JP2861130B2 - パネルスイッチ - Google Patents

パネルスイッチ

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JP2861130B2 JP27883389A JP27883389A JP2861130B2 JP 2861130 B2 JP2861130 B2 JP 2861130B2 JP 27883389 A JP27883389 A JP 27883389A JP 27883389 A JP27883389 A JP 27883389A JP 2861130 B2 JP2861130 B2 JP 2861130B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は電子機器の操作スイッチ部に用いる操作時に
節度感を得られるダイヤフラムを使用したパネルスイッ
チに関するものである。
従来の技術 従来の技術を第6図〜第7図のパネルスイッチにより
説明する。第6図は断面図であり、第7図は要部分解斜
視図である。第6図〜第7図によると、1aは第1の接
点、1bは第2の接点を示し、2は1a,1bを配置した絶縁
基板である。3は上記絶縁基板2上に配置されてなる抜
き孔3aを有する両面に粘着層を有してなるスペーサであ
り、4は上記孔3a内に配置された球面状又は円筒状の弾
性を有する金属薄板のダイヤフラムである。又、5はダ
イヤフラム4上に配置された弾性を有するシートであ
り、6は上記ダイヤフラム4上のケース7に保持されて
なるボタンであり、このボタン6とケース7により操作
部が形成される。
なお、ダイヤフラム4は第2の接点と常時接してい
る。
次に上記実施例の動作について説明すると、ボタン6
を上方より押圧操作すると、シート5を介してダイヤフ
ラム4を変形させ、ダイヤフラム4は接点1aと接触し、
ダイヤフラム4を介して第1の接点1aと第2の接点1bを
導通させるものである。
発明が解決しようとする課題 しかしながら、上記のような従来のパネルスイッチで
はスペーサ3とシート5で、ダイヤフラム4を保持して
いたため、スペーサ,シートを削除できず、コストupに
なるという問題があった。
又、スペーサ3の孔にダイヤフラム4を1個ずつ挿入
しなければならないため、組立工数が長時間かかり、さ
らに、スペーサ3の孔の打ち抜き時、バリ,ゴミ,のり
だれが発生し、接触不良が起こる可能性があった。
本発明はこの従来の問題を解決するものであり、安価
なパネルスイッチを提供することを目的とするものであ
る。
課題を解決するための手段 本発明は上記目的を達成するために、プリント基板上
に接着剤を塗布又は印刷した後、ダイヤフラムを装着す
ることによりダイヤフラムの外周の二つの突出部を絶縁
基板と接着して、ダイヤフラムを固定するようにしたも
のである。
作用 したがって本発明によれば、接着剤によりダイヤフラ
ムを絶縁基板上に接着することにより、スペーサ,シー
トを削除でき、安価な操作パネルスイッチを提供できる
という効果を有するものである。
実施例 実施例を第1図〜第2図のパネルスイッチにより説明
する。第1図は断面図であり、第2図は要部分解斜視図
である。第1図〜第2図によると、12は接点11aと接点1
1bを配置してなる絶縁基板であり、14は接点11bと常時
導通する様配置された球面状又は円筒状の弾性を有する
金属薄板のダイヤフラムであり、又、15は接着剤でダイ
ヤフラム14の外周の二つの突出部14aの下面と絶縁基板1
2を接着することでダイヤフラム14を絶縁基板12に装着
している。16はケース17に保持され、上記ダイヤフラム
14に対応して設けられてなるボタンであり、このボタン
16とケース17により操作部が形成されている。
次に上記実施例の動作について説明する。
ボタン16を上方より押圧操作すると、ダイヤフラム14
を変形させ、接点11aと導通することによりダイヤフラ
ム14を介して接点11aと接点11bを導通させている。
次に上記実施例のパネルスイッチの製造方法について
第3図により説明する。
第3図はパネルスイッチの製造方法を示す概略図であ
り、aはフープ状ダイヤフラムの状態を表わしbはフー
プ状ダイヤフラムを切断し絶縁基板に装着した状態を示
す。第3図によると、20は球面状または円筒状の薄板か
らなるフープ状ダイヤフラムであり、15は接着剤であ
る、12は接点11aと接点11bが複数組設けられてなる絶縁
基板である。
まず、絶縁基板12上に接着剤15を塗布又は印刷し、次
に自動機等に上記フープ状ダイヤフラム20を吸着し、フ
