製の可動接点フープの側部の連
    結部のパイロット孔と一致させて形成した各材料のフー
    プを、まず、絶縁基板フープ上に接点体フープを第1パ
    イロット孔をガイドとして組合わせ固着した状態で、絶
    縁体フープおよび接点体フープの第1パイロット孔を含
    む連結部を切り落として分離した後、接点体フープの上
    に可動接点フープを第2パイロット孔をガイドとして載
    せ、その上部から絶縁基板フープの各スイッチ基板を覆
    うように可撓性絶縁シートを貼り付けた後、接点体フー
    プおよび可動接点フープの連結部を各スイッチ基板の外
    周部で切断して個別のスイッチ毎に分離するようにした
    請求項1または2記載のプッシュスイッチの製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2005045867A1 (en) * 2003-11-06 2005-05-19 Philip Adrian Sjostrom Switch element
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CN111316393A (zh) * 2017-11-10 2020-06-19 科恩托罗尼丝株式会社 压力开关装置及具有其的印刷电路板

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