JP3771566B2 - 1−オキサセファロスポリン−7α−メトキシ−3−クロルメチル誘導体の製法 - Google Patents

1−オキサセファロスポリン−7α−メトキシ−3−クロルメチル誘導体の製法 Download PDF

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Description

本発明は、抗菌剤として有用な1−オキサセファロスポリンの合成中間体の製法に関する。
ラタモキセフやフロモキセフ等の1-オキサセファロスポリンを工業的に効率よく製造する際の重要中間体として、1−オキサセファロスポリン−7α−メトキシ−3−クロルメチル誘導体(以下、7α−メトキシ−3−クロルメチル体ともいう)が公知である。その製法としては、原料の3−エキソメチレン体にCl2を光照射によって付加した後、7α-メトキシ化する方法が知られている。しかし、光照射は、一般に高価な光反応設備が必要であり、工業的に有利な方法ではない。例えば、非特許文献1には以下の反応が記載されている。
Figure 0003771566
また、非特許文献2および3には以下の方法が記載されている。
Figure 0003771566

一方、光反応を回避する製法は、特許文献1に記載されている。反応の概要を以下に示す。
Figure 0003771566

上記製法では、3−エキソメチレン体1から7α−メトキシ−3−クロルメチル体4を得るのに、中間体6を合成して、一旦、単離しており、ワンポット反応ではない。また中間体6は、実施例4では、3−エキソメチレン体1に、塩基としてキノリン存在下、塩素を反応させて合成しているが、収率は約9.6%と極めて悪い。実施例5では、塩基としてα−ピコリンを使用してクロル化しているが、光反応を併用しており、収率も好ましいものではない。また中間体6から4への工程は、メトキシ化剤としてNaOMe/MeOHを使用しているが、副生物除去のためカラムクロマトを使用しており、工業的に有利な方法とは言えない。
特開昭59−67289号公報 Tetrahedron Letters Vol. 21, pp351-354, 1980 近畿化学工業界(1988年6月号,P10) 薬学雑誌(1991年 111(2),P77)
よって、1−オキサセファロスポリン−7α−メトキシ−3−クロルメチル誘導体の工業的製法として、光照射反応を回避した簡便な製法であり、好ましくは高収率で目的物が得られる製法の開発が望まれていた。
本発明者らは鋭意検討した結果、3−エキソメチレン体を出発原料にして、光照射反応を使用せずに、好ましくは連続反応、より好ましくはワンポット反応でも高収率で7α−メトキシ−3−クロルメチル体が得られることを見出し、以下の発明を完成した。
(1)以下の工程:
(第1工程)
式:
Figure 0003771566
(式中、Rはアシル残基;R1はカルボキシ保護基を示す)
で示される化合物(I)を塩基存在下、ハロゲン化剤と反応させる工程、
(第2工程)
第1工程終了後、ハロゲン化剤存在下でMOMe(Mはアルカリ金属;Meはメチルを示す)を添加する工程、および
(第3工程)
第2工程終了後、還元剤を添加する工程、を包含することを特徴とする、
式:
Figure 0003771566
(式中、R、R1、MeおよびXは前記と同意義)
で示される化合物(IV)の製造方法。
(2)以下の工程:
(第1工程)
式:
Figure 0003771566
(式中、Rはアシル残基;R1はカルボキシ保護基を示す)
で示される化合物(I)を塩基存在下、ハロゲン化剤と反応させて、式:
Figure 0003771566
(式中、RおよびR1は前記と同意義;Xはハロゲンを示す)
で示される化合物(II)を合成する工程、
(第2工程)
第1工程終了後、ハロゲン化剤存在下でMOMe(Mはアルカリ金属;Meはメチルを示す)を添加して式:
Figure 0003771566
(式中、R、R1、MeおよびXは前記と同意義)
で示される化合物(III)を合成する工程、および
(第3工程)
化合物(III)を還元剤と反応させて式:
Figure 0003771566
(式中、R、R1、MeおよびXは前記と同意義)