ープ状ダイヤフラムのA部を切断し、ダイヤフラムの単
品14として絶縁基板12上の接点11b上に接着剤15により
固定するものである。次にボタン16を保持してなるケー
ス17に上記絶縁基板12を装着してパネルスイッチとして
完成するものである。
第4図〜第5図はパネルスイッチの他の実施例であ
り、第4図は断面図であり、第5図は要部分解斜視図で
ある。
なお、第1図〜第2図の実施例と同一の個所は同一番
号を付与し説明は省略する。第4図〜第5図によると32
は下接点31bを備えた下絶縁基板、35は下接点31bに対向
した上接点31aを備えた上絶縁基板、33は上接点31aと下
接点31b間にスキマを開ける様抜き孔を設けられて31a,3
1b間に配置されたスペーサ、38は上絶縁基板上に塗布又
は印刷された接着剤、34は外周に二つの突出部34aを有
するダイヤフラムを表わす。
次に操作について説明する。ボタン16を上方より押圧
動作すると、ダイヤフラム34を押圧変形し、ダイヤフラ
ム34が上絶縁基板35を変形させて上接点31aと下接点31b
が導通する。
製造方法は、上・下絶縁基板35および32でスペーサ33
を挟持してスイッチ部を構成し、接着剤38の塗布、又は
印刷およびダイヤフラム34の装着は、上絶縁基板35上に
行なうものである。
本構成であってもダイヤフラムの固定にスペーサ,シ
ートを必要とせず、同じ効果を有する。
なお、ダイヤフラム34は、中央に孔があっても又、凸
部を有していてももちろん同じである。
さらに、ダイヤフラム上面に、異物防止,静電気防止
等のためのシート等が装着されてももちろん同じであ
る。
又、ダイヤフラムは金属でなくてもよく、第1の実施
例であれば導通性があれば何でもよく、第2の実施例で
あれば導通性がなくてももちろん同じである。
発明の効果 以上のように本発明によれば、ダイヤフラムの外周の
二つの突出部を接着剤により絶縁基板上の接点に固定し
たので、スペーサ,シートは不要となり、材料費は削減
され、スペーサ,シート貼り付け工数が削減されるので
大幅なコストダウンが図れ、安価なパネルスイッチを提
供できるという効果を有するものである。また、ダイヤ
フラムをフープ状につなげたままでダイヤフラムを単品
に切断して実装するようにしたので、 (1) 自動機で吸着するまで、ダイヤフラムはフープ
状につながっているため、ダイヤフラムを複数個重ねて
装着する不良がなくなる。
(2) 個片で装着できるため、キーの自由な配列に同
じ製造方法で対応できる。
(3) スペーサ,シートを必要とせず、又個片になっ
ているため、デザイン変化のたびにスペーサ,シートの
設計,金型を必要とせず、設計効率の向上,金型費用の
削減等のコストダウンが図れるものである。
等の効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示すパネルスイッチの断面
図、第2図は同要部を示す分解斜視図、第3図は同製造
方法を示す概略図、第4図は本発明の他の実施例を示す
断面図、第5図は同要部を示す分解斜視図、第6図は従
来のパネルスイッチの断面図、第7図は同要部を示す分
解斜視図である。 11a……第1の接点、11b……第2の接点、12……絶縁基
板、14……ダイヤフラム、15……接着剤、16……ボタ
ン、17……ケース。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも一対の接点を配してなる絶縁基
    板と、円形の外周に二つの突出部を有し、外周端部が上
    記一対の接点の一方と常時接触し、押圧した時変形して
    他方と接触して上記一対の接点間を導通させるダイヤフ
    ラムと、絶縁基板上の接点近傍に塗布または印刷にて設
    けられ、ダイヤフラムの二つの突出部を上記絶縁基板上
    に固定する接着剤と、上記ダイヤフラムを上方から押圧
    するように配された操作部からなるパネルスイッチ。
  2. 【請求項2】隙間を有して対向した少なくとも一対の接
    点を設けた上・下絶縁基板からなるスイッチ部と、円形
    の外周に二つの突出部を有し、上記一対の接点上方に配
    されて、押圧した時変形して上記一対の接点間を接触導
    通させるダイヤフラムと、上絶縁基板の上面の、上記接
    点の上方近傍に塗布または印刷にて設けられ、ダイヤフ
    ラムの二つの突出部を固定する接着剤と、上記ダイヤフ
    ラムを上方から押圧するように配された操作部からなる
    パネルスイッチ。
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