で示される化合物(IV)を合成する工程、を包含することを特徴とする、上記1記載の化合物(IV)の製造方法。
(3)第1〜第3工程をワンポットで行う、上記1または2記載の製造方法。
(4)塩基が芳香族アミン類であり、および/またはハロゲン化剤が塩素である、上記1〜3のいずれかに記載の製造方法。
(5)MOMeがLiOMeである、上記1〜4のいずれかに記載の製造方法。
(6)還元剤がチオ硫酸ナトリウムまたは亜硫酸ナトリウムである、上記1〜5のいずれかに記載の製造方法。
(7)Rが置換されていてもよいフェニルであり、R1がベンズヒドリルである、上記1〜6のいずれかに記載の製造方法。
(8)化合物(I)に対して、ハロゲン化剤として塩素を3モル当量以上、MOMeとしてLiOMeを4モル当量以上使用する、上記1〜7のいずれかに記載の製造方法。
(9)化合物(I)に対して、ハロゲン化剤として塩素を3〜4モル当量、MOMeとしてLiOMeを4〜6モル当量使用する、上記8記載の製造方法。
(10)第1工程の反応温度が0℃〜5℃であり、第2工程の反応温度が−40〜−60℃である、上記1〜9のいずれかに記載の製造方法。
(11)式:
Figure 0003771566
(式中、RおよびR1は前記と同意義;Xはハロゲンを示す)
で示される化合物(II)を、ハロゲン化剤存在下、MOMe(Mはアルカリ金属;Meはメチルを示す)と反応させて式:
Figure 0003771566
(式中、R、R1、MeおよびXは前記と同意義)
で示される化合物(III)を合成した後、還元剤と反応させる工程を包含する、式:
Figure 0003771566
(式中、R、R1、MeおよびXは前記と同意義)
で示される化合物(IV)の製造方法。
(12)式:
Figure 0003771566
(式中、R、R1、MeおよびXは前記と同意義)
で示される化合物(III)を還元剤と反応させる工程を包含する、式:
Figure 0003771566
(式中、R、R1、MeおよびXは前記と同意義)
で示される化合物(IV)の製造方法。
(13)式:
Figure 0003771566
(式中、R、R1、MeおよびXは前記と同意義)
で示される化合物(III)。
(14)上記1〜12のいずれかに記載の方法により化合物(IV)を製造した後、1)3位側鎖形成反応、2)7位の脱アシル化反応、3)7位側鎖形成反応、4)4位カルボキシ脱保護反応、5)4位カルボキシのエステル化反応、および6)塩形成反応から選択される少なくとも1つの反応を行うことを特徴と含する、7α−メトキシ−オキサセフェム系化合物の製造方法。
本発明により、3−エキソメチレン体である化合物(I)から7α−メトキシ−3−ハロゲノメチル体である化合物(IV)を簡便に高収率で製造できる。当該反応は好ましくは連続反応、より好ましくはワンポット反応で行われる。本発明のワンポット反応では、好ましくは反応停止試薬が不要であり、また反応液の濃縮、工程途中の抽出、および溶媒置換などの操作も行う必要がないので、工業的製法として非常に有利である。また本発明は、該製造法における新規中間体である化合物(III)も提供する。本製法は、種々の7α−メトキシ−オキサセフェム系化合物の工業的製造に利用できる。
化合物(I)から(IV)の製法について説明する。
(第1工程)
Figure 0003771566
(式中、Rはアシル残基;R1はカルボキシ保護基を示す)
で示される化合物(I)を、所望により溶媒中で、塩基存在下、ハロゲン化剤と反応させることにより、式:
Figure 0003771566
(式中、RおよびR1は前記と同意義;Xはハロゲンを示す)
で示される化合物(II)が合成される。
塩基としては、有機塩基、無機塩基のいずれでも使用可能である。有機塩基としては、芳香族アミン、好ましくはピリジン誘導体(例:ピリジン、4−ジメチルアミノピリジン、ピコリン(例:2-ピコリン)、ルチジン(例:2,6-ルチジン),コリジン(例:2,4,6-コリジン))や脂肪族アミン(例:トリメチルアミン、トリエチルアミン、N,N−ジイソプロピルエチルアミン、N−メチルモルホリン、N−メチルピロリジン、N−メチルピペリジン、N,N−ジメチルアニリン、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7−エン(DBU)、1,5−ジアザビシクロ[4.3.0]ノナ−5−エン(DBN)) が使用される。好ましくは芳香族アミン、特にピリジン誘導体、とりわけ、ピリジン、2-ピコリン、2,6-ルチジン、2,4,6‐コリジン等である。
塩基の使用量は、化合物(I)に対して、約1〜5 モル当量、好ましくは約1〜1.5モル当量である。該塩基の添加により反応が促進されるが、さらに副生する塩化水素を捕捉して反応液を中性に保ち、出発物質や生成物の分解を抑制する効果もある。
ハロゲン化剤としては、塩素、臭素等が例示されるが、好ましくは塩素である。
ハロゲン化剤の使用量は、化合物(I)に対して、3モル当量以上、好ましくは3〜5モル当量、より好ましくは3〜4モル当量、特に好ましくは3.1〜3.5モル当量である。ここで、化合物(I)から化合物(II)への変換だけのためであれば、ハロゲン化剤の使用量は理論値として2モル当量で十分である。しかし、本発明では、ハロゲン化剤をそれよりも過剰量を使用すれば、残存するハロゲン化剤が第2工程の反応を効率よく進行させることも見出した。よって、ワンポットで連続反応を行うような場合には、ハロゲン化剤を理論値よりも過剰量使用するのが好ましい。この点は、本発明の特徴の1つである。
反応溶媒としては、反応に悪影響を及ぼさないものであれば種々のものが使用でき、例えば、塩化メチレン、アセトニトリル、酢酸エチル、トルエン、クロロホルム、テトラヒドロフラン、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミドまたはそれらの混合溶媒等から選択されるが、好ましくは塩化メチレンである。
反応温度は、通常、−20℃〜50℃、好ましくは−10℃〜室温、より好ましくは0℃〜室温付近である。
反応時間は、数時間〜数十時間、好ましくは2〜3時間である。
第1工程で製造される化合物(II)は一旦単離してもよいが、単離せずに反応液のまま次工程に進むことも可能である。
(第2工程)
第1工程終了後、単離した化合物(II)または第1工程の反応液に、ハロゲン化剤存在下でMOMe(Mはアルカリ金属;Meはメチルを示す)を添加することにより式:
Figure 0003771566
(式中、R、R1、MeおよびXは前記と同意義)
で示される化合物(III)が合成される。
ハロゲン化剤としては、前記と同様のものが例示される。第1工程から連続して反応を行う場合には、前述の通り、好ましくは第1工程終了後に残存するハロゲン化剤をそのまま使用すればよい。
ハロゲン化剤の使用量は、化合物(II)に対して1モル当量以上、好ましくは約1〜2モル当量である。反応後、ハロゲンの一部はMOMe由来のアルカリ金属と塩(MX,(Xはハロゲン原子))を形成する。
MOMe(Meはメチル)のM(アルカリ金属)としては、Li、Naが例示されるが、好ましくはLiである。またメトキシ化剤としてMg(OMe)2などを使用することもできる。
MOMeの使用量は、化合物(II)に対して4モル当量以上、好ましくは約4〜6モル当量、より好ましくは約4.5〜5.2モル当量である。
第2工程をより収率よく行うためには、ハロゲン化剤およびMOMeの使用割合の設定が重要である。特に第1工程から連続反応で行う場合には、化合物(I)に対してハロゲン化剤を好ましくは3〜4モル当量、特に好ましくは3.1〜3.5モル当量使用し、かつ、化合物(II)に対してMOMeを好ましくは約4〜6モル当量、より好ましくは約4.5〜5.2モル当量使用する。
MOMeは好ましくは、メタノール溶液として添加される。
反応溶媒は、所望により、前記と同様の溶媒が使用可能である。
反応温度は、通常、−70℃〜−20℃、好ましくは−60℃〜−30℃、より好ましくは−50℃〜−40℃である。
反応時間は、数時間〜数十時間、好ましくは2〜3時間である。
第2工程で製造される化合物(III)は一旦単離してもよいが、単離せずに反応液のまま次工程に進むことも可能である。また化合物(III)は新規化合物であり、本製法に有用な中間体である。
(第3工程)
第2工程終了後、単離した化合物(III)または第2工程の反応液に還元剤を添加することにより式:
Figure 0003771566
(式中、R、R1、MeおよびXは前記と同意義)
で示される化合物(IV)が合成される。
還元剤としては、化合物(III)の7位のN−ClをNHに還元できるものであれば種々のものが使用でき、亜硫酸ナトリウム、チオ硫酸ナトリウム、酸性亜硫酸ナトリウム、ジアルキルスルフィド(例:ジメチルスルフィド)、ホスフィン類(例:トリフェニルホスフィン)が例示されるが、好ましくは亜硫酸ナトリウムまたはチオ硫酸ナトリウムである。亜硫酸ナトリウムの場合は、好ましくは約1〜10%、より好ましくは約5〜10%の 水溶液として添加される。
還元剤の使用量は、化合物(III)に対して約1〜10モル当量、好ましくは約1〜6モル当量である。
反応温度は、通常、0℃〜50℃、好ましくは5℃〜室温である。
反応時間は、数分〜数時間、好ましくは10分間〜1時間である。
第2工程で合成される中間体の化合物(III)は、MOMe存在下でも脱プロトン化されないので、β−ラクタム環の分子内開裂が進行することがなく安定である。また最終物である化合物(IV)も塩基性条件下にさらされることなく単離されるので、同開裂を回避できる。このように、本製法では、反応条件を制御することにより化合物(II)から一旦、化合物(III)を生成させた点が特徴の1つであり、これによって副生物の発生も抑制され、3工程ではあるが意外にも目的化合物(IV)が高収率(例:75%以上、好ましくは80%以上、より好ましくは90%以上)で得られる。
(置換基の定義)
Rで示されるアシル残基とは、セファロスポリン化学の分野で一般に使用可能であり、オキサセフェム骨格の7位アミノ基に結合可能なアシル基由来のものであれば種々のアシル残基が使用可能である。該アシルは、目的とする抗菌性化合物の7位側鎖を形成するアシルであってもよく、またそれを合成する段階でのアミノ保護基としてのアシルであってもよい。Rとして好ましくは、アミノ保護基由来のアシル残基であり、例えば、置換されていてもよいフェニルまたはベンジル(置換基:低級アルキル(例:メチル、エチル)、ハロゲン、ニトロ、低級アルコキシ(例:メトキシ))やフェノキシメチルなど例示されるが、好ましくは置換されていてもよいフェニルである。
1で示されるカルボキシ保護基としては、セファロスポリン化学の分野で分子中の他の部分に不都合な変化を起こすことなく着脱可能のものとして当業者に周知のカルボキシ保護基が含まれる。代表例にはエステル形成基である炭素数1〜8のアルキル(メチル、メトキシメチル、エチル、エトキシメチル、ヨードエチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、エトキシエチル、メチルチオエチル、メタンスルホニルエチル、トリクロロエチル、t−ブチルなど)、炭素数3〜8のアルケニル(プロペニル、アリル、イソプレニル、ヘキセニル、フェニルプロペニル、ジメチルヘキセニルなど)、炭素数7〜19のアラルキル(ベンジル、メチルベンジル、ジメチルベンジル、メトキシベンジル、エトキシベンジル、ニトロベンジル、アミノベンジル、ベンズヒドリル、フェニルエチル、トリチル、ジ−t−ブチルヒドロキシベンジル、フタリジル、フェナシルなど)、炭素数6〜12のアリール(フェニル、トルイル、ジイソプロピルフェニル、キシリル、トリクロロフェニル、ペンタクロロフェニル、インダニルなど)、炭素数1〜12のアミノ基(アセトンオキシム、アセトフェノンオキシム、アセトアルドキシム、N−ヒドロキシコハク酸イミド、N−ヒドロキシフタルイミドなどとエステルを形成する基)、炭素数3〜12の炭化水素化シリル(トリメチルシリル、ジメチルメトキシシリル、t−ブチルジメチルシリルなど)、炭素数3〜12の炭化水素化スタニル(トリメチルスタニルなど)などがある。好ましくはアラルキルであり、より好ましくはベンズヒドリルである。
本製法により得られる化合物(IV)は、オキサセフェム系抗菌剤の合成中間体として有用である。例えば、当業者周知の方法に従い、化合物(IV)に対して1)3位側鎖形成反応(例:3位メチレンに対する求核反応)、2)7位の脱アシル化反応(例:アミノ基における脱保護反応)、3)7位側鎖形成反応(例:アミノ基に対するアシル化反応)、4)4位カルボキシ脱保護反応、5)4位カルボキシのエステル化反応、および/または6)塩形成反応等を適宜組み合わせて行うことにより、目的の7α―メトキシ−オキサセフェムが得られる。
実施例1
Figure 0003771566
7-ベンゾイル-エキソメチレン(化合物1)35.2 g (75.1 mmol)を塩化メチレン260 mlに溶解し、ピリジン6.5 g (1.1 eq)を0℃にて5分間で加える。同温度で5分間攪拌後、塩素18.5 g (3.29 eq)を0℃にて150分間で導入する。この時点で、HPLC(高速液体クロマトグラフィー)により反応液中に化合物2(3位異性体の混合物)が生成していることを確認する。また反応液の一部を取り出し、塩化メチレンで抽出し、塩酸水溶液、炭酸水素ナトリウム水溶液で処理することにより、化合物2を単離することができる。
次に、同温度で20分間攪拌後、10% LiOMe(リチウムメトキサイド)のメタノール溶液157 ml (4.75 eq)を −40 〜 −50℃にて140分間で滴下する。この時点で、反応液の一部を取り出し、塩化メチレンで抽出し、塩酸水溶液、炭酸水素ナトリウム水溶液で処理することにより、化合物3を単離することができる。
次に、同温度で5分間攪拌後、酢酸4.4 ml (1.02 eq)を加える。5.5%亜硫酸ナトリウム水溶液中(351 ml, 2.2 eq) に上記反応液を、10℃にて20分間で加え、次いで35% の塩酸 を13.4 ml(2.0 eq)を加える。塩化メチレン層を分離し、希重曹水溶液で洗浄した後、硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を濃縮し、メタノールを加えて、7β-ベンゾイル−7α-メトキシ−3-クロロメチル体(化合物4)を析出させる。氷冷後、濾別して化合物4を得る。
(化合物4)
1H NMR(CDCl3)δ:3.63 (3H, s, C7-OCH3), 4.50 (2H, s, C3'-H or C2-H), 4.55 (2H, s, C2-H or C3'-H ), 5.25 (1H, s, C6-H), 7.00 (1H, s, CHPh2), 7.10-7.95 (16H, m, C6H5, NH)
実施例2
Figure 0003771566
実施例1で得られた化合物4(16g)の塩化メチレン(850ml)溶液にナトリウム−1−メチル−1H−テトラゾール−5−チオレート2水和物(5.43g)とテトラ−n−ブチルアンモニウムブロミド(300mg)の水溶液(120ml)を加えた。混合液を室温で激しく攪拌し、1時間後、ナトリウム−1−メチル−1H−テトラゾール−5−チオレート2水和物(2.8g)と4級アンモニウム塩(300mg)を追加し、更に1時間攪拌した。反応液を分液し、水層を塩化メチレンで抽出し、テトラゾリルチオメチル体(化合物5)(18.1g)を得た。このものをベンゼン−エーテル(1:2)から結晶化して、ベンゼンを結晶溶媒として含有する化合物5を結晶として得た。化合物5は、例えば、特開昭52−133997号に記載のラタモキセフの合成中間体として有用である。
mp 88〜89℃
1H NMR(CDCl3)δ:3.63 (3H, s, C7-OCH3), 3.82 (3H, s, N-CH3), 4.28 (2H, s, C2-H), 4.65 (2H, s, C3'-H ), 5.17 (1H, s, C6-H), 6.95 (1H, s, CHPh2), 7.20-8.00 (15H, aromatic-H)
上記の方法に準じて、以下の化合物6が合成される。
Figure 0003771566
化合物6は、例えば、特開昭59−139385号に記載のフロモキセフの合成中間体として有用である。
実施例3
実施例1の方法に従い、R=トリルの場合について、塩基としてピリジン、4−ジメチルアミノピリジン、ピコリン、ルチジン、またはコリジンを使用して同様の反応を行うことにより、化合物(I)から化合物(IV)が高収率で得られる(R1=BH,X=Cl)。
実施例4
実施例1の方法に従い、R=4−クロロフェニルの場合について、塩基としてピリジン、4−ジメチルアミノピリジン、ピコリン、ルチジン、またはコリジンを使用して同様の反応を行うことにより、化合物(I)から化合物(IV)が高収率で得られる(R1=BH,X=Cl)。
実施例5
実施例1の方法に従い、R= フェノキシメチルの場合について、塩基として、ピリジン、4−ジメチルアミノピリジン、ピコリン、ルチジン、またはコリジンを使用して同様の反応を行うことにより、化合物(I)から化合物(IV)が高収率で得られる(R1=BH,X=Cl)。
実施例6
実施例1または3〜5のいずれかの方法により得られる化合物(IV)の7位アミノ側鎖部分を脱アシル化することにより、7β−アミノ−7−α−メトキシ−3−クロロメチル−1−デチア−1−オキサ−3−セフェム−4−カルボン酸 ジフェニルメチルエステルが得られる。

Claims (12)

  1. 以下の工程:
    (第1工程)
    式:
    Figure 0003771566
    (式中、Rはアシル残基;R1はカルボキシ保護基を示す)
    で示される化合物(I)を塩基存在下、ハロゲン化剤と反応させて、式:
    Figure 0003771566
    (式中、RおよびR1は前記と同意義;Xはハロゲンを示す)
    で示される化合物(II)を合成する工程、
    (第2工程)
    第1工程終了後、ハロゲン化剤存在下でMOMe(Mはアルカリ金属;Meはメチルを示す)を添加して式:
    Figure 0003771566
    (式中、R、R1、MeおよびXは前記と同意義)
    で示される化合物(III)を合成する工程、および
    (第3工程)
    化合物(III)を還元剤と反応させて式:
    Figure 0003771566
    (式中、R、R1、MeおよびXは前記と同意義)
    で示される化合物(IV)を合成する工程、を包含することを特徴とする、化合物(IV)の製造方法。
  2. 第1〜第3工程をワンポットで行う、請求項1記載の製造方法。
  3. 塩基が芳香族アミン類であり、および/またはハロゲン化剤が塩素である、請求項1または2のいずれかに記載の製造方法。
  4. MOMeがLiOMeである、請求項1〜3のいずれかに記載の製造方法。
  5. 還元剤がチオ硫酸ナトリウムまたは亜硫酸ナトリウムである、請求項1〜4のいずれかに記載の製造方法。
  6. Rが置換されていてもよいフェニルであり、R1がベンズヒドリルである、請求項1〜5のいずれかに記載の製造方法。
  7. 化合物(I)に対して、ハロゲン化剤として塩素を3モル等量以上、MOMeとしてLiOMeを4モル等量以上使用する、請求項1〜6のいずれかに記載の製造方法。
  8. 化合物(I)に対して、ハロゲン化剤として塩素を3〜4モル等量、MOMeとしてLiOMeを4〜6モル等量使用する、請求項7記載の製造方法。
  9. 第1工程の反応温度が0℃〜5℃であり、第2工程の反応温度が−40〜−60℃である、請求項1〜8のいずれかに記載の製造方法。
  10. 式:
    Figure 0003771566
    (式中、Rはアシル残基;R 1 はカルボキシ保護基;Xはハロゲンを示す)
    で示される化合物(II)を、ハロゲン化剤存在下、MOMe(Mはアルカリ金属;Meはメチルを示す)と反応させて式:
    Figure 0003771566
    (式中、R、R1、MeおよびXは前記と同意義)
    で示される化合物(III)を合成した後、還元剤と反応させる工程を包含する、式:
    Figure 0003771566
    (式中、R、R1、MeおよびXは前記と同意義)
    で示される化合物(IV)の製造方法。
  11. 式:
    Figure 0003771566
    (式中、Rはアシル残基;R 1 はカルボキシ保護基;Meはメチル;およびXはハロゲンを示す
    で示される化合物(III)を還元剤と反応させる工程を包含する、式:
    Figure 0003771566
    (式中、R、R1、MeおよびXは前記と同意義)
    で示される化合物(IV)の製造方法。
  12. 式:
    Figure 0003771566
    (式中、Rはアシル残基;R 1 はカルボキシ保護基;Meはメチル;およびXはハロゲンを示す
    で示される化合物(III)。
